JP2003503127A - 電動歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ハンドル及びヘッドを含む電動歯ブラシであって、前記ヘッドがゴム状クリーニング素子を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、ハンドル及びヘッドを含み、前記ヘッドがゴム状クリーニング素子
を有することを特徴とする電動歯ブラシに関する。

【０００２】 電動歯ブラシは当業界で公知であり、典型的にはブラシハンドル内に収容され
ているモーター素子及び通常交換可能なヘッドを含む。

【０００３】 多くの電動ブラシは、ブラシヘッドを迅速に振動させることによりクリーニン
グ効果を発揮する（以下、「オシレーティングブラシ」と呼ぶ）が、数種のブラ
シは単にバイブレートするだけである（以下、「バイブレーティングブラシ」と
呼ぶ）。

【０００４】 多数のオシレーティングブラシが販売されており、数種は特定のオシレーショ
ンパターン、例えば縦方向オシレーティング素子を有するか、回転ヘッド及びブ
ラシハンドルに至るまで横方向にオシレートする剛毛の列を含むＰｈｉｌｌｉｐ
ｓから“Ｐｌａｑｕｅ Ｒｅｍｏｖｅｒ（登録商標）”で販売されているような
複数のブラシヘッドを有し得る。

【０００５】 バイブレーティングブラシの例は、Ｊ＆Ｊから“Ｐｏｗｅｒｂｒｕｓｈ（登録
商標）”の商標で販売されているものである。

【０００６】 ゴム状剛毛を有する手動ブラシは当業界で公知であり、歯をポリッシングした
り、クリーニングしたり、または歯肉をコントロールすることできる。例えば、
国際特許出願公開第９８／２２０００号パンフレット（Ａｓｈｅｒ）は、複数の
房で包囲されている歯垢除去部材を少なくとも１つ含むブラシを開示している。

【０００７】 本出願人の係属中の英国特許出願第９９１２９２３．１号明細書は、モーター
用ハウジング及び可撓性のブラシヘッドを含むブラシが記載されている。

【０００８】 本出願人は、ゴム状クリーニング素子を含むブラシヘッドを電動歯ブラシに取
り付けたなら前記ブラシにより発揮される効果が非常に高められ得ることを知見
した。

【０００９】 本発明の目的は、改良されたクリーニング効果を与える安価な電動歯ブラシを
提供することである。

【００１０】 本出願人は、ブラシヘッドがゴム状クリーニング素子を有しているときには電
動歯ブラシは従来品に対して改良を与え得ることを知見した。

【００１１】 従って、本発明はゴム状クリーニング素子を有することを特徴とする電動歯ブ
ラシを提供する。

【００１２】 ゴム状クリーニング素子はゴム状材料、すなわち可撓性及び弾性を有する材料
から製造されるクリーニング素子（例えば、剛毛）を意味する。

【００１３】 好ましい実施態様において、ゴム状クリーニング素子は従来のナイロン剛毛よ
りも通常厚いフィンガーの形態にある。

【００１４】 特に好ましい実施態様において、ゴム状クリーニング素子はフラップまたはラ
メラの形態にある。前記フラップまたはラメラはブラシヘッドの基部に平行な断
面で線状またはアーク状であり得る。

【００１５】 ゴム状素子の大きさに応じて、任意の数のゴム状素子をブラシ上に存在させて
もよく、また任意の数の剛毛房と一緒に存在させてもよいと考えられる。

【００１６】 ゴム状クリーニング素子はゴム状材料製の大きな剛毛である。ゴム状とは、材
料が若干の弾性を有することを意味する。電動歯ブラシが非常に高周波数でバイ
ブレートするなら、高弾性は必須でなく、１００未満のショアーＡ硬度を有する
材料が本発明で使用するのに好適である。

【００１７】 好ましい実施態様では、ゴム状材料は１００未満、より好ましくは８０未満、
特に５５未満のショアーＡ硬度を有する。好ましくは、ゴム状材料は最低１５、
より好ましくは最低２５のショアーＡ硬度を有する。

【００１８】 特に好適なゴム状材料には、援用により本明細書に含まれるとする国際特許出
願公開第９７／２０４８４号パンフレットに記載されているようなエラストマー
材料が含まれる。

【００１９】 本発明のブラシのヘッドは交換可能であると考えられる。

【００２０】 ゴム状クリーニング素子は、歯表面に対してポリッシング効果を与えるために
も使用し得る。

【００２１】 ゴム状クリーニング素子がクリーニングまたはポリシッング効果を向上させる
ために研磨物質（例えば、シリカ）を更に含むことも可能である。

【００２２】 別の態様で、本発明は改良された感覚効果を有する電動歯ブラシを提供する。
本発明のブラシにより、ゴム状材料が存在するために口腔に改良された感覚が与
えられる。この効果は、ヘッドの剛毛非支持表面をゴム状材料で実質的に被覆し
、頬の内側に接触させたときに特に見られる。この感覚効果は消費者にとって重
要な利点と見られる。

【００２３】 本発明の電動歯ブラシのヘッドはバイブレーティングヘッドまたはオシレーテ
ィングヘッドであり得る。例えば、ゴム状クリーニング素子はクリーニング効果
を与えるために単にビブレートするだけでもよく、または回転ヘッド上に固定し
てもよい。

【００２４】 本発明の特定具体例を以下の非限定的図面を参照して説明する。

【００２５】 図１は本発明の歯ブラシの立面図である。ブラシ（１）がハンドル（２）及び
ヘッド（３）を含むことを示す。前記ヘッド（３）は剛毛支持部分（４）及びネ
ック部分（５）からなる。剛毛支持部分（４）はゴム状クリーニング素子（６）
及び一般的な剛毛房（７）を含む。

【００２６】 通常、ハンドル（２）は、少なくともブラシヘッド（３）をバイブレートまた
はオシレートさせるモーター素子を含む。

【００２７】 図２は図１の歯ブラシの平面図であり、ゴム状クリーニング部材と一般的な剛
毛房のレイアウトを示す。

【００２８】 図３は中央部分（９）の周りを回転するように設計されたブラシヘッドの平面
図である。

【００２９】 フィンガー（１０）及びラメラ（８）の形態のゴム状クリーニング素子及び一
般的な剛毛（７）が示されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の歯ブラシの立面図である。

【図２】 図１の歯ブラシの平面図であり、ゴム状クリーニング部材と一般的な剛毛房の
レイアウトを示す。

【図３】 中央部分（９）の周りを回転するように設計されたブラシヘッドの平面図であ
る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ， ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，Ｋ Ｇ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ， ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，Ｓ Ｅ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンドル及びヘッドを含む電動歯ブラシであって、前記ヘッ
   ドがゴム状クリーニング素子を有することを特徴とする前記電動歯ブラシ。
2. 【請求項２】 ヘッドがゴム状ラメラを含むことを特徴とする、請求の範囲
   第１項に記載の電動歯ブラシ。
3. 【請求項３】 ヘッドがゴム状ラメラ及び剛毛房を含むことを特徴とする、
   請求の範囲第１項または第２項に記載の電動歯ブラシ。
4. 【請求項４】 ヘッドが交換可能であることを特徴とする、請求の範囲第１
   項〜第３項のいずれかに記載の電動歯ブラシ。
5. 【請求項５】 歯をブラッシングするための請求の範囲第１項〜第４項のい
   ずれかに記載の電動歯ブラシの使用。
6. 【請求項６】 歯をポリッシングするための請求の範囲第１項〜第４項のい
   ずれかに記載の電動歯ブラシの使用。