JP2003508340A - 磁器の製造方法、磁器並びにセラミックス製絶縁体 - Google Patents

磁器の製造方法、磁器並びにセラミックス製絶縁体

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JP2003508340A JP2001521673A JP2001521673A JP2003508340A JP 2003508340 A JP2003508340 A JP 2003508340A JP 2001521673 A JP2001521673 A JP 2001521673A JP 2001521673 A JP2001521673 A JP 2001521673A JP 2003508340 A JP2003508340 A JP 2003508340A
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B33/00Clay-wares
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 磁器、特に高強度の磁器の製造方法並びにセラミックス絶縁体を提供する。本発明の磁器の製造ではアルミナに代えて焼成ボーキサイト(CB)を使用する。各々5重量%以上の異種金属酸化物分を含む粘土(T)及びカオリン(K)を同時に添加することにより、同じ機械的強度のアルミナ磁器に比べて極めて有利に製造可能である磁器が得られる。この磁器は、特に機械的に著しく負荷される電気絶縁技術で使用される絶縁体の構成素子に特に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、特に電気絶縁技術で使用する、ボーキサイトを出発材料とした磁器
の製造方法に関する。以後この種磁器をボーキサイト磁器と記載する。更に本発
明は、ボーキサイト磁器と該磁器からなるセラミックス絶縁体に関する。
【0002】 電気絶縁技術で使用する工業用セラミックスとして、今日一般にアルミナ磁器
が挙げられる。この場合アルミナ磁器とは、アルミナ、粘土、カオリン、長石並
びに場合によっては焼結補助剤及び融剤からなる焼結混合物である。アルミナは
高純度の酸化アルミニウムであり、バイヤ法による費用を要する方法で原料のボ
ーキサイトから得られる。アルミナを、特に通常二次鉱床に含まれる長石含有岩
石の風化産物として知られている粘土と混同してはならない。またカオリンは、
一次鉱床に残留する長石含有岩石の風化産物のことである。
【0003】 特に強度を要求される高電圧絶縁体には、高い引張り強さ、曲げ強さ及び内圧
強さを有するアルミナ磁器が使用される。その際高強度のアルミナ磁器は、標準
規格のアルミナ磁器製の釉薬を施した曲げ棒で計って170N/mm2以上の曲
げ強さを示す。この場合所望の曲げ強さに応じ、添加すべきアルミナの量は27
〜55重量%の間で変動し、アルミナ分が増すにつれその強度は増大する。
【0004】 高強度のアルミナ磁器は、例えば欧州特許第0189260号、英国特許出願
公開第2056431号、米国特許第4183760号及び欧州特許第0522
343号明細書から公知である。
【0005】 しかしアルミナは比較的高価な原料であり、上述したようにまず費用を要する
方法で、例えばボーキサイトのような天然の酸化アルミニウム鉱脈から得ねばな
らない。このため、特に高強度のアルミナ磁器は高価であり、これは電気絶縁技
術で使用するため量産する場合、その欠点を露わにする。アルミナの価格に応じ
て、製造コスト及び製品コストが著しく増大する。
【0006】 本発明の課題は、特に電気絶縁技術において機械的に著しい負荷を担う構成素
子に使用可能な磁器の有利な製造方法を提供することにある。また本発明の課題
は、同じ機械的特性なら従来技術によりもなお好適な磁器を提供するにある。更
に本発明の課題は、同じ機械的特性において、従来技術によるこれ迄の絶縁体と
比べ、より好適なセラミックス絶縁体を提供することにある。
【0007】 第1の課題は、本発明に従って、焼成ボーキサイト、5重量%以上の異種金属
酸化物成分を含有する粘土、5重量%以上の異種金属酸化物分を含有するカオリ
ン、長石、ケイ酸マグネシウムを混合し、粉砕し、泥状物質に加工し、この泥状
物質を成形可能な出発コンパウンドに更に加工し、この出発混合物を乾燥し、引
続き磁器に焼結する磁器の製造方法により解決される。
【0008】 場合により、必要に応じて通常の補助剤を添加してもよい。
【0009】 換言すればこの方法では、完全にアルミナの使用を回避する。アルミナに代え
て、アルミナより価格的に極めて有利に入手できる焼成ボーキサイトを使う。焼
成ボーキサイトは、焼成工程に至る迄天然の素材のままである。焼成によりボー
キサイトに含まれる水酸化アルミニウムの一部が酸化アルミニウムに変わる。ア
ルミナに代えて、焼成ボーキサイトを使用すると製造コストは激減する。
【0010】 本発明は、アルミナやボーキサイトからなる磁器の焼成時に生じるコランダム
(α−Al23)が、磁器の機械的強度を保つ上で重要な役割を果たすとの認識
から出発する。アルミナは焼成ボーキサイト(ボーキサイトは未だ不純物を含ん
でいる)より多くのコランダムを生じるので、アルミナを焼成ボーキサイトに替
えた際、同じ機械的強度を達成するため、より多くのボーキサイトの添加が必要
になる。しかし比較的多量の焼成ボーキサイトが必要なため、アルミナ磁器に比
べ可塑性成分のカオリンと粘土及びガラス相を形成する長石を減量せねばならな
くなる。しかし、これも磁器の機械的特性の著しい変化を引き起こす。
【0011】 広範な研究から、可塑性成分として5重量%以上の異種金属酸化物成分を含有
する粘土及びカオリンを使用し、かつ付加的にケイ酸マグネシウムを出発材料に
添加すると、長石及び可塑性成分を減らすことに伴う、磁器の機械的強度に対す
るマイナスの影響を補償できることが判明した。
【0012】 粘土及びカオリンでは、異種金属酸化物は所謂粘土鉱物中に含まれている。粘
土鉱物は、例えばカオリナイト、イライト又はモンモリロナイトのような層状ケ
イ酸である。
【0013】 驚くべきことに、粘土又はカオリン中に含まれた異種金属酸化物(不純物)が
磁器焼結中に共晶の融解相の形成を促すことが判った。この混合物の融解相は、
個々の成分の融解相よりも低温で起こる。磁器の焼結温度を低下させることがで
き、これがまた製造コストを下げる。その際、粘土鉱物の格子中に組込まれた異
種金属酸化物が、極めて好ましい影響を有利な又は活発な融解相の形成に及ぼす
ことは特筆に値する。
【0014】 低温で生じる活発な融解相により、長石及びカオリンから石英のガラス相への
ほぼ完全な融解と移行が達成される。これに対し従来のアルミナ磁器には、常に
一定量の残留石英分が含まれている。含有石英は、磁器組織中の欠陥個所を意味
し、磁器の破損は埋め込まれた石英粒子の箇所にしばしば起こる。即ち、石英粒
子は磁器の組織自体に好ましくないものである。従って、有害な石英をガラス相
に完全に移行させれば、磁器の機械的強度を著しく高まる。この改善された組織
特性により、強度のバラツキを局限できる。この比較的高い耐損傷性は、この組
織を長期にわたり強化し、これは高圧用絶縁体にとり特に重要なことである。
【0015】 即ち、5重量%以上の異種金属酸化物を含む粘土とカオリンの使用により活発
な融解相が生じ、これが完成磁器中に殆ど石英粒子が存在しないようにする。含
まれる二酸化ケイ素の殆どは、専らガラス相の形で存在する。かくして石英の主
な供与体である可塑性成分及び長石の分量の減少に伴い、磁器の機械的強度に悪
影響を及ぼすことなく、出発物質中のコランダム、そしてまた機械的強度の主な
供与体であるボーキサイト分を著しく高めることが可能になる。その際重要な副
次的効果として焼結温度を降下させ、これが付加的に既に述べたように製造コス
トを低下させ、費用を要する炉の設備及び燃焼補助手段を節約させられる。
【0016】 これ迄の専門家の見解に対抗して、本発明は高い機械的強度を有する磁器の製
造に、アルミナの代わりに極めて有利な焼成ボーキサイトを使用できる方法を提
示する。本発明は、必要な可塑性成分及び長石の分量の削減が磁器の組織にマイ
ナスの影響を及ぼすことなく、コランダムの主な供与体であるボーキサイトの分
量を増量できる方法を提供する。
【0017】 活発な融解相の形成にとって、異種金属酸化物として酸化鉄Fe23、酸化マ
グネシウムMgO、酸化カリウムK2O、酸化ナトリウムNa2O及び酸化カルシ
ウムCaOが特に有利であることが判明した。従って、粘土又はカオリンに各々
異種金属酸化物成分が合計して5重量%以上含まれていると有利である。
【0018】 本発明のもう1つの有利な実施態様では、80〜90重量%の酸化アルミニウ
ムAl23を含む焼成ボーキサイトを使用する。こうして主な強度の担い手であ
る極めて多量のコランダムをボーキサイト分の比較的少ない磁器中に入れること
ができる。このようなボーキサイトは自由に入手可能であり、例えばFrank&Sch
ulte社(エッセン)から販売されている。
【0019】 活発な融解相の形成と焼結温度の低下のため、製造に混合層−粘土鉱物の豊富
なイライト粘土及び/又は粘土を使用すると特に有利である。ここでイライト粘
土とは、粘土鉱物内にイライト分の多い粘土のことである。ここに混合層−粘土
鉱物とは、カオリナイトに比べ整然とした格子構造を形成せず、むしろ格子欠陥
を特色とし、その格子構造中に、融剤の作用をするアルカリとアルカリ土類イオ
ンの分量が多く組込まれている粘土鉱物のことである。イライト粘土の商品名と
しては“イライト”そのものがよく用いられる。混合層−粘土鉱物の豊富な粘土
には、例えば“Ball Clay Hymod KC”の名称で得られる粘土がある。
【0020】 粘土の場合と同様、活発な融解相の形成にとって、イライト分の豊富なカオリ
ン及び/又は混合層−粘土鉱物の豊富なカオリンを製造に使用すると特に有利で
ある。イライトの豊富なカオリンには、例えばドイツのオーベルビンタ鉱床で採
れるカオリンがある。混合層−粘土鉱物の豊富なカオリンは、例えばドイツのザ
イリッツ鉱床で得られるものがある。酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化カリウム
及び酸化ナトリウム成分の合計は11.7重量%のイライト、6.1重量%のBa
ll Clay hymod KC、6.4重量%のオーベルビンタのカオリン及び5.7重
量%のザイリッツのカオリンである。組成の詳細は種々のカオリン及び粘土の、
上述の異種金属酸化物の含有量を示す表1から読み取れる。
【表1】
【0021】 本発明の特に有利な実施態様では、この製造方法の出発材料として、全重量に
対し焼成ボーキサイト48〜58重量%、混合層−粘土鉱物の豊富な粘土10〜
20重量%、イライト粘土4〜12重量%、長石7〜15重量%、ケイ酸マグネ
シウム0.5〜3重量%、混合層−粘土鉱物の豊富なカオリン8〜16重量%及
びイライト分の豊富なカオリン8〜16重量%を使用する。出発材料のこの組成
(磁器の場合を配合物ともいう)を使って、その耐久性の劣化しない機械的特性
及び熱膨張に対する高い要求に応え、また特に機械的に著しく負荷され、温度変
化に曝される大型の絶縁体に適するボーキサイト磁器を製造できる。その際機械
的強度は、焼成ボーキサイトの分量により制御可能である。特に上述の配合によ
り高強度のボーキサイト磁器を製造できる。
【0022】 長石として霞石−閃長岩を使用するとよい。この石はカリウムとナトウムの不
安定成分を含み総計式KNa3(AlSiO44の準長石の鉱物である。霞石−
閃長岩は、緊密な焼結に必要な温度の降下に特に良好に作用する。
【0023】 更に、ケイ酸マグネシウムの製造に滑石を使用するとよい。滑石は他の公知の
ケイ酸マグネシウム(例えばタルカム)に比べボーキサイト磁器の製造に最適な
特性を示す。
【0024】 焼成ボーキサイトは通常粗粒状で供給されるため、焼成ボーキサイトを他の成
分と混合する前に分離して予備粉砕すると有利である。その際、焼成ボーキサイ
トを粘土分と一緒に予備粉砕すると一層有利であることが判った。粉砕には通常
ボールミルを使用し、焼成ボーキサイトを、通常使用するアルミナが粒状化する
程度迄粉砕する。
【0025】 コランダムの含有量、そしてまた完成磁器の機械的強度は、焼結温度により決
定的な影響を受ける。磁器の機械的特性に対して1150〜1300℃、特に1
190〜1220℃の温度で焼結すると有利である。この温度は従来のアルミナ
磁器に一般的な温度よりも低い焼結温度である。
【0026】 焼結後に冷風を用いて冷却プロセスを促進させると、本発明にとり更に有利な
ことが判明した。このような形式で、焼結炉内で磁器の急冷を達成できる。この
急冷により、コランダムがムライトに移行するのを阻止し、ムライト結晶を小さ
い儘にする。このような組織も、磁器の機械的特性にとって有利である。
【0027】 磁器に関する課題は、本発明による上述の製造方法で得た磁器により解決され
る。この種ボーキサイト磁器は、アルミナ磁器とその気孔サイズ及び気孔分布に
おいて異なる。即ち、ボーキサイト磁器はアルミナ磁器に比べ気孔は多いが、気
孔サイズは極めて一定しており、その気孔は均等に分散している。これは破壊挙
動にとり、またボーキサイト磁器の強度にとり明らかに有利である。更にボーキ
サイト磁器中のコランダム結晶は、アルミナ磁器中の結晶と別の形をとる。アル
ミナ磁器中のコランダム結晶は、長く、平板な形をしており、それに対しボーキ
サイト磁器中の結晶は、主に丸い形をしている。更にボーキサイト磁器中のコラ
ンダム結晶はアルミナ磁器中のほぼ2倍の大きさがあり、一部例えば酸化チタン
のような添加物と入れ替わっている。この相違は電子顕微鏡写真による組織の比
較により容易に確認できる。更にボーキサイト磁器には残留石英分が殆どなく、
従って長期特性においてアルミナ磁器を凌駕している。
【0028】 磁器に関する課題は、本発明により、ムライト12〜21重量%、コランダム
30〜46重量%、ガラス相40〜50重量%及び石英0〜2重量%を含む磁器
により解決される。この種の磁器は、上述の方法で焼成ボーキサイトを用いて製
造でき、従って従来のアルミナ磁器に比べ価格的に有利な代替物である。僅かな
石英分により、この磁器は極めて良好な機械的特性と安定した長期特性を示す。
従来のアルミナ磁器では、石英分は6重量%迄になる高いものである。
【0029】 DIN−IEC60672に基づき釉薬を施した曲げ棒で測定して170N/
mm2から200N/mm2を越える程の曲げ強さを有する高強度の磁器は、特に
ムライト12〜15重量%、コランダム38〜46重量%、ガラス相44〜47
重量%及び石英0〜1重量%を含む磁器である。
【0030】 本発明のもう1つの有利な実施態様では、含まれる石英粒子の粒径が20〜4
0μmであり、磁器の断面1mm2当たり10個未満の石英粒子が入っている。か
かる磁器は、同様に上述の製造方法で容易に得られる。この磁器が殆ど石英を含
まないことで、高い機械的強度と長期安定性を説明できる。この種磁器は、機械
的に大きく負荷される大型の絶縁体に対する極めて高度の要求を充足する。
【0031】 セラミックス絶縁体に関する課題は、本発明によれば、その絶縁材料が上述の
磁器から成る絶縁体により解決される。
【0032】 本発明の実施例を、図面に基づき以下に詳述する。
【0033】 図1は、ボーキサイト磁器、特にボーキサイト磁器製のセラミックス絶縁体の
製造方法を概略的に示す。それには出発材料1として焼成ボーキサイトCB、粘
土T、カオリンK、長石F及びケイ酸マグネシウムMを用いる。この場合約85
重量%の酸化アルミニウムを含む焼成ボーキサイトを使用する。このボーキサイ
トは約1500℃焼成したものである。粘土としてはBall Clay Hymod KC並
びにハンガリーのイライトを使用する。更に長石と霞石−閃長岩を使用する。カ
オリンとしてはオスモーゼ−カオリン、ザイリッツのカオリン並びにオーベルビ
ンタのカオリンを用いる。ケイ酸マグネシウムとしては滑石を使用する。
【0034】 投入材料の重量比は、表2から読み取ることができる。その際、これらの成分
を貯蔵容器から適切に計量して取り出す。
【表2】
【0035】 この製造方法は、総体的に出発材料1を成形可能な出発コンパウンドに加工2
し、該コンパウンドを、遮蔽物を備えた中空円筒形の成形片に成形3し、この成
形片を焼結4し、焼結した成形片をボーキサイト磁器の完成高電圧絶縁体に最終
加工5することから成る。出発材料1の成形可能な出発コンパウンドへの加工2
は、出発材料の混合7、粉砕球を備えたドラムミル内で材料に水を加えながら行
う、泥漿又は泥状物質への粉砕11A、11B、この泥漿に加えた水を圧搾しつ
つ分離する圧搾分離13からなる。その場合、焼成ボーキサイトCBは別個に4
重量%のBall Clay Hymod KC分を加えながら、15時間水で予備粉砕する。
引続き全ての原料を一緒に混合し、更に2.5時間粉砕する。
【0036】 圧搾濾過13した後、原料1の成形可能な出発コンパウンドが生じ、これを引
続き成形処理3により成形体に加工する。
【0037】 成形処理3は、原料コンパウンドから成る中空円筒の未完成品を圧縮するため
の押出成形15、それに次ぐ未完成品の乾燥17及び旋盤仕上げによりこの中空
円筒の未完成品に皿形の遮蔽物を設ける旋盤加工19から成る。その結果ボーキ
サイト磁器製の高電圧絶縁体が得られる。
【0038】 旋盤加工19で得た成形体の焼結4は、成形体の再乾燥22、乾燥した成形体
への釉薬がけ24及びそれに次ぐ釉薬を施した成形体の燃焼炉や焼結炉内での焼
成25から成る。その際成形体を1150〜1300℃の温度で焼結する。
【0039】 ボーキサイト磁器製の、焼結した成形体を引続き最終加工5する。切断加工2
6で成形体を所望の長さに切断し、装着工程28で適切な接続片を設ける。かく
して、ボーキサイト磁器製絶縁体を持つ高電圧絶縁体、即ち碍子が得られる。
【0040】 図2は、化学エッチングしたアルミナ磁器を1000倍に拡大した電子顕微鏡
写真である。見当識のため20μmの基準寸法も示す。このアルミナ磁器を12
30〜1250℃の温度で焼結した。その際、配合物中のアルミナ成分は27重
量%であった。この配合物中の残りの成分は、粘土とカオリン42重量%並びに
長石27重量%及び残り焼結補助剤であった。ムライト(針状結晶)とガラス相
から成る組織マトリックスAを明確に認識できる。気孔C(黒色)も容易に見出
せる。付加的に、コランダム粒子Bと石英粒子Dも識別し易くしてある。
【0041】 これとの対比で、図3は化学エッチングしたボーキサイト磁器の電子顕微鏡写
真を同様に1000倍の拡大率で示す。この場合、配合は酸化アルミニウム85
%を含む焼成ボーキサイト52重量%を含んでいた。他の成分は表2に挙げた配
合物に相応して添加している。焼結温度は1230℃であった。またこの図3に
おいてもムライトA1とガラス相A2から成る組織マトリックスAが明らかに認識
できる。更にコランダム粒子Bと気孔Cも認識できる。
【0042】 図2、3の双方を比較すると、図3のボーキサイト磁器には石英粒子がもはや
含まれていないことが明らかに見て取れる。それに対し図2の従来のアルミナ磁
器では、組織中にコランダム、ムライト及びガラス相の他に、機械的強度にとっ
て有害な残留石英分Dが全般に分布している。これに対しボーキサイト磁器中で
は、残留石英分Dは完全に融解しており、もはや認められない。
【0043】 またボーキサイト磁器中のコランダム粒子Bが、アルミナ磁器中のそれより大
きいことも明示している。更にボーキサイト磁器中のコランダム粒子Bは丸形で
あり、それに対しアルミナ磁器中のコランダム粒子Bはむしろ長い形である。
【0044】 図4は、図3の工程で製造した高強度ボーキサイト磁器の破壊確率に関するワ
イブル分布を示す。横座標は破壊応力(MPa)30、縦座標は破壊確率(%)
31である。セラミックス材料の異なる組織品質が、ワイブル統計によりよく描
かれている。ワイブル係数mは、この係数を算出した個々の値の散乱幅を特徴付
けることから、重要な材料定数である。この散乱は材料特性の結果として、また
巨視的欠陥個所の頻度と分布の関数として生ずる。ワイブル係数mが高い程、散
乱幅は低下する。図4は高強度のボーキサイト磁器のワイブル分布を示し、これ
から45.1のワイブル係数mが算出される。ワイブル統計をセラミックス組織
の品質を判定する方法として適宜参照できるので、比較的高いワイブル係数mが
高強度のボーキサイト磁器に極めて良好な組織の一様性を保証する。
【0045】 図5は、アルミナ磁器とボーキサイト磁器のX線スペクトル分析結果を比較
している。粘土とカオリン42重量%、長石14重量%、アルミナ40重量%、
残り焼結補助剤の組成の配合物からアルミナ磁器を製造し、1230〜1250
℃で焼結した。その際、アルミナ磁器は釉薬を施した曲げ棒で測定して209N
/mm2の曲げ強さを示した。このボーキサイト磁器を、粘土とカオリン35重
量%、長石8重量%、焼成ボーキサイト52重量%、残り焼結補助剤の組成の配
合物で製造し、1190〜1220℃で焼結した。このボーキサイト磁器は、釉
薬を施した曲げ棒で測定して199.6N/mm2の曲げ強さを示した。
【0046】 アルミナ磁器のX線スペクトルをXで、またボーキサイト磁器のX線スペクト
ルをYで示している。コランダムB、ムライトA1及び石英Dの相応するX線ス
ペクトルのピークはB、A1、Dで記してある。
【0047】 ボーキサイト磁器では、同じ機械的強度のアルミナ磁器に比べて石英分が減少
し、ムライト分が増加していることが判る。
【0048】 図6は、図5のX線スペクトルX、Yをもう1度別の一連の測定で示す。付加
的に別のボーキサイト磁器で取ったX線スペクトルZをも図示する。このスペク
トルは、焼成ボーキサイト56%を含み、残りの組成は、粘土とカオリン33.
5重量%、長石と滑石10.5重量%の配合物から得たものである。焼結温度は
1190〜1220℃であった。
【0049】 同様にコランダムB、ムライトA1及び石英DのX線ピークを各々示す。図6
から、配合物中に高強度アルミナ磁器のコランダム含有量を超える、56重量%
の焼成ボーキサイトの添加に成功し、両コンパウンドは機械的強度に関し同等の
特性を示すことが明白である。これは従来予想されなかったことである。
【0050】 図7は、高電圧絶縁体として形成したセラミックス絶縁体40の一部を切断し
て示す。この絶縁体40は、ボーキサイト磁器41製の絶縁体本体42並びに接
続のための接続キャップ44及び/又は電流を通す導線を有する。絶縁体の基本
体42は、それに取り付けた一群の皿形のリブ46を持つほぼ円筒状の幹部とし
て形成されている。この磁器41の表面には、釉薬を施してある(図示せず)。
図示の絶縁体40は、特にDIN48006に基づく鉄道用絶縁体に適する。
【0051】 例 1 アルミナを当量の焼成ボーキサイトと交換して実験した。これについてコンパウ
ンドI、II、III、IV及びVを比較した。
【0052】 コンパウンドI及びVは、アルミナ磁器である。その配合物は27重量%もし
くは40重量%のアルミナ成分を有する。更にコンパウンドIの配合物は粘土及
びカオリン43.5重量%、長石27.5重量%並びに残り焼結補助剤又は融剤
を含んでいた。コンパウンドVの配合物は粘土とカオリン43.3重量%、長石
12.1重量%及び残り焼結補助剤又は融剤を含んでいた。コンパウンドI及び
Vの焼結温度は1230〜1250℃であった。
【0053】 コンパウンドIIとIVはボーキサイト磁器であり、コンパウンドIIではコ
ンパウンドIの配合物であるアルミナ27重量%を当量の27重量%の焼成ボー
キサイトと入れ替えた。コンパウンドIVの配合物では、コンパウンドVの40
重量%のアルミナを当量の40重量%の焼成ボーキサイトで入れ替えた。コンパ
ウンドIIとコンパウンドIVの焼結温度は1230〜1250℃であった。
【0054】 コンパウンドIIIはアルミナ/ボーキサイト磁器に相当し、配合物中にアル
ミナ13.5重量%とボーキサイト13.5重量%を含有する。このコンパウン
ドIIIの配合物の他の組成は、コンパウンドIもしくはIIに相当する。
【0055】 使用した焼成ボーキサイトの組成は表4から読み取れる。この焼成ボーキサイ
トは市販されている。
【表4】
【0056】 使用した焼成ボーキサイトの場合、可溶性のNa2O含有量は0.03重量%
と極めて僅かである。γ−Al23は確認できず、従って酸化アルミニウムはコ
ランダム(α−Al23)として存在する。この材料自体は篩分けして45μm
以上の残分を9.1%含み、45μm以上のものを最高で1%含むアルミナより
も明らかに粗いものである。そのCilas−D50値又は粒子の微細度は、6〜
8μmであるアルミナの2倍の14.8μmである。従ってこのボーキサイトは配
合物を計量して入れる前に、アルミナの微細度に達するため、8時間予備粉砕し
たものである。
【0057】 表3には、コンパウンドI〜Vの化学分析及び測定値をまとめてある。測定値
の調査はDIN VDE0335に基づき行った。
【表3】
【0058】 表3から、この磁器の強度は、アルミナと焼成ボーキサイトを1:1の割合で
置換した場合、明らかに低下することが判る。その際、焼成ボーキサイトをアル
ミナ含有量の高いコンパウンド中に使用すると、アルミナ含有量の低いものより
も強度は明らかに低下する。即ち、40重量%のアルミナ分を含むコンパウンド
IIは、焼成ボーキサイト21.5重量%と交換すると強度は低下する。27重
量%のアルミナ分を含むコンパウンドIIは焼成ボーキサイト11.5重量%と
交換すると強度は低下する。
【0059】 更に表3から、アルミナを焼成ボーキサイトと交換した場合、撓み値が上がる
ことが判る。更にボーキサイトは明らかに焼結開始、燃焼収縮及び熱膨張率(W
AK)を低下させる効果を有する。
【0060】 例 2 表2による配合物の調合によりコンパウンドVIを製造した。表5は使用した
焼成ボーキサイトの組成の化学分析及び粒径の測定結果を示す。
【表5】
【0061】 焼成ボーキサイトはアルミナよりも極めて粗いため、ボールミル内で15時間
水及び4%のBall Clay Hymod KCと共に予備粉砕した。こうして9.7μmの
Cilas−D50値が得られた。引続き残りの原料を添加し、更に2.5時間粉
砕した。こうして0.26%の63μm以上の濾過残渣SR及び7.4μmのCi
las−D50値に調整した。焼結温度は1220℃であった 。
【0062】 表6はコンパウンドVIのボーキサイト磁器の化学組成を示す。
【表6】
【0063】 コンパウンドVIの曲げ棒の破片で、DIN VDE 0335T.2に基づ
きフクシン透過度テストを行った。破片のどれにもテスト中に色素が入ることは
なかった。従って、このボーキサイト磁器はフクシンを通さないと判定した。
【0064】 DIN51065に基づき、浮力法で測定して、コンパウンドIの総密度2.
69g/cm3、コンパウンドVの総密度2.77g/cm3に対し、コンパウン
ドVIの総密度は2.74g/cm3であった。
【0065】 表7において、コンパウンドVIのボーキサイト磁器の別の特性をアルミナ磁
器コンパウンドV及びIと比較した。
【表7】
【0066】 コンパウンドVIのボーキサイト磁器が、アルミナ磁器の機械的強度に対比し
得るものであることは明らかである。
【0067】 表8は、コンパウンドVI、I及びVの組織中の結晶成分を対比させている。
【表8】
【0068】 ボーキサイト磁器VIは、アルミナを使用していないにも拘わらず、ムライト
及びコランダム結晶の高い含有量を示した。石英は活発な融解相中に完全に溶解
しており、X線スペクトル分析で石英は確認されなかった。
【0069】 例 3 ボーキサイト磁器のコンパウンドVI組織の組成に対する焼結温度の影響を調
査した。結果を表9にまとめてある。
【表9】
【0070】 焼結温度がコンパウンド組織中のコランダム含有量、そしてまたこの磁器の機
械的強度に著しい影響を及ぼすことが明らかに読み取れる。即ち焼結温度を11
90℃から1340℃に上げると、コランダムの含有量は43重量%から32重
量%に減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるボーキサイト磁器の製造方法の概略工程図。
【図2】 化学エッチングしたアルミナ磁器の断面の電子顕微鏡写真。
【図3】 化学エッチングしたボーキサイト磁器の断面の電子顕微鏡写真。
【図4】 高強度のボーキサイト磁器の破壊確率に関するワイブル分布を示す線図。
【図5】 アルミナ磁器とボーキサイト磁器を比較のためX線スペクトルにより成分分析 した線図。
【図6】 もう1つのアルミナ磁器とボーキサイト磁器を比較のためX線スペクトルによ る成分分析の線図。
【図7】 一群の特有な遮蔽物を有するセラミックス高電圧絶縁体の部分断面図。
【符号の説明】
1 出発材料 2 加工 3 成形 4 焼結 5 最終加工 7 混合 11A、11B 粉砕 13 圧搾濾過 15 押出成形 17 乾燥 19 旋盤加工 22 再度の乾燥 24 釉薬がけ 25 焼成 26 切断加工 28 装着工程 40 絶縁体 41 ボーキサイト磁器 42 碍子本体 44 接続キャップ 45 円筒状の幹部 46 皿形リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 AA03 AA04 AA07 AA27 AA36 AA37 BA12 CA01 GA27 HA01 HA05 HA08 HA15 HA25 5G303 AA10 AB12 AB15 BA12 CA01 CB01 CB06 CB13 CB14 CB17 CB20 CB30 CB35

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成ボーキサイト(CB)、5重量%以上の異種金属酸化物
    成分を含む粘土(T)、5重量%以上の異種金属酸化物分を含むカオリン(K)
    、長石(F)、ケイ酸マグネシウム(M)を混合し、粉砕し、泥状物質に加工し
    、この泥状物質を成形可能の出発コンパウンド(素地)に更に加工し、この出発
    混合物を乾燥し、引続き磁器に焼結することを特徴とする磁器製造方法。
  2. 【請求項2】 Fe23、MgO、K2O、Na2O及びCaOの群族から異
    種金属酸化物を選択することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 80〜90重量%のAl23成分を含む焼成ボーキサイト
    (CB)を使用することを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 イライト粘土(T)及び/又は混合層−粘土鉱物の豊富な粘
    土(T)を使用することを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 イライト分の豊富なカオリン(K)及び/又は混合層の粘土
    鉱物の豊富なカオリン(K)を使用することを特徴とする請求項1乃至4の1つ
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 全重量に対し、焼成ボーキサイト(CB)48〜58重量%
    、混合層−粘土鉱物の豊富な粘土(T)10〜20重量%、イライト粘土(T)
    4〜12重量%、長石(F)7〜15重量%、ケイ酸マグネシウム(M)0.5
    〜3重量%、混合層−粘土鉱物の豊富なカオリン(K)8〜16重量%及びイラ
    イト分の豊富なカオリン(K)8〜16重量%を互いに混合することを特徴とす
    る請求項1乃至5の1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 長石(F)として霞石−閃長岩を使用することを特徴とする
    請求項1乃至6の1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 ケイ酸マグネシウム(M)として滑石を使用することを特徴
    とする請求項1乃至7の1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】 焼成ボーキサイト(CB)を、粘土(T)分と別個に又は一
    緒に予備粉砕することを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 出発コンパウンドを1150〜1300℃の温度で焼結す
    ることを特徴とする請求項1乃至9の1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 出発コンパウンドを1190〜1220℃の温度で焼結す
    ることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 焼結後の冷却プロセスを、冷気を使用して促進させること
    を特徴とする請求項1乃至11の1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の1つに記載の方法により形成したこと
    を特徴とする磁器。
  14. 【請求項14】 ムライト(A1)12〜21重量%、コランダム(B)3
    0〜46重量%、ガラス相(A2)40〜50重量%及び石英(D)0〜2重量
    %を含むことを特徴とする請求項13記載の磁器。
  15. 【請求項15】 ムライト(A1)12〜15重量%、コランダム38〜4
    6重量%、ガラス相(A2)44〜47重量%及び石英(D)0〜1重量%を含
    むことを特徴とする請求項14記載の磁器。
  16. 【請求項16】 含まれる石英粒子(D)の粒径が20〜40μmであり、
    1mm2の断面積に10個以下の石英粒子が入っていることを特徴とする請求項
    14又は15記載の磁器。
  17. 【請求項17】 請求項13乃至16の1つに記載の磁器(41)から成る
    絶縁コンパウンドを含み、特に高電圧を絶縁することを特徴とするセラミックス
    絶縁体。
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