JP2003344334A - 水分センサ - Google Patents

水分センサ

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JP2003344334A
JP2003344334A JP2002151964A JP2002151964A JP2003344334A JP 2003344334 A JP2003344334 A JP 2003344334A JP 2002151964 A JP2002151964 A JP 2002151964A JP 2002151964 A JP2002151964 A JP 2002151964A JP 2003344334 A JP2003344334 A JP 2003344334A
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resin
strip
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JP2002151964A
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Teruyoshi Honoki
照義 朴木
Yoshiro Hirano
善郎 平野
Tadaaki Masui
忠章 桝井
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動気体中の水滴を検知するのに適し、特に
回復特性にすぐれ、しかも検知特性や回復特性を適宜に
設計することが容易な水分センサを提供する。 【解決手段】 非吸湿性の絶縁シート2と、その上に形
成した複数の帯状電極8と、その上方に設けられた耐久
性の親水性不織布5と、親水性不織布5と絶縁シート2
及び帯状電極8間に、間欠的に設けられた通気用スペー
サーライン4とを有し、親水性不織布5は複数の帯状電
極間を間欠的に橋絡するように形成されており、親水性
不織布が吸水すると帯状電極間の電気絶縁特性が低下す
るので検知され、通気用スペーサーライン4の間に生じ
る通気路により通気性が確保されるので、回復特性が改
善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分の存在を検知
する水分センサに関し、さらに詳しくは流動気体中に含
まれる凝結水分 (水滴)の存在を検知するのに適した水
分センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水分または水分を含んだ液体によ
る電極間の電気特性の変化を検知することにより水分ま
たは水分を含んだ液体の存在を検知する水分センサは多
く知られている。図6は、従来の面状の漏液センサの一
例である。図6において、面状の漏液センサ31は、非
吸湿性のプラスチックシート32上に導電性塗料を塗布
して、複数条の電極33a、33b、33c、33dを
形成し、その上にモノフィラメント状の非吸湿性合成繊
維糸からなる網体34を被せ、さらに吸液性の糸を含む
布体35を、その吸液性の糸35aが電極33a、33
b、33c、33dと交差し、且つその端部36が非吸
湿性プラスチックシート32および非吸湿性の網体34
よりも外側に出るように被せて、熱融着または非吸湿性
の糸による逢着などで一体化したものである。
【0003】この漏液センサの主な用途は、床面等に漏
液が流れてきたときに検知するもので、漏液が吸液性の
糸を含む布体35の端部36に達したとき、吸液性の糸
35aが漏液を吸収するので電極37、38間の電気抵
抗が低下するのを測定器(図示せず)により検知するの
である。
【0004】ところで、近年各種空調機器において熱交
換器で冷却され結露した水分がファンにより空気に混じ
って水滴として吹き出してきたり, 器壁に当たってより
大きな水滴となって滴下したりすることがあり、苦情の
原因となっている。このような機器の内部に設けて空気
の流れを乱すことなく、水滴の発生を早期に検知して空
調条件をコントロールする必要から、面状の水分センサ
が求められるようになり、上記漏液センサ31も試用さ
れている。漏液センサ31は、高湿度環境で誤動作せ
ず、流動空気中の水滴については確実に検知する点でこ
の用途にも使用可能であるが、検知感度がまだ不十分で
あり、特に回復特性がよくなかった。また、用途に応じ
て検知特性や回復特性を適宜に設計することが困難であ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決しようとするものであって、請求項1乃至5に
記載の発明は、流動気体中の水滴を検知するのに適し、
特に回復特性にすぐれ、しかも検知特性や回復特性を適
宜に設計することが容易な水分センサの提供を課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1記載の発明は、非吸湿性の絶
縁シートと、その上に形成した複数の帯状電極と、その
上方に設けられた耐久性の親水性不織布と、前記親水性
不織布と前記絶縁シート及び前記帯状電極との間に、間
欠的に設けられた通気用スペーサーラインとを有し、前
記親水性不織布は、前記複数の帯状電極間を間欠的に橋
絡するよう形成してなることを特徴とする。
【0007】このようにすると、間欠的に設けられた通
気用ラインスペーサの間に生じる通気路により電極間に
溜まる水分が蒸発し易くなり、回復特性が良くなる。ま
た、親水性不織布が複数電極の間を間欠的に橋絡するよ
う形成されているので、親水性不織布が吸水すると帯状
電極間の電気絶縁特性が低下する。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の水
分センサにおいて、前記通気用スペーサーラインは、前
記帯状電極と交差し、かつ帯状電極の長さ方向にほぼ等
間隔に配設された複数の絶縁性・接着性樹脂帯からなる
ことを特徴とする。
【0009】このようにすると、ほぼ等間隔に配設され
た複数の絶縁性・接着性樹脂帯間に通気路が形成される
ので、回復特性が良好となり、樹脂帯の幅と樹脂帯間の
間隔により検知特性、回復特性の調整が容易である。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の水
分センサにおいて、前記通気用スペーサーラインは、前
記帯状電極上、帯状電極間及び帯状電極外に点在する点
在樹脂からなり、前記帯状電極上に点在する電極上点在
樹脂、前記帯状電極間に点在する電極間点在樹脂、前記
帯状電極外に点在する電極外点在樹脂は、それぞれほぼ
等間隔に配列され、全体として水玉模様状に点在するよ
うに設けられた接着性点在樹脂からなることを特徴とす
る。
【0011】このようにすると、水玉模様状に点在する
点在樹脂によって、通気路が形成されるので、回復特性
が良好となり、点在樹脂の径と電極長さ方向の配列間隔
を調整することにより、検知特性、回復特性の調整が容
易である。また、比較的少ない絶縁樹脂で通気路が容易
に形成される。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の水分センサーにおいて、前記親水性不
織布は、ポリエステル繊維を吸水性バインダーでボンデ
ィングしてなることを特徴とする。
【0013】このようにすると、親水性不織布は吸水性
バインダーでボンディングされているので、表面処理材
によって吸水性を付与する必要がなく、耐久性にすぐれ
る。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の水
分センサにおいて、前記吸水性バインダーは、アクリル
共重合体からなることを特徴とする。
【0015】このように、ポリエステル繊維をアクリル
共重合体のバインダーでボンディングすると、検知特
性、回復特性がともにすぐれ、しかも安価である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示例に
もとづいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
の説明図で、図1(a) は一部切り欠き平面図、図1(b)
は図1(a) のX1 −X1 断面図、図1(c) は図1(a) の
2 −X2 断面図である。図2は、本発明の第2の実施
形態の説明図で、図2(a) は一部切り欠き平面図、図2
(b) は図2(a) のX1 −X1 断面図、図2(c) は図2
(a) のX 2 −X2 断面図である。図3は、本発明の水分
センサの一使用例を示す模式図、図4は本発明の実施例
の検知特性を示す図、図5はその回復特性を示す図であ
る。
【0017】図1において、1は水分センサ、2は、非
吸湿性の絶縁シート、3 (3a 、3b )はその上に形成
された複数の電極、4は、通気用スペーサーであり、帯
状電極3a 、3b とほぼ直交するように、かつ帯状電極
3a 、3b の長さ方向にほぼ等間隔に桟状に配設された
複数の絶縁性・接着性樹脂帯からなる。また、5は、親
水性不織布であり、絶縁シート2および電極3a、3b
上方に絶縁性・接着性樹脂帯4を介して、貼着される。
【0018】非吸湿性の絶縁シート2としては、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムが熱や酸、弱アルカリ等
に対して安定であり、絶縁抵抗が大きいので好ましい。
電極3(3a、3b)には導電性塗料を塗布して形成し
たものが安価で印刷が容易であるから好ましいが、銅箔
をエッチングして形成してもよい。絶縁性・接着性樹脂
帯4は、非吸湿性絶縁シート2、電極3、不織布5等に
接着して安定性のある材料を印刷することにより形成さ
れる。
【0019】不織布5は、親水性で繰り返し使用しても
その吸水特性、回復特性に殆ど変化がないものが好まし
い。親水性不織布には、表面処理加工により親水性を付
与したものがあるが、これは初期性能があっても表面処
理材が脱落すると、親水性が低下する。親水性が持続す
る耐久性のよいものとしては、ポリエチレンテレフタレ
ートなどのポリエステル繊維を吸水性のバインダーでボ
ンディングしたものがある。ポリエステル繊維自体に親
水性がなくても、吸水性バインダーでボンディングされ
ているので、全体として親水性があり、しかも表面処理
加工材により吸水性を付加したあものと違って耐久性が
ある。
【0020】吸水性のバインダーにも種々のものがある
あが、ポリビニルアルコールからなるもの、特にアクリ
ル共重合体からなるものが、吸水性にも、回復性にもす
ぐれているので好ましい。
【0021】電極3a 、3b と不織布5とは、図1(b)
に示すように、図1(a) のX1 −X 1 断面においては、
通気用スペーサーラインである絶縁性・ 接着性樹脂帯4
により、接着され絶縁されている。そして、図1(c) に
示すように、図1(a) のX2−X2 断面においては、樹
脂帯を介在しないから、不織布5は、電極3a 、3bに
間欠的に部分的に接触し、吸水したとき、電極3a 、3
b 間を橋絡するように形成される。また、不織布5と絶
縁シート2及び帯状電極3との間に通気路となる間隙6
が生じさせるから、通気性がよくなり、したがって水分
検知後の回復特性がよい。
【0022】樹脂帯4の幅wが大きくなりすぎると検知
感度が、低下し、また樹脂帯4の間隔sが小さすぎると
通気性が悪くなり、回復特性が低下するので、適宜調整
する。樹脂帯4の幅wと樹脂帯4の間隔sを調整するだ
けで、検知特性及び回復特性を容易に調整できる。
【0023】電極3の端部には、電極間の電気特性を測
定する測定器を接続するための接続端子部8a、8bが
設けられている。この実施形態では、電極3a、3bは
ほぼ平行に配設された帯状に形成されている。電極3
a、3b間の電気特性、例えば抵抗の変化を検知しやす
くするためには電極3a、3bの間隔Sは狭い方が好ま
しく1〜2mm程度が適当である。また、電極3の長さ
方向の抵抗を小さくするためには、電極の幅Wと厚さは
ともに大きい程よいが、大きいほどスペースファクタが
悪くなり、経済的でない。また、厚さが大きいと、水分
検知時に含む水の量が多いだけ回復時間が長くなる。
【0024】次に、図2に基づいて、第2の実施形態に
ついて説明する。第1の実施形態と異なるところは、通
気用スペーサーが帯状ではなく、水玉模様状である点に
あり、その他はすべて第1の実施形態と同様であるか
ら、説明を省略する。図2において、11は水分セン
サ、12は、水玉模様状をなす点在樹脂群であり、電極
3a 、3b 上に点在する電極上点在樹脂14、電極3a
、3b 間に点在する電極間点在樹脂15、及び電極3a
、3b の外側に点在する電極外点在樹脂からなる。1
3は通気用スペーサーラインであり、1組の電極上点在
樹脂14、電極間点在樹脂15及び電極外点在樹脂16
からなる。不織布5を均一に貼着するため、いずれも電
極長さ方向にほぼ等間隔に点在する接着性の樹脂とする
のが好ましい。
【0025】絶縁シート2および電極3a 、3b と不織
布5とは、図2(b) に示すように、図2(a) のX1 −X
1 断面においては、接着性点在樹脂14,15.、16
により、均一に接着される。また、この通気用スペーサ
ーである接着性点在樹脂によって、絶縁シート2と不織
布5との間に通気路となる間隙17が生じるから、通気
性がよくなり、したがって水分検知後の回復特性がよ
い。そして、図2(c) に示すように、図2(a) のX2
2 断面においては、電極上に点在樹脂14が介在しな
いから、不織布5は、電極3a 、3b に間欠的、部分的
に接触し、吸水したとき、電極3a 、3b 間を橋絡する
ように形成される。
【0026】また、電極間点在樹脂15は絶縁性でなけ
ればならないが、電極上点在樹脂14及び電極外点在樹
脂16は、導電性または半導電性としてもよい。電極上
点在樹脂14が導電性または半導電性であると、帯状電
極3a,3b間は,この電極上点在樹脂14を介して不
織布5によって、確実に橋絡される。
【0027】点在樹脂14、15、16は、この例では
直径dの円板状とし、それぞれほぼ等間隔Pで帯状電極
上またはそれと平行な線上に配列されている。また、こ
の例では電極上点在樹脂14、電極間点在樹脂15およ
び電極外点在樹脂16の各組が帯状電極3a,3bに直
交する線上に整列し、通気用スペーサーライン13を形
成している。
【0028】点在樹脂14,15,16の材質は絶縁性
・接着性樹脂をベースとするものであり、導電性または
半導電性とする場合はこれにカーボンブラックなどを適
量配合する。点在樹脂径dは、帯状電極幅Wや電極間隔
S以下において適宜選択できる。また、間隔Pが大きい
ほど検知特性も回復特性も良くなるが、不織布5と絶縁
シート2及び帯状電極3との接着強度が低下する。ま
た、点在樹脂径dと間隔Pを調整することにより、検知
特性及び回復特性を容易に調整できる。
【0029】なお、点在樹脂は円板状に限定されるもの
ではなく、四角板状でも三角板状でもよく同じ形状であ
ればよい。また、通気用スペーサーライン4,13は帯
状電極とほぼ直交するのが望ましいが、これに限定され
るものではなく、帯状電極3a、3bと交差するもので
あればよい。
【0030】次に、これらの水分センサの使用例を説明
する。図3は、水分センサの一使用例を示す模式図であ
り、エアコンR内に設置した例である。エアコンRに
は、熱交換機E、ファンF,吸気口I,送風路A,送風
口Bが設けられている。水分センサ1は、風力ロスや騒
音を生じないように、親水性不織布6を上にし、送風路
壁に貼り付けるなどして設置する。
【0031】吸気口Iから吸引された空気aに含まれた
水分が熱交換機Eによって冷却され、結露して水滴Dと
なると、ファンFによって循環する空気に含まれて、送
風路Aをとおり、送風口Bから送風される。送風路Aに
設置された水分センサ1に空気aに含まれた水滴が当た
ると、親水性不織布6が水滴Dを吸収するので電極3
a、3b間の電気特性が変化する。したがって、端子部
8a、8bに測定器を接続して所定の電気特性を測定で
きるようにしておけば、これを検知することができる。
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例を挙げて、比較例とと
もにその検知特性及び回復特性の模擬試験をおこなった
結果について説明する。 <実施例1>図1に示す構成の水分センサであって、表
1に示す材質・寸法を有し、長さが60cmの試料を作
製した。なお、不織布にはユニチカ社製不織布2025
7WTDを用いた。これはポリエステル繊維をアクリル
共重合体からなるバインダーでボンディングした不織布
である。
【0033】<実施例2>同様に、図2に示す構成の水
分センサであって、表1に示す材質・寸法の60cmの
試料を作製した。なお、不織布には実施例1と同じ材質
のものを用いた。
【0034】
【表1】
【0035】<比較例>上記実施例と比較するため図6
に示す従来の水分センサ(漏液センサ)であって、表2
に示す材質・寸法の試料を作製した。
【0036】
【表2】
【0037】<試験方法および試験結果> (1)検知特性 上記実施例、比較例の各試料を超音波加湿機で過飽和水
蒸気にした試験槽内にセットし、電極間の抵抗値をセッ
ト時からの時間経過にしたがって測定した。その結果を
図4に示す。曲線イ、ロが、実施例1、2の検知特性を
示し、曲線ハが比較例の検知特性を示す。実施例はいず
れも比較例に比べて検知感度がよく、実施例のなかで
は、実施例1よりも実施例2方が検知感度がよいことが
わかった。これは、電極上点在樹脂が半導電性であるた
めであると思われる。
【0038】(2)回復特性 上記実施例、比較例の各試料をセットした試験槽を常温
(約27℃)で湿度45%とし、送風機により試料に送
風しながら、電極間の抵抗値を時間経過にしたがって測
定した。その結果を図5に示す。曲線イ、ロが、実施例
1、2の回復特性を示し、曲線ハが比較例の回復特性を
示す。実施例はいずれも比較例に比べて回復速度が速
く、実施例のなかでは、実施例2の方が実施例1よりも
回復速度が速いことがわかった。実施例2の場合、絶縁
性樹脂帯4に較べ点在樹脂層13の方が占積率が小さく
通風路が形成されやすいためと考えられる。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の請求項
1記載の発明によれば、間欠的に設けられた通気用ライ
ンスペーサの間に生じる通気路により電極間に溜まる水
分が蒸発し易くなり、水分検知後の回復特性が良くな
る。また、親水性不織布が複数電極の間を間欠的に橋絡
するよう形成されているので、親水性不織布が吸水する
と帯状電極間の電気絶縁特性が低下するので、確実に検
知できる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、ほぼ等間隔に配設された複数
の絶縁性・接着性樹脂帯間に通気路が形成されるので、
回復特性が良好となり、樹脂帯の幅と樹脂帯間の間隔に
より、検知特性、回復特性を容易に調整することができ
る。
【0041】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、水玉模様状に点在する点在樹
脂によって、通気路が形成されるので、回復特性が良好
となり、点在樹脂の径と電極長さ方向の配列間隔を調整
することにより、検知特性、回復特性を容易に調整する
ことができる。また、比較的少ない絶縁樹脂で通気路が
容易に形成される。
【0042】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、親水性不
織布が、吸水性バインダーでボンディングされているの
で、表面処理材によって吸水性を付与する必要がなく、
耐久性にすぐれる。
【0043】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加えて、不織布がポリエステル繊維を
アクリル共重合体のバインダーでボンディングされたも
のであるから、検知特性、回復特性がともにすぐれ、し
かも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の電極の説明図であ
る。
【図3】本発明の水分センサの一使用例を示す模式図で
ある。
【図4】本発明の実施例の検知特性を示す図である。
【図5】本発明の実施例の回復特性を示す図である。
【図6】従来の水分センサの説明図である。
【符号の説明】
1、11 水分センサ 2 非吸湿性の絶縁シート 3 電極 4、13 通気用スペーサーライン 5 親水性不織布 6、17 間隙 (通気路) 12 点在樹脂群 14 電極上点在樹脂 15 電極間点在樹脂 16 電極外点在樹脂 R エアコン E 熱交換機 F 送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桝井 忠章 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内 Fターム(参考) 2G060 AA01 AB02 AF07 AG10 AG11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非吸湿性の絶縁シートと、その上に形成
    した複数の帯状電極と、その上方に設けられた耐久性の
    親水性不織布と、 前記親水性不織布と前記絶縁シート及び前記帯状電極と
    の間に、間欠的に設けられた通気用スペーサーラインと
    を有し、 前記親水性不織布は、前記複数の帯状電極間を間欠的に
    橋絡するよう形成してなることを特徴とする水分セン
    サ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水分センサにおいて、 前記通気用スペーサーラインは、前記帯状電極と交差
    し、かつ帯状電極の長さ方向にほぼ等間隔に配設された
    複数の絶縁性・接着性樹脂帯からなることを特徴とする
    水分センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の水分センサにおいて、 前記通気用スペーサーラインは、前記帯状電極上、帯状
    電極間及び帯状電極外に点在する点在樹脂からなり、 前記帯状電極上に点在する電極上点在樹脂、前記帯状電
    極間に点在する電極間点在樹脂、前記帯状電極外に点在
    する電極外点在樹脂は、それぞれほぼ等間隔に配列さ
    れ、全体として水玉模様状に点在するように設けられた
    接着性点在樹脂からなることを特徴とする水分センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の水分
    センサーにおいて、 前記親水性不織布は、ポリエステル繊維を吸水性バイン
    ダーでボンディングしてなることを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の水分センサにおいて、 前記吸水性バインダーは、アクリル共重合体からなるこ
    とを特徴とする水分センサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331862A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Inst Of Research & Innovation 顕微鏡観察用培養装置
CN105136876A (zh) * 2015-08-06 2015-12-09 南京英格玛仪器技术有限公司 一种可快速测量的p2o5微水传感器

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JP2005331862A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Inst Of Research & Innovation 顕微鏡観察用培養装置
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