JP2003341700A - プラスチック使い捨て容器の蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨て飲食物容器のツマミ付嵌合蓋に、各
種の飲食小物を一体に装着できると共に、蓋の取外しを
容易にすることを可能にする。 【解決手段】 飲食物提供用のプラスチック製使い捨て
嵌合蓋付き容器において、容器蓋の外周の一部を水平に
延出してツマミを設け、該ツマミにスリット、欠落部或
いはスリットと欠落部を設ける。スリットはコ字状、Ｕ
字状、直線状であり、欠落部は閉環状の場合もあり、或
いは欠落部とスリットが結合し、或いはツマミ先端に欠
落部誘導部が設けられ、欠落部誘導部と欠落部とが狭窄
部を介して連結している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、ツマミ付きプラス
チック製嵌合容器の蓋に関し、より詳しくはスプーン、
ストロー、フォーク等の飲食小物、クリーム、ガムシロ
ップ、ソース、ドレッシング等を入れたポーションパッ
ク等の飲食小物類を、嵌合蓋のツマミに装着し、開封を
容易にすると共に、使い捨て容器内容物の飲食に必要な
小物を一体にセットできるプラスチック嵌合容器の蓋に
関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、飲料、アイスクリーム、パフェ、
サラダ類をプラスチック製の使い捨て容器に入れ、嵌合
蓋を被せて提供する形態が普及している。嵌合蓋の中に
は蓋を開け易くするために、蓋の最外周の一部からベロ
状の凸部からなるツマミを水平に延出したものがある。
飲食時に使用されるストロー、スプーン、フォーク等は
一般にトレイの上に置かれるか持ち帰りの場合には袋内
に無造作に入れられている。稀に、容器側壁部に接着剤
で固定されているものもあるが、接着には特殊な装置を
必要とし、使用時、剥がし難く、折れたり曲がったりす
ることがある。

【０００３】内嵌合容器に入れられたサラダ等の惣菜類
はドレッシング、ケチャップ、ソース等を食する寸前に
振りかけることが好ましいものもあるが、この場合、ド
レッシング類を小袋詰めにして容器の中に入れたり、前
もって内容物にかけてしまっている。或いはポーション
パック入りのドレッシング等を容器の蓋の上に載せた
り、別に持って帰れるようにしている。ポーションパッ
ク入りの、飲物用のミルク、ガムシロップ等はグラスの
脇に置いたりしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】スプーン、ストロー類
やポーションパック入りの飲食用添加物は、できる限
り、飲食物容器と一体化して提供することが衛生的であ
り、外観もよく、提供者にとっては飲食小物を間違えな
く提供できる長所を有する。本発明は嵌合容器の蓋に開
封用のツマミを設け、このツマミにスリットや欠落部を
設けることにより、飲食小物を脱着自在にツマミに取付
けるものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、その構成は、飲食物提供用のプラ
スチック製使い捨て嵌合蓋付き容器において、容器蓋の
外周の一部を水平に延出してツマミを設け、該ツマミに
スリット、欠落部或いはスリットと欠落部を設けたこと
を特徴とし、スリットはコ字状、Ｕ字状、直線状であ
り、欠落部は閉環状であり、或いは欠落部とスリットが
結合し、或いはツマミ先端に欠落部誘導部が設けられ、
欠落部誘導部と欠落部とが狭窄部を介して連結している
ことを特徴とする。

【０００６】プラスチック製の使い捨て容器は、一般に
シート成形、熱成形、サーモホーミング、真空成形等と
呼ばれる工程で、加熱により可塑化したシートを真空又
は圧空で金型に押圧して引き延し、冷却固化して製造し
ている。嵌合蓋も容器本体と同様の工程で容器本体より
薄いシートを用いて製造している。したがって、円周の
一部に設けたツマミはプラスチックシートが大きく引き
延ばされていないため、シート本来に近い厚みを有し高
強度である。このツマミにスリットや欠落部を設けて、
スプーンやストローを挟着すると、飲食小物がツマミ本
体に保持されて容器と一体化することができる。

【０００７】本発明の方法は装着が容易であり、取外し
も容易である。特に、コ字状、Ｕ字状等のスリットは飲
食小物を装着することによって曲げられたシート片が元
に戻ろうとする弾発力により、飲食小物を押圧し、スプ
ーンやストローは容器に密着し、ポーションパックは容
器蓋に密着する。飲食にあたっては、ツマミから飲食小
物を取外し、次いでツマミを摘んで嵌合蓋を開ければよ
い。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明においては、容器及び嵌合
蓋の素材として、２軸延伸ポリスチレン、耐衝撃性ポリ
スチレン、通常のポリスチレン等のポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル
等の樹脂が使用され、深絞り成形できる素材であれば特
に限定しない。

【０００９】本発明の容器はすべて嵌合蓋を有してお
り、嵌合蓋には少なくとも１ケ所に容易に開けることが
できるツマミが水平に延出している。容器はアイスコー
ヒー、ミルク、その他の飲料を入れるコップであり、ア
イスクリーム、シャーベット等の半流動体を入れるやや
浅い容器類である。更にサラダ、惣菜類を入れる深さよ
り径の方が大きい浅型容器も含まれる。

【００１０】嵌合蓋には図１や図４に示すような外嵌合
蓋、すなわち容器の外周上端のカールさせた部位に、連
続した凹凸を有する嵌合蓋が外側から被さって係合する
形式の蓋である。更に内嵌合蓋もあり、すなわち、本体
より外周が立ち上がっている形式の蓋で、この立ち上が
り部の外周の凹凸が容器の内側から容器と嵌合する形式
の蓋である。嵌合蓋の形式は外嵌合、内嵌合の他に図
１、図４に示すようなドーム蓋、ドーム蓋の上面を平坦
にした形状や外嵌合蓋が多少盛り上がっている形状もド
ーム蓋の範疇に入る。特に盛り上がりのない平蓋や内嵌
合して蓋面が窪んている形状もある。また、蓋及び本体
の形状は丸形に限定されるものでなく、四角形、多角
形、楕円形等が可能である。

【００１１】本発明で飲食小物とは、飲食する際に飲食
物を容器から口に移動させるのに使用するストロー、ス
プーン、フォーク、箸等が含まれる。更に内容物に前も
って添加せず、飲食する直前に好みに応じて添加するポ
ーションパック入りのガムシロップ、ミルク、ドレッシ
ング、マヨネーズ、ソース、ケチャップ等が挙げられ
る。またスティック状の砂糖等も包含する。

【００１２】製造にあたっては、常法により金型に押圧
して引き延し後、周囲の切断（抜刃又は抜型）を行う。
切断にあたり、ツマミにスリット又は欠落部を設けるよ
うに設計した抜刃又は抜型を使用することにより容易に
製造できる。嵌合蓋用の金型にツマミを設けるように設
計し、そのツマミにスリットまたは欠落部を設けるよう
に設計した抜刃又は抜型を用いて製造すれば、従来の製
造工程を何ら変更することなく本発明使い捨て容器の蓋
を製造することができる。

【００１３】

【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。図１は足付コップにドーム状ツマミ付き嵌合蓋を被
せ、ツマミにスプーンを懸架した状態を示す斜視図、図
２はツマミ部分の拡大平面図、図３はツマミにスプーン
を装着した場合にスプーンの柄をコップに密着させる機
構を示すツマミの中央部断面説明図である。

【００１４】１は足付コップ、２は飲食小物としてのス
プーンであり、内部のアイスクリーム等をすくって食す
るために必要である。３はドーム状嵌合蓋であり、一端
から開封するためのツマミ４が延出している。５はスプ
ーン本体、６はスプーンの柄である。ツマミ４には図２
に示すようにスリット７が穿設されている。スリット７
の形状はコ字状またはＵ字状、直線状、まれにＨ字状の
こともある。このような形状のスリットは、ツマミに前
もって穿孔を開けないようにツマミ本体と連結した連結
部が存在する。図１ないし図３の実施例においては、連
結部がツマミ４の外側を向いていることが重要である。
スリット７は使用するスプーンの柄６を容易に通過する
ことができ、スプーン本体５を通過させない大きさに適
宜調節する。

【００１５】スプーンの柄６をスリット７の上部から挿
入すると、３方をスリットに囲まれているシート片８は
弾力性を有するため、図３に示すように、下方に折れ曲
がってスプーンの柄６を通過させる。スプーン本体５は
スリット７の大きさに制約されて通過せずに、図１に示
すように、ツマミ４上に止まる。下方に折曲げられたシ
ート片８は、元の形状に復元しようとして、図３の矢印
に示すような力が働く。この矢印の力の水平方向のＸ成
分によりスプーンの柄６をコップ本体に向かって仮想線
で示すように移動する。その結果、スプーンの柄６は図
１に示すように足付コップ１の側壁に密着し、安定に懸
架された状態になる。

【００１６】本実施例のようなスリット７にはスプーン
の他、フォーク、箸等も装着することができる。またス
トローも包装されていないものであれば、やや困難では
あるが装着可能である。後述する欠落部１１から、図９
に破線で示すようなスリット７を設けるとストローの装
着が一層容易になる。すなわち、連結部をツマミと連結
しているシート片８が装着後のストローをコップ側に押
圧することにより、ストロー先端がコップに密着する。
本実施例においては嵌合蓋としてドーム蓋を示したが、
この他平蓋にも使用できる。ドーム蓋や平蓋のような外
嵌合蓋に限らず内嵌合蓋にも使用することができる。

【００１７】図４は足付コップにドーム状ツマミ付き嵌
合蓋を被せ、ツマミにポーションパックを装着した状態
を示す斜視図、図５はツマミ４の拡大平面図であり、図
６はツマミにポーションパックを装着した場合に、ポー
ションパックをドーム蓋に安定に密着させる機構を示す
ツマミの中央部断面説明図である。ポーションパックと
は、コーヒー等に添加するミルクやガムシロップ、ドレ
ッシング等を密封し、蓋の一端に開封口が突出し、この
開封口を折ることにより前周の弱融着部を剥がすことが
できる内容物入り容器であり、外食店や家庭で広く使用
されている。

【００１８】本実施例においては、足付コップ及びドー
ム状嵌合蓋３の形状は図１と同様であるが、図５に示す
ように、スリット７の連結部が内側を向いている点が相
違している。このスリット７にポーションパック９の開
け口１０を挿入すると、シート片８を下に押し下げて、
開け口１０がツマミ４のスリット７とツマミ本体との間
に固定される。ポーションパック本体は大きいためツマ
ミ４の上部に止まる。ポーションパック９の開け口１０
を挿入されたシート片８は、図６に示すように弯曲す
る。シート片８はこの弯曲を復元しようとして図６矢印
に示すような方向の力が加わる。この力の水平方向の分
力が、ポーションパック９の開け口１０を外方に押圧す
る。その結果、ポーションパック本体は嵌合蓋３の方向
に押され、ドーム状嵌合蓋のドーム面に当接し、ポーシ
ョンパック９を嵌合蓋付コップに一体に安定して装着す
ることができる。

【００１９】ポーションパック９が安定に納まるよう
に、ドーム蓋の形状を、ポーションパック９の上部平面
に合わせて一部平面状にすることもできる。図１〜３及
び図４〜６の実施例においてはツマミ４を１個設けた
が、ストローとガムシロップ等２種以上の飲食小物を装
着したい場合には、２個以上のツマミ４を設けることも
可能である。需要者はこれら飲食小物を取り外した後、
任意のツマミを引張ることにより嵌合蓋を容易に開封す
ることができる。

【００２０】図７はツマミ４の中央部に遠心方向に向か
って一本のスリット７を設けた他の実施例のツマミの平
面図、図８は２個の同形のポーションバック９を、上部
平面を向かい合わせ、２個の開け口を同時に１本のスリ
ット７に挿入したときの平面図である。

【００２１】アイスコーヒー等の場合はミルクとガムシ
ロップの２種のポーションパックを必要とする。２個の
ツマミを設けることも可能であるが、２種のポーション
パックが同形であればポーションパックの蓋面と蓋面を
向かい合わせ、突出した開け口を揃えて図７に示すスリ
ット７に挿入することができる。この場合は細いスリッ
トに２個のポーションパック９の開け口１０を挿入する
ため、スリットが押し広げられ、ツマミ自体の強度が大
きいため図８に示すように安定に２個のポーションパッ
クを保持することができる。

【００２２】図９及び図１０はツマミ４にスリットでな
く欠落部を設けた場合の１実施例を示す平面図である。
飲食小物がストローや箸、柄の太いスプーンのように厚
みを有する場合にはスリットでは挿入することができな
い。図９のように、円形の欠落部１１を設ければストロ
ーを容易に脱着することができる。欠落部１１は円形に
限らず、柄の太いスプーン、箸、フォーク等のために、
図１０のような楕円形の場合もある。この楕円形は長径
が嵌合蓋の円形方向とほぼ平行である位置に設けること
が好ましい。欠落部の形状は特に限定しないが、図９及
び図１０の場合は閉環状である。欠落部を形成する線を
波形にしたり、円形の中に舌片状の突起を延出させてス
トロー等が落下しないような抵抗を設けてもよい。舌片
状の突起は、欠落部のツマミ４の外側に近い部位に設け
ることが好ましい。

【００２３】欠落部１１を設ける部位がツマミ４の端縁
線に接していれば閉環状にならず、端縁線に近い場合
は、保持したツマミ４に飲食小物の重量とツマミ基部か
らの距離の積の重力が加わるため飲食小物の安定上好ま
しくない。

【００２４】図１１及び図１２は閉環状でない欠落部の
１実施例を示すツマミの平面図である。ツマミ４の先端
に滑らかな曲線からなる欠落部誘導部１３を設け、この
欠落部誘導部１３と欠落部１１を狭窄部１４により連結
したものである。紙袋等で包装されたストローはストロ
ーと袋素材との間に空気を含み、閉環状の円形欠落部１
１を上下動させることが困難である。上下動を避けて、
飲食小物の所定の部位を直接ツマミ４に挿入するもので
ある。挿入に際し、欠落部誘導部１３で抵抗がなく、欠
落部１１に納まった後は狭窄部１４が抵抗となって挿入
した飲食小物を安定化させる。ツマミ４が実質的に２分
されているような形状であり、ツマミ４の素材自体に弾
力性があるため、使用に際して取外しが容易であり、挿
入された飲食小物は安定に保持される。

【００２５】図１１は欠落部が円形であるため、ストロ
ー、特に包装されたストローの装着に適し、図１２は長
径が嵌合蓋の円周方向とほぼ平行な楕円形であるため、
スプーン等、特に包装されたスプーン等の装着に適して
いる。また、スティック状の砂糖も図１１及び１２に示
す実施例、或いは図９の破線で示すスリット７を有する
実施例には使用することができる。具体的なスリット７
または欠落部１１の形状、大きさは容器と装着する飲食
小物の種類、形状により、最適のものを選択することが
できる。

【００２６】

【発明の効果】本発明により、使い捨て飲食物容器のツ
マミ付嵌合蓋に、各種の飲食小物を一体に装着できると
共に、蓋の取外しを容易にすることが可能になった。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の１実施例のスプーンを装着し
た状態を示す斜視図である。

【図２】図２は、図１のツマミ部位の拡大平面図であ
る。

【図３】図３は、図１のツマミのスプーンとスプーンを
挿入されたツマミとの関係を示す中央部断面説明図であ
る。

【図４】図４は、本発明の他の実施例のポーションパッ
クを装着した状態を示す斜視図である。

【図５】図５は、図４のツマミ部位の拡大平面図であ
る。

【図６】図６は、図４で示す実施例の、ポーションパッ
クを安定に保持する機構を示す中央部断面説明図であ
る。

【図７】図７は、１本のスリットを設けた他の実施例の
ツマミの平面図である。

【図８】図８は、図７のツマミに２個のポーションバッ
ク挿入したときの平面図である。

【図９】図９は、ツマミに欠落部を設け、或いはスリッ
トも設けた場合の１実施例を示す平面図である。

【図１０】図１０は、ツマミ４に欠落部を設けた場合の
１実施例を示す平面図である。

【図１１】図１１は、閉環状でない欠落部の１実施例を
示すツマミの平面図である。

【図１２】図１２は、閉環状でない欠落部の１実施例を
示すツマミの平面図である。

【符号の説明】

１ 足付コップ ２ スプーン ３ 嵌合蓋 ４ ツマミ ５ スプーン本体 ６ スプーンの柄 ７ スリット ８ シート片 ９ ポーションパック １０ 開け口 １１ 欠落部 １３ 欠落部誘導部 １４ 狭窄部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E062 AA10 AB02 AB14 AC02 BA02 BA09 BB06 BB10 3E084 AA02 AA12 AA24 AA26 AB01 AB10 BA01 CA01 CC03 CC05 DA01 DB09 DB13 DB18 DC03 DC05 FA09 FC04 GA08 GB12 JA01 JA02

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飲食物提供用のプラスチック製使い捨て
   嵌合蓋付き容器において、容器蓋の外周の一部を水平に
   延出してツマミを設け、該ツマミにスリット、欠落部或
   いはスリットと欠落部を設けたことを特徴とするプラス
   チック嵌合容器の蓋。
2. 【請求項２】 スリットがコ字状、Ｕ字状或いはＨ字状
   であって、これらのスリットの設けられていない、ツマ
   ミとの連結部が外側を向いていることを特徴とする請求
   項１記載のプラスチック嵌合容器の蓋。
3. 【請求項３】 スリットがコ字状、Ｕ字状或いはＨ字状
   であって、これらのスリットの設けられていない、ツマ
   ミとの連結部が内側を向いていることを特徴とする請求
   項１記載のプラスチック嵌合容器の蓋。
4. 【請求項４】 スリットが、遠心方向に向かって設けら
   れた１本の直線からなる線状であることを特徴とする請
   求項１記載のプラスチック嵌合容器の蓋。
5. 【請求項５】 欠落部が、ツマミの端縁部以外で或いは
   ツマミの端縁部付近以外で閉環状に欠落していることを
   特徴とする請求項１記載のプラスチック嵌合容器の蓋。
6. 【請求項６】 欠落部が、円形ないし楕円形であること
   を特徴とする請求項５記載のプラスチック嵌合容器の
   蓋。
7. 【請求項７】 スリットの中間に欠落部を設けたことを
   特徴とする請求項１記載のプラスチック嵌合容器の蓋。
8. 【請求項８】 欠落部が円形であり、ツマミの先端に欠
   落部誘導部が設けられ、上記円形欠落部と欠落部誘導部
   とが狭窄部を介して連結していることを特徴とする請求
   項１記載のプラスチック嵌合容器の蓋。
9. 【請求項９】 欠落部が、長径が嵌合蓋の円周方向とほ
   ぼ平行な楕円形であり、ツマミの先端に欠落部誘導部が
   設けられ、上記楕円形欠落部と欠落部誘導部とが狭窄部
   を介して連結していることを特徴とする請求項１記載の
   プラスチック嵌合容器の蓋。