JP2003508215A - 硫黄失活コバルトチタニア触媒の再活性化方法 - Google Patents

硫黄失活コバルトチタニア触媒の再活性化方法

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Abstract

(57)【要約】 脱硫方法、およびコバルトがチタニア担体と複合化されてなる硫黄失活触媒の再活性化方法。最初に、硫黄失活コバルトチタニア触媒は、触媒の硫黄成分を酸化するのに十分に高い温度で、酸素分子からなるガスストリームと接触される。次に、硫黄が酸化された触媒は、液体好ましくは水と接触されて、硫黄酸化物が除去される。次いで、触媒は、還元剤適切には水素と接触されて、触媒の活性が回復される。この処理を通して、触媒からのコバルトの損失は、たとえあるとしても実質的に全くない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の分野 本発明は、硫黄によって失活されたコバルト触媒の再活性化方法または再生方
法に関し、特に、一酸化炭素の水素添加またはフィッシャー−トロプシュ反応で
用いられるコバルト触媒に関する。また、本発明は、コバルト−チタニア触媒、
該触媒を用いるプロセス、およびこれらのプロセスの生成物に関する。
【0002】本発明の背景 フィッシャー−トロプシュ(F−T)反応、すなわちC+液体炭化水素を水
素および一酸化炭素の混合物から製造するための触媒反応は、周知である。F−
Tプロセスは、商業的開発のための重点検討課題となった。F−T反応を行なう
のに用いられる触媒は、典型的には、第VIII族の鉄族金属(元素の周期律表
、Sargent−Welch Scientific Company、著作
権1979年)、例えば鉄、ニッケルまたはコバルトが、微粒子の耐火性無機酸
化物担体、例えばチタニア上に分布されてなる。触媒を形成する際には、鉄族金
属の触媒特性は、第VIIBまたはVIII族からのさらなる金属、例えばプラ
チナまたはレニウムによって、修正または助触されるであろう。
【0003】 F−T合成反応を行なう際には、水素および一酸化炭素の混合物からなる合成
ガスを、鉄族金属触媒、例えばCo−Re/TiOで反応させて、C+ワッ
クス質炭化水素生成物が製造される。これは、種々の留分に分離され、さらに輸
送用燃料油、留出油、ディーゼルおよびジェット燃料油、溶剤および潤滑油など
に処理される。F−T反応器からのワックス質生成物は、一般に実質的に「硫黄
を含まない」化合物と呼ばれるものの、生成物の重量でたとえ数ppmでさえ硫
黄が存在することは、コバルト含有触媒を蓄積的に被毒させ、その寿命を短縮す
ることが見出された。したがって、硫黄失活触媒を定期的に再活性化するか、ま
たは再生するプロセス能力が必要となった。
【0004】 触媒と混合された際の反応生成物の混合物が、硫黄をほんの少量でさえ含む場
合には、触媒は、析出される硫黄によって蓄積的に被毒されるであろう。その結
果、あまりにも早く、触媒は、硫黄を除去することによって再活性化または再生
されなければならない。コバルト触媒を再活性化する方法が知られるものの、こ
れらの技術は、しばしばコバルトが硫黄と共に除去される結果となる。その結果
、あまりにも早く、触媒は再生され、交換されなければならない。
【0005】 Institut Francais du Petroleに対して197
2年5月9日に発行された米国特許第3,661,798号には、硫黄失活コバ
ルト/シリカ触媒が、失活触媒を酸素分子含有ガスと共に300〜600℃で加
熱し、冷却された触媒を水と約0〜250℃で接触させ、次いで水素と約200
〜500℃で接触させる連続工程によって、再生される方法が開示されている。
再生は、触媒のキャリヤー成分がアルミナである場合には、成功裡に再活性化さ
れない。さらに、触媒のキャリヤー成分がシリカである場合においてさえ、コバ
ルトが抽出されて、触媒から失われることが見出された。したがって、コバルト
含有触媒を再活性化するか、または再生するための、より良好な方法またはプロ
セスに対する必要性が依然として存在する。
【0006】本発明の詳細な説明 この必要性および他の必要性は、下記を包含する本発明により達成される。す
なわち、コバルト触媒を調製する際に、コバルトは、触媒が硫黄または硫黄含有
化合物によって硫化されて被毒される際に、たとえあるとしても触媒からのコバ
ルトの実質的な損失なしに、再活性化または再生されるのに十分なチタニアと複
合化されることである。再活性化または再生は、硫化コバルトチタニア触媒を、
下記を必要とする一連の工程で処理することによって達成される。すなわち、(
1)酸素分子好ましくは空気もしくは酸素富化空気および窒素のガスストリーム
と、触媒の硫黄成分(および金属成分)を酸化するのに十分な温度(約150℃
〜約600℃、好ましくは約300℃〜約500℃の範囲)で接触させ、処理す
る工程、および次いで(2)硫黄が酸化された触媒を、工程(1)が行なわれる
反応域内またはその外で、硫黄酸化物を除去するのに十分な温度(約0℃〜約1
00℃、好ましくは約20℃〜約80℃の範囲)で、液体好ましくは水と接触さ
せるか、処理するかまたは洗浄する工程である。次いで、触媒は、水素または還
元剤と接触されて、金属または金属酸化物成分が還元され、触媒の活性が回復さ
れる。これは、触媒が還元された後、COを水素添加することによって測定され
る。F−T合成反応で硫黄失活されて用いられるコバルトチタニア触媒、例えば
コバルト−レニウム−チタニア触媒の活性および選択性は、この様にして再活性
化または再生された際に、同様の操作を行なうために本来用いられる新触媒のそ
れに回復されるであろうことが見出された。
【0007】 本発明の触媒は、炭化水素合成またはF−T触媒を調製する技術分野において
知られた技術によって調製されるであろう。触媒は、例えば、ゲル化または共ゲ
ル化技術によって調製されるであろう。好ましくは、しかしながらコバルト金属
および所望により助触媒金属は、含浸法によって、予めピル化、ビード化、押出
し成形化または篩い分けされたチタニア担体物質上に析出されるであろう。触媒
を調製する際には、金属は、所望の絶対量および析出される金属の重量比を得る
ために予め選択された量で、溶液から担体上に析出される。適切には、コバルト
自体、または助触媒が望まれる場合には助触媒は、担体をコバルト含有化合物ま
たは塩、および助触媒含有化合物を含む溶液のそれぞれと、連続的に接触させる
ことによって担体と複合化される。任意に、コバルトおよび助触媒は、担体上に
共含浸されるであろう。含浸で用いられるコバルトおよび助触媒化合物は、いか
なる有機または無機化合物でもあろう。これは、水素中で還元される場合に水を
形成するか、または水素中で還元される場合に水を形成する対応する酸化物(例
えば硝酸コバルト、酢酸塩、アセチルアセトネート、ナフテネートなど)に転換
されるであろう。用いられる含浸溶液の量は、キャリヤーを完全に浸漬するのに
十分なものであろう。これは、通常キャリヤーの約1〜20倍の容量である。ま
たこれは、含浸溶液における金属濃度による。含浸処理は、周囲温度または高温
度を含めて広範囲の条件下に行なわれるであろう。
【0008】 レニウム、セリウム、ハフニウムおよびウラニウムは、好ましい助触媒であり
、触媒を形成する際にコバルトと共に含まれるであろう。通常、これらの物質は
、コバルトに対する重量比が少なくとも約0.05:1、好ましくは少なくとも
約0.1:1で存在し、これは、約0.1:1〜約1:1の範囲であろう。しか
し、助触媒は、通常コバルトより少ない量で存在するであろう。レニウムは、特
に好ましい助触媒であり、担体上に過レニウム酸として析出されるであろう。用
いられるコバルトの量は、少なくとも触媒的有効量である。例えば、触媒の10
0重量部当たり少なくとも2重量部、すなわち2重量%である(乾燥ベース)。
しかし、コバルト濃度は、約2重量%〜約70重量%、好ましくは約10重量%
〜約30重量%の範囲であろう。触媒のキャリヤーまたは担体成分は、少なくと
もチタニア30重量%、好ましくは少なくともチタニア約70重量%からなる。
【0009】 触媒が硫黄と接触する際には、触媒の活性は徐々に低下する。結局、新規また
は再活性化された触媒なしには操作を続けることが経済的に困難な時点まで低下
する。触媒は、この時点で、F−T反応域から抜出され、処理されて(1)触媒
の硫黄成分が酸化される。次いで、硫黄が酸化された触媒は、水による洗浄で処
理されて、(2)酸化された硫黄成分が触媒から除去される。次いで、触媒は還
元され、それにより触媒は活性化される。工程(1)は、硫化触媒をガスストリ
ームと、約150℃〜約600℃、好ましくは約300℃〜約500℃の範囲の
高温度で、硫黄を実質的に完全に酸化するのに十分な時間(一般的に約1時間〜
約5時間)接触させることによって行なわれる。次いで、硫黄酸化物は、約0℃
〜約100℃、好ましくは約20℃〜約80℃の範囲の温度の水との接触および
それによる洗浄によって、除去され、そして触媒の活性および選択性は回復され
る。
【0010】 触媒は、洗浄後、約30℃超、好ましくは30℃〜125℃の温度で、ガスス
トリーム内の窒素、酸素、水素または空気の存在下または減圧下に加熱されて乾
燥されるであろう。乾燥に続いて、金属または金属酸化物成分は、水素または水
素含有ガスストリームにより、還元され、そして活性化されるであろう。
【0011】 触媒の還元/活性化は、水素または水素含有ガスストリーム中で、約250℃
超、好ましくは約250℃〜約550℃、より好ましくは約275℃〜約425
℃の温度、一般的に約0.5〜24時間の範囲の時間および約周囲圧力〜約40
気圧超の範囲の圧力で達成される。
【0012】 この方法で、触媒を再生または再活性化することにより、F−T合成による高
融点ワックスの製造において、高い活性および選択性の触媒が製造される。
【0013】炭化水素の合成 好ましいフィッシャー−トロプシュまたはF−T合成反応を行なう場合には、
水素および一酸化炭素の混合物が、鉄族金属触媒、例えばコバルトまたはレニウ
ム触媒により反応されて、ワックス質生成物が生成される。これは、種々の留分
、適切には重質または高沸点の留分およびより軽質または低沸点の留分(名目上
、700゜F+(372℃+)反応器ワックスおよび700゜F−(372℃−
)留分)に分離されるであろう。後者または700゜F−(372℃−)留分は
、(1)F−Tコールドセパレーター液体または約C〜500゜F(260℃
)の範囲内に名目沸点を有する液体、(2)F−Tホットセパレーター液体また
は約500゜F〜700゜F(260℃〜372℃)の範囲内に名目沸点を有す
る液体、および(3)700゜F+(272℃+)ストリームに分離されるであ
ろう。これは、F−Tコールドおよびホットセパレーター液体と共に分離され、
さらなる処理に有用な素材物質を構成する。
【0014】 F−T合成プロセスは、約160℃〜約325℃、好ましくは約190℃〜約
260℃の温度、約5気圧〜約100気圧、好ましくは約10〜約40気圧の圧
力、および約300V/Hr/V〜約20,000V/Hr/V、好ましくは約
500V/Hr/V〜約15,000V/Hr/Vのガス空間速度で行なわれる
。合成ガスにおける水素:一酸化炭素の化学量論比は、より高沸点の炭化水素を
製造するためには約2.1:1である。しかし、1:1〜約4:1、好ましくは
約1.5:1〜約2.5:1、より好ましくは約1.8:1〜約2.2:1のH
/CO比が用いられるであろう。これらの反応条件は、周知であり、反応条件
の特定の組合わせは当業者によって容易に決定されるであろう。反応は、実質的
にいかなるタイプの反応器においても行なわれるであろう。例えば、固定床、移
動床、流動床、スラリー、気泡床などである。F−T反応器からのワックス質ま
たはパラフィン質生成物は、実質的に硫黄、窒素および芳香族を含まない炭化水
素である。これは、製造され、そして遠隔地から精製場所に輸送されて、種々の
生成物にさらに化学反応および品質向上されるか、または精製場所において製造
され、そして種々の生成物に品質向上されるであろう液体生成物である。例えば
、ホットセパレーターおよびコールドセパレーター液体は、それぞれ、C〜C 15 炭化水素であるが、高品質の炭化水素溶剤を構成する。これは、所望により
水素化されて、オレフィン不純物が除去されるか、または水素化されることなく
用いられて、広範囲のワックス生成物が製造されるであろう。一方、F−T反応
器からの反応器ワックスまたはC16+液体炭化水素は、種々の水素転化反応(
例えば水素化分解、水素異性化、接触脱ロウ、イソ脱ロウ、改質など、またはこ
れらの組合わせ)によって品質向上されて、次のものが製造されるであろう。す
なわち、(i)燃料油、すなわち安定な環境に優しい非毒性の中間留出油、ディ
ーゼルおよびジェット燃料油(例えば低凝固点のジェット燃料油、高セタンのジ
ェット燃料油など)、(ii)潤滑油または潤滑剤、例えば輸送車両に適切な潤
滑油混合成分および潤滑油基油、(iii)化学製品および特殊物質、例えば掘
削汚泥に用いるのに適切な非毒性の掘削油、工業および医薬グレードのホワイト
オイル、化学素材物質、モノマー、ポリマー、エマルジョン、イソパラフィン質
溶剤および種々の特殊生成物である。
【0015】 (I)最大留出油 選択A: F−T反応器からの反応器ワックスまたは700゜F+(372℃+)沸点の
留分は、水素と共に、水素異性化反応器HIに直接送られる。これは、次の典型
的かつ好ましいHI反応条件で運転される。すなわち、下記のものである。 HI反応器の条件 典型的な範囲 好ましい範囲 温度、゜F(℃) 300〜800 550〜750 (148〜427) (286〜398) 全圧、psig 0〜2500 300〜1200 水素処理速度、SCF/B 500〜5000 2000〜4000
【0016】 水素異性化または選択的な水素化分解で有用な実質的にいかなる触媒も、この
運転に対して満足されるであろうものの、いくつかの触媒は、他のものより良好
に挙動する。例えば、担持された第VIII族貴金属(例えばプラチナまたはパ
ラヂウム)を含む触媒は、一種以上の第VIII族塩基性金属(例えばニッケル
、コバルト)を約0.5〜20重量%の量で含む触媒と同様に、特に有用である
。これには、第VI族金属(例えばモリブデン)が約1〜12重量%の量で含ま
れても、または含まれなくてもよい。金属の担体は、耐火性酸化物またはゼオラ
イト、もしくはそれらの混合物のいかなるでもあろう。好ましい担体には、シリ
カ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−アルミナ−ホスフェート、チタニア
、ジルコニア、バナジア、および他の第III、IV、VAまたはVI族酸化物
が含まれ、同様に超安定YシーブなどのYシーブが含まれる。好ましい担体には
、アルミナおよびシリカ−アルミナが含まれる。その際、バルク担体のシリカ濃
度は、約50重量%未満、好ましくは約35重量%未満である。
【0017】 好ましい触媒は、約180〜400m/g、好ましくは230〜350m /gの範囲の表面積、0.3〜1.0ml/g、好ましくは0.35〜0.75
ml/gの細孔容積、約0.5〜1.0g/mlの嵩比重、および約0.8〜3
.5kg/mmの横方向破砕強度を有する。
【0018】 好ましい触媒には、非貴金属の第VIII族金属(例えば鉄、ニッケル)が、
第IB族金属(例えば銅)との組合わせで酸性担体上に担持されて含まれる。好
ましくは、担体は、非晶質のシリカ−アルミナであり、その際アルミナは、約3
0重量%未満、好ましくは約5〜30重量%,より好ましくは10〜20重量%
の量で存在する。また、担体には、例えば少量(例えば20〜30重量%)のバ
インダーが含まれるであろう。例えば、アルミナ、シリカ、第IVA族金属酸化
物、ならびに種々のタイプの粘土、マグネシアなどである。好ましくはアルミナ
である。触媒は、金属を溶液から担体上に共含浸させ、100〜150℃で乾燥
し、空気中200〜550℃で焼成することによって調製される。
【0019】 担体のための非晶質のシリカ−アルミナ微小球(ミクロスフェア)の調製は、
Ryland,Lloyd B.、Tamele,M.W.およびWilson
,J.N.による「Cracking Catalysts,Catalysi
s」(第VII巻、Paul H.Emmett編、Reinhold Pub
lishing Corporation、New York,1960年、第
5〜9頁)に開示される。
【0020】 第VIII族金属は、約15重量%以下、好ましくは1〜12重量%の量で存
在し、一方第IB族金属は、通常、より少ない量(例えば第VIII族金属につ
いて、1:2〜約1:20の比率)で存在する。典型的な触媒を次に示す。 Ni、重量% 2.5〜3.5 Cu、重量% 0.25〜0.35 Al−SiO 65〜75 Al(バインダー) 25〜30 表面積 290〜355m/g 細孔容積(Hg) 0.35〜0.45ml/g 嵩密度 0.58〜0.68g/ml
【0021】 水素異性化装置における700゜F+(372℃+)の700゜F−(372
℃−)への転化率は、約20〜80%、好ましくは20〜50%,より好ましく
は約30〜50%の範囲である。水素異性化においては、実質的にすべてのオレ
フィンおよび酸素含有物質が水素添加される。
【0022】 好ましい実施形態においては、コールドセパレーター液体(すなわちC〜5
00゜F(260℃)の沸点留分)、およびホットセパレーター液体(すなわち
500゜F〜700゜F(260℃〜372℃)の沸点留分)は、いずれも水素
化反応器H/Tにおいて、水素化条件で水素化され、H/T生成物は、HI生成
物と組合わされて、分留装置に送られる。以下に、典型的および好ましいH/T
反応条件が示される。すなわち、下記のものである。 HI反応器の条件 典型的な範囲 好ましい範囲 温度、゜F(℃) 200〜750 350〜600 (94〜398) (175〜315) 全圧、psig 100〜1500 300〜750 水素処理速度、SCF/B 100〜5000 500〜1500
【0023】 適切な水素化触媒には、少なくとも一種の第VIII族金属(好ましくはFe
、CoおよびNi、より好ましくはCoおよび/またはNi、最も好ましくはN
i)、および少なくとも一種の第VI族金属(好ましくはMoおよびW、より好
ましくはMo)が高表面積の担体物質(好ましくはアルミナ)上に担持されてな
るものが含まれる。他の適切な水素化触媒には、ゼオライト触媒が含まれ、同様
に貴金属がPdおよびPtから選択される貴金属触媒が含まれる。一種以上のタ
イプの水素化触媒が、同じ床内に用いられるであろう。第VIII族金属は、典
型的には、触媒の全重量を基準として約2〜20%、好ましくは約4〜12%の
範囲の量で存在する(重量%、乾燥ベース)。第VI族金属は、典型的には、約
5〜50重量%、好ましくは約10〜40重量%、より好ましくは約20〜30
重量%の範囲の量で存在するであろう。
【0024】 ガスおよびC〜250゜F(121℃)凝縮物ストリームは、分留器から回
収される。C〜250゜F(121℃)物質が分離および除去された後、25
0゜F〜700゜F−(121℃〜372℃−)ディーゼル燃料油またはディー
ゼル燃料油混合成分が、分留器から回収される。回収される700゜F+(37
2℃+)生成物成分は、潤滑油または潤滑油混合成分として適切である。
【0025】 分留器から回収されるディーゼル物質は、以下の性状を有する。すなわち、少
なくとも95重量%、好ましくは少なくとも96重量%、より好ましくは少なく
とも97重量%、さらにより好ましくは少なくとも98重量%、最も好ましくは
少なくとも99重量%のパラフィン、約0.3〜3.0の、好ましくは0.7〜
2.0のイソ/ノルマル比、50ppm(重量)、好ましくはゼロの硫黄、50
ppm(重量)、好ましくは20ppm、より好ましくはゼロの窒素、2重量%
の不飽和分、水分なしのベースで酸素が約0.001〜0.3重量%未満の含酸
素化合物(オレフィンおよび芳香族系)である。
【0026】 存在するイソパラフィンは、主としてモノメチル分枝のものであり、生成物に
は、シクロパラフィン(例えばシクロヘキサン)は含まれない。
【0027】 700゜F−(372℃−)留分は、含酸素化合物リッチである。例えば、含
酸素化合物の95重量%は、このより軽質の留分に含まれる。さらに、より軽質
の留分のオレフィン濃度は、十分に低いのでオレフィン回収が必要でなく、オレ
フィンのために留分をさらに処理することが回避される。
【0028】 これらのディーゼル燃料油は、一般に高セタン価(通常50以上、好ましくは
少なくとも約60、より好ましくは少なくとも約65)、潤滑性、酸化安定性の
性状を有し、またディーゼルのパイプライン規格に適合する物理性状を有する。
【0029】 生成物は、それ自体がディーゼル燃料油として用いられるか、またはほぼ同じ
の沸点範囲の他のさほど望ましくない石油または炭化水素含有原料と混合される
であろう。混合物として用いられる場合には、生成物は、比較的少量(例えば1
0%以上)で用いられて、最終の混合ディーゼル生成物が、かなりに品質向上さ
れる。
【0030】 この物質は、殆どいかなるディーゼル生成物をも品質向上するであろうものの
、低品質の精油所ディーゼルストリームと混合する際に、特に有用である。典型
的なストリームは、未処理もしくは水素添加された接触または熱分解留出油およ
びガス油である。
【0031】選択B: 任意に、コールドセパレーター液体およびホットセパレーター液体は、いかな
る水素化にも供されない。より軽質の留分を水素化しない場合には、この留分中
の少量の含酸素化合物(主として線状アルコール)は、より重質の反応器ワック
ス留分中の含酸素化合物は水素異性化工程で消滅されるものの、残るであろう。
水素異性化は、留出燃料油内のイソパラフィン量を増大するのに役立つ。これは
、添加剤が流動点およびくもり点規格を満足する目的に用いられるであろうもの
の、燃料油が流動点およびくもり点規格を満足するのを促進する。
【0032】 潤滑性を促進すると信じられる含酸素化合物は、炭化水素の結合エネルギーよ
り、大きな水素結合エネルギーを有するものとして開示されるであろう(種々の
化合物のエネルギー測定は、標準的な参考文献で入手可能である)。すなわち、
差がより大きければ、潤滑性効果もより大きい。また、含酸素化合物は、親油性
末端および親水性末端を有するので、燃料油を湿潤することが可能である。
【0033】 好ましい含酸素化合物(主としてアルコール)は、比較的長鎖を有する。すな
わち、C12+、より好ましくはC12〜C24の第一級の線状アルコールであ
る。
【0034】 存在する含酸素化合物の量は、比較的少量である。しかし、水分ゼロベースの
酸素として、ほんの少量の含酸素化合物が、所望の潤滑性を達成するのに必要と
される。すなわち、少なくとも約0.001重量%の酸素(水分ゼロベース)、
好ましくは0.001〜0.3重量%の酸素(水分ゼロベース)、より好ましく
は0.0025〜0.3重量%の酸素(水分ゼロベース)である。
【0035】選択C: さらなる選択として、コールドセパレーター液体のすべて、又は好ましくは一
部分は、水素化に供されるであろう。一方、ホットセパレーター液体および反応
器ワックスは水素異性化される。すなわち、より幅広カットの水素異性化により
、分留器槽が排除される。しかし、ジェット燃料油生成物の凝固点は、ある程度
譲歩される。好ましくは、コールドセパレーター液体のC〜350゜F(17
5℃)部分は水素化され、一方350゜F+(175℃+)物質はホットセパレ
ーター液体および反応器ワックスと混合され、そして水素異性化される。次いで
、HI反応器の生成物は、水素化されたC〜350゜F(175℃)生成物と
混合され、そして回収される。
【0036】選択D: 第四の選択においては、スプリット−原料流れ図が提供される。これは、ジェ
ットA−1の凝固点規格を満足可能なジェット燃料油を製造するであろう。この
選択では、ホットセパレーター液体および反応器ワックスは、水素異性化され、
生成物が回収される。コールドセパレーター液体、および任意に、ホットセパレ
ーター液体および反応器ワックスを水素異性化する前にワックス分留器で処理し
た後のいかなる残留500゜F−(260℃−)成分も、水素化に供される。水
素化生成物は、(a)C〜350゜F(175℃)生成物(回収される)、お
よび350゜F+(175℃+)生成物(水素異性化され、水素異性化生成物も
また回収される)に分離される。これらの生成物は、一緒に混合されて、ジェッ
トA−1の凝固点規格を満足可能なジェット燃料油が形成されるであろう。
【0037】(II)最大ディーゼル燃料油の製造 F−T反応器からの三つのストリームは、合成原油を構成する。すなわち、1
)コールドセパレーター液体(C〜500°F)、2)ホットセパレーター液
体(500°F〜700°F)、および3)反応器ワックス(700°F+)は
、以下のように、ディーゼル燃料油の最大量を製造するために、いくつかの選択
にしたがってそれぞれ処理される。
【0038】選択A:(単一反応槽:ワックスの水素異性化装置) F−T反応器からの反応器ワックスは、水素と共に、ワックスの水素異性化装
置に送られる。F−T反応器からの他の二つのストリーム(すなわちコールドセ
パレーター液体およびホットセパレーター液体)は、水素異性化装置からの生成
物と組合わされ、全混合物は、分留カラムに送られ、そこで軽質ガス、ナフサ、
および700°F−(372℃−)留出油に分離される。一方、700°F+(
372℃+)ストリームはリサイクルされて、水素異性化装置で消滅される。
【0039】 ワックスの水素異性化反応を行なうのに用いられる触媒は、文節(I)最大留
出油の選択Aに開示される。
【0040】 ワックス水素異性化反応を行なうのに用いられる条件は、文節(I)最大留出
油の選択Aに開示される。
【0041】選択B:(二反応槽系:ワックスの水素異性化装置および水素化装置) この選択Bにおいては、選択Aにしたがって、最大ディーゼル燃料油に対して
開示された反応器ワックス処理方式は変更されない。しかし、この場合には、コ
ールドセパレーター液体およびホットセパレーター液体のいずれも、水素化条件
で水素化され、次いでそれからの生成物はワックス水素異性化装置の生成物と混
合され、全混合物は分留されて軽質ガス、ナフサおよび留出油が回収される。
【0042】 水素添加反応を行なうのに用いられる水素化触媒は、文節(I)最大留出油の
選択Aに開示される。
【0043】 水素化反応を行なうのに用いられる条件は、文節(I)最大留出油の選択Aに
開示される。
【0044】選択C:(単一槽:ワックスの水素異性化装置) この選択にしたがって、コールドセパレーター液体および反応器ワックスのい
ずれも、水素異性化され、ホットセパレーター液体は、水素異性化装置からの生
成物と混合され、全混合物は分別器に送られ、そこで軽質ガス、ナフサおよび留
出油に分離される。700°F+(372℃+)留分は、リサイクルされて、ワ
ックス水素異性化装置で消滅される。
【0045】 ワックスの水素異性化反応を行なうのに用いられる触媒は、文節(I)最大留
出油の選択Aに開示される。
【0046】 水素異性化反応を行なうのに用いられる条件は、文節(I)最大留出油の選択
Aに開示される。
【0047】(III)最大潤滑油の製造 (二反応槽;水素異性化装置および接触脱ロウ装置) F−T反応器からの反応器ワックスまたは700°F+の沸点留分、およびホ
ットセパレーター液体または500°F〜700°Fの沸点留分は、水素異性化
装置で反応され、そこからの生成物は分留カラムに送られ、そこでC〜C
ス、ナフサ、留出油および700°F+留分に分割される。
【0048】 700°F+留分は、好ましくは接触脱ロウ装置において脱ロウされるか、ま
たは接触脱ロウされ、次いで生成物は、低い減圧蒸留または分留器に供されると
いう両方によって、潤滑剤が製造される。潤滑剤は、高粘度指数および低流動点
のものであり、また高収率で回収される。
【0049】 水素異性化工程を行なう際に、原料(その少なくとも50%、より好ましくは
少なくとも70%は700°F超で沸騰する)は、水素と接触され、そして全原
料の重量を基準として、原料の700°F+炭化水素の約20%〜約50%、好
ましくは約30〜約40%を700°F−生成物に転化するのに十分な水素異性
化条件で、水素異性化触媒を用いて水素異性化される。これらの転化レベルにお
いては、主要量のn−パラフィンは、水素異性化されるか、またはイソパラフィ
ンに転化される。その際、ガスおよび燃料油副生物への水素化分解は最小である
【0050】 水素異性化反応器への全原料は、F−T反応器からの全液体生成物量の重量を
基準として、約20%〜約90%、好ましくは約30%〜約70%を構成するが
、水素と共に水素異性化反応器中に供給される。水素異性化反応器には、水素異
性化触媒の床が含まれ、原料および水素がそれと接触される。触媒は、金属水素
添加または脱水素成分が酸性酸化物キャリヤーまたは担体と複合化されてなる。
水素異性化反応器においては、したがって、それに導入される原料は、水素異性
化を経てイソパラフィンおよびより低分子量の種に転化される。
【0051】 水素異性化反応器で用いられる触媒の水素添加または脱水素金属成分は、元素
周期律表のいかなる第VIII族金属でもあろう。好ましくは、金属はコバルト
またはニッケルなどの非貴金属である。好ましい金属はコバルトである。触媒的
活性がある金属は、一種以上の金属助触媒または共触媒と共に触媒中に存在する
であろう。助触媒は、特定の助触媒に応じて、金属または金属酸化物として存在
するであろう。適切な金属酸化物助触媒には、元素周期律表の第VI族からの金
属酸化物が含まれる。好ましくは、触媒にはコバルトおよびモリブデンが含まれ
る。また、触媒には、分解反応を抑制することが必要であることから、水素化分
解抑制剤も含まれる。水素化分解抑制剤は、第IB族金属または硫黄源のいずれ
かであろう。通常、硫化された触媒活性金属または第IB族金属の形状、および
硫黄源である。
【0052】 水素異性化触媒の酸性酸化物キャリヤー成分は、触媒金属が公知の方法で複合
化されるであろう担体によってもたらされるであろう。担体は、酸性酸化物また
は酸化物の混合物、もしくはゼオライトまたはそれらの混合物のいかなるもので
もあろう。好ましい担体には、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−
アルミナ−ホスフェート、チタニア、ジルコニア、バナジア、および他の第II
I、IV、VまたはVI族酸化物、同様に超安定YシーブなどのYシーブが含ま
れる。好ましい担体には、アルミナおよびシリカ−アルミナが含まれる。より好
ましくは、シリカ−アルミナであり、この場合バルク担体のシリカ濃度は、約5
0重量%未満、好ましくは約35重量%未満である。最も好ましくは、濃度は、
約15重量%〜約30重量%の範囲である。アルミナが担体として用いられる場
合には、少量の塩素またはフッ素が担体に組み込まれて、酸性機能が付与される
であろう、
【0053】 好ましい担持触媒は、約180〜約400m/g、好ましくは約230〜約
350m/gの範囲の表面積、ならびに約0.3〜約1.0mL/g、好まし
くは約0.35〜約0.75mL/gの細孔容積、約0.5〜約1.0g/mL
の嵩密度、および約0.8〜約3.5kg/mmの横方向破砕強度を有するもの
である。
【0054】 担体として用いるための好ましい非晶質シリカ−アルミナ微小球の調製は、R
yland,Lloyd B.、Tamele,M.W.、およびWilson
,J.N.による「Cracking Catalysts、Catalysi
s(第VII巻、Paul H.Emmett編、Reinhold Publ
ishing Corporation、New York、1960年)に開
示される。
【0055】 水素異性化反応器は、次のように定められる条件で運転される。
【0056】
【表1】
【0057】 水素異性化において、700°F+の700°F−への転化率の量は、重要で
あり、約20%〜約50%、好ましくは約30〜約40%の範囲である。これら
の条件においては、実質的に全てのオレフィンおよび含酸素生成物が水素添加さ
れる。
【0058】 分留カラムの底部からの700°F+留分は、接触脱ロウ装置に送られ、そこ
でワックス質潤滑油分子は、流動点低減工程に供され、最終または最終に近い潤
滑油が製造される。それらのいくらかは、潤滑油減圧蒸留装置においてさらなる
分離を必要とするであろう。したがって、接触脱ロウ装置からの潤滑油は、低い
減圧蒸留装置に送られて、潤滑油分子が最終生成物にさらに濃縮されるであろう
【0059】 接触脱ロウ装置における最終の流動点低減工程は、好ましくは、脱水素成分、
脱ロウ成分および異性化成分を含む結合された混合粉末ペレット触媒と接触させ
ることによって行われる。脱水素成分は、元素周期律表の第VIB、VIIB族
または第VIII族金属からなる触媒活性金属である。脱ロウ成分は、中間また
は小細孔の結晶質ゼオライトからなり、異性化成分は、非晶質酸性物質からなる
。これらの触媒は、高粘度指数およびかなり低減された流動点を有する潤滑油を
製造するだけでなく、望ましくないガスおよびナフサの収率を低減する。
【0060】 接触脱ロウは、文献に詳細に報告されたプロセスである。これらのプロセスに
おいては触媒が有用である。しかし、接触脱ロウ装置で用いられる好ましい触媒
は、結合された混合粉末ペレット触媒であり、これは、以下により形成された微
粒子の固体粒子として特徴付けられる。すなわち、粉末のモレキュラーシーブ脱
ロウ成分および粉末の非晶質異性化成分が一緒に混合され、その際、その片方ま
たは両方の成分(好ましくは両成分)には、脱水素成分が含まれ(または、引続
いてそれに脱水素成分が添加され)、混合物から均一体が形成され、さらにそれ
がペレット化されて固体粒子またはペレットが製造されることにより形成される
。その際、そのそれぞれには、脱ロウ成分、異性化成分および脱水素成分が完全
な混合物として含まれるか、または脱ロウ成分および異性化成分が含まれ、それ
に脱水素異性化成分が添加されて、脱ロウ成分、異性化成分および脱水素成分が
完全な混合物として存在する微粒子の固体が形成される。触媒の成分は、協同的
かつ相乗的に一緒に機能して、原料のn−パラフィンまたはワックス質成分が選
択的分解および転化され、ガスとしてプロセスから除去される反応生成物が生成
される。一方、分岐炭化水素は、下流に送られて、有用な潤滑油混合成分および
潤滑油生成物として除去される。この触媒は、フィッシャー−トロプシュ反応生
成物を、高粘度指数および低流動点の潤滑油が回収されるであろう品質改良され
た生成物に転化することを可能とする。この目的および他の目的は、さほど望ま
しくないガスおよびナフサの製造を最小にしながら達成される。
【0061】 結合された粉末ペレット触媒または触媒金属を調製する場合には、結合された
粉末ペレット触媒が形成される前に、脱水素成分は、脱ロウ成分または触媒金属
と複合化されるか、脱水素成分は、異性化成分または触媒金属と複合化されるか
、または脱水素成分は、脱ロウおよび異性化成分の両方と複合化されるであろう
。また、結合された粉末ペレット触媒は、脱ロウおよび異性化成分、ならびに触
媒金属を複合化することから形成され、次いで脱水素成分がそこに沈積されるで
あろう。適切には、脱水素成分は、元素周期律表(Sargent−Welch
Scientific Company、著作権1968年)の第VIB族、
第VIIB族またはVIII族金属、好ましくは第VIII族貴金属であり、適
切には、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムおよびプ
ラチナである。適切には、触媒金属、脱水素成分は、全触媒の重量を規準として
、約0.1%〜約5.0%、好ましくは約0.1%〜約3.0%の範囲の濃度で
存在する(乾燥ベース)。一般に、モレキュラーシーブ成分は、触媒の重量を基
準として、約2%〜約80%、好ましくは約20%〜約60%の範囲の濃度で触
媒中に存在する(乾燥ベース)。一般に、異性化成分は、触媒の重量を基準とし
て、約20%〜約75%、好ましくは約30%〜約65%の範囲の濃度で存在す
る(乾燥ベース)。
【0062】 結合された粉末ペレット触媒の脱ロウ成分は、好ましくは中間細孔または小細
孔サイズのモレキュラーシーブまたはゼオライトである。好ましいモレキュラー
シーブ脱ロウ成分は、10員環の一方向性細孔物質を有する中間細孔サイズのゼ
オライトである。これは、X線結晶学によって測定されるように、短軸が4.2
Å〜4.8Å、および長軸が5.4Å〜7.0Åの長円形の1−D細孔を有する
【0063】 結合された粉末ペレット触媒を形成するのに用いられる、さらにより好ましい
脱ロウ成分は、小さな細孔のモレキュラーシーブとして特徴付けられる。この場
合、細孔の窓は、この細孔の窓の限界端を形成する8個の酸化物原子によって形
成される。酸化物の原子は、それぞれ、珪素またはアルミニウムイオンの周りに
配位された四面体クラスターの4個の酸化物原子の一つを構成する。これは、骨
格イオンまたは原子とよばれる。各酸化物イオンは、これらの構造で二つの骨格
イオンに配位される。構造は、より複雑な構造を示す簡略法として「8環」と呼
ばれる。すなわち、このタイプのモレキュラーシーブを広範囲に表すのに用いら
れる簡略表記法は、Atlas Of Zeolite Structure Types (第四改定版、1996年)の8Zeorite17(第1〜230
頁、1996年)にある。このサイズの細孔は、ノルマルヘキサンより大きなサ
イズの分子を、実質的に排除するものである。または逆に、ノルマルヘキサンよ
り小さな分子を、細孔中に入れることを可能とするものである。小さな細孔のモ
レキュラーシーブは、約6.3Å〜2.3Å、好ましくは約5.1Å〜約3.4
Åの範囲の細孔サイズのものであり、結晶四面体骨格構造の酸化物成分からなる
。それは、ゼオライト、テクトシリケート、四面体アルミノホスフェート、四面
体シリコアルミノホスフェート(SAPO)からなる群から選択されることが好
ましい。このタイプのモレキュラーシーブ成分の典型は、SAPO−56(AF
X)、ZK−5(KF−1)、AlPO−25(ATV)、リョウ沸石(CH
A)、TMA−E(EAB)、エリオナイト(ERI)およびリンデタイプA(
LTA)である。リンデタイプAゼオライトは、特に好ましいモレキュラーシー
ブである。
【0064】 また、脱ロウ、異性化および脱水素成分の他に、触媒には、任意に、バインダ
ー物質も含まれるであろう。これらのバインダー物質の典型は、シリカ,アルミ
ナ、シリカ−アルミナ、粘土、マグネシア、チタニア,ジルコニア、もしくはこ
れら、または他の物質との混合物である。シリカおよびアルミナが好ましい。ア
ルミナは、最も好ましいバインダーである。バインダーは、存在する場合には、
全触媒の重量を基準として、一般に約5%〜約50%、好ましくは約20%〜約
30%の範囲の量で存在する(乾燥ベース;重量%)。
【0065】 結合された触媒は、破砕され、粉末化され、次いで成分として、粉末化された
仕上げモレキュラーシーブ触媒および粉末化された仕上げ異性化触媒と一緒に混
合され、次に均一体を圧縮して、微粒子の固体形状が形成されることによって調
製されるであろう。これは、例えばごつごつした固体形態、押出し成形物、ビー
ド、ペレット、ピル、錠剤またはそれらの類似物である。その各個体形状には、
モレキュラーシーブ脱ロウ成分、異性化成分および脱水素成分が含まれる。任意
のタイプの一種以上の触媒は、破砕および粉末化され、そして混合されて、結合
された混合ペレット触媒の必要な成分が提供されるであろう。例えば、モレキュ
ラーシーブ触媒は、脱ロウおよび脱水素機能を提供するであろう。すなわち、モ
レキュラーシーブ成分は、好ましくは含浸によって周期律表の第VIII族金属
と、最も好ましくは第VIII族貴金属(例えばプラチナまたはパラジウム)と
複合化される。一般に、触媒は、触媒成分の重量を基準として、約0.1%〜約
5.0%、好ましくは約0.1%〜約3.0%で含浸される(重量%;乾燥ベー
ス)。
【0066】 一方、異性化および脱水素機能は、異性化触媒によって提供されるであろう。
したがって、触媒の異性化成分は、非晶質の酸性物質からなる。すなわち、異性
化触媒は、酸性担体が、触媒的活性がある金属、好ましくは周期律表の第VII
I族貴金属(適切にはルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジ
ウムおよびプラチナ)と複合化されてなる。これは、異性化および脱水素機能を
提供するであろう。したがって、異性化触媒成分は、異性化触媒であろう。例え
ば、耐火性の金属酸化物担体ベース(例えばアルミナ、シリカ−アルミナ、ジル
コニア、チタンなど)を含み、そこに触媒活性金属が析出されるものである。触
媒活性金属には、第VIB族、第VIIB族、第VIII族金属およびそれらの
混合物、好ましくは第VIII族金属、より好ましくは貴金属の第VIII族金
属、最も好ましくはプラチナまたはパラジウム、ならびに任意にハロゲン、リン
、ボロン、イットリア、マグネシアなど、好ましくはハロゲン、イットリアまた
はマグネシア、最も好ましくはフッ素などの助触媒またはドーパントが含まれる
。触媒活性金属は、約0.1〜約5.0重量%、好ましくは約0.1〜約2.0
重量%の範囲で存在する。助触媒またはドーパントは、異性化触媒の酸性度を制
御するのに用いられる。したがって、異性化触媒が、アルミナなどの塩基性物質
を用いる場合には、酸性度は、ハロゲン、好ましくはフッ素を添加することによ
って、得られる触媒に付与される。ハロゲン、好ましくはフッ素が用いられる場
合には、それは、約0.1〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約3重量%、
より好ましくは約0.1〜約2重量%、最も好ましくは約0.5〜約1.5重量
%の範囲の量で存在する。同様に、シリカーアルミナが塩基性物質として用いら
れる場合には、酸性度は、シリカ/アルミナ比を制御するか、またはシリカ−ア
ルミナ塩基性物質の酸性度を低減するイットリアまたはマグネシアなどのドーパ
ントを添加することによって制御されるであろう。これは、米国特許第5,25
4,518号(Soled、MacVicker、Gates、Miseo)に
教示される。一種以上の異性化触媒が、破砕され、粉末化され、そして混合され
て、結合された混合ペレット触媒の二つの必要成分が提供されるであろう。
【0067】 脱ロウは、好ましくは触媒脱ロウ装置において、スラリー相、または触媒が液
体パラフィン質炭化水素油全体に分散され、またそこを移動可能である相におい
て行なわれる。700゜F+原料は、水素と共に、触媒脱ロウ装置中に送られ、
反応が、以下に表化された触媒脱ロウ条件で行なわれる。
【0068】
【表2】
【0069】 触媒脱ロウ装置の生成物は、一般に、完全に転化された脱ロウ潤滑油混合成分
か、または約110超範囲の粘度指数、および−15℃未満の潤滑油流動点を有
する潤滑油である。
【0070】 本発明,およびその操作方式は、次の実施例、および特定および好ましい実施
形態を示す実例を引用することによって、より深く理解されるであろう。すべて
の部分は、さもなければ特定されることを除いて、重量単位で表される。
【0071】 次のデータは、硫黄が、空気酸化と、温水または冷水のいずれかの洗浄工程と
の組合わせによって、触媒からのコバルトの損失なしに、チタニア担持コバルト
触媒から効果的に除去されるであろうことを示す。データには、コバルトが、同
様に処理されて、シリカ担持コバルト触媒から失われることが、顕著な対照とし
て示される。
【0072】実施例 硫化触媒の調製: 比較のために、新規試料Co−Re/TiO触媒(名目上、Co11.5重
量%、Re1.25重量%がTiO担体に担持される)を調製し、原子吸光分
光法によりコバルトおよび硫黄含有量を分析した。分析結果は、Co11.5±
0.2重量%、および硫黄0.005±0.001重量%を示した。
【0073】 触媒を硫化するのに用いられる高濃度の硫化水素ガスは、アルカリ金属硫化物
の塩から酸放出によって製造された。放出されたHSは、ドライアイス冷却ト
ラップ内に収集され、蒸留によってこのトラップから第二のドライアイス冷却ト
ラップに精製された。第二のトラップは、目盛り付きで準備され、それにより液
体HSの量が測定されるであろう。第二のトラップ内の液体HSは、蒸発さ
れ、圧力表示器を取付けた1リットルのガラス球内に収集された。球内のH
の量は、測定された圧力と温度(周囲)、および球の既知容量から決定された。
【0074】 未還元の触媒20g(Co11.5重量%、Re1.25重量%がTiO
体に担持される)を、硫化するためにシュレンク管内に入れた。管を、周囲温度
で1時間抜気した。次いで、管を、圧力273mmHgで、1リットル球からの
S45mlで満した。これにより、硫黄の約1000wppmが触媒上に付
与された。次いで、管を、20分間かけて350℃に加熱した。これにより、H Sと触媒との反応が引起された。温度を、10分間保持し、管を室温に冷却し
た。冷却後、管内は減圧となったことが観察された。これは、HSが触媒と反
応したことを示した。次に、管は空気でフラッシングされた。フラッシング空気
には、HSは全く検知されなかったであろう。硫化触媒の分析結果は(原子吸
光)、硫黄0.10±0.01重量%を示した。これにより、HSのすべてが
触媒と反応したことが確認された。原子吸光分光法による硫化触媒のコバルト含
有量は、出発触媒と同等であった(11.5重量%±0.2重量%)。
【0075】硫化触媒の再生 A.硫化触媒の酸化 硫化触媒の一部分2mlを、ステンレススチールのU字管反応器内に入れた。
空気を反応器に通した。それを予め加熱したオーブン内において、その温度を迅
速に500℃に昇温した。反応器を500℃で1時間保持し、次いでオーブンか
ら取出してそのまま冷却した。
【0076】 B.酸化された硫化触媒の高温および低温水のそれぞれによる水抽出 (a)酸化された硫化触媒を、フラスコ内に水90mlと共に入れた。水を加
熱して、撹拌しながら沸騰させた。触媒−水の懸濁物を、撹拌しながら10分間
沸騰させた。次いで、水を傾斜で移し、別の水90mlを添加して、抽出工程を
繰返した。これを再度繰返した。これは、沸騰水90mlによる全三回抽出した
ことを示す。全三回の抽出からの傾斜で移された水は無色であった。これは、コ
バルト金属の損失が全く生じなかったことを示した。三回目の抽出の後、触媒を
ろ過して回収し、これを冷水約500mlですすいだ。次いで、触媒を、フィル
ターケーキを通して空気を吸引することによって、フィルター上で乾燥した。次
に、触媒をカップに移し、撹拌しながらスチームバス上でさらに乾燥した。洗浄
された触媒のコバルトおよび硫黄含有量は、原子吸光分光法によって測定された
。結果は、コバルト11.6±0.2重量%および硫黄0.016±0.002
重量%であった。これは、添加された硫黄の89%が、コバルトの損失が全くな
しに除去されたことを示す。
【0077】 (b)酸化された硫化触媒の第二の部分を、フラスコ内に水90mlと共に周
囲温度で入れた。水および触媒の懸濁物を一夜撹拌した。次いで、水を傾斜で移
し、別の水90mlを添加して、これらの工程を繰返した。これを再度繰返した
。これは、沸騰水90mlによる全三回抽出したことを示す。全三回の抽出から
の傾斜で移された水は無色であった。これは、コバルト金属の損失が全く生じな
かったことを示した。三回目の抽出の後、触媒をろ過して回収し、これを冷水約
500mlですすいだ。次いで、触媒を、フィルターケーキを通して空気を吸引
することによって、フィルター上で乾燥した。次に、触媒をカップに移し、撹拌
しながらスチームバス上でさらに乾燥した。洗浄された触媒のコバルトおよび硫
黄含有量は、原子吸光分光法によって測定された。結果は、コバルト11.3±
0.2重量%および硫黄0.019±0.002重量%であった。これは、添加
された硫黄の86%が除去され、コバルトの損失が全くなかったことを示した。
【0078】 酸化され、しかし硫化されない触媒の一部分を、これは(a)に述べられるよ
うにして温水抽出されたものであるが、原子吸光分光法によって分析した。これ
は、試料がコバルト11.5±0.2重量%および硫黄0.005±0.001
重量%を含むことを示した。これは、新触媒と全く変化がないことを示した。
【0079】比較例 比較のために、コバルト10重量%がSiO上に担持されてなる触媒の試料
を、前述の手順によって、硫化し、酸化し、そして洗浄した。温水および冷水の
両方について、傾斜で移された洗浄水はピンク色を有した。これは、触媒からの
コバルトの損失を示した。これは、コバルトの損失が全く観察されなかったコバ
ルト11.5重量%、Re1.25重量%およびTiO担体の触媒とは顕著な
相違である。
【0080】 これらのデータから、硫黄が、空気酸化および温水または冷水洗浄工程によっ
て、触媒からのコバルトの損失なしに、硫化されたコバルトチタニア担持触媒か
ら除去されるであろうことが明らかである。これは、かなりのコバルトの損失が
温水または冷水のいずれかによる硫黄抽出で生じる硫化コバルトシリカ担持触媒
とは顕著に相違する。
【0081】 本発明の炭化水素合成プロセスによって製造される炭化水素は、典型的には、
+炭化水素のすべてまたは一部分を分留および/または転化に供することに
よって、より有用な生成物に品質向上される。転化とは、炭化水素の少なくとも
一部分の分子構造が変更される一種以上の操作を意味する。これには、非接触処
理(例えばスチーム分解)、および留分が適切な触媒と接触される接触処理(例
えば接触分解)の両方が含まれる。水素が反応剤として存在する場合には、これ
らのプロセス工程は、典型的には水素転化と呼ばれる。これには、例えば水素異
性化、水素化分解、水素化脱ロウ、水素仕上げ、および水素化と呼ばれるより厳
しい水素仕上げが含まれる。すべては、パラフィンリッチの炭化水素原料を含む
炭化水素原料の水素転化に関する文献における周知の条件で行なわれる。転化に
よって形成されるより有用な生成物について、例示的であるが、限定しない実施
例には、合成原油、液体燃料油、オレフィン、溶剤、潤滑油、工業または医薬油
、ワックス質炭化水素、窒素および酸素含有化合物などの一種以上が含まれる。
液体燃料油には、モーターガソリン、ディーゼル燃料油、ジェット燃料油および
灯油の一種以上が含まれ、一方、潤滑油には、例えば自動車油、ジェット油、タ
ービン油および金属加工油が含まれる。工業油には、掘削流体、農業油、伝熱流
体などが含まれる。
【0082】 本発明を実施する際には、種々の他の実施形態および変更形態は、上記した本
発明の範囲および精神から逸脱することなく、当業者に自明であろうし、また当
業者により容易に実施されるであろうと解される。したがって、本明細書に添付
される請求の範囲は、上述された正確な記載に限定されるものではなく、むしろ
請求は、本発明が関連する分野の当業者によりそれらの等価物として扱われるで
あろうすべての特徴および実施形態を含めて、本発明に帰属する特許を受けるこ
とができる新規性の特徴をすべて包含するものとみなされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 105/04 C10N 70:00 // C10N 70:00 B01J 23/84 311M (72)発明者 ダッジ,マイケル,エイ. アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70810, バトン ルージュ,ハイランド トレース 530 (72)発明者 コビール,ラッセル,ジョン アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70817, バトン ルージュ,ビーチ ハーバー ア ベニュー 4723 (72)発明者 クリロバ,アラ,ジュリーブナ ロシア連邦,109518 モスクワ,21−12, グライボロブスカヤ ユーエル. (72)発明者 エロフィーブ,アナトリ,ビー. ロシア連邦,123056 モスクワ,8−19, チシンスカヤ ピーエル. Fターム(参考) 4G069 AA03 AA10 BA04A BA04B BC43A BC47A BC52A BC64A BC64B BC67A BC67B CC23 DA05 EA01X EA01Y EA02X EA02Y FC08 GA05 GA06 GA09 4H029 CA00 DA00 4H104 BA02A JA01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)硫黄失活コバルトチタニア触媒を、触媒の硫黄成分を
    酸化するのに十分な温度で、酸素分子を含むガスストリームと接触させる工程と
    、 (b)硫黄が酸化された前記触媒を、硫黄酸化物を除去するのに十分な液体と接
    触させ、洗浄する工程と、 (c)前記触媒を、還元剤と接触させて、触媒の金属または金属酸化物成分が還
    元され、触媒からの実質的なコバルトの損失なしに、触媒の活性が回復される還
    元工程と、 を含むことを特徴とする脱硫方法、およびコバルトがチタニア担体と複合化され
    てなる硫黄失活触媒の再活性化方法。
  2. 【請求項2】 前記触媒は、約2重量%〜約70重量%のコバルト、および
    少なくとも約30重量%のチタニアからなることを特徴とする請求項1に記載の
    硫黄失活触媒の再活性化方法。
  3. 【請求項3】 前記触媒は、約10重量%〜約30重量%のコバルト、およ
    び少なくとも約70重量%のチタニアからなることを特徴とする請求項2に記載
    の硫黄失活触媒の再活性化方法。
  4. 【請求項4】 前記触媒は、レニウム、セリウム、ハフニウムまたはウラニ
    ウムにより助触され、該助触媒は、助触媒:コバルトの重量比が約0.1:1〜
    約1:1の範囲で存在することを特徴とする請求項1に記載の硫黄失活触媒の再
    活性化方法。
  5. 【請求項5】 酸素分子からなる前記ガスストリームは、約150℃〜約6
    00℃の範囲の温度で、触媒と接触されることを特徴とする請求項1に記載の硫
    黄失活触媒の再活性化方法。
  6. 【請求項6】 酸素分子からなるガスストリームの前記温度は、約300℃
    〜500℃の範囲であることを特徴とする請求項5に記載の硫黄失活触媒の再活
    性化方法。
  7. 【請求項7】 前記洗浄工程において、液体の前記温度は、約0℃〜100
    ℃の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の硫黄失活触媒の再活性化方法
  8. 【請求項8】 洗浄工程で用いられる前記温度は、約20℃〜80℃の範囲
    であることを特徴とする請求項7に記載の硫黄失活触媒の再活性化方法。
  9. 【請求項9】 前記洗浄工程は、硫黄が酸化された触媒を水と接触させるこ
    とによって行なわれることを特徴とする請求項7に記載の硫黄失活触媒の再活性
    化方法。
  10. 【請求項10】 前記還元工程において、前記触媒は、約250℃〜約55
    0℃の範囲の温度で水素または水素含有ガスと接触されて、金属または金属酸化
    物成分が還元され、触媒の活性が回復されることを特徴とする請求項1に記載の
    硫黄失活触媒の再活性化方法。
  11. 【請求項11】 粉末または微粒子の固体担体、および金属または金属酸化
    物を含み、一酸化炭素の水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請
    求項1〜10のいずれかによって特徴付けられる工程からなる方法において再活
    性化されることを特徴とする触媒。
  12. 【請求項12】 粉末または微粒子の固体担体、および金属または金属酸化
    物を含み、一酸化炭素の水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請
    求項1〜10のいずれかによって特徴付けられる触媒調製工程によって再活性化
    される触媒と、反応条件で接触させることによって、一酸化炭素の水素添加反応
    を行なうのに有用であることを特徴とする一酸化炭素の水素添加反応方法。
  13. 【請求項13】 粉末または微粒子の固体担体および金属酸化物を含み、一
    酸化炭素の水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請求項1〜10
    のいずれかによって特徴付けられる方法を含む工程によって再活性化される触媒
    と、反応条件で接触させることによって、一酸化炭素および水素から製造される
    ことを特徴とするC+炭化水素の製造方法であって、前記方法によって製造さ
    れるC+炭化水素のすべてまたは一部分は、分留および/または転化操作によ
    ってより有用な生成物に品質向上されることを特徴とするC+炭化水素の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 粉末または微粒子の固体担体および金属を含み、一酸化炭
    素の前記水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請求項1〜10の
    いずれかよって特徴付けられる方法の工程によって再活性化される触媒と反応条
    件で接触させることによって、水素および一酸化炭素の混合物を一酸化炭素の水
    素転化反応を経て転化させることによって得られることを特徴とする炭化水素生
    成物。
  15. 【請求項15】 粉末または微粒子の固体担体および金属を含み、一酸化炭
    素の前記水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請求項1〜10の
    いずれかよって特徴付けられる方法の工程によって再活性化される触媒と、反応
    条件で接触させることによって、水素および一酸化炭素の混合物を一酸化炭素の
    水素転化反応を経て転化させて得られることを特徴とするC+炭化水素生成物
  16. 【請求項16】 粉末または微粒子の固体担体および金属を含み、一酸化炭
    素の前記水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請求項1〜10の
    いずれかよって特徴付けられる方法の工程によって再活性化される触媒と、反応
    条件で接触させることによって、水素および一酸化炭素の混合物を一酸化炭素の
    水素転化反応を経て転化させて得られる炭化水素生成物を品質向上することによ
    って製造され、輸送用燃料油として用いるのに適切であることを特徴とする炭化
    水素留出油生成物。
  17. 【請求項17】 粉末または微粒子の固体担体および金属を含み、一酸化炭
    素の前記水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請求項1〜10の
    いずれかよって特徴付けられる方法の工程によって再活性化される触媒と、反応
    条件で接触させることによって、水素および一酸化炭素の混合物を一酸化炭素の
    水素転化反応を経て転化させて得られる炭化水素生成物を品質向上することによ
    って製造されることを特徴とする潤滑油、潤滑油混合成分または潤滑油基油。
  18. 【請求項18】 粉末または微粒子の固体担体および金属を含み、一酸化炭
    素の前記水素添加反応を行なうのに触媒的活性があり、さらに請求項1〜10の
    いずれかよって特徴付けられる方法の工程によって再活性化される触媒と、反応
    条件で接触させることによって、水素および一酸化炭素の混合物を一酸化炭素の
    水素転化反応を経て転化させて得られる炭化水素生成物を品質向上することによ
    って製造され、掘削汚泥用油、工業若しくは医薬グレードのホワイトオイル、溶
    剤、化学素材物質、モノマー、ポリマー、エマルジョン若しくは特殊生成物とし
    て、またはそれらを製造するのに適切であることを特徴とするC+炭化水素油
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