JP2003503131A - ハンドタオルディスペンサ - Google Patents

ハンドタオルディスペンサ

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JP2003503131A JP2001507343A JP2001507343A JP2003503131A JP 2003503131 A JP2003503131 A JP 2003503131A JP 2001507343 A JP2001507343 A JP 2001507343A JP 2001507343 A JP2001507343 A JP 2001507343A JP 2003503131 A JP2003503131 A JP 2003503131A
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    • A47K10/24Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
    • A47K10/28Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven dispensing a clean part and taking-up a soiled part, e.g. using rolls; with dispensers for soap or other detergents; with disinfecting or heating devices

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Abstract

(57)【要約】 摩擦駆動装置6によって駆動される巻き取りローラ5が容易に懸架できるような方法で取り付けられている枢動モジュール2を備えたハンドタオルディスペンサが提供される。ディスペンサ内の巻き取りローラ5の前面には追加のループが形成され、この追加のループは補正ローラ50によって方向+pに引っ張られる。清潔なタオルTが取り出されると、使用済みタオルT’の一部が前面部分HBで使用されるタオルループT、T’の後面部分を形成する働きをする。使用済みタオルT’は交換が容易で、ディスペンサは回転する枢動モジュール2を用いて清潔なタオルTを容易に再ロードできる。このプロセスはディスペンサの上面を開閉することで実行される。ハンドタオルを取り外すための経路および時間依存制御ユニットはディスペンサ内に一体化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1のプリアンブルに記載のハンドタオルディスペンサに関す
る。
【0002】 知られているハンドタオルディスペンサ(とりわけEP−A1-0 283 5
44)は稼働する場合、タオルがローラ内に挿通されさらにローラの周囲に巻き
付けられることを必要とする。ハンドタオルのロールの端が何回も使用可能にな
ることを防止するため、ハンドタオルは自由に垂れ下がると、すなわち、清潔な
ハンドタオルのロールから繰り出されるとすぐに引き込まれる。ハンドタオルを
引き込むために必要な力は、ばねモータ内に蓄積されている。ただ、そのために
は、汚れたタオルの該当部分を引き込むエネルギーを最初に蓄積して使用可能に
しなければならない。したがって、ハンドタオルのロールが交換されるたびに、
繰り出しローラがタオルを正しい方向に手動で巻き取り、このことだけで頻発す
る問題を引き起こされる。巻き取りが完了すると、その後、ばねの最初の力の蓄
積のために、一定の長さのタオルが結果として未使用のままで引き出される。使
用される最初の部分が引き込まれ、ディスペンサから垂れ下がっている余分に長
いループは形成されない。ディスペンサが不具合の場合、引き込まれたタオルは
取り外しができない。タオルはまず必ず汚れたロール上に完全に巻き取られるこ
とになり、その結果、使えなくなる。
【0003】 ディスペンサへのタオルの正しい取り付け方法に関する上記の条件が、ディス
ペンサがその理由だけで作動しなくなる場合が多い理解不足、不適切な操作、誤
った解釈およびアラーム誤作動の結果である多数の不具合を引き起こしていると
いうことが経験的に示されている。ロールの早過ぎる交換は使用されていないタ
オルの損失を招き、これらのディスペンサが故障を発生しやすいという固有の性
質のために、2つのハンドタオルユニット、ただし実際には2つの完全なハンド
タオルディスペンサを並べて配置し、相互に機械的に結合してシステム全体とし
ての動作の容易さを高めることが提案されている。
【0004】 少なくとも部分的に自動化されたハンドタオルの挿通も知られている(WO−
A1−96/32874)。ただし、その種のディスペンサが補助エネルギーを
必要とし、かつ/または洗濯プロセスに有害な影響を与えるハンドタオルの端に
は特殊な処置を必要とすることが分かっている。
【0005】 また、EP−A1−0 283 544のディスペンサの場合、使用済みファ
ブリックを戻すのに必要なスリップ止めは乾燥目的に十分な一時的ループを形成
するために、適当な大きさの摩擦を大きくすることができないので、ループの後
方部分で強く引くことで汚れたタオルのロールが外れてしまう点が不利であるこ
とが分かっている。
【0006】 したがって、本発明の目的は、上記の欠点を有さないコンパクトなハンドタオ
ルディスペンサを提供することである。特に、保守者への必要な指示を最小限に
して、ユーザに極めて高い操作の信頼性と清潔さとを提供することである。ディ
スペンサはハンドタオルロールを最適な分量が利用可能なように制御し、ハンド
タオルの意図的な、または意図的でない複数回の使用を防止しなければならない
。特に、ディスペンサのハンドタオルロールは容易に交換可能でなければならず
、すなわち、ディスペンサのローディングが容易でなければならない。タオル交
換が早すぎた場合、タオルの再巻き取りは不要でなければならない。
【0007】 必要な手動の操作は訓練のための費用を要するものであってはならない。外部
エネルギーは不要でなければならない。操作は高い信頼性を必要とする。
【0008】 清潔さの理由から、使用済みタオルと清潔なタオルとは全移送経路にわたって
互いに完全に別々に案内されなければならない。
【0009】 さらに、ディスペンサの周期時間は再現可能で、ユーザの習慣への適合が可能
でなければならない。すなわち、同じタイプのハンドタオルディスペンサは、老
人ホームの要求から銀行の集中管理、高速道路上のファストフードの販売店にわ
たる、あらゆる状況で満足な方法で使用できなければならない。
【0010】 さらにディスペンサは大量生産に適していなければならず、その点で経済的で
なければならない。スペースとコストの理由から、並べて配置した装置は望まし
くない。
【0011】 ハンドタオルとして使用されるバンド材料は多数の場所に設置され使用されて
いる既存のディスペンサ内のハンドタオルへのいかなる手段または変更も概して
必要とすべきではない。なぜなら、洗濯機、しぼり機、乾燥機などの既存のイン
フラストラクチャが既存のロジスティクスと同様に引き続き使用されるからであ
る。ただし、提供すべきディスペンサは使用する材料をテキスタイルバンドに限
定すべきではない。ディスペンサは環境にやさしい、耐久性がある材料に適合で
きるものでなければならない。
【0012】 上記目的は、請求項1の構成によって達成される。
【0013】 上記発明の請求項に記載の追加のループはディスペンサから外に出ていて手の
乾燥を目的とするループの補足として提供され、外に出ているループの巻き取り
方向の下流、ディスペンサ内部にある。したがって、ハンドタオルの各部が配置
された状態で、追加のループ内にある使用済みハンドタオルは、衛生的に疑いが
ない形で、手の乾燥のためのループを形成するために利用されることができる。
使用済みのしわがよって湿ったハンドタオルを積載した巻き取りローラが最初は
後方に、次いで再度巻き取り方向に回転することはない。この結果、ハンドタオ
ル消費が約50%節約でき、巻き取りプロセスなどでの不具合の危険も回避でき
る。ユーザは好都合で人間工学的に有利なタオルへのアクセスを提供される。
【0014】 請求項で使用される「くぼみ」という特定用語は、追加のループを案内する「
空間」という最も幅広い意味で理解すべきである。ただし、そのループの形成は
、枢動モジュールを回転させることでも達成できる。タオルの幅と収容空間条件
が決まっているので、そのループは各々の場合に枢動モジュール内の、使用済み
タオルの巻き取りローラの上流に存在する。
【0015】 本発明によるハンドタオルディスペンサは人員を訓練する費用を必要としない
。ディスペンサに記された簡単な絵文字および/または説明書だけで完璧なセッ
トアップと保守が可能である。外部エネルギーは不要で、制御および操作に必要
な力はユーザが特に意識せずにユーザによって加えられる。すべての操作は再現
可能に進行し、適切な手段によって局所的な要件に適合かつ/または設定するこ
とができる。
【0016】 本発明の有利な発展形態は従属請求項に詳述されている。
【0017】 請求項2による内部(追加)ループをピンと張ると、使用済みタオルを所期の
様に戻して外部ループを形成するだけでなく、しわがよって湿ったタオルの部分
を伸ばして部分的に乾燥させる効果が得られる。
【0018】 請求項3の使用済みタオルの軸方向に平行な案内によってきちんとした巻き取
りが可能になり、タオルの所望の対称な経路に対するずれが防止される。有利に
は、これに必要なガイドは装置のハウジングの固定側面パネル内に取り付けられ
ている。
【0019】 ばねを備えたケーブル引き手を用いて、ディスペンサ内の横方向のスペース要
求が増加することなく、それぞれタオルの各送達で始まる往復運動の間、往復ロ
ーラを制御することができる。
【0020】 正確で滑らない案内が請求項4の往復ローラの確実な回転作用によって達成さ
れる。
【0021】 請求項5による構造によって、ディスペンサのカバーの開閉に関連して往復ロ
ーラの動きの特に簡単な結合が可能になる。
【0022】 請求項6はカバーが閉じられた時の清潔なタオルとカバーの正面下部のタオル
経路に突き出た送達ローラとの案内について記載する。送達されたハンドタオル
が引かれると、そのローラの大きな接触角度とタオルに当てられた粗い表面のた
めに、すべることなく同時に回転し、タオルの動きを制御および駆動装置に伝達
する。
【0023】 請求項7に記載の構造の形態によって枢動モジュールの特に単純で容易に取り
外し可能な取り付けと、カバーの開閉によるそれの非対称な駆動が可能になる。
【0024】 請求項8に記載のファブリック受けの形態と垂直に調整可能な取り付けによっ
て、タオルの交換時に装置の各部品を手動で動かすことなく必要な動作シーケン
スを実行するような、特にスペースを節約するコンパクトなディスペンサが提供
される。さらに、巻き取りローラ上にありファブリック受け上に配置された摩擦
ローラによる力の伝達は、同時に直径が増す使用済みタオルのロールに関して清
潔なタオルが繰り出されると使用可能になる量を使用する。
【0025】 請求項9の側面パネルによる駆動装置によって、送達ローラと巻き取りローラ
との間の必要な移動に依存する同期性を時間と共に制御し、監視することができ
る。
【0026】 請求項10に記載のガイド溝の構成によって、コンパクトな構造と力の完全な
伝達が可能になるが、これは中央の歯車と同心円状に配置された曲線の溝によっ
て巻き取りローラの伝達歯車および駆動歯車との安定した係合が保証されている
からである。
【0027】 請求項11のファブリック受け上に突き出たピンは1つの平面内での案内を有
利にする。
【0028】 請求項12によれば、第1の平面に直角な1平面内のファブリック受けの第1
の平面への案内をさらに向上させることができる。
【0029】 ファブリック受け、そして摩擦駆動装置の、最適な平行案内は互いに結合され
た歯車によって達成される。請求項13を参照。
【0030】 請求項14は、枢動モジュールを約180度回転させ、取り外しまたは再使用
の準備をするのに必要なファブリック受けを押し上げる極めて有効で可能な方法
を記載している。
【0031】 枢動してディスペンサの外にある位置においても、枢動モジュールや任意選択
でさらに他のハンドタオルディスペンサの部品を、好都合な方法で清掃し、かつ
/または消毒することができる。
【0032】 請求項15に記載の実施形態は、開くときにファブリック受けを自動的に持ち
上げる働きをする。
【0033】 制御および駆動装置の横方向の配置は運動力学的に有利な解決策を提供し、交
換が容易で生産工学の点から有利な単一の機能ユニットになる。請求項16を参
照。
【0034】 ファブリック受けの垂直位置は、ファブリック受けの下に位置する摩擦ローラ
がロール上にあるため、使用済みタオルのロールの巻き取り直径に直接依存する
。したがって、請求項17の装填状態インジケータは極めて簡単で有効である。
実際、清潔なタオルの供給が切れると、垂直の赤い線がカバー前面の検査ウィン
ドウ内に表示される。
【0035】 本発明の好ましい例示的な実施形態について図面を参照しながら以下に説明す
る。
【0036】 本発明によるハンドタオルディスペンサが図1に1で示されている。この斜視
図ではカバーがなく、一方の面に側面パネルがない、ユーザBによる手の乾燥中
のディスペンサを示す。
【0037】 2つの基本構成要素、すなわち、シェル状の案内および把持用のくぼみ3を備
えた枢動モジュール2と、くぼみ3の上部に密接して位置する、清潔なタオルT
のロールのファブリック受け15が、右側面パネルしか見えていないが、両方の
側面パネルによって案内される。タオルロールはシェル状のトラフ17上に自由
に動けるように配置され、巻き取り軸を有さない。その帯状のタオルTは上部偏
向ローラ7を経て枢動モジュール2内の下部偏向ローラ4上に繰り出し方向Aに
案内され、通常の方法での乾燥のためにユーザBの手HBによる平行線で示され
た点で使用されるループを形成する。このように使用されたタオルT’は別の偏
向ローラ9および8を経て巻き取りローラ5に方向Wに案内される。
【0038】 巻き取りローラ5とクランプねじ5’、軸受ピン5”は使用済みタオルT’を
巻き取り方向Wに巻き取る働きをする。このことが特許出願PCT/CH99/
00197号に記載されている。
【0039】 軸受ピン5”は枢動モジュール2の上縁部の挿入ポイント38に懸架され、こ
の位置で回転自在に端部に楔止めにされている。巻き取りローラ5は、ローラ5
に接しておりこぶ状の摩擦面14を備える摩擦ローラ6によって駆動される。巻
き取りローラ5は、使用済みタオルT’に直接接しており、手が乾燥した後、時
間をおいてから、それを方向Wに駆動する。摩擦ローラ6はファブリック受け1
5の下部の水平の案内溝13内をローラ6の両端の軸ピン12によって移動可能
に案内され、その結果、巻き取られたタオルT’の直径の増加に適合することが
できる。
【0040】 ファブリック受け15は、側面パネル18内の案内溝23しか見えていないが
、両側に互いに向き合って設けられた案内溝23内で側面から外側に突き出てい
るガイドピン16によって押し上げ方向Hに可動である。さらに、上部に向かっ
て広がる凹部20が側面パネル18内に見える。この凹部20はディスペンサ1
内のファブリック受け15に突き出し軸ピン12を好都合な方法で取り付ける働
きをする。
【0041】 枢動モジュール2は摩擦駆動のための歯車機構が内部に隠されており、したが
って、歯車機構は破線で示されている。歯車機構22はハウジング21の外に突
き出る中央の歯車103によって駆動される。
【0042】 枢動モジュール2は2つの同様に突き出た軸ピン11を中心に回転自在である
。すなわち、以下に詳述するように、枢動モジュール2はこれらの軸ピンを軸と
して外方向に枢動できるので、使用済みタオルT’のロールをユーザBから見て
正面から取り外すことができる。巻き取りローラ5はディスペンサ1と連携した
ままで、ロールT’から軸方向に引かれ、タオルTの新しく清潔な端部がクラン
プばね5’の下へと引き入れられ、巻き取りローラ5は挿入ポイント38に再配
置され、モジュール2は図示の位置に枢動して戻る。
【0043】 モジュール2が外方向に枢動できるためには、ファブリック受け15を上方に
移動しなければならない。これはディスペンサのカバーに結合された枢動レバー
47によって実行される(図5を参照)。
【0044】 さらに、往復ローラのくぼみ10が図1に示されている。往復ローラは図を見
やすくするために省略し、その往復方向pだけが示されている。
【0045】 以下、図7〜10で往復ローラについて詳述する。その作用についてはすでに
説明した。
【0046】 新しいタオルTが手HBによって引き下げられると、前進位置にある往復ロー
ラは方向−pに引き戻され、その結果、使用済みタオルT’の一部も解放される
。この部分はT+T’からなるタオルループの全長の50%に該当する。その結
果、不要なはずの大量の清潔なタオルTを必要とすることなくループは大きくな
って、手の乾燥には好都合である。
【0047】 図2で、垂直の壁に接した取り付け面Mによって取り付けられたディスペンサ
1が、カバー25が垂直方向Vに対して7度傾いた状態で第1の拘束可能な傾斜
位置で示されている。これがカバー25が開いた時のディスペンサ1で得られる
第1の位置である。
【0048】 カバー25は図示された側面パネル18および19によって支えられた軸受ピ
ン24を両側に有する。図示していない止めを開けたあとでカバー25が図示の
ように傾くと、摺動カム26が摺動面29を備えており垂直に配置された摺動体
27に押し付けられる。摺動体27はそれが傾くのを防止する案内ストリップ2
8を側面に有するので、押し上げ運動Hは押し上げカム31を介してファブリッ
ク受け15上の突起部32に伝達され、ファブリック受け15も押し上げる。
【0049】 摺動体27は装置に向き合った側にランプ状の摺動面をさらに有するが、図を
見やすくするために図示していない。この摺動面上に図9の把持−揺動装置55
の駆動ピン59が配置され、装置55は摺動体27と共に移動する。
【0050】 さらに、摺動体27の内部には、摺動体27が十分に押し上げられると軸受ピ
ン34上で回転自在なロック式止め具33の肩35と係合する止め具状のカム3
0が取り付けられている。この係合が確実に行われるように、ロック式止め具3
3は復帰ばね36によって係合方向に引かれている。
【0051】 さらに、同様にこぶを備えた送達ローラ37がカバー25の前面に見える。
【0052】 図3は垂直方向Vに対して60度に開いたカバー25のスナップショットであ
る。摺動カム26は摺動面29の最下部に沿ってすでに移動し、現在では摺動面
29の上方に至る部分を移動している。カム30は突き出た肩35に係合しよう
としている。
【0053】 図4で、カム30は肩35上の係合位置に見える。ファブリック受け15は最
大高さHまで押し上げられ、清潔なタオルTをロードできる。
【0054】 図を見やすくするために、カバー25から枢動モジュール2への力の移動と伝
達は図3および4では省略されている。同じ理由からファブリック受け15は図
5で示されていない。カバー25が図4に示す位置と同じ位置まで最大限に開く
と、枢動モジュール2は外向きに回転し、図5に示す位置をとる。カバー25が
開く動作中に、枢動モジュール2内の直線のスロットガイド71内に突き出たピ
ン48を介して、結合ピン70上のカバーに回転自在に取り付けられた枢動レバ
ー47によって枢動モジュールがその軸ピン11を中心に枢動する様子が明らか
になろう。この枢動運動は側面パネル19に設けられた別のスロットガイド49
の曲線に従うダブルピン48の形態に構成されている軸スタブの他端によって制
御される(図10参照)。
【0055】 図5に示すように、巻き取りローラ5を軸受、すなわち互いに向き合った挿入
ポイント38から持ち上げ、それと共に汚れたタオルT’のロール一式を持ち上
げることは容易である。
【0056】 巻き取りローラ5は軸方向に引くだけで次の使用のために復帰できる。
【0057】 ロード時に、清潔なタオルTのロールは、ロールの自由端がトラフ17状態に
あるように、図4に示す位置にあるファブリック受け15内に配置される。次い
で、巻き取りローラ5がタオルTの自由端に、繰り出し方向Aに直角に側面から
挿入され、タオルTは実際のローラ5とそれに取り付けられたクランプばね5’
の間に滑らないように挟まれる。
【0058】 実際のローディング操作を図6に示す。
【0059】 清潔なタオルTは前方偏向ローラ9上のロールから吊り下げられ、巻き取りロ
ーラ5は図示されたようにタオルTの前端部に押し出される。
【0060】 図を見やすくするために、カバー25はここでも省略されており、したがって
、その内部で横方向に支えられ、歯車によって駆動される、図1の偏向ローラ4
の下方の、送達ローラ37(図2〜5参照)も以下の図と同様に図示されていな
い。
【0061】 次いで、図示のように、巻き取りローラ5が矢印の方向に移動して挿入ポイン
ト38に懸架され、これでそのような手動のローディングが完了する。カバー2
5はただ閉じるだけである。この過程で、図2〜5に前述した手順が運動力学的
に逆になって発生する。最後に、装置は図7に示す状態になる。
【0062】 図7で、タオルT’を強く引く往復ローラ50を観察することができる。これ
は、往復ローラ50が図9の把持−揺動装置55によって方向+pに巻かれるか
らである。タオルTは枢動モジュール2の下部の2重線によってマークされた経
路をたどる。マークされたポイントで両方の手HBで垂直下方に引いた後で、往
復ローラ50は前進端部位置をとり、その結果、次の手の乾燥動作で、往復ロー
ラ50が方向−Pへ後ろに引かれるため、偏向ローラ7および4上で送達される
ファブリックの長さの約2倍の長さが使用可能になる。
【0063】 すべての図で、同じ一貫した符号が操作可能なディスペンサ内のタオルの指定
に適用されている。すなわち、清潔なタオル=T、使用済みタオルすなわち図1
のマークされた(手HBで)ポイントの後方のタオル=T’である。
【0064】 図7では、タオルTの新しいロールが示されているが、図8では、主要な部分
は巻き取り軸5上の使用済みタオルT’として位置している。その結果、ロール
T’上にある摩擦ローラ6が案内溝13内を左方に移動し、同時に、曲線39の
経路に沿って中央の歯車103と同心円状に押し上げられている。
【0065】 摩擦ローラ6の図示の経路案内によって、その伝達歯車22’は、使用済み(
汚れた)タオルT’が巻き付けられている巻き取りローラ5の現在の直径に関わ
らず、中央の歯車103と係合し、したがって、滑らずに力が伝達されることが
保証される。
【0066】 使用済みタオルT’と、そのように駆動される摩擦ローラ6との間の摩擦は良
好であるが、新しいタオルロールTの場合、そのほぼ全重量が摩擦面14によっ
て、巻き取りローラ5と布T’にかかる。日常操作中に、2つのロール直径は最
初互いに一致し、次いで逆方向に変化するが、摩擦ローラ5とタオルT’との間
の接触面に働くモーメントのほぼ一定のままである。
【0067】 往復ローラ50の実際の形態を図9に示す。往復ローラ50は切り込み51を
備えたテクスチャを有し、両側面にフランジ状の横方向ガイド53と平行の案内
のための歯車52とをそれぞれ備える。往復ローラ50の左側面では、把持−揺
動装置55がくぼみ56によってその軸と係合する。把持−揺動装置55は方向
pに枢動自在なように軸受ピン64上に配置され、ほぼ垂直に配置された張力ば
ね58が取り付けられている張力ばね締め具57を上面に有する。駆動ピン59
は図示していないカバーの位置に依存する図2〜4の摺動体27による往復ロー
ラ50の始動の実行に使用される。
【0068】 往復ローラ50の右側面にはプーリ60’を経て巻き取りコイル61に案内さ
れ、巻き取られて巻き取りコイル61の一体型スパイラルばね63によって強く
保持されるトラクションケーブル60が取り付けられている軸受ピン54が回転
自在に挿入されている。巻き取りコイル61内の穴62も同様にタオルを供給す
る図示されていない分配歯車内に配置されている。
【0069】 往復ローラ50は、移動制限要素50'に当たって停止している図10と同様
、後向きの位置で図9に示されている。ここで、破線で示す前方位置に往復ロー
ラ50を軸方向に平行に案内する平行な歯の組46を上端に備えた並列ガイド4
5を見ることができる。往復経路は再びpで示されている。
【0070】 図10は部分的に取り除かれたディスペンサ1を示す。ここで、通常の方法で
取り付け面Mによって垂直壁に取り付けられた装置ハウジングの後部壁40を見
ることができる。
【0071】 ここで、図示していない摺動体27によって、カバー25を開くと往復ローラ
50とファブリック受け15が枢動モジュール2の回転領域外に案内され、後者
は前述したやり方で図6に示す位置へと枢動することが容易に分かる。
【0072】 図示はしていないが、枢動モジュールの軸ピン11の案内および軸受ポイント
41を備える側面パネル18が後部壁40に直角に突き出ている。その背後に、
枢動モジュール2をさらに案内する曲線のスロットガイド49がある。側面パネ
ル18の上部領域にタオルTの装填インジケータのピンガイド42に使用される
くぼみが見える。その脇に、把持−揺動装置55への張力ばね締め具57に取り
付けられた上記の張力ばね58が配置されている。
【0073】 さらに、図示はしていないが、中央の歯車と同心円状に走り、使用済みタオル
T’を巻き取るための摩擦駆動装置を案内する働きをするガイド溝39と、上面
で広がってその駆動装置の取り付けを容易にするガイド溝20とを見ることがで
きる。
【0074】 ガイド溝23、直線的な歯の組44に通じる垂直の溝43などのその他の要素
は、同様に図示していないが、垂直に変位可能なように清潔なタオルTのロール
を支えるファブリック受けを平行に案内するためのものである。
【0075】 図10から、後方を向いた位置に示す往復ローラ50が移動制限要素50'に
当たって使用済みタオルT’の動きを停止しており、枢動モジュール2内で支え
られている偏向ローラ9と共に、使用済みタオルT’が引き出されることを防止
していることが分かる。これによっていわゆるリターンロックが得られる。
【0076】 また、ここで、破線で示す前方位置に往復ローラ50を軸方向に平行に案内す
る平行な歯の組46を上端に備えた並列ガイド45を見ることができる。この場
合も、往復経路はpで示されている。往復ローラ50の前部端面から突き出てい
る、トラクションケーブル60が取り付けられた軸受ピン54(図9および11
参照)も見られる。
【0077】 完璧を期するため、さらに動作を開始する軸受ピン24を備えたカバー25の
部分もここに示されている。
【0078】 図11では、制御装置の簡単な図が100で示され、適切なカバーおよび保護
カバー、ならびに機能していない歯車部分は省略されている。
【0079】 制御および駆動装置100は基本的に2つのユニット、すなわち、解放および
切り換え揺動装置106と枢動歯車機構112とからなる。解放および切り換え
揺動装置106は回転軸107上に取り付けられ、2つの歯車102および10
3の周囲に配置されている。前方の歯車102は伝達歯車で、後方の隠れた歯車
103は前述した中央の歯車である。伝達歯車102内部には2つの歯車102
および103の共通軸上に作用するスパイラルばね104が配置されて、反時計
回りに張られている。
【0080】 スパイラルばね104はハウジング内に位置し、その張りの状態は2つの検査
ウィンドウ104’を介して監視することができる。
【0081】 解放および切り換え揺動装置106上には、主要軸上でその歯Zによって歯車
102と係合する楕円形の歯車105の回転軸119(図12参照)がある。揺
動装置106は2本の腕があるレバーの形態で構成されている。上部レバーは1
06a、下部レバーは106bで示されている。上部レバー106aの端部には
時間機能要素108、109があり、これらはアバットメント111上で作用し
、図11によれば、閉状態cにある。
【0082】 歯車102がさらに回転すると、楕円形の歯車105は90度傾く。解放およ
び切り換え揺動装置106は、時間機能要素108、109によって指定された
期間が満了するまで係合位置にある。
【0083】 同様に2本の腕があるレバーの形態で構成された枢動歯車機構112は解放お
よび切り換え揺動装置106に係合し、別の回転軸123上に枢動自在に配置さ
れ、上部レバー部分で後部歯車と中央の歯車103にばね部材115と歯車ロッ
ク装置116によって係合する。これによって必要とされる枢動運動は下部レバ
ー106bに取り付けられた切り換えカム110によって行われる。
【0084】 枢動歯車機構112はばね118によって戻される。メッシング歯車は軸12
2、113および回転軸123上にある。
【0085】 楕円形の歯車105が、完全な歯Zに加えて、平坦な歯Z’と歯の間隙Lを有
することが分かる。これは、歯車105の回転方向に完全に90度で傾くことが
できるために好都合である。時間機能要素108、109が所期の時間に達する
と、上部レバー106aは方向oに動くが、これは従来のらせんばねである別の
ばね117によって支援される。
【0086】 図11はハンドタオルディスペンサ1内の装置100の完璧な動作にとって好
都合な歯車部品およびレバーを示す。動作に必須ではない必要なカバーとガイド
要素は図示していない。
【0087】 支え、ブラケット、およびカバーの係合ポイント99などを含むすべての部品
は、取り付け板98上に一体に配置されている。伝達歯車102の脇に、ラチェ
ットの形で歯車102に係合または摺動する逆回転止め130がある。
【0088】 前面にフィラー133がある。フィラーはばね134によって張られ、取り付
け板98の前面の外に押し出されて図示していない閉じたカバーの存在を検出す
る。カバーが枢動するか取り外されていると、同様に2本の腕のレバーである枢
動軸131上で案内されるレバーがフィラー133と共に前進し、切り換え突起
132で、枢動する歯車機構112を係合位置に押し込む。その位置で、歯車機
構112はばね115と歯車ロック装置116とによって中央の歯車103を停
止させ、その結果、ハンドタオルディスペンサ全体がロックされる。
【0089】 楕円形の歯車105の実際の形態は図示の位置にある2つのリーフばね121
が平坦部分120の両端面に載っているだけで、わずかなトルクを与えるだけで
歯車105が傾くことを示す。
【0090】 切り換えカム110の枢動歯車機構112への係合も明らかである。またカム
110を誤ってばねで押さないための前面の支え99も明らかである。
【0091】 さらに、送達ローラ37の端部にあり大型の中間歯車127によって隠された
小型の中間歯車126に係合する伝達歯車124と、結合歯車128と、張力歯
車129と、張力歯車129に一部隠れた、内部のスパイラルばね63を備えた
巻き取りコイル61が配置されている分配歯車137とを見ることができる。巻
き取りコイル61は分配歯車137と同じ軸141を使用している。スパイラル
ばね63の内部コイルは分配歯車137と逆方向に働き、分配歯車137から突
き出ておりばねで押されたピンに対して巻き取りコイル61を時計回りに回転さ
せる。
【0092】 そのようにばねを内蔵した巻き取りコイル61から、あらゆる位置できつく張
ったトラクションケーブル60がカバー135の裏の図示していない往復ローラ
に通じている。
【0093】 取り付け板98の後方下部に、往復ローラ50をアンロックする働きをする図
示していない止め具によって係合する別のレバー139(図9参照)がある。こ
れはばねを内蔵したトラクションケーブル60によって引き出すことができる。
【0094】 図12は伝達歯車102の背後にあり同じ直径を有する中央の歯車103を例
外として、係合している、または係合する可能性があるすべての歯車を示す。
【0095】 最下部の伝達歯車124は、ファブリックが引き出されると回転し、図示して
いない枢動自在なカバー内で支えられている送達ローラ37によって駆動され、
そこから、歯車124を介して中間歯車126にトルクが伝達される。大型の中
間歯車127がこの小型の中間歯車126の前に配置され、同じ軸123に結合
されている。大型の中間歯車127は結合歯車128を駆動し、結合歯車128
は次に張力歯車129に係合し、その軸122上で切り換え歯車144が同時に
回転している。
【0096】 歯車機構112が枢動した後で、図11の切り換えカム110の矢印で示され
た切り換え方向Sの変位によって、図12の切り換え歯車144は分配歯車13
7に係合し、環状のタオル長リミッタTLによって許される位置まで駆動する。
タオル長リミッタTLは中心角が330度の押し上げられた溝の形態に構成され
、移動は、詳細には示していないが、止め具を弱める働きをするOリングを有す
る止めピン145によって制限される。
【0097】 枢動歯車機構112はわずかしか変位せず、さらに、その回転軸123は歯車
102(図11参照)から比較的遠い距離にあるので、張力歯車129は伝達歯
車102と連続的に係合する。
【0098】 結合歯車128の軸113も同様に枢動歯車機構112上にあるので、結合歯
車128は同時に回転し、歯車129で回転方向を変更する。
【0099】 したがって、ハンドタオルが送達されるたびに、送達ローラ37は時計回りに
回転し、その結果、スパイラルばね104(図11参照)は、ハンドタオルが約
6回送達された後に、時計回り方向で図11の軸101に同様に固定されている
中央の歯車103と堅固な結合を開始するまで結局は一定の量だけ引っ張られる
【0100】 そのようにして装填されたばねモータは、タオルのロールが完全に使用された
時にハンドタオルの端を完全に引き込む働きをする。それによってばねモータは
不衛生なハンドタオルの複数回の使用を防止する。
【0101】 したがって、送達ローラ37が回転するたびに、楕円形の歯車105の運動も
行われ、したがって、4分の1回転した後に、楕円形の歯車105によって解放
および切り換え揺動装置106が図11の方向cに最大に変位し、弾力がある中
空のボディ108(拡張ベロー)内に真空を発生させる。
【0102】 歯車102によって伝達されるトルクによって、楕円形の歯車105は衝撃を
受け、その結果、リーフばね121(図11参照)によって90度傾き、図12
の位置に戻るが、図示されているような歯車102との係合状態にはまだならな
い。
【0103】 スロットル109によって中空のボディ108に空気が侵入すると、中空のボ
ディ108はアバットメント111から分離する。レバー106aは方向oに移
動する。楕円形の歯車105は平坦な歯Z’によって歯車102に係合し、それ
によって開始位置を再現する。
【0104】 以上、時間機能要素の簡単で再現可能な開始と、制御装置の基本動作シーケン
スについて説明してきた。
【0105】 図では隠れている中間歯車126は、詳しくは示されていないが、ハンドタオ
ルを過度に強く引っ張った場合にディスペンサ内またはハンドタオルにかかる損
傷を防止する、カムを備えたそれ自体知られている環状スリップクラッチ146
(スクリーンクラッチとも呼ばれる)をさらに含む。
【0106】 分配歯車137はいわゆるばね内蔵ポイント143、すなわち、2つの歯車1
44と137が互いに逆になったとしても張力歯車129が係合できるようにす
る、歯車リム内に弾力性がある部材を有する。係合は分配歯車137の同じ領域
に常に起こり、したがって、その手段はまた磨耗を低減する働きをする。
【0107】 図12の分配歯車137を重視する場合、分配、すなわち、タオルの供給部分
の最大量を説明することができる。
【0108】 移動リミッタTLによって、分配歯車137の回転は設定した量しか許されな
い。したがって、切り換え歯車144が係合している時には、その結果の回転運
動はその量に制限される。
【0109】 ただし、同時に、タオルの繰り出し距離も送達ローラ37で制限されている。
これは、分配歯車137の止めピン145に当たって停止する作用がそのローラ
にも及ぶからである。
【0110】 タオル長リミッタTL内に中間部材を挿入して、またはピン145に似た第2
のもしくは変位させることが可能な止め具によって、清潔なタオルの最大送達長
さを現在の32cmから調整する、すなわち、短縮することができる。
【0111】 図9のトラクションケーブル60を引き込む働きをする巻き取りコイル61も
分配歯車上に着座している。トラクションケーブル60上に作用する63で示さ
れるスパイラルばねもここにある。
【0112】 さらに、閉じたカバー25によって係合されるように変位され、取り付け板9
8の背後にある枢動モジュール2内に突き出て、カバー25が開いている時に枢
動モジュール2を動作位置に固定するか解放する別のロックレバー138も見る
ことができる。
【0113】 次いでハンドタオルを供給する場合、したがって、制御装置の始動が起こる場
合、図11の下のブロッキングレバー139が枢動歯車機構112上のレバーの
後端によって押し上げられる。その結果、カバー135の背後にある往復ローラ
50とその周囲で案内された使用済みタオルはロックされていない。往復ローラ
50はトラクションケーブル60によって始動され図2の方向−pに移動する。
その結果、比較的大量の未使用のタオルを無駄にすることなく、好都合で衛生的
な方法で手を乾かすループが形成される。
【0114】 時間機能要素108、109は中空のボディ108の所望の起動時間に応じて
スロットル109の多孔性を選択し、かつ/または最適化することで「プログラ
ミング」することができる。拡張ベローからなる中空のボディ108はばね内蔵
動作のために適切な保持力を生成し、長い切り換え距離を可能にし、比較的大量
の空気によって、スロットル109によって一時的な真空から大気圧まで正確で
再現可能な形で戻ることができる。
【0115】 本発明の主題は総合して問題の組を解決するものである。もちろん、個々の機
能要素もすでに使用されている他の構造の改良に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 時間に依存する制御装置とカバーとを示していない、基本的な機能要素を備え
たハンドタオルディスペンサの簡単な斜視図である。
【図2】 カバーを7度開けた状態の、狭い側の平面図における、図1のディスペンサの
概略図である。
【図3】 カバーを60度開けた状態の図2のディスペンサの平面図である。
【図4】 カバーを最大限に開け、ファブリック受けを上部で固定した状態の図2のディ
スペンサの平面図である。
【図5】 図4と同様であるが枢動モジュールとそれに関連する伝達要素を示した図であ
る。
【図6】 ローディング操作中の図4および図5に示す位置にある機能要素の概略図であ
る。
【図7】 ローディング操作後に使用可能になった図1によるディスペンサの狭い側の平
面図である。
【図8】 長く稼働させた後の図7のディスペンサを示す図である。
【図9】 ハンドタオルを経済的に供給する働きをする往復ローラの動作モードを示す図
である。
【図10】 基本的なスロットガイドを備え、往復ローラが2つの端部位置にあるディスペ
ンサの別の斜視図である。
【図11】 歯車機構と切り換え部材とを備えた図1〜10のディスペンサの時間と移動に
依存する制御ユニットの斜視図である。
【図12】 切り換え歯車が非係合状態の図11の歯車の間の力の通過を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月4日(2001.7.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 ハンドタオルディスペンサ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1のプリアンブルに記載のハンドタオルディスペンサに関す
る。
【0002】 知られているハンドタオルディスペンサ(とりわけEP−A1-0 283 5
54)は稼働する場合、タオルがローラ内に挿通されさらにローラの周囲に巻き
付けられることを必要とする。ハンドタオルのロールの端が何回も使用可能にな
ることを防止するため、ハンドタオルは自由に垂れ下がると、すなわち、清潔な
ハンドタオルのロールから繰り出されるとすぐに引き込まれる。ハンドタオルを
引き込むために必要な力は、ばねモータ内に蓄積されている。ただ、そのために
は、汚れたタオルの該当部分を引き込むエネルギーを最初に蓄積して使用可能に
しなければならない。したがって、ハンドタオルのロールが交換されるたびに、
繰り出しローラがタオルを正しい方向に手動で巻き取り、このことだけで頻発す
る問題を引き起こされる。巻き取りが完了すると、その後、ばねの最初の力の蓄
積のために、一定の長さのタオルが結果として未使用のままで引き出される。使
用される最初の部分が引き込まれ、ディスペンサから垂れ下がっている余分に長
いループは形成されない。ディスペンサが不具合の場合、引き込まれたタオルは
取り外しができない。タオルはまず必ず汚れたロール上に完全に巻き取られるこ
とになり、その結果、使えなくなる。
【0003】 ディスペンサへのタオルの正しい取り付け方法に関する上記の条件が、ディス
ペンサがその理由だけで作動しなくなる場合が多い理解不足、不適切な操作、誤
った解釈およびアラーム誤作動の結果である多数の不具合を引き起こしていると
いうことが経験的に示されている。ロールの早過ぎる交換は使用されていないタ
オルの損失を招き、これらのディスペンサが故障を発生しやすいという固有の性
質のために、2つのハンドタオルユニット、ただし実際には2つの完全なハンド
タオルディスペンサを並べて配置し、相互に機械的に結合してシステム全体とし
ての動作の容易さを高めることが提案されている。
【0004】 少なくとも部分的に自動化されたハンドタオルの挿通も知られている(WO−
A1−96/32874)。ただし、その種のディスペンサが補助エネルギーを
必要とし、かつ/または洗濯プロセスに有害な影響を与えるハンドタオルの端に
は特殊な処置を必要とすることが分かっている。
【0005】 また、EP−A1−0 283 554のディスペンサの場合、使用済みファ
ブリックを戻すのに必要なスリップ止めは乾燥目的に十分な一時的ループを形成
するために、適当な大きさの摩擦を大きくすることができないので、ループの後
方部分で強く引くことで汚れたタオルのロールが外れてしまう点が不利であるこ
とが分かっている。
【0006】 発明の請求項1のプリアンブルに記載の主題はUS−A−5 244 263
からとることができるが、そのディスペンサは好ましくは電気モータによって駆
動される。装置内の使用可能な空間を活用するために、清潔なハンドタオルは柔
軟な袋に収容される。後者の下で、使用済みハンドタオルが取り外しのために外
側に枢動可能なモジュール内で巻き取られ、使用が増えるとともに下部の汚れた
ハンドタオルが上部空間を占有する。タオルは装置の下で大きなループで供給さ
れる。
【0007】 そのディスペンサの場合の欠点はハンドタオルの織物を2つのローラ間に挿通
する必要があり、その後汚れたタオルを巻き取るローラの周りにハンドタオルの
先頭を手動で巻き取ることが必要で、そのローラへのタオルのガイドが認知でき
るくらいに不正確であるという点である。タオルが供給される方法は大きなルー
プを必要とし、そうでなければ、すでに汚れているタオルの部分が再使用される
という危険がある。
【0008】 したがって、本発明の目的は、上記の欠点を有さないコンパクトなハンドタオ
ルディスペンサを提供することである。特に、保守者への必要な指示を最小限に
して、ユーザに極めて高い操作の信頼性と清潔さとを提供することである。ディ
スペンサはハンドタオルロールを最適な分量が利用可能なように制御し、ハンド
タオルの意図的な、または意図的でない複数回の使用を防止しなければならない
。特に、ディスペンサのハンドタオルロールは容易に交換可能でなければならず
、すなわち、ディスペンサのローディングが容易でなければならない。タオル交
換が早すぎた場合、タオルの再巻き取りは不要でなければならない。
【0009】 必要な手動の操作は訓練のための費用を要するものであってはならない。外部
エネルギーは不要でなければならない。操作は高い信頼性を必要とする。
【0010】 清潔さの理由から、使用済みタオルと清潔なタオルとは全移送経路にわたって
互いに完全に別々に案内されなければならない。
【0011】 さらに、ディスペンサの周期時間は再現可能で、ユーザの習慣への適合が可能
でなければならない。すなわち、同じタイプのハンドタオルディスペンサは、老
人ホームの要求から銀行の集中管理、高速道路上のファストフードの販売店にわ
たる、あらゆる状況で満足な方法で使用できなければならない。
【0012】 さらにディスペンサは大量生産に適していなければならず、その点で経済的で
なければならない。スペースとコストの理由から、並べて配置した装置は望まし
くない。
【0013】 ハンドタオルとして使用されるバンド材料は多数の場所に設置され使用されて
いる既存のディスペンサ内のハンドタオルへのいかなる手段または変更も概して
必要とすべきではない。なぜなら、洗濯機、しぼり機、乾燥機などの既存のイン
フラストラクチャが既存のロジスティクスと同様に引き続き使用されるからであ
る。ただし、提供すべきディスペンサは使用する材料をテキスタイルバンドに限
定すべきではない。ディスペンサは環境にやさしい、耐久性がある材料に適合で
きるものでなければならない。
【0014】 上記目的は、請求項1の構成によって達成される。
【0015】 上記発明の請求項に記載の追加のループはディスペンサから外に出ていて手の
乾燥を目的とするループの補足として提供され、外に出ているループの巻き取り
方向の下流、ディスペンサ内部にある。したがって、ハンドタオルの各部が配置
された状態で、追加のループ内にある使用済みハンドタオルは、衛生的に疑いが
ない形で、手の乾燥のためのループを形成するために利用されることができる。
使用済みのしわがよって湿ったハンドタオルを積載した巻き取りローラが最初は
後方に、次いで再度巻き取り方向に回転することはない。この結果、ハンドタオ
ル消費が約50%節約でき、巻き取りプロセスなどでの不具合の危険も回避でき
る。ユーザは好都合で人間工学的に有利なタオルへのアクセスを提供される。
【0016】 請求項で使用される「くぼみ」という特定用語は、追加のループを案内する「
空間」という最も幅広い意味で理解すべきである。ただし、そのループの形成は
、枢動モジュールを回転させることでも達成できる。タオルの幅と収容空間条件
が決まっているので、そのループは各々の場合に枢動モジュール内の、使用済み
タオルの巻き取りローラの上流に存在する。
【0017】 本発明によるハンドタオルディスペンサは人員を訓練する費用を必要としない
。ディスペンサに記された簡単な絵文字および/または説明書だけで完璧なセッ
トアップと保守が可能である。外部エネルギーは不要で、制御および操作に必要
な力はユーザが特に意識せずにユーザによって加えられる。すべての操作は再現
可能に進行し、適切な手段によって局所的な要件に適合かつ/または設定するこ
とができる。
【0018】 本発明の有利な発展形態は従属請求項に詳述されている。
【0019】 請求項2による内部(追加)ループをピンと張ると、使用済みタオルを所期の
様に戻して外部ループを形成するだけでなく、しわがよって湿ったタオルの部分
を伸ばして部分的に乾燥させる効果が得られる。
【0020】 請求項3の使用済みタオルの軸方向に平行な案内によってきちんとした巻き取
りが可能になり、タオルの所望の対称な経路に対するずれが防止される。有利に
は、これに必要なガイドは装置のハウジングの固定側面パネル内に取り付けられ
ている。
【0021】 ばねを備えたケーブル引き手を用いて、ディスペンサ内の横方向のスペース要
求が増加することなく、それぞれタオルの各送達で始まる往復運動の間、往復ロ
ーラを制御することができる。
【0022】 正確で滑らない案内が請求項4の往復ローラの確実な回転作用によって達成さ
れる。
【0023】 請求項5による構造によって、ディスペンサのカバーの開閉に関連して往復ロ
ーラの動きの特に簡単な結合が可能になる。
【0024】 請求項6はカバーが閉じられた時の清潔なタオルとカバーの正面下部のタオル
経路に突き出た送達ローラとの案内について記載する。送達されたハンドタオル
が引かれると、そのローラの大きな接触角度とタオルに当てられた粗い表面のた
めに、すべることなく同時に回転し、タオルの動きを制御および駆動装置に伝達
する。
【0025】 請求項7に記載の構造の形態によって枢動モジュールの特に単純で容易に取り
外し可能な取り付けと、カバーの開閉によるそれの非対称な駆動が可能になる。
【0026】 請求項8に記載のファブリック受けの形態と垂直に調整可能な取り付けによっ
て、タオルの交換時に装置の各部品を手動で動かすことなく必要な動作シーケン
スを実行するような、特にスペースを節約するコンパクトなディスペンサが提供
される。さらに、巻き取りローラ上にありファブリック受け上に配置された摩擦
ローラによる力の伝達は、同時に直径が増す使用済みタオルのロールに関して清
潔なタオルが繰り出されると使用可能になる量を使用する。
【0027】 請求項9の側面パネルによる駆動装置によって、送達ローラと巻き取りローラ
との間の必要な移動に依存する同期性を時間と共に制御し、監視することができ
る。
【0028】 請求項10に記載のガイド溝の構成によって、コンパクトな構造と力の完全な
伝達が可能になるが、これは中央の歯車と同心円状に配置された曲線の溝によっ
て巻き取りローラの伝達歯車および駆動歯車との安定した係合が保証されている
からである。
【0029】 請求項11のファブリック受け上に突き出たピンは1つの平面内での案内を有
利にする。
【0030】 請求項12によれば、第1の平面に直角な1平面内のファブリック受けの第1
の平面への案内をさらに向上させることができる。
【0031】 ファブリック受け、そして摩擦駆動装置の、最適な平行案内は互いに結合され
た歯車によって達成される。請求項13を参照。
【0032】 請求項14は、枢動モジュールを約180度回転させ、取り外しまたは再使用
の準備をするのに必要なファブリック受けを押し上げる極めて有効で可能な方法
を記載している。
【0033】 枢動してディスペンサの外にある位置においても、枢動モジュールや任意選択
でさらに他のハンドタオルディスペンサの部品を、好都合な方法で清掃し、かつ
/または消毒することができる。
【0034】 請求項15に記載の実施形態は、開くときにファブリック受けを自動的に持ち
上げる働きをする。
【0035】 制御および駆動装置の横方向の配置は運動力学的に有利な解決策を提供し、交
換が容易で生産工学の点から有利な単一の機能ユニットになる。請求項16を参
照。
【0036】 ファブリック受けの垂直位置は、ファブリック受けの下に位置する摩擦ローラ
がロール上にあるため、使用済みタオルのロールの巻き取り直径に直接依存する
。したがって、請求項17の装填状態インジケータは極めて簡単で有効である。
実際、清潔なタオルの供給が切れると、垂直の赤い線がカバー前面の検査ウィン
ドウ内に表示される。
【0037】 本発明の好ましい例示的な実施形態について図面を参照しながら以下に説明す
る。
【0038】 本発明によるハンドタオルディスペンサが図1に1で示されている。この斜視
図ではカバーがなく、一方の面に側面パネルがない、ユーザBによる手の乾燥中
のディスペンサを示す。
【0039】 2つの基本構成要素、すなわち、シェル状の案内および把持用のくぼみ3を備
えた枢動モジュール2と、くぼみ3の上部に密接して位置する、清潔なタオルT
のロールのファブリック受け15が、右側面パネルしか見えていないが、両方の
側面パネルによって案内される。タオルロールはシェル状のトラフ17上に自由
に動けるように配置され、巻き取り軸を有さない。その帯状のタオルTは上部偏
向ローラ7を経て枢動モジュール2内の下部偏向ローラ4上に繰り出し方向Aに
案内され、通常の方法での乾燥のためにユーザBの手HBによる平行線で示され
た点で使用されるループを形成する。このように使用されたタオルT’は別の偏
向ローラ9および8を経て巻き取りローラ5に方向Wに案内される。
【0040】 巻き取りローラ5とクランプねじ5’、軸受ピン5”は使用済みタオルT’を
巻き取り方向Wに巻き取る働きをする。このことが特許出願PCT/CH99/
00197号に記載されている。
【0041】 軸受ピン5”は枢動モジュール2の上縁部の挿入ポイント38に懸架され、こ
の位置で回転自在に端部に楔止めにされている。巻き取りローラ5は、ローラ5
に接しておりこぶ状の摩擦面14を備える摩擦ローラ6によって駆動される。巻
き取りローラ5は、使用済みタオルT’に直接接しており、手が乾燥した後、時
間をおいてから、それを方向Wに駆動する。摩擦ローラ6はファブリック受け1
5の下部の水平の案内溝13内をローラ6の両端の軸ピン12によって移動可能
に案内され、その結果、巻き取られたタオルT’の直径の増加に適合することが
できる。
【0042】 ファブリック受け15は、側面パネル18内の案内溝23しか見えていないが
、両側に互いに向き合って設けられた案内溝23内で側面から外側に突き出てい
るガイドピン16によって押し上げ方向Hに可動である。さらに、上部に向かっ
て広がる凹部20が側面パネル18内に見える。この凹部20はディスペンサ1
内のファブリック受け15に突き出し軸ピン12を好都合な方法で取り付ける働
きをする。
【0043】 枢動モジュール2は摩擦駆動のための歯車機構が内部に隠されており、したが
って、歯車機構は破線で示されている。歯車機構22はハウジング21の外に突
き出る中央の歯車103によって駆動される。
【0044】 枢動モジュール2は2つの同様に突き出た軸ピン11を中心に回転自在である
。すなわち、以下に詳述するように、枢動モジュール2はこれらの軸ピンを軸と
して外方向に枢動できるので、使用済みタオルT’のロールをユーザBから見て
正面から取り外すことができる。巻き取りローラ5はディスペンサ1と連携した
ままで、ロールT’から軸方向に引かれ、タオルTの新しく清潔な端部がクラン
プばね5’の下へと引き入れられ、巻き取りローラ5は挿入ポイント38に再配
置され、モジュール2は図示の位置に枢動して戻る。
【0045】 モジュール2が外方向に枢動できるためには、ファブリック受け15を上方に
移動しなければならない。これはディスペンサのカバーに結合された枢動レバー
47によって実行される(図5を参照)。
【0046】 さらに、往復ローラのくぼみ10が図1に示されている。往復ローラは図を見
やすくするために省略し、その往復方向pだけが示されている。
【0047】 以下、図7〜10で往復ローラについて詳述する。その作用についてはすでに
説明した。
【0048】 新しいタオルTが手HBによって引き下げられると、前進位置にある往復ロー
ラは方向−pに引き戻され、その結果、使用済みタオルT’の一部も解放される
。この部分はT+T’からなるタオルループの全長の50%に該当する。その結
果、不要なはずの大量の清潔なタオルTを必要とすることなくループは大きくな
って、手の乾燥には好都合である。
【0049】 図2で、垂直の壁に接した取り付け面Mによって取り付けられたディスペンサ
1が、カバー25が垂直方向Vに対して7度傾いた状態で第1の拘束可能な傾斜
位置で示されている。これがカバー25が開いた時のディスペンサ1で得られる
第1の位置である。
【0050】 カバー25は図示された側面パネル18および19によって支えられた軸受ピ
ン24を両側に有する。図示していない止めを開けたあとでカバー25が図示の
ように傾くと、摺動カム26が摺動面29を備えており垂直に配置された摺動体
27に押し付けられる。摺動体27はそれが傾くのを防止する案内ストリップ2
8を側面に有するので、押し上げ運動Hは押し上げカム31を介してファブリッ
ク受け15上の突起部32に伝達され、ファブリック受け15も押し上げる。
【0051】 摺動体27は装置に向き合った側にランプ状の摺動面をさらに有するが、図を
見やすくするために図示していない。この摺動面上に図9の把持−揺動装置55
の駆動ピン59が配置され、装置55は摺動体27と共に移動する。
【0052】 さらに、摺動体27の内部には、摺動体27が十分に押し上げられると軸受ピ
ン34上で回転自在なロック式止め具33の肩35と係合する止め具状のカム3
0が取り付けられている。この係合が確実に行われるように、ロック式止め具3
3は復帰ばね36によって係合方向に引かれている。
【0053】 さらに、同様にこぶを備えた送達ローラ37がカバー25の前面に見える。
【0054】 図3は垂直方向Vに対して60度に開いたカバー25のスナップショットであ
る。摺動カム26は摺動面29の最下部に沿ってすでに移動し、現在では摺動面
29の上方に至る部分を移動している。カム30は突き出た肩35に係合しよう
としている。
【0055】 図4で、カム30は肩35上の係合位置に見える。ファブリック受け15は最
大高さHまで押し上げられ、清潔なタオルTをロードできる。
【0056】 図を見やすくするために、カバー25から枢動モジュール2への力の移動と伝
達は図3および4では省略されている。同じ理由からファブリック受け15は図
5で示されていない。カバー25が図4に示す位置と同じ位置まで最大限に開く
と、枢動モジュール2は外向きに回転し、図5に示す位置をとる。カバー25が
開く動作中に、枢動モジュール2内の直線のスロットガイド71内に突き出たピ
ン48を介して、結合ピン70上のカバーに回転自在に取り付けられた枢動レバ
ー47によって枢動モジュールがその軸ピン11を中心に枢動する様子が明らか
になろう。この枢動運動は側面パネル19に設けられた別のスロットガイド49
の曲線に従うダブルピン48の形態に構成されている軸スタブの他端によって制
御される(図10参照)。
【0057】 図5に示すように、巻き取りローラ5を軸受、すなわち互いに向き合った挿入
ポイント38から持ち上げ、それと共に汚れたタオルT’のロール一式を持ち上
げることは容易である。
【0058】 巻き取りローラ5は軸方向に引くだけで次の使用のために復帰できる。
【0059】 ロード時に、清潔なタオルTのロールは、ロールの自由端がトラフ17状態に
あるように、図4に示す位置にあるファブリック受け15内に配置される。次い
で、巻き取りローラ5がタオルTの自由端に、繰り出し方向Aに直角に側面から
挿入され、タオルTは実際のローラ5とそれに取り付けられたクランプばね5’
の間に滑らないように挟まれる。
【0060】 実際のローディング操作を図6に示す。
【0061】 清潔なタオルTは前方偏向ローラ9上のロールから吊り下げられ、巻き取りロ
ーラ5は図示されたようにタオルTの前端部に押し出される。
【0062】 図を見やすくするために、カバー25はここでも省略されており、したがって
、その内部で横方向に支えられ、歯車によって駆動される、図1の偏向ローラ4
の下方の、送達ローラ37(図2〜5参照)も以下の図と同様に図示されていな
い。
【0063】 次いで、図示のように、巻き取りローラ5が矢印の方向に移動して挿入ポイン
ト38に懸架され、これでそのような手動のローディングが完了する。カバー2
5はただ閉じるだけである。この過程で、図2〜5に前述した手順が運動力学的
に逆になって発生する。最後に、装置は図7に示す状態になる。
【0064】 図7で、タオルT’を強く引く往復ローラ50を観察することができる。これ
は、往復ローラ50が図9の把持−揺動装置55によって方向+pに巻かれるか
らである。タオルTは枢動モジュール2の下部の2重線によってマークされた経
路をたどる。マークされたポイントで両方の手HBで垂直下方に引いた後で、往
復ローラ50は前進端部位置をとり、その結果、次の手の乾燥動作で、往復ロー
ラ50が方向−Pへ後ろに引かれるため、偏向ローラ7および4上で送達される
ファブリックの長さの約2倍の長さが使用可能になる。
【0065】 すべての図で、同じ一貫した符号が操作可能なディスペンサ内のタオルの指定
に適用されている。すなわち、清潔なタオル=T、使用済みタオルすなわち図1
のマークされた(手HBで)ポイントの後方のタオル=T’である。
【0066】 図7では、タオルTの新しいロールが示されているが、図8では、主要な部分
は巻き取り軸5上の使用済みタオルT’として位置している。その結果、ロール
T’上にある摩擦ローラ6が案内溝13内を左方に移動し、同時に、曲線39の
経路に沿って中央の歯車103と同心円状に押し上げられている。
【0067】 摩擦ローラ6の図示の経路案内によって、その伝達歯車22’は、使用済み(
汚れた)タオルT’が巻き付けられている巻き取りローラ5の現在の直径に関わ
らず、中央の歯車103と係合し、したがって、滑らずに力が伝達されることが
保証される。
【0068】 使用済みタオルT’と、そのように駆動される摩擦ローラ6との間の摩擦は良
好であるが、新しいタオルロールTの場合、そのほぼ全重量が摩擦面14によっ
て、巻き取りローラ5と布T’にかかる。日常操作中に、2つのロール直径は最
初互いに一致し、次いで逆方向に変化するが、摩擦ローラ5とタオルT’との間
の接触面に働くモーメントのほぼ一定のままである。
【0069】 往復ローラ50の実際の形態を図9に示す。往復ローラ50は切り込み51を
備えたテクスチャを有し、両側面にフランジ状の横方向ガイド53と平行の案内
のための歯車52とをそれぞれ備える。往復ローラ50の左側面では、把持−揺
動装置55がくぼみ56によってその軸と係合する。把持−揺動装置55は方向
pに枢動自在なように軸受ピン64上に配置され、ほぼ垂直に配置された張力ば
ね58が取り付けられている張力ばね締め具57を上面に有する。駆動ピン59
は図示していないカバーの位置に依存する図2〜4の摺動体27による往復ロー
ラ50の始動の実行に使用される。
【0070】 往復ローラ50の右側面にはプーリ60’を経て巻き取りコイル61に案内さ
れ、巻き取られて巻き取りコイル61の一体型スパイラルばね63によって強く
保持されるトラクションケーブル60が取り付けられている軸受ピン54が回転
自在に挿入されている。巻き取りコイル61内の穴62も同様にタオルを供給す
る図示されていない分配歯車内に配置されている。
【0071】 往復ローラ50は、移動制限要素50'に当たって停止している図10と同様
、後向きの位置で図9に示されている。ここで、破線で示す前方位置に往復ロー
ラ50を軸方向に平行に案内する平行な歯の組46を上端に備えた並列ガイド4
5を見ることができる。往復経路は再びpで示されている。
【0072】 図10は部分的に取り除かれたディスペンサ1を示す。ここで、通常の方法で
取り付け面Mによって垂直壁に取り付けられた装置ハウジングの後部壁40を見
ることができる。
【0073】 ここで、図示していない摺動体27によって、カバー25を開くと往復ローラ
50とファブリック受け15が枢動モジュール2の回転領域外に案内され、後者
は前述したやり方で図6に示す位置へと枢動することが容易に分かる。
【0074】 図示はしていないが、枢動モジュールの軸ピン11の案内および軸受ポイント
41を備える側面パネル18が後部壁40に直角に突き出ている。その背後に、
枢動モジュール2をさらに案内する曲線のスロットガイド49がある。側面パネ
ル18の上部領域にタオルTの装填インジケータのピンガイド42に使用される
くぼみが見える。その脇に、把持−揺動装置55への張力ばね締め具57に取り
付けられた上記の張力ばね58が配置されている。
【0075】 さらに、図示はしていないが、中央の歯車と同心円状に走り、使用済みタオル
T’を巻き取るための摩擦駆動装置を案内する働きをするガイド溝39と、上面
で広がってその駆動装置の取り付けを容易にするガイド溝20とを見ることがで
きる。
【0076】 ガイド溝23、直線的な歯の組44に通じる垂直の溝43などのその他の要素
は、同様に図示していないが、垂直に変位可能なように清潔なタオルTのロール
を支えるファブリック受けを平行に案内するためのものである。
【0077】 図10から、後方を向いた位置に示す往復ローラ50が移動制限要素50'に
当たって使用済みタオルT’の動きを停止しており、枢動モジュール2内で支え
られている偏向ローラ9と共に、使用済みタオルT’が引き出されることを防止
していることが分かる。これによっていわゆるリターンロックが得られる。
【0078】 また、ここで、破線で示す前方位置に往復ローラ50を軸方向に平行に案内す
る平行な歯の組46を上端に備えた並列ガイド45を見ることができる。この場
合も、往復経路はpで示されている。往復ローラ50の前部端面から突き出てい
る、トラクションケーブル60が取り付けられた軸受ピン54(図9および11
参照)も見られる。
【0079】 完璧を期するため、さらに動作を開始する軸受ピン24を備えたカバー25の
部分もここに示されている。
【0080】 図11では、制御装置の簡単な図が100で示され、適切なカバーおよび保護
カバー、ならびに機能していない歯車部分は省略されている。
【0081】 制御および駆動装置100は基本的に2つのユニット、すなわち、解放および
切り換え揺動装置106と枢動歯車機構112とからなる。解放および切り換え
揺動装置106は回転軸107上に取り付けられ、2つの歯車102および10
3の周囲に配置されている。前方の歯車102は伝達歯車で、後方の隠れた歯車
103は前述した中央の歯車である。伝達歯車102内部には2つの歯車102
および103の共通軸上に作用するスパイラルばね104が配置されて、反時計
回りに張られている。
【0082】 スパイラルばね104はハウジング内に位置し、その張りの状態は2つの検査
ウィンドウ104’を介して監視することができる。
【0083】 解放および切り換え揺動装置106上には、主要軸上でその歯Zによって歯車
102と係合する楕円形の歯車105の回転軸119(図12参照)がある。揺
動装置106は2本の腕があるレバーの形態で構成されている。上部レバーは1
06a、下部レバーは106bで示されている。上部レバー106aの端部には
時間機能要素108、109があり、これらはアバットメント111上で作用し
、図11によれば、閉状態cにある。
【0084】 歯車102がさらに回転すると、楕円形の歯車105は90度傾く。解放およ
び切り換え揺動装置106は、時間機能要素108、109によって指定された
期間が満了するまで係合位置にある。
【0085】 同様に2本の腕があるレバーの形態で構成された枢動歯車機構112は解放お
よび切り換え揺動装置106に係合し、別の回転軸123上に枢動自在に配置さ
れ、上部レバー部分で後部歯車と中央の歯車103にばね部材115と歯車ロッ
ク装置116によって係合する。これによって必要とされる枢動運動は下部レバ
ー106bに取り付けられた切り換えカム110によって行われる。
【0086】 枢動歯車機構112はばね118によって戻される。メッシング歯車は軸12
2、113および回転軸123上にある。
【0087】 楕円形の歯車105が、完全な歯Zに加えて、平坦な歯Z’と歯の間隙Lを有
することが分かる。これは、歯車105の回転方向に完全に90度で傾くことが
できるために好都合である。時間機能要素108、109が所期の時間に達する
と、上部レバー106aは方向oに動くが、これは従来のらせんばねである別の
ばね117によって支援される。
【0088】 図11はハンドタオルディスペンサ1内の装置100の完璧な動作にとって好
都合な歯車部品およびレバーを示す。動作に必須ではない必要なカバーとガイド
要素は図示していない。
【0089】 支え、ブラケット、およびカバーの係合ポイント99などを含むすべての部品
は、取り付け板98上に一体に配置されている。伝達歯車102の脇に、ラチェ
ットの形で歯車102に係合または摺動する逆回転止め130がある。
【0090】 前面にフィラー133がある。フィラーはばね134によって張られ、取り付
け板98の前面の外に押し出されて図示していない閉じたカバーの存在を検出す
る。カバーが枢動するか取り外されていると、同様に2本の腕のレバーである枢
動軸131上で案内されるレバーがフィラー133と共に前進し、切り換え突起
132で、枢動する歯車機構112を係合位置に押し込む。その位置で、歯車機
構112はばね115と歯車ロック装置116とによって中央の歯車103を停
止させ、その結果、ハンドタオルディスペンサ全体がロックされる。
【0091】 楕円形の歯車105の実際の形態は図示の位置にある2つのリーフばね121
が平坦部分120の両端面に載っているだけで、わずかなトルクを与えるだけで
歯車105が傾くことを示す。
【0092】 切り換えカム110の枢動歯車機構112への係合も明らかである。またカム
110を誤ってばねで押さないための前面の支え99も明らかである。
【0093】 さらに、送達ローラ37の端部にあり大型の中間歯車127によって隠された
小型の中間歯車126に係合する伝達歯車124と、結合歯車128と、張力歯
車129と、張力歯車129に一部隠れた、内部のスパイラルばね63を備えた
巻き取りコイル61が配置されている分配歯車137とを見ることができる。巻
き取りコイル61は分配歯車137と同じ軸141を使用している。スパイラル
ばね63の内部コイルは分配歯車137と逆方向に働き、分配歯車137から突
き出ておりばねで押されたピンに対して巻き取りコイル61を時計回りに回転さ
せる。
【0094】 そのようにばねを内蔵した巻き取りコイル61から、あらゆる位置できつく張
ったトラクションケーブル60がカバー135の裏の図示していない往復ローラ
に通じている。
【0095】 取り付け板98の後方下部に、往復ローラ50をアンロックする働きをする図
示していない止め具によって係合する別のレバー139(図9参照)がある。こ
れはばねを内蔵したトラクションケーブル60によって引き出すことができる。
【0096】 図12は伝達歯車102の背後にあり同じ直径を有する中央の歯車103を例
外として、係合している、または係合する可能性があるすべての歯車を示す。
【0097】 最下部の伝達歯車124は、ファブリックが引き出されると回転し、図示して
いない枢動自在なカバー内で支えられている送達ローラ37によって駆動され、
そこから、歯車124を介して中間歯車126にトルクが伝達される。大型の中
間歯車127がこの小型の中間歯車126の前に配置され、同じ軸123に結合
されている。大型の中間歯車127は結合歯車128を駆動し、結合歯車128
は次に張力歯車129に係合し、その軸122上で切り換え歯車144が同時に
回転している。
【0098】 歯車機構112が枢動した後で、図11の切り換えカム110の矢印で示され
た切り換え方向Sの変位によって、図12の切り換え歯車144は分配歯車13
7に係合し、環状のタオル長リミッタTLによって許される位置まで駆動する。
タオル長リミッタTLは中心角が330度の押し上げられた溝の形態に構成され
、移動は、詳細には示していないが、止め具を弱める働きをするOリングを有す
る止めピン145によって制限される。
【0099】 枢動歯車機構112はわずかしか変位せず、さらに、その回転軸123は歯車
102(図11参照)から比較的遠い距離にあるので、張力歯車129は伝達歯
車102と連続的に係合する。
【0100】 結合歯車128の軸113も同様に枢動歯車機構112上にあるので、結合歯
車128は同時に回転し、歯車129で回転方向を変更する。
【0101】 したがって、ハンドタオルが送達されるたびに、送達ローラ37は時計回りに
回転し、その結果、スパイラルばね104(図11参照)は、ハンドタオルが約
6回送達された後に、時計回り方向で図11の軸101に同様に固定されている
中央の歯車103と堅固な結合を開始するまで結局は一定の量だけ引っ張られる
【0102】 そのようにして装填されたばねモータは、タオルのロールが完全に使用された
時にハンドタオルの端を完全に引き込む働きをする。それによってばねモータは
不衛生なハンドタオルの複数回の使用を防止する。
【0103】 したがって、送達ローラ37が回転するたびに、楕円形の歯車105の運動も
行われ、したがって、4分の1回転した後に、楕円形の歯車105によって解放
および切り換え揺動装置106が図11の方向cに最大に変位し、弾力がある中
空のボディ108(拡張ベロー)内に真空を発生させる。
【0104】 歯車102によって伝達されるトルクによって、楕円形の歯車105は衝撃を
受け、その結果、リーフばね121(図11参照)によって90度傾き、図12
の位置に戻るが、図示されているような歯車102との係合状態にはまだならな
い。
【0105】 スロットル109によって中空のボディ108に空気が侵入すると、中空のボ
ディ108はアバットメント111から分離する。レバー106aは方向oに移
動する。楕円形の歯車105は平坦な歯Z’によって歯車102に係合し、それ
によって開始位置を再現する。
【0106】 以上、時間機能要素の簡単で再現可能な開始と、制御装置の基本動作シーケン
スについて説明してきた。
【0107】 図では隠れている中間歯車126は、詳しくは示されていないが、ハンドタオ
ルを過度に強く引っ張った場合にディスペンサ内またはハンドタオルにかかる損
傷を防止する、カムを備えたそれ自体知られている環状スリップクラッチ146
(スクリーンクラッチとも呼ばれる)をさらに含む。
【0108】 分配歯車137はいわゆるばね内蔵ポイント143、すなわち、2つの歯車1
44と137が互いに逆になったとしても張力歯車129が係合できるようにす
る、歯車リム内に弾力性がある部材を有する。係合は分配歯車137の同じ領域
に常に起こり、したがって、その手段はまた磨耗を低減する働きをする。
【0109】 図12の分配歯車137を重視する場合、分配、すなわち、タオルの供給部分
の最大量を説明することができる。
【0110】 移動リミッタTLによって、分配歯車137の回転は設定した量しか許されな
い。したがって、切り換え歯車144が係合している時には、その結果の回転運
動はその量に制限される。
【0111】 ただし、同時に、タオルの繰り出し距離も送達ローラ37で制限されている。
これは、分配歯車137の止めピン145に当たって停止する作用がそのローラ
にも及ぶからである。
【0112】 タオル長リミッタTL内に中間部材を挿入して、またはピン145に似た第2
のもしくは変位させることが可能な止め具によって、清潔なタオルの最大送達長
さを現在の32cmから調整する、すなわち、短縮することができる。
【0113】 図9のトラクションケーブル60を引き込む働きをする巻き取りコイル61も
分配歯車上に着座している。トラクションケーブル60上に作用する63で示さ
れるスパイラルばねもここにある。
【0114】 さらに、閉じたカバー25によって係合されるように変位され、取り付け板9
8の背後にある枢動モジュール2内に突き出て、カバー25が開いている時に枢
動モジュール2を動作位置に固定するか解放する別のロックレバー138も見る
ことができる。
【0115】 次いでハンドタオルを供給する場合、したがって、制御装置の始動が起こる場
合、図11の下のブロッキングレバー139が枢動歯車機構112上のレバーの
後端によって押し上げられる。その結果、カバー135の背後にある往復ローラ
50とその周囲で案内された使用済みタオルはロックされていない。往復ローラ
50はトラクションケーブル60によって始動され図2の方向−pに移動する。
その結果、比較的大量の未使用のタオルを無駄にすることなく、好都合で衛生的
な方法で手を乾かすループが形成される。
【0116】 時間機能要素108、109は中空のボディ108の所望の起動時間に応じて
スロットル109の多孔性を選択し、かつ/または最適化することで「プログラ
ミング」することができる。拡張ベローからなる中空のボディ108はばね内蔵
動作のために適切な保持力を生成し、長い切り換え距離を可能にし、比較的大量
の空気によって、スロットル109によって一時的な真空から大気圧まで正確で
再現可能な形で戻ることができる。
【0117】 本発明の主題は総合して問題の組を解決するものである。もちろん、個々の機
能要素もすでに使用されている他の構造の改良に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 時間に依存する制御装置とカバーとを示していない、基本的な機能要素を備え
たハンドタオルディスペンサの簡単な斜視図である。
【図2】 カバーを7度開けた状態の、狭い側の平面図における、図1のディスペンサの
概略図である。
【図3】 カバーを60度開けた状態の図2のディスペンサの平面図である。
【図4】 カバーを最大限に開け、ファブリック受けを上部で固定した状態の図2のディ
スペンサの平面図である。
【図5】 図4と同様であるが枢動モジュールとそれに関連する伝達要素を示した図であ
る。
【図6】 ローディング操作中の図4および図5に示す位置にある機能要素の概略図であ
る。
【図7】 ローディング操作後に使用可能になった図1によるディスペンサの狭い側の平
面図である。
【図8】 長く稼働させた後の図7のディスペンサを示す図である。
【図9】 ハンドタオルを経済的に供給する働きをする往復ローラの動作モードを示す図
である。
【図10】 基本的なスロットガイドを備え、往復ローラが2つの端部位置にあるディスペ
ンサの別の斜視図である。
【図11】 歯車機構と切り換え部材とを備えた図1〜10のディスペンサの時間と移動に
依存する制御ユニットの斜視図である。
【図12】 切り換え歯車が非係合状態の図11の歯車の間の力の通過を示す図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AU,BA,BB,BG,BR ,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KP,KR,L C,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX ,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,TR, TT,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 エーレンシユペルガー,マルクス スイス国、ツエー・ハー−8442・ヘツトリ ンゲン、ベストシユトラーセ・3 (72)発明者 フライ,クリステイアン スイス国、ツエー・ハー−9463・オーバー リート、シユタイン・7 (72)発明者 シユチユーデル,ハンス−ヨルク スイス国、ツエー・ハー−8335・ヒツツナ ウ、フルドシユトラーセ・5

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 簡素化された挿通のためおよび手の乾燥に適した清潔な帯材
    料のループを形成するための移送機構を有する、平坦な帯材料のためのハンドタ
    オルディスペンサであって、移送機構が固定軸を中心に外向きに回転自在な枢動
    モジュールを有し、移送機構が側面パネル内で支えられ、ディスペンサをハウジ
    ングカバーで閉じることおよび/または手動で操作可能な駆動要素によって移送
    機構が始動され、供給された清潔な材料から、供給されたループを経て、使用済
    み帯材料を搬送する交換可能なローラ上に帯材料を部分的に巻き取り、動作状態
    で見た枢動モジュール(2)が上部領域の2つの相互に向き合った横方向のフラ
    ンジに、取り外し可能な巻き取りローラ(5)の挿入のための軸受ポイント(3
    8)を有し、巻き取りローラ(5)と帯材料(T、T’)のガイド(8、9、4
    )との間に帯材料(T’)の追加のループを形成するためのくぼみ(10)が設
    けられていることを特徴とするハンドタオルディスペンサ。
  2. 【請求項2】 追加のループをなぞり、強く引っ張る往復ローラ(50)が
    くぼみ(10)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンドタオ
    ルディスペンサ。
  3. 【請求項3】 往復ローラ(50)が2つの横方向のガイド(45)内で軸
    方向に平行に案内され、ばねを内蔵したケーブル引き手(60;61)によって
    復帰可能であることを特徴とする請求項2に記載のハンドタオルディスペンサ。
  4. 【請求項4】 往復ローラ(50)の両端に配置された歯車(52)が係合
    する歯の組(46)が横方向のガイド(45)内に設けられていることを特徴と
    する請求項3に記載のハンドタオルディスペンサ。
  5. 【請求項5】 ばね(58)により負荷を加えられた把持−揺動装置(55
    )がそのくぼみ(56)によって往復ローラ(50)の一端の側に係合し、揺動
    装置(55)が止めピン(59)によってカバー(25)との動作結合状態にあ
    ることを特徴とする請求項4に記載のハンドタオルディスペンサ。
  6. 【請求項6】 枢動モジュール(2)が少なくとも1つのシェル状の案内お
    よび把持用空洞(3)を有し、少なくとも1つの自由に回転自在なローラ(4)
    が空洞(3)上部で前面に突き出し、タオル(T)の繰り出し方向(A)から見
    てローラ(4)の下でカバー(25)が閉じると、送達ローラ(37)がタオル
    (T)に押し付けられるように構成され、送達ローラ(37)がタオルの繰り出
    し方向(A)の動きを制御および駆動装置(100)に完全に伝達することを特
    徴とする請求項1に記載のハンドタオルディスペンサ。
  7. 【請求項7】 枢動モジュール(2)がディスペンサ(1)の側面パネル(
    18、19)内の案内および軸受ポイント(41)内の2つの相互に向き合った
    軸ピン(11)上に回転自在に取り付けられ、枢動モジュール(2)を横方向に
    かつ制限された回転角で案内するスロットガイド(49)または歯の組がディス
    ペンサ(1)の2つの側面パネル(18、19)の少なくとも1つに設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載のハンドタオルディスペンサ。
  8. 【請求項8】 垂直取り付け、特に壁面への取り付けで、枢動モジュール(
    2)上部で、ディスペンサ(1)の側面パネル(18、19)内で案内される清
    潔なタオル(T)のファブリック受け(15)が側面パネル(18、19)に平
    行な垂直平面内で変位可能なように取り付けられ、ファブリック受け(15)が
    巻き取りローラ(5)に使用済みタオル(T’)をロードして駆動する摩擦ロー
    ラ(6)を下側に担持することを特徴とする請求項1に記載のハンドタオルディ
    スペンサ。
  9. 【請求項9】 摩擦ローラ(6)が一方の側面パネル(18)上に位置する
    歯車機構(22)と動作結合状態にあることを特徴とする請求項8に記載のハン
    ドタオルディスペンサ。
  10. 【請求項10】 曲線のガイド溝(39)に通じる垂直ガイド溝(20)が
    2つの側面パネル(18、19)の少なくとも1つに形成され、ファブリック受
    け(15)の2つの横方向のフランジ(15’)内に、使用済みタオル(T’)
    が巻き付けられている巻き取りローラ(5)の増加する直径に関わらず、垂直平
    面内で歯車機構(22)を確実に案内する相互に向き合った水平ガイド溝(13
    )が設けられていることを特徴とする請求項8または9に記載のハンドタオルデ
    ィスペンサ。
  11. 【請求項11】 垂直ガイド溝(23)が側面パネル(18、19)内に形
    成され、垂直ガイド溝(23)内にファブリック受け(15)の横方向のフラン
    ジから対になって突き出ている案内ピン(16)が突出することを特徴とする請
    求項1に記載のハンドタオルディスペンサ。
  12. 【請求項12】 ファブリック受け(15)の背面のガイドが係合する溝(
    43)および歯の直線的な組(44)がディスペンサ(1)の背面壁(40)内
    に形成されていることを特徴とする請求項8または9に記載のハンドタオルディ
    スペンサ。
  13. 【請求項13】 ファブリック受け(15)の背面のガイドが、ファブリッ
    ク受け(15)から突き出ており自由に回転自在で相互に結合されている歯車で
    あることを特徴とする請求項12に記載のハンドタオルディスペンサ。
  14. 【請求項14】 ファブリック受け(15)を押し上げカム(31)を有す
    る摺動体(27)によって垂直押し上げ方向(H)に横方向の突起(32)によ
    って押し上げることができることを特徴とする請求項8に記載のハンドタオルデ
    ィスペンサ。
  15. 【請求項15】 摺動体(27)が斜めの角度に配置され、ディスペンサ(
    1)のカバー(25)の内側から突き出ている摺動カムによって係合する摺動面
    (29)を有するベースを有することを特徴とする請求項14に記載のハンドタ
    オルディスペンサ。
  16. 【請求項16】 清潔なタオル(T)の送達と使用済みタオル(T’)の巻
    き取りとの間の移動に依存する同期性と、またその分配および時間制御とを確保
    する制御および駆動装置(100)が一方の側面パネル(18)に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のハンドタオルディスペンサ。
  17. 【請求項17】 一方の側面パネル(18)に、軸受(42’)が取り付け
    られ、タオル(T)の供給の装填状態インジケータの枢動レバーのピンガイド(
    42)が形成され、それによって、ファブリック受け(15)の高さが確認され
    表示されることを特徴とする少なくとも請求項8から16のいずれか一項に記載
    のハンドタオルディスペンサ。
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