JP2003345665A - デジタルデータ提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】例え完全複製画像データが複数存在している場
合であっても、正当な権利を有する画像データを特定す
る技術が望まれていた。 【解決手段】暗号化処理した表示媒体固有の識別情報が
組み込まれている事を特徴とする暗号化画像、画像提供
依頼受付手段と識別情報要求手段と識別情報受付手段と
暗号組込手段と暗号化画像提供手段からなる暗号化画像
提供システム、表示画像取得手段と表示画像組込識別情
報認識手段と認証手段と認証結果出力手段からなる暗号
化画像認証システム等を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、表示媒体と、表示
媒体に提供されたデジタルデータとが正当であるか否か
を証明する事が可能とさせるデジタルデータ提供システ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の物品の認証方法としては、ホログ
ラムや細紋、すかし等の偽造防止手段を用いられること
があった。

【０００３】近年、通信技術の発達によって、物品では
なくデジタルデータ自体も商取引の対象となっている。
また、デジタルデータである画像データにより認証がな
される場合も増えてきた、例えば、入場等のチケット
や、利用券、証明書などである。

【０００４】しかし、デジタルデータは、その特質によ
り、複製が比較的容易であることが一般的である。

【０００５】そこで、複製防止手段としてはコピープロ
テクト機能や権利情報を電子透かし技術を用いる等で行
われており、それにより一定の複製防止が得られてい
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の複製防
止手段により不正複製等の不正利用を完全に防止するに
は至っていない。特に、その複製防止手段を回避して複
製等が行われたデジタルデータ利用可能であり、複製等
の完全な抑止が困難であった。

【０００７】特に、その様な複製が完全複製として行わ
れた場合に、その原本と複製とは同一となってしまい、
何れが原本であるかの特定は判断不可能な場合が少なく
ない。

【０００８】例えば、正当な権利を持つと思われるデジ
タルデータが複数存在する場合、特にデジタルデータが
座席チケットのデータなど、サービスなどの権利行使が
設定数以上に行われる可能性がある。つまり、例えば座
席の提供などの場合には、何れが正当な権利を持つ者か
容易に判断できず、また即座には対応が困難である。

【０００９】従って、正当な権利を有する者が本来受け
られるべきサービスを受けられない可能性があった。

【００１０】そこで、例え完全複製されたデジタルデー
タが複数存在している場合であっても、表示媒体に正当
なデジタルデータを特定する事が可能なデジタルデータ
提供システムが求められている。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本願発明における請求項
１記載の発明は、図１の一部に示す様に、表示媒体にデ
ジタルデータを提供するデジタルデータ提供システムで
あって、デジタルデータを提供する依頼を受け付けるデ
ジタルデータ提供依頼受付手段と、表示媒体に固有の識
別情報を要求する識別情報要求手段と、表示媒体から固
有の識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、受付ら
れた前記表示媒体に固有の識別情報をデジタルデータに
暗号化処理して組み込む暗号組込手段と、前記暗号組込
手段により形成されたデジタルデータを前記表示媒体に
提供する暗号化デジタルデータ提供手段と、からなるこ
とを特徴とするデジタルデータ提供システムを提供する
ものである。

【００１２】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載のデジタルデータ提供システムにおいて、予め表示媒
体に表示媒体に固有の識別情報を提供する識別情報提供
手段を備えている事を特徴とするデジタルデータを提供
するものである。

【００１３】また、請求項３記載の発明は、表示媒体に
記録されている暗号化されたデジタルデータを取得する
表示画像取得手段と、前記デジタルデータ中に暗号化処
理して組み込まれている識別情報を認識する識別情報認
識手段と、前記識別情報認識手段で認識された識別情報
と表示媒体に固有の識別情報と同一であるか否かを判断
する認証手段と、認証結果を出力する認証結果出力手段
と、からなることを特徴とするデジタルデータ提供シス
テムを提供するものである。

【００１４】なお、本書面で用いる用語の意義を以下の
通り補足説明する。

【００１５】（１）表示媒体 携帯電話、ＰＤＡ、パソコン、インタラクティブテレビ
など、暗号化処理したデジタルデータを表示する機能を
有する情報処理装置であれば良い。

【００１６】なお、表示媒体として電子ペーパーと呼ば
れる、電子インクやトナー粒子、色素分子などを電圧を
かけることにより制御する装置であれば、消費電力も少
なく、表示も長時間保持できるので好ましい。

【００１７】（２）識別情報 表示媒体毎に固有の識別情報を備える。また、この識別
情報は記号からなる。

【００１８】（３）暗号化処理 デジタルデータの中に識別情報を組み込むことであり、
高周波領域に信号を組み込む、いわゆる電子すかし等で
代表される、デジタルデータに直接組み込む方法が好ま
しいが、偽造防止が困難ならばデジタルデータとは別な
情報として添付される形式でも構わない。

【００１９】（４）偽造防止技術 ホログラム、細紋、地紋、すかし、発光インキ、パール
インキ、異方性印刷、マイクロ文字印刷、潜像、すき入
れ、脆性処理、レインボー印刷等の各種偽造防止技術の
ことである。

【００２０】（５）貼付用シール 材質は紙、プラスチック、その他どの様なものでも構わ
ない。

【００２１】また、その貼付用シールに記載されている
記号が識別情報そのものである。なお、この記号は必ず
しも識別情報そのものである必要はなく対応づけられる
記号であれば良い。

【００２２】

【発明の実施の形態】まず、図１のブロック図を用いて
本発明の表示媒体の暗号化画像提供システムを説明す
る。

【００２３】本願発明のシステムでは、以下に示す各手
段が実行可能に設けられている。

【００２４】予め表示媒体に表示媒体に固有の識別情報
を提供する識別情報提供手段１０１が設けられている。
なお、これは表示媒体に既に固有の識別情報がある場合
は必須ではないが、表示媒体に表示媒体に固有の識別情
報がない場合や、利用できない場合は、最初に表示媒体
に固有の識別情報を提供する識別情報提供手段が必要に
なる。

【００２５】次に、デジタルデータを提供する依頼を受
け付けるデジタルデータ提供依頼受付手段１０２が設け
られている。

【００２６】本手段の、デジタルデータを提供する依頼
は、表示媒体自身を用いて依頼されるのが普通である
が、発信機能を持たない表示媒体や、他の機器で行うこ
とが必要な場合もあるので、表示媒体自身を用いてされ
る依頼である必要はない。

【００２７】また、表示媒体に固有の識別情報を要求す
る識別情報要求手段１０３も設けられている。暗号組込
に必要な固有の識別情報を得るためである。

【００２８】さらに、表示媒体から固有の識別情報を受
け付ける識別情報受付手段１０４も設けられている。前
記手段１０３と対応して、暗号組込に必要な固有の識別
情報を得るためである。

【００２９】次に、受付られた表示媒体に固有の識別情
報をデジタルデータに暗号化処理して組み込む暗号組込
手段１０５が設けられている。これにより、提供可能な
デジタルデータの作成がなされる。

【００３０】そして、暗号組込手段により形成されたデ
ジタルデータを表示媒体に提供する暗号化デジタルデー
タ提供手段１０６も設けられ、以上の各手段が表示媒体
に働くことでデジタルデータ提供システムとして機能実
現する。

【００３１】また、図１の本発明の表示媒体の暗号化画
像提供システムと対応した、図２のブロック図を用いて
本発明の表示媒体の暗号化画像の認証システムを説明す
る。この場合、両方の全機能を持つ１つのシステムで
も、別個の独立したシステムでも構わない。

【００３２】まず、表示媒体に記録されている暗号化さ
れたデジタルデータを取得する表示画像取得手段２０１
を設けられている。これにより、暗号化デジタルデータ
提供手段１０６で提供されたデジタルデータを、認証す
る場合に前記表示媒体に提供する暗号化デジタルデータ
の取得を行う。

【００３３】また、デジタルデータ中に暗号化処理して
組み込まれている識別情報を認識する識別情報認識手段
２０２も設けられている。これにより、実際に認識すべ
き識別情報の認識が可能になる。

【００３４】さらに、識別情報認識手段２０２で認識さ
れた識別情報と表示媒体に固有の識別情報と同一である
か否かを判断する認証手段２０３も設けられている。

【００３５】最後に、認証手段２０３による認証結果を
出力する認証結果出力手段２０４も設けられている。こ
れは、認証結果を表示する、それに従って処理を行う等
の実際の各種処理を含む概念である。

【００３６】次に、本発明を図３から図６に示す実際の
一つの実施形態の例を示し、これに基づいて詳細に説明
する。

【００３７】図３は、情報処理装置として携帯電話にお
ける識別情報の表示状態を示す正面図、図４は、内部に
識別情報を有さない表示媒体における識別情報の表示状
態を示す正面図、図５は、ユーザ側とサーバ側との動作
を示すシーケンス図である。なお、本発明においてデジ
タルデータとは、放送やネットワークで提供される画像
（動画、静止画）、音声、テキストなどのことを言う。

【００３８】本発明のデジタルデータ提供システムは、
デジタルデータを提供する提供者側と電子透かしを管理
するサーバ側とが分離している。

【００３９】提供者側がＷＥＢサーバを有しており、サ
ーバ側には電子透かし発行サーバと、電子透かし認証サ
ーバとが分離している場合で説明するが、電子透かし発
行サーバと、電子透かし認証サーバとが統合化されてい
ても、また、提供者側とサーバ側とが同一でも当然構わ
ない。また、表示媒体に固有の番号が設けられている表
示媒体と、表示媒体に固有の番号がない表示媒体と両方
に対応するシステム構成としているが、どちらか一方の
みに対応するシステム構成であっても良い。

【００４０】まず、図５を用いて全体の仕組みを説明す
る。提供者側５１２はデジタルデータの一例である画像
５２１を画像登録Ｓ５３を電子透かし発行サーバ５５１
に指示する。つまり、この画像５２１をサーバ側５１１
の電子透かし発行サーバ５５１に送信し、電子透かし発
行サーバ５５１は画像５２１を記録手段に記録する。も
ちろん、サーバ側５１１自身が画像５２１を登録する事
や、他のサーバ等で画像５２１の登録を行う構成も可能
である。

【００４１】この結果、電子透かし発行サーバ５１の記
録手段に画像５２１が保存される事となる。この作業を
繰り返すことにより、サーバ５５１は１以上の提供者５
５１から複数のデジタルデータを保存することが可能に
なる。

【００４２】そして、ユーザ側５１３は予め表示媒体を
用意しておき、この表示媒体に対応する識別情報（以
下、ＩＤともいう）の認定をサーバ側５１１から受ける
（図５のＳ５０）。ユーザ側５１３がＩＤを予め有して
いる場合は、サーバ側５１１に別途に通知することによ
っても行える。なお、本実施形態では提供者側５１２に
は通知しない構成としたが、通知する構成にしても良
い。

【００４３】表示媒体として、携帯電話などを用いた場
合は、電話番号それ自体が一意に定められた識別情報と
なるので、容易に利用することができる。なお、不正な
電話番号を用いる「なりすまし」の対応として、別途な
識別を用いても良い。

【００４４】次に、ユーザ側５１３は、サーバ側５１１
よりＩＤの発行がなされ、その発行がなされたＩＤ５２
２をユーザ側５１３に通知し、さらにサーバ側５１１
は、ホログラムによる偽造防止手段を施し、ＩＤ５２２
が記載された表示媒体貼付用シールを表示媒体を所有者
するユーザ側５１３に送付する。ユーザ側５１３は、該
当する表示媒体に貼付する。これにより、ユーザ側５１
３では、ＩＤ入りの表示媒体が用意されることとなる
（図５のＳ５１）。

【００４５】次に、ユーザ側５１３が識別情報が電子透
かし技術を用いて埋め込まれたデジタルデータを提供す
る手順を説明する。

【００４６】まず、ユーザ側５１３が、表示媒体より予
め設定されたＩＤの入力を行い、提供者側５１２に備え
られたＷＥＢサーバ５５３がＩＤ５２２を電子透かし発
行サーバに転送する。表示媒体が携帯電話の場合は、Ｉ
Ｄ５２２の入力に代えて、単に通信呼出しを行う事によ
り識別情報としての電話番号を提供者側５１２としての
ＷＥＢサーバ５５３で自動認識させる構成も可能である
が、デジタルデータ（ここでは画像５２１）を取得する
意志をユーザ側５１３に確認させるために入力させる構
成を取る。

【００４７】また、ユーザ側５１３このＩＤ５２２を入
力する際には表示媒体を用いず、別途にユーザ側５１３
に備えられた情報処理装置で行っても良い。この場合
は、表示媒体貼付用シールに表示されている識別情報
（ここではＩＤ）を入力する等の手段が考えられる。

【００４８】この様にユーザ側５１３のＷＥＢサーバ５
５３を経由してＩＤ５２２を受け取ったサーバ側５１１
では、このＩＤ５２２が電子透かし発行サーバ５５１に
送信される（図５のＳ５５）。そして、電子透かし発行
サーバ５５１は、電子透かし埋め込み手段を用いてＩＤ
５２２を画像５２１に組み込んで、透かし入り画像５２
３を作成する。ここでは、デジタルデータとして画像を
用いるが、一般的には透かし入りデジタルデータが作成
される。

【００４９】次に、サーバ側５１１の電子透かし発行サ
ーバ５５１は、この透かし入り画像５２３を提供者側５
１２のＷＥＢサーバ５５３に送信する。その後提供者側
５１２のＷＥＢサーバ５５３は、透かし入り画像５２３
をメールに添付する形式などによりユーザ側５１３の表
示媒体又はその他の情報処理装置に送信する。

【００５０】なお、その送信は、ユーザ側５１３の表示
媒体に直接送信送付せずとも、別途ユーザ側５１３に設
けられた通信機器や、情報処理装置などでも良い。この
場合は、情報処理装置から表示媒体に透かし入り画像５
２３を転送する。この様にして、ユーザ側５１３は表示
媒体で透かし入り画像５２３を取得する（図５のＳ５
７）。

【００５１】次に、表示媒体で取得した透かし入り画像
５２３を用いて認証を行う場合について説明する。な
お、透かし入り画像５２３は、例えば、チケット、引き
換え券などの場合について述べるが、これに限られな
い。

【００５２】ユーザ側５１３は透かし入り画像５２３を
取得している。そして、ユーザ側５１３は、表示媒体に
該当する透かし入り画像５２３を認証を求めるために認
証を行う者に提示する（図５のＳ５９）。

【００５３】そして、認証を行う者、例えば認証者側５
１２や認証者側５１２に認められた者（図示せず）が透
かし入り画像５２３をスキャニングや撮影等の手段を用
いて取得する（図５のＳ６０）。

【００５４】この取得には別途に設けられた情報処理装
置５５４で行う。そして、この情報処理装置５５４は取
得した透かし入り画像５２３をサーバ側５１１の電子透
かし認証サーバ５５２にＦＡＸ、電子メール、ＷＥＢ機
能等のいずれかの手段で転送する。

【００５５】次に、電子透かし認証サーバ５５２は、透
かし入り画像５２３からＩＤを読み出す（図５のＳ６
１）。そして、電子透かし認証サーバ５５２は、読み出
したＩＤ５２２を情報処理装置５５４に送信する。この
結果、このユーザ５１３の所持している表示媒体に貼ら
れた表示媒体貼付用シールと一致していればユーザ側５
１３の透かし入り画像５２３の正当性が承認される（図
５のＳ６２、Ｓ６３）。

【００５６】もちろん、電子透かし認証サーバ５５２は
透かし入り画像５２３と表示媒体に貼られた表示媒体貼
付用シールとを受信し、結果として送信される内容が承
認、非承認の通知のみであっても構わない。

【００５７】また、表示媒体は図３の様に携帯電話３０
１の表示領域３０２に画像表示可能であるとともに識別
情報３０３を表示可能であっても構わない。

【００５８】同様に、表示媒体は図４の様に表示媒体４
０１の表示領域とは別な媒体貼付用シール４０２に識別
情報４０３を偽造防止可能に表示されるものであっても
構わない。

【００５９】また、ＷＥＢサーバ５５３によってユーザ
５１３に提供されるデジタルデータは、例えば図６の様
な催し物の座席の提供に係るチケットであり、表示領域
６０１にチケットのデジタルデータ６０２を表示し、Ｉ
Ｄ入力領域６０３にて、表示媒体の識別情報（ＩＤ）の
入力を促すとともに、購入の意志を確認するための確認
ボタン６０４を設けている。

【００６０】この場合、用意が可能な座席は有限であ
り、このデジタルデータをコピーする事で容易に複製で
きるが、電子透かしとして埋め込まれている識別情報と
一致する表示媒体は１つである。したがって、どのデジ
タルデータが複写か原本かであるかを特定できなくて
も、単にその識別情報と一致する表示媒体の所持者のみ
を正当な者として座席を提供する事が容易にできる。こ
れにより、サービスの重複や不足を起こすことがなくな
る。

【００６１】

【発明の効果】例え完全複製デジタルデータが複数存在
している場合であっても、正当性を確認できる。

【００６２】さらに、予め表示媒体に表示媒体固有の識
別情報を提供するので、不正に識別情報ができないよう
にすることができる。

【００６３】また、透かしの識別情報と、表示媒体の識
別情報とで、容易に正当性を確認することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の表示媒体の暗号化画像提供システムの
ブロック図である。

【図２】本発明の表示媒体の暗号化画像の認証システム
のブロック図である。

【図３】携帯電話における識別情報の表示状態を示す正
面図である。

【図４】内部に識別情報を有さない表示媒体における識
別情報の表示状態を示す正面図である。

【図５】本発明の認証者とサーバ管理者とが分離してい
る場合において、各システムを共用する場合の動作概略
図である。

【図６】ＷＥＢサーバによってユーザに表示されるＩＤ
の入力を促す画像である。

【符号の説明】

１０１〜１０６ 手段 ２０１〜２０４ 手段 ３０１ 携帯電話 ３０２ 表示領域 ３０３ 識別情報 ４０１ 表示媒体 ４０２ 表示領域 ４０３ 識別情報 ５１１ サーバ側 ５１２ デジタルデータ提供者側 ５１３ ユーザ側 ５２１ 画像 ５２２ ＩＤ ５２３ 透かし入り画像 ５５１ 電子透かし発行サーバ ５５２ 電子透かし認証サーバ ５５３ ＷＥＢサーバ ５５４ 情報処理装置 ６０１ 表示領域 ６０２ デジタルデータ ６０３ ＩＤ入力領域 ６０４ 確認ボタン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B017 AA03 AA06 BA07 BB09 BB10 CA14 5B085 AE29 BA06 BG03 BG07 5C076 AA14 BA06 CA03 5J104 AA08 AA12 JA03 LA02 NA02

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表示媒体にデジタルデータを提供するデジ
   タルデータ提供システムであって、デジタルデータを提
   供する依頼を受け付けるデジタルデータ提供依頼受付手
   段と、表示媒体に固有の識別情報を要求する識別情報要
   求手段と、表示媒体から固有の識別情報を受け付ける識
   別情報受付手段と、受付られた前記表示媒体に固有の識
   別情報をデジタルデータに暗号化処理して組み込む暗号
   組込手段と、前記暗号組込手段により形成されたデジタ
   ルデータを前記表示媒体に提供する暗号化デジタルデー
   タ提供手段と、からなることを特徴とするデジタルデー
   タ提供システム。
2. 【請求項２】請求項１記載のデジタルデータ提供システ
   ムにおいて、予め表示媒体に表示媒体に固有の識別情報
   を提供する識別情報提供手段を備えている事を特徴とす
   るデジタルデータ。
3. 【請求項３】表示媒体に記録されている暗号化されたデ
   ジタルデータを取得する表示画像取得手段と、前記デジ
   タルデータ中に暗号化処理して組み込まれている識別情
   報を認識する識別情報認識手段と、前記識別情報認識手
   段で認識された識別情報と表示媒体に固有の識別情報と
   同一であるか否かを判断する認証手段と、認証結果を出
   力する認証結果出力手段と、からなることを特徴とする
   デジタルデータ提供システム。