JP2003346568A - Lanケーブル - Google Patents

Lanケーブル

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JP2003346568A
JP2003346568A JP2002152271A JP2002152271A JP2003346568A JP 2003346568 A JP2003346568 A JP 2003346568A JP 2002152271 A JP2002152271 A JP 2002152271A JP 2002152271 A JP2002152271 A JP 2002152271A JP 2003346568 A JP2003346568 A JP 2003346568A
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JP
Japan
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hollow
twisted pair
lan cable
wires
twisted
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002152271A
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English (en)
Inventor
Osamu Koyasu
修 子安
Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Keiji Ohashi
圭二 大橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、長手方向の何れの断面でも対撚線
の配列の乱れを防止でき、かつ、クロストーク特性の劣
化を防止することができるLANケーブルを提供するこ
とにある。 【解決手段】 中空介在13に4本の対撚線15を押し
付けて接触させ、接触部分を凹形状に変形するようにし
て中空介在13を中心に対撚線15を集合配置する。さ
らに、集合配置された4本の対撚線15の外周から外被
17を被覆するようにしてLANケーブル11を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN構築に用い
られるLANケーブルに関し、特に、電気特性を向上す
ることができるLANケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LANケーブルとしては、図6に
示すように、絶縁電線103を2本撚り合わせて形成さ
れた対撚線105を4対集合配置し、その外周に外被1
07を被覆した構造からなるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LANケーブルにあっては、4対の対撚線105の相互
間には空隙109が生じており、さらに、対撚線105
が撚られたときに軌跡111を生じているので、簡単に
断面と平行方向の移動が可能であり、応力が加わった
時、長手方向のどの断面でも同一の安定した配列を確保
することが難しかった。このため、それぞれの対撚線1
05間の距離が変化してクロストーク特性の劣化が発生
するといった問題があった。
【0004】また、LANケーブルの設計段階では、対
撚線105のピッチの設定に応じて撚込み率が決まり、
一定長のケーブルに対して絶縁電線103の長さが計算
できる。さらに、絶縁電線103の長さから中心導体1
01の抵抗や減衰量が計算できる。このとき、長手方向
の何れかの断面で対撚線105の配列が乱れた場合、絶
縁電線103の長さも設計値から外れるので、規格割れ
を起こす要因になるといった問題があった。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、長手方向の何れの断面でも対撚線の
配列の乱れを防止でき、かつ、クロストーク特性の劣化
を防止することができるLANケーブルを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、中心導体に絶縁体を被覆して
形成された絶縁電線と、前記絶縁電線を2本撚り合わせ
て形成された対撚線と、円筒形状の中空を有する弾性体
からなり複数の前記対撚線と接触して集合配置する中空
介在と、前記集合配置された複数の対撚線の外周から被
覆する外被とからなることを要旨とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記中空介在は、外径が0.9〜1.2mmで
あり、厚さが0.15〜0.45mmのポリエチレンか
らなることを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係るLANケーブル11の構成を示す断面図である。L
ANケーブル11は、4本の対撚線15が弾性を有する
円筒形状の中空介在13を中心方向に押し込むようにし
てそれぞれの対撚線15の中心導体25がなす方向が平
行になるように集合配置され、さらに、4本の対撚線1
5が外周から外被17により被覆されている。
【0009】4本の対撚線15を集合配置した場合、中
心部に直径1mm程度の隙間が生じるので、本実施の形
態では、この隙間に中空介在13を配置することとす
る。中空介在13は、円筒形状の弾性体からなり内部が
中空になっているので適度な弾性を有しており、対撚線
15が押し付けられると中空介在13との接触部分が凹
形状に変形する。各対撚線15は、中心導体21に樹脂
等の絶縁体23を被覆して形成された絶縁電線25を2
本撚り合わせて形成されている。なお、15aは対撚線
15を撚ったときの外縁の軌跡を示している。
【0010】外被17のケーブル外径は、材質としてポ
リ塩化ビニルPVC、ポリオレフィン系材からなるリサ
イクル利用可能なエコ材、ノンハロ難燃材が好ましい。
上述したエコ材は、ノンハロゲン難燃性樹脂組成物から
成っており、特に、ポリオレフィン系樹脂100重量部
に対して、金属水酸化物20重量部以上50重量部未
満、および難燃補助剤2重量部以上10重量部未満を添
加してなり、比重が1.14以下、酸素指数が24以上
34以下で、被覆材料として用いたときにJIS C3
005に制定される60゜傾斜燃焼試験に合格するもの
である。また、このエコ材は、ノンハロゲン難燃性樹脂
組成物から成っており、特に、ポリオレフィン系樹脂1
00重量部に対して、金属水酸化物20重量部以上50
重量部未満、赤リン0.5重量部以上2.5重量部未
満、およびカーボンブラック1重量部以上6重量部未満
を添加してなり、比重が1.14以下、酸素指数が24
以上34以下で、被覆材料として用いたときにJIS
C3005に制定される60゜傾斜燃焼試験に合格する
ものでも良い。
【0011】中心導体21は、単線又は撚線のどちらで
も良く、銀メッキ軟銅線や錫メッキ銅線の利用も高周波
側での減衰量の改善に効果的である。絶縁体23は、ポ
リエチレンPEを発泡させた発泡層やポリエチレンのス
キンフォーム構造からなり、電気特性及び可とう性の向
上に有効である。
【0012】次に、図1を参照して、LANケーブル1
1の作用効果について説明する。まず、図1に示すよう
に、中心導体21に絶縁体23を被覆して形成された絶
縁電線25を2本並列に合わせて1対の対撚線15を形
成し、このよな対撚線15を4本準備しておく。同時
に、円筒形状の弾性体からなる中空介在13を1本準備
しておく。
【0013】次いで、中空介在13に4本の対撚線15
を押し付けて接触させ、接触部分を凹形状に変形するよ
うにして中空介在13を中心に対撚線15を集合配置す
る。さらに、集合配置された4本の対撚線15の外周か
ら外被17を被覆するようにしてLANケーブル11を
形成する。
【0014】この結果、中空介在13を中心に4本の対
撚線15と中空介在13とが接触または側圧が加わるよ
うにして集合配置され、それぞれの対撚線15が中空介
在13との間で保持されるので、断面と平行方向に対撚
線15が移動することを防止することができ、長手方向
の何れの断面でも対撚線15の配列の乱れを防止するこ
とができる。従って、隣接する対撚線15同士の距離が
変化することがなくなるので、LANケーブル11が有
するクロストーク特性の劣化を防止することができる。
【0015】(応用例)図2は、LANケーブルの応用
例の構成を示す断面図である。LANケーブル31は、
4本の対撚線15が弾性を有する中空介在33を中心方
向に押し込むようにしてそれぞれの対撚線15の中心導
体25がなす方向が異なるように集合配置され、さら
に、4本の対撚線15が外周から外被17により被覆さ
れている。
【0016】本応用例における特徴は、それぞれの対撚
線15の中心導体25がなす方向が異なるように集合配
置されており、中空介在33は外径が0.9〜1.2m
mであり、厚さが0.15〜0.45mmのポリエチレ
ンからなることにある。
【0017】次に、図3を参照して、LANケーブル3
1のケーブル諸元を説明する。ケーブルの外径は、例え
ば6.0mmであり、外被17としてはポリ塩化ビニル
PVC、ポリオレフィン系材からなるリサイクル利用可
能なエコ材、NHPE材が好ましい。ケーブルの重量
は、例えば44g/mである。
【0018】中空介在33の外径は、例えば1.2mm
であり、厚さは例えば0.2mmのポリエチレンからな
ることにある。ポリエチレンPEは、その密度に対応し
て高密度ポリエチレンHDPE、低密度ポリエチレンL
DPE、最低密度ポリエチレンLLDPEに分類されて
おり、中空介在33には最低密度ポリエチレンLLDP
Eが好ましい。
【0019】次に、図4,図5を参照して、中空介在3
3の外径と厚さを変更した場合の合成誘電率について説
明する。中空介在33は、図4に示すように、外径Lと
厚さdを有している。ポリエチレンの誘電率は2.26
であるが、図4に示す中空介在33の外径Lと厚さdを
変更した場合、図5に示すようになる。
【0020】中空介在33は、誘電率が2未満の場合に
良好なクロストーク特性を得られる。中空介在33の厚
さdは、介在の強度にも関係するので、誘電率と強度の
兼ね合いから中空介在33に最適な値は、図5に示す下
線を施した誘電率となる組み合わせであり、外径Lが
0.9〜1.2mmであり、厚さdが0.15〜0.4
5mmとなる。
【0021】なお、中空介在33のように同心円筒に2
種類の誘電体があり、中心部に空気が入っている場合の
合成誘電率は、ポリエチレンの誘電率ε1 、ポリエチレ
ンと空気部の断面積比Kに基づいて、
【数1】 となる。
【0022】次に、図2〜図5を参照して、LANケー
ブル31の作用効果について説明する。まず、図2に示
すように、中心導体21に絶縁体23を被覆して形成さ
れた絶縁電線25を2本並列に合わせて1対の対撚線1
5を形成し、このよな対撚線15を4本準備しておく。
同時に、円筒形状の弾性体からなる中空介在33を1本
準備しておく。特に、中空介在33は、外径Lが0.9
〜1.2mmであり、厚さdが0.15〜0.45mm
のポリエチレンからなり、誘電率が2未満になり良好な
クロストーク特性を得られる。
【0023】次いで、中空介在33に4本の対撚線15
を押し付けて接触させ、接触部分を凹形状に変形するよ
うにして中空介在33を中心に対撚線15を集合配置す
る。さらに、集合配置された4本の対撚線15の外周か
ら外被17を被覆するようにしてLANケーブル31を
形成する。
【0024】この結果、中空介在33を中心に4本の対
撚線15と中空介在33とが接触または側圧が加わるよ
うにして集合配置され、それぞれの対撚線15が中空介
在33との間で保持されるので、断面と平行方向に対撚
線15が移動することを防止することができ、長手方向
の何れの断面でも対撚線15の配列の乱れを防止するこ
とができる。従って、隣接する対撚線15同士の距離が
変化することがなくなるので、LANケーブル31が有
するクロストーク特性の劣化を防止することができる。
【0025】また、4本の対撚線15を集合した場合に
中心部に形成される空隙の大きさと略同等の外径を有す
る中空介在33をこの中心部に設けているので、ケーブ
ルの外径が従来と比較して大きくなることはない。さら
に、4本の対撚線15を集合した場合に中心部に形成さ
れる空隙の大きさよりも多少大きめの外径を有する中空
介在33をこの中心部に設けた場合でも、中空介在33
の厚さdを調整して対撚線15が中空介在33を内側に
押し込むようにしておけばよく、この結果、ケーブルの
外径が従来と比較して大きくなることはない。
【0026】さらにまた、中心部が中空の中空介在33
を用いて4本の対撚線15を集合配置することができる
ので、誘電率の低い介在を用いることができ、LANケ
ーブル31が有するクロストーク特性の劣化を防止する
ことができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、中空介
在を中心に複数の対撚線と中空介在とが接触または側圧
が加わるようにして集合配置され、それぞれの対撚線が
中空介在との間で保持されるので、断面と平行方向に対
撚線が移動することを防止することができ、長手方向の
何れの断面でも対撚線の配列の乱れを防止することがで
きる。従って、隣接する対撚線同士の距離が変化するこ
とがなくなるので、LANケーブルが有するクロストー
ク特性の劣化を防止することができる。
【0028】請求項2記載の本発明によれば、中空介在
は、外径が0.9〜1.2mmであり、厚さが0.15
〜0.45mmのポリエチレンからなり、誘電率が低く
なり良好なクロストーク特性を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るLANケーブル1
1の構成を示す断面図である。
【図2】本発明のLANケーブルの応用例の構成を示す
断面図である。
【図3】本発明のLANケーブルのケーブル諸元を表す
表である。
【図4】本発明のLANケーブルに用いられる中空介在
の構成を示す断面図である。
【図5】中空介在の外径と厚さに対応する合成誘電率の
値を示す図である。
【図6】従来のLANケーブルである。
【符号の説明】
11,31 LANケーブル 13,33 中空介在 15 対撚線 17 外被 21 中心導体 23 絶縁体 25 絶縁電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 圭二 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 Fターム(参考) 5G319 DA01 DB04 DC05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体に絶縁体を被覆して形成された
    絶縁電線と、 前記絶縁電線を2本撚り合わせて形成された対撚線と、 円筒形状の中空を有する弾性体からなり複数の前記対撚
    線と接触して集合配置する中空介在と、 前記集合配置された複数の対撚線の外周から被覆する外
    被とからなることを特徴とするLANケーブル。
  2. 【請求項2】 前記中空介在は、 外径が0.9〜1.2mmであり、厚さが0.15〜
    0.45mmのポリエチレンからなることを特徴とする
    請求項1記載のLANケーブル。
JP2002152271A 2002-05-01 2002-05-27 Lanケーブル Pending JP2003346568A (ja)

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