JP2003506279A - 容易に開口可能な陳列用コンテナ - Google Patents

容易に開口可能な陳列用コンテナ

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JP2003506279A
JP2003506279A JP2001515209A JP2001515209A JP2003506279A JP 2003506279 A JP2003506279 A JP 2003506279A JP 2001515209 A JP2001515209 A JP 2001515209A JP 2001515209 A JP2001515209 A JP 2001515209A JP 2003506279 A JP2003506279 A JP 2003506279A
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イエルトン・ドナルド・ウイリアム
フェントン・ジェームス・ティー．
ブッチャ・マーク・アール．
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Procter and Gamble Co
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    • B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/54—Lines of weakness to facilitate opening of container or dividing it into separate parts by cutting or tearing
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Abstract

(57)【要約】 複数の物品（２１）の出荷、陳列およびそれに続く取り出し用のコンテナが開示されている。コンテナは、互いに向けて折り畳まれ、反対方向に伸長する二つのフラップを有する第一面を含んでいる。各フラップは、基端部と末端部を有している。フラップの末端部は、対向して配置され、その間にフラップ・ギャップ（Ｆ）を形成する。コンテナはさらに、二つの端部を有する脆弱線（Ｐ）を含んでいる。脆弱線の各端部は、フラップの末端部の少なくとも一つと近接配置されている。脆弱線は、そこから伸長して、フラップの一つと隣接する、コンテナの少なくとも一つのパネルを区切っている。脆弱線は、多数の切欠部とスキップを有する穿孔線を含んでいてもよい。脆弱線は、穿孔線に沿って引き裂くことによって取り除ける除去可能区分（９）を形成している。フラップの末端部間のフラップ・ギャップは、コンテナの除去可能区分を取り除くために手でアクセスするための開口部を提供する。前記コンテナを形成するのに使用されるカートン打抜き板も開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本発明は、複数の製品を出荷するために使用され、かつ場合によって個々の使
用に際して製品を陳列するのに好適な開口コンテナに転換されるコンテナに関す
る。さらに、本発明は、フラップ・ギャップと引裂き部を有するコンテナに関し
、この引裂き部を除去することにより、コンテナ内の物品を陳列し、取り出すこ
との両方ができる。さらに、本発明は、このタイプのコンテナのカートン打抜き
板に関する。
【０００２】 発明の背景 通常、厚紙カートン等のコンテナは、個別に包装されたり箱詰されたりしてい
る商品、たとえば消費製品のような複数の物品の箱詰めや、出荷するのに使用さ
れている。このようなコンテナが、コンテナの内容物へのアクセスを可能にする
ために容易に開口でき、かつ除去できるパネルを有していることが便利であり、
かつ望まれている。また、コンテナに必要な容積と強度を確保する一方、出来る
限り最小量の材料をコンテナ製造に用いることによって、このようなコンテナの
コストを節約することが、パッケージ技術において求められている。
【０００３】 当該技術分野において公知の一つのタイプのコンテナが、米国特許第４，９４
６，０４２号明細書（フェレリ（Ferreri）他、１９９２年、８月７日発行）に
記載されている。フェレリ（Ferreri）他は、二つのセクションに分離されてい
るパネル・トップ・フラップを有する出荷・陳列用カートンを開示している。パ
ネル・トップ・フラップは、パッケージの頂部中央において合致し、カートンを
形成するのに用いる材料の量に関して節約がなされている。さらに、フェレリ（
Ferreri）他では、カートンの内容物にアクセスするためにトップ・フラップ内
の切欠部を切断する別の操作が必要とされる。
【０００４】 本明細書に参照により取り込んでいる米国特許第５，６５７，８７２号（レフ
トウイッチ（Leftwich）他、１９９７年８月１９日発行）は、出荷・陳列用コン
テナを開示している。この出荷・陳列用コンテナは、トレイ部分と除去可能なカ
バー部分とを有している。また、カバー部分は、コンテナの内容物全体を包み込
んでいるため、材料コストの節約を行っていない。さらに、レフトウイッチ（Le
ftwich）他では、カバーを付けて、カートン上のカバーに脆弱線を設ける別の作
業が必要である。
【０００５】 さらに他のタイプのカートンが、米国特許第３，８９９，１２６号明細書（パ
ルマー（Palmer）、１９７５年８月１２日発行）に記載されており、この特許も
参照として本明細書に取り込んでいる。パルマー（Palmer）は、折り畳み線間で
、４５度の傾斜角度で伸長する一対の脆弱線を有するよう形成されたパネルを設
けたカートンを開示している。しかし、パルマー（Palmer）は、陳列用カートン
の内容物へのマルチ・パネル・アクセスを教示していず、さらに、カートンを製
作する際に使用される材料の量を最小限にする方法も教示していない。同様の例
が、米国特許第５，０１１，０２１号明細書（コルトラン（Coltrane）他、１９
９１年４月３０日発行）に記載されている。コルトラン（Coltrane）他は、一つ
の側部パネルを形成するコーナー部において分離線を有するカートンを開示して
いる。コルトラン（Coltrane）他もまた、カートンに対するマルチ・パネル・ア
クセスを提供する脆弱線を開示していず、当該技術分野で公知の材料の節約を行
っていない。
【０００６】 材料の節約は、フラップ・ギャップを使用することによって、コンテナまたは
カートン技術分野内で別々に実施されてきた。フラップ・ギャップは、共通パネ
ル上の対向するフラップ間に残されたスペースであって、当該フラップは互いに
向かって折り畳まれる。反対方向に折り畳まれるフラップの末端部は合致せずに
、コンテナの中身がフラップの末端部の間から見えるスペースを残している。こ
のようなフラップの末端部間のスペースは、フラップ・ギャップとして知られて
いる。このようなフラップ・ギャップによる節約は、商業的に成功を収めたＢＯ
ＵＮＴＹ（登録商標）紙タオル用出荷コンテナにおいて実施されている。しかし
、このようなコンテナは、購入場所において収納のためにコンテナの中身を取り
出そうとする職員または消費者が、コンテナの内容物に明確で予め定められたア
クセスを行うことを許容していない。
【０００７】 以上に述べたように、当該技術分野において、容易で便利なマルチ・パネル・
アクセスと、場合によって隣接するパネルの継ぎ目におけるマルチ・パネル・ア
クセスが行えると共に、材料の節約が可能な出荷コンテナを提供することが求め
られ続けている。さらに、平行六面体形状コンテナの２〜５個のパネルの何処に
でもアクセスが可能な柔軟性を有するマルチ・パネル・アクセスを備えること望
まれる。このような要望は、本発明のコンテナおよびカートン打抜き板によって
満たすことができる。
【０００８】 発明の概要 本発明は、複数の物品の出荷、陳列、およびそれに続く取り出し用のコンテナ
またはカートンを提供している。コンテナは、通常、コンテナの頂部であって、
互いに向かって折り畳まれる二つの反対方向に伸長するフラップを有する第一面
を含んでいる。これらフラップの各々は、基端部と末端部とを有している。フラ
ップの末端部は、対向して配置され、その間にフラップ・ギャップを形成してい
る。コンテナは、さらに、二つの端部を有する脆弱線を含んでいる。脆弱線の各
端部は、フラップの末端部の少なくとも一つに対して近接配置されている。脆弱
線は、フラップの末端部から伸長して、フラップの一つに隣接しているコンテナ
の少なくとも一つのパネルを区切っている。コンテナの区分は、脆弱線に沿って
引きちぎられて、その中の複数の商品を露出させ、商品がコンテナから取り出さ
れるのを可能にする。本発明は、また、ここに記載したコンテナが形成されるカ
ートン打抜き板を提供している。
【０００９】 発明の詳細な説明 図面を参照すると、図１は、本発明の一つの好ましい実施例のカートン打抜き
板３を示している。カートン打抜き板３は、第一側部パネル１０と、前部パネル
１５と、第二側部パネル２０と、後部パネル２５とを含む。
【００１０】 第一側部パネル１０は、折り畳み線３１と５１にそれぞれ沿った第一側部パネ
ル・トップ・フラップ３０と第一側部パネル・ボトム・フラップ５０と一体的に
形成されている。前部パネル１５は、折り畳み線１４に沿って第一側部パネル１
０に接続され、折り畳み線３６と５６にそれぞれ沿って前部パネル・トップ・フ
ラップ３５と前部パネル・ボトム・フラップ５５に一体的に形成されている。第
二側部パネル２０は、折り畳み線１６に沿って前部パネル１５に接続され、折り
畳み線４１と６１にそれぞれ沿って第二側部パネル・トップ・フラップ４０と第
二側部パネル・ボトム・フラップ６０に一体的に形成されている。後部パネル２
５は、折り畳み線１８に沿って第二側部パネル２０に接続され、折り畳み線４６
と６６にそれぞれ沿って後部パネル・トップ・フラップ４５と後部パネル・ボト
ム・フラップ６５に一体的に形成されている。カートン打抜き板３は、さらに、
折り畳み線１１に沿って第一側部パネル１０に一体的に形成されている側部フラ
ップ１２を有しているのが好ましい。側部フラップ１２は、中空のスリーブを形
成するように、第一側部パネル１０を後部パネル２５に固着するために設けられ
ている。
【００１１】 本発明の好ましい実施例において、コンテナは、図２に示したように、フラッ
プが互いに向かって折り畳まれて面７を形成する際、トップ・フラップ３０と４
０間にフラップ・ギャップＦを有するような形状に形成されている。何れの特定
の形成においても、図１および図２において文字Ａで示したトップ・フラップ３
０と４０の幅は、フラップ・ギャップＦの幅を提供する一つの要素である。フラ
ップ・ギャップＦの幅は、約５．１〜１５．２センチメートル（２〜６インチ）
の範囲内にあり、好ましくは約１０．２センチメートル（４インチ）である。
【００１２】 図２を特に参照すると、二つの別々のフラップ・ギャップを設けることができ
る。第一フラップ・ギャップは、トップ・フラップ３０と４０が折り畳まれてそ
の間に形成され、第二フラップ・ギャップはトップ・フラップ３５と４５の折り
畳みによって同様に形成される。フラップ・ギャップは異なって配向され、好ま
しくは互いに対して９０度の角度を有するのが好ましい。この形状のコンテナは
平行六面体である。
【００１３】 本発明の利点を提供する他の特徴は、コンテナが形成されている材料内の脆弱
線Ｐである。脆弱線Ｐは、第一側部パネル・トップ・フラップ３０の末端部近傍
から始まり、コンテナ６の周りを通って、第二側部パネル・トップ・フラップ４
０の末端部近傍で終結している。例えば、図１および図２に示した好ましい実施
例において、脆弱線Ｐは、第一垂直折り畳み線１４から距離Ｂだけ離間している
第一側部パネル・トップ・フラップ３０の末端付近から始まり、第一側部パネル
・トップ折り畳み線３１の付近まで伸長して、第一垂直セクション３２を形成し
ている。（距離Ｂは、前部パネル幅Ａとほぼ等しいのが好ましい。）脆弱線Ｐは
、さらに、通常、第一側部パネル・トップ折り畳み線３１に沿って、第一垂直折
り畳み線１４付近まで伸長し、第一水平部３３を形成している。さらに、脆弱線
Ｐは、好ましくは前部パネルＥの高さよりも短い距離にて第一垂直折り畳み線１
４に通常沿って伸長し、第二垂直部１３を形成している。その後、脆弱線Ｐは、
横方向に前部パネル１５に沿って、選択的には前部パネル１５に亘って第二垂直
折り畳み線１６付近まで伸長し、横方向セクション１９を形成している。さらに
、脆弱線Ｐは、通常折り畳み線１６に沿って、第二側部パネル・トップ折り畳み
線４１付近まで伸長して、第三垂直セクション１７を形成し、通常距離Ｂにおけ
る第二側部折り畳み線４１に沿って伸長し第二水平セクション４３を形成してい
る。最後に、脆弱線Ｐは、第二側部パネル・トップ・フラップ４０の末端部近傍
まで続いて、第四垂直セクション４２を形成している。（垂直または水平セクシ
ョンは、図面を見た時のセクションの位置を意味している。）
【００１４】 図１に示したカートン打抜き板３は、中空のスリーブを形成するようにフラッ
プ１２を後部パネル２５に接続することによって、図２に示したような閉鎖され
たコンテナ６に形成されることが好ましい。この接続は、接着剤、ホッチキス針
、熱接着、超音波接着、または、当該技術分野の他の公知の手段によって行うこ
とができる。前部パネル・ボトム・フラップ５５と後部パネル・ボトム・フラッ
プ６５は、その後、９０度の角度で内側に折り畳まれ、好ましくは、接着材が塗
布され、続いて、前部ボトム・パネル・フラップ５５および後部ボトム・パネル
・フラップ６５と接続されるように、第一側部パネル・ボトム・フラップ５０と
第二側部パネル・ボトム・フラップ６０とが折り畳まれる。前部パネル・トップ
・フラップ３５と後部パネル・トップ・フラップ４５は、９０度の角度で内側に
折り畳まれ、好ましくは接着剤が塗布され、続いて、第一側部パネル・トップ・
フラップ３０と第二側部パネル・トップ・パネル４０を、フラップ３５と４５の
上に折り畳んで接触させ、それらに接合させ、このようにして、フラップ３５と
４５の対向して配置された末端縁部間にフラップ・ギャップＦを形成する。なお
、上述したフラップはどのような順序でも折り畳むことができ、その順序に応じ
て接着剤を塗布することができる。例えば、図１４および図１５で描かれている
ように、第一側部パネル・トップ・フラップ３０と第二側部パネル・トップ・パ
ネル４０を先ず折り畳み、そこに接着剤を塗布し、その後、前部パネル・トップ
・フラップ３５と後部パネル・トップ・フラップ４５を折り畳んで接合させるこ
とができる。さらに、接着剤は、折り畳み工程のどのステップ中のどの時点でど
のフラップにでも塗布することが可能である。また、前述のフラップを組み立て
た状態で接合させるために、どのような適当な手段を用いることもできる。例え
ば、テープ、ホッチキス針、熱または超音波接着、接着剤等の手段があるが、こ
れらの内、ホットメルト接着剤が一般的に好ましい。図２は、完全に折り畳んだ
状態のコンテナ６を描いている。
【００１５】 図３で示したように、その中の製品にアクセスするためにコンテナ６を開ける
には、購入場所で在庫するためにコンテナの中身を取り出したり、あるいは、陳
列のために製品の入ったコンテナを配置する者または消費者が、ギャップ・フラ
ップ領域Ｆ内の前部パネル・トップ・フラップ３５を把持して、セクション３２
および４２、３３および４３、１３および１７、および１９として示されている
脆弱線Ｐに沿って前部パネル除去可能区分８が引き裂かれて自由になるように、
上方に引っ張る。
【００１６】 前部パネル除去可能区分８は、様々な経路によって形成された多くの形状を有
することができ、これら経路は、好ましくは、第一側部パネル・トップ・フラッ
プ３０の末端部付近から始まり、コンテナ６の周りを通って第二側部パネル・ト
ップ・フラップ４０の末端部近傍で終結する脆弱線Ｐの形をとることができる。
例えば、図４〜図１６は、脆弱線Ｐが辿ることのできる様々な経路の幾つかを示
している。図４は、フラップ接合部７９、８０付近からコーナー部７７、７８近
傍まで、それぞれ伸長するセクション７５、７６を有する脆弱線Ｐを描いている
。フラップ接合部７９、８０は、それぞれ、前部パネル・トップ・フラップ３５
と第一および第二側部パネル・トップ・フラップ３０、４０の末端部との交点内
に位置している。
【００１７】 コーナー部７７、７８は、折り畳み線１４、３１、３６と折り畳み線１６、４
１、３６を交わらせることによって形成されている。さらに、脆弱線セクション
７５、７６は、第一および第二側部パネル・トップ・フラップ３０、４０だけで
なく前部パネル・トップ・フラップ３５内にも伸長している。
【００１８】 図２に示したように、前部パネル１５の部分的高さまで折り畳み線１４、１６
にそれぞれ沿って伸長している第二および第四垂直セクション１３、１７の他の
実施例では、垂直セクション１３、１７は、図５に示したように、前部パネル１
５の高さいっぱいまで伸長することができる。さらに、第二および第三垂直セク
ション１３、１７は、折り畳み線１４、１６に沿って伸長していなくてもよく、
例えば図６、図７に示したように、前部パネル１５内に伸長したり、あるいは、
図８、図９および図１０に示したように、第一、第二側部パネル１０、２０内に
伸長することもできる。垂直セクション１３、１７の高さと位置によって、横方
向セクション１９は、図２に示したように、折り畳み線５６の上方を伸長したり
、図５に示したように折り畳み線５６に実質的に沿って伸長したり、あるいは、
図１０に示したように、箱の底部内で伸長することができる。
【００１９】 前述した脆弱線Ｐの他の経路を、コンテナの反対側に忠実に形成することがで
き、その中で、除去可能区分が例えば図１１に示したような後部パネルを含んで
いることを注目しなければならない。また、除去可能区分は、前部および／また
は後部パネルだけではなく、パネルの部分幅または全幅を有する一つまたは二つ
の側部パネルを含むことができる。例えば、図１２では、第一側部パネル１０の
部分幅を含む除去可能区分９が描かれており、図１３では、第二側部パネル２０
の全幅を含む除去可能区分９Ａが示されている。
【００２０】 脆弱線Ｐは、好ましくは、時期尚早な破裂を起こすことなくコンテナの出荷や
取り扱いに耐えるのに十分な強度を有する一方、除去可能区分が取り外される時
に開口を容易にして、相応にはっきりと示された開口部を残すために、十分に裂
け易く形成されている。図３に、除去可能区分の例が、区分９として示されてい
る。脆弱線Ｐの各セクションは、複数の連続した穿孔を含んでいるのが好ましい
。（脆弱線Ｐの他の例として、スリット、化学的または機械的に脆弱化された領
域等がある）。各穿孔は、スキップが後続する切欠部を含んでいるのが好ましい
。切欠部は、材料の厚さを貫くあるいは実質的に貫く一つの貫通部または一連の
貫通部である。スキップは、材料内の切断されていない長さである。脆弱線Ｐの
各セクションは、切欠部で始まり、終結しているのが好ましく、セクションは切
欠部によって互いに接続されているのが好ましい。脆弱線Ｐは、如何なる形状と
サイズを有していてもよい切欠部とスキップを含んでいる。例えば、切欠部とス
キップは直線状でも曲線状でも良く、切欠部とスキップの適切な長さは、切欠部
では約０．６３５〜約２．５４センチメートル（４分の１〜１インチ）で、スキ
ップでは約０．１５９〜約０．９２３センチメートル（１６分の１〜８分の３イ
ンチ）である。好ましい長さは、切欠部では約１．２７センチメートル（２分の
１インチ）で、スキップでは０．４７６センチメートル（１６分の３インチ）で
ある。
【００２１】 図３は、部分的に積載された構成のコンテナ６、つまり、コンテナの内側に複
数の製品２１を有する状態のコンテナ６が描かれている。図３に示したように、
製品２１は、整頓された状態で、コンテナ６の内部にぴったりと詰められている
のが好ましい。コンテナ６は、コンテナの全内側容積よりも少なければどのよう
なサイズの製品をどのような適切な向きにでも詰めることができるが、特に、コ
ンテナの高さＥと相応に等しい高さを有する製品を入れるのに適している。ここ
で用いている用語「製品」の意味は、個別の商品だけではなく、液体、粉体、粒
状、微粒状、または不連続な形状の一つもしくは複数の製品を収容する個々のコ
ンテナも含んでいる。従って、本発明によるコンテナは、単一の個別の製品を収
納することもできるが、特に、それら自身が個々の製品のコンテナである複数の
製品を収容するのに適している。
【００２２】 ここに示した幾つかの図において、コンテナ６は、収納する一つまたは複数の
特定の製品に応じて、どのような所望の寸法にでも形成することができる。さら
に、コンテナの大きさは、製品の大きさと所望の全体的コンテナ形状に適するよ
うに、必要に応じて変化させることができる。さらに、前述のコンテナは、対称
的フラップ（フラップが同じサイズを有している場合）または非対称的フラップ
（フラップが異なったサイズを有している場合）を含んでいてもよい。フラップ
が非対称的である場合には、フラップ・ギャップは、コンテナの中央部からずれ
ている。さらに、フラップ・ギャップは、単一（非常に大きな）フラップとコン
テナの縁部との間に形成することもできる。
【００２３】 コンテナ６は、限定するものではないが、ここで図示したように、紙、厚紙（
段ボールと、そうでないもの）、木、金属、プラスチック、それらの組み合わせ
を含む広い範囲の適切な材料から形成することができる。強度、経済性、開口の
便利性の理由により、現在好ましいと考えられるコンテナ用材料は、本発明によ
ると、段ボール、例えば、５６．７キログラム（１２５ポンド）の重量の段ボー
ルがある。
【００２４】 本発明の特定の実施例および／または個々の特徴を図解および説明してきたが
、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、他の様々な変更や修正を行えるこ
とは当業者にとって明らかである。さらに、このような実施例および特徴の全て
の組み合わせが可能であり、それらによって本発明を好ましく実施することがで
きるのも明らかである。従って、添付のクレームは、本発明の範囲内でのこのよ
うな変更と修正の全てを包括するように意図したものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は平坦で折り畳まれていない状態のコンテナを表す本発明のカートン打抜
き板の一形態の平面図を示している。
【図２】 図２は本発明のコンテナを形成するように折り畳まれ閉鎖された状態にある図
１のカートン打抜き板の斜視図である。
【図３】 図３はその中の商品を陳列するために取り外される除去可能区分を有する図２
のコンテナの斜視図である。
【図４】〜
【図１５】 図４〜図１５は本発明のコンテナの他の実施例の斜視図を説明している。
【図１６】 図１６は図４に示されたコンテナのためのカートン打抜き板の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＢＺ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ， ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，Ｋ Ｅ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ， ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 イエルトン・ドナルド・ウイリアム アメリカ合衆国 ケンタッキー州，ヴィ ラ・ヒルズ，クレマー・レーン，2481 (72)発明者 フェントン・ジェームス・ティー． アメリカ合衆国 オハイオ州，ウエスト・ チェスター，ベケット・ポワント・ドライ ブ，8584 (72)発明者 ブッチャ・マーク・アール． アメリカ合衆国 オハイオ州，シンシナ チ，プロスペリティー・プレイス，4749 Ｆターム(参考） 3E060 AA03 AB05 BA02 BC02 BC04 CB16 CE05 CE07 CE15 CE18 CE22 CE30 CF05 DA14 DA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 出荷、陳列およびそれに続く複数の物品の内の少なくとも一つの取り出しのた
    めの、複数のパネルを有するコンテナであって、 第一面を含み、前記第一面は反対方向に伸長して互いに向かって折り畳まれる
    二つのフラップを有し、前記フラップの各々はそれぞれ基端部と末端部とを有し
    、前記フラップの前記対向して配置される末端部は互いに向かって配向され、か
    つ相互に間隔をおいて配置されてそれらの間にフラップ・ギャップを形成し、前
    記コンテナはさらに二つの端部を有する脆弱線を含み、各該端部は前記フラップ
    の前記末端部の少なくとも一つと近接配置され、前記脆弱線はそこから伸長して
    前記フラップの一つに隣接する、前記コンテナの前記複数のパネルの少なくとも
    一つを区切る、出荷・展示用コンテナ。
  2. 【請求項２】 前記反対方向に伸長するフラップが、第一対のフラップを含
    み、前記コンテナの前記第一面は、互いに向かって反対方向に伸長し、かつ間隔
    をあけて設けられた末端部を有して第二フラップ・ギャップをその間に形成する
    第二対のフラップをさらに含み、前記第二フラップ・ギャップは前記第一対のフ
    ラップによって形成された前記フラップ・ギャップを区切り、前記第一対のフラ
    ップと前記第二対のフラップは互いに重なりあって少なくとも二つの接合部を形
    成し、前記脆弱線が前記二つの接合部を区切っている、請求項１に記載のコンテ
    ナ。
  3. 【請求項３】 前記コンテナが、平行六面体形状で、前記第一面上の前記第
    一対および第二対のフラップは互いに対して９０度の角度に配向され、二対の接
    合部を形成し、前記脆弱線は一対の接合部の両端を区切っている、請求項２に記
    載のコンテナ。
  4. 【請求項４】 前記脆弱線が、前記接合部をコーナー部で区切っている、請
    求項１から３のいずれか１項に記載のコンテナ。
  5. 【請求項５】 前記脆弱線が、前記コンテナの少なくとも二つの隣接面を区
    切っている、請求項１から４の何れか１項に記載のコンテナ。
  6. 【請求項６】 前記対のフラップによって形成され対向して配置される二対
    の接合部と第二脆弱線を有し、前記第二脆弱線が、二つの対向して配置されてい
    る前記第二対の接合部の前記二つの接合部のそれぞれを区切っている、請求項３
    に記載のコンテナ。
  7. 【請求項７】 前記フラップ・ギャップが、約５．０８〜約１５．２４ｃｍ
    の範囲の幅を有する、請求項１から６の何れか１項に記載のコンテナ。
  8. 【請求項８】 前記脆弱線が、複数の連続穿孔セクションを含み、各穿孔セ
    クションがスキップが後続する切欠部を含む、請求項１から７の何れか１項に記
    載のコンテナ。
  9. 【請求項９】 出荷、陳列およびそれに続く複数の物品の取り出し用のコン
    テナに形成可能なカートン打抜き板であって、前記カートン打抜き板は、順番に
    第一側部パネルと、所定の幅を有する前部パネルと、第二側部パネルと、後部パ
    ネルとを有し、前記パネルは間隔をおいた折り畳み線によって共に接続され、前
    記パネルはスリーブを形成するように固着可能で、前記パネルの少なくとも一つ
    は、前記コンテナの底部を形成するのに適した前記パネルに折り畳み可能に接続
    されているボトム・フラップを有し、前記コンテナ打抜き板が、 （ａ）複数のトップ・フラップと、前記トップ・フラップが、それぞれ、折り畳
    み線によって前記第一側部パネルと前部パネルと第二側部パネルと後部パネルの
    内の一つに接続されて、前記トップ・フラップの各々は基端部と末端部を有し、
    前記複数のトップ・フラップは前記基端部と前記末端部との間に所定の幅を有し
    、前記幅は前記前部パネルの前記幅の約半分よりも小さく、 （ｂ）二つの端部を有する脆弱線と、前記脆弱線の各端部が、前記トップ・フラ
    ップの前記末端部の少なくとも一つと近接配置され、前記脆弱線がそこから伸長
    して前記カートン打抜き板の少なくとも一つの隣接パネルを区切り、を含むカー
    トン打抜き板。
  10. 【請求項１０】 前記脆弱線が、前記トップ・フラップの前記末端部の少な
    くとも二つと近接配置され、そこから伸長して少なくとも一つの隣接パネルを区
    切っている、請求項９に記載のカートン打抜き板。
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