JP2003504350A - アミン反応生成物の粒子の製造方法 - Google Patents

アミン反応生成物の粒子の製造方法

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JP2003504350A
JP2003504350A JP2001509451A JP2001509451A JP2003504350A JP 2003504350 A JP2003504350 A JP 2003504350A JP 2001509451 A JP2001509451 A JP 2001509451A JP 2001509451 A JP2001509451 A JP 2001509451A JP 2003504350 A JP2003504350 A JP 2003504350A
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Japan
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amine reaction
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treated
acid
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JP2001509451A
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アルフレッド、ブシュ
マルセル、オムブル
クリストフ、ローダミエル
ヨハン、スメツ
ラファエル、トルヒーリョ
ジャン、ウェーバーズ
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Original Assignee
Procter and Gamble Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/06Powder; Flakes; Free-flowing mixtures; Sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/50Perfumes
    • C11D3/502Protected perfumes
    • C11D3/507Compounds releasing perfumes by thermal or chemical activation

Abstract

(57)【要約】 融点が30℃未満のキャリアを用い、その後、必要に応じて被覆工程を実施する、アミン反応生成物の粒子の製造方法を提供する。処理済みアミン反応生成物、およびこの処理済み生成物を配合した完成組成物も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、アミン反応生成物の粒子の製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】
香料入り製品は、当該技術分野で良く知られている。しかしながら、洗濯・洗
浄用製品といった香料入り製品に対する消費者の評価は、それらの製品の性能だ
けではなく、それらの感じの良さによっても左右される。その為、香料成分は、
このような市販の製品が好評を得る為の一つの重要な要素である。
【0003】 消費者はまた、処理した布地に心地よい香りが長期間保たれることを望んでい
る。実際、香料添加剤は、このような組成物が消費者に与える感じをより良くす
るものであって、幾つかの例では、香料が、それを用いて処理した布地に心地良
い香りを与えている。しかしながら、水性の洗濯浴から布地に移る香料の量は最
低限であることが多く、布地上に長く留まることはない。また、芳香物質は大抵
非常に高価であって、洗濯用・洗浄用組成物へのそれらの非効率的な使用や、布
地への非効率的な供給は、消費者にとっても、洗濯・洗浄業者にとっても、非常
にコストがかかることになる。その為、業界では、洗濯用・洗浄用製品における
より効率的で効果的な芳香の供給、特に布地への長持ちする芳香の付与について
の改良が、引き続き急務となっている。
【0004】 第一アミン官能基を有する化合物と、ケトンまたはアルデヒドを含有する活性
成分とのアミン反応生成物がこのような要求を満たす、ということが最近になっ
て分かった。このような化合物は、最近出願されたヨーロッパ特許出願第988
70227.0号、ヨーロッパ特許出願第98870226.2号、ヨーロッパ
特許出願第99870026.4号、およびヨーロッパ特許出願第998700
25.6号の各明細書に開示されている。これらの特許出願は全て、参考として
本明細書に記載するものである。
【0005】 しかしながら、これらの化合物を使用するに当たっての新たな問題は、完全配
合組成物へのそれらの配合のし易さである。実際、このようなアミン反応生成物
は粘稠であることが多く、その為、これらの完全配合組成物へのアミン反応生成
物の配合は、より厄介なものとなる。
【0006】 従って、本発明の目的は、完全配合組成物に簡単に配合するのに適した形態の
アミン反応生成物を提供することである。
【0007】 このような要求は、アミン反応生成物と特定の融点をもつキャリアとを混合し
て粒子を形成することで満たせる、ということが今回分かった。キャリアの性質
にもよるが、得られた粒子を、その後処理して被覆粒子を形成する。
【0008】 また都合の良いことに、粘稠アミン反応生成物と非粘稠アミン反応生成物は、
本発明に従って処理した場合、両方共、この方法に従って処理していないアミン
反応生成物よりも付着性が良く、しかも放出が長続きするということも分かった
。理論に拘泥するわけではないが、このようなキャリアと混合すると、キャリア
がアミン反応生成物の周囲でシェルとして働き、その為にアミン反応生成物が攻
撃的な洗液から保護され、またアミン反応生成物の布地への付着性が高められる
ものと考えられる。
【0009】 「粘稠」とは、1000cpsよりも高い粘度をもつ生成物を意味する。粘度は
、レオメーター(TAインスツルメントCSL 100)を用いて、温度25℃
、間隙調整500μmで測定するものとする。
【0010】 本発明で用いるキャリアの大気圧下で測定した融点は、30℃未満である。
【0011】
【発明の開示】
本発明は、第一および/または第二アミン官能基を有する化合物と、ケトンま
たはアルデヒドを含有する活性成分とのアミン反応生成物の粒子を製造する為の
方法であって、 a)アミン反応生成物を製造する工程と、 b)そのアミン反応生成物を、融点が30℃未満のキャリアと混合する工程 とからなる方法である。
【0012】 本発明の好ましい態様においては、処理済みのアミン反応生成物を更に処理し
て被覆粒子を形成する。
【0013】 本発明の別の態様においては、処理済みのアミン反応生成物または被覆粒子を
、完成組成物に配合する。
【0014】
【発明を実施するための最良の形態】
出発物質 1) アミン反応生成物 本発明に用いるアミン反応生成物は、第一および/または第二アミン官能基を
有する化合物と、ケトンまたはアルデヒドを含有する活性成分との反応により得
られる、以下で「アミン反応生成物」と呼ぶ生成物である。
【0015】 本発明に用いるのに適したアミン反応生成物として典型的なものは、最近出願
されたヨーロッパ特許出願第98870227.0号、ヨーロッパ特許出願第9
8870226.2号、ヨーロッパ特許出願第99870026.4号、および
ヨーロッパ特許出願第99870025.6号の各明細書に開示されている。こ
れらの特許出願は全て、参考として本明細書に記載するものである。
【0016】 A)第一および/または第二アミン 「第一および/または第二アミン」とは、第一および/または第二アミンおよ
び/またはアミド官能基を少なくとも一つもつ成分を意味する。
【0017】 好ましくは、この第一および/または第二アミン化合物はまた、臭気度が、ジ
プロピレングリコールに溶かしたアントラニル酸メチルの1%溶液の臭気度より
も低いことを特徴とするものである。
【0018】 臭気度法 臭気度とは、純粋な化学薬品を、香料の製造に用いられる無臭の溶剤であるジ
プロピレングリコールで1%に希釈したことを意味する。このパーセンテージは
、使用レベルをより端的に示すものである。匂い紙、またはいわゆる「ブロッタ
ー」をちょっと浸し、評価用に、熟練したパネリストに提供する。熟練したパネ
リストとは、臭気の等級付けに関して少なくとも6ヶ月間訓練を受けた(彼等の
等級付けは、現行の基準に照らして正確さと再現性がチェックされる)評価者で
ある。各アミン化合物について、基準物(アントラニル酸Me、パネリストには
知らせていない)とサンプルにそれぞれ浸した二つのブロッターをパネリストに
提供した。パネリストに、0〜5の臭気強度の尺度(0:臭いは感じられない、
5:非常に強い臭いがする)に基づいて、二つの匂い紙の等級付けを依頼した。
【0019】 結果 以下の結果は、本発明に用いるのに適したアミン化合物の、上記の手順に従っ
て得た臭気度を示すものである。どちらの場合も、数値は5名の熟練したパネリ
ストの算術平均であり、またその結果には、信頼水準95%で統計的有意差があ
る。 アントラニル酸メチル1%(基準) 3.4 エチル−4−アミノベンゾエート(EAB)1% 0.9
【0020】 本発明の第一アミン化合物の一般構造は、以下の通りである。 B−(NH2) 式中、Bはキャリア物質であり、nは1以上の値の指数である。
【0021】 第二アミン基を有する化合物は、化合物が−NH2の代わりに一つ、またはそ
れ以上の−NH−基を含んでいる以外は、上と同様の構造を有するものである。
また、この化合物の構造には、−NH2基と−NH−基の両方がそれぞれ一つ、
またはそれ以上含まれていてもよい。
【0022】 好ましいキャリアBは、無機キャリアと有機キャリアである。
【0023】 「無機キャリア」とは、炭素をベースとする主鎖がないか、または実質的にない
キャリアを意味する。
【0024】 無機キャリアをもつ好ましい第一および/または第二アミンは、アミノ誘導化
オルガノシラン、シロキサン、シラザン、アルマン、アルミニウムシロキサンま
たは珪酸アルミニウム化合物のモノマー、ポリマー、または有機−有機珪素コポ
リマーから選ばれるものである。このようなキャリアの典型的な例は、W. Noll
著、「Chemistry and Technology of Silicone」(Academic Press Inc.、19
98年、ロンドン)の209頁と106頁に記載されているジアミノアルキルシ
ロキサン[H2NCH2(CH3)2Si]Oやオルガノアミノシラン(C6H
5)3SiNH2のような、第一アミン成分を少なくとも一つ有するオルガノシ
ロキサンである。
【0025】 有機キャリアをもつ好ましい第一および/または第二アミンは、アミノアリー
ル誘導体、ポリアミン、アミノ酸とその誘導体、置換アミン、置換アミド、グル
カミン、デンドリマー、ポリビニルアミンとその誘導体、および/またはそれら
のコポリマー、アルキレンポリアミン、ポリアミノ酸とそのコポリマー、架橋ポ
リアミノ酸、アミノ置換ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレンビスアミン
またはビスアミノアルキル、アミノアルキルピペラジンとその誘導体、線状また
は分岐ビス(アミノアルキル)アルキルジアミン、並びにそれらの混合物から選
ばれるものである。
【0026】 好ましいアミノアリール誘導体は、4−アミノベンゾエート化合物のアルキル
エステルを含むアミノベンゼン誘導体であり、より好ましくは、エチル−4−ア
ミノベンゾエート、フェニルエチル−4−アミノベンゾエート、フェニル−4−
アミノベンゾエート、4−アミノ−N’−(3−アミノプロピル)−ベンズアミ
ド、およびそれらの混合物から選ばれるものである。
【0027】 本発明に用いるのに適したポリアミンは、ポリエチレンイミンポリマー、2−
エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオールとのポリ[オキ
シ(メチル−1,2−エタンジイル)],α−(2−アミノメチルエチル)−ω
−(2−アミノメチル−エトキシ)エーテル(=C.A.S.No.9046−1
0−0);2−エチル−2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール
とのポリ[オキシ(メチル−1,2−エタンジイル)],α−ヒドロ−)−ω−
(2−アミノメチルエトキシ)エーテル(=C.A.S.No.39423−51
−3);ジェファミンT−403、D−230、D−400、D−2000とい
う商品名で市販されているもの;2,2’,2’’−トリアミノトリエチルアミ
ン;2,2’−ジアミノ−ジエチルアミン;3,3’−ジアミノ−ジプロピルア
ミン、三菱により市販されている1,3−ビスアミノエチル−シクロヘキサン、
およびクラリアントにより市販されている、C12スターンアミン(プロピレン
アミン)(n=3/4)といったC12スターンアミン、並びにそれらの混合
物である。好ましいポリアミンは、ルパゾールFG(分子量800)、G20w
fv(分子量1300)、PR8515(分子量2000)、WF(分子量25
000)、FC(分子量800)、G20(分子量1300)、G35(分子量
1200)、G100(分子量2000)、HF(分子量25000)、P(分
子量750000)、PS(分子量750000)、SK(分子量200000
0)、SNA(分子量1000000)のような、ルパゾールという商品名で市
販されているポリエチレンイミンである。
【0028】 本発明に用いるのに好ましいアミノ酸は、チロシン、トリプトファン、リシン
、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アルギニン、アスパラギン、フ
ェニルアラニン、プロリン、グリシン、セリン、ヒスチジン、スレオニン、メチ
オニン、およびそれらの混合物から選ばれるものであり、最も好ましくは、チロ
シン、トリプトファン、およびそれらの混合物から選ばれるものである。好まし
いアミノ酸誘導体は、チロシンエチレート、グリシンメチレート、トリプトファ
ンエチレート、およびそれらの混合物から選ばれるものである。
【0029】 本発明に用いるのに好ましい置換アミン、および置換アミドは、ニペコタミド
、N−ココ−1,3−プロペンジアミン、N−オレイル−1,3−プロペンジア
ミン、N−(タロウアルキル)−1,3−プロペンジアミン、1,4−ジアミノ
シクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,12−ジアミノドデカ
ン、およびそれらの混合物から選ばれるものである。
【0030】 本発明に用いるのに適したその他の第一アミン化合物はグルカミン類であり、
好ましくは2,3,4,5,6−ペンタメトキシ−グルカミン、6−アセチルグ
ルカミン、グルカミン、およびそれらの混合物から選ばれるものである。
【0031】 ポリエチレンイミンおよび/またはポリプロピレンイミンデンドリマー、デン
ドリテックにより市販されているスターバースト(R)ポリアミドアミン(PAM
AM)デンドリマー、ジェネレーションG0〜G10、並びにディー・エス・エ
ムにより市販されているデンドリマーであるアストロモールズ(R)、ジェネレー
ション1〜5[ジアミノブタンポリアミンDAB(PA)デンドリマー(x=
×4、nは通常0〜4)]も、好ましい化合物である。
【0032】 また別の好ましい第一および/または第二アミン含有化合物は、アミノ官能性
ポリマーである。本発明に用いるのに好ましいアミノ官能性ポリマーは、ポリビ
ニルアミン、それらの誘導体、それらのコポリマー、アルキレンポリアミン、ポ
リアミノ酸とそのコポリマー、架橋ポリアミノ酸、アミノ置換ポリビニルアルコ
ール、ポリオキシエチレンビスアミンまたはビスアミノアルキル、アミノアルキ
ルピペラジンとその誘導体、線状または分岐N,N’−ビス−(3−アミノプロ
ピル)−1,3−プロパンジアミン(TPTA)、およびそれらの混合物から選
ばれるものである。
【0033】 ポリアミノ酸は、適切、且つ好ましい種類のアミノ官能性ポリマーの一つであ
る。ポリアミノ酸は、アミノ酸、または化学変性したアミノ酸でできている化合
物である。それらには、アラニン、セリン、アスパラギン酸、アルギニン、ヴァ
リン、スレオニン、グルタミン酸、ロイシン、システイン、ヒスチジン、リシン
、イソロイシン、チロシン、アスパラギン、メチオニン、プロリン、トリプトフ
ァン、フェニルアラニン、グルタミン、グリシン、またはそれらの混合物を含め
ることができる。化学変性アミノ酸とは、アミノ酸のアミン官能基または酸性官
能基を、化学試薬と反応させたものである。この化学変性は、次の反応において
アミノ酸のこれらのアミン官能基や酸官能基を保護する為に、または改良された
安定性といった特別の性質をアミノ酸に付与する為に、しばしば行われる。この
ような化学変性物の例は、ベンジルオキシカルボニル、アミノ酪酸、ブチルエス
テル、ピログルタミン酸である。アミノ酸、およびアミノ酸の一部分の一般的な
変性についての更なる例が、ベイケムの「Peptides and Biochemicals Catalog
」(1996年)に記載されている。
【0034】 好ましいポリアミノ酸は、ポリリシン、ポリアルギニン、ポリグルタミン、ポ
リアスパラギン、ポリヒスチジン、ポリトリプトファン、またはそれらの混合物
である。最も好ましいのは、ポリリシン、または50%を超えるアミノ酸がリシ
ンであるポリアミノ酸である。これは、リシンの側鎖中の第一アミン官能基が、
あらゆるアミノ酸の中で最も反応性に富んだアミンであるからである。
【0035】 好ましいポリアミノ酸は、分子量が500〜10,000,000、より好ま
しくは5,000〜750,000のものである。
【0036】 ポリアミノ酸は架橋させることができる。架橋は、例えばリシンのようなアミ
ノ酸の側鎖中のアミン基を、アミノ酸のカルボキシル官能基と、またはPEG誘
導体のような蛋白質架橋剤と縮合させることにより行うことができる。架橋した
ポリアミノ酸はそれでもなお、活性成分との反応の為に残された第一および/ま
たは第二アミノ遊離基を有している必要がある。
【0037】 好ましい架橋ポリアミノ酸は、分子量が20,000〜10,000,000
、より好ましくは200,000〜2,000,000のものである。
【0038】 ポリアミノ酸やアミノ酸は他の試薬と、例えば酸、アミド、アシルクロリドと
、より具体的にはアミノカプロン酸、アジピン酸、エチルヘキサン酸、カプロラ
クタム、またはそれらの混合物と共重合させることができる。これらのコポリマ
ーに用いられるモル比は、1:1(試薬/アミノ酸(リシン))から1:20で
あって、より好ましくは1:1から1:10である。
【0039】 ポリリシンのようなポリアミノ酸は、部分的にエトキシル化することができる
【0040】 リシン、アルギニン、グルタミン、アスパラギンを含むポリアミノ酸の例、お
よび供給については、ベイケムの「Peptides and Biochemicals Catalog」(1
996年)に記載されている。
【0041】 ポリアミノ酸は、活性成分との反応の前に、塩の形で得ることができる。例え
ばポリリシンは、ポリリシンヒドロブロミドとして供給することができる。ポリ
リシンヒドロブロミドは、シグマ、アプリケム、ベイケム、およびフルカにより
市販されている。
【0042】 本発明の目的に適した、第一および/または第二アミン基を少なくとも一つ有
するアミノ官能性ポリマーの例は、 − 分子量が約300で2.10E6のポリビニルアミン、 − 分子量が約600、1200、または3000で、エトキシル化度が0.5
のアルコキシル化ポリビニルアミン、 − モル比2:1のポリビニルアミン−ビニルアルコール、モル比1:2のポリ
ビニルアミン−ビニルホルムアミド、モル比2:1のポリビニルアミン−ビニル
ホルムアミド、 − トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミ
ン、 − ビスアミノプロピルピペラジン、 − ポリアミノ酸(モル比10/1のL−リシン/ラウリン酸)、ポリアミノ酸
(モル比5/5/1のL−リシン/アミノカプロン酸/アジピン酸)、ポリアミ
ノ酸(モル比5/3/1のL−リシン/アミノカプロン酸/エチルヘキサン酸)
、ポリアミノ酸(ポリリシン−コカプロラクタム)、ポリリシン、ポリリシンヒ
ドロブロミド、架橋ポリリシン、 − 分子量が400〜300,000のアミノ置換ポリビニルアルコール、 − 例えばシグマから入手可能なポリオキシエチレンビス[アミン]、 − 例えばシグマから入手可能なポリオキシエチレンビス[6−アミノヘキシル
]、 − 線状または分岐N,N’−ビス−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパ
ンジアミン(TPTA)、および − 1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジン(BNPP) である。
【0043】 より好ましい化合物は、エチル−4−アミノベンゾエート、ルパゾールFG、
G20wfv、PR8515、WF、FC、G20、G35、G100、HF、
P、PS、SK、SNAのようなルパゾールという商品名で市販されているポリ
エチレンイミンポリマー、ジアミノブタンデンドリマーであるアストラモール(R
)、ポリリシン、架橋ポリリシン、線状または架橋N,N’−ビス−(3−アミ
ノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−アミノプロピ
ル)ピペラジン、およびそれらの混合物から選ばれるものである。最も好ましい
化合物は、エチル−4−アミノベンゾエート、ルパゾールFG、G20wfv、
PR8515、WF、FC、G20、G35、G100、HF、P、PS、SK
、SNAのようなルパゾールという商品名で市販されているポリエチレンイミン
ポリマー、ポリリシン、架橋ポリリシン、線状または架橋N,N’−ビス−(3
−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−アミノ
プロピル)ピペラジン、およびそれらの混合物から選ばれるものである。
【0044】 都合の良いことに、このような最も好ましい第一および/または第二アミン化
合物は、布地の外見、特に見た目の色に対して良好な効果ももたらすので、得ら
れるアミン反応生成物には、布地の外見に対する効果と活性成分の遅延放出とい
う二つの特性が付与される。また、第一および/または第二アミン化合物が第一
および/または第二アミン遊離基を二つ以上有している場合には、幾つかの異な
る活性成分(アルデヒドおよび/またはケトン)をこのアミン化合物に結合させ
ることができる。
【0045】 B)ケトンおよび/またはアルデヒド活性成分 上記の化合物に対しては、ケトンまたはアルデヒド活性成分とは、炭素原子数
が少なくとも1、好ましくは少なくとも5のあらゆる鎖を意味するのが好ましい
【0046】 ケトン活性成分、またはアルデヒド活性成分は、好ましくは、ケトンまたはア
ルデヒドフレーバー成分、ケトンまたはアルデヒド薬剤活性成分、ケトンまたは
アルデヒドバイオコントロール剤、ケトンまたはアルデヒド香料成分、およびそ
れらの混合物からそれぞれ選ばれるものであり、最も好ましいのは香料ケトンお
よび/またはアルデヒドである。
【0047】 フレーバー成分には、スパイス、およびフレーバーの総合的な認識に関与する
フレーバーエンハンサーが含まれる。
【0048】 薬剤活性成分には、医薬物質が含まれる。
【0049】 バイオコントロール剤には、殺生物剤、抗微生物剤、殺菌剤、殺真菌剤、殺藻
剤、殺カビ剤、殺菌消毒薬、漂白剤のような消毒薬、防腐剤、殺虫剤、昆虫/蛾
忌避剤、駆虫剤、植物成長ホルモンが含まれる。
【0050】 典型的な抗微生物剤には、グルタルアルデヒド、ケイ皮アルデヒド、およびそ
れらの混合物が含まれる。典型的な昆虫および/または蛾忌避剤は、シトロネラ
ール、シトラール、N,N−ジエチルメタトルアミド、ロタンジアール、8−ア
セトキシカルボタンアセノン、およびそれらの混合物のような香料成分である。
本発明に用いられる昆虫および/または蛾忌避剤のその他の例は、米国特許第4
,449,987号、第4,693,890号、第4,696,676号、第4
,933,371号、第5,030,660号、第5,196,200号の各明
細書、および Bioactive Volatile Compounds from Plants, ASC Symposium Ser
ies 525, R. Teranishi, R.G. Buttery, and H. Sugisawa, 1993, pp. 35-48 に
発表されている B.D. Mookherjee 等の「Semio Activity of Flavor and Fragra
nce molecules on various Insect Species」に開示されている。
【0051】 香水の製造において伝統的に用いられている適切なケトンおよび/またはアル
デヒドとして典型的なものは、S. Arctander 著、「Perfumes and Flavor Chemi
cals」の第I巻と第II巻(Allured Publishing、1994年、ISBN 0-931710-35-
5)に開示されている。
【0052】 ケトン香料成分には、芳香性のある成分が含まれる。
【0053】 上記の化合物に対しては、香料ケトンは、ブッコキシム;イソジャスモン;メ
チルベータナフチルケトン;ムスクインダノン;トナリド/ムスクプラス;アル
ファ−ダマスコン、ベータ−ダマスコン、デルタ−ダマスコン、イソ−ダマスコ
ン、ダマセノン、ダマロース、メチル−ジヒドロジャスモネート、メントン、カ
ルヴォン、カンファー、フェンコン、アルファ−ヨノン、ベータ−ヨノン、ガン
マ−メチルいわゆるヨノン、フルーラモン、ジヒドロジャスモン、シス−ジャス
モン、イソ−E−スーパー、メチル−セドレニル−ケトンまたはメチル−セドリ
ロン、アセトフェノン、メチル−アセトフェノン、パラ−メトキシ−アセトフェ
ノン、メチル−ベータ−ナフチル−ケトン、ベンジル−アセトン、ベンゾフェノ
ン、パラ−ヒドロキシ−フェニル−ブタノン、セロリケトンまたはリベスコン、
6−イソプロピルデカヒドロ−2−ナフトン、ジメチル−オクテノン、フレスコ
メンテ、4−(1−エトキシビニル)−3,3,5,5−テトラメチル−シクロ
ヘキサノン、メチル−ヘプテノン、2−(2−(4−メチル−3−シクロヘキセ
ン−1−イル)プロピル)−シクロペンタノン、1−(p−メンテン−(6)2
−イル)−1−プロパノン、4−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−
2−ブタノン、2−アセチル−3,3−ジメチル−ノルボルナン、6,7−ジヒ
ドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、4−ダマ
スコール、ダルシニルまたはカシオン、ゲルソン、ヘキサロン、イソシクルモン
E、メチルシクロシトロン、メチル−ラヴェンダー−ケトン、オリヴォン、パラ
−ターシャリーブチル−シクロヘキサノン、ヴェルドン、デルフォン、ムスコン
、ネオブテノン、プリカトン、ヴェロウトン、2,4,4,7−テトラメチル−
オクト−6−エン−3−オン、テトラメラン、ヘジオン、およびそれらの混合物
から選ぶのが好ましい。
【0054】 上記の化合物に対しては、好ましいケトンは、アルファダマスコン、デルタダ
マスコン、イソダマスコン、カルヴォン、ガンマ−メチル−ヨノン、イソ−E−
スーパー、2,4,4,7−テトラメチル−オクト−6−エン−3−オン、ベン
ジルアセトン、ベータダマスコン、ダマセノン、メチルジヒドロジャスモネート
、メチルセドリロン、ヘジオン、およびそれらの混合物から選ぶのがより好まし
い。
【0055】 アルデヒド香料成分には、芳香性のある成分が含まれる。
【0056】 上記の化合物に対しては、香料アルデヒドは、アドキサール;アニスアルデヒ
ド;シマール;エチルヴァニリン;フロールヒドラール;ヘリオナール;ヘリオ
トロピン;ヒドロキシシトロネラール;コアヴォン;ラウリンアルデヒド;リラ
ール;メチルノニルアセトアルデヒド;P.T.ブシナール;フェニルアセトア
ルデヒド;ウンデシレンアルデヒド;ヴァニリン;2,6,10−トリメチル−
9−ウンデセナール、3−ドデセン−1−アール、アルファ−n−アミルケイ皮
アルデヒド、4−メトキシベンズアルデヒド、ベンズアルデヒド、3−(4−t
ert−ブチルフェニル)−プロパナール、2−メチル−3−(パラ−メトキシ
フェニル)プロパナール、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2(1
)−シクロヘキセン−1−イル)ブタナール、3−フェニル−2−プロペナール
、シス/トランス−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−アール、3
,7−ジメチル−6−オクテン−1−アール、[(3,7−ジメチル−6−オク
テニル)オキシ]アセトアルデヒド、4−イソプロピルベンズアルデヒド、1,
2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−8,8−ジメチル−2−ナフトア
ルデヒド、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド
、2−メチル−3−(イソプロピルフェニル)プロパナール、1−デカナール;
デシルアルデヒド、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、4−(トリシクロ[
5.2.1.0(2,6)]−デシリデン−8)−ブタナール、オクタヒドロ−
4,7−メタノ−1H−インデンカルボキシアルデヒド、3−エトキシ−4−ヒ
ドロキシベンズアルデヒド、パラ−エチル−アルファ,アルファ−ジメチルヒド
ロケイ皮アルデヒド、アルファ−メチル−3,4−(メチレンジオキシ)−ヒド
ロケイ皮アルデヒド、3,4−メチレンジオキシベンズアルデヒド、アルファ−
n−ヘキシルケイ皮アルデヒド、m−シメン−7−カルボキシアルデヒド、アル
ファ−メチルフェニルアセトアルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオ
クタナール、ウンデセナール、2,4,6−トリメチル−3−シクロヘキセン−
1−カルボキシアルデヒド、4−(3)(4−メチル−3−ペンテニル)−3−シク
ロヘキセン−カルボキシアルデヒド、1−ドデカナール、2,4−ジメチルシク
ロヘキセン−3−カルボキシアルデヒド、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペ
ンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、7−メトキシ−3
,7−ジメチルオクタン−1−アール、2−メチルウンデカナール、2−メチル
デカナール、1−ノナナール、1−オクタナール、2,6,10−トリメチル−
5,9−ウンデカジエナール、2−メチル−3−(4−tert−ブチル)プロ
パナール、ジヒドロケイ皮アルデヒド、1−メチル−4−(4−メチル−3−ペ
ンテニル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、5または6−メ
トキシヘキサヒドロ−4,7−メタノインダン−1または2−カルボキシアルデ
ヒド、3,7−ジメチルオクタン−1−アール、1−ウンデカナール、10−ウ
ンデセン−1−アール、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、1−
メチル−3−(4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒ
ド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチル−オクタナール、トランス−4−デセナ
ール、2,6−ノナジエナール、パラ−トリルアセトアルデヒド;4−メチルフ
ェニルアセトアルデヒド、2−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シ
クロヘキセン−1−イル)−2−ブテナール、オルト−メトキシケイ皮アルデヒ
ド、3,5,6−トリメチル−3−シクロヘキセンカルボキシアルデヒド、3,
7−ジメチル−2−メチレン−6−オクテナール、フェノキシアセトアルデヒド
、5,9−ジメチル−4,8−デカジエナール、ピオニイアルデヒド(6,10
−ジメチル−3−オキサ−5,9−ウンデカジエン−1−アール)、ヘキサヒド
ロ−4,7−メタノインダン−1−カルボキシアルデヒド、2−メチルオクタナ
ール、アルファ−メチル−4−(1−メチルエチル)ベンゼンアセトアルデヒド
、6,6−ジメチル−2−ノルピネン−2−プロピオンアルデヒド、パラメチル
フェノキシアセトアルデヒド、2−メチル−3−フェニル−2−プロペン−1−
アール、3,5,5−トリメチルヘキサナール、ヘキサヒドロ−8,8−ジメチ
ル−2−ナフトアルデヒド、3−プロピル−ビシクロ[2.2.1]−ヘプト−
5−エン−2−カルボアルデヒド、9−デセナール、3−メチル−5−フェニル
−1−ペンタナール、メチルノニルアセトアルデヒド、1−p−メンテン−q−
カルボキシアルデヒド、シトラール、リリアール、およびそれらの混合物から選
ぶのが好ましい。
【0057】 最も好ましいアルデヒドは、シトラール、1−デカナール、ベンズアルデヒド
、フロールヒドラール、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキ
シアルデヒド;シス/トランス−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1
−アール;ヘリオトロピン;2,4,6−トリメチル−3−シクロヘキセン−1
−カルボキシアルデヒド;2,6−ノナジエナール;アルファ−n−アミルケイ
皮アルデヒド、アルファ−n−ヘキシルケイ皮アルデヒド、P.T.ブシナール
、リラール、シマール、メチルノニルアセトアルデヒド、トランス−2−ノネナ
ール、リリアール、トランス−2−ノネナールおよびそれらの混合物から選ばれ
るものである。
【0058】 上記リスト中の香料成分のうちの幾つかは当業者に従来から知られている商品
名であり、またそれらには異性体も含まれている。このような異性体も、本発明
に用いるのに適している。
【0059】 別の態様においては、本発明の目的に特に適しているのは香料化合物であり、
好ましくは、低臭気検知閾値をもつことを特徴とする香料ケトンまたはアルデヒ
ドである。このような臭気検知閾値(ODT)は、以下に述べるように調節した
ガスクロマトグラフィー(GC)条件で測定した場合、1ppm未満、好ましく
は10ppb未満でなければならない。このパラメーターは、香料製造技術にお
いて普通に用いられている値であり、それはまた、何等かの臭気物質の存在が明
らかに検知できる最低濃度である。例えば、F.A. Fazzalari編、「Compilation
of Odor and Taste Threshold Value Data (ASTM DS 48A)」、(インターナショ
ナル・ビジネス・マシーンズ、ニューヨーク州ホップウェル・ジャンクション)
、および Calkin等著、「Perfumery, Practice and Principles」(John Willey
& Sons, Inc.、1994年)の243頁とその次の頁を参照のこと。本発明の
目的に対しては、臭気検知閾値を以下の方法に従って測定する。ガスクロマトグ
ラフの特性付けを行って、シリンジで注入した物質の正確な体積、正確な分割比
、および濃度と鎖長分布の分かっている基準炭化水素を用いての炭化水素応答を
測定する。空気の流量を正確に測定し、ヒトの吸込み時間は0.02分間である
と仮定して、サンプルとして採った体積を計算する。検出器でのどの時点の濃度
も正確に分かっているので、吸入された体積当たりの質量が分かり、従って物質
の濃度が分かる。香料物質のODTを測定する為には、逆算した濃度の溶液を嗅
ぎ口に送る。パネリストがGC溶出液を嗅ぎ、臭気に気付くまでの時間を測定す
る。全パネリストの平均により、気付くことのできる閾値を求める。必要量の分
析物をカラムに注入して、検出器で10ppbといった特定の濃度になるように
する。臭気検知閾値を測定する際の典型的なガスクロマトグラフィーのパラメー
ターを、以下に挙げる。 GC:FID検出器の付いている5890シリーズII 7673オートサンプラー カラム:J&WサイエンティフィックDB−1 長さ30メートル、内径0.25mm、膜厚1μm 方法: 分割注入:分割比17/1 オートサンプラー:一回の注入に付き1.13マイクロリットル カラム流量:1.10ml/分 空気の流量:345ml/分 入口温度 245℃ 検出器温度 285℃ 温度情報 初期温度:50℃ 速度:5℃/分 最終温度:280℃ 最終時間:6分 主な想定:一回嗅ぐのに0.02分 GCの空気でサンプルを希釈
【0060】 このような好ましい香料成分の例は、2−メチル−2−(パラ−イソ−プロピ
ルフェニル)−プロピオンアルデヒド、1−(2,6,6−トリメチル−2−シ
クロヘキサン−1−イル)−2−ブテン−1−オンおよび/またはパラ−メトキ
シ−アセトフェノンから選ばれるものである。より好ましいのは、上記の方法で
測定したODTが10ppb以下の下記の化合物である。ウンデシレンアルデヒ
ド、ガンマウンデカラクトン、ヘリオトロピン、ガンマドデカラクトン、p−ア
ニスアルデヒド、パラヒドロキシ−フェニル−ブタノン、シマール、ベンジルア
セトン、アルファヨノン、p.t.ブシナール、ダマセノン、ベータヨノン、お
よびメチル−ノニルケトン。
【0061】 活性成分のレベルは、典型的にはアミン反応生成物の10〜90重量%、好ま
しくは30〜85重量%、より好ましくは45〜80重量%である。
【0062】 好ましいアミン反応生成物は、同時係属中のヨーロッパ特許出願第98870
155.3号明細書の29頁26行目から32頁29行目に記載されている乾燥
表面臭気指数を満たすものである。この明細書に記載されている布地表面用、お
よび硬質表面用の具体的な未香料入り基剤は、それぞれ以下の通りである。
【表1】
【表2】
【0063】 最も好ましいアミン反応生成物は、ルパゾールポリマーのようなポリエチレン
イミンポリマー、BNPP、またはTPTAと、アルファダマスコン、デルタダ
マスコン、カルヴォン、ガンマ−メチル−ヨノン、ヘジオン、フロールヒドラー
ル、リリアール、ヘリオトロピン、および2,4−ジメチル−3−シクロヘキセ
ン−1−カルボキシアルデヒドのうちの一つ、またはそれ以上との反応により得
られるものである。また別の好ましいアミン反応生成物は、アストラモールデン
ドリマーとカルヴォンとの反応により得られるものの他、エチル−4−アミノベ
ンゾエートと、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデ
ヒド、およびトランス−2−ノネナールのうちの一つ、またはそれ以上との反応
により得られるものである。更に別の好ましいアミン反応生成物は、ポリリシン
と、アルファダマスコン、デルタダマスコン、カルヴォン、および2,4−ジメ
チル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドのうちの一つ、またはそ
れ以上との反応により得られるものである。
【0064】 最も好ましいアミン反応生成物は、ルパゾールHFとデルタダマスコンとの反
応、ルパゾールG35とアルファダマスコンとの反応、ルパゾールG100と2
,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドとの反応、B
NPPまたはTPTAとアルファおよびデルタダマスコンとの反応、エチル−4
−アミノベンゾエートと2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキ
シアルデヒドとの反応により得られるものである。
【0065】 最も好ましいアミン反応生成物は、同時係属中のヨーロッパ特許出願第988
70155.3号明細書の29頁26行目から32頁29行目に記載されている
乾燥表面臭気指数を満たすものである。
【0066】 2)キャリア 本発明のもう一つの必須成分は、融点が30℃未満、好ましくは−150℃以
上30℃未満のキャリアである。このキャリアを用いることにより、噴霧に適し
たアミン反応生成物の粒子が得られる。
【0067】 このようなキャリアとして典型的なものには、液状のキャリア物質と固体のキ
ャリア物質が含まれる。液状のキャリアは、疎水性または親水性の形態といった
、どのような適切な物理的形態にあってもよい。
【0068】 キャリア物質に関連して本明細書で用いる「疎水性」とは、水に実質的に不溶
であることを意味し、「親水性」とは、水に実質的に溶けることを意味する。こ
れについては、「水に実質的に不溶である」というのは、25℃の蒸留(または
それと同等の)水に、濃度0.2重量%で溶けることのない物質、好ましくは0
.1重量%で溶けることのない物質を指すものとする(水+キャリアの重量に基
づいて計算)。「水に実質的に溶ける」というのは、25℃の蒸留(またはそれ
と同等の)水に、濃度0.2重量%で溶ける物質、好ましくは1.0重量%で溶
ける物質を指すものとする。本発明の目的に用いる「溶ける」、「溶解性」等と
いう語は、当業者に良く理解されているように、水、またはその他の溶剤に溶け
て均質な溶液を形成することのできるキャリアの最高濃度に対応するものである
【0069】 疎水性の形態の物質として典型的なものには、香料の製造に有用な成分が含ま
れる。このような成分として典型的なのは、香料原料、溶剤、およびそれらの混
合物である。典型的な疎水性原料には、ヘキシルケイ皮アルデヒドのようなケト
ンまたはアルデヒド、リモレンやd−リモネンのような炭化水素、ヘルコリンD
、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ヘキシル、クエン酸トリエチル、ミリスチン
酸イソプロピルのようなエステル類、またはそれらの混合物、又は、好ましくは
これらの原料のうちの一種、またはそれ以上を配合した疎水性香料組成物が含ま
れる。
【0070】 典型的な疎水性溶剤には、フタル酸ジエチル、ブトキシプロポキシプロパノー
ルのようなエーテル類、およびそれらの混合物が含まれる。疎水性のある完成香
料組成物も、本発明で用いるのに適している。
【0071】 親水性の形態の物質として典型的なものには、メタノールやエタノールのよう
なアルコール類、ジプロピレングリコール、水、上記のような融点が30℃未満
のノニオン界面活性剤、およびそれらの混合物が含まれる。
【0072】 好ましいキャリア物質は、サリチル酸ベンジル、フタル酸ジエチル、ジプロピ
レングリコール、メタノール、エタノール、およびそれらの混合物から選ばれる
ものである。
【0073】 アミン反応生成物をキャリアと混合するだけでそれ以上処理しない場合には、
アミン反応生成物は、典型的には、処理済み反応生成物の1〜75重量%、好ま
しくは10〜60重量%、より好ましくは15〜45重量%となる量で存在させ
る。この場合、キャリアは、合計して100%になる量で十分である。勿論、処
理済みアミン反応生成物は、キャリア物質の量を超えない量の少量成分を含んで
いてもよい。キャリアは、典型的には、処理済みアミン反応生成物の3〜95重
量%、好ましくは15〜90重量%、最も好ましくは45〜85重量%となる量
で存在させる。
【0074】 処理済みアミン反応生成物とは、アミン反応生成物とキャリア物質とから得ら
れる生成物を意味する。
【0075】 キャリアによるアミン反応生成物の処理は、アミン反応生成物とキャリアを十
分に混合して行う。都合の良いことに、実質的に均質な混合物を得る為には、付
加的な成分は必要でない。この混合は、可能な最も低い温度、すなわちキャリア
の融点よりも少し高い温度、または室温で行う。混合工程は、完全に均質な混合
物が得られるまで行う。「均質な」とは、アミン反応生成物20gとメタノール
20g、またはフタル酸ジエチル80gを、室温でウルトラ・トゥラックスを用
いて5分間混合して得られる組成物と同様の外見をもつ組成物を意味する。
【0076】 得られる処理済みアミン反応生成物は、液状のキャリアを使用した場合には、
噴霧に適したものになる。
【0077】 被覆剤 アミン反応生成物との混合に融点が30℃未満のキャリアを用いる場合、その
混合物を、例えば固体に混合物を吸着させて更に処理し、被覆粒子、好ましくは
多孔質の被膜を形成するのが好ましいことがある。都合の良いことに、この被膜
によって、洗液中に存在する攻撃的な化学物質から処理済みアミン反応生成物が
保護される。
【0078】 得られた被覆粒子は、液体、または粉末、好ましくは凝集物、ペレット、錠剤
、またはそれらの混合物のような粉末に混ぜるのに適したどのような形態にあっ
てもよい。
【0079】 ペーストを含む固体混合物と液体混合物の両方に適した被覆剤は、水に実質的
に溶ける固体バインダーまたは凝集剤である。
【0080】 「水に実質的に溶ける」とは、25℃の蒸留(またはそれと同等の)水に、濃
度0.2重量%で溶ける物質、好ましくは1.0重量%で溶ける物質を指すもの
とする。
【0081】 「固体」とは、周囲温度で固体の物質と定義されるものであり、従って、水に実
質的に溶ける固体バインダーまたは凝集剤の融点は30℃以上、好ましくは40
℃以上でなければならない。
【0082】 適切な水溶性バインダーまたは凝集剤には、水溶性の有機高分子化合物、水溶
性の単量体ポリカルボキシレート、またはそれらの酸の形のもの、ポリカルボン
酸のホモポリマー、コポリマー、またはそれらの塩(ここでポリカルボン酸とは
、二つ以下の炭素原子で互いに隔てられている少なくとも二つのカルボン酸基を
含んでなるものである)、炭酸塩、重炭酸塩、硼酸塩、燐酸塩、硫酸ナトリウム
や硫酸マグネシウムのような硫酸塩、過硼酸塩一水和物のような過硼酸塩を含む
無機水和物塩、過炭酸塩、珪酸塩、澱粉、シクロデキストリン、および上記の化
合物のあらゆる混合物が含まれる。
【0083】 被覆剤として適した有機高分子化合物には、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、およびヒドロキシエチルセル
ロースのようなセルロース誘導体の他に、ペクチンやガムのような炭水化物が含
まれる。更なる化合物は、イヌリン、デキストラン、キシログルカン、ペクチン
またはガムといった、フルクトース、キシロース、ガラクトース、ガラクツロン
酸またはグルコースをベースとするポリマーのような炭水化物とその誘導体であ
る。
【0084】 カルボキシ基を一つ有する適切なカルボキシレートには、乳酸、グリコール酸
、およびそれらのエーテル誘導体の水溶性の塩が含まれる。カルボキシ基を二つ
有するポリカルボキシレートには、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)
二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸、およびフマル酸
の水溶性の塩の他に、エーテルカルボキシレートやスルフィニルカルボキシレー
トが含まれる。カルボキシ基を三つ有するポリカルボキシレートには、特に水溶
性のクエン酸塩、アコニット酸塩、およびシトラコン酸塩の他、英国特許第1,
379,241号明細書に記載されているカルボキシメチルオキシスクシネート
、英国特許第1,389,732号明細書に記載されているラクトキシスクシネ
ート、およびオランダ特許出願第7205873号明細書に記載されているアミ
ノスクシネートのようなスクシネート誘導体、並びに英国特許第1,387,4
47号明細書に記載されている2−オキサ−1,1,3−プロパントリカルボキ
シレートのようなオキシポリカルボキシレートが含まれる。
【0085】 カルボキシ基を四つ有するポリカルボキシレートには、英国特許第1,261
,829号明細書に開示されているオキシジスクシネートや、1,1,2,2−
エタンテトラカルボキシレート、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシレ
ート、および1,1,2,3−プロパンテトラカルボキシレートが含まれる。ス
ルホ置換基を有するポリカルボキシレートには、英国特許第1,398,421
号および第1,398,422号、並びに米国特許第3,936,448号の各
明細書に開示されているスルホスクシネート誘導体と、英国特許第1,439,
000号明細書に記載されているスルホン化熱分解シトレートが含まれる。
【0086】 脂環式ポリカルボキシレートと複素環式ポリカルボキシレートには、シクロペ
ンタン−シス,シス,シス−テトラカルボキシレート、シクロペンタジエニドペ
ンタカルボキシレート、2,3,4,5−テトラヒドロフラン−シス,シス,シ
ス−テトラカルボキシレート、2,5−テトラヒドロフラン−シス−ジカルボキ
シレート、2,2,5,5−テトラヒドロフラン−テトラカルボキシレート、1
,2,3,4,5,6−ヘキサン−ヘキサカルボキシレート、並びにソルビトー
ル、マンニトール、およびキシリトールのような多価アルコールのカルボキシメ
チル誘導体が含まれる。芳香族ポリカルボキシレートには、メリット酸、ピロメ
リット酸、および英国特許第1,425,343号明細書に開示されているフタ
ル酸誘導体が含まれる。
【0087】 上記のポリカルボキシレートの中で好ましいのは、一分子につき三つ以下のカ
ルボキシ基を有するヒドロキシカルボキシレートであり、より特にシトレートで
ある。
【0088】 硼酸塩や、洗剤貯蔵条件下または洗濯条件下で硼酸塩を生成し得る硼酸塩生成
物質を含有するビルダーも使用できるが、それらは、約50℃未満、特に約40
℃未満の洗濯条件下では好ましくない。
【0089】 炭酸塩の例は、1973年11月15日に公開されたドイツ特許出願第2,3
21,001号明細書に開示されている、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウ
ム、およびそれらと超微細炭酸カルシウムとの混合物を含む、炭酸のアルカリ土
類金属塩、およびアルカリ金属塩である。
【0090】 水溶性の燐酸塩の具体例は、トリポリ燐酸のアルカリ金属塩、ピロ燐酸ナトリ
ウム、カリウムおよびアンモニウム、ピロ燐酸ナトリウム、カリウムおよびアン
モニウム、オルト燐酸ナトリウムおよびカリウム、重合度が約6〜21のポリメ
タ/燐酸ナトリウム、並びにフィチン酸の塩である。
【0091】 適切な珪酸塩には、SiO:NaO比が1.0〜2.8の水溶性珪酸ナト
リウム(この比が1.6〜2.4であるのが好ましく、2.0であるのが最も好
ましい)が含まれる。珪酸塩は、無水塩の形であっても、水和した塩の形であっ
てもよい。SiO:NaO比が2.0の珪酸ナトリウムが、最も好ましい珪
酸塩である。
【0092】 シクロデキストリン誘導体として典型的なものが、国際特許出願第WO96/
05358号、1969年2月4日に発行されたPermerter等の米国特許第3,
426,011号、1969年7月1日に発行されたPermerter等の米国特許第
3,453,257号、第3,453,258号、第3,453,259号、お
よび第3,453,260号、1969年8月5日に発行されたGramera等の米
国特許第3,459,731号、1971年1月5日に発行されたPermerter等
の米国特許第3,553,191号、1971年2月23日に発行されたPermer
ter等の米国特許第3,565,887号、1985年8月13日に発行されたS
zejtli等の米国特許第4,535,152号、1986年10月7日に発行され
たヒライ等の米国特許第4,616,008号、1987年7月7日に発行され
たオギノ等の米国特許第4,678,598号、1987年1月20日に発行さ
れたBrandt等の米国特許第4,638,058号、並びに1988年5月24日
に発行されたツチヤマ等の米国特許第4,746,734号の各明細書に開示さ
れている。これらの特許は全て、参考として本明細書に記載するものである。
【0093】 溶解度が低いので本発明に用いるのは余り好ましくはないが、一部分が水に溶
ける被覆剤も、被覆剤として用いてよい。これらの化合物は実際、余り好ましい
ものではない。というのは、アミン反応生成物が、洗濯サイクルでその少なくと
も一部が被覆されたままになり、その為、乾燥布地または硬質表面上で新しさを
長持ちさせる機能を十分に示すことができないからである。一部分が水に溶ける
被覆剤の例には、結晶性層状珪酸塩が含まれる。殆ど水に溶けないビルダーの例
には、アルミノ珪酸ナトリウムが含まれる。
【0094】 結晶性層状珪酸ナトリウムは、以下の一般式を有するものである。 NaMSix+1・yHO 式中、Mはナトリウム、または水素であり、xは1.9〜4の数であり、yは0
〜20の数である。この種の結晶性層状珪酸ナトリウムは、ヨーロッパ特許出願
第A−0164514号明細書に開示されており、またそれらの製造方法は、ド
イツ特許出願第A−3417649号、およびドイツ特許出願第A−37420
43号の各明細書に開示されている。本発明の目的の為には、上の一般式中のx
の値は2、3または4であって、好ましくは2である。最も好ましい物質は、ヘ
キスト社からNaSKS−6として入手可能なδ−NaSiである。
【0095】 適切なアルミノ珪酸塩ゼオライトは、単位格子式 Na[(AlO(SiO]・xHOをもつものである。式中、
zとyは6以上であり、yに対するzのモル比は1.0〜0.5であり、xは5
以上であって、好ましくは7.5〜276、より好ましくは10〜264である
。アルミノ珪酸塩物質は水和した形態にあって、好ましくは結晶性であり、結合
した形の水を10〜28%、より好ましくは18〜22%含んでいる。
【0096】 アルミノ珪酸塩イオン交換物質は天然の物質であってもよいが、合成により得
られるものが好ましい。合成の結晶性アルミノ珪酸塩イオン交換物質は、ゼオラ
イトA、ゼオライトB、ゼオライトP、ゼオライトX、ゼオライトMAP、ゼオ
ライトHSという名称で入手可能なもの、およびそれらの混合物である。ゼオラ
イトAとは、以下の式をもつものである。 Na12[(AlO12(SiO12]・xHO 式中、xは20〜30であって、特に27である。ゼオライトXとは、式 Na86[(AlO86(SiO106]・276HOをもつもので
ある。
【0097】 アミン反応生成物をキャリアと混ぜ合わせ、更に処理して被覆粒子を形成する
場合には、アミン反応生成物は、典型的には、粒子状にした処理済み反応生成物
の1〜75重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは6〜25重量%
となる量で存在させる。
【0098】 被覆剤は、典型的には、処理済みアミン反応生成物の粒子の10〜95重量%
、好ましくは30〜90重量%、より好ましくは50〜75重量%となる量で存
在させる。この場合、キャリアは、合計すると100%になる量で十分である。
勿論、被覆粒子は、キャリア物質または被覆剤の量を超えることのない量の少量
成分も含んでいてよい。
【0099】 好ましい被覆物質は、炭酸塩、澱粉、シクロデキストリン、硫酸塩、珪酸塩、
およびそれらの混合物から選ばれるものである。
【0100】 粒子の表面処理は、当該技術分野で知られている装置を用いて様々な方法で行
うことができ、またその工程はバッチ式であっても連続式であってもよい。
【0101】 被覆物質を被せる方法の一つには、凝集が含まれる。平皿型、回転ドラム型、
および垂直ブレンダー型を含むがそれらには限定されない、通常のいかなるアグ
ロメレーター/ミキサーも用いることができる。溶融した被覆組成物をアミン反
応生成物とキャリアの混合物の移動床に流し入れるか、噴霧することにより、被
覆組成物を被せてもよい。
【0102】 塗膜を被せる為の別の方法は、これまでに述べた得られた混合物(いわゆる粒
子)を被覆物質の中に流し入れ、ブラウンミキサー中でその混合物を凝集させる
というものである。混合および/または被覆工程で温度がキャリア物質の融点よ
りも実質的に高くなることがないよう、注意する。例えば、疎水性香料組成物と
アミン反応生成物25gを含む混合物50gを、200gの澱粉を入れたブラウ
ンミキサーの中に室温で流し入れる。これらの成分を、約5分間混ぜ合わせる。
【0103】 被覆粒子が得られたら、キャリアを除去するのが実際的であろう。このような
除去は、通常の手法により行うことができる。これらの手法の中で典型的なもの
の一つは、真空乾燥である。キャリア、特に沸点が5〜200℃の液状のキャリ
アを除去すると、被覆粒子中のアミン反応生成物の本来の粘度、すなわちより高
い粘度が回復され、その結果、被覆粒子が洗液環境に対してより安定になる。被
覆粒子は、この後、完成組成物にそのまま配合することができる。
【0104】 このように、本発明の方法により得られるものとして、処理済みアミン反応生
成物がもたらされる。
【0105】 所望ならば、被覆粒子は、溶解性または分散性を改良する為の界面活性剤とい
った、一種、またはそれ以上の付加的な成分も含んでいてよい。このような界面
活性剤として典型的なものは、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、また
はカチオン界面活性剤である。このような付加的な成分と被覆剤の重量比は、1
:1までであるのが好ましい。
【0106】 別の好ましい販売用の実施態様においては、被覆粒子に付加的な被膜を設ける
ことができる。この付加的な被膜の性質によっては、被覆粒子の貯蔵安定性、流
動性および/または布地残留性が改善される。一つの典型的な例は、ポリビニル
アルコールである。
【0107】 完成組成物への配合 洗濯用組成物、硬質表面洗浄用組成物、身体洗浄用組成物を含む本発明の完成
組成物の態様は、これまでに述べてきた処理済みアミン反応生成物を、一種、ま
たはそれ以上の洗濯用または洗浄用成分と共に完成組成物に配合することを含ん
でなるものである。色保護効果をもたらす組成物も包含する本発明の洗濯用組成
物は、家庭での処理のあらゆる段階で、すなわち前処理用組成物として、洗濯用
添加剤として、洗濯サイクルの濯ぎサイクルで用いるのに適した組成物として、
または乾燥剤シートに用いる組成物として使用するのに適している。本発明の前
処理用組成物で布地を処理し、その後、濯ぎサイクルに用いるのに適した、およ
び/または乾燥剤シートとして用いるのに適した本発明の組成物で処理するとい
うように、複合的な使用が可能なことは明らかである。
【0108】 前に述べたように、処理済みアミン反応生成物の配合はその最終の形態にもよ
るが、生成物が噴霧可能な液体の形状にある場合には噴霧することにより、また
生成物が被覆された形態にある場合には乾式添加することにより、便利に行える
【0109】 洗濯用組成物には、液体、粉末のような固体、錠剤を含む洗濯洗剤組成物の他
に、リンス剤添加済み柔軟化組成物や乾燥剤添加済み柔軟化組成物を含む柔軟化
組成物が包含される。
【0110】 本発明の柔軟化組成物に用いられる通常の柔軟化成分は、ヨーロッパ特許出願
第98870227.0号明細書に開示されている。この特許出願は、参考とし
て本明細書に記載するものである。
【0111】 処理済みアミン反応生成物を配合した完成組成物は、一般的に、処理済みアミ
ン生成物を組成物の0.001〜25重量%、より好ましくは0.02〜10重
量%、最も好ましくは0.05〜5重量%含んでいる。
【0112】 完成組成物が洗剤組成物であるのが好ましく、固体の形状にあるのがより好ま
しい。
【0113】 特に、洗剤組成物がクレイを含んでなるのが好ましい。
【0114】 クレイ 本発明の組成物はクレイを含んでいるのが好ましいことがあり、組成物の0.
05〜40重量%、より好ましくは0.5〜30重量%、最も好ましくは2〜2
0重量%のレベルで存在させるのが好ましい。透明性の観点から、本明細書で用
いるクレイミネラル化合物という語にはアルミノ珪酸ナトリウムゼオライトビル
ダー化合物は入らないが、それは本発明の組成物に任意の成分として含めてもよ
い。
【0115】 好ましいクレイの一つは、ベントナイトクレイである。非常に好ましいのは、
例えば米国特許第3,862,058号、第3,948,790号、第3,95
4,632号、および第4,062,647号、並びにヨーロッパ特許出願第A
−299,575号、および第A−313,146号(いずれもプロクター・ア
ンド・ギャンブル社名義)の各明細書に開示されているようなスメクタイトクレ
イである。
【0116】 本明細書でのスメクタイトクレイという語には、珪酸塩格子中に酸化アルミニ
ウムが存在しているクレイと、珪酸塩格子中に酸化マグネシウムが存在している
クレイの両方が含まれる。典型的なスメクタイトクレイ化合物には、一般式Al (Si)(OH)・nHOをもつ化合物と、一般式 Mg(Si)(OH)・nHOをもつ化合物が含まれる。スメクタ
イトクレイは、膨張性の三層構造をとる傾向がある。
【0117】 適切なスメクタイトクレイの具体例には、モンモリロナイト、ヘクトライト、
ヴォルコンスコイト、ノントロナイト、サポナイト、およびサウコナイトの類か
ら選ばれるもの、特にアルカリ金属イオン、またはアルカリ土類金属イオンを結
晶格子構造中に有するものが含まれる。ナトリウムモンモリロナイトとカルシウ
ムモンモリロナイトが、特に好ましい。
【0118】 適切なスメクタイトクレイ、特にモンモリロナイトは、イングリッシュ・チャ
イナ・クレイズ、ラヴィオサ、ジョージア・カオリン、およびコリン・スチュワ
ート・ミネラルズを含む様々な供給業者により販売されている。
【0119】 本発明に用いるクレイは、10〜800nm、より好ましくは20〜500n
m、最も好ましくは50〜200nmの粒度を有しているのが好ましい。
【0120】 クレイミネラル化合物の粒子は、他の洗剤化合物を含有する凝集粒子の構成成
分として含めてもよい。このような成分として存在させる場合、クレイミネラル
化合物の「最大粒度」という語は、凝集粒子全体としての最大粒度ではなく、ク
レイミネラル成分そのものの最大粒度を指す。
【0121】 プロトン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、および
カルシウムイオンのような小さいカチオン、並びに正に帯電した官能基をもつも
のを含む或る種の有機分子の置換が、典型的にはスメクタイトクレイの結晶格子
構造中で生じることがある。クレイは、一つの種類のカチオンを優先的に吸収す
る能力を考えて選べばよい。このような能力は、比イオン交換能を測定すること
により評価できる。本発明に適したスメクタイトクレイは、典型的には、50m
eq/100g以上のカチオン交換能を有するものである。米国特許第3,95
4,632号明細書に、カチオン交換能の測定方法が記載されている。
【0122】 好ましい実施態様においては、クレイミネラル化合物の結晶格子構造は、その
構造中に置き換えられたカチオン性布地柔軟化剤を有していてよい。このような
置換クレイは「疎水活性化」クレイと呼ばれてきた。カチオン性布地柔軟化剤は
、典型的には、カチオン性布地柔軟化剤とクレイの重量比が1:200から1:
10、好ましくは1:100から1:20になるように存在させる。適切なカチ
オン性布地柔軟化剤には、英国特許出願第A−1 514 276号、およびヨ
ーロッパ特許出願第B−0 011 340号の各明細書に開示されている、水
に溶けない第三アミンまたは二長鎖アミド物質が含まれる。
【0123】 好ましい市販の「疎水活性化」クレイは、イングリッシュ・チャイナ・クレイ
・インターナショナルによりクレイトンEMという商品名で販売されている、ジ
メチルジタロウ四級アンモニウム塩を約40重量%含有するベントナイトクレイ
である。
【0124】 本発明の非常に好ましい態様においては、保湿剤、および疎水性化合物、好ま
しくはワックス、またはパラフィンオイルのようなオイルを含む均質混合物中に
、または粒子中にクレイを存在させる。好ましい保湿剤は、プロピレングリコー
ル、エチレングリコール、グリコールのダイマーやトリマーを含む有機化合物で
あって、最も好ましくはグリセロールである。粒子は、凝集物であるのが好まし
い。或いは粒子は、ワックスまたはオイルと、必要に応じて保湿剤がクレイの周
囲を覆っているようなものであってもよいし、クレイが、ワックスまたはオイル
と保湿剤の周囲を覆っているようなものであってもよい。粒子が、有機塩、また
はシリカ、または珪酸塩を含んでなるものであるのが好ましいことがある。
【0125】 しかしながら、本発明の別の態様においては、クレイを一種、またはそれ以上
の界面活性剤と、必要に応じてビルダーと、また必要に応じて水と混ぜるのが好
ましい。この場合、混合物を、その後で乾燥させるのが好ましい。このような混
合物は、噴霧乾燥法で更に処理して、クレイを含んでなる噴霧乾燥粒子を得るの
が好ましい。
【0126】 クレイを含んでなる粒子または粒体には、凝集剤も含まれているのが好ましい
ことがある。
【0127】 均質混合物がキレート化剤を含んでなるのも好ましいことがある。
【0128】 凝集剤 本発明の組成物はクレイ凝集剤を含んでいてよく、組成物の0.005〜10
重量%、より好ましくは0.05〜5重量%、最も好ましくは0.1〜2重量%
のレベルで存在させるのが好ましい。
【0129】 クレイ凝集剤とは、洗濯溶液中でクレイ化合物の粒子を集め、それによって洗
濯液中で布地表面上にクレイ化合物粒子が付着するのを助けるように作用するも
のである。従って、この機能上の要件は、布地からの土汚れの除去を促進する為
に、また洗濯溶液中で土汚れを分散させることができるように洗濯洗剤組成物に
一般的に添加する土汚れ分散剤化合物の機能上の要件とは異なるものである。
【0130】 本発明においてクレイ凝集剤として好ましいのは、平均分子量が100,00
0〜10,000,000、好ましくは150,000〜5,000,000、
より好ましくは200,000〜2,000,000の有機高分子物質である。
【0131】 適切な有機高分子物質には、アルキレンオキシド、特にエチレンオキシド、ア
クリルアミド、アクリル酸、ビニルアルコール、ビニルピロリドン、およびエチ
レンイミンから選ばれるモノマー単位を有するホモポリマー、およびコポリマー
が含まれる。エチレンオキシドのホモポリマーが特に好ましいが、アクリルアミ
ドやアクリル酸のホモポリマーも好ましい。
【0132】 プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー名義のヨーロッパ特許出願第A
−299,575号、および第A−313,146号の各明細書には、本発明に
用いるのに好ましい有機高分子クレイ凝集剤が記載されている。
【0133】 クレイと凝集用ポリマーの重量比は、好ましくは1000:1から1:1であ
って、より好ましくは500:1から1:1、最も好ましくは300:1から1
:1、更により好ましくは80:1から10:1であり、或る種の用途に対して
は60:1から20:1である。
【0134】 無機のクレイ凝集剤も本発明に適している。その典型的な例には、石灰と明礬
が含まれる。
【0135】 凝集剤は、一般的に一種、またはそれ以上の界面活性剤とビルダーを含んでな
る洗剤凝集物、押出物、または噴霧乾燥粒子といった洗剤基剤粒体中に存在させ
るのが好ましい。
【0136】 発泡剤 発泡手段も、本発明の組成物に必要に応じて用いることができる。
【0137】 ここでいう発泡とは、溶解性の酸源と炭酸のアルカリ金属塩との化学反応によ
って二酸化炭素ガスが生成される結果として、液体から気体の泡が発生すること
を意味する。 すなわち、C+3NaHCO → Na + 3CO↑ + 3H
【0138】 酸源、炭酸塩源、および他の発泡系についての更なる例が、「Pharmaceutical
Dosage Forms: Tablets」の第1巻、287〜291頁に記載されている。
【0139】 炭酸塩 本発明に適した無機炭酸アルカリおよび/またはアルカリ土類塩には、炭酸、
および炭酸水素とカリウム、リチウム、ナトリウム等との塩が含まれ、それらの
中でも、炭酸ナトリウムと炭酸カリウムが好ましい。本発明に用いるのに適した
重炭酸塩には、重炭酸とリチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属との
あらゆる塩が含まれ、それらの中でも重炭酸ナトリウムと重炭酸カリウムが好ま
しい。しかしながら、炭酸塩か、重炭酸塩か、それらの混合物かの選択は、粒体
を溶かす水性媒体の所望のpHにより行えばよい。例えば、pHの比較的高い(
例えばpH9.5以上)水性媒体を望むのであれば、炭酸塩を単独で用いるか、
または炭酸塩と重炭酸塩を組み合わせて用いるのが好ましい。この場合、炭酸塩
のレベルは、重炭酸塩のレベルよりも高くする。本発明の組成物の無機炭酸アル
カリおよび/またはアルカリ土類塩は、炭酸および/または重炭酸の好ましくは
カリウム塩、より好ましくはナトリウム塩を含んでなるものである。炭酸塩は、
炭酸ナトリウムを、また必要に応じて重炭酸ナトリウムも含んでなるのが好まし
い。
【0140】 本発明においては、無機炭酸塩は、好ましくは組成物の20重量%以上のレベ
ルで存在させる。無機炭酸塩を23重量%以上、更には25重量%以上、更には
30重量%以上、好ましくは約60重量%以下、より好ましくは55重量%以下
、更には50重量%以下存在させるのが好ましい。
【0141】 無機炭酸塩は別個の粉末または粒状成分として、その他の洗剤成分、例えば他
の塩または界面活性剤と共に、全体的に、または部分的に添加することができる
。本発明の固体洗剤組成物においては、無機炭酸塩を、凝集物または噴霧乾燥粒
子のような洗剤粒子の中に全体的に、または部分的に存在させてもよい。
【0142】 本発明の一つの態様においては、発泡源、好ましくはカルボン酸やアミノ酸の
ような有機酸と炭酸塩とからなる発泡源を存在させる。この場合、炭酸塩の一部
、または全てを有機酸と予め混合し、別個の粒状成分とするのが好ましいことが
ある。
【0143】 好ましい発泡源は、クエン酸と炭酸塩を必要に応じてバインダーと共に圧縮し
た粒子、および重量比4:2:4の炭酸塩と重炭酸塩とリンゴ酸またはマレイン
酸の粒子から選ばれるものである。乾式添加用の炭酸塩とクエン酸を用いるのが
好ましい。
【0144】 炭酸塩は、いかなる粒度を有していてもよい。一つの態様においては、特に、
炭酸塩を、粒状ではあるが別個には添加しない化合物として存在させる場合には
、炭酸塩の体積メジアン粒度が5〜375μmであって、好ましくは60体積%
以上、好ましくは70体積%以上、更には80体積%以上、更には90体積%以
上が1〜425μmの粒度を有しているのが好ましい。二酸化炭素源の体積メジ
アン粒度が10〜250μmであって、好ましくは60体積%以上、更には70
体積%以上、更には80体積%以上、更には90体積%以上が1〜375μmの
粒度を有しているのがより好ましい。或いは、二酸化炭素源の体積メジアン粒度
が10〜200μmであって、好ましくは60体積%以上、好ましくは70体積
%以上、更には80体積%以上、更には90体積%以上が粒度1〜250μmの
粒度を有しているのが更に好ましい。
【0145】 特に炭酸塩を別個の成分として他の洗剤成分に、いわゆる「乾式添加」するか
、または混合して添加する場合には、炭酸塩は上で規定した粒度を含むいかなる
粒度を有していてもよいが、体積平均粒度が200μm以上、更には250μm
以上、更には300μm以上であるのが好ましい。
【0146】 要求される粒度をもつ二酸化炭素源は、より粒度の大きい物質を粉砕し、その
後必要に応じて、要求される粒度の物質を、いずれかの適切な方法で選り出すこ
とによって得るのが好ましいことがある。
【0147】 漂白剤として過炭酸塩を本発明の組成物に存在させてもよいが、それらは本明
細書で規定する炭酸塩には入らない。
【0148】 本発明の態様である好ましい洗剤組成物は、洗濯溶液中でペルオキシ酸漂白種
を形成するのに必要なアルカリ性の過酸化水素源である漂白剤前駆体も含んでい
るのが好ましく、また洗剤組成物に通常用いられるその他の成分も含んでいるの
が好ましい。従って、好ましい洗剤組成物は、一種、またはそれ以上の界面活性
剤、有機ビルダー、無機ビルダー、土汚れ懸濁剤、土汚れ再付着防止剤、抑泡剤
、酵素、蛍光増白剤、光活性化漂白剤、香料、着色剤、およびそれらの混合物を
含有するものである。
【0149】 このような成分として典型的なものが、ヨーロッパ特許出願第A−0,659
,876号、およびヨーロッパ特許出願第98870226.2号の各明細書に
開示されている。これら二つの特許出願は、参考として本明細書に記載するもの
である。
【0150】 組成物の形態 本発明の組成物は、水性または非水性の液体、ゲル、フォームや、粒状、およ
び錠剤を含む、様々な物理的形態を取ることができる。
【0151】 本発明のまた別の態様においては、本発明の処理済み生成物、または本発明の
組成物を含んでなる包装済み構成物が提供される。包装済み構成物とは、好まし
くは、水蒸気透過率が24時間当たり20g/m未満の閉じた包装系である。
このような包装として典型的なものが、国際特許出願第WO98/40464号
明細書に開示されている。
【0152】 また別の好ましい包装は、噴霧ディスペンサーである。
【0153】 噴霧ディスペンサー 本発明はまた、布地製品および/または布地表面を簡単に処理できる工業製品
を製造する目的で噴霧ディスペンサーに入れた組成物に関するものである。該組
成物は、アミン反応生成物と、有効なレベルではあるが、乾いた時に表面にある
のが分からないようなレベルでその他の成分(例としてはシクロデキストリン、
多糖類、ポリマー、界面活性剤、香料、柔軟化剤)を含有するものである。噴霧
ディスペンサーは、手で始動させて、手を用いずに動かす(操作する)噴霧手段
と、処理用組成物を入れた容器とからなるものである。このような噴霧ディスペ
ンサーとして典型的なものが、国際特許出願第WO96/04940号明細書の
19頁21行目から22頁27行目に開示されている。このような工業製品には
、消費者が組成物の成分を十分に用いて所望の効果を確実に得ることができるよ
う、使用説明書を添付するのが好ましい。噴霧器から小出しされる典型的な組成
物は、使用量中に約0.01〜約5重量%、好ましくは約0.05〜約2重量%
、より好ましくは約0.1〜約1重量%のレベルのアミン反応生成物を含んでい
る。
【0154】 使用方法 ケトンまたはアルデヒド活性成分を遅延放出させる方法であって、処理しよう
とする表面を本発明の化合物または組成物に接触させる工程と、その後で、この
処理した表面を或る物質、好ましくは湿気のような水性媒体、またはアミン反応
生成物から香料を放出させることのできる他のいずれかの手段に付す工程とから
なる方法も、本発明により提供される。
【0155】 「表面」とは、化合物を付着させることのできるあらゆる表面を意味する。こ
のような物の典型的な例は、布地、食器のような硬質表面、床、浴室、トイレ、
台所、および動物用の寝わらといった寝わらの表面のような、香料ケトンおよび
/またはアルデヒドの遅延放出を必要とするその他の表面である。表面が、布地
、タイル、陶磁器から選ばれるものであるのが好ましく、布地がより好ましい。
【0156】 「遅延放出」とは、活性成分(例えば香料)そのものを使用するよりも長い期間に
わたる活性成分(例えば香料)の放出を意味する。
【0157】 本発明のまた別の態様においては、布地に残留芳香、および布地保護効果、特
に色保護効果をもたらすことを目的とした洗濯用および/または洗浄用組成物の
製造への本発明の生成物の使用が提供される。
【0158】
【実施例】
以下の例は、本発明において規定される化合物の合成例である。
【0159】 I)エチル−4−アミノベンゾエートと2,4−ジメチル−3−シクロヘキセ ン−1−カルボキシアルデヒドからの合成 10g(0.07モル)の2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カル
ボキシアルデヒドを35mlのEtOHに溶かした溶液とモレキュラーシーブ(
4Å、20g)を氷冷しながら攪拌し、それに1当量のアミンを、添加漏斗を用
いて添加した。この反応混合物を、光が当たらないようにして窒素雰囲気下で攪
拌した。6日後に混合物を濾過し、溶剤を除去した。イミン生成の収率は、約9
0%である。
【0160】 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドをブルゲ
オナール、トランス−2−ノネナール、またはトランス−2−ヘキセナールに置
き換えた場合にも、同様の結果が得られた。
【0161】 II)1,4−ビス−(3−アミノプロピル)−ピペラジンとα−ダマスコン からの合成 二つの第一アミン基を香料で置き換える為に、1当量のアミノ官能性ポリマー
に対して2当量の香料を用いた。1ミリモルのα−ダマスコンを6mlのEtO
Hに溶かした溶液とモレキュラーシーブ(4Å、20g)を氷冷しながら攪拌し
、それに0.5当量の1,4−ビス−(3−アミノプロピル)−ピペラジンを、
添加漏斗を用いて添加した。この反応混合物を、窒素雰囲気下で光が当たらない
ようにして攪拌した。遊離香料原料のNMRスペクトルから吸収ピークが消えた
後(3〜16時間)混合物を濾過し、溶剤を真空蒸留により除去した。β−アミ
ノケトン生成の収率は、約90%である。
【0162】 α−ダマスコンを、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシ
アルデヒド、ヴェルトシトラール、ブルゲオナール、δ−ダマスコン、またはシ
トロネラールに置き換えた場合にも、同様の結果が得られた。これらの場合には
、シッフ塩基が形成される。
【0163】 III)ルパゾールとダマスコンまたは2,4−ジメチル−3−シクロヘキセ ン−1−カルボキシアルデヒドからの合成 ルパゾールG100(バスフにより市販されているもの、水の含有率50%、
ルパゾールG100(分子量5000)の含有率50%)とα−ダマスコン(ま
たはδ−ダマスコン)から、以下に述べる三つの異なる手順の内のいずれか一つ
を用いてβ−アミノケトンを調製した。
【0164】 1.市販のルパゾールG100を以下の手順で乾燥させた。20gのルパゾー
ル溶液を、ロータリーエバポレーターで数時間乾燥させた。水をなお約4.5g
含んでいる得られた残留物を、トルエンを使用して、ロータリーエバポレーター
で共沸蒸留させた。その後、残留物をデシケーターの中に入れ、60℃で乾燥さ
せた(水吸収物質としてPを使用)。得られた重量を基にして、我々は、
オイルには水が10%未満含まれているとの結論を下した。NMRスペクトルを
基に、我々は、水の含有率はおそらく5%未満であろうと結論付けた。この乾燥
サンプルを、この後、β−アミノケトンの調製に用いた。
【0165】 7mlのエタノールに、上で得た乾燥ルパゾールG100を1.38g溶かし
た。磁気攪拌機を用いてこの溶液を数分間静かに攪拌し、NaSO(無水)
を2g添加した。数分間にわたり再度攪拌した後、1分かけてα−ダマスコンを
2.21g添加した。二日間反応させた後、セライトフィルターに通して混合物
を濾過し(上を見よ)、残留物をエタノールで十分に洗浄した。やや泡立った濾液
が約180ml得られた。ロータリーエバポレーターを用いてこの濾液を濃縮乾
固し、デシケーター中、P上で室温で乾燥させた。無色のオイルが約3.
5g得られた。
【0166】 2.ルパゾールG100溶液4.3gを、乾燥させずに10mlのエタノール
に溶かした。磁気攪拌機を用いてこの溶液を数分間攪拌し、1.5分かけてα−
ダマスコンを3.47g添加した。室温で二日間反応させた後、この反応混合物
をセライトフィルターに通して濾過し(上を見よ)、残留物をエタノールで十分に
洗浄した。濾液(200ml、やや泡立っている)をエバポレーターで濃縮し、
デシケーター(乾燥剤としてPを使用)中で室温で乾燥させた。無色のオ
イルが約5.9g得られた。
【0167】 3.ルパゾールG100溶液(そのまま使用)3.0gに、α−ダマスコンを
2.41g添加した。この混合物を、溶剤を用いずに攪拌した。4日間攪拌した
後、得られたオイルをTHF100mlに溶かし、MgSOで乾燥させ、濾過
し、濾液をロータリーエバポレーターで濃縮した。デシケーター(P)中
で室温で乾燥させると、無色のオイルが約4g得られた。このオイルには、長時
間(3日間)乾燥させた後でもなおTHFが約13%(w/w)含まれていた。
【0168】 これら三つの手順で得られた生成物は、同じNMRスペクトルを有していた。
【0169】 ルパゾールG100の代わりにルパゾールG35、またはルパゾールHFを用
いても、同様の結果が得られる。
【0170】 α−ダマスコンを2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシア
ルデヒドに置き換えた場合にも、同様の結果が得られた。
【0171】 また別の可能な合成経路は、ルパゾールPを用いるものである。以下に述べる
手順を用いて、ルパゾールPとα−ダマスコンからβ−アミノケトンを調製した
【0172】 7mlのエタノールに、ルパゾールP溶液(バスフから入手、水50%、分子
量750000のルパゾール50%)を1.8g溶かした。磁気攪拌機を用いて
この溶液を数分間攪拌し、α−ダマスコンを1.44g添加した。三日後に、こ
の反応混合物をセライトフィルターに通して濾過し(上を見よ)、残留物をエタノ
ールで十分に洗浄した。濾液を濃縮し、得られたオイルをデシケーター(P )中で室温で乾燥させると、ルパゾールとα−ダマスコンとの反応生成物が約
3g得られた。
【0173】 処理方法 1) 噴霧用にする為の処理方法 アミン反応生成物を、前に述べたようにキャリアを用いて処理する。詳しくは
、上で合成したアミン反応生成物20gと、例えば疎水性香料組成物、ジプロピ
レングリコール、ジエチルフタレートといったキャリア10〜80gを、均質な
混合物が得られるまでウルトラ・トゥラックス中で混合する。混合温度は室温付
近であり、また混合速度は、この温度を実質的に一定に保てる速度である。温度
と時間はキャリアの性質によって異なるが、当業者にとって通常の程度である。
勿論、アミン反応生成物に対するキャリアの量は、所望の噴霧性と、得られる混
合物の最終粘度により異なる。本発明の実施例においては、ティー・エー・イン
スツルメントのレオメーターCSL 100を用い、温度25℃、間隙設定50
0μmで測定した粘度は、500Cps以下であった。
【0174】 2)被覆の為の処理方法 アミン反応生成物を、前に述べたようにキャリアを用いて処理する。詳しくは
、上で合成したアミン反応生成物20gと、例えばメタノール、香料混合物、ま
たは香料組成物といったキャリア20gを、ウルトラ・トゥラックス中で5分間
混合する。混合温度は室温付近であり、また混合速度は、この温度を実質的に一
定に保てる速度である。温度と時間はキャリアの性質によって異なるが、当業者
にとって通常の程度である。
【0175】 香料混合物を用いる場合の典型的な疎水性香料混合物の重量%で表した組成は
、以下の通りである。
【表3】
【0176】 所望ならば、上で得られた処理済みアミン反応生成物を、その後で被覆する。
詳しくは、得られた混合物をキャリア物質の融点と実質的に同じ温度に保ち、被
覆物質中に流し入れ、ブラウンミキサーのような電気ミキサーの中で凝集させる
。混合中に温度がキャリア物質の融点を実質的に超えることがないよう、注意す
る。例えば、メタノールまたは香料混合物と、アミン反応生成物20gを含有す
る混合物100gを、炭酸塩を300g入れたブラウンミキサーの中に室温で流
し入れる。これらの成分を、約5分間混合する。ここでも、温度と時間は被覆剤
の性質によって異なるが、当業者にとって通常の程度である。
【0177】 被覆粒子が得られたら、真空蒸留によりメタノールを除去するのが望ましいこ
とがある。
【0178】 以下の洗濯用および洗浄用組成物の実施例で用いる略号 洗濯用組成物、および洗浄用組成物においては、略記された成分識別名の意味
は、以下の通りである。 DEQA:ジ−(タロウイル−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウムクロリド
DTDMAC:ジタロウジメチルアンモニウムクロリド DEQA(2):ジ−(軟質タロウイルオキシエチル)ヒドロキシエチルメチル アンモニウムメチルスルフェート DTDMAMS:ジタロウジメチルアンモニウムメチルスルフェート SDASA:ステアリルジメチルアミン:三回圧搾したステアリン酸(1:2)
脂肪酸:IV=0のステリアン酸 電解質:塩化カルシウム PEG:ポリエチレングリコール4000 ネオドール45−13:シェル・ケミカル社により販売されているC14〜 C15線状第一アルコールエトキシレート シリコーン系消泡剤:分散剤としてシロキサン−オキシアルキレンコポリマーを 含むポリジメチルシロキサン泡制御剤であって、該泡制御 剤と該分散剤の比が10:1から100:1であるもの PEI:平均分子量が1800で、平均エトキシル化度が窒素1個につきエチレ ンオキシ基7個のポリエチレンイミン HEDP:1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 LAS:線状C11−13アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム TAS:タロウアルキル硫酸ナトリウム CxyAS:C1x〜C1yアルキル硫酸ナトリウム C46SAS:C14〜C16第二(2,3)アルキル硫酸ナトリウム CxyEzS:zモルのエチレンオキシドと縮合したC1x〜C1yアルキル硫 酸ナトリウム CxyEz:平均zモルのエチレンオキシドと縮合したC1x〜C1yが大部分 の線状第一アルコール QAS:R(CH(COH)(R=C12〜C14) QAS1:R(CH(COH)(R=C〜C11) APA:C〜C10アミドプロピルジメチルアミン 石鹸:タロウ脂肪酸とココナツ脂肪酸の80/20混合物から得られる線状アル キルカルボン酸ナトリウム STS:トルエンスルホン酸ナトリウム CFAA:C12〜C14(ココ)アルキルN−メチルグルカミド TFAA:C16〜C18アルキルN−メチルグルカミド TPKFA:常圧蒸留して全体を切断したC12〜C14脂肪酸 STPP:無水トリポリ燐酸ナトリウム TSPP:ピロ燐酸四ナトリウム ゼオライトA:一次粒子の大きさが0.1〜10マイクロメートルである 式Na12(AlOSiO12・27HOの水和アルミ ノ珪酸ナトリウム(重量は無水物を基準として表示) NaSKS−6:式δ−NaSiの結晶性層状珪酸塩 クエン酸:無水クエン酸 硼酸塩:硼酸ナトリウム 炭酸塩:粒度が200〜900μmの無水炭酸ナトリウム 重炭酸塩:粒度分布が400〜1200μmの無水重炭酸ナトリウム 珪酸塩:非晶質珪酸ナトリウム(SiO:NaO=2.0:1) 硫酸塩:無水硫酸ナトリウム 硫酸Mg:無水硫酸マグネシウム クエン酸塩:粒度分布が425〜850μmで活性度が86.4%のクエン酸 三ナトリウム二水和物 MA/AA:マレイン酸/アクリル酸(1:4)コポリマー、 平均分子量約70,000 MA/AA(1):マレイン酸/アクリル酸(4:6)コポリマー、 平均分子量約10,000 AA:平均分子量4,500のポリアクリル酸ナトリウムポリマー CMC:ナトリウムカルボキシメチルセルロース セルロースエーテル:信越化学から入手可能な、重合度が650の メチルセルロースエーテル プロテアーゼ:ノボ・インダストリーズ社によりサヴィナーゼという商品名で 販売されている、活性酵素を3.3重量%含む蛋白質分解酵素 プロテアーゼI:ジェネンコール・インターナショナル社により販売されている 、国際特許出願第WO95/10591号明細書に記載の、活 性酵素を4重量%含む蛋白質分解酵素 アルカラーゼ:ノボ・インダストリーズ社により販売されている、活性酵素を 5.3重量%含む蛋白質分解酵素 セルラーゼ:ノボ・インダストリーズ社によりカレザイムという商品名で販売さ れている、活性酵素を0.23重量%含むセルロース分解酵素 アミラーゼ:ノボ・インダストリーズ社によりターマミル120Tという商品名 で販売されている、活性酵素を1.6重量%含む澱粉分解酵素 リパーゼ:ノボ・インダストリーズ社によりリポラーゼという商品名で販売され ている、活性酵素を2.0重量%含む脂肪分解酵素 リパーゼ(1):ノボ・インダストリーズ社によりリポラーゼ・ウルトラという 商品名で販売されている、活性酵素を2.0重量%含む脂肪分解 酵素 エンドラーゼ:ノボ・インダストリーズ社により販売されている、活性酵素を 1.5重量%含むエンドグルカナーゼ酵素 PB4:表示式NaBO・3HO・Hの過硼酸ナトリウム四水和物 PB1:表示式NaBO・Hの無水過硼酸ナトリウム漂白剤 過炭酸塩:表示式2NaCO・3Hの過炭酸ナトリウム NOBS:ナトリウム塩の形のノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩 NAC−OBS:(6−ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート TAED:テトラアセチルエチレンジアミン DTPA:ジエチレントリアミン五酢酸 DTPMP:モンサントによりデクエスト2060という商品名で販売されてい るジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート) EDDS:ナトリウム塩の形のエチレンジアミン−N,N’−ジスクシン酸の (S,S)異性体 光活性化漂白剤(1):可溶性デキストリンポリマー中に封入されたスルホン化 亜鉛フタロシアニン 光活性化漂白剤(2):可溶性デキストリンポリマー中に封入されたスルホン化 アルミノフタロシアニン 増白剤1:4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウム 増白剤2:4,4’−ビス(4−アニリノ−6−モルフォリノ−1,3,5− トリアジン−2−イル)アミノ)スチルベン−2,2−ジスルホン酸 二ナトリウム HEDP:1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 PEGx:分子量がx(典型的には4,000)のポリエチレングリコール PEO:平均分子量が50,000のポリエチレンオキシド TEPAE:テトラエチレンペンタアミンエトキシレート PVI:平均分子量が20,000のポリビニルイミダゾール PVP:平均分子量が60,000のポリビニルピロリドンポリマー PVNO:平均分子量が50,000のポリビニルピリジンN−オキシド ポリマー PVPVI:平均分子量が20,000の、ポリビニルピロリドンとビニルイミ ダゾールのコポリマー QEA:ビス((CO)(CO))(CH)−N− C12−N−(CH)−ビス((CO)− (CO))(n=20〜30) SRP1:アニオン性末端基をもつポリエステル SRP2:ジエトキシル化ポリ(1,2−プロピレンテレフタレート)短ブロッ クポリマー PEI:平均分子量が1800で、平均エトキシル化度が窒素1個につきエチレ ンオキシ基が7個のポリエチレンイミン シリコーン系消泡剤:分散剤としてシロキサン−オキシアルキレンコポリマーを 含むポリジメチルシロキサン泡制御剤であって、該泡制御 剤と該分散剤の比が10:1から100:1であるもの 不透明剤:バスフ社によりリトロン621という商品名で販売されている、水を ベースとするモノスチレンラテックス混合物 ワックス:パラフィンワックス PA30:平均分子量が約4,500〜8,000のポリアクリル酸 480N:平均分子量が約3,500のアクリレート/メタクリレート(7:3 )ランダムコポリマー ポリゲル/カーボポール:高分子量架橋ポリアクリレート メタ珪酸塩:メタ珪酸ナトリウム(SiOとNaOの比=1.0) ノニオン界面活性剤:平均エトキシル化度が3.8で、平均プロポキシル化度が 4.5のC13〜C15混合エトキシル化/プロポキシル 化脂肪アルコール ネオドール45−13:シェル・ケミカル社により販売されているC14〜 C15線状第一アルコールエトキシレート MnTACN:マンガン1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロ ノナン PAAC:ペンタアミンアセテートコバルト(III)塩 パラフィン:ウィンターシェルによりウィノッグ70という商品名で販売されて いるパラフィンオイル NaBz:安息香酸ナトリウム BzP:ベンゾイルペルオキシド SCS:クメンスルホン酸ナトリウム BTA:ベンゾトリアゾール pH:20℃の1%蒸留水溶液で測定 PARP1:合成例Iで作ったエチル−4−アミノベンゾエートと2,4−ジメ チル−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドとの反応生 成物を上記の処理方法に従ってメタノールキャリアと混合し、必要 に応じて、この後の実施例の中で具体的に示す被覆剤と共に凝集さ せ、その後、メタノールを除去して得た処理済みアミン反応生成物 PARP2:合成例IIIで作ったルパゾールG35とα−ダマスコンとの反応 生成物を、上記の方法に従って前述の香料混合物キャリアと混合し 完成品に噴霧して得た処理済みアミン反応生成物 PARP3:合成例IIIで作ったルパゾールHFとδ−ダマスコンとの反応生 成物を、上記の処理方法に従ってメタノールキャリアと混合し、必 要に応じて、この後の実施例の中で具体的に示す被覆剤と共に凝集 させ、その後、メタノールを除去して得た処理済みアミン反応生成 物 PARP4:合成例IIIで作ったルパゾールG100と2,4−ジメチル−3 −シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒドとの反応生成物を上 記の処理方法に従って前述の香料混合物キャリアと混合し、完成品 に噴霧して得た処理済みアミン反応生成物 クレイI:ベントナイトクレイ クレイII:スメクタイトクレイ 凝集剤I:平均分子量が200,000〜400,000のポリエチレン オキシド 凝集剤II:平均分子量が400,000〜1,000,000のポリエチレン オキシド 凝集剤III:平均分子量が200,000〜400,000のアクリルアミド および/またはアクリル酸のポリマー DOBS:ナトリウム塩の形のデカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩 SRP3:汚れ剥離多糖ポリマー SRP4:ノニオン性末端基をもつポリエステル ポリマー:バスフからルヴィスコールK90という商品名で入手可能なポリビニ ルピロリドンK90 染料固定剤:クラリアントによりカルタフィックスCBという商品名で市販され ている染料固定剤 ポリアミン:1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジン ベイヒビットAM:バイエルから入手可能な2−ホスホノブタン−1,2,4− トリカルボン酸 布地柔軟化活性成分:ジ−(キャノロイル−オキシ−エチル)ヒドロキシエチル メチルアンモニウムメチルスルフェート HPBDC:ヒドロキシプロピルベータ−シクロデキストリン RAMEB:ランダムにメチル化されたベータ−シクロデキストリン バルダック2050:ジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、50%溶液 バルダック22250:ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、50%溶液 ゲナミンC100:クラリアントにより市販されている、エチレンオキシド 10モルでエトキシル化されたココ脂肪アミン ゲナポールV4463:クラリアントにより市販されている、エチレンオキシド 10モルでエトキシル化されたココアルコール シルウェット7604:コネチカット州ダンベリーにあるオウサイ・スペシャル ティーズ社により市販されている分子量4000、 式R−(CHSiO−[(CHSiO] −[(CH)(R)SiO]−Si(CH −R(式中、a+bの平均は21)のポリアルキレンオ キシドポリシロキサン シルウェット7600:コネチカット州ダンベリーにあるオウサイ・スペシャル ティーズ社により市販されている分子量4000、 式R−(CHSiO−[(CHSiO] −[(CH)(R)SiO]−Si(CH −R(式中、a+bの平均は11)のポリアルキレンオ キシドポリシロキサン
【0179】 以下の配合例においては、特に断りのない限り、レベルは全て組成物に対する
重量%で示し、また完全配合組成物への処理済みアミン反応生成物(以下、「P
ARP」という)の配合は、その最終形態にもよるが、前に述べたように組成物
に乾式添加するか、または噴霧することにより行う。配合例中、PARPに対し
て括弧が付いている場合、その括弧内の文字は被膜の種類を示すものであって、
(c)は炭酸塩被膜を、また(s)は澱粉被膜を示す。
【0180】 実施例1 以下の高密度粒状洗濯洗剤組成物は、本発明によるものである。
【表4】
【表5】
【0181】 実施例2 ヨーロッパ式の機械での洗濯条件に特に有用な以下の粒状洗濯洗剤組成物は、
本発明によるものである。
【表6】
【0182】 実施例3 ヨーロッパ式の機械での洗濯条件に特に有用な以下の洗剤配合物を、本発明に
従って製造した。
【表7】
【0183】 実施例4 以下の粒状洗濯配合物を、本発明に従って製造した。
【表8】
【表9】
【0184】 実施例5 色ものの衣類の洗濯に特に用いられる、漂白剤を殆ど含んでいない以下の本発
明の洗剤配合物を製造した。
【表10】
【0185】 実施例6 以下の粒状洗剤配合物を、本発明に従って製造した。
【表11】
【0186】 実施例7 以下の粒状洗剤組成物を、本発明に従って製造した。
【表12】
【0187】 実施例8 以下の本発明の洗剤組成物を製造した。
【表13】
【表14】
【0188】 実施例9 以下の本発明の洗剤配合物を製造した。
【表15】
【0189】 実施例10 以下のものは、錠剤、固形、押出物、または顆粒の形態の、本発明の組成物で
ある。
【表16】
【表17】
【0190】 実施例11 以下の液状洗剤配合物を、本発明に従って製造した(レベルは重量部で示す)
【表18】
【0191】 実施例12 以下の液状洗剤配合物を、本発明に従って製造した(レベルは重量部で示す)
【表19】
【0192】 実施例13 以下の液状洗剤組成物を、本発明に従って製造した(レベルは重量部で示す)
【表20】
【0193】 実施例14 以下の固形洗濯洗剤組成物を、本発明に従って製造した(レベルは重量部で示
す)。
【表21】
【0194】 実施例15 以下の洗剤用添加剤組成物を、本発明に従って製造した。
【表22】
【0195】 実施例16 以下の食器洗い用高密度(0.96kg/l)コンパクト洗剤組成物を、本発
明に従って製造した。
【表23】
【0196】 実施例17 嵩密度が1.02kg/lの以下の食器洗い用粒状洗剤組成物を、本発明に従
って製造した。
【表24】
【0197】 実施例18 本発明に従って、標準的なヘッドが12個あるロータリープレスを用い、圧力
13KN/cmで食器洗い用粒状洗剤組成物を圧縮することにより、以下の錠
剤型洗剤組成物を製造した。
【表25】
【0198】 実施例19 密度が1.40kg/lの以下の食器洗い用液状洗剤組成物を、本発明に従っ
て製造した。
【表26】
【0199】 実施例20 以下の液状濯ぎ補助組成物を、本発明に従って製造した。
【表27】
【0200】 実施例21 以下の食器洗い用液状組成物を、本発明に従って製造した。
【表28】
【0201】 実施例22 以下の硬質表面洗浄用液状組成物を、本発明に従って製造した。
【表29】
【0202】 実施例23 硬質表面をきれいにし、家庭内のカビを除去する為の以下の噴霧用組成物を、
本発明に従って製造した。
【表30】
【0203】 実施例24 以下の洗面台洗浄用塊状組成物を、本発明に従って製造した。
【表31】
【0204】 実施例25 以下の便器洗浄用組成物を、本発明に従って製造した。
【表32】
【0205】 実施例26 以下の布地柔軟化組成物を、本発明に従って製造する。
【表33】
【0206】 実施例27 以下の乾燥剤添加済み布地調整用組成物を、本発明に従って製造した。
【表34】
【0207】 実施例28 以下の組成物は、洗濯の濯ぎサイクルで用いるのに適した、本発明による予備
浸漬布地調整用および/または布地改良用組成物の、非限定的な例である。
【表35】
【0208】 実施例29 以下の組成物は、噴霧用に適した臭い吸収用組成物の非限定的な例である。
【表36】
【0209】 香料1、香料2、および香料3は、以下の組成をもつものである。
【表37】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 37/18 A01N 37/18 Z 37/50 37/50 43/90 101 43/90 101 C07C 221/00 C07C 221/00 225/14 225/14 251/18 251/18 C11B 9/00 C11B 9/00 J K L M Q R X C11D 3/26 C11D 3/26 3/37 3/37 3/50 3/50 // A01N 35/02 A01N 35/02 C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 アルフレッド、ブシュ ベルギー国ベー‐1840、ロンダーツェー ル、ハンデルスストラート、210 (72)発明者 マルセル、オムブル ベルギー国ベー‐3060、ベルテム、コウタ ー、5 (72)発明者 クリストフ、ローダミエル ベルギー国ベー‐1000、ブリュッセル、リ ュ、ド、ラ、ビオレット、20アー (72)発明者 ヨハン、スメツ ベルギー国ベー‐3210、ルビーク、ボーレ ンバーグ、79 (72)発明者 ラファエル、トルヒーリョ ベルギー国ベー‐1410、ワーテルロー、ア ブニュ、プランセス、パオラ、39 (72)発明者 ジャン、ウェーバーズ ベルギー国ベー‐1840、ステーンフフェ ル、ハイデ、17 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB27 AB31 AC05 AC08 AE06 BA27 DA01 DA02 DA05 EA12 EA20 EA28 EB08 EB12 EB13 EB19 EB22 EB24 EB26 EB28 EB32 EB37 EB42 EC01 EC02 EC03 EE05 FA21 FA26 FA33 FA43 4H006 AA02 AA03 AA05 AB70 AC52 AC59 AD15 BB14 BB15 BB17 BB46 BB47 4H011 AA02 AC06 BA01 BA04 BA07 BB05 BB06 BB08 BC03 BC04 BC19 DD01 DE12 DF02 DH01 DH04 DH10 DH11 4H039 CA99 CD10 CD40 4H059 BA12 BA13 BA19 BA20 BA22 BA23 BA25 BA35 BA42 BA43 BA48 BB02 BB03 BB13 BB14 BB15 BB18 BB19 BB23 BB44 BB45 DA02 DA09 DA16 DA30 EA15 EA31

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一および/または第二アミン官能基を有する化合物と、ケトンまたはアルデ
    ヒドを含有する活性成分とのアミン反応生成物の粒子を製造する為の方法であっ
    て、 a)アミン反応生成物を製造する工程と、 b)そのアミン反応生成物を、融点が30℃未満のキャリアと混合する工程 とからなる方法。
  2. 【請求項2】 アミン反応生成物が1000cpsより高い粘度を有するものである、請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 第一および/または第二アミンが、アミノアリール誘導体、ポリアミン、アミ
    ノ酸とその誘導体、置換アミン、置換アミド、グルカミン、デンドリマー、ポリ
    ビニルアミンとその誘導体、および/またはそれらのコポリマー、アルキレンポ
    リアミン、ポリアミノ酸とそのコポリマー、架橋ポリアミノ酸、アミノ置換ポリ
    ビニルアルコール、ポリオキシエチレンビスアミンまたはビスアミノアルキル、
    アミノアルキルピペラジンとその誘導体、線状または分岐ビス(アミノアルキル
    )アルキルジアミン、並びにそれらの混合物から選ばれるものであり、好ましく
    は、エチル−4−アミノベンゾエート、ポリエチレンイミンポリマー、ポリリシ
    ン、架橋ポリリシン、線状または分岐N,N’−ビス−(3−アミノプロピル)
    −1,3−プロパンジアミン、1,4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジ
    ン、およびそれらの混合物から選ばれるものである、請求項1または2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 活性成分が、ケトンまたはアルデヒドフレーバー成分、ケトンまたはアルデヒ
    ド薬剤活性成分、ケトンまたはアルデヒドバイオコントロール剤、ケトンまたは
    アルデヒド香料成分、ケトンまたはアルデヒド清涼剤、および/又はそれらの混
    合物から選ばれるものである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 該活性成分が、好ましくはシトロネラール、シトラール、N,N−ジエチルメ
    タトルアミド、ロタンジアール、8−アセトキシカルボタンアセノン、およびそ
    れらの混合物から選ばれる昆虫および/または蛾忌避剤である、請求項1〜4の
    いずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 該活性成分が、好ましくはグルタルアルデヒド、ケイ皮アルデヒド、およびそ
    れらの混合物から選ばれる抗微生物剤である、請求項1〜4のいずれか一項に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 活性成分が、好ましくはアルファ−ダマスコン、デルタダマスコン、カルヴォ
    ン、ガンマ−メチル−ヨノン、ダマセノン、ヘジオン、2,4−ジメチル−3−
    シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、フロールヒドラール、リリアール
    、ヘリオトロピン、トランス−2−ノネナール、シトラール、およびそれらの混
    合物から選ばれる香料である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 アミン反応生成物の量が、処理済みのアミン反応生成物の1〜75重量%、好
    ましくは5〜30重量%である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 キャリアが−150℃以上30℃未満の融点を有するものである、請求項1〜
    8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 該キャリアが、好ましくは疎水性キャリアと親水性キャリアから選ばれる、よ
    り好ましくはサリチル酸ベンジル、フタル酸ジエチル、ジプロピレングリコール
    、メタノール、エタノール、疎水性香料組成物、およびそれらの混合物から選ば
    れる液状のキャリアである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 キャリア物質の量が、処理済みアミン反応生成物から製造された粒子の3〜9
    5重量%、好ましくは15〜80重量%、最も好ましくは25〜75重量%であ
    る、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 処理済み生成物を引き続き処理して被覆粒子を形成する、請求項11に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 被膜が水溶性の凝集剤から製造されたものである、請求項1〜12のいずれか
    一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 水溶性の凝集剤が、水溶性有機高分子化合物、水溶性単量体ポリカルボキシレ
    ート、またはそれらの酸の形のもの、ポリカルボン酸のホモポリマー、コポリマ
    ー、またはそれらの塩(ただし、ここでポリカルボン酸とは、二つ以下の炭素原
    子で互いに隔てられている少なくとも二つのカルボン酸基を含んでなるものであ
    る)、炭酸塩、重炭酸塩、硼酸塩、燐酸塩、硫酸塩、無機ペルヒドロ化物塩、珪
    酸塩、澱粉、シクロデキストリン、およびそれらの混合物から選ばれるものであ
    り、好ましくは澱粉、炭酸塩、シクロデキストリン、およびそれらの混合物から
    選ばれるものである、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 アミン反応生成物の量が、被覆粒子の1〜75重量%、好ましくは5〜30重
    量%である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15の方法により得られる処理済みアミン反応生成物。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のアミン反応生成物を、好ましくは噴霧、乾式添加、および
    それらの組み合わせから選ばれる手段によって、完成品に配合する方法。
  18. 【請求項18】 一種、またはそれ以上の洗濯または洗浄成分と、請求項16に記載の処理済み
    アミン反応生成物とを含んでなる完成組成物。
  19. 【請求項19】 該組成物が、洗濯用組成物、硬質表面洗浄用組成物、および身体洗浄用組成物
    から選ばれるものである、請求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 残留活性成分を表面に供給する方法であって、請求項16に記載の処理済み生
    成物、または請求項18もしくは19に記載の組成物に該表面を接触させる工程
    と、その後、活性成分が放出されるよう、処理した表面を物質に接触させる工程
    とを含んでなる方法。
  21. 【請求項21】 接触させた表面に残留芳香をもたらすための洗濯用および/または洗浄用組成
    物の製造への、請求項16に記載の生成物の使用。
  22. 【請求項22】 接触させた布地に残留芳香と布地保護効果をもたらすための洗濯用および/ま
    たは洗浄用組成物の製造への、請求項16に記載の生成物の使用。
  23. 【請求項23】 請求項16の処理済み生成物、または請求項18または19の組成物を含んで
    なる包装済み構成物。
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