JP2003509898A - 光情報伝送装置および方法 - Google Patents

光情報伝送装置および方法

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JP2003509898A JP2001522709A JP2001522709A JP2003509898A JP 2003509898 A JP2003509898 A JP 2003509898A JP 2001522709 A JP2001522709 A JP 2001522709A JP 2001522709 A JP2001522709 A JP 2001522709A JP 2003509898 A JP2003509898 A JP 2003509898A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/06Polarisation multiplex systems

Abstract

(57)【要約】 この装置および対応する方法では、種々異なって偏光された光学的部分信号(OS1,OS2)に対して受信側においてこれら光学的部分信号(OS1,OS2)間に発生する干渉(INT1,INT2)が検出され、そこから少なくとも制御信号(L1,L2,L12)が形成されかつ固定の偏光素子が後置接続されている偏光変換器を制御するために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、独立請求項1と16の上位概念による、光情報の伝送装置および伝
送方法に関する。
【0002】 偏光された種々の光学的部分信号を用いた光情報伝送のための偏光マルチプレ
クサ、装置並びに方法が光学的伝送システムの容量を高めるために使用される。
European Conference on Optical Communications の会議、1993, Montrux, Sch
weiz, pp.401-404, 講演 WeP9.3, F. Heismann et al. "Automatic Polarizatio
n Demultiplexer for Polarization-Multiplexed Transmission Systems" には
、光学的偏光マルチプレクス伝送システムが記載されている。この構成の重大な
欠点は、受信側での偏光変換器の制御が、2つの偏光マルチプレクスチャネルが
後置接続された偏光ビームスプリッタの2つの出力側で分配されるように行われ
ることである。このために再生されたクロックの補正信号が受信信号により形成
され、この受信信号が偏光変換器の調整によって最大化される。
【0003】 この従来技術による手段は複数の欠点を有する: まず補正積が、交流電圧結合された純粋な擬似ランダムシーケンスを設定する
場合に時間平均において消失する。このことは制御を困難にするか、不可能にす
る。
【0004】 2つの偏光マルチプレクスチャネルを区別するために、さらに異なるビット速
度を選択しなければならない。このことは実際には許容できない。また明確に異
なる光学的波長を選択しなければならない。このことは同様に実際には許容でき
ない。
【0005】 本発明の課題は、従来技術の欠点を回避した、光情報伝送のための装置並びに
方法を提供することである。
【0006】 この課題は請求項1記載の装置、並びに請求項16記載の方法によって解決さ
れる。
【0007】 本発明の有利な改善形態は従属請求項に記載されている。
【0008】 上記問題の解決は、異なって偏光された2つの光学的偏光マルチプレクス信号
の発生する干渉を信号処理モジュールで検知し、制御可能な偏向素子の制御のた
めに用いることによって解決される。このためにこの干渉を送信側でランダム化
する。相応するスペクトル部分信号は偏光制御器によって最小化され、これによ
り偏光マルチプレクスの際のクロストークは最小になる。従来技術の前記欠点は
すべて回避される。
【0009】 本発明の実施例では、偏光マルチプレクス信号が送信側でレーザ信号から形成
され、このレーザ信号はまず2つの信号経路に分配され、そこでそれぞれ別個に
強度変調される。この信号経路は続いて偏光ビームスプリッタで直交偏光により
まとめられる。同時にレーザの周波数が変調される。この経路の伝搬時間差によ
って周波数変調がマルチプレクス信号間の差分位相変調になる。
【0010】 受信側では信号がカプラにより2つの受信経路に分配される。各受信経路では
入力側偏光制御部、それぞれ不所望の偏光マルチプレクスチャネルを抑圧するた
めの偏光器、各1つのフォトダイオードを備える従来のフォト受信器、そしてフ
ォトダイオードに後置接続された電気データ信号再生器が続いている。それぞれ
1つのフィルタによってスペクトル部分信号が検出される。この部分信号は、マ
ルチプレクス信号の1つが偏光器によって完全に抑圧された場合のみ消失する。
このことにより簡単で同時に効率の良い制御基準がそれぞれの偏光変換器の調整
に対して得られる。この場合、再生器の各々は偏光マルチプレクスチャネルだけ
を受信し、これにだけ応答する。このことは信号の所望の受信側分離に相当する
【0011】 改善形態では、フィルタに到達する前に有利には、それぞれ他方のチャネルの
再生されたデータ信号の時間的導関数と相関される。このようにして高精度の制
御基準が、偏光モード分散の補償のために得られる。
【0012】 本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
【0013】 図1は、ただ1つのレーザを有する偏光マルチプレクス送信器を示す。
【0014】 図2は、2つのレーザを有する偏光マルチプレクス送信器を示す。
【0015】 図3は、本発明の受信器を示す。
【0016】 図4は、セパレータ/検出器を示す。
【0017】 図5は、図3の一部の変形を示す。
【0018】 図6は、線形偏光状態のベクトル線図である。
【0019】 図7は、セパレータ/検出器の実施例を示す。
【0020】 図8は、フィルタユニットの実施例を示す。
【0021】 図9は、フィルタユニットの別の実施例を示す。
【0022】 図10は、本発明の受信器の別の構成を示す。
【0023】 図11は、図10の一部の変形を示す。
【0024】 図12は、相関素子を示す。
【0025】 図13は、相関素子の有利な構成を示す。
【0026】 図14は、別の相関素子を示す。
【0027】 図1の送信装置では、送信レーザLAの出力信号が送信側出力分配器PMCに
よってほぼ同じ出力で2つの光波導体に分配される。場合により必要な光学的お
よび/または電気的増幅器はここで以降の図面には分かり易くするため図示され
ていない。送信側出力分配器PMCは例えば偏光特性のあるファイバカップラと
することができる。このようにして得られた信号は各変調器MO1,MO2を通
して導かれる。変調器は有利には強度変調器として、または例えば位相変調器と
して構成されており、ここで送信側変調信号SDD1ないしSDD2が重畳され
、光学的部分信号OS1,OS2が形成される。これらの信号は変調されている
。OS1は第1の光学的部分信号であり、OS2は第2の光学的部分信号である
。これらの信号は送信側変調ビームスプリッタPBSSにより有利には直交変調
により組み合わされる。送信側偏光ビームスプリッタPBSSの代わりに、簡単
な光学的指向性カプラを使用することもできる。
【0028】 変調器MO1,MO2と送信側変調ビームスプリッタPBSSとの間の接続に
対しては例えば同様に偏光特性のある光導波体をそれぞれ設けることができる。
これら光導波体の一方は90゜だけ回転している。これとは択一的にこの接続の
一方にモード変換器を設けることもできる。
【0029】 光学的部分信号OS1,OS2を組み合わせた後に所望のコヒーレンスを得る
ため、差分位相変調器DPMがこれら2つの光学的部分信号OS1,OS2の間
に設けられており、この位相変調器は位相差変調手段によって形成される。第1
の位相差変調手段PDM1,PDM2,PDM12,PDM21は択一的にあm
たは補充的に使用することができる。これらの位相差変調手段は、光学的信号O
S1,OS2の角度変調器PHMO1,PHMO2、または差分角度変調器PH
MO12,PHMO21である。ここで差分とは、理想的な場合に相互に直交す
る偏光光学的部分信号OS1,OS2間の角度変調が作用することを意味する。
ここで周波シフトが形成される場合には、出力光導波体に周波数差FDが存在す
る。第1の位相差変調手段PDM1,PDM2,PDM12,PDM21を実現
するのに適する周波数シフタ(やはり差分)はとりわけ音響光学的または電子光
学的に動作することができる。ただし有利には完全なモード変換を行う位相差変
調手段PDM1,PDM2,PDM12が同時に出力分配に用いられない場合で
ある。送信側出力分配器PMCもまた、例えば周波数シフトとして動作する音響
光学的モード変換器(半分の出力変換)により実現される場合には、位相差変調
手段PDM21として用いることができる。このモード変換器には偏光ビームス
プリッタが続いている。
【0030】 偏光マルチプレクス送信器の別の実施例では、送信レーザLAに光学的周波数
変調信号FMSが印加される。この周波数変調信号は別の位相差変調手段PDM
Oにより生成される。例えば約100MHzの偏移による正弦波状の光学的周波
数変調FMは10Gb/s送信器の送信バンド幅にはほとんど影響しない。変調
器MO1,MO2を通る光学的部分信号の光学的伝搬時間DT1,DT2の間の
伝搬時間差絶対値|DT1−DT2|が送信側出力分配器PMCと送信側変調ビ
ームスプリッタPBSSとの間でゼロとは異なるように選択することによって、
周波数変調が光学的部分信号OS1,OS2の所望の差分位相変調DPMに、送
信側偏光ビームスプリッタPBSSの後方で変換される。この差分位相変調は光
学的周波数変調FMに依存するスペクトルを有している。
【0031】 最も簡単な場合、外部光学的周波数変調FMを省略することができ、その代わ
りに送信レーザの自然な周波数変動、すなわちそのライン幅を使用する。この周
波数変動によっても、光学的伝搬時間DT1,DT2の間の伝搬時間差絶対値|
DT1−DT2|が光学的部分信号OS1,OS2間の差分位相変調DPMに変
化する。
【0032】 さらに光学的部分信号OS1とOS2との間の差分位相変調DPMは、図1と
は択一的に2つの光学的送信器TX1,TX2を有する図2の送信装置が使用さ
れる場合にも存在する。光学的送信器TX1,TX2は直交偏光光学的部分信号
OS1,OS2を出力する。これら信号は送信側偏光ビームスプリッタPBSS
で組み合わされる。この場合、光学的送信器TX1,TX2が送信側位相差変調
手段PBSSと共に別の位相差変調手段PDMLとして作用する。これにより発
生する差分位相変調DPMは静的位相角差EPSに加算される。この静的位相角
差EPSは所定の時点で光学的部分信号間に発生するものである。光学的送信器
TX1,TX2は、光学的送信器TX1に対する送信側変調信号SDD1と、光
学的送信器TX2に対するSDD2によって変調される。
【0033】 図1と図2の送信装置の目的はそれぞれ、干渉位相角のランダム化である。す
なわち周波数差FDが光学的部分信号OS1,OS2間に存在する場合には、光
学的部分信号OS1とOS2間の差分位相変調DPMのcos関数とsin関数
とがそれぞれ平均値ゼロを有することができ、その結果、後で説明するようにし
て得られる入力側制御信号L1,L2,L3が静的位相角差EPSに依存しなく
なる。
【0034】 図2は、偏光マルチプレクスを有する伝送システムの基本構造を示す。光学的
部分信号OS1,OS2を送信側偏光ビームスプリッタPBSSによりまとめた
後、信号は続いて光導波体LWLを介して、入力側EIを有する受信器RXに伝
送される。光導波体LWLは偏光特性を有していないから、2つの光学的部分信
号OS1,OS2を再び分離するのが困難である。
【0035】 図3では受信器RXが例えば、セパレータ/検出器SDと後置接続された受信
器電子回路とからなる。
【0036】 偏光マルチプレクスに対するセパレータ/検出器SDが図4に示されている。
受信された光学的部分信号は入力側EIから制御可能な偏光素子SUBに導かれ
る。この偏光素子は有利にはエンドレスに制御可能に構成された偏光変換器PT
を含んでおり、この偏光変換器は少なくとも1つの第1の出力側制御信号ST1
,有利には第2の出力側制御信号ST2も受信する。第1の出力側制御信号ST
1も第2の出力側制御信号ST2も、1つまたは複数の信号からなることができ
る。偏光変換器PTの出力側には、固定の偏光素子EPBSが取り付けられてい
る。この偏光素子は偏光ビームスプリッタとして構成することができ、第1と第
2の信号成分OUT1,OUT2を出力側に出力する。信号成分OUT1,OU
T2は理想的な場合、直交偏光された光学的部分信号OS1ないしOS2とすべ
きである。しかしこのことが当てはまるのは、制御可能な偏光変換器PTが適切
に調整されているときだけである。この偏光変換器は、PMD補償器に適するよ
う構成された第1の入力側偏光変換器PMDC、前記PMD補償器、および光学
的信号OS1,OS2の伝播方向で補償器に続く出力側偏光変換器SPTを有す
る。PMD補償器はその制御のために形成された出力側制御信号STW1,ST
W2により制御される。また前記出力側偏光変換器はその制御のために形成され
た制御信号ST1,ST2により制御される。これに対して制御可能な偏光変換
器PTが理想的に調整されていないと、クロストークがそれぞれ不所望の光学的
部分信号OS2ないしOS1によって生じる。本発明の基本思想では、この場合
に発生する2つの光学的部分信号OS1,OS2の干渉INT1ないしINT2
を検知する。これらの信号成分OUT1ないしOUT2にはこの干渉INT1な
いしINT2が発生し、ここでは光学的フィールド強度または光学的出力によっ
て知ることができる。
【0037】 信号成分OUT1ないしOUT2はフォト検知器PD11ないしPD21で検
出され、これらのフォト検知器は第1の検出信号ED1と第2の検出信号ED2
を形成する。これらの検出信号は再び、干渉INT1ないしINT2を含む。し
かしここではフォト検知器PD11ないしPD21のフォト電流によって知るこ
とができる。
【0038】 入力側偏光変換器PMDC、すなわちPMD補償器PMDCは、例えばドイツ
特許願19841755.1および19830990.2に記載されているよう
に構成することができる。同様に少なくとも近似的に周波数に依存せずに制御可
能な偏光変換器の構成も重要であり、この偏光変換器には、周波数に強く依存す
る固定の偏光変換器が後置されている。この固定の偏光変換器は例えば第1次の
偏光モード拡散だけを有する。後者は、2つのモード間で差のある群伝搬時間を
有する一体的偏光特性ファイバからなることができる。このような構成はIEE
E J. Light wave Technology, 17 (1999) 9, pp.1602-1616 およびそこに引用
された文献から公知である。制御可能な偏光素子SUBまたはその一部、とりわ
け制御可能な偏光変換器PTは、例えばニオブ酸リチウムからなる基板上に集積
することができる。集積構造の代わりに、例えば入力側偏光変換器PMDCを省
略し、出力側偏光変換器SPTと、偏光ビームスプリッタとして構成された固定
の偏光素子EPBSを、European Conference on Optical Communications の会
議、1993, Montrux, Schweiz, pp.401-404, 講演 WeP9.3,に記載のように構成す
ることもできる。ドイツ特許願19858148.3,19919576.5に
記載のような実施形態も可能である。
【0039】 検出信号ED1,ED2は有利には図3に示すようにデジタル受信器D1,D
2に供給される。これらのデジタル受信器は判定器およびクロック再生ユニット
を含むことができ、データ出力信号DD1,DD2を出力する。このデータ出力
信号は理想的な場合、送信側変調信号SDD1ないしSDD2と論理的に同じで
ある。
【0040】 検出信号ED1,ED2は信号処理モジュールDRに供給される。基本的にそ
の代わりに、制御可能な偏光素子SUBを通過した信号成分OUT1,OUT2
をこの信号処理モジュールDRに供給することもできる。この場合は、この信号
成分OUT1,OUT2の処理のために構成され、フォト検知器PD11,PD
21は省略される。
【0041】 この信号モジュールDRは、光学的部分信号OS1,OS2間で発生する干渉
INT1,INT2を検知し、制御器RG1,RG2を含むことができる。信号
処理モジュールDRではこの目的のために、検出信号ED1,ED2として形成
された処理可能な信号EDV1,EDV2が処理される。そして出力側制御信号
ST1,ST2を出力する。この信号は出力側偏光変換器SPT1,SPT2を
制御する。この処理可能な信号EDV1,EDV2はこのためにフィルタLED
1ないしLED2に供給される。コストを低く押さえるために、フォトダイオー
ドにおけるデータ信号の取り出されない電極での電流を測定することができる。
このことの利点は、データ信号に誤差が生じないことであり、またフォトダイオ
ードの他方の電極に存在する、アースへの容量性ブロックによってすでに少なく
とも部分的に所望のフィルタリングが行われることである。検出信号ED1,E
D2はこの場合それぞれ、一方の線路においては広帯域のデータ信号から、他方
の線路においては低周波の信号からなる。前者はデジタル受信器D1ないしD2
でさらに処理され、後者はフィルタLED1ないしLED2に供給される。これ
とは択一的に広帯域データ信号が一方の線路で、低周波データ信号が他方の線路
でそれぞれ2つの異なるフォトダイオードで発生し、これらがそれぞれ前置接続
された別の光学的出力分配器と共働してフォト検知器PD11ないしPD21を
形成することもできる。
【0042】 フィルタLED1,LED2は有利にはシンボル速度と比較して低周波のバン
ドパスフィルタとして構成されており、これによりスペクトル部分信号FIO1
,FIO2を選択する。この周波数領域においては、図1または図2の送信装置
の特別の構成によって制御可能な偏光素子SUBに、光学的部分信号OS1とO
S2との間の干渉INT1,INT2が発生する。光学的周波数変調器FMを使
用する場合には、これはそれぞれ変調周波数MOである。すなわち周波数変調偏
移(例えば1MHz)とは等しくなく、約0.1Hzから1GHzの領域の他の
変調周波数も少なくとも原則的に適する。変調周波数と整数nとの倍数n*MO
も単独でまたは整数と共に評価することができる。フィルタLED1,LED2
は有利にはバンドパスフィルタとして構成される。直流成分を通過させるローパ
スフィルタとして構成することも可能である。周波数変調信号FMSが非周期的
である場合、または光学的送信器TX1,TX2の線形幅によって、光学的部分
信号OS1,OS2間の周波数差FDが大きく変動する場合には、フィルタLE
D1,LED2は有利には検出信号ED1,ED2中の干渉INT1,INT2
のスペクトル最大を通過させる。
【0043】 フィルタLED1,LED2の出力側で選択されたスペクトル部分信号FIO
1,FIO2は検知器DET1ないしDET2に供給される。この検知器は、場
合によりローパスフィルタLPF1,LPF2でのローパスフィルタリング後に
、入力側制御信号L1,L2を形成する。これらの検知器DET1,DET2は
有効値検知器または出力検知器として構成することができる。出力検知器として
構成されている場合は、そうおうのスペクトル部分信号FIO1,FIO2の2
次のモーメントSOMD1,SOMD2が評価される。入力側制御信号L1,L
2はこの場合、この2次モーメントSOMD1,SOMD2の線形に構成された
関数Fである。有効値検知器として構成された場合、入力側制御信号L1,L2
は、このスペクトル部分信号FIO1,FIO2の2次モーメントSOMD1,
SOMD2の、二乗根関数として構成された関数Fである。場合によりピーク値
検知器および類似の装置を使用することができる。これはとりわけ、実質的に単
周波数のスペクトル部分信号FIO1,FIO2が存在し、そのピーク値がここ
でも少なくとも近似的に、二乗根関数として形成された出力の関数Fである。す
なわちこのスペクトル部分信号FIO1,FIO2のこの2次モーメントSOM
D1,SOMD2である。入力側制御信号L1,L2は制御器RG1,RG2に
供給され、制御器の出力信号は出力側制御信号ST1,ST2として、セパレー
タ/検出器SDにおける制御可能な偏光素子SUBの制御に用いられる。この実
施例ではセパレータ/検出器SDに含まれる偏光変換器PTの制御に用いられる
。制御器RG1,RG2は、入力側制御信号L1,L2が最小絶対値を取るよう
に、すなわち光学的部分信号OS1とOS2間の干渉INT1,INT2が最小
であるように構成される。これにより最適の受信器機能が保証される。
【0044】 図3の受信器RXの、すでに説明した本発明の信号処理モジュールDRは、図
5に示した本発明の別の変形実施例によって構成することもできる。このことが
可能であるのは、制御可能な偏光素子SUBを備えるセパレータ/検出器SDが
設けられており、この制御可能な偏光素子が出力側に信号成分OUT1,OUT
2を出力し、それらの信号成分が少なくとも近似的に、偏光素子に供給される部
分信号OS1,OS2の直交成分に相当する場合である。従って例えば制御可能
な偏光変換器PTを有しており、これには偏光ビームスプリッタが固定の偏光素
子EPBSとして後置されている。このことは図4に示されている。干渉INT
1,INT2、および同じ周波数バンドを選択した場合にはスペクトル部分信号
FIO1,FIO2も2つの受信器分岐路で常に対抗させられるから、受信器分
岐路の電気信号極性が同じであると仮定すれば、図5ではこのような場合に対し
て、第1の減算器SUBED12において、第1ないし第2の検出信号ED1,
ED2として形成され、処理可能な信号EDV1,EDV2の差が、別の検出信
号ED1−ED2として、および同時に別の処理可能な信号EDV12として処
理される。この信号はフィルタLED1,LED2と同じように構成されたフィ
ルタLED12に供給され、このフィルタは別のスペクトル部分信号FIO12
を通過させる。通過した信号は、検知器DET1,DET2と同じように構成さ
れた検知器DET12に供給され、この検知器DET12はそこから別の入力側
制御信号L12を形成する。この制御信号L12は例えば2次モーメントSOM
D12に等しく、別のスペクトル部分信号FIO12である。この検知器DET
12にはローパスフィルタLPF1,LPF2と同じように構成されたローパス
フィルタLPF12が後置されている。制御器RGは出力側制御信号ST1と、
場合によりST2を形成する。制御器RGは、これに供給される入力側制御信号
L12が最小となり、ひいては干渉INT1,INT2が最小になるように構成
されている。基本的にただ1つの検知器DET12の入力信号を作成するにはた
だ1つの別のフィルタLED12で十分である。しかし広帯域減算器SUBED
12は面倒であるので、相応の狭帯域第1減算器SUBED12の入力側にまず
フィルタLED1ないしLED2を設け、その出力側に別のフィルタLED12
を設けると有利である。この別のフィルタLED12はフィルタLED1ないし
LED2とカスケードされており、検出信号ED1,ED2の差を所望のように
スペクトル整形する。
【0045】 図3と図5の制御器RG1,RG2,RGは有利にはロックイン法に従って動
作し、有利には積分制御素子または比例積分制御素子を有している。制御器RG
1,RG2,RGは場合により省略することができ、従って入力側制御信号L1
,L2,L12は同時に出力側制御信号ST1,ST2として用いられる。
【0046】 入力側制御信号L1,L2,L12も、制御器RG1,RG2,RGの出力側
制御信号SY1,ST2も、制御信号L1,L2,L12,ST1,ST2であ
る。
【0047】 光学的周波数変調FMが半導体レーザの有利には正弦波状の直接変調によって
形成される場合、光学的部分信号OS1,OS2は所望の、光学的周波数変調F
Mによって形成された差分位相変調DPMの他に不所望の振幅変調も有している
。前記差分位相変調DPMは、以下、放射のピーク偏移として理解される偏移E
TAを有している。前記不所望の振幅変調は受信側で選択された偏光状態に依存
せず、従って制御可能な偏光素子SUB,SUB1,SUB2、とりわけ制御可
能な偏光変換器PT、PT1,PT2での偏光の調整を困難にする。このような
場合、変調周波数OMの倍数n*OM、例えばn=2,3,4,...を評価す
ると有利である。
【0048】 周波数変調FMが少なくとも正弦波状である場合には、受信側で検出された変
調周波数OMの偶数(n=0,2,4,..)および奇数(n=1,3,5,.
.)倍数n*OMの振幅が静的位相差角EPSのcosないしsinに比例する
。この静的位相差角は光学的伝搬時間DT1,DT2間の伝搬時間差絶対値|D
T1−DT2|に鋭敏に依存する。
【0049】 しかし本発明によれば、変調周波数OMの奇数倍数を評価する。フィルタLE
D1,LED2,LED12が適切に構成されていれば、それぞれのフィルタ出
力は2次モーメントSOMD1,SOMD2,SOMD12であり、従って入力
側制御信号L1,L2,L12はcos^2 (EPS) + sin^2 (EPS) = 1 に比例する。
すなわち静的位相差角EPSには依存しない。
【0050】 LOMnを倍数n*OMでの出力伝達係数とする。第1のこのような例では、
変調周波数OMがベッセルラインJ1に相当する。ここで整数nを備えるJnは
n次のベッセル関数とする。2倍の変調周波数2*OMはベッセルラインJ2に
相当する。これらの変調周波数はフィルタLED1,LED2,LED12によ
って導かれ、検知器DET1,DET2,DET12は出力検知器または有効値
検知器である。LOM1*J1(ETA)^2=LOM2*J2(ETA)^2
が調整される。このことは例えば、|J1(ETA)|=|J2(ETA)|に
より、ETA=2.63並びにLOM1=LOM2を用いて少なくとも近似的に
達成される。
【0051】 この構成の基礎となる本発明の基本の別の構成は、検出された(または検出が
周波数に依存しない場合にはすでに検出可能な)第1の出力PEVENないし第
2の出力PODD(これらの出力は変調周波数OMの偶数倍ないし奇数倍だけの
検出によって入力側制御信号L1,L2,L12で測定される)が、静的位相差
角EPSに依存しない和PEVEN+PODDを有していることである。この場
合これらは同じ予測値を有する。
【0052】 別の実施例をこの原則に従って説明する。
【0053】 変調偏移ETAは時間の経過と共に、例えばレーザの老化によって変動するこ
ともあり得る。それでもなお一次近似で位相差角EPSに依存しないで検出する
ことができるようにするためには、入力側制御信号L1,L2,L12が一次近
似で変調偏移ETAに依存してはならない。このことは例えばフィルタLED1
,LED2,LED12によって達成され、これらのフィルタはバンドパスフィ
ルタとして構成されており、それぞれ変調周波数OM、その2倍2*OM、その
3倍3*OMを通過させる。ここで所要の出力伝達係数の値は少なくとも近似的
にLOM1=0.75852*LOM2、およびLOM3=1.6036*LO
M2であり、少なくとも近似的にETA=3.0543が選択される。
【0054】 上に述べたように、単純な変調周波数OMでの検出には問題がある。そのため
有利にはその代わりに2*OM,3*OM,4*OMにおいて検出する。ここで
必要な出力伝達係数の値は少なくとも近似的にLOM2=0.64066*LO
M3およびLOM4=1.3205*LOM3であり、少なくとも近似的にET
A=4.2011が選択される。上に示さなかった出力伝達係数、すなわちこの
例では周波数0,M,5*OM,6*OM,7*OM,...に対するLOM0
,LOM1,LOM5,LOM6,LOM7,...は少なくとも近似的にゼロ
である。
【0055】 光学的周波数変調FMの他に振幅変調が発生する場合には、所要の出力伝達係
数LOMn(n=0,1,2,..)が上記の値と異なっていても良く、振幅変
調が大きければ大きいほど値も大きくなる。
【0056】 このようなバンドパスフィルタの設計は困難である。本発明の別の構成では、
有利にはバンドパスフィルタとして構成された複数または単数のフィルタLED
OMnを周波数n*OMに対して設けることができる。これらの信号は周波数n
*OMの場合、数学的に直交するから、それらの個別出力を直接加算することが
でき、相互出力項の生じることはない。これらのフィルタLEDOMnはそれぞ
れ有利には出力測定器として構成された検出器DETOMnを有している。図3
と図5に示した素子のこのような実施形態、すなわちフィルタユニットFE1,
FE2,FE12に統合することのできるフィルタLED1,LED2,LED
12の構成は図8に示されている。ここでは最後の実施例n=2,3,4,に相
応してnを他の数に選択することも可能である。図8に実現された択一的フィル
タユニットFE12は減算ユニットSEを含むことができる。ここでは線形関数
ブロックが交換則および分配則に従って入れ替え、または分配される。
【0057】 分配はフィルタLEDOMnで整数nにより行われる。このフィルタLEDO
Mnの出力信号は整数nを備えるスペクトル部分信号FIOOMnであり、実質
的に周波数n*OMでのスペクトル成分からなる。整数nを有するこのスペクト
ル部分信号FIOOMnは整数nを有する検知器DETOMnに供給される。
【0058】 出力伝達係数LOMnはそれぞれ、フィルタLEDOMnの出力伝達係数と重
み付けGnとの乗算によって得られる。このフィルタは所属の検知器DETOM
nの一部であるか、またはこれに後置接続されている。重み付けGnはポテンシ
オメータにより実現することができる。遅くとも重み付けGnによる重み付けの
後にそれぞれ整数nを有する2次モーメントが得られる。すなわちスペクトル部
分信号FIOOMnの出力が得られる。それぞれ出力伝達係数LOMnを備える
この2次モーメントSOMnは加算器ADDで加算される。ここで本発明では、
偶数nを備える少なくとも1つのスペクトル成分の第1出力PEVENと、奇数
nを備える少なくとも1つのスペクトル成分の第2出力PODDとが加算される
。加算器ADDの出力側および場合によりローパスフィルタLPF1,LPF2
,LPF12の通過後に、所望の入力側制御信号L1,L2、またはL12が図
3と図5のフィルタユニットFE1,FE2,FE12実施例に相応して得られ
る。この制御信号もまた本発明では静的位相角差EPS、および一次近似で変調
偏移ETAに依存しない。なぜなら、偶数スペクトル成分の第1出力PEVEN
と奇数スペクトル成分の第2出力PODDの和PEVEN+PODDが一定だか
らである。
【0059】 入力側制御信号L1,L2,L12はこのスペクトル部分信号FIOOMnの
2次モーメントSOMnの関数Fである。この関数は線形である。すなわちこの
スペクトル部分信号FIOOMnの個別出力の重み付けした和である。検出と加
算も入れ替えることができる。この場合図8では、検知器DETOMnrと場合
により重み付けGnとが直接接続によって置換され、一方加算器ADDの後方に
、出力検知器または有効値検知器である検知器DET1,DET2,DET12
が設けられる。これら検知器は図8ではこれまで不要であったので直接接続によ
って置換されていた。
【0060】 実際には、図8のフィルタユニットFE1,FE2,FE12または図3と図
5の一部を、マイクロプロセッサによるデジタル信号処理によって実現すると有
利である。このマイクロプロセッサは制御器RG、RG1,RGまたはその一部
も実現することができる。
【0061】 本発明の原則のさらなる変形が次のようにして可能である。すなわち、2つの
光学的部分信号OS1,OS2間の差分位相変調DPMの別の時間経過を設ける
のである。有利にはこのような時間経過は入力側制御信号L1,L2,L12が
できるだけ、差分位相変調DPMの振幅に依存しないように、またはこれを形成
する送信レーザLAの光学的位相変調FMの振幅に依存しないように構成する。
【0062】 実際には正弦波状の電流変調が送信レーザLAの周波数変調信号FMSとして
得られ、いずれにしろ光学的部分信号OS1,OS2間の非正弦波状周波数変調
FMおよび非正弦波状の差分位相変調DPMが得られる。従って検出信号ED1
,ED2には純粋なベッセルスペクトルも生じない。これはとりわけ変調周波数
OMが強く存在する場合である。上に述べたように比較的に高い高調波n*OM
、例えばn=4まで、に切り替える必要がないようにするため、スペクトル部分
信号DETOMnの適切な2次モーメントおよび/または場合により、整数m,
nと混合された2次モーメントSOMmnをそれらの間で検出することができる
【0063】 図9にはさらにフィルタユニットFE1,FE2,FE12が締めさえており
、このフィルタユニットには検出信号ED1,ED2,ED1−ED2が供給さ
れる。後置された検知器DETを有するフィルタLEDが設けられており、これ
らは入力側アナログ/デジタル変換器を備えるマイクロプロセッサにより実現さ
れる。この検知器DETではフーリエ成分が変調週蓮OMとその2倍2*OMに
おいてスペクトル部分信号FIOOM1,FIOOM2として計算される。この
ことは、フィルタLED内にバンドパスフィルタとして構成されたフィルタLE
DOM1,LEDOM2でのフィルタリングとして理解することができる。混合
2次モーメントSOM12を形成するので、2つのスペクトル部分信号FIOO
M1,FIOOM2は前もってその伝搬時間に関して処理される。この伝搬時間
は、フーリエ係数の形成が必ずしも時間的に周波数変調FMの振動と一致しない
ことによって発生する。例えばスペクトル部分信号のフーリエ成分FIOOM1
が変調周波数OMにおいて複素位相指数を有する場合、検出されたすべてのフー
リエ成分FIOOM1,FIOOM2,...FIOOMnはフーリエ変換の変
位則に従い、この位相指数の複素共役の1乗、2乗、..n乗の累乗と乗算され
る。続いてこれら2つのスペクトル部分信号FIOOM1,FIOOM2の2次
モーメントSOM1,SOM2,SOM12と、これら2つのスペクトル部分信
号FIOOM1,FIOOM2間の混合2次モーメントとの重み付けされた和が
形成される。この重み付けされた和は入力側制御信号L1,L2,L12として
用いられる。ここで使用される重み付けは同時に、この2次モーメントSOM1
,SOM2,SOM12の相応の出力伝達係数LOM1,LOM2,LOM12
である。これらは、静的位相角差EPSに依存しない入力側制御信号L1,L2
,L12が得られるように選択される。このことは3×3マトリクスの逆変換に
よって可能である。
【0064】 純粋なベッセルスペクトルが存在する場合には、例えば混合2次モーメントS
OM12の出力伝達係数LOM12がゼロに選択され、上に述べたLOM1*J
1(ETA)^2=LOM2*J2(ETA)^2が調整される。このことは例
えば|J1(ETA)|=|J2(ETA)|をETA=2.63並びにLOM
1=LOM2を用いて少なくとも近似的に達成される。これに対して実際には光
学的周波数変調FMに歪みが発生するため、混合2次モーメントSOM12の、
ゼロとは異なる出力伝達係数LOM12が必要である。この伝達係数は負または
複素数とすることもできる。
【0065】 この実施例の拡張では、前記のスペクトル部分信号FIOOM1,FIOOM
2の他に別のスペクトル部分信号FIOOMn、その2次モーメントSOMn、
および整数m,nを備える、一方のスペクトル部分信号FIOOMmと他方のス
ペクトル部分信号FIOOMnとの間の可能な混合2次モーメントが形成され、
重み付けにより重み付けされ、入力側制御信号L1,L2,L12に加算される
。これにより静的位相差角EPSに依存しない入力側制御信号L1,L2,L1
2が得られる。個々のスペクトル部分信号FIOOMnのS/N比も考慮したオ
プションの重み付けはここでは例えばシンプレックス法による線形プログラミン
グにより求められる。ここで考えられるのは、変調周波数OMの3倍3*OMで
のスペクトル部分信号FIOOM3であるが、直流信号を表し、場合により変調
周波数OMのゼロ倍0*OMでの、一定のオフセットの付されたスペクトル部分
信号FIOOM0も考えられる。
【0066】 場合により寄生振幅変調が存在していても、エラーのない入力側制御信号L1
,L2,L12が得られるように、スペクトル部分信号FIOOM1および場合
によりFIOOM2,FIOOM3,...(これらは振幅変調に還元される)
の実質的に一定の成分が、このスペクトル部分信号FIOOM1および場合によ
りFIOOM2,FIOOM3,...のさらなる処理の前に減算される。
【0067】 送信側偏光ビームスプリッタPBSSでの送信側での非理想的な乗算、または
光導波体LWLでの偏光に依存する減衰または増幅によって、受信された光学的
部分信号OS1,OS2の直交性が減少することがある。図6と図7によればこ
のような場合には、それぞれ1つの別の制御可能な偏光素子SUB1,SUB2
を設けると有利である。ここでは受信側出力分配器TEによる出力分配が行われ
る。この出力分配器は別の制御可能な偏光素子SUB1,SUB2の一部とする
ことができ、またはそれに前置することができる。
【0068】 図7ではこの別の制御可能な偏光素子SUB1,SUB2は別の制御可能な偏
光変換器PT1,PT2からなる。これらは、PMD補償に適するように構成さ
れたそれぞれ1つの別の入力側偏光変換器PMDC1,PMDC2、前記PMD
補償器(これはその制御のために形成された出力側制御信号STW1,STW2
の少なくとも1つにより制御される)、およびこの補償器に光学的信号OS1,
OS2の伝播方向で後置された出力側偏光変換器SPT1,SPT2(これはそ
の制御のために形成された少なくとも1つの制御信号ST1,ST2によって制
御される)を含んでいる。このPMD補償に適するように構成された別の入力側
偏光変換器PMDC1,PMDC2の代わりにまたはこれに加えて、PMD補償
に適するように構成された第1の入力側偏光変換器PMDC(これは入力側出力
分配器TEに前置される)を使用することもできる。この別の制御可能な偏光変
換器PT1,PT2にはそれぞれ1つの別の第1ないし第2の固定偏光素子EP
BS1,EPBS2が後置されている。この第1ないし第2の固定偏光素子は偏
光ビームスプリッタまたは偏光器として構成することができる。別の制御可能な
偏光素子SUB1,SUB2またはその一部はさらに基板に集積することができ
る。入力側偏光変換器PMDC、PMDC1,PMDC2は取りあえず設けられ
ておらず、直接接続により置換されている。従ってセパレータ/検知器SDの入
力側EIは直接、入力側出力分配器TEと接続されている。
【0069】 線形偏光の場合に対しては、図7の実施例により達成された偏光適合が図6に
示されている。受信側光学的部分信号OS1,OS2はこの実施例では相互に直
交偏光していない。第1の信号成分OUT1は第1の固定偏光素子EPBS1に
よって伝送される。しかしこの第1の信号成分OUT1はこの場合別の光学的部
分信号OS2と直交しており、第2の固定偏光素子EPBS2により伝送される
第2の信号成分OUT2はこの第2の固定偏光素子において第1の光学的部分信
号OS1と直交する。図6の調整が得られるように、有利には図3の信号処理モ
ジュールDRの構成を使用する。
【0070】 光学的部分信号OS1とOS2間の差分位相変調の形成形式に応じて、信号処
理モジュールDRおよびとりわけフィルタLED1,LED2,LED12と検
知器DET1,DET2,DET12をさらに変形することができる。光学的伝
搬時間DT1,DT2間に伝搬時間絶対値差|DT1−DT2|が存在する場合
に、光学的周波数変調FMを省略し、差分位相変調DPMを送信レーザLAの自
然な周波数変動によって形成するならば、フィルタLED1,LED2,LED
12は、数MHzにわたって発生する干渉スペクトルの大部分を通過させるよう
に構成する必要がある。図1に示した角度変調器PHMO1,PHMO2または
差分角度変調器PHMO12を使用し、これを周波数シフタないし差分周波数シ
フタとして構成するか、または図2に示すように、周波数の異なる光学的送信器
TX1,TX2を使用するならば、フィルタLED1,LED2,LED12は
光学的部分信号OS1とOS2間に発生する差周波数FDに同調しなければなら
ない。周波数シフタまたは差分周波数シフタとして例えば、音響光学的素子また
は電子光学的素子を使用することができる。これとは択一的に、角度変調器PH
MO1,PHMO2または差分角度変調器PHMO12として、位相変調器ない
し本発明の位相変調器を使用することができる。これらの位相変調器は、時間の
関数として少なくとも部分的に線形の差分位相変調DPMが生じるように制御さ
れる。ここで差分変調位相の時間的導関数は周波数差FDの2*π倍である。こ
れは例えば、鋸歯状の位相シフトによるセロダイン原理による位相変調器である
【0071】 角度変調器PHMO1,PHOM2ないし差分角度変調器PHMO12が、位
相変調器ないしは正弦波状の差分位相変調DPMを行う差分位相変調器として構
成される場合には、ベッセルスペクトルが得られる。これは正弦波状光学的周波
数変調FMの場合と同じである。これの検出についてはすでに上で説明した。
【0072】 さらに検出信号ED1,ED2の出力測定によって、または偏光変換器PTが
制御されるにもかかわらず残る、第1の検出信号ED1と第2の検出信号ED2
との差から得られる別の制御入力信号L12の残留成分の読み出しによって、送
信側偏光直交性の検査および場合により緩慢な追従制御または初期の事前等化に
使用される信号が得られる。このことにより伝送システムを最適化することが可
能になり、例えば光導波体の偏光に依存する減衰がクロストークに結び付かなく
なるだけではなく、光学的部分信号OS1,OS2の一方が他方に対して不利に
なるということがなくなる。
【0073】 例えば送信レーザLAのスペクトルに含まれる自然の光学的周波数変調(変調
周波数OMとは異なる周波数を有する)を使用または利用することにより、また
は制御信号を評価することにより、変調偏移ETAの適合制御または出力伝達係
数LOMnの適合制御を可能にする情報が得られる。
【0074】 とりわけ有利には図9の構成において、整数nを備えるスペクトル部分信号F
IOOMnの複数または発生するすべてのモーメントの予測値を検出する。そし
てここから変調偏移ETAが計算される。帰還チャネルによって、周波数変調信
号EMSおよびこれにより光学的周波数変調FMを送信レーザLAにおいて、得
られる入力側制御信号L1,L2,L12の最適のS/N比が得られるように調
整することができる。この予測値を形成する付加的な周波数変調として、例えば
半導体により構成された送信レーザLAの緩慢な熱的周波数変調が適する。
【0075】 本発明のここまでの実施例はすべて有利には、出力側偏光変換器SPT、SP
T1,SPT2の調整に関連するものである。この出力側偏光変換器は、発生す
る偏光モード核酸を補償できないか、または僅かしか補償できない。
【0076】 これに対して本発明の以下の実施例は有利には、PMD補償に適する入力側偏
光変換器PMDC、PMDC1,PMDC2の調整に関連する。図4のPMD補
償器PMDCまたは図7のPMD補償器PMDC1,PMDC2に対する制御信
号を第1および第2の検出信号ED1,ED2から導出すると、最小の光学的コ
ストが得られる。このことは例えば単純な電気的スペクトル分析によって行われ
る。高周波信号成分の減衰は、PMDが補償されないことを意味するが、これは
入力側偏光変換器PMDC、PMDC1,PMDC2の適切な調整によって回避
される。
【0077】 本発明の有利な構成では、図10の受信器RXが信号処理モジュールDRの代
わりに、またはこれに付加的に別の信号処理モジュールDRWを有する。この別
の信号処理モジュールDRWは入力側に検出信号ED1,ED2を受け取る。こ
の検出信号は、相関素子ME1,ME2の各第1の相関入力側EIME11,E
IME21に供給される。相関素子ME1,ME2の各1つの第2の相関入力側
にはデータ出力信号DD2,DD1が供給される。このデータ出力信号はそれぞ
れ他方の検出信号ED2,ED1から得られる。相関素子の各出力側には、相関
信号として形成され処理可能な別の信号EDW1,EDW2が発生する。この別
の処理可能な信号EDW1,EDW2は別のフィルタユニットFEW1,FEW
2に供給される。この別のフィルタユニットは上に述べたフィルタユニットFE
1,FE2,FE12と同じように構成されている。これらフィルタユニットは
出力側に別の入力側制御信号LW1,LW2を出力し、この入力側制御信号は前
記の制御器RG1,RG2と同じように構成された別の制御器RGW1,RGW
2に供給される。これら別の制御器RGW1,RGW2は出力側に別の制御信号
STW1,STW2を出力し、この制御信号は入力側偏光変換器PMDC1,P
MDC2,PMDCを制御する。
【0078】 図10の受信器RXの別の信号処理モジュールDRWは図11に示した本発明
の変形実施例により実現することができる。この実施例が有利に可能であるのは
、共通の入力側偏光変換器PMDCが1つしか設けられていない場合である。図
5と同様に、相関信号として形成された別の処理可能な信号EDW1,EDW2
から別の減算器SUBEDWによって、相関信号として形成された処理可能な信
号EDW12が形成される。この信号は別のフィルタユニットFEW12に供給
される。この別のフィルタユニットはフィルタユニットFE1,FE2,FE1
2,FEW1,FEW2と同じように構成することができる。出力側にこの別の
フィルタユニットは別の入力側制御信号LW12を出力する。この別の入力側制
御信号は別の制御器RGWに供給され、この別の制御器RGWは別の出力側制御
信号STW1,STW2を出力する。この別の制御器は制御器RG1,RG2,
RG、RG1,RG2と同じように構成することができる。相関素子ME1,M
E2とそれらの出力側に接続された別の減算器SUBEDWは相関減算ユニット
SEWにまとめることができる。しかしこれらは別のように構成することもでき
る。
【0079】 相関減算ユニットSEWの例としての別の構成が図14に示されている。検出
信号ED1,ED2は、基本的に第1の減算器SUBED12と同じように構成
すべきであるが、しかし引き続く相関のため、十分に広帯域に構成すべき別の減
算器SUBEDW12において減算される。従って別の検出信号ED1−ED2
が得られる。この信号は別の相関素子ME12の第1の入力側EIME1に供給
される。この別の相関素子ME12は相関素子ME1,ME2と同じように構成
することができる。データ出力信号DD2,DD1は付加的減算器SUBDD2
1において減算される。その結果、2値のデータ出力信号DD1,DD2の場合
には有利には3値の別のデータ出力信号DD2−DD1が発生する。この信号は
別の相関素子ME12の第2の入力側EIME2に供給される。その出力側に別
の相関素子ME12は付加的に相関信号として形成された処理可能な信号EDW
12を出力する。
【0080】 相関素子ME1,ME2,ME12の構造が図12に示されている。検出信号
ED1,ED2,ED1−ED2(これは干渉INT1,INT2を含む)は第
1の相関入力側EIME11,EIME21,EIME1を介して、有利には乗
算器として構成されたスイッチ素子SEEの第1のスイッチ素子入力側EISE
1に供給される。偏光モード拡散に分類すべき干渉INT1,INT2の成分は
有利には、送信側変調信号SDD1,SDD2の隣接情報ビットの移行に発生す
る。すなわちこの移行の方向に依存する極性を有する。従って本発明の基本の有
利な構成では、受信され再生されたデータ出力信号DD2,DD1(この信号は
それぞれ他方の検出信号ED2,ED1から得られる)は第2の相関入力側EI
ME12,EIME22を介してまずスペクトル整形素子SFに供給される。別
の相関素子ME12が設けられている場合には、その代わりに別のデータ出力信
号DD2−DD1が相応の第2の相関有力側EIME2に供給される。
【0081】 このスペクトル整形素子SFは別の減算器SUBMEからなり、この減算器の
2つの入力側にはそれぞれデータ出力信号DD2,DD1,DD2−DD1が直
接、ないしは遅延素子DELにより遅延されて印加される。遅延素子の出力側(
スペクトル整形素子SFの出力側でもある)にこの別の減算器SUBMEはスペ
クトル整形された信号DDSF2,DDSF1,DDSFを出力する。この信号
はスイッチ素子SEEの第2のスイッチ素子入力側EISE2に供給される。
【0082】 スペクトル整形素子SFはこの実施例ではスペクトル整形された信号としてD
DSF2,DDSF1,DDSFとして少なくとも近似的に、それぞれのデータ
出力信号DD2,DD1,DD2−DD1の時間的導関数であり、従ってハイパ
スフィルタリングに相当する。遅延素子DELは固定のまたは可変の遅延時間を
有するように構成することができる。歪みを比較的に短い差分遅延時間により検
出すべき場合には遅延時間として短い、例えば1ビット持続時間または1つの送
信側変調信号SDD1,SDD2より短い時間が適し、歪みを比較的に長い差分
遅延時間により検知すべき場合には比較的に長い、1つまたは複数のビット持続
時間に達する、またはそれを越える遅延時間が適する。それぞれのデータ出力信
号DD2,DD1,DD2−DD1はデジタル信号であるから、遅延素子DEL
も同様にデジタルで、とりわけ2進データ出力信号DD2,DD1の場合は有利
には2進で動作する。信号整形を改善するために、これを例えばフリップフロッ
プDFFとして構成することができる。このフリップフロップは供給されるクロ
ック信号CLのエッジにより制御される。遅延素子DELの遅延時間を拡大する
ために複数のDフリップフロップをチェーン接続することも考えられる。3値デ
ータ出力信号DD2−DD1の場合には、これに対して遅延素子DELを例えば
遅延線路としてアナログに構成するのが有利である。相関素子ME1,ME2,
ME12に供給されるデータ出力信号DD2,DD1,DD2−DD1はそれぞ
れの検出信号ED2,ED1,ED1−ED2から、通常はデジタル受信器D2
,D1の不可避の遅延時間によって遅延されて得られ、スペクトル整形素子SF
でさらに遅延されるから、図12の実施例では遅延素子DELの遅延時間の半分
を中心にして、スイッチ素子SEEの第1のスイッチ素子入力側EISE1と第
2のスイッチ素子入力側EISE2との間に発生する信号の伝搬時間調整が必要
である。このことは別の遅延素子DDELによって行われる。この別の遅延素子
はそれぞれ検出信号ED1,ED2,ED1−ED2を有利にはスイッチ素子S
EEへの線路の前で遅延する。スイッチ素子SEEと従って相関素子ME1,M
E2,ME12は出力側に相関信号として形成された処理可能な信号EDW1,
EDW2,EDW12を出力する。
【0083】 本発明の択一的構成はそれぞれ複数の相関素子を、偏光モード拡散を示す干渉
INT1,INT2の各々を検出するために、および/または固定のまたは可変
のハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ、ローパスフィルタとして構成された
スペクトル整形素子SFを有することができる。
【0084】 相関素子ME1,ME2の有利な構成が図13に示されている。この相関素子
はとりわけ2進データ出力信号DD2,DD1が存在する場合に適する。電圧供
給は供給電圧U+により行われる。それぞれの検出信号ED1,ED2は差分形
式で存在する。例えば2つの同じ長さの遅延線路DDEL1,DDEL2からな
る別の遅延素子DDELを通過した後、この信号は2つの差分増幅器DF1,D
F2に到達する。この差分増幅器の入力側および出力側は反対の極性で並列に接
続されている。これら差分増幅器DF1,DF2はそれぞれの差分入力信号を、
この差分増幅器に2つの電流I1,I2のそれぞれ一方が流れるとき増幅する。
この2つの電流は有利には同じように構成された定電流源から形成される。しか
し第1のスイッチングトランジスタTT1は、そのベースにデータ出力信号DD
2,DD1(ここではこの機能のために正のレベルが必要である)が供給されて
いるときに第1の電流I1を導通する。このデータ出力信号はそれぞれ他方の検
出信号ED2,ED1から得られる。第2のスイッチングトランジスタTT2は
そのベースに、前もって遅延素子DELで遅延されたデータ出力信号DD2,D
D1が供給されるときに第2の電流I2を導通する。このデータ出力信号DD2
,DD1は、第1および第2の検出信号ED1,ED2のそれぞれ他方から検出
信号ED2,ED1から得られる。並列接続された差動増幅器DF1,DF2の
差分出力電圧として、有利には同じように構成された抵抗R1,R2間の差電圧
として別の、相関信号として形成された処理可能な信号EDW1,EDW2が発
生する。差動増幅器DF1,DF2の並列接続された出力側間に設けられたコン
デンサCがすでにローパスフィルタとして用いられる。このローパスフィルタは
少なくとも部分的にフィルタLED1,LED2である。図13には、別の減算
器SUBME、スイッチ素子SSE、およびコンデンサCによって少なくとも部
分的に形成されるフィルタLED1,LED2が相互に分離されずに示されてい
る。このことは有利には複雑性を低減し、処理可能なデータ速度を高める。
【0085】 本発明の基本の変形ではこのことにより、スペクトル整形素子SFが省略され
、スイッチ素子SSEが乗算器とは別に構成され、その第2入力側に信号DDS
F2,DDSF1が供給される。この信号は、それぞれ他方の検出信号ED2,
ED1から得られるデータ出力信号DD2,DD1から得られるのではなく、例
えばスイッチ素子の第1入力側に供給される検出信号ED1,ED2から得らる
、および/または少なくとも1つの検出信号ED1,ED2から得られるデータ
出力信号DD1,DD2から得られる。このような実施例はすでに図14に示し
た相関減算器SEWの実施例により得られる。
【0086】 ここまで説明した図10から図14の本発明の実施例は、デジタル受信器D1
,D2から取り出されるデータ出力信号DD1,DD2が送信側変調信号SDD
1,SDD2に相当することに基づくものである。しかし調整された入力側偏光
変換器PMDC,PMDC1,PMDC2にエラーがある場合には上記のことが
当てはまらないこともある。これは検出信号ED1,ED2が近似的に送信側変
調信号SDD1,SDD2に相当しないため、または2つの検出信号ED1,E
D2がそれぞれ同じ送信側変調信号SDD1,SDD2に相当するためである。
このような場合を除外するために、このような場合には別の制御器RGW1,R
GW2,RGWが別の出力側制御信号STW1,STW2を変化させて、入力側
偏光変換器PMDC1,PMDC2,PMDCを異なる状態にもたらすことがで
きる。同時に制御器RG1,RG2,RGから出力される出力側制御信号ST1
,ST2が変化することも必要である。このことは、デジタル受信器D1,D2
から得られる少なくとも1つ、有利には2つのデータ出力信号DD1,DD2が
少なくとも近似的にそれぞれ送信側変調信号SDD1,SDD2に相当するまで
システマチックにまたはランダムに実行する。
【0087】 これとは択一的にまたは付加的に、偏光モード拡散に起因する歪みを検出する
他の方法を使用することができる。図10ではこの目的で歪み分析器DANA1
,DANA2が設けられており、これらには検出信号ED1,ED2が供給され
る。歪み分析器DANA1,DANA2は例えば1つまたは複数のハイパスフィ
ルタまたはバンドパスフィルタによって検出信号のスペクトル成分を検出する。
このスペクトル成分は累積することができ、それぞれ少なくとも1つの歪み信号
SDANA1,SDANA2として別の制御器RGW1,RGW2,RGWに供
給される。検出信号ED1,ED2の高周波スペクトル成分が低下すると、入力
側偏光変換器PMDC1,PMDC2,PMDCの調整エラーが指示される。そ
の結果、この変換器を別の制御器RGW1mRGW2,RGWによって、PMD
歪みが回避されるように調整することができる。
【0088】 ここでは補助的にだけ使用する、偏光モード拡散の補償方法は基本的にすでに
公知であり、例えば欧州特許願EP0909045A2およびIEEE L. Lightwav
e Technology, 17 (1999) 9, pp.1602-1616 から公知である。デジタル受信器D
1,D2から得られる少なくとも1つ、有利には2つのデータ出力信号DD1,
DD2が少なくとも近似的にそれぞれ送信側変調信号SDD1,SDD2に相当
すると直ちに、制御器RGW1,RGW2,RGWは切り替わり、これにより制
御器に同様に供給され、干渉INT1,INT2の検知から導出される入力側制
御信号LW1,LW2,LWが出力側制御信号STW1,STW2を得るために
使用される。
【0089】 別の出力側制御信号STW1,STW2が変化する場合には、入力側偏光変換
器PMDC1,PMDC2,PMDCの偏光変換が変化する。このことは、出力
側偏光変換器SPT、SPT1,SPT2の1つの追従制御も必要とする。この
追従制御をできるだけ高速に構成するため、別の信号処理モジュールDRWで図
10の別の制御器RGW1,RGW2および図11の別の制御器RGWがそれぞ
れ情報伝送信号ITS1,ITS2,ITSを形成する。この情報伝送信号は信
号処理モジュールDRWでそれぞれ図3の制御器RG1,RG2および図5の制
御器RGに供給される。これら制御器はこの情報伝達信号ITS1,ITS2,
ITSに基づき、これらから出力される出力側制御信号STW1,STW2を出
力側偏光変換器SPT、SPT1,SPT2を追従制御するために変化する。
【0090】 本発明の基本思想は、2つの光学的部分信号OS1,OS2の発生する干渉I
NT1,INT2を常に検出することである。従って本発明は、そのような干渉
INT1,INT2の存在するすべての使用事例に適する。これにはNon-Return
-to-Zero信号形式、略してNRZが所属する。Return-to-Zero信号形式、略し
てRZも、2値の偏光マルチプレクスチャネルのRZパルスがオーバラップして
いる場合には考えられる。これが交互に行われる場合には、一方のチャネルの隣
接する2つのRZパルス間に、他方のチャネルの各1つのRZパルスが存在し、
パルス持続時間がそれぞれシンプル持続時間の半分より短い場合には干渉が存在
しない。しかしながら本発明自体は、このような場合でも、この有利な無干渉状
態を形成するPMD補償器を制御するために有利に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ただ1つのレーザを有する偏光マルチプレクス送信器を示す。
【図2】 図2は、2つのレーザを有する偏光マルチプレクス送信器を示す。
【図3】 図3は、本発明の受信器を示す。
【図4】 図4は、セパレータ/検出器を示す。
【図5】 図5は、図3の一部の変形を示す。
【図6】 図6は、線形偏光状態のベクトル線図である。
【図7】 図7は、セパレータ/検出器の実施例を示す。
【図8】 図8は、フィルタユニットの実施例を示す。
【図9】 図9は、フィルタユニットの別の実施例を示す。
【図10】 図10は、本発明の受信器の別の構成を示す。
【図11】 図11は、図10の一部の変形を示す。
【図12】 図12は、相関素子を示す。
【図13】 図13は、相関素子の有利な構成を示す。
【図14】 図14は、別の相関素子を示す。
【符号の説明】
LA 送信レーザ FM 光周波数変調 FMS 周波数変調信号 PMC 変調器 SDD1,SDD2 送信側の変調信号 DD1,DD2,DD2−DD1 データ出力信号 OS1,OS2 光学的部分信号 PDM1,PDM2,PDM12,PDM21,PDM0,PDML 位相差変調手段 PHMO1,PHMO2 角度変調器 PBSS 送信側の偏光ビームスプリッター PHMO12 差分角度変調器 DPM 差分位相変調 FD 周波数差 DT1,DT2 伝搬遅延時間 |DT2−DT1| 伝搬遅延時間差絶対値 TX1,TX2 送光器 LWL 光導波体 RX 受信機 EI 入力側 SD 分離装置/検出器 L1,L2,L12,LW1,LW2,LW12,ST1,ST2,STW1
,STW2 制御信号 L1,L2,L12,LW1,LW2,LW12 入力側制御信号 ST1,ST2,STW1,STW2 出力側制御信号 RG1,RG2,RG、RGW1,RGW2,RGW 制御器 ED1,ED2,ED1−ED2 検出信号 EDV1,EDV2,EDV12,EDW1,EDW2,EDW12 処理可能な信号 D1,D2 デジタル受信機 DR、DRW 信号処理モジュール LED1,LED2.LED12,LEDMn(n=0,1,2,…) フィルタ FIO1,FIO2,FIO12,FIOOMn スペクトル部分信号 SUBED12,SUBME,SUBEDW,SUBEDW,SUBEDW1
2,SUBDD21 減算器 DET1,DET2,DET12,DETOMn,DETOMmn(m,n=0
,1,2,…) 検出器 LPF1,LPF2,LPF12 低域通過フィルタ PD11,PD21 光検出器 EPBS,EPBS1,EPBS2 固定偏光素子 PT,PT1,PT2 制御可能な偏光変換器 PMDC,PMDC1,PMDC2 入力側の偏光変換器、PDM補償器 SPT,SPT1,SPT2 出力側の偏光変換器 SUB,SUB1,SUB2 制御可能な偏光素子 OUT1,OUT2 信号成分 TE 受信機側の出力分配器 x,y 水平/垂直偏光に対する座標 FE1,FE2,FE12,FEW1,FEW2,FEW12 フィルタユニット OM 変調周波数 n*OM(n=0,1,2,…) 変調周波数の倍数 LOMn 出力伝送係数 Gn 重量 SOMn,SOMmn 2次モーメント F 関数 ADD 加算器 SE 減算器ユニット PEVEN 第1の出力 PODD 第2の出力 PEVEN+PODD PEVENおよびPODDの和 ME1,ME2,ME12 相関素子 EIME1,EIME21,EIME1,EIME12,EIME22,EI
ME2 相関入力側 SEW 相関減算ユニット SEE 切換素子 EISE1,EISE2 切換素子入力側 DEL,DDEL 遅延素子 CL クロック信号 DFF D・フリップ・フロップ DF1,DF2 差動増幅器 TT1,TT2 スイッチングトラジスタ I1,I2 電流 R1,R2 抵抗 C コンデンサ U+ 給電電圧 DANA1,DANA2 歪み分析器 SDANA1,SDANA2 歪み信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 100 19 932.1 (32)優先日 平成12年4月20日(2000.4.20) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP,U S

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々異なった偏光された光学的部分信号(OS1,OS2)
    を用いた光情報伝送装置であって、 制御可能な偏光素子(SUB)を備え、該素子が出力側において前記光学的部分
    信号(OS1,OS2)の少なくとも1つを送出する という形式のものにおいて、 少なくとも1つの信号処理モジュール(DR,DRW)が設けられており、 該信号処理モジュールは前記光学的部分信号(OS1,OS2)間に発生する干
    渉(INT1,INT2)を検出し、そこから少なくとも1つの制御信号(L1
    ,L2,L12,LW1,LW2.LW12,ST1.ST2,STW1,ST
    W2)を形成し、 該制御信号は前記制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2)を制御
    するために用いられる ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理モジュール(DR,DRW)は、少なくとも1
    つの制御器(RG1,RG2,RG,RGW1,RGW2,RGW)を有してお
    り、 該制御器は入力側において、入力側制御信号(L1,L2,L12,LW1,
    LW2.LW12)である少なくとも1つの制御信号(L1,L2,L12,L
    W1,LW2.LW12)を有し、かつ 出力側において、出力側制御信号(ST1.ST2,STW1,STW2)で
    ある出力側制御信号(ST1.ST2,STW1,STW2)を送出しかつ前記
    制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2)に供給する 請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2)は、制
    御可能な偏光変換器(PT,PT1,PT2)に固定偏光素子(EPBS,EP
    BS1,EPBS2)が続いている構成を有している 請求項1または2記載の装置。
  4. 【請求項4】 制御可能な偏光変換器(PT,PT1,PT2)はPMD補
    償に適するように実現されている入力側の偏光変換器(PMDC,PMDC1,
    PMDC2)を有しており、該偏光変換器には出力側の偏光変換器(SPT,S
    PT1,SPT2)が続いている 請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 位相差変調手段(PDM1,PDM2,PDM12,PDM
    21,PDM0,PDML)が設けられており、該位相差変調手段は光学的部分
    信号(OS1,OS2)間の差分位相変調(DPM)を行う 請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 位相差変調手段(PDM1,PDM2,PDM12,PDM
    21,PDM0,PDML)が差分位相変調(DPM)を制御して、入力側制御
    信号(L1,L2,L12,LW1,LW2.LW12)が前記光学的部分信号
    (OS1,OS2)間のスタチックな差分位相角(EPS)に少なくとも近似的
    に無関係に形成されるようにした 請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 位相差変調手段(PDM0)は送信レーザ(LA)の周波数
    変調(FM)を行い、 該周波数変調により、送信レーザ(LA)の光信号の、送信側の出力分配器(P
    MC)での分配と、これにより形成される光学的部分信号(OS1,OS2)に
    対する直交偏光の実施との間の伝搬遅延時間差絶対値(|DT1−DT2|)に
    基づいて該光学的部分信号(OS1,OS2)間の差分位相変調(DPM)が行
    われる 請求項5または6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2)に
    少なくとも1つの光検出器(PD11,PD21)が後置接続されており、 該光検出器の入力側には、該制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2
    )の出力側が送出される信号成分(OUT1,OUT2)が供給されかつ該光検
    出器は少なくとも1つの検出信号(ED1,ED2,ED1−ED2)を発生し
    、該信号中にはこれら干渉(INT1,INT2)が表れている 請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 信号処理モジュール(DR,DRW)にフィルタ(LED1
    ,LED2,LED12,LED,LEDMn,ただしnは整数)が設けられて
    おり、 該フィルタは、前記検出信号(ED1,ED2,ED1−ED2)から発生され
    る少なくとも1つの処理可能な信号(EDV1,EDV2,EDV12,EDW
    1,EDW2,EDW12)の少なくとも1つのスペクトル部分信号(FIO1
    ,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしnは整数)を通す 請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記信号処理モジュール(DR,DRW)に検出器(DE
    T1,DET2,DET12,DET,DETMn,DETMmn,ただしm,
    nは整数)が設けられており、 該検出器は少なくとも部分的に、入力側制御信号(L1,L2,L12,LW1
    ,LW2.LW12)を使用することができ、 該制御信号は少なくとも近似的に、有利には1次関数または少なくとも1つのス
    ペクトル部分信号(FIO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしn
    は整数)の少なくとも1つの2次モーメント(SOM2,SOM4,SOM3,
    SOM1,SOM12,SOMn,SOMmn、ただしm,nは整数)の二乗根
    関数である 請求項8または9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記検出器(DET1,DET2,DET12,DET,
    DETMn,DETMmn,ただしm,nは整数)は、2つの異なっているスペ
    クトル部分信号(FIO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしnは
    整数)の、混合として生じる2次モーメント(SOM12,SOMn,SOMm
    n、ただしm,nは整数)を生成する 請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記検出器(DET1,DET2,DET12,DET,
    DETMn,DETMmn,ただしm,nは整数)は、スペクトル成分(FIO
    1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしnは整数)の出力に対する尺
    度である、スペクトル成分(FIO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,
    ただしnは整数)の2次モーメント(SOM2,SOM4,SOM3,SOM1
    ,SOM12,SOMn,SOMmn、ただしm,nは整数)を生成する 請求項10または11記載の装置。
  13. 【請求項13】 フィルタ(LED1,LED2,LED12,LED,L
    EDMn,ただしnは整数)は、前記処理可能な信号(EDV1,EDV2,E
    DV12,EDW1,EDW2,EDW12)のフーリエ係数をスペクトル部分
    信号(FIO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしnは整数)とし
    て通過させ、この場合混合として生じる2次モーメント(SOM12,SOMn
    ,SOMmn、ただしm,nは整数)の形成の前に、伝搬遅延時間補償を実施可
    能である 請求項9から12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 【請求項14】 信号処理モジュール(DR)は検出信号(ED1,ED2
    ,ED1−ED2)として生じている処理可能な信号(EDV1,EDV2,E
    DV12)を処理しかつ出力側制御信号(ST1,ST2)を送出し、該制御信
    号が出力側の偏光変換器(SPT,SPT1,SPT2)を制御する 請求項9から13までのいずれか1項記載の装置。
  15. 【請求項15】 信号処理モジュール(DRW)は相関素子(ME1,ME
    2,ME12)を有しており、該相関素子は、前記検出信号(ED1,ED2,
    ED1−ED2)を少なくとも1つのデータ出力信号(DD1,DD2)の少な
    くとも1つのスペクトル成分と相関しかつ相関信号として生じている処理可能な
    信号(EDW1,EDW2,EDW12)を送出し、 前記信号処理モジュール(DRW)は相関信号として生じているこの処理可能な
    信号(EDW1,EDW2,EDW12)を処理しかつ出力側制御信号(STW
    1,STW2)を送出し、該制御信号が入力側の偏光変換器(PMDC,PMD
    C1,PMDC2)を制御する 請求項9から13までのいずれか1項記載の装置。
  16. 【請求項16】 種々異なった偏光された光学的部分信号(OS1,OS2
    )を用いた光情報伝送方法であって、 制御可能な偏光素子(SUB)を備え、該素子が出力側において前記光学的部分
    信号(OS1,OS2)の少なくとも1つを送出する という形式の方法において、 前記光学的部分信号(OS1,OS2)間に発生する干渉(INT1,INT2
    )を検出し、 そこから少なくとも1つの制御信号(L1,L2,L12,LW1,LW2.L
    W12,ST1.ST2,STW1,STW2)を少なくとも1つの信号処理モ
    ジュール(DR,DRW)によって形成し、 該制御信号を前記制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2)を制御す
    るために用いる ことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 制御器(RG1,RG2,RG,RGW1,RGW2,R
    GW)の入力側制御信号(L1,L2,L12,LW1,LW2.LW12)で
    ある少なくとも1つの制御信号(L1,L2,L12,LW1,LW2.LW1
    2)を該制御器(RG1,RG2,RG,RGW1,RGW2,RGW)の入力
    側に供給し、 制御器(RG1,RG2,RG,RGW1,RGW2,RGW)から、出力側制
    御信号(ST1.ST2,STW1,STW2)である少なくとも1つの制御信
    号(ST1.ST2,STW1,STW2)を送出し、かつ前記制御可能な偏光
    素子(SUB,SUB1,SUB2)に供給する 請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2)とし
    て、制御可能な偏光変換器(PT,PT1,PT2)が前置接続されている固定
    偏光素子(EPBS,EPBS1,EPBS2)を使用する 請求項16または17記載の方法。
  19. 【請求項19】 制御可能な偏光変換器(PT,PT1,PT2)として、
    PMD補償に適するように実現されている偏光変換器(PMDC,PMDC1,
    PMDC2)と出力側の偏光変換器(SPT,SPT1,SPT2)とを使用す
    る 請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 光学的部分信号(OS1,OS2)間の差分位相変調(D
    PM)を生成する 請求項16から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記差分位相変調(DPM)を情報伝送の開始時に生成す
    る 請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 差分位相変調(DPM)を制御して、入力側制御信号(L
    1,L2,L12,LW1,LW2.LW12)が前記光学的部分信号(OS1
    ,OS2)間のスタチックな差分位相角(EPS)に少なくとも近似的に無関係
    に形成されるようにする 請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 送信レーザ(LA)の周波数変調(FM)を行い、 該周波数変調により、送信レーザ(LA)の光信号の、送信側の出力分配器(P
    MC)での分配と、これにより形成される光学的部分信号(OS1,OS2)に
    対する直交偏光の実施との間の伝搬遅延時間差絶対値(|DT1−DT2|)に
    基づいて該光学的部分信号(OS1,OS2)間の差分位相変調(DPM)が行
    われるようにする 請求項20から22までのいずれか1項記載の方法。
  24. 【請求項24】 少なくとも1つの信号成分(OUT1,OUT2)を送出
    する前記制御可能な偏光素子(SUB,SUB1,SUB2)に信号成分毎に少
    なくとも1つの光検出器(PD11,PD21)を後置接続し、ここで 該光検出器(PD11,PD21)は検出信号(ED1,ED2,ED1−ED
    2)を発生し、該信号には前記干渉(INT1,INT2)が取り出し可能に表
    されている 請求項16から23までのいずれか1項記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記検出信号(ED1,ED2,ED1−ED2)から発
    生される少なくとも1つの処理可能な信号(EDV1,EDV2,EDV12,
    EDW1,EDW2,EDW12)の少なくとも1つのスペクトル部分信号(F
    IO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしnは整数)をフィルタ(
    LED1,LED2,LED12,LED,LEDMn,ただしnは整数)から
    通す 請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】 入力側制御信号(L1,L2,L12,LW1,LW2.
    LW12)を少なくとも部分的に検出器(DET1,DET2,DET12,D
    ET,DETMn,DETMmn,ただしm,nは整数)に供給し、 該検出器は入力側制御信号(L1,L2,L12,LW1,LW2.LW12)
    を加工処理して、それが少なくとも近似的に、有利には少なくとも1つのスペク
    トル部分信号(FIO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしnは整
    数)の1次関数または少なくとも1つの2次モーメント(SOM2,SOM4,
    SOM3,SOM1,SOM12,SOMn,SOMmn、ただしm,nは整数
    )の二乗根関数であるようにする 請求項24または25記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記検出器(DET1,DET2,DET12,DET,
    DETMn,DETMmn,ただしm,nは整数)により2つの異なっているス
    ペクトル部分信号(FIO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしn
    は整数)の、混合として加工処理された2次モーメント(SOM12,SOMn
    ,SOMmn、ただしm,nは整数)を生成する 請求項26記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記検出器(DET1,DET2,DET12,DET,
    DETMn,DETMmn,ただしm,nは整数)により、スペクトル成分(F
    IO1,FIO2,FIO12,FIOOMn,ただしnは整数)の2次モーメ
    ント(SOM2,SOM4,SOM3,SOM1,SOM12,SOMn,SO
    Mmn、ただしm,nは整数)を生成しかつスペクトル成分(FIO1,FIO
    2,FIO12,FIOOMn,ただしnは整数)の出力に対する尺度を生成す
    る 請求項26または27記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記処理可能な信号(EDV1,EDV2,EDV12,
    EDW1,EDW2,EDW12)のフーリエ係数を前記検出信号(ED1,E
    D2,ED1−ED2)のスペクトル部分信号(FIO1,FIO2,FIO1
    2,FIOOMn,ただしnは整数)として通過させ、ここで混合として加工処
    理された2次モーメント(SOM12,SOMn,SOMmn、ただしm,nは
    整数)の形成の前に、伝搬遅延時間補償を実施する 請求項25から28までのいずれか1項記載の方法。
  30. 【請求項30】 検出信号(ED1,ED2,ED1−ED2)として形成
    されている処理可能な信号(EDV1,EDV2,EDV12)を信号処理モジ
    ュール(DR)において処理し、該信号処理モジュールが出力側制御信号(ST
    1,ST2)を送出し、該制御信号が出力側の偏光変換器(SPT,SPT1,
    SPT2)を制御する 請求項25から29までのいずれか1項記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記検出信号(ED1,ED2,ED1−ED2)を信号
    処理モジュール(DRW)に存在している相関素子(ME1,ME2,ME12
    )によって少なくとも1つのデータ出力信号(DD1,DD2)の少なくとも1
    つのスペクトル成分と相関し、 かつ相関の際に生成された、相関信号として生じている処理可能な信号(EDW
    1,EDW2,EDW12)を前記信号処理モジュール(DRW)によって送出
    し、 処理の際に生成された出力側制御信号(STW1,STW2)が入力側の偏光変
    換器(PMDC,PMDC1,PMDC2)を制御する 請求項25から29までのいずれか1項記載の方法。
JP2001522709A 1999-09-08 2000-09-05 光情報伝送装置および方法 Withdrawn JP2003509898A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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