JP2003343636A - 液体封入式マウント装置 - Google Patents
液体封入式マウント装置Info
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- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B62D33/06—Drivers' cabs
- B62D33/0604—Cabs insulated against vibrations or noise, e.g. with elastic suspension
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Abstract
が作用し大変位した場合でも破損することなく、上下方
向のストロークを大きくすることができ、しかも減衰を
大きくするものである。 【解決手段】 一端に被緩衝体を支持するスタッド7
と、減衰液12を収納した底を有する略カップ状のケー
ス5と、周縁部をケース5の上端部に固着するととも
に、上記スタッド7を、スリーブ8を介して摺動可能に
嵌合して保持する弾性筒体9と、上記スタッド7の他端
に固着して上記減衰液12中に配置される減衰板6と、
上記減衰板12と上記ケース5の底部の間に設けた荷重
支持用のスプリング11とからなり、上記スリーブ8と
スタッド7間には、摺動シール10を介装して液密に封
止したことを特徴とする。
Description
大型ダンプトラックなどの産業用車輌機械の運転台(キ
ャブ)などの被緩衝体を、防振性を持たせて支持するマ
ウント装置であって、特に上下方向の大ストロークが可
能でありながら、大きな振動減衰力を有する液体封入式
マウント装置に関する。
業動作時にシャシ側が受ける振動がキャブ側に伝達しな
いように両者間に振動減衰機能を有するマウント装置を
介在させている。図7は、産業用車輌機械へのマウント
装置の取付け状態を示す、取付け状態図である。図にお
いて、1は、キャブのマウント装置であり、2は、産業
用車輌機械のキャブの床面、3は、産業用車輌機械のシ
ャシのキャブ取付け部を示す。マウント装置1は、路面
などからシャシに入力された振動をシャシからキャブに
伝達されるのを防止するため、キャブとシャシの間に介
在させ、キャブを防振的に支持している。
しなければよいと考えられていたが、最近では、乗車す
る人の居住性、操作性、乗り心地などが乗用車並に要求
されるようになってきている。そこで、本出願人は、減
衰性において広い周波数領域でtanδ、減衰係数が共
に大きくなるようにして、鉛直方向(上下方向)に大き
な減衰力が得られるようにしたものとして、実開平4−
101835号公報記載のマウント装置を提案してい
る。これは、筒状のケーシング金具内に筒状弾性体を焼
付け接着し、さらに筒状弾性体の中央孔内にスタッドを
焼付け接着し、スタッド下端に減衰板を取付け、減衰板
を収容するケーシングの内部に高粘度の減衰液を封入し
た液体封入式マウント装置であり、筒状弾性体と減衰板
とにより荷重方向の緩衝をし、筒状弾性体により横方向
の緩衝ができるようにしている。また、上記従来技術に
ついて、筒状弾性体の水平方向の剛性を上げて横揺れ対
策をしたものとしては、例えば特開平6−257638
号公報に記載されたものがある。
来技術のように、各種の液体封入式マウント装置が知ら
れるが、減衰板を取付けたスタッドを筒状弾性体の内周
に接着して、筒状弾性体の外周をケーシングに保持させ
た構成であるので、過大な変位を与えた場合には、筒状
弾性体に大きな剪断力が作用して破壊するおそれがある
ため、大変位を必要とする用途には使用が難しいもので
あった。また、被緩衝体の重量が大きい場合には、常態
において筒状弾性体に大きな荷重がかかることになるた
め、相当に高剛性な弾性筒体とするか、多数のキャブマ
ウントを設置して、荷重を分散する必要があり、荷重を
支持しつつ、好適な防振作用をバランスさせることは難
しいなどの問題があった。
ながらも破損することなく上下方向の緩衝ができ、しか
も横揺れに対しても十分な緩衝作用を有する液体封入式
マウント装置を提供することを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、一端に被緩衝体を支持する
スタッドと、減衰液を収納した底を有する略カップ上の
ケースと、周縁部をケースの上端部に固着するととも
に、上記スタッドを、スリーブを介して摺動可能に嵌合
して保持する弾性筒体と、上記スタッドの他端に固着し
て上記減衰液中に配置される減衰板と、上記減衰板と上
記ケースの底部の間に設けた荷重支持用のスプリングと
からなり、上記スリーブとスタッド間には、摺動シール
を介装して液密に封止したこととしたものである。本発
明においては、キャブの荷重は減衰板の下方に設けたス
プリングによって支持されるので、キャブの床面に直
接、あるいは間接的に固着されているスタッドが大きく
変位しても、弾性筒体には荷重が作用しないので、弾性
筒体が破壊することがない。そして、スタッドの外周方
向に設けた弾性筒体は、スタッドの水平方向荷重を支持
し、水平方向の緩衝作用を有する。さらに、減衰液に低
粘度の減衰液を使用した場合であってもスタッドとスリ
ーブ間のわずかな隙間からケース内の減衰液が漏れるこ
とを確実に防止するために、スタッドと、スタッドを摺
動可能に嵌合しているスリーブの間には、摺動シールを
設置している。また、スプリングの一方を減衰板、もし
くはスタッドに直接固定し、他方をケース底面に固定し
た場合には、伸び側の緩衝作用を持たせることもでき
る。
記載の発明に加えて、上記スプリングは、予圧縮状態に
て組み付けられていることとしたものである。本発明に
おいては、キャブなどの被緩衝体の重量に適した予圧縮
状態で組み付けるため、本発明の液体封入式マウント装
置の使用荷重領域において、柔らかいバネ定数を有する
スプリングを用いることができるとともに、コンパクト
な液体封入式マウント装置とすることができる。これ
は、特に、線形バネ定数を有するスプリングを用いた場
合には、予圧縮をかけてもバネ定数は変わらないので、
あらかじめ被緩衝体の重量に適した使用領域までスプリ
ングを縮めておくことで、液体封入式マウント装置の軸
方向長さをコンパクトにすることができるというもので
ある。また、予圧縮範囲内で使用することとすれば、ス
プリングを固定しなくとも、減衰板が上方(伸び側)に
移動した際に、スプリングと減衰板が離れることが無い
ので、径方向位置のみ保持すれば良く、スプリングと減
衰板の接触音を防止することができる。
又は2記載の発明に加えて、 上記摺動シールを自己密
封型シールとしたものである。本発明においては、スタ
ッドを摺動可能に嵌合しているスリーブとスタッドの間
に介装する摺動シールを、UシールやVシールなどのカ
ップ状シールや、Xシールなどのリップシールなど、圧
力に対応してスタッドとスリーブの間隙を強く閉塞する
所謂自己密封型シールとしたものである。これによっ
て、減衰板が上方に移動した時に減衰板によって減衰液
が持ち上げられて、スタッドの摺動部付近に減衰液が押
しつけられ、スタッドの摺動部付近の内圧が局所的に上
昇する現象に対しても、上記自己密封型シールが内圧の
上昇に対応してスタッドに対して緊迫力を生じせしめる
ので、摺動シール部からの減衰液の漏れを防止すること
ができる。
から請求項3記載の発明に加えて、上記弾性筒体は、複
数の円筒形プレートを介した積層構造としたものであ
る。本発明においては、弾性筒体を複数の円筒形プレー
トを用いて積層構造としたため、水平方向の剛性を高く
することができる。さらに、請求項5記載の発明は、請
求項4記載の発明に加えて、上記弾性筒体は、上記円筒
形プレートで区分された弾性体層の剛性を異ならせるこ
ととしたものである。本発明においては、各層毎に弾性
体層の剛性を変えることができるので、応力の集中位置
を分散させたり、設計上都合の良い部位に集中させたり
することができる。例えば、軸中心方向に位置する弾性
体層の剛性を高くし、他方、外周側に位置する受荷可能
体積の大きい弾性体層の剛性を低くすると、外周側の弾
性体層の方が軸中心方向の弾性体層よりも受荷可能なボ
リュームが大きいので応力を分散することができ、耐久
性が向上する。弾性体層の剛性の変え方としては、弾性
体層の半径方向又は上下方向の少なくともどちらか一方
を変えるか、および/または弾性体層の硬度を変えるこ
とによって剛性を変えることができる。
から請求項5記載の発明に加えて、上記減衰板は、円盤
部と、この円盤部の周縁部に接続した円筒部からなるこ
ととしたものである。本発明においては、減衰板の攪拌
に対しての流動抵抗に加え、減衰板の上下動時に減衰板
の周縁部に接続した円筒部の外筒壁面とケースの内壁の
間を流動する減衰液が狭い通路を流動するときに壁面に
ズリ抵抗力が生じるため、このズリ抵抗力が上記流動抵
抗に重畳して働き、より強い減衰性を発揮することがで
きるものである。また、減衰板の周縁部に接続した円筒
部は、水平方向動作時にも、上記ズリ抵抗力を生じるた
め水平方向動作時においても減衰性を期待することがで
きる。
記載の発明に加えて、上記減衰板の円筒部は、ケース内
壁面とほぼ同様の傾斜面を有することとしたものであ
る。本発明においては、減衰板の円筒部がケースの内壁
面とほぼ同じ傾斜角度の面を有するため、上下動作時
に、より大きなストロークを可能とすることができ、さ
らに、減衰板の円筒部の周面がケースの内壁面と近接す
るに従い、減衰板の円筒部の周面とケースの内壁面とで
形成される平行面間に狭い流路が形成されるので、この
平行面にズリ抵抗が生じ、より強い減衰力を生じせしめ
ることができる。
から請求項6記載の発明に加えて、上記減衰板の上下方
向の少なくとも一方の対向位置に、上記ケース内壁およ
び/または、上記弾性筒体から突設された突設部を設
け、この突設部は相対向する減衰板の面とほぼ平行な面
を備えていることとしたものである。本発明において
は、上記減衰板の上下方向の対向位置、すなわち減衰板
が上下動する延長方向であって、減衰板と対向する位置
に、この減衰板に相対する平行な面を有する突設部を設
けたものである。この突設部は、ケース内壁から直接あ
るいは梁やフランジなどを設けて設置しても良いし、弾
性筒体から直接あるいは、梁やフランジなどを設けて設
置しても良い。この突設部は、減衰板が上方または下方
へ移動する際に、減衰板が同時に押し上げ、または押し
下げる減衰液の流動する先、すなわち減衰板と対向する
位置に設けているので、流動抵抗となり、より強い減衰
力を生じせしめることができる。また、減衰板が、突設
部に近接するに従い、この減衰板と、突設部に設けた減
衰板に相対する平行な面とで形成される平行面間に狭い
流路が形成されるので、この平行面にズリ抵抗が生じ、
より強い減衰力を生じせしめることができるのである。
従って、上記突設部は、上記減衰板の上下動限界近傍に
設けることが望ましい。
から請求項8記載の発明に加えて、上記ケースの上記減
衰板の上下方向相対位置には、弾性体からなる移動量規
制用ストッパを設けて、減衰板の上下移動量を規制でき
るようにしたこととしたものである。本発明において
は、振動によってスタッドが過度に移動した場合に、当
接が予想される位置に弾性体または弾性体を被覆した移
動量規制用ストッパを設けたので、スタッドが過度に移
動した際に直接ケースや張り出し部位に直接接触しない
ため液体封入式マウント装置本体の破壊が防止でき、ま
た金属の直接当接による接触音の発生を防止できる。
1から請求項9記載の発明に加えて、上記スプリング
は、右巻きのコイルスプリングと左巻きのコイルスプリ
ングを組み合わせたこととしたものである。本発明にお
いては、右巻きのコイルスプリングと左巻きのコイルス
プリングを組み合わせて設置することによって、コイル
スプリングが伸縮する際に減衰板に加わるねじれ力を相
殺することができる。
1から請求項9記載の発明に加えて、上記スプリング
は、中空のラバースプリングとしたものである。本発明
においては、スプリングを中空のラバースプリングとし
たので、伸縮時のラバースプリングの内部空間に出入り
する減衰液の流動によって、より強い減衰力を得ること
ができる上、流路の設け方によって減衰力の調節ができ
る。また、ラバースプリングに適当な略カップ状の減衰
板を組み合わせた場合にはラバースプリングの変形量を
上記減衰板が形成する空間で変形規制することによっ
て、バネ定数のカーブを調節することができる。
1から請求項11記載の発明に加えて、上記スタッドの
摺動部および上記スタッドとスリーブ間の摺動部を密閉
する防塵カバーを設けたこととしたものである。本発明
においては、摺動部を覆う防塵カバーを設けることによ
り、摺動部への埃やゴミの侵入を防止することができ
る。
1から請求項12記載の発明に加えて、上記減衰液は、
シリコーンオイルと、潤滑性を有する添加剤とを混合し
たこととしたものである。本発明においては、減衰性を
発揮する高粘性のシリコーンオイルに加える添加剤とし
ては、二硫化モリブデンなどの潤滑剤を混合することが
できる。上記、潤滑剤を混合することによって、スプリ
ングと金属面との摩耗や摺動シールの摩耗を低減して、
耐久性を向上させることができる。
1から請求項13記載の発明に加えて、上記弾性筒体を
外周に固着するスリーブの外周面に、径方向で上記外周
面と対向する円筒形プレートの内周面と当接可能な横揺
れ防止ストッパを設けたこととしたものである。本発明
においては、上記横揺れ防止ストッパを設けたことによ
って、過度の変位を防止することができる。特に弾性筒
体を積層構造とし、かつ水平方向剛性を部分的に低くし
た層を設けた場合にこの層に変位が過度に集中すること
を抑制して破壊を防止することに有効である。
1から請求項14記載の発明に加えて、上記減衰板は、
上下方向に微小移動可能な状態で上記スタッドの下端部
に取付けたこととしたものである。本発明においては、
減衰板をスタッドに対して、微小移動可能な状態で取付
けているので、高粘度の減衰液が抵抗となって減衰板が
入力された振動に追従できない、高周波微小振動に対し
て有効である。
衝体を支持するスタッドに掛かる鉛直方向(上下方向)
荷重をスプリングにて受荷し、弾性筒体に対してはスリ
ーブを介して摺動可能としているため、弾性筒体に負荷
がかからず、大ストロークを実現することができる。減
衰液中に配置された減衰板は、スタッドの上下動に応じ
て減衰液を攪拌して抵抗力を生じせしめ、スタッドの上
下動を減衰するのである。また、横方向の荷重は、スリ
ーブを介して、弾性筒体が受荷し、緩衝することができ
る。上記説明においては、スタッドを被緩衝体に固着
し、ケースをシャシに固着した場合を用いて説明した
が、ブラケットなどを用いてケースをシャシに固着し、
スタッドをシャシに固着したとしても同様の効果を有す
ることはもちろんである。また、上記に説明したスプリ
ングは、コイルスプリング、ラバースプリングの他、円
錐コイルバネ、バネ板を組み合わせたバネ体などを用い
ることができる。
に基づいて詳細に説明する。図1および図2は、本発明
の液体封入式マウント装置の第1実施例を示す図であ
り、図1は、図2のB−B断面矢視図、図2は、図1の
A−A断面矢視図である。なお、符号に関しては、簡単
のため同様の部位には同じ符号を付すものとする。図に
おいて、4は、液体封入式マウント装置であり、この液
体封入式マウント装置4は、キャブの床面などの被緩衝
体2とシャシ3との間に介挿され、キャブを弾性的に支
持している。上記液体封入式マウント装置4は、底を有
する筒状体からなる略カップ状のケース5内に減衰板6
が上下動可能に設けられ、この減衰板6にスタッド7が
ボルト7aにより締結され、このスタッド7の上部がキ
ャブなどの被緩衝体に締結され、ケース5の外周部に設
けたフランジ5aが路面などから振動を直接受けるシャ
シなどにボルト5bによって締結されるようになってい
る。そして、スタッド7を摺動可能に嵌合しているスリ
ーブ8と、上記ケース5の上部との間には、弾性筒体9
を固着して、スタッド7の横方向の衝撃力を緩衝すると
ともに、ケース5とスリーブ8間を閉鎖し、さらに、こ
のスリーブ8の内周面に設けた摺動シール10によっ
て、スタッド7の周面との間隙を摺動可能な状態で密閉
している。上記減衰板6は上記ケース5の内径よりも少
し小さい円盤状として形成し、この減衰板6とケース5
の底面間にコイルスプリング11を設け、シリコーンオ
イルなどの高粘性を有する減衰液12とともにケース5
内に封入している。
内筒側にスリーブ8を加硫接着して固定し、外周側にフ
ランジ部を有する筒状の取付け部材13を一体に加硫接
着したゴム材からなり、この取付け部材13のフランジ
部はケース5に設けたカシメ部5cによってケース5に
カシメ固定されるとともに、フランジ部に設けたボルト
挿通孔によって、ケース5のフランジ5aとともにボル
ト5bにて共締めされることによって、より強固に固定
されている。この弾性筒体9の取付け部材13の筒形状
部13aは、スタッド7に横方向の移動が生じたとき
に、スリーブ8および弾性筒体9を介して横方向荷重を
支持するためにスリーブ8に対向して配置されている。
また、上記弾性筒体9の上部には、被緩衝体2が弾性的
に当接可能なストッパ部9aを一体に設け、上記弾性筒
体9の下部には、減衰板6が弾性的に当接可能なストッ
パ部9bを一体に設け、過度な上下動が生じたときに、
液体封入式マウント装置4が破壊することを防止してい
る。なお、本実施例においては、取付け部材13をカシ
メによりケース5に固定しているが、溶接など公知の固
定方法にて固定してもよいし、ケース5と取付け部13
をシャシへ共締めのみとすることも可能である。
を設けている。この突設部14は、減衰板6に対向する
平面を有し、作動時に減衰板が押し下げる減衰液12の
流動を阻害して強い減衰力を生じせしめ、そして、減衰
板6が上記突設部14の近傍まで近接した際には、さら
に強い減衰を生じせしめることができる。また、この突
設部14は、弾性体よりなり、減衰板6が過度に移動し
た際には、弾性的に当接して、減衰板6の過度の移動を
抑制するストッパの役目を果たし、さらにスプリング1
1の軸ズレを防止する保持機能も有している。なお、上
記に説明したストッパ部9bについても、上記突設部1
4と同様に、減衰板6が押し上げる減衰液12の流動を
阻害して、より強い減衰力を生じせしめる機能も有して
いる。また、上記減衰液12は、ケース5の底面に設け
た注入孔より注入し、栓体15にて封止されている。
リーブ8の内壁面に2本の摺動シールを設けているの
で、確実に密閉できると共に、上方の摺動シールがゴミ
や埃の侵入を防止して摺動シールの密閉性を長期にわた
って確保することができる。この摺動シールに関して
は、防塵カバーを別途設けるなどして、スタッド7とス
リーブ8の間隙内に埃、ゴミの侵入を防止できるなら
ば、1本の摺動シールとしても良いが、密閉性の確保や
後述する内圧の上昇に対応するため2本以上とすること
が好ましい。本発明の液体封入式マウント装置において
は、被緩衝体2の動作とともにスタッド7が大きく上方
(伸び側)にストロークした場合には、減衰板6が連動
して上方に動作する。このときの弾性筒体9の下部と減
衰板6との間の空間の減少にともない、この空間に存在
した減衰液12が減衰板6とケース5との間隙を通って
流動するが、減衰液12の粘度が高いため、一時的にこ
の弾性筒体9の下部と減衰板6との間の空間の内圧が高
くなり、スタッド7とスリーブ9の間隙を通って減衰液
12が漏れでようとする。従って、この内圧の上昇に耐
えられる摺動シールが必要となるのである。なお、弾性
筒体9のストッパ部9bには放射状に数本の連通路16
を設けており、減衰板6と弾性筒体9のストッパ部9b
とスタッド7の間に減衰液12が密閉されないようにな
っている。
壁面に摺動シール10を設けているので、スリーブ10
の軸方向長さにかかわらずスタッド7の長さを調整する
ことによってストロークを変化させることができる。摺
動シールをスタッド側に設けた場合には、許容できるス
トローク量は、スリーブ長さを越えることはできないこ
とに対して有利である。また、上記摺動シールは、一般
に用いられるOリングなどの他、閉塞部の内圧の上昇に
よって密閉力を生じる自己密封型シールとすることが好
ましい。この場合、減衰板の上下動に応じて、内圧が一
時的に上昇した場合に、内圧に応じて、シールリップが
スタッドの外周面に押しつけられる緊迫力が高くなり、
密閉性があがるため、減衰液が漏れることがないうえ、
内圧が上がっていない通常状態においては、強い緊迫力
を必要としないため、スムーズに動作することができ
る。
ることができるので、容易に公知の低摩擦処理や硬化処
理などの表面処理を施すことができる。これは、形状と
して円筒内壁よりも棒材外周の方が表面処理に適し、低
コストで行うことができるので有利である。上記表面処
理としては、ハードクロムメッキ、窒化処理などがあ
る。
際に、あらかじめ被緩衝体に応じた予圧縮を負荷して組
み付けることもできる。この場合、減衰板の上下動にお
いても常にスプリングが自由長に対して圧縮範囲内で動
作させることができるので、減衰板に対して引っ張り力
を負荷させないため、スタッドと減衰板の取付け方法を
ボルト締結に代えてカシメや溶接としても、破壊しづら
い。さらに、コイルスプリングは圧縮方向に対しては高
い耐久性を有するが、引き延ばし方向については、塑性
変形を生じるなどの弱い性質を有するので、スプリング
自体の耐久性においても望ましい。
の他ケースの内壁面に応じた平板を用いても良いし、円
盤の周縁に筒状体やテーパ材などを接合することもでき
る。この場合、減衰板に相対して設ける突設部14やス
トッパ部9bは、接合された筒状筒状体やテーパ材に応
じた形状、好ましくは相対向する減衰板の部分に対応す
る平行面を有する形状として、減衰液の流動に関して流
動を阻害、あるいは、狭い流路を構成することで、強い
減衰力を生じせしめるように設けることが好ましい。
ケース5の底面に設けた1つの注入孔より注入したが、
複数設けて、減衰液の注入とケース内エアの排気を同時
にすることで、高粘度の減衰液12を短時間で注入する
こともできるし、注入孔を使用せず組立時に減衰液をあ
らかじめ注入しておいてもよいことはもちろんである。
の第2実施例を示す図であり、図2のB−B断面矢視図
と同様の位置で裁断した断面図である。図において、1
7は、液体封入式マウント装置であり、この液体封入式
マウント装置17においては、弾性筒体9の内筒側に加
硫接着するスリーブ8の内周側にベアリング筒体18を
固着し、スタッド7と摺動可能に嵌合している。そし
て、19は、ゴムなどからなるダイアフラムであり、こ
のダイアフラム19は、スリーブ8の下端部とスタッド
7の下端部を液密に連結することによって、スタッド7
の上下動を許容しつつ減衰液12がスリーブ8とスタッ
ド7の間隙から漏れないようにシールしている。その他
の記載は第1実施例と同様である。上記ダイアフラム1
9は、減衰板6の上昇によって生じる局所的内圧の上昇
により、ダイアフラム19がスタッド7に押しつけられ
るが、ダイアフラム形状としたので十分な剛性を有して
おり、スタッド7とスリーブ8の隙間から一定の距離を
常に確保できるので、この間隙に挟まれることがない。
の第3実施例を示す図であり、図2のB−B断面矢視図
と同様の位置で裁断した断面図である。図において、2
0は、液体封入式マウント装置であり、この液体封入式
マウント装置20においては、スタッド7の下端に、揺
動スリーブ21と、この揺動スリーブ21に微動可能に
嵌合した減衰板22と、スプリング受け部材23をボル
ト7aによって固定している。上記スプリング受け部材
23は、周縁部に角断面コイルスプリング24の外径に
沿った起立部を有し、この角断面コイルスプリングの位
置決めとしている。その他の構成は第1実施例と同様で
ある。なお、減衰液は図示省略している。
径に対して、わずかな隙間を有して嵌合(すきまばめ)
しているため、スタッド7が高周波で微小振動した場合
には、減衰板22にはこの高周波の微小振動が伝わらな
いようにしている。これは、減衰板がスタッドに強固に
固定されている場合には、粘性が高い減衰液12(図示
せず)が入力された高周波振動に追従して流動すること
ができないので、減衰液中に配置されている減衰板の動
きが抑えられてしまうため、スタッドと減衰板の取付け
部に大きな負荷が生じることになる。本実施例において
は、減衰板を可動可能としているため、この負荷を防止
し、減衰板取付け部の耐久性を向上させることができ
る。なお、本実施例においては、揺動スリーブ21と減
衰板22をすきまばめとしたが、減衰板の嵌合部に樹脂
ベアリング材などを介在させて、高周波の微小振動に対
応して摺動可能とすることができる。また、本実施例に
おいては、角断面のコイルスプリングを用いているた
め、丸断面コイルスプリングに比べてストロークを大き
くすることができる。また、減衰板22には、板面に小
孔25を設けているので、減衰板22が上昇することに
よって、一時的にスタッドの下端部周辺の内圧があがる
場合に、小孔25が図示せぬ減衰液の逃がし孔として機
能するので、摺動シール10に過大な内圧が加わること
を防止している。
の第4実施例を示す図であり、図2のB−B断面矢視図
と同様の位置で裁断した断面図である。図において、2
6は、液体封入式マウント装置であり、この液体封入式
マウント装置26においては、上端から下端まで連通す
る注入路27aを有するスタッド27の下端に減衰板6
をカシメ止めし、上記注入路27aは、栓体28で封止
している。また、弾性筒体29は、円筒形プレート30
を介して弾性体層29a、29bを環状に積層した構造
とし、スタッド27を摺動可能に嵌合しているスリーブ
31の上端部には、スタッド27とスリーブ31との間
隙に埃、ゴミが侵入することを防止するダスト侵入防止
用の防塵リップ部32aを一体に備えた横揺れ防止スト
ッパ32を固定している。また、減衰板6の下部とケー
ス5の底部の間に設けられるスプリングとして、右巻き
コイルスプリング33aと左巻きコイルスプリング33
bを同軸に配置している。その他の構成は、第1実施例
と同様である。
のボルトネジ穴を貫通して下端部に連通する注入路27
aを使用して、図示せぬ減衰液を注入することができる
ので、液体封入式マウント装置26を組み立てた後に減
衰液を注入、または排出、交換することができる。この
注入路27aは、栓体28を使用して封止し、さらにボ
ルト7bを締結することによって栓体28に背圧を与え
ながら固定することができる。また、上記弾性筒体29
は、積層構造としたので、横方向剛性を高めることがで
き、さらには、各弾性体層29a、29bの層厚および
/または高さを変えることで、各層ごとの剛性を変える
ことができる。本実施例においては、弾性体層29aの
高さ低くし、弾性体層29bよりも剛性を低くして、ス
タッド27のコジリを若干の範囲で許容できる構造とし
ている。この際、横方向に過度に荷重が発生した場合に
剛性の低い弾性体層29aに変形が集中するのを防止す
るため、横揺れ防止ストッパ32を設けている。この横
揺れ防止ストッパ32は、スリーブ31の上端に取付け
て、対向する円筒形プレート30に当接可能に配置し、
弾性体層29aが過度に変形することを防止するととも
に、一体に設けた防塵リップ32aによって、スタッド
27とスリーブ31の間隙にゴミ、埃が侵入することを
防止している。
の第5実施例を示す縦断面図である。図において、34
は、液体封入式マウント装置であり、この液体封入式マ
ウント装置34において、減衰板35は、円盤部35a
と、この円盤部35aの周縁部に接続した円筒部35b
とからなる略カップ状をなし、開口部を下方向に向けて
スタッド7に締結し、この減衰板35の下部にゴムなど
の弾性体から形成してなるラバースプリング36を配置
している。その他の構成は、第1実施例と同様である。
なお、減衰液は簡単のため図示していない。このラバー
スプリング36は、中空室36aを有する所謂鼓形状を
有し、鉛直方向の圧縮スプリングとして機能する。
が圧縮荷重を受けて、減衰板35が下方に移動した際に
は、減衰板35によって圧縮されてバネ弾性を発揮する
が、減衰板35をカップ形状としているため、特に筒状
部35bによりラバースプリング36の変形が規制され
るので、ラバースプリングが有する非線形のバネ特性を
より強く発揮することができる。このとき、中空室36
a内の図示せぬ減衰液は、圧縮とともに流路36bから
排出されるが、筒状部35bによって複雑な流路とする
ことができるので、さらに強い減衰力を発揮することが
できる。なお、このラバースプリング36には、ラバー
スプリング36の表面にも流路36cを設けて、圧縮時
にも中空室36aの減衰液の排出流路が完全閉鎖されな
いようにして、ラバースプリング36がパンクすること
を防止している。本実施例においては、略カップ形状の
減衰板を使用したが通常の円盤形減衰板とラバースプリ
ングを組み合わせてもよいことはもちろんであるし、通
常のコイルスプリングなどとラバースプリングを組み合
わせることもできる。
それぞれにおいて説明した構成は、本発明を逸脱しない
範囲で組み合わせることが可能であることはもちろんで
ある。
液体封入式マウント装置によれば、スタッドとスリーブ
を介した弾性筒体間に摺動シールを設けることにより、
大ストロークを実現しながらも、減衰液の液漏れの心配
がない。また、上記摺動シールを自己密封型シールとす
ることにより、内圧が高くなった場合においても、液漏
れする心配がないとともに、常態においては、スムーズ
な作動をすることができる。また、スプリングを予圧縮
状態で組み込み、かつ圧縮域内での作動とすることによ
り、大きな負荷荷重を受荷可能としながらも柔らかいバ
ネ領域で使用することができる。また、減衰板を筒状体
と一体に形成し、移動規制用ストッパとの当接面、ある
いはケースの内壁面を筒状態の当接面と同様な傾斜とし
たため、当接近傍において大きな減衰力を得ることがで
きるなどの効果がある。
施例であって、図2に示すB−B断面矢視図である。
施例であって、図2に示すB−B断面矢視図と同様に裁
断した断面矢視図である。
施例であって、図2に示すB−B断面矢視図と同様に裁
断した断面矢視図である。
施例であって、図2に示すB−B断面矢視図と同様に裁
断した断面矢視図である。
施例の縦断面図である。
である。
装置 5・・・ケース 5c・・・カシメ部 6、22、35・・・減衰板 7、27・・・スタッド 8、31・・・スリーブ 9、29・・・弾性筒体 10・・・摺動シール 11・・・コイルスプリング 12・・・減衰液 14・・・突設部 16・・・連通路 18・・・ベアリング筒体 29a、29b・・・弾性体層 30・・・円筒形プレート 32・・・横揺れ防止ストッパ 36・・・ラバースプリング
Claims (15)
- 【請求項1】 一端に被緩衝体を支持するスタッド
と、減衰液を収納した底を有する略カップ状のケース
と、周縁部をケースの上端部に固着するとともに、上記
スタッドを、スリーブを介して摺動可能に嵌合して保持
する弾性筒体と、上記スタッドの他端に固着して上記減
衰液中に配置される減衰板と、上記減衰板と上記ケース
の底部の間に設けた荷重支持用のスプリングとからな
り、上記スリーブとスタッド間には、摺動シールを介装
して液密に封止したことを特徴とする液体封入式マウン
ト装置。 - 【請求項2】 上記スプリングは、予圧縮状態にて組
み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の液
体封入式マウント装置。 - 【請求項3】 上記摺動シールは、自己密封型シール
としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
液体封入式マウント装置。 - 【請求項4】 上記弾性筒体は、複数の円筒形プレー
トを介した積層構造としたことを特徴とする請求項1か
ら請求項3に記載の液体封入式マウント装置。 - 【請求項5】 上記弾性筒体は、上記円筒形プレート
で区分された弾性体層の剛性を異ならせたことを特徴と
する請求項4に記載の液体封入式マウント装置。 - 【請求項6】 上記減衰板は、円盤部と、この円盤部
の周縁部に接続した円筒部からなることを特徴とする請
求項1から請求項5に記載の液体封入式マウント装置。 - 【請求項7】 上記減衰板の円筒部は、ケースの内壁
面とほぼ同様の傾斜面を有することを特徴とする請求項
6に記載の液体封入式マウント装置。 - 【請求項8】 上記減衰板の上下方向の少なくとも一
方の対向位置に、上記ケースの内壁および/または、上
記弾性筒体から突設された突設部を設け、この突設部は
相対向する減衰板の面とほぼ平行な面を備えていること
を特徴とする請求項1から請求項6に記載の液体封入式
マウント装置。 - 【請求項9】 上記減衰板の上下方向の少なくとも一
方の対向位置に、移動量規制用ストッパを設けたことを
特徴とする請求項1から請求項8に記載の液体封入式マ
ウント装置。 - 【請求項10】 上記スプリングは、右巻きのコイル
スプリングと左巻きのコイルスプリングを組み合わせた
ことを特徴とする請求項1から請求項9に記載の液体封
入式マウント装置。 - 【請求項11】 上記スプリングは、中空のラバース
プリングとしたことを特徴とする請求項1から請求項9
に記載の液体封入式マウント装置。 - 【請求項12】 上記スタッドの摺動部および上記ス
タッドとスリーブ間の摺動部を密閉する防塵カバーを設
けたことを特徴とする請求項1から請求項11に記載の
液体封入式マウント装置。 - 【請求項13】 上記減衰液は、シリコーンオイル
と、潤滑性を有する添加剤とを混合したことを特徴とす
る請求項1から請求項12に記載の液体封入式マウント
装置。 - 【請求項14】 上記弾性筒体を外周に固着するスリ
ーブの外周面に、径方向で上記外周面と対向する円筒形
プレートの内周面と当接可能な横揺れ防止ストッパを設
けたことを特徴とする請求項1から請求項13に記載の
液体封入式マウント装置。 - 【請求項15】 上記減衰板は、上下方向に微小移動
可能な状態で上記スタッドの下端部に取付けたことを特
徴とする請求項1から請求項14に記載の液体封入式マ
ウント装置。
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