JP2003500886A - 動的前進型誤信号訂正方法 - Google Patents

動的前進型誤信号訂正方法

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JP2003500886A JP2000619113A JP2000619113A JP2003500886A JP 2003500886 A JP2003500886 A JP 2003500886A JP 2000619113 A JP2000619113 A JP 2000619113A JP 2000619113 A JP2000619113 A JP 2000619113A JP 2003500886 A JP2003500886 A JP 2003500886A
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    • H04L1/20Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector

Abstract

(57)【要約】 複数の時間フレーム(108)の間にベアラデータおよびその間の対応する誤り訂正データを伝送するFEC動的中央局(140)および複数のFEC動的遠隔局(106)を含む前進型誤信号訂正(FEC)方法を提供する。通信路の誤り率が測定され(166)、伝送された誤り訂正データの量が適宜動的に調整され(172)、誤り訂正データを効果的に伝送するために必要とされる最小量のオーバヘッドが使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムにおける誤り訂正の分野に関し、より具体的には前進
型誤信号訂正装置を含む誤り訂正の分野に関する。
【0002】
【発明の背景】
デジタル通信システムは、トラヒックデータが通信される通信路を活用する。
これらのチャネルは典型的には帯域幅が制限され、有限のチャネル容量を有する
。多様な形式の雑音および干渉などのそれ以外のチャネルの特性とともにチャネ
ル容量は、統計的に見て確実にチャネル上で通信されるトラヒックデータに誤り
状態を引き起こしたり、誤り状態を結果として生じさせる。これらの誤り状態の
影響は、特に、通常遠隔局が中央局と通信する予想不可能な無線による通信路を
活用する無線通信システムにおいて明らかである。
【0003】 これらの誤り状態の影響を排除する、あるいは少なくとも削減するための技法
が前進型誤信号訂正(FEC)である。一般的には、FEC技法を利用すると、
誤り検出データおよび誤り訂正データをベアラデータとともに伝送することが必
要になってくる。誤り検出データおよび誤り訂正データは、典型的には、送信機
だけではなく、受信機、およびデジタル無線通信システムの場合には互いに通信
中の遠隔局と中央局にも既知である誤り検出アルゴリズムおよび誤り補正アルゴ
リズムを利用することによりそれ自体ベアラデータから引き出される。
【0004】 FEC技法は、時分割多元接続(TDMA)および符号分割多元接続(CDM
A)無線通信システムで利用されてきた。例えば、TDMAシステムは、典型的
には、同じ周波数バンドを使用し、別個の時間期間中に遠隔局と中央局の間でベ
アラデータを伝送する(つまり、各遠隔局は、時間フレームを周期的に繰り返す
それぞれの時間スロットの間にベアラデータバーストに分解されるベアラデータ
を送受する)ことにより、複数の遠隔局と1つの中央局の間での通信を可能にす
る。
【0005】 無線通信においては、中央局または遠隔局が、伝送の前に、それぞれの誤り検
出アルゴリズムおよび誤り訂正アルゴリズムに従って、ベアラデータを付加し、
誤り検出データおよび誤り訂正データで符号化する。相互遠隔局または中央局は
、各誤り訂正可能ベアラデータパケットを受信し、誤り訂正アルゴリズムに従っ
て誤り訂正可能なベアラデータパケットを処理することによって(誤り訂正アル
ゴリズムの範囲内の)各誤り訂正可能ベアラデータパケットのあらゆる誤りを自
動的に訂正し、誤り検出アルゴリズムに従って訂正されたベアラデータパケット
を処理することにより、それぞれの訂正されたベアラデータパケットのあらゆる
残留誤りを検出する。
【0006】 しかしながら、伝送誤りの影響を排除する、または削減するためにFEC技法
を使用するには、通信システムに費用がかかる。既知のシステム内である特定の
時間スロットで伝送しているユーザにとって使用可能な伝送帯域幅は、誤り訂正
データを伝送するのに必要とされるオーバヘッドによって削減される。それぞれ
の誤り訂正可能なベアラデータパケットを用いた誤り訂正データの伝送は、場合
により100%またはそれ以上のオーバヘッドを必要とすることがある。オーバ
ヘッドの増加は、典型的には、さらに時間スロットの長期化またはトラヒックデ
ータ(固定伝送ビット速度)に使用可能な帯域幅の削減という結果になる。加え
て、既知の無線通信システムでは、中央局と遠隔局間で通信されるトラヒックデ
ータのビット誤り率(BER)は、遠隔局と中央局間の相対的な距離、干渉、環
境上の状態、トラヒックデータ伝送速度等の動的に変化する状態に依存している
【0007】 その結果、中央局と遠隔局間で伝送されるベアラデータのBERは、各遠隔局
に関してそれぞれの特定の遠隔局と、および時間ともに変化し、伝送オーバヘッ
ドと誤り保護能力の両方を最適化するFEC誤り訂正アルゴリズムを計画的に選
択することを困難にする。指定された時間期間中に中央局と任意の指定された遠
隔局の間で高品質の通信を提供するには、誤り訂正アルゴリズムは、通常、最悪
のケースのBERに基づいて選択され、したがって、大抵過度の耐性があり、そ
の結果として望ましくなく高いオーバヘッドおよびシステムにとって総合的に減
少したスループットを生じさせる。
【0008】 このようにして、とりわけ、許容できる誤り率を提供しつつも、中央局と任意
の指定された遠隔局の間で伝送されるベアラデータの量を任意の指定されたとき
に最大限にするFEC装置を利用する通信システムに対するニーズがある。
【0009】
【発明の要約】
本発明は、通信システムでの誤り訂正データの伝送を動的に変える新規の方法
を提供する。
【0010】 本発明の好ましい方法においては、第1の複数の誤り訂正可能なベアラデータ
パケットが、第1マルチフレーム(つまり、複数の時間フレーム)中に、第1通
信装置と第2通信装置間で伝送される。初期の誤り訂正アルゴリズムは、その後
に誤り訂正データを生成するために利用される、複数の誤り訂正アルゴリズムか
ら選択される。例えば、誤り訂正データをそこに付加するか、あるいは符号化し
、第1の複数の誤り訂正可能なベアラデータパケットを作成することにより、該
誤り訂正データはベアラデータパケットとともに伝送される。複数の誤り訂正ア
ルゴリズムは、誤り訂正アルゴリズムを含まない場合がある、任意の数の異なる
誤り補正アルゴリズムを備えることがある。第1の複数の誤り訂正可能なベアラ
データパケットを受信すると、その伝送中に第1の複数の誤り訂正可能なベアラ
データパケットに入り込む誤りは、選択された誤り訂正アルゴリズムの範囲内で
訂正される。
【0011】 第1通信端末と第2通信端末間の通信チャネルの誤り率レベルは、第1マルチ
フレームの間に決定される。通信チャネルの誤り率レベルは、例えば欠陥のある
訂正済みのベアラデータパケットの数(つまり、ブロック誤り率(BLER))
を測定する、あるいは訂正されていないベアラデータパケット内のビット誤りの
数(つまり、ビット誤り率(BER))を測定するような技法により決定するこ
とができる。それ以降の誤り訂正アルゴリズムは、初期の誤り訂正アルゴリズム
と同じであってよいが、部分的には、決定された誤り率レベルに基づいて複数の
誤り訂正アルゴリズムから選択される。
【0012】 第2の複数の誤り訂正可能ベアラデータパケットは、第2マルチフレーム中に
、第1通信端末と第2通信端末間で伝送される。それ以降に選択される誤り訂正
アルゴリズムは、第2の複数の誤り訂正可能ベアラデータパケットとともに伝送
される、誤り訂正データを生成するために利用される。第2の複数の誤り訂正可
能なベアラデータパケットは、第2の選択された誤り訂正アルゴリズムの範囲内
で訂正される。第1通信端末と第2通信端末の間の通信路の誤り率レベルは、第
2マルチフレームの間に決定される。第2の選択された誤り訂正アルゴリズムと
同じであるか、あるいは異なる場合がある第3の誤り訂正アルゴリズムは、部分
的には決定された誤り率レベルに基づいて複数の誤り訂正アルゴリズムから選択
される。
【0013】 第3の選択された誤り訂正アルゴリズムは、第3のマルチフレームの間に、第
1通信端末と第2通信端末間で伝送される第3の複数の誤り訂正可能なベアラデ
ータパケットを訂正するために利用される。この誤り訂正アルゴリズムの選択お
よび誤り訂正可能なベアラデータパケット訂正プロセスが、将来のマルチフレー
ムの間に繰り返される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の好ましい実施態様に従って動作するように配列されたTDM
A無線通信システム100を示している。FEC動的中央局104は、セル10
2の中でそれぞれのFEC動的遠隔局106と通信しているとして描かれている
。セル102は、マクロセル、マイクロセル、無線ローカルループ、または複数
の通信装置が互いに通信できる任意のネットワークである場合がある。FEC動
的中央局104は基地局、基地局制御装置、移動交換センタ、または複数の遠隔
局と通信できる任意の通信装置であることもある。FEC動的遠隔局106は、
遠隔端末の任意の組み合わせ(例えば、移動電話機、無線モデムあるいは無線ロ
ーカルループ端末)であることもある。
【0015】 FEC動的中央局104およびそれぞれのFEC動的遠隔局106は、時分割
多元接続/周波数分割デュプレックス(TDMA/FDD)フォーマットで通信
する。すなわち、FEC動的中央局104とFEC動的遠隔局106のそれぞれ
の間のそれぞれの通信は、時間分離され、FEC動的中央局104とある特定の
FEC動的遠隔局106間のダウンリンク通信は、FEC動的中央局104とそ
の特定のFEC動的遠隔局106間のアップリンク通信から周波数分離されてい
る。FEC動的中央局104は、例えば1960MHZの単一ダウンリンク周波
数上でFEC動的遠隔局106にデータを伝送し、FEC動的遠隔局106は、
例えば1880MHZの単一アップリンク周波数でFEC動的中央局104にデ
ータを伝送する。
【0016】 図2に示されているように、ダウンリンク周波数は、周期的に繰り返すダウン
リンク時間フレーム108(1)に分割され、アップリンク周波数は周期的に繰
り返すアップリンク時間フレーム108(2)に分割される。時間フレーム10
8(1)/(2)は、さらに時間スロットのそれぞれの集合110(1)/(2
)に分割される。アップリンク時間フレーム108(2)は、ダウンリンク時間
フレーム108(1)と同期する。
【0017】 FEC動的遠隔局106には、それらがその間にダウンリンク誤り訂正可能ベ
アラデータパケットをFEC動的中央局104から受信するダウンリンク時間フ
レーム108(1)内でそれぞれ時間スロット110(1)が割り当てられてい
る(この場合は、それぞれFEC動的遠隔局1〜4に時間スロットD1、D3、
D5およびD6)。このようなものとして、FEC動的中央局104には、その
間にそれがダウンリンク誤り訂正可能なベアラデータパケットをそれぞれのFE
C動的遠隔局106に伝送する、同じ時間スロット110(1)が割り当てられ
る。FEC動的遠隔局106は、その間にそれらがアップリンク誤り訂正可能ベ
アラデータパケットをFEC動的中央局104に伝送するアップリンク時間フレ
ーム108(2)でそれぞれ時間スロット110(2)を割り当てられる(この
場合は、それぞれのFEC動的遠隔局1〜4に時間スロットU4、U6,U8お
よびU1)。このようなものとして、FEC動的中央局104には、その間にそ
れがそれぞれのFEC動的遠隔局106からアップリンク誤り訂正可能なベアラ
データパケットを受信する同じそれぞれの時間スロット110を割り当てられる
。図から分かるように、遅延のいくつかの時間スロット、この場合には3個を、
対応するダウンリンク時間スロット110(1)とアップリンク時間スロット1
10(2)の間で引き出し、FEC動的遠隔局106内に追加装置を設置する必
要性を未然に防ぐ。システムの特定のプロトコルに応じて、空の時間スロット1
10(1)/(2)が、他のFEC動的遠隔局106による予想される使用量の
ための遊休時間スロットとして、あるいはFEC動的中央局104とFEC動的
遠隔局106の間の制御データの伝送、あるいはFEC動的中央局104からの
一斉送信データの伝送などの多様なそれ以外の機能をサポートするために使用さ
れる。
【0018】 あるいは、無線通信システム100は、TDMA/TDDフォーマットで構成
され、そこでは単一周波数が、ベアラデータのダウンリンク伝送とアップリンク
伝送の両方のために活用され、FEC動的中央局104とある特定のFEC動的
遠隔局106間のダウンリンク通信が、FEC動的中央局104とその特定のF
EC動的遠隔局106間のアップリンク通信から時間分離される。図3に図示さ
れているように、ダウンリンク/アップリンク周波数は、さらに、時間スロット
110(3)に分割される周期的に繰り返す時間フレーム108(3)に分割さ
れる。時間スロット110(3)の半分は、データのダウンリンク伝送専用であ
り、時間スロット11(3)の半分はデータのアップリンク伝送専用である。し
かしながら、それぞれのダウンリンク伝送およびアップリンク伝送専用の時間ス
ロット110(3)のその数が一致しないことがあることに注目する必要がある
。各FEC動的遠隔局には、その間にそれが、FEC動的中央局104からそれ
ぞれダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを受信し、アップリンク誤
り訂正可能ベアラデータパケットをFEC動的中央局104に伝送できる1組の
時間スロット110(3)が割り当てられる(この場合は、それぞれのFEC動
的遠隔1から4に時間スロット(D1,U1)、(D2,U2)、(D3,U3
)および(D4,U4))。このようなものとして、FEC動的中央局104は
、それぞれのFEC動的遠隔局106ダウンリンク誤り訂正可能なベアラデータ
パケットを伝送し、同じ組の時間スロット110(3)の間にそれぞれのFEC
動的遠隔局106からアップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを受信す
る。
【0019】 図1は、単一周波数組(TDMA/FDD)または単一周波数(TDMA/D
D)上でFEC動的中央局104と通信中の4つのFEC動的遠隔局106だけ
を描いているが、現実には、FEC動的中央局104は、周波数または周波数組
の幅広い範囲で、多くのそれ以外のFEC動的遠隔局106と同時に通信する。
【0020】 図4Aは、互いに通信している無線通信システム100のFEC動的中央局1
04およびFEC動的遠隔局の1つのブロック図を描く。FEC動的中央局10
4とFEC動的遠隔局106は、FEC動的中央局104とFEC動的遠隔局1
06間の適切かつ効率的な通信を確実にするために相互適応型FEC機構を活用
する。
【0021】 FEC動的遠隔局106は、それぞれ図2と図3に描かれているようなTDM
A/FDDまたはTDMA/TDD機構に従ってFEC動的中央局104にアッ
プリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを伝送する。FEC動的遠隔局10
6は、誤り訂正可能なアップリンクベアラデータ伝送のタイミングを調整するプ
ロセッサ112を備える。アップリンク誤り訂正可能なベアラデータパケットは
、電気的にFEC動的遠隔局106に結合される入出力装置114から発するア
ップリンクトラヒックデータを備える。該入出力装置114は、典型的には音声
エンコーダ/デコーダまたは例えばパーソナルコンピュータ(PC)のようなデ
ータソース/シンクである。プロセッサ112は、その間にアップリンクトラヒ
ックデータが入出力装置114から転送される入出力装置114に結合され、入
出力装置114と接続動作を実行する。単一アップリンクベアラデータパケット
を形成するために、入出力装置114から転送されるアップリンクトラヒックデ
ータの量は、プロセッサ112によって変えることができる。入出力装置114
は、誤り検出エンコーダ116に電気的に結合され、アップリンクベアラデータ
パケットを誤り検出エンコーダ116に転送する。
【0022】 プロセッサ112も、誤り検出エンコーダ116に電気的に結合され、(例え
ば、FEC動的中央局104に知らせるステータスデータなどの)アップリンク
制御データを誤り検出エンコーダ116に転送する。誤り検出エンコーダ116
は、アップリンク制御データを含むアップリンクベアラデータパケットを付加す
る。誤り検出エンコーダ116は、巡回冗長検査(CRC)アルゴリズムに従っ
て誤り訂正データを生成し、誤り検出データを含むアップリンクベアラデータパ
ケットを付加する。しかしながら、誤り検出エンコーダ116は、本発明により
教示される原理からそれることなく、その他の種類の誤り検出アルゴリズムを利
用できる。
【0023】 誤り検出エンコーダ116は、アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケッ
トを形成するために、誤り訂正データを誤り訂正アルゴリズム、この場合はハミ
ング誤り訂正アルゴリズムに従ってアップリンクベアラデータパケットの上に付
加する誤り訂正エンコーダ118に電気的に結合される。代替実施態様では、単
一誤り訂正/誤り検出エンコーダが、誤り訂正エンコーダ118および誤り検出
エンコーダ116を備える。
【0024】 誤り訂正エンコーダ118は、それが、オンコマンドで(on−comman
d)誤り無し(no error)訂正アルゴリズムを利用し、このようにして
誤り無し訂正データを生成するように構成されるという点で動的である。つまり
、アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットごとに伝送するために20%
のオーバヘッドを必要とする誤り訂正データを生成する低レベルハミング誤り訂
正アルゴリズム、あるいは、アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットご
とに伝送するために100%のオーバヘッドを必要とする誤り訂正データを生成
する高レベルハミング誤り訂正アルゴリズムである。オーバヘッドのパーセンテ
ージは、誤り訂正可能ベアラデータパケット内のトラヒックデータの量を基準に
した誤り訂正データの量として定義される。さらに後述されるように、プロセッ
サ112は、誤り訂正エンコーダ118によって利用される特定の誤り訂正アル
ゴリズムを動的に選択する。代替実施態様では、誤り訂正エンコーダ118が使
用できる誤り訂正アルゴリズムの特定の種類および量は、前述されたものから変
化する。例えば、11の誤り訂正アルゴリズムは、ハミング型であるか、あるい
はそれ以外であるかに関係なく、0%と100%の範囲の間で10%単位で変化
する誤り訂正アルゴリズムのオーバヘッドで利用することができる。追加の代替
実施態様では、誤り訂正アルゴリズムは可変であり、その結果誤り訂正アルゴリ
ズムを選択するよりむしろ、誤り訂正アルゴリズムのオーバヘッドが変えられる
【0025】 誤り訂正エンコーダ118は、アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケッ
トを搬送周波数に変調する変調器120に電気的に結合される。変調器120は
、アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを増幅し、フィルタリングす
る送信機122に電気的に結合される。該送信機は、FEC動的中央局104に
無線でアップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを伝送するアンテナ12
4に電気的に結合される。
【0026】 FEC動的遠隔局106は、図2と図3にそれぞれ描かれている、TDMA/
FDDまたはTDMA/TDD機構に従って、FEC動的中央局104からダウ
ンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットも受信する。アップリンクベアラデ
ータ伝送でのように、FEC動的遠隔局プロセッサ112が、ダウンリンクベア
ラデータ受信のタイミングを調整する。ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータ
パケットは、FEC動的中央局104に電気的に結合される入出力装置114’
から発するダウンリンクトラヒックデータを備える。無線通信システム100の
FEC動的中央局104側での入出力装置114’は、典型的には、例えば、公
衆加入電話網(PSTN)などの通信網、または例えばインターネットなどのデ
ータネットワークへのインタフェースである。
【0027】 アンテナ124は、FEC動的中央局104から無線でダウンリンク誤り訂正
可能ベアラデータパケットを受信する。アンテナ124は、ダウンリンク誤り訂
正可能ベアラデータパケットチャネルを選択する受信機126に電気的に結合さ
れる。受信機126は、無線周波数搬送波からダウンリンク誤り訂正可能ベアラ
データパケットを抽出する復調器128に電気的に結合される。
【0028】 復調器128は、誤り訂正アルゴリズム、この場合にはハミング誤り訂正アル
ゴリズムに従ってダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを処理し、訂
正する誤り訂正デコーダ130に電気的に結合される。誤り訂正エンコーダ11
8のように、誤り訂正デコーダ130は、それが現在の誤り訂正可能ベアラデー
タパケットに適用されるエンコーダアルゴリズムに一致した方法で動作するよう
に構成されるという点で動的である。さらに後述するように、プロセッサ112
は、誤り訂正デコーダ130によって利用されなければならない特定の誤り訂正
アルゴリズムを選択する。代替実施態様では、誤り訂正デコーダ130が使用で
きる誤り訂正アルゴリズムの特定の種類および量は、前述されたものから変化す
る。
【0029】 誤り訂正デコーダ130は、利用される特定の誤り訂正アルゴリズムの範囲内
でダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを訂正するだけである。誤り
訂正デコーダ130は残留誤りのある訂正済みダウンリンク誤り訂正可能ベアラ
データパケットを出力できる。
【0030】 誤り訂正デコーダ130は、CRC誤り検出アルゴリズムなどの誤り検出アル
ゴリズムに従って訂正済みのダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケット内
のあらゆる残留誤りを処理し、検出する誤り検出デコーダ132に電気的に結合
され、訂正済みのダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを誤り検出デ
コーダ132に転送する。しかしながら、誤り検出デコーダ132は、本発明に
より教示される原理からそれることなく、それ以外の種類の誤り検出アルゴリズ
ムを利用することができる。代替実施態様では、単一誤り訂正/誤り検出デコー
ダが、誤り訂正デコーダ130および誤り検出デコーダ132を備える。
【0031】 誤り検出デコーダ132は、ダウンリンク制御データを訂正済みダウンリンク
ベアラデータパケットから分離し、訂正済みベアラデータパケットが依然として
誤りを有するという表示を提供し、ベアラデータパケット再送を開始してよい。
誤り検出デコーダ132は、入出力装置114に電気的に結合され、ダウンリン
クベアラデータパケットを入出力装置114にダウンリンクトラヒックデータと
して転送する。誤り検出デコーダ132は、プロセッサ112にも電気的に結合
され、制御データをプロセッサ112に転送する。プロセッサ112は、ダウン
リンクトラヒックデータが入出力装置114に転送される間に入出力装置114
に電気的に結合され、入出力装置114と接続動作を実行する。入出力装置11
4に転送されるダウンリンクトラヒックデータの量は、プロセッサ112によっ
て変えることができる。
【0032】 FEC動的遠隔局プロセッサ112は、FEC動的遠隔局106の伝送機能と
受信機能のタイミングを制御するだけではなく、本発明の相互動的FEC機構を
調整するために、内部的に構成され、入出力装置114、誤り訂正エンコーダ1
18、誤り訂正デコーダ130、および誤り検出デコーダ132と並べられる。
【0033】 図5Aに示されているように、FEC動的遠隔局プロセッサ112は、FEC
動的遠隔局106内で処理機能を実行する中央処理装置(CPU)134を備え
る。プロセッサ112は、さらに、FEC動的遠隔局106が、アップリンク誤
り訂正可能ベアラデータパケットを動的に生成し、本発明に従ってダウンリンク
誤り訂正可能ベアラデータパケットを訂正できるようにする命令を備える。これ
らの命令は、好ましくは、例えばROMチップなどのメモリ、あるいは実装され
ているか、あるいはCPU134から別個のどちらかであるASICなどの固定
論理回路に埋め込まれているコンピュータソフトウェアプログラムの形を取る。
FEC動的遠隔局プロセッサ112は、さらに、無線通信システム100によっ
て利用されるFEC機構に関するステータスデータの記憶のための多様なメモリ
ロケーションを備える。図解の目的のために、これらのメモリロケーションは、
レジスタとして図5Aに描かれている。しかしながら、データの記憶およびアク
セスに対処するあらゆるメモリ記憶伝達手段を利用できることは理解する必要が
ある。
【0034】 FEC動的遠隔局プロセッサ112は、誤り訂正エンコーダ118および誤り
訂正デコーダ130によって利用されるそれぞれの誤り訂正アルゴリズムを追跡
調査する。プロセッサ112は、誤り訂正データを含む現在のアップリンク誤り
訂正可能ベアラデータパケットを付加するために、FEC動的遠隔局106によ
って利用される誤り訂正アルゴリズムの種類およびレベルを示すデータ値(A)
を記憶する、アップリンクアルゴリズム仕様レジスタ136を備える。アップリ
ンクアルゴリズム仕様レジスタ136に記憶されている該データ値(A)は、誤
り無し訂正アルゴリズムを示す「0」、低レベル誤り訂正アルゴリズムを示す「
1」、または高レベル誤り訂正アルゴリズムを示す「2」に等しい。再び、本発
明は、これらの特定の誤り訂正アルゴリズムに制限されず、これらの特定の誤り
訂正アルゴリズムに制限されず、本発明により教示される原理から逸脱すること
なく、その他の種類の誤り訂正アルゴリズムを含むことができる。図4に示され
ているように、プロセッサ112は、アップリンクアルゴリズム仕様レジスタ1
36にアクセスした後、誤り訂正エンコーダ118に制御信号を伝送することが
でき、誤り訂正データを含む現在のアップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケ
ットを付加するときに、誤り訂正エンコーダ118によって利用される特定の誤
り訂正アルゴリズムを指定する。
【0035】 FEC動的遠隔局プロセッサ112は、誤り訂正データを含む現在のダウンリ
ンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを訂正するために、FEC動的遠隔局1
06にょって利用される誤り訂正アルゴリズムの種類およびレベルを示すデータ
値(B)を記憶する、ダウンリンクアルゴリズム指定レジスタ138を備える。
ダウンリンクアルゴリズム指定レジスタ138に記憶されるデータ値(B)は、
誤り無し訂正アルゴリズムを示す「0」、低レベル訂正アルゴリズムを示す「1
」、または高レベル誤り訂正アルゴリズムを示す「2」のどれかに等しい。図4
Aに示されるように、プロセッサ112は、誤り訂正デコーダ130に電気的に
結合され、その結果プロセッサ112は、CPU134がダウンリンクアルゴリ
ズム指定レジスタ138にアクセスした後に、誤り訂正デコーダ130に制御信
号を伝送し、現在のダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを訂正する
ときに、誤り訂正デコーダ130によって利用される特定の誤り訂正アルゴリズ
ムを指定する。
【0036】 図7に示されるように、周期的に繰り返す時間フレーム108は、周期的に繰
り返すマルチフレーム156に分類される。時間フレーム108は、一般的には
、図2に示されているTDMA/FDDフォーマット済みダウンリンク時間フレ
ーム108(1)およびアップリンク時間フレーム108(2)、および図3に
示されているTDMA/TDDフォーマット済みダウンリンク/アップリンク時
間フレーム108(3)を表す。マルチフレーム156は、一般的には、それぞ
れTDMA/FDDフォーマット済みダウンリンク時間フレーム108(1)お
よびアップリンク時間フレーム108(2)を備えるダウンリンクマルチフレー
ム156(1)、およびアップリンク時間フレーム156(2)、ならびにTD
MA/TDDフォーマット済みダウンリンク/アップリンク時間フレーム108
(3)を備えるダウンリンク/アップリンクマルチフレーム156(3)を表す
。各マルチフレーム156内の時間フレーム108の数は、その間にFEC動的
遠隔局112が誤り訂正アルゴリズムを選択する特定の時間フレーム108によ
って決まる。すなわち、プロセッサ112は、固定数の時間フレーム108を有
さない可能性がある、マルチフレーム156の最後の時間フレーム108と見な
される特定の時間フレーム108の間に誤り訂正アルゴリズムを選択するだけで
ある。
【0037】 プロセッサ112は、現在のマルチフレーム156内で経過した時間フレーム
108の数を示すデータ値(i)を記憶する時間フレーム増分レジスタ140を
備える。図4Aに図示されるように、誤り検出デコーダ132はプロセッサ11
2に電気的に結合され、その結果誤り訂正デコーダ132は、ダウンリンク誤り
訂正可能ベアラデータパケットの受信を示す制御信号をプロセッサ112に送信
できる。ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットがFEC動的遠隔局1
06によって受信されたことを示す誤り検出デコーダ132から送信される制御
信号ごとに、時間フレーム増分レジスタ140内のデータ値(i)は、1増分す
る。プロセッサ112は、その間にプロセッサ112が誤り訂正アルゴリズムを
選択する現在のマルチフレーム156の時間フレーム108を示すデータ値(L
)を記憶するマルチフレームレジスタ142を備える。データ値(L)は、現在
のマルチフレーム156内の時間フレーム数108を指定することにより設定さ
れる。
【0038】 CPU134は、時間フレーム増分レジスタ140内のデータ値(i)をマル
チフレームレジスタ142内のデータ値(L)と比較し、現在の時間フレーム1
08が現在のマルチフレーム156内の最後の時間フレーム108であるかどう
か、このようにして誤り訂正アルゴリズムが現在選択されなければならないかど
うかを判断する。例えば、データ値(L)が100に設定される場合、現在のマ
ルチフレーム156は100個の時間フレーム108を含む。CPU134は、
データ値(i)が100に等しい場合に誤り訂正アルゴリズムを選択し、100
個の時間フレーム108の現在の集合の100番目および最後の時間フレーム1
08を示す。
【0039】 FEC動的遠隔局プロセッサ112は、FEC動的遠隔局106とFEC動的
中央局104間の通信チャネルの誤り率レベルを、さらに特定すると、現在のマ
ルチフレーム156の間に伝送されたダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパ
ケットの実際のブロック誤り率(BLER)を決定する。この明細書の目的のた
め、現在のBLERレベルは、現在のBLERまたはそのあらゆる概算を参照す
ることに注目する必要がある。プロセッサ112は、少なくとも1つの残留誤り
、つまり欠陥のある訂正されたダウンリンクベアラデータパケットが存在する補
正済みダウンリンクベアラデータパケットの数に等しいデータ値(j)を記憶す
るBLER増分レジスタ144を備える。現在のBLERレベルは、データ値(
j)から求めることができる。できる。誤り検出デコーダ132はプロセッサ1
12に電気的に結合され、その結果誤り検出デコーダ132は、プロセッサ11
2に、欠陥のある補正済みダウンリンクベアラデータパケットの存在を示す制御
信号を送信できる。欠陥のある訂正されたダウンリンクベアラデータパケットの
存在を示す誤り検出デコーダ132から送信される制御信号ごとに、BLER増
分レジスタ144内のデータ値(j)が1、増分される。
【0040】 前述したように、現在のマルチフレーム156の最後の時間フレーム108の
間、FEC動的遠隔局プロセッサ112は、次のマルチフレーム156の間に、
FEC動的中央局104の誤り訂正エンコーダ118’、およびFEC動的遠隔
局106の誤り訂正デコーダ130によって利用される3つの誤り訂正アルゴリ
ズムの内の1つを選択する。プロセッサ112は、それぞれ、そのトリガが現在
の誤り訂正アルゴリズムが堅牢すぎることを示す最小許容BLERレベル、およ
びそのトリガが現在の誤り訂正アルゴリズムが十分に堅牢ではないことを示す最
大許容BLERレベルを示すデータ値(M)および(N)を記憶する、最小BL
ER閾値設定レジスタ146および最大BLER閾値設定レジスタ148を備え
る。このようにして、データ値(M)は、次に低い誤り訂正アルゴリズムの選択
をトリガする現在のBLERレベルに等しい最小BLER閾値レベルを指定する
ことによって設定される。同様に、データ値(N)は、次に高い誤り訂正アルゴ
リズムの選択をトリガする現在のBLERレベルに等しい最小BLER閾値レベ
ルを指定することによって設定される。データ値(N)は、データ値(M)が表
すより高い閾値を表すため、データ値(N)はデータ値(M)より大きい。
【0041】 CPU134は、それぞれBLER増分レジスタ144内のデータ値(j)を
、最小BLER閾値設定レジスタ146内のデータ値(M)および最大BLER
閾値設定レジスタ148内のデータ値(N)に比較し、どの誤り訂正アルゴリズ
ムが選択されるのかを決定する。例えば、データ値(M)が5に設定され、デー
タ値(N)が15に設定されると、CPU134が、データ値(j)が5未満で
ある場合に、次に低い誤り訂正アルゴリズムを選択する。このケースでは、高レ
ベル誤り訂正アルゴリズムが現在使用されている場合、CPU134は低レベル
誤り訂正アルゴリズムを選択し、低レベル誤り訂正アルゴリズムまたは誤り無し
訂正アルゴリズムが現在使用されている場合には、CPU134が誤り無し訂正
アルゴリズムを選択する。データ値(j)が5に等しいか、それよりも大きく、
15に等しいか、それよりも少ない場合、CPU134は現在の誤り訂正アルゴ
リズムを選択する。データ値(j)が15より大きい場合、CPU134は次に
高い誤り訂正アルゴリズムを選択する。このケースでは、低レベル誤り訂正アル
ゴリズムまたは高レベル誤り訂正アルゴリズムが現在使用されている場合、CP
U134が高レベル誤り訂正アルゴリズムを選択し、誤り無し訂正アルゴリズム
が現在使用されている場合には、CPU134は低レベル誤り訂正アルゴリズム
を選択する。
【0042】 このようにして、CPU134は、最小閾値と最大閾値の間で欠陥のある訂正
されたダウンリンクベアラデータパケットの数を維持し、その結果、同時に過剰
なオーバヘッドを生じさせない一方で、現在のBLERレベルを許容レベルに維
持する誤り訂正アルゴリズムが利用される。誤り訂正アルゴリズムの選択は、選
択された誤り訂正アルゴリズムが、現在利用されている誤り訂正アルゴリズムに
基づいているという点で相対的であることに注目する必要がある。
【0043】 通信路の品質が経時的に大きく異なることがある動的通信状態の間、マルチフ
レームレジスタ142内のデータ値(L)は、相対的に低い値に設定され、その
結果、無線通信システム100は、動的通信状態を迅速に補償することができる
。通信路の品質が経時的にほとんど変化しない安定した通信状態の間、マルチフ
レームレジスタ142内のデータ値(L)は相対的に高い値に設定され、その結
果、無線通信システム100は、CPU処理時間を不必要に使用しない。
【0044】 プロセッサ112は、動的通信状態を決定し、ときおり、マルチフレームレジ
スタ142内のデータ値(L)を調整することによって指定されたマルチフレー
ム156内の時間フレーム108の数を調整する。プロセッサ112は、CPU
134が同じ誤り訂正アルゴリズムを選択した連続回数を示すデータ値(k)を
記憶する動的増分レジスタ150を備える。CPU134は、過去のマルチフレ
ーム156の最後の時間フレーム108内のCPU134によって選択されたも
のとして、現在のマルチフレーム156の最後の時間フレーム108内で同じ誤
り訂正アルゴリズムを選択する場合、CPU134は、動的増分レジスタ内のデ
ータ値(k)を1、増分する。
【0045】 プロセッサ112は、それぞれ低安定性閾値を示すデータ値(P)および高安
定性閾値を示すデータ値(Q)を記憶する、低安定性閾値設定レジスタ152お
よび高安定性閾値設定レジスタ154を備える。データ値(P)は、次のマルチ
フレーム156(つまり、データ値(L))内で時間フレーム108の数を減少
するか、あるいは維持するかのどちらかを選択することの根拠となる同じ誤り訂
正アルゴリズムが連続して選択される回数に等しい低安定性閾値を指定すること
により設定される。データ値(Q)は、次のマルチフレーム156内で時間フレ
ーム108の数を維持するか、あるいは増加するかのどちらかを選択することの
根拠となる同じ誤り訂正アルゴリズムが連続して選択される回数に等しい高安定
性閾値を指定することにより設定される。データ値(Q)は、データ値(P)が
表すより高い閾値を表すため、データ値(Q)はデータ値(P)より大きい。
【0046】 異なる誤り訂正アルゴリズムが選択される場合、CPU134は、低安定性閾
値設定レジスタ152でデータ値(k)をデータ値(P)に比較し、マルチフレ
ームレジスタ142内のデータ値(L)を減少する必要があるのか、あるいは維
持する必要があるのかを判断する。この場合、データ値(k)は、データ値(L
)を増加する必要性が高度に安定した通信路によってだけトリガされるため、高
安定性閾値設定レジスタ154内のデータ値(Q)に比較する必要はない。
【0047】 同じ誤り訂正アルゴリズムが選択されると、CPU134は、データ値(k)
を、高安定性閾値設定レジスタ152内のデータ値(Q)に比較し、マルチフレ
ームレジスタ142内のデータ値(L)を増加する必要があるのか、あるいは維
持する必要があるのかを判断する。この場合、データ値(k)は、データ値(L
)を減少する必要性は、高度に動的な通信路によってトだけリガされるため、低
安定性閾値設定レジスタ152内のデータ値(P)に比較する必要はない。
【0048】 このようにして、非制限例として、データ値(P)が10に設定されると、デ
ータ値(Q)は30に設定され、データ値(L)は、データ値(k)が別の誤り
訂正アルゴリズムの選択時に10未満である場合には減少され、データ値(k)
が同じ誤り訂正アルゴリズムの選択時に30より大きいまたは30に等しい場合
には増加され、他のすべてのケースでは維持される。
【0049】 あるいは、前述したように、同じ誤り訂正アルゴリズムの選択が発生する連続
回数に基づいてマルチフレームレジスタ142内でデータ値(L)を変える代わ
りに、データ値(L)の分散は、誤り訂正アルゴリズムが、設定された数のマル
チフレームで変更された、あるいは変更されなかった回数の比率に基づくように
することもできる。
【0050】 図4Bを参照すると、FEC動的遠隔局206の代替実施態様が示されている
。この実施態様では、前述したように誤り検出デコーダ132によって受け取ら
れた欠陥のある補正されたダウンリンクベアラデータパケットの数に基づいて現
在のBLERレベルを決定する代わりに、現在のビット誤り率(BER)レベル
は、誤り訂正デコーダ130によって受け取られるダウンリンクベアラデータパ
ケットでのビット誤り数を測定することによって決定される。本明細書の目的の
ため、現在のBERレベルは実際のBERあるいはそのあらゆる概算を指すこと
に注目を要する。FEC動的遠隔局206は、誤り訂正デコーダ130がそこに
、補正されていないダウンリンクベアラデータパケット内に存在するビット誤り
数を示す制御信号を転送するために、プロセッサ212に電気的に結合される点
を除いては、FEC動的遠隔局16に類似している。
【0051】 図5Bに示されているように、プロセッサ212は、BLER増分レジスタ1
44、最小BLER閾値設定レジスタ140および最大BLER閾値設定レジス
タ148の代わりに、プロセッサ212が、BER増分レジスタ244、第1レ
ベルBER閾値設定レジスタ246、および第2レベルBER閾値設定レジスタ
248を含む点を除いては、プロセッサ112に類似している。BER増分レジ
スタ244は、FEC動的遠隔局204によって受信されるビット誤り数に等し
いデータ値(p)を記憶する。現在のBERレベルは、データ値(p)から決定
することができる。誤り訂正デコーダ130から送信される、訂正されていない
ダウンリンクベアラデータブロック内のビット誤り数を示す制御信号ごとに、B
ER増分レジスタ244内のデータ値(p)はその数で増分される。
【0052】 第1レベルBER閾値設定レジスタ246は、誤り無し訂正アルゴリズムと低
レベル誤り訂正アルゴリズム間のBER閾値レベルを示すデータ値(R)を記憶
する。第2レベルBER閾値設定レジスタ248は、低レベル誤り訂正アルゴリ
ズムおよび高レベル誤り訂正アルゴリズムの選択の間のBER閾値レベルを示す
データ値(S)を記憶する。このようにしてデータ値(R)とデータ値(S)は
、それぞれ、誤り無し訂正アルゴリズム、低レベル誤り訂正アルゴリズム、およ
び高レベル誤り訂正アルゴリズムの選択という結果になるビット誤り率の3つの
範囲を確定することによって設定される。
【0053】 CPU234は、それぞれBER増分レジスタ244内のデータ値(p)を、
第1レベルBER閾値設定レジスタ246内のデータ値(R)および第2レベル
BER閾値レベル内のデータ値(S)と比較し、どの誤り訂正アルゴリズムが選
択されるのかを判断する。例えば、データ値(R)が20に設定され、データ値
(S)が50に設定されると、CPU234は、データ値(p)が20未満であ
る場合には誤り無し訂正アルゴリズムを選択し、データ値(p)が20に等しい
か、それよりも大きい、および50未満である場合に低レベル誤り訂正アルゴリ
ズムを選択し、データ値(p)が50に等しいか、それよりも大きい場合には高
レベル誤り訂正アルゴリズムを選択する。
【0054】 閾値レベルの数が誤り訂正アルゴリズムより1少ない数に等しいことに注目を
要する。このようにして、11の誤り訂正アルゴリズムが選択できる場合、10
の閾値レベルが、欠陥のあるビット値の11の範囲を定義するために必要とされ
る。このようにして、11の誤り訂正アルゴリズムを選択できる場合、10の閾
値レベルが欠陥のあるビット値の11の範囲を定めるために必要とされる。
【0055】 また、誤り訂正デコーダ130によって受信される欠陥のあるビット数を測定
することによって、現在のBERレベルをさらに正確に得ることができることに
も注目する必要がある。すなわち、この代替方法は、訂正のためにそれ以外の場
合には検出されないビット誤りだけではなく、各ダウンリンクベアラデータパケ
ット内の複数のビット誤りも考慮に入れる。さらに、現在のBERレベルは訂正
後の誤りの検出に基づいていないため、誤り訂正アルゴリズムの絶対的な選択を
達成することができる。すなわち、誤り訂正アルゴリズムの選択は、現在利用さ
れている誤り訂正アルゴリズムには基づいておらず、さらに柔軟な誤り訂正アル
ゴリズム選択プロセスを容易にする。このようにして、現在使用されている誤り
訂正アルゴリズムが誤り無し訂正アルゴリズムである場合にも、高レベル誤り訂
正アルゴリズムが選択でき、逆も同じである。
【0056】 プロセッサ112は、FEC動的中央局104と現在通信中のFEC動的遠隔
局106に関する情報だけではなく、その間にFEC動的遠隔局106がそれぞ
れアップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを伝送し、ダウンリンク誤り
訂正可能ベアラデータパケットを受信する時間スロット110に関する情報も記
憶するレジスタなど他のレジスタを備える。
【0057】 好ましくは、FEC動的遠隔局106は、デジタル化、ソースコーディングと
復号、インタリーブとデインタリーブ(de−interleaving)、バ
ーストフォーマット、または暗号化と復号の機能の任意の組み合わせを含む。し
かしながら、簡略さおよび図解の容易さのため、これらの機能を示していないし
、記載していない。
【0058】 無線通信システム100によって利用されている動的なFEC機構は相互的で
あるため、FEC動的中央局104の構成部分はFEC動的遠隔局106の構成
部分に類似している。すなわち、図4Aに示されているように、FEC動的中央
局104は、FEC動的遠隔局106のように、誤り訂正可能ベアラデータパケ
ットのFEC動的遠隔局106への伝送を容易にするために、互いに、そしてプ
ロセッサ112’と入出力装置114’とともに構成され配置される、誤り検出
エンコーダ116’、誤り訂正エンコーダ118’、変調器120’、送信機1
22’、およびアンテナ124’を備える。同様に、FEC動的中央局104は
、さらに、FEC動的遠隔局106によって伝送される誤り訂正可能ベアラデー
タパケットの受信を容易にするために、互いに、そしてプロセッサ112’、ア
ンテナ124’および入出力装置114’とともに構成され配置される、受信機
126’、復調器128’、誤り訂正デコーダ130’、および誤り検出デコー
ダ132’を備える。
【0059】 図6に示されるように、FEC動的中央局プロセッサ112’は、FEC動的
遠隔局プロセッサ112のように、FEC動的中央局104内の処理機能のすべ
てを実行するCPU134’を備える。プロセッサ112’は、さらに、FEC
動的遠隔局106が、ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを動的に
生成し、アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを動的に訂正できるよ
うにする命令を備える。これらの命令はレジスタ、特に、データ値(A')を記
憶するダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ136’、データ値(B')を記
憶するアップリンクアルゴリズム仕様レジスタ138’、データ値(i’)を記
憶する時間フレーム増分レジスタ140’、データ値(L’)を記憶するマルチ
フレームレジスタ142’、データ値(j’)を記憶するBLER増分レジスタ
144’、データ値(M’)を記憶する最小BLER閾値設定レジスタ146’
、データ値(N’)を記憶する最大閾値設定レジスタ148’、データ値(k’
)を記憶する動的増分レジスタ150’、データ値(P)を記憶する低安定性閾
値設定レジスタ152’、およびデータ値(Q)を記憶する高安定性閾値設定レ
ジスタ154’の形を取る。
【0060】 プロセッサ112’が現在のBLERレベルの測定を考慮していることに注目
を要する。同様に、図示されていないが、FEC動的中央局プロセッサは、ほと
んどFEC動的遠隔局プロセッサ212のように、現在のBERレベルの測定を
提供するために利用することができることにも注目を要する。
【0061】 さらに、本発明の原理を記載する上での簡略さのため、FEC動的中央局10
4の構成部分だけが、図4A、図4Bおよび図6に示されているように、ダウン
リンク周波数とアップリンク周波数(TDMA/FDD)の単一組または単一ダ
ウンリンク/アップリンク周波数組(TDMA/TDD)を介して多様なFEC
動的遠隔局106と通信するために必要であることに注目する必要がある。実際
には、FEC動的中央局104は、ダウンリンク周波数とアップリンク周波数の
組の範囲、またはダウンリンク/アップリンク周波数で多数のFEC動的遠隔局
106と通信し、マルチプレクサおよびデマルチプレクサなどのFEC動的遠隔
局104では利用されないそれ以外の構成部品を含む。さらに、FEC動的中央
局プロセッサ112’は、無線通信システム100のシステム容量、つまりFE
C動的中央局104が通信することができるFEC動的遠隔局106の数に等し
い数多くのレジスタセットを含む。
【0062】 FEC動的中央局104によって利用されるFEC機構は、FEC動的遠隔局
106によって利用されるFEC機構とは無関係であり、このようにして誤り訂
正データを含むダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを付加するため
にFEC動的中央局104プロセッサ112’によって選択される誤り訂正アル
ゴリズムは、必ずしも誤り訂正データを含むアップリンク誤り訂正可能ベアラデ
ータパケットを付加するためにFEC動的遠隔局プロセッサ112によって選択
される誤り訂正アルゴリズムに一致しないことにも注目する必要がある。また、
本発明は、上述した左右相称の動的FEC機構を利用するが、片側のみまたは非
対称の動的FEC機構を利用する無線通信システムも含むことがあるそれらの無
線通信システムに制限されない。
【0063】 次に、無線通信システム100の動作を説明する。FEC動的中央局104と
FEC動的遠隔局106間の初期接続動作の間、識別データ、時間スロット割当
てデータ、および周波数割当てデータなどの起動データだけではなく、無線通信
システム100のFEC機構の初期の詳細に関するデータも、FEC動的中央局
104とFEC動的遠隔局106の間で通信される。
【0064】 無線通信システム100がTDMA/FDDフォーマットを利用する場合、ダ
ウンリンクおよびアップリンク周波数は異なり、FEC動的遠隔局106は、図
2に描かれているように、それぞれの独立した時間フレーム108(1)と10
8(2)のジグザグ配列の時間スロット110(1)と110(2)の間に誤り
訂正可能ベアラデータパケットを送信し、受信する。無線通信システム100が
TDMA/TDDフォーマットを利用する場合は、ダウンリンク周波数とアップ
リンク周波数は同じであり、FEC動的遠隔局106が、図3に描かれているよ
うに、単一時間フレーム108(3)のさまざまな時間スロット110(3)の
間に誤り訂正可能ベアラデータパケットを送信、受信する。周波数および時間ス
ロットの割当ては、FEC動的中央局104によって調整される。
【0065】 FEC動的中央局104とFEC動的遠隔局106間での初期接続動作の後、
FEC動的中央局プロセッサ112およびFEC動的遠隔局プロセッサ112の
レジスタが初期化され、ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットおよび
アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットが、FEC動的中央局104と
FEC動的遠隔局106間で交互に伝送される。
【0066】 TDMA/FDDフォーマット済みシステム100に関して、FEC動的中央
局104は、選択された誤り訂正アルゴリズムに従って、誤り訂正データを含む
ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを付加し、ダウンリンクマルチ
フレーム156(1)のそれぞれのダウンリンク時間フレーム108(1)内の
FEC動的遠隔局106へこれらの誤り訂正可能ベアラデータパケットを伝送す
る。FEC動的遠隔局106は、選択された誤り訂正アルゴリズムに従って誤り
訂正可能ベアラデータパケットを訂正し、ダウンリンクマルチフレーム156(
1)上で受信されるベアラデータに基づいて、ダウンリンクマルチフレーム15
6(1)の最後のダウンリンク時間フレーム108(1)の間に、FEC動的中
央局104とFEC動的遠隔局106間のダウンリンク通信路の現在のBERレ
ベルを決定する。FEC動的遠隔局106は、現在のBERレベルに基づいて、
それぞれ次のダウンリンクマルチフレーム156(1)のそれぞれのダウンリン
ク時間フレーム108(1)の間に伝送されるダウンリンク誤り訂正可能ベアラ
データパケットをそれぞれ付加し、訂正するために、FEC動的中央局104と
FEC動的遠隔局106によって利用される誤り訂正アルゴリズムを選択する。
【0067】 同様に、FEC動的遠隔局106は、選択された誤り訂正アルゴリズムに従っ
て誤り訂正データを含むアップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを付加
し、それぞれこれらの誤り訂正可能ベアラデータパケットを、アップリンクマル
チフレーム156(2)のそれぞれのアップリンク時間フレーム108(2)内
のFEC動的中央局104に伝送する。FEC動的中央局104は、選択された
誤り訂正アルゴリズムに従って誤り訂正可能ベアラデータパケットを訂正し、ア
ップリンクマルチフレーム156(2)全体で受信されるベアラデータに基づい
て、アップリンクマルチフレーム156(2)の最後のアップリンク時間フレー
ム108(2)の間にFEC動的中央局104とFEC動的遠隔局106の間の
アップリンク通信チャネルの現在のBERレベルを決定する。FEC動的中央局
104は、次のアップリンクマルチフレーム156(2)のそれぞれのアップリ
ンク時間フレーム108(2)の間に伝送されるアップリンク誤り訂正可能ベア
ラデータパケットをそれぞれ付加し、訂正するために、現在のBERレベルに基
づいて、FEC動的遠隔局106およびFEC動的中央局104によって利用さ
れる誤り訂正アルゴリズムを選択する。
【0068】 図4から図8、特に図8を参照すると、FEC動的中央局プロセッサ112’
およびFEC動的遠隔局プロセッサ112は、本発明の動的FEC機構に従って
各ダウンリンクマルチフレーム156(1)のそれぞれのダウンリンク時間フレ
ーム108(1)の間に連続誤り訂正可能ベアラデータパケットのダウンリンク
伝送を達成する上で多様なステップを実行する。
【0069】 ステップ158では、FEC動的中央局プロセッサ112’およびFEC動的
遠隔局プロセッサ112のデータレジスタが初期化される。FEC動的中央局プ
ロセッサ112’のダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ136’のデータ値
(A’)、およびFEC動的遠隔局プロセッサ112のダウンリンクアルゴリズ
ム仕様レジスタ138のデータ値(B)は、誤り訂正データを生成するためにF
EC動的中央局104によって、および第1ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデ
ータパケットを処理、訂正するためにFEC動的遠隔局106によって、初期に
およびそれぞれ利用される特定の誤り訂正アルゴリズムを指定するために、当初
ともに「0」、「1」または「2」に設定される。初期データ値(A’)および
(B)は、特定のシステム要件に依存する。
【0070】 FEC動的遠隔局プロセッサ112のそれぞれの時間フレーム増分レジスタ1
40、BLER増分レジスタ144、および動的増分レジスタ150内のデータ
値(i)、(j)および(k)は、「0」に初期化される。マルチフレームレジ
スタ142内のデータ値(L)は、第1マルチフレーム156内の時間フレーム
108の数を設定するために初期化される。最小BLER閾値設定レジスタ14
6内のデータ値(M)および最大BLER閾値設定レジスタ148内のデータ値
(N)は、それぞれ最小BLER閾値レベルおよび最大BLER閾値レベルを設
定するために初期化される。低安定性閾値設定レジスタ152内のデータ値(P
)、および高安定性閾値設定レジスタ154内のデータ値(Q)は、それぞれ低
安定性閾値および高安定性閾値を設定するために初期化される。初期データ値(
L)、(M)、(N)、(P)、および(Q)は、無線通信システム100の詳
細とともに変化し、それに応じて設定される。
【0071】 ステップ160から176では、FEC動的中央局プロセッサ112’および
FEC動的遠隔局112は、現在の誤り訂正アルゴリズムに従ってそれぞれ誤り
訂正エンコーダ’118および誤り検出デコーダ132を構成し、現在のマルチ
フレーム156の間にそれぞれのダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケッ
トの伝送、受信および訂正を調整し、次のマルチフレーム156の間に利用され
る誤り訂正アルゴリズムを選択する。
【0072】 ステップ160では、FEC動的中央局プロセッサ112’が、誤り訂正エン
コーダ118’を構成し、その結果、それは、現在のダウンリンク誤り訂正可能
ベアラデータパケットに付加されなければならない誤り訂正データを生成するた
めに、ダウンリンクアルゴリズム指定レジスタ136’に指定される特定の誤り
訂正アルゴリズムを利用する。CPU134’は、現在のデータ値(A’)を得
るためにダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ136’にアクセスする。デー
タ値(A’)が「0」に等しい場合、プロセッサ112’は、誤り無し補正アル
ゴリズムが利用されることを示す制御信号を誤り訂正エンコーダ118’に送信
する。データ値(A’)が「1」に等しい場合、プロセッサ112’は、低レベ
ル誤り訂正アルゴリズムが利用されることを示す制御信号を、誤り訂正エンコー
ダ118’に送信する。データ値(A’)が「0」または「1」を除く任意の値
に等しい場合、プロセッサ112’は、高レベル誤り訂正アルゴリズムが利用さ
れることを示す制御信号を誤り訂正エンコーダ118’に送信する。
【0073】 ステップ162では、FEC動的遠隔局プロセッサ112は誤り訂正デコーダ
130を構成し、その結果それは、現在のダウンリンク誤り訂正可能ベアラデー
タパケットを処理し、訂正するためにダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ1
38に指定される特定の誤り訂正アルゴリズムを利用する。CPU134は、現
在のデータ値(B)を得るためにダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ138
にアクセスする。データ値(B)は「0」に等しい場合、プロセッサ112は、
誤り無し訂正アルゴリズムが利用されなければならないことを示す制御信号を誤
り訂正でコーダ130に送信する。データ値(B)が「1」に等しい場合、プロ
セッサ112は、低レベル誤り訂正アルゴリズムが利用されなければならないこ
とを示す制御信号を誤り訂正デコーダ130に送信する。データ値(B)は「0
」または「1」を除く任意の値に等しい場合に、プロセッサ112は、高レベル
誤り訂正アルゴリズムが利用されなければならないことを示す制御信号を誤り訂
正デコーダ130に送信する。FEC動的中央局104の誤り訂正エンコーダ1
18’およびFEC動的遠隔局106の誤り訂正デコーダ130が、それぞれ誤
り訂正データを生成し、ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを訂正
するために、同じ誤り訂正アルゴリズムを利用するため、FEC動的中央局プロ
セッサ112’のダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ136’内のデータ値
(A’)は、FEC動的遠隔局プロセッサ112のダウンリンクアルゴリズム仕
様レジスタ138内のデータ値(B)に等しいことに注目する必要がある。
【0074】 ステップ164では、FEC動的中央局プロセッサ112’は、FEC動的遠
隔局106が(図7の時間スロット3として示されている)誤り訂正可能ダウン
リンクベアラデータパケットを受け取るために指定される現在のダウンリンク時
間フレーム108(1)の時間スロット110(1)の間に、ダウンリンク誤り
訂正可能ベアラデータパケットを伝送するようにFEC動的中央局104に命令
する。
【0075】 さらに後述するように、過去に伝送された欠陥のある訂正されたベアラデータ
パケットの受信を示すFEC動的遠隔局106によって伝送される自動再試行要
求(ARQ)信号がFEC動的中央局104によって受信されていなかった場合
、FEC動的中央局プロセッサ112’は、FEC動的中央局104に電気的に
結合されている入出力装置114’に、ダウンリンクトラヒックデータをダウン
リンクベアラデータパケットとして誤り検出エンコーダ116’に転送するよう
に命令する。誤り検出エンコーダ116’に転送されるダウンリンクトラヒック
データの量は、誤り訂正エンコーダ11’によって利用される特定の誤り訂正ア
ルゴリズムに依存する。すなわち、プロセッサ112’は、誤り訂正データオー
バヘッドが減少するにつれて、入出力装置114’に転送されるダウンリンクト
ラヒックデータの量を増加するように命令する。これに反して、プロセッサ11
2’は、誤り訂正データオーバヘッドが増加するにつれて、入出力装置114’
に転送されるダウンリンクトラヒックデータの量を減少するように命令する。プ
ロセッサ112’は、それから、それがダウンリンクベアラデータパケットに付
加されるダウンリンク制御データを誤り検出エンコーダ116’に転送する。誤
り検出エンコーダ116’は、CRC誤り検出アルゴリズムに従って誤り検出デ
ータを生成し、生成された誤り検出データを含むダウンリンクベアラデータパケ
ットを付加する。その後、誤り検出エンコーダ116’は、ダウンリンクベアラ
データパケットを誤り訂正エンコーダ118’に転送する。それから、誤り訂正
エンコーダ118’は、誤り訂正可能ダウンリンクベアラデータパケットを形成
するために、プロセッサ112’によって指定される誤り訂正アルゴリズムに従
って誤り訂正データでダウンリンクベアラデータパケットを符号化する。
【0076】 ARQ信号が受信された場合、FEC動的中央局プロセッサ112’が入出力
装置114’に誤り訂正エンコーダ118’にダウンリンクトラヒックデータを
転送しないように命令する。代わりに、誤り訂正エンコーダに記憶されている過
去のダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットは、現在のダウンリンク誤
り訂正可能ベアラデータパケットとして再送される。
【0077】 それから、ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットは、それがそれぞ
れダウンリンク搬送周波数で変調され、増幅、フィルタリングされる変調器12
0’および送信機112’に転送される。それから、ダウンリンク誤り訂正可能
ベアラデータパケットがアンテナ124’に転送され、それはFEC動的遠隔局
106のアンテナ124に無線で伝送される。
【0078】 ステップ166では、FEC動的遠隔局プロセッサ112は、FEC動的遠隔
局106に、現在のダウンリンク時間フレーム108(1)のダウンリンク時間
スロット110(1)の間にFEC動的中央局104から無線で伝送されるダウ
ンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを受信するように命令する。ダウン
リンク誤り訂正可能ベアラデータパケットはアンテナ124によって受信され、
それがそれぞれフィルタリングされ、搬送周波数から復調される受信機126お
よび復調器128に転送される。それから、ダウンリンク誤り訂正可能ベアラデ
ータパケットは、誤り訂正デコーダ130に転送される。それから、誤り訂正デ
コーダ130は、プロセッサ112によって指定される誤り訂正アルゴリズムの
範囲内で、訂正されたダウンリンクベアラデータパケットを生成するために、ダ
ウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを処理、訂正する。それから、訂
正されたダウンリンクベアラデータパケットは、それがあらゆる残留誤りの存在
を決定するために処理される、誤り検出デコーダ132に転送される。
【0079】 ステップ168では、FEC動的遠隔局プロセッサ112は、訂正されたベア
ラデータパケット内のあらゆる残留誤りを矯正する。誤り検出デコーダ132が
訂正されたダウンリンクベアラデータパケット内で残留誤りを感知しない場合、
誤り検出デコーダ132は、誤り検出デコーダ132が現在有効なダウンリンク
ベアラデータパケットを所有することを示す制御信号をプロセッサ112に送信
する。それから、ダウンリンク制御データは、訂正されたダウンリンクベアラデ
ータパケットから分離される。有効なダウンリンクベアラデータパケットは、F
EC動的遠隔局106に電気的に結合される入出力装置114にダウンリンクト
ラヒックデータとして転送される。FEC動的中央局104から発するダウンリ
ンク制御データは、それが適宜処理されるプロセッサ112に転送される。訂正
されたダウンリンクベアラデータパケット内の無残留誤りに応えて、CPU13
4は、時間フレーム増分レジスタ140内でデータ値(i)を1、増分する。
【0080】 誤り検出デコーダ132が、訂正されたダウンリンクベアラデータパケット内
の少なくとも1つの残留誤りを感知すると、誤り検出デコーダ132が、誤り検
出でコーダ132が現在欠陥のある訂正されたダウンリンクベアラデータパケッ
トを所有することを示す制御信号をプロセッサ112に送信する。
【0081】 例えば、PCなど、入出力装置114が遅延に敏感ではない場合、欠陥のある
訂正されたダウンリンクベアラデータパケットは入出力装置114に転送されな
い。代わりに、FEC動的遠隔局プロセッサ112が、FEC動的遠隔局106
に、次に使用可能な制御時間スロットの間にARQ制御信号を伝送するように命
令する。
【0082】 例えば、音声エンコーダ/デコーダなど、入出力装置114が遅延に敏感であ
る場合、ダウンリンク制御データは、訂正されたダウンリンクベアラデータパケ
ットから分離される。欠陥のある訂正されたダウンリンクベアラデータパケット
は、ダウンリンクトラヒックデータとしてFEC動的遠隔局106に電気的に結
合される。しかしながら、プロセッサ112は、欠陥のあるダウンリンクトラヒ
ックデータの存在を示す制御信号を入出力装置114に送信する。それから、入
出力装置114は、相応してダウンリンクトラヒックデータを処理する。FEC
動的中央局104から発するダウンリンク制御データは、それが相応して処理さ
れるプロセッサ112に転送される。示された欠陥のある訂正済みのベアラデー
タパケットに応えて、CPU134は、フレーム増分レジスタ140内のデータ
値(i)とBLER増分レジスタ144内のデータ値(j)の両方を1、増分す
る。
【0083】 ステップ170では、FEC動的遠隔局プロセッサ112は、現在のダウンリ
ンク時間フレーム108(1)が、現在のダウンリンクマルチフレーム156(
1)内の最後の時間フレームであるかどうかを判断する。すなわち、FEC動的
遠隔局プロセッサ112は、次の誤り訂正アルゴリズムが現在選択されなければ
ならないかどうかを判断する。CPU134は、データ値(i)を得るために時
間フレーム増分レジスタ140、およびこのようにして現在のダウンリンク時間
フレーム108(1)にアクセスする。CPU134は、データ値(L)、およ
びこのようにして現在のマルチフレーム156(1)のダウンリンク時間フレー
ム108(1)数を得るためにマルチフレームレジスタ144にもアクセスする
。CPU134は、データ値(i)をデータ値(L)と比較する。データ値(i
)がデータ値(L)に等しくない場合、無線通信システム100は、FEC動的
中央局プロセッサ112’が、FEC動的中央局104に、現在のダウンリンク
マルチフレーム156(1)の次のダウンリンク時間フレーム108(1)の間
に次のダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットを伝送するように命令す
るステップ164に移行する。
【0084】 データ値(i)がデータ値(L)に等しい場合、FEC動的遠隔局プロセッサ
106は、それぞれ、誤り訂正データを生成するため、および次のダウンリンク
マルチフレーム156(1)のダウンリンク時間フレーム108(1)の間に伝
送される誤り訂正可能ベアラデータパケットを訂正するために、ステップ172
で、FEC動的中央局104の誤り訂正エンコーダ118’およびFEC動的遠
隔局106の誤り訂正デコーダ130によって利用される特定の誤り訂正アルゴ
リズムを選択する。
【0085】 ステップ172では、現在のBLERレベルが最小BLER閾値または最大B
LER閾値をトリガしない場合、利用されている現在の誤り訂正アルゴリズムが
選択される。現在のBLERレベルが最小BLER閾値をトリガする場合、次に
低い誤り訂正アルゴリズムが選択される。現在のBLERレベルが最大BLER
閾値をトリガすると、次に高い誤り訂正アルゴリズムが選択される。
【0086】 このようにして、CPU134は、現在のデータ値(i)を得るためにBLE
R増分レジスタ144にアクセスすることによって現在のBLERレベルを決定
し、現在のデータ値(M)を得るために最小BLER閾値設定レジスタ146に
アクセスすることによって最小BLER閾値レベルを決定する。CPU134が
データ値(j)をデータ値(M)と比較する。データ値(j)がデータ値(M)
未満である場合、CPU134が現在のデータ値(B)を得るためにダウンリン
クアルゴリズム仕様レジスタ138、したがって現在の誤り訂正アルゴリズムに
アクセスする。現在のデータ値(B)が「1」未満または等しい場合、CPU1
34がデータ値(B)を「0」として選択し、誤り無し訂正アルゴリズムが選択
されなければならないことを示す。現在値(B)が「1」より大きい場合、CP
U134は、データ値(B)を1として選択し、低レベル誤り訂正補正アルゴリ
ズムが選択されなければならないことを示す。
【0087】 データ値(j)がデータ値(M)より大きいか等しい場合、CPU134は、
現在のデータ値(N)を得るために最大BLER閾値設定レジスタ148にアク
セスすることによって最大BLER閾値を決定する。CPU134は、データ値
(i)をデータ値(N)と比較する。データ値(j)がデータ値(N)より大き
い場合、CPU134は、現在のデータ値(B)を得るために、ダウンリンクア
ルゴリズム仕様レジスタ138、したがって現在の誤り訂正アルゴリズムにアク
セスする。現在のデータ値(B)が「0」に等しい場合、CPU134は、低レ
ベル誤り訂正アルゴリズムを示す「1」としてデータ値(B)を選択する。現在
のデータ値(B)が「0」に等しくない場合、CPU134は、高レベル誤り訂
正アルゴリズムを示す「2」としてデータ値を選択する。
【0088】 データ値(j)がデータ値(N)より大きくない場合、CPU134はデータ
値(B)のための値を選択せず、現在の誤り訂正アルゴリズムが維持されなけれ
ばならないことを示す。それから、CPU134は、動的増分レジスタ150内
でデータ値(k)を増分し、新しい誤り訂正アルゴリズムが選択されていない、
つまり現在選択されているデータ(B)が過去に選択されたデータ値(B)に等
しいことを示す。さらに後述するように、データ値(B)は、中央局104によ
って承認されるまでリセットされない。
【0089】 誤り訂正アルゴリズムの提案された選択に続き、CPU134は、時間フレー
ム増分レジスタ140内のデータ値(i)を「0」にリセットし、BLER増分
レジスタ144内のデータ値(j)を「0」にリセットし、その結果、それらが
次のマルチフレーム156に対して初期化される。
【0090】 ステップ174では、FEC動的遠隔局プロセッサ112は、マルチフレーム
レジスタ142内のデータ値(L)、したがって次のダウンリンクマルチフレー
ム156(1)内のダウンリンク時間フレーム108(1)の数が、通信路品質
の安定性に関して変更される必要があるかどうかを判断する。
【0091】 ステップ172での動的増分レジスタ150内のデータ値(k)が増分されず
、誤り訂正アルゴリズムでの変更を示す場合、FEC動的遠隔局プロセッサ21
2が、次のダウンリンクマルチフレーム156(1)でのダウンリンク時間フレ
ーム108(1)の数が減少される必要があるのか、それとも維持される必要が
あるのかを判断する。CPU134は、同じ誤り訂正アルゴリズムがデータ値(
k)を得るために動的増分レジスタ150にアクセスすることによって選択され
た連続回数を求める。また、CPU134は、データ値(P)を得るために、低
安定性閾値設定レジスタ152にアクセスすることによって低安定性閾値を求め
る。CPU134はデータ値(k)をデータ値(P)と比較する。データ値(k
)がデータ値(P)未満である場合、CPU134は、特定の数、マルチフレー
ムレジスタ142内のデータ値(L)を減分し、次のマルチフレーム156内の
時間フレーム108の数を減少する。データ値(k)がデータ値(P)未満では
ない場合、CPU134は、マルチフレームレジスタ142内のデータ値(L)
を変更せず、次のマルチフレーム156内の時間フレーム108の数を維持する
。データ値(L)が減分されようと、維持されようと、CPU134はデータ値
(k)を「0」にリセットし、その結果、通信路品質の安定性を決定し直すこと
ができる。
【0092】 ステップ172で動的増分レジスタ150内のデータ値(k)が増分され、誤
り訂正アルゴリズムでの変化がないことを示す場合、次のダウンリンクマルチフ
レーム156(1)内のFEC動的遠隔局プロセッサ212はダウンリンク時間
フレーム108(1)の数が増加されるのか、維持されなければならないのかを
判断する。CPUは、同じ誤り訂正アルゴリズムが、現在のデータ値(k)を得
るために動的増分レジスタ150にアクセスすることによって選択された連続回
数の数を求める。CPU134は、データ値(Q)を得るために高安定性閾値設
定レジスタ152にアクセスすることによって高安定性閾値も求める。CPU1
34は、データ値(k)をデータ値(Q)と比較する。データ値(k)がデータ
値(Q)に等しいか、大きい場合、CPU134はある特定の数、マルチフレー
ムレジスタ142内のデータ値(L)を増分し、次のマルチフレーム156内の
時間フレーム108の数を増加する。CPU134は、データ値(k)を「0」
にリセットし、その結果、通信路品質の安定性を決定することができる。データ
値(k)がデータ値(Q)未満である場合、CPU134はデータ値(L)を変
更せず、次のダウンリンクマルチフレーム156(1)内のダウンリンク時間フ
レーム108(1)の数をその現在値に維持する。CPU134はデータ値(k
)をリセットせず、その結果、同じ誤り訂正アルゴリズムが選択された連続回数
の現在数が、通信路品質の安定性の次の決定の間に考慮される。
【0093】 ステップ176では、FEC動的遠隔局106は、次に使用可能な制御時間ス
ロット中にアップリンク制御データをFEC動的中央局104に伝送する。アッ
プリンク制御データは、FEC動的遠隔局106によって選択さえる誤り訂正ア
ルゴリズム、その間にFEC動的遠隔局106が誤り訂正アルゴリズムを選択す
る次のダウンリンク時間フレーム108(1)、および該当する場合、前述した
ように、欠陥のある訂正されたダウンリンクベアラデータパケットの受信を示す
ARQ信号を示す。
【0094】 FEC動的中央局104は、アップリンク誤り訂正可能ベアラデータパケット
をFEC動的遠隔局106から受け取り、アップリンク制御データを処理する。
FEC動的中央局104は、次に使用可能なダウンリンク制御時間スロットの間
にダウンリンク制御データをFEC動的遠隔局106に伝送する。ダウンリンク
制御データは、誤り訂正アルゴリズム選択が承認されるのか、拒否されるのかを
示す。FEC動的中央局プロセッサ112’が、選択された誤り訂正アルゴリズ
ムが利用されなければならないと判断すると、ダウンリンク制御データは選択さ
れた誤り訂正アルゴリズムの承認を示す。他方、選択された誤り訂正アルゴリズ
ムが無線通信システム100と互換性がない、あるいは使用可能なオーバヘッド
または中央局が誤り訂正アルゴリズムをサポートしないなど、FEC動的中央局
プロセッサ112’が、選択された誤り訂正アルゴリズムが利用されてはならな
いと判断すると、ダウンリンク制御データは選択された誤り訂正アルゴリズムの
拒否を示す。
【0095】 FEC動的遠隔局106はダウンリンク制御データを受け取り、その結果とし
て、選択された誤り訂正アルゴリズムがFEC動的中央局プロセッサ212’に
よって承認された場合には、ダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ38のデー
タ値(B)を選択されたデータ値(B)にリセットするか、あるいは選択された
誤り訂正アルゴリズムがFEC動的中央局プロセッサ212’によって拒否され
た場合には、ダウンリンクアルゴリズム仕様レジスタ138のデータ値(B)を
選択されたデータ値(B)にリセットしないかのどちらかである。
【0096】 FEC動的中央局プロセッサ136’は、その結果、ダウンリンクアルゴリズ
ム仕様レジスタ136’のデータ値(A’)をデータ値(B)に等しくリセット
する。
【0097】 ステップ176に関して前述したように、専用制御時間スロット中に確認信号
または拒否信号を送信することによって、それぞれ、ダウンリンクベアラデータ
パケットを符号化し、処理するために、中央局104および遠隔局106によっ
て使用される誤り訂正アルゴリズムを同期させることよりむしろ、誤り訂正アル
ゴリズムの同期は、各ダウンリンクベアラデータパケットを、特定のダウンリン
クベアラデータパケットを誤り訂正データで符号化するために利用された誤り訂
正アルゴリズムを示す高度に保護されたコードワードで符号化することにより達
成することができる。ダウンリンクベアラデータパケットの処理中、遠隔局10
6は、ダウンリンクベアラデータパケットを処理するために利用される誤り訂正
アルゴリズムを決定するためのコードワードを復号できる。代わりに、遠隔局1
06は、すべての使用可能な誤り訂正アルゴリズムを用いてダウンリンクベアラ
データパケットを処理し、最良の訂正されたベアラデータパケットを使用するこ
とができる。
【0098】 誤り訂正エンコーダ118’の同期後、無線通信システム100は、FEC動
的中央局104の誤り訂正エンコーダ118’およびFEC動的遠隔局106の
誤り訂正デコーダ118が、データ値(A’)およびデータ値(B)によって指
定されるように特定の誤り訂正アルゴリズムを利用するために構成される、ステ
ップ160と162に戻る。
【0099】 誤り訂正アルゴリズムがステップ172で選択され、このようにして時間フレ
ーム増分レジスタ140内のデータ値(i)が「0」にリセットされた場合に、
FEC動的中央局104によって伝送され、FEC動的遠隔局106によって受
信される次のダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットは、次のマルチフ
レーム156の第1時間フレーム108の間に発生する。逆に、誤り訂正アルゴ
リズムがステップ172で選択されず、このようにして時間フレーム増分レジス
タ140内のデータ値(i)が「0」にリセットされなかった場合には、FEC
動的中央局104によって伝送され、FEC動的遠隔局106によって受信され
た次のダウンリンク誤り訂正可能ベアラデータパケットは、現在のダウンリンク
マルチフレーム156(1)の次のダウンリンク時間フレーム108(1)の間
に発生する。
【0100】 本発明の動的FEC機構に従って連続誤り訂正可能ベアラデータパケットのア
ップリンク伝送を達成する上で、FEC動的中央局プロセッサ112’およびF
EC動的遠隔局プロセッサ112により実行されるステップは、連続誤り訂正可
能ベアラデータパケットのダウンリンク伝送に関して、前述したものとは独立し
ている。簡略さおよび簡潔さのため、これらのステップは記載しない。
【0101】 現在のBLERよりむしろ現在のBERレベルが得られる場合に、ステップ2
56、266,268および272(図9)は、ステップ158,166,16
8、および172の代わりに実行される。ステップ258は、最小レベルBLE
R閾値設定レジスタ146および最大レベルBLER閾値設定レジスタ148を
初期化する代わりに、第1レベルBER閾値設定レジスタ246内のデータ値(
R)および第2レベルBLER閾値設定レジスタ248内のデータ値(S)は、
第1レベルBER閾値レベルおよび第2レベルBER閾値レベルをそれぞれ設定
するために初期化されるという点を除き、ステップ158に類似している。
【0102】 ステップ266は、誤り検出デコーダ132よりむしろ、誤り訂正デコーダ1
30が、現在のBLERレベルよりむしろ現在のBERレベルを測定するために
利用されるという点を除き、ステップ166に類似している。すなわち、ダウン
リンクベアラデータパケットを訂正する前に、誤り訂正デコーダ130は、ダウ
ンリンクベアラデータパケットのビット誤りを測定し、ダウンリンクベアラデー
タパケット内のビット誤りの存在および数を示す対応する制御信号をプロセッサ
に送信する。
【0103】 ステップ268は、欠陥のある訂正されたダウンリンクベアラデータパケット
の存在(つまり、現在のBLERが測定される)よりむしろ、それぞれの訂正さ
れていないダウンリンクベアラデータパケット内の誤りの総数が追跡調査される
(つまり、現在のBERが測定される)という点を除き、ステップ168に類似
している。すなわち、誤り訂正デコーダ130が、ビット誤りがないダウンリン
クベアラデータパケットを受け取ると、誤り訂正デコーダ130は、誤り訂正デ
コーダ130がビット誤りがないダウンリンクベアラデータパケットを所有する
ことを示す制御信号をプロセッサ112に送信する。誤り訂正デコーダ130が
少なくとも1個の誤りがあるダウンリンクベアラデータパケットを受信する場合
、誤り訂正デコーダ130は、ダウンリンクベアラデータパケットのビット誤り
の存在および数を示す制御信号をプロセッサ112に送信する。CPU234は
、検出されたビット誤り数で、BER増分レジスタ244のデータ値(p)を増
分する。それから、ダウンリンクベアラデータパケットが、前述したように、訂
正、処理される。
【0104】 ステップ272は、誤り訂正アルゴリズムの相対的な選択よりむしろ絶対的な
選択が行われるという点を除き、ステップ172に類似している。現在のBER
レベルが第1レベル閾値以下の範囲に該当する場合、誤り無し訂正アルゴリズム
が選択される。現在のBERレベルが第1レベル閾値と第2レベル閾値の間の範
囲に該当する場合、低レベル誤り訂正アルゴリズムが選択される。現在のBER
レベルが第2レベル閾値を超えた範囲に該当する場合、高レベル誤り訂正アルゴ
リズムが選択される。
【0105】 このようにして、CPU234は、現在のデータ値(p)を得るためにBER
増分レジスタ244にアクセスすることによって現在のBERレベルを決定し、
現在のデータ値(R)を得るために第1レベルBER閾値設定レジスタ246に
アクセスすることよって第1レベルBER閾値レベルを、および現在のデータ値
(S)を得るために第2レベルBER閾値設定レジスタ248にアクセスするこ
とによって第2レベルBER閾値レベルを決定する。CPU234はデータ値(
p)をデータ値(R)と(S)に比較する。データ値(p)がデータ値(R)未
満である場合、CPU234はデータ値(B)を「0」として選択し、誤り無し
訂正アルゴリズムが選択されなければならないことを示す。データ値(p)がデ
ータ値(S)に等しい、あるいはデータ値(S)より大きい場合、CPU234
は、データ値(B)を「2」として選択し、高レベル誤り訂正アルゴリズムが選
択されなければならないことを示す。他のすべてのケースでは、CPU234は
、データ値(B)を「1」として選択し、低レベル誤り訂正アルゴリズムが選択
されなければならないことを示す。データ値(B)が変化した場合、CPU23
4はデータ値(k)を増分しない。データ値(B)が変更しなかった場合、CP
U234はデータ値(k)を1、増分する。
【0106】 誤り訂正アルゴリズムの提案された選択に続いて、CPU234は、時間フレ
ーム増分レジスタ140内のデータ値(i)を「0」にリセットし、BER増分
レジスタ244内のデータ値(p)を「0」にリセットし、その結果、それらは
次のマルチフレーム156に関して初期化される。
【0107】 TDMA/TDDフォーマットでの無線通信システム100の動作は、FEC
動的中央局104とFEC動的遠隔局106間の相互誤り訂正可能ベアラデータ
パケット伝送が、同じダウンリンク/アップリンク時間フレーム108(3)、
つまり同じ周波数の間に発生するという点を除き、TDMA/FDDフォーマッ
トに関して前述した動作に類似している。
【0108】 本発明は、上述した無線通信システムに限定されるわけではなく、例えば衛星
を使用した通信システムなどのその他の種類の無線通信システム、あるいは例え
ばLANシステムまたは光ファイバネットワークなどの他の種類の有線システム
を含んでよい。
【0109】 本発明は、帯域外FECシステムで使用でき、そこでは誤り訂正データが、こ
こに完全に組み込まれているものとする同時係属出願第09/314,580号
にさらに詳細に記述されているように、帯域外時間スロットで伝送、受信される
【0110】 このように、通信システムのデータスループットを改善するための改善型装置
および方法が開示されている。本発明の実施態様および応用例を図示し説明した
が、さらに多くの変形例が、本発明の概念を逸脱しないで可能であることは当業
者には明らかである。
【0111】 したがって、本発明は、添付した請求項の精神においてを除き、限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複数のFEC動的遠隔局と通信しているFEC動的中央局を示す
無線通信システムセルの代表的なブロック図である。
【図2】 複数の時間スロットに分割されるTDMA/FDDフォーマット
されたダウンリンク時間フレームおよびアップリンク時間フレームを示す図であ
る。
【図3】 複数の時間スロットに分割されるTDAM/TDDフォーマット
されたダウンリンク/アップリンク時間フレームを示す図である。
【図4A】 FEC動的中央局とFEC動的遠隔局の1つの代表的なブロッ
ク図である。
【図4B】 FEC動的中央局とFEC動的遠隔局の1つの代替実施態様の
代表的なブロック図である。
【図5A】 FEC動的遠隔局プロセッサの代表的なブロック図である。
【図5B】 FEC動的遠隔局プロセッサの代替実施態様の代表的なブロッ
ク図である。
【図6】 FEC動的中央局プロセッサの代表的なブロック図である。
【図7】 複数の時間フレームに分割されたTDMAフォーマットされたマ
ルチフレームを示す図である。
【図8】 図8Aおよび図8Bの装置を示す図である。
【図8A】 誤り訂正アルゴリズムを動的に選択するためのプロトコルを示
す流れ図である。
【図8B】 誤り訂正アルゴリズムを動的に選択するためのプロトコルを示
す別の流れ図である。
【図9】 図9Aおよび図9Bの装置を示す図である。
【図9A】 誤り訂正アルゴリズムを動的に選択するための代替プロトコル
を示す流れ図である。
【図9B】 誤り訂正アルゴリズムを動的に選択するための代替プロトコル
を示す別の流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 3/00 H04J 3/00 H (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5B001 AA04 AB02 AD06 AE02 5J065 AA01 AB01 AC02 AE02 AF04 AH04 AH05 AH20 5K014 AA01 EA08 FA11 GA02 HA10 5K028 HH00 KK12 LL12 PP03 RR02

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムにおいて誤り訂正アルゴリズムを選択する方法
    であって、 マルチフレームの各時間フレームを複数の時間スロットに分割し、 前記マルチフレームの間に受信されたときの複数のベアラデータパケットに基
    づき、通信路の誤り率レベルを決定し、 前記誤り率レベルを考慮して複数の誤り訂正アルゴリズムから誤り訂正アルゴ
    リズムを選択する、 ようにした方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のベアラデータパケットがトラヒックデータを備え
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記誤り訂正アルゴリズムがオーバヘッドレベルを有し、前
    記トラヒックデータの量が前記オーバヘッドで逆に変化せしめられる請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記誤り率レベル決定が、前記複数のベアラデータパケット
    を訂正し、現在のブロック誤り率(BLER)レベルを得るために欠陥のある数
    多くのベアラデータパケットを検出するとともに、前記誤り訂正アルゴリズム決
    定が前記現在のBLERレベルに基づくものである請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記誤り訂正アルゴリズム選択が、許容できるBLER範囲
    を作成するために、最小BLER閾値レベルおよび最大BLER閾値レベルを設
    定し、前記許容できるBLER範囲が前記現在のBLERレベルを含む場合に現
    在の誤り訂正アルゴリズムを選択する一方、前記許容可能なBLER範囲が前記
    現在のBLERレベルを含まない場合に、前記現在の誤り訂正アルゴリズムとは
    異なる誤り訂正アルゴリズムを選択するようにした請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の誤り訂正アルゴリズムが、異なるオーバヘッドレ
    ベルを備え、前記誤り訂正アルゴリズム決定が、さらに、前記現在のBLERレ
    ベルが前記最小BLER閾値レベルを下回る場合に、前記現在の誤り訂正アルゴ
    リズムのオーバヘッドの次に低いオーバヘッドの誤り訂正アルゴリズムを選択し
    、前記現在のBLERレベルが前記最大BLER閾値レベルを超える場合に、前
    記現在の誤り訂正アルゴリズムのオーバヘッドの次に高いオーバヘッドの誤り訂
    正アルゴリズムを選択するようにした請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記誤り率レベルの決定が、ビット誤り率(BER)レベル
    を得るために前記複数のベアラデータパケット内でビット誤りの数を検出し、前
    記誤り率レベルの決定が前記現在のBERレベルに基づくものである請求項1に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記誤り訂正アルゴリズム選択が、複数の誤り訂正アルゴリ
    ズムに対応する複数のBER範囲を作成するために少なくとも1つのBLER閾
    値レベルを設定し、現在のBERレベルを含むBER範囲に対応する誤り訂正ア
    ルゴリズムを選択するようにした請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記複数のベアラデータパケットの各ベアラデータパケット
    が、それぞれ前記マルチフレームの前記各時間フレームの時間スロットの間に受
    信され、前記誤り訂正アルゴリズム選択が、前記マルチフレームの最後の時間フ
    レームの間に前記誤り訂正アルゴリズムを選択するようにした請求項1に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 さらに、前記通信路の動的品質を決定し、 前記動的品質に基づいて前記複数の時間フレーム内で時間フレームの数を調整
    する、 ようにした請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の誤り訂正アルゴリズムは、誤り無し訂正アルゴ
    リズムを含む請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の誤り訂正アルゴリズムが、誤り無し訂正アルゴ
    リズム、低レベル誤り訂正アルゴリズム、および高レベル誤り訂正アルゴリズム
    を含む請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記複数のベアラデータパケットが、中央局と遠隔局の間
    で無線で伝送される請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 FEC動的中央局およびFEC動的遠隔局を備える通信シ
    ステムで伝送誤りを訂正する方法であって、 過去の複数の時間フレーム中に受け取られる複数の受信されたベアラデータパ
    ケットに基づき、前記FEC動的中央局と前記FEC動的遠隔局間の通信路の誤
    り率レベルを決定し、 前記決定された誤り率レベルを考慮に入れる複数の誤り訂正アルゴリズムから
    誤り訂正アルゴリズムを選択し、 現在の時間フレームの間にベアラデータパケットを伝送し、 前記現在の時間フレームの間に前記ベアラデータパケットを受け取り、 前記ベアラデータパケットを訂正する、 ようにした方法。
  15. 【請求項15】 前記ベアラデータパケット伝送が、前記選択された誤り訂
    正アルゴリズムに従って誤り訂正データを生成し、前記ベアラデータパケットを
    含む前記誤り訂正データを伝送するとともに、前記ベアラデータパケット訂正が
    、前記選択された誤り訂正アルゴリズムに従って、前記ベアラデータパケットを
    訂正するようにした請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ベアラデータパケット伝送がさらに、前記誤り訂正デ
    ータでベアラデータパケットを符号化するようにした請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ベアラデータパケット伝送がさらに、前記誤り訂正デ
    ータを含むベアラデータパケットを付加するようにした請求項15に記載の方法
  18. 【請求項18】 前記誤り率レベル決定が、前記複数のベアラデータパケッ
    トを訂正し、現在のブロック誤り率(BLER)レベルを得るために、数多くの
    欠陥のあるベアラデータパケットを検出するとともに、前記誤り訂正アルゴリズ
    ム決定が前記現在のBLERレベルに基づくものである請求項15に記載の方法
  19. 【請求項19】 前記誤り率レベル決定が、現在のビット誤り率(BER)
    レベルを得るために、前記複数のベアラデータパケットの数多くのビット誤りを
    検出し、前記誤り率レベル決定が前記現在のBERレベルに基づくものである請
    求項15に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記複数のベアラデータパケットおよび前記ベアラデータ
    パケットが、それぞれ前記FEC動的中央局によって伝送され、FEC動的遠隔
    局によって受信されるとともに、前記FEC動的遠隔局が、前記誤り率レベル決
    定および前記誤り訂正アルゴリズム選択を実行するようにした請求項14に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 前記FEC動的遠隔局およびFEC動的中央局の1つが、
    前記FEC動的遠隔局および前記FEC動的中央局の別の局に、前記誤り訂正ア
    ルゴリズム選択を示す信号を伝送するようにした請求項14に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記FEC動的遠隔局および前記FEC動的中央局の前記
    別のものが、前記誤り訂正アルゴリズム選択を承認または拒絶する前記FEC動
    的遠隔局および前記FEC動的中央局の前記1つに信号を伝送するようにした請
    求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記FEC動的遠隔局および前記FEC動的中央局の前記
    別のものが、前記ベアラデータパケットを符号化する前記FEC動的遠隔局およ
    び前記FEC中央局の前記1つに信号を伝送するようにした請求項21に記載の
    方法。
  24. 【請求項24】 前記FEC動的遠隔局および前記FEC動的中央局の前記
    1つが、前記複数の誤り訂正アルゴリズムを使用して前記ベアラデータパケット
    を訂正するようにした請求項21に記載の方法。
  25. 【請求項25】 FEC動的中央局およびFEC動的遠隔局を備える通信シ
    ステムで伝送誤りを訂正する方法であって、 第1マルチフレームの間に第1の複数のベアラデータパケットを伝送し、 前記第1マルチフレーム中に前記第1の複数のベアラデータパケットを受信し
    、 前記FEC動的中央局と前記FEC動的遠隔局の間の通信路の誤り率レベルを
    、前記第1の複数のベアラデータパケットに基づいて決定し、 前記決定された誤り率レベルを考慮に入れ、複数の誤り訂正アルゴリズムから
    誤り訂正アルゴリズムを選択し、 前記マルチフレームの間に第2の複数のベアラデータパケットを伝送し、前記
    第2の複数のベアラデータパケットは前記選択された誤り訂正アルゴリズムに従
    って生成され、 前記第2マルチフレームの間に、前記第2の複数のベアラデータパケットを受
    け取り、 前記選択された誤り訂正アルゴリズムに従って、前記第2の複数のベアラデー
    タパケットを訂正する、 ようにした方法。
  26. 【請求項26】 前記第1ベアラデータパケット伝送が、前記複数の誤り訂
    正アルゴリズムの内の任意の誤り訂正アルゴリズムに従って誤り訂正データを生
    成し、誤り検出アルゴリズムに従って誤り検出データを生成し、前記誤り訂正デ
    ータおよび前記誤り検出データを、前記第1の複数のベアラデータパケットとと
    もに伝送するとともに、 前記誤り率決定が、第1の複数の訂正されたベアラデータパケットを作成する
    ために、前記誤り訂正アルゴリズムに従って前記第1の複数のベアラデータパケ
    ットを訂正し、現在のBLERレベルを作成するために前記誤り検出アルゴリズ
    ムに従って前記第1の複数の訂正されたベアラデータパケット内の残留誤りを検
    出することにより数多くの欠陥のあるベアラデータパケットを検出するようにし
    た請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記誤り率決定がさらに、現在のビット誤り率(BER)
    レベルを作成するために前記第1複数のベアラデータパケット内のビット誤りを
    検出するようにした請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記FEC動的中央局および前記FEC動的遠隔局の前記
    1つが前記伝送を実行し、 前記FEC動的中央局および前記FEC動的遠隔局の別のものが、前記受信、
    前記誤り率レベル決定、前記誤り訂正アルゴリズム選択、および前記第2の複数
    のデータパケットの前記訂正を実行するようにした請求項25に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記FEC動的中央局および前記FEC動的遠隔局の前記
    1つが、前記FEC動的中央局であり、前記FEC動的中央局および前記FEC
    動的遠隔局の前記別のものが前記FEC動的遠隔局であり、 さらに、前記FEC動的遠隔局から前記FEC動的中央局へ第1制御データを
    伝送して前記誤り訂正アルゴリズム選択を示し、前記FEC動的中央局から前記
    FEC動的遠隔局に第2制御データを伝送して前記誤り訂正アルゴリズム選択を
    確認するようにした請求項25に記載の方法。
  30. 【請求項30】 受信時の複数のベアラデータパケットに基づき複数の通信
    端末間で通信路の誤り率レベルを決定し、前記決定された誤り率レベルを考慮し
    て、複数の誤り訂正アルゴリズムから誤り訂正アルゴリズムを選択するステップ
    を有するコンピュータプログラムを備えた記録可能媒体。
  31. 【請求項31】 前記コンピュータプログラムがさらに、前記通信端末の1
    つ、および前記通信端末の前記別のものに、前記選択された誤り訂正アルゴリズ
    ムを使用して受信されたベアラデータパケットを訂正するように命令するための
    ステップを備えた請求項30に記載の記録可能な媒体。
  32. 【請求項32】 前記誤り率レベル決定ステップが、マルチフレーム上で前
    記誤り率レベルを決定し、前記誤り訂正アルゴリズムが前記マルチフレームに続
    くフレームの間に選択されるようにした請求項30に記載の記録可能な媒体。
  33. 【請求項33】 前記誤り率レベル決定ステップが、前記複数のベアラデー
    タパケットを訂正し、現在のブロック誤り率(BLER)レベルを得るために欠
    陥のある数多くのベアラデータパケットを検出するとともに、前記誤り訂正アル
    ゴリズム決定ステップが前記現在のBLERレベルに基づくものである請求項3
    0に記載の記録可能な媒体。
  34. 【請求項34】 前記誤り率レベル決定が、現在のビット誤り率(BER)
    レベルを得るために、前記複数のベアラデータパケット内の数多くのビット誤り
    を検出し、前記誤り率レベル決定が前記現在のBERレベルに基づくものである
    請求項30に記載の記録可能な媒体。
  35. 【請求項35】 前記コンピュータプログラムがROMチップに埋め込まれ
    た請求項30に記載の記録可能な媒体。
  36. 【請求項36】 受信機と、前記受信機に電気的に結合される誤り訂正デコ
    ーダと、前記誤り訂正エンコーダに結合されるプロセッサとを備え、 該プロセッサが、マルチフレーム中に受信されたときの複数のベアラデータパ
    ケットに基づき複数の通信端末間の通信路の誤り率レベルを決定し、前記決定さ
    れた誤り率レベルを考慮に入れて複数の誤り訂正アルゴリズムから任意の誤り訂
    正アルゴリズムを選択するステップを有するコンピュータプログラムを備えた通
    信端末。
  37. 【請求項37】 さらに、前記誤り訂正デコーダおよび前記プロセッサに電
    気的に結合される誤り検出デコーダを備え、 前記誤り率レベル決定ステップが、前記複数のベアラデータパケットを訂正す
    るように前記誤り訂正デコーダに命令し、数多くの欠陥のあるベアラデータパケ
    ットを検出するために前記誤り検出デコーダに命令するとともに、前記誤り訂正
    アルゴリズム決定ステップが前記数多くの欠陥のあるベアラデータパケットに基
    づくものである請求項36に記載の通信端末。
  38. 【請求項38】 前記誤り率レベル決定が、前記誤り訂正デコーダに、前記
    複数のベアラデータパケット内で数多くのビット誤りを検出するように命令し、
    前記誤り率レベル決定が前記数多くのビット誤りに基づくものである請求項36
    に記載の通信端末。
  39. 【請求項39】 前記コンピュータプログラムがさらに、前記選択された誤
    り訂正アルゴリズムを使用して、前記マルチ時間フレームに続く時間フレームの
    間に受信されるベアラデータパケットを補正するように、前記誤りデコーダに命
    令するためのステップを備えた請求項36に記載の通信端末。
  40. 【請求項40】 さらに、前記受信機に電気的に結合されるアンテナを備え
    た請求項36に記載の通信端末。
  41. 【請求項41】 さらに、送信機と、前記送信機および前記プロセッサに電
    気的に結合される誤り訂正エンコーダとを備え、 前記コンピュータプログラムがさらに、別の選択された誤り訂正アルゴリズム
    に従って、別のベアラデータパケットを生成するように、前記誤り訂正エンコー
    ダに命令するステップを備えた請求項36に記載の通信端末。
  42. 【請求項42】 マルチフレームの間に受信されたときの複数のベアラデー
    タパケットに基づき、複数の通信端末間の通信路の誤り率レベルを決定し、 前記決定された誤り率レベルを考慮に入れて複数の誤り訂正アルゴリズムから
    任意の誤り訂正アルゴリズムを選択し、 前記選択された誤り訂正アルゴリズムを使用して、前記マルチフレームに続く
    フレームの間に受信されたときのベアラデータパケットを訂正する、 ステップを有するコンピュータソフトウェアを備えた通信端末を備えた通信シス
    テム。
  43. 【請求項43】 前記誤り率レベル決定ステップが、前記複数のベアラデー
    タパケットを訂正するとともに、数多くの欠陥のあるベアラデータパケットを検
    出し、前記誤り訂正アルゴリズム選択ステップが、前記数多くの欠陥のあるベア
    ラデータパケットに応えて前記誤り訂正アルゴリズムを選択するようにした請求
    項42に記載の通信システム。
  44. 【請求項44】 前記誤り率レベル決定ステップが、前記複数のベアラデー
    タパケットの数多くのビット誤りを検出し、前記誤り訂正アルゴリズム選択ステ
    ップが、前記多くのビット誤りに応えて前記誤り訂正アルゴリズムを選択するよ
    うにした請求項42に記載の通信システム。
  45. 【請求項45】 前記通信端末が遠隔局である請求項42に記載の通信シス
    テム。
  46. 【請求項46】 前記通信端末が基地局である請求項42に記載の通信シス
    テム。
  47. 【請求項47】 前記通信端末が有線通信端末である請求項42に記載の通
    信システム。
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