JP2003343513A - フレキシブルアクチュエータ - Google Patents

フレキシブルアクチュエータ

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JP2003343513A
JP2003343513A JP2002157103A JP2002157103A JP2003343513A JP 2003343513 A JP2003343513 A JP 2003343513A JP 2002157103 A JP2002157103 A JP 2002157103A JP 2002157103 A JP2002157103 A JP 2002157103A JP 2003343513 A JP2003343513 A JP 2003343513A
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tube
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毅 瀬戸
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邦彦 高城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロボットの擬似指として使用する際に、小さな
対象物に対しても正確な把持動作を行うことができるフ
レキシブルアクチュエータを提供する。 【解決手段】特定方向に屈曲する第1アクチュエータA
C1と、この第1アクチュエータの屈曲方向と異なる方
向に基端側に第1アクチュエータを傾斜させる第2アク
チュエータAC2とを備えている。第1アクチュエータ
は、チューブ20と、チューブの長手方向に並べた複数
の骨部材11a…及び先端骨部材12と、隣接した骨部
材及び先端骨部材を相互に揺動自在に保持する接続部材
40とを備えている。第2アクチュエータは、最も基端
側の骨部材及び基部骨部材の間を所定の間隔に保持する
接続部材50と、最も基端側の骨部材の下面及び基部骨
部材の上面の間に挟み込んだ膨出中空部62と、膨出中
空部62を圧縮する方向にバネ力が発生するバネ部材6
3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、把持する動作、つ
まむ動作、押す動作を行うことが可能なロボットや、動
物的な動作を行うペットロボットの駆動用として使用可
能なフレキシブルアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】対象物を把持するアクチュエータとし
て、例えば、特開平5-172118号公報、特開平5-164112号
公報などに記載されているように、内部を複数の圧力室
に区分した筒状弾性体を備え、各圧力室へ作用する流体
圧を調整して筒状弾性体を湾曲変形するアクチュエータ
が知られている(以下、従来技術と称する)。
【0003】ロボットの擬似指として動作するアクチュ
エータは、人間の指のように大きく屈曲し、果物や紙コ
ップのように柔らかいものを包み込んで把持する動作な
どを行わなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術は、
大きく屈曲することができないので、人間の指のように
柔らかいものを包み込んで把持する動作や、ペットロボ
ットのように動物的な動きを行うことが難しい。そこ
で、本発明は、大きく屈曲することが可能な構造とする
ことで、人間の指のように柔らかいものを把持したり、
生き物のような精巧な動きを行うペットロボットのアク
チュエータに適したフレキシブルアクチュエータを提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】したがって、請求項1記
載のフレキシブルアクチュエータは、柔軟な弾性素材で
形成され、長手方向に所定間隔をあけて設けた複数の偏
平形状の膨出中空部と、これら複数の膨出中空部同士を
連通して長手方向に延在する接続管で液室を形成する長
尺なチューブと、このチューブの長手方向に所定の間隔
に並べられ、前記チューブの複数の膨出中空部を長手方
向から面接触させて挟み込んでいる複数の偏平な骨部材
と、隣接した前記骨部材を相互に揺動自在に保持する接
続部とを備えるフレキシブルアクチュエータにおいて、
前記骨部材相互の揺動を復元する、少なくともひとつの
バネ部材を有し、当該バネ部材は、隣接する前記骨部材
によって前記チューブの膨出中空部を圧縮する方向にバ
ネ力を発生するように配置されていることを特徴とする
ものである。
【0006】また、請求項2記載のフレキシブルアクチ
ュエータは、特定方向に屈曲する第1アクチュエータ
と、この第1アクチュエータの基端側に連設した第2ア
クチュエータとで構成されており、前記第1アクチュエ
ータは、柔軟な弾性素材で形成され、長手方向に所定間
隔をあけて設けた複数の偏平形状の膨出中空部と、これ
ら複数の膨出中空部同士を連通して長手方向に延在する
接続管で液室を形成する長尺なチューブと、このチュー
ブの長手方向に所定の間隔に並べられ、前記チューブの
複数の膨出中空部を長手方向から面接触させて挟み込ん
でいる複数の偏平な骨部材と、隣接した前記骨部材を相
互に揺動自在に保持する接続部とを備えており、前記第
2アクチュエータは、前記第1アクチュエータの最も基
端側の前記骨部材と前記アクチュエータ取付け部との間
に配置され、前記第1アクチュエータの屈曲方向と異な
る方向に該第1アクチュエータ全体を傾斜させる構造と
した。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のフレキシブルアクチュエータにおいて、前記第1ア
クチュエータは、前記骨部材相互の揺動を復元する、少
なくともひとつのバネ部材を有し、当該バネ部材は、隣
接する前記骨部材によって前記チューブの膨出中空部を
圧縮する方向にバネ力を発生するように配置されてい
る。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は3に記載のフレキシブルアクチュエータにおいて、前
記バネ部材は、並んでいる前記骨部材の両端に端部が固
定されている。また、請求項5記載の発明は、請求項4
記載のフレキシブルアクチュエータにおいて、前記骨部
材には、前記バネ部材の伸縮を案内する案内部が設けら
れている。
【0009】さらに、請求項6記載の発明は、請求項1
乃至5の何れかに記載のフレキシブルアクチュエータに
おいて、前記骨部材及び前記接続部は、樹脂による一体
成型体により形成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフレキシブル
アクチュエータの実施形態について図面を参照して説明
する。図1に示すものは、例えばロボットの擬似指の一
本として使用する第1実施形態のフレキシブルアクチュ
エータ10の断面図、図2は、フレキシブルアクチュエ
ータ10の背面図、図3はフレキシブルアクチュエータ
10の側面図である。
【0011】本実施形態のフレキシブルアクチュエータ
10は、第1アクチュエータAC1と、この第1アクチ
ュエータAC1の基端側に連設した第2アクチュエータ
AC2とで構成されている。第1アクチュエータAC1
は、液室を形成するチューブ20と、このチューブ20
の長手方向に所定の間隔に並べた複数の骨部材11a,
11b…及び先端骨部材12と、これら隣接した骨部材
11a,11b…及び先端骨部材12を相互に揺動自在
に保持する接続部材40とを備えている。
【0012】チューブ20は、図1に示すように、合成
樹脂からなる柔軟な弾性素材で形成されており、長手方
向に所定間隔をあけて設けた偏平形状の膨出中空部22
a,22b…と、これら膨出中空部22a,22b…を
連通する接続管21とを備えており、接続管21は、各
膨出中空部22a、22b…の緑部に設けられている。
【0013】複数の骨部材11a,11b…及び先端骨
部材12は、合成樹脂からなる平面視略矩形の部材であ
り、最も基端側の骨部材11aの上面、骨部材11b,
11c…の上面及び下面、先端骨部材12の上面は平坦
に形成されている。そして、骨部材11aの上面、骨部
材11b,11c…の上面及び下面、先端骨部材12の
下面は、平坦部をチューブ20の膨出中空部22a,2
2b…のそれぞれに面接触させながら挟み込んでいる。
【0014】ここで、チューブ20の接続管21は、互
いに面接触した状態で配置されている各膨出中空部22
a,22b…及び骨部材11a,11b…から離れた位
置で長手方向に延在しており、2本の接続部材40によ
って挟み込まれた状態で配置されている。2本の接続部
材40は、図3に示すように、弾性変形自在な合成樹脂
製等の板状部材であり、複数のビス43を使用して各骨
部材11a,11b…及び先端骨部材12を上下に間隔
をあげて固定している。接続部材40の各骨部材の中間
点は、各骨部材を相互に揺動自在に保持するため、薄肉
部が設けられヒンジ42a,42b…を形成している。
【0015】また、図2に示すように、各骨部材11
a,11b及び先端骨部材12のヒンジ42a,42b
…に対向する面には案内溝(案内部)14a,14b
…,12aが形成されており、これら案内溝14a,1
4b…,12a内にバネ部材31が収容されている。そ
して、バネ部材31の両端は骨部材11aと先端骨部材
12にビス32で固定されており、チューブ20の膨出
中空部22a,22b…を圧縮する方向にバネ力が発生
するようになっている。
【0016】一方、第2アクチュエータAC2は、図2
及び図3に示すように、最も基端側の骨部材11a及び
基部骨部材(アクチュエータ取付け部)13の間を所定
の間隔に保持するようにそれらをビス53によって固定
した接続部材50と、平坦に加工した最も基端側の骨部
材11aの下面及び基部骨部材13の上面の間に挟み込
まれているチューブ60の膨出中空部62と、最も基端
側の骨部材11a及び基部骨部材13に両端部が図示し
ないビスによって固定され、チューブ60の膨出中空部
62を圧縮する方向にバネ力が発生するようになってい
るバネ部材63とを備えている。ここで、膨出中空部6
2が膨出する位置は、第1アクチュエータAC1の接続
部材40及びバネ部材31が配設されていない側面側に
設定されている。また、前記接続部材50の中央部は、
接続部材40と同様、接続部材として両骨部材を相互に
揺動自在に保持するため、薄肉部が設けられヒンジ52
を形成している。
【0017】次に、上記構成の第1実施形態のフレキシ
ブルアクチュエータ10の動作及び作用効果について図
4及び図5を参照して説明する。なお、第1アクチュエ
ータAC1を構成するチューブ20及び第2アクチュエ
ータAC2を構成するチューブ60の下端開口部には、
図示しない流体供給制御装置が接続されており、この流
体供給制御装置によりチューブ20及び60内の液室へ
の流体の供給、或いは液室から流体を戻す操作が行われ
る。
【0018】流体供給制御装置によりチューブ20内に
流体を供給する動作を行うと、チューブ20の各膨出中
空部22a,22b…は、流体の流れ込みにより容積が
増大していく。チューブ20内への流体の流れ込みによ
り容積が増大、すなわち膨張した膨出中空部22a,2
2b…は、接続部材40のヒンジ42a,42b…を屈
曲させながら各骨部材11b、11c…及び先端骨部材
12を変位させていく。この際、各膨出中空部22a,
22b…は、骨部材11a,11b…及び先端骨部材1
2に接触面積を大きくして挟み込まれているので、各膨
出中空部22a,22b…の膨張は、ヒンジ42a,4
2b…を屈曲させる力(以下、屈曲力という)が大きくな
り、図4に示すように、第1アクチュエータAC1は大
きく屈曲した状態となる。
【0019】また、流体供給制御装置により流体をチュ
ーブ20内から戻す動作を行うと、バネ部材31はチュ
ーブ20の膨出中空部22a,22b…を圧縮する方向
にバネ力を発生するようなっているため、バネ部材31
の復元力により、第1アクチュエータAC1は元の直立
した状態に戻る。一方、流体供給制御装置によりチュー
ブ60に流体を供給する動作を行うと、チューブ60の
膨出中空部62は、流体の流れ込みにより容積が増大し
ていく。チューブ60内への流体の流れ込みにより容積
が増大、すなわち膨張した膨出中空部62は、接続部材
50のヒンジ52を屈曲させながら第1アクチュエータ
AC1の屈曲方向と異なる方向から骨部材11aを変位
させていき、第1アクチュエータAC1全体を傾斜させ
ていく。
【0020】また、流体供給制御装置により流体をチュ
ーブ60内から戻す動作を行うと、バネ部材63が膨出
中空部62を圧縮する方向にバネ力を発生するため、バ
ネ部材63の復元力により第1アクチュエータAC1全
体の傾斜が元に戻される。したがって、本実施形態のフ
レキシブルアクチュエータ10は、第1アクチュエータ
AC1のバネ部材31を適宜選択するだけで、弾性復元
力を自由に調整することができるため、バネの反発力に
より屈曲が制限されることがない。
【0021】また、第1アクチュエータAC1のバネ部
材31の固定は、両端のみであるため、あるヒンジが部
分的に深い屈曲状態になってもバネ部材31は全体の伸
びの中で吸収し、部分的に過大に伸張されることがない
ため、耐久性を高めることができる。また、骨部材11
a,11b…および先端骨部材12の案内溝14a,1
4b…,12a内にバネ部材31を収容してため、第1
アクチュエータAC1の屈曲時に位置がずれることがな
い。
【0022】さらに、本実施形態のフレキシブルアクチ
ュエータ10をロボットの擬似指の一本として使用した
場合、第1アクチュエータAC1の屈曲動作によって、
人間の指のように大きく屈曲し、果物や紙コップのよう
に柔らかいものを包み込んで把持する動作などを確実に
行うことができる。同時に、特性方向に屈曲する第1ア
クチュエータAC1と、この第1アクチュエータAC1
の屈曲方向と異なる方向に第1アクチュエータAC1全
体を傾斜させる第2アクチュエータAC2とを備えてい
るので、ロボットの指先にあたる先端骨部材12の位置
を適宜変更することができ、小さな対象物に対しても正
確な把持動作を行うことができる。
【0023】ここで、本実施形態の第1アクチュエータ
AC1が、本発明の請求項1に相当するとともに、本発
明の請求項2に記載の第1アクチュエータに相当してい
る。次に、本発明に係る第2実施形態のフレキシブルア
クチュエータについて図6及び図7を参照して説明す
る。なお、第1実施形態と同一構成部分には、同一符号
を付してその説明を省略する。
【0024】本実施形態のフレキシブルアクチュエータ
70は、液室を形成するチューブ20と、このチューブ
20の長手方向に所定の間隔に並べた複数の骨部材71
a,71b…及び先端骨部材73と、これら隣接した骨
部材71a,71b…及び先端骨部材73を相互に揺動
自在に保持する接続部72a,72b…とを備えてい
る。
【0025】ここで、骨部材71a,71b…及び先端
骨部材73、並びに接続部72a,72b…はポリプロ
ピレン等の屈曲に対して耐久性の高い樹脂素材で一体に
成型されており、接続部72a,72b…72gは薄肉
でヒンジを形成している。また、各接続部72a,72
b…のバネ部材31に対向する面側には、それぞれ長穴
74が設けられている。
【0026】本実施形態のフレキシブルアクチュエータ
70を組み立る際には、チューブ20の膨出中空部22
a、22b…を、各接続部72a,72b…72gの長
穴74を通過させ、骨部材71a,71b…側に配置す
るだけである。チューブ20の膨出中空部22a,22
b…は、柔軟かつ薄肉なため、図示のように細長い長穴
74でも容易に変形させて通過させることが可能であ
る。本実施形態の動作に関しては、第1実施形態と同様
である。
【0027】本実施形態によると、第1実施形態の第1
アクチュエータAC1の効果と同様の効果を奏すること
ができるとともに、骨部材71a,71b…及び先端骨
部材73、並びに接続部72a,72b…を樹脂素材で
一体に成型しているので、部品点数が少なく、軽量で、
組み立ても容易なフレキシブルアクチュエータを構成す
ることができる。
【0028】なお、上述した第1、第2実施形態では、
ロボットの擬似指として使用するフレキシブルアクチュ
エータについて説明したが、本発明の要旨がこれに限定
されるものではなく、生き物のような精巧な動きをする
ペットロボットのアクチュエータとしても使用できる。
また、第1及び第2実施形態では、各骨部材11a,1
1b及び先端骨部材12に案内溝14a,14b…,1
2aを形成したが、屈曲時にバネ部材がずれる構造でな
ければ、案内溝に変えて、互いに連通する案内穴を各骨
部材11a,11b及び先端骨部材12に設け、これら
案内穴にバネ部材31を収容するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のフレキ
シブルアクチュエータによると、骨部材相互の揺動を復
元する、少なくともひとつのバネ部材を有しており、こ
のバネ部材が複数の膨出中空部を圧縮する方向にバネ力
を発生しているため流体がチューブから戻されることに
より直立の状態に復元することができる。しかも独立し
たバネ部材であるため、弾性復元力の調整が容易である
ため、復元力による大きな屈曲時の反発を最小限にする
ことができる。
【0030】また、請求項2記載のフレキシブルアクチ
ュエータによると、特性方向に屈曲する第1アクチュエ
ータと、この第1アクチュエータの屈曲方向と異なる方
向に第1アクチュエータ全体を傾斜させる第2アクチュ
エータとを備えているので、ロボットの擬似指として使
用する際に、指先にあたる先端骨部材の位置を適宜変更
することができ、小さな対象物に対しても正確な把持動
作を行うことができる。
【0031】また、請求項3記載の発明によると、請求
項2の効果に加えて、第1アクチュエータは、骨部材相
互の揺動を復元する、少なくともひとつのバネ部材を有
しており、このバネ部材が複数の膨出中空部を圧縮する
方向にバネ力を発生しているため流体がチューブから戻
されることにより直立の状態に復元することができる。
しかも、第1アクチュエータのバネ部材は、独立したバ
ネ部材であるため、弾性復元力の調整が容易であり、復
元力による大きな屈曲時の反発を最小限にすることがで
きる。
【0032】また、請求項4記載の発明によると、バネ
部材が、並んでいる骨部材の両端に端部を固定されてい
るため、局部的な深い屈曲状態が生じても、バネ部材が
局部的に過大に伸張することがなく耐久性を高めること
ができる。また、請求項5記載の発明によると、骨部材
にバネ部材の伸縮を案内する案内部を設けているため、
フレキシブルアクチュエータの屈曲時にバネ部材がずれ
ることがない。
【0033】さらに、請求項6の発明によると、骨部材
と接続部とを樹脂による一体成型体で形成しているた
め、部品点数が少なく、軽量で、組み立ても容易なフレ
キシブルアクチュエータを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボットの擬似指として使用する第1
実施形態のフレキシブルアクチュエータを示す断面図で
ある。
【図2】第1実施形態のフレキシブルアクチュエータを
示す背面図である。
【図3】第1実施形態のフレキシブルアクチュエータを
示す側面図である。
【図4】第1実施形態のフレキシブルアクチュエータが
屈曲している状態を示す断面図である。
【図5】第1実施形態のフレキシブルアクチュエータの
方向が変更されている状態を示す背面図である。
【図6】本発明のロボットの擬似指として使用する第2
実施形態のフレキシブルアクチュエータを示す側面図で
ある。
【図7】第2実施形態のフレキシブルアクチュエータを
構成している骨部材及び接続部材が、一体成形体である
ことを示す図である。
【符号の説明】
10:フレキシブルアクチュエータ、11a,11b:
骨部材、12:先端骨部材、13:基部骨部材(アクチ
ュエータ取付け部)、14a,14b:案内溝(案内
部)、20 チューブ、21:接続管、22a,22
b:膨出中空部、31:バネ部材、40:接続部材、5
0:接続部材、60:チューブ、62:膨出中空部、6
3:バネ部材、70:フレキシブルアクチュエータ、7
1a,71b:骨部材、72a,72b:接続部、7
3:先端骨部材、74:長穴、AC1:第1アクチュエ
ータ、AC2:第2アクチュエータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な弾性素材で形成され、長手方向に
    所定間隔をあけて設けた複数の偏平形状の膨出中空部
    と、これら複数の膨出中空部同士を連通して長手方向に
    延在する接続管で液室を形成する長尺なチューブと、こ
    のチューブの長手方向に所定の間隔に並べられ、前記チ
    ューブの複数の膨出中空部を長手方向から面接触させて
    挟み込んでいる複数の偏平な骨部材と、隣接した前記骨
    部材を相互に揺動自在に保持する接続部とを備えるフレ
    キシブルアクチュエータにおいて、前記骨部材相互の揺
    動を復元する、少なくともひとつのバネ部材を有し、当
    該バネ部材は、隣接する前記骨部材によって前記チュー
    ブの膨出中空部を圧縮する方向にバネ力を発生するよう
    に配置されていることを特徴とするフレキシブルアクチ
    ュエータ。
  2. 【請求項2】 特定方向に屈曲する第1アクチュエータ
    と、この第1アクチュエータの基端側に連設した第2ア
    クチュエータとで構成されており、 前記第1アクチュエータは、柔軟な弾性素材で形成さ
    れ、長手方向に所定間隔をあけて設けた複数の偏平形状
    の膨出中空部と、これら複数の膨出中空部同士を連通し
    て長手方向に延在する接続管で液室を形成する長尺なチ
    ューブと、このチューブの長手方向に所定の間隔に並べ
    られ、前記チューブの複数の膨出中空部を長手方向から
    面接触させて挟み込んでいる複数の偏平な骨部材と、隣
    接した前記骨部材を相互に揺動自在に保持する接続部と
    を備えており、 前記第2アクチュエータは、前記第1アクチュエータの
    最も基端側の前記骨部材と前記アクチュエータ取付け部
    との間に配置され、前記第1アクチュエータの屈曲方向
    と異なる方向に該第1アクチュエータ全体を傾斜させる
    構造であることを特徴とするフレキシブルアクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記第1アクチュエータは、前記骨部材
    相互の揺動を復元する、少なくともひとつのバネ部材を
    有し、当該バネ部材は、隣接する前記骨部材によって前
    記チューブの膨出中空部を圧縮する方向にバネ力を発生
    するように配置されていることを特徴とする請求項2記
    載のフレキシブルアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記バネ部材は、並んでいる前記骨部材
    の両端に端部が固定されていることを特徴とする請求項
    1又は3に記載のフレキシブルアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記骨部材には、前記バネ部材の伸縮を
    案内する案内部が設けられていることを特徴とする請求
    項4記載のフレキシブルアクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記骨部材及び前記接続部は、樹脂によ
    る一体成型体により形成されていることを特徴とする請
    求項1乃至5の何れかに記載のフレキシブルアクチュエ
    ータ。
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