JP2003344391A - 血小板停滞率測定用具およびその測定方法 - Google Patents

血小板停滞率測定用具およびその測定方法

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blood
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由基男 尾崎
Yoichi Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な血小板停滞率測定用具およびその測定
方法を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 一端に試料血液の試料導入部2と、他端
に試料血液の試料導出部3とを備える無底円筒チューブ
1内に、直径が120〜220μmの球形ビーズに凝集
惹起物(I型コラーゲン或いはADP又はvWF)をコ
ーティングしたコートビーズ4を充填した血小板停滞率
測定用具10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血小板停滞率を測
定する血小板停滞率測定用具およびその測定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】血小板停滞率の測定は、心筋梗塞,脳梗
塞等の病的血栓症の予防や治療を行う上で重要である。
従来、これらを測定する血小板凝集能の測定には、PR
P(多血漿板血漿)を作製して37℃に設定した恒温槽
で加温し、血小板凝集能促進(惹起)物質を添加して、
血小板凝集の濁度変化を透過光で見ることにより、この
濁度の曲線を凝集曲線として解析し凝集能を判定する測
定方法がある。この他の凝集能の測定には、レーザー光
線を利用した光学的手段による凝集能測定装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の血小板凝集能測
定方法であるPRP法(光電比色方法,光透過法)は、
採血後、PRPの調整の差異やPRPに赤血球、白血球
等の混入があった場合、測定結果にバラツキが発生する
等の欠点があり、しかも操作が煩雑であったり、測定に
時間を要する等の問題があった。また、従来例のレーザ
ー光線を利用した光学的測定装置は装置の導入にあた
り、高額な投資を行わねばならず、広く使用できる程の
簡便性を有していない問題があった。
【0004】また、血小板機能検査では、in viv
oで発生するズリ応力(シェアストレス)の再現が重要
な問題で、現在用いられている凝集計では、この現象を
反映していないので、必ずしも臨床症状を適格に捉えて
いるとは考えられない。
【0005】因みに、停滞率は血管が破綻した際に、血
小板が血漿タンパク質であるvWF因子(von wi
llebrand因子:フォンウィルブランド因子)を
介して、血管内皮下組織に結合する反応であって、粘着
した血小板はADP(Adenosine 5−dip
hosphate sodlum salt:アデノシ
ン−5′−二燐酸)を放出して凝集する。このように停
滞率は止血反応初期の状態を知る血小板反応の働きであ
る。それに対して、凝集能は止血機構に関与する働きで
あり、血小板が凝集して、さらにフィブリノーゲンとい
うタンパク質に血小板が作用し、フェブリンという糸状
の繊維素を生成し、この繊維素に赤血球が絡み着いて止
血する働きである。このような異なった働きに対して、
その働きを客観的に捕らえることができる測定具が医療
の現場で望まれていた。
【0006】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであって、安価な血小板停滞率測定用具および
その測定方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、請求項1の発明は、一端に試料血液の導
入部と、他端に試料血液の導出部とを備えるチューブ内
に、直径が120〜220μmの球形ビーズに凝集惹起
物をコーティングしたコートビーズを充填したことを特
徴とする血小板停滞率測定用具である。
【0008】請求項1の発明では、球形ビーズの表面に
凝集惹起物をコーティングしたコートビーズをチューブ
内に充填し、チューブの両端部には、一端に試料血液の
導入部と他端に試料血液の導出部とが設けたものであ
る。球形ビーズの直径は、120〜220μmの範囲と
したものを用いる。120μm未満では試料血液の通過
に支障を与え、220μmを超える直径のビーズでは、
高ズリ応力が十分に働かなくなり、停滞率を計測するの
に好ましくない。従って、停滞率を計測には、球形ビー
ズの直径が120〜220μmの範囲が好ましく、これ
らの範囲で直径が分布するビーズであればよい。また、
球形ビーズの材質は、生体における血小板の機能を考え
るとプラスチックが好ましい。
【0009】また、請求項2の発明は、前記凝集惹起物
がI型コラーゲン、ADP、vWF等の物質の何れかで
あることを特徴とする請求項1に記載の血小板停滞率測
定用具である。
【0010】請求項2の発明では、ビーズの表面にコー
トされる凝集惹起物が、I型コラーゲン、ADP、vW
Fの何れかの物質である。I型コラーゲンとしては豚皮
等のコラーゲンが使用される。無論、皮膚、骨、腱など
組織から溶出したものであってもよい。vWF因子は、
血小板が粘着する作用を有し、ADPは血小板の凝集を
促進させる作用がある。また、試料血液の流速を上げる
と、シア(ズリ応力)が強くなり、GPIb−vWF因
子依存性の血小板活性化がより強く出せ、全血を用い
て、シアによる血小板活性化を定量的に測定することが
できる。
【0011】また、請求項3の発明は、前記血小板停滞
率測定用具が、該用具を保温する載置部と、採血管を保
温し、かつ試料血液を採取した採血管を保温する挿入保
持部とを有する恒温槽を付帯することを特徴とする請求
項1又は2に記載の血小板停滞率測定用具である。
【0012】請求項3の発明では、血小板停滞率の測定
において、検出精度を高めるのに生体と同一の条件に近
似した状態で血小板の機能の測定が行われることが重要
であり、血小板停滞率測定用具には恒温槽(ドライバ
ス)が付帯している。血小板停滞率測定用具と採血管
(採血後の採血管)は、恒温槽で略37℃に保温された
後、試料血液が血小板停滞率測定用具のチューブ内に供
給して、凝集能の測定が行われる。このように、生体で
血栓が発生するのと略同じ疑似環境をチューブ内に再現
して検査を行うことができので、試料血液の血小板停滞
率の測定精度を高めることができる作用を有する。
【0013】また、請求項4の発明は、直径120〜2
20μmの球形ビーズに凝集惹起物をコーティングした
コートビーズをチューブ内に充填した血小板停滞率測定
用具及び試料血液をクエン酸ナトリウムに加えた採血管
を、恒温槽で37℃前後に保温し、該チューブ内に押し
出し法によって、クエン酸ナトリウムを加えた該試料血
液を、ズリ応力が生じる速い流速で該コートビーズに接
触させ、該試料血液のコートビーズ接触前と接触後の血
小板数から血小板停滞率を測定することを特徴とする血
小板停滞率測定用方法である。
【0014】請求項4の発明では、測定時、恒温槽で血
小板停滞率測定用具と採血管とが37℃の温度で保温さ
れている。採血管には、クエン酸ナトリウム(濃度が例
えば3.2%若しくは3.8%)を使用し、この採血管
内に試料血液が注入される。採血管は、一時恒温槽に載
置されて保温管理される。血小板停滞率測定用具は、試
料血液注入用シリンジポンプに装着されて、試料血液は
押し出し法によって、血小板停滞率測定用具のチューブ
内に高ズリ応力を生じる速い速度でコートビーズに接触
させて通過させる。血小板停滞率測定用具のチューブに
は、直径が120〜220μmの球形ビーズに凝集惹起
物をコーティングしたコートビーズが充填されており、
試料血液を高ズリ応力を生じる速い速度で該コートビー
ズに接触させるようにして、コートビーズに血小板を凝
集させて、試料血液のビーズ接触前と接触後の血小板数
から血小板凝集率を算出して血小板の停滞率を測定す
る。
【0015】また、請求項5の発明は、前記凝集惹起物
がI型コラーゲン、ADP、vWF等の物質の何れかで
あることを特徴とする請求項4に記載の血小板停滞率測
定方法であり、上記に説明した通りである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、図1は、本発明の
血小板停滞率測定用具の実施形態を示す断面図である。
図2は、血小板停滞率測定用具に付帯する恒温槽の概略
斜視図である。
【0017】本発明の血小板停滞率測定用具では、血小
板が血管壁と血流によって生じるズリ応力(shear
stress)の程度により異なった反応を示し、血
小板に凝集が生じる程度のズリ応力をかけることによっ
て、GPIb−vWF依存性の血小板活性化を定量的に
測定できる測定具を提供するとともに、その測定方法を
提案するものである。
【0018】図1は、本実施形態の血小板停滞率測定用
具10を示し、無底円筒チューブ1が設けられ、無底円
筒チューブ1の一端に試料血液注入用シリンダ(図示せ
ず)を挿入する試料導入部2が設けられ、他端に試料導
出部3が設けられている。無底円筒チューブ1内にはコ
ートビーズ4が充填されている。無底円筒チューブ1
は、例えば、医療用ポリ塩化ビニル樹脂等のプラスチッ
クで構成され、その内径が2mmで、外形が4mmであ
り、試料導入部2と試料導出部3との間の長さLは、1
40mmである。
【0019】試料導入部2は、無底円筒チューブ1の一
端に栓体中間部材5が装着され、栓本体6で封止される
構造であり、栓体中間部材5には、図示しない試料血液
注入用シリンダの先端部が挿入される。栓体中間部材5
には、貫通穴5aと中空円錐部5bとが設けられ、その
先端部周囲にはフランジ部5cが設けられる。栓本体6
は中空円錐部5bに挿入されて無底円筒チューブ1の一
端部が封止される。栓本体6は、円筒部6a、連結部6
b、栓本体6c、取手6dから構成され、円筒部6aが
栓体中間部材5に嵌合し、円筒部6aに接続した連結部
6bが栓本体6cに接続され、栓本体6cに取手6dが
設けられている。
【0020】また、試料導出部3には、無底円筒チュー
ブ1の他端に栓体中間部材7が装着され、栓体中間部材
7に貫通穴7aが設けられ、この貫通穴7aに栓部材8
の突出部を挿入することにより、無底円筒チューブ1の
端部を封止し得るようになされている。
【0021】コートビーズ4は、球形プラスチックビー
ズを使用し、その直径は120〜220μmである。こ
の球形ビーズは、凝集惹起物として豚皮I型コラーゲン
懸濁液に投入されて撹拌混合した後、この混合物を遠心
分離機にかけて固液分離し、その表面に膜厚が約750
Åのコラーゲンの薄膜をコーティングして、コラーゲン
ビーズを形成する。或いは、凝集惹起物として豚皮I型
コラーゲン以外に、ADP(Adenosine 5−
diphosphate sodlum salt:ア
デノシン−5′−二燐酸)液を用いる。このADP液
に、球形プラスチックビーズを投入してコーティングす
る。または、球形プラスチックビーズに、vWF(vo
n willebrand:フォンウィルブランド)を
コーティングする。このように球形ビーズ表面に、I型
コラーゲン或いは、ADP又はvWFをコーティングし
たコートビーズが用いられる。
【0022】血小板停滞率測定用具10は、先ず、無底
円筒チューブ1内の一端部にコートビーズ4の漏出防止
用の多孔シート(ポリ塩化ビニル樹脂による網状シート
等)9を当てて栓体中間部材7を挿入する。多孔シート
9は、この表面に凝集反応が生じない材質を選択する。
続いて、無底円筒チューブ1内にコートビーズ4を0.
1g充填した後、無底円筒チューブ1の他端部に栓本体
6cが設けられた栓体中間部材5を挿入し、概ね、コー
トビーズ4が充填された部分の長さLが140mmとし
た血小板停滞率測定用具を形成する。通常、コートビー
ズ4が充填された無底円筒チューブ1は、栓体中間部材
7を栓部材8で、栓体中間部材5を栓本体6cでそれぞ
れ封止されている。
【0023】本実施形態の血小板停滞率測定用具10
は、図2に示す恒温槽20を付帯している。恒温槽20
は、恒温槽本体11にその蓋体12が丁番15で開閉自
在に設けられている。恒温槽本体11には、温度を略3
7℃(35〜38℃,好ましくは37℃)に設定する保
温機構が備えられ、採血管Aを直立に保持して保温する
挿入保持部13が数ヶ所設けられ、かつ血小板停滞率測
定用具10を保温する挿入保持部13と同数の溝状の載
置部14が設けられている。また、蓋体12内面部に
は、保温性を良好なものとするために、発泡樹脂体によ
る断熱材を貼設又は介装するとよい。
【0024】血小板停滞率測定用具10は、恒温槽20
の載置部14に載置されて保温されている。採血管A
は、挿入保持部13に挿入されて保温され、試料血液B
を採取した採血管Aも挿入保持部13に挿入保持され
る。なお、図2の恒温槽20では、挿入保持部13と載
置部14とが5本の採血管Aと血小板停滞率測定用具1
0とを載置し得るように構成されているが、本実施形態
に限定することなく、それ以上の本数を載置し得るよう
にしてもよいことは明らかである。
【0025】次に、図1,図2を参照して、血小板停滞
率測定用具と恒温槽とを利用した血小板停滞率測定方法
について説明する。本測定方法の原理は、微細なコート
ビーズの径と血液の流速とを実験的に求めて、血小板に
ズリ応力を与えて、GPIb−vWF依存性の血小板活
性を定量的に測定することができるようにした血小板停
滞率測定用具による血小板停滞率測定(検出)方法であ
る。
【0026】先ず、血小板停滞率測定用具10と採血管
Aとは恒温槽20に載置して、37℃に保温する。採血
管Aには、既に抗凝固剤が注入されており、抗凝固剤と
しては3.2%若しくは3.8%のクエン酸ナトリウム
が用いられる。他の抗凝固剤として、EDTA/ヘパリ
ン等を用いてもよい。試料血液Bは、2.5mlを採取
して、クエン酸ナトリウム1に対して9の容積比で、採
血管A内に注入して、恒温槽20で37℃に保温して保
管する。
【0027】恒温槽20から所定温度に保温された血小
板停滞率測定具10を取り出して、血小板停滞率測定具
10の試料導入口2の中空円錐部5bに、図示しない試
料血液注入用シリンダの先端部を挿入して、血小板停滞
率測定具10を垂直に保持する。続いて、試料血液B
は、押し出し法によって、血小板停滞率測定具10のチ
ューブ内のコートビーズ4を、20〜60秒の範囲で通
過するように注入する。例えば、試料血液の流速では、
試料血液1ml当たり、120〜150mm/secの
範囲で、血液の流速が一定となるように注入する。な
お、注入速度は、20秒以下となると、ズリ応力が発生
し難くなり、血小板凝集が不十分となり好ましくない。
また、注入速度を60秒以上とすることは物理的にも困
難があり、好ましくない。試料血液Bの通過速度は、好
ましくは40秒とする。
【0028】凝集率の算出は、先ずクエン酸ナトリウム
に混合した試料血液中の血小板の数を計測して計測数A
を求める。続いて、クエン酸ナトリウムに混合した試料
血液を血小板停滞率測定具10を通過させて、通過した
試料血液中の血小板の数を計測して計測数Bを求める。
停滞率Cは、(A−B)/A×100=C(%)の算出
式から求めることができる。試料血液の停滞率Cは、上
記算出式から検出することができる。
【0029】なお、血栓は血管壁と流速によって生じる
ズリ応力の程度により異なった反応を示し、大動脈や静
脈のような低ズリ応力下では、主としてGPIa/II
Iaの活性化により、フィブリノーゲンを介した血小板
凝集を生じる。一方、細小動脈や動脈硬化病変のような
高ズリ応力下では、vWF因子を介したGPIbとコラ
ーゲンとの結合が粘着の初期反応として重要である。v
WF因子は、血管損傷により露出した血管内皮組織上に
結合し、血液中の血小板膜GPIbを認識して結合す
る。この結合は、vWF−GPIb結合からのシグナル
伝達の蓄積により血小板膜GPIIb/IIIaの活性
化が起こり、この場合はフィブリノーゲンよりむしろv
WFのClドメインとの不可逆的結合を生じ、活性化血
小板の凝集塊を形成する。本発明の血小板停滞率測定具
は、高ズリ応力時の血小板凝集を良く反映したものであ
り、高ズリ応力下での血小板凝集の検査法に好適であ
る。
【0030】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、血小板
が血管壁と血流によって生じるズリ応力の程度により異
なる反応を示すことを積極的に利用して、GPIb−v
WF依存性の血小板活性化を定量的に測定ができる血小
板停滞率測定具を提供することができる利点がある。
【0031】また、本発明によれば、血小板停滞率測定
具と恒温槽とにより、血小板粘着凝集機能の測定が可能
であり、開業医等でも容易に使用し得るものであり、早
期血栓症患者等の診断に利用することができる利点があ
る。さらに、安価であるため血栓性疾患に多く投与され
ている各種抗血小板剤の薬効判断に利用することが可能
である。このような広い範囲で簡便に利用することがで
き、しかも測定方法が簡便であるとともに、恒温槽を利
用して検査が行われるので、検査精度の高い血小板停滞
率測定具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血小板停滞率測定用具の実施形態を示
す断面図である。
【図2】
本発明の血小板停滞率測定用具に付帯
する恒温槽の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 無底円筒チューブ 2 試料導入部 3 試料導出部 4 コートビーズ 5,7 栓体中間部材 6,8 栓本体 9 多孔シート 10 血小板停滞率測定用具 11 恒温槽本体 12 蓋体 13 挿入保持部 14 載置部 15 丁番
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G045 AA02 CA24 GC30 JA01 4B029 AA07 AA12 BB11 CC01 FA15 4B063 QA20 QQ03 QR41 QR48 QS39 QX01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に試料血液の導入部と、他端に試料
    血液の導出部とを備えるチューブ内に、直径が120〜
    220μmの球形ビーズに凝集惹起物をコーティングし
    たコートビーズを充填したことを特徴とする血小板停滞
    率測定用具。
  2. 【請求項2】 前記凝集惹起物がI型コラーゲン、AD
    P、vWF等の物質の何れかであることを特徴とする請
    求項1に記載の血小板停滞率測定用具。
  3. 【請求項3】 前記血小板停滞率測定用具が、該用具を
    保温する載置部と、採血管を保温し、かつ試料血液を採
    取した採血管を保温する挿入保持部とを有する恒温槽を
    付帯することを特徴とする請求項1又は2に記載の血小
    板停滞率測定用具。
  4. 【請求項4】 直径120〜220μmの球形ビーズに
    凝集惹起物をコーティングしたコートビーズをチューブ
    内に充填した血小板停滞率測定用具及び試料血液をクエ
    ン酸ナトリウムに加えた採血管を、恒温槽で37℃前後
    に保温し、該チューブ内に押し出し法によって、クエン
    酸ナトリウムを加えた該試料血液を、ズリ応力が生じる
    速い流速で該コートビーズに接触させ、該試料血液のコ
    ートビーズ接触前と接触後の血小板数から血小板停滞率
    を測定することを特徴とする血小板停滞率測定用方法。
  5. 【請求項5】 前記凝集惹起物がI型コラーゲン、AD
    P、vWF等の物質の何れかであることを特徴とする請
    求項4に記載の血小板停滞率測定方法。
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