JP2003348032A - デジタル放送システム - Google Patents

デジタル放送システム

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JP2003348032A
JP2003348032A JP2002147848A JP2002147848A JP2003348032A JP 2003348032 A JP2003348032 A JP 2003348032A JP 2002147848 A JP2002147848 A JP 2002147848A JP 2002147848 A JP2002147848 A JP 2002147848A JP 2003348032 A JP2003348032 A JP 2003348032A
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Application number
JP2002147848A
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English (en)
Inventor
Masato Wada
昌人 和田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各チャンネルに割り当てられたセグメントを
有効利用することができるデジタル放送システムを提供
すること 【解決手段】 放送局1は、複数の受信装置2から視聴
情報を集め、それらを使って、同時に放送される複数の
コンテンツデータそれぞれの視聴比率を算出する。放送
局1はさらに、算出した視聴比率に従って、各コンテン
ツデータにセグメント数を決定し、決定したセグメント
数に相当する数のセグメントを使って、各コンテンツデ
ータを放送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送シス
テムに関し、より特定的には、階層伝送により、1チャ
ンネルを分割した複数のセグメントを使って、複数のコ
ンテンツデータを、放送局が複数の受信装置に放送する
デジタル放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】日本における地上波デジタル放送方式で
は、OFDM(Orthogonal FrequencyDivision Multiple
xing)および階層伝送により、高品質な放送、多チャン
ネル放送、および移動体通信端末装置による放送受信を
実現している。ここで、階層伝送をより具体的に説明す
ると、各チャンネルは、多数の搬送波から構成されてお
り、複数個のセグメントに分割される。ここで、各チャ
ンネルは、5.6MHzの周波数帯域を占有しており、
13個のセグメントに分割される。つまり、各セグメン
トは、429kHzの周波数帯域幅を有する。このよう
なセグメントを組み合わせることにより、1チャンネル
につき、互いに異なる複数のコンテンツデータを提供す
ることができる。つまり、1チャンネルで提供可能な各
コンテンツデータには、セグメントの総数を超えない範
囲で、いくつかのセグメントが割り当てられる。ここ
で、本明細書において、コンテンツデータとは、地上波
デジタル放送の放送局が受信装置に提供する映像、音声
または文字の内容を表す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放送局
は、放送開始後には、各コンテンツデータに割り当てた
セグメント数を変更できないという問題点があった。そ
の結果、視聴者の少ないコンテンツの方が、それが多い
ものよりも多数のセグメントが割り当てられた状態で放
送され続けることがある。このような状態は、限られた
個数のセグメントを有効的に利用しているとは言えな
い。
【0004】それ故に、本発明は、各チャンネルに割り
当てられたセグメントを有効利用することができるデジ
タル放送システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本願で
は、下記の各発明により、上記目的が達成される。ま
ず、第1の発明は、階層伝送により、1チャンネルを分
割した複数のセグメントを使って、複数のコンテンツデ
ータを、放送局が複数の受信装置に放送するデジタル放
送システムであって、放送局は、各受信装置から送信さ
れてくる情報に基づいて、各コンテンツデータの視聴比
率を算出する視聴比率算出部と、互いに異なる内容を表
す複数のコンテンツデータを格納するコンテンツ格納部
と、コンテンツ格納部に格納される複数のコンテンツデ
ータに予め定められた処理を行って、第1のストリーム
を生成する複数のストリーム生成部と、視聴比率算出部
で算出された視聴比率に基づいて、各ストリーム生成部
で生成される第1のストリームに割り当てられるセグメ
ント数を決定する放送制御部と、各ストリーム生成部で
生成された第1のストリームを、放送制御部で決定され
たセグメント数に従って多重化して、第2のストリーム
を生成する再多重化部とを備える。各受信装置は、必要
なセグメントを選択することにより、再多重化部で生成
された第2のストリームから、再生対象となる第1のス
トリームを受信する階層選択部と、階層選択部により受
信された第1のストリームに予め定められた処理を行っ
て、再生対象となるコンテンツデータを再生するコンテ
ンツ再生部と、コンテンツ再生部により生成されたコン
テンツデータが表す内容を出力するコンテンツ出力部と
を備える。
【0006】第2の発明は、第1の発明に従属してお
り、各受信装置は、ユーザにより視聴されるコンテンツ
データを特定する視聴情報を生成する視聴情報生成部を
さらに備える。視聴比率算出部は、各視聴情報生成部で
生成された視聴情報に基づいて、各コンテンツデータの
視聴比率を算出する。
【0007】第3の発明は、第2の発明に従属してお
り、視聴情報生成部は、各コンテンツデータの放送前に
視聴情報を生成する。放送制御部は、各コンテンツデー
タの放送前に視聴比率算出部により算出された視聴比率
に基づいて、各ストリーム生成部で生成される第1のス
トリームに割り当てられるセグメント数の初期値を決定
する。
【0008】第4の発明は、第3の発明に従属してお
り、放送局は、視聴情報生成部により生成される視聴情
報を取得するための視聴情報要求を含む付加情報を生成
する付加情報生成部をさらに備える。各受信装置は、ユ
ーザの嗜好を示すユーザ情報を格納するユーザ情報格納
部をさらに備える。視聴情報生成部は、付加情報生成部
により生成された付加情報に含まれる視聴情報要求に基
づいて、ユーザ情報格納部からユーザ情報を取り出し、
取り出したユーザ情報を使って視聴情報を生成する。
【0009】第5の発明は、第2の発明に従属してお
り、視聴情報生成部は、各コンテンツデータの放送中に
視聴情報を生成する。放送制御部は、各コンテンツデー
タの放送前に視聴比率算出部により算出された視聴比率
に基づいて、各ストリーム生成部で生成される第1のス
トリームに割り当てられるセグメント数を決定する。
【0010】第6の発明は、第5の発明に従属してお
り、各コンテンツデータの送信に使われる各セグメント
を階層として定義される。放送局は、視聴情報生成部に
より生成される視聴情報を取得するための視聴情報要求
を含む付加情報を生成する付加情報生成部をさらに備え
る。出力装置はさらに、付加情報生成部により生成され
た付加情報に従って、ユーザが現在視聴している階層を
選択することが可能な画像を出力する。各受信装置はさ
らに、出力装置の出力画像に従ってユーザが選択した階
層を特定する入力装置を備える。視聴情報生成部は、入
力装置により特定された階層を含む視聴情報を生成す
る。
【0011】第1〜第6の発明によれば、放送局は、各
受信装置からの視聴情報を使って、視聴比率を算出し、
その算出結果を使って、各コンテンツデータに割り当て
るセグメント数を決定する。したがって、放送局は、視
聴者の数に応じて、各コンテンツデータに適切な数のセ
グメントを割り当てることができる。これによって、有
限な個数のセグメントを有効利用することが可能にな
る。
【0012】第7の発明は、第1の発明に従属してお
り、各ストリーム生成部は、コンテンツ格納部に格納さ
れる複数のコンテンツデータに、所定のビットレートで
符号化を行う符号化部と、符号化部で符号化されたコン
テンツデータに多重化処理を行って、第1のストリーム
を生成する多重化部とを含む。所定にビットレートは、
放送制御部により決定されたセグメント数に基づいて定
められる。
【0013】第7の発明によれば、各ストリーム生成部
は、放送制御部において決定されたセグメント数に相関
するビットレートで、各コンテンツデータを符号化する
ことができるので、放送局は、視聴者数に応じて、品質
の異なる放送を提供することができる。
【0014】第8の発明は、第2の発明に従属してお
り、各受信装置は、放送局により放送されるコンテンツ
データの予約録画の内容を示す情報を視聴情報として送
信する。
【0015】第9の発明は、第2の発明に従属してお
り、視聴情報生成部は、受信装置の種別を特定する情報
をさらに含む視聴情報を生成する。視聴比率算出部は、
各視聴情報生成部で生成された視聴情報に基づいて、受
信装置の種別毎に、各コンテンツデータの視聴比率を算
出する。放送制御部はさらに、受信装置の種別毎に、各
ストリーム生成部で生成される第1のストリームに割り
当てられるセグメント数を決定する。
【0016】第8および第9の発明によれば、放送制御
部は、様々な視聴情報を基に生成された視聴比率を使う
ので、より正確で実情に沿うセグメント数を決定するこ
とができる。
【0017】第10の発明は、第2の発明に従属してお
り、放送局は、自身が送信するコンテンツデータに関連
する関連情報を外部から受信するデータ受信部をさらに
備える。放送制御部は、データ受信部により受信された
関連情報をさらに使って、各ストリーム生成部で生成さ
れる第1のストリームに割り当てられるセグメント数を
決定する。
【0018】第10の発明によれば、放送制御部は、視
聴比率だけでなく、関連データを使うことにより、より
多様な値のセグメント数を決定することが可能になる。
【0019】第11の発明は、第2の発明に従属してお
り、各受信装置は、コンテンツ出力部により出力された
コンテンツデータを特定する履歴情報を生成する。視聴
比率算出部はさらに、各受信装置で生成された履歴情報
に基づいて、今回送信されるコンテンツデータの視聴比
率の予測値を算出する。放送制御部は、視聴比率算出部
により算出された視聴比率の予測値に基づいて、各スト
リーム生成部で生成される第1のストリームに割り当て
られるセグメント数の初期値を決定する。
【0020】第11の発明によれば、放送制御部は、ユ
ーザの履歴情報を基に生成された視聴比率の予測値を使
うので、より正確なセグメント数の初期値を決定するこ
とができる。
【0021】第12の発明は、第1の発明に従属してお
り、再多重化部はさらに、いずれかのセグメントに、コ
ンテンツデータ以外のデータを多重する。
【0022】第12の発明によれば、ユーザは、コンテ
ンツデータ以外の他のデータを視聴することができるの
で、より多くの情報を得ることが可能になる。
【0023】第13の発明は、階層伝送により、1チャ
ンネルを分割した複数のセグメントを使って、複数のコ
ンテンツデータを、放送局が複数の受信装置に放送する
方法であって、放送局は、各受信装置から送信されてく
る情報に基づいて、各コンテンツデータの視聴比率を算
出する視聴比率算出ステップと、互いに異なる内容を表
す複数のコンテンツデータに予め定められた処理を行っ
て、複数の第1のストリームを生成するストリーム生成
ステップと、視聴比率算出ステップで算出された視聴比
率に基づいて、ストリーム生成ステップで生成される第
1のストリームに割り当てられるセグメント数を決定す
るセグメント数決定ステップと、ストリーム生成ステッ
プで生成された第1のストリームを、放送制御ステップ
で決定されたセグメント数に従って多重化して、第2の
ストリームを生成する再多重化ステップとを備える。各
受信装置は、必要なセグメントを選択することにより、
再多重化ステップで生成された第2のストリームから、
再生対象となる第1のストリームを受信する階層選択ス
テップと、階層選択ステップにより受信された第1のス
トリームに予め定められた処理を行って、再生対象とな
るコンテンツデータを再生するコンテンツ再生ステップ
と、コンテンツ再生ステップにより生成されたコンテン
ツデータが表す内容を出力するコンテンツ出力ステップ
とを備える。
【0024】第14の発明は、階層伝送により、1チャ
ンネルを分割した複数のセグメントを使って、複数のコ
ンテンツデータを、複数の受信装置に放送する放送局で
あって、各受信装置は、ユーザにより視聴されるコンテ
ンツデータを特定する視聴情報を生成して送信し、各受
信装置から送信されてくる視聴情報に基づいて、各コン
テンツデータの視聴比率を算出する視聴比率算出部と、
互いに異なる内容を表す複数のコンテンツデータを格納
するコンテンツ格納部と、コンテンツ格納部に格納され
る複数のコンテンツデータに予め定められた処理を行っ
て、第1のストリームを生成する複数のストリーム生成
部と、視聴比率算出部で算出された視聴比率に基づい
て、各ストリーム生成部で生成される第1のストリーム
に割り当てられるセグメント数を決定する放送制御部
と、各ストリーム生成部で生成された第1のストリーム
を、放送制御部で決定されたセグメント数に従って多重
化して、第2のストリームを生成する再多重化部とを備
える。
【0025】第15の発明は、階層伝送により、1チャ
ンネルを分割した複数のセグメントを使って、複数のコ
ンテンツデータを、複数の受信装置に放送する方法であ
って、各受信装置は、ユーザにより視聴されるコンテン
ツデータを特定する視聴情報を生成して送信する。放送
方法は、各受信装置から送信されてくる視聴情報に基づ
いて、各コンテンツデータの視聴比率を算出する視聴比
率算出ステップと、互いに異なる内容を表す複数のコン
テンツデータに予め定められた処理を行って、複数の第
1のストリームを生成するストリーム生成ステップと、
視聴比率算出ステップで算出された視聴比率に基づい
て、各ストリーム生成部で生成される第1のストリーム
に割り当てられるセグメント数を決定する放送制御ステ
ップと、各ストリーム生成ステップで生成された第1の
ストリームを、放送制御ステップで決定されたセグメン
ト数に従って多重化して、第2のストリームを生成する
再多重化ステップとを備える。
【0026】第16の発明は、階層伝送により、1チャ
ンネルを分割した複数のセグメントを使って、放送局に
より送信される複数のコンテンツデータを受信する受信
装置であって、放送局は、内部に格納されている複数の
コンテンツデータを使って、複数の第1のストリームを
生成し、生成した複数の第1のストリームを、自身が決
定したセグメント数に従って多重化して、第2のストリ
ームを生成する。受信装置は、必要なセグメントを選択
することにより、放送局で生成された第2のストリーム
から、再生対象となる第1のストリームを受信する階層
選択部と、階層選択部により受信された第1のストリー
ムに予め定められた処理を行って、再生対象となるコン
テンツデータを再生するコンテンツ再生部と、コンテン
ツ再生部により生成されたコンテンツデータが表す内容
を出力するコンテンツ出力部と、コンテンツ出力部から
出力されるコンテンツデータを特定する視聴情報を生成
する視聴情報生成部とを備える。放送局はさらに、視聴
情報生成部で生成された視聴情報に基づいて、第1のス
トリームのそれぞれに割り当てられるセグメント数を決
定する。
【0027】第17の発明は、階層伝送により、1チャ
ンネルを分割した複数のセグメントを使って、放送局に
より送信される複数のコンテンツデータを受信する方法
であって、放送局は、内部に格納されている複数のコン
テンツデータを使って、複数の第1のストリームを生成
し、生成した複数の第1のストリームを、自身が決定し
たセグメント数に従って多重化して、第2のストリーム
を生成する。受信方法は、必要なセグメントを選択する
ことにより、放送局で生成された第2のストリームか
ら、再生対象となる第1のストリームを受信する階層選
択ステップと、階層選択ステップで受信された第1のス
トリームに予め定められた処理を行って、再生対象とな
るコンテンツデータを再生するコンテンツ再生ステップ
と、コンテンツ再生ステップで生成されたコンテンツデ
ータが表す内容を出力するコンテンツ出力ステップと、
コンテンツ出力ステップで出力されるコンテンツデータ
を特定する視聴情報を生成する視聴情報生成ステップと
を備える。放送局はさらに、視聴情報生成ステップで生
成された視聴情報に基づいて、第1のストリームのそれ
ぞれに割り当てられるセグメント数を決定する。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るデジタル放送システムの全体構成を示すブロック図で
ある。図1において、デジタル放送システムは、放送局
1と、複数の受信装置2と、通信回線3とを備えてい
る。なお、図1には、紙面のスペースの都合上、2台の
受信装置2が描かれている。
【0029】放送局1には、図2に示すように、m個
(mは2以上の自然数)のセグメントSGから構成され
るチャンネルCHが少なくとも1つ割り当てられてい
る。放送局1は、後述する放送信号BCSを生成して、
割り当てられたチャンネルCHを使って受信装置2に送
信する。さらに、放送局1には、通信回線3を通じて、
各受信装置2によって送出された伝送信号SSが到着す
る。放送局1は、受信信号SSに所定の処理を行う。以
上の各処理を行うために、放送局1は、図3に示すよう
に、コンテンツ格納部11と、n個のストリーム生成部
121 〜12n との備えている。各ストリーム生成部1
1 …,12n は、符号化部1211 および多重化部1
221 …,符号化部121n および多重化部122n
有する。ここで、nは好ましくは、2以上の自然数であ
る。放送局1はさらに、再多重化部13と、放送信号送
出部14と、データ受信部15と、視聴情報格納部16
と、視聴比率算出部17と、放送制御部18と、情報要
求格納部19と、付加情報生成部110と、ヘッダ情報
生成部111と、制御情報生成部112とを備えてい
る。
【0030】また、図1の受信装置2は、ユーザの居住
空間に設置される定置型、およびユーザにより携帯され
たり、車載されたりする移動型のいずれかである。な
お、図1には、定置型および移動型の受信装置2が1台
ずつ示されている。以上の受信装置2は、放送局1から
の放送信号BCSを受信し、受信信号BCSに所定の処
理を行う。さらに、受信装置2は、伝送信号SSを生成
して、通信回線3に送出する。以上の各処理のために、
受信装置2は、図4に示すように、チューナ部21と、
階層選択部22と、コンテンツ再生部23とを備えてい
る。コンテンツ再生部23は、分離部231と、オーデ
ィオ再生部232と、ビデオ再生部233とを有する。
受信装置2はさらに、スピーカ241および表示装置2
42からなるコンテンツ出力部24と、表示メッセージ
合成部25と、付加情報解析部26と、表示メッセージ
生成部27と、受信制御部28と、入力装置29と、ユ
ーザ情報格納部210と、視聴情報生成部211と、デ
ータ送出部212と、終了検出部213とを備えてい
る。
【0031】次に、上記構成のデジタル放送システムの
動作について説明する。まず、受信装置2のユーザは、
入力装置29を操作して、予め定められた項目毎に、ユ
ーザ情報PIを入力する。入力ユーザ情報PIは、ユー
ザ情報格納部210に格納される。ここで、ユーザ情報
PIとは、受信装置2のユーザに関連する情報であっ
て、特に、受信装置2のユーザの嗜好を示す情報を含
む。さらに、ユーザ情報PIは、後述する視聴情報要求
IRを使って放送局1が得ることができる情報でもあ
る。以上のユーザ情報PIの例として、図5に示すユー
ザ情報格納部210では、所定項目として、受信装置2
が定置型であるか移動型であるかを特定するための種別
と、ユーザの性別、年齢および住所と、音楽、映画、金
銭、ミュージカルおよび支援するプロ野球チーム名とが
定められている。また、ユーザ情報PIとしては、受信
装置2の種別として定置型、性別として男性、年齢とし
て25歳、さらに、住所として広島県を表す情報が登録
される。また、音楽、映画および金銭のそれぞれに興味
があることを表す情報が登録され、ミュージカルには興
味がないことを表す情報が登録される。また、支援する
プロ野球チームとして広島東洋カープを表す情報が登録
される。
【0032】また、放送局1は、互いに内容が異なるn
個のコンテンツデータCD1 〜CD n を時刻T1 から時
刻T2 まで放送する予定である。コンテンツデータCD
1 は、典型的には、放送局1が提供する番組内容を表す
映像データRV1 および音声データRA1 の組み合わせ
である。コンテンツデータCD2 ,…CDn も、映像デ
ータRV2 および音声データRA2 ,…映像データRV
n および音声データRAn の組み合わせである。以上の
コンテンツデータCD1 〜CDn は、遅くともそれらの
放送開始時刻T1 までに、図3に示すコンテンツ格納部
11に格納され、時刻T1 から時刻T2 までの間、1つ
のチャンネルCHに多重された状態で放送される。ま
た、放送のために、コンテンツデータCD1 〜CD
n は、放送制御部18により割り当てられるセグメント
数NS1 〜NSn に相当する数のセグメントSGを使っ
て送信される。合計m個のセグメントSGの有効利用の
観点からは、セグメント数NS1 からNSn の合計はm
であることが好ましいが、その合計はm未満であっても
良い。ここで、セグメント数NS1 〜NSn は、時刻T
1から時刻T2 までの間、放送制御部18により設定さ
れる可変値である。また、コンテンツデータCD1 の送
信に使われるNS1 個のセグメントSGのことを階層H
1 と称する。同様に、セグメントデータCD2 〜CDn
の送信に使われるNS2 〜NSn 個のセグメントSGの
ことを階層H2 〜Hn と称する。
【0033】本実施形態では、以降の説明を具体的なも
のにするために、n=2と仮定し、さらに、放送局1
は、広島東洋カープ対読売ジャイアンツのプロ野球中継
を2002年5月2日の19時から21時まで行う予定
である。つまり、19時が時刻T1 であり、21時が時
刻T2 である。その際、放送局1は、広島東洋カープフ
ァンに向けた試合映像を表すデジタル形式のコンテンツ
データCD1 、および、読売ジャイアンツファンに向け
た試合映像を表すデジタル形式のコンテンツデータCD
2 を、階層H1 およびH2 を使って提供する。
【0034】さらに、セグメント数NS1 〜NSn を変
更可能にするために、番組構成情報CCIと、視聴情報
要求IRa およびIRb とは、好ましくは、時刻T1
りも前に準備される。ここで、番組構成情報CCIは、
図6に示すように、放送制御部18により保持されてお
り、フィールドFa 〜Fc を有している。フィールドF
a には、識別情報IDとしてのプロ野球中継の開始時刻
である2002年5月2日19時を意味する20020
5021900が記述される。フィールドFbには、階
層H1 およびH2 で提供されるコンテンツデータCD1
およびCD2 が記述される。フィールドFc には、ユー
ザ情報PIに応じた階層H1 およびH2が記述される。
より具体的には、ユーザ情報PIとしての支援プロ野球
チームが広島東洋カープの場合には、階層H1 を選択す
るよう、さらに、それが広島東洋カープ以外であれば、
階層H2 を選択するよう、記述される。
【0035】また、視聴情報要求IRa は、図7に示す
ように、情報要求格納部19に格納されており、ユーザ
情報格納部210に格納されているユーザ情報PIを指
定して、指定したものを放送局1へと送信するように要
求するため情報である。より具体的には、視聴情報要求
IRa は、フィールドFd およびFe を有する。フィー
ルドFd には、放送局1が取得対象としている項目に対
するユーザ情報PIとして、支援プロ野球チームが記述
される。フィールドFe には、フィールドFdに記述さ
れたユーザ情報PIの送信先となる放送局1、および識
別情報IDが記述される。以上の視聴情報要求IRa に
おいて、識別情報IDは、複数回送信可能な視聴情報要
求IRa のそれぞれを特定するための情報であって、本
実施形態では、各視聴情報要求IRa の送信時刻を示す
タイムスタンプが利用される。以上のような放送局1お
よび識別情報IDの一例として、図7に示すように、日
本テレビ(R) と、その送信時刻としての2002年5月
2日18時50分を意味する200205021850
が記述される。
【0036】また、視聴情報要求IRb は、図7に示す
ように、情報要求格納部19に格納されている点と、フ
ィールドFd およびFe を有する点とで同様であるが、
番組構成情報CCIのフィールドFb に記述される階層
1 およびH2 のいずれかを選択して、指定したものを
放送局1へと送信するように要求するため情報である。
そのため、フィールドFd には、放送局1が取得対象と
している情報が現在の階層Hi (iは、1〜nのいずれ
かの自然数)である旨が記述される。フィールドFe に
は、視聴情報要求IRa と同様の情報が記述される。た
だし、視聴情報要求IRb はコンテンツデータCD1
よびCD2 の放送開始後に送信されるので、識別情報I
Dとしては、2002年5月2日19時15分を意味す
る200205021915が記述される。
【0037】次に、本デジタル放送システムにおける特
徴的なデータ伝送について説明する。まず、放送局1
は、コンテンツデータCD1 およびCD2 に割り当てる
セグメント数NS1 およびNS2 の初期値を決定する。
そのために、放送制御部18は、例えば、18時50分
のように時刻T1 以前のタイミングで、内部に保持する
番組構成情報CCIを付加情報生成部110に渡す。さ
らに、実質的に同じタイミングで、放送制御部18は、
情報要求格納部19に対して、内部に格納する視聴情報
要求IRa を付加情報生成部110に渡すように指示す
る。その結果、付加情報生成部110は、情報要求格納
部19から、視聴情報要求IRa を受け取る。ここで、
今回、視聴情報要求IRa が使われるのは、現時点が時
刻T1 よりも前であるため、ユーザはいずれの階層Hi
も指定していないからである。つまり、放送局1は、ユ
ーザ情報格納部210のユーザ情報PIを頼りにセグメ
ント数NS1 およびNS2 を決定する。付加情報生成部
110は、受け取った番組構成情報CCIおよび視聴情
報要求IRa を組み合わせて、図8に示すような付加情
報DIを生成し、生成したものを全ての多重化部122
1 および1222 に渡す。
【0038】多重化部1221 および1222 は、付加
情報生成部110から受け取った付加情報DIと、他の
入力情報とを多重して、第1のストリームMP1 および
MP 2 を生成し、生成したものを再多重化部13に渡
す。ここで、現在、時刻T1 前であることから、コンテ
ンツデータCD1 およびCD2 は放送されていない。そ
のため、現段階では、符号化部1211 および1212
ならびにヘッダ情報生成部111からの入力情報につい
ては説明しない。
【0039】再多重化部13は、受け取った第1のスト
リームMP1 およびMP2 を多重化して、第2のストリ
ームMMPを生成して、生成したものを放送信号送出部
14に渡す。放送信号送出部14は、予め定められた変
調方式に従って、受け取った第2のストリームMMPか
ら、放送信号BCSを生成して、アンテナを通じて、チ
ャンネルCH上に送出する。
【0040】以上の放送信号BCSは各受信装置1のア
ンテナに到着する。現時点ではコンテンツデータCD1
およびCD2 は未送信であるから、以下の説明では、付
加情報DIへの処理のみを説明する点を予め断ってお
く。各受信装置2において、チューナ部21は、アンテ
ナを通じて、チャンネルCH上を伝送されてくる放送信
号BCSを受信する。さらに、チューナ部21は、受信
信号BCSを復調して、第2のストリームMMPを再生
し、再生したものを階層選択部22に渡す。階層選択部
22は、受信した第2のストリームMMPから、予め定
められた第1のストリームMP1 またはMP2 を選択し
て、コンテンツ再生部231の分離部231に渡す。分
離部231は、受け取った第1のストリームMP1 また
はMP2 から、付加情報DIを分離して、付加情報解析
部26に渡す。
【0041】付加情報解析部26は、受け取った付加情
報DIを受信制御部28に渡し、さらに、それから分離
した視聴情報要求IRa を視聴情報生成部211に渡
す。受信制御部28は、付加情報DIの受信に応答し
て、フィールドFa 内の識別情報IDで特定される放送
内容を受信時に、どの階層Hi を選択すれば良いかを指
定するための階層指定情報HSIを生成する。そのため
に、受信制御部28は、受け取った視聴情報要求IRa
のフィールドFd に従って、ユーザ情報格納部210か
ら、ユーザ情報PIとして、支援するプロ野球チームで
ある広島東洋カープを取得する。次に、受信制御部28
は、受け取った番組構成情報CCIのフィールドFc の
記述に従って、取得したユーザ情報PIに適切なもの
が、階層H1 を使って送信されてくるコンテンツデータ
CD1 であると決定する。その後、受信制御部28は、
図9に示すような、フィールドFf およびFg を有する
階層指定情報HSIを生成する。フィールドFf には、
番組構成情報CCIのフィールドFa 内の識別情報ID
が記述される。また、フィールドFg には、今回の処理
で決定した階層H1 が記述される。以上のようにして生
成された階層指定情報HSIを、受信制御部28は、階
層選択部22に渡す。階層選択部22は、図9に示すよ
うに階層指定情報HSIを内部に保持する。
【0042】また、視聴情報生成部211は、視聴情報
要求IRa の受信に応答して、フィールドFd で指定さ
れたユーザ情報PIを、ユーザ情報格納部210から取
得する。今回の場合、上述と同様に、ユーザ情報PIと
して、広島東洋カープが取得される。その後、視聴情報
生成部211は、図10に示すように、フィールドFh
およびFj を有しておりかつ視聴情報要求IRa を使っ
て放送局1から要求されたユーザ情報PIを含む視聴情
報VIを生成する。フィールドFh には、視聴情報要求
IRa のフィールドFe に記述された送信先および識別
情報IDが記述され、これによって、今回生成された視
聴情報VIがここに記述された識別情報IDを有する視
聴情報要求IRa に対する応答であることが特定され
る。フィールドFj には、今回の処理でユーザ情報格納
部210から取得されたユーザ情報PIが記述される。
以上のような視聴情報VIを、視聴情報生成部211
は、データ送出部212に渡す。データ送出部212
は、受け取った視聴情報VIから、予め定められた変調
方式に従って送信信号SSを生成して、通信回線3に送
出する。
【0043】以上の送信信号SSは、放送局1のデータ
受信部15に到着する。データ受信部15は、受信信号
SSを復調して、再生した視聴情報VIを、視聴情報格
納部16に格納する。その結果、視聴情報格納部16に
は、いくつかの受信装置2により送信された視聴情報V
Iが集まる。視聴比率算出部17は、予め定められたタ
イミングで、図11に示すような処理を行う。より具体
的には、まず、視聴比率算出部17は、視聴情報要求I
Ra に記述された識別情報IDとしての2002050
21850を設定する(ステップS11)。また、視聴
比率算出部17は、ステップS11で設定された識別情
報IDを有する視聴情報VIの総数をカウントするカウ
ンタの値Vt を初期値0に設定する(ステップS1
2)。さらに、視聴比率算出部17は、広島東洋カープ
を支援するユーザ数をカウントするためのカウンタの値
Vc を初期値0に設定する(ステップS13)。
【0044】次に、視聴比率算出部17は、視聴情報格
納部16に、未処理の視聴情報VIが格納されているか
否かを判断する(ステップS14)。ステップS14で
Noと判断した場合、視聴情報格納部16は、ステップ
S111を行う。それに対して、ステップS14でYe
sと判断した場合、視聴比率算出部17は、1つの視聴
情報VIを選択して(ステップS15)、選択したもの
に含まれる識別情報IDが、ステップS11で設定され
たものに一致するか否かを判断する(ステップS1
6)。ステップS16でNoと判断した場合、視聴比率
算出部17は、ステップS14に戻るが、逆にYesと
判断した場合には、カウンタ値Vt を1だけインクリメ
ントする(ステップS17)。その後、視聴比率算出部
17は、ステップS15で選択した視聴情報VIから、
ユーザ情報PIを取り出す(ステップS18)。次に、
視聴比率算出部17は、ステップS16で取り出したユ
ーザ情報PIが広島東洋カープであるか否かを判断し
(ステップS19)、本ステップでNoと判断した場
合、ステップS14に戻るが、逆にYesと判断した場
合には、カウンタ値Vc を1だけインクリメントして
(ステップS110)、ステップS14に戻る。以上の
ステップS14〜S110を繰り返すことにより、ステ
ップS14で未処理の視聴情報VIが無いと判断された
時点で、カウンタ値Vtは、ステップS11で設定され
た識別情報IDを有する視聴情報VIの総数を示し、カ
ウンタ値Vc は、ユーザ情報PIとしての広島東洋カー
プを有する視聴情報VIの数を示す。
【0045】また、ステップS14で未処理の視聴情報
VIが無いと判断した後、視聴比率算出部17は、(カ
ウンタ値Vc )/(カウンタ値Vt )を、広島東洋カー
プのファン向けのコンテンツデータCD1 の視聴比率R
1 として算出する。さらに、1−R1 を、読売ジャイア
ンツのファン向けのコンテンツデータCD2 の視聴比率
2 の初期値として算出する(ステップS111)。次
に、視聴比率算出部17は、ステップS11で設定され
た識別情報IDが記述されるフィールドFf と、ユーザ
情報PIとしての広島東洋カープの視聴比率R1 および
読売ジャイアンツの視聴比率R2 とが記述されるフィー
ルドFg とを有する視聴比率情報VSIを生成して、放
送制御部18に渡す(ステップS112)。なお、nが
2の場合には、視聴比率R1 から視聴比率R2 (=1−
1 )を求めることができるので、視聴比率R2 はフィ
ールドFg に記述される必要は特にない。
【0046】放送制御部18は、時刻T1 になると、ま
ず、図12に示すような処理を行って、コンテンツデー
タCD1 およびCD2 に割り当てられるセグメント数N
1およびNS2 の初期値を決定する。放送制御部18
は、具体的には、視聴比率算出部17からの受け取った
視聴比率情報VSIから、広島東洋カープ向けの視聴比
率R1 を取り出す(ステップS21)。その後、放送制
御部18は、m(セグメントSGの総数)×R1 を 階
層H1 に割り当てるセグメント数NS1 の初期値として
決定する(ステップS22)。ここで、m×R1 は整数
にならない場合もあるが、このような場合には、放送制
御部18は、小数点第1位およびそれ以降を切り捨てた
り、切り上げたり、さらには小数点第1位で四捨五入し
たりすればよい。次に、放送制御部18は、m−NS1
を、階層H2 に割り当てるセグメント数NS2 の初期値
として決定する(ステップS23)。次に、放送制御部
18は、階層H1 およびH2 に割り当てたセグメント数
NS1 およびNS2 を含むセグメント割り当て情報SS
Iを、制御情報生成部112および再多重化部13に渡
す(ステップS24)。
【0047】なお、以上の説明では、放送制御部18
は、視聴情報要求IRa の応答として送られてきた視聴
情報VIを参照して、セグメント数NS1 およびNS2
を決定した。しかし、これに限らず、受信装置2は、時
刻T1 からT2 までに放送されるプロ野球中継を予約録
画できる場合には、視聴情報VIの他の例としての予約
情報を使って、セグメント数NS1 およびNS2 を決定
しても良い。また、予約録画には、予約録画時の操作を
簡素化するために、周知のEPG(Electronic Program
Guide)を使うことが好ましい。
【0048】制御情報生成部112は、受け取ったセグ
メント割り当て情報SSIから、階層H1 のセグメント
数NS1 を取り出して、取り出したセグメント数NS1
で伝送可能なビットレートBR1 を算出し、算出したも
のを含む制御情報CI1 を生成して符号化部1211
渡す。同様に、制御情報生成部112は、セグメント数
NS2 で伝送可能なビットレートBR2 を算出して、算
出したものを含む制御情報CI2 を生成して符号化部1
212 に渡す。
【0049】また、前述したように、遅くとも時刻T1
には、コンテンツデータCD1 およびCD2 がコンテン
ツ格納部11に格納されている。このようなコンテンツ
格納部11に対して、放送制御部18は、コンテンツデ
ータCD1 を構成する映像データRV1 および音声デー
タRA1 を、ストリーム生成部121 に転送するように
指示する。ストリーム生成部121 において、符号化部
1211 は、受け取った映像データRV1 および音声デ
ータRA1 を、MPEG2(Motion Picture Experts Gr
oup Phase2) に代表される所定の符号化方式に従って符
号化して、符号化映像データCV1 および符号化音声デ
ータCA1 を生成する。この時、符号化部1211 は、
制御情報CI1 により指定されたビットレートBR1
符号化を行う。これら生成された符号化映像データCV
1 および符号化音声データCA1は、符号化部1211
から多重化部1221 に送られる。
【0050】コンテンツ格納部11はさらに、上述と実
質的に同じタイミングで、コンテンツデータCD2 を構
成する映像データRV2 および音声データRA2 をスト
リーム生成部122に転送するよう指示を受ける。スト
リーム生成部122 において、符号化部1212 は、符
号化部1211 と同様にして、受け取った映像データR
2 および音声データRA2 から、ビットレートBR2
の符号化映像データCV2 および符号化音声データCA
2 を生成して、多重化部1221 に渡す。
【0051】また、放送制御部18は、前述と同様に、
内部の番組構成情報CCIを付加情報生成部110に渡
す。さらに、実質的に同じタイミングで、放送制御部1
8は、情報要求格納部19に、内部に格納される視聴情
報要求IRb を付加情報生成部110に渡すように指示
する。ここで、今回、視聴情報要求IRb が使われるの
は、既にコンテンツデータCD1 およびCD2 の送信が
始まっているため、ユーザが現在選択している階層Hi
を頼りにセグメント数NS1 およびNS2 を決定する方
がより実際の状況を反映することができるからである。
つまり、ユーザは、好みに応じて、階層Hi を変更でき
るので、予め定められたユーザ情報PIを使ってセグメ
ント数NS1 およびNS2 を決定するのは好ましくない
からである。
【0052】以上の処理の結果、付加情報生成部110
により、図8に示す付加情報DIが生成され、生成され
た付加情報DIは全ての多重化部1221 および122
2 に送られる。さらに、放送制御部18は、内部に保持
する識別情報IDを少なくともヘッダ情報生成部111
に渡して、ヘッダ情報HIを生成するように指示する。
その指示に応答して、ヘッダ情報生成部111は、識別
情報IDを含むヘッダ情報HIを生成して、全ての多重
化部1221 および1222 に渡す。
【0053】以上の処理により、多重化部1221 は、
符号化映像データCV1 および符号化音声データCA1
と、付加情報DIと、ヘッダ情報HIとを受け取る。多
重化部1221 は、図13に示すように、少なくとも符
号化映像データCV1 および符号化音声データCA1
予め定められたデータサイズで分割してデータブロック
を生成し、生成したデータブロックのそれぞれにヘッダ
情報HIをパケットヘッダとして付加する。これによっ
て、いくつかのデータパケットDPが組み立てられる。
さらに、多重化部1221 は、付加情報DIをデータブ
ロックとして扱い、それにもヘッダ情報HIをパケット
ヘッダとして付加することにより、データパケットDP
を組み立てる。その後、多重化部1221 は、組み立て
たデータパケットDPを多重化して順番に出力し、これ
によって、第1のストリームMP 1 を生成する。
【0054】多重化部1222 は、多重化部1221
同様の方法で、第1のストリームMP2 を生成するが、
第1のストリームMP2 は、第1のストリームMP1
比較すると、符号化映像データCV1 および符号化音声
データCA1 の代わりに、符号化映像データCV2 およ
び符号化音声データCA2 を使って第1のストリームM
2 を生成する点で相違する。以上のようにして生成さ
れた第1のストリームMP1 およびMP2 は、再多重化
部13に送られる。
【0055】再多重化部13は、上述のように、セグメ
ント割り当て情報SSIを放送制御部18から受け取っ
ており、それに従って、受け取った第1のストリームM
1およびMP2 を多重化して、図14に示すような第
2のストリームMMPを生成する。より具体的には、再
多重化部13は、受け取った第1のストリームMP1
構成するデータパケットDPをセグメント数NS1 だけ
選択して、選択したデータパケットDPを、セグメント
数NS1 に相当する個数のセグメントSGに多重化す
る。この時、再多重化部13は、多重された各データパ
ケットDPに、互いに同じ階層H1 のコンテンツデータ
CD1 が多重されていることを示す階層情報LI1 を付
加する。さらに、再多重化部13は、受け取った第1の
ストリームMP2 を構成するデータパケットをセグメン
ト数NS2 だけ選択して、選択したデータパケットDP
を、セグメント数NS2 に相当する個数のセグメントS
Gに多重化する。この場合も、再多重化部13は、多重
された各データパケットDPに、互いに同じ階層H2
コンテンツデータCD2 が多重されていることを示す階
層情報LI2 を付加する。以上のようにして、再多重化
部13は、第2のストリームMMPを生成し、生成した
ものを放送信号送出部14に渡す。放送信号送出部14
は、予め定められた変調方式に従って、受け取った第2
のストリームMMPから、放送信号BCSを生成して、
アンテナを通じて、チャンネルCH上に送出する。な
お、図14では図示を省略しているが、第2のストリー
ムMMPには、誤り訂正符号に代表される付加的な情報
がさらに付加されても良い。
【0056】以上の放送信号BCSは各受信装置1のア
ンテナに到着する。各受信装置2において、チューナ部
21は、アンテナを通じて、チャンネルCH上を伝送さ
れてくる放送信号BCSを受信する。さらに、チューナ
部21は、受信信号BCSを復調して、第2のストリー
ムMMPを再生し、再生したものを階層選択部22に渡
す。図9を参照して説明したように、階層選択部22
は、階層指定情報HSIを保持しており、これには、識
別情報IDと、階層H1 とが記述されている。また、階
層選択部22は、受信した第2のストリームMMPに含
まれる各ヘッダ情報HIから識別情報IDを取り出す。
階層選択部22は、ヘッダ情報HIから取り出した識別
情報IDに一致するものを含む階層指定情報HSIを選
択して、選択したものに記述されている階層H1 を取り
出す。これにより、階層選択部22は、今回受信すべき
コンテンツデータCD1 が階層H1 に含まれるNS1
のセグメントSGを使って放送されていることを知るこ
とができる。次に、階層選択部22は、第2のストリー
ムMMPから、階層情報LI1 が付加されている第1の
ストリームMP1 を選択して、コンテンツ再生部23の
分離部231に渡す。なお、図3には、階層選択部22
から分離部231には、第1のストリームMP i と示さ
れているが、今、i=1であることから、上述では、階
層選択部22からは第1のストリームMP1 が送られる
として説明している。
【0057】コンテンツ再生部23において、分離部2
31は、第1のストリームMP1 から、符号化音声デー
タCA1 、符号化映像データCV1 および付加情報DI
に分離する。分離された符号化音声データCA1 は、オ
ーディオ再生部232に渡され、オーディオ再生部23
2は、受け取ったものから音声データRA1 を復号す
る。また、分離部231により分離された符号化映像デ
ータCV1 は、ビデオ再生部233に渡され、ビデオ再
生部233は、受け取ったものから映像データRV1
復号する。以上のようにして再生された音声データRA
1 は、コンテンツ出力部24のスピーカ241に渡され
る。また、再生された映像データRV1 は、表示メッセ
ージ合成部25に渡される。
【0058】ところで、分離部231は、付加情報DI
を付加情報解析部26に送っている。付加情報解析部2
6は、受け取った付加情報DIを構成する視聴情報要求
IRb のフィールドFd を解釈することで、放送局1が
現在の階層Hi を要求していることが分かる。このよう
な要求に応答して、付加情報解析部26は、付加情報D
Iを構成する番組構成情報CCIを表示メッセージ生成
部27に送る。表示メッセージ生成部27は、受け取っ
た番組構成情報CCIのフィールドFb を解釈して、各
階層H1 およびH2 を使って放送されているコンテンツ
データCD1 およびCD2 を選択可能な画像である表示
メッセージDMを生成し、生成したものを表示メッセー
ジDMを表示メッセージ合成部25に渡す。
【0059】以上の処理により、表示メッセージ合成部
25は、ビデオ再生部233からの映像データRV1
よび表示メッセージDMを受け取る。表示メッセージ合
成部25は、受け取った映像データRV1 および表示メ
ッセージDMを合成して、表示データDD1 を生成す
る。生成された表示データDD1 は、コンテンツ出力部
24の表示装置242に送られる。
【0060】コンテンツ出力部24において、スピーカ
241は、受け取った音声データRA1 に従って、広島
東洋カープのファン向けに制作されたプロ野球中継の音
声を出力する。また、表示装置242は、受け取った表
示データDD1 に従って、図15に示すような、スピー
カ241の出力音声に同期した映像を出力する。また、
同時に、表示装置242は、各階層H1 およびH2 を使
って放送されているコンテンツデータCD1 およびCD
2 を選択可能な画像(いわゆるOSD(On Screen Displ
ay) )も出力する。以上のようにして、受信装置2は、
ユーザの嗜好に合わせたプロ野球中継を出力する。
【0061】ここで、ユーザは、入力装置29を操作し
て、自分が現在視聴しているコンテンツデータCD1
たはCD2 の階層H1 またはH2 のいずれかを選択す
る。入力装置29は、選択されたものを視聴情報生成部
211および受信制御部28に送る。ここで、説明の便
宜上、今回、階層H2 が選択されたと仮定する。視聴情
報生成部211は、前述したような処理を行って、図1
0に示す視聴情報VIを生成する。それ故、放送局1
は、現時点の視聴情報VIを、複数の受信装置2から集
めることになり、予め定められたタイミングで、図11
および図12の処理を行う。その結果、放送局1では、
図16に示すように経時変化する視聴比率R 1 およびR
2 が得られ、さらには、図17に示すように経時変化す
るセグメント数NS1 およびNS2 が得られる。これに
よって、視聴比率R1 が大きければ、コンテンツデータ
CD1 は多くのセグメントSGを使って放送されるた
め、広島東洋カープのファンは、相対的に高精細度のプ
ロ野球中継を視聴することができる。逆に、視聴比率R
2 が大きければ、コンテンツ出力部24からは、コンテ
ンツデータCD2 が表す内容が相対的に高精細度で出力
される。以上のように、本実施形態では、有限数のセグ
メントSGを有効利用することができるようになる。
【0062】受信制御部28は、今回の場合、上述の入
力装置29から受け取った階層H2を指定するための階
層指定情報HSI(図9参照)を生成して、階層選択部
22に渡す。階層選択部22は、受け取った階層指定情
報HSIを内部に保持する。
【0063】本デジタル放送システムでは、以上のよう
な処理を時刻T2 まで繰り返す。また、第1のストリー
ムMP1 およびMP2 の最後には、放送内容が終了する
ことを示す終了コードが付加される。分離部231は、
このような終了コードを、終了検出部213に渡す。終
了検出部213は、受け取った終了コードにより、放送
内容の終了タイミングを検出し、その検出結果を受信制
御部28に渡す。受信制御部28は、受け取った検出結
果に従って、階層選択部22に、現在の階層指示情報H
SIを選択している状態を終了するように指示する。
【0064】なお、以上の実施形態では、NS1 個のセ
グメントSGを使って、コンテンツデータCD1 が放送
されるとして説明したが、これに限らず、NS1 個の
内、いくつかのセグメントSGを使って、他のプロ野球
の試合の途中経過に代表されるデータを多重して放送し
ても良い。
【0065】また、データ受信部15は、視聴情報VI
だけでなく、図2に示すように、関連情報SIを受信す
ることもできる。ここで、関連情報SIとは、時刻T1
から放送されるコンテンツデータCD1 およびCD2
関連する情報であって、上述の例に従えば、広島東洋カ
ープ対読売ジャイアンツの試合に関連する情報である。
その具体例として、関連情報SIは、広島東洋カープ対
読売ジャイアンツの試合のスコアを表したり、その日の
天候を表したりする。放送制御部18は、視聴比率R1
およびR2 だけでなく、以上のような関連情報SIが表
すスコアまたは天候を考慮して、セグメント数NS1
よびNS2 を決定しても良い。例えば、放送制御部18
は、スコア的に優位なチーム側のセグメント数NS1
たはNS 2 を予め定められた数だけ多くする。他の例と
して、放送制御部18は、天候が悪い場合には、試合会
場への出足が鈍ることから、より多くのユーザが受信装
置2を通じて試合中継を観ると考えられることから、セ
グメント数NS1 またはNS2 を予め定められた数だけ
多くし、これによって、コンテンツ出力部24からは高
精細なプロ野球中継が出力される。
【0066】また、以上の実施形態では、コンテンツデ
ータCD1 およびCD2 の具体例として、プロ野球の試
合中継を採り上げたが、これに限らず、歌番組やバラエ
ティに代表される放送番組全てに簡単に応用できる。さ
らに、コマーシャルにも簡単に応用できる。
【0067】また、デジタル放送システムには、前述し
たように、定置型の受信装置2だけでなく、移動型の受
信装置2もある。このような移動型の受信装置2は、一
般的に、定置型の受信装置2と比較すると、表示装置2
42の画面の大きさが小さく、ビットレートは低いが移
動受信に強い変調方式に対応した構成を有している、。
そのため、放送局1は、移動型用のコンテンツデータC
Dをさらに送信する場合がある。この場合、受信装置2
は、視聴情報VIに、自身の種別をさらに記述して放送
局1に送る。放送局1は、受信した視聴情報VIを使っ
て、受信装置2の種別毎に視聴比率Rを算出して、算出
した視聴比率Rに従ってセグメント数NSを決定する。
決定されたセグメント数NSに相当する数のセグメント
SGを使って、各コンテンツデータは送信される。
【0068】ところで、以上の実施形態で説明したプロ
野球中継では長期にわたって同じカードが複数試合行わ
れる。そのような場合には、視聴情報VIは、ユーザが
過去に実際に視聴したコンテンツデータCD1 〜CDn
を特定する視聴履歴情報を含んでいても良い。そして、
視聴比率算出部17は、対象となるコンテンツデータC
1 〜CDn の視聴比率R1 〜Rn を含む視聴比率情報
VSIを生成する。放送制御部18は、次回同じカード
の中継を行う時、視聴比率算出部17で生成された視聴
比率情報VSIを使って、セグメント数NS1 〜NSn
の初期値を決定する。
【0069】また、以上の実施形態において、再多重化
部13は、セグメント数NS1 〜NSn に相当する数の
セグメントSGを使って、第1のストリームMP1 〜M
nを多重化するとして説明したが、これに限らず、一
部のセグメントSGに他のデータを多重しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタル放送システ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の放送局1に割り当てられるチャンネルC
Hの構成を示す模式図である。
【図3】図1の放送局1の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図4】図1の受信装置2の詳細な構成を示すブロック
図である。
【図5】、図4のユーザ情報格納部210に格納される
ユーザ情報PIの一例を示す模式図である。
【図6】図3の放送制御部18に格納される番組構成情
報CCIの一例を示す模式図である。
【図7】図3の情報要求格納部19に格納される視聴情
報要求IRa およびIRb の一例を示す模式図である。
【図8】図3の付加情報生成部110により生成される
付加情報DIの構造を示す模式図である。
【図9】図4の受信制御部28で生成される階層指定情
報HSIの一例を示す模式図である。
【図10】図4の視聴情報生成部211で生成される視
聴情報VIの一例を示す模式図である。
【図11】図3の視聴比率算出部17の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図3の放送制御部18の処理を示すフローチ
ャートである。
【図13】図3の各多重化部1211 〜121n の処理
内容を示す図である。
【図14】図3の再多重化部13の処理内容を示す図で
ある。
【図15】図3の表示装置242の出力画像の一例を示
す模式図である。
【図16】図3の視聴比率算出部17により算出される
視聴比率R1 およびR2 の経時変化を示す図である。
【図17】図3の放送制御部18により算出されるセグ
メント数NS1 およびNS2 の経時変化を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…放送局 11…コンテンツ格納部 121 〜12n …符号化部 131 〜13n …多重化部 14…再多重化部 15…放送信号送出部 16…データ受信部 17…視聴情報格納部 18…視聴比率算出部 19…放送制御部 110…情報要求格納部 111…付加情報生成部 112…ヘッダ情報生成部 113…制御情報生成部 2…受信装置 21…チューナ部 22…階層選択部 23…コンテンツ再生部 231…分離部 232…オーディオ再生部 233…ビデオ再生部 24…コンテンツ出力部 241…スピーカ 242…表示装置 25…表示メッセージ合成部 26…付加情報解析部 27…表示メッセージ生成部 28…受信制御部 29…入力装置 210…ユーザ情報格納部 211…視聴情報生成部 212…データ送出部 213…終了検出部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層伝送により、1チャンネルを分割し
    た複数のセグメントを使って、複数のコンテンツデータ
    を、放送局が複数の受信装置に放送するデジタル放送シ
    ステムであって、 前記放送局は、 各前記受信装置から送信されてくる情報に基づいて、各
    前記コンテンツデータの視聴比率を算出する視聴比率算
    出部と、 互いに異なる内容を表す複数のコンテンツデータを格納
    するコンテンツ格納部と、 前記コンテンツ格納部に格納される複数のコンテンツデ
    ータに予め定められた処理を行って、第1のストリーム
    を生成する複数のストリーム生成部と、 前記視聴比率算出部で算出された視聴比率に基づいて、
    各前記ストリーム生成部で生成される第1のストリーム
    に割り当てられるセグメント数を決定する放送制御部
    と、 各前記ストリーム生成部で生成された第1のストリーム
    を、前記放送制御部で決定されたセグメント数に従って
    多重化して、第2のストリームを生成する再多重化部と
    を備え、 各前記受信装置は、 必要なセグメントを選択することにより、前記再多重化
    部で生成された第2のストリームから、再生対象となる
    第1のストリームを受信する階層選択部と、 前記階層選択部により受信された第1のストリームに予
    め定められた処理を行って、再生対象となるコンテンツ
    データを再生するコンテンツ再生部と、 前記コンテンツ再生部により生成されたコンテンツデー
    タが表す内容を出力するコンテンツ出力部とを備える、
    デジタル放送システム。
  2. 【請求項2】 各前記受信装置は、ユーザにより視聴さ
    れるコンテンツデータを特定する視聴情報を生成する視
    聴情報生成部をさらに備え、 前記視聴比率算出部は、各前記視聴情報生成部で生成さ
    れた視聴情報に基づいて、各前記コンテンツデータの視
    聴比率を算出する、請求項1に記載のデジタル放送シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記視聴情報生成部は、各コンテンツデ
    ータの放送前に視聴情報を生成し、 前記放送制御部は、各コンテンツデータの放送前に前記
    視聴比率算出部により算出された視聴比率に基づいて、
    各前記ストリーム生成部で生成される第1のストリーム
    に割り当てられるセグメント数の初期値を決定する、請
    求項2に記載のデジタル放送システム。
  4. 【請求項4】 前記放送局は、前記視聴情報生成部によ
    り生成される視聴情報を取得するための視聴情報要求を
    含む付加情報を生成する付加情報生成部をさらに備え、 各前記受信装置は、ユーザの嗜好を示すユーザ情報を格
    納するユーザ情報格納部をさらに備え、 前記視聴情報生成部は、前記付加情報生成部により生成
    された付加情報に含まれる視聴情報要求に基づいて、前
    記ユーザ情報格納部からユーザ情報を取り出し、取り出
    したユーザ情報を使って視聴情報を生成する、請求項3
    に記載のデジタル放送システム。
  5. 【請求項5】 前記視聴情報生成部は、各コンテンツデ
    ータの放送中に視聴情報を生成し、 前記放送制御部は、各コンテンツデータの放送中に前記
    視聴比率算出部により算出された視聴比率に基づいて、
    各前記ストリーム生成部で生成される第1のストリーム
    に割り当てられるセグメント数を決定する、請求項2に
    記載のデジタル放送システム。
  6. 【請求項6】 各コンテンツデータの送信に使われる各
    セグメントを階層として定義され、 前記放送局は、前記視聴情報生成部により生成される視
    聴情報を取得するための視聴情報要求を含む付加情報を
    生成する付加情報生成部をさらに備え、 前記出力装置はさらに、前記付加情報生成部により生成
    された付加情報に従って、ユーザが現在視聴している階
    層を選択することが可能な画像を出力し、 各前記受信装置はさらに、前記出力装置の出力画像に従
    ってユーザが選択した階層を特定する入力装置を備え、 前記視聴情報生成部は、前記入力装置により特定された
    階層を含む視聴情報を生成する、請求項5に記載のデジ
    タル放送システム。
  7. 【請求項7】 各前記ストリーム生成部は、 前記コンテンツ格納部に格納される複数のコンテンツデ
    ータに、所定のビットレートで符号化を行う符号化部
    と、 前記符号化部で符号化されたコンテンツデータに多重化
    処理を行って、第1のストリームを生成する多重化部と
    を含み、 前記所定のビットレートは、前記放送制御部により決定
    されたセグメント数に基づいて定められる、請求項1に
    記載のデジタル放送システム。
  8. 【請求項8】 各前記受信装置は、前記放送局により放
    送されるコンテンツデータの予約録画の内容を示す情報
    を視聴情報として送信する、請求項2に記載のデジタル
    放送システム。
  9. 【請求項9】 前記視聴情報生成部は、受信装置の種別
    を特定する情報をさらに含む視聴情報を生成し、 前記視聴比率算出部は、各前記視聴情報生成部で生成さ
    れた視聴情報に基づいて、受信装置の種別毎に、各前記
    コンテンツデータの視聴比率を算出し、 前記放送制御部はさらに、受信装置の種別毎に、各前記
    ストリーム生成部で生成される第1のストリームに割り
    当てられるセグメント数を決定する、請求項2に記載の
    デジタル放送システム。
  10. 【請求項10】 前記放送局は、自身が送信するコンテ
    ンツデータに関連する関連情報を外部から受信するデー
    タ受信部をさらに備え、 前記放送制御部は、前記データ受信部により受信された
    関連情報をさらに使って、各前記ストリーム生成部で生
    成される第1のストリームに割り当てられるセグメント
    数を決定する、請求項2に記載のデジタル放送システ
    ム。
  11. 【請求項11】 各前記受信装置は、前記コンテンツ出
    力部により出力されたコンテンツデータを特定する履歴
    情報を生成し、 前記視聴比率算出部はさらに、各前記受信装置で生成さ
    れた履歴情報に基づいて、今回送信されるコンテンツデ
    ータの視聴比率の予測値を算出し、 前記放送制御部は、前記視聴比率算出部により算出され
    た視聴比率の予測値に基づいて、各前記ストリーム生成
    部で生成される第1のストリームに割り当てられるセグ
    メント数の初期値を決定する、請求項2に記載のデジタ
    ル放送システム。
  12. 【請求項12】 前記再多重化部はさらに、いずれかの
    セグメントに、コンテンツデータ以外のデータを多重す
    る、請求項1に記載のデジタル放送システム。
  13. 【請求項13】 階層伝送により、1チャンネルを分割
    した複数のセグメントを使って、複数のコンテンツデー
    タを、放送局が複数の受信装置に放送する方法であっ
    て、 前記放送局は、 各前記受信装置から送信されてくる情報に基づいて、各
    前記コンテンツデータの視聴比率を算出する視聴比率算
    出ステップと、 互いに異なる内容を表す複数のコンテンツデータに予め
    定められた処理を行って、複数の第1のストリームを生
    成するストリーム生成ステップと、 前記視聴比率算出ステップで算出された視聴比率に基づ
    いて、前記ストリーム生成ステップで生成される第1の
    ストリームに割り当てられるセグメント数を決定するセ
    グメント数決定ステップと、 前記ストリーム生成ステップで生成された第1のストリ
    ームを、前記放送制御ステップで決定されたセグメント
    数に従って多重化して、第2のストリームを生成する再
    多重化ステップとを備え、 各前記受信装置は、 必要なセグメントを選択することにより、前記再多重化
    ステップで生成された第2のストリームから、再生対象
    となる第1のストリームを受信する階層選択ステップ
    と、 前記階層選択ステップにより受信された第1のストリー
    ムに予め定められた処理を行って、再生対象となるコン
    テンツデータを再生するコンテンツ再生ステップと、 前記コンテンツ再生ステップにより生成されたコンテン
    ツデータが表す内容を出力するコンテンツ出力ステップ
    とを備える、放送方法。
  14. 【請求項14】 階層伝送により、1チャンネルを分割
    した複数のセグメントを使って、複数のコンテンツデー
    タを、複数の受信装置に放送する放送局であって、 各前記受信装置は、ユーザにより視聴されるコンテンツ
    データを特定する視聴情報を生成して送信し、 各前記受信装置から送信されてくる視聴情報に基づい
    て、各前記コンテンツデータの視聴比率を算出する視聴
    比率算出部と、 互いに異なる内容を表す複数のコンテンツデータを格納
    するコンテンツ格納部と、 前記コンテンツ格納部に格納される複数のコンテンツデ
    ータに予め定められた処理を行って、第1のストリーム
    を生成する複数のストリーム生成部と、 前記視聴比率算出部で算出された視聴比率に基づいて、
    各前記ストリーム生成部で生成される第1のストリーム
    に割り当てられるセグメント数を決定する放送制御部
    と、 各前記ストリーム生成部で生成された第1のストリーム
    を、前記放送制御部で決定されたセグメント数に従って
    多重化して、第2のストリームを生成する再多重化部と
    を備える、放送局。
  15. 【請求項15】 階層伝送により、1チャンネルを分割
    した複数のセグメントを使って、複数のコンテンツデー
    タを、複数の受信装置に放送する方法であって、 各前記受信装置は、ユーザにより視聴されるコンテンツ
    データを特定する視聴情報を生成して送信し、 前記放送方法は、 各前記受信装置から送信されてくる視聴情報に基づい
    て、各前記コンテンツデータの視聴比率を算出する視聴
    比率算出ステップと、 互いに異なる内容を表す複数のコンテンツデータに予め
    定められた処理を行って、複数の第1のストリームを生
    成するストリーム生成ステップと、 前記視聴比率算出ステップで算出された視聴比率に基づ
    いて、各前記ストリーム生成部で生成される第1のスト
    リームに割り当てられるセグメント数を決定する放送制
    御ステップと、 各前記ストリーム生成ステップで生成された第1のスト
    リームを、前記放送制御ステップで決定されたセグメン
    ト数に従って多重化して、第2のストリームを生成する
    再多重化ステップとを備える、放送方法。
  16. 【請求項16】 階層伝送により、1チャンネルを分割
    した複数のセグメントを使って、放送局により送信され
    る複数のコンテンツデータを受信する受信装置であっ
    て、 前記放送局は、内部に格納されている複数のコンテンツ
    データを使って、複数の第1のストリームを生成し、生
    成した複数の第1のストリームを、自身が決定したセグ
    メント数に従って多重化して、第2のストリームを生成
    し、 前記受信装置は、 必要なセグメントを選択することにより、前記放送局で
    生成された第2のストリームから、再生対象となる第1
    のストリームを受信する階層選択部と、 前記階層選択部により受信された第1のストリームに予
    め定められた処理を行って、再生対象となるコンテンツ
    データを再生するコンテンツ再生部と、 前記コンテンツ再生部により生成されたコンテンツデー
    タが表す内容を出力するコンテンツ出力部と、 前記コンテンツ出力部から出力されるコンテンツデータ
    を特定する視聴情報を生成する視聴情報生成部とを備
    え、 前記放送局は、前記視聴情報生成部で生成された視聴情
    報に基づいて、第1のストリームのそれぞれに割り当て
    られるセグメント数を決定する、受信装置。
  17. 【請求項17】 階層伝送により、1チャンネルを分割
    した複数のセグメントを使って、放送局により送信され
    る複数のコンテンツデータを受信する方法であって、 前記放送局は、内部に格納されている複数のコンテンツ
    データを使って、複数の第1のストリームを生成し、生
    成した複数の第1のストリームを、自身が決定したセグ
    メント数に従って多重化して、第2のストリームを生成
    し、 前記受信方法は、 必要なセグメントを選択することにより、前記放送局で
    生成された第2のストリームから、再生対象となる第1
    のストリームを受信する階層選択ステップと、 前記階層選択ステップで受信された第1のストリームに
    予め定められた処理を行って、再生対象となるコンテン
    ツデータを再生するコンテンツ再生ステップと、 前記コンテンツ再生ステップで生成されたコンテンツデ
    ータが表す内容を出力するコンテンツ出力ステップと、 前記コンテンツ出力ステップで出力されるコンテンツデ
    ータを特定する視聴情報を生成する視聴情報生成ステッ
    プとを備え、 前記放送局は、前記視聴情報生成ステップで生成された
    視聴情報に基づいて、第1のストリームのそれぞれに割
    り当てられるセグメント数を決定する、受信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301774A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Nissan Motor Co Ltd 車両情報提供装置
JP2006345506A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Samsung Electronics Co Ltd 多重デジタル放送提供装置及び提供方法
JP2010124385A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Fujitsu Ltd 端末装置及び操作情報収集システム

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