JP2003503916A - テレビ番組ガイド - Google Patents

テレビ番組ガイド

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JP2003503916A JP2001506242A JP2001506242A JP2003503916A JP 2003503916 A JP2003503916 A JP 2003503916A JP 2001506242 A JP2001506242 A JP 2001506242A JP 2001506242 A JP2001506242 A JP 2001506242A JP 2003503916 A JP2003503916 A JP 2003503916A
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ダグラス ビー マクレイ
トーマス イー ウェストバーグ
Original Assignee
インデックス システムズ インコーポレイテッド
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/431Generation of visual interfaces for content selection or interaction; Content or additional data rendering

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  • Television Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 データがページャー周波数(18)によりセットトップボックス(30)へ送信されるテレビ番組スケジュールガイドシステム。進行中のスポーツ競技のスコアが表示されるテレビ番組スケジュールガイド(図19)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、テレビ番組の放送及び録画を制御しそしてテレビスクリーンに表示
されるべき情報を分配するシステム及び方法に係る。
【0002】
【背景技術】
テレビ及びビデオレコーダの動作を制御し、そしてテレビスクリーンに情報を
供給するためのシステムは多数のものが知られている。視聴者へ表示される主た
る形式の情報の1つは、現在の番組情報と将来の番組情報とを含む番組情報であ
る。視聴者は、現在及び将来のスケジュール情報にアクセスする必要がしばしば
あり、そして新聞や週刊誌で適当なテレビ番組表を見つけることがしばしば必要
である。
【0003】 又、長年にわたり、ユーザは、ビデオレコーダをプログラミングする際に大き
な問題に遭遇している。近年、録画プロセスを簡単化し、ユーザが容易にプログ
ラムできるようにするシステムが開発されている。しかしながら、これらのシス
テム(例えば、VCR+システム)は、ユーザが録画のためにVCRをプログラ
ムできる前にユーザが他のソースの番組リストを探すことを必要とする。番組リ
ストがコード情報(「プラスコード」と称される)を含む場合には、ユーザは、
VCR+赤外線リモートコントロール装置の押圧キーを、コード情報により決定
されたパターンで使用して、VCRをプログラムすることができる。コード情報
は、ユーザが録画しようとする番組のチャンネル、放送時刻及び時間巾を識別す
る。これは、録画されるべき各番組、例えば、毎週放映の作品に対して行わねば
ならない。
【0004】 ユーザに番組情報を提供する多数の既知のシステムでは、番組情報がある周期
的なベースでロードされる。しかしながら、テレビ局は、放映される番組をしば
しば変更し、土壇場の番組変更についてこのようなシステムを更新する方法はな
い。それ故、ユーザが自分のテレビで番組情報を見て、その番組を録画するよう
にレコーダをセットするか又はある時間に番組を視聴できるように計画を立て、
そしてテレビ局がその番組情報を変更した場合には、間違った番組が録画される
か、又はユーザは、視聴したい番組を視聴することができない。
【0005】 「スターサイト(Starsight)」と称される別のシステムでは、テレビ放送局が
テレビ番組を放送している間に、特に、「垂直帰線消去インターバル」と称する
テレビ信号の一部分の間に、番組情報がテレビ放送局によりインターリーブベー
スで放送される。情報が表示されると、ディスプレイ上の番組タイトルへ強調表
示カーソルを移動し、そしてリモートコントロール装置のボタンを押すことによ
り、視聴又は録画のための番組を選択することができる。しかし、各送信チャン
ネルの垂直帰線消去インターバルに情報が得られるように保証することは経済的
でなく、従って、このシステムは、一般に、情報信号を搬送している以外のチャ
ンネルが視聴されている間には情報更新を受けることができない。
【0006】
【発明の開示】
本発明は、テレビ番組の放送及び録画を制御しそしてテレビスクリーンに表示
されるべき情報を分配する新規で且つ改良されたシステム及び方法を提供する。 要約すれば、この新規なシステムは、中央の放送コンピュータを備え、これは
、テレビスケジュール及び出来事、ニュース、スポーツ、及び他の情報を種々の
ソースから受信する。この中央の放送コンピュータは、この情報を、広域ネット
ワークを経て、全北米本国のような広いエリアをカバーする多数の無線送信器へ
送信する。これらの送信器は、指定された全国的なページャー周波数を使用して
家庭及び会社の個々のセットトップボックスへ情報を送信する。各セットトップ
ボックスは、CPU及びメモリ手段を備えている。放送情報は、CPUによって
処理され、そしてユーザがアクセスするまでメモリ手段に記憶される。
【0007】 各セットトップボックスは、ユーザが、人間工学的に設計された単一のユーザ
制御装置、例えば、IRリモートコントローラを使用して、自分のテレビ及び外
部装置(VCR、ビデオディスクプレーヤ、ケーブルでコーダ及びアンテナ)を
制御できるように構成される。又、ユーザは、ユーザ制御装置を使用して、放送
情報を種々の理解し易いフォーマットでテレビに表示することができる。これら
の表示スクリーンの中には、チャンネル及び時刻で編成されたテレビ及びケーブ
ル番組のグリッド、ニュース見出し及びサポート情報、最新のスポーツスコア及
びハイライトがある。これらスクリーンから番組又は他のオプションを選択する
ことにより、ユーザは、テレビがチャンネルを希望の番組に変更するようにした
り、又はある番組を録画するようにVCRをプログラムしたりすることができる
。又、ユーザは、他のメニューオプションを選択することにより、コマーシャル
の放映中にテレビを自動的に弱音にするか又は別のチャンネルに切り換えたるこ
とができ、そして番組を録画するときにコマーシャルの放映をスキップすること
ができる。
【0008】 好ましい実施形態では、RF送信器は、931MHzの周りの全国的なページ
ャー帯域巾を使用して放送情報を送信する。情報は、POCSAGプロトコルや
モトローラのFLEXプロトコルのような多数の公知送信プロトコルのいずれか
を使用してエンコードされる。システムは、ノイズを減少しそしてこのフォーマ
ットの放送データを解釈する独特の方法を含む。 上記目的及び関連目的の達成、本発明の効果及び特徴は、添付図面を参照した
本発明の以下の詳細な説明から当業者に容易に明らかとなろう。 本発明は、特許請求の範囲に特に指摘する。本発明の上記及び更に別の効果は
、添付図面を参照した以下の説明から理解されよう。
【0009】
【発明を実施するための最良の形態】
A.送信ネットワーク 図1は、本発明により構成された広域テレビ情報送信及び利用システム5を示
す。図1を参照すれば、システム5は、情報送信サブシステム6を備え、これは
、以下に述べるテレビスケジュール及び他の情報を複数のユーザ位置7へ送信す
る。各ユーザ位置7は、従来のテレビ受像機を備え、そして従来のビデオカセッ
トレコーダ(VCR)と、テレビスケジュール及び他の情報を受信してその情報
をユーザにより与えられる入力と共に利用してテレビ受像機及びVCRを以下に
述べるように制御するユーザ装置とを備えている。
【0010】 図1に示すように、情報送信サブシステム6は、中央の情報放送コンピュータ
10を備え、これは、テレビスケジュール情報、テレビの出来事、ニュース、ス
ポーツ、天気及び他の情報(一般に「種々雑多な情報」として識別される)と、
システムによって使用されるあるコマンド及びシステム情報(一般に「システム
情報」として識別される)を、第3者の売主、サブシステム7の他の部分及び内
部データベースを含む種々の外部情報ソース12から受信する。放送コンピュー
タ10は、このスケジュール情報、種々雑多な情報及びシステム情報をそれ自身
のデータベース14に記憶し、そして広域ネットワーク(WAN)16を経て複
数のページャーターミナル18へそれを電子的に(以下に述べるように)周期的
に送信する。好ましい実施形態では、広域ネットワーク16は、従来のTCP/
IP通信プロトコルを使用してデータを送信する従来のコマーシャルフレーム中
継デジタルデータ送信ネットワークである。
【0011】 図2を参照すれば、各ページャーターミナル18は、WAN16に接続された
コンピュータ20を備えている。このコンピュータ20はコンバータ22に接続
され、このコンバータは、WAN16から受信された情報であって従来のデジタ
ル形式で受信された情報を、無線送信に適した高周波(RF)信号に変換する。
コンバータ22は、高電力RF送信器24に接続され、これは、ページャーター
ミナル18からの情報を、フェデラル・コミュニケーションズ・コミッションに
よりページャー使用に指定された周波数帯域である931MHz周波数帯域にお
いてアナログ無線ページャー信号の形式で放送する。好ましい実施形態では、全
北米本国をカバーするのに100個以上のページャーターミナルが使用される。
各ページャーターミナルに送信される情報、特に、スケジュール情報は、そのタ
ーミナルによりカバーされる地域に対して正確なデータ(番組リスト、時刻等)
を反映するようにカスタマイズされる。放送コンピュータ10は、スケジュール
情報、種々雑多な情報及びシステム情報をページャーターミナル18に送信する
のが好ましく、そしてページャーターミナル18は、夜間に、ページャー周波数
帯域の使用量が少ないときにユーザ位置7へ情報を放送するのが好ましい。ペー
ジャーターミナル18は、POCSAG又はモトローラのFLEXプロトコルを
含む多数の公知ページング送信プロトコルのいずれかを用いて情報を放送する。
【0012】 B.ユーザ位置7 再び図1を参照すれば、上述したように、情報送信サブシステム6は、ページ
ャーターミナル18を介して、スケジュール情報、種々雑多な情報及びシステム
情報をユーザ位置7へ放送する。各ユーザ位置7は、ここでセットトップボック
ス30として示されたユーザ装置と、従来のテレビ受像機32とを備え、そして
従来のVCR(図示せず)も含むことがある。セットトップボックス30は、ス
ケジュール情報、種々雑多な情報及びシステム情報を受信し、そして特に、スケ
ジュール情報及び種々雑多な情報を使用して、情報表示を発生し、これをユーザ
位置7のテレビ受像機32に供給する。更に、リモート制御装置のようなユーザ
制御装置50(図3)により、ユーザは、ユーザ情報を与えて、セットトップボ
ックス30を制御し、ひいては、テレビ受像機32を制御して、例えば、チャン
ネルを切り換え、スケジュールされた時刻に番組を表示し、そしてVCRがある
番組の録画を容易に行い得るようにする。例えば、セットトップボックス30は
、ある時刻に放送されるある番組を表示することに関するユーザ情報を受信して
記憶し、そして適当な時刻に、適当な赤外線制御信号を発生し、この信号は、テ
レビ受像機のリモート制御赤外線検出器によって受信されて、テレビをそれ自体
でオンにし(まだオンになっていない場合)、適当なチャンネルに切り換え、そ
して番組を表示する。番組の終りに、セットトップボックス30がテレビ受像機
32を別の番組に切り換えることもできるし、或いはユーザがそれを行うか、同
じチャンネルに維持するか、又はそれ自体オフにすることもできる。更に、セッ
トトップボックス30は、ある時刻に放送されるある番組の録画に関連したユー
ザ情報を受信して記憶し、そして適当な赤外線制御信号を発生し、これは、VC
Rのリモート制御赤外線検出器により受信されて、VCRを録画にプログラムす
る。又、セットトップボックス30は、VCRが選択された時刻にテレビ受像機
32に録画を再生するようにすることもできる。
【0013】 図3は、ユーザ位置7において有用なセットトップボックス30の機能的ブロ
ック図である。図3を参照すれば、各セットトップボックス30は、931MH
z帯域においてスケジュール情報、種々雑多な情報及びシステム情報を受信する
ように同調されたRF受信器34を備えている。1つの実施形態において従来の
ページング装置に使用される従来の受信器より成るこのRF受信器34は、この
スケジュール情報、種々雑多な情報及びシステム情報をアナログ形式からデジタ
ル形式に変換し、そしてスケジュール情報及びシステム情報を、デジタル形式で
バス38を経て、セットトップボックス30に含まれた中央処理ユニット(CP
U)36へ供給する。好ましい実施形態では、CPU36は、標準的な16ビッ
トマイクロプロセッサであり、これは、1つの実施形態では、モトローラ社MC
68000マイクロプロセッサファミリーから選択されたマイクロプロセッサで
ある。CPU36は、デジタルのスケジュール情報及びシステム情報を処理し、
そしてそれをメモリ38に記憶し、メモリは、1つの実施形態では、従来のラン
ダムアクセスメモリチップにおいて実施されるバッテリバックアップ式のランダ
ムアクセスメモリである。更に、セットトップボックス30は、EEPROM4
0も備え、これは、以下に述べるようにボックス30の設定中に供給されるシリ
アル番号、契約制御及びある設定情報のような装置情報を記憶する。又、セット
トップボックス30は、CPU36を制御するためのプログラムを含むリードオ
ンリメモリ(ROM)42も備えている。1つの実施形態では、ROM42は、
8ビットワードを供給し、そしてラッチ・状態マシン44は、ROM42がCP
U36との通信において16ビット装置をエミュレートできるようにする。
【0014】 1つの実施形態においてバッテリ作動式の赤外線リモート制御装置(IRリモ
ート)であるユーザ制御装置50は、低出力の広角赤外線ビーム52を発生し、
これは、ユーザコマンドの形式のユーザ情報をセットトップボックス30に供給
するためにユーザにより与えられた入力に応答して変調される。ビーム52は、
セットトップボックス30に含まれたIRデコーダ54によって検出され、そし
て受信された赤外線信号はデジタル信号に変換され、CPU36で処理される。 RFスイッチ58は、セットトップボックス30がRF信号を発生できるよう
にするために設けられており、RF信号はテレビ受像機32により表示される。
RF信号は、情報送信サブシステム6により供給されたスケジュール情報及び種
々雑多な情報の映像表示をテレビ受像機32により形成するもので、これにより
、システム5は、ユーザに情報を表示することができる。RFスイッチは、セッ
トトップボックス30からケーブル56によりそして外部装置64(VCR、ビ
デオディスクプレーヤー、ケーブルデコーダー、又はテレビアンテナ)から信号
を受信し、そしてその信号を、同軸ケーブル66を経てテレビ32へ供給するよ
うに接続される。セットトップボックス30がRFスイッチ58にRF信号を与
えない場合には、RFスイッチ58は、外部装置64により供給される信号をテ
レビ32へ通過させる。一方、セットトップボックス30がRFスイッチ58に
RF信号を与える場合には、RFスイッチ58が外部ソース64から供給される
信号を阻止し、そしてセットトップボックス30により供給される信号をテレビ
受像機32へ通す。セットトップボックス30がRFスイッチ58を経てテレビ
受像機32のRF信号を供給するときには、適当な赤外線制御信号も発生し、こ
れは、テレビ受像機のリモート制御赤外線検出器によって受信され、テレビが適
当なチャンネルに切り換わって、それ(セットトップボックス30)が発生した
RF信号を表示できるようにする。
【0015】 上述したように、セットトップボックス30は、赤外線制御信号により、テレ
ビ受像機32及びVCRと、他の外部装置64とを制御することができる。赤外
線制御信号は、赤外線出力ターミナル(IR出力)60により発生される。この
IR出力60は、CPU36からのコマンドに基づく周波数範囲、デューティサ
イクル及びビットセル時間に赤外線信号を発生し、以下に述べるように、商業的
に入手できるほとんどの消費者向けリモート制御をエミュレートする。 1つの実施形態では、システム5は次のように動作する。昼夜を通して、情報
送信サブシステム6は、更新されたスケジュール情報、種々雑多な情報及びシス
テム情報を送信し、そしてセットトップボックス30のRF受信器34は、それ
らを受信してメモリ38に記憶する。テレビ32がオンである間に、ユーザは、
ユーザ制御装置50を使用してセットトップボックス30へコマンドを直接発生
することができる。あるコマンドは、セットトップボックス30がRFスイッチ
を経てスケジュール情報及び種々雑多な情報をテレビ受像機32に表示するよう
にさせる。スケジュール情報及び種々雑多な情報がテレビ32に表示されている
間に、外部装置64からの信号及び番組は、RFスイッチ58によって阻止され
る。スケジュール情報及びシステム情報がテレビ32に表示されるときに、セッ
トトップボックス30は、「表示モード」にあると言える。ユーザ制御装置50
を使用して、ユーザは、テレビ32に表示されるあるスケジュール情報及びシス
テム情報を選択することができる。ユーザの選択に基づいて、セットトップボッ
クス30は、IR出力60により、チャンネル同調又は番組再生又は録画コマン
ドをテレビ32又は外部装置64へ送信するか、或いはこのようなコマンドをメ
モリ38に記憶しそして後で送信することができる。別の「TVモード」におい
ては、ユーザは、番組を供給する外部装置を制御するためにユーザ制御装置50
を使用して、放送番組又は録画番組を自分のテレビで見ることができる。
【0016】 C.RF受信器34、データ非直列化(デシリアライゼーション) 図4は、セットトップボックス30に有用なRF受信器34の機能的ブロック
図である。上述したように、RF受信器34は、情報送信サブシステム6により
送信されたスケジュール情報、種々雑多な情報及びシステム情報を受信する。図
4を参照すれば、1つの実施形態において、RF受信器34は、931MHzの
周りの約2MHzの範囲内で同調することのできる同調可能なRF受信器70を
含む。この周波数範囲は、国及び地方のページャーネットワークにより使用され
る周波数に対応することから選択された。同調可能なRF受信器70は、受信信
号強度インジケータ(RSSI)80にも接続され、これは、CPU36に接続
される。RSSI80は、同調可能なRF受信器70によって受信される信号の
相対的強度を決定し、そしてそのデータをCPU36に与える。この相対的信号
強度データは、CPU36がインストール中のセットトップボックス30の配置
についてユーザを助けることができ、以下に述べるように、適当な信号強度の情
報送信サブシステム6からの信号を受信できる位置にユーザがセットトップボッ
クス30を配置できるようにする。
【0017】 同調可能なRF受信器70は、復調器72にも接続され、これは、同調可能な
RF受信器70により受信されたアナログ信号を、システムにより使用されるペ
ージングプロトコルに基づき非阻止の2又は4レベルアナログ信号に変換する。
情報送信サブシステム6がPOCSAG又はFLEX送信プロトコルのいずれか
で情報を放送する1つの実施形態では、復調器72は、最初に、情報送信サブシ
ステム6がPOCSAGプロトコルを使用したという仮定で情報をデコードする
よう試みる。復調器72が、放送された情報において適当なコードワードを識別
できないと決定した場合には、情報送信サブシステム6がFLEXプロトコルを
使用したという仮定で、考えられる良好なFLEXパケットに対する情報をサー
チすることにより、情報をデコードするよう試みる。復調器72が適当なプロト
コルを識別したときには、それが受信信号に応答してアナログ信号を発生して、
非直列化モジュール74に供給し、該モジュールは、次いで、そのアナログ信号
をデジタル信号の変換し、そのデジタル信号をCPU36に供給する。
【0018】 セットトップボックスにより受信された放送情報のデータは、一般に、シリア
ル形式であり、そしてデータ非直列化モジュール74は、データを非直列化して
、ワードパラレルデータを形成する。図5aに示すように、データ非直列化モジ
ュール74は、アナログ/デジタルコンバータ(A/Dコンバータ)78を備え
、これは、復調器72からアナログ信号を受信し、そしてそれを従来のTTL(
トランジスタ−トランジスタロジック)電圧レベルのデジタル信号に変換する。
A/Dコンバータ78は、これらのデジタル信号を比較器82へ供給する。比較
器82は、各デジタル信号を1つ以上のスレッシュホールド値と比較し、そして
このような比較結果に基づいて1つ以上のデジタル出力信号を発生する。図5a
に示す好ましい実施形態では、比較器82は、入力信号を3つのスレッシュホー
ルド値(「スレッシュホールド1、2及び3」で示す)と比較し、次のテーブル
に基づいて2つの出力電圧(MSB86及びLSB88で示す)を発生する。
【0019】
【0020】 比較器82のスレッシュホールド電圧は、受信信号強度が高い間に入力電圧を
測定し、そして発生されたデジタル値に関する統計情報を収集することにより、
設定中にCPU36によりセットされる。スレッシュホールド電圧は、温度又は
他の環境変化による統計情報の変化に基づいてCPU36により調整することが
でき、これにより、モジュール74は、このような変化による復調器72の電圧
ドリフトを補償することができる。温度測定装置84は、CPU36に接続され
る。
【0021】 図5bに示すデータ非直列化装置74の別の実施形態では、比較器82が信号
を1つのスレッシュホールド値のみと比較し、1ビット出力信号を発生する。こ
の実施形態は、主として、例えば、モトローラ社のFLEXプロトコルに関連し
て有用である。3つではなく1つのスレッシュホールドを使用することは、異な
る信号レベル間に広い電圧ギャップを与え、従って、スレッシュホールド3つの
実施形態よりも大きなノイズ裕度を与える。しかしながら、4ではなく2つの考
えられる値を有する信号により同じ時間周期に搬送される情報は僅かである。
【0022】 図5aに示す実施形態を再び参照すれば、あるノイズ関連エラーを排除するた
めに、比較器82は、「ビットセル周期」中にその入力信号をスレッシュホール
ド電圧と何回も比較する。「ビットセル周期」とは、スケジュール及びシステム
情報の1つの単位(比較器82により使用される電圧スレッシュホールドの数に
基づき、1ビット又は2ビットの情報で構成される)が情報送信サブシステム6
により放送されるところのタイムウインドウである。1つの実施形態では、比較
器82は、各ビットセル周期中に8つの電圧比較を行う。RF受信器34により
受信されるアナログ信号には、クロック情報が埋め込まれていないので、CPU
36は、入力信号の位相が比較器82のビットセル周期に対応するよう確保しな
ければならない。比較と比較との間の時間間隔は、比較器82及びCPU36に
接続されたモジュロ8カウンタ96からのクロック信号によって制御される。例
えば、図7aには、入力信号が示されているが、比較は入力信号と同相であり、
即ち比較器は、入力信号が単一データビットを表わす間に全ての比較を実行する
。この場合に、比較器82は、入力信号と同相である。一方、図7bでは、ビッ
トセル周期中にデータビットが遷移する入力信号が示されており、即ち最初の3
つの比較(0、1及び2)は、低い値をもつデータビットに対するものであり、
そして最後の5つの比較(3ないし7)は、高い値をもつデータビットに対する
ものである。システム5は、図7bに示された状態が情報放送中に発生するのを
防止するように試み、これは、放送信号において、一連のデータセグメント各々
の始めと終りに、データビットの規定のシーケンス、例えば、一連の2進「0」
を表わす信号の後に一連の2進「1」を表わす信号が続くものを含ませることに
より行われ、CPU36は、それを使用して、そのビットセル周期が送信データ
と同相となるように確保することができる。CPU36が、図7bに示すように
、ビットセル周期の中間に遷移を検出した場合には、モジュロ8カウンタ96を
増加して、図7bのサンプルウインドウを1増分だけ左へ効果的にシフトする。
このプロセスは、ビットセル周期が、受信されている情報セグメントの始めと終
りにほぼ対応するまで繰り返される。
【0023】 通常の動作中に、CPU36が比較器82を受信信号のビットセル周期と同相
状態にした後、無線送信ノイズが、スケジュール情報、種々雑多な情報及びシス
テム情報の正確な解釈を妨げることがある。受信信号のノイズを示した図8から
明らかなように、図示されたビットセル周期中に比較器82により行われる8つ
の比較の6つは、「00」の出力(MSB−LSB組合せ)を生じ、一方、2つ
の比較は、「01」の出力を生じる。これら結果のどちらを次のデータ解釈段階
へ通すべきかを決定するために、ビットサンプリングモジュール90及び92が
使用される。ビットサンプリングモジュール90は、MSB86を入力として受
け取り、一方、ビットサンプリングモジュール92は、LSB88を入力として
受け取る。
【0024】 ビットサンプリングモジュール90、92は、各ビット値を発生するビットセ
ル期間中の比較器82による比較数に基いて、それぞれ、最上位ビットおよび最
下位ビットの値を決定する。すなわち、ビットセル期間中に比較器82により発
生される比較が、値「1」を表す最上位ビットについて0〜3個の比較を識別す
る場合には、ビットサンプリングモジュール90は、最上位ビットについて値「
0」を識別する。これに対し、値「1」を表す最上位ビットについて4〜7個の
比較を識別する場合には、ビットサンプリングモジュール90は、最上位ビット
について値「1」を識別する。ビットサンプリングモジュール92は、最下位ビ
ットに関連して同様に作動する。
【0025】 特に図6には、ビットサンプリングモジュール90の論理演算が示されている
。ビットサンプリングモジュール92も同様に作動するので、詳細には説明しな
い。比較器82からの最上位ビット信号は、ライン86を介して3−ビットカウ
ンタ100に導かれる。最上位ビット信号が「1」を識別する度毎に、カウンタ
100が1だけ増分する。ビットカウンタ108は比較器82が新しい値の識別
を行なう度毎に増分され、これにより、カウンタ108の値が各ビットセル期間
の終時に8に到達すると、リセット信号を発生してカウンタ100をリセットす
る。カウンタ100のリセット前で、各ビットセル期間の終時には、ゲートアレ
ー102がカウンタ100の状態を評価する。カウンタ100の値が000、0
01、010または011(0、1、2または3)である場合には、出力104
を介してゲートアレー102により接続された最上位ビットの値は「0」となる
。これに対し、カウンタ100の値が100、101、110または111(4
、5、6または7)である場合には、最上位ビットの値は「1」となる。
【0026】 また、カウンタ100の最終値が0または7の「理想」値または「無ノイズ」
値にどれほど近いかに関連して、ビットサンプリングモジュール90はビットサ
ンプルの「クオリティ」を識別する値を発生する。一実施形態では、ゲートアレ
ー102は、カウンタ100の最初の2つのビットを比較することによりこれを
行う。2つのビットが異なっている場合(2、3、4または5の「ノイジー」値
を表す場合)には、ゲートアレー102が「アラート」フラグ106を設定する
。このフラグには、システムの他の部分がアクセスできる。2つのビットが同一
である場合(0、1、6または7の「クリーン」値を表す場合)には、「アラー
ト」フラグ106が0にリセットされる。アラートフラグ106はDフリップフ
ロップの出力であり、そのデータ入力はゲートアレー102の出力に接続されか
つそのクリア入力はカウンタ108に接続されている。
【0027】 かくして、図8に示す例では、サンプリングモジュール90が、ビットセル期
間中に、最上位ビットについて8つの「0」をカウントしかつ「1」はカウント
しない。サンプリングモジュール92は6つの「0」および2つの「1」をカウ
ントし、最下位ビットに「0」出力を発生する。各ビットサンプリングモジュー
ル90のカウンタ100は2、3、4または5ではなくなったので、アラートフ
ラグ106はいずれのビットにも設定されず、これは比較的ノイズの少ないビッ
トであることを表す。
【0028】 再び図5aに戻って説明すると、各ビットセル期間の終時に、ビットサンプリ
ングモジュール90、92の各出力は、それぞれの16−ビットシフトレジスタ
110、112にシフトされる。16回のこのようなシフトの後に、モジュロ−
16カウンタ14は、シフトレジスタ110、112のコンテンツをリセットし
かつそれぞれの16−ビットホールドレジスタ120、122にシフトさせる。
このシフトにより、割込み信号がCPU36に送られ、これによりCPU36は
データをホールドレジスタ120、122に読み込むことが可能になる。本発明
の他の実施形態では、モジュロ−16カウンタ14はCPU36により増分され
、サンプル期間のフェーズが、図7aおよび図7bに関連して上述した入力デー
タのフェーズに一致される。
【0029】 D.ビデオ生成 セット−トップボックス30は、テレビジョン受像機32に送信されるビデオ
画像の形成に使用される画像データをそのメモリ38に記憶させる。ビデオ画像
データは、慣用態様でメモリ38から検索され、RFスイッチ58に導かれるR
F信号を発生させるのに使用される。
【0030】 E.データ処理 システム制御フロー。図9に示すように、CPU36は、システムのためのタ
スクスケジューリング設備および通信設備を形成する市販のリアルタイムオペレ
ーティングカーネル(一実施形態では、Accelerated Technologies社からのNucl
eus Plusカーネル)の制御により実行を行なう。前述のように、RF入力34か
ら受けた情報は、ソフトウェアキュー(software queues)で、待機している受
け手プロセス(destination processes)に送られ、一方、ユーザ制御装置50
からのIRコマンドは、割込みベースドライバにより処理されかつグローバルイ
ベントキュー(global event queue)に導かれて現在付勢されているアプリケー
ションにより受信される。また、VCR記録を制御するプロセスのような幾つか
のプロセスは、VCRを始動または停止させる時点のような計画された事象が生
じるまで保留される。
【0031】 データ脱インターリーブ(Data De-Interleave)。Motorola FLEXページング
フォーマットでシステムに伝送されたデータは、付加ノイズイミュニティについ
て次のように8−ウェイインターリーブされる。
【0032】
【0033】 データは、上記表のビットA0から開始して、以下B0,C0…、H0、A1
…、H31へと、列を下って受信される。データを脱インターリーブするため、
CPU73は、1組の8−レジスタを有し、該レジスタはこれらのビットを90
°「回転」させる。すなわち、データは、次のようにしてこれらのレジスタにロ
ーディングされる。
【0034】
【0035】 CPU36による読取り時に、データは、次表のようになるように回転される
【0036】
【0037】 CPU36は、レジスタおよびメモリをバイト毎にアドレスするので、全部で
8つのワードをアセンブルする前に全256ビット(8つの32−ビットワード
に相当)を読み取らなくてはならないけれども、上記方法を用いて一度に1つの
みのバイトを回転させる必要がある。
【0038】 データベース記憶。図10に示すように、CPU36により受信されるスケジ
ューリング情報、雑情報(miscellaneous information)およびシステム情報か
らなる3つのクラスの情報、すなわち、ユーザ情報150、コマンド情報152
およびシステム情報154がある。図11に示すように、セット−トップボック
ス30により受信されるスケジューリング情報、雑情報およびシステム情報は一
連の個々のセグメントからなり、各セグメントは、セグメントのクラスを識別す
る類別ビット174と関連している。
【0039】 「ユーザ情報」は、番組表題情報、番組スケジュール情報、エピソード記述情
報、並びにニュース、天気、スポーツおよび他の主題に関する情報等のテクスチ
ャ情報を含むスケジューリング情報および雑情報を有しており、これらの各々が
複数のサブクラスの1つと関連している。CPU36により認識されると、ユー
ザ情報は、CPU36により、サブクラスに対応する複数のデータベースライタ
ー162の1つに送られる。次に、データベースライター162は、スケジュー
リング情報およびシステム情報を適当なデータベース164でメモリ38に書き
込み、該情報は、後でメモリ38から呼び出されかつディスプレイされる。
【0040】 「コマンド情報」は、IR出力60により、後述のようにリアルタイム商業放
送を回避させるコマンドのような特定情報を、テレビジョン受像機32またはV
CR等の外部装置に入力させる。CPU36は、制御コマンドを遺伝的フォーマ
ットで受信し、次に、ユーザの特定装置構成のための仕様を保持するIRライブ
ラリ166から、対応するIR制御コードと、ユーザの外部装置に対応するシー
ケンスとを検索する。制御コマンドの源は、ユーザ制御装置50またはRF受信
器34により受信した放送から得られる。
【0041】 「システム情報」は、ユーザの相互作用なくして、ソフトウェアバグ定点(so
ftware bug fixes)を初期化しかつ新しいサービスおよびデータベースを付加す
べく、CPUのプログラムを自動的に変更するコマンド情報を有している。シス
テム情報は、一般に、情報伝送サブシステム6に源を有している。
【0042】 データベース出力。セット−トップボックス30がデータベースから情報を検
索する構成は図12の例により示されており、この例では、ユーザは、ユーザ制
御装置50を使用して、ニュース情報を見ることを選択している。ニュースが一
オプションであるスクリーンディスプレイからユーザが「ニュース」を選択する
とき、ニュースディスプレイアプリケーション182と呼ばれるプログラムが、
オペレーティングカーネル180により呼び出される。ニュースディスプレイア
プリケーション182は、ニュースデータベース184からデータをダウンロー
ドし、かつユーザのコマンドに基いて、このデータをメモリディスプレイリスト
186にダウンロードする。メモリディスプレイリスト186は、データをビデ
オハードウェア188に送る。該ビデオハードウェア188はRF出力を発生し
、RFスイッチ58を介してビデオ形式のデータを伝送してテレビジョン32上
にディスプレイする。
【0043】 自動ディスプレイオーダリング。セット−トップボックス30は、チャンネル
番号またはチャンネル名に基いた英数字を用いてまたはユーザの視聴性向に基い
て、オーダリング番組スケジュール情報をテレビジョン受像機32によりディス
プレイできるようにする。図13に示すように、チャンネルオーダリングがユー
ザの視聴性向に基くことができるようにするため、セット−トップボックス30
は、ユーザが選択された時間で種々のチャンネルを視聴する自由な量の実行記録
を維持し、かつ現在の視聴時間例えば前日または前週の実際の視聴時間に関係す
る視聴時間評価に基いて、更に現在の視聴時間より前の視聴期間に対して視聴時
間の減少することに基いてチャンネルをオーダする。セット−トップボックスは
また、ニュース情報のような他の種類の情報のオーダリングを可能にし、これに
より、テレビジョン受像機32はユーザの視聴性向に基いてディスプレイするこ
とができる。この作動において、ニュース情報の各項目が多数のカテゴリのうち
の1つと関連する度毎に、セット−トップボックス30は、ユーザが視聴するニ
ュース情報のクラスのトラックを維持する。また、セット−トップボックス30
は、項目の時期およびシステム5により割り当てられる優先値に基いて、ニュー
ス情報の項目をオーダする。
【0044】 自動メモリ回復。セット−トップボックスのデータベース内の情報は連続的に
更新されるので、セット−トップボックス30は、古い項目を削除してデータベ
ースの記憶スペースを回復させる構成を有している。新しいデータにより重ね書
きすべき既存のメモリスペースを選択するのに、多数の慣用メモリ回復方法のう
ちの任意のものを使用できる。図14のフローチャートに示すように、アプリケ
ーションまたはデータベース管理ツールが、メモリがスケジューリング情報およ
びシステム情報を記憶することを必要とする場合に、カーネルは、ステップ19
2で、「メモリリクエスト」を初期化する。充分な自由メモリが利用されない場
合には、各アプリケーションは「自動メモリ回復」リクエストを呼び出して「ク
リアルーチン」を実行し、これにより、優先度の低いメモリ項目を除去する。特
定の実施形態では、メモリ回復は3つの方法で行なわれる。
【0045】 (1)或るデータベース項目には、特定の「データ形式識別子」(すなわち「
スロット識別子」)のタグが付され、該タグは、同じデータ形式識別子をもつ他
の項目が簡単に置換されることを可能にし、元のデータで占拠されたメモリを回
復させる。これは、例えば、更新された情報と置換することにより、特定ニュー
スストーリを新しい情報に更新するのに使用できる。
【0046】 (2)殆どのデータベース項目は、データベースに付加された時点に関して古
くなった情報を有しており、これらの情報は、データベースに付加されてから或
る時間の経過後に削除される。例えば、ニュース、天気および、スポーツ情報の
ような雑情報が記憶されるメモリ部分は、選択した時間の経過後に新しい情報の
ために使用され、テレビ番組のスケジュール情報が記憶される部分は、番組送信
時間の経過後に新しい情報のために使用される。
【0047】 (3)ディスプレイオーダリングシステムの下で低い評価を有するデータベー
ス項目が記憶されているメモリの部分は、これらがメモリにローディングされた
後、直ぐに新しい情報のために使用される。或る種の雑情報にはユーザが滅多に
アクセスしないか全くアクセスしないため、このような情報が記憶されているメ
モリの部分は、古くなり過ぎる前に再利用される。ユーザが特定チャンネルを滅
多にまたは全く見ることがない場合、またはユーザが特定時間(例えば、早朝、
昼間等)中にテレビジョンを殆ど見ない場合には、スケジュールアプリケーショ
ンは、別のメモリが必要とされるときに、当該チャンネルまたは時間に関連する
「スケジューリング情報」を削除する。他の実施形態では、項目のディスプレイ
オーダリング評価はその経時間と組み合わせて考察し、当該項目が記憶されてい
るメモリの部分を再使用すべきか否かを決定する。
【0048】 F.ユーザーインターフェース I.IRリモコン 動作。CPU36によって出されたコマンドに応じて、IRデコーダは、ユー
ザー制御装置50により2つのモードのうちの一方、即ち「生(未加工)」又は
「復調」モードで送られた赤外制御信号を解釈することになる。「生(未加工)
」モードは、上述したようなシステムセットアップ中に用いられる。「復調」モ
ードでは、IRデコーダは、或る赤外制御信号を検出した時に、CPUに出力さ
れる連続ディジタル“1”を発生し、そうでなければ、ディジタル“0”を出力
を生じさせることになる。変調モードは、ユーザーがユーザー制御装置50を用
いて強調表示されたタイトルを種々のディスプレイスクリーンから選択し、セッ
トトップボックス30に他のコマンドを与えることができるようにするのに用い
られる。
【0049】 「生(未加工)」モードでは、IR検出器は、これが受け取った各赤外入力に
ついてタイムスタンプを生じさせ、データ、例えばIRカーダー(carder)周波
数、デューティサイクル及びかかるインプットの符号化方法を記録する。
【0050】 一実施形態では、ユーザー制御装置50は、約80KHzの搬送周波数を発生
し、これは、IR検出器を他のコンシューマー電子装置(これらのうち大部分は
、40〜50KHz範囲のカーダー周波数で伝送する)によって出力された浮遊
信号から隔離すると共にユーザー制御装置50が赤外入力を持つ他のコンシュー
マー装置、特に、ビデオシステムの一部であるのがよいテレビジョン及び外部装
置の動作を妨害しないようにするであろう。
【0051】 レイアウト。図15に示すように、好ましい実施形態のIRリモコンは、以下
のような表示の8つのキーを有している。 GUIDEキー250 TVキー251 UPキー252 DOWNキー253(「方向指示パッド」ボタン) LEFTキー254 RIGHTキー255 LEFT SOFTKEY 256 RIGHT SOFTKEY 257
【0052】 汎用リモコン利用。システムがTVモードである時、方向指示パッドボタン及
びソフトキーは、テレビジョン及び外部装置を制御するよう機能する。そのモー
ドでは、アップキー252及びダウンキー253はそれぞれチャンネルを歩進し
たり歩退させるのに用いられ、右キー255及び左キー254は、音量(ボリュ
ーム)を上げたり下げたりするのに、左ソフトキー256は、電源のオンオフに
用いられ、右ソフトキー257は、装置のミューティングを制御するのに用いら
れる。
【0053】 II.スクリーンディスプレイ 1. スクリーンディスプレイの基本的特徴。セットトップボックスは、テレ
ビジョンに種々のスクリーンディスプレイを提供することができる。上述のよう
に、スクリーンディスプレイは、RFスイッチ58を介して結合されたRF信号
によってセットトップボックス30により提供され、セットトップボックスがか
かるスクリーンディスプレイを提供すると、これにより適当な赤外信号がテレビ
ジョン受像機の赤外リモートコントロール入力に与えられることによって、テレ
ビジョン受像機32は、スクリーンディスプレイについて選択されたチャンネル
(例えば、チャンネル3又は4)に切り替わることができる。図16に示すよう
に、どのスクリーンディスプレイも全て、そのスクリーンについてソフトキーの
機能を説明し、スクリーンディスプレイのタイトルをリストアップする共通のバ
ナー領域240を有している。たいていのスクリーンディスプレイは、テキスト
を包囲する多数のボックス(これらは各々、「タイトル」244と呼ばれている
)を更に有し、これらはひとまとまりになって「グリッド」242を形成してい
る。
【0054】 ユーザーがタイトルを選択し又はIRリモコンの方向指示キーを用いてカーソ
ルをタイトル上に移動させると、タイトルの色が変わり、これは「強調表示」さ
れたと言える。番組のタイトルを含むスクリーンディスプレイでは、種々のタイ
プの番組を異なる色のタイトルで表すことができる。
【0055】 強調表示されたタイトルがスクリーンディスプレイのエッジの近くに位置して
いれば、スクリーンディスプレイは自動的に「スクロール」して強調表示された
タイトルをスクリーンディスプレイの中央近くに持っていく。スクリーンディス
プレイによっては、ディスプレイスクリーンのエッジを越えて画面の外に情報が
含まれていない限り、強調表示されたタイトルをディスプレイスクリーンのエッ
ジのところに位置させることができない。
【0056】 全てのスクリーンディスプレイは、選択されたタイトルについてのそれ以上の
情報、例えば、選択された番組についてのエピソードに関する情報又はニュース
の見出しに関する追加の情報を表示する情報領域246を更に有している。
【0057】 スクリーンディスプレイ内におけるナビゲーション。ユーザー制御装置50の
ボタンを押すことにより、ユーザーは、全てのスクリーンディスプレイ及びユー
ザーによって制御できるシステムの特徴又は機能にアクセスすることができる。
IRリモコン50の方向指示ボタン252〜255を押すと、カーソル及び強調
表示されたタイトルがグリッド上で上、下、左及び右に動く。GUIDEキー2
50を押すと、強調表示されたタイトルが選択され、システムが次のディスプレ
イスクリーンに切り替わる(もしユーザーが現在テレビ番組を見ていればナビゲ
ーションスクリーンを上に持っていく)。TVキー250を押すと、スクリーン
ディスプレイからテレビ番組に戻ることになり、もし番組グリッドスクリーンデ
ィスプレイがTVを押す直前にアクティブであり、番組グリッド上で強調表示さ
れた番組が利用可能であれば新しい局に合わせ、或いは、もしそうでなければ見
ている元の局に合わせて戻す。テレビ番組スケジュール情報のグリッド(即ち、
番組グリッド、タイトル単位の番組、TV映画及びスポーツチッカー)を表示す
るスクリーンディスプレイでは、LEFT SOFTKEY256により強調表
示された番組が録画されるようになる。各ディスプレイスクリーンで利用できる
機能の概要が以下の表1に示されている。
【0058】
【0059】 ナビゲーションスクリーン。図17を参照すると、ナビゲーションスクリーン
258は、ユーザーがユーザー制御装置50のGUIDEボタン250を押した
後に表示される最初のスクリーンである。ナビゲーションスクリーンは、一実施
形態において利用可能な主要なスクリーン、即ち、TV番組一覧表示、TV映画
、スポーツ及びニュースを一覧表示する。加うるに、システムの或るスクリーン
非表示特徴は、ナビゲーションスクリーン上のタイトルを有し、かかるタイトル
としては、以下に説明するコマーシャル回避機能が挙げられる。ナビゲーション
スクリーンは、他の情報、例えば、個人メッセージ、催促状又は有料広告を含む
ことができる。
【0060】 番組グリッド。図18に示す番組グリッド260では、タイトルは、ブロード
キャスター、例えばステーション又はネットワークを基準として垂直方向に時間
を基準として水平方向に配置されたテレビ番組のタイトル262を含む。情報領
域263は、強調表示されたタイトルについてのそれ以上のエピソードに関する
情報を表示する。RIGHT SOFTKEY257はスクリーンディスプレイ
を遅れずに1日分進める。
【0061】 スポーツチッカー。図19に示すように、スポーツチッカーは、種々のスポー
ツ競技及びこれらの目下の得点に関する情報を示している。強調表示されたタイ
トルが特定のスポーツ競技を表している場合、その競技にふさわしいより詳しい
情報が情報領域内に示される。競技がテレビ放映される場合、アイコン(一実施
形態では、これは、テレビジョン受像機の小さな表示である)が、タイトル中に
表示される。これらのテレビ放映された競技の場合、ユーザーは、自分がセット
トップボックス30をタイトル単位の番組スクリーンにより番組を選択できるよ
うにするのと同一の方法で競技と関連したタイトルを強調表示して選択すること
により、セットトップボックス30によりテレビジョン受像機32がその番組に
切り替わるようにすることができる。
【0062】 ニュース。図20に示すように、ニュースディスプレイは、ニュースストーリ
ーの要約的項目を示すようタイトルのスクロール一覧表を用いる。ユーザーは、
ユーザー制御装置50を用いてタイトルを選択し、情報領域は選択したタイトル
と関連したニュースストーリーのフルテキストを示す。
【0063】 他のスクリーン。本発明の他の実施形態は、例えばホロスコープ、クロスワー
ドパズルのような特徴又は機能を備えたスクリーンディスプレイを有するのがよ
い。
【0064】 I.他の機能又は特徴 1.番組の録画 録画のための番組の選択。番組タイトルを含むディスプレイスクリーンでは、
ユーザーは、その番組のタイトルを強調表示してLEFT SOFTKEY25
6を押すことにより録画のための番組を選択することができる。番組が録画され
るようスケジュール設定されている場合、そのタイトルの背景色は選択された別
の色に変わり、これ、一実施形態では赤色である。番組を、「1回」又は「毎回
(又は常時)」を含む選択されたインターバルで録画されるようスケジュール設
定できる。番組を1回録画されるようスケジュール設定すると、CPUはVCR
が選択された日時で番組を録画するようにする。ユーザーは、LEFT SOF
TKEY256をタイトル上で1回だけ押すことにより録画を1回だけ選択する
ことができる。番組が定期的に録画されるようスケジュール設定されている場合
、CPUは、VCRが、この番組がユーザーによって元々選択されたタイムスロ
ット内に生じればその度毎に番組を録画するようにする。ユーザーは、タイトル
が強調表示されるとLEFT SOFTKEY256を2回押すことにより定期
的録画を選択することができる。
【0065】 図21のフローチャートに示すように、自動録画法は、特定のシステム構成に
応じて様々である。ステップ270では、録画プロセスは、LEFT SOFT
KEY270を押すことによって開始され、ステップ271において、録画され
るようスケジュール設定された番組の同報通信の時点で、システムが上述のセッ
トアップ手順の際に示すようにケーブルデコーダを備えていないことが判定され
ると、セットトップボックスのIR出力60は、ステップ272においてチャン
ネル切替えを送り、ステップ273において「録画」コマンドをVCRに送り、
そしてスケジュール設定された番組の終わりに、「停止」コマンドがVCRに送
られることになる。ケーブルデコーダをシステム中に用いると、チャンネル切替
えコマンドがステップ274におけるスケジュール設定された録画時間の前に選
択された時間、ケーブルデコーダに送られることになり、スケジュール設定され
た同報通信の時点で「録画」コマンドがステップ273においてIR出力60に
よりVCRに送られることになり、「停止」コマンドが同報通信のスケジュール
設定の終わりにVCRに送られることになる。
【0066】 2.コマーシャル回避 一実施形態では、セットトップボックス30により、米国の或る地域(エリア
)に居るユーザーが或る特定のチャンネルのテレビ番組の視聴又は録画中、同報
通信される広告を回避することができる。この特徴は、ナビゲーションスクリー
ン上のタイトルによりユーザーによって選択される。このタイトルを掴んだ状態
で、方向指示コントロールを上又は下に動かすことにより、以下のオプション、
即ち「オフ」、「視聴中」、「録画中」、「視聴及び録画中」のどれかが選択さ
れる。これらオプションの各々の具体化について以下に説明する。
【0067】 「録画中」:図22を参照すると、コマーシャルによる中断が以下に説明する
ように生じた時番組が録画中である場合、IR出力60はステップ304におい
て「ポーズ(休止)イネーブル」信号をビデオレコーダに送り、コマーシャルに
よる中断の終わりがステップ360で検出されるまで、ステップ308において
「ポーズディセーブル」信号がビデオレコーダに送られることはない。その結果
、ビデオレコーダはコマーシャルを録画しない。この特徴は、番組の非放映状態
でのテープ録画中ビデオテープの節約になる。
【0068】 「視聴中」:図23を参照すると、コマーシャルによる中断がステップ322
で検出されると、ステップ320でこのオプションを選択したユーザーはチャン
ネル(「チャンネルA」)を見ている場合、セットトップボックス10のIR出
力60は、ステップ324において「ミュートイネーブル」コマンドをテレビジ
ョン32に送る。すると、テレビジョンは、ステップ326においてコマーシャ
ルによる中断の間、テレビの音量を実質的に下げ、コマーシャルによる中断がス
テップ328で終了するまでステップ332で音量を回復させるためステップ3
30において「ミュートディセーブル」コマンドをテレビジョン32には送らな
い。システムがステップ334において「ミュートイネーブル」コマンドが出さ
れた後ユーザー制御装置50を用いてユーザーがチャンネル(「チャンネルB」
)を変えたことを検出すると、IR出力60はステップ336において自動的に
「ミュートディセーブル」コマンドを出し、ステップ338においてチャンネル
Bの視聴のためのサウンドを回復させる。加うるに、チャンネルAにおけるコマ
ーシャルによる中断の終わりがステップ340で検出されるとIR出力60は、
ステップ342においてコマンドを自動的にテレビジョン又はケーブルデコーダ
に出してステップ344において状態をチャンネルAに戻す。次にステップ34
6において、チャンネルBを、チャンネルA上でのコマーシャルによる中断の間
に切り換えられるべき「代替チャンネル」として記憶手段に記憶されることにな
る。チャンネルA上で次のコマーシャルによる中断が生じると、システムはコマ
ーシャルによる中断の持続時間の間、テレビジョンをチャンネルBに自動的に合
わせる。チャンネルBも又、ディスプレイスクリーンであるのがよい(例えば、
スポーツチッカー又はニュース)。
【0069】 システム5は、以下のように「コマーシャル回避」を達成する。図24に示す
ように、テレビ番組が遅れなくローカルテレビジョン関連会社及び再放送番組局
に放送される地域(代表的には、米国東部標準時ゾーン及び標準時ゾーン)で用
いられる一実施形態では、コマーシャルモニターセンター380は、これらチャ
ンネルで放映されるテレビ番組をモニターし、コマーシャルによる中断の開始時
及び終了時を判定する。各コマーシャルによる中断の開始時及び終了時、コマー
シャルモニターセンター380は、同報通信用中央コンピュータ10に、コマー
シャルによる中断が始まったチャンネルを指示するメッセージを伝送する。同報
通信用中央コンピュータ10は、次に、システム情報として、コマーシャルによ
る中断が始まった地域においてRFトランスミッター386(これは図1のペー
ジング端末18に相当している)による伝送を可能にするWAN16により伝送
する。制御情報は、個々のセットトップボックス30によって受け取られ、復号
され、CPUによりコマーシャル回避情報であると解釈されることになる。
【0070】 図25に示すように、一実施形態では、コマーシャルモニターセンター380
−は、モニターされているチャンネルに合わせられたテレビジョン386をモニ
ターする少なくとも1人のヒューマンオブザーバーが存在している。オブザーバ
ー384によってモニターされているチャンネルのコマーシャルによる中断の開
始時及び終了時に、オブザーバー384は、ボタン387を押してかかるチャン
ネル上のコマーシャルによる中断の開始及び終了をコンピュータ388に指示す
る。次に、コンピュータ388は上述したようにメッセージを同報通信中央コン
ピュータ10に伝送する。図26に示す変形実施形態では個々のオブザーバーに
よる誤認は、多数のオブザーバーが各チャンネルを視聴し、コマーシャルによる
中断の開始時及び終了時に個々のボタンを押すようにすることにより最小限に抑
えられる。コンピュータ388の論理モジュール390は次に、同一のチャンネ
ルを見ているオブザーバーのボタンによって生じた信号を論理的に組み合わせ、
この論理モジュールがチャンネル上のコマーシャルによる中断の開始及び終了を
確認する所定人数よりも多いオブザーバー(例えば、3人)からの指示を受け取
ると、コマーシャルによる中断の指示を同報通信中央コンピュータに送る。
【0071】 また、番組の放送が元の放送から遅れる地域に、かかる地域のためにオブザー
バーを置く必要なくコマーシャル回避機能を設けることができる。その操作では
、コマーシャルモニターセンター380は、元の放送地域(即ち、番組の放送が
遅れない地域)でのコマーシャルによる中断の開始及び終了を確認するコマンド
情報の伝送を可能にするだけでなく、コマーシャルによる中断が始まったり終了
する時間を確認する放送遅れ地域でのコマンド情報の伝送をも可能にし、これら
の地域におけるセットトップボックス30は、これらのそれぞれの記憶装置38
にかかる時間を記憶する。もしユーザーが自分のセットトップボックス30を用
いてコマーシャル回避に関する情報が提供されている番組の表示又は録画をコン
トロールすれば、セットトップボックス30は記憶装置内のコマーシャルによる
中断の開始時及び終了時を用いてテレビジョン受像機32による番組の表示と関
連した音量をコントロールすると共にVCRによる番組の録画と関連したVCR
のポーズをコントロールすることができる。
【0072】 3.遠隔操作 図27に示すようにシステムは、複数の電話接続部432、ヒューマンオペレ
ータ434及び情報同報通信中央コンピュータ10にネットワーク化された端子
又はスタンドアロン型パーソナルコンピュータ436を備えた中央局430を有
している。ユーザー350がボックスから遠隔に位置しながら自分のセットトッ
プボックスにコマンドを出したい場合、例えば、ユーザーが番組の録画のために
自分のVCRをプログラムするのを忘れた場合、ユーザーは中央局430に電話
をかけ、身元を明らかにし、セキュリティーコードをオペレータ434に与える
のがよい。オペレータがユーザーの身元(好ましい実施形態では、ユーザーの名
前、セキュリティーコード及びセットトップボックスのシリアルナンバーを含む
市販のデータベースを用いて)を確認すれば、ユーザーは遠隔地から自分のセッ
トトップボックス30に送るコマンドが何であるかをオペレータに告げることが
できる。すると、オペレータは、自分の端末又はパーソナルコンピュータ436
を介して情報を同報通信中央コンピュータ10にアクセスし、情報同報通信中央
コンピュータ10に命令を出してWAN16を介して「個別化されたコマンド」
をユーザーの地域のサービスを行っているRFトランスミッター18に送る。「
個別化コマンド」は、ユーザーのセットトップボックス30のシリアルナンバー
を含む制御コマンドであり、これはそのシリアルナンバーを持つセットトップボ
ックス30以外の全てのセットトップボックスによって無視されることになる。
ユーザーのセットトップボックス30によって個別化コマンドの受信及び認識が
行われると、ユーザーのセットトップボックス30はこのコマンドを実行するこ
とになる。
【0073】 上記の説明は、本発明の特定の実施形態に限定されない。しかしながら、本発
明の利点のうち幾つか又は全てを奏する状態で本発明の種々の改造例及び設計変
更例を想到できることは明らかである。請求項の目的は、本発明の精神及び範囲
に属するこれら改造例及び設計変更例並びに他のかかる改造例及び設計変更例を
包含することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の放送情報を送信するための広域システムを示すブロック図である。
【図2】 図1のシステムに使用されるページャーターミナルのブロック図である。
【図3】 情報を供給すると共にテレビ及び関連外部装置の動作を制御するために本発明
のシステム及びプロセスに使用されるセットトップボックスの要素を示すブロッ
ク図である。
【図4】 図3に示すセットトップボックスに使用されるRF受信器のブロック回路図で
ある。
【図5a】 図4に示すデータ非直列化モジュール74のブロック回路図である。
【図5b】 図5aに示すデータ非直列化モジュールに使用される比較器動作の別の実施形
態を示すブロック回路図である。
【図6】 図5aに示すビットサンプリングモジュールのブロック回路図である。
【図7a】 図5aのビットサンプリングモジュールにより処理される代表的な信号サンプ
ルである。
【図7b】 図5aのビットサンプリングモジュールにより処理される代表的な信号サンプ
ルである。
【図8】 図5aのビットサンプリングモジュールにより処理される別の信号を示す図で
ある。
【図9】 タスクスケジューリングを行う本発明のCPUの動作を示すフローチャーであ
ると共に、システムの通信設備を示す図である。
【図10】 本発明のシステムにより処理される情報の機能図である。
【図11】 本発明のシステムにより送信されるデータ記録のデータ構成を示す図である。
【図12】 本発明のシステム及び方法の特定のアプリケーションにおけるデータ流を示す
図である。
【図13】 テレビスクリーンに情報を表示するのに使用される本発明のシステム及びプロ
セスの種々の機能的要素の関係を示すブロック図である。
【図14】 本発明のシステム及びプロセスによりなされるメモリ要求に関連したステップ
を示すフローチャートである。
【図15】 本発明のシステムに使用されるリモート制御の機能図である。
【図16】 本発明のシステムにより発生されるメインスクリーン表示を示す図である。
【図17】 本発明のシステムにより発生されるナビゲーションスクリーン表示である。
【図18】 本発明のシステムにより発生される番組グリッドスクリーン表示である。
【図19】 本発明のシステムにより発生されるスポーツチッカースクリーン表示である。
【図20】 本発明のシステムにより発生されるニューススクリーン表示である。
【図21】 本発明のシステムにより使用される自動録画プロセスのステップを示すフロー
チャートである。
【図22】 「録画間(While recording)」コマーシャル回避特徴を実施するために本発明
のシステムにより使用されるステップを示すグローチャートである。
【図23】 「視聴間(While Viewing)」コマーシャル回避特徴を実施するために本発明の
システムにより使用されるステップを示すグローチャートである。
【図24】 本発明のコマーシャル回避システムの要素を示すブロック図である。
【図25】 図24に示すコマーシャル監視センターの図である。
【図26】 図25に示すコマーシャル監視センターの別の実施形態を示す図である。
【図27】 リモート位置で発生されたコマンドを処理するために本発明にシステムにより
使用される要素を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/03 H04N 5/782 Z 5K048 7/035 H04Q 9/00 301 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW 特許法第184条の9第2項第5号の規定により図面の× 印の部分は不掲載とする。 (72)発明者 ウェストバーグ トーマス イー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01776 サドバリー パッファー レーン 4 Fターム(参考) 5C018 HA10 HA11 5C025 BA25 BA27 CA09 CB08 DA01 5C052 AA01 AB02 CC01 DD10 EE03 5C056 AA05 BA02 BA08 CA15 DA00 EA02 EA05 EA12 5C063 AB03 AC01 AC10 CA23 DA03 DA07 DA13 EB03 EB33 5K048 AA04 BA03 DB01 DB02 DC01 EB02 HA06 HA21

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.テレビ番組スケジュール情報を周期的に放送するための
    中央設備を備え、上記テレビ番組スケジュール情報は、テレビ番組とは個別に分
    離して放送され、 B.複数のチャンネルを経てテレビ番組を受信するためのテレビ受像機に関連
    して使用される制御ユニットを更に備え、上記テレビ受像機は、そのテレビ受像
    機を制御するワイヤレスリモート制御信号を受信するためのワイヤレスリモート
    制御入力と、番組情報を受信するための番組入力とを有し、上記制御ユニットは
    、更に、複数のチャンネルを経てテレビ番組を受信するための補助的なテレビ番
    組受信装置に関連して使用され、上記テレビ受像機は、そのテレビ受像機を制御
    するワイヤレスリモート制御信号を受信するためのワイヤレスリモート制御入力
    と、番組情報を受信するための番組入力とを有し、上記制御ユニットは、 i.上記テレビ番組スケジュール情報を受信して記憶するための番組スケジ
    ュール受信器と、 ii.上記テレビ受像機に接続され、オペレータの入力に応答して、上記記憶
    されたテレビ番組スケジュール情報及び番組ソースからの番組信号を、上記テレ
    ビ受像機により表示されるべき上記番組情報として上記番組入力に選択的に供給
    するためのスイッチと、 iii.番組を識別する上記表示されるテレビ番組スケジュール情報に対してオ
    ペレータ入力を受信するための番組識別装置と、 iv.上記番組識別装置によって決定された識別された番組に応答して上記テ
    レビ受像機のチャンネルを制御するために、ワイヤレスリモート制御入力へ送信
    するためのワイヤレスリモート制御信号を発生するテレビ受像機制御信号発生器
    とを備え、 上記制御ユニットは、上記テレビ受像機の番組入力へ上記番組情報として供給
    するために上記補助テレビ番組受信装置から番組信号を受信し、上記テレビ受像
    機制御信号発生器は、上記番組識別装置により決定された識別された番組に応答
    して上記補助テレビ番組受信装置のチャンネルを制御するために、上記補助テレ
    ビ番組受信装置のワイヤレスリモート制御入力へ送信するためのワイヤレスリモ
    ート制御信号を発生することを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 上記中央設備は、上記テレビ番組スケジュール情報を高周波
    信号の形式で送信するためのページャーターミナルを備え、そして上記番組スケ
    ジュール受信器は、その高周波信号を受信する請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 上記高周波信号は、全国規模のページャーに指定された範囲
    内の周波数を有する請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 上記高周波信号は、約931MHzの周波数を有する請求項
    2に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 上記番組スケジュール受信器の情報受信手段は、上記中央設
    備からの信号を受信するためのRF受信器を備えている請求項1に記載のシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記中央設備は、更に、少なくとも1つの付加的な形式の情
    報を放送し、上記番組スケジュール受信器は、更に、上記付加的な形式の情報を
    受信して記憶し、上記スイッチは、更に、オペレータ入力に応答して、上記記憶
    された付加的な形式の情報を、上記テレビ受像機で表示すべく供給する請求項1
    に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 上記システムは、更に、ビデオカセットレコーダを備え、上
    記番組識別装置は、録画されるべき番組を識別する上記表示されるテレビ番組ス
    ケジュールに対してオペレータ入力を受信し、上記制御ユニットは、更に、上記
    識別された番組を録画するように上記ビデオカセットレコーダを制御するための
    ビデオカセットレコーダ制御器を含む請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 上記ビデオカセットレコーダは、電磁信号リンクにより録画
    制御情報を受信し、上記ビデオカセットレコーダ制御器は、録画されるべき識別
    された上記番組を録画するために上記ビデオカセットレコーダを制御する電磁信
    号を送信する送信器を備えている請求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 上記テレビ受像機は、電磁信号リンクによりチャンネル制御
    情報を受信し、上記テレビ受像機制御器は、上記識別された番 組を表示するように上記テレビ受像機を制御するための電磁信号を送信する送信
    器を備えている請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 上記補助テレビ番組受信装置は、ケーブルボックスである
    請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 スクリーンをもつディスプレイモニタを使用することによ
    りテレビ受像機のチャンネルセレクタを所望のチャンネルに設定するための方法
    において、 複数のタイルを上記スクリーンに表示し、 異なるチャンネルにテレビ放送されているスポーツ競技の進行中スコアを各タ
    イルに表示し、 タイルの1つを強調表示し、そして 強調表示されたタイルに表示されたスポーツ競技がテレビ放送されているチャ
    ンネルを受信するようにセレクタを設定する、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 タイルに表示された進行中スコアの幾つかは、テレビ放送
    されていないスポーツ競技に対するものであり、上記方法は、更に、テレビ放送
    されているスポーツ競技に対する進行中スコアが表示された各タイルにアイコン
    を表示する段階を含む請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記スクリーンに情報エリアを表示し、そしてその情報エ
    リアに、上記強調表示されたタイルに表示されているスポーツ競技に関連した情
    報を表示する段階を更に含む請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記強調表示されたタイルを変更し、そしてその変更され
    た強調表示されたタイルに表示されているスポーツ競技に対応するように、上記
    情報エリアに表示された情報を変更するという段階を更に含む請求項13に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 上記スクリーンに情報エリアを表示し、そしてその情報エ
    リアに、上記強調表示されたタイルに表示されているスポーツ競技に関連した情
    報を表示する段階を更に含む請求項11に記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記強調表示されたタイルを変更し、そしてその変更され
    た強調表示されたタイルに表示されているスポーツ競技に対応するように、上記
    情報エリアに表示された情報を変更するという段階を更に含む請求項15に記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 上記設定段階で応答するところのテレビモードスイッチン
    グコマンドを発生し、そして受信チャンネルにテレビ放送されたテレビ番組を、
    タイルではなくスクリーンに表示するという段階を更に含む請求項11に記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 上記設定段階で応答するところの録画コマンドを発生し、
    そして受信チャンネルにテレビ放送されたテレビ番組を、上記録画コマンドに応
    答してVCRに録画するという段階を更に含む請求項11に記載の方法。
  19. 【請求項19】 テレビ視聴者にテレビ番組リストを提供するための方法に
    おいて、 特定地域をカバーする複数のページャーターミナルからテレビ番組リストデー
    タを放送し、 ディスプレイスクリーンを有する複数のテレビ受像機各々の付近で上記データ
    を受信し、 その受信したデータを各テレビ受像機に関連したメモリに記憶し、そして 上記データを処理して、テレビ番組リストをスクリーンに表示する、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 上記放送段階は、夜間にテレビ番組リストを放送する請求
    項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 上記放送段階は、ページャーターミナルの使用量が少ない
    ときにテレビ番組リストを放送する請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 上記データは、931MHzの周波数帯域で放送される請
    求項19に記載の方法。
  23. 【請求項23】 上記データは、アナログ形式で放送される請求項19に記
    載の方法。
  24. 【請求項24】 上記データは、記憶段階の前にデジタル形式に変換される
    請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 番組スケジュールリストを含む情報を種々のソースから中
    央コンピュータに送信し、中央コンピュータは、その送信された情報をそれ自身
    のデータベースに記憶し、 その記憶された情報を、TCP/IP通信フォーマットで広域ネットワークを
    経てページャーターミナルへ送信し、そして ページャーターミナルにおいてその情報を、ページャーターミナルから放送す
    るのに適した番組スケジュールデータに変換する、 という段階を更に含む請求項19に記載の方法。
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