JP2003343821A - ガス変換炉 - Google Patents

ガス変換炉

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JP2003343821A
JP2003343821A JP2002156978A JP2002156978A JP2003343821A JP 2003343821 A JP2003343821 A JP 2003343821A JP 2002156978 A JP2002156978 A JP 2002156978A JP 2002156978 A JP2002156978 A JP 2002156978A JP 2003343821 A JP2003343821 A JP 2003343821A
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gas
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pyrolysis
melting
cracking
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JP2002156978A
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English (en)
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Masato Endo
正人 遠藤
Katsuhiro Yamaya
勝裕 山家
Kazuo Ogata
一夫 緒方
Shunichi Mishima
俊一 三島
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Industrial Gases (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱効率に優れていて、よりコンパクト化でき設
置面積がより小さくて済むガス変換炉。 【解決手段】 筒型隔壁2内をガス溶融変換部3とし、
その頂部には、熱分解残渣と酸素を含む支燃剤の送給口
21を設け、その下端部開口22は、下端部にスラグ取
出し口61を設けた急冷部6に連通するとともに、前記
ガス溶融変換部3を包囲して形成されたガスクラッキン
グ部4の下端部に連通している。隔壁2と外郭壁5との
間に形成されたガスクラッキング部4は、下部側壁に熱
分解ガス、熱分解オイルおよび支燃剤の送給口51が設
けられ、さらに上部には可燃ガス取出し口52が設けら
れ、その下端部53は、前記ガス溶融変換部3の下端部
開口22に連通しているのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱分解生成物から
可燃ガスを得るためのガス変換炉の改良された構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物を熱分解し、その熱分解生
成物である熱分解ガス、熱分解オイル、あるいは熱分解
残渣をガス変換炉に投入し、酸素を付加して高温処理
し、灰分はスラグとし、有機分は可燃ガスとして回収す
る技術が知られている。
【0003】図2は、このようなガス変換炉の1例の断
面模式図であり、このガス変換炉1Aによれば、6〜2
5気圧、1400〜2000℃の高温高圧のガス変換溶
融部11に投入された、前記熱分解ガス、熱分解オイル
および熱分解残渣は、支燃剤の酸素の存在下で部分燃焼
が行われ、灰分は溶融スラグとして急冷部13の下部の
スラグ排出口14から固化スラグとして取り出され、有
機分はクラッキング作用を受け、水素と一酸化炭素を主
成分とする改質された可燃ガスとしてガス取出し口15
から取り出される。
【0004】ところがこのガス変換炉1Aでは、120
0〜1600℃が適当である灰分の溶融処理と、800
〜1200℃が適当である有機分のガス化処理とを同一
のガス変換溶融部11で行うため、過剰な熱量を消費す
ることになるうえ、ガス化効率そのものも低下し易いと
いう問題があり、それを改良するものとして図3に例示
する構造が提案されている。
【0005】図3では、ガス変換溶融部11と急冷部1
3との間に1000〜1300℃のガスクラッキング部
12を設け、熱分解ガス、熱分解オイルはこのガスクラ
ッキング部12に供給するようにしたのである。このガ
ス変換炉1Bでは、ガス変換溶融部11で熱分解残渣だ
けを処理するので、熱効率は改善されるものの、熱分解
ガス、熱分解オイルとを予め分離するための凝縮器(図
示せず)が図2の場合と同様に必要であるという問題点
があった。
【0006】さらに、図4に示すガス変換炉1Cも提案
されている。この場合のガスクラッキング部12は、前
段の熱分解炉(図示せず)よりも炉圧を低く設定してあ
り、熱分解ガスを圧縮して押し込む必要がないため、熱
分解ガス、熱分解オイルとを分離することなく導入する
ことが可能となる。従って、両者を分離するための凝縮
器(図示せず)が不要となる利点が得られるが、ガス変
換溶融部11とガスクラッキング部12が分離され、大
きな設置面積を必要とする問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、熱効率に優れ
ていて、よりコンパクト化でき設置面積がより小さくて
済むガス変換炉を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、熱分解炉
から得られる熱分解生成物のうち熱分解残渣を部分燃焼
させ、灰分を溶融するためのガス溶融変換部と、熱分解
ガスと熱分解オイルをクラッキングするためのガスクラ
ッキング部を備えたガス変換炉であって、隔壁によって
区画された内部をガス溶融変換部とし、その外部をガス
クラッキング部に形成したことを特徴とする本発明のガ
ス変換炉によって、解決することができる。
【0009】本発明のガス変換炉は、前記ガス溶融変換
部の頂部に熱分解残渣と支燃剤の送給口を設け、その下
端部開口は、急冷部に連通するとともに、前記ガス溶融
変換部を包囲して形成されたガスクラッキング部の下端
部に連通しており、そのガスクラッキング部の側壁には
熱分解ガス、熱分解オイルおよび支燃剤の送給口を設
け、上部には可燃ガス取出し口を設けた形態のガス変換
炉に具体化される。
【0010】さらに、前記ガス溶融変換部に送給される
熱分解残渣と支燃剤が順次下方に旋回流を形成するもの
である形態や、前記ガス溶融変換部が温度1200℃〜
1600℃に維持され、ガスクラッキング部が温度80
0℃〜1200℃に維持されるものである形態に好まし
く具体化される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明のガス変換炉に係る
実施形態について、図1を参照しながら説明する。本発
明のガス変換炉においても、熱分解炉から得られる熱分
解生成物のうち熱分解残渣を部分燃焼させ、灰分を溶融
するためのガス溶融変換部と、熱分解ガスと熱分解オイ
ルをクラッキングするためのガスクラッキング部を備え
たガス変換炉である点では、先に説明した図3に示すガ
ス変換炉と同様である。そして、本発明の特徴とすると
ころは、筒型隔壁2によって区画された内部をガス溶融
変換部3とし、外郭壁5と隔壁2との間に前記ガス溶融
変換部3を包囲するガスクラッキング部4が形成されて
いる点にある。
【0012】具体的には、前記筒型隔壁2で囲まれたガ
ス溶融変換部3の頂部には、熱分解残渣と酸素を含む支
燃剤の送給口21を設け、その下端部開口22は、下端
部にスラグ取出し口61を設けた急冷部6に連通すると
ともに、前記ガス溶融変換部3を包囲して形成されたガ
スクラッキング部4の下端部41に連通している。
【0013】そして、前記隔壁2とこの隔壁2を包囲す
る外郭壁5との間には、下部側壁に熱分解ガス、熱分解
オイルおよび支燃剤の送給口51が設けられ、さらに上
部には可燃ガス取出し口52が設けられている、ガスク
ラッキング部4が形成され、その下端部41は、ガス溶
融変換部3を形成する隔壁2の下端部開口22に連通し
ているのである。
【0014】このように構成されたガス変換炉の作用を
説明すると、このガス溶融変換部3に送給された熱分解
残渣が、酸素を含む支燃剤の存在下で、好ましくは温度
1200℃〜1600℃の条件で処理され、溶融したス
ラグは下端部開口22から直下の急冷部6に流れ込み、
固化スラグとしてスラグ取出し口61から取り出され
る。
【0015】なお、送給される熱分解残渣と支燃剤が、
このガス溶融変換部3において順次下方に旋回流を形成
するような構造、例えば、支燃剤の吹き出し圧力により
予め旋回流を発生するような構造を送給口21の送給流
路に設けておくのも好ましい。このように旋回流を利用
すれば、ガス溶融変換部3内の反応時間を調節でき、さ
らに溶融スラグを隔壁2の内壁を使って流し出し易くで
きる利点が得られる。
【0016】次いで、ガス溶融変換部3内の高温ガス
は、下端部開口22からガスクラッキング部4に下端部
41を通って送り込まれ、次いで下部側壁に設けられた
送給口51から送給される熱分解ガス、熱分解オイルお
よび支燃剤と一緒になって、好ましくは温度800℃〜
1200℃でクラッキング処理され、有機分が水素と一
酸化炭素を主成分とする可燃ガスに改質される。そし
て、その可燃ガスは、上部に設けた可燃ガス取出し口5
2から取り出されるのである。
【0017】本発明では、温度1200℃〜1600℃
のガス溶融変換部3の周囲を、温度800℃〜1200
℃のガスクラッキング部4が隔壁3を介して隣接し、包
囲しているので、ガス溶融変換部3の隔壁3を通じた放
熱はガスクラッキング部4の加熱に用いられるので、直
接外部に放熱することがなく、全体の熱効率が向上する
という格別の効果が得られる。このような観点から、隔
壁3は、SiC系材料のような耐熱性、高熱伝導性の耐
火性材料で形成するのが適当である。
【0018】なお、本発明のガス変換炉は、先に説明し
た図3に例示のガス変換炉の利点をすべて備えているう
え、上記したような優れた熱エネルギ効率を有するもの
であり、さらに、ガス溶融変換部3とガスクラッキング
部4とを同一の外郭壁のケーシング内に配置するので、
装置全体をコンパクトに構成でき、設置面積を最小にす
ることができる利点も得られるのである。また、本発明
のガス変換炉は、高圧下でも常圧下でもいずれの圧力条
件でも運転可能であり、格別の制約を受けない。
【0019】
【発明の効果】本発明のガス変換炉は、以上説明したよ
うに構成されているので、熱効率に優れていて、よりコ
ンパクト化でき設置面積がより小さくて済む高効率のガ
ス変換炉を提供できるから、廃棄物中の有機分の可燃ガ
ス化と、灰分の溶融スラグ化に格別に寄与するという優
れた効果がある。よって本発明は、従来の問題点を解消
した高効率のガス変換炉として、その技術的価値はきわ
めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス変換炉を説明するための要部断面
模式図。
【図2】従来例を示す要部断面模式図。
【図3】第2の従来例を示す要部断面模式図。
【図4】第3の従来例を示す要部断面模式図。
【符号の説明】
2 隔壁、21 送給口、22 下端部開口、3 ガス
溶融変換部、4 ガスクラッキング部、41 下端部、
5 外郭壁、51 送給口、52 取出し口、6急冷
部、61 スラグ取出し口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 1/08 F27B 1/08 Z 1/10 1/10 (72)発明者 緒方 一夫 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 三島 俊一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 3K061 AA24 AB02 AB03 AC01 BA08 CA07 DA12 DB15 FA21 FA24 FA25 FA28 4D004 AA46 BA03 CA25 CA27 CA29 CA32 CB31 DA03 DA06 4H060 AA02 BB03 CC03 CC04 4K045 AA01 BA10 GA02 GB08 RB12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱分解炉から得られる熱分解生成物のう
    ち熱分解残渣を部分燃焼させ、灰分を溶融するためのガ
    ス溶融変換部と、熱分解ガスと熱分解オイルをクラッキ
    ングするためのガスクラッキング部を備えたガス変換炉
    であって、隔壁によって区画された内部をガス溶融変換
    部とし、その外部をガスクラッキング部に形成したこと
    を特徴とするガス変換炉。
  2. 【請求項2】 前記ガス溶融変換部の頂部に熱分解残渣
    と支燃剤の送給口を設け、その下端部開口は、急冷部に
    連通するとともに、前記ガス溶融変換部を包囲して形成
    されたガスクラッキング部の下端部に連通しており、そ
    のガスクラッキング部の側壁には熱分解ガス、熱分解オ
    イルおよび支燃剤の送給口を設け、上部には可燃ガス取
    出し口を設けた請求項1に記載のガス変換炉。
  3. 【請求項3】前記ガス溶融変換部に送給される熱分解残
    渣と支燃剤が順次下方に旋回流を形成するものである請
    求項2に記載のガス変換炉。
  4. 【請求項4】前記ガス溶融変換部が温度1200℃〜1
    600℃に維持され、ガスクラッキング部が温度800
    ℃〜1200℃に維持されるものである請求項2または
    3に記載のガス変換炉。
JP2002156978A 2002-05-30 2002-05-30 ガス変換炉 Withdrawn JP2003343821A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7832344B2 (en) 2006-02-28 2010-11-16 Peat International, Inc. Method and apparatus of treating waste
CN105135435A (zh) * 2015-09-30 2015-12-09 上海源凡投资有限公司 厌氧垃圾裂解处理机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7832344B2 (en) 2006-02-28 2010-11-16 Peat International, Inc. Method and apparatus of treating waste
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