JP2003509918A - サーバからの位置決め情報にアクセスするための無線通信端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 少なくとも１つのサーバ（３２０−３４０）からの位置決め情報にアクセスするためのシステム（３０１）、方法、および無線通信端末（１，３００）。端末（１，３００）は、リンク手段（３６０）に接続している無線通信ネットワーク（３１０）を通して、位置決め手段を含む少なくとも１つのサーバ（３２０−３４０）から／へデータ・パケットを受信し、送信するように配置されている受信機および送信機（１９）を含む。リンク手段（３６０）は、端末（１，３００）とサーバ（３２０−３４０）との間で、データ・パケットを転送するように配置されている。メモリ（１７ａ，１７ｂ）も端末（１，３００）内に設置されていて、上記メモリは、少なくとも１つの項目を含み、アクセス対象のサーバ（３２０−３４０）の場所を示すアクセス・ポイントを備え、サーバ（３２０−３４０）から内容にアクセスし、受信するために、リンク手段（３６０）へのアクセス・ポイントを含むデータ・パケットとして無線通信ネットワーク（３１０）を通して要求を送信することにより、サーバ（３２０−３４０）にアクセスできる。ブラウザ・アプリケーション（２０）は、リンク手段（３６０）へのセッションを確立するために、端末（１，３００）内に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （技術分野） 本発明は、サーバから無線通信端末へ位置決め情報を供給するための方法、端
末およびシステムに関する。

【０００２】 （背景技術） 位置を決定するには多くの方法が使用される。例えば、車の位置は、いわゆる
ナビゲーション・システムにより決定することができる。これらのタイプのナビ
ゲーション・システムは、処理手段に接続している衛星受信機および移動電話を
備えることができる。例えば、全地球的測位システム（ＧＰＳ）受信機のような
衛星受信機は、受信機、すなわち、この場合は、車の位置を示す信号を受信する
ことができる。次に、受信信号を、処理手段により処理して、サーバの要求に応
じて移動電話により送信することができる。サーバは、例えば、デジタル化地図
を含む位置データベースを備えることができ、要求に応答することができる。次
に、応答を処理手段により処理することができ、例えば、ディスプレイ上にデジ
タル化地図として表示することができる。この方法を使用すれば、車の位置によ
り変化する位置決め情報を入手することができる。

【０００３】 一般のユーザ用のナビゲーション・デバイスを記載しているＷＯ９６／１１３
８１号公報が、ナビゲーション・システムの一例を開示している。上記デバイス
は、現在の地理的位置を検出するためのデータの、無線送信用の受信デバイスを
持つナビゲーション・ユニットを備える。特に目標位置の入力用としての入力ユ
ニットを設置することができる。この入力の結果は、出力ユニットにより表示さ
れ、特に経路案内データの出力のために表示される。上記すべてのデータを処理
するために、特に、経路立案のために、デバイスは、さらに、コンピュータを備
える。コンピュータは、デジタル化道路地図と一緒にメモリを備え、データを送
信するために、通信ユニットを通してナビゲーション・ユニットに接続すること
ができる。ナビゲーション・ユニット、通信ユニット、入力ユニットおよび出力
ユニットは、携帯ハードウェア・ユニットを形成する。通信ユニットは、コンピ
ュータと携帯ユニットとの間で経路データを無線送信するための送信機−受信機
を備える。

【０００４】 固定部分と移動部分とを持つ通信システムを備えるナビゲーション情報システ
ムを記載しているＷＯ９６／０７１１０号公報は、ナビゲーション・システムの
もう１つの例を開示している。固定部分は、移動ユニットの位置を識別し、その
位置に適している案内情報を発生し、それを移動ユニットに送信するためのデー
タ記憶装置および処理手段を備える。ユーザは、案内情報を要求し、その後で、
ユーザの現在位置を決定したシステムは、ユーザに指示を送信する。ユーザの現
在位置は、衛星位置決めシステムのような手段により決定することができる。

【０００５】 衛星受信機により、ナビゲーション・システムにおいて位置を測定するもう１
つの方法については、例えば、ＳＤＭＳ（空間分割多元接続）移動無線ネットワ
ークおよびプロセッサ制御局制御装置で、目的地に加入者を案内するためのプロ
セスについて記載している、ＥＰ−Ａ２−０７５３９７８号公報が開示している
。局制御装置は、加入者が必要とする目的地を指定するメッセージを受信するた
めの通信インターフェース・ユニットと、方向および距離情報を評価することに
より、加入者の現在位置を決定するマイクロプロセッサを含む。局制御装置は、
さらに、通信インターフェース・ユニットを含み、それにより、データベースか
ら、現在位置から目的地までの経路を指定する情報を検索する。この情報は、加
入者の移動無線端末に要約の形で送信される。

【０００６】 しかし、これらすべての上記ナビゲーション・システムは、すべてユニットの
位置に依存している。このことは、例えば、トラヒック情報要求のようなサービ
ス・プロバイダからサービスを要求するユーザは、現在位置を含んでいなければ
ならないことを意味する。これは重大な欠点である。何故なら、そのために、場
合によっては、高価な場合もある追加装置を必要とするからである。さらに、ユ
ーザは、位置情報を指定のフォーマットに変換し、位置情報をサービス要求と一
緒にサーバに送信しなければならない。この方法の場合には、異なるタイプのフ
ォーマットを要求する場合がある、いくつかのサービス・プロバイダの協力を得
るのは困難である。

【０００７】 また、ユーザが、ＥＰ−Ａ２−０７５３９７８号公報が開示しているセルラー
位置プロセスを使用している場合でも、ユーザは、サービス・プロバイダに自分
の実際の位置を知らせなければならない。このことは、ユーザは自分の位置を暴
露しなければならないことを意味する。もしサービス・プロバイダが信頼できる
かどうかがはっきりと分からない場合には、位置を暴露するということは、機密
保護上非常に危険なことである。例えば、要求がサーバのところで処理される場
合、ハッカーは、貴方の位置をより容易に発見することができ、もっと悪い事態
の場合には、その端末への応答がビールスを含んでいる場合すらある。また、ユ
ーザの実際の位置を送信する場合に、無線ネットワーク上のトラヒック内で大き
なスペースを占拠する。何故なら、無線ネットワーク上のデータ送信は、通常、
非常に狭い帯域幅しか持っていないからである。

【０００８】 さらに、ＷＯ９９／２７７４２号公報は、電話機をウェブをベースとする位置
サービスに、また移動位置決めセンター（ＭＰＣ）に接続するために、移動電話
で端末をベースとするブラウザを使用する無線通信システムを開示している。ブ
ラウザは、それにより、移動電話のユーザが、移動電話の現在位置を決定するこ
とができる地理的情報を提供することができる。ブラウザは、また、セルラー・
ネットワークを通して、位置サービス・ノードと通信することができる。電話機
の現在位置を入手するには、ブラウザは、最初、位置決め要求と、位置決め要求
に関連するフォーマット情報とを位置決めサービス・ノードに送信する。その後
で、移動位置決めセンターは、位置決めサービス・ノードから上記要求を受信し
、電話機の座標位置を決定する。その後で、電話機の位置に関する情報は、電話
機に返送され、ブラウザに提示される。しかし、ＥＰ−Ａ２−０７５３９７８号
公報が開示しているように、ユーザは、サービス・プロバイダに自分の実際の位
置を知らせなければならない。このことは、ユーザは自分の位置を暴露しなけれ
ばならないことを意味していて、そうすることは、機密保護上非常に危険なこと
である。

【０００９】 それ故、機密保護が強化されていて、サーバからもっと効率的に位置情報を受
信するための、無線通信端末に対して有意な需要がある。また、不必要な位置情
報の送信を避けることができれば有利である。さらに、異なる位置決めツールを
容易に使用することができるように、サービス・プロバイダが要求するフォーマ
ットにより異なる位置情報に対するフォーマットを１つに統一することも求めら
れている。

【００１０】 （発明の開示） ある態様によれば、本発明は、サーバからの位置情報にアクセスするための、
無線通信端末を提供する。上記端末は、リンク手段に接続している無線通信ネッ
トワークを通して、位置決め手段を備える少なくとも１つのサーバから、および
／または上記サーバへデータ・パケットを受信し、送信するように配置されてい
る受信機および送信機を備える。リンク手段は、端末とサーバとの間で、データ
・パケットを転送するように構成されている。また、メモリも端末内に設置され
ていて、上記メモリは、少なくとも１つの項目を含み、アクセス対象のサーバの
サイトを示すアクセス・ポイントを備える。無線通信ネットワークを通して、サ
ーバからコンテンツにアクセスし、受信するために、リンク手段へのアクセス・
ポイントを含むデータ・パケットとして要求を送信することにより、サーバにア
クセスすることができる。ブラウザ・アプリケーションは、メモリから上記項目
を読み取ることにより、リンク手段へのセッションを確立し、送信機が、リンク
手段を通して、サーバに、データ・パケットとして要求を送信することができる
ようにし、受信機により。受信コンテンツを処理するように端末内に配置されて
いる。ブラウザ・アプリケーションに接続しているユーザ・インターフェースは
、サーバから受信したコンテンツを表示するための表示手段、およびブラウザ・
アプリケーションに入力を供給するためのユーザ入力手段を備える。

【００１１】 入力は、端末の位置により異なる位置決め情報の問合わせを含む。この場合、
入力は、要求の形で供給され、位置決め手段による、上記サーバからの位置決め
情報の表示を含むコンテンツを受信するように配置されている。

【００１２】 それ故、本発明の基本的なアイデアは、端末の位置により異なる位置情報を含
むサーバからの位置情報にアクセスするために、セルラーホンのような無線通信
端末から要求を供給することである。このことは、端末が、サーバに要求を送信
する場合に、端末の位置を明らかにしないで、位置情報の表示を受信するために
、サーバに要求を送信することを意味する。一例を挙げると、本発明は、無線ア
プリケーション・プロトコル・アーキテクチャ（ＷＡＰ）環境内で実行すること
ができる。無線アプリケーション・プロトコル（ＷＡＰ）は、セルラー通信ネッ
トワークを通してアプリケーションを開発するための、業界全体の規格を定義す
るための継続的な作業の結果作成されたものである。この無線アプリケーション
・プロトコルにより、通常のセルラーホン・サポートＷＡＰから、インターネッ
ト、またはハイパー媒体サーバを備える他のタイプの情報ネットワークにアクセ
スすることができるようになった。ＷＡＰをサポートするこれらタイプのセルラ
ーホンは、通常のデスクトップ・コンピュータまたは携帯用コンピュータのリソ
ースのほんの一部しか持っていない。このことは、コンピュータと比較した場合
、電話機の機能が非常に制限されていることを意味する。このように機能が制限
されている理由は、電話機のサイズが小さいからである。すなわち、電話機は、
処理能力、メモリ空間、表示サイズ、それによりユーザが、ハイパーメディア・
サーバから入手した情報を要求し、閲覧し、操作するボタンまたはキーが極度に
制限されている。それ故、電話機内の機能をできるだけ効率的にすることが非常
に重要である。また、セルラーホンからの１回の呼出しコストが比較的高いので
、サーバからクライアントに迅速に応答することも重要である。

【００１３】 特定の有利な実施形態は、端末が、端末の位置の表示を提示するために、その
端末の位置情報を決定し、そうしたい場合には、サーバから要求された場合、ま
たはサーバへ送信した要求にサーバへの位置決め情報を送るための、位置決め手
段を備えることができることである。それ故、端末とサーバとの間で送信された
情報を制御するのはユーザである。何故なら、それがオプションだからである。
また、上記端末は、任意の位置決め情報をサーバに送るべきかどうかを選択する
ことにより、異なる端末間での選択をするための高度の柔軟性をユーザに供給す
る。 従属請求項を読めば、本発明の他の利点も理解することができるだろう。

【００１４】 （発明を実施するための好ましい実施の形態） 添付の図面を参照しながら、本発明を以下にさらに詳細に説明するが、これは
単に例示としてのものに過ぎない。 図１は、本発明の、以後電話機とも呼ぶ無線通信端末の好適な実施形態である
。全体を参照番号１で示す電話機は、キーパッド２、ディスプレイ３、オン／オ
フボタン４、スピーカ５、およびマイクロホン６を持つインターフェースを備え
る。好適な実施形態の電話機１は、例えば、無線ネットワークのような無線通信
ネットワークを通して通信を行うことができる。しかし、電話機は、また、コー
ドレス・ネットワーク用に設計することもできた。キーパッド２は、それにより
、ユーザが電話番号を入力し、テキスト・メッセージ（ＳＭＳ）を書き込み、（
電話番号に関連する）名前等を書き込むことができる、英数字である第１のグル
ープのキー７を持つ。１２の各英数字キー７には、それぞれ、数字０〜９、記号
「＃」または「＊」が割り当てられている。αモードの場合には、各キーは、多
数の文字およびテキスト編集の際に使用する特殊記号に関連する。

【００１５】 キーパッド２は、さらに、２つのソフトキー８、２つの呼出し処理キー９、お
よびナビゲーション・キー１０を備える。２つのソフトキー８は、電話機Ｎｏｋ
ｉａ２１１０（商標）、Ｎｏｋｉａ８１１０（商標）、およびＮｏｋｉａ３８１
０（商標）の持つ機能に対応する機能を持つ。ソフトキーの機能は、電話機の状
態およびナビゲーション・キーによるメニューでのナビゲーションにより異なる
。ソフトキー８のこの機能は、キー８の真上のディスプレイ３内の別々のフィー
ルド内に表示される。 ２つの呼出し処理キー９は、呼出しまたは会議呼出しを設定し、呼出しを終了
し、または外部からの呼出しを拒否するために使用される。

【００１６】 ナビゲーション・キー１０は、アップ／ダウン・キーで、電話機の前面のディ
スプレイ３と英数字キーのグループ７との間の中央に位置する。このような配置
により、ユーザは、自分の親指で上記アップ／ダウン・キーを押すだけで、この
キーを制御することができる。すなわち、ユーザは、例えば、ユーザ・インター
フェース内に表示されるメニュー内の項目のグループ内をスクロールすることが
できる。多くの使い慣れた電話機ユーザは、通常、片手による制御を使用してい
るので、正確なモータ運動を必要とする、入力キーを設置することは、非常によ
い解決方法である。それ故、ユーザは、電話機を手の指先と手のひらとの間で保
持することができる。それにより、情報を入力するために親指を自由に動かすこ
とができる。他の実施形態の場合には、スクロールキーとして、１つまたはいく
つかの方法に回転することができるようになっている、ローラキー（図示せず）
を使用することができる。ローラキーを使用することによって、ユーザは、メニ
ュー内の異なる項目の間をスクロールするために、上記キーを回転させることが
できる。ローラキーの場合には、ソフトキー８は、ローラに対して配置すること
ができる。すなわち、ローラキーを押した場合に、動作キーが持っているのと同
じ機能を入力することができる。ローラキーは、同様に無線アプリケーション・
プロトコル（ＷＡＰ）をサポートする、例えば、電話機Ｎｏｋｉａ７１１０（商
標）が持つ機能に対応する機能を持つ。米国特許出願第０８／９２３，６９６号
が、上記ローラキーを開示している。

【００１７】 図２は、電話機の好適な実施形態の最も重要な部品の略図である。これらの部
品は、本発明を理解するために必要不可欠なものである。本発明の電話機の好適
な実施形態は、ＧＳＭネットワークと接続して使用するように適合されているが
、もちろん、本発明は、また、他のタイプの無線ネットワークおよび種々のタイ
プのコードレス電話システムのような他の電話ネットワークとの接続にも、また
はこれらのシステム／ネットワークの組にアクセスしている二重帯域電話機でも
使用することができる。マイクロホン６は、ユーザの音声を記録し、それにより
形成されたアナログ信号は、音声が、オーディオ部品１４内で符号化される前に
、アナログ／デジタル変換器（図示せず）でアナログ／デジタル変換される。符
号化された音声信号は、制御手段１８に送られる。制御手段１８は、電話機内の
ソフトウェアをサポートすることができるプロセッサを備える。制御手段１８は
、また、装置の周辺ユニットへのインターフェースを形成する。この場合、上記
周辺ユニットは、ＲＡＭメモリ１７ａおよびフラッシュＲＯＭメモリ１７ｂ、Ｓ
ＩＭカード１６、ディスプレイ３、ブラウザ・アプリケーション２０、およびキ
ーパッド２（およびデータ、電源等）を備える。ブラウザ・アプリケーション２
０は、図３−図５を参照しながら、以下にさらに詳細に説明する、サーバからコ
ンテンツを要求し、受信するために使用することができる。制御手段１８は、例
えば、無線通信ネットワークへ、および／または無線通信ネットワークから要求
／応答を送信／受信することができる回路のような送信機／受信機と通信する。
オーディオ部品１４は、デジタル／アナログ変換器（図示せず）を通して制御手
段１８からイヤホン５に送られる信号を音声解読する。

【００１８】 制御手段１８は、ユーザ・インターフェースに接続している。それ故、制御手
段１８は、電話機内の活動を監視し、それに応じてディスプレイ３を制御する。
それ故、制御手段１８が、状態変化イベントの発生を検出し、電話機の状態およ
び表示テキストを変更する。状態変化イベントは、ユーザがナビゲーション・キ
ー１０を含むキーパッドを作動させた場合に、ユーザが発生することができ、こ
れらタイプのイベントは、入力イベントまたはユーザ・イベントと呼ばれる。し
かし、電話機と通信しているネットワークは、また、状態変化イベントを発生す
ることもできる。このタイプのイベント、およびユーザが制御することができな
い、他のイベントは、非ユーザ・イベントと呼ばれる。非ユーザ・イベントは、
セットアップ中の状態変化、バッテリー電圧の変化、アンテナ状態の変化、ＳＭ
Ｓメッセージの受信等を含む。

【００１９】 サーバから無線通信端末への位置決め情報へのアクセス 図３は、サーバからの位置決め情報へアクセスするためのシステム３０１の略
図である。システムは、無線通信端末３００、無線ネットワーク３１０、および
インターネット・ネットワーク３５０内の複数のウェブ・サーバ３２０、３３０
および３４０を備える。インターネット・ネットワーク３５０は、ワールド・ワ
イド・ウェブ（ＷＷＷ）プロトコルを使用し、位置決め手段を備える。位置決め
手段は、端末から／端末へデータ・パケットを受信／送信するように構成されて
いる。例えば、位置決め手段としては、デジタル化地図、および／または位置を
示すテキスト情報を含むデータベースを使用することができる。端末に更新した
位置決め情報を送信するために、データベースは、連続的に更新することができ
る。無線ネットワーク３１０は、複数の無線端末３００とリンク手段３６０との
間に、無線接続を形成するように配置されている。リンク手段は、アクセス対象
のサーバに通常接続しているが、リンク手段をアクセス対象のサーバと一体化す
ることもできる。

【００２０】 端末３００は、リンク手段３６０を通して、位置決め手段を備えるウェブ・サ
ーバ３２０−３４０の中の少なくとも１つにアクセスすることができる。端末３
００としては、通常、セルラーホンを使用することができる。通常、リンク手段
３６０は、無線通信端末３００に対してセッションを可能にし、端末とウェブ・
サーバ３２０−３４０の中の１つとの間でデータ・パケットを送信することがで
きるように構成されている。それ故、ウェブ・サーバ３２０−３４０は、端末３
００から／端末３００へ、データ・パケットを受信および／または送信するよう
に構成されている。データ・パケットの移送は、よくプルおよび／またはプッシ
ュと呼ばれる。プルは、例えば、位置決め情報が記憶されているサイトにアクセ
スし、それが更新されているかどうかを判断し、必要な場合にはそれを検索する
ために、アクセス・ポイントを使用する端末と表現することができる。ある場合
には、プルの反対と表現することができるプッシュを使用することができる。す
なわち、サーバは、端末に更新した位置決め情報を移送するために必要なアドレ
ス・データを維持する。

【００２１】 この例のリンク手段３６０は、通常、ゲートウェイまたは代理であるが、以後
はゲートウェイと呼ぶことにする。代理サーバは、ユーザが、ＷＷＷ．ＦＴＰ文
書、およびＧＯＰＨＥＲ文書のような異なるタイプの文書を取り出すことができ
るようにするプロセスである。代理サーバは、無線端末内のキャッシュ・メモリ
内に文書を記憶することができる。このことは、誰かがある文書を検索した場合
、これらのファイルを無線端末に移送する他に、ローカル・ホストのところで、
コピーもとることができることを意味する。それ故、ユーザが次にその文書にア
クセスした場合には、そのページが更新されているかどうかをチェックするため
に、遠隔地のホストに要求が送られ、更新されていない場合、そのページをキャ
ッシュ・メモリから直接読み取ることができる。ゲートウェイとしては、アクセ
ス対象のサーバとクライアントとの交点に位置していて、１つまたはいくつかの
サーバからクライアントへトラヒックを転送するコンピュータを使用することが
できる。それ故、ゲートウェイの機能は、ＷＡＰアーキテクチャおよびインター
ネット・アーキテクチャのような２つの別のタイプの電子通信の間をリンクする
ことである。無線端末３００とゲートウェイ３６０との間の通信は、無線アプリ
ケーション・プロトコル（ＷＡＰ）により行われる。

【００２２】 ＷＡＰは、セルラーホンのような無線通信端末と、ネットワーク・サーバとの
間の通信を可能にする一組の標準プロトコルを定義する。他のタイプの通信端末
としては、ページャおよび個人デジタル端末を使用することができる。ＷＡＰは
、それにより、異なるウェブ・サーバ上でコンテンツを識別するために、標準イ
ンターネットＵＲＬが使用される、標準命名モデルを使用する。ＷＡＰは、また
コンテンツのタイプ分けも使用する。すべてのＷＡＰコンテンツには、無線端末
がタイプに基づいてコンテンツを正しく処理できるようにするための、ＷＷＷタ
イプ分類と一致する特定のタイプが与えられる。ＷＡＰは、また、標準コンテン
ツ・フォーマットおよび標準通信プロトコルを使用する。それ故、ＷＡＰは、イ
ンターネット・コンテンツおよび高度データ・サービスを無線端末に運ぶ。ＷＡ
Ｐは、異なる無線ネットワーク技術およびベアラ・タイプ（ＴＤＭＡ、ＣＤＭＡ
、ＳＭＳ）に対して動作することができる。ウェブ・サーバ３２０−３４０とゲ
ートウェイ３６０との間の通信は、ＷＷＷプロトコルによって行われる。

【００２３】 この実施形態の場合には、ゲートウェイ３６０は、無線端末３００が使用する
ＷＡＰプロトコル・スタックからの位置決め情報に対する要求を、ウェブ・サー
バが使用するＷＷＷ（ワールド・ワイド・ウェブ）プロトコル・スタックへ変換
、すなわちフォーマットする。ウェブ・サーバは、ＷＭＬ（無線マークアップ言
語）、ＷＭＬスクリプト、ＸＭＬ（拡張型マークアップ言語）のようなＷＡＰコ
ンテンツ、および／またはＨＴＭＬ（ハイパーテキスト・マークアップ言語）の
ようなＷＷＷコンテンツを返送することができる位置決め情報の表示と一緒に応
答を離れる。後者の場合、例えば、ＨＴＭＬを、ＷＭＬ、ＷＬＭスクリプトまた
はＸＭＬに変換、すなわちフォーマットするように、ＷＷＷコンテンツをＷＡＰ
コンテンツに変換、すなわちフォーマットする。好適な実施形態の場合には、ゲ
ートウェイは、無線ネットワークを通して無線端末に送られたコンテンツを符号
化することができ、無線端末によりゲートウェイに送られたデータを解読するこ
とができる。このことは、システム、すなわち、端末、リンク手段およびサーバ
が、サーバと端末との間で、データ・パケットの高速送信を可能にする符号化／
解読手段を備えることができることを意味する。それ故、これにより、符号化さ
れていないデータ・パケットと比較した場合、移送が遥かに容易な（より高速な
）２進データ・パケットの移送を可能にする。２進フォーマットの形をしている
データ・パケットを処理する１つの方法は、ＷＢＸＭＬ（無線２進拡張型マーク
アップ言語）のような、いわゆる、ＷＡＰ２進コンテンツ・フォーマットを使用
するという方法である。

【００２４】 他の好適な実施形態の場合には、端末は、サーバに送られた要求の確認を求め
ることができる、機密保護手段（図示せず）を備えることができる。機密保護手
段は、ブラウザ・アプリケーションの形で供給することができ、デフォールト機
能であっても、オプションとしての機能であってもよい。すなわち、ユーザは相
互に作用することもできる場合もあるし、できない場合もある。それ故、機密保
護手段が作動している場合には、ユーザは、自分が、サーバに要求を送信したい
のを確認しなければならない。機密保護手段を設置する主な理由は、ユーザは、
場合によっては暴露し、それは場合により危険な場合があるからである。例えば
、貴方はサービス・プロバイダの信頼性について確信できない場合がある。この
ことは、要求がサーバのところで処理された場合、ハッカーがユーザの位置をも
っと容易に発見することができ、もっと悪い場合には、端末に返送される応答が
ビールスを含んでいる場合もある。また、端末が車両用のナビゲーション・シス
テムのような位置決め手段に接続している場合には、ユーザの位置が、直接漏れ
てしまう恐れがある。それ故、機密保護手段は、ユーザに、ある程度のプライバ
シーを供給することができ、ユーザの許可がない限り、第三者になんらの情報を
漏洩しない。

【００２５】 また、システムは、無線情報を送信している場合に、高度の機密保護を行うた
めに、端末とサーバとの間のデータ・パケットを暗号化／解読することができる
。データ・パケットは、要求、フォーマット化された要求、応答オプションフォ
ーマット化された要求を含む。このことは、ゲートウェイが、エンコーダ（図示
せず）およびデコーダを備えることができることを意味する。また、サーバは、
暗号化／解読を行うために、いくつかのアルゴリズムを含むことができることを
意味する。暗号化／解読自身は、例えば、ＲＳＡ、デフェ−ヘルマン等のような
周知の方法で行うことができる。ＷＡＰクライアント、すなわち、端末での位置
の収集がどのような方法で行われても、位置依存サービスのユーザは、自分の位
置決め情報を報告する相手を決定できなければならない。さらに、ユーザは、必
ず、自分の位置が、指定の元のサービスに対してだけ使用することができ、他の
当事者には使用できないようにしたいものである。ユーザが位置情報を報告した
い相手の決定は、多くの異なる方法で行うことができる。

【００２６】 例えば、 １．ＷＭＬＳスクリプト機能が実行される度に、ユーザに対してプロンプトが
行われる方法。 ２．委託したサーバを指摘するＵＲＬのリストを管理する方法。ＷＭＬスクリ
プトを呼び出すＵＲＬは、リストと照合してチェックすることができる。このＵ
ＲＬは、要求されたＵＲＬを委託さてたサーバのリストと比較することにより、
端末に報告される。ＵＲＬが信頼できるものである場合には、ＷＭＬスクリプト
機能が実行される。失敗した場合には、無効のストリングが返送される。 ３．秘密ライブラリ内に定義されている機構により、スクリプト・ライブラリ
の出力の度に、クライアント、すなわち、端末が暗号化を要求することができる
方法。秘密ライブラリは、クライアントのデータにサインすることができる可能
性を供給し、それを送信する前にユーザ・データを暗号化することができる。 ４．リンク手段だけを識別するサーバ証明書を使用することができる。ＷＭＬ
スクリプトが、リンク手段でない元のサーバから要求された場合には、リンク手
段がプライバシーを守らなければならない。

【００２７】 この好適な実施形態に、第２のオプションを適用するということは、スクリプ
ト機能が実行される前に、クライアントが呼出しを行っているＷＭＬスクリプト
のＵＲＬをチェックしなければならないことを意味する。ＷＭＬスクリプトが、
特殊位置委託サーバ・リストに記載されている委託したサーバから要求された場
合、またはプッシュされた場合に限って、スクリプトが処理される。このリスト
は、ユーザにより管理することができる。また、秘密ライブラリとして元のサー
バに送信する前に、クライアントのデータにデジタル・サインをすることができ
るようにする、いわゆるＷＭＬスクリプト秘密ライブラリを使用することができ
る。さらに、このライブラリは、送信する前に、ユーザのデータを暗号化できる
ようにする。

【００２８】 ＷＡＰスタックの上部層を形成している無線アプリケーション環境は、マイク
ロブラウザとも呼ばれるブラウザ・アプリケーションを含む。通常、暗号化／解
読手段は、端末のブラウザ・アプリケーションに内蔵される。ブラウザは、ＷＭ
Ｌ、軽量マークアップ言語、ＷＭＬスクリプト、軽量スクリプト化言語を使用す
ることができる。ＷＭＬは、カードおよびデッキ・ミタファを実行する。ブラウ
ザとユーザの相互作用は、通常、デッキと呼ばれる文書内に一緒にグループ分け
されている一組のカード内に記載されている。ユーザは、デッキ内のあるカード
にナビゲートし、そのコンテンツを閲覧し、その後で、同じデッキまたは異なる
デッキ内の他のカードにナビゲートする。ユーザは、また、要求された情報を入
力し、選択を行い、他のカードに移動する。カードのデッキは、必要に応じて、
元のサーバから移送される。カードはデッキ内に一緒にグループ分けされる。そ
れ故、主としてあるサーバから受信するＷＭＬデッキは、カードとデッキとを含
む。ＷＭＬデッキは、ＵＲＬで識別されるという点で、ハイパーテキスト・マー
クアップ言語（ＨＴＭＬ）ページに類似していて、コンテンツ送信の単位である
。ＷＭＬは、種々のフォーマット化コマンドおよびレイアウト・コマンドを含む
テキストおよび画像サポートを含む。ＷＭＬは、カードとデッキとの間のナビゲ
ーションを明白に管理するサポートを含む。ＷＭＬは、また、ＨＴＭＬ内のそれ
らと類似のアンカー固定リンクをサポートする。

【００２９】 無線通信端末は、通常、ＣＰＵの機能が低いという点、メモリ容量が少ないと
いう点、消費電力が小さいという点、ディスプレイが小さいという点、および入
力デバイスの機能が限定されているという点で、インターネット施設を含むデス
クトップ・コンピュータ、または携帯用コンピュータとは異なる。無線ネットワ
ークは、帯域幅が狭いという点、待ち時間が長いという点、接続の安定性が低い
という点、および予測できる利用度が劣っているという点で、インターネット・
ネットワークとは異なる。ＷＡＰアーキテクチャは、潜在的に長い待ち時間を持
つ、帯域幅が狭いベアラに対して最適化され、デバイス・リソースの効率的な使
用に対して最適化される。

【００３０】 無線ネットワーク３１０と通信する場合には、例えば、ゲートウェイ３６０を
通して、ウェブ・サーバ３２０から、データ・パケットを受信し、アクセスし、
および送信するために、無線通信端末３００は、受信機および送信機を備える。
図２の参照番号１９参照。端末３００は、さらに、メモリを備える。識別子およ
び少なくとも１つの項目を含む、図２の参照番号１６（ＳＩＭカード）および１
７ｂ（ＲＯＭ）参照。上記項目は、ＵＲＬ（ユニフォーム・リソース・ロケータ
）アドレスにより表示することができる、アクセス対象のサーバの位置を示すア
クセス・ポイントを含む。さらに、上記項目は、また、新しいセッションの際に
、同じアクセス・ポイントに対して更新される、前のセッションからのデータ・
パケットを含むこともできる。識別子は、サーバが供給するアドレスのところで
コンテンツを識別するために使用される。この場合、どのタイプのコンテンツが
、サーバのところで要求されているのかを識別するために、リンク手段に識別子
を送信することにより、サーバはアクセスされる。さらに、コンテンツは、サー
バ３２０内の異なる場所、または他のサーバ３３０、３４０内で供給されるリン
ク・コンテンツと関連する。

【００３１】 また、項目は、リンク手段を通して、サーバにアクセスするための規定を供給
するように構成されているスクリプトを含むことができる。スクリプトは、ゲー
トウェイから、リンク・アプリケーション、すなわち、サーバと端末との間で、
異なるタイプのデータ・パケットの受信および／または送信を可能にするアプリ
ケーションを作動またはダウンロードすることができる。例えば、異なるタイプ
のデータ・パケットは、特殊なテキスト・フォーマットであっても、ソフトウェ
ア・プログラムであっても、画像フォーマットであってもよい。このことは、Ｗ
ＭＬおよびＷＭＬスクリプトへの拡張部を生成することにより行うことができる
。それ故、スクリプトは、端末に直接、データ・フォーマットのタイプをサポー
トしている適当なアプリケーションをダウンロードすることにより、端末内のソ
フトウェアによりサポートされていないかもしれない、データ・パケットにアク
セスすることができるようにすることができる。

【００３２】 通常、データ・パケットとしては、元のサーバ３２０のところに記憶されてい
るか、発生したデータ（コンテンツ）を使用することができる。データ・パケッ
トの内容は、通常、クライアントにより表示または解釈される。そのため、標準
ＷＡＰブラウザを使用することができ、例えば、要求により異なるフォーマット
でサポートされている位置決め情報を持つサービス・プロバイダのような新しい
機能に対して柔軟性を持つ。このことは、ＷＭＬ文書、ＷＭＬスクリプト文書、
およびＳＭＬ文書に対して延長部を生成することにより行うことができる。それ
故、このスクリプトにより、端末に直接、データ・フォーマットのタイプをサポ
ートしている適当なアプリケーションをダウンロードすることにより、端末内の
ソフトウェアによりサポートされていないかもしれないデータ・パケットにアク
セスすることができるようになる。

【００３３】 通常、データ・パケットとしては、元のサーバ３２０のところに記憶されてい
るか、発生したデータ（コンテンツ）を使用することができる。データ・パケッ
トの内容は、通常、クライアントにより表示または解釈される。そうすることに
より、標準ＷＡＰブラウザを使用することができ、例えば、応答により異なるフ
ォーマットでサポートされている位置決め情報を含むサービス・プロバイダのよ
うな新しい機能に対して柔軟性を与えることができる。このことは、ＷＭＬ文書
、ＷＭＬスクリプト文書およびＸＭＬ文書に対して、拡張部を生成することによ
り行うことができる。それ故、スクリプトを使用すれば、適当なアプリケーショ
ンをダウンロードし、端末に対して直接そのタイプのデータ・フォーマットをサ
ポートすることにより、端末内のソフトウェアによりサポートされていない恐れ
があるデータ・パケットにアクセスすることができる。

【００３４】 通常、データ・パケットは、元のサーバが記憶しているか、生成したデータ（
コンテンツ）である。データ・パケットの内容は、クライアントにより表示また
は解釈される。例えば、あるサービス・プロバイダは、衛星受信機により供給さ
れた位置決め情報を含むデータ・パケットをサポートし、もう１つのサーバは、
セル識別情報により供給された位置決め情報をサポートすることができ、第３の
サーバは、何も位置決め情報を必要としない。 電話機上のディスプレイ上に受信コンテンツを表示する代わりに、電話機に内
蔵させることもできるし、電話機に外部から接続することもできるスピーカによ
りコンテンツを知らせることもできる。

【００３５】 すでに説明したように、無線アプリケーション環境は、ＷＡＰスタックの上部
層を形成していて、ブラウザ・アプリケーションを含む。異なるサーバにアクセ
スするために、端末は、いわゆるマイクロブラウザのようなブラウザ・アプリケ
ーションを備える。ブラウザ・アプリケーションは、メモリ内の項目を読み取る
ことにより、少なくともゲートウェイへのセッションを確立するように構成され
ている。また、ブラウザ・アプリケーションは、また、アクセス・ポイントによ
り表示されたサイトで、サーバ３２０から位置決め情報を含むコンテンツを取り
出すために、プル手段を備えることもできる。

【００３６】 本発明によれば、端末３００は、ブラウザ・アプリケーションに接続している
、ユーザ・インターフェース（図１の参照番号２、３、４、５および６）を備え
る。ユーザ・インターフェースは、サーバから受信したコンテンツを表示するた
めのディスプレイと、ブラウザ・アプリケーションに入力を供給することにより
、ブラウザを制御するためのユーザ入力手段を持つ。入力手段としては、例えば
、ブラウザ・アプリケーションに入力を供給するためのキーパッドまたは音声認
識手段を使用することができる。

【００３７】 図５（ａ），（ｂ）は、セッション中のユーザ・インターフェースの表示方法
を示す。図１の場合には、入力手段は、キーパッド２である。ブラウザは、それ
ぞれ、図２の参照番号１７ｂおよび１６で示すように、ＲＯＭメモリ内またはＳ
ＩＭカード上に配置することができる。それ故、ユーザが端末のキーパッド上の
１つのキーを押し、サーバ３２０−３４０への要求を作動させると、入力を行う
ことができる。この要求は、送信機により、データ・パケットとして送信される
ように構成されている。入力は位置決め情報を識別する問合わせを含み、アクセ
ス対象のサーバ３２０のサイトを示す少なくとも１つのアクセス・ポイントに関
連する。端末は、サーバにその位置に関する情報を全然送信しないで、この要求
を送信することができる。

【００３８】 すなわち、要求は、端末３００の位置とは無関係である。このことは、端末３
００は、サーバに要求を送信する場合に、端末の位置を表示しないで、位置決め
情報の表示を受信するために、サーバに要求を送信することができる。入力は、
アクセス・ポイントと一緒に要求に内蔵され、サーバからの要求された位置決め
情報の表示を含むコンテンツを受信するように構成されている。位置決め情報と
一緒にコンテンツを受信するために、サーバ３２０−３４０は、デジタル化地図
および／またはいくつかの位置に関するテキスト情報を含むことができる位置決
め手段を備える。

【００３９】 この実施形態の場合には、位置決め手段としては、ＷＭＬ、ＷＭＬスクリプト
またはＸＭＬのようなＷＡＰをサポートしているある言語の要求された位置決め
情報を含むカードからなるデッキを使用することができる。また、他のフォーマ
ットを使用することもできるし、位置決め情報の表示を、リンク手段のところで
適当なフォーマットに変換することもできる。

【００４０】 好適な実施形態の場合には、端末は、端末に入力される接続手段３８０を備え
る位置決め手段３７０に接続することができる。位置決め手段としては、全地球
的測位システム（ＧＰＳ）を使用することもできるし、またはセル識別情報を使
用することもできる。接続手段３８０は、有線リンクまたは無線リンク（赤外線
リンクまたは低電力高周波リンク（例えば、ブルートゥース））を備えることが
できる。接続手段が、有線リンクを使用している場合には、接続手段は、位置決
め手段を物理的に端末に接続するために電気プラグを備えるケーブルを含むこと
ができる。接続手段が無線リンクである場合には、位置決め手段を制御するため
に、端末に適当なプロトコルを供給するのが適している。当然、有線リンクは、
位置決め情報を制御するために、適当なプロトコルを含んでいなければならない
。

【００４１】 位置決め手段３７０により、ユーザに対する柔軟性はより高度のものになる。
例えば、ＧＰＳ受信機を使用したいユーザは、無線ネットワークから独立するこ
ともできるし、または位置決め情報を供給するために、もっと安い解決方法を選
択することができる。位置決め手段のもう１つの例は、無線通信ネットワークを
使用したい物であり、セル識別情報を受信し、時間差情報を使用し、および／ま
たは到着時間情報を使用することにより、位置決め手段を入手することができる
。それ故、特に目標位置に対して入力ユニットを供給することができる。この入
力の結果は、同様に、特に経路案内データの出力に対して、位置決め手段内の出
力ユニットにより提示することができる。すべてのデータを処理するために、位
置決め手段は、さらに、特に経路立案に対して、コンピュータを備えることがで
きる。コンピュータは、デジタル化道路地図を含むメモリを備えることができ、
通信ユニットを通してサーバにデータを送信するために接続させることができる
。それ故、例えば、位置決め手段に接続しているディスプレイおよび／またはス
ピーカにより、位置決め手段上のサーバから受信したコンテンツを提示すること
ができる。

【００４２】 従って、要求に対する応答として、サーバは、要求した位置決め情報の表示と
して、位置要求を送信することができる。この位置要求は、後で、ブラウジング
・アプリケーションにより処理される、ＷＭＬスクリプトであってもよい。端末
からの位置応答は、位置要求の拒否であってもよいし、または端末は、サーバに
、端末の位置を示す位置応答を返送することもできる。位置応答は、上記のよう
に、位置決め手段により供給することもできる。位置応答に情報を収集した後で
、この情報は、例えば、ＸＭＬ文書の２進表現に符号化することができる。この
コンテンツ符号化プロセスの出力、すなわち、ＸＭＬ文書の２進表現は、その後
で、ＷＭＬスクリプト要求の位置応答により返送される。このストリングは、リ
ンク手段のところで解読することができ、ＸＭＬ文書としてサーバに送信するこ
とができる、リンク手段へ送信するように設計されている。

【００４３】 最後に、サーバへの位置応答は、要求した位置決め情報の内容を取り出すこと
ができる。この内容の取出しは、リンク手段を通して、要求された位置決め情報
を端末に返送することにより行うことができる。要求した位置決め情報は、端末
のユーザに対する直接表示することもできるし、または端末自身に対して表示す
ることもできる。上記表示が端末自身上で行われた場合には、端末が情報自身を
更新することができることを意味する。例えば、ユーザがドライブをしていて、
ドライブに集中したい場合には、何時も簡単に手動で、更新情報を要求すること
ができるとは限らない。それ故、この機能は、ユーザが何もしなくても、自動的
にユーザに、更新位置決め情報を供給する。

【００４４】 本発明の好適な実施形態の場合には、サーバが端末の実際の位置を知りたい場
合には、この実施形態は、端末が位置決め情報自身を供給することができない場
合に、位置決め情報を入手するためのいくつかの方法を提供する。端末が位置決
め情報を入手できない場合には、端末は、サーバに要求された位置決め情報を供
給するために、リンク手段にコンテンツのタイプまたはヘッダを送信することが
できる。ヘッダ・フィールドにより、端末は、位置要求についての追加情報、お
よび端末自身についての追加情報をリンク手段に送ることができる。これらのフ
ィールドは、プログラミング言語方法（手順）呼出し上のパラメータと等価の意
味論と一緒に、要求修正子としての働きをする。

【００４５】 この実施形態の場合には、好適には、コンテンツ・タイプを使用することが好
ましい。コンテンツ・タイプまたはヘッダは、端末が位置決め情報を供給できな
いという表示を含むことができ、端末のユーザは、端末の位置決め情報を入手す
る別の方法を探索するために、あるオプションを設定することができる。この探
索は、例えば、リンク手順、またはサーバ自身によっても行うことができる。端
末の位置を発見するための探索を行うのがリンク手段である場合には、この情報
を、例えば、ＸＭＬ文書として、リンク手順からサーバに送信することができる
。

【００４６】 すなわち、リンク手段は、位置決め手段を含むＸＭＬ文書を生成することがで
きる。位置決め手段は、時間差情報および／または到着時間情報を使用して、無
線通信ネットワークにより供給される、セル識別情報から入手することができる
。端末の位置を発見するための探索を行うのがサーバである場合には、この情報
を入手した位置決め情報に基づいて、サーバにより処理し、要求された位置決め
情報を発生することができる。位置決め情報は、リンク手段の場合と同じ方法に
より、すなわち、無線通信ネットワークにより供給されるセル識別情報により入
手することができる。

【００４７】 サーバから無線通信端末へ位置決め情報を供給するための方法 図４は、無線通信端末を通して、サーバから位置決め情報を供給する１つの方
法を示す、本発明のフローチャートである。この例の無線通信端末は、図１およ
び図２のタイプと同じタイプのものである。この装置を、以後電話機と呼ぶこと
にする。電話機は、ブラウザ・アプリケーションと、ユーザが、サーバ上のいく
つかの対象物の間をブラウジングすることができるようにするメモリとを備える
。このブラウジングは、ＷＡＰをサポートしているブラウザ・アプリケーション
により行うことができる。電話機が、例えば、新しいネットワークに移動した場
合に、電話機が作動し、無線ネットワークへの無線接続が確立すると（「スター
ト」５００）、例えば、ＷＡＰ関連サービスのようないくつかの電気通信サービ
ス、すなわち、サーバから電話機にアクセスすることができるサービスと通信す
ることができる。このタイプのサービスを使用することにより、例えば、ＳＭＳ
「ショート・メッセージ・サービス）または類似のサービスを使用して、サーバ
から電話機に情報を入手することができる。

【００４８】 最初に、ユーザは、メモリに接続していて、ブラウザ・アプリケーションによ
り制御されているディスプレイ上でブラウザ・メニューを選択することができる
。このブラウザ・メニューにおいて、ユーザは、例えば、デジタル化地図および
／または要求した位置決め情報を表示するテキストの形で、位置決め手段を備え
るサーバへのセッションの確立を選択することができる。この実施形態の場合に
は、位置決め手段として、ＷＭＬ、ＷＭＬスクリプトまたはＸＭＬのようなＷＡ
Ｐをサポートしている言語の要求された位置決め情報を含むカードからなるデッ
キを使用することができる。リンク手段のところで他のフォーマットに変換し、
位置決め情報の表示を適当なフォーマットにすることもできる。セッションを確
立するために、ユーザは、メニューからサーバに接続しているサービスを選択す
る。この選択は、例えば、図１に示すソフトキーの中の１つを押すことにより行
うことができる。

【００４９】 本発明によれば、上記選択は、また、端末の位置とな無関係な、例えば、ソフ
トキーにより入力された位置決め情報の入力を含む。その後で、ブラウザ・アプ
リケーションは、メモリからある項目のコンテンツを、また、要求された位置決
め情報を識別する問合わせを読み取って、識別する。（「項目読取り」ステップ
５１０）この項目は、アクセス対象のサーバの位置を示す、少なくとも１つのア
クセス・ポイントを含む。項目は、アクセス・ポイント以外の内容を含むことが
できる。例えば、同じアクセス・ポイントへの新しいセッションの場合に更新さ
れる、前のセッションから受信したデータ・パケットを入手することができる。
メモリは、また、サーバのところでコンテンツを識別するために使用される識別
子を含むことができる。メモリから項目を読み取った後で、ブラウザ・アプリケ
ーションは、要求を生成する（「要求生成ステップ」５２０）。アクセス・ポイ
ントで示される位置で、サーバから要求された位置決め情報の表示を受信するた
めに、この要求は、アクセス対象のアクセス・ポイントの情報、位置決め情報の
問合わせ、およびサーバのところでコンテンツを識別する識別子を含む。情報は
、例えば、サーバが位置するＵＲＬアドレスであってもよい。その後で、要求は
、送信機により、データ・パケットとして送信される。

【００５０】 好適な実施形態の場合には、端末は、サーバに送信された要求の確認を求める
ことができる機密保護手段（図示せず）を備えるころができる。機密保護手段は
、ブラウザ・アプリケーションに内蔵させることができ、デフォールト機能であ
ってもよいし、オプションとしての機能であってもよい。すなわち、ユーザは相
互作用を行うこともでき場合もあるし、相互作用を行うことができない場合もあ
る。それ故、機密保護手段は、ユーザのプライバシーをある程度保護し、ユーザ
の許可がない場合には、第三者に情報を全然知らせない。すなわち、機密保護手
段が作動している場合は、ユーザは、自分がサーバにその要求を送信したいのか
どうかを確認しなければならない。例えば、サーバが端末の現在の位置を要求し
ている場合に、この確認を行うことができる。その後で、サーバからの応答を、
ユーザが選択して受け入れることができ、サーバから要求された位置決め情報を
選択することができる端末からの位置決め情報に対して要求であってもよい。機
密保護手段を設置する主な理由は、場合により、ユーザは、自分の位置を表示す
るが、これは場合によっては非常に危険なことである。

【００５１】 例えば、貴方はサービス・プロバイダの信頼性について確信できない場合があ
る。このことは、要求がサーバのところで処理された場合、ハッカーがユーザの
位置をもっと容易に発見することができ、もっと悪い場合には、端末に返送され
る応答がビールスを含んでいる場合もある。また、すでに説明したように、端末
が上記の位置決め手段に接続している場合には、ユーザの位置が、直接漏れてし
まう恐れがある。このような事態を避けるために、ＷＡＰクライアント、すなわ
ち端末は、スクリプト機能を実行する前に、ＷＭＬスクリプトを呼び出している
場合に、アクセス・ポイントをチェックしなければならない。ＷＭＬスクリプト
が、特殊位置委託サーバ・リストに記載されている、委託したサーバから要求さ
れた場合、またはプッシュされた場合に限って、スクリプトが処理される。この
リストは、ユーザにより管理することができる。また、秘密ライブラリとして、
元のサーバに送信する前に、クライアントのデータにデジタル・サインをするこ
とができるようにする、いわゆるＷＭＬスクリプト秘密ライブラリを使用するこ
とができる。さらに、このライブラリは、送信する前に、ユーザのデータを暗号
化できるようにする。

【００５２】 サーバに最終的な位置決め手段を供給するために、端末は、位置決め手段に接
続することができる。位置決め手段としては、全地球的測位システム（ＧＰＳ）
を使用することもできるし、またはセル識別情報を使用することもできる。位置
決め手段により、ユーザに対する柔軟性はより高度のものになる。例えば、ＧＰ
Ｓ受信機を使用したいユーザは、無線ネットワークから独立することもできるし
、または位置決め情報を供給するために、もっと安い解決方法を選択することが
できる。位置決め手段のもう１つの例は、無線通信ネットワークを使用したい物
であり、例えば、時間差情報を使用し、および／または到着時間情報を使用する
ことにより位置決め情報を入手することができる。

【００５３】 リンク手段と端末との間にセッションを確立するために、リンク手段に要求が
送信される（「要求送信」ステップ５３０）。 リンク手段と端末との間にセッションを確立するために、リンク手段に要求が
送信される（「要求送信」ステップ５３０）。このリンク手段は、端末とサーバ
との間でデータ・パケットを転送するように設定されている。このリンク手段は
、要求情報を正確なアクセス・ポイントへつなぐゲートウェイや代理サーバとす
ることができる。例えば、リンク手段が故障しているかまたは端末がその無線ネ
ットワークの受信可能範囲に入っていないなどのためにリンク手段が要求に応答
しない場合は、端末には、リンク手段との接続が確立できなかったとするエラー
・メッセージが送られる（「要求を受信したか？」ステップ５４０）。その場合
、ユーザは要求の再送信を選択できる（「要求送信」ステップ５３０）。

【００５４】 項目は、リンク手段を通じてサーバにアクセスするための準備を備えるように
設定されたスクリプトを含むことができる。このスクリプトは、リンク用アプリ
ケーション、すなわちサーバと端末との間で異なるタイプのデータ・パケットの
受信および／または送信を可能にするアプリケーションを、ゲートウェイから起
動するかまたはダウンロードすることができる。例えば、異なるタイプのデータ
・パケットは、特殊なテキスト・フォーマットであっても、ソフトウェア・プロ
グラムであっても、画像フォーマットであってもよい。そのため、標準ＷＡＰブ
ラウザを使用することができ、また、例えば、要求により異なるフォーマットで
サポートされている位置決め情報を持つサービス・プロバイダのような新しい機
能に対して柔軟性を持つ。このことは、ＷＭＬ、ＷＭＬスクリプト、およびＸＭ
Ｌ文書用の拡張子をつくることで可能になる。それ故、このスクリプトにより、
端末に直接、そのタイプのデータ・フォーマットをサポートしている適当なアプ
リケーションをダウンロードすることにより、端末内のソフトウェアによりサポ
ートされていないかもしれないデータ・パケットにアクセスすることができるよ
うになる。

【００５５】 一般に、データ・パケットは、元のサーバが保存しているかまたはそこで生成
されたデータ（コンテンツ）である。データ・パケットの内容はクライアントに
よって表示または翻訳印刷される。例えば、あるサービス・プロバイダは、衛星
受信機により供給された位置決め情報を含むデータ・パケットをサポートし、も
う１つのサーバは、セル識別情報により供給された位置決め情報をサポートする
ことができ、第３のサーバは、何も位置決め情報を必要としない。

【００５６】 端末がリンク手段と接続した後、リンク手段はアクセス・ポイントが正しいこ
とを検査することができる（「アクセス・ポイントは既知か？」ステップ５５０
）。例えば、ユーザが、もう存在しないか、スペルが誤っているかまたはその他
の理由で不明なサーバへのアクセスを要求した場合、リンク手段はエラー・メッ
セージを送信することができる。次に、このエラー・メッセージが端末に表示さ
れ、ユーザにエラーについての情報を提供する（「エラー・メッセージ表示」ス
テップ５６０）。次に、ユーザかリンク手段のいずれかからセッションを終了す
ることができる（「終わり」ステップ５７０）。アクセス・ポイントが既知の場
合は、リンク手段はサーバへプルを送ることができる（「サーバーへプルを送る
」ステップ５８０）。

【００５７】 好適な実施形態の場合には、ゲートウェイは無線ネットワークを通じて無線端
末へ送られる内容を符号化し、また無線端末によりゲートウェイへ送られるデー
タを復号化することができる。このことは、このシステム、すなわち端末、リン
ク手段、およびサーバーが符号化／復号化の手段を備えることができ、サーバと
端末との間でのデータ・パケットの高速通信が可能であることを意味する。この
ことから、これにより符号化されていないデータ・パケットよりはるかに送信が
容易な２進データ・パケットの送信が可能になる。

【００５８】 またこのシステムは、無線情報の送信時に高度の機密保護を備えるために、端
末とサーバとの間のデータ・パケットを暗号化／解読することもできる。データ
・パケットは、要求、フォーマット化された要求、応答、およびフォーマット化
された要求を含む。これは、ゲートウェイがエンコーダとデコーダを備えること
を意味する（図示せず）。また、サーバは、暗号化／解読を行うために、別のア
ルゴリズムを含む。暗号化／解読自体は、例えば、ＲＳＡ、デフェ・ヘルマン等
の周知の方法で実行することができる。２進形式のデータ・パケットを処理する
１つの方法は、ＷＢＸＭＬ（無線２進拡張型マークアップ言語）のような、いわ
ゆる、ＷＡＰ２進内容フォーマットを使用するという方法である。

【００５９】 最後に、サーバが要求された情報をリンク手段へ送ったとき、要求された位置
決め情報はさらにリンク手段から端末までとリンクされる（プッシュされる）（
「内容表示」ステップ５９０）。しかし、受信した内容を表示する必要はなく、
例えば、直接メモリへ保存することもできる。最後に、ユーザかリンク手段のい
ずれかからセッションを終了することができる（「終わり」ステップ５７０）。

【００６０】 また、好適な実施形態は、以下で図６を参照しながら説明する。図６の任意の
機能は、点線／点線のボックスで示す。ボックス６００は、本発明の無線通信端
末を表すが、これは上記のとおり電話機とすることができる。この電話機は、自
動車内に設置することができ、カー・ナビゲーション・システムと接続すること
ができる。

【００６１】 電話機６００内部のブラウザ・アプリケーション６０８は、要求を生成するが
、その要求には、要求された位置決め情報を提供できるサーバ６０２の位置を示
すアクセス・ポイントを含む。このアクセス・ポイントは、好適には、さまざま
なインターネット・アプリケーションに見られるＵＲＬ（ユニフォーム・リソー
ス・ロケータ）が好ましい。

【００６２】 位置決め情報の要求は、ＵＲＬ自体の中に含めるか、または別の文書として要
求に添付することができる。要求６１０は、リンク手段６０１へ送られるが、こ
れは、好適には、ＷＡＰゲートウェイまたは、いわゆるＷＡＰ代理であることが
好ましい。ＷＡＰ代理は、電話機６００から要求を受け取り、ステップ６１１で
その要求を直接サーバ６０２へ転送することがある。電話機からの要求６１０の
フォーマットに応じて、ＷＡＰ代理はサーバ６０２へ転送する前にステップ６１
１でプロトコル／フォーマットの変換を行う。次に、ステップ６１２で要求はサ
ーバ６０２へ転送される。 要求６１２は、次に、サーバ・サイトにあるボックス６１４で処理される。そ
の結果、いくつかの手近な位置決め情報を電話機へ戻すことができるが、この例
では、要求処理の結果は、電話機の位置がサービスに必要だということである。

【００６３】 こうしてサーバ６０２は、メッセージ６１６で要求された位置決め情報の表示
をＷＡＰ代理６０１へ送信する。メッセージ６１６は、好適には、電話機６００
の位置を得るためのスクリプト機能を備えるＷＭＬスクリプトを含むことが好ま
しい。メッセージ６１６はＷＡＰ代理６０１で受信され、それがまだ符号化され
ていない場合は、ＷＡＰ代理がステップ６１７でその要求を符号化する。それが
符号化されている場合は、ＷＡＰ代理６０１はそのメッセージを単純に転送する
。

【００６４】 符号化されたメッセージは、次に、ステップ６１８で電話機６００へ送信され
る。端末６００の位置情報を得るためのメッセージ６１８は、機密保護／プライ
バシー上の理由でステップ６２０においてチェックすることができる（すなわち
、ユーザは、ディスプレイ上で、その位置をサーバへ返すことに同意するかどう
かを聞かれる）。ユーザは、位置の送信を許可するか、またはこれ以前のステッ
プでこの委託サーバに位置情報を与えてよいとする一般協定を結ぶ。 受信されたスクリプト機能は、次に、ステップ６２２で処理される。このプロ
セスでは、端末の位置は、上記のような電話機の位置を示しうる利用可能な何ら
かの測位システムから収集する。スクリプト処理６２２の結果は、サーバ６０２
が認識できるフォーマットでの端末の位置の表示を含むストリングである。

【００６５】 次に、このストリングは、ステップ６２６で任意的に符号化手段６２８へ転送
される。ステップ６２８での符号化後のフォーマット例としては、ＸＭＬ文書の
２進表示が考えられる。次に、ステップ６３０で、電話機６００の送信機を通じ
てそれがＷＡＰ代理６０１へ転送される。そのストリングは、直接（６２４，６
３０）ＷＡＰ代理６０１へ転送することもできる。ステップ６２４の返送フォー
マットの例としては、ＸＭＬ文書が考えられる。

【００６６】 位置メッセージ６３２は、位置情報のほかに、位置を要求するサーバのＵＲＬ
を含む。位置情報を含むストリングが電話機６００ですでに符号化されている場
合には、ＷＡＰ代理は、ステップ６３６でストリングがサーバへ転送される前に
ステップ６３４で復号化するが、復号化は任意的にサーバ・サイト６０２のステ
ップ６３８で行うこともできる。

【００６７】 しかし、端末が位置情報を提供することができず、しかもサーバが端末の実際
の位置を知る必要がある場合には、この位置情報を得る代替方法がある。この故
に、もう一度ステップ６２０を見直すと、端末が位置情報を得られない場合には
、端末はこの位置情報の要求を内容タイプまたはヘッダとして代わりにリンク手
段へ転送することができる。すなわち、ステップ６３２は、今度は位置情報では
なく要求になる。ヘッダ・フィールドにより、端末は、位置要求についての追加
情報、および端末自身についての追加情報をリンク手段に送ることができる。こ
れらのフィールドは、プログラム言語方法（手順）呼び出し上のパラメータと同
等の意味を持つ、要求修正子として作用する。

【００６８】 この実施形態の場合には、好適には、内容タイプを使用することが好ましい。
内容タイプまたはヘッダには、端末が位置決め情報を提供できないという表示を
含むことができ、端末のユーザは、端末の位置決め情報を入手する別の方法を探
すオプションを設定することができる。この探索は、例えば、リンク手段や、場
合によっては、サーバ自体によっても行うことができる。端末の位置を発見する
ための探索を実行するのがリンク手段である場合には、この情報が、例えば、Ｘ
ＭＬ文書としてサーバへ送信することができる、すなわちリンク手段が位置情報
を含むＸＭＬ文書を生成することができる。

【００６９】 位置情報は、時間差情報および／または到着時刻情報を使用して、無線通信ネ
ットワークにより提供されるセル識別情報から入手することもできる。端末の位
置を発見するための探索を実行するのがサーバである場合には、この情報を入手
した位置情報に基づいて、直接（または間接）にサーバで処理し、要求された位
置決め情報を生成することができる。位置情報を直接処理する場合には、サーバ
は要求を端末またはリンク手段へ送ることなく位置情報の探索をすることができ
る。位置情報は、リンク手段の場合と同じ方法、すなわち無線通信ネットワーク
により供給されるセル識別情報により入手することもできる。

【００７０】 今度は、サーバ６０２はステップ６４２で終了要求６１０を処理し、ステップ
６４４で要求された位置決め情報をＷＡＰ代理６０１へ返送することができる。
応答メッセージ６４４は、好適には、ＷＭＬ文書を含むことが好ましい。位置決
め情報がまだサーバで符号化されていない場合には、ＷＡＰ代理６０１は、ステ
ップ６４８でこれが電話機６００へ転送される前に、ステップ６４６で符号化す
る

【００７１】 電話機６００とＷＡＰ代理６０１との間でメッセージが送信されるたびに、通
信セッションを確立するか、またはすでに確立されたセッションをこの目的のた
めに使用できる必要がある。ＷＡＰ代理６０１がメッセージをサーバ６０２また
は電話機６００へ送信する前に、そのメッセージ・フォーマットを受信側端末が
サポートするかどうかもチェックする。必要ならば、メッセージを転送する前に
フォーマットを変換する。

【００７２】 要求された位置決め情報が本来は、例えば、車両内のカー・ナビゲーション・
システムからのトラヒック情報であった場合には、受信した情報は必ずしもユー
ザへは提示されない。ブラウザ・アプリケーションが、単純にその情報を、受信
トラヒック情報に基づいてそのトラヒック情報の詳細についてユーザへ知らせな
いまま目的地への経路を再計算するカー・ナビゲーション・システムへ転送する
こともありうる。例えば、カー・ナビゲーション・システムのユーザは、そのカ
ー・ナビゲーション・システムが、自動車が、例えば、計算された目的地への経
路の一部である高速道路へ到達する前にトラヒック情報の要求を発信したことを
知らされる必要はない。

【００７３】 ユーザ・インターフェース 図５（ａ）および図５（ｂ）を参照しながら、本発明によりサーバにアクセス
するとき、ユーザ・インターフェース中のディスプレイがどのように動作しうる
かの例を示す。ユーザ・インターフェースは、図１に示すものと同様の要素、す
なわちキーパッド２、ディスプレイ３、オン／オフボタン４、スピーカ５、およ
びマイクロホン６を備える。また、端末には図２に示す制御手段１８があり、こ
れがユーザ・インターフェースを制御する。まず図５（ａ）には、図１および図
２に示されるように、電話機のディスプレイに現れるレイアウト３１があり、そ
れが、無線通信ネットワーク「Ｄ１テレコム」４０からの信号長３５、バッテリ
ー出力４５，および時刻５０を時間と分で表す時計を示す。

【００７４】 好適には、電話機のディスプレイはＬＣＤ（液晶表示）表示が好ましい。ディ
スプレイは、制御手段により制御できる。レイアウト３０は、待ち状態、すなわ
ち電話機が起動され、例えば、電話を受けたりかけたりの活動を待っているとき
の電話機の例を表す。ディスプレイの下部には、「メニュー」５５および「名前
」６０と記された２つの項目がある。ユーザが「名前」６０を選択すると、その
ユーザは、例えば、組み込みの電話帳にアクセスできる。ユーザが「メニュー」
５５を選択すると、そのユーザはいくつかの別のメニューの中から選ぶことがで
きる。「メニュー」や「名前」などのディスプレイ下部の特別項目を実際に選択
するには、図１を参照して開示したソフトキーを使用して行うことができる。

【００７５】 メニューの１つとして、「ブラウザ」７０と呼ばれる次のレイアウト６５が可
能である。ユーザがこのメニューの使用を選択すると、そのユーザは通信が関係
する別の情報サービス、例えば、インターネットにアクセスすることができる。
この種の情報にアクセスする１つの方法は、無線アプリケーション・プロトコル
、ＷＡＰの利用である。

【００７６】 ユーザが「ホーム」７１を選択すると、次のレイアウト７５へつながり、そこ
では「サービス接続」８０が視覚的に表示される。これは、電話機が、ゲートウ
ェイを通じてサーバへアクセス要求を送ることにより、例えば、インターネット
への接続を確立するためにどのようにしているかの例を示す。ゲートウェイへの
接続が確立すると、「Ｄ１ウェブへようこそ」９０で、何種類かのホームページ
への歓迎テキストが表示される。ユーザが「オプション」９０を選択すると、端
末は別のサービスを提供するサーバへ接続し、それが「サービス接続」８０を示
す同じレイアウト７５で視覚的に表示される。端末がそのサービスに接続される
と、選択のリストが次のレイアウト１１０に示すように表示される。例えば、別
の選択肢には、「位置決め情報」１１５，「個人別電話帳」１２０，「ピザ」１
２５，「ＣＮＮ」１３０などが考えられる。この例では、ユーザは位置決め情報
１１５の使用を選択し、次のレイアウト１３５でそのサービスをもっと詳しくブ
ラウズする。

【００７７】 図５（ｂ）に当たる番号は１３５−２１０である。レイアウト１３５では、選
択した項目のブラウザ・ディスプレイが表示され、それが位置決め情報を提供す
るサービスへのリンクとして示される。ユーザは、「オプション」１４０を使用
してこの項目を選択することができる。

【００７８】 例えば、このレイアウトには別の編集可能フィールドおよび選択リスト・プレ
ースホルダーも設けることができ、それはこの例では角括弧（［］）で示される
。レイアウト１６０の選択肢の１つをハイライトして、選択肢のデフォルト状態
を示すことができる（図示せず）。これらのフィールドには、ユーザが、例えば
、都市名や通りの名称などの場所を、「出発地：［ボーフム］」１７０から別の
場所「到着地：［デュッセルドルフ］」１７５へのように入力することができる
。この故に、ユーザが「オプション」１８０を押すと、ユーザはエディタへ入り
、場所の名前、例えば、「デュッセルドルフ」１８５を、レイアウト１８７に示
したように入力することができる。その後、ユーザは自分が入力を終えればいつ
でもＯＫ１９０を押してよいし、または「クリア」１９１を選択して場所フィー
ルドをクリアすることもできる。

【００７９】 ユーザが自分の位置決めに関連する要求を続けることを望み、別の都市を選択
する場合は、ユーザは、選択時にハイライトされ、レイアウト２３０に示されて
いるオプション「到着地：［グラーツ］」２２５を選択する。次のレイアウト２
３５で、指定できる都市の選択リストが表示される。ユーザは、例えば、「ゴル
デン」２４０を選択し、「ＯＫ」２４５を選択することでその入力を選択する。
次のレイアウト２５０は、それについての位置決め情報を受け取ろうとする選択
された都市をハイライトする。その後、ユーザは「オプション」２６０を選択す
ることができるが、それがこの例では位置決めの計算を起動し、その結果の「ゴ
ルデン：ルート６６上のＳｔａｕ．．．」２６５が次のレイアウト２７０で選択
された情報と一緒に表示される。矢印２８０は、読むべき情報がほかにもあり、
ユーザが、例えば、ソフトキーを使用してスクロールダウンするとそれを見られ
ることを示す。

【００８０】 本発明は、上記説明したものに限られず、また実施形態の例を図示したが、添
付の請求項の範囲内で変形することができる。例えば、ユーザに自分がそこから
の位置決め情報を受け取りたいサーバを指定するオプションを提供することで、
位置決め情報の受信をより柔軟にすることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の手のひらサイズの電話機の好適な実施形態の略図である。

【図２】 セルラー・ネットワークまたはコードレス・ネットワークと通信する、電話機
の不可欠な部品の略図である。

【図３】 本発明の好適な実施形態による、あるネットワーク内の通信端末およびいくつ
かのサーバ間の接続の略図である。

【図４】 本発明による、サーバからセルラー電気通信端末への位置決め情報を受信する
ための方法のフローチャートである。

【図５】 本発明の電話機内のユーザ・インターフェースの一例である。

【図６】 本発明の通信端末、ネットワーク・サーバおよびゲートウェイ間の送信メッセ
ージの一例である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ， ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ Ｆターム(参考） 5B075 ND02 UU13 5K067 AA34 BB04 EE02 EE16 FF23 JJ52 JJ56 【要約の続き】 ・アプリケーション（２０）は、リンク手段（３６０） へのセッションを確立するために、端末（１，３００） 内に配置されている。

Claims (34)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 無線通信端末（１，３００）から送信される要求（５３０）
   に応じてサーバ（３２０−３４０）から無線通信端末（１，３００）へ位置決め
   情報を供給する方法であって、前記端末はブラウザ・アプリケーション（２０）
   を備え、前記サーバ（３２０−３４０）は位置決め手段を備え、該方法は、 −ブラウザ・アプリケーション（２０）により、サーバ（３２０−３４０）の
   位置を示す少なくとも１つのアクセス・ポイントを含む要求（５２０）を生成し
   、さらに、要求された位置決め情報を識別し、前記端末（１，３００）の位置と
   は独立した問合せを生成するステップと、 −要求（５３０）を、通信端末（１，３００）から無線通信ネットワーク（３
   １０）を通してリンク手段（３６０）へ送信することによりリンク手段（３６０
   ）へのセッションを開始するステップと、 −前記アクセス・ポイントによりリンク手段（３６０）のところで前記要求（
   ３５０）を識別するステップと、 −リンク手段のところで前記要求を前記サーバがサポートするフォーマットに
   フォーマット化し、該フォーマット化された要求（５８０）を前記サーバ（３２
   ０−３４０）へ送信するステップと、 −前記サーバ（３２０−３４０）のところで前記問合せを前記位置決め手段に
   より処理するステップと、 −前記サーバ（３２０−３４０）から前記リンク手段（３６０）へ前記フォー
   マット化された要求に対する応答を送信し、該応答は前記要求された位置決め情
   報の表示を含むステップと、 −前記応答を前記端末（１，３００）がサポートするフォーマットにフォーマ
   ット化することにより前記端末（１，３００）と前記リンク手段（３６０）との
   間のセッションを確立し、該フォーマット化された応答を前記リンク手段（３６
   ０）から前記無線通信ネットワーク（３１０）を通して前記端末（１，３００）
   へ送信するステップと、 −前記端末上の要求された位置決め情報の表示を前記ブラウザ・アプリケーシ
   ョン（２０）により表示する（５９０）ステップとを含むことを特徴とする方法
   。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の方法において、 前記端末（１，３００）が機密保護手段をさらに備え、前記機密保護手段が前
   記サーバ（３２０−３４０）へ送信される前記要求の確認を要求することを特徴
   とする方法。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の方法において、 前記要求、フォーマット化された要求、応答、および／またはフォーマット化
   された応答が、無線情報の送信時に高度の機密保護を備えるために、前記端末（
   １，３００）、前記リンク手段（３６０）、および／または前記サーバ（３２０
   −３４０）により暗号化されていることを特徴とする方法。
4. 【請求項４】 請求項１乃至３のいずれか１項に記載の方法において、 前記要求、フォーマット化された要求、応答、および／またはフォーマット化
   された応答が、要求、フォーマット化された要求、応答、およびフォーマット化
   された応答の高速送信を備えるために、前記端末（１，３００）、前記リンク手
   段（３６０）、および／または前記サーバ（３２０−３４０）により符号化され
   ていることを特徴とする方法。
5. 【請求項５】 請求項１乃至４のいずれか１項に記載の方法において、 前記位置決め手段が位置決め情報を含むデータベースにより処理を実行するこ
   とを特徴とする方法。
6. 【請求項６】 請求項１乃至５の何れか１項に記載の方法において、 前記要求、フォーマット化された要求、応答、および／またはフォーマット化
   された応答を、ＷＭＬ（無線マークアップ言語）、ＷＭＬスクリプト、またはＸ
   ＭＬ（拡張型マークアップ言語）を使用して定式化することを特徴とする方法。
7. 【請求項７】 請求項１乃至６の何れか１項に記載の方法において、 前記リンク手段が、前記サーバにより要求される前記端末の位置決め情報を任
   意的に探索しており、また前記要求された位置決め情報を前記リンク手段から前
   記サーべへ送信していることを特徴とする方法。
8. 【請求項８】 請求項７に記載の方法において、 前記リンク手段が、前記サーバにより要求される前記位置決め情報を取得する
   ために、セルラー位置要求を前記無線通信ネットワークへ送信することにより位
   置決め情報を検索していることを特徴とする方法。
9. 【請求項９】 請求項１乃至６の何れか１項に記載の方法において、 前記サーバが前記端末の位置決め情報を任意的に探索しており、また前記要求
   された位置決め情報を、検索された位置決め情報に基づいて、前記サーバから前
   記リンク手段を通じて前記端末へ送信していることを特徴とする方法。
10. 【請求項１０】 請求項９に記載の方法において、 前記サーバが、前記位置決め情報に基づいて前記要求される位置決め情報を取
    得するために、セルラー位置要求を前記無線通信ネットワークへ送信することに
    より位置決め情報を検索していることを特徴とする方法。
11. 【請求項１１】 請求項１乃至１０の何れか１項に記載の方法において、 前記端末の位置決め情報を判断するために、前記端末が位置決め手段を備え、
    また前記端末の位置の表示を供給するために、前記サーバからの要求に合わせて
    前記位置決め情報を前記サーバへ任意的に送信することを特徴とする方法。
12. 【請求項１２】 請求項１乃至１１の何れか１項に記載の方法において、 端末の位置決め情報を判断するために、前記端末（１，３００）が位置決め手
    段（３７０）を備え、また前記端末の位置の表示を供給するために、前記サーバ
    へ送信される前記要求の中で前記位置決め情報を前記サーバ（３２０−３４０）
    へ任意的に送信することを特徴とする方法。
13. 【請求項１３】 請求項１１または１２に記載の方法において、 前記位置決め情報が、観察された時間差情報を使用し、および／または到着時
    間情報を使用することにより、セル識別情報による前記位置決め手段（３７０）
    を供給することにより取得され、この情報が前記無線通信ネットワーク（３１０
    ）により供給されることを特徴とする方法。
14. 【請求項１４】 請求項１１または１２に記載の方法において、 前記位置決め情報が、衛星位置決めシステムによる前記位置決め手段（３７０
    ）を供給することにより取得される方法において、このシステムが前記無線通信
    ネットワーク（３１０）とは独立して位置決め情報を提供することを特徴とする
    方法。
15. 【請求項１５】 サーバ（３２０−３４０）からの位置決め情報にアクセス
    するための無線通信端末（１，３００）であって、該端末（１，３００）は、 −リンク手段（３６０）に接続している無線通信ネットワーク（３１０）を通
    して、位置決め手段を含む少なくとも１つのサーバ（３２０−３４０）から／へ
    データ・パケットを受信し、送信するように配置されている受信機および送信機
    （１９）において、前記リンク手段（３６０）は前記端末（１，３００）と前記
    サーバ（３２０−３４０）との間で前記データ・パケットを転送するように配置
    されている受信機および送信機（１９）と、 −前記サーバ（３２０−３４０）の位置を示すアクセス・ポイントを備える少
    なくとも１つの項目を含むメモリ（１７ａ，１７ｂ）において、前記サーバが、
    前記無線通信ネットワーク（３１０）を通じて、前記アクセス・ポイントを含む
    データ・パケットとして要求（５３０）を、前記サーバ（３２０−３４０）から
    の内容にアクセスし受信するために前記リンク手段（３６０）へ送信することに
    よりアクセスされるメモリと、 −前記メモリ（１７ａ，１７ｂ）から前記項目を読み取る（５１０）ことによ
    って前記リンク手段へのセッションを確立するように配置され、前記送信機（１
    ９）が前記要求（５３０）をデータ・パケットとして前記リンク手段（３６０）
    を通じて前記サーバ（３２０−３４０）へ送信することを可能にし、また前記受
    信機（１９）により受信した内容を処理するブラウザ・アプリケーション（２０
    ）と、 −前記ブラウザ・アプリケーション（２０）に接続され、前記サーバから受信
    した表示内容（５９０）のための表示手段（３，１３）と、前記ブラウザ・アプ
    リケーションへの入力を供給するユーザ入力手段（２，６）とを有するユーザ・
    インターフェース（２−６）とを含み、 前記端末（１，３００）の位置とは独立した位置決め情報の問合せを含み、前記
    入力は前記要求の中で供給され、前記位置決め情報により前記サーバ（３２０−
    ３４０）からの前記位置決め情報の表示を含む内容を受信し表示するように配置
    された、前記入力を特徴とする端末。
16. 【請求項１６】 請求項１５に記載の無線通信端末（１，３００）において
    、 前記端末が、さらに、機密保護手段を含み、前記機密保護手段が前記サーバ（
    ３２０−３４０）へ送信される前記要求の確認を要求することを特徴とする端末
    。
17. 【請求項１７】 請求項１５または１６に記載の無線通信端末（１，３００
    ）において、 前記ブラウジング・アプリケーション（２０）が、無線情報の送信時に高度の
    機密保護を備えるために、暗号化されたフォーマットで前記要求を送信し前記内
    容を受信するための暗号化／解読手段を備えることを特徴とする端末。
18. 【請求項１８】 請求項１５乃至１７のいずれか１項に記載の無線通信端末
    （１，３００）において、 前記ブラウジング・アプリケーション（２０）が、さらに、無線情報の送信時
    に高度の機密保護を備えるために、符号化されたフォーマットで前記要求を送信
    し前記内容を受信するための符号化／復号化手段を備えることを特徴とする端末
    。
19. 【請求項１９】 請求項１５乃至１８のいずれか１項に記載の無線通信端末
    （１，３００）において、 前記ブラウジング・アプリケーション（２０）が、前記要求、フォーマット化
    された要求、応答、および／またはフォーマット化された応答を、ＷＭＬ（無線
    マークアップ言語）、ＷＭＬスクリプト、またはＸＭＬ（拡張型マークアップ言
    語）を使用して定式化するように配置されることを特徴とする端末。
20. 【請求項２０】 請求項１５乃至１９の何れか１項に記載の無線通信端末（
    １，３００）において、 前記端末（１，３００）が、さらに、位置決め手段（３７０）を備え、前記端
    末（１，３００）の位置の表示を供給するために、前記端末（１，３００）の位
    置決め情報を判断し、また前記サーバからの要求に合わせて前記サーバ（３２０
    −３４０）へ前記位置決め情報を任意的に送信するように配置されることを特徴
    とする端末。
21. 【請求項２１】 請求項１５乃至１９の何れか１項に記載の無線通信端末（
    １，３００）において、 前記端末（１，３００）が位置決め手段（３７０）をさらに備え、前記端末（
    １，３００）の位置の表示を供給するために、前記端末（１，３００）の位置決
    め情報を判断し、また前記サーバへの前記要求の中で前記サーバ（３２０−３４
    ０）へ前記位置決め情報を任意的に送信するように配置されることを特徴とする
    端末。
22. 【請求項２２】 請求項２０または２１に記載の無線通信端末（１，３００
    ）において、 前記位置決め手段（３７０）が前記無線通信ネットワーク（３１０）により供
    給され、観察された時間差情報を使用し、および／または到着時間情報を使用し
    てセル識別情報を受信するように配置されていることを特徴とする端末。
23. 【請求項２３】 請求項２０または２１に記載の無線通信端末（１，３００
    ）において、 前記位置決め手段（３７０）が衛星位置決めシステムにより供給され、前記無
    線通信ネットワーク（３１０）とは独立して位置決め情報を受信するように配置
    されていることを特徴とする端末。
24. 【請求項２４】 請求項１５乃至２３の何れか１項に記載の無線通信端末（
    １，３００）において、 前記端末がセルラーホンであることを特徴とする端末。
25. 【請求項２５】 サーバ（３２０−３４０）からの位置決め情報にアクセス
    するためのシステム（３０１）であって、該システム（３０１）は、 −無線通信端末（１，３００）と、 −前記無線通信端末（１、３００）とリンク手段（３６０）との間の接続を確立
    するように配置された無線通信ネットワーク（３１０）と、 −前記無線通信端末（１，３００）へのセッションを可能にし、前記端末（１，
    ３００）と前記サーバ（３２０−３４０）との間でデータ・パケットを転送する
    ように配置されているリンク手段（３６０）と、 −前記端末（１，３００）から／へデータ・パケットを受信および／または送信
    するように配置された、位置決め手段を含む少なくとも１つのサーバ（３２０−
    ３４０）とを含み、 前記無線通信端末（１，３００）が、 −リンク手段（３６０）に接続している無線通信ネットワーク（３１０）を通
    して、位置決め手段を含む少なくとも１つのサーバ（３２０−３４０）から／へ
    データ・パケットを受信し、送信するように配置されている受信機および送信機
    （１９）であって、前記リンク手段（３６０）は前記端末（１，３００）と前記
    サーバ（３２０−３４０）との間で前記データ・パケットを転送するように配置
    されている受信機および送信機と、 −アクセスされる前記サーバ（３２０−３４０）の位置を示すアクセス・ポイ
    ントを備える少なくとも１つの項目を含むメモリ（１７ａ，１７ｂ）であって、
    前記サーバが、前記無線通信ネットワーク（３１０）を通して、前記アクセス・
    ポイントを含むデータ・パケットとして要求（５３０）を、前記サーバ（３２０
    −３４０）からの内容にアクセスし受信するために前記リンク手段（３６０）へ
    送信することによりアクセスされるメモリと、 −前記メモリ（１７ａ，１７ｂ）から前記項目を読み取ることにより前記リン
    ク手段（３６０）へのセッションを確立するように配置され、前記送信機（１９
    ）が前記要求をデータ・パケットとして前記リンク手段（３６０）を通して前記
    サーバ（３２０−３４０）へ送信することを可能にし、前記受信機（１９）によ
    り受信した内容を処理するブラウザ・アプリケーション（２０）と、 −前記サーバ（３２０−３４０）からの位置決め情報にアクセスするための前
    記ブラウザ・アプリケーション（２０）への入力を供給する入力手段（２，６）
    とを有し、 前記入力が前記端末（１，３００）の位置とは独立した位置決め情報の問合せ
    を含み、前記入力が前記要求の中で供給され、前記位置決め情報により前記サー
    バ（１，３００）からの前記位置決め情報の表示を含む内容を受信し表示するよ
    うに配置された、前記端末（１，３００）上の前記入力手段（２，６）により供
    給されることを特徴とするシステム。
26. 【請求項２６】 請求項２５に記載のシステム（３０１）において、 前記端末（１，３００）が機密保護手段をさらに含み、該機密保護手段が前記
    サーバ（３２０−３４０）へ送信される前記要求の確認を要求するように配置さ
    れていることを特徴とするシステム。
27. 【請求項２７】 請求項２５または２６に記載のシステム（３０１）におい
    て、 該システム（３０１）が、無線情報の送信時に高度の機密保護を備えるために
    、前記端末（１，３００）、リンク手段（３６０）、および／またはサーバ（３
    ２０−３４０）用に配置された、暗号化されたフォーマットで前記要求を送信し
    前記内容を受信するための暗号化／解読手段を備えることを特徴とするシステム
    。
28. 【請求項２８】 請求項２５乃至２７のいずれか１項に記載のシステム（３
    ０１）において、 該システム（３０１）が、無線情報の送信時に高度の機密保護を備えるために
    、前記端末（１，３００）、リンク手段（３６０）、および／またはサーバ（３
    ２０−３４０）用に配置された、符号化されたフォーマットで前記要求を送信し
    前記内容を受信するための符号化／復号化手段をさらに備えることを特徴とする
    システム。
29. 【請求項２９】 請求項２５乃至２８の何れか１項に記載のシステム（３０
    １）において、 前記端末（１，３００）が位置決め手段（３７０）をさらに備え、前記端末（
    １，３００）の位置の表示を供給するために、前記端末（１，３００）の位置決
    め情報を判断し、また前記サーバからの要求に合わせて前記サーバ（３２０−３
    ４０）へ前記位置決め情報を任意的に送信するように配置されることを特徴とす
    るシステム。
30. 【請求項３０】 請求項２５乃至２８の何れか１項に記載のシステム（３０
    １）において、 前記端末（１，３００）が位置決め手段（３７０）をさらに備え、前記端末（
    １，３００）の位置の表示を供給するために、前記端末（１，３００）の位置決
    め情報を判断し、また前記サーバへの前記要求の中で前記サーバ（３２０−３４
    ０）へ前記位置決め情報を任意的に送信するように配置されることを特徴とする
    システム。
31. 【請求項３１】 請求項２９または３０に記載のシステム（３０１）におい
    て、 前記位置決め手段（３７０）が前記無線通信ネットワーク（３１０）により供
    給され、観察された時間差情報を使用し、および／または到着時間情報を使用し
    てセル識別情報を受信するように配置されていることを特徴とするシステム。
32. 【請求項３２】 請求項２９または３０に記載のシステム（３０１）におい
    て、 前記位置決め手段（３７０）が全地球的衛星システムにより供給され、前記無
    線通信ネットワーク（３１０）とは独立して位置決め情報を受信するように配置
    されていることを特徴とするシステム。
33. 【請求項３３】 請求項２５乃至３２の何れか１項に記載のシステム（３０
    １）において、 前記サーバ（３２０−３４０）、前記リンク手段（３６０）、および前記端末
    （１，３００）の間の通信が無線アプリケーション・プロトコルに従うことを特
    徴とするシステム。
34. 【請求項３４】 請求項２５乃至３３の何れか１項に記載のシステム（３０
    １）において、 前記端末、リンク手段、および／またはサーバが前記要求、フォーマット化さ
    れた要求、応答、および／またはフォーマット化された応答を、それぞれＷＭＬ
    （無線マークアップ言語）、ＷＭＬスクリプト、またはＸＭＬ（拡張型マークア
    ップ言語）を使用して定式化するように配置されることを特徴とするシステム。