JP2003343292A - 2サイクルエンジンの排気タイミング制御装置 - Google Patents

2サイクルエンジンの排気タイミング制御装置

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JP2003343292A
JP2003343292A JP2002156587A JP2002156587A JP2003343292A JP 2003343292 A JP2003343292 A JP 2003343292A JP 2002156587 A JP2002156587 A JP 2002156587A JP 2002156587 A JP2002156587 A JP 2002156587A JP 2003343292 A JP2003343292 A JP 2003343292A
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rotation
valve opening
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engine
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JP2002156587A
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Naoya Isoda
直也 磯田
Yoshiyuki Nagatsu
善之 長津
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Yamaha Motor Electronics Co Ltd
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Moric Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットル開度センサを用いることなくエン
ジン負荷を算出し、エンジン負荷とエンジン回転速度と
に基づいてその運転状態で最適な排気タイミングとなる
可動弁のバルブ開度を算出してモータを駆動制御する2
サイクルエンジンの排気タイミング制御装置を提供す
る。 【解決手段】 シリンダ側壁の排気口近傍に設けた排気
タイミング制御用の可動弁32と、可動弁を駆動するモ
ータユニット28と、可動弁の開度を算出し、この算出
したバルブ開度に基づいてモータユニット28を駆動制
御する制御ユニット33とを備えた2サイクルエンジン
の排気タイミング制御装置において、制御ユニット33
は、回転速度演算回路19と、回転変動度合いを算出す
る回転変動度合い演算回路20と、エンジン負荷を算出
する負荷演算回路21と、可動弁の開度を算出するバル
ブ開度演算回路24と、モータユニットを駆動する駆動
回路34とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2サイクルエンジ
ンの排気タイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンにおいて、エンジン
回転数や負荷に応じて、シリンダブロック側壁に開口す
る排気ポートからの排気タイミングを可変とする排気タ
イミング制御装置が知られている(例えば特開昭54-158
514号公報)。この排気タイミング制御装置は、排気ポ
ート上縁部に半円断面の可動弁を設け、これをサーボモ
ータで動かして排気ポート開口上端の位置を変えること
により排気タイミングを連続的に変える構造である。
【0003】従来の排気タイミング制御装置において
は、エンジン回転速度とともにエンジン負荷に対応した
スロットルの開度を検出して、これらの検出したエンジ
ン回転速度とスロットル開度に基づいて可動弁のバルブ
開度を算出し、このバルブ開度に基づいてサーボモータ
を駆動制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
排気タイミング制御装置においては、スロットル開度を
検出するためのスロットル開度センサを用いていたた
め、部品点数が増加し制御系の構造が複雑になるととも
に、部品自体が高価であるため車両コストの上昇を来た
していた。また、特に小型車両においては、エンジン周
りのスペースが限られるため部品設置レイアウトの問題
があり、スロットル開度センサの設置スペースが得られ
ない場合や、設置した場合には他の部品のレイアウトに
対し大きな制約となる場合があった。
【0005】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、スロットル開度センサを用いることなくエンジン
負荷を算出し、このエンジン負荷とエンジン回転速度と
に基づいてその運転状態で最適な排気タイミングとなる
可動弁のバルブ開度を算出してモータを駆動制御する2
サイクルエンジンの排気タイミング制御装置の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、シリンダ側壁の排気口近傍に設けた排
気タイミング制御用の可動弁と、該可動弁を駆動するモ
ータユニットと、運転状態に応じて前記可動弁の開度を
算出するとともにこの算出したバルブ開度に基づいて前
記モータユニットを駆動制御する制御ユニットとを備え
た2サイクルエンジンの排気タイミング制御装置におい
て、前記制御ユニットは、エンジンの回転検出信号から
回転速度を算出する回転速度演算回路と、前記回転検出
信号から回転変動度合いを算出する回転変動度合い演算
回路と、前記回転変動度合いからエンジン負荷を算出す
る負荷演算回路と、算出されたエンジン負荷及び回転速
度に基づいて前記可動弁の開度を算出するバルブ開度演
算回路と、算出したバルブ開度に基づいて前記モータユ
ニットを駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする
2サイクルエンジンの排気タイミング制御装置を提供す
る。
【0007】この構成によれば、エンジンの回転検出信
号から回転速度を算出するとともに、同じ回転検出信号
から回転変動度合いを算出し、この回転変動度合いから
エンジン負荷を算出するため、スロットル開度センサ等
のエンジン負荷検出専用のセンサを用いることなくエン
ジン負荷が求められる。このため、部品点数の削減及び
構造の簡素化を図るとともにコストを低減し、運転状態
に対応した最適な排気タイミングとなるように可動弁を
駆動制御してエンジン性能の向上を図ることができる。
【0008】この場合、回転変動度合いとエンジン負荷
の関係が予め分かっているため、エンジン負荷の算出プ
ロセスを設けることなく、回転変動度合いと回転速度と
から可動弁のバルブ開度を算出してもよい。この場合に
は、回転変動度合い演算回路と負荷演算回路が一体で両
機能を備えた1つの回路構成となる。
【0009】すなわち、本発明は、クランク軸の回転変
動の度合いがエンジン負荷によって変化するという本発
明者によって見出された現象を利用して、クランク軸回
転及びそのクランク軸の回転変動の度合いからスロット
ル開度センサ等を用いることなくエンジン負荷を算出す
るものである。この場合、さらにエンジン負荷に応じて
クランク軸回転変動の度合いが変化することが考えられ
るため、これを利用して、回転変動の度合いの変化によ
りエンジン負荷を算出してもよい。
【0010】好ましい構成例では、前記モータユニット
は、サーボモータ及びその回転位置を検出するポテンシ
ョメータを備え、前記駆動回路は、前記ポテンショメー
タの検出結果から前記可動弁の開度を検出するバルブ開
度検出回路と、このバルブ開度検出回路で検出したバル
ブ開度と前記バルブ開度演算回路で算出したバルブ開度
とを比較する比較回路と、この比較回路の比較結果に基
づいて前記サーボモータを正転又は逆転させる正・逆転
指令回路とからなることを特徴としている。
【0011】この構成によれば、ポテンショメータで現
在のバルブ開度を検出し、これと演算により求めた運転
状態に応じた目標とすべきバルブ開度とを比較し、その
差がなくなるようにサーボモータを正転又は逆転させて
最適な排気タイミングとなるようにフィードバック制御
することができる。
【0012】さらに好ましい構成例では、クランク軸に
装着されたフライホイルに所定長さの突条を形成し、該
突条を検出するピックアップコイルを備え、該ピックア
ップコイルによりクランク軸の回転を検出し、前記回転
変動度合い演算回路は、該クランク軸回転検出信号中の
前記突条検出部の検出時間t及び検出時間間隔に基づく
クランク軸の周期Tを算出し、この周期Tに対する前記
突条検出時間tの割合t/Tを前記回転変動度合いDと
して算出することを特徴としている。
【0013】この構成によれば、クランク軸の1回転の
周期Tに対し、クランク軸に同期回転するフライホイル
に設けた突条の検出時間tがクランク軸の回転変動に応
じて変化するため、この突条をピックアップコイルで検
出してその検出信号を解析し、t/Tを回転変動度合い
Dとして算出することができる。この回転変動度合いD
によりエンジン負荷が求められる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る回転検出手
段の構成説明図である。エンジンのクランク軸1の端部
にフライホイル2が装着される。このフライホイル2
は、発電機のロータを構成するものであってもよい。フ
ライホイル2の外周上に所定長さ(例えば60°の角度
範囲)の突条3が形成される。この突条3を検出するた
めのピックアップコイル4がエンジンケース側に固定さ
れる。このピックアップコイル4は、突条3が近接した
ときの磁界変化に基づくコイルの磁気抵抗の変化を検出
するものである。このピックアップコイルとして、従来
からある点火時期検出用のコイルを用いてもよい。
【0015】フライホイル2が矢印方向に回転してピッ
クアップコイル4が突条3を検出すると、(B)に示す
ように突条部aを有する回転検出信号bが得られる。実
際の信号は、突条3の先端で正のパルスが発生し、後端
で負のパルスが発生する。
【0016】隣り合う2つの突条部aの時間間隔(先端
から先端又は後端から後端)を計測して周期Tを検出す
る。この周期Tの逆数から回転速度が求まる。
【0017】突条部aの検出時間tと周期Tの比率t/
Tを回転変動度合いDとして算出する。この回転変動度
合いDに基づいてエンジン負荷を算出する。エンジン負
荷はマイコンのメモリに格納したマップを用いて求め
る。このマップは、回転変動度合いとクランク回転速度
と、エンジン負荷との相関関係を予め実験等で求めてお
き、3次元マップを形成してメモリに格納する。
【0018】エンジン負荷を算出する場合、マップのパ
ラメータとして回転変動度合いの変化を用いてもよい。
これは、前述のように回転変動度合いD=t/Tを算出
した後、同様に次の回転の突条部の検出時間t’と周期
T’を計測し、その比率t’/T’を算出する。これら
2つの回転変動度合いの差(t/T−t’/T’)を回
転変動度合いの変化D’として算出する。このD’に基
づいて、エンジン負荷を算出してもよい。
【0019】図2は、本発明に係る排気タイミング制御
装置の回路構成図である。排気タイミング用制御用の可
動弁32はプーリ31を介してサーボモータ29により
正逆回転駆動される。サーボモータ29にはポテンショ
メータ30が具わりモータの回転位置が検出される。サ
ーボモータ29とポテンショメータ30はモータユニッ
ト28内に一体的に組み込まれる。
【0020】サーボモータ29は、制御ユニット33に
より駆動制御される。この制御ユニット33は、前述の
ピックアップコイル4(図1)が接続する波形成形回路
18と、この波形成形回路18が接続する回転速度演算
回路19及び回転変動度合い演算回路20と、回転変動
度合いに基づいてエンジン負荷を算出する負荷演算回路
21と、回転速度及びエンジン負荷に応じてその運転状
態で最適な排気タイミングとなる可動弁32の開度を算
出するバルブ開度演算回路24と、算出したバルブ開度
に基づいてサーボモータ28を駆動制御するモータ駆動
回路34とにより構成される。モータ駆動回路34は、
可動弁32の現在の開度と演算した開度とを比較する比
較回路25と、可動弁32の現在の開度を検出するバル
ブ開度検出回路26と、サーボモータ29に正転・逆転
の駆動指令を送る正・逆転指令回路27とにより構成さ
れる。
【0021】波形成形回路18は、ピックアップコイル
4からの検出信号に基づいて、前述の図1(B)で示し
たような回転検出信号bを形成する。回転速度演算回路
19は、この回転検出信号bから回転速度Nを算出す
る。回転変動度合い演算回路20は、回転検出信号bに
基づいて前述のように変動度合いDを算出する。
【0022】負荷演算回路21は、算出した回転変動度
合いDに基づいてエンジン負荷Lを算出する。エンジン
負荷は、予め実験等により求めたデータから、回転変動
度合いDをパラメータとする1次元マップ又は回転変動
度合いDと回転速度Nをパラメータとする2次元マップ
を作成し、このマップをCPUのメモリに格納し、この
マップを用いて算出することができる。
【0023】バルブ開度演算回路24は、算出した回転
速度N及びエンジン負荷Lに基づいて、その運転状態に
おける最適な排気タイミングとなる可動弁32の制御目
標となるバルブ開度を算出する。この目標とするバルブ
開度は、例えば予め実験等で求めたデータに基づき、回
転速度N及びエンジン負荷Lをパラメータとする2次元
マップを作成してCPUのメモリに格納し、このマップ
から算出することができる。
【0024】なお、回転変動度合いDから一旦負荷Lを
求めることなく、回転変動度合いDと回転速度Nとをパ
ラメータとしてこれらからバルブ開度を算出するマップ
を作成し、このマップに基づいてバルブ開度を求めても
よい。この場合には、回転変動度合い演算回路20と負
荷演算回路21は、両機能を備えた一体構成の1つの演
算回路となる。
【0025】バルブ開度検出回路26は、サーボモータ
29のポテンショメータ30により計測したモータ位置
からそのときの可動弁32の開度を検出する。
【0026】比較回路25は、バルブ開度検出回路26
で検出した現在のバルブ開度と前記バルブ開度演算回路
24で算出した目標とすべきバルブ開度とを比較してそ
の差がゼロになるように可動弁32の開又は閉方向のバ
ルブ動作量を求め、その動作量に対応したサーボモータ
29の正転又は逆転の駆動量を算出する。
【0027】正・逆転指令回路27は、比較回路25で
算出されたサーボモータの駆動量に応じてサーボモータ
29を駆動する。
【0028】図3は本発明に係る2サイクルエンジンの
シリンダ部分の縦断面図であり、図4はその可動弁部分
を示すA−A断面図である。
【0029】シリンダブロック40の上部にシリンダヘ
ッド41がスタッドボルト42で固定される。シリンダ
ブロック40のシリンダ側壁43内にシリンダボア44
が形成されピストン45が挿通する。46はコンロッ
ド、47は冷却水ジャケットである。シリンダボア44
の上部でピストン45の上面側に燃焼室48が形成され
る。燃焼室48に臨んでシリンダヘッド41に点火プラ
グ49が装着される。
【0030】シリンダ側壁43に吸気口50が開口す
る。吸気口50に連通して吸気通路51が形成される。
吸気通路51上に気化器52が設けられる。気化器52
下流側近傍の吸気通路51にスロットルバルブ53が装
着される。
【0031】点線で示す54は従来設けられていたエン
ジン負荷を検出するためのスロットル開度センサを示
す。本実施形態では前述のように、エンジン回転速度か
らエンジン負荷を算出するため、このスロットル開度セ
ンサ54は省略されている。
【0032】シリンダ側壁43の吸気口50と対向する
側で吸気口50より上側の位置に排気口55が開口す
る。排気口55に連通して排気通路56が形成される。
排気口55の上縁部に断面が略半円状の排気タイミング
制御用の可動弁32が装着される。
【0033】可動弁32は、図4に示すように、シリン
ダボア44の円周面に沿って中央部がくびれた略つづみ
形状で、その断面が略半円形状である。この可動弁32
はその回転軸58がベアリング59を介してシリンダブ
ロック側に支持される。回転軸58の端部にプーリ31
が連結される。プーリ31はワイヤ61を介してサーボ
モータ29(図2)に連結される。
【0034】図5は上記実施形態の作動制御機構の構成
説明図である。また、図6及び図7は、それぞれ図5の
モータユニットの側面図及びそのB−B断面図である。
【0035】図5に示すように、モータユニット28の
駆動軸64上に駆動プーリ62が備わり、これにワイヤ
61が巻き掛けられる。ワイヤ61は2本の外管63を
通して可動弁側のプーリ31に連結される。前述のよう
に、クランク軸のフライホイル2に設けた突条3を検出
するピックアップコイル4が制御ユニット33に接続さ
れる。この制御ユニット33が、前述の図2で説明した
ように、ピックアップコイル4からの信号に基づいてモ
ータユニット28を駆動制御する。制御ユニット33
は、実際にはモータユニット28のケース65内に組み
込まれる。
【0036】図6に示すように、モータユニット28の
ケース65内にサーボモータ29が装着される。サーボ
モータ29の出力軸はギヤケース66内の減速ギヤ(不
図示)を介して駆動軸64に連結される。駆動軸64の
端部に、図7に示すように、ピニオン67が固定され、
このピニオン67に噛み合ってポテンショメータ30が
設けられる。このポテンショメータ30により駆動軸6
4の回転位置が検出される。この駆動軸64は、これに
固定された駆動プーリ62及びワイヤ61を介して可動
弁32を開閉動作させるプーリ31に連結される。した
がって、ポテンショメータ30により可動弁32のバル
ブ開度が検出される。
【0037】上記構成において、制御ユニット33で演
算された駆動量に基づきサーボモータ29を正転又は逆
転駆動すると、駆動軸64上の駆動プーリ62が回転
し、これに応じてワイヤ61を介してプーリ31が回転
する。これにより、このプーリ31に結合された回転軸
58(図4)上の可動弁32が回転して開閉動作し、排
気口55(図3)の上端位置を変えて排気タイミングを
制御する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、エンジンの回転検出信号から回転速度を算出すると
ともに、同じ回転検出信号から回転変動度合いを算出
し、この回転変動度合いからエンジン負荷を算出するた
め、スロットル開度センサ等のエンジン負荷検出専用の
センサを用いることなくエンジン負荷が求められる。こ
のため、部品点数の削減及び構造の簡素化を図るととも
にコストを低減し、運転状態に対応した最適な排気タイ
ミングとなるように可動弁を駆動制御してエンジン性能
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るクランク軸回転検出手段の構成
図。
【図2】 本発明に係る排気タイミング制御装置の制御
系のブロック回路図。
【図3】 本発明の実施形態のエンジンの断面図。
【図4】 図3のA−A断面図。
【図5】 図3の実施形態の作動制御機構の構成説明
図。
【図6】 図5のモータユニットの側面図。
【図7】 図6のB−B断面図。
【符号の説明】
1:クランク軸、2:フライホイル、3:突条、4:ピ
ックアップコイル、18:波形成形回路、19:回転速
度演算回路、20:回転変動度合い検出回路、21:負
荷演算回路、24:バルブ開度演算回路、25:比較回
路、26:バルブ開度検出回路、27:正・逆転指令回
路、28:モータユニット、29:サーボモータ、3
0:ポテンショメータ、31:プーリ、32:可動弁、
33:制御ユニット、34:モータ駆動回路、40:シ
リンダブロック、41:シリンダヘッド、42:スタッ
ドボルト、43:シリンダ側壁、44:シリンダボア、
45:ピストン、46:コンロッド、47:冷却水ジャ
ケット、48:燃焼室、49:点火プラグ、50:吸気
口、51:吸気通路、52:気化器、53:スロットル
バルブ、54:スロットル開度センサ、55:排気口、
56:排気通路、58:回転軸、59:ベアリング、6
1:ワイヤ、62:駆動プーリ、63:外管、64:駆
動軸、65:ケース、66:ギヤケース、67:ピニオ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G092 AA01 AA03 AA11 DA02 DA08 DC12 DG08 FA50 HA06Z HA11Z HA13X HA13Z HE02Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ側壁の排気口近傍に設けた排気タ
    イミング制御用の可動弁と、 該可動弁を駆動するモータユニットと、 運転状態に応じて前記可動弁のバルブ開度を算出すると
    ともにこの算出したバルブ開度に基づいて前記モータユ
    ニットを駆動制御する制御ユニットとを備えた2サイク
    ルエンジンの排気タイミング制御装置において、 前記制御ユニットは、エンジンの回転検出信号から回転
    速度を算出する回転速度演算回路と、前記回転検出信号
    から回転変動度合いを算出する回転変動度合い演算回路
    と、前記回転変動度合いからエンジン負荷を算出する負
    荷演算回路と、算出されたエンジン負荷及び回転速度に
    基づいて前記可動弁の開度を算出するバルブ開度演算回
    路と、算出したバルブ開度に基づいて前記モータユニッ
    トを駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする2サ
    イクルエンジンの排気タイミング制御装置。
  2. 【請求項2】前記モータユニットは、サーボモータ及び
    その回転位置を検出するポテンショメータを備え、 前記駆動回路は、前記ポテンショメータの検出結果から
    前記可動弁の開度を検出するバルブ開度検出回路と、こ
    のバルブ開度検出回路で検出したバルブ開度と前記バル
    ブ開度演算回路で算出したバルブ開度とを比較する比較
    回路と、この比較回路の比較結果に基づいて前記サーボ
    モータを正転又は逆転させる正・逆転指令回路とからな
    ることを特徴とする請求項1に記載の2サイクルエンジ
    ンの排気タイミング制御装置。
  3. 【請求項3】クランク軸に装着されたフライホイルに所
    定長さの突条を形成し、該突条を検出するピックアップ
    コイルを備え、該ピックアップコイルによりクランク軸
    の回転を検出し、 前記回転変動度合い演算回路は、該クランク軸回転検出
    信号中の前記突条検出部の検出時間t及び検出時間間隔
    に基づくクランク軸の周期Tを算出し、この周期Tに対
    する前記突条検出時間tの割合t/Tを前記回転変動度
    合いDとして算出することを特徴とする請求項1または
    2に記載の2サイクルエンジンの排気タイミング制御装
    置。
JP2002156587A 2000-10-12 2002-05-30 2サイクルエンジンの排気タイミング制御装置 Pending JP2003343292A (ja)

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JP2002156587A JP2003343292A (ja) 2002-05-30 2002-05-30 2サイクルエンジンの排気タイミング制御装置
US10/249,986 US6895908B2 (en) 2000-10-12 2003-05-23 Exhaust timing controller for two-stroke engine
CNA031378846A CN1495352A (zh) 2002-05-30 2003-05-30 用于二冲程发动机的排放定时控制器
TW92114965A TW200404955A (en) 2002-05-30 2003-05-30 Exhaust timing controller for two-stroke engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011157871A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Honda Motor Co Ltd アルコール濃度推測検知装置

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