JP2003505196A - 多焦点眼内レンズを形成するインプラント - Google Patents

多焦点眼内レンズを形成するインプラント

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、眼の前部分のための多焦点眼内レンズを形成するインプラントであって、光学素子(11、12)および該光学素子の周囲に伸びる触覚素子(13)を有するインプラントに関する。該光学素子(10)は、あらかじめ移植される主インプラント(2)によって生じ得る残存非正視を矯正し、多焦点構成にもとづく明確な遠視力および近視力を可能にする付加的補正を行うように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多焦点眼内レンズを形成するインプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】
無水晶体眼、すなわち水晶体の存在しないこと、とくに白内障に侵された水晶
体の摘出後の無水晶体眼の矯正のために主として前房および後房を含む眼の前部
に眼内レンズを移植することは一般的に知られている。 この種の眼内インプラントは、水晶体の存在しないことによって生じる屈折の
障害を矯正するために利用されている。 単焦点眼内レンズの移植は、現在、水晶体の代わりとして用いるために行われ
ている。従来、光学素子の周囲には触角素子が伸びており、それらがカプセル状
嚢の中の前部カプセルと後部カプセルの間で支えられ、あるいは場合によっては
毛様溝の中で支えられる構成とされている。
【0003】 しかし、この種のインプラントでは、乱視、遠視、あるいは白内障の摘出によ
って誘発した老眼などの視覚障害を矯正することはできない。 中央部と周辺部で、場合によっては段階的に異なる矯正部をもつ光学素子を有
する多焦点眼内レンズの移植も試みられてきた。 しかし、眼に適した正確な矯正を予測することは困難であり、患者の満足が完
全に保障されることはあり得ない。
【0004】 これらの問題は、とくに、生体測定の誤り、乱視の出現、さらには、患者自身
から生じる要因たとえば多焦点性が確保ないという心理的要因による神経視覚病
理などによるものである。 実際、単焦点の移植後、患者は、さらに、調節機能の喪失、残存する非正視、
誘発性乱視などの視覚障害を矯正するための矯正具(眼鏡あるいはコンタクトレ
ンズ)を付けなければならなくなる。 障害が大きい場合には、角膜を用いた屈折外科によるまたはインプラントの除
去による新たな外科処置を行うことが必要なときがある。これは、前房に加えて
例えばカプセル状嚢の中あるいは毛様溝の中にあるまたは虹彩に固定された最初
のインプラントの前部に他のインプラントを付加したものを最初のインプラント
と交換することなどによって行われる。
【0005】 アメリカ合衆国特許第5,769,890により、眼内レンズの二重移植の技
術も知られている。最初の移植はカプセル状嚢の中で、また二番目の移植は毛様
溝の中で行われる。第二のレンズは、第一のレンズに関連する欠陥を矯正するた
めと思われる。しかし、示されている実際の例は、異なる四分円の中である屈折
パワーを示す第一のレンズに対して第二のレンズを回転させることによって乱視
を矯正することに関するものである。そのために、それぞれのレンズの触覚素子
はほぼ互いに垂直に配置される。しかし、これは、近視パワーおよび遠視パワー
の矯正に関する問題ではない。
【0006】 特許文書WO94/07435は、眼内レンズの二重移植法を記載している。
ここでは、第二のレンズは、第一のレンズの移植に続く癒着の後の視覚の残存欠
陥を強制するためのものと思われる。第二のレンズの移植のために、ジオプトリ
ーの小さなレンズの使用が考えられている。該文書は、また、最初の多焦点光学
素子が使用に耐えられないときには他の多焦点または単焦点光学素子と置換する
ことも記載している。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、視覚を矯正する必要のある要素はなにかが医師にわかってい
る場合に、屈折の障害および誘発性老眼を同時に効率的に矯正することが可能な
多焦点眼内インプラントを提供することである。 本発明にもとづく多焦点眼内レンズを形成するインプラントは、光学素子およ
び該光学素子の周囲に伸びる触角素子を有する。 本発明にもとづけは、光学素子は、偶発的残存非正視および近視パワーを矯正
するためのパワーの弱い多焦点レンズを形成する。 したがって、該多焦点レンズは、眼の前房および後房を含む前部内に移植され
た第一のインプラントに加えて、最適な方法で移植することができる。
【0008】 実際、第一のインプラントを移植しそれが眼の後房内で安定した後に、眼内で
行う必要のある多焦点矯正を性格に計算することができる。 したがって、レンズの多焦点機能およびそのパワーは、例えば多焦点コンタク
トレンズによる矯正試験から、信頼できる方法で予測することができる。 本発明の好ましい一特徴にもとづけば、主インプラントは、水晶体を置換する
のに適した単焦点眼内レンズを形成するインプラントである。多焦点眼内レンズ
を形成しうるインプラントは、一つには残存非正視を矯正しまたもう一つには多
焦点視覚すなわち近視パワーおよび遠視パワーともによい視パワーを得ることを
可能にするものである。
【0009】 本発明の効果的な一特徴にもとづけば、該光学素子は、パワーの弱い多焦点レ
ンズを形成し、該多焦点レンズは、あらかじめ移植される主インプラントの移植
およびその安定後に存在する偶発的残存非正視を矯正することを可能にする。 したがって、該光学素子は、好ましくは、残存非正視を矯正するために+5ジ
オプトリー程度のパワーの弱いまた近視パワーを矯正するために+2から+5ジ
オプトリーの間の付加的なパワーを有する多焦点レンズを形成する。
【0010】 本発明の一実施形態にもとづけば、多焦点インプラントの触覚素子は、あらか
じめ移植される主インプラントの触覚素子と協働する構成とされる。 したがって、多焦点レンズを形成する該インプラントが安定した第一のインプ
ラントの上に固定されると、時間とともにその位置が変わるようなことがなく、
安定した耐久性のある状態で眼の後房の中に組み込まれることになる。これは、
眼の後房の組織の発達にしたがって位置が変わるおそれのある従来の多焦点イン
プラントとは異なるものである。 触覚素子の協働よって、本発明にもとづくインプラントは、主インプラントの
光学部分と干渉し合うことなくまた眼の後房内におけるその位置に影響すること
なく、所定の位置に取り付けることができる。
【0011】 この好ましい実施形態のインプラントを比較的簡単に取り付けることのできる
有利な方法にあっては、触覚素子は、あらかじめ移植される主インプラントの柄
の形をした触覚素子と互いに交差する構成の柄の形を有する。
【0012】 この好ましい実施形態の効果的な他の特徴にもとづけば、多焦点眼内レンズを
形成するインプラントは、直径6ないし9mmの円に内接する。 したがって、触覚素子がカプセル状嚢または毛状溝と接触するように構成され
また通常9ないし13.5mmの直径を有する従来のインプラントと比較して小
さいインプラントが得られることになる。 インプラントのこのように小さい寸法によって、該インプラントは、眼の組織
で直接支えずに、第一のインプラントで支えることができる。 本発明は、また、あらかじめ移植される主インプラントによって生じる残存非
正視の処置のための多焦点眼内レンズを形成するインプラントに関する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の他の詳細および効果は、以下の説明から明らかとなろう。 添付の図面は、例として示すものであって、本発明を限定するものではない。 まず図1および図2を参照して、多焦点インプラントの第一の実施形態の構造
を説明する。 該インプラント1は、以下で説明するあらかじめ移植される主インプラントか
ら生じる偶発的残存非正視を矯正しまた正しい近視パワーを得るための矯正効果
を付加するように構成された多焦点眼内レンズを形成する。
【0014】 該多焦点インプラント1は、光学素子10および該光学素子10の周囲に伸び
る触覚素子13を有する。 この例にあっては、ほぼ円形をした光学素子10は、中央部分11aおよび例
えば10ジオプトリーから+10ジオプトリーの間のパワーを有する環状周辺部
分11bおよび2ないし5ジオプトリーの付加的なパワーを有する環状中間部分
12を有する。 したがって、光学素子10は、パワーの弱い多焦点レンズを形成する。これら
の部分は、以下の二つの理由から強度の近視の矯正に対応するものである。すな
わち、生体測定の計算の不正確さおよび強度の近視の中央網膜の状態である。こ
の種のレンズが今日まで採用されたことはない。
【0015】 したがって、光学素子10の片面および/または両面は、曲率半径の異なる帯
域を有し、それによって屈折による多焦点レンズが得られる。 多焦点インプラント1の触覚素子13は、この例では、光学素子10から同じ
方向(例えば、図1の正面図で反時計回りの方向)に伸びる柄部13で構成され
る。これらの柄部13は、直径方向に対向して配設される。 当然のことながら、例えば、平坦な触覚素子など他の触覚素子の形態も可能で
ある。
【0016】 この多焦点インプラント1は、図3に示すように眼の後房3内の前方の位置に
配置される。これに対して、最初に移植される主インプラント2は、後方の位置
に配置される。 この例では、主インプラント2は、単焦点眼内レンズを形成する標準的なイン
プラントである。 この主インプラント2は、カプセル状嚢4内に移植され、カプセル状嚢9の前
方カプセルと後方カプセルの間に支えられる。 この主インプラント2は、効果を最適にする方法で水晶体を置換する構成とさ
れた単焦点眼内レンズを形成する。 したがって、本発明にもとづく第一の実施形態の多焦点インプラント1は、前
部すなわち毛様溝5内かあるいはカプセル状嚢内に移植される。 これら二つのインプラント1,2は、それらの安定性が保証される限りどのよ
うな材料で形成することもできる。
【0017】 とくに、柄部13が剛性の場合は、毛様溝内に移植する場合に多焦点インプラ
ントにすぐれた安定性をあたえる。 多焦点インプラントの光学的形状としては、例えばメニスカスなどあらゆる形
状が可能である。 この実施形態にあっては、選ばれる多焦点インプラント2は、前方メニスカス
(すなわち、後面が凹面で前面が凸面)の形状である。
【0018】 さらに、図2に示すような実施形態にあっては、多焦点インプラント1の柄部
13は、該インプラント1と虹彩との接触の危険を避けるように適切に選ばれた
傾斜にしたがって前方に傾斜している。 では、次に、図4ないし図7を参照して本発明の第二の実施形態を説明する。 この本発明の実施形態にもとづけば、インプラント1は、水晶体の摘出後に眼
の後房3内にすでに移植された主インプラント2上に取り付けられる構成の多焦
点眼内レンズを形成する。 該多焦点インプラントは、図4に示すように、光学素子10を有する。この例
では、該光学素子10は、−10ジオプトリーから+10ジオプトリーの間のパ
ワーを有する中央部11および+2ないし+5ジオプトリーの付加的なパワーを
有する環状周辺部分12を有する。
【0019】 多焦点インプラント1の触覚素子は、主として、光学素子10から同じ方向(
例えば、図4の正面図で反時計回りの方向)に伸びる柄部13で構成される。 この例では、該インプラント1は、直径方向に対向して配設される二つの柄部
13を有する。 さらに、二つの周辺環状部分15が、湾曲した形状の収容部16を画定するよ
うに、各柄部13に対向して光学素子10の周りに平行に伸びている。 これらの周辺環状部分15は、さらに、傾斜面15aによって、各柄部13の
自由端13aとほぼ向き合う形で、すなわち上に述べたようにして画定された収
容部16の入り口のレベルで、光学素子10に接続されている。 多焦点インプラント1を主インプラント2の上に取り付けるときに必要な回転
を可能とするように、柄部13の端部には、操作用孔14を配設することができ
る。
【0020】 該インプラント1の光学素子10は、5ないし7mmの光学的直径を有する。 柄部13と組み合わせた場合、インプラント1自身は、直径Dが6ないし9m
mの円に内接する。 この例にあっては、この直径Dは、ほぼ、直径方向に対向する柄部13の自由
端13aを隔てる距離に対応する。 図6に示すように、上に述べたような触覚素子13、14、15は、ほぼ光学
素子19の面内に伸びている。
【0021】 では、次に、図5を参照して、上に述べた多焦点インプラント1をその上に固
定させることのできる主インプラントを説明する。 この主インプラントは、ここでは、例として、単焦点眼内レンズ2を形成する
インプラントとして説明するが、それに限定されるものではない。 この主インプラント2は、従来のものと同様に光学素子20を有する。この光
学素子20は、ここでは、例として、例えば+10ないし+30ジオプトリーの
パワーの両凸面レンズで構成されるが、それに限定されるものではない。 その機能は、とくに水晶体が白内障に侵されて摘出されたときに、光学的に水
晶体に取って代わることである。 この光学素子の光学的直径は、5ないし7mmである。
【0022】 この主インプラント2は、該インプラント2を眼の後房内部に固定することの
できる触覚素子21を有する。 これらの触覚素子21は、支持用柄部を形成し、これらの柄部は、光学素子2
0の周囲に規則的に分配され、各々が90°以下の角度の扇形上に伸びている。 主インプラント2は、ここでは、直径方向に対向する二本の柄部21を有し、
その各々が、光学素子20の周囲に接する第一の端部21bとカプセル状嚢の前
部カプセルと後部カプセルの間または毛状溝内に弾性的に支えられる構成の第二
の自由端21aを有する。
【0023】 該柄部21は、光学素子20から同じ方向(例えば、図2の正面図で反時計回
りの方向)に伸びている。 もちろん、眼の前房内に主インプラント2を取り付けるために他の触覚の形態
を利用することも可能である。 各柄部21の接続端部21bは、光学素子20の直径を通り該光学素子20の
光学面Pを横切る面の中で伸びている。
【0024】 図6に示すように、接続端部21bは、光学面Pに対して前方に傾斜しまた前
方に発散するように配設されている。 すなわち、該光学面から離れるにしたがって柄部21の端部21bを隔てる距
離が増大するように傾斜している。 該接続端部21bから、ほぼC字形をした通常の柄部21が、光学面に対して
5°ないし15°の角αで前方に伸びている。 この主インプラント2全体の直径D’は、ここでは柄部21の自由端21aを
隔てる距離に対応しているが、9ないし12.5mmの間である。 主インプラント2および多焦点インプラント1は、各々、互いに独立にあらゆ
る種類の材料で形成することができる。
【0025】 図6および図7に示すように、多焦点インプラントlの触覚素子13は、主イ
ンプラントの触覚素子の形状の如何にかかわらず、主インプラント2の触覚素子
21と協働するように構成されている。 すなわち、二つのインプラントの柄部13および21は、柄部21およびとく
にその接続端部21bが、多焦点インプラント1の触覚素子の収容部16内に収
容されるように互いに交差する構成とされる。
【0026】 多焦点インプラント1を回転させて、柄部21を収容部16内に導入するとき
には、傾斜面15aが、すでに移植されている主インプラント2の柄部21の接
続端部21bと協働し、多焦点インプラント1を主インプラント2の触覚素子2
1の発散する接続端部21bに沿って該主インプラント1から隔てるカムの役割
を果たす。 これによって、二つのインプラント1,2を安定的かつ耐久性を有するように
固定させることができる。
【0027】 では、次に、すでに述べた実施形態の主インプラント2および多焦点インプラ
ント1の二重移植の方法を説明する。 まず、ここでは単焦点レンズを形成する主インプラント2を従来の外科的方法
で所定の位置に取り付ける。触覚素子21は、それらの寸法から、カプセル状嚢
あるいは場合によっては毛様溝内に弾性的に支えられる。 次に、とくに残存非正視および乱視的な誤差を調べて、この最初の移植の結果
を分析する。 存在する障害に応じて適用する矯正処置を判別するために、多焦点矯正用コン
タクトレンズで試験をしてみる。 主インプラントの残存非正視に応じた多焦点レンズの基礎的なパワーの計算は
、さまざまな方法で行うことができる。 カプセル状嚢内への最初の移植後、患者は、Rpostと呼ばれるある値を有する
術後屈折(残存非正視)を示す。ここで重要なのは、多焦点レンズの基礎的なパ
ワーの値を計算するために適用する式を決定することである。
【0028】 第二の移植のレンズの厚さは、無視するものとする。そのパワーは比較的小さ
いため(+10D以下)、生じる誤差は無視することができる。 以下に示す記号を使用する。 Ppost: 最初の移植の術後の眼全体のパワー。 Rpost: 最初の移植の術後の屈折。 PE: (最初の移植後に計算した)眼の正視パワー。 e: 角膜から矯正用レンズまでの距離(m)。 e’: 第一のレンズから第二のレンズまでの距離(m)。 K: ケラトメトリー ACD: 前房の深さ(m)=e+e’ n: 前房水の指数(1.336) PIOL: 最初の移植のレンズのパワー。 PIOLC: 矯正用レンズのパワー。
【0029】 完全な理論上の光学式: 最初の移植の術後の眼のパワーは: Ppost = K + PIOL − ACD/n.(K.PIOL) (1) 眼の正視パワーは、測定した非正視を矯正した実際のパワーである。 PE = Ppost + Rpost (2) PE = K + PIOL ACD/n.(K × PIOL)+ Rpost (3) グルストランドの式を角膜および第一および第二の意図のレンズの屈折系に適用
することによって、次の式が得られる。 PE = K + (PIOLC + PIOL − e’/n PIOLC .PIOL)− − e/n K(PIOLC + PIOL − e’/n PIOLC.PIOL) (4) PE に(3)を代入することによって、(5)が得られる。 K + PIOL − ACD/n.(K × PIOL)+ Rpost − K − PIOL + (e/n.K.PIOL) = PIOLC − (e’/n PIOLC.PIOL) − (e/n.K.PIOL) + (ee’/n2.PIOL.PIOLC) (5) ここから、溝での矯正パワーが得られる。 PIOLC = (Rpost − e’/n.PIOL) / (1 − e/n.K − e’/n.PIOL + ee’/n2.K.PIOL) (6) 単純化した理論上の光学式: e’(二つのインプラントの間の距離)が十分小さく、(6)の中のe’を含
む項をすべて無視できるとすると、次の式が得られる。 PIOLC = Rpost / (1 − e/n.K) (7) 眼に標準的な生体測定を行うとすると、(1 − e/n.K)の項はほぼ一
定である。そこから、1.25を用いた近似式が得られる。 PIOLC = 1.25.Rpost (8) 二つの計算例: 1)23.5Dの主インプラント、−2Dの残存非正視 L = 24.01mm K = 43.08D ACD = 0.005m PIOL = 23.5D PE = 60.69D Rpost = −2.1D e’ = 1mm の場合(e = 4.0): 完全な式(6)では、 PIOLC = −3.3 単純化した式(7)では、 PIOLC = −2.4 1.25を用いた近時式(8)では、 PIOLC = −2.6 e’ = 0.5mm の場合(e = 4.5): 完全な式(6)では、 PIOLC = −2.9 単純化した式(7)では、 PIOLC = −2.45 1.25を用いた近時式(8)では、 PIOLC = −2.6 2)18.4Dの主インプラント、−2Dの残存非正視 L = 24.01mm K = 43.08D ACD = 0.005m PIOL = 18.4D PE = 56.41D Rpost = −2.1D e’ = 1mm の場合: 完全な式(6)では、 PIOLC = −3.1 単純化した式(7)では、 PIOLC = −2.4 1.25を用いた近時式(8)では、 PIOLC = −2.6 e’ = 0.5mm の場合: 完全な式(6)では、 PIOLC = −2.8 単純化した式(7)では、 PIOLC = −2.45 1.25を用いた近時式(8)では、 PIOLC = −2.6 レンズの間の距離が大きくなればなるほど、異なる式から得られる結果の差が
大きくなる。 インプラントのパワーが同じ場合、それが大きければ大きいほど、異なる式から
得られる結果の差が大きくなる。
【0030】 他の式を定義することも可能である。 次に、残存非正視から上の式を用いて計算した弱いパワーとコンタクトレンズ
で行った試験から求めた多焦点機能を有する多焦点レンズを取り付ける第二の手
術を行う。 該多焦点インプラント1は、例えば前房内の毛様溝内に単焦点インプラント2
とは独立してあるいは虹彩の固定によって行われる場合もあるし、とくにそれぞ
れの触覚素子13,21を交差させて多焦点インプラント1を単焦点インプラン
ト2と対置させる場合もある。
【0031】 多焦点インプラント1の光学素子10の弱いパワーは、それが、第一次近似的
に水晶体の不在を矯正する主インプラント2の補完として取り付けられる事実に
よって可能となるものである。 この多焦点インプラント1は、また、光学素子の円環の形状によって、残存乱
視を矯正することができる。すなわち、該光学素子は、多焦点であると同時に円
環形である。 もちろん、本発明の範囲を逸脱することなく、上に述べた実施形態に多くの変
更を行うことも可能である。 したがって、屈折インプラントとして上の実施形態で述べた多焦点インプラン
ト1は、回折その他によって得られる多焦点効果を有するものとすることも可能
である。
【0032】 さらに、多焦点インプラント1の触覚素子13は、該多焦点インプラントを主
単焦点インプラント上に固定させることができる限り、他の形状のものとするこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にもとづく多焦点レンズを形成するインプラントの第一の実
施形態の正面図である。
【図2】 図1のインプラントの側面図である。
【図3】 図1のインプラントの移植を示す眼の断面図である。
【図4】 本発明にもとづく多焦点レンズを形成するインプラントの第二の実
施形態の正面図である。
【図5】 図4のインプラントを支える構成の単焦点レンズを形成するインプ
ラントの正面図である。
【図6】 図4および図5に示すインプラントが互いに固定された状態を示す
側面図である。
【図7】 図6のインプラントの正面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW 【要約の続き】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼の前部分用の眼内インプラント(1)であって、光学素子(
    10)および該光学素子(10)の周囲に伸びる触覚素子(13、14、15)
    を含むあらかじめ移植される主眼内レンズ、および、少なくとも一つの光学素子
    を含み該あらかじめ移植される主レンズによって生じる残存非正視の矯正を行う
    ように構成された二次レンズを有する眼内インプラントにおいて、該二次レンズ
    が多焦点でありパワーが弱く、近視パワーを矯正するためのものであることを特
    徴とする眼内インプラント。
  2. 【請求項2】 該主インプラントは、水晶体を光学的に置換するように構成さ
    れた単焦点眼内レンズを形成するインプラント(2)であることを特徴とする請
    求項1に記載のインプラント。
  3. 【請求項3】 該光学素子(10)は、パワーの弱い多焦点レンズを形成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のインプラント。
  4. 【請求項4】 該光学素子(10)は、残存非正視を矯正するための10ない
    し+10ジオプトリーの間の基礎的なパワーおよび+2ないし+5ジオプトリー
    の間の視パワー用の付加的なパワーを有する多焦点レンズを形成することを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインプラント。
  5. 【請求項5】 該触覚素子(13、14、15)は、あらかじめ移植される主
    インプラント(2)の触覚素子(21)と協働するように構成されることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインプラント。
  6. 【請求項6】 該触覚素子は、あらかじめ移植される主インプラント(2)の
    柄(21)状の触覚素子と交差するように構成された柄部(13)であることを
    特徴とする請求項5に記載のインプラント。
  7. 【請求項7】 該インプラントは、6ないし9mmの間の直径(D)の円に内
    接することを特徴とする先行する請求項のいずれかに記載のインプラント。
  8. 【請求項8】 該触覚素子(13、14、15)は、該光学素子(10)の面
    内に伸びることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載のインプラント
  9. 【請求項9】 該光学素子(10)は、10ないし+10ジオプトリーの間の
    パワーを有する中央大域(11)と+2ないし+5ジオプトリーの間の付加的な
    パワーを有する環状帯域(12)を有することを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれかに記載のインプラント。
  10. 【請求項10】 あらかじめ移植される主インプラントの残存非正視を矯正す
    ることができる光学素子(10)を有する多焦点眼内レンズを形成するインプラ
    ント。
  11. 【請求項11】 該主インプラントは、単焦点であることを特徴とする請求項
    10に記載のインプラント。
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