JP2003508003A - クロー磁極形ジェネレータ - Google Patents

クロー磁極形ジェネレータ

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JP2003508003A
JP2003508003A JP2001518912A JP2001518912A JP2003508003A JP 2003508003 A JP2003508003 A JP 2003508003A JP 2001518912 A JP2001518912 A JP 2001518912A JP 2001518912 A JP2001518912 A JP 2001518912A JP 2003508003 A JP2003508003 A JP 2003508003A
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claw
claw pole
rotor
magnetic
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JP2001518912A
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プフリューガー ゲルハルト
クナッペンベルガー ウーヴェ
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/02Details
    • H02K21/04Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation
    • H02K21/042Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation with permanent magnets and field winding both rotating
    • H02K21/044Rotor of the claw pole type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/24Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
    • H02K1/243Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors of the claw-pole type

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、クロー磁極構造のロータ(20)を備えたクロー磁極形ジェネレータであって、前記ロータ(20)が、ロータ軸(32)に捩れ不能に固着結合された磁極車半部(22)と、保持機構(34)によって前記磁極車半部(22)に同じく捩れ不能に固着結合された磁極支持体(26)とから成り、前記ロータ(20)が第1クロー磁極(28)と第2クロー磁極(29)とを有し、少なくとも前記第1クロー磁極(28)が前記磁極車半部(22)によって形成されかつ前記第2クロー磁極(29)が前記磁極支持体(26)によって形成されており、しかも前記第1クロー磁極(28)が前記ロータ(20)の円周に沿って前記第2クロー磁極(29)と交互に配置されており、かつ周方向で見て前記第1クロー磁極(28)と前記第2クロー磁極(29)との間にクロー磁極間隙(36)が介在している形式のものに関する。前記保持機構(34)は少なくとも部分的に前記クロー磁極間隙(36)内に配置されており、かつ材料接続式継手によって前記第1クロー磁極(28)及び前記第2クロー磁極(29)に接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野: 本発明は、独立請求項に発明の上位概念として規定した形式の、ロータを備え
たクロー磁極形ジェネレータに関する。
【0002】 背景技術: クロー磁極形構造形式の、ロータを備えたジェネレータは、例えば 98/99 年
発行の刊行物:”BOSCH-Technische Unterrichtung , Generatoren ”に基づい
て公知である。その場合ロータは先ず、ロータ軸に捩れ不能に固着結合された磁
極車半部と、保持機構によって前記磁極車半部に捩れ不能に固着結合された磁極
支持体とから成っている。その場合、殊に有利には励磁不能な前記保持機構は、
ロータの回転軸線に対して共軸の一貫した(一般的な長方形横断面を有する)リ
ングである。前記の磁極支持体及び磁極車半部は、回転軸線に面した方のクロー
の内面側に夫々1つのほぼ円筒形の旋削部を有しており、該旋削部内に前記リン
グが挿嵌されている。
【0003】 この公知のクロー磁極形ジェネレータのロータは殊に、鑞接継手として構成す
ることもできる接合部が、磁極支持体と磁極車半部との間のほぼ中央では、クロ
ーのごく狭い軸方向域を介して接合されるという欠点を有している。従ってクロ
ー磁極の自由端は片持ち式に張出しているので、該クロー磁極自由端が、遠心力
荷重を受けると外向きに屈曲することがある。公知のクロー磁極形ジェネレータ
の更なる欠点は、磁極支持体及び磁極車半部のクロー磁極の、半径方向外向きの
表面が、個々の対極クロー間の間隙によって中断されており、その結果として損
失熱の導出が低下することである。
【0004】 発明の開示: 独立請求項の特徴部に記載した構成手段を備えた、本発明のクロー磁極形ジェ
ネレータによって、個々の対極クロー間の間隙サイズを小さくすることが可能に
なる。同時にまた磁極車半部と保持機構と磁極支持体との接合部位にロータの外
面側から、より良くアプローチすることが可能になる。従来はクロー磁極に対す
るリングの硬鑞鑞接によって得られるような材料接続式継手は、本発明によって
今や、鑞接どころではなく溶接によっても得ることが可能になる。それというの
は、規定の溶接部位に外部から、一層容易にアプローチできるからである。接合
部位を鑞接以外の接合法によって製作できることによって、接合すべき部品、つ
まり磁極車半部、保持機構及び磁極支持体の製作トレランスを大きくすることが
可能になる。これによって例えば製作経費は削減され、同時にまた製作に起因し
た不良品発生率も低下することになる。
【0005】 クロー磁極間隙内に保持機構を少なくとも部分的に配置することによって得ら
れる更なる利点は、ロータの外面が大きくなり、ひいては熱導出作用が著しく改
善されることである。この損失熱導出の改善によって、ジェネレータの出力を一
層高めることが可能になるので、より高い出力にも拘わらず、部品の限界温度を
超えることはない。
【0006】 本発明のクロー磁極形ジェネレータはそればかりでなく、クロー磁極の自由端
領域でも材料接続式継手が可能になるので、遠心荷重作用下でのクロー屈曲が減
少される。これによって、クロー磁極の外周とステータの内周との間の空隙を一
層小さくすることが可能になる。
【0007】 従属請求項に記載した構成手段によって、独立請求項に記載した構成手段の有
利な実施形態及び改良が得られる。
【0008】 保持機構の有利な構成は、1つのクロー磁極に接する2つの保持エレメントも
しくは隣り合った2つの保持エレメントを、クロー磁極自由端の領域で、所謂ラ
グによって結合することによって得られる。前記ラグをロータ軸の軸線に対して
半径方向内向きに屈曲すれば、保持機構とクロー磁極との結合に基づいて、クロ
ー磁極先端が遠心荷重を受けて拡張するのを付加的に防止する保持機構の補強が
得られる。保持機構が、屈曲されたラグと共に、磁極車半部の軸方向外面と面整
合するまで延びている場合には、裂け目の少ない改善されたロータ外面が得られ
る。保持機構の更なる改良は、各クロー間に介在する個別的な保持エレメントを
配置した一体的な構造体として保持機構を構成することによって得られる。種々
の変形加工プロセスによって、磁極車クローもしくは磁極支持体クローのために
磁極支持体側と磁極車側とを交互に開いた切欠部を備えた、実質的に円筒周壁状
の構造を有する一体的な保持機構が得られる。保持エレメントの補強は、実質的
に周方向でクロー磁極に境を接する端部から、半径方向内向きの脚片を延ばすこ
とによって得ることができる。この構造を更に改良するためには、2つの対向す
る脚片がクロー磁極間隙において、各クロー磁極自由端の領域でそれぞれ1つの
ウェブによって結合されており、その場合1つのウェブが磁極車クローの領域に
、また1つのウェブが磁極支持体クローの領域に配置されている。2つの脚片を
その半径方向内向きの端部で1つのプロフィール閉鎖エレメントによって結合す
る場合には、閉じた形材が生じ、これによって保持機構は更に補強される。2つ
のクロー磁極間隙のそれぞれ2つの隣り合った脚片を、クロー磁極の下位で1つ
の磁極ウェブによって結合すれば、保持機構は更に付加的に補強される。本発明
の保持機構の構成によって、また漂遊磁束を減少させるために、2つの対極性の
クロー磁極間の間隙内に永久磁石を有利に使用することが可能になる。永久磁石
はその場合例えばロータ内部の保持機構に半径方向に固着可能である。保持機構
が2つの対極性のクロー間の間隙内部で中空形材として構成されている場合には
、永久磁石は、この開放した中空形材内に押込むことによって装入可能である。
【0009】 図面: 次に図面に基づいて本発明の4つの実施例を詳説する。
【0010】 図1は、本発明のクロー磁極形ジェネレータの、第1実施例によるロータの平
面図である。
【0011】 図2は、図1のII−II断面線に沿ったロータの部分断面図である。
【0012】 図3は、第2実施例によるロータの側面図である。
【0013】 図4は、図3のIV−IV断面線に沿ったロータの断面図である。
【0014】 図5は、択一的な実施形態の、図4相当のロータ断面図である。
【0015】 図6は、図3に示したロータのための保持機構の斜視図である。
【0016】 図7は、第3実施例によるロータの部分断面図である。
【0017】 図8は、図7のVIII−VIII断面線に沿ったロータ断面図である。
【0018】 図9は、内向きの両脚片をウェブによって互いに結合した実施形態のロータ部
分の、図7相当の断面図である。
【0019】 図10は、図9のX−X断面線に沿ったロータ断面図である。
【0020】 図11は、第4実施例による保持機構の側面図である。
【0021】 図12は、図11のXII−XII断面線に沿った部分横断面図である。
【0022】 図13は、中空成形材を磁極車半部の側で開いて構成した第4実施例による保
持機構の部分断面図である。
【0023】 図14は、第4実施例による保持機構の側面図である。
【0024】 図15は、保持機構に永久磁石を固定する異なった実施形態の部分断面図であ
る。
【0025】 図16は、保持機構に永久磁石を固定する更に異なった実施形態の部分断面図
である。
【0026】 図17は、保持機構に永久磁石を固定する更に異なった実施形態の部分断面図
である。
【0027】 図18は、案内片構造形式の公知のクロー磁極形ジェネレータの縦断面図(図
面上半部)並びに本発明によるジェネレータのロータの側面図(図面下半部)で
ある。
【0028】 なお同一構成要素もしくは同等作用の構成要素には同一の符号を付して、これ
を図示した。
【0029】 発明を実施するための最良の形態: 図18の図面上半部には、案内片構造形式のロータ20を備えた公知のクロー
磁極形ジェネレータの縦断面図が図示されている。ロータ20は磁極車半部22
を有し、該磁極車半部はリング24を介して案内片(以下これを磁極支持体26
と呼ぶ)に結合されている。磁極支持体26とリング24と磁極車半部22との
間の機械的結合は、磁極車半部22の各第1クロー磁極28とリング24との間
の鑞接部位、並びに磁極支持体26の各第2クロー磁極29とリング24との間
の鑞接部位によって与えられている。ロータ20はステータ30によって同心的
に包囲されている。
【0030】 図1には、本発明によるクロー磁極形ジェネレータの第1実施例が図示されて
いる。ロータ20には、ロータ軸32と捩れ不能に固着結合された磁極車半部2
2が所属している。磁極車半部22自体は保持機構34によって、磁極支持体2
6とやはり捩れ不能に材料接続式に固着接合されている。
【0031】 第1クロー磁極28は、ロータ20の円周に沿って等間隔をとって第2クロー
磁極29と互い違いに配置されており、しかも第2クロー磁極29と第1クロー
磁極28との間には、クロー磁極間隙36が位置している。本発明による保持機
構34は少なくとも部分的に前記クロー磁極間隙36内に配置されている。第1
クロー磁極28はクロー磁極基根部38でもって、磁極車半部22の底板39内
へ移行している。
【0032】 第1クロー磁極28及び第2クロー磁極29は夫々側面にほぼ半径方向のクロ
ー磁極フランク40を有している。保持機構34は、第2クロー磁極29のクロ
ー磁極フランク40並びに第1クロー磁極28のクロー磁極フランク40に沿っ
て、磁極車半部22並びに磁極支持体26に材料接続によって接合されている。
保持機構34の適当な配置は、該保持機構34の上面42が実質的に円周に沿っ
て延びることによって与えられている。ロータ20の可能な限り平滑な表面は、
保持機構34の半径方向外向きの表面42が、クロー磁極28の半径方向外向き
の面と共に、図1にも図示したように1つの共通の円筒面を形成する場合に得ら
れる。本発明によるロータ20の前記第1実施例では、保持機構34は多数の個
別的な保持エレメント44から成り、各保持エレメントは夫々、各第1クロー磁
極28と各第2クロー磁極29との間の個々のクロー磁極間隙36内に個別的に
配置されている。
【0033】 図2に基づいて保持機構34の位置を認識することが可能であり、この場合保
持機構はロータ軸線に対して最大可能の距離を有している。保持機構34の両側
面はその場合、第1クロー磁極28及び第2クロー磁極29のクロー磁極フラン
ク40に突合せ位置にある。この突合せ位置で、保持機構34と第1及び第2ク
ロー磁極28,29との間の機械と的な接合が行われる。
【0034】 図3には、保持機構34を有するロータ20の第2実施例が図示されている。
この第2実施例が前記第1実施例と相異している点は、隣り合った保持エレメン
ト44が、第1クロー磁極自由端46及び第2クロー磁極自由端47の領域でラ
グ48によって互いに結合されていることである。なお図4に基づいて前記ラグ
48がロータ軸32の方に向かって屈曲されていることが一層明確に判る。図5
には、この屈曲したラグ48の変化態様が図示されており、該変化態様では、磁
極車半部22の側に位置しているラグ48は、磁極車半部22の軸方向外面50
と面整合している。このようにラグが軸方向外面50にまで延在することによっ
て、隣り合ったクロー磁極基根部38間の間隙もカバーされ、これに伴ってロー
タ表面の円筒部分も拡張される。これによって更なるノイズ源が回避される。
【0035】 図6の斜視図では、第2実施例において設けられているような一体的な保持機
構34が図示されている。保持機構34はこの場合1つの部材から成っており、
しかもラグ48が保持エレメント44を一体的に結合している。この一体的な保
持機構34は、実質的に円筒周壁状の構造を形成しており、該構造は、第1クロ
ー磁極28及び第2クロー磁極29のための、磁極支持体側と磁極車側の交互に
開いた切欠部を有している。
【0036】 図7には保持機構34の第3実施例が、ロータの部分側面図で図示されている
。この第3実施例は、図6に示した実施例から出発している。図8から判るよう
に、第1及び第2クロー磁極28,29に境を接している保持エレメント44の
両端から、半径方向内向きの脚片54が延びている。両脚片54は保持機構34
の補強に役立ち、これによって不変的な遠心荷重を受ける場合も、第1クロー磁
極28及び第2クロー磁極29の曲がりが更に減少されている。また向き合った
2つの脚片54が、図9に示すようにクロー磁極間隙36において、各第1クロ
ー磁極自由端46及び各第2クロー磁極自由端47の領域で夫々1つのウェブ5
6によって結合されていることによって、安定性もしくは曲げ剛さの更なる向上
が得られる。図10には、これに関する横断面図が図示されている。
【0037】 図11には、保持機構34の第4実施例が図示されており、この場合、図6に
示した第3実施例とは異なって脚片54は、その半径方向内向き端部で、夫々1
つの所謂プロフィール閉鎖エレメント60によって結合されているので、閉じた
中空形材61が生じる(図12参照)。この第4実施例は、第2実施例に基づい
てすでに既知になっている、個々の保持エレメント44を結合するラグ48も有
している。図12に略示したように、第1及び第2クロー磁極28,29はクロ
ー磁極フランク40′,40″を有することもでき、該クロー磁極フランクは、
純然たる半径方向内向きではなくて、接線方向の方位成分も有している。それ以
外にまた、部分的にだけ純半径方向内向きに向いたクロー磁極フランク40も可
能である(図2)。第4実施例では中空形材61は一方の軸方向端部へ向かって
開いているのに対して、他方の軸方向端部は閉じられている(図13も参照)。
図14には、第4実施例の形態の保持機構34を有するロータ20を磁極車半部
22の側から見た部分側面図が図示されている。この図面から判るように、各第
1クロー磁極28と各第2クロー磁極29との間に延びる中空形材61は、磁極
車半部22の側では開かれている。保持機構34が、磁極車半部22の方に開い
た中空形材61を有していることに基づいて、ラグ48は2つの開口を有してい
る。これはラグ48の材料弱化の要因となる。保持機構34の当該端部における
弱化を補償するためにラグ48は、その半径方向内寄り端部には、屈曲終端域6
2を有し、該屈曲終端域は2つの隣り合ったクロー磁極基根部38の間で延びて
いる。これを更に改善するために、このラグ48の角度が2つの中空形材開口間
で1つの終端域ウェブ66によって補強されている(図11も参照)。磁極車半
部22と保持機構34と磁極支持体26との間の接合継手をなお一層改善するた
めに、2つのクロー磁極基根部38間でラグ48は磁極車半部22と材料接続式
に、例えば溶接部位によって接合されている。保持機構34を更に補強するため
に、2つのクロー磁極間隙36の夫々2つの隣り合った脚片54を、クロー磁極
端部の下位で1つの磁極ウェブ68によって結合することも可能である(図11
も参照)。
【0038】 クロー磁極形ジェネレータの出力を向上させるために、一般に複数の永久磁石
70が設けられる。該永久磁石70は、各第1クロー磁極28と各第2クロー磁
極29との間の間隙内に装備される。ロータの励磁時には第1クロー磁極28の
極性は、第2クロー磁極29の極性に対して逆極である。永久磁石70は、2つ
の逆極性のクロー磁極28,29間で、界磁コイル72によって励磁されたクロ
ー磁極磁界に対抗作用して漂遊磁束を減少させるように、方位づけられている。
このような永久磁石70は、第1及び第2実施例の場合、例えば保持エレメント
44の下面に接着によって固着することができる(図15及び図16参照)。両
脚片54が例えばアンダーカット部を形成している場合には(図17)、永久磁
石70の装着は、両脚片54との形状嵌合により永久磁石を確保することによっ
て実現することも可能である。第4実施例では永久磁石70を、片側の開いた中
空形材61内へ装入することも可能である(図14)。中空形材61内における
永久磁石70の位置固定はその場合例えば、中空形材61と永久磁石70との間
で中空形材61内へ装入された含浸樹脂によって行われる。クロー磁極形ジェネ
レータの機能を、保持機構34によって損なわないようにするために、該保持機
構34は、磁気的に作用しない材料から成っていなければならない。特に第3実
施例及び第4実施例については、形状が比較的複雑であることに基づいて、保持
機構34は、オーステナイト材料の精密鋳造によって一体に製作されているのが
有利である。保持機構34と磁極車半部22と磁極支持体26の最善の結合手段
は、これら3つの構成部品を溶接、鑞接又は接着により接合することによって得
られる。溶接部位を製作するためにはミグ溶接法、レーザ溶接法又はウィグ(WI
G)溶接法が適用される。
【0039】 以上説明した4つの実施例は、案内片もしくは磁極支持体26を備えたロータ
20に関するものであり、その場合前記磁極支持体26は保持機構34を介して
磁極車半部22と固着結合されている。前記保持機構34はその前記実施形態で
は、第1の磁極車半部22と1つの磁極支持体26とから成るクロー磁極構造の
ロータ20のためにも適しており、その場合前記磁極支持体26は、磁極車半部
22に等しい磁極車半部として同じく構成されている。案内片構造の場合、磁極
支持体26のための通常の保持機能は案内片構造に含まれているが、2つの磁極
車半部22を備えた構造の場合には含まれない。保持機構34は、一方の側では
第1の磁極車半部22の第1クロー磁極28に固着することによって、また他方
の側では第2の磁極車半部22の第1クロー磁極28に固着することによって、
案内片構造の場合のように、クロー磁極28の屈曲抵抗を高める。更にまた、ロ
ータ軸線に関して接線方向でのクロー磁極の振動が事実上阻止される。案内片構
造の磁極支持体26を備えたロータ20の場合には、第1クロー磁極28と第2
クロー磁極29は、第1クロー磁極28がクロー磁極基根部38を有しているの
で、磁極車半部22の円盤状領域が第1クロー磁極28の間に切欠部を有してい
る点で区別されねばならない。これまでの実施例では、前記切欠部において保持
機構34は、図14に図示したようにラグ側で固定されているか、或いはラグ4
8は、図4及び図5に図示したように位置している。この片側配置は、案内片構
造の磁極支持体26を備えたロータ20の場合にしか可能でないのに対して、2
つの磁極車半部22を備えたロータ20の場合には、ロータ20が実質的に鏡面
対称に構成されているので、両磁極車半部22の切欠部内にラグ48を配置もし
くは保持機構34を固定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクロー磁極形ジェネレータの、第1実施例によるロータの平面図であ
る。
【図2】 図1のII−II断面線に沿ったロータの部分断面図である。
【図3】 第2実施例によるロータの側面図である。
【図4】 図3のIV−IV断面線に沿ったロータの断面図である。
【図5】 択一的な実施形態の、図4相当のロータ断面図である。
【図6】 図3に示したロータのための保持機構の斜視図である。
【図7】 第3実施例によるロータの部分断面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII断面線に沿ったロータ断面図である。
【図9】 内向きの両脚片をウェブによって互いに結合した実施形態のロータ部分の、図
7相当の断面図である。
【図10】 図9のX−X断面線に沿ったロータ断面図である。
【図11】 第4実施例による保持機構の側面図である。
【図12】 図11のXII−XII断面線に沿った部分横断面図である。
【図13】 中空成形材を磁極車半部の側で開いて構成した第4実施例による保持機構の部
分断面図である。
【図14】 第4実施例による保持機構の側面図である。
【図15】 保持機構に永久磁石を固定する異なった実施形態の部分断面図である。
【図16】 保持機構に永久磁石を固定する更に異なった実施形態の部分断面図である。
【図17】 保持機構に永久磁石を固定する更に異なった実施形態の部分断面図である。
【図18】 案内片構造形式の公知のクロー磁極形ジェネレータの縦断面図(図面上半部)
並びに本発明によるジェネレータのロータの側面図(図面下半部)である。
【符号の説明】
20 ロータ、 22 磁極車半部、 24 リング、 26 磁極
支持体、 28 第1クロー磁極、 29 第2クロー磁極、 30 ス
テータ、 32 ロータ軸、 34 保持機構、 36 クロー磁極間隙
、 38 クロー磁極基根部、 39 床板、 40,40′,40″
クロー磁極フランク、 42 半径方向外向きの表面、 44 保持エレメ
ント、 46 第1クロー磁極自由端、 47 第2クロー磁極自由端、
48 ラグ、 50 軸方向外面、 54 半径方向内向きの脚片、 5
6 ウェブ、 60 プロフィール閉鎖エレメント、 61 中空形材、
62 屈曲終端域、 66 終端域ウェブ、 68 磁極ウェブ、 7
0 永久磁石、 72 界磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA07 AA08 AB05 AB07 AC02 AE08 5H619 AA01 AA05 BB02 BB17 BB24 PP02 PP06 PP08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロー磁極構造のロータ(20)を備えたクロー磁極形ジェ
    ネレータであって、前記ロータ(20)が、ロータ軸(32)に捩れ不能に固着
    結合された磁極車半部(22)と、保持機構(34)によって前記磁極車半部(
    22)に同じく捩れ不能に固着結合された磁極支持体(26)とから成り、前記
    ロータ(20)が第1クロー磁極(28)と第2クロー磁極(29)とを有し、
    前記第1クロー磁極(28)が前記磁極車半部(22)によって形成されかつ前
    記第2クロー磁極(29)が前記磁極支持体(26)によって形成されており、
    しかも前記第1クロー磁極(28)が前記ロータ(20)の円周に沿って前記第
    2クロー磁極(29)と交互に配置されており、かつ周方向で見て前記第1クロ
    ー磁極(28)と前記第2クロー磁極(29)との間にクロー磁極間隙(36)
    が介在している形式のものにおいて、前記保持機構(34)が少なくとも部分的
    に前記クロー磁極間隙(36)内に配置されており、かつ前記保持機構(34)
    が特に溶接、鑞接又は接着によって材料接続式に前記第1クロー磁極(28)及
    び前記第2クロー磁極(29)に接合されていることを特徴とする、クロー磁極
    構造のロータを備えたクロー磁極形ジェネレータ。
  2. 【請求項2】 第1クロー磁極(28)及び第2クロー磁極(29)が、特
    に半径方向内向きに延びるクロー磁極フランク(40)を有し、しかも保持機構
    (34)が、前記クロー磁極フランク(40)に沿って磁極車半部(22)及び
    磁極支持体(26)に接合されている、請求項1記載のクロー磁極形ジェネレー
    タ。
  3. 【請求項3】 保持機構(34)が、多数の個別的な保持エレメント(44
    )から成っている、請求項1又は2記載のクロー磁極形ジェネレータ。
  4. 【請求項4】 それぞれ2つの隣り合った保持エレメント(44)が、第1
    クロー磁極自由端(46)及び第2クロー磁極自由端(47)の領域で、ラグ(
    48)によって互いに結合されている、請求項3記載のクロー磁極形ジェネレー
    タ。
  5. 【請求項5】 ラグ(48)がロータ軸(32)の方に向かって屈曲されて
    いる、請求項4記載のクロー磁極形ジェネレータ。
  6. 【請求項6】 磁極車半部(22)の側及び/又は磁極支持体(26)の側
    に位置するラグ(48)が、前記磁極車半部(22)及び/又は前記磁極支持体
    (26)の軸方向外面(50)と面整合している、請求項4又は5記載のクロー
    磁極形ジェネレータ。
  7. 【請求項7】 保持機構(34)が一体に構成されており、しかもラグ(4
    8)が保持エレメント(44)を一体的に結合している、請求項4から6までの
    いずれか1項記載のクロー磁極形ジェネレータ。
  8. 【請求項8】 一体的な保持機構(34)が、実質的に円筒周壁状の構造を
    有し、該構造が、第1クロー磁極(28)もしくは第2クロー磁極(29)のた
    めに磁極支持体側と磁極車側とを交互に開いた切欠部を備えている、請求項7記
    載のクロー磁極形ジェネレータ。
  9. 【請求項9】 第1クロー磁極(28)及び第2クロー磁極(29)の両側
    では、実質的に半径方向に、しかも第1及び第2クロー磁極自由端(46;47
    )に対してほぼ平行に脚片(54)が延びている、請求項3から8までのいずれ
    か1項記載のクロー磁極形ジェネレータ。
  10. 【請求項10】 2つの対向する脚片(54)がクロー磁極間隙(36)に
    おいて、それぞれ1つの第1及び第2クロー磁極自由端(46;47)の領域で
    それぞれ1つのウェブ(56)によって結合されている、請求項9記載のクロー
    磁極形ジェネレータ。
  11. 【請求項11】 脚片(54)がその半径方向内向きの端部(62)でプロ
    フィール閉鎖エレメント(60)によって結合されて、閉じた形材(61)が形
    成されている、請求項9記載のクロー磁極形ジェネレータ。
  12. 【請求項12】 中空形材(61)が、その一方の軸方向端部でラグ(48
    )によって閉鎖されており、かつ他方の軸方向端部では開放されている、請求項
    11記載のクロー磁極形ジェネレータ。
  13. 【請求項13】 2つのクロー磁極間隙のそれぞれ2つの隣り合った脚片(
    54)が、第1及び第2クロー磁極(28;29)の下位で1つの磁極ウェブ(
    68)によって結合されている、請求項5から12までのいずれか1項記載のク
    ロー磁極形ジェネレータ。
  14. 【請求項14】 保持機構(34)に少なくとも1つの永久磁石(70)が
    固着されている、請求項1から13までのいずれか1項記載のクロー磁極形ジェ
    ネレータ。
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