JP2003509171A - 空気作動式気体需要装置 - Google Patents

空気作動式気体需要装置

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JP2003509171A JP2001524660A JP2001524660A JP2003509171A JP 2003509171 A JP2003509171 A JP 2003509171A JP 2001524660 A JP2001524660 A JP 2001524660A JP 2001524660 A JP2001524660 A JP 2001524660A JP 2003509171 A JP2003509171 A JP 2003509171A
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ジェームズ エム. ダベンポート
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Abstract

(57)【要約】 レシピエント(12)と少なくとも一つの加圧呼吸気体の源(14)との間に、遮断可能な流体連通状態で連結された空気作動式気体運搬装置(10)は、息を吸ったり吐いたりした際の、レシピエント(12)への呼吸気体の運搬を制御する。該装置(10)は、レギュレータ機構(34)と、供給バルブ(28)と、センシング・バルブ(30)とを備え、そこでは、供給バルブ(28)が、センシング・バルブ(30)の移動に応答して、呼吸気体をレシピエント(12)に運搬する。供給バルブへの気体の流れは、気体源(14)から、レギュレータ機構(34)及び複数のボーラス・チャンバ(46,50)を通じて送られ、それぞれのチャンバは、レシピエント(12)の需要気体流量の一部を、レギュレータ機構(34)から供給バルブ(28)へと伝達する。ボーラス・チャンバ(46,50)は、吸気の開始と同時に、呼吸気体の高流量パルスが患者に運搬されることを可能にし、それに続いて、吸気の残りの間、定常の流れが患者に運搬されることを可能にする。レシピエントの気体流量を幾つかのボーラス・チャンバ間で分担させることにより、装置の動的パフォーマンスが向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、一般に呼吸装置に関し、特に、レシピエントと少なくとも一つの加
圧気体源との間に遮断可能な流体連通をもたらすように連結されると共に、レシ
ピエントが息を吸い込んだり吐き出したりした際に、レシピエントへの加圧気体
の運搬を制御することが可能に構成された空気作動式気体需要装置に関する。
【0002】 発明の背景 様々な肺疾患のうちのいずれかを患っている多くの内科患者は、酸素を豊富に
含んだ空気を日中の間ずっと、そして時には夜通し吸い続けることができるよう
に、しばしば酸素補給療法を処方される。早期の酸素補給療法では、圧縮酸素の
タンクと患者の鼻との間で作動可能に接続される鼻カニューレ装置が用いられて
いた。この場合、酸素は、患者の全呼吸サイクルを通じて絶え間なく患者に運搬
されていた。患者の呼吸サイクルを通じて酸素を絶え間なく患者に運搬するこの
方法では、酸素の多くが周囲空気環境に分散されてしまう為、浪費的であるとみ
なされていた。後に、酸素を患者に運搬するより良い方法が開発されたが、それ
は、患者の呼吸サイクルのうち吸気段階においてのみ酸素を患者に運搬する改良
型装置を含んでいた。通常、この改良型装置には、患者が息を吸い込んだ時のみ
、補給酸素を患者に運搬するために開くディマンド・バルブが用いられていた。
先行技術では、多くのタイプのディマンド・バルブが周知となっている。
【0003】 そのようなディマンド・バルブの一つが、カーターの米国特許第5,360,
000号に記載されている。このディマンド・バルブは、小型で単純化された、
完全に空気で作用するタイプのものである。酸素等の加圧気体の源と患者との間
に連結されるこのディマンド・バルブは、気体流れ通路と、空気連結式センシン
グ及びスレーブ・ダイヤフラムとを備えたバルブ本体を含む。スレーブ・ダイヤ
フラムは、気体流れ通路内に配設され、患者の呼吸サイクルにおける呼気段階の
間は、気体の流れを防ぐ。一方、センシング・ダイヤフラムによって感知された
吸気段階の間は、スレーブ・ダイヤフラムは、気体流れ通路を開放するように移
動し、これによって患者に対する気体の流れを許容する。このディマンド・バル
ブは、需要に応じて患者に気体を運搬することにおいて効果的であるが、固有の
問題を備えている。患者に対する酸素の運搬をもたらすために患者が息を吸い込
んだ時、スレーブ・ダイヤフラムが開放したままの状態にあるうちは、酸素は、
周囲空気環境中にも逃げてしまう。これは、ディマンド・バルブがそれを防ぐた
めに設計された、まさに問題そのものである酸素の浪費につながってしまう。
【0004】 更に、このディマンド・バルブは、吸気段階の開始と同時にその間は継続的な
流れとして患者に気体を運搬してしまうという固有の欠点を有する。あいにく、
患者の気道、即ち鼻腔及び喉に残存した空気が、吸気と同時に最初に肺に取り入
れられてしまう。その後、酸素を豊富に含んだ空気が、残存していた空気に続い
て取り入れられるが、酸素を多く含んだ空気の約半分しか肺に到達しない。酸素
を多く含んだ残りの半分の空気は、吸気が弱まっている瞬間は患者の気道内に残
存し、呼気と同時に最初にそこから吐き出されてしまう。もし、呼気後に患者の
気道内に残存したこの空気を、吸い込む前に除去することができれば、あるいは
酸素で豊富にすることができれば、患者にとって有益であろう。このような試み
は、佐藤等の米国特許第4,686,974号において利用されている。
【0005】 業界において、レシピエントが息を吸ったり吐いたりした際に、酸素の浪費を
最小限に止めながら、レシピエント/患者への酸素の運搬を制御することが可能
な空気作動式気体需要装置を提供することが必要とされている。この空気作動式
気体需要装置が、患者の呼吸サイクルにおける吸気段階の開始と同時に、酸素の
高流量パルスをレシピエント/患者に運搬することができれば有益であろう。吸
気段階の開始と同時に運搬されるそのような酸素の高流量パルスによって、患者
の気道内に残存していた空気が、吸気と共に豊富にされ、それと同時に、この空
気の幾らかは、吸い込まれる前にそこから追い出されるであろう。更に、この空
気作動式気体需要装置が、酸素の高流量パルスを運搬した直後に、且つ吸気の残
りの段階を通じて、酸素の継続的な流れを運搬することができれば、それも有益
であろう。言及することによりここにその開示が組み込まれたダベンポートの米
国特許第5,666,945号は、先行する装置の欠点の多くを克服した空気作
動式気体需要装置について記載している。ダベンポートの装置は、レシピエント
(即ち患者)と加圧気体の少なくとも第1源との間に、遮断可能な流体連通状態
で配設された協働する供給バルブ及びセンシング・バルブを備える。供給バルブ
は、第1ダイヤフラム部材が内部に配設された供給バルブ・ハウジングを備える
。同様に、センシング・バルブも、センシング・バルブ・ハウジング及びその内
部に配設された第2ダイヤフラム部材を備える。ダベンポートの装置は、レシピ
エントが息を吸い込んだ時、第2ダイヤフラム部材が流れ誘発位置をとり、第1
ダイヤフラム部材が流れ供給位置をとることにより、加圧呼吸気体がレシピエン
トに運搬されるように構成されている。又、レシピエントが息を吐き出した時、
第2ダイヤフラム部材が流れ停止位置をとり、第1ダイヤフラム部材が流れ遮断
位置をとることにより、レシピエントへの呼吸気体の運搬が妨げられる。
【0006】 ダベンポートの空気作動式気体需要装置は、又、ボーラス・チャンバ構造と、
供給オリフィス要素と、パイロット・オリフィス要素とを備える。内部にボーラ
ス・チャンバを規定したボーラス・チャンバは、レギュレータ機構と供給バルブ
の供給チャンバ領域との間に、それらと流体的に連通した状態で配設される。そ
こを通じて供給オリフィスが形成された供給オリフィス要素は、レギュレータ機
構とボーラス・チャンバ構造との間に配設される。又、そこを通じてパイロット
・オリフィスが延在したパイロット・オリフィス要素は、加圧呼吸気体の源と供
給バルブとの間に配設される。
【0007】 ボーラス・チャンバは、レシピエントによる吸気の際に放出され、呼気の際に
再び満たされる多量の加圧呼吸気体のための貯蔵所又はアキュムレータとして機
能する。ボーラス・チャンバは、レシピエントの呼吸サイクルの吸気段階の開始
と同時に、装置が、酸素の高流量パルスをレシピエントに運搬することを可能に
する。その高流量酸素パルスは、有利にも、レシピエントの気道に残存した空気
を吸気と共に豊富にし、それと同時に、その空気の幾らかをレシピエントの気道
から追い出す。ダベンポートの装置は、又、高流量酸素パルスの運搬直後から、
吸気の残りの段階を通じて、酸素の継続的な流れを運搬し、それによって、レシ
ピエントは、吸気の間ずっと酸素を多く含んだ豊富な呼吸気体を受け取ることが
できる。
【0008】 ダベンポートの断続的気体運搬装置は、又、ネブライザと共に使用されても良
い。この態様によれば、ボーラス・チャンバから運搬された酸素の高流量パルス
が、レシピエントによって吸入される、薬剤を含んだエアゾールの細かいミスト
をネブライザ内で生成する。その後、このミストに続いて、加圧呼吸気体の流れ
が、吸気の残りの間を通じて供給されるようにしても良い。
【0009】 ダベンポートの装置において、パルス量は、供給される流量に比例する。この
ような装置は、レシピエントの需要流量の最高値と最低値の比率が、およそ約3
〜4:1である状況において上手く作動する。しかしながら、多くの患者は、更
に広範囲の需要流量範囲を有する。これらの状況の下で、(最高需要流量と最低
需要流量の経験的比率である)必要とされる流量比は、かなり大きくなる可能性
がある。ある患者達にとって、流量要求は、例えば、いつも座っている人達の約
0.5lpm(1分につき0.5リットル)といった低値から、肉体的ストレス
下に置かれた人達の約6lpmといった高値にまで及ぶかも知れない。この最高
流量と最低流量の比率は、結果的に、約12:1又はそれ以上にも及ぶ圧力範囲
を必要とするであろう。このように広範囲な需要流量要求は、幾つかの重要な形
で、ダベンポートの装置の設計及び作動に影響を与える。
【0010】 第一に、レギュレータ機構は、高圧供給気体を効果的なレベルにまで減じるた
めの高圧調節装置と、装置によって運搬される流量及び圧力の広範囲な需要を満
たすための低圧調節装置とを使用しなければならない。高圧調節装置は、呼吸気
体をより高圧な範囲で供給することが可能でなければならず、供給(又はパイロ
ット)バルブは、この高圧力を収容するために補強されなければならない。その
際、供給バルブの動的パフォーマンス(“オン”/“オフ”タイミング、漏れ流
量等)が、不利益に影響を受けてしまう可能性がある。第二に、センシング・バ
ルブの適切な作動を確実にするために、加圧呼吸気体源と供給バルブの制御領域
との間に、極めて小さいパイロット・オリフィスを設けなければならない。第三
に、低圧調節装置の作動範囲は、極めて広範囲でなければならず、これは、より
低い作動設定においてかなり大きくなる可能性のある、低圧調節装置やその調節
機構における誤差につながる可能性がある。
【0011】 従って、レシピエントの呼吸サイクルにおける吸気段階の開始と同時に、加圧
呼吸気体の高流量パルスを提供することが可能であると共に、約0.5lpmと
いった低値から約6lpm以上の高値にまで及ぶ流量範囲において確実に作動す
る空気作動式気体需要装置を提供することは、有益である。該装置は、又、需要
に応じて、薬剤を含んだエアゾールを生成しレシピエントに運搬するためのネブ
ライザと共に使用することが可能であることが好ましい。
【0012】 発明の目的及び要約 本発明の一つの目的は、レシピエント/患者と酸素等の加圧呼吸気体の少なく
とも一つの源との間に、遮断可能な流体連通状態で連結される空気作動式気体需
要装置を提供することである。該装置は、レシピエントが息を吸ったり吐いたり
した際に、レシピエント/患者への酸素又は他の呼吸気体の運搬を制御しながら
、呼吸気体の浪費を最小限に止めるように作動可能であるべきである。
【0013】 本発明のもう一つの目的は、レシピエント/患者の呼吸サイクルの吸気段階開
始と同時に、一つ以上の酸素の高圧ボーラスをレシピエント/患者に供給するこ
とが可能であると共に、その後、呼吸サイクルの吸気段階を規定する陰圧の残り
の周期を通じて、酸素の継続的な流れをレシピエント/患者に供給することが可
能な空気作動式気体需要装置を提供することである。
【0014】 本発明の更に別の目的は、設計が単純で、コンパクトな空気作動式気体需要装
置を提供することである。 本発明の尚更なる目的は、容易に入手可能な構成要素から組み立てることが可
能であるか、又は単一の構造に統合することが可能である空気作動式気体需要装
置を提供することである。
【0015】 従って、以下に、本発明による空気作動式気体需要装置について説明する。 空気作動式気体需要装置は、レシピエント(即ち患者)と加圧された第1気体
の第1源との間に、遮断可能な流体連通状態で連結されると共に、レシピエント
が息を吸い込んだり吐き出したりした際に、レシピエントへの第1気体の運搬を
制御することが可能に構成されている。その最も一般的な形状において、空気作
動式気体需要装置は、ダベンポートの米国特許第5,666,945号において
開示されたものと同様、供給バルブ及びセンシング・バルブを含む。供給バルブ
は、供給バルブ・ハウジングと、可撓性第1ダイヤフラム部材とを備える。供給
バルブ・ハウジングは、その内部に第1内部チャンバを規定する。第1ダイヤフ
ラム部材は、第1内部チャンバ内に配設され、その第1内部チャンバを供給チャ
ンバ領域と制御チャンバ領域とに分割するように供給バルブ・ハウジングに接続
される。供給チャンバ領域は、第1気体の第1源とレシピエントとの間で、それ
らと遮断可能な流体連通状態にあり、制御チャンバ領域は、加圧気体の第1源又
は加圧された第2気体の第2源のいずれか一方と、継続的な流体連通状態にある
。第1ダイヤフラム部材は、供給チャンバ領域と制御チャンバ領域とを互いに密
閉するように作用すると共に、流れ遮断位置と流れ供給位置との間を移動するよ
うに作用する。
【0016】 センシング・バルブは、センシング・バルブ・ハウジングと、可撓性第2ダイ
ヤフラム部材とを備える。センシング・バルブ・ハウジングは、その内部に第2
内部チャンバを規定する。第2ダイヤフラム部材は、第2内部チャンバ内に配設
され、その第2内部チャンバを通気チャンバ領域と感知チャンバ領域とに分割す
るようにセンシング・バルブ・ハウジングに接続される。通気チャンバ領域は、
供給バルブの第1内部チャンバの制御チャンバ領域と周囲空気環境との間で、そ
れらと遮断可能な流体連通状態にあり、感知チャンバ領域は、レシピエントと継
続的な流体連通状態にある。第2ダイヤフラム部材は、通気チャンバ領域と感知
チャンバ領域とを互いに密閉するように作用すると共に、レシピエントが息を吸
ったり吐いたりした時に、流れ停止位置と流れ誘発位置との間を移動することに
よって応答する。レシピエントが息を吸い込むと、第2ダイヤフラム部材が流れ
誘発位置をとり、それによって加圧第1気体又は第2気体のいずれかが、制御チ
ャンバ領域から、通気チャンバ領域を通り抜けて、周囲空気環境に流れることが
可能となり、その結果、今度は第1ダイヤフラム部材が流れ供給位置をとり、そ
れによって加圧第1気体の第1源からレシピエントへの第1気体の運搬が許容さ
れる。一方、レシピエントが息を吐き出すと、第2ダイヤフラム部材が流れ停止
位置をとり、それによって制御チャンバ領域から、通気チャンバ領域を通り抜け
て、周囲空気環境へと流出する気体の流れが遮断され、その結果、今度は第1ダ
イヤフラム部材が流れ遮断位置をとり、それによってレシピエントへの第1気体
の運搬が妨げられる。
【0017】 空気作動式気体需要装置は、第1気体の第1源と供給バルブの供給チャンバ領
域との間に、それらと遮断可能な流体連通状態で配設されたレギュレータ機構を
備える。ダベンポートの米国特許第5,666,945号に開示されたものと同
様、レギュレータ機構は、調節可能で、好ましくはレギュレータ・ハウジングと
、可撓性レギュレータ・ダイヤフラムと、バルブ・アセンブリとを備える。レギ
ュレータ・ハウジングは、その内部にレギュレータ・チャンバを規定する。レギ
ュレータ・ダイヤフラムは、レギュレータ・チャンバ内に配設され、そのレギュ
レータ・チャンバを、周囲空気環境と継続的な流体連通状態に置かれた通気レギ
ュレータ・チャンバ領域と、加圧第1気体の第1源と供給バルブの供給チャンバ
領域との間で、それらと遮断可能な流体連通状態に置かれた供給レギュレータ・
チャンバ領域とに分割するように、レギュレータ・ハウジングに接続される。レ
ギュレータ・ダイヤフラムは、通気レギュレータ・チャンバ領域と供給レギュレ
ータ・チャンバ領域とを互いに密閉するように作用する。
【0018】 バルブ・アセンブリは、レギュレータ・ダイヤフラムに作動可能に接続され、
供給レギュレータ・チャンバ領域内に配設される。バルブ・アセンブリは、閉鎖
状態と開放状態との間で作用する。閉鎖状態では、供給レギュレータ・チャンバ
領域の上流部分が、供給レギュレータ・チャンバ領域の下流部分と流体的に隔離
された状態に置かれる。一方、開放状態では、供給レギュレータ・チャンバ領域
の上流部分が、供給レギュレータ・チャンバ領域の下流部分と流体的に連通した
状態に置かれる。閉鎖状態では、バルブ・アセンブリが、レギュレータ・ダイヤ
フラムに対して弾性的且つ屈伸可能に付勢され、開放状態では、レギュレータ・
ダイヤフラムが、バルブ・アセンブリに対して弾性的且つ屈伸可能に付勢される
。供給レギュレータ・チャンバ領域の下流部分において、第1気体の第1気体圧
力が限界気体圧力値に達すると、バルブ・アセンブリは閉鎖状態となる。一方、
第1気体圧力が限界気体圧力値を下回ると、バルブ・アセンブリは開放状態とな
る。
【0019】 空気作動式気体需要装置は、又、複数から成るボーラス・チャンバ構造と、複
数の供給オリフィス要素と、パイロット・オリフィス要素とを備える。その内部
に複数のボーラス・チャンバを規定したボーラス・チャンバは、レギュレータ機
構と供給バルブの供給チャンバ領域との間に、それらと流体的に連通した状態で
配設される。ボーラス・チャンバ構造は、第1及び第2供給オリフィスが全体に
形成された第1及び第2供給オリフィス要素を含み、それらは、それぞれ、レギ
ュレータ機構と第1及び第2ボーラス・チャンバとの間に配設される。全体に延
在したパイロット・オリフィスを備えたパイロット・オリフィス要素は、加圧第
2気体の源と供給バルブの制御チャンバ領域との間に配設される。供給オリフィ
ス及びパイロット・オリフィスは、一定の大きさであっても良いし、あるいは調
節自在に変更可能な大きさであっても良い。
【0020】 第1の好ましい実施例によれば、二重ボーラス・チャンバ構造が、装置の流量
範囲を、第1及び第2ボーラス・チャンバ間で分担するように作用する。この流
量要求の分担によって、供給バルブ、センシング・バルブ、又はレギュレータ機
構の働きにマイナスの影響を与えることなく、例えば、約0.5lpm〜6lp
m以上といった、更に広範囲なレシピエントの需要流量範囲を容易に収容可能な
装置が提供される。
【0021】 複数の加圧気体が装置によって運搬される時、好ましくは、第1気体及び第2
気体は酸素であり、従って、第1気体と第2気体とは、同一の気体である。第1
気体と第2気体とが同一である場合、少なくとも一つの気体源が、必ずしもそう
でなくても良いが、同じく同一にすることも可能な第1及び第2加圧気体源を構
成するようにしても良い。あるいは、第1気体と第2気体とは、互いに異なる気
体であっても良い。その場合には、第1源と第2源も、同じく互いに異なるもの
でなければならない。第1気体及び第2気体は、酸素、亜酸化窒素、空気及びそ
の他のタイプの気体から成る気体群の中から異なるもの又は同一のもののどちら
かに選択される。
【0022】 本発明のその他の詳細、目的並びに利点は、現在好ましい実施例及び現在好ま
しい本発明の実施方法に関する以下の説明を読み進めて行くうちに明らかになる
であろう。 本発明は、ほんの一例として付随の図面に示された本発明の好ましい実施例に
関する以下の記載から、より容易に明らかになるであろう。
【0023】 模範的実施例の詳細な説明 空気作動式気体需要装置は、レシピエントと加圧酸素源との間に、遮断可能な
流体連通状態で連結され、レシピエントが息を吸ったり吐いたりした時に、レシ
ピエントへの酸素の運搬を制御することが可能に構成されている。空気作動式気
体需要装置は、とりわけ酸素をレシピエント/患者に提供するのに適しているが
、本発明が、亜酸化窒素といった他の種類の気体をもレシピエントに運搬するた
めに使用可能に構成されれば、それは通常の技術を有する当業者達によって評価
されるであろう。更に、空気作動式気体需要装置は、酸素等の一種類の気体、若
しくは酸素や安価な圧縮空気といった二種類の気体を運搬し、それらと共に作動
することが可能であるため、その他のタイプの気体についても、本発明の精神及
び概念から逸脱することなく使用されることが可能である。
【0024】 図1に一般に示されたように、空気作動式気体需要装置10は、レシピエント
12と酸素等の加圧呼吸気体の少なくとも一つの源14との間に、遮断可能な流
体連通状態で連結される。従来のチューブ16は、空気作動式気体需要装置10
と源14とを相互に接続し、区画された鼻カニューレ・アセンブリ18は、空気
作動式気体需要装置10とレシピエント12とを相互に接続する。二重ルーメン
の鼻カニューレ・アセンブリ(図示なし)を使用することも可能であるが、それ
は当分野では周知のものであり、本発明を実施するにあたり、それについての更
なる説明は不要と思われる。二重ルーメン式鼻カニューレ・アセンブリ18の第
1ルーメン20は、空気作動式気体需要装置10とレシピエント12との間で接
続され、酸素をレシピエントの鼻22に導く。第2ルーメン24は、空気作動式
気体需要装置10とカニューレ18との間で接続され、レシピエント12への吸
気圧力及びそこからの呼気圧力を空気作動式気体需要装置10から、又はそこへ
伝えることができるように、導管として作用する。その結果、空気作動式気体需
要装置10は、レシピエントが息を吸ったり吐いたりした時に、レシピエント1
2への気体酸素の運搬を制御できるように構成されている。
【0025】 空気作動式気体需要装置10は、ダベンポートの米国特許第5,666,94
5号において開示された空気作動式気体需要装置の供給バルブ及びセンシング・
バルブと実質的に同様に構成された供給バルブ28及びセンシング・バルブ30
を備える。それらのバルブの詳細は、一般的な事柄についてのみ記載するが、こ
こでは図面に示して説明しない。なぜなら、それら自体は、本発明の一部を構成
するものではないと共に、当分野における通常の技術を有する当業者には理解さ
れると思われるからである。より明確には、供給バルブ28は、供給バルブ・ハ
ウジングと、可撓性第1ダイヤフラム部材とを含む。供給バルブ・ハウジングは
、その内部に形成された第1内部チャンバを規定する。可撓性第1ダイヤフラム
部材は、第1内部チャンバ内に配設され、第1内部チャンバを供給チャンバ領域
と制御チャンバ領域とに分割するように、供給バルブ・ハウジングに接続される
。供給チャンバ領域は、加圧酸素源14とレシピエント12との間で、それらと
遮断可能な流体連通状態にある。この実施例の記載を通じて、“遮断可能な流体
連通状態”という表現が使用されているが、ほんの一例として、“遮断可能な流
体連通状態”とは、供給チャンバ領域が、時には源14と流体的に連通し、又あ
る時にはそれと流体的に連通しない状態にあることを意味する。制御チャンバ領
域は、加圧酸素源14に対し、継続的な流体連通状態にある。第1ダイヤフラム
部材は、供給チャンバ領域と制御チャンバ領域とを互いに密閉するように作用す
る。加えて、第1ダイヤフラム部材は、レシピエントが呼気及び吸気を行った時
に、それぞれ、流れ遮断位置と流れ供給位置との間を移動するように作用する。
【0026】 センシング・バルブは、センシング・バルブ・ハウジングと、可撓性第2ダイ
ヤフラム部材とを含む。センシング・バルブ・ハウジングは、その内部に形成さ
れた第2内部チャンバを規定する。第2ダイヤフラム部材は、第2内部チャンバ
内に配設され、第2内部チャンバを通気チャンバ領域と感知チャンバ領域とに分
割するように、センシング・バルブ・ハウジングに接続される。通気チャンバ領
域は、供給バルブ28の第1内部チャンバの制御チャンバ領域と、抽気導管を介
した周囲空気環境との間で、それらと遮断可能な流体連通状態にある。感知チャ
ンバ領域は、レシピエント12に対し、継続的な流体連通状態にある。
【0027】 第2ダイヤフラム部材は、通気チャンバ領域と感知チャンバ領域とを互いに密
閉するように作用する。更に、第2ダイヤフラム部材は、流れ停止位置と流れ誘
発位置との間を移動することにより、レシピエント12の吸気及び呼気に合わせ
て応答する。レシピエント12が息を吸い込むと、第2ダイヤフラム部材は流れ
誘発位置をとり、それによって酸素が制御チャンバ領域から、通気チャンバ領域
を通って、抽気導管を介して周囲空気環境に流れることが可能となる。次に、第
2ダイヤフラム部材が流れ誘発位置にあることにより、第1ダイヤフラム部材が
流れ供給位置をとり、それによって酸素が加圧酸素源14からレシピエント12
に運搬される。一方、レシピエント12が息を吐き出すと、第2ダイヤフラム部
材は流れ停止位置をとり、それによって酸素が制御チャンバ領域から、通気チャ
ンバ領域を通って、周囲空気環境に流れることを防ぎ、更にこれによって、第1
ダイヤフラム部材が流れ遮断位置をとり、それによってレシピエント12への酸
素の運搬が妨げられる。供給バルブ28及びセンシング・バルブ30は、更に、
第1ダイヤフラム部材を流れ供給位置に、第2ダイヤフラム部材を流れ停止位置
にそれぞれ屈伸して付勢する適切なバネを備えることが好ましい。センシング・
バルブは、更に、吸気の間、レシピエントが第2ダイヤフラム部材を容易に座か
ら外し、第1ダイヤフラムを越えて酸素が流れることを可能にすることができる
ように、第2ダイヤフラム部材に対して働く、センシング・バルブ・スプリング
によって及ぼされるシーティング力を調節するための位置決めネジ等の手段を含
むことが好ましい。
【0028】 呼吸気体の源14が、酸素又は亜酸化窒素等の加圧シリンダである場合、呼吸
気体は、一般に約200〜3000psiの圧力で放出される。この圧力は、チ
ューブ16に接続された従来の圧力計32によって検出されるようにしても良い
。装置10は、更に、その意図された用途又は適用法に応じて、装置によってレ
シピエント12へ運搬される呼吸気体の圧力と流量を制御するための一つ以上の
圧力調節装置を備えたレギュレータ機構を含む。高圧下の源14からの呼吸気体
を管理するように構成された場合、装置10のレギュレータ機構は、源14から
の気体圧力を約50〜60psiに減じるための、(図示されたように)内部に
設けられた、又は外部に設けられた高圧調節装置34を備えることが好ましい。
該装置は、更に、高圧調節装置34がうまく働かなかった場合に、約75psi
を上回る超過気体圧力を解放するように作動する、逆止め弁や持ち上げ弁等の適
切なリリーフ・バルブ36を備えることが好ましい。このような圧力を解放しな
いと、装置10の機能不良及び/又は破損につながる可能性があるからである。
【0029】 本発明の全ての考慮された実施例によれば、装置10のレギュレータ機構は、
低圧調節装置38を備える。この低圧調節装置38は、約10〜40psiの範
囲において作動することが好ましく、呼吸気体源14が高圧下にある場合、図示
されたように高圧調節装置34と共に使用されることが可能であるが、源14が
液体酸素又は空気圧縮機である場合には、単独で使用されることも可能である。
例えば、装置10が、需要に応じて、つまり、吸気の初期段階においてのみネブ
ライザを起動させるために用いられる場合、源14は、比較的低圧の空気圧縮機
である可能性が高い。
【0030】 装置10は、更に、多機能流量セレクタ手段40を備えることが好ましい。現
在好ましいとされる構成によれば、この流量セレクタ手段40は、低圧調節装置
38への気体の流れと、一つのボーラス・チャンバから別のボーラス・チャンバ
又はレシピエント12への気体の流れとを、以下に記載のように制御するための
回転可能部材を備える。流量セレクタ手段40は、低圧調節装置38とレシピエ
ント12への気体の流れを遮断する閉鎖位置へ配置可能な第1流れ制御手段42
を含むことが好ましい。開放位置の領域にある時、第1流れ制御手段42は、例
えば、約0.5〜6lpmといった所望の範囲における加圧気体の流れを低圧調
節装置38へ運搬するように作動可能である。
【0031】 気体の流れは、低圧調節装置38から、第1通路44を介してボーラス・チャ
ンバ46へ、又第2通路48を介して別のボーラス・チャンバ50へと送られる
。ボーラス・チャンバ46,50は、装置の性能に不利益な影響を及ぼすことな
く、広範囲な需要流量が装置によって収容されるように、装置10のレシピエン
ト需要流量要求を分担する。通路44,48は、いずれのボーラス・チャンバも
装置の作動に有害な影響を及ぼすことが可能な圧力範囲の下で作動することがな
いように、ボーラス・チャンバ46,50への気体の流れを分割する。より明確
には、第1通路44は、一定の、又はより好ましくは調節可能な、従来構造の可
変オリフィス型供給オリフィス要素52を備え、このオリフィス要素は、約1.
5〜4.5lpmの割合で、気体の流れをボーラス・チャンバ46へ運搬するよ
うに作動可能なものである。従って、ボーラス・チャンバ46の圧力範囲は、約
3:1である(つまり、約4.5lpm/1.5lpmの流量比をもたらす)。
同様に、通路48は、約0.5〜1.5lpmの割合で、気体の流れをボーラス
・チャンバ50に運搬するように作動可能な、従来的な一定の、又はより好まし
くは調節可能な、可変オリフィス型供給オリフィス要素54を備える。このため
、ボーラス・チャンバ50の圧力範囲も、又、約3:1である(つまり、約1.
5lpm/0.5lpmの流量比をもたらす)。
【0032】 装置10は、又、従来的な一定の、又はより好ましくは調節可能な、可変オリ
フィス型センシング又はパイロット・オリフィス要素56を備えることが望まし
い。このパイロット・オリフィス要素56は、第1制御手段42と供給バルブ2
8の制御チャンバ領域との間の通路58に配設される。供給バルブ28の制御チ
ャンバ領域は、吸気の間、センシング・バルブ30と流体的に連通した状態にあ
るため、図1は、パイロット・オリフィス要素がセンシング・バルブ30と連通
するところの吸気段階を示している。流量セレクタ手段40の第1流れ制御手段
42が開放位置にある時、パイロット・オリフィス要素56は、約0.2lpm
までの加圧呼吸気体の流れを供給バルブ28に運搬することが可能であり、この
流れは、吸気中センシング・バルブ30に送られる。通路58は、又、パイロッ
ト・オリフィス要素56が一定流量タイプのものである場合、継続的流れセレク
タ60を備えても良い。
【0033】 第1流れ制御手段42に加えて、流量セレクタ手段40は、又、ボーラス・チ
ャンバ46からの気体の流れが遮断され、装置10によって供給バルブ28へ運
搬される流れが、通路48によってボーラス・チャンバ50へ伝えられる流れの
みとなる閉鎖位置へ配置可能な第2流れ制御手段62を備えることが好ましい。
このため、レシピエント12が息を吸い込んだ時、該レシピエントは、吸気の開
始時には、ボーラス・チャンバ50から比較的低レベルの呼吸気体ボーラスを受
け取り、その後、吸気段階の残りの間を通じて、約0.5〜1.5lpmの間の
継続的な呼吸気体の流れを受け取る。このように低ボーラスの放出及び流量は、
例えば、普段座っていることの多い人によって使用される間、酸素を保存するた
めに望ましいと考えられる。
【0034】 第2流れ制御手段62が開放位置にある時、レシピエント12が息を吸い込む
と、吸気の開始時には、レシピエントは、供給バルブ28を通じて、ボーラス・
チャンバ46,50からのボーラスを合わせて受け取る。その後、レシピエント
は、残りの吸気段階の間、通路44,46によって伝えられる合わせた流れ(即
ち、約2〜6lpm)を受け取る。ボーラス・チャンバ46,50は、直列及び
並列のいずれの関係で接続されても良い。つまり、装置10は、ボーラス・チャ
ンバ46からボーラス・チャンバ50へ、あるいは直接供給バルブ28へ放出が
行われるように配置されても良く、後者の場合は、鎖線64によって示されてい
る。
【0035】 本発明の空気作動式気体需要装置10は、酸素の浪費を最小限に止めることが
可能である。この空気作動式気体需要装置は、レシピエント/患者の呼吸サイク
ルにおける吸気段階の開始時に、酸素の高流量パルスをレシピエント/患者に運
搬する。この酸素の高流量パルスは、呼吸サイクルにおける先の呼気段階から鼻
や気道の他の部分に残存していた呼気空気を、酸素を多く含んだ豊富なものにす
る。この豊富にされた呼気空気が、レシピエントの肺に最初に吸入される空気と
なることによって、治療上より価値の高い酸素が、レシピエントによって利用さ
れることが可能となる。その後、酸素の継続的な流れが、呼吸サイクルにおける
吸気段階の残りの周期を通じて、レシピエントに運搬される。記載のように、空
気作動式気体需要装置は、容易に入手可能な構成要素から組み立てられることが
可能であり、又は単一の構造に統合されることが可能である。いずれにしても、
該空気作動式気体需要装置は、設計が容易であると共に、コンパクトである。
【0036】 約0.5〜6lpmの典型的な需要流量範囲を幾つかのボーラス・チャンバに
割り当てることによって、単一のボーラス・チャンバのみを含んだ装置より優れ
た幾つかの利点が生み出される。第一に、圧力範囲が、例えば、単一のボーラス
・チャンバ設計の場合の約12:1又はそれ以上に対し、二重ボーラス・チャン
バ設計の各チャンバでは約3:1というように、著しく減じられる。複数のボー
ラス・チャンバの各々に対する著しく減じられた圧力範囲は、効果的につながっ
て供給バルブとセンシング・バルブの両方における動的パフォーマンスの問題を
排除する。加えて、低圧調節装置38は、低流量の装置設定の場合でさえも、低
圧調節装置の作動における誤差が回避されるところの、比較的制限的な作動範囲
(例えば、約10〜40psi)を有するように選択されても良い。
【0037】 図2に示されたように、装置10は、米国特許第5,666,945号に記載
のものと一般に同様の断続的気体運搬装置510を構成するために組み合わせ可
能であることも考慮される。そのような断続的気体運搬装置は、例えば、チュア
等の米国特許第5,584,285号に記載のものと同様のネブライザと共に使
用することが可能である。他のネブライザについても、当分野において一般に周
知であり、吸気感知構造又は補助的感知装置を備えれば、本発明と共に使用され
ることが可能である。断続的気体運搬装置510は、空気や酸素等の加圧気体源
14とネブライザ512との間に、流体的に連通した状態で接続され、この状態
で断続的気体運搬装置510は、先ず加圧気体をネブライザ512に流入させる
ことにより、薬剤を含んだエアゾールの細かい霧状の噴出煙514を生じさせる
。最初は、複数のボーラス・チャンバ46,50からの加圧気体の高流量パルス
が、この細かい霧状の噴出煙を生じさせ、続いて、ネブライザ512に運搬され
る気体の定常の流れが、この細かい霧状の噴出煙を生成し続けると共に、それを
患者のもとへ運搬する。高流量パルス及びそれに続く定常の流れは、感知チュー
ブ516の導入によって連続的に生じる。レシピエントの指518を感知チュー
ブ・インレット520を覆うように配置することによって、供給バルブ28が、
流れ遮断位置に置かれる。一方、指518を感知チューブ・インレット520か
ら外すことにより、供給バルブ28は、流れ供給位置へと移動する。この代わり
に、各呼吸サイクルにおいて選択された時間の間、供給バルブ28を機械的に始
動させるといった他の方法を利用することができれば、それは、通常の技術を有
する当業者によって評価されるであろう。
【0038】 以上、本発明を明確にする目的で詳細に説明してきたが、それらの詳細な説明
は単なる一例に過ぎないこと、及び請求項によって限定された場合を除いて、本
発明の精神及び範囲から逸脱しない範囲で、当業者によりその変形が可能である
ことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に従って構成された空気作動式気体需要装置の
概略図である。
【図2】 従来のネブライザと組み合わせて用いられる断続的気体運搬装置と
して構成された、本発明の更なる実施例の部分概略図及び部分断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW 【要約の続き】 させることにより、装置の動的パフォーマンスが向上さ れる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レシピエントと少なくとも一つの加圧気体源との間に、遮断
    可能な流体連通状態で連結されると共に、レシピエントが息を吸い込んだり吐き
    出したりした際に、レシピエントへの加圧気体の運搬を制御することが可能に構
    成された空気作動式気体需要装置であって、該装置は、 供給バルブとセンシング・バルブとを備え、 前記供給バルブは、前記少なくとも一つの加圧気体源と、前記センシング・バ
    ルブと、前記レシピエントと連通し、前記供給バルブは、又、前記センシング・
    バルブの移動に応答して、流れ供給位置と流れ遮断位置との間を移動するように
    作動可能であり、 前記センシング・バルブは、前記少なくとも一つの加圧気体源と、前記供給バ
    ルブと、前記レシピエントと連通し、前記センシング・バルブは、又、前記レシ
    ピエントが息を吐き出した時、前記供給バルブが前記流れ遮断位置をとり、それ
    によって前記レシピエントへの気体の運搬を妨げるところの流れ停止位置と、前
    記レシピエントが息を吸い込んだ時、前記供給バルブが前記流れ供給位置をとり
    、それによって前記加圧気体源から前記レシピエントへの気体の運搬がなされる
    ところの流れ誘発位置との間を移動するように作動可能であり、 前記装置は、更に、 前記加圧気体源と前記供給バルブとの間に、それらと遮断可能な流体連通状態
    で配設された、少なくとも一つのレギュレータを備えたレギュレータ機構と、 前記少なくとも一つのレギュレータと前記供給バルブとの間に、それらと流体
    的に連通した状態で配設された複数のボーラス・チャンバと を備えた空気作動式気体需要装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のボーラス・チャンバが、前記少なくとも一つのレ
    ギュレータから運搬された加圧気体の流れの一部を収容するための一つのボーラ
    ス・チャンバと、前記少なくとも一つのレギュレータから運搬された加圧気体の
    流れの少なくとも追加的な一部を収容するための少なくとも一つの追加的なボー
    ラス・チャンバとを有することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記ボーラス・チャンバと、前記少なくとも一つの追加的ボ
    ーラス・チャンバとが、直列に接続されたことを特徴とする、請求項2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ボーラス・チャンバと、前記少なくとも一つの追加的ボ
    ーラス・チャンバとが、並列に接続されたことを特徴とする、請求項2に記載の
    装置。
  5. 【請求項5】 更に、 全体を通じて供給オリフィスが形成された供給オリフィス要素であって、前記
    少なくとも一つのレギュレータと前記ボーラス・チャンバとの間に配設され、そ
    れらの間に流体的な連通をもたらす供給オリフィス要素と、 全体を通じて供給オリフィスが形成された少なくとも一つの追加的な供給オリ
    フィス要素であって、前記少なくとも一つのレギュレータと前記少なくとも一つ
    の追加的ボーラス・チャンバとの間に配設され、それらの間に流体的な連通をも
    たらす少なくとも一つの追加的な供給オリフィス要素と を備えた、請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 加圧気体の流れの前記一部と、加圧気体の流れの前記少なく
    とも追加的な一部とが、均等でないことを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ボーラス・チャンバによって収容される最大気体流量と
    最小気体流量との比率が、約3:1であることを特徴とする、請求項2に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも一つの追加的ボーラス・チャンバによって収
    容される最大気体流量と最小気体流量との比率が、約3:1であることを特徴と
    する、請求項2に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ボーラス・チャンバと、前記少なくとも一つの追加的ボ
    ーラス・チャンバとによって収容される全気体流量が、1分間につき約0.5〜
    6リットルであることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  10. 【請求項10】 更に、前記少なくとも一つの加圧気体源と前記供給バルブ
    間の加圧気体の流れを制御するための流量セレクタ手段を備え、該流量セレクタ
    手段は、前記少なくとも一つの加圧気体源及び前記少なくとも一つのレギュレー
    タからの加圧気体の流れを制御するための第1流れ制御手段と、前記複数のボー
    ラス・チャンバから前記供給バルブへの加圧気体の流れを制御するための第2流
    れ制御手段とを含んだことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 薬剤を含んだエアゾールを生成するためのネブライザ及び
    加圧気体源との組み合わせにおいて、前記ネブライザと前記加圧気体源との間に
    、それらと断続的な流体連通状態で配設される断続的気体運搬装置であって、該
    装置は、 前記加圧気体源と継続的な流体連通状態で、その下流に配設されたレギュレー
    タ機構と、 該レギュレータ機構の下流に、それと流体的に連通した状態で配設された複数
    のボーラス・チャンバと、 前記レギュレータ機構と前記複数のボーラス・チャンバとの間に配設され、そ
    れらの間に流体的な連通をもたらす複数の供給オリフィスであって、それぞれが
    、前記レギュレータ機構と前記ボーラス・チャンバの対応する一つとの間に流体
    的な連通をもたらす複数の供給オリフィスと、 前記複数の供給オリフィスと下流の流体連通状態におかれた供給バルブであっ
    て、加圧気体が前記加圧気体源から前記ネブライザへと流れることを妨げるとこ
    ろの流れ遮断位置と、加圧気体が前記加圧気体源から前記ネブライザへと流れ、
    その結果、最初に加圧気体の高流量パルスによって、前記ネブライザ内で、薬剤
    を含んだエアゾールの細かい霧状の噴出煙が生成され、続いて加圧気体の定常の
    流れによって、前記供給バルブが前記流れ遮断位置へ移るまで、前記ネブライザ
    内で、薬剤を含んだエアゾールの細かい霧状の噴出煙が生成され続けるところの
    流れ供給位置との間を移動するように作動する供給バルブと を備えた、断続的気体運搬装置。
  12. 【請求項12】 前記供給バルブと流体的に連通した状態で接続されると共
    に、そこへ通じる感知チューブ・インレットを備えた感知チューブを含み、該感
    知チューブは、前記供給バルブを前記流れ遮断位置にもたらすために、前記感知
    チューブ・インレットを覆うように置かれ、前記供給バルブを前記流れ供給位置
    にもたらすために、前記感知チューブ・インレットから外されるレシピエントの
    指によって作動することを特徴とする、請求項11に記載の断続的気体運搬装置
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