JP2003510196A - 製本システム及び方法 - Google Patents

製本システム及び方法

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JP2003510196A
JP2003510196A JP2000568691A JP2000568691A JP2003510196A JP 2003510196 A JP2003510196 A JP 2003510196A JP 2000568691 A JP2000568691 A JP 2000568691A JP 2000568691 A JP2000568691 A JP 2000568691A JP 2003510196 A JP2003510196 A JP 2003510196A
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JP2000568691A
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パーカー、ケビン・ピー
ラッシュ、クリストファー・ジェイ
ウィルソン、キース・エイ
ラフィン、エリザ
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ポウイズ−パーカー・インク
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    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C11/00Casing-in
    • B42C11/02Machines or equipment for casing-in or applying covers to pamphlets, magazines, pads, or other paper-covered booklets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 少なくとも装丁される積重ねシートと同程度の長さ及び幅を有する比較的堅い表紙部分14と、積重ねシートの高さより大きい幅を有する背部分12とを有する表紙/背アッセンブリ10を含む本を装丁する装丁システム及び方法である。背部分12が表紙/背アッセンブリ10に関して第1端20に沿って折り曲げられ得るように、表紙/背アッセンブリ10及び背部分12が表紙部分14の長さに沿って共にしっかり結合される。中央接着帯状体18B及び中央接着帯状体18Bと背部分12の第2端12Aとの間に配置される外部接着帯状体18Cを含む熱活性化さされる基盤が背部分上に配置される。装丁は、表紙部分14上に積重ねシート22を配置し、積重ねシート22の縁をおおって背部分12を折り曲げることによって装丁が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願相互参照】
本発明は、1998年9月4日出願された出願第09/146,994号の一部
継続出願である。
【0002】
【産業上の利用分野】
概して本発明は装丁、特に、本の背及び表紙を形成する基板を用いる装丁シス
テムに関する。
【0003】
【発明が解決すべき課題】
装丁用帯状体(ストリップ)を用いる装丁システムは、米国特許第4,496
,617号で例示されるように公知である。装丁ストリップシステムの一欠点は
情報をストリップに印刷ために特殊化された装置を要することである。他の装丁
システムでは、装丁された本の表紙、裏表紙及び背を含むラップアラウンドカバ
ー、即ち、包括的表装が合体される。そのような装丁システムは米国特許第4,
289,330号に開示される。ラップアラウンドカバー装丁システムの一欠点
は、綴じられるべき積重ねページの異なった厚さが異なったサイズのラップアラ
ウンド表装を要することである。
【0004】 さらに、比較的安価なデスクトップ装丁機械と共に用いられ得る従来の装丁シ
ステムではソフトカバーを有する装丁本が作られるにすぎない。場合によっては
、ハードカバー(厚表紙)を有する装丁本を作り出し得る低コスト装丁システム
の必要性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
従来技術の上記欠点は本発明で克服される。本発明の一実施形態による装丁シ
ステムは、前部、後部及び背部を含み、それらのすべてが従来のデスクトップ型
のインクジェット(噴射)装置を用いて印刷され得る。さらに、本装丁システム
の単一サイズ実施形態は比較的広範な厚さの本に適応できる。また、本発明の第
2実施形態では従来のデスクトップ装丁機械を用いてハードカバー本が作られ得
る。図面と共に以下の本発明の詳細な説明を読むことにより本発明のこれら及び
他の利点は当業者には明らかになるであろう。
【0006】 積重ねシートを装丁する装丁システム及び方法が開示される。同システムは、
比較的堅い表紙部分と背部分を含む表紙/背アッセンブリから成る。表紙部分は
、少なくとも綴じられる、即ち、装丁される積重ねシートの長さ及び幅と同程度
の幅及び長さを有する。背部分は、第1表紙部分の長さに相当する長さ及び積重
ねシートの高さより大きい幅を有する。
【0007】 該背部分が表紙部分に関して折り曲げられ得るように、背部分の第1端が表紙
部分の長さに沿って表紙部分の第1端に結合される。粘着、即ち、接着基盤は、
背部分に配置されて背部分の長さに沿って延び、熱活性化される比較的低粘性の
中央接着帯状体を含む。粘着基盤は、中央帯状体及び第1端と反対の背部分の第
2端の中間で背部分の長さに沿って延びる外部接着帯状体をさらに含む。
【0008】 表紙部分上に積重ねシートを配置し、積重ねシートの縁をおおって背部分を折
り曲げることによって積重ねシートが装丁される。比較的堅い第2表紙部分が積
重ねシート上に配置され、折り曲げられた背部分の一部が第2表紙部分をおおっ
て配置されるのが望ましい。このようなアッセンブリが従来のデスクトップ装丁
機械に配置される。同機械は、積重ねシートの縁が低粘性接着帯状体を吸収し得
るように中央接着帯状体を活性化すると共に背部分が第2表紙部分に接着される
ように外部接着帯状体を活性化するように作動する。装丁された本は、従来の技
術を用いて装丁されたハード表紙本の感触及び外観をシミュレート(模倣)する
ことに帰着する。
【0009】
【実施例】
図を参照すると、図1は、概して参照番号10で示される、装丁された本を形
成するために積重ねシートを綴じるのに用いられる、第1実施形態装丁システム
の表紙/背アッセンブリの内側平面図である。アセンブリ10は、背部分12及
び厚地紙原料製の単一シートから形成される統合表紙部分を含む。折目20(図
示せず)が紙原料のシートに形成され、それによって原料が背及び表紙部分12
及び14にそれぞれ分割される。周知の通り、折目20は、紙原料を一対のロー
ラ、即ち、一方のローラが第2ローラに形成された溝内に延びる突起を有するロ
ーラ間に通すことによって形成され得る。突起を有するローラは、折目がアッセ
ンブリ10の内側上のへこみとして見えるように、図1から見て原料の下側を通
して通過する。表紙部分14は概して装丁されるべきシートと同一又は僅かに大
きい外部寸法を有する。
【0010】 同様に図4を参照すると、表紙/背アッセンブリ10は紙材料の内側上に形成
された粘着基盤18を含む。基盤18は内部粘着剤、即ち、接着帯状体18Aを
含み、それは表紙/背アッセンブリ10の頂部から底部まで折目の全長に沿って
延びる。内部接着帯状体18Aの粘着特性は、以下に述べる中央接着帯状体のも
のと同一でよい。内部接着帯状体18Aは概して1/8インチ幅であり、厚さ0.
005インチのように、非常に薄くされ得る。図示されていないが、粘着基盤の
残部を適用する前に、概して0.003インチのような、高粘性接着帯状体の薄
層が背部分に加えられるのが望ましい。ミネソタ州、セントポールのH. B. Hu
ller社によりHB HL-1777の名称で販売される接着剤がこの目的に適しているこ
とが発見されている。このような薄い高粘性層は、低粘性接着帯状体18Bが背
部分12を通して進み、それによって装丁された本の外部で見えるようになる傾
向を排除する障壁として働くように機能する。障壁層はまた、低粘着層18Bの
すべてがシート間で利用され、それによって粘着部分を通して背部分12がつみ
重ねシート22の底縁にしっかり結合された状態を保つことも発見されている。
【0011】 中央接着帯状体18Bは、積重ねシート22を結合する主要な粘着剤であり、
折目20までそれに沿って延びる内部縁を有する。これは以下に述べるように重
要である。何故ならば、中央接着帯状体18Bは、折目20近くにあるシートを
含めて結合されるべきシートのすべての縁と接触できなければならないからであ
る。接着帯状体18Bは低粘性の熱活性化粘着剤である。Cool-Bind 34-1301の
名称で、ニュージャージ、ブリッジウォータのNational Starch & Chemical 社
によって製造される粘着剤が内部接着帯状体18Aに適していることが発見され
ている。接着帯状体18Bは、厚さ約0.015インチであり、以下に詳説する
ように、少なくとも綴じられるべき、即ち、装丁されるべき積重ねシートと同程
度の厚さを有する。図1で最もよく分かるように、中央接着帯状体18Bは、そ
の両端に粘着剤の隙間12B及び12Cが存在するように背部分12の全長より僅
かに短く延在するのが望ましい。
【0012】 外部帯状体18Cは、中央接着帯状体18Bに隣接して配置され、内部帯状体と
ほぼ同一厚さのものであることが望ましい。外部帯状体18Cもまた、一連の装
丁手順後接着剤が縁12Aを超えることなくそこまで移動されるように、背部分
12の縁12Aから一定距離移動されるのが望ましい。外部帯18Cの外縁は背部分
12の縁12Aから0.5インチ以上延在すべきではなく、既に述べた通り、それ
未満であることが望ましい。さらに、背部分12の幅は表紙部分14の幅の1/
4未満であることが望ましい。ミネソタ州、セントポールのH. B. Huller社に
よりHL-1777の名称で製造販売される接着剤が外部帯18Cに適していることが発
見されている。
【0013】 図3は、装丁された本の裏面を形成し、表紙/背アッセンブリ10に用いられ
るものと同一の厚手紙原料で製造される裏表紙片16を例示する。裏表紙片16
は、装丁されるべきシートと同一の外部寸法、即ち、表紙/背アッセンブリ10
の表紙部分14のものと同一の寸法を有する。
【0014】 第1実施形態の表紙/背アッセンブリ10につき記載されたので、積重ねシー
トを装丁するためにアッセンブリが用いられ得る方法につき以下に記載する。本
発明の一利点は、実際の装丁処理が装丁帯状体(ストリップ)を用いる型の現存
機械を用いて行われ得ることである。そのような機械は、本装丁方法及び装置と
題する米国特許第5,052,873号に記載され、そのすべてが参照により本
明細書に含まれる。装丁機械は、装丁帯状体を装填し、さもなければそれを操作
する装置を含むが、装丁ストリップは不要でかつ僅かな修正で暫定的に不能にさ
れ得る。その代わりに、機械のストリップ入力に装丁ストリップを瞬間的に挿入
し、その後ストリップが機械内に挿入されないようにストリップを除去すること
によって、装丁帯状体感知機構は誘発され得る。本表紙/背アッセンブリ10を
用いてシート装丁に専用される装丁機械が実行され得る方法は、以下の説明によ
り容易に明らかになるであろう。
【0015】 一連の装丁手順は、装丁されるべき積重ねシートを測定し、適切な寸法の表紙
/背アッセンブリ10を選択することによって開始される。異なったアセンブリ
は、背部分12の幅を除いて同一寸法を有し、既に述べた通り、背部分は中間折
目20及び縁12Aを含むアッセンブリ部分と限定される。以下に詳説するように
、広範な幅を有する積重ねシートの装丁能力を持たせるために、在庫として保持
が必要なのは全体で4つの異なった寸法のアッセンブリ10のみであることが予
期される。これは先に述べた米国特許4,289,330で述べたような従来の
ラップアラウンド版表紙で必要とされるより遥かに少ない。そのような一先行技
術製品は増加量1/16ずつで利用可能であり、従って、厚さが0乃至1.5イ
ンチの範囲に及ぶ積重ねシートを装丁するために総計24の異なった表紙サイズ
が必要とされる。一度適当なサイズの表紙/背アッセンブリ10が選択されてし
まうと、図4に示されるように表紙部分に関して背部分12がほぼ直角をなすよ
うに、アッセンブリは人手で折り曲げられる。その後積重ねシート22及び裏表
紙片16は、図5及び6に示されるように、人手で背部分12上に配置される。
積重ねシート22の各個々の縁が中央接着帯状体18Bと接触するように、表紙/
背部分アッセンブリ10上に配置される前に積重ねシート22及び裏表紙片が従
来のジョギングマシン(突揃え機械)上に配置されるのが望ましい。
【0016】 集合的に本26と呼ばれる、積重ねシート22、裏表紙部分16及びアセンブ
リ10は、図7Aに示されるように、次いで人手により装丁機械の冷プラテン2
4上に配置される。その後機械が駆動され、それによって本が第1支持体28及
び第2支持体30間に把握されるようにされる。第2支持体30は、本26の背
近くで支持を与えるように配置される下方部分30Aを含む。
【0017】 次に、図7Bに示されるように、本26は冷プラテン24から加熱プラテン3
2に移動される。これは、本が依然として2つの支持体間に把握されたままであ
るように、支持体28及び30を移動させることによって行われる。図8及び9
で分かるように、本の裏表紙片16がプラテンの固定部分32A及び同プラテン
の回転部分32B間のインターフェース34と一直線をなすように、本26が加
熱プラテン32上に配置される。典型的に、固定部分32Aが約415乃至42
5°Fの温度まで電気的に加熱され、回転部分は固定部分からの伝導によって加
熱される。
【0018】 本26は、約10乃至15秒間プラテン32上に留まり、中央粘着剤18Bが
溶融するまで十分な時間が与えられるようにされる。プラテン32により本26
に穏やかな上昇圧力が加えられ、溶解した低粘性中央粘着剤18Bが積重ねシー
ト22の各シートの縁と接触するようにされる。さらに、毛管作用により個々の
ページ間に少量の粘着剤が引き出され、それによって各ページが十分に綴じられ
るようにされる。薄い内部接着帯状体18A及び近くの構造体も同様に中央粘着
剤18Bを通した伝導によって加熱され、従って粘着剤も活性化される。
【0019】 図10及び11に示されるように、その後加熱されたプラテンの回転部分32
Bが90°回転される。これで背部分12の一部が積重ねシートの下方端のまわ
りで折り曲げられ、外部接着帯状体が裏表紙16に押し付けられるようにされる。
余分な中央粘着剤18B、即ち、積重ねシートの縁と接触していない粘着剤の一
部は、裏表紙片16の下方部分の周りに巻き付けられる。プラテンの回転部分3
2Bは、背部分18の反対側の外部接着帯状体18Cに熱及び圧力が加えられるよ
うにさせ、加熱された内部接着帯状体18Aを含む本26へ圧力を加えるように
、反対側上の第2支持体の下方部分30Aもまた作動する。
【0020】 装丁された最終の本26を例示する図12で最もよく分かるように、加えられ
た熱及び圧力は、外部接着帯状体18Cに縁12A近辺の背部分12と裏表紙片1
6との間に接着剤を形成させる。図12構造体は(図6と同様に)一定の割合で
はなく、ある詳細をより明確に示すために、ある寸法が誇張されているが、外部
接着帯状体18Cが平坦にされて移動され、同接着帯状体が背部分12の縁12A
まで近接して延びるようにされる。さらに、図12には図示されていないが、接
着帯状体18Cの厚さは、縁12Aが実際に裏表紙片16と接触する点まで実際に
低減され、それによって背部分と裏表紙片との間に比較的連続した表面が形成さ
れる。低粘性中央接着帯状体18Cは、個々のシート間を上がって流れ、冷却と
同時に各シートがしっかり結合される。中央接着帯状体18Cの空隙12B及び1
2Cによって形成される空所は、溶融した接着剤のある部分を受け取り、それに
よって装丁された本の外観を減じるように余分な溶融接着剤が背部分12の下か
ら流れ出す可能性が低減される。
【0021】 先に述べたように、中央接着剤18Bの縁は折目20全体に亘って配置される
べきであり、従って接着剤は、表紙部分14の最も近いシートを含めて、積重ね
シート22のシート全体と接触するようにされる。しかし、表紙/背アッセンブ
リは概して折目に沿って人手で折り曲げられるので、折目に関して折り曲げられ
た実際の線の位置には常に多少の不正確さがあるであろう。1枚又は2枚程度の
綴じられているシート厚さの不正確さで、各シートが中央接着剤18Bによって
捕捉されるのが十分妨げられる。内部接着帯状体18Aは、表紙部分14に近い
シートがそのような不正確さにかかわらずしっかり結合されるのを保証するため
に存在する。接着帯状体18Aは、折目に沿って折り曲げるのを容易にするため
に薄くされる。しかし、製造工程を簡単にするために、中央接着帯状体18B及
び内部接着帯状体18Aを同一厚さにすることは可能である。図13から分かる
ように、中央接着帯状体18B及び内部接着帯状体18Aの厚さは同一である。2
つの接着帯状体は、内部接着帯状体の長さに沿って延びる折目20の位置の上方
で接着剤に形成されるノッチ又は溝18Dによって区分される。従って、アッセ
ンブリはノッチ18Dによって折目でより容易に折り曲げられ得る。折り曲げに
何らかの不整列があるならば、表紙部分14の最も近いシートがしっかり結合さ
れることを保証するために内部接着帯状体18Aが存在する。
【0022】 背部分の縁12Aが裏表紙片16と接触する実際の点は装丁中の積重ねシート
22の幅に依存して変わることに注目のこと。より小幅の積重ねシート22では
、背部分12の折り曲げられた部分12Dが裏表紙部分16に沿ってより高く延
びるようにされるであろう。一サイズ表紙/背アッセンブリ10は広範な積重ね
シート22の厚さを収容するが、折り曲げられた部分12Dは、加熱されたプラ
テンの回転部分32B(図10)が外部接着剤帯18Cと反対の折り曲げられた部
分の領域と十分に接触する程度の長さであることが重要である。従って、かなり
薄い積重ねシート22については、より小幅の背部分12を有する表紙/背アッ
センブリ10が選択さるべきである。
【0023】 現存の一装丁機械では、外部接着帯状体18Cが位置する、折り曲げられた背
部分12Dに回転プラテン部分による圧力を加え得るようにするためには、外部
接着帯状体18Cは本の背の下端より5/8インチ又はそれ未満だけ上方でなけれ
ばならないように、回転プラテン部分32Bが位置づけられる。外部接着帯状体
18Cがそれより高いならば、それは回転プラテン部分32Bによって十分に接触
され得ない。回転プラテン32Bは、図10に示される回転された位置にある場
合には5/8インチ上方に延びる。従って、裏表紙16に沿って延びる背部分の
縁12Aは決して5/8インチを超えてはならない。下表1には、積重ねシート幅
及び表紙/背アッセンブリ10の対応する相対的サイズが明記される。各区分の
最少積重ね厚さにつき、折り曲げられた部分12Dが5/8インチを超えないこと
を保証するために背部分12は十分狭くされることが理解され得る。
【0024】
【表1】
【0025】 本発明の重要な面は、装丁に先立って表紙/背アッセンブリ10及び裏表紙片
16に、表題、表紙デザイン等印刷された物を加えることが可能なことである。
印刷は従来のインクジェットプリンタ又はレーザプリンタ/コピアを用いて行い
得る。これはさらに非常に複雑かつ高価な装置を用いて製作された本と外観上類
似の魅力的な装丁本を生み出す。レーザプリンタ又はコピアが用いられる場合に
は、印刷処理で要する熱のために印刷工程が完了した後で接着基盤18が加えら
れなければならない。いったん印刷工程が完了してしまうと、感圧接着剤を用い
て接着基盤18がアッセンブリ10に取付けられる。
【0026】 プリンタ及びコピアは高温によって悪影響を受けるインクを用いるので、比較
的低活性化温度を有する接着基盤では熱活性化される接着剤を用いるのが重要で
ある。また、印刷後装丁に先立って、表紙/背アッセンブリ10は透明なプラス
チック積層フィルムで覆われるのが望ましい。装丁処理で用いられる高温によっ
て同フィルムはインクが汚されるか又はゆがめられるのを防止することを助長す
る。インクジェットプリンタは感温インクを用いないので、従ってこれらの用心
はレーザプリンタ/コピアが用いられるときにのみ必要になるに過ぎない。
【0027】 図14乃至17は、ハードカバー(厚表紙)装丁本を製作する第2実施形態の
装丁システムを描写する。図14及び16を参照すると、概して参照番号40で
示される背/表紙アッセンブリが分解図で示される。アッセンブリ40は、大量
生産されるハードカバー本の製作に用いられる型の、概して堅いフロントカバー
(前表紙)42(図14)を含む。背/表紙アッセンブリ40は、カバー42の
前面を覆う表紙部分50Aを含む布層50を含む。布層50は、背部分50Bを含
み、以下に述べるように、それは本の背の回りにかつ裏表紙の一部をおおって折
り曲げられ。布層50の表紙及び背部分は折目線51Dで区分される。
【0028】 背部分50Bは、中央接着帯状体46A及び外部接着帯状体46Bを含む接着基
盤46を支持し、両帯状体が背部分の長さに沿って下方に延びる。外部接着帯状
体46Bは、第1実施形態の接着帯状体18Cと類似の機能を与え、前表紙42と
同一の長さを有する。既に述べた通り、ミネソタ州、セントポールのH. B. Hu
ller社によりHB HL-1777の名称で販売される接着剤がこの目的に適しているこ
とが発見されている。中央接着帯状体46Aは、第1実施形態の中央接着帯状体
18Bのものと類似の機能を与え、前表紙42の長さより幾分短く、従って帯状
体46Aの各端間に空隙又は空間がある。これらの空隙は、第1実施形態接着基盤
上に事実同様な空隙が存在したように、装丁処理が完了された後目に付くことな
く、帯状体46Aの低溶融接着剤が短い距離流れることを可能にする。帯状体1
8Bと同様に、帯状体46Aは低粘性熱活性化接着剤である。再び、Cool-Bind 34
-1301の名称で、ニュージャージ、ブリッジウォータのNational Starch & Chemi
cal 社によって製造される接着剤が内部接着帯状体46Aに適していることが発
見されている。薄い層(図示せず)、概して0.003インチの高粘性接着剤が
、残余の基盤接着剤を付ける前に背部分50Bの全面に付けられるのが望ましい
【0029】 事実第1実施形態でそうであったように、中央接着帯状体46Aの厚さは少なく
とも装丁されるべき積重ねシートと同程度であるべきである。概して、接着帯状
体46Aは、実際の積重ね寸法に依存して積重ねシートより広い。さらに、前表
紙42に面する中央接着帯状体46Aの縁は折目線51Dから僅かに離れて隔置さ
れ、図16に示されるように表紙が背部分に対して直角になるまで線51Dに沿
って回転されるとき、帯状体46Aの縁が前表紙42の縁に当接するようにすべ
きである。これは、前表紙に最も近い、装丁されるべき積重ねシートの頂部が、
装丁中に中央接着帯状体46Aの溶融接着剤と接触することを保証する。
【0030】 布層50は、それで堅い前表紙42の外面を十分に覆うことが可能になると共
に布層が縁42Aを除く表紙42の全縁の周りで折り曲げられるのを可能にする
十分な材料が存在するように寸法づけられる。布層50は十分な幅を有し、所望
の幅の背部分50Bを形成するために縁42Aと交差する折目線51Dを越えて縁
55まで十分な距離を延びるようにされる。事実第1実施形態装丁システムでそ
うであったように、第2実施形態装丁システムは、上記表1に明記されるような
各種の積重ね厚さを収容するために4つの異なったサイズ(背部分厚さ)で製作
されるのが望ましい。
【0031】 布層50は接着剤を用いて前表紙42に取り付けられる。同接着剤は、表紙の
全外面及び表紙内面の余白の双方に付けられる。布層50には、通常製本用クロ
スと呼ばれる材料が望ましく、そのような材料は、障壁として働くと共に布層5
0を表紙と結合する接着剤で布が飽和されかつそれによって装丁された本の外観
が落とされるのを避ける、紙のような薄い裏張りを有する。
【0032】 布層50は、折目線51A、51B及び51Cにおいて前表紙42の3つの端部
周辺の周りに折り曲げられる。同様に布層50は、背部分50B(縁55及び折
目線51D間)において線51A及び51C上でそれ自体上に折り曲げられる。
折り曲げられた層は、布層の2倍の厚さを有する単一層を形成するために共に接
着される。接着基盤46は、背部分の2つの端部において折り曲げられた2つの
布層をおおって背部分50B上に配置される。
【0033】 表紙部分52A及び見返しの遊び部分52Bを形成するために、線53におい
て半分に折り曲げられた端シート紙52は、接着剤を用いて表紙部分42の内面
と結合される。表紙部分及び見返し遊び部分は、共に装丁されるべきシートと同
一の長さ及び幅を有するのが望ましい。接着剤が表紙部分52Aの内面に付けら
れ、前表紙42の縁をおおって折り曲げられる布層の露出されたすべての縁を覆
うように位置付けられる。端シート52の折目線53は布層の折目線51Dに沿
って位置付けられる。図16で分かるように、折り曲げられた端シート52の表
紙部分52Aは布層50の折り曲げられた縁の露出された周囲を覆い、それによ
って装丁本の外観を向上させる。概して、堅い前表紙部分42は幅及び長さの点
で装丁されるべき積重ねシートより大きい。端シート52の表紙部分52Aが積
重ねシートと同一サイズなので、従来手法で装丁された厚表紙本のものと類似の
露出された布へりが表紙内部に存在するであろう。
【0034】 狭い接着帯状体48Bが折目線53に沿って見返し遊び部分上に配置される。
帯状体48Bは折目線53に密接して配置され、図14では明確化のために帯状
体それ自体の厚さと同様に、帯状体48B及び折目線53間の距離は誇張されて
いる。接着帯状体48Bは中央接着帯状体で用いられるものと同一接着剤から作
られるのが望ましい。帯状体は、装丁中により容易に溶融されるように、概して
幅1/32乃至1/8インチ及び厚さ0.002乃至0.001インチになるよう
に薄くされる。以下に説明されるように、接着帯状体48Bは、見返し遊び部分
52Bの下縁を装丁されるべき積重ねシートの下縁に接着するように作用する。
このように見返し遊び部分52Bの下縁を積重ねシートに結合することによって
、装丁された本が開かれるとき接着基盤46の下にある接着剤が隠される。この
特徴は装丁された本の概観をさらに向上させる。以下に説明されるように、前表
紙の外面には折目線51Dに沿ってへこみが形成されるのが望ましい。従来技術
を用いて装丁される厚表紙本の外観をさらにシミュレートするために布層は同へ
こみに従う。
【0035】 裏表紙アッセンブリ54は図15及び17に示される。同アッセンブリは堅い
前表紙42と同一寸法を有する堅い裏表紙56を含む。裏表紙56の外面は前表
紙の布層と調和する布層58によって覆われる。布層58は、その縁が折目線5
8A、58B、58C及び58Dにおいて表紙56の4つの縁の周りに折り曲げ
られ得るように表紙56より大きい。前表紙の端シートと同一の端シート60は
、表紙部分60A及び見返し遊び部分60Bを含む。表紙部分60Aは接着剤で
裏表紙の内部に結合される。端シート61の折目は堅い表紙の縁56Aに配置さ
れる。従って、従来通りに装丁された本の外観をシミュレートするように、堅い
表紙の3つの縁において布へりが生み出される。
【0036】 帯状体48Aと類似の薄い帯状体48Bが端シートの折目線61に沿って見返
し遊び部分60B上に配置される。一連の装丁手順中に接着帯状体48Bが溶融
され、見返し遊び部分60Bと積重ねシートの最後のものとの間に接着剤が形成
される。再び、この特徴で接着基盤46の下にある接着剤が隠され、それによっ
て本の外観が向上される。
【0037】 第2実施形態システムを用いた積重ねシートの装丁処理は、第1実施形態と共
に既に述べたものと同様である。装丁されるべき積重ねシートの幅に適する幅の
背部分44を有する表紙/背アッセンブリ40が表1により始めに選択される。
事実第1実施形態でそうであったように、背部分が積重ねシートの周りに巻きつ
けられ得るように、背部分50Bは装丁されるべき積重ねシートの厚さより広く
され、積重ねシートの各シートの縁が中央接着帯状体46Aのある部分と反対に
位置付けられるべきである。さらに、外部接着帯状体46Bが、図10に示され
る加熱されたプラテンの回転部分32Bと十分かみ合わされるように背部分幅が
設定されなければならない。もし背部分が広すぎるならば、接着帯状体46Bは
回転部分32Bと結合されるには高すぎる位置で裏表紙アッセンブリ54上に配
置されるであろう。もし背部分が狭すぎるならば、装丁されるべき積重ねシート
の最後のものが中央接着帯状体46A上方に配置されず、従ってシートに十分結
合されない可能性がある。
【0038】 一度適切な表紙/背アッセンブリが選択されてしまうと、裏表紙アセンブリ5
4が、装丁されるべき積重ねシートの最終頁をおおって配置される。次に、積重
ねシート及び裏表紙アッセンブリが表紙/背アッセンブリ40をおおって配置さ
れる。その後、図5及び6の構成と同様に、背部分50Bが折目線51Dに沿っ
て積重ねシート端の下方に折り曲げられる。次いで、このように配置されたもの
が従来のデスクトップ装丁機械内に挿入され、図7A、7B及び図8乃至11に
示される一連の手順が自動的に行われる。図10で表されるように、背部分50
Bの外部分は、側部接着帯状体46Bを含めて、裏表紙アッセンブリ54の下部
に対して押し付けられる。側部接着帯状体46Bでは、裏表紙上の布層58及び
背部分50Bの布層間に接着剤が形成されるであろう。背部分布層の縁は依然と
して露出されたままであるが、圧縮された接着剤は縁まで移動されるがそれを通
り越してないと仮定すると、容易に見えることはないであろう。一連の装丁手順
からの熱は、第1及び最終積重ねシートが、それぞれ前及び裏見返し遊び部分、
即ち、52B及び60B上にしっかり結合されるように、2つの接着帯状体48
A及び48Bを活性化するように作用するであろう。接着剤46A及び46Bは
、第1実施形態の接着剤18B及び18Cと同様に活性化されて実質的に同一機
能を果たすであろう。
【0039】 図18は、第2実施形態装丁システムを用いる装丁された最終本背部分の断面
透視図である。図19は、同一本の断片的端部図であり、背部分50Bが切り取
られている。従来技術を用いて装丁された厚表紙本の外観をシミュレートする、
既に述べたへこみ64が両図に示される。同図は一定割合ではなく、明確化のた
めにある寸法が誇張されている。例として、図19は装丁処理後の接着剤46B
を示し、背部分の2つの層50B/50Bが裏表紙アッセンブリ54の布層58
に結合されている。装丁後接着層46Bは、布50B/50Bの2つの布層に比
べて比較的薄く、従って裏表紙布58上の背部分布の最終縁は図示されているも
のより遥かに認識されにくいであろう。
【0040】 以上、新規な装丁構造体及び方法が開示された。2つの実施形態がある程度詳
しく説明されているが、添付の請求の範囲で限定される本発明の趣旨及び範囲を
逸脱することなく各種の変更がなされ得ることを当業者は理解すべきである。例
として、もし所望なら、布層は紙層と置き換えられ得る。さらに、見返り遊び部
分52B及び60Bは、ファン折り曲げ式見返り遊び部分と置き換えられ得る。
その場合には、折り曲げに先だって見返り遊び部分は同一長さを有するが、積重
ねシートより大きい幅を有する。前及び裏見返り遊び部分は、複数回それ自体上
にそれぞれ折り曲げられ、各折り曲げられた見返り遊び部分が積重ねシートと同
一長さ及び幅を有するようにされる。概して、第1折目は、裏表紙端シート60
の折目線(又は前表紙端シート52の折目線53)と同一位置でかつ同一方向に
形成される。第2折目は、折目線61から積重ねシート幅の半分離れた位置でか
つ第1折目線と反対方向に形成され、見返り遊び部分が第1折目線と重なるように
される。
【0041】 最後に、第3折目がある線に沿って形成される。同線は折目線61と重なり、
第1折目線と同一方向にありかつ元の見返り遊び部分が終結される位置と同様に
積重ねシートの反対端で終結する。これはファン折り曲げ式見返り遊び部分を生
み出し、元の見返り遊び部分と同一位置の第1及び最終積重ねシートをかみ合わ
せるように接着剤48A及び48Bが見返り遊び部分上に配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本装丁システムの第1実施形態による、装丁前の表紙/背アッセンブリの平面
図である。
【図2】 粘着基盤の詳細を示す、表紙/背アッセンブリの立面図である。
【図3】 本装丁システムの第1実施形態による、装丁前の裏表紙片の平面図である。
【図4】 第1折り目を有する、形成中の表紙/背アッセンブリの透視図である。
【図5】 本発明の第1実施形態により装丁されようとする表紙/背アッセンブリ及び積
重ねシートの分解透視図である。
【図6】 第1折り目形成後第2折り目形成前の積重ねシート端部の概略図である。
【図7】 図7Aは本発明の第1実施形態により冷プラテンに配置された装丁中の積重ね
シートを示し、図7Bは本発明の第1実施形態により図7Aの位置から加熱プラテ
ン位置に移された装丁中の積重ねシートを示す。
【図8】 図7Bと同様に加熱プラテン上に置かれて装丁中の積重ねシートを示す。
【図9】 表紙/背アッセンブリの第2折り目形成前に加熱プラテン上に置かれた積重ね
シートの透視図である。
【図10】 表紙/背アッセンブリの第2折り目を形成するように枢軸回転中の加熱プラテ
ン上に置かれた、装丁中の積重ねシートを示す。
【図11】 第2折り目を形成するように枢軸回転された加熱プラテン上に置かれた装丁中
の積重ねシートを示す、表紙/背アッセンブリの透視図である。
【図12】 装丁手順の終点における本の縁を示す。
【図13】 本第1実施形態の表紙/背アッセンブリ粘着基盤の代わりの構成を示す。
【図14】 本発明第2実施形態の表紙/背アッセンブリの分解透視図である。
【図15】 本発明第2実施形態の裏表紙アッセンブリの分解透視図である。
【図16】 本発明第2実施形態の表紙/背アッセンブリの透視図である。
【図17】 本発明第2実施形態の裏表紙アッセンブリの透視図である。
【図18】 本発明第2実施形態により装丁された本の背を示す断面透視図である。
【図19】 本発明第2実施形態により装丁された本の背の断片的末端図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZA,ZW (72)発明者 ウィルソン、キース・エイ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94530、エル・セリート、グレン・モール 6782 (72)発明者 ラフィン、エリザ アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94608、エメリービル、ナンバー・シック ス・アデリン・ストリート 4369

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ、幅及び厚さを有する、積重ねられたシートを装丁する
    装丁システムであって、 表紙/背アッセンブリであって、 a)少なくとも該積重ねシートの幅及び少なくとも該積重ねシートの長さを
    有する比較的堅い第1表紙部分と b)該第1表紙部分の長さに相当する長さ及び該積重ねシートの高さより大
    きい幅を有する背部分であって、該背部分が該第1表紙部分に関して折り曲げら
    れ得るように、該背部分の長さに沿った該背部分の第1端が該第1表紙部分の長さ
    に沿った第1表紙部分の第1端に結合される表紙/背アッセンブリと、 該背部分に配置される粘着基盤あって、該背部分の長さに沿って延びる、熱活
    性化された比較的低粘性の中央接着帯状体及び該中央帯状体と該背部分との中間
    で該背部分の長さに沿って延びる、熱活性化された比較的高粘性の外部接着帯状
    体とから成る積重ねシート用装丁システム。
  2. 【請求項2】 該表紙/背アッセンブリが該第1表紙部分の外面を覆って該第
    1表紙部分から該背部分まで伸びる可撓層を含み、該可撓層が該第1表紙部分を該
    背部分に結合させる、請求項1のシステム。
  3. 【請求項3】 該可撓層が布層を含む、請求項2のシステム。
  4. 【請求項4】 該積重ねシートの長さ及び幅に相当する長さ及び幅を有する
    第1部分を有する第1端シートをさらに含み、該端シートの該第1部分の第1端が該
    第1表紙部分の長さに沿って該第1表紙部分に結合される、請求項2のシステム。
  5. 【請求項5】 該第1表紙部分と逆の該端シートの該第1部分表面上の該端シ
    ートの該第1部分の第1端に設けられる接着帯状体をさらに含む、請求項4のシス
    テム。
  6. 【請求項6】 それぞれ該第1表紙部分の長さ及び幅に相当する長さ及び幅
    を有する、該表紙/背アッセンブリとは別の、比較的堅い第2表紙部分をさらに
    含む、請求項5のシステム。
  7. 【請求項7】 該積重ねシートの長さ及び幅に相当する長さ及び幅を有する
    第1部分を含む第2端シートをさらに含み、該第2端シートの該第1部分の第1端
    が該第1表紙部分の長さに沿って該第1表紙部分に結合される、請求項6のシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 該第2表紙部分と反対の該第2端シートの該第1部分表面上
    の該第2端シートの該第1部分の第1端に設けられる接着帯状体をさらに含む、請
    求項7のシステム。
  9. 【請求項9】 該第2表紙部分が該第2表紙部分の外面を覆う可撓層を含む
    、請求項8のシステム。
  10. 【請求項10】 該可撓層が布層を含む、請求項9のシステム。
  11. 【請求項11】 該表紙/背アッセンブリの該可撓層が外見上該第2表紙部
    分の該可撓層と適合する、請求項10のシステム。
  12. 【請求項12】 積重ねシートを装丁する方法であって、 比較的堅い第1表紙部分及び背部分を含む表紙/背アッセンブリを与え、該背部
    分が該第1表紙部分の長さに相当する長さ及び装丁されるべき該積重ねシートの
    厚さより大きい幅を有し、該背部分及び該第1表紙部分の長さに沿って背部分が
    該第1表紙部分に結合されるようにし、 それぞれ該第1表紙部分の長さ及び幅に相当する幅及び長さを有する比較的堅
    い第2表紙部分を与え、 該積重ねシートの第1側面に隣接して該第2表紙部分を配置し、 該積重ねシートの第2側面に隣接して該第1表紙部分を配置し、 該積重ねシートの第1端の周りにかつ該第2表紙部分の一部のみをおおって該
    背部分を折り曲げ、 該積重ねシートの該背部分及び該第1端間に接着体を形成させ、 該背部分及び該第2表紙部分の一部分間に接着帯状体を形成させることから成
    る積重ねシート装丁方法。
  13. 【請求項13】 該積重ねシートの該背部分及び該第1端間に接着帯状体を
    形成させる段階が、熱及び圧力を印加することを含む、請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 該背部分及び該第2表紙部分の一部分間に接着帯状体を形
    成させる段階が、熱及び圧力を印加することを含む、請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 第1及び第2端シートを与え、各端シートが第1及び第2部
    分を有し、各部分が、それぞれ該積重ねシートの長さ及び幅に相当する長さ及び
    幅を有するようにし、 該第1端シートの該第1部分の第1端を、該背部分に隣接する該第1表紙部分の該
    端に沿って第1表紙部分に結合させ、 該第2端シートの該第1部分の第1端を、該第2表紙部分の第1端に沿って第2
    表紙部分に結合させ、 該第2表紙部分を配置する段階が、該積重ねシートの該第1端に隣接する該表
    紙部分の該第1端を配置することを含み、該第1端に近い該第1端シートの該第1部
    分と該積重ねシート間に接着帯状体を形成し、該第1端に近い該第1端シートの該
    第1部分と該積重ねシート間に接着帯状体を形成することをさらに含む、請求項
    12の方法。
  16. 【請求項16】 長さ、幅及び厚さを有する、積重ねられたシートを装丁す
    る装丁システムであって、 表紙/背アッセンブリであって、 a)少なくとも該積重ねシートの幅と同程度の幅及び少なくとも該積重ねシ
    ートの長さと同程度の長さを有する第1表紙部分と、 b)該第1表紙部分の第1側面を覆いかつ背部分を形成するために該積重ねシ
    ートの厚さより大きい距離だけ該第1表紙部分の第1端を越えて延びる第1可撓層
    とを含む表紙/背アッセンブリと、 該第2表紙部分の第1側面を覆う、該第1可撓層と別の第2可撓層とから成る積
    重ねシート装丁システム。
  17. 【請求項17】 該第1可撓層が布層を含み、該第2可撓層が布層を含む、
    請求項16のシステム。
  18. 【請求項18】 該背部分に配置された粘着基盤をさらに含む、請求項16
    のシステム。
  19. 【請求項19】 折目線に沿って第1及び第2部分に折り曲げられ、該第1及
    び第2部分の各々が該積重ねシートの長さ及び幅に相当する長さ及び幅を有する
    ようにされる端シートをさらに含み、該折目線が該背部分に隣接する該表紙部分
    の第1端に沿って配置されるように、該第1部分が該第1表紙部分の該第2側面に
    取り付けられ、接着帯状体が該折目線に沿った該第2部分及び該第1表紙部分と
    反対の該第2部分の側面に配置される、請求項16のシステム。
  20. 【請求項20】 折目線に沿って第1及び第2部分に折り曲げられ、該第1及
    び第2部分の各々が該積重ねシートの長さ及び幅に相当する長さ及び幅を有する
    ようにされる第2端シートをさらに含み、該折目線が、少なくとも該積重ねシー
    トの長さと同程度の長さを有する該第2表紙部分の第1端に沿って配置されるよ
    うに、該第1部分が該第2表紙部分の該第2側面に取り付けられ、接着帯状体が
    該折目線に沿った該第2部分及び該第2表紙部分と反対の該第2部分の側面に配
    置される、請求項19のシステム。
  21. 【請求項21】 該粘着基盤及び接着帯状体が熱活性化される接着剤を含む
    、請求項20のシステム。
  22. 【請求項22】 長さ、幅及び厚さを有する、積重ねられたシートを装丁す
    る装丁システムであって、 単一形成可能な基板であって、該基板を表紙部分と背部分とに区分する折目線
    を有し、該表紙部分は、少なくとも該積重ねシートの長さと同程度の長さ及び少
    なくとも該積重ねシートの幅と同程度の幅を有し、該背部分は、少なくとも該積
    重ねシートの長さと同程度の長さ及び該積重ねシートの幅より大きい幅を有する
    基板と、 背部分に配置される粘着基盤あって、活性化されると該折目線と反対の該背部
    分の縁に沿って延びる、比較的高粘性の熱活性化される外部接着帯状体と、活性
    化されると該折目線及び該外部接着帯状体の中間で該背部分の長さに沿って延び
    る比較的低粘性の熱活性化される中央接着帯状体とを含む粘着基盤とから成る積
    重ねシート装丁システム。
  23. 【請求項23】 該形成可能基板が紙を含む、請求項22のシステム。
  24. 【請求項24】 該折目線において該基板に折目が形成される、請求項23
    のシステム。
  25. 【請求項25】 該粘着基盤が、該背部分をから該折目線を通して該表紙部
    分まで延びる接着帯状体をさらに含む、請求項22のシステム。
  26. 【請求項26】 該外部接着帯状体が該背部分の0.5インチ以内に配置さ
    れる、請求項25のシステム。
  27. 【請求項27】 長さ、幅及び厚さを有する、積重ねられたシートを装丁す
    る装丁システムであって、 紙基板であって、該基板を表紙部分と背部分とに区分する折目線を有し、該表
    紙部分は、少なくとも該積重ねシートの長さと同程度の長さ及び少なくとも該積
    重ねシートの幅と同程度の幅を有し、該背部分は、少なくとも該積重ねシートの
    長さと同程度の長さ及び該積重ねシートの幅より大きいが該表紙部分の幅の1/4
    未満の幅を有する基板と、 背部分に配置される粘着基盤であって、活性化されると該折目線と反対の該背
    部分の縁に沿って延びる、比較的高粘性の熱活性化される外部接着帯状体と、活
    性化されると該折目線及び該外部接着帯状体の中間で該背部分の長さに沿って延
    びる比較的低粘性の熱活性化される中央接着帯状体とを含む粘着基盤とから成る
    積重ねシート装丁システム。
  28. 【請求項28】 該折目線において該基板に折目が形成される、請求項27
    のシステム。
  29. 【請求項29】 該粘着基盤が、該背部分をから該折目線を通して該表紙部
    分まで延びる接着帯状体をさらに含む、請求項28のシステム。
  30. 【請求項30】 該表紙部分の該折目線を通して延びる該接着剤に溝が形成
    される、請求項29のシステム。
  31. 【請求項31】 該外部接着帯状体が該背部分の0.5インチ以内に配置さ
    れる、請求項29のシステム。
  32. 【請求項32】 積重ねシートを装丁する方法であって、 背部分、折目線によって該背部分から区別される表紙部分及び該折目線と該背
    部分の縁との間の該背部分に配置さる粘着基盤とを含む、形成可能な単一基板を
    与え、 該粘着基盤が該表紙部分の内側に関して斜角を形成するように該基板を該折目
    線に沿って折り曲げ、 該表紙部分の該内側が該シートの第1のものに隣接しかつ概してそれと同一空
    間に広がるように、該積重ねシートを該形成可能な基板上に配置し、 該背部分及び該積重ねシート間に接着帯状体を形成し、 該背部分の折り曲げられる部分が該シートの第2のものと接触するように、該
    基板の該背部分を折り曲げ、該背部分の該縁が該積重ねシートの縁に近接して配
    置されるようにし、 該背部分の該折り曲げ部分及び該第2シート間に接着帯状体を形成することか
    ら成る積重ねシート装丁方法。
  33. 【請求項33】 該基板を折り曲げる前記段階に先だって、該基板に物を印
    刷する、請求項32の方法。
  34. 【請求項34】 該形成可能基板及び該第2積重ねシートが同一材料で作ら
    れる、請求項33の方法。
  35. 【請求項35】 積重ねられたシートを装丁する方法であって、 狭い基板、中間の基板及び広い基板から成る単一形成可能な基板の積重ねを与
    え、各基板が背部分、折目線によって該背部分から区別される表紙部分及び該折
    目線と該背部分縁との間の該背部分に配置される接着帯状体を含み、該狭い基板
    、中間の基板及び広い基板の背部分がそれぞれ相対的に狭い幅、中間の幅及び広
    い幅を有するようにし、 装丁されるべきシートの積重ねの幅を測定し、 前記幅測定に基づき、狭い基板、中間の基板及び広い基板の1つを選択し、 該接着帯状体が該表紙部分の内側に関して斜角を形成するように、該選択され
    た1つの基板を該折目線に沿って折り曲げ、 該表紙部分の該内側が該シートの第1のものに隣接しかつ概してそれと同一空
    間に広がるように、該積重ねシートを該形成可能な基板上に配置し、 該背部分及び該積重ねシート間に接着帯状体を形成し、 該背部分の折り曲げられる部分が該シートの第2のものと接触するように、該
    基板の該背部分を折り曲げ、該背部分の該縁が該積重ねシートの縁に近接して配
    置されるようにし、 該背部分の該折り曲げ部分及び該第2シート間に接着帯状体を形成することか
    ら成る積重ねシート装丁方法。
  36. 【請求項36】 長さ、幅及び厚さを有する、積重ねられたシートを綴じる
    装丁システムであって、 単一形成可能な基板であって、該基板を表紙部分と背部分とに区分する折目線
    を有し、該表紙部分は、少なくとも該積重ねシートの長さと同程度の長さ及び少
    なくとも該積重ねシートの幅と同程度の幅を有し、該背部分は、少なくとも該積
    重ねシートの長さと同程度の長さ及び該積重ねシートの幅より大きい幅を有する
    基板と、 背部分に配置される接着基盤あって、活性化されると該折目線と反対の該背部
    分の縁に沿って延びる、比較的高粘性の熱活性化される外部接着帯状体と、活性
    化されると該折目線及び該外部接着帯状体の中間で該背部分の長さに沿って延び
    る比較的低粘性の熱活性化される中央接着帯状体と、該中央接着帯状体から該折
    目線を通して表紙部分上まで延びる、熱活性化される内部接着帯状体とを含む接
    着基盤とから成る積重ねシート装丁システム。
  37. 【請求項37】 該内部接着帯状体は該中央接着帯状体と比較して薄い、請
    求項36のシステム。
  38. 【請求項38】 該中央接着帯状体及び該外部接着帯状体が共通接着帯状体
    であり、該基板の該折目線に沿って該共通接着帯状体に溝が形成される、請求項
    36のシステム。
  39. 【請求項39】 積重ねシートを装丁する方法であって、 背部分及び折目線によって該背部分から区別される表紙部分を含む、単一形成
    可能な基板を与え、 該基板と別の接着基盤を与え、 該基盤上に印刷し、 該印刷に続いて該基盤を該基板の該背部分上に取付け、 該接着基盤が該表紙部分の内側に関して斜角を形成するように該基板を該折目
    線に沿って折り曲げ、 該表紙部分の該内側が該シートの第1のものに隣接しかつ概してそれと同一空
    間に広がるように、該積重ねシートを該単一形成可能な基板上に配置し、 該背部分及び該積重ねシート間に接着帯状体を形成し、 該背部分の折り曲げられる部分が該シートの第2のものと接触するように、該
    基板の該背部分を折り曲げ、該背部分の該縁が該積重ねシートの縁に近接して配
    置されるようにし、 該背部分の該折り曲げ部分及び該第2シート間に接着帯状体を形成することか
    ら成る積重ねシート装丁方法。
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