JP2003344313A - フレキシブルホースの非破壊検査方法および検査装置 - Google Patents

フレキシブルホースの非破壊検査方法および検査装置

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JP2003344313A JP2002149689A JP2002149689A JP2003344313A JP 2003344313 A JP2003344313 A JP 2003344313A JP 2002149689 A JP2002149689 A JP 2002149689A JP 2002149689 A JP2002149689 A JP 2002149689A JP 2003344313 A JP2003344313 A JP 2003344313A
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flexible hose
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Daisuke Asakura
大輔 朝倉
Tatsuya Ueki
達也 植木
Shigeru Harada
茂 原田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放射線を用いて多重構造のフレキシブルホース
の非破壊検査を可能とし、フレキシブルホースの健全性
評価を非破壊にて安定的に行ない、予防保全ができる非
破壊検査方法および検査装置を提供する。 【解決手段】フレキシブルホースの非破壊検査装置10
は、ベローズ22外側をブレード被覆層23で被覆され
た多重構造のフレキシブルホース11を対象とする。こ
の非破壊検査装置10は、X線管等の放射線源18と、
この放射線源18からフレキシブルホース11に照射さ
れる放射線によるフレキシブルホース11の放射線画像
を撮影する放射線画像撮像手段13とを備え、この撮像
手段13で撮像された放射線画像を処理してフレキシブ
ルホース11内側のベローズ22表面状態を非破壊検査
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン、火
力、原子力等の発電プラント、化学プラント、鉄鋼プラ
ント等の各種プラントや船舶等の熱機関に用いられるフ
レキシブルホースの健全性を評価する検査技術に係り、
特に、多重あるいは多層構造のフレキシブルホースの非
破壊検査を可能にしたフレキシブルホースの非破壊検査
方法および検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にフレキシブルホースは、流体配管
のフレキシビリティや振動抑制を主に目的として火力、
原子力、ガスタービン等の発電プラント、石油化学プラ
ント、化学プラント、鉄鋼プラント等の各種プラント、
船舶等の熱機関や動力機関に広く用いられている。
【0003】フレキシブルホースは、種々のホース形
状、構造が存在するが、一般的には、ベローズとこのベ
ローズを外側から覆うメッシュ状ブレードによる被覆層
を形成したり、この被覆層を場合によってはアーマ等の
被覆層でさらに覆い、多重構造に形成され、可撓性を有
するフレキシブルホースの強度を向上させている。
【0004】各種プラントや熱機関および動力機関に用
いられる流体配管の一部にフレキシブルホースを用いる
と、内部作動流体の圧力、温度、流速の影響を受け、振
動や熱膨張、熱収縮等の要因により、フレキシブルホー
スのベローズの表面等が損傷を受け、内部作動流体のリ
ークが頻繁に生じることがあった。フレキシブルホース
は、ベローズの外側がブレード被覆層やアーマ被覆層で
覆われて多重構造を構成しているために、作動流体のリ
ーク現象が生じて初めて、フレキシブルホースの異常の
有無を知ることになり、リーク現象が生じるまでは、フ
レキシブルホースの異常の有無を検査することが困難で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、フレキシブル
ホースから作動流体のリーク現象が生じて初めて異常の
有無を検出しており、リーク現象等の異常事象が現われ
て初めてフレキシブルホースを取り換えたり、ベローズ
を覆うブレード被覆やアーマ被覆層を切断等により破断
して原因を究明していた。
【0006】しかし、フレキシブルホースは、ブレード
被覆層を剥いで内側のベローズを観察すると、フレキシ
ブルホースのメンテナンスは不可能となり、簡単なメン
テナンスで修復できるフレキシブルホースであっても消
耗品としなければならず、不経済であった。
【0007】また、発電プラントの中には、燃料管の一
部にフレキシブルホースを使用することがある。燃料管
の一部にフレキシブルホースを使用した場合、フレキシ
ブルホースを予防保全することができず、フレキシブル
ホースから燃料洩れ等が生じ、配管(ホース)機能が損
なわれて初めて、発電プラント全体および燃料供給系統
の運転を停止させ、発電プラントの運転停止後にフレキ
シブルホースのブレード被覆層を破り、内側のベローズ
を観察して初めて、フレキシブルホースの洩れ原因を特
定し、確認している。
【0008】いずれにしても、従来のフレキシブルホー
スでは、予防保全により健全性を評価することができ
ず、フレキシブルホースから作動流体のリーク現象等の
異常事象が発生して初めてフレキシブルホースの交換作
業を行なっているが、フレキシブルホースのメンテナン
スによる修復の概念は存在せず、一旦異常事象が発生す
ると、全て消耗品として廃棄しなければならなかった。
【0009】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、放射線を用いて多重構造のフレキシブルホー
スの非破壊検査を可能とし、フレキシブルホースの健全
性評価を破損させたり、切断させることなく、非破壊に
て安定的に行ない、予防保全を行なうことができるフレ
キシブルホースの非破壊検査方法および検査装置を提供
することを目的とする。
【0010】本発明の他の目的は、フレキシブルホース
を放射線を用いた非破壊検査により、内部のベローズの
損傷状態を可視化観察でき、フレキシブルホースの健全
性評価を正確に精度よく行なうことができるフレキシブ
ルホースの非破壊検査方法および検査装置を提供するに
ある。
【0011】本発明の別の目的は、放射線を用いた非破
壊検査でフレキシブルホースの損傷状態やベローズ減肉
現象の健全性評価を行ない、メンテナンス可能性の有無
も正確に判断することができるフレキシブルホースの破
壊検査方法および検査装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフレキシブ
ルホースの非破壊検査方法は、上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載したように、ベローズの外側を
ブレード被覆層で覆った多重構造のフレキシブルホース
の内側または外側に放射線画像撮像手段を設け、上記フ
レキシブルホースに向けて放射線源から放射線を照射
し、照射された放射線によるフレキシブルホースの放射
線画像を前記放射線画像撮像手段で撮影し、撮影された
フレキシブルホースの放射線画像を処理してフレキシブ
ルホース内側のベローズ表面状態を非破壊検査する方法
である。
【0013】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査方法は、請
求項2に記載したように、撮影されたフレキシブルホー
スの放射線画像を画像処理装置で画像処理し、画像処理
された放射線画像を表示手段にて表示する方法であった
り、さらに、請求項3に記載したように、前記放射線源
からの放射線をフレキシブルホースのベローズ端部の溶
接部に向けて照射し、溶接部に照射された放射線画像を
放射線画像撮像手段で撮影し、撮影された放射線画像を
処理してフレキシブルホースのベローズ端部溶接部分の
内部状態を検査する方法である。
【0014】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査方法は、
請求項4に記載したように、前記放射線画像撮像手段
は、放射線フィルムを備えた放射線フィルム保持体を備
え、この放射線フィルム保持体をフレキシブルホース内
に出し入れ可能に挿設したり、あるいはフレキシブルホ
ースの外側に沿って並設する方法であり、また、請求項
5に記載したように、放射線源にX線管を使用し、X線
管の管電圧を1000kVp以下、焦点寸法を4.5m
m×4.5mm以下、放射線フィルム保持体の像感紙の
厚さを0.1mm以下、露出時間を30sec以上、線
源から放射線フィルム間距離を300mm以上でX線を
照射する方法である。
【0015】一方、本発明に係るフレキシブルホースの
非破壊検査装置は、上述した課題を解決するために、請
求項6に記載したように、ベローズ外側を少なくともブ
レード被覆層で被覆された多重構造のフレキシブルホー
スと、このフレキシブルホースに放射線を照射する放射
線源と、この放射線源からフレキシブルホースの放射線
画像を撮影する放射線画像撮像手段とを備え、この放射
線画像撮像手段でフレキシブルホースの放射線画像を処
理してフレキシブルホース内側のベローズ表面状態を非
破壊検査ものである。
【0016】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査装置は、請
求項7に記載したように、前記放射線画像撮像手段で撮
影された放射線画像を画像処理する画像処理装置と、こ
の画像処理装置で画像処理された放射線画像を表示する
表示手段とをさらに備えたものであり、請求項8に記載
したように、前記放射線画像撮像手段は、放射線フィル
ムを備えた放射線フィルム保持体を有し、この放射線フ
ィルム保持体は少なくとも放射線源側に像感紙を設けた
ものである。
【0017】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査装置は、
請求項9に記載したように、前記放射線画像撮像手段
は、放射線フィルムを挟持したサンドイッチ構造の放射
線フィルム保持体を備え、この放射線フィルム保持体の
背側に放射線遮蔽手段を設けたものであり、さらに、請
求項10に記載したように、前記放射線画像撮像手段
は、フレキシブルホース内に出し入れ可能に挿設した
り、あるいはフレキシブルホースの外側に軸方向に沿っ
て設けたものである。
【0018】他方、本発明に係るフレキシブルホースの
非破壊検査方法は、上述した課題を解決するために、請
求項11に記載したように、ベローズ外側をブレード被
覆層で覆った多重構造のフレキシブルホースに放射線受
信装置を設け、放射線源から上記フレキシブルホースに
向けて放射線を照射し、上記フレキシブルホースに照射
される放射線を放射線受信装置で受信し、放射線受信装
置に受信されたフレキシブルホースの放射線画像を画像
処理装置で処理し、画像処理されたフレキシブルホース
の放射線画像を表示手段で表示し、表示手段にてフレキ
シブルホース内側のベローズ表面状態を非破壊検査する
方法である。
【0019】また、本発明に係るフレキシブルホースの
非破壊検査装置は、上述した課題を解決するために、請
求項12に記載したように、ベローズ外側を少なくとも
ブレード被覆層で被覆された多重構造のフレキシブルホ
ースと、このフレキシブルホースに放射線を照射する放
射線源と、この放射線源からフレキシブルホースに照射
される放射線を受信する放射線受信装置と、この放射線
受信装置で受信されたフレキシブルホースの放射線画像
を画像処理する画像処理装置と、この画像処理装置で処
理されたフレキシブルホースの放射線画像を表示する表
示手段とを有し、この表示手段にてフレキシブルホース
内側のベローズ表面状態を非破壊検査するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るフレキシブルホース
の非破壊検査方法および検査装置の実施の形態について
添付図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明に係るフレキシブルホース
(フレキシブルチューブやパイプを含む)の非破壊検査
装置の第1実施形態を示す概略図である。
【0022】この非破壊検査装置10は、多重あるいは
多層構造のフレキシブルホース11を放射線を用いて非
破壊検査し、フレキシブルホース11の健全性評価を予
防保全にて破壊することなく行なう装置である。
【0023】フレキシブルホース11は、流体配管のフ
レキシビリティや振動抑制を主な目的として、火力、原
子力、ガスタービン、コンバインドサイクル等の発電プ
ラント、化学プラント、鉄鋼プラント等の各種プラン
ト、または船舶を含む熱機関、動力機関に使用される流
体配管の一部に用いられる。
【0024】そして、フレキシブルホース11は、非破
壊検査装置10の位置決めセット装置12により回転可
能にセットされ、このフレキシブルホース11内に放射
線画像撮像手段13が出し入れ自在に設けられる。放射
線画像撮像手段13はプレート状の放射線フィルム保持
体14を有し、この放射線フィルム保持体14の背側に
放射線遮蔽プレート15が積層状態で設けられる。放射
線遮蔽プレート15は、例えば鉛プレートで形成された
放射線遮蔽手段であり、放射線フィルム保持体14を透
過する放射線を遮蔽し、その拡散を防止している。
【0025】一方、放射線フィルム保持体14は、サン
ドイッチ構造を有し、内部に放射線フィルム16を挟持
している。放射線フィルム16には、例えばASTM
E1815のクラスS、1および2のX線フィルムが用
いられる。放射線フィルム保持体14と放射線遮蔽プレ
ート15は矩形の平板状に形成され、互いに重ねられて
フレキシブルホース11内に出し入れ自在に設置され
る。また、放射線フィルム保持体14と放射線遮蔽プレ
ート15は互いに円弧状に形成されて重ね合され、フレ
キシブルホース11の内壁に内接あるいは近接するよう
に設けてもよい。
【0026】また、フレキシブルホース11の非破壊検
査装置10は、X線管等の放射線源17と、放射線源1
7からフレキシブルホース11に放射された放射線によ
り、被検体としてフレキシブルホース11の放射線画像
を撮影する放射線画像撮像手段13と、放射線画像撮像
手段13で撮影されたフレキシブルホース11の放射線
画像を処理する画像処理装置19と、この画像処理装置
19で処理された放射線画像を画像表示する表示手段と
してのモニタ20とを有する。このモニタ20にて可視
化された被検体としてのフレキシブルホース11の放射
線画像を観察することができ、非破壊検査を行なうこと
ができる。
【0027】放射線画像撮像手段13は、放射線フィル
ム16に被検体としてのフレキシブルホース11の透過
画像が撮像される。放射線透過画像を撮影した放射線画
像撮像手段13は所要時間、例えば30秒以上露光され
た後、フレキシブルホース11から軸方向に取り出され
る。フレキシブルホース11から取り出された放射線画
像撮像手段13から、放射線フィルム16が取り出され
る。放射線フィルム16は放射線フィルム保持体14か
ら取り出される。この放射線フィルム16を現像して図
示しない印画紙に放射線画像を焼き付け、プリントする
ことができ、プリントされた放射線画像からフレキシブ
ルホース11内側の表面状態を観察し、非破壊検査する
ことができる。
【0028】フレキシブルホース11は、SUS30
4,316L等の金属材料製の金属ベローズ22の外側
に帯(リボン)ブレード、ワイヤブレード等の被覆層2
3で被覆され、さらに、場合によってはブレード被覆層
23の外周側にアーマ等の被覆層(図示せず)が施さ
れ、多重あるいは多層構造に構成される。
【0029】フレキシブルホース11の中には、ブレー
ド被覆層23を複数層重ねたものもある。ブレード被覆
層23は、帯状(リボン状)ブレードをメッシュ状に組
んで金属ベローズ22を被覆したり、また、複数本ずつ
のワイヤをメッシュ状に組んで金属ベローズ22を被覆
して形成される。金属ベローズ22にブレード被覆層2
3を被せることにより、フレキシブルホース11を補強
し、金属ベローズ22の膨張を防止して内部流体を円滑
かつスムーズに案内するようになっている。金属ベロー
ズ22とブレード被覆層23には同じあるいは同種のS
US鋼が用いられる。
【0030】フレキシブルホース11の端部には、取付
フランジ25付きの端管26がラップジョイントとして
一体に備えられる。端管26は金属ベローズ22および
ブレード被覆層23に一体に溶着される。符号27は金
属ベローズ22の凹凸波状部を保持する形状保持リング
であり、符号28はブレード被覆層23を金属ベローズ
22に安定的に装着するため、締付ボルトナット等の締
着手段で締め付けられる締付バンドである。
【0031】フレキシブルホース11の端部は、図2に
示すように構成され、金属ベローズ22は端管26に、
例えば全周シーム溶接にて接合される。また、形状保持
リング27は例えばスポット溶接により端管26の外周
面に溶着しても、さらに、カシメにより端管26に固着
してもよい。さらに、ブレード被覆層23の端部はは折
り返され、その折返し部を締付バンド28で締着させる
一方、例えば全周シーム溶接により端管26に溶着され
る。
【0032】また、フレキシブルホース11は、一般的
に標準化されていない、種々のホース構造や変形例が考
えられ、ブレード被覆層23を2層以上に重ね合せたも
のや、端管にエルボを採用したものもある。さらに、金
属ベローズ22やブレード被覆層23の端管26への溶
着も種々の態様が考えられ、図1および図2に示された
フレキシブルホースに限定されない。
【0033】このフレキシブルホース11の非破壊検査
装置10では放射線源18としてX線管を用いた例で説
明する。
【0034】非破壊検査装置10にてフレキシブルホー
ス11を放射線としてX線を用いて非破壊検査する場
合、フレキシブルホース11は位置決めセット装置12
により検査位置にセットされる。フレキシブルホース1
1の中には、放射線画像撮像手段13としての放射線フ
ィルム保持体14および放射線の乱反射や拡散を防止す
る放射線遮蔽プレート15が設けられる。放射線遮蔽プ
レート15は、鉛材料で形成され、放射線源18から放
射される放射線の強さに応じ、プレート厚さが調整され
る。
【0035】フレキシブルホース11内に挿入される放
射線画像撮像手段13としての放射線フィルム保持体1
4は、図3および図4に示すように構成される。
【0036】図3に示された放射線フィルム保持体14
は、全体として厚さが数mm以下、好ましくは1mm以
下のプレート構造であり、プレートホルダ30内にフロ
ント増感紙31と放射線フィルムとしてのX線フィルム
32とリヤー増感紙33とでサンドイッチ構造の積層体
として構成される。
【0037】フロント増感紙31は、支持体層としての
台紙35の片面に鉛箔等の金属箔層36が施され、金属
箔層36がX線フィルム32側に面して重ね合される。
フロント増感紙31の厚さは、数十〜数百μmであり、
放射線源であるX線管18の管電圧に応じて設定され
る。X線管18の管電圧が例えば400kVp以下で
は、0.1mm以下の厚さに設定される。X線管18の
管電圧は1000kVp以下、好ましくは200kVp
〜350kVpが用いられる。
【0038】また、リヤー増感紙33は、フロント増感
紙31以上の厚さを有する。リヤー増感紙33はフロン
ト増感紙31と同様に、台紙37の片面に鉛箔等の金属
箔層38が施され、金属箔層38がX線フィルム32側
に接するように重ね合される。
【0039】放射線フィルム保持体14は、金属箔増感
紙に代えて図4に示すように、蛍光増感紙を用いたサン
ドイッチ構造の積層体として構成してもよい。
【0040】この放射線フィルム保持体14Aはプレー
トホルダ30内にフロント増感紙31と、放射線フィル
ムとしてのX線フィルム32と、リヤー増感紙33とが
積層状態に収納される。
【0041】フロント増感紙31は、支持体層としての
台紙35に蛍光体層40と保護膜41とを重ね合せて構
成され、保護膜41側がX線フィルム32に接触せしめ
られる。また、リヤー増感紙33もフロント増感紙31
と同様、台紙37に蛍光体層43と保護膜44とを重ね
合せて構成され、保護膜44がX線フィルム32側に接
触せしめられる。
【0042】このフロント増感紙31およびリヤー増感
紙33は感度が非常に高いため、スクリーンタイプのX
線フィルム32と組み合わせた増感率は100〜300
と大きく、被検体として厚物検査が可能となり、作業能
率の向上を図ることができる。
【0043】また、放射線源としてのX線管18は図5
に示すように原理的に構成され、真空ガラス管46内に
陰極47と陽極48とが対向して収容され、対陰極とし
ての陽極48はターゲット49に衝突した熱電子による
管壁障害を防止するため、フード50で覆われている。
ターゲット49には、例えば原子番号の大きな耐熱材料
であるタングステンが用いられる。
【0044】X線管18は陽極48が正電位のとき、熱
電子が加速されてターゲット49に衝突し、ターゲット
49に衝突する熱電子の一部がX線となり、所定の拡が
り角度θ、例えば60度をもって放射される。放射され
るX線は、管電圧の2乗と管電流(ターゲット49に流
れ込む電流)の積に比例する。X線管18の焦点寸法
は、ターゲット49の大きさで定まる実焦点寸法と利用
X線方向から見た実効焦点寸法とがある。ここでは、実
効焦点寸法をX線管18の焦点寸法をいう。焦点寸法
は、値が小さいほどX線フィルム32上の像は明確にな
る。
【0045】X線管18の焦点寸法は、4.5mm×
4.5mm(対角線寸法で6.36mm×6.36m
m)以下が用いられる。好ましくは、2.5mm×2.
5mm(対角線寸法3.54mm×3.54mm)以下
の焦点寸法が採用される。X線管18の焦点寸法は、管
電圧の大きさに応じて変化せしめられる。例えば、管電
圧100kV級で1mm×1mmが、200kV級で
2.1mm×2.1mmが、300kV級で2.5mm
×2.5mmが目安として用いられる。
【0046】次に、非破壊検査装置10を用いてフレキ
シブルホース11の非破壊検査について説明する。
【0047】実験では、非破壊検査装置10を図1に示
すようにセットし、フレキシブルホース11の非破壊検
査を行なった。試験体としてのフレキシブルホース(試
験体)11には、金属ベローズ22の材質が耐食性に優
れたSUS316L、肉厚1.5mm、最大径164m
φ、ブレード被覆層23の材質がSUS304の材料を
使用し、X線管18が300kVp・0.5mAの定格
容量のX線装置を用いた。X線管18の管電圧200k
Vp、管電流5mA、焦点寸法2.5mm×2.5m
m、放射線フィルム保持体14のフロントおよびリヤー
増感紙の厚さ0.1mm×0.1mm、X線源からX線
フィルム間距離800mmで、露出時間を30秒とし、
フレキシブルホース11の1周を8分割した撮影範囲で
試験した。X線フィルム32には、例えばFUJI#5
0を使用した。
【0048】この非破壊試験をしたところ、試験体のフ
レキシブルホース11は、金属ベローズ22の波形形
状、肉厚の大小がX線フィルム32上ではX線画像(潜
像)の濃淡となって表われた(図6参照)。試験体とし
てのフレキシブルホース11として金属ベローズ22の
山形状の頂部の肉厚を例えば0.1mmずつ順次減肉し
た標準試験体を採用したところ、X線フィルム32上の
X線画像は、減肉状態に応じた段階的な濃淡となって表
われ、X線画像の濃淡は画像処理装置19に備えられた
濃淡センサにて自動的に検出することもできる。したが
って、X線画像の濃淡を検出し、処理されたX線画像を
モニタ20にて観察することにより、金属ベローズ22
の減肉量の程度を肉眼で直接観察し、フレキシブルホー
ス11内側の金属ベローズ22の表面状態を非破壊にて
検査できる。
【0049】また、画像処理装置19が標準試験体の標
準X線画像をメモリに内蔵しておくことで、被検体のフ
レキシブルホース11のX線画像を標準試験体のX線画
像と比較演算する機能を備えて比較演算させることで、
非破壊検査させるフレキシブルホース11の減肉量を数
量表示することも可能となる。
【0050】さらに、フレキシブルホース11の使用前
に放射線画像の撮影(RT撮影)を実施し、フレキシブ
ルホース11の使用後に放射線画像の撮影(RT撮影)
を実施し、その差異を確認することで、一層正確な非破
壊検査を行なうことができる。
【0051】一方、X線フィルム32に撮影されたX線
画像を印画紙に焼き付け、プリントアウトするとX線画
像の濃淡はX線フィルム32上のX線画像(潜像)と逆
の濃淡事象となって表われるので、プリントアウトされ
たX線画像の肉眼観察によって、フレキシブルホース1
1内側金属ベローズ22の表面状態を破断したり、破損
させることなく検査できる。
【0052】したがって、この非破壊検査装置10を用
いると、フレキシブルホース11のブレード被覆層23
を破ったり、剥ぐことなく、フレキシブルホース11の
内部構造物である金属ベローズ22の健全性を非破壊で
検査することができ、予防保全を行なうことができる。
【0053】この非破壊検査装置10においては、放射
線源18から放射線をフレキシブルホース11に照射
し、フレキシブルホース11内に放射線フィルムを備え
た放射線フィルム保持体14を放射線画像撮像手段13
として設置することで、放射線源13としてX線管18
を用いた場合、X線管電圧1000kVp以下、好まし
くは350kVp以下とし、より好ましくは150kV
p〜300kVpのX線管電圧を使用し、管電流を任意
とし、X線管の焦点寸法を4.5mm×4.5mm(対
角線寸法6.36mm×6.36mm)以下、像感紙の
厚さ0.3mm以下、好ましくは0.1mm以下、露出
時間を30秒以上、線源から放射線フィルムまでの距離
を300mm以上として放射線照射することで、フレキ
シブルホース11内側の金属ベローズ22の表面状態を
検査することができる。
【0054】また、図7は、フレキシブルホース11に
金属ベローズ22の管端外径125mφ、軸方向長さ1
092mmのホースを用いて375℃の内部流体を流し
たときの、金属ベローズ(材質SUS316L)22の
肉厚と降伏点応力の関係を示す図である。
【0055】フレキシブルホース11の両端部に0.6
37°の捩りを加えた場合の応力曲線をA、捩りを加え
ない場合の応力曲線をB、降伏点の応力線をCとすると
き、図7から明かに、金属ベローズ22は捩れに非常に
弱いことが解る。この図7から、フレキシブルホース1
1は極力捩れを加えないように据え付けることが、長寿
命化の要件となる。
【0056】図8は、本発明に係るフレキシブルホース
の非破壊検査装置の第2実施形態を示すものである。
【0057】この実施形態に示された非破壊検査装置1
0Aは、放射線画像撮像手段13をフレキシブルホース
11の外側に、放射線源18とは直径方向に対向させて
軸方向に設けた構成が、図1に示された非破壊検査装置
10と基本的に相違し、他の構成は実質的に異ならない
ので同じ符号を付して説明を省略する。
【0058】この非破壊検査装置10AはX線源等の放
射線源18と放射線画像撮像手段13との間にフレキシ
ブルホース11を設置したものであり、この放射線を利
用した非破壊検査装置10Aにおいても、放射線源18
からフレキシブルホース11に放射線を照射し、透過し
た放射線によりフレキシブルホース11の放射線画像を
放射線画像撮像手段13の放射線フィルム16で撮像す
る。
【0059】放射線フィルム16で撮像されたフレキシ
ブルホース11の放射線画像を画像処理装置19で画像
処理し、モニタ20にて表示することで、フレキシブル
ホース11内側の金属ベローズ22の表面状態を非破壊
で検査することができる。
【0060】図9は本発明に係るフレキシブルホース1
1の非破壊検査装置の第3実施形態を示すものである。
【0061】この実施形態に示された非破壊検査装置1
0Bは、第2実施形態に示された放射線画像撮像手段1
3に代えて放射線受信装置55を備えたものであり、他
の構成は図8に示された非破壊検査装置10Aと異なら
ないので同じ構成には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0062】この非破壊検査装置10Bは、放射線受信
装置55とX線源等の放射線源18との間にフレキシブ
ルホース11を設置する一方、放射線受信装置55にX
線等の放射線を受信する放射線受信部56を備えたもの
である。放射線受信部56は放射線フィルム16の代り
に放射線源18から放射される放射線を受信しており、
受信したフレキシブルホース11のX線画像等の放射線
画像は画像処理装置19で処理され、処理された放射線
画像はTVモニタ等のモニタ20にて表示される。
【0063】この非破壊検査装置10Bにおいても、図
8に示された非破壊検査装置10Aと同様に放射線源1
8から照射される放射線により、フレキシブルホース1
1内側の金属ベローズ22の表面状態を非破壊で検査す
ることができる。
【0064】図10は本発明に係るフレキシブルホース
の非破壊検査装置の第4実施形態を示すものである。
【0065】この実施形態に示された非破壊検査装置1
0Cは、フレキシブルホース11の金属ベローズ22端
部の周溶接部を、図1に示された非破壊検査装置10と
同じ測定原理を用いて、非破壊検査するものである。
【0066】この場合、フレキシブルホース11の金属
ベローズ22端部の溶接部を非破壊検査するために、放
射線画像撮像手段13をフレキシブルホース11内に軸
方向に挿入し、金属ベローズ22端部の溶接領域に対応
させてセットし、X線管等の放射線源18からの放射線
を金属ベローズ22の溶接部に向けて照射させたもので
ある。
【0067】放射線を金属ベローズ22の溶接部に向け
て照射するために、放射線源18からの照射角度θ
フレキシブルホース11の外表面の軸方向に振って傾斜
させ、フレキシブルホース11の軸方向に対し斜角入射
させたものである。図10には放射線源18をフレキシ
ブルホース11の軸方向中央側に設置して放射線を斜角
入射させた例を示したが、フレキシブルホース11の軸
方向外側に放射線源18を設置して放射線を斜角入射さ
せてもよい。照射角度θは、フレキシブルホース11
の金属ベローズ端部溶接状態や溶接形状に応じて0°
(直交角度)から45°の斜角角度の間で適宜調整され
る。
【0068】他の構成および非破壊測定原理は図1に示
した非破壊検査と同様であり、異ならないので同一符号
を付して説明を省略する。
【0069】この非破壊検査装置10Cにおいても、フ
レキシブルホース11の内部に放射線画像撮像手段13
を挿入設置し、X線管等の放射線源18から放射線をフ
レキシブルホース11の金属ベローズ22溶接部に向け
て照射させることで、金属ベローズ22の端部溶接部分
の内部状態を非破壊検査することができる。
【0070】図11は、本発明に係るフレキシブルホー
スの非破壊検査装置の第5実施形態を示すものである。
【0071】この実施形態に示された非破壊検査装置1
0Dは、フレキシブルホース11の金属ベローズ22端
部の全周溶接部の内部状態を非破壊検査できるようにし
たものである。この非破壊検査装置10Dの非破壊検査
の原理は、図8に示された非破壊検査装置10Aと異な
らず、同様であるので、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0072】この非破壊検査装置10Dは、放射線画像
撮像手段13とX線管等の放射線源18との間にフレキ
シブルホース11を設置し、放射線源18からの放射線
をフレキシブルホース11の金属ベローズ22の溶接部
に向けて照射したものである。
【0073】この非破壊検査装置10Dによっても、フ
レキシブルホース11のベローズ端部の溶接部分の内部
状態を検査することができる。この場合、放射線画像撮
像手段13に代えて、図9に示す放射線受信装置を設け
てもよい。
【0074】なお、本発明の実施形態では、フレキシブ
ルホースにSUS304やSUS316Lの金属ベロー
ズを設けた例を示したが、金属ベローズはSUS304
やSUS316Lの材料に限定されず、他の金属材料で
もよく、またプラスチック等の樹脂材料でベローズを形
成してもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明に係るフレキシブルホースの非破
壊検査方法および検査装置は、放射線を用いて多重構造
のフレキシブルホース非破壊検査が可能となり、フレキ
シブルホースの健全性評価を破損させたり、破壊させる
ことなく安定的に非破壊で行ない、予防保全を行なうこ
とができる。
【0076】また、本発明に係るフレキシブルホースの
非破壊検査方法および検査装置は、フレキシブルホース
を放射線を用いた非破壊検査により、内部のベローズの
損傷状態を可視化観察でき、フレキシブルホースの健全
性評価を正確に精度よく行なうことができる。
【0077】さらに、本発明に係るフレキシブルホース
の非破壊検査方法および検査装置は、放射線を用いた非
破壊検査でフレキシブルホースの損傷状態やベローズ減
肉現象の健全性評価を行ない、メンテナンス可能な有無
もホース破損させることなく正確に精度よく判断するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査
装置の第1実施形態を示す概略図。
【図2】フレキシブルホースのベローズ端部の一例を示
す詳細図。
【図3】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査
装置に組み込まれる放射線画像撮像手段の一例を示す拡
大部分断面図。
【図4】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査
装置に組み込まれる放射線画像撮像手段の他の例を示す
拡大部分断面図。
【図5】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査
装置に備えられるX線管の原理図。
【図6】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査
装置における金属ベローズの減肉による放射線画像の濃
淡例を示す図。
【図7】フレキシブルホースに組み込まれる金属ベロー
ズの板厚と降伏点応力との関係を示す図。
【図8】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査
装置の第2実施形態を示す概略図。
【図9】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検査
装置の第3実施形態を示す概略図。
【図10】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検
査装置の第4実施形態を示す概略図。
【図11】本発明に係るフレキシブルホースの非破壊検
査装置の第5実施形態を示す概略図。
【符号の説明】
10,10A,10B,10C,10D 非破壊検査装
置 11 フレキシブルホース 12 位置決めセット装置 13 放射線画像撮像手段 14 放射線フィルム保持体 15 放射線遮蔽プレート 16 放射線フィルム 18 放射線源(X線管) 19 画像処理装置 20 モニタ(表示手段) 22 金属ベローズ 23 ブレード被覆層 25 取付フランジ 26 端管(ラップジョイント) 27 形状保持リング 28 締付バンド 30 プレートホルダ 31 フロント増感紙 32 X線フィルム 33 リヤー増感紙 35,37 台紙 36,38 金属鉛 40,43 蛍光体層 41,44 保護膜 46 真空ガラス管 47 陰極 48 陽極 49 ターゲット 50 フード 55 放射線受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 茂 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA09 HA07 HA12 HA13 KA03 LA02 MA06 2G075 CA13 DA16 FA05 FC14 GA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベローズの外側をブレード被覆層で覆っ
    た多重構造のフレキシブルホースの内側または外側に放
    射線画像撮像手段を設け、 上記フレキシブルホースに向けて放射線源から放射線を
    照射し、 照射された放射線によるフレキシブルホースの放射線画
    像を前記放射線画像撮像手段で撮影し、 撮影されたフレキシブルホースの放射線画像を処理して
    フレキシブルホース内側のベローズ表面状態を非破壊検
    査することを特徴とするフレキシブルホースの非破壊検
    査方法。
  2. 【請求項2】 撮影されたフレキシブルホースの放射線
    画像を画像処理装置で画像処理し、画像処理された放射
    線画像を表示手段にて表示する請求項1記載のフレキシ
    ブルホースの非破壊検査方法。
  3. 【請求項3】 前記放射線源からの放射線をフレキシブ
    ルホースのベローズ端部の溶接部に向けて照射し、溶接
    部に照射された放射線画像を放射線画像撮像手段で撮影
    し、撮影された放射線画像を処理してフレキシブルホー
    スのベローズ端部溶接部分の内部状態を検査する請求項
    1記載のフレキシブルホースの非破壊検査方法。
  4. 【請求項4】 前記放射線画像撮像手段は、放射線フィ
    ルムを備えた放射線フィルム保持体を備え、この放射線
    フィルム保持体をフレキシブルホース内に出し入れ可能
    に挿設したり、あるいはフレキシブルホースの外側に沿
    って並設する請求項1記載のフレキシブルホースの非破
    壊検査方法。
  5. 【請求項5】 放射線源にX線管を使用し、X線管の管
    電圧を1000kVp以下、焦点寸法を4.5mm×
    4.5mm以下、放射線フィルム保持体の像感紙の厚さ
    を0.1mm以下、露出時間を30sec以上、線源か
    ら放射線フィルム間距離を300mm以上でX線を照射
    する請求項1記載のフレキシブルホースの非破壊検査方
    法。
  6. 【請求項6】 ベローズ外側を少なくともブレード被覆
    層で被覆された多重構造のフレキシブルホースと、 このフレキシブルホースに放射線を照射する放射線源
    と、 この放射線源からフレキシブルホースの放射線画像を撮
    影する放射線画像撮像手段とを備え、 この放射線画像撮像手段でフレキシブルホースの放射線
    画像を処理してフレキシブルホース内側のベローズ表面
    状態を非破壊検査することを特徴とするフレキシブルホ
    ースの非破壊検査装置。
  7. 【請求項7】 前記放射線画像撮像手段で撮影された放
    射線画像を画像処理する画像処理装置と、この画像処理
    装置で画像処理された放射線画像を表示する表示手段と
    をさらに備えた請求項6記載のフレキシブルホースの非
    破壊検査装置。
  8. 【請求項8】 前記放射線画像撮像手段は、放射線フィ
    ルムを備えた放射線フィルム保持体を有し、この放射線
    フィルム保持体は少なくとも放射線源側に像感紙を設け
    た請求項6記載のフレキシブルホースの非破壊検査装
    置。
  9. 【請求項9】 前記放射線画像撮像手段は、放射線フィ
    ルムを挟持したサンドイッチ構造の放射線フィルム保持
    体を備え、この放射線フィルム保持体の背側に放射線遮
    蔽手段を設けた請求項6記載のフレキシブルホースの非
    破壊検査装置。
  10. 【請求項10】 前記放射線画像撮像手段は、フレキシ
    ブルホース内に出し入れ可能に挿設したり、あるいはフ
    レキシブルホースの外側に軸方向に沿って設けた請求項
    6記載のフレキシブルホースの非破壊検査装置。
  11. 【請求項11】 ベローズ外側をブレード被覆層で覆っ
    た多重構造のフレキシブルホースに放射線受信装置を設
    け、 放射線源から上記フレキシブルホースに向けて放射線を
    照射し、 上記フレキシブルホースに照射される放射線を放射線受
    信装置で受信し、 放射線受信装置に受信されたフレキシブルホースの放射
    線画像を画像処理装置で処理し、 画像処理されたフレキシブルホースの放射線画像を表示
    手段で表示し、 表示手段にてフレキシブルホース内側のベローズ表面状
    態を非破壊検査することを特徴とするフレキシブルホー
    スの非破壊検査方法。
  12. 【請求項12】 ベローズ外側を少なくともブレード被
    覆層で被覆された多重構造のフレキシブルホースと、 このフレキシブルホースに放射線を照射する放射線源
    と、 この放射線源からフレキシブルホースに照射される放射
    線を受信する放射線受信装置と、 この放射線受信装置で受信されたフレキシブルホースの
    放射線画像を画像処理する画像処理装置と、 この画像処理装置で処理されたフレキシブルホースの放
    射線画像を表示する表示手段とを有し、 この表示手段にてフレキシブルホース内側のベローズ表
    面状態を非破壊検査することを特徴とするフレキシブル
    ホースの非破壊検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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