JP2003348842A - 交流電圧制御装置 - Google Patents

交流電圧制御装置

Info

Publication number
JP2003348842A
JP2003348842A JP2002156431A JP2002156431A JP2003348842A JP 2003348842 A JP2003348842 A JP 2003348842A JP 2002156431 A JP2002156431 A JP 2002156431A JP 2002156431 A JP2002156431 A JP 2002156431A JP 2003348842 A JP2003348842 A JP 2003348842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
switching
switching circuit
transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002156431A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Haneda
正二 羽田
Someji Inoue
染治 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Group Corp
Daiichi Components Ltd
Original Assignee
NTT Data Corp
Shinano Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Corp, Shinano Electric Co Ltd filed Critical NTT Data Corp
Priority to JP2002156431A priority Critical patent/JP2003348842A/ja
Publication of JP2003348842A publication Critical patent/JP2003348842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ac-Ac Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・軽量な構成で、効率よく、負荷への電
力の供給が電圧の切替時に瞬断することなく、また、ノ
イズが発生することなく、負荷に印加する交流電圧を制
御しつつ交流電力を供給する。 【解決手段】 電圧比較部1は、入力端子Ti1、T
i2から取り込んだ入力交流電圧と、所定の基準電圧と
を比較し、電圧制御信号を生成する。PWM制御回路3
は、電圧比較部1から受けた電圧制御信号に基づいて、
スイッチング回路4〜7のスイッチング動作を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、負荷に供給する
交流電圧の振幅や位相を適切に保つための交流電圧制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷に印加する交流電圧を変化させる手
法として、二次巻線に複数のタップが設けられた変成器
の一次巻線に交流電源を接続し、負荷を接続する対象の
タップを切り替える手法が知られている。また、一次巻
線のみを有する変成器に複数のタップを設けて負荷を接
続する対象のタップを切り替えるオートトランス方式が
知られている。こうした変成器を用いて交流電圧を変化
させる手法とは異なる手法として、半導体スイッチを用
いて断続及び電圧の極性を反転させることで直流電源か
ら交流電圧を得るためのインバータが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】変成器のタップを切り
替えることによって交流電圧を変化させる上述の方法で
は、交流電圧の降圧と昇圧、及び電圧の変化幅に合わせ
てタップや巻線を設ける必要があった。このため、変成
器の容量が増大し、重量も重くなっていた。
【0004】また、変成器のタップを切り替える上述の
手法では、タップの設けられた位置に対応した比率での
み、降圧と昇圧が可能となるため、交流電圧の振幅を連
続的に変化させることができなかった。さらに、この手
法では、変成器の一次巻線に印加された電圧と波形が相
似する電圧を二次巻線に発生させるだけである。このた
め、波形を整形するためには別途の手法を用いなければ
ならなかった。加えて、変成器のタップを切り替える上
述の手法では、タップを切り替えるときに、負荷への電
力の供給が途切れる瞬断を生じたり、ノイズが発生する
などの問題がある。
【0005】他方、インバータを用いて交流電圧を得る
ための上述の手法では、交流電源から供給された電圧を
一旦直流に変換するためのコンバータや、バッテリーな
どの直流電源が必要であった。また、一般に、インバー
タを用いて交流電圧を変化させる場合には、直流から交
流への変換効率の悪さが問題となる。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、小型・軽量な構成で、効率よく負荷に印加す
る交流電圧を制御しつつ交流電力を供給することが可能
な交流電圧制御装置により、負荷への電力の供給が電圧
切替時に瞬断することなく、また、ノイズが発生するこ
となく、負荷に安定した交流電圧値と整った電圧波形を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る交流電圧制御装置は、第1及び第2
入力端子と、第1及び第2出力端子とを有する交流電圧
制御装置であって、前記第1及び第2入力端子の間或い
は、前記第1及び第2出力端子の間に接続された電圧比
較回路と、一次巻線と、前記第1入力端子及び前記第1
出力端子間に接続された二次巻線とを有する変成器と、
前記第1入力端子或いは前記第1出力端子と、前記変成
器の一次巻線の一端との間に接続された第1スイッチン
グ回路と、前記変成器の一次巻線の一端と前記第2入力
端子との間に接続された第2スイッチング回路と、前記
第1入力端子或いは前記第1出力端子と、前記変成器の
一次巻線の他端との間に接続された第3スイッチング回
路と、前記変成器の一次巻線の他端と前記第2入力端子
との間に接続された第4スイッチング回路と、前記電圧
比較回路での比較結果に基づいて、前記第1乃至第4ス
イッチング回路のスイッチング動作を制御する制御回路
とを備える、ことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、変成器の一次巻線に
は、第1乃至第4スイッチング回路によりサンプリング
された入力交流電圧或いは出力交流電圧が印加され、第
1入力端子及び第1出力端子の間に接続された二次巻線
に電圧が相互誘導される。これにより、小型・軽量な構
成で、効率よく交流電圧を制御する交流電圧制御装置に
よって、負荷への電力の供給が電圧切替時に瞬断するこ
となく、また、ノイズが発生することなく、負荷に安定
した交流電圧値と整った電圧波形を提供することができ
る。
【0009】前記電圧比較回路は、前記第1及び第2入
力端子から入力された入力交流電圧の波形或いは、前記
第1及び第2出力端子から出力される出力交流電圧の波
形を、所定の基準波形と比較し、差分に相当する電圧制
御信号を前記制御回路へ送り、前記制御回路は、前記電
圧比較回路から受けた電圧制御信号により、前記電圧比
較回路での比較結果を特定することが望ましい。
【0010】さらに、前記制御回路は、前記電圧比較回
路から受けた電圧制御信号と所定の標準電圧値との差分
に対応したパルス幅の電圧パルス信号を生成して、前記
第1乃至第4スイッチング回路に供給することが望まし
い。
【0011】例えば、前記変成器は、前記一次巻線に交
流電流が流れた場合、前記第1入力端子側にある前記二
次巻線の端に、前記第1及び第2スイッチング回路との
接続点側にある前記一次巻線の端と同相の電圧が相互誘
導されるように設置され、前記制御回路は、前記電圧比
較回路での比較結果に応じて交流電圧を降圧する場合
に、前記第1及び第4スイッチング回路に電圧パルス信
号を供給して前記第1及び第4スイッチング回路の少な
くともいずれか一方をスイッチング動作させ、前記電圧
比較回路での比較結果に応じて交流電圧を昇圧する場合
に、前記第2及び第3スイッチング回路に電圧パルス信
号を供給して前記第2及び第3スイッチング回路の少な
くともいずれか一方をスイッチング動作させてもよい。
【0012】ここで、前記制御回路は、前記電圧比較回
路での比較結果に応じて交流電圧を降圧する場合に、前
記第1及び第4スイッチング回路のいずれか一方を導通
状態で維持するとともに、他方をスイッチング動作さ
せ、前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を
昇圧する場合に、前記第2及び第3スイッチング回路の
いずれか一方を導通状態で維持するとともに、他方をス
イッチング動作させ、さらに、前記制御回路は、前記第
1スイッチング回路と前記第2スイッチング回路の導通
状態及び遮断状態を相補的に切り換え、前記第3スイッ
チング回路と前記第4スイッチング回路の導通状態及び
遮断状態を相補的に切り換えてもよい。
【0013】或いは、前記変成器は、前記一次巻線に交
流電流が流れた場合、前記第1入力端子側にある前記二
次巻線の端に、前記第1及び第2スイッチング回路との
接続点側にある前記一次巻線の端と逆相の電圧が相互誘
導されるように構成され、前記制御回路は、前記電圧比
較回路での比較結果に応じて交流電圧を降圧する場合
に、前記第2及び第3スイッチング回路に電圧パルス信
号を供給して前記第2及び第3スイッチング回路の少な
くともいずれか一方をスイッチング動作させ、前記電圧
比較回路での比較結果に応じて交流電圧を昇圧する場合
に、前記第1及び第4スイッチング回路に電圧パルス信
号を供給して前記第1及び第4スイッチング回路の少な
くともいずれか一方をスイッチング動作させてもよい。
【0014】ここで、前記制御回路は、前記電圧比較回
路での比較結果に応じて交流電圧を降圧する場合に、前
記第2及び第3スイッチング回路のいずれか一方を導通
状態で維持するとともに、他方をスイッチング動作さ
せ、前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を
昇圧する場合に、前記第1及び第4スイッチング回路の
いずれか一方を導通状態で維持するとともに、他方をス
イッチング動作させ、さらに、前記制御回路は、前記第
1スイッチング回路と前記第2スイッチング回路の導通
状態及び遮断状態を相補的に切り換え、前記第3スイッ
チング回路と前記第4スイッチング回路の導通状態及び
遮断状態を相補的に切り換えてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る交流電圧制御装置について説明す
る。
【0016】図1は、この発明の実施の形態に係る交流
電圧制御装置10の構成を示す図である。この交流電圧
制御装置10は、2つの入力端子Ti1、Ti2と、2
つの出力端子To1、To2を備えている。例えば、2
つの入力端子Ti1、Ti2には交流電源11が接続さ
れ、2つの出力端子To1、To2には負荷12が接続
される。図1に示すように、交流電圧制御装置10は、
電圧比較部1と、変成器2と、PWM(Pulse Width Mo
dulation)制御回路3と、スイッチング回路4〜7とを
備えている。
【0017】電圧比較部1は、2つの入力端子Ti1
i2に接続され、交流電源11から入力される交流電
圧の波形を、所定の基準波形と比較し、PWM制御回路
3に供給される電圧制御信号を生成するためのものであ
る。すなわち、電圧比較部1は、図2に示すように、入
力波形取込回路20と、基準電圧生成器21と、比較回
路22とを備えている。
【0018】入力波形取込回路20は、例えば分圧抵抗
回路等から構成され、交流電圧制御装置10の入力端子
i1、Ti2に入力された交流電圧を電圧比較部1内
に取り込むためのものである。基準電圧生成器21は、
交流電圧制御装置10の出力電圧を調整するための基準
となる正弦波形の電圧信号を生成するためのものであ
る。比較回路22は、例えば演算増幅器等を備えて構成
され、入力波形取込回路20により取り込まれた交流電
圧と、基準電圧生成器21から受けた基準電圧波形とを
比較し、互いの電圧波形の差分に相当する電圧制御信号
を生成する。比較回路22によって生成された電圧制御
信号は、PWM制御回路3へ送られる。
【0019】図1に示す変成器2は一次巻線と、一次巻
線に誘導結合された二次巻線を備える。変成器2の一次
巻線の一端は、後述するスイッチング回路4とスイッチ
ング回路5との接続点に接続されており、他端は、スイ
ッチング回路6とスイッチング回路7との接続点に接続
されている。変成器2の二次巻線の一端は、交流電圧制
御装置10の入力端子Ti1に接続されており、他端
は、負荷12に繋がる出力端子To1に接続されてい
る。
【0020】ただし、変成器2の二次巻線において、入
力端子Ti1側の端は、一次巻線に交流電流が流れた場
合、スイッチング回路4、5の接続点側の一次巻線の端
と実質的に同相の電圧が相互誘導されるように選ばれて
いるものとする。また、変成器2の巻数比は、例えば、
10/1である。
【0021】PWM制御回路3は、パルス幅変調(PW
M;Pulse Width Modulation)を実行して、各スイッチ
ング回路4〜7の遮断状態と導通状態とが切り替わるス
イッチング動作を制御することにより、交流電源11か
ら交流電圧制御装置10に入力された交流電圧を昇圧或
いは降圧させるためのものである。交流電圧を昇圧させ
るか降圧させるかは、電圧比較部1から送られる電圧制
御信号に応じて決まる。
【0022】ここで、PWM制御回路3は、電圧比較部
1から送られた電圧制御信号に基づいて、スイッチング
回路4〜7の動作を制御する。例えば、PWM制御回路
3は、交流電源11から交流電圧制御装置10に入力さ
れる交流電圧を降圧させる場合、スイッチング回路4と
スイッチング回路7のいずれか一方を導通状態に維持
し、他方をスイッチング動作させる。このとき、スイッ
チング回路5はスイッチング回路4に対して導通状態及
び遮断状態を相補的に切り換えるとともに、スイッチン
グ回路6はスイッチング回路7に対して導通状態及び遮
断状態を相補的に切り換える。これに対して、PWM制
御回路3は、交流電源11から交流電圧制御装置10に
入力される交流電圧を昇圧させる場合、スイッチング回
路5とスイッチング回路6のいずれか一方を導通状態に
維持し、他方をスイッチング動作させる。このとき、ス
イッチング回路4はスイッチング回路5に対して導通状
態及び遮断状態を相補的に切り換えるとともに、スイッ
チング回路7はスイッチング回路6に対して導通状態及
び遮断状態を相補的に切り換える。
【0023】スイッチング回路4〜7は、PWM制御回
路3から受けた電圧パルス信号に応答して遮断状態と導
通状態とが切り替わる回路である。スイッチング回路4
は、入力端子Ti1と変成器2の一次巻線の一端との間
に接続されている。スイッチング回路5は、変成器2の
一次巻線の一端と、入力端子Ti2との間に接続されて
いる。スイッチング回路6は、入力端子Ti1と変成器
2の一次巻線の他端との間に接続されている。スイッチ
ング回路7は、変成器2の一次巻線の他端と、入力端子
i2との間に接続されている。
【0024】例えば、スイッチング回路4〜7は、それ
ぞれが逆直列に接続された2つのFET(Field Effect
Transistor)から構成される。図1に例示するよう
に、スイッチング回路4は、FET4a、4bを備え
る。スイッチング回路5は、FET5a、5bを備え
る。スイッチング回路6は、FET6a、6bを備え
る。スイッチング回路7は、FET7a、7bを備え
る。FET4a、4bは、それぞれのソース同士が結合
されている。FET5a、5b、FET6a、6b、F
ET7a、7bについても同様に、それぞれのソース同
士が結合されている。FET4aのドレイン及びFET
6aのドレインは、入力端子Ti1に接続されている。
FET5bのドレイン及びFET7bのドレインは、入
力端子Ti2及び出力端子To2に接続されている。F
ET4b及びFET5aは、それぞれのドレイン同士が
結合され、スイッチング回路4とスイッチング回路5と
の接続点を形成している。FET6b及びFET7aに
ついても同様に、それぞれのドレイン同士が結合され、
スイッチング回路6とスイッチング回路7との接続点を
形成している。各FET4a〜7a、4b〜7bは、そ
のゲートがPWM制御回路3に接続されるなどして、P
WM制御回路3から出力されるスイッチング制御信号で
ある電圧パルス信号を受ける。
【0025】以下に、上記構成を有する交流電圧制御装
置10の動作を説明する。交流電圧制御装置10の入力
端子Ti1、Ti2に、交流電源11にて生成された交
流電圧が入力されると、電圧比較部1がこれを取り込
み、電圧制御信号を生成する。
【0026】より詳細には、電圧比較部1は、入力波形
取込回路20により入力端子Ti1、Ti2から取り込
んだ入力交流電圧と、基準電圧生成器21により生成し
た基準電圧とを、比較回路22に与える。比較回路22
は、入力交流電圧と基準電圧との差分に相当する電圧制
御信号を生成し、PWM制御回路3へ送る。例えば、比
較回路22から出力される電圧制御信号は、交流電源1
1から入力された交流電圧が基準電圧生成器21によっ
て生成された基準電圧よりも小さい区間では、高電圧と
なる。一方、交流電源11から入力された交流電圧が基
準電圧生成器21によって生成された基準電圧よりも大
きい区間では、低電圧となる。
【0027】PWM制御回路3は、電圧比較部1から受
けた電圧制御信号に基づいて、各スイッチング回路4〜
7におけるスイッチング動作を制御する。例えば、PW
M制御回路3は、電圧比較部1から受けた電圧制御信号
に応じて、交流電源11から交流電圧制御装置10に入
力された交流電圧を降圧する場合に、スイッチング回路
4とスイッチング回路7のいずれか一方を導通状態で維
持し、他方をスイッチング動作させる。ここで、変成器
2は変流器としても動作することから、変成器2の一次
巻線を開放すると、過大な電圧が発生する危険がある。
そこで、PWM制御回路3は、スイッチング回路4とス
イッチング回路5の導通状態及び遮断状態を相補的に切
り換えるとともに、スイッチング回路6とスイッチング
回路7の導通状態及び遮断状態を相補的に切り換える。
【0028】より具体的には、PWM制御回路3は、電
圧制御信号が所定の標準電圧値に対して正極性となる区
間において、電圧制御信号と標準電圧値との差分に対応
するパルス幅の電圧パルス信号を生成してスイッチング
回路4、7に供給することにより、スイッチング回路4
をスイッチング動作させ、スイッチング回路7を導通状
態で維持する。この際、スイッチング回路4とスイッチ
ング回路5は、相補的に導通状態及び遮断状態を切り換
えてスイッチング動作を行う。一方、スイッチング回路
7が導通状態で維持されることから、スイッチング回路
6は遮断状態で維持される。
【0029】また、PWM制御回路3は、電圧制御信号
が標準電圧値に対して負極性となる区間において、電圧
制御信号と標準電圧値との差分に対応するパルス幅の電
圧パルス信号を生成してスイッチング回路4、7に供給
することにより、スイッチング回路7をスイッチング動
作させ、スイッチング回路4を導通状態で維持する。こ
の際、スイッチング回路4が導通状態で維持されること
から、スイッチング回路5は遮断状態で維持される。一
方、スイッチング回路6とスイッチング回路7は、相補
的に導通状態及び遮断状態を切り換えてスイッチング動
作を行う。
【0030】これに対して、PWM制御回路3は、電圧
比較部1から受けた電圧制御信号に応じて、交流電源1
1から交流電圧制御装置10に入力された交流電圧を昇
圧する場合に、スイッチング回路5とスイッチング回路
6のいずれか一方を導通状態で維持し、他方をスイッチ
ング動作させる。この場合にも、PWM制御回路3は、
スイッチング回路4とスイッチング回路5の導通状態及
び遮断状態を相補的に切り換えるとともに、スイッチン
グ回路6とスイッチング回路7の導通状態及び遮断状態
を相補的に切り換える。
【0031】より具体的には、PWM制御回路3は、電
圧制御信号が標準電圧値に対して負極性となる区間にお
いて、電圧制御信号と標準電圧値との差分に対応するパ
ルス幅の電圧パルス信号を生成してスイッチング回路
5、6に供給することにより、スイッチング回路5をス
イッチング動作させ、スイッチング回路6を導通状態で
維持する。この際、スイッチング回路4とスイッチング
回路5は、相補的に導通状態及び遮断状態を切り換えて
スイッチング動作を行う。一方、スイッチング回路6が
導通状態で維持されることから、スイッチング回路7は
遮断状態で維持される。
【0032】また、PWM制御回路3は、電圧制御信号
が標準電圧値に対して正極性となる区間において、電圧
制御信号と標準電圧値との差分に対応するパルス幅の電
圧パルス信号を生成してスイッチング回路5、6に供給
することにより、スイッチング回路6をスイッチング動
作させ、スイッチング回路5を導通状態で維持する。こ
の際、スイッチング回路5が導通状態で維持されること
から、スイッチング回路4は遮断状態で維持される。一
方、スイッチング回路6とスイッチング回路7は、相補
的に導通状態及び遮断状態を切り換えてスイッチング動
作を行う。
【0033】交流電源11にて生成された交流電圧が入
力端子Ti1、Ti2に導入された状態で、スイッチン
グ回路4及びスイッチング回路7が導通状態になったと
する。この場合、図3にて太線で示すように、交流電源
11から、入力端子Ti1、スイッチング回路4、変成
器2の一次巻線、スイッチング回路7、及び入力端子T
i2を経て交流電源11に戻るループが形成される。こ
れにより、変成器2の一次巻線には交流電源11から供
給される電流が流れる。
【0034】この際、入力端子Ti1から変成器2の二
次巻線を経て出力端子To1へと向かう電圧の位相と、
入力端子Ti1からスイッチング回路4、変成器2の一
次巻線、スイッチング回路7を順に経て入力端子Ti2
に向かう電圧の位相とは、変成器2において実質的に同
相の関係となる。従って、変成器2の二次巻線に相互誘
導される起電力の向きは、交流電源11から交流電圧制
御装置10に入力された交流電圧を降圧させる向きとな
る。このため、スイッチング回路4及びスイッチング回
路7が共に導通状態となる期間を長くすることは、出力
端子To1、To2から出力される交流電圧をより多く
降圧させる向きに作用する。
【0035】次に、交流電源11にて生成された交流電
圧が入力端子Ti1、Ti2に導入された状態で、スイ
ッチング回路5及びスイッチング回路6が導通状態にな
ったとする。この場合、図4にて太線で示すように、交
流電源11から、入力端子Ti1、スイッチング回路
6、変成器2の一次巻線、スイッチング回路5、及び入
力端子Ti2を経て交流電源11に戻るループが形成さ
れる。これにより、変成器2の一次巻線には交流電源1
1から供給される電流が流れる。
【0036】この際、入力端子Ti1から変成器2の二
次巻線を経て出力端子To1へと向かう電圧の位相と、
入力端子Ti1からスイッチング回路6、変成器2の一
次巻線、スイッチング回路5を順に経て入力端子Ti2
に向かう電圧の位相とは、変成器2において実質的に逆
相の関係となる。従って、変成器2の二次巻線に相互誘
導される起電力の向きは、交流電源11から交流電圧制
御装置10に入力された交流電圧を昇圧させる向きとな
る。このため、スイッチング回路5及びスイッチング回
路6が共に導通状態となる期間を長くすることは、出力
端子To1、To2から出力される交流電圧をより多く
昇圧する向きに作用する。
【0037】また、スイッチング回路4〜7のスイッチ
ング動作を制御する際、PWM制御回路3は、スイッチ
ング回路4〜7のうちでスイッチング動作をさせるもの
に供給する電圧パルス信号のパルス幅を、電圧比較部1
から受けた電圧制御信号の大きさに応じて変更する。即
ち、PWM制御回路3は、電圧比較部1から受けた電圧
制御信号が標準電圧値から大きく離れた場合には、電圧
パルス信号におけるパルス幅を増大させる。これに対
し、電圧制御信号が標準電圧値に近い場合には、電圧パ
ルス信号におけるパルス幅を減少させる。この結果、交
流電源11から交流電圧制御装置10に入力された交流
電圧と所望の線路電圧との差が広がるほど、当該交流電
圧はより多く昇圧或いは降圧される。このように、PW
M制御回路3は、電圧比較部1から受けた電圧制御信号
の大きさに対応して、スイッチング回路4〜7をスイッ
チング動作させるための電圧パルス信号におけるパルス
幅を調整する。これにより、交流電圧制御装置10は、
波形整形も含めて、交流電圧を実質的に連続して制御す
ることができ、電圧切替時における電力供給の瞬断やノ
イズの発生を防止して、出力端子To1、T から負
荷12に印加される交流電圧を適切に制御しつつ交流電
力を供給することができる。
【0038】ここで、変成器2の一次巻線に導入される
電圧信号は、交流電源11から入力された交流電圧をサ
ンプリングしたものである。従って、交流電源11から
入力される交流電圧の波形と出力電圧波形が同位相で推
移するため、PWM制御回路3は、電圧パルス信号にお
けるパルス幅やパルス周波数を局所的に大きく変化させ
ることなく、交流電圧の昇圧や降圧を行うことができ
る。これにより、スイッチング回路4〜7のスイッチン
グ動作における損失を減少させることができ、直流電源
から交流電圧を生成するインバータに比べて、動作効率
が大幅に向上する。また、インバータを用いる場合のよ
うな直流電源が不要となるため、装置の小型化、軽量
化、コスト低減などを図ることができる。さらに、変成
器2の2次巻線は、1つの巻線で、昇圧と降圧及び、ス
ルー状態を行わせるため、オートトランス方式で用いら
れる変成器に比べて約半分の重量と容積でよく、装置の
小型化、軽量化、コスト低減などを図ることができる。
【0039】次に、具体例として、図5(a)に波形V
i1で示すような交流電圧が交流電源11から交流電圧
制御装置10に入力された場合の動作について説明す
る。この波形Vi1で示すような交流電圧は、図5
(a)に波形Vnomで示される所望の線路電圧波形に
比べて振幅が大きくなっている。そこで、PWM制御回
路3は、例えば、スイッチング回路4とスイッチング回
路7のいずれか一方をスイッチング動作させ、他方を導
通状態で維持することにより、交流電源11から交流電
圧制御装置10に入力された交流電圧を降圧させる。こ
のとき、スイッチング回路5はスイッチング回路4に対
して導通状態及び遮断状態を相補的に切り換えるととも
に、スイッチング回路6はスイッチング回路7に対して
導通状態及び遮断状態を相補的に切り換える。
【0040】より詳細に説明すると、電圧比較部1は、
比較回路22により基準電圧との比較を行い、図5
(b)に波形Vc1で示すような電圧制御信号を生成し
てPWM制御回路3へ送る。なお、図5(b)では、電
圧制御信号における標準電圧値を0Vとしている。PW
M制御回路3は、電圧制御信号が標準電圧値(0V)に
対して負極性となる区間R1において、スイッチング回
路4をスイッチング動作させ、スイッチング回路7を導
通状態で維持する。この際、PWM制御回路3は、電圧
制御信号が標準電圧値よりも小さくなるに従って、より
パルス幅が広くなる電圧パルス信号をスイッチング回路
4に供給して、スイッチング動作を制御する。スイッチ
ング回路4は、PWM制御回路3から受けた電圧パルス
信号に従ったスイッチング動作により、入力端子
i1、Ti2に印加された交流電圧をサンプリングし
て、変成器2の一次巻線に供給する。一方、PWM制御
回路3は、電圧制御信号が標準電圧値に対して正極性と
なる区間R2において、スイッチング回路7をスイッチ
ング動作させ、スイッチング回路4を導通状態で維持す
る。この際、PWM制御回路3は、電圧制御信号が標準
電圧値よりも大きくなるに従って、よりパルス幅が広く
なる電圧パルス信号をスイッチング回路7に供給して、
スイッチング動作を制御する。スイッチング回路7は、
PWM制御回路3から受けた電圧パルス信号に従ったス
イッチング動作により、入力端子Ti1、Ti2に印加
された交流電圧をサンプリングして、変成器2の一次巻
線に供給する。こうして、図5(a)にて波形Vi1
示すような交流電圧は、波形Vnomで示される電圧波
形との差分に相当する電圧だけ降圧され、出力端子T
o1、T o2から出力されて負荷12に印加される。
【0041】さらに、他の具体例として、図6(a)に
波形Vi2で示すような交流電圧が交流電源11から交
流電圧制御装置10に入力された場合の動作について説
明する。この波形Vi2で示すような交流電圧は、波形
nomで示される所望の線路電圧波形に比べて振幅が
小さくなっている。そこで、PWM制御回路3は、例え
ば、スイッチング回路5とスイッチング回路6のいずれ
か一方をスイッチング動作させ、他方を導通状態で維持
することにより、交流電源11から交流電圧制御装置1
0に入力された交流電圧を昇圧させる。このとき、スイ
ッチング回路4はスイッチング回路5に対して導通状態
及び遮断状態を相補的に切り換えるとともに、スイッチ
ング回路7はスイッチング回路6に対して導通状態及び
遮断状態を相補的に切り換える。
【0042】より詳細に説明すると、電圧比較部1は、
比較回路22により基準電圧との比較を行い、図6
(b)に波形Vc2で示すような電圧制御信号を生成し
てPWM制御回路3へ送る。なお、図6(b)でも、電
圧制御信号における標準電圧値を0Vとしている。PW
M制御回路3は、電圧制御信号が標準電圧値(0V)に
対して正極性となる区間R3において、スイッチング回
路6をスイッチング動作させ、スイッチング回路5を導
通状態で維持する。この際、PWM制御回路3は、電圧
制御信号が標準電圧値よりも大きくなるに従って、より
パルス幅が広くなる電圧パルス信号をスイッチング回路
6に供給して、スイッチング動作を制御する。スイッチ
ング回路6は、PWM制御回路3から受けた電圧パルス
信号に従ったスイッチング動作により、入力端子
i1、Ti2に印加された交流電圧をサンプリングし
て、変成器2の一次巻線に供給する。一方、PWM制御
回路3は、電圧制御信号が標準電圧値に対して負極性と
なる区間R4において、スイッチング回路5をスイッチ
ング動作させ、スイッチング回路6を導通状態で維持す
る。この際、PWM制御回路3は、電圧制御信号が標準
電圧値よりも小さくなるに従って、よりパルス幅が広く
なる電圧パルス信号をスイッチング回路5に供給して、
スイッチング動作を制御する。スイッチング回路5は、
PWM制御回路3から受けた電圧パルス信号に従ったス
イッチング動作により、入力端子Ti1、Ti2に印加
された交流電圧をサンプリングして、変成器2の一次巻
線に供給する。こうして、図6(a)にて波形Vi2
示すような交流電圧は、波形Vnomで示される電圧波
形との差分に相当する電圧だけ降圧され、出力端子T
o1、T o2から出力されて負荷12に印加される。
【0043】以上説明したように、この発明によれば、
スイッチング回路4〜7によりサンプリングした入力電
圧を、二次巻線が線路と直列に接続された変成器2の一
次巻線に印加することで、入力電圧の降圧や昇圧を行っ
て出力することができる。これにより、直流電源を用い
ることなく小型・軽量の変成器を用いて負荷に印加する
交流電圧を効率よく制御することができ、負荷への電力
供給が電圧切替時に瞬断することなく、また、ノイズが
発生することなく、交流電力を供給することができる。
【0044】この発明は、上記実施の形態に限定されず
様々な変形及び応用が可能である。例えば、スイッチン
グ回路4〜7のスイッチング動作により発生する高調波
を吸収するためのリアクタンス素子(キャパシタ、イン
ダクタ)などを含めたフィルタ回路を接続してもよい。
フィルタ回路の特性や接続位置は、効率よく高調波を吸
収するための適切な設定とすればよい。また、各スイッ
チング回路4〜7は、逆直列に接続された2つのFET
から構成されたものに限定されず、遮断状態と導通状態
とを切り替えてサンプリングした入力電圧を変成器2の
一次巻線に導入可能な任意の素子を用いて構成してもよ
い。
【0045】上記実施の形態では、変成器2の二次巻線
において、入力端子Ti1側の端は、一次巻線に交流電
流が流れた場合、スイッチング回路4、5の接続点側の
一次巻線の端と実質的に同相の電圧が相互誘導されるよ
うに選ばれているものとして説明した。これに対して、
入力端子Ti1側の二次巻線の端に、スイッチング回路
4、5の接続点側の一次巻線の端と実質的に逆相の電圧
が相互誘導されるように選んだ場合には、昇圧するとき
の動作と、降圧するときの動作とを入れ替えればよい。
【0046】即ち、PWM制御回路3は、電圧比較部1
から受けた電圧制御信号に応じて、交流電源11から交
流電圧制御装置10に入力された交流電圧を降圧する場
合に、スイッチング回路5とスイッチング回路6のいず
れか一方を導通状態で維持し、他方をスイッチング動作
させる。この場合、スイッチング回路4はスイッチング
回路5に対して導通状態及び遮断状態を相補的に切り換
えるとともに、スイッチング回路7はスイッチング回路
6に対して導通状態及び遮断状態を相補的に切り換え
る。これに対して、PWM制御回路3は、交流電源11
から交流電圧制御装置10に入力された交流電圧を昇圧
する場合に、スイッチング回路4とスイッチング回路7
のいずれか一方を導通状態で維持し、他方をスイッチン
グ動作させる。この場合、スイッチング回路5はスイッ
チング回路4に対して導通状態及び遮断状態を相補的に
切り換えるとともに、スイッチング回路6はスイッチン
グ回路7に対して導通状態及び遮断状態を相補的に切り
換える。
【0047】また、上記実施の形態では、電圧比較部1
が入力端子Ti1、Ti2に接続されるものとして説明
した。即ち、上記実施の形態では、オープンループ制御
により、交流電圧の降圧及び昇圧を行っている。これに
対して、図7に示すように、電圧比較部1を2つの出力
端子To1、T o2に接続するようにしてもよい。この
場合、クローズドループ制御により交流電圧の降圧及び
昇圧を行うことができ、交流電圧を高精度で制御するこ
とができる。
【0048】さらに、上記実施の形態では、スイッチン
グ回路4が入力端子Ti1と変成器2の一次巻線の一端
との間に接続され、スイッチング回路6が入力端子T
i1と変成器2の一次巻線の他端との間に接続されるも
のとして説明した。これに対して、図8に示すように、
スイッチング回路4が出力端子To1と変成器2の一次
巻線の一端との間に接続され、スイッチング回路6が出
力端子T と変成器2の一次巻線の他端との間に接続
されるように構成してもよい。この場合、変成器2の一
次巻線には、スイッチング回路4〜7によりサンプリン
グされた出力交流電圧が印加され、これにより変成器2
の二次巻線に交流電圧を降圧或いは昇圧するための電圧
が相互誘導される。
【0049】上記実施の形態では、交流電源11から交
流電圧制御装置10に入力された交流電圧を降圧する場
合、スイッチング回路4とスイッチング回路7のいずれ
か一方をスイッチング動作させ、他方を導通状態で維持
するものとして説明した。また、交流電源11から交流
電圧制御装置10に入力された交流電圧を昇圧する場
合、スイッチング回路5とスイッチング回路6のいずれ
か一方をスイッチング動作させ、他方を導通状態で維持
するものとして説明した。しかしながら、スイッチング
回路4、7からなる一対の回路或いは、スイッチング回
路5、6からなる一対の回路を同時にスイッチング動作
させることにより、交流電圧の降圧或いは、昇圧を行う
ようにしてもよい。
【0050】また、上記実施の形態では、変成器2の一
次巻線に過大な電圧が発生することを防止するために、
スイッチング回路4とスイッチング回路5の導通状態及
び遮断状態を相補的に切り換えるとともに、スイッチン
グ回路6とスイッチング回路7の導通状態及び遮断状態
を相補的に切り換えるものとして説明した。これに対し
て、スイッチング回路4とスイッチング回路5との接続
点、及び、スイッチング回路6とスイッチング回路7と
の接続点に、過剰電圧の発生を防ぐための保護回路を設
けるなどすれば、このような切換動作は必要ない。この
場合、スイッチング回路4とスイッチング回路7の少な
くともいずれか一方がスイッチング動作して交流電圧を
降圧するときには、スイッチング回路5、6をいずれも
遮断状態で維持してもよい。一方、スイッチング回路5
とスイッチング回路6の少なくともいずれか一方がスイ
ッチング動作して交流電圧を昇圧するときには、スイッ
チング回路4、7をいずれも遮断状態で維持してもよ
い。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、小型・軽量な構成
で、効率よく負荷に印加する交流電圧を制御しつつ交流
電力を供給することが可能な交流電圧制御装置により、
負荷への電力の供給が電圧切替時に瞬断したりノイズが
発生したりすることをなくして、負荷に安定した交流電
圧値と整った電圧波形を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る交流電圧制御装置
の構成を説明するための図である。
【図2】電圧比較部の構成を示す図である。
【図3】交流電圧制御装置に形成されるループの一例を
示す図である。
【図4】交流電圧制御装置に形成されるループの一例を
示す図である。
【図5】交流電圧制御装置の動作の具体例を説明するた
めの電圧波形を示す図である。
【図6】交流電圧制御装置の動作の具体例を説明するた
めの電圧波形を示す図である。
【図7】交流電圧制御装置の変形例を示す図である。
【図8】交流電圧制御装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 電圧比較部 2 変成器 3 PWM制御回路 4〜7 スイッチング回路 4a〜7a、4b〜7b FET 10 交流電圧制御装置 11 交流電源 12 負荷 20 入力波形取込回路 21 基準電圧生成器 22 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 染治 東京都文京区千石一丁目23番11号 信濃電 気株式会社内 Fターム(参考) 5H750 AA01 AA02 BA01 BA06 CC06 CC12 DD21 DD25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2入力端子と、第1及び第2出
    力端子とを有する交流電圧制御装置であって、 前記第1及び第2入力端子の間或いは、前記第1及び第
    2出力端子の間に接続された電圧比較回路と、 一次巻線と、前記第1入力端子及び前記第1出力端子間
    に接続された二次巻線とを有する変成器と、 前記第1入力端子或いは前記第1出力端子と、前記変成
    器の一次巻線の一端との間に接続された第1スイッチン
    グ回路と、 前記変成器の一次巻線の一端と前記第2入力端子との間
    に接続された第2スイッチング回路と、 前記第1入力端子或いは前記第1出力端子と、前記変成
    器の一次巻線の他端との間に接続された第3スイッチン
    グ回路と、 前記変成器の一次巻線の他端と前記第2入力端子との間
    に接続された第4スイッチング回路と、 前記電圧比較回路での比較結果に基づいて、前記第1乃
    至第4スイッチング回路のスイッチング動作を制御する
    制御回路とを備える、 ことを特徴とする交流電圧制御装置。
  2. 【請求項2】前記電圧比較回路は、前記第1及び第2入
    力端子から入力された入力交流電圧の波形或いは、前記
    第1及び第2出力端子から出力される出力交流電圧の波
    形を、所定の基準波形と比較し、差分に相当する電圧制
    御信号を前記制御回路へ送り、 前記制御回路は、前記電圧比較回路から受けた電圧制御
    信号により、前記電圧比較回路での比較結果を特定す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の交流電圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記制御回路は、前記電圧比較回路から受
    けた電圧制御信号と所定の標準電圧値との差分に対応し
    たパルス幅の電圧パルス信号を生成して、前記第1乃至
    第4スイッチング回路に供給する、 ことを特徴とする請求項2に記載の交流電圧制御装置。
  4. 【請求項4】前記変成器は、前記一次巻線に交流電流が
    流れた場合、前記第1入力端子側にある前記二次巻線の
    端に、前記第1及び第2スイッチング回路との接続点側
    にある前記一次巻線の端と同相の電圧が相互誘導される
    ように設置され、 前記制御回路は、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を降圧
    する場合に、前記第1及び第4スイッチング回路に電圧
    パルス信号を供給して前記第1及び第4スイッチング回
    路の少なくともいずれか一方をスイッチング動作させ、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を昇圧
    する場合に、前記第2及び第3スイッチング回路に電圧
    パルス信号を供給して前記第2及び第3スイッチング回
    路の少なくともいずれか一方をスイッチング動作させ
    る、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の交流電圧
    制御装置。
  5. 【請求項5】前記制御回路は、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を降圧
    する場合に、前記第1及び第4スイッチング回路のいず
    れか一方を導通状態で維持するとともに、他方をスイッ
    チング動作させ、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を昇圧
    する場合に、前記第2及び第3スイッチング回路のいず
    れか一方を導通状態で維持するとともに、他方をスイッ
    チング動作させ、 さらに、前記制御回路は、 前記第1スイッチング回路と前記第2スイッチング回路
    の導通状態及び遮断状態を相補的に切り換え、 前記第3スイッチング回路と前記第4スイッチング回路
    の導通状態及び遮断状態を相補的に切り換える、 ことを特徴とする請求項4に記載の交流電圧制御装置。
  6. 【請求項6】前記変成器は、前記一次巻線に交流電流が
    流れた場合、前記第1入力端子側にある前記二次巻線の
    端に、前記第1及び第2スイッチング回路との接続点側
    にある前記一次巻線の端と逆相の電圧が相互誘導される
    ように構成され、 前記制御回路は、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を降圧
    する場合に、前記第2及び第3スイッチング回路に電圧
    パルス信号を供給して前記第2及び第3スイッチング回
    路の少なくともいずれか一方をスイッチング動作させ、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を昇圧
    する場合に、前記第1及び第4スイッチング回路に電圧
    パルス信号を供給して前記第1及び第4スイッチング回
    路の少なくともいずれか一方をスイッチング動作させ
    る、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の交流電圧
    制御装置。
  7. 【請求項7】前記制御回路は、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を降圧
    する場合に、前記第2及び第3スイッチング回路のいず
    れか一方を導通状態で維持するとともに、他方をスイッ
    チング動作させ、 前記電圧比較回路での比較結果に応じて交流電圧を昇圧
    する場合に、前記第1及び第4スイッチング回路のいず
    れか一方を導通状態で維持するとともに、他方をスイッ
    チング動作させ、 さらに、前記制御回路は、 前記第1スイッチング回路と前記第2スイッチング回路
    の導通状態及び遮断状態を相補的に切り換え、 前記第3スイッチング回路と前記第4スイッチング回路
    の導通状態及び遮断状態を相補的に切り換える、 ことを特徴とする請求項6に記載の交流電圧制御装置。
JP2002156431A 2002-05-29 2002-05-29 交流電圧制御装置 Pending JP2003348842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156431A JP2003348842A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 交流電圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156431A JP2003348842A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 交流電圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003348842A true JP2003348842A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29772667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002156431A Pending JP2003348842A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 交流電圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003348842A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108427A1 (ja) * 2006-03-23 2007-09-27 Kagoshima University 電圧調整装置
CN102315779A (zh) * 2010-07-09 2012-01-11 南京工业大学 基于ac/ac斩波器的串联型电能质量补偿器
CN103560679A (zh) * 2013-10-13 2014-02-05 刘建平 脉宽调制型大功率交流稳压装置
CN104796005A (zh) * 2015-04-06 2015-07-22 龚秋声 交交桥式斩波双向调压电路
CN104821730A (zh) * 2015-05-22 2015-08-05 龚秋声 单相和三相全桥交流斩波高变补偿交流稳压电源
US10008854B2 (en) 2015-02-19 2018-06-26 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108427A1 (ja) * 2006-03-23 2007-09-27 Kagoshima University 電圧調整装置
JP4872090B2 (ja) * 2006-03-23 2012-02-08 国立大学法人 鹿児島大学 電圧調整装置
CN102315779A (zh) * 2010-07-09 2012-01-11 南京工业大学 基于ac/ac斩波器的串联型电能质量补偿器
CN103560679A (zh) * 2013-10-13 2014-02-05 刘建平 脉宽调制型大功率交流稳压装置
US10008854B2 (en) 2015-02-19 2018-06-26 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control
US10951037B2 (en) 2015-02-19 2021-03-16 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control
US11355936B2 (en) 2015-02-19 2022-06-07 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for time-domain droop control with integrated phasor current control
CN104796005A (zh) * 2015-04-06 2015-07-22 龚秋声 交交桥式斩波双向调压电路
CN104796005B (zh) * 2015-04-06 2019-02-05 龚秋声 交交桥式斩波双向调压电路
CN104821730A (zh) * 2015-05-22 2015-08-05 龚秋声 单相和三相全桥交流斩波高变补偿交流稳压电源

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5923542A (en) Method and apparatus for driving piezoelectric transformer
US5140510A (en) Constant frequency power converter
KR100889528B1 (ko) 소프트 스타트 회로와 이를 포함하는 전원공급장치
JP5034399B2 (ja) スイッチングレギュレータ
US6151231A (en) Circuit and method for reactive energy recirculation control in a series-resonant converter
EP1820256A1 (en) Multi-resonance converter
TWI796052B (zh) Dcdc轉換器、電子設備及dcdc轉換器的軟啟動方法
US8264161B2 (en) Lighting apparatus for high-voltage discharge lamp
JP2020065402A (ja) スイッチングレギュレータ
JP4913395B2 (ja) 変換器
JP2003514504A (ja) インバータを具えた電源装置
CN112673562A (zh) 谐振转换器中的动态瞬变控制
WO2017206011A1 (en) Ac-dc power converter and method therefor
JP2003348842A (ja) 交流電圧制御装置
JP4352319B2 (ja) 電源供給装置
JP2002233138A (ja) スイッチング電源装置
JP3127979B2 (ja) 直流電源装置
CN112400273A (zh) 开关电源
JP4098494B2 (ja) スイッチング電源装置
JP6516182B2 (ja) 電力変換回路およびそれを用いた電力変換装置
CN114825975A (zh) 电源供应器及驱动方法
CN110943620A (zh) 一种llc谐振直流变换器的移相滑模控制方法及系统
JP2005269838A (ja) Dc−dcコンバータ
JP4534354B2 (ja) 直流−直流変換装置
JP2004248441A (ja) 交流−直流変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413