JP2003507648A - 燃料噴射弁 - Google Patents
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
弁体(10)と、制御圧力室(22)と、この制御圧力室(22)内の圧力を制御する制御弁(28)と、ノズルニードル(12)のための操作部材(14)とを備えた燃料噴射弁であって、操作部材(14)が、弁体(10)内に摺動可能に設けられ、制御圧力室(22)内の圧力がこの操作部材(14)を負荷する形式のものにおいて、操作部材(14)とノズルニードル(12)とに加わる圧力を減少すべく、制御圧力室(22)への流入通路(24)を制御する制御弁(28)が設けられている。
Description
【0001】
従来の技術
本発明は、弁体と、制御圧力室と、この制御圧力室内の圧力を制御する制御弁
と、ノズルニードルのための操作部材とを備えた燃料噴射弁であって、操作部材
が弁体内で摺動可能に設けられていてかつ制御室内の圧力によって負荷される形
式のものに関する。
と、ノズルニードルのための操作部材とを備えた燃料噴射弁であって、操作部材
が弁体内で摺動可能に設けられていてかつ制御室内の圧力によって負荷される形
式のものに関する。
【0002】
このような燃料噴射弁は、例えばドイツ連邦共和国特許公開第1962400
1号明細書により公知であり、高圧下で供給された燃料の、内燃機関のシリンダ
への噴射を制御するのに用いられている。この噴射弁は、特にいわゆるコモンレ
ールシステムにおいて用いられる。
1号明細書により公知であり、高圧下で供給された燃料の、内燃機関のシリンダ
への噴射を制御するのに用いられている。この噴射弁は、特にいわゆるコモンレ
ールシステムにおいて用いられる。
【0003】
公知の燃料噴射弁では、制御弁が、制御圧力室の流出通路内に配置されていて
、燃料を流出通路内でせき止めるようになっている。このようにして、制御圧力
室内で圧力が生ぜしめられ、この圧力が操作部材、ひいてはノズルニードルを閉
鎖位置に保つ。制御弁が開放されると、制御圧力室内の圧力が低下し、操作部材
に加わる閉鎖力が低下して、ノズルニードルに加わる開放力がノズルニードルの
開放を行うようになる。
、燃料を流出通路内でせき止めるようになっている。このようにして、制御圧力
室内で圧力が生ぜしめられ、この圧力が操作部材、ひいてはノズルニードルを閉
鎖位置に保つ。制御弁が開放されると、制御圧力室内の圧力が低下し、操作部材
に加わる閉鎖力が低下して、ノズルニードルに加わる開放力がノズルニードルの
開放を行うようになる。
【0004】
発明の利点
請求項1の特徴部に記載の構成を備えた本発明の燃料噴射弁では、生じる圧力
は全体としてより小さくなる。なぜならば、制御圧力室内の圧力は、ノズルニー
ドルを閉鎖位置に保つために形成されるのではなく、ノズルニードルが開放され
るべき時にだけ、制御弁が開放されて制御圧力室が圧力を受けるようになってい
るからである。この場合、制御圧力室内では燃料圧が最大値で作用することはい
かなる時点でもないので、生じる力は全体としてより小さくなっている。このよ
うに圧力が低下することによって、操作部材とノズルニードルとの間の位置決め
誤差および整合誤差によって生じる締め付け力が減少させられる。締め付け力が
より小さくなることによって、特にノズルニードルの磨耗がより小さくなる。
は全体としてより小さくなる。なぜならば、制御圧力室内の圧力は、ノズルニー
ドルを閉鎖位置に保つために形成されるのではなく、ノズルニードルが開放され
るべき時にだけ、制御弁が開放されて制御圧力室が圧力を受けるようになってい
るからである。この場合、制御圧力室内では燃料圧が最大値で作用することはい
かなる時点でもないので、生じる力は全体としてより小さくなっている。このよ
うに圧力が低下することによって、操作部材とノズルニードルとの間の位置決め
誤差および整合誤差によって生じる締め付け力が減少させられる。締め付け力が
より小さくなることによって、特にノズルニードルの磨耗がより小さくなる。
【0005】
本発明の有利な実施形態では、操作部材の、ノズルニードルとは反対側の端部
に、操作部材より大きい直径を有する制御ピストンが設けられており、この制御
ピストンは、制御圧力室の、ノズルニードルとは反対側で、この制御圧力室から
突出している。このようにして、操作部材を制御圧力室内の圧力の上昇によって
作動させて、ノズルニードルを開放するために必要な直径差が、構造的に簡単に
得られる。
に、操作部材より大きい直径を有する制御ピストンが設けられており、この制御
ピストンは、制御圧力室の、ノズルニードルとは反対側で、この制御圧力室から
突出している。このようにして、操作部材を制御圧力室内の圧力の上昇によって
作動させて、ノズルニードルを開放するために必要な直径差が、構造的に簡単に
得られる。
【0006】
この有利な実施形態では、制御ピストンの、ノズルニードルとは反対側に補償
延長部が設けられており、この補償延長部は燃料によって圧力下にある補償室内
に突入している。この場合有利には、補償延長部は、ノズルニードルの弁座と等
しい直径を有しているので、補償延長部が、ノズルニードルの開放状態でノズル
ニードルの、弁座に対応する面に作用する開放力を補償している。
延長部が設けられており、この補償延長部は燃料によって圧力下にある補償室内
に突入している。この場合有利には、補償延長部は、ノズルニードルの弁座と等
しい直径を有しているので、補償延長部が、ノズルニードルの開放状態でノズル
ニードルの、弁座に対応する面に作用する開放力を補償している。
【0007】
この有利な実施形態では、さらにシールばねが設けられており、このシールば
ねは、操作部材の、ノズルニードルとは反対側の端部に作用し、ノズルニードル
が閉鎖する位置へ操作部材を負荷している。シールばねは、操作部材の領域には
配置されていないので、操作部材およびノズルニードルの領域が非常に細い構造
である燃料噴射弁を得ることができる。外径が10から14mmの範囲となる構
造を得ることもできる。有利には、シールばねは補償延長部の周りを取り囲むよ
うに配置されている。このように、シールばねのための案内部がコストをかけず
に得られ、同時に非常にコンパクトな構造も得ることができる。
ねは、操作部材の、ノズルニードルとは反対側の端部に作用し、ノズルニードル
が閉鎖する位置へ操作部材を負荷している。シールばねは、操作部材の領域には
配置されていないので、操作部材およびノズルニードルの領域が非常に細い構造
である燃料噴射弁を得ることができる。外径が10から14mmの範囲となる構
造を得ることもできる。有利には、シールばねは補償延長部の周りを取り囲むよ
うに配置されている。このように、シールばねのための案内部がコストをかけず
に得られ、同時に非常にコンパクトな構造も得ることができる。
【0008】
有利な実施形態においては、制御室を有する制御弁を設けることもでき、この
制御室には、制御室から出ていく流出通路に配属されている第1弁座と、制御室
へ通じる流入通路に配属されている第2弁座とが設けられており、これら両弁座
と協働可能な弁部材が制御室内に配置されている。このようにして、再現可能な
小さなパイロット噴射量を可能にする二重切り替え制御弁が得られる。弁部材の
操作のために圧電式アクチュエータが使用される場合には、単一切り替え制御弁
と比較して、エネルギを節減することができる。なぜならば、圧電式アクチュエ
ータを一回だけ給電すればよいからである。
制御室には、制御室から出ていく流出通路に配属されている第1弁座と、制御室
へ通じる流入通路に配属されている第2弁座とが設けられており、これら両弁座
と協働可能な弁部材が制御室内に配置されている。このようにして、再現可能な
小さなパイロット噴射量を可能にする二重切り替え制御弁が得られる。弁部材の
操作のために圧電式アクチュエータが使用される場合には、単一切り替え制御弁
と比較して、エネルギを節減することができる。なぜならば、圧電式アクチュエ
ータを一回だけ給電すればよいからである。
【0009】
有利には、弁部材には案内付加部が設けられており、この案内付加部の外径は
、第1弁座および第2弁座の直径に相当する。したがって、弁部材が弁座に当接
する両端部位置において力がバランスされる制御弁が得られる。これにより、圧
電式アクチュエータによっても形成可能な小さな操作力しか必要ではなくなる。
、第1弁座および第2弁座の直径に相当する。したがって、弁部材が弁座に当接
する両端部位置において力がバランスされる制御弁が得られる。これにより、圧
電式アクチュエータによっても形成可能な小さな操作力しか必要ではなくなる。
【0010】
図面
本発明の有利な実施例を図面を用いて以下に詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の燃料噴射弁の概略的な断面図である。
【0012】
図2は、図1の燃料噴射弁の制御弁で用いられる弁部材の側面図である。
【0013】
図3は、制御弁の弁部材の行程と時間との関係、および噴射弁のノズルニード
ルの行程と時間との関係を示す線図である。
ルの行程と時間との関係を示す線図である。
【0014】
実施例の説明
図1には、本発明の燃料噴射弁が示されている。この燃料噴射弁は弁体10を
有しており、この弁体10には、ノズルニードル12とこのノズルニードル12
のための操作部材14とが、摺動可能に配置されている。このノズルニードル1
4は、直径Dvを有する弁座16と協働している。流入通路18がノズルニード
ル12に通じており、この流入通路18を通って圧力P下にある燃料が供給され
る。この燃料噴射弁が、いわゆるコモンレールシステムにおいて使用される場合
には、この圧力Pは1000bar以上にもなる。
有しており、この弁体10には、ノズルニードル12とこのノズルニードル12
のための操作部材14とが、摺動可能に配置されている。このノズルニードル1
4は、直径Dvを有する弁座16と協働している。流入通路18がノズルニード
ル12に通じており、この流入通路18を通って圧力P下にある燃料が供給され
る。この燃料噴射弁が、いわゆるコモンレールシステムにおいて使用される場合
には、この圧力Pは1000bar以上にもなる。
【0015】
操作部材14には、ノズルニードル12とは反対側に、制御ピストン20が設
けられている。この制御ピストン20は、操作部材14と制御ピストン20との
間の移行領域が制御圧力室22の内部に位置するように、配置されている。制御
圧力室22は流入通路24を有しており、この流入通路24は、制御弁28の制
御室26に接続されている。制御室26には同様に流入通路18が通じており、
この流入通路18を介して燃料が供給される。この制御室26内には、第1弁座
30および第2弁座32が形成されている。第1弁座30は、制御圧力室22に
通じる流入通路24に配属されており、第2弁座32は、流入通路18に配属さ
れている。制御室26の内部には弁部材34(図2も参照)が配置されており、
この弁部材34には、第1弁座30に配属された第1弁面36と、第2弁座32
に配属された第2弁面38とが設けられている。さらに、弁部材34には案内付
加部40が設けられており、この案内付加部40にアクチュエータ42が作用し
ている。このアクチュエータ42は、圧電式アクチュエータまたはマグネット作
動部材であってよい。案内付加部40の直径は、制御室26の両弁座30,32
の直径に相当するので、弁部材34が弁座30,32のいずれかに一方に当接し
ている場合には、燃料圧Pによって弁部材34に加わる力がバランスしている。
けられている。この制御ピストン20は、操作部材14と制御ピストン20との
間の移行領域が制御圧力室22の内部に位置するように、配置されている。制御
圧力室22は流入通路24を有しており、この流入通路24は、制御弁28の制
御室26に接続されている。制御室26には同様に流入通路18が通じており、
この流入通路18を介して燃料が供給される。この制御室26内には、第1弁座
30および第2弁座32が形成されている。第1弁座30は、制御圧力室22に
通じる流入通路24に配属されており、第2弁座32は、流入通路18に配属さ
れている。制御室26の内部には弁部材34(図2も参照)が配置されており、
この弁部材34には、第1弁座30に配属された第1弁面36と、第2弁座32
に配属された第2弁面38とが設けられている。さらに、弁部材34には案内付
加部40が設けられており、この案内付加部40にアクチュエータ42が作用し
ている。このアクチュエータ42は、圧電式アクチュエータまたはマグネット作
動部材であってよい。案内付加部40の直径は、制御室26の両弁座30,32
の直径に相当するので、弁部材34が弁座30,32のいずれかに一方に当接し
ている場合には、燃料圧Pによって弁部材34に加わる力がバランスしている。
【0016】
制御圧力室22から流出通路44が分岐しており、この流出通路44内には、
流出絞り46が配置されている。流出通路44は、例えば燃料貯えタンクに通じ
ている。
流出絞り46が配置されている。流出通路44は、例えば燃料貯えタンクに通じ
ている。
【0017】
制御ピストン20には、ノズルニードル12とは反対側に、補償延長部48が
設けられている。この補償延長部48は、捕集室50を通って補償室52に延び
ており、この補償室52は、流入通路18を介して同様に、燃料圧Pで負荷され
る。補償延長部48はノズルニードル12の弁座16と等しい直径を有する。
設けられている。この補償延長部48は、捕集室50を通って補償室52に延び
ており、この補償室52は、流入通路18を介して同様に、燃料圧Pで負荷され
る。補償延長部48はノズルニードル12の弁座16と等しい直径を有する。
【0018】
捕集室50は、捕集室流出通路54を介して流出通路44に接続されており、
捕集室50内には、シールばね56が配置されている。このシールばね56は、
補償延長部48により案内されていて、捕集室50の壁部と、制御ピストン20
の、ノズルニードル12とは反対側の端部との間に支持されている。シールばね
56は、弁座16の直径とノズルニードル12の直径との差を補償するために用
いられている。ノズルニードル12が弁座16より大きな直径を有しているので
、燃料圧Pは、ノズルニードル12の領域で、ノズルニードル12を弁座から持
ち上げようとする開放力を生ぜしめる。この開放力が、シールばね56によって
バランスされている。約2mmの直径を有する弁座16、および2.5から3m
mの直径を有するノズルニードル12が使用される場合には、シールばね56に
よってノズルニードル12に加えられる予負荷力は、約100Nの範囲で選択さ
れる。
捕集室50内には、シールばね56が配置されている。このシールばね56は、
補償延長部48により案内されていて、捕集室50の壁部と、制御ピストン20
の、ノズルニードル12とは反対側の端部との間に支持されている。シールばね
56は、弁座16の直径とノズルニードル12の直径との差を補償するために用
いられている。ノズルニードル12が弁座16より大きな直径を有しているので
、燃料圧Pは、ノズルニードル12の領域で、ノズルニードル12を弁座から持
ち上げようとする開放力を生ぜしめる。この開放力が、シールばね56によって
バランスされている。約2mmの直径を有する弁座16、および2.5から3m
mの直径を有するノズルニードル12が使用される場合には、シールばね56に
よってノズルニードル12に加えられる予負荷力は、約100Nの範囲で選択さ
れる。
【0019】
シールばね56が、制御ピストン20の、ノズルニードル12とは反対側に配
置されているので、操作部材14の領域では、10から14mmの領域にある外
径Daの非常に細い構造が得られる。
置されているので、操作部材14の領域では、10から14mmの領域にある外
径Daの非常に細い構造が得られる。
【0020】
本発明の燃料噴射弁は、次のような形式で作動する。弁部材34が、流入通路
18に対応配置された第2弁座32に当接している出発状態では、制御圧力室2
2内には、圧力は生じていない。なぜならば、制御圧力室22は、流出通路44
を介して放圧されているからである。操作部材14に加わる閉鎖力が、ノズルニ
ードル12に加わる開放力よりも大きいため、ノズルニードル12は、閉鎖位置
で弁座16に当接している。閉鎖力は、補償室52内で補償延長部48に加わる
力と、シールばね56から制御ピストン20に加わる力とから成る。ノズルニー
ドル12に加わる開放力は、ノズルニードル12の弁座16の外側の、圧力Pで
負荷されるリング状の面により規定されている。
18に対応配置された第2弁座32に当接している出発状態では、制御圧力室2
2内には、圧力は生じていない。なぜならば、制御圧力室22は、流出通路44
を介して放圧されているからである。操作部材14に加わる閉鎖力が、ノズルニ
ードル12に加わる開放力よりも大きいため、ノズルニードル12は、閉鎖位置
で弁座16に当接している。閉鎖力は、補償室52内で補償延長部48に加わる
力と、シールばね56から制御ピストン20に加わる力とから成る。ノズルニー
ドル12に加わる開放力は、ノズルニードル12の弁座16の外側の、圧力Pで
負荷されるリング状の面により規定されている。
【0021】
パイロット噴射を得るには、弁部材34が弁座32から持ち上げられ、燃料が
、流入通路18と、制御室26と、流入通路24とを介して制御圧力室22に流
れ込む。流出通路44内に設けられた流出絞り46が、制御圧力室22からの燃
料の流出を妨げるので、制御圧力室22では圧力が上昇する。この圧力上昇によ
って、図1において上方に向かう開放力が、制御ピストン20に加えられ、この
開放力は、ノズルニードル12に加わる開放力と加算され、操作部材14に加わ
る閉鎖力より大きくなる。つまり、ノズルニードル12は、ノズルニードル12
の弁座16から持ち上がり、燃料が噴射される。
、流入通路18と、制御室26と、流入通路24とを介して制御圧力室22に流
れ込む。流出通路44内に設けられた流出絞り46が、制御圧力室22からの燃
料の流出を妨げるので、制御圧力室22では圧力が上昇する。この圧力上昇によ
って、図1において上方に向かう開放力が、制御ピストン20に加えられ、この
開放力は、ノズルニードル12に加わる開放力と加算され、操作部材14に加わ
る閉鎖力より大きくなる。つまり、ノズルニードル12は、ノズルニードル12
の弁座16から持ち上がり、燃料が噴射される。
【0022】
パイロット噴射を終了させるため、弁部材34は、第2弁座32に再び当接す
るように移動させられるか(単一切り替え弁;図3の破線)、または制御室26
を通って第1弁座30に当接するように移動させられる(二重切り替え弁;図3
の実線)。弁部材34が、弁座30,32のうちのいずれか一方に当接すると直
ちに、流入通路18を介した燃料の供給流が中断されるので、制御圧力室22の
圧力は、再び低下する。ゆえに、この圧力低下に応じて開放力が低下し、これに
より、ノズルニードル12は再び弁座16に当接し、パイロット噴射が中断され
る。
るように移動させられるか(単一切り替え弁;図3の破線)、または制御室26
を通って第1弁座30に当接するように移動させられる(二重切り替え弁;図3
の実線)。弁部材34が、弁座30,32のうちのいずれか一方に当接すると直
ちに、流入通路18を介した燃料の供給流が中断されるので、制御圧力室22の
圧力は、再び低下する。ゆえに、この圧力低下に応じて開放力が低下し、これに
より、ノズルニードル12は再び弁座16に当接し、パイロット噴射が中断され
る。
【0023】
図3では、パイロット噴射は段階Iに示されている。図面の上側部分には、弁
部材34の行程が示されており、一方、図面の下側部分には、ノズルニードル1
2の行程が示されている。弁部材34が単一切り替え制御弁として使用される場
合には、弁部材34は、弁座32から離れて中間位置への行程を行い、この中間
位置に所定の時間にわたって保たれて、次いで最終的に再び弁座32に当接する
ように運動させられる。これに対して、弁座34が二重切り替え制御弁28とし
て使用される場合には、弁部材34は弁座32から出発して制御室26を通って
弁座30に当接するように運動する。弁部材34が弁座30に当接すると直ちに
、パイロット噴射が終了する。
部材34の行程が示されており、一方、図面の下側部分には、ノズルニードル1
2の行程が示されている。弁部材34が単一切り替え制御弁として使用される場
合には、弁部材34は、弁座32から離れて中間位置への行程を行い、この中間
位置に所定の時間にわたって保たれて、次いで最終的に再び弁座32に当接する
ように運動させられる。これに対して、弁座34が二重切り替え制御弁28とし
て使用される場合には、弁部材34は弁座32から出発して制御室26を通って
弁座30に当接するように運動する。弁部材34が弁座30に当接すると直ちに
、パイロット噴射が終了する。
【0024】
図3にIIで示された噴射中断段階では、弁部材34は、制御室26の所定の
弁座に当接したままになっており、そのため、燃料噴射弁は閉鎖されたままとな
る。
弁座に当接したままになっており、そのため、燃料噴射弁は閉鎖されたままとな
る。
【0025】
続いて行われるメイン噴射では、弁部材34は、制御室26の所定の弁座から
持ち上げられる。したがって、制御圧力室22の圧力上昇が再び起こり、この圧
力上昇によって、ノズルニードル12の開放が起こる。弁部材34は、単一切り
替え制御弁として使用されても、二重切り替え制御弁として使用されても、所望
のメイン噴射の噴射時間中、制御室26のほぼ中央位置に保たれる。したがって
、燃料は、流入通路18から制御室26を通って制御圧力室22内に流れ込むこ
とができ、ノズルニードル12が開放位置に保たれる。図3で段階IIIとして
示されたメイン噴射を終了させるためには、弁部材34は再び第2弁座32に当
接するよう移動させられ、これにより、流入通路18を介した燃料の供給流が中
断される。その結果生じる開放力の低下によって、燃料噴射弁は閉鎖される。
持ち上げられる。したがって、制御圧力室22の圧力上昇が再び起こり、この圧
力上昇によって、ノズルニードル12の開放が起こる。弁部材34は、単一切り
替え制御弁として使用されても、二重切り替え制御弁として使用されても、所望
のメイン噴射の噴射時間中、制御室26のほぼ中央位置に保たれる。したがって
、燃料は、流入通路18から制御室26を通って制御圧力室22内に流れ込むこ
とができ、ノズルニードル12が開放位置に保たれる。図3で段階IIIとして
示されたメイン噴射を終了させるためには、弁部材34は再び第2弁座32に当
接するよう移動させられ、これにより、流入通路18を介した燃料の供給流が中
断される。その結果生じる開放力の低下によって、燃料噴射弁は閉鎖される。
【図1】
本発明の燃料噴射弁の概略的な断面図である。
【図2】
図1の燃料噴射弁の制御弁で用いられる弁部材の側面図である。
【図3】
制御弁の弁部材の行程と時間との関係、および噴射弁のノズルニードルの行程
と時間との関係を示す線図である。
と時間との関係を示す線図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 燃料噴射弁であって、弁体(10)と、制御圧力室(22)
と、該制御圧力室(22)内の圧力を制御する制御弁(28)と、ノズルニード
ル(12)のための操作部材(14)とが設けられており、該操作部材(14)
が弁体(10)内で摺動可能に設けられていてかつ制御圧力室(22)内の圧力
によって負荷される形式のものにおいて、 制御弁(28)が制御圧力室(22)への流入通路(24)を制御している ことを特徴とする、燃料噴射弁。 - 【請求項2】 操作部材(14)の、ノズルニードル(12)とは反対側の
端部に、制御ピストン(20)が設けられており、該制御ピストン(20)の外
径が、操作部材(14)の外径より大きくなっており、制御ピストン(20)が
、制御圧力室(22)の、ノズルニードル(12)とは反対側で、制御圧力室(
22)から突出している、請求項1記載の燃料噴射弁。 - 【請求項3】 制御ピストン(20)の、ノズルニードル(12)とは反対
側に、補償延長部(48)が設けられており、該補償延長部(48)が、燃料圧
下にある補償室(52)に突入している、請求項2記載の燃料噴射弁。 - 【請求項4】 シールばね(56)が設けられており、該シールばね(56
)が、操作部材(14)の、ノズルニードル(12)とは反対側の端部に作用し
ていて、操作部材(14)をノズルニードル(12)が閉鎖する位置へ負荷する
、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。 - 【請求項5】 シールばね(56)が、補償延長部(48)の周りに配置さ
れている、請求項3または4記載の燃料噴射弁。 - 【請求項6】 制御弁(28)が制御室(26)を有しており、該制御室(
26)には、制御室(26)から出る流出通路に配属されている第1弁座(30
)と、制御室(26)へ通じる流入通路に配属されている第2弁座(32)とが
設けられており、前記制御室(26)内に両弁座(30,32)と協働可能な弁
部材(34)が配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の燃料
噴射弁。 - 【請求項7】 弁部材(34)に案内延長部(40)が設けられており、該
案内延長部(40)の外径が、第1弁座(30)および第2弁座(32)の直径
に相当している、請求項6記載の燃料噴射弁。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE19940297A DE19940297A1 (de) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | Kraftstoffeinspritzventil |
DE19940297.3 | 1999-08-25 | ||
PCT/DE2000/002746 WO2001014723A1 (de) | 1999-08-25 | 2000-08-16 | Kraftstoffeinspritzventil |
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JP2003507648A true JP2003507648A (ja) | 2003-02-25 |
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Family Applications (1)
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JP2001518572A Pending JP2003507648A (ja) | 1999-08-25 | 2000-08-16 | 燃料噴射弁 |
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DE (1) | DE19940297A1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010031854A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-02-12 | Crf Soc Consortile Per Azioni | 内燃機関のための平衡タイプの計量サーボバルブを設けた燃料噴射装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102021202731A1 (de) | 2021-03-22 | 2022-09-22 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Kraftstoffeinspritzeinrichtung |
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JPS60162022A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-23 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
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FI101739B (fi) * | 1996-08-16 | 1998-08-14 | Waertsilae Nsd Oy Ab | Ruiskutusventtiilijärjestely |
-
1999
- 1999-08-25 DE DE19940297A patent/DE19940297A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-08-16 KR KR1020017005112A patent/KR20010080313A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-08-16 JP JP2001518572A patent/JP2003507648A/ja active Pending
- 2000-08-16 EP EP00958247A patent/EP1125053A1/de not_active Withdrawn
- 2000-08-16 WO PCT/DE2000/002746 patent/WO2001014723A1/de not_active Application Discontinuation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010031854A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-02-12 | Crf Soc Consortile Per Azioni | 内燃機関のための平衡タイプの計量サーボバルブを設けた燃料噴射装置 |
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KR20010080313A (ko) | 2001-08-22 |
WO2001014723A1 (de) | 2001-03-01 |
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