JP2003344223A - 伝動ベルトの振動解析方法及び装置、並びにプログラム - Google Patents

伝動ベルトの振動解析方法及び装置、並びにプログラム

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JP2003344223A JP2002156604A JP2002156604A JP2003344223A JP 2003344223 A JP2003344223 A JP 2003344223A JP 2002156604 A JP2002156604 A JP 2002156604A JP 2002156604 A JP2002156604 A JP 2002156604A JP 2003344223 A JP2003344223 A JP 2003344223A
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    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/04Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring tension in flexible members, e.g. ropes, cables, wires, threads, belts or bands
    • G01L5/042Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring tension in flexible members, e.g. ropes, cables, wires, threads, belts or bands by measuring vibrational characteristics of the flexible member

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮歪みが生じた場合に具体的かつ有効な振
動解析を行うことができ、また、問題の定式化及びプロ
グラムの演算時間を向上することができる伝動ベルトの
振動解析方法及び装置、並びにプログラムを提供する。 【解決手段】 伝動ベルトの振動解析方法では、まず、
各データを入力し、レイアウトを計算し、初期条件の設
定を行う(S1〜S3)。そして、設定されたクランク
軸角速度(S4)に基づいて、補機プーリの角加速度、
角速度、及びオートテンショナ(A/T)のアームの角
加速度、角速度を計算し(S9,S13,S14)、一
般のスパン張力及びオートテンショナのスパン張力を計
算する(S5〜S7)。ここで、S5〜S7で計算され
たスパン張力が予め定めた値以下の場合(低張力時)
は、スパン張力の補正を行う(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動ベルトの振動
解析方法及び装置、並びにプログラムに関するものであ
る。特に、振動解析モデルを用いて、縦方向の振動解析
を行う伝動ベルトの振動解析方法及び装置、並びにプロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、伝動ベルト駆動系について、
振動解析モデルを用いて振動解析を行う振動解析方法が
知られている。この振動解析方法は、一般に、伝動ベル
トを用いて動力伝達を行う駆動系を設計する場合におい
ては、負荷、ベルト張力、プーリ回転数、ベルト速度、
プーリ径、プーリレイアウトなどを考慮して、伝動ベル
トが短寿命にならないように工夫をするために行われ
る。
【0003】例えば、特開2001−311456号公
報においては、プーリ上のベルトを長手方向に微小区間
の節点に分割して、節点間を弾性体要素又は剛体要素で
連結した振動解析モデルを用い、これによりベルトとプ
ーリは接離して振動解析を行う振動解析方法が開示され
ている。また、この振動解析モデルでは、ベルト要素を
微小区間の節点に分割している。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振動解析方法における振動解析モデルでは、振動解析モ
デルの演算により模擬スパン張力がマイナス(圧縮状
態)となる圧縮歪みが生じる場合がある。ところが、伝
動ベルトが極めてしなやかな連続梁であること、及びス
パン間のベルトが少なくとも楕円状態に維持されるとの
経験的知見から、実際にベルトのスパン張力はマイナス
にはなることはありえない。従って、従来の振動解析方
法における振動解析モデルでは、かかる場合にバネ定数
を低減して又はゼロに固定して換算して処理するか、或
いはバネ要素を取り除いて計算して処理していた。しか
し、かかる処理は、概念的であり、具体的かつ論拠のあ
る方法として開示は行われていない。また、特開200
1−311456号公報に開示されている振動解析方法
では、ベルト要素を微小区間の節点に分割しているた
め、振動解析モデルを複雑化し、結果、問題の定式化及
びプログラムの演算時間が膨大になるという問題を有す
る。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、圧縮歪みが生じた場合に具体的かつ有効な振
動解析を行うことができ、また、問題の定式化及びプロ
グラムの演算時間を向上することができる伝動ベルトの
振動解析方法及び装置、並びにプログラムを提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の伝動ベルトの振動解析方法
は、少なくとも駆動及び従動プーリからなるプーリと、
これらに巻き掛けられた伝動ベルトとを備えた伝動ベル
ト駆動系の縦方向の振動を解析する伝動ベルトの振動を
解析する方法であって、前記各プーリと該各プーリと隣
り合ったプーリとの間のベルト部分をフォークトモデル
によりモデル化した振動解析モデルを用い、前記駆動プ
ーリが備えるクランク軸の回転を模擬した調和関数を含
んだ計算式から、前記フォークトモデルに加える張力を
計算するステップと、前記張力が、予め定めた値以下の
場合には、張力が小さくなってもゼロにならないような
曲線関係の式を用いて、該張力を補正するステップと、
を有することを特徴とする。
【0007】本発明の請求項4に記載の伝動ベルトの振
動解析装置は、少なくとも駆動及び従動プーリからなる
プーリと、これらに巻き掛けられた伝動ベルトとを備え
た伝動ベルト駆動系の縦方向の振動を解析する伝動ベル
トの振動を解析する装置であって、前記各プーリと該各
プーリと隣り合ったプーリとの間のベルト部分をフォー
クトモデルによりモデル化した振動解析モデルを用い、
前記駆動プーリが備えるクランク軸の回転を模擬した調
和関数を含んだ計算式から、前記フォークトモデルに加
える張力を計算する手段と、前記張力が、予め定めた値
以下の場合には、張力が小さくなってもゼロにならない
ような曲線関係の式を用いて、該張力を補正する手段
と、を有することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項7に記載のプログラムは、
コンピュータを、請求項4のような伝動ベルトの振動解
析装置として機能させるためのプログラムである。
【0009】これらの構成によると、フォークトモデル
を振動解析モデルとして用い、スパン張力を計算する
が、スパン張力が一定の値以下になった場合は、スパン
張力を補正する。従って、始めに計算されたスパン張力
がマイナス(圧縮歪み)になった場合であっても、張力
が小さくなるほど減衰するがゼロにならないような曲線
関係の式を用いて補正することによりスパン張力はゼロ
にならず、具体的かつ有効な振動解析を行うことができ
る。また、フォークトモデルのベルト要素はプーリ数と
なるため、振動解析モデルが簡略化される。従って、問
題の定式化が容易かつ正確となり、プログラムの演算時
間も大幅に改善することができる。
【0010】本発明の請求項2に記載の伝動ベルトの振
動解析方法は、請求項1に記載の伝動ベルトの振動解析
方法であって、前記曲線関係の式は、指数関数で関連付
けられた式であることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に記載の伝動ベルトの振
動解析装置は、請求項4に記載の伝動ベルトの振動解析
装置であって、前記曲線関係の式は、指数関数で関連付
けられた式であることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項8に記載のプログラムは、
コンピュータを、請求項5のような伝動ベルトの振動解
析装置として機能させるためのプログラムである。
【0013】これらの構成によると、圧縮歪みが生じた
場合、スパン張力を指数関数で関連づけられた式で再計
算することにより、スパン張力はゼロにならず、請求項
1・4・7の効果に比べて、より具体的かつ有効な振動
解析を行うことができる。
【0014】本発明の請求項3に記載の伝動ベルトの振
動解析方法は、請求項2に記載の伝動ベルトの振動解析
方法であって、前記指数関数で関連付けられた式は、前
記張力をT、予め定めた値をTsp、再計算後の張力を
T’とすると、T’=Tsp×exp((T/Tsp)
−1)で表されることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項6に記載の伝動ベルトの振
動解析装置は、請求項5に記載の伝動ベルトの振動解析
装置であって、前記指数関数で関連付けられた式は、前
記張力をT、予め定めた値をTsp、再計算後の張力を
T’とすると、T’=Tsp×exp((T/Tsp)
−1)で表されることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項9に記載のプログラムは、
コンピュータを、請求項6のような伝動ベルトの振動解
析装置として機能させるためのプログラムである。
【0017】これらの構成によると、圧縮歪みが生じた
場合、スパン張力を指数関数で関連づけられた所定の式
で再計算することにより、請求項2・5・8の効果に比
べて、更に具体的かつ有効な振動解析を行うことができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0019】まず、本実施の形態による伝動ベルト駆動
系の構成について図2に基づいて説明する。図2は、本
発明の実施形態に係る伝動ベルト駆動系Tを示す。な
お、この伝動ベルト駆動系Tでは、プーリの数(N)を
5とした例を示す。
【0020】図2に示すように、プーリ1は、駆動プー
リとしてのVリブドプーリからなるクランクプーリであ
る。このプーリ1は、図示しないエンジンのクランク軸
上に回転一体に取り付けられていて、そのクランク軸に
よる所定の回転変動をもって回転する。
【0021】プーリ3は、前記プーリ2の側方のそれよ
りも低い位置に配置された従動プーリ(補機プーリ)と
してのVリブドプーリである。また、プーリ4(プーリ
i)は、プーリ3の略上方に配置された従動プーリ(補
機プーリ)としてのVリブドプーリである。また、プー
リ5(プーリN)は、プーリ1の略上方に配置された従
動プーリ(補機プーリ)としてのVリブドプーリであ
る。
【0022】上記クランクプーリ1、従動プーリ(補機
プーリ)3,4,5の間には、内周部に複数の並列リブ
(図示せず)を有するVリブベルトからなる伝動ベルト
としてベルト6が内面掛けに巻き掛けられている。
【0023】プーリ2は、前記クランクプーリ1の側方
のそれよりも高い位置に配置された平プーリからなるテ
ンションプーリである。このプーリ2は、プーリ1とプ
ーリ3との間のベルト部分、すなわち時計回り方向に回
行するベルト6において緩み側となるスパン6bおよび
スパン6cをベルト6の内面側に向かって常時押圧して
ベルト張力を自動調整する乾式オートテンショナ7を構
成している。なお、プーリ1とプーリ2の間のスパンを
スパン6b、プーリ2とプーリ3の間のスパンをスパン
6c、プーリ3とプーリ4の間のスパンをスパン6d、
プーリ4とプーリ5の間のスパンをスパン6e、プーリ
5とプーリ21の間のスパンをスパン6aとする。
【0024】以上の構成を持つ伝動ベルト駆動系Tの縦
方向のベルトの振動を解析する伝動ベルト駆動系の振動
解析方法について、図1に基づいて説明する。図1は、
本発明の実施形態に係る伝動ベルト駆動系Tの振動解析
方法を示すフローチャート図である。
【0025】まず、ステップS1において、データを入
力する。データの入力では、振動解析モデルの条件を入
力し、そして、関連する計算を行う。ここで、条件と
は、プーリ数(本実施の形態ではN=5)、オートテン
ショナの有無(本実施の形態では有)のほか、オルタネ
ータプーリの特性(一方向クラッチ構造の有無)(本実
施の形態では無)、及び、各プーリ(本実施の形態では
プーリ1〜5)の座標・径・慣性モーメント・定常トル
クや、オートテンショナ(本実施の形態ではオートテン
ショナ7)の寸法・諸特性や各プーリの回転の諸特性な
どをいう。
【0026】次に、ステップS2において、基準レイア
ウト(初張力時のプーリレイアウト)の計算を行う。基
準レイアウトの計算では、オートテンショナ7のX,Y
座標の計算、接触角、ベルト長さ、各スパン長(基準ス
パン長)などの計算、基準時の張力の計算、各プーリの
スリップファクターの計算を行う。ただし、オートテン
ショナ回りの基準スパン長の定義は以下のとおりとす
る。即ち、基準レイアウトでのA/Tプーリ(オートテ
ンショナ7を形成するプーリ2)前後のスパン長(接線
の長さ)と、A/Tプーリ上の巻付け長さと、前後に隣
り合う2つのプーリの合算巻付け長さの2分の1とを、
合計した長さを初張力時のA/T回りの基準スパン長と
定義する。
【0027】そして、ステップS3において、初期条件
の設定を行う。
【0028】次に、ステップS4において、クランクプ
ーリ(プーリ1)のクランク軸角速度を求める。クラン
ク軸の回転特性はエンジンにより決まるので、実機計測
により得られた速度波形をフーリエ変換して、クランク
軸角速度を以下の時間関数として設定する。
【0029】
【数1】
【0030】そして、ステップS5において、オートテ
ンショナ(A/T)7前後のスパンかどうかが判断され
る。オートテンショナ前後7のスパンでない場合(ステ
ップS5:NO)、ステップS6において、一般のスパ
ン張力の計算が行われる。一方、オートテンショナ7前
後のスパンの場合(ステップS5:YES)、ステップ
S7においてオートテンショナ7のスパン張力の計算が
行われる。ここでオートテンショナ7前後のスパンと
は、オートテンショナ7を形成するプーリ2の隣のスパ
ンであるスパン6b及びスパン6cのことをいう。そし
て、一般のスパンのスパンとは上述のオートテンショナ
7前後のスパン以外のスパン6a、6d、6eのことを
いう。
【0031】ここで、伝動ベルトの走行シミュレーショ
ンにおいて、時として一部のスパン張力が計算上、マイ
ナス(−)となることがある。しかし、実際にはマイナ
ス(−)になることがないため、この場合の現象を考察
しつつ、ベルトのスパン張力の計算方法について以下に
説明する。図3(a)のような単純な2軸の場合を考え
る。負荷がかかると図3(b)のようにスパンAの張力
が増加し、スパンBの張力が低下する。さらに負荷を増
加するとスパンBの張力はゼロ近くまで低下する。この
ような低張力域ではベルトの曲げ剛性が効いていて図3
(c)のような直線でなく図3(d)のように膨らんで
くる。しかし、このような膨らみ状態にあっても、ベル
トは明白に自然放置状態(ベルトの内部応力が緩和する
リング状に復元する状態。)とは異なる状態にある。即
ち、この膨らみは略楕円曲線に沿う形状であり、この
楕円形状を維持するためには、ベルトの内部応力に打ち
勝つ外力が必要である。なお、リング状態のベルトを
楕円状態に変形させる外力は、一般的にベルトの曲げ応
力に対抗する外力といわれる。この外力はスパン張力で
与えられるのであるが、本実施の形態にかかる振動解析
方法では、駆動プーリに入力される角速度入力(調和関
数入力)に対して各従動プーリ軸は角速度変動する。従
って、隣り合う一対のプーリの角速度変動が強制変位入
力となって、このスパンのベルト張力(スパン張力)を
決定する。そして、ベルトの各スパンは図4に示すよう
なフォークトモデルを仮定して、このスパン張力を計算
する。
【0032】ステップS6では、一般のスパン張力が計
算される。一般のスパン張力は、後述するルンゲクッタ
ギルの微分方程式の解法により求められたベルトの移動
距離、速度から計算される。但し、最張り側スパン(ク
ランクプーリ1と従動プーリ5の間のスパン6a)の張
力については、ステップS4で求められたクランク軸角
速度によりクランクプーリ上の定点を求めることにより
計算する。具体的には次式によりスパン張力を計算す
る。
【0033】
【数2】
【0034】ステップS7では、オートテンショナ(A
/T)7のスパン張力が計算される。オートテンショナ
7のスパン張力を求めるには、まず、オートテンショナ
7のアーム角度からプーリ2の座標を計算する。そし
て、ベルト6とプーリ2の接触角を求め、その接触角か
らオートテンショナ7前後のスパンの長さ増分を計算す
る。以上により、ベルト速度と、ベルト移動距離と、前
記長さ増分と、によりオートテンショナ7のスパン張力
を求める。具体的には、次式によりスパン張力を計算す
る。
【0035】
【数3】
【0036】ステップS6またはステップS7では、通
常、直線関係で表現した弾性曲線で張力を計算するた
め、計算した結果によっては、スパン張力(スパン間の
ベルト伸び)はマイナス(圧縮状態)になることがあ
る。従って、ステップS8において、低張力時のスパン
張力の補正を行う。即ち、ステップS6またはステップ
S7で計算したスパン張力Tiが予め定めた値Tspよ
り小さい場合、次式により、スパン張力を補正する。
【0037】
【数4】
【0038】なお、スパン張力を補正する上述の式は、
以下のようにして求められる。まず、長さの異なる4リ
ブのVリブベルトを用い、駆動プーリと従動プーリの2
軸からなる走行試験機のプーリ径が夫々Φ60及びΦ1
20である2台の走行試験機に上記長さの異なるリブ数
4のリブベルトを取り付けて実験を行った。負荷は無負
荷とし、実験方法は2000rpmで回転中に軸間距離
を逐次変化させて軸間力との関係をとり、軸間距離は移
動側軸受け箱の移動量をダイアルゲージで軸間力はロー
ドセルにて測定した結果を図5(a)〜(d)に示す。
図5(a)〜(d)で、縦軸は測定された軸間力を2で
割りさらにリブ数4で割って1リブあたりのベルト張力
に直したものである。また、横軸は軸間距離の変化量で
あるが、実験データの直線部分を外挿し、ベルト張力が
ゼロ(X軸)と交わる点を0としたものである。なお、
図中の点(●)は実験データであり、実線は後述する補
正曲線である。4つの実験では、いずれもベルト張力が
36N/リブ以下で直線から外れていくことがわかる。
この外れはじめるベルト張力をTspとし、それ以下で
は補正が必要となる。この補正式にはいろいろ考えられ
るが、以下では単純な指数関数式にて近似する方法を説
明する。
【0039】即ち、図6に示すように、伸び(X)を用
いて張力を計算する式を、弾性係数(AE/L)による
比例式から指数関数式に変更する。Aを断面積、Eを弾
性係数、Lを基準長さとすると、図6の応力(張力)−
歪み(伸び)の関係式から次の関係が成立する。なお、
X0,Tsp,AE/Lは与条件(実験データ)によっ
て決まる定数である。 Tsp=(AE/L)×X0 (式1) Tsp−Ta=(AE/L)×Xa (式2) この式1と式2を整理すると、 X0−Xa=Ta×(L/AE) (式3) X0=Tsp×(L/AE) (式4) となる。最後に、T=Tsp×exp((X0−Xa)
/X0−1)と、式3、式4から、伸びX=(X0−X
a)のときの張力Tを計算すると、 T=Tsp×exp(Ta/Tsp−1) となり、スパン張力を補正する上述の式が導かれる。
【0040】そして、ステップS9において、補機プー
リ(プーリ2〜5)の角速度を求める。即ち、各補機の
慣性モーメントと、補機プーリに加えられる定常トルク
と、ルンゲクッタギルの微分方程式の解法と、次式を用
いて、角速度及び速度を計算する。
【0041】
【数5】
【0042】次に、ステップS10において、オートテ
ンショナ(A/T)7のアームにかかるトルクを計算す
る。即ち、ベルト6によるプーリ2への荷重の大きさと
方向、及びオートテンショナ7のアームの長さ、アーム
角度などの幾何学的関係から、ベルト張力によるオート
テンショナ7のアームにかかるトルクが求められる。
【0043】そして、ステップS11で、オートテンシ
ョナ(A/T)7にかかるトルクと摩擦トルクの差(P
P)を計算する。具体的には、次式によりPPを計算す
る。
【0044】
【数6】
【0045】次に、ステップS12で、PP<0(摩擦
トルクの方が大きい)かつオートテンショナ角速度が反
転したかどうか、即ちオートテンショナ(A/T)7が
とまった瞬間があるかどうかが判断される。
【0046】オートテンショナ7がとまった瞬間がある
と判断された場合(ステップS12:YES)は、ステ
ップS13において、オートテンショナ(A/T)7の
角速度及び角速度を0とする。一方、オートテンショ
ナ(A/T)7がとまった瞬間がないと判断された場合
(ステップS12:NO)は、ステップS14におい
て、オートテンショナ7の角速度を計算する。具体的に
は、次式により計算する。
【0047】
【数7】
【0048】以上により計算された補機プーリ2〜5の
速度、オートテンショナ7の角加速度から、プーリ
の角速度、オートテンショナ7のアーム角速度を求め
る。そして、ステップS15において、振動解析結果と
してのスパン張力、アーム角度、プーリ移動角度の計算
結果を出力する。
【0049】計算結果を出力すると、ステップS4に戻
り、刻み時間(H)の間隔で上記ステップを繰り返し、
振動解析を行う。なお、振動解析のシミュレーション演
算の終了は、回転周期(2π/λ)毎に収束状態をチェ
ックすることにより判断する。例えば、最弛み側張力T
s(ベルト6bのスパン張力)が1周期(2π/λ)前
の計算値に比べてどの程度収束しているかによって判断
する。即ち、最弛み側スパン張力の差(Ts(t)−T
s(t−2π/λ))が|Ts(t)−Ts(t−2π
/λ)|<α(基準値)となった時点で計算が収束した
ものと判断し、シミュレーション演算を終了する。そし
て、然る後、所要の時系列計算データをグラフ、或いは
テーブルとしてアウトプットする。
【0050】ここで、図2に示されている伝動ベルトの
振動解析方法の各ステップS1〜S15は、伝動ベルト
の振動解析装置の各部(手段)として、例えば汎用のパ
ーソナルコンピュータによって構成されている。かかる
パーソナルコンピュータには、CPU、ROM、RA
M、ハードディスク、FDやCDの駆動装置などのハー
ドウェアが収納されており、ハードディスクには、プロ
グラム(このプログラムは、CD−ROMやFD、MO
などのリムーバブルな記録媒体に記録しておくことによ
り、様々なコンピュータにインストールすることが可能
である)を含む各種のソフトウェアが記録されている。
そして、これらのハードウェアおよびソフトウェアが組
み合わされることによって、上述の各ステップS1〜S
15が構築されている。
【0051】また、伝動ベルトの振動解析方法の各ステ
ップS1〜S15で得られるデータは、図示しないディ
スプレイに表示されたり、プリンタで印刷されたりする
ことで、伝動ベルトの振動解析装置の操作者に通知され
る。
【0052】このように、本実施の形態に係る伝動ベル
トの振動解析方法及び装置、並びにプログラムによれ
ば、一般のスパン張力Tを計算した際に(図1のステッ
プS6)、またはオートテンショナ(A/T)のスパン
張力Tを計算した際に(図1のステップS7)、予め定
めた値Tsp以下の場合には、張力が小さくなるほど減
衰するがゼロにならないような指数関数で関連付けられ
た式(T’=Tsp×exp((T/Tsp)−1))
で補正することにより(図1のステップS9)、スパン
張力はゼロにならず、具体的かつ有効な振動解析を行う
ことができる。
【0053】また、本実施の形態に係る伝動ベルト駆動
系Tにおいて、フォークトモデルのベルト要素はプーリ
数である5となるため、振動解析モデルが簡略化され
る。従って、問題が容易かつ正確に定式化され、プログ
ラムの演算時間も大幅に改善することができる。
【0054】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさ
まざまな振動解析が可能なものである。
【0055】例えば、上記実施の形態においては、オー
トテンショナ7が具備された伝動ベルト駆動系Tについ
て説明しているが、オートテンショナが具備されていな
い伝動ベルト駆動系に対しても適用することができる。
また、上記実施の形態のような伝動ベルト駆動系T以外
の伝動ベルト駆動系に対しても適用することができる。
さらに、スパン張力の補正は、上記実施の形態における
指数関数式に限られず、張力が小さくなるほど減衰する
がゼロにならないような曲線関係の式であれば他にも色
々考えられる。
【0056】
【実施例】次に、本発明を具体的に実施した実施例につ
いて、図7に基づいて説明する。図7は、本実施例で用
いた伝動ベルト駆動系100を示す図である。
【0057】図7に示すように、伝動ベルト駆動系10
0は、プーリ総数(N)が6である。なお、プーリ10
3のオルタネータプーリには一方向クラッチ構造(OW
C)は具備されていない。プーリ101はクランクプー
リ(Cr)、プーリ102はオートテンショナ(A/
T)、プーリ103は交流発電機を駆動するオルタネー
タプーリ(ACG)、プーリ104はアイドラプーリ
(I/D)、プーリ105はエアーコンプレッサーを駆
動するプーリ(A/C)、プーリ106はウォーターポ
ンプとファンを駆動するプーリ(WP+FAN)であ
る。これらのプーリ101〜106にはベルト107が
巻き掛けられている。
【0058】本実施例では、後述するプーリ101〜1
06のレイアウト、ベルト107の諸特性、オートテン
ショナ102の諸特性、回転の諸特性に基づいて、振動
の解析を行った。
【0059】プーリ101〜106のレイアウトは以下
の表1のとおりである。なお、表1のうち、A/Tのプ
ーリ102のX,Y座標はアーム諸元からの計算で求め
られるため、入力は不要である。
【0060】
【表1】
【0061】また、ベルトの諸特性は以下の表2のとお
りである。
【0062】
【表2】
【0063】また、オートテンショナ(A/T)の諸特
性は以下の表3のとおりである。
【0064】
【表3】
【0065】また、本振動解析例に用いたクランク軸の
角速度時間関数は以下の表4に基づいて設定した。
【0066】
【表4】
【0067】以上の各データに基づいて、1周期の分割
数を400(計算時間間隔を0.094ms)とし、収
束判断基準(α)を20Nとして解析を行った。
【0068】次に、解析結果を実験結果とともに図8〜
図10に示す。図8は、張力補正のある振動解析プログ
ラムによるシミュレーション結果である。図9は、張力
補正のない振動解析プログラムによるシミュレーション
結果である。図10は、張力補正のある最弛み側張力と
張力補正のない最弛み側張力と実験による最弛み側張力
の比較グラフである。ここで、図8〜図10中、Ttは
最張り側張力(プーリ101とプーリ106の間のベル
トのスパン張力)をさし、Tsは最弛み側張力(プーリ
101とプーリ102の間のベルトのスパン張力)をさ
す。
【0069】張力補正のない振動解析プログラムでは、
図9に示すように、最弛み側張力Tsがマイナスになる
時があるのに対し、張力補正のある振動解析プログラム
では、図8に示すように、最弛み側張力Tsはゼロ以下
にはならない。また、図10に示すように、最弛み側張
力の解析結果と、エンジン実測結果のそれと比較する
と、張力補正のある場合の最弛み側張力の方が張力補正
のない場合の最弛み側張力に比べて、明らかにエンジン
実測結果に近い値であることがわかる。
【0070】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るス
パン張力の補正方法は具体的実験結果に基づいた論拠の
ある方法であるから、本発明の伝動ベルトの振動解析方
法及び装置、並びにプログラムを用いれば、解析結果、
スパン張力にマイナス(圧縮歪み)が生じた場合であっ
ても、具体的かつ有効な振動解析を行うことができ、ま
た、問題の定式化を容易かつ正確にするとともに、プロ
グラムの演算時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る伝動ベルト駆動系の振
動解析方法を示すフローチャート図である。
【図2】本発明の実施形態に係る伝動ベルト駆動系を示
す図である。
【図3】(a)〜(d)は、2軸からなる走行試験機に
おいてベルトのスパン張力が0になる現象を示す図であ
る。
【図4】フォークトモデルを示す図である。
【図5】(a)〜(d)は、2軸からなる走行試験機に
おいて低張力時の張力を実験した結果である。
【図6】スパン張力を補正する式を示す図である。
【図7】本実施例で用いた伝動ベルト駆動系を示す図で
ある。
【図8】張力補正のある振動解析プログラムによるシミ
ュレーション結果である。
【図9】張力補正のない振動解析プログラムによるシミ
ュレーション結果である。
【図10】張力補正のある最弛み側張力と張力補正のな
い最弛み側張力と実験による最弛み側張力の比較グラフ
である。
【符号の説明】
1 駆動プーリ 2 従動プーリ 3 従動プーリ 4 従動プーリ 5 従動プーリ 6 伝動ベルト 6a スパン(ベルト部分) 6b スパン(ベルト部分) 6c スパン(ベルト部分) 6d スパン(ベルト部分) 6e スパン(ベルト部分) T 伝動ベルト駆動系

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも駆動及び従動プーリからなる
    プーリと、これらに巻き掛けられた伝動ベルトとを備え
    た伝動ベルト駆動系の縦方向の振動を解析する伝動ベル
    トの振動を解析する方法であって、 前記各プーリと該各プーリと隣り合ったプーリとの間の
    ベルト部分をフォークトモデルによりモデル化した振動
    解析モデルを用い、 前記駆動プーリが備えるクランク軸の回転を模擬した調
    和関数を含んだ計算式から、前記フォークトモデルに加
    える張力を計算するステップと、 前記張力が、予め定めた値以下の場合には、張力が小さ
    くなってもゼロにならないような曲線関係の式を用い
    て、該張力を補正するステップと、を有することを特徴
    とする伝動ベルトの振動解析方法。
  2. 【請求項2】 前記曲線関係の式は、指数関数で関連付
    けられた式であることを特徴とする請求項1に記載の伝
    動ベルトの振動解析方法。
  3. 【請求項3】 前記指数関数で関連付けられた式は、前
    記張力をT、予め定めた値をTsp、補正後の張力を
    T’とすると、T’=Tsp×exp((T/Tsp)
    −1)で表されることを特徴とする請求項2に記載の伝
    動ベルトの振動解析方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも駆動及び従動プーリからなる
    プーリと、これらに巻き掛けられた伝動ベルトとを備え
    た伝動ベルト駆動系の縦方向の振動を解析する伝動ベル
    トの振動を解析する装置であって、 前記各プーリと該各プーリと隣り合ったプーリとの間の
    ベルト部分をフォークトモデルによりモデル化した振動
    解析モデルを用い、 前記駆動プーリが備えるクランク軸の回転を模擬した調
    和関数を含んだ計算式から、前記フォークトモデルに加
    える張力を計算する手段と、 前記張力が、予め定めた値以下の場合には、張力が小さ
    くなってもゼロにならないような曲線関係の式を用い
    て、該張力を補正する手段と、を有することを特徴とす
    る伝動ベルトの振動解析装置。
  5. 【請求項5】 前記曲線関係の式は、指数関数で関連付
    けられた式であることを特徴とする請求項4に記載の伝
    動ベルトの振動解析装置。
  6. 【請求項6】 前記指数関数で関連付けられた式は、前
    記張力をT、予め定めた値をTsp、補正後の張力を
    T’とすると、T’=Tsp×exp((T/Tsp)
    −1)で表されることを特徴とする請求項5に記載の伝
    動ベルトの振動解析装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも駆動及び従動プーリからなる
    プーリと、これらに巻き掛けられた伝動ベルトとを備え
    た伝動ベルト駆動系の縦方向の振動を解析する伝動ベル
    トの振動を解析するプログラムであって、 前記各プーリと該各プーリと隣り合ったプーリとの間の
    ベルト部分をフォークトモデルによりモデル化した振動
    解析モデルを用い、 前記駆動プーリが備えるクランク軸の回転を模擬した調
    和関数を含んだ計算式から、前記フォークトモデルに加
    える張力を計算する手段、 前記張力が、予め定めた値以下の場合には、張力が小さ
    くなってもゼロにならないような曲線関係の式を用い
    て、該張力を補正する手段、を用いてコンピュータを機
    能させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 前記曲線関係の式は、指数関数で関連付
    けられた式であることを特徴とする請求項7に記載のプ
    ログラム。
  9. 【請求項9】 前記指数関数で関連付けられた式は、前
    記張力をT、予め定めた値をTsp、補正後の張力を
    T’とすると、T’=Tsp×exp((T/Tsp)
    −1)で表されることを特徴とする請求項8に記載のプ
    ログラム。
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