JP2003505220A - 実物のような捩れミドリフ部を有する人形 - Google Patents
実物のような捩れミドリフ部を有する人形Info
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- A63H3/00—Dolls
- A63H3/36—Details; Accessories
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Landscapes
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Abstract
Description
された本体部分を有するように製造したファッション人形に関する。
る。ファッション人形の製造は、永年に亙って多少、変化しているが、全体とし
て、その全ては、関節接続された腕及び脚部と共に、頭部を支持する首部分を有
する胴部分すなわち主要本体を含む、比較的硬い成形プラスチック構成要素で出
来ており、これらの腕及び脚部の全ては、通常、比較的硬い成形プラスチックで
出来ている。殆どのファッション人形において、腕及び脚部は、人形に相互に交
換可能な色々な衣服で装うことを容易にし得るように動く。更に、殆どのファッ
ション人形は、座る、立上る又はうつ伏せになるというような、色々な姿勢をと
ることができるのに十分であるように関節接続されている。車、家、及びオフィ
スのような仕事場及びキャンパー等の装置を含む多岐に亙る協働する付属品もフ
ァッション人形と共に使用されている。
ルを利用する動作パターン及び人形が装うことができる、時として極めてファッ
ション性のある衣服である。ファッション人形の魅力の多くは、かかる衣服を使
用することを含む。驚くべきことではないが、ファッション人形を提供する玩具
業界の業者は、最新のスタイル及びファッションに調和し又は特定の選んだテー
マに合った衣服を利用可能にすべく努力することがしばしばである。ファッショ
ンの世界に定期的に登場する1つのスタイル又はファッションは、露出したミド
リフ部(midriff)又はスタイルを含む。かかる露出したミドリフスタイ
ルを利用することは、典型的なファッション人形にて露出される胴体部分が色々
な不自然な関節構造又は構造的な支持要素が見える点にてファッション人形の製
造を極めて困難にし、例えば、クブラン(Kublan)に対して発行された米
国特許第3,942,284号には、上方及び下方胴体部分に枢動可能に接続さ
れた1対の腕及び1対の脚部と共に、ボール継手により接続された上方胴体部分
及び下方胴体部分にて形成された胴体部分を利用する人形を有する、「7つの球
状胴体継手及び固着した3つの弾性部材により保持された5つの付属品を備える
人形(DOLL WITH SEVEN SPHERICAL TORSO J
OINTS AND FIVE APPENDAGES HELD BY TH
REE−SECURED ELASTIC MEMBERS)が記載されている
。単一の弾性部材が下方胴体部分から上方胴体部分を通って人形の頭内に伸びる
一方、第二及び第三の弾性部材は、対の腕と対の脚部との間にて伸長している。
2号は、ボールアンドソケット継手により互いに接続されたサブユニットから成
る「姿勢とり可能な人形(POSEABLE DOLL)」を記載している。サ
ブユニットを取り囲む外皮は、付属品をサブユニットのソケット内に挿入するこ
とで及び溝内にスナップ嵌めして外皮を人形に対して締め付ける締結具によって
、サブユニットに固着される。
には、互いに可動である上方及び下方胴体部分の構成要素を画定する人形の本体
を有し、その間の回転動作を許容し得るように胴体部分の構成要素を接続するこ
とを特徴とする「人形の継手(DOLL JOINT)」が記載されている。
には、回転取り付け具によって接続された上方及び下方胴体部分を有する、自然
の動作及び位置をとる人形の構造(DOLL CONSTRUCTION FO
R NATURAL MOVEMENTS AND POSITIONS)が記
載されている。人形の上方及び下方胴体部分及び人形の頭部の首への取り付け部
は、人形本体の高さに対し鋭角な角度を付けた回転面に対して回転可能である。
号には、人形の長手方向中心線に沿った直立の位置に支持可能な上方及び下方の
中空の胴体部材を有する、「枢動可能な胴体部材を備える人形の構造(DOLL
CONSTRUCTION WITH PIVOTABLE TORSO M
EMBERS)」が記載されている。人形の胴体部分は、人形の長手方向軸線か
ら約30°の角度を付けた軸線の周りで互いに対して枢動し得るようにされてい
る。
には、柔軟な外皮が人形の柔軟な頭部及び柔軟な胴体部分を覆う、関節接続式の
柔軟な人形の構造体アセンブリ(ARTICULATED SOFT DOLL
CONSTRUCTION ASSEMBLY)が記載されている。該胴体部
分は、首の接続部材が受け入れられる開口部が形成された繊維フィラー材料を覆
う第1外皮を有している。繊維材料が充填された柔軟な頭部を覆うため第2柔軟
な外皮カバーが使用されている。頭部の開口部及び第2柔軟な外皮カバーを通じ
て首のプラグが受け入れられる。
2号には、上方及び下方胴体部分がボールアンドソケット継手により接続された
、「関節接続式の腕及び傾動可能な上方胴体部分を有する玩具人形(TOY D
OLL HAVING ARTICLATED ARMS AND A TIL
TABLE UPPER TORSO)」が記載されている。上方胴体部分は、
その傾動動作を許容する回転軸によって下方胴体部分に接続されている。
,118号には、本体に埋め込んだ複数の硬い又は略硬い部材を有する「可撓性
の本体を有する人形(FLEXIBLE BODIED DOLLS)」が記載
されている。該硬い又は略硬い部材は、人形の支持骨格を形成し且つ人形及びそ
の支持部材を曲げることによって姿勢をとることを容易にする。
6号には、上方胴体部分と共に、角度付きの面を画定する下方胴体部分及び脚部
と、その間に相応する角度付きの面及び回転可能な継手を画定する腕及び頭とを
有する、「枢動可能な下方胴体部分を有する玩具人形(TOY FIGURE
WITH PIVOTAL LOWER TORSO)」が記載されている。こ
の玩具人形の上方及び下方部分がその周りで回転可動である角度付き面により、
人形が回転するとき、本体部分間の角度が変化する。
は、人形本体の首及び肩部に人形の頭をスナップ式に取り付け且つ枢動可能に支
持することを容易にする、「人形の頭部と本体との間のボール継手(BALL
JOINT BETWEEN DOLL HEAD AND BODY)」が記
載されている。
動物、鳥、昆虫、恐竜、人間の人形のモデルを作るのに適した玩具構造体セット
(TOY CONSTRUCTION SET)が記載されている。互いに交換
可能であるスナップ嵌めした複数のボールアンドソケット部材を有する骨格体は
、色々な型式の人形に適用することを容易にする。
功しているが、更に改良され、興味が持たれ、しかも実物のようなファッション
人形が依然として、当該技術分野にて不断に求められている。
とである。「露出したミドリフ」ファッション等と共に使用するのに適した実物
のような外観の旋回可能な胴体部分を有する改良されたファッション人形を提供
することが、本発明のより具体的な目的である。
接続され、下方に伸びる第1支持体を有する上方本体可動片と、1対の脚部及び
上方端縁を有する下方本体と、該下方本体に接続され且つ上方に伸びる第2支持
体を有する下方本体可動片と、上方本体可動片と下方本体可動片との間にボール
アンドソケット継手を形成し得るように第1及び第2支持体に接続され、下方端
縁と上方端縁との間にスペースが存在するように、第1及び第2可動片が上方及
び下方本体を支持する、ボールアンドソケット継手と、ボールアンドソケット継
手を取り囲み且つ上方端縁と下方端縁との間を伸びてスペースを亙る柔軟な弾性
材料で出来たミドリフ部とを備える人形が提供される。
ている。本発明は、その幾つかの図面において、同様の要素を同様の参照番号で
表示する添付図面に関する以下の説明を参照することでその更なる目的及び有利
な点と共に、最も良く理解することができる。
10で示してある。人形10は、上方部分12と、ミドリフ部20と、下方本体
17とを有する人形本体11を備えている。上方本体12は、前方部分23及び
後側部分24とで形成され且つ以下により詳細に説明する仕方にて1対の腕15
、16を支持する。同様に、下方本体17は、前面部分21及び後方部分22に
より形成され且つ以下により詳細に説明する仕方にて1対の脚部18、19を支
持する。ミドリフ部20は、継目26に沿って上方本体12に接続され且つ継目
25に沿って下方本体17に接続されている。上方本体12は、頭部コネクタ4
6を有する上方に伸びる首部13を更に画定する。説明の目的のため、典型的な
人形頭部14の下方部分は一点鎖点で示してある。頭部14は、従来の製造技術
(図示せず)に従って頭部コネクタ46に接続可能であることが理解されよう。
ック材料等にて製造したものであることが好ましい。前面部分23及び後方部分
22は、超音波溶接、熱溶接又は接着剤取り付け、或いはその他の同等の取り付
け方法のような従来の製造技術を利用して接続される。更に、本発明に従って、
下方本体17は、脚部18、19と共に、成形プラスチックのような比較的硬い
材料で製造したものであることが好ましい。更に、本発明によれば、ミドリフ部
20は、ゴム等のような柔らかい弾性的な可撓性の材料にて製造され且つ以下に
より詳細に説明する仕方にてボールアンドソケット構造体により接続された上方
本体可動片及び下方本体可動片により支持されている。この場合、貫通し且つ柔
軟な可撓性のミドリフ部20を支持する上方本体部分12及び下方本体部分17
間に接続された下方の骨格体は、上方本体12及び下方本体17が垂直軸線の周
りで互いに対して捩れるのを許容すべくミドリフ部20内のボールアンドソケッ
ト継手を利用する。本発明の重要な面によれば、ミドリフ部20は、全体として
色及び撓み特性の双方の点にて人間の皮膚に極めて類似する輪郭及び表面組織と
されている。従って、上方本体12と下方本体17との間の捩れ動作は、ミドリ
フ部20の可撓性によって対応される。更に、本発明の重要な面によれば、ミド
リフ部20及びその内部の支持可動片の独創的な構造は、その捩れ又は撓み能力
にも拘らず、本体11に対し実物のような自然のミドリフ部の外観を保つ。この
ように、実物のようでなく、また、外部から見える関節構造体となる犠牲を払っ
てかかる捩れ又は撓み能力を実現する従来技術と共通して、本発明の人形は、人
形が多岐に亙る、いわゆる「露出したミドリフ」ファッションを装うことを許容
するような独創的な形態及び構造とされている。
10の前面図が示されている。 上述したように、人形10は、弾性的なミドリフ部20によって接続された上
方本体12及び下方本体17を備えている。同様に上述したように、上方本体1
2は、その内部で支持された頭部コネクタ46を有する首部13を支持している
。腕ベアリング41、45及びボール端部43、44をそれぞれ有する1対の腕
15、16が上方本体12に枢動可能に固着されている。上方本体12は、継目
26を形成し得るようにミドリフ部20に合わさる下端縁48を画定する。同様
に、下方本体17は、継目25を形成し得るようにミドリフ部20に合わさる上
方端縁56を画定する。
の内部に固着された下方本体可動片70を支持している。下方本体可動片70は
、外方に伸びる1対の下方腰部の支持体76、77を含む一方、該支持体76、
77は、1対のばねクリップ80、84を支持している。ばねクリップ80、8
4は、1対の割り型ボール81、85内に受け入れられている。下方本体可動片
70は、水平方向に配置されたプレート71と、上方に伸びるボール支持体72
とを更に備えている。ボール73がボール支持体72上に支持されている。
2を更に備えている。従来の製造技術に従って、脚部可動片90、92は、脚部
18、19内に成形される。このように、脚部18、19に対し、多少より柔軟
な実物のような材料を利用しつつ、脚部18、19に対する、硬い構造体を得る
ことができる。脚部可動片90は、割り型ボール81及びばねクリップ80を受
け入れる下方腰部ソケット91を画定する。同様に、脚部可動片92は、割り型
ボール85及びばねクリップ84を受け入れる下方腰部ソケット95を画定する
。その結果形成される、脚部18、19及び下方本体可動片70のアセンブリは
、脚部18、19の枢動可能な取り付け部を提供する。
有する上方本体可動片30を備えている。上方本体可動片30は、溝50、51
又は後側部分24(同様に図4に図示)内に支持された、後方に伸びるフランジ
35を更に備えている(図4に図示)。この場合、上方本体可動片30は、堅固
な取り付け状態で上方本体12内に固着されていることを認識すれば十分である
。上方本体可動片30は、全体として水平なプレート34を支持する、下方に伸
びるハウジングを更に備えている。一方、プレート34は、ソケット32が接続
された、下方に伸びるソケット支持体33を支持している。図3、図4及び図5
に関して以下に更に詳細に説明する構造によれば、ボール73は、ソケット32
内で枢動可能に支持されている。
73を受け入れた後、上方本体可動片30上に成形される。この目的のため、プ
レート34、71は、ミドリフ部20がその上に成形されるとき、ミドリフ部2
0の材料を把持し得るような構造とされている。ミドリフ部20が一度び上方本
体可動片30及び下方本体可動片70の組み合わせ体上で成形されたならば、上
方本体12と下方本体17との間の取り付けが完了し、実物のようなミドリフ部
の外観及びその捩れ並びに撓み動作が得られる。
したように、人形10は、可撓性のミドリフ部20により接続された上方本体1
2及び下方本体17にて形成された本体11を備えている。同様に上述したよう
に、上方本体12は、接着剤取り付けによって接続された前面部分23及び後側
部分24にて形成されている。上方本体12は、従来の人形の頭部(図示せず)
を固着するため従来の製造技術に従って使用される頭部コネクタ46を支持する
首部13を画定する。上方本体12の前面部分23は、下方端縁48を画定する
一方、その後側部分24は、下方端縁47を画定する。腕ベアリング41は、腕
15(図2に図示)を回転可能に支持する。
された前面部分21及び後方部分22によって形成される。前面部分21は、後
方に伸びる1対のボス100、101を画定する一方にて、後方部分22は、前
方に伸びる1対のポスト27、28を画定する。ポスト27、28は、ボス10
0、101内に受け入れられ且つ接着剤取り付け等のような従来の手段により固
着される。
た1対の溝50、51(図4に溝50が図示)内に受け入れられたフランジ35
を有している。上方本体可動片30は、そこから伸びるプレート34を有する、
下方伸長ハウジング31を更に備えている。ソケット支持体33は、プレート3
4を越えて下方に伸び且つソケット32を支持する。ソケット32は、1対の制
限タブ105、106を有する。
付け得るようにポスト27、28と共に、ボス100、101を受け入れる1対
の可動片78、79を画定する。接着剤取り付け等のような従来の取り付け方法
を使用して下方本体可動片70を固着する。下方本体可動片70は、上方に伸び
るボール支持体72と、横方向に伸びるプレート71とを更に備えている。ボー
ル支持体72は、上方本体可動片30のソケット32内に受け入れられたボール
73に接続されている。ボール73は、前面側開口部74及び後側開口部75を
画定する。図5からより明確に理解し得るように、前面開口部74は制限タブ1
06を受け入れる一方、後側開口部75は制限タブ105を受け入れる。開口部
75、74内での制限タブ105、106の作用に関しては、図5について以下
により詳細に説明する。この場合、その協働可能な効果は、ボール73とソケッ
ト32との間の捩れ又は枢動動作の角度範囲を制限すると認識すれば十分である
。このことは、実物と同様の状態を保ち得るようにミドリフ部20の捩れ動作を
実際の動作角度に制限することになる。
、その後方部分22は上方端縁56を画定する。これに相応して、リップ部55
は、ミドリフ部20と下方本体17との間に平滑な継目25を提供し得るように
端縁56、57を受け入れる。端縁47、48にてミドリフ部20と上方本体部
分12との間に同様の平滑な継目26が形成される。
ット32により提供される、上方本体12と下方本体17との間の枢動可能な取
り付け部は、ミドリフ部20の構造体上に成形された平滑な可撓性で且つ実物の
ような輪郭とすることと相俟って、露出したミドリフ又は露出したミドリフ部領
域を装うのに適した新規な人形の製造を可能にする。下方本体17に対する上方
本体12の又はその逆に上方本体に対する下方本体17の枢動可能な捩れ程度は
、ボール73及びソケット32の構造体により制限されて、実物のような動作範
囲を保ち且つ本発明の人形の損傷を防止する。また、ソケット32内に人形73
を取り付けることは、上方本体12及び下方本体17を引き離すような仕方にて
本体11を引き伸ばしがちの力に抵抗する追加的な強度を更に提供することにな
る。この力に抵抗する、上方本体可動片30及び下方本体可動片70により提供
される強度は、人体の感触を正確に模擬する極めて実物に近い感触の弾性材料に
てミドリフ部20を形成することを許容する。可動片30、70を提供しないな
らば、ミドリフ部20は、必然的に、実質的により丈夫となり、従ってより実物
と相違する材料にて製造することが必要となろう。
人形10は、上方本体12を形成し得るように共に接続した(図1に図示)前面
部分23及び後側部分24を有している。後側部分24は、ソケット部分60、
62を画定する一方、前面部分23は、標識表示部分61、63を画定する。更
に、後側部分24は、溝50、51及び底端縁47を画定する。前面部分23は
底端縁48を画定する。前面部分23が後側部分24に接続されると、ソケット
部分60、61は、妥当なソケット部分62、63として肩ソケットを形成する
。腕ベアリング41、44と共に、ボール端部42、43を有する1対の腕15
、16がこのように形成された肩ソケット内に受け入れられる。
7を支持するハウジング31を有する上方本体可動片30が前面部分23と後側
部分24との間にて拘束されている。この拘束は、前面部分23を後方部分表面
組織に組み立てる前に、フランジ35を溝50、51内に挿入することによって
行われる。上方本体可動片30は、下方に伸びるソケット支持体33を支持する
プレート34を更に備えている一方、該ソケット33は、下方に開放するソケッ
ト32を支持する。
(図1に図示)。下方本体可動片70は、外方に伸びる下腰部支持体76、77
と共に、穴78、79を画定する。下腰部支持体76、77は、ばねクリップ8
0、81をそれぞれ更に支持する。形成された穴83、87と共にスロット82
、86を有する1対の割り型ボール81、85は、ばねクリップ80、84を受
け入れ得る形態とされている。支持可動片90、92(図2には可動片92が図
示)を有する1対の脚部18、19がそれぞれの下腰部ソケット91、95を画
定する。下方本体17の前面部分21及び後方部分22は、接着剤取り付け等の
ような従来の取り付け方法を使用して接続され、穴78、79をそれぞれ貫通す
るポスト27、28の上に下方本体可動片70を拘束する。下方本体の穴70が
一度び前面部分21及び後方部分22内に固着されたならば、割り型ボール81
、85を最初に下方腰部ソケット91、95内にそれぞれ挿入することで脚部1
8、19が組み立てられる。その後、ばねクリップ80、84を穴83、87を
通じてそれぞれ押し込み、その内部にて弾性的に係止されて、脚部18、19を
下方本体可動片70に弾性的に固着する。
を更に備える一方、該ボール支持体72は、ボール73を支持する。ボール73
は、前面開口部74及び後側開口部75を画定する。
ル73をソケット32内に押し込んだとき、下方本体穴70を上方本体穴30に
接続することで行われる。上方本体穴30が一度び下方本体穴70に組み立てら
れたならば、ミドリフ部20を人形10の上に形成して図1に示すような完成し
た人形を提供する。本発明の好ましい製造において、ミドリフ部20は、ゴム等
のような可撓性、弾性的な柔軟な材料にて形成され、また、前面部分23及び後
方部分22の端縁47、48に対し且つ後方部分22及び前面部分21の端縁5
6、57に対してリップ部46、55を形成し得るように人形10の残りの部分
に直接成形される。このように、ミドリフ部20は、図4に図示する目的のため
予め形成した状態で示してあるが、図2に図示した本発明の好ましい製造方法に
おいて、ミドリフ部20は、上方本体可動片30及び下方本体可動片70の上に
成形されることが理解されよう。
ルアンドソケット継手により提供される捩れ動作及び高強度の取り付けと共に、
実物のような外観を有する上述した弾性的なミドリフ部を提供する。
図5は、ボール73とソケット32との間の枢動動作の制限程度をより明確に示
すために掲げたものである一方、この枢動動作は、上方本体12と下方本体17
との間にて得られる捩れ動作又は枢動動作を制限する。従って、前面開口部74
及び後側開口部75を画定するボール73は、図2に図示した上方本体可動片3
0と下方本体可動片70との間に形成されたボールアンドソケット継手に従って
、ソケット32内に受け入れられる。ソケット32は、開口部75内に伸びる制
限タブ105と、開口部74内に伸びる制限タブ106とを画定する。ミドリフ
部20は、図2に示した方法にてソケット32及びボール73上に成形された状
態で示してある。
ケット32内でのボール73の回転と共に、ミドリフ部20の撓みによって対応
する。しかし、何れかの方向へのボール73の回転動作はタブ105、106が
伸びることによって制限される。このようにして、下方本体17に対する上方本
体12の捩れ動作又は回転は、実物のような角度の捩れ又は枢動動作となるよう
に制限される。
ケットを支持し、下方本体可動片70はボールを支持する、上方本体可動片30
と下方本体可動片70との間のボールアンドソケット継手を利用するものである
が、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに、ボールアンドソケット継手の逆の関
係を利用することが可能であることが当該技術分野の当業者に明らかであろう。
このように、例えば、上方本体可動片30の支持体33の上に支持されたボール
73のようなボール及び下方本体可動片70の支持体72の上に支持されたソケ
ット32のようなソケットを提供することも等しく本発明に属することである。
形成される構造体は、同一の性能及び能力を有するボールアンドソケット要素の
単に逆のものであるため、可動片30、70の間に逆形態のボールアンドソケッ
トの組合わせ体を利用することが本発明の範囲に属すると明確に考えられる。
明から逸脱せずに、変更及び改変が具体化可能であることが当該技術分野の当業
者に明らかであろう。このため、特許請求の範囲の目的は、本発明の真の精神及
び範囲に属するかかる変更及び改変例の全てを包含することである。
ある。
方図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 人形において、 首部、下方端縁及び1対の腕を有する上方本体と、 該上方本体に接続されて、下方に伸びる第1支持体を有する上方本体可動片と
、 1対の脚部及び上方端縁を有する下方本体と、 該下方本体に接続されて、上方に伸びる第2支持体を有する下方本体可動片と
、 前記上方本体可動片と前記下方本体可動片との間にボールアンドソケット継手
を形成し得るように前記第1及び第2支持体に接続されたボールアンドソケット
と、 前記下方端縁と前記上方端縁との間に空間が存在するように前記上方本体及び
下方本体を支持する前記第1及び第2可動片と、 前記ボールアンドソケット継手を取り囲み且つ前記空間を亙り得るように前記
上方端縁と前記下方端縁との間を伸びる柔軟な弾性的材料で出来たミドリフ部と
を備える、人形。 - 【請求項2】 請求項1に記載の人形において、前記ミドリフ部が前記第1
及び第2支持体上並びに前記ボールアンドソケット継手上に成形される、人形。 - 【請求項3】 請求項2に記載の人形において、前記ボールが、開放部分を
有し、前記ソケットが前記開放部分内に伸びる制限タブを備え、前記制限タブ及
び前記開放部分が協働して前記ボール及び前記ソケット間の枢動動作の範囲を制
限する、人形。 - 【請求項4】 請求項3に記載の人形において、前記上方本体可動片が、前
記下方に伸びる第1支持体上に形成された第1伸長プレートを備える、人形。 - 【請求項5】 請求項4に記載の人形において、前記下方本体可動片が、前
記第2上方に伸びる支持体上に形成された第2伸長プレートを備える、人形。 - 【請求項6】 請求項5に記載の人形において、前記ソケットが前記第1支
持体上に形成され、前記ボールが前記第2支持体上に形成される、人形。 - 【請求項7】 請求項1に記載の人形において、前記ソケットが前記第1支
持体上に形成され、前記ボールが前記第2支持体上に形成される、人形。 - 【請求項8】 人形において、 上方本体可動片を有する上方本体と、 下方本体可動片を有する下方本体と、 前記上方本体可動片を前記下方本体可動片に接続し且つその間に空間を形成し
得るように前記上方本体及び前記下方本体を支持するボールアンドソケット継手
を形成するボールアンドソケットと、 前記空間を亙り且つ前記ボールアンドソケット継手を封入する柔軟な弾性的な
ミドリフ部とを備える、人形。 - 【請求項9】 請求項8に記載の人形において、前記ミドリフ部が、前記第
1及び第2支持体上に並びに前記ボールアンドソケット継手上に成形される、人
形。 - 【請求項10】 請求項9に記載の人形において、前記ボールが開放部分を
有し、前記ソケットが前記開放部分内に伸びる制限タブを備え、前記制限タブ及
び前記開放部分が協働して前記ボール及び前記ソケット間の枢動動作の範囲を制
限する、人形。 - 【請求項11】 請求項10に記載の人形において、前記ボールが前記下方
本体可動片上に支持され、前記ソケットが該本体可動片上に支持される、人形。 - 【請求項12】 請求項8に記載の人形において、前記ボールが前記下方本
体可動片上に支持され、前記ソケットが該本体可動片上に支持される、人形。 - 【請求項13】 請求項11に記載の人形において、前記上方本体可動片が
、下方に伸びる第1支持体上に形成された第1伸長プレートを備える、人形。 - 【請求項14】 請求項13に記載の人形において、前記下方本体可動片が
前記第2上方に伸びる支持体上に形成された第2伸長プレートを備える、人形。
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