JP2003507324A - 放射性組成物を用いたavmの治療法 - Google Patents

放射性組成物を用いたavmの治療法

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JP2003507324A JP2000617934A JP2000617934A JP2003507324A JP 2003507324 A JP2003507324 A JP 2003507324A JP 2000617934 A JP2000617934 A JP 2000617934A JP 2000617934 A JP2000617934 A JP 2000617934A JP 2003507324 A JP2003507324 A JP 2003507324A
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マイクロ・セラピューティクス・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 哺乳類における動静脈奇形の治療方法であって、(a)生物学的適合性ポリマーと、生物学的適合性溶媒と、水に不溶解性の放射性同位体とを備えた流動性組成物を選択する段階と;(b)固形塊が形成され、それによってAVMの少なくとも一部が除去されるという条件のもとで、AVMにつながるあるいはAVM内の一又は二以上の血管のサイトへ十分な量の前記組成物を注入する段階と;を備え、さらにAVMを除去し、かつ、AVMの再成長を抑制するのに有効な量の放射性同位体を用いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射性組成物の使用によって、動静脈奇形(AVM)を治療する方
法に関するものである。特に、この方法は、AVMにおける一又は二以上の血管
サイトに流体として運ばれる放射性組成物の体内運搬(in vivo delivery)を行
うものである。AVMにおける続いて生ずるこの組成物の固化によって、血管塞
栓が生じ、AVMが少なくとも部分的に除去されるとともに、制御された量の放
射線が運搬されてさらにAVMが除去され、AVMの再成長を抑制する。 一実施形態では、本発明の方法で用いられる流体放射性組成物は、生物学的適
合性ポリマーと生物学的適合性溶液と少なくとも部分的にAVMを除去するのに
十分な放射線量を供給する放射性薬剤とを備える。別な実施形態では、本発明の
方法で用いられる流体放射性組成物は、生物学的適合性プレポリマーと放射性薬
剤と任意で少なくとも部分的に除去するのに十分な放射線量を供給し、AVMの
再成長を抑制する生物学的適合性溶媒とを備える。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
動静脈奇形(AVM)は、複雑で込み入った動脈及び静脈の血管網によって特
徴付けられる先天性障害である。AVMは、哺乳類の脳、脳幹あるいは脊髄、ま
た、骨盤領域、肢、肺等のような末端部で生じうるし、血管の異常な発達によっ
ても生じる。AVMの最も典型的な症状には出血があり、脳、脳幹あるいは脊髄
のAVMについては、発作、頭痛、及び、言語能力、記憶、視力の麻痺あるいは
損失がある。AVMの症状はしばしば、AVMによって生じた循環“盗血”又は
不全による。
【0003】 AVM、特に哺乳類(人)の脳あるいは脊柱に位置するものは、治療が困難あ
るいは危険である。大脳のAVMは、例えば、20-40歳の若い大人に最も発見さ
れる。これらの病変は通常、患者の発作あるいは出血の結果として発見されるも
のである。AVMは年に4%の割合で出血する13。これらの出血の約半分は、重
大な病的状態につながるかあるいは死に至らせるものであり、従って、出血は生
命を脅かすものである。
【0004】 AVMの治療では、組合せ治療法を用いるチームアプローチを利用してきた14 。ここで用いた3種類の治療法には、AVMの一部又は前部を塞ぐ組織接着剤(
tissue glues)の血管内導入、AVMを除去するミクロ外科法、又は、AVM放
射線手術(合焦放射線)を含んでいる。組合せ治療法は、組織接着剤の血管内導
入を介したAVMの第1の減少を含み、その後、約10-30Gyのドーズ(平均約20G
yのドーズ)で1回治療基準で放射線の合焦ビームを用いる定位放射線手術を行
う。この放射線は血管壁に変化を引き起こし、2-3年のコースでAVMの痕を消
去可能である。85%までの消失率は治療後2年だけ報告されてきた。周囲の通常
組織(例えば、脳組織)への怪我の危険は、重大であり、健康な組織への二次的
損傷を防止するために最小レベルを保持されるように使用されたドーズ及び焦点
に依存する。
【0005】 AVM治療のための組合せ治療法のチームアプローチの利点にも関わらず、こ
のようなチームアプローチでは、患者に対して少なくとも2つの独立した医療措
置を要求する。従って、AVMの治療を行うのにより簡単な手順が特に有効であ
る。
【0006】 本発明は、放射線塞栓形成組成物の使用によってAVMを治療する方法を指向
するものである。これらの組成物は、固体の可干渉性を有する放射線塊(mass)
を形成するためにインビボ(生体内)で固化する流体組成として哺乳類のAVM
の一又は二以上の血管のサイト(vascular site)は運ばれる。固化した塊は血
管を血管のサイトを塞栓し、それによってAVMの少なくとも一部を除去しある
いは痕跡を消失し、組成に付随する放射能は、AVMのさらなる除去あるいは痕
跡の消失につながり、AVMの再成長を抑制する。この組合せアプローチは、A
VMの治療を行うのに要するステップの数を低減し、それによってAVMの再成
長の抑制の間、AVM治療のためのワンステップ治療のやり方を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明の一態様は、哺乳類における動静脈奇形の治療方法であって: (a)生物学的適合性ポリマーと、生物学的適合性溶媒と、水に不溶解性の放
射性同位体とを備えた流動性組成物を選択する段階と; (b)固形塊が形成され、その固形塊によってAVMの少なくとも一部が除去
される条件のもとで、AVMにつながるあるいはAVM内の一又は二以上の血管
のサイトへ十分な量の前記組成物を注入する段階と;を備え、 さらにAVMを除去し、かつ、AVMの再成長を抑制するのに有効な量の放射
性同位体を用いるものである。
【0008】 本発明の方法のこの態様で用いる放射性流体組成物は、 (a)生物学的適合性ポリマーと; (b)生物学的適合性溶媒と; (c)約0.1マイクロキュリー(μCi)から約35マイクロキュリーの放射能含
有量を有する約0.1重量%から約35重量%の水に不溶解性の放射性同位体と;を
備えるのが好ましい。
【0009】 これらの組成物及び方法で用いる生物学的適合性ポリマーは、生物分解性ポリ
マー又は非生物分解性ポリマーのいずれかでありうるが、非生物分解性ポリマー
であるのが好ましい。
【0010】 特に好適な実施形態は、哺乳類における動静脈奇形の治療方法であって: (a)生物学的適合性ポリマーと、前記ポリマーを溶解する生物学的適合性溶
媒と、もし、前記溶媒が水を有するときに前記溶媒で用いる水の量が十分に少な
くて分解したポリマーが血液に接触する際に沈殿するならば、前記生物学的適合
性溶媒が少なくとも哺乳類の体温で有機材料液体を備える水に不溶解性の放射性
同位体とを備えた流動性組成物を選択する段階と; (b)固形塊が形成され、固形塊によってAVMの少なくとも一部が除去され
、固形塊が水不溶解性ポリマー及び放射性同位体を備えるような条件のもとで、
AVMにつながるあるいはAVM内の一又は二以上の血管のサイトへ十分な量の
前記組成物を注入する段階と;を備え、 さらにAVMを除去し、かつ、AVMの再成長を抑制するのに有効な量の放射
性同位体を用いるものである。
【0011】 本発明の他の態様では、生物学的適合性ポリマーは生物学的適合性プレポリマ
ーで置換可能であり、それを用いるときは、生物学的適合性溶媒の使用は任意で
ある。この実施形態では、本発明は、哺乳類の動静脈奇形の治療方法であって: (a)生物学的適合性プレポリマーと、水に不溶解性の放射性同位体と、任意
で生物学的適合性溶媒とを備えた流動性組成物を選択する段階と; (b)固形塊が形成され、その固形塊によってAVMの少なくとも一部が除去
される条件のもとで、AVMにつながるあるいはAVM内の一又は二以上の血管
のサイトへ十分な量の前記組成物を注入する段階と;を備え、 さらにAVMを除去し、かつ、AVMの再成長を抑制するのに有効な量の放射
性同位体を用いるものである。
【0012】 本発明の方法のこの態様で用いる放射性流体組成物は、 (a)生物学的適合性ポリマーと; (b)任意の生物学的適合性溶媒と; (c)約0.1マイクロキュリーから約35マイクロキュリーの放射能含有量を有
する約0.1重量%から約35重量%の水に不溶解性の放射性同位体と;を備えるの
が好ましい。
【0013】 方法の態様のいずれかについての好適な実施形態では、固形塊が形成されるA
VMにつながるあるいはAVM内のの血管サイトに近接する管壁から約2mm離間
した距離で測定されるように、放射性同位体の量及び放射能含有量は、哺乳類の
移植サイトで約3グレイ(Gy)から約30グレイ(Gy)の累積イオン化放射線量を
供給するのに十分である。
【0014】 放射性元素の放射能とAVMへ送られる放射線のドーズとは、異なるAVMの
要求、治療される組織の体積等によって広く変化することは理解されたい。放射
性元素の適当な放射能とAVMへ送られる放射線のドーズとを決定するこのよう
な因子の評価は十分に従来技術の範囲である。
【0015】 方法の態様のいずれかについての他の好適な実施形態では、生物学的適合性溶
媒はジメチルスルホキシド(DMSO)、エタノール、乳酸エチル、あるいは、アセ
トンである。
【0016】 一実施形態では、放射性同位体は、運搬中、組成の視角化のために、造影剤と
して作用する。また、視覚化を確実とするために放射性同位体と一緒に非放射性
造影剤を用いる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、放射性組成物の使用によって、動静脈奇形(AVM)を治療する方
法にに関するものであり、この方法は、AVMにつながる、又は、AVM内の一
又は二以上の血管に流体として運ばれる放射性組成物の体内運搬を行うものであ
る。血管(vascularature)において続いて生ずるこの組成物の固化によって、
血管を塞ぎ、全身循環からAVMを除去する血管塞栓が生じさせる。代わりに、
このような塞栓はAVMの少なくとも一部を除去し、制御された量の放射線を運
んでAVMを除去し再成長を抑制する。
【0018】 しかしながら、本発明の詳細な説明の前に、まず、以下の用語について定義す
る:
【0019】 “生物学的適合性ポリマー”は、患者の体内で使用するときに使用される量で
は非毒性で実質的に非免疫性であり、かつ、哺乳類の体液で実質的に不溶解性ポ
リマーのことを称するものである。生物学的適合性ポリマーは、生物分解性ある
いは非生物分解性のいずれかであり、非生物分解性であるのが好ましい。
【0020】 生物分解性ポリマーは先行技術に開示されている。例えば、Dunnら1は、生物
分解性ポリマーの例として以下のものを開示している:例えば、ポリラクチド(
polylactide)、ポリグリコリド(polyglycolide)、ポリカプロラクトン(poly
caprolactone)、ポリアンヒドリド(ポリ無水物:polyanhydride)、ポリアミ
ド、ポリウレタン、ポリエステルアミド、ポリオルトエステル(polyorthoester
)、ポリジオキサノン(polydioxanone)、ポリアセタール(polyacetal)、ポ
リケタール(polyketal)、ポリカーボネート、ポリオルトカーボネート、ポリ
ホスファゼン(polyphosphazene)、ポリヒドロキシブチレート(polyhidroxybu
tyrate)、ポリヒドロキシバレレート(polyhidroxyvalerate)、シュウ酸ポリ
アルキレン(polyalkylene oxalate)、コハク酸ポリアルキレン(polyalkylene
succinate)、ポリリンゴ酸、ポリアミノ酸、ポリビニルピロリドン(polyviny
lpyrrolidone)、ポリエチレングリコール、ポリヒドロキシセルロース(polyhi
droxycellulose)、キチン(chitin)、キトサン(chitosan)及びコポリマーの
ような線状高分子、ターポリマー、及び、それらの組合せである。他の生物分解
性ポリマーには例えば、ファイブリン、ゼラチン、コラーゲン等を含む。
【0021】 適当な非生物分解性生物学的適合性ポリマーには、例として、セルロースアセ
レート2,6-7(セルロースジアセレート5を含む)、エチレンビニルアルコールコ
ポリマー4,8、ヒドロゲル(例えば、アクリル)、ポリアクリロニトリル(polya
crylonitrile)、ポリビニルラセテート(polyvinylacetate)、セルロースアセ
レートブチレート、ニトロセルロース、ウレタン/カーボネートのコポリマー、
スチレン/マレイン酸のコポリマー、及び、これらの混合物9がある。
【0022】 使用される生物学的適合性ポリマーは、体内で使用されるときは、抗炎症反応
を引き起こさない。使用される特定の生物学的適合性ポリマーは、結果としての
ポリマー溶液ポリマーの粘度、生物学的適合性溶媒における生物学的適合性ポリ
マーの溶解度等を比較して選択される。例えば、選択された生物学的適合性ポリ
マーは、選択された生物学的適合性溶媒で使用される量で溶解可能であるべきで
あり、結果としての組成物は、例えば、注入による体内運搬に適した粘度を有す
るべきである。このような因子は当業者によく知られている。
【0023】 好適な生物学的適合性ポリマーには、セルロースジアセテートとエチレンビニ
ルアルコールコポリマーとがある。セルロースジアセテートポリマーは市販のも
のを購入可能であり、あるいは、従来認識されている手順によって作ることがで
きる。好適な実施形態では、ゲル浸透クロマトグラフィによって決定されるよう
に、セルロースジアセテート組成物の数平均分子量は、約25,000から約100,000
であり、好適には約50,000から約75,000であり、さらに好適には、約58,000から
約64,000である。ゲル浸透クロマトグラフィによって決定されるように、セルロ
ースジアセテートの重量平均分子量は、好適には約50,000から約200,000であり
、さらに好適には、約100,000から約180,000である。当業者には明らかなように
、全因子は等しく、低分子量を有するセルロースジアセテートは、高分子量ポリ
マーに比較して組成に低めの粘度を付与する。また、組成物の粘度の調整は、単
にポリマー組成の分子量の調整によって容易に行うことができる。
【0024】 エチレンビニルアルコールコポリマーは、エチレンとビニルアルコールポリマ
ーとの両方の残留物を備える。少量(5モル%yり小さい)の付加モノマーは、
付加モノマーが組成の特徴を変えないならば、ポリマー構造に含むことできるし
、あるいは、移植することができる。このような付加ポリマーには、例として、
マレイン無水物、スチレン、プロピレン、アクリル酸、ビニルアセテート等を含
む。
【0025】 エチレンビニルアルコールコポリマーは、市販のものを購入可能であり、ある
いは、従来認識されている手順によって作ることができる。注入を容易にするた
めに、エチレンビニルアルコールコポリマー組成物は、5重量%エチレンビニル
アルコールコポリマー及び20重量%タンタル造影剤のDSMOが20℃で60センチポア
ズ以下の粘度を有するように選択するのが好ましい。また、カテーテル運搬に要
する組成の粘度調整は、単にコポリマー組成の分子量を調整することによって容
易に行うことができる。
【0026】 また、明らかなように、コポリマーにおけるビニルアルコールに対するエチレ
ンの比は、組成物の全疎水性/親水性に影響を与え、それにより、組成物の水に
対する溶解性/不溶解性の比及び水性環境(例えば、血液又は組織)におけるコ
ポリマーの沈殿率に影響を与える。特に好適な実施形態では、ここで用いるコポ
リマーは、約25モル%から約60モル%のエチレンと約40モル%から約75モル%の
ビニルアルコールとを含む。さらに好適には、ここで用いるコポリマーは、約38
モル%から約48モル%のエチレンと約52モル%から約62モル%のビニルアルコー
ルとを含む。これらの組成物は、本明細書に記載した方法で使用するのに適した
必須沈殿率を提供する。
【0027】 用語“造影剤”は、例えば、放射線撮影によって、哺乳類への注入中にモニタ
ー可能な生物学的適合性放射線不透過性材料のことを称するものである。造影剤
は、水溶解性あるいは水不溶解性でもよく、使用する元素で自然に生ずる固有量
あるいは内在量を超える放射線を含まない(例えば、“非放射性”)のが好まし
い。
【0028】 水溶解性造影剤の例には、メトリザミド(metrizamide)、イオパミドール(i
opamidol)、イオサラメート(iothalamate)ナトリウム、イオドミド(iodomid
e)ナトリウム、及び、メグルミン(meglumine)がある。水不溶解性の例として
は、タンタル、酸化タンタル及び硫酸バリウムがあり、いずれも、約10μm以下
の好適な粒子サイズを含む体内使用に対して適当な形で市販のものを購入可能で
ある。他の水不溶解性造影剤には、金、タングステン、及び、白金粉末を含む。
【0029】 造影剤は水に不溶解である(例えば、水溶解性が20℃で0.01mg/mlより小さい
)。
【0030】 用語“生物学的適合性溶媒”は、生物学的適合性ポリマーが溶解可能であり、
使用される量では実質的に無毒である哺乳類の少なくとも体温では有機材料溶液
を称するものである。適当な生物学的適合性溶媒は、例として、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルスルホキシドの類似体/同族体、エタノール、アセトン、エチ
ルラクテート等を含む。使用する水の量が分解されたポリマーが血液と接触する
際に沈殿するほどに十分に少ないならば、生物学的適合性溶媒との水性混合物を
用いることができる。生物学的適合性溶媒はジメチルスルホキシドであるのが好
ましい。
【0031】 ポリマー沈殿物において封入される造影剤に関連して用いられる“封入”は、
カプセルが薬剤を封入するのと同様に、沈殿物内に造影剤を物理的に捕捉するこ
とを意味しない。むしろ、この用語は、一体に凝集した沈殿物が個々の成分に分
離しないことを意味するものとして使用する。
【0032】 “生物学的適合性プレポリマー”は、体内で重合してポリマーを形成し、患者
の体内で使用するときに使用される量では非毒性で実質的に非免疫性であり、か
つ、血液中で実質的に不溶解性の材料のことを称するものである。適当な生物学
的適合性プレポリマーには、例えば、ウレタン、シアノアクリレート(cyanoacr
ylate)10,11,12、(C1−C6)ヒドロキシアルキル、(C1−C6)アルカアク
リレート(alkacrylate)(例えば、ヒドロキシエチルメタクリレート)、シリ
コーンプレポリマー等を含む。プレポリマーはモノマーでも反応性オリゴマーで
もどちらでもよい12。生物学的適合性プレポリマーは、体内で使用するときに、
抗炎症性反応を生じないのが好ましい。
【0033】 “放射性同位体”は、自然に生ずるあるいは人工的に生ずる、核医学で従来用
いてきた水不溶解性放射性同位体のことを称するものである。その例としては、
イットリウム、イリジウム、金、ヨウ素、セシウム、コバルト60、コバルト55、
コバルト56、コバルト57、マグネシウム、鉄55、リン及びストロンチウムを含む
。核医学での使用において現在生成される他の放射性核種には、例えば、ルビジ
ウム、ビスマス、ガリウム、臭素、セシウム、セレニウム73、セレニウム72、ヒ
素、パラジウム、鉛、インジウム、鉄52、ツリウム、ニッケル、亜鉛、銅、タリ
ウム及びヨウ素を含む。これらの各同位体は、従来周知の標準技術によって作る
ことができる。また、溶解性あるいは水と反応可能な放射性同位体は通常、水に
不溶解性の塩として用いられる。塩としては、例えば、アセテート塩、プロプリ
オネート(proprionate)塩等のような有機塩を含む。“放射性同位体”は、元
素同位体、無機塩、有機塩、それらの錯体及び/又は化合物を含むことは理解さ
れたい。
【0034】 一実施形態では、放射線不透過性であるように十分に大きな原子番号を有する
放射性同位体は、放射性源及び螢光透視法での検出用の水不溶解性造影剤として
用いることができる。
【0035】 他の実施形態では、独立した非放射性造影剤を放射性同位体と共に用いる。
【0036】 “吸収ドーズ”あるいは“放射性ドーズ”は、AVMを治療する際に、主治腫
瘍遺伝学者が通常用いる放射性のドーズのことを称する。放射性ドーズは、以下
のような単位で与えれるように、単位質量あたりに蓄積するエネルギーで定義さ
れる:1Gray(Gy)=1J/kg。以前は、放射線療法の標準単位は1rad(1Gy=100rad
)だった。
【0037】 本発明の方法で用いるポリマーあるいはプレポリマー組成物はまず、従来法に
よる放射性薬剤なしで準備するのが好ましく、各組成物を付加し、組成物全体が
実質的に均一になるまで一緒に混合する。放射性組成物の例はグレフら15が述べ
ている。
【0038】 例えば、プレポリマーは、ポリマー組成物の有効濃度を実現するのに十分な量
の生物学的適合性ポリマーを生物学的適合性溶媒に付加することによって作るこ
とができる。ポリマー組成物は、ポリマー組成物の全重量をもとにして約2.5重
量%から約8.0重量%、好適には、約4重量%から約5.2重量%の生物学的適合性
ポリマー組成物を含む。必要なら、ゆるやかな加熱及びかき混ぜを、例えば、50
℃で12時間、生物学的適合性ポリマーを生物学的適合性溶媒に分解させるために
用いてもよい。
【0039】 独立して非放射性造影剤を用いると、完全な組成物の有効濃度を実現するのに
、十分な量のこの造影剤を生物学的適合性溶媒に付加する。組成物は、全造影剤
(非放射性造影剤と放射線不透過性放射性同位体とを合わせたもの)の約7重量
%から約40重量%、好適には、約14重量%から約30重量%、さらに好適には約22
重量%を備えるのが好ましい。
【0040】 生物学的適合性溶媒は、組成物の全重量をもとにした約40重量%から約90重量
%、好適には、約50重量%から約90重量%を備えるのが好ましい。
【0041】 水溶解性非放射性造影剤を用いると、造影剤は生物学的適合性溶媒で不溶解で
あり、できた懸濁液を均一にするためにかき混ぜを行う。
【0042】 水不溶解性非放射性造影剤を用いると、造影剤は通常、非水溶媒を含む溶液で
溶解性であり、組成物を均一にするためにかき混ぜを行う。懸濁液の形成を促進
するために、水不溶解性非放射性造影剤の粒子サイズを約10μm以下、好適には
、約1μmから約5μm(例えば、平均サイズ約2μm)に維持するのが好ましい
【0043】 一実施形態では、10μmより小さい粒子サイズの非放射性造影剤を、例えば、
分別によって作る。このような実施形態では、約20μmより小さい平均粒子サイ
ズを有する、タンタルのような非放射性水不溶解性造影剤を、好適にはクリーン
環境でエタノール(絶対)のような有機液体に付加する。できた懸濁液のかき混
ぜの後約40秒すると、大きな粒子ほど速く沈殿する。有機溶液の上部を除去して
、粒子から液体を分離すると、光学顕微鏡で確認されるサイズの粒子は減少して
いる。このプロセスは、所望の平均粒子サイズに達するまでには任意に繰り返す
【0044】 成分の生物学的適合性溶媒への付加の特定の順序は重要ではなく、組成物を均
一にするのに必要なら、できた懸濁液のかき混ぜを行う。組成物の混合/かき混
ぜは常圧下で無水雰囲気で行う。できた組成物は加熱殺菌され、好適には、シー
ルされたボトルあるいは瓶内に必要になるまで保管する。
【0045】 ここで引用した各ポリマーは購入可能であり、従来周知の方法により作ること
ができるものである。例えば、ポリマーは、必要ならばポリマー組成物生成のた
めの重合触媒あるいは重合開始剤を用いて重合化を誘起するラジカル、熱、UV
、γ線照射、あるいは電子ビームのような従来の方法によって容易に作ることが
できる。特定の方法の重合化である必要はなく、用いられる重合法は本発明を構
成するものではない。
【0046】 生物学的適合性溶媒での溶解度を維持するために、ここに記載するポリマーは
架橋でないことは好ましい。
【0047】 ポリマー組成物は、完全なポリマー組成物に対して有効な濃度を達成するため
に、液体(例えば、液体プレポリマー)で使用する十分な量の非放射性造影剤を
付加することによって作ることができる。全造影剤(非放射性造影剤と放射線不
透過性放射性同位体とを合わせたもの)は、組成物の全重量をもとに約7重量%
から約40重量%、好適には約14重量%から約30重量%、さらに好適には約22重量
%のプレポリマー組成物を有するのが好ましい。
【0048】 生物学的適合性プレポリマー組成物で不溶解性の非放射性造影剤を使用すると
き、できた懸濁液を均一にするためにかき混ぜを実施する。懸濁液の形成を促進
するために、非溶解性放射性造影剤の粒子サイズは約10μm以下、好適には、約
1μmから約5μm(例えば、平均サイズ約2μm)に維持するのが好ましい。
【0049】 プレポリマーが液体(シアノアルキレート(cyanoarcylate)あるいはシリコ
ーンの場合のように)であるときは、生物学的適合性溶媒の使用は必要不可欠と
いうものではないが、組成物における適当な粘度、適当な硬化時間等を有するの
が好ましい。使用するとき、生物学的適合性溶媒は、プレポリマー組成物の全重
量をもとに約30重量%から約90重量%、好適には約60重量%から約80重量%の生
物学的適合性プレポリマー組成物を有するのが好ましい。生物学的適合性溶媒を
用いるときは、sプレポリマー組成物は通常、組成物の全重量をに対して約10重
量%から約50重量%のプレポリマーを有する。
【0050】 適当な溶媒には、シアノアルキレートについてはヨード化大豆油又はけし油、
ヒドロキシエチルメタクリル酸塩(hydroxyethyl methacrylate)のようなヒド
ロキシアクリル(hydroxyacrylic)については水が含まれる。このような場合に
は、油は、プレポリマーのキャリヤ、造影剤、及び重合時間調節剤として作用す
る。他の溶媒には、シリコーンと共に使用するのが好ましいヘキサメチルジシロ
キサン(hexamethyldisiloxane)が含まれる。
【0051】 特に好適な実施形態では、プレポリマーはヨード化油と1:1の比で用いられる
のが好ましいシアノアルキレートである。そのように用いるときは、シアノアル
キレート接着剤は、20℃で約5センチポウズから約40センチポウズの粘度を有す
るように選択される。
【0052】 放射性同位体は、臨床医への放射線照射を低減するために、患者へ組成物を投
与する直前に完全な組成物を付加するのが好ましい。好適な実施形態では、放射
性同位体はイリジウム、金、ヨウ素、セシウムあるいはコバルトである。放射性
同位体及びその放射能は、患者のAVMのサイズ及びその位置によって選択する
のが好ましい。この材料は、通常蛍光透視法によって、組成物の配置において、
AVMの少なくとも一部の除去あるいは消滅を起こすのを促進する全造影剤の一
部として用いてもよい。
【0053】 特別な患者に用いる治療のための放射線量は当然、主治臨床医の判断に依存し
、核医学の専門家な判断は、患者のAVMの種類及び深刻度、年齢、患者の放射
線治療による副作用、放射線治療による毒性及び/又は副作用等に依存する。
【0054】 いかなる場合においても、この実施形態では、AVMの少なくとも一部を除去
し、AVMの再成長を防止するのに十分なレベルの放射線を用いる。
【0055】 上述の観点では、ここに記載する組成物は、約0.1μCiから約35μCiの放射能
含有量を有する約0.1重量%から約35重量%の水不溶解性の放射性同位体を有す
るのが好ましい。他の好適に実施形態では、放射性同位体の量及び放射能含有量
は、約3-30Gray(Gy)からの哺乳類での移植サイトに蓄積するイオン化放射線量
を与えるのに十分である。
【0056】 本発明の方法で作った固形塊は患者内に永久的に配置する。
【0057】 方法 上述の組成物は、哺乳類でのAVMの治療に使用できる。治療プロトコルは、
AVMの評価を含み、AVMの治療に要する全放射能を決定し、組成物を運搬す
る血管のサイトを決定するものである。これらの各ステップは従来周知である。
【0058】 ポリマー組成物を体内に導入すると、生物学的適合性溶媒は、体液内へ、また
、水に非溶解のポリマーであってそれに封入された放射性同位体及び非放射性水
不溶解性の造影剤である固形の非移動性の沈殿物又は固形塊へ、迅速に拡散して
いく。いかなる理論に限定されることなく、体液に接触すると、軟らかいゲルか
らスポンジ状固形沈殿物あるいは固形塊が形成されるのを理解されたい。
【0059】 プレポリマー組成物を体内に導入すると、プレポリマーがその場で迅速に(好
適には15分で、さらに好適には5分以下で)重合し、固形の非移動性塊は、水に
非溶解のポリマーであってそれに封入された放射性同位体及び非放射性水不溶解
性の造影剤である。
【0060】 いずれの場合でも、固形非移動性放射性塊がAVMで形成して、少なくともA
VMの一部を塞栓する。また、組成物で使用する放射線はAVMのさらなる削除
につながり、新しい血管の新脈管形成を抑制する。
【0061】 効用 ここに記載する組成物はAVMの除去の際に有用である。組成物が、公知の血
管内カテーテル法によってAVMへつながるかあるいはAVM内の血管のサイト
に運ばれ、また、血管のサイトを塞栓し、それによってAVMの少なくとも一部
を除去するのに十分な量で用いる。また、運ばれる組成物で用いる放射線のレベ
ルは、AVMの少なくとも一部をさらに除去し、また、AVMの再成長を抑制す
るのに十分である。本発明での低ドーズの放射線の体内への運搬は、体内のサイ
ト特定領域への一様な投下を可能とし、それによって、最小の付随ダメージと共
に長期的な効果を与えるものである。また、使用される放射線が比較的低ドーズ
であるので、主治臨床医への放射線の被曝も低く、最小の遮蔽あるいは遮蔽全く
なしで組成物をより容易に扱うことが可能となる。さらに、AVMの治療が必要
な人や他の哺乳類でのこれらの組成物の使用を発見したものである。
【0062】 以下の例は、クレームした発明を例示するものであるが、それに限定するもの
ではない。
【0063】 特に述べなければ、温度は全て℃である。また、これらの例や他において、以
下の略称は以下の意味を有する: cc=立方センチメートル DMSO=ジメチルスルホキシド EVOH=エチレンビニルアルコールコポリマー g=グラム Gy=グレイ(放射線のドーズの単位:1Gy=1 J/kg=100 rads kg=キログラム mg=ミリグラム mL=ミリリットル ppm=100万分の1 μCi=マイクロキュリー μm=ミクロン
【0064】 例1 この例の目的は、本発明で有用なポリマー組成物の生成を証明することである
。これらの組成物は、組成と体内での運搬についての適応性との適合(一致)性
を例示するために“コールド(cold)”同位体を用いて生成した。“ホット(ho
t)”組成物も同様に生成できることは理解されたい。
【0065】 特に、EVDHポリマー組成物は以下のように生成した:組成 0.396gEVDH(48モル%エチレン); 1.485g微粉化タンタル; 4.95mLDMSO
【0066】 50℃でポリマーを分解後、3ccのこの組成物を0.03gイリジウム粉末(米国ウ
ィスコンシン州ミルウォーキー、アルドリッチケミカル社性製、カタログ番号20
968-6、純度99.9%、25μm以下でスクリーニングしたもの)に付加して、(“
コールド”あるいは非放射性)0.4重量%のイリジウムを含む懸濁液を作成した
。できた組成物を約4分間揺動し、不溶解性材料を分散する。直ちに、1cc注射器
を用いて21ゲージ針を通して0.8ccの懸濁液を吸い上げた。次いで、3回の0.1ア
リコートを約37℃で維持した過剰な通常塩水に注入して沈殿物を生成する。塩水
を約10分間かき混ぜ、沈殿物を内部/外部軟度(consistency)について検査し
た。それぞれの場合に、塩水に固形一様沈殿物が生成した。
【0067】 上述のような手順を2回繰り返した。最初の例では、タンタル粉末量を14重量
%に変え、イリジウム粉末量を6重量%まで増加した。第2の例では、タンタル
粉末を組成物から除去し、イリジウム量を約20重量%に調整した。それぞれの場
合に、タンタル/イリジウムの全量は約20重量%だった。
【0068】 塩水への注入の際に、いずれの組成物も固形均一沈殿物を提供した。
【0069】 例2 この例の目的は、本発明で有用なプレポリマー組成物の生成を証明することで
ある。これらの組成物は、組成と体内での運搬についての適応性との適合(一致
)性を例示するために“コールド(cold)”同位体を用いて生成した。“ホット
(hot)”組成物も同様に生成できることは理解されたい。
【0070】 特に、イリジウム非放射性粉末500g(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー
、アルドリッチケミカル社性製、カタログ番号20968-6、純度99.9%、25μm以
下でスクリーニングしたもの)を、20重量%のイリジウムを備える組成物を得る
ための安定剤として100ppmのSO2を含む2gのnブチルシアノアルキレートに付
加することによって、シアノアルキレートプレポリマー組成物を作成した。イリ
ジウムは混合後数秒内に沈殿し、一定の静かなかき混ぜを要した。この点では、
高めの粘度シアノアルキレート組成物(例えば、シアノアルキレートオリゴマー
)をイリジウムの懸濁時間を延長するのに用いることができ、あるいはまた、よ
り小さめの粒子サイズのイリジウムを用いることができる。
【0071】 混合物は、混合後一時間、及び、12日後に評価したたときには、重合未熟のサ
インがない液体が残り、それによって、イリジウムはこの組成物に適合すること
が証明された。
【0072】 約0.2ccのこの組成を21ゲージ針を介して1cc注射器に取り出し、150ccの0.1N
のNaHCO3水溶液に注入し、組織環境を刺激し、プレポリマーを硬化した。注入の
際、容器の底に直ちに沈む3個の黒/灰色の小滴が形成された。シアノアルキレ
ートが十分硬化し、半硬化乾燥するのに約15分かかった。
【0073】 上述の手順をnブチルシアノアルキレートだけ(例えば、イリジウムなし)を
用いて繰り返し、シアノアルキレートはほぼ同じ時間で硬化し、イリジウムがシ
アノアルキレートと適合することが証明された。
【0074】 上述の手順では、シアノアルキレートプレポリマーについての硬化時間は、組
成物において用いた酸抑制剤の濃度を単に低減することによって、低減すること
ができる。また、これらの場合では、より少ない抑制剤を用いることによって、
硬化時間を15分以下にすることができる。
【0075】 例3 この例の目的は、哺乳類のAVMに例1又は例2のの組成物を運ぶ(デリバリ
ー)する方法を例示することである。この例では、ブタを用い、AVMモデルと
して認識された脳の怪網(rete mirabele)血管を用いる。
【0076】 特に、この例での使用について雄のブタ(25kg)を選んだ。このときに、上述
の例1で説明した0.4%イリジウム組成物0.1mL(イリジウムが15μCiの放射能含
有を有し、注射器の充填及び注入の直前に付加される)を均一性を確保するため
に揺動し、次いで、1cc注射器内に入れる。EasyRiderTMカテーテルのような適合
性カテーテル(米国カリフォルニア州アーヴィンのマイクロセラピューティック
社製)を、蛍光透過法を用いて怪網近傍5mmの血管サイトに位置付け、適切な位
置付けを確保する。このカテーテルの位置づけは大腿骨アクセスにより、次いで
、頸動脈を介して咽頭動脈へのトラバースによって行った。次いで、約0.2mL
のこの組成物を血管系へ注入する。血管サイトへの導入の際に、ポリマーと造影
剤と血管で固化して血管の少なくとも一部を除去するイリジウムとを備える固形
一様沈殿物を形成する。これは、網全体への血流の欠如を視角化する造影剤の注
入によって確認される。
【0077】 30日以上をかけて、ブタのAVMに内部で運ばれる放射線量は約15Gyである。
【0078】 以上の記載から、当業者は組成物及び方法について様々な変形を想到するだろ
う。添付のクレームの範囲内から想起される全変形は本発明に含まれるものであ
る。
【0079】 参考文献 以下の出版物、特許及び特許出願は、上付き番号で本出願に引用される:1 1990年7月3日に特許されたタイトル“Biodegjnadable ln-Situ Formin
g Implants and Methods of Producing Same”のDunnらによる米国特許第4,938,
763 号明細書。2 1992年J. Neurosurg. 22:501-507頁にKinugasaらにより掲載されたタイ
トル“Direct Thrombois of Aneurysms with Cellulose Acetate Polymerl”の
文献。3 1993年に発行された“CANCER, Principles & PjnaCtice of Oncology”,
第4版、Volume 1, “Cancer Treatment” 545-548頁。4 1997年9月16日に特許されたタイトル“Novel Compositions for Use
in Embolizing Blood Vessels”のGreffらによる米国特許第5,667,767号明細書
5 1996年12月3日に特許されたタイトル“Cellulose Diacetate Composi
tions for Use in Embolizing Blood Vessels”のGreffらによる米国特許第 5.5
80,568号明細書。6 1995年J. Neurosurg. 83:34-41頁にKinugasaらにより掲載されたタイト
ル“Early Treatment of Subarachnoid Hemorrhage After Preventing Reruptur
e of an Aneurysm”の文献。7 1995年 Neurosurg. 36:661頁にKinugasaらにより掲載されたタイトル“P
rophylactic Thrombosis to Prevent New Bleeding and to Delay Aneurysm Sur
gery”の文献。8 1992年J. Neurosurg. 77:37-24頁にTakiらにより掲載されたタイトル“S
election and Combination of Various Endovascular Techniques in the Treat
ment of Giant Aneurysms”の文献。9 1997年2月19日に出願されたタイトル“Novel Compositions for Use
in Embolizing Blood Vessels”のEvansらによる米国特許出願第08/802,252号明
細書。10 1992年にCastaneda-Zunigaらにより発行された“Vascular Embolothera
py, Part 1 , 1:9-32頁、Wi11iams & Wilkins出版”に掲載されたタイトル“Int
erventional Radiology”の文献。11 1970年9月8日に特許されたタイトル“Method of Surgically Bonding
Tissue Togedher”のRabinowitzらによる米国特許第3,527,224号明細書。12 1971年7月6日に特許されたタイトル“Surgical Adhesive Compositio
ns”のHawkinsらによる米国特許第3,591,676号明細書。13 1990年J. Neurosurg. 23:387-391頁に0ndraらにより掲載された文献。
14 Ogilvyらによりhttp://neurosurgery.mgh.harvard.edu/v-s-93-4.1 に“Com
bined Modality Treatment in the Management of Brain Arteriovenous Malfor
mations (AVMs)”のタイトルで発表されたインターネット文献。15 1997年11月3日に出願されたタイトル“Radioactive Embolizing Com
positions”のGreffらによる米国特許出願第08/962,819号明細書。
【0080】 上記出版物、特許及び特許出願はすべて、各参考文献が全体として本明細書に
参考文献として特定してかつ個別に組み込まれたにものとして、同程度に本明細
書に参考文献として組み込まれている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/42 A61K 49/04 B 49/04 F K Z A61P 9/00 A61P 9/00 A61K 43/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C076 BB13 BB14 CC11 DD55 EE03 EE06 EE14 EE22 EE23 EE24 EE32 EE33 EE37 EE41 EE42 EE43 EE48 FF31 4C084 AA12 MA67 NA12 NA14 ZA362 4C085 GG02 HH05 JJ01 KB07 KB18 KB26 KB28 KB38 LL01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳類における動静脈奇形の治療方法であって: (a)生物学的適合性ポリマーと、生物学的適合性溶媒と、水に不溶解性の放
    射性同位体とを備えた流動性組成物を選択する段階と; (b)固形塊が形成され、それによってAVMの少なくとも一部が除去される
    という条件のもとで、AVMにつながるあるいはAVM内の一又は二以上の血管
    のサイトへ十分な量の前記組成物を注入する段階と;を備え、 さらにAVMを除去し、かつ、AVMの再成長を抑制するのに有効な量の放射
    性同位体を用いる方法。
  2. 【請求項2】 前記生物学的適合性溶媒が生物学的適合性溶媒はジメチル
    スルホキシド、エタノール、乳酸エチル、又は、アセトンから成る群から選択さ
    れた請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記生物学的適合性溶媒がジメチルスルホキシドである請
    求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記の水に不溶解性の生物学的適合性ポリマーが、生物分
    解性ポリマーと非生物分解性ポリマーとから成る群から選択された請求項1に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記生物学的適合性ポリマーが非生物分解性である請求項
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記非生物分解性ポリマーが、セルロースアセレート、エ
    チレンビニルアルコールコポリマー、ヒドロゲル、ポリアクリロニトリル、ポリ
    ビニルラセテート、セルロースアセレートブチレート、ニトロセルロース、ウレ
    タン/カーボネートのコポリマー、スチレン/マレイン酸のコポリマー、及び、
    それらの混合物から成る群から選択された請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記非生物分解性ポリマーが、エチレンとビニルアルコー
    ルとのコポリマーである請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記生物学的適合性ポリマーが生物分解性である請求項4
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記生物分解性生物学的適合性ポリマーが、ポリラクチド
    、ポリグリコリド、ポリカプロラクトン、ポリアンヒドリド、ポリアミド、ポリ
    ウレタン、ポリエステルアミド、ポリオルトエステル、ポリジオキサノン、ポリ
    アセタール、ポリケタール、ポリカーボネート、ポリオルトカーボネート、ポリ
    ホスファゼン、ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシバレレート、シュウ
    酸ポリアルキレン、コハク酸ポリアルキレン、ポリリンゴ酸、ポリアミノ酸、ポ
    リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリヒドロキシセルロース、キ
    チン、キトサン、コポリマー、そのターポリマー、ゼラチン、ファイブリン、コ
    ラーゲンから成る群から選択された線状高分子である請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記同位体が、イットリウム90、イリジウム192、金198
    、ヨウ素125、セシウム137、コバルト60、コバルト55、コバルト56、コバルト57
    、マグネシウム57、鉄55、リン32、ストロンチウム90、ルビジウム81、ビスマス
    206、ガリウム67、臭素77、セシウム129、セレニウム73、セレニウム72、ヒ素72
    、パラジウム103、鉛203、インジウム111、鉄52、ツリウム167、ニッケル57、亜
    鉛62、銅61、タリウム201、及びヨウ素123から成る群から選択された請求項1に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 非放射性造影剤を含む請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記非放射性造影剤が水に溶解できる請求項11に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 水に溶解性の非放射性造影剤は、メトリザミド、イオパ
    ミドール、イオサラメートナトリウム、イオドミドナトリウム、及び、メグルミ
    ンから成る群から選択された請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記非放射性造影剤が水に溶解できない請求項11に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 前記非放射性造影剤が、タンタル、酸化タンタル、硫酸
    バリウム、タングステン、金、白金粉末である請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記流体組成物が、約0.1マイクロキュリーから約35マイ
    クロキュリーの放射能含有量を有する約0.1重量%から約35重量%の水に不溶解
    性の放射性同位体を含む請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 哺乳類の動静脈奇形の治療方法であって: (a)生物学的適合性プレポリマーと、水に不溶解性の放射性同位体と、任意
    で生物学的適合性溶媒とを備えた流動性組成物を選択する段階と; (b)固形塊が形成され、その固形塊によってAVMの少なくとも一部が除去
    される条件のもとで、AVMにつながるあるいはAVM内の一又は二以上の血管
    のサイトへ十分な量の前記組成物を注入する段階と;を備え、 さらにAVMを除去し、かつ、AVMの再成長を抑制するのに有効な量の放射
    性同位体を用いる方法。
  18. 【請求項18】 シアノアクリレート、(C1−C6)ヒドロキシアルキル
    、(C1−C6)アルカアクリレート、及び、シリコーンプレポリマーから成る群
    から選択された請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記生物学的適合性プレポリマーはシアノアクリレート
    である請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記同位体が、イットリウム90、イリジウム192、金198
    、ヨウ素125、セシウム137、コバルト60、コバルト55、コバルト56、コバルト57
    、マグネシウム57、鉄55、リン32、ストロンチウム90、ルビジウム81、ビスマス
    206、ガリウム67、臭素77、セシウム129、セレニウム73、セレニウム72、ヒ素72
    、パラジウム103、鉛203、インジウム111、鉄52、ツリウム167、ニッケル57、亜
    鉛62、銅61、タリウム201、ヨウ素123、及びそれらの塩から成る群から選択され
    た請求項17に記載の方法。
  21. 【請求項21】 非放射性造影剤を含む請求項17に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記非放射性造影剤が水に溶解できる請求項21に記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 水に溶解性の非放射性造影剤は、メトリザミド、イオパ
    ミドール、イオサラメートナトリウム、イオドミドナトリウム、及び、メグルミ
    ンから成る群から選択された請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記非放射性造影剤が水に溶解できない請求項21に記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 前記非放射性造影剤が、タンタル、酸化タンタル、硫酸
    バリウム、タングステン、金、白金粉末である請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 哺乳類における動静脈奇形の治療方法であって: (a)生物学的適合性ポリマーと、前記ポリマーを溶解する生物学的適合性溶
    媒と、もし、前記溶媒が水を有するときに前記溶媒で用いる水の量が十分に少な
    くて分解したポリマーが血液に接触する際に沈殿するならば、前記生物学的適合
    性溶媒が少なくとも哺乳類の体温で有機材料液体を備える水に不溶解性の放射性
    同位体とを備えた流動性組成物を選択する段階と; (b)固形塊が形成され、固形塊によってAVMの少なくとも一部が除去され
    、固形塊が水不溶解性ポリマー及び放射性同位体を備えるような条件のもとで、
    AVMにつながるあるいはAVM内の一又は二以上の血管のサイトへ十分な量の
    前記組成物を注入する段階と;を備え、 さらにAVMを除去し、かつ、AVMの再成長を抑制するのに有効な量の放射
    性同位体を用いる方法。
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