JP2003341156A - 画像形成装置、メモリ制御方法 - Google Patents

画像形成装置、メモリ制御方法

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JP2003341156A
JP2003341156A JP2003015345A JP2003015345A JP2003341156A JP 2003341156 A JP2003341156 A JP 2003341156A JP 2003015345 A JP2003015345 A JP 2003015345A JP 2003015345 A JP2003015345 A JP 2003015345A JP 2003341156 A JP2003341156 A JP 2003341156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用のページメモリが取得できないこと
や、取得が遅れるような状態が発生することがなく、さ
らに効率的にページメモリを使用した画像入出力の並行
動作を実現するページメモリ管理を行う画像形成装置、
メモリ制御方法を提供する。 【解決手段】 規定のサイズを有する複数のページメモ
リが連続して配置されるメモリ領域を用いて、入力され
た画像データを印刷するための記憶を行う画像形成装置
において、前記ページメモリの一部を、印刷する画像デ
ータを格納するためのページメモリである印刷専用ペー
ジメモリとして選択する選択手段と、前記選択手段が選
択したページメモリを、印刷専用ページメモリとして設
定する印刷ページメモリ設定手段と、前記ページメモリ
に記憶された画像データをさらに記憶する記憶手段とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の画像形成装置に
おいて、入力された画像を記憶し、記憶した画像を印刷
出力する機能を有するページメモリを備えた画像形成装
置、メモリ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置は、フルカラー画像
のデータ処理をすることが多くなり、カラー画像を取り
扱うためのメモリ容量も増加している。このような画像
形成装置で、カラー画像の画像データの処理をページ単
位で行うページメモリの利用効率を高める従来例がある
(例えば特許文献1。)。
【0003】この従来例における画像形成装置は、イエ
ロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),黒(K)
色の各作像ユニットが中間転写ベルトに沿ってタンデム
に設けられている。そして、この画像形成装置は、カラ
ー画像データをメモリに記憶できない画像であっても、
メモリ容量を増やすことなく、画像形成を可能にしてい
るものである。
【0004】この画像形成装置は、画像データの解像度
を変換する解像度変換手段と、メモリがオーバーフロー
するか否かを判定する判定手段とを備えている。そし
て、メモリがオーバーフローすると判定された場合に
は、解像度変換手段により解像度を低下させた画像デー
タを圧縮してメモリに格納するようにして、少ないメモ
リ容量であってもカラー画像を行うようにしている。
【0005】また、他の画像形成装置におけるページメ
モリを管理する例を示す。この画像形成装置は、印刷す
るために行われる作像中に全ページメモリを作像データ
転送用として占有することなく、ページメモリの一部を
原稿の読み取り画像を入力するために使用可能として、
ページメモリの使用効率を上げることが行われている。
【0006】特に中間転写部へ2面分の画像を並べて形
成し複数色を合成した後に転写紙へ転写することにより
印刷するフルカラー画像形成装置は、中間転写部への原
稿画像を2面分並べて形成する。そのため、例えば、フ
ルカラーである場合に必要となるページメモリは、2面
×4色分、すなわち8ページ分のページメモリを使用す
ることになる。
【0007】このとき、ページメモリが少ない場合など
のシステム構成上の制限により、印刷動作で8ページ分
のページメモリを使用してしまうと、画像形成装置は、
平行して稼働する原稿読み取り動作ができなくなり、生
産性が低下する。
【0008】そこで、原稿読取手段により画像データを
読み取り、HDDへ格納された画像データをページメモ
リへ展開して、中間転写部へ2面分を並べ、画像形成を
行えるように、印刷専用に使用するページメモリを予め
取得したページメモリの管理が提案されている。
【0009】この印刷専用のページメモリは、印刷のた
めの画像をHDDからページメモリへの画像読み出しを
行うために使用される。また、印刷専用ページメモリ
は、フルカラー印刷中に、原稿読み取りなどによる画像
データの入力処理が割り込み、印刷用のページメモリが
不足しないように予め取得され、入力処理による使用が
禁止される。これによりフルカラー印刷中に印刷用のペ
ージメモリが取得できないような状態は回避され、画像
形成装置は、色ずれのない正常なフルカラー印刷を出力
する。
【0010】
【特許文献1】 特開2000−253223号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の画像形成装置における印刷専用のページメモ
リ管理は、十分な管理が行われているとはいえず、状況
によってはフルカラー印刷中に色間(M,C,Y,K)
で印刷用のページメモリが取得できないような状態が発
生するという問題があった。
【0012】本発明は、印刷用のページメモリが取得で
きないことや、取得が遅れるような状態が発生すること
がなく、さらに効率的にページメモリを使用した画像入
出力の並行動作を実現するページメモリ管理を行う画像
形成装置、メモリ制御方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、規定のサイズを有する複数のページメモ
リが連続して配置されるメモリ領域を用いて、入力され
た画像データと印刷する画像データとを記憶する画像形
成装置において、前記入力された画像データと印刷する
画像データを記憶するページメモリを取得するページメ
モリ取得手段と、前記ページメモリ取得手段が取得する
前記ページメモリの一部を、印刷する画像データを記憶
するためのページメモリである印刷専用ページメモリと
して選択する選択手段と、前記選択手段が選択したペー
ジメモリを、印刷専用ページメモリとして設定する印刷
ページメモリ設定手段と、前記ページメモリに記憶され
た画像データをさらに記憶する記憶手段とを有すること
を特徴とする画像形成装置。
【0014】また、上記課題を解決するために、本発明
は、前記選択手段は、入力された画像データが記憶され
ているページメモリ、または、前記記憶手段に記憶させ
る画像データが記憶されているページメモリを選択しな
いことを特徴とする。
【0015】また、上記課題を解決するために、本発明
は、前記選択手段は、入力される画像データが記憶され
るページメモリを選択しないことを特徴とする。
【0016】また、上記課題を解決するために、本発明
は、前記選択手段は、印刷している画像データが記憶さ
れているページメモリを選択することを特徴とする。
【0017】また、上記課題を解決するために、本発明
は、前記選択手段は、前記ページメモリ取得手段がペー
ジメモリを取得した後に、選択することを特徴とする。
【0018】また、上記課題を解決するために、本発明
は、前記選択手段は、既に印刷専用ページメモリとして
設定されたページメモリと連続して配置されるページメ
モリを選択することを特徴とする。
【0019】また、上記課題を解決するために、本発明
は、前記選択手段は、前記ページメモリ取得手段がペー
ジメモリを取得する前に、選択することを特徴とする。
【0020】また、上記課題を解決するために、本発明
は、規定のサイズを有する複数のページメモリが連続し
て配置されるメモリ領域を用いて、入力された画像デー
タと印刷する画像データとを記憶するメモリ制御方法に
おいて、前記入力された画像データと印刷する画像デー
タとを記憶するページメモリを取得するページメモリ取
得段階と、前記ページメモリ取得段階で取得する前記ペ
ージメモリの一部を、印刷する画像データを格納するた
めのページメモリである印刷専用ページメモリとして選
択する選択段階と、前記選択段階で選択されたページメ
モリを、印刷専用ページメモリとして設定する印刷ペー
ジメモリ設定段階と、前記ページメモリに記憶された画
像データをさらに記憶する記憶段階とを有することを特
徴とする。
【0021】以上のように本発明によれば、印刷用のペ
ージメモリが取得できないことや、取得が遅れるような
状態が発生することがなく、さらに効率的にページメモ
リを使用した画像入出力の並行動作を実現するページメ
モリ管理を行う画像形成装置、メモリ制御方法を提供す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1の説
明をする。
【0023】図1ないし図6により本発明の一実施の形
態に係る画像形成装置の構造を説明する。図1は本発明
の実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。図2
は作像部の構成図である。図3は制御部の構成を示すブ
ロック図である。図4は中間転写ベルトに形成された2
面の画像を示す展開図である。図5は画像処理ユニット
の内部構成を示すブロック図である。図6はメモリコン
トローラと画像メモリの内部構成を示すブロック図であ
る。
【0024】図1に示されるように、画像形成装置は、
スキャナ部1、プリンタ部2および給紙部3を有する。
スキャナ部1は、コンタクトガラス11上に載置された
原稿の画像情報を、光源と複数のミラー及びレンズを有
する光走査手段12でカラーCCDイメージセンサ(以
下、カラーCCDと記す)13に送り、カラーCCD1
3で赤R,緑G,黒Kに色分解して各色毎に読み取り、
電気的な画像信号に変換する。
【0025】赤R,緑G,黒Kに色分解された画像信号
は、色変換処理が行なわれ、ブラックK,シアンC,マ
ゼンタM,イエローYからなる色の成分に変換されプリ
ンタ部2に送られる。
【0026】プリンタ部2は作像部21と定着部22お
よび転写紙搬送部23を有する。作像部21は、図2に
示されるように、感光体24とリボルバユニット25と
転写ユニット26及び書込ユニット27を有する。ま
た、プリンタ部2には、感光体24の回転方向に沿って
除電ランプ28、帯電チャージャ29、リボルバユニッ
ト25、トナー付着量センサ30、転写前除電ランプ3
1、転写ユニット26及びドラムクリ−ニング部32が
設けられている。
【0027】リボルバユニット25は、ブラックK,シ
アンC,マゼンタM及びイエローYの各色の現像器25
1,252,253,254とリボルバホームポジショ
ンセンサ255を有する。
【0028】転写ユニット26は複数のロ−ラに巻き回
され、基準マーク262を有する中間転写ベルト26
1、ベルト転写チャ−ジャ263、基準マ−ク262を
読み取るマ−クセンサ264、紙転写チャ−ジャ265
及びベルトクリ−ニング部266を有する。
【0029】中間転写ベルト261は、例えばA4の長
手長さの2倍と、各転写紙間の間隔(紙間)を加えた感
光体24の周長の2倍の長さを有し、感光体24の2回
転で中間転写ベルト261に同一色で2画面の画像が形
成できるようになっている。紙転写チャ−ジャ265の
上流側に設けられた転写紙搬送部23には、転写紙を送
るレジストローラ231と、レジストローラ231から
一定距離Lrだけ上流側に配置され、転写紙の先端を検
出する先端検出センサS1を有する。
【0030】次に、図1に示される給紙部3の説明をす
る。給紙部3は、複数の給紙トレイ41,42,43を
有する。そして、各給紙トレイ41〜43には給紙爪4
4と給紙ローラ45を有し、給紙ローラ45の出側には
それぞれ転写紙を検出する転写紙検出センサS2,S
3,S4が設けられている。給紙部3から給紙された転
写紙は給紙部3の出口に設けた搬送ローラ46により転
写紙搬送部23に送られる。
【0031】次に、画像形成装置の制御部について、図
3を用いて説明する。画像形成装置の制御部5には、図
3に示されるように、スキャナ部1とプリンタ部2及び
給紙部3の動作を制御する。また、制御部5は、表示部
4に動作状態等を表示する中央制御部51、転写紙間隔
検出部52、動作モード変更部53および画像処理ユニ
ット(以下、IPUと記す)100とを有する。
【0032】このうち、転写紙間隔検出部52は、プリ
ンタ部2に設けられた先端検出センサS1と給紙部3に
設けられた転写紙検出センサS2,S3,S4からの転
写紙検出信号が入力される。この入力される転写紙検出
信号により、転写紙間隔検出部52は、中間転写ベルト
261に2面分の画像を形成する2面取りのときに、1
枚目の送られる転写紙の後端と2枚目に送られる転写紙
の先端との間隔を検出する。
【0033】動作モード変更部53は転写紙間隔検出部
52で検出した1枚目の転写紙と2枚目の転写紙との間
隔が、タイミングが遅れたことにより予め定めた基準値
より長くなったときに、2面取りの動作モードを無効に
して、中間転写ベルト261に1面ずつの画像を形成す
る動作モードに変更する。
【0034】このように構成された画像形成装置により
フルカラーの画像を1面分形成するときの処理の内容
を、再び図2を用いて説明する。
【0035】作像部21は、感光体24と転写ユニット
26の中間転写ベルト261を回転する。そして、作像
部21は、転写ユニット26のマークセンサ264で中
間転写ベルト261の基準マーク262を検知してから
所定のタイミングでブラックKの画像データの読み取り
を開始する。このブラックKの画像データに基づき、光
書込みユニット27は、感光体24に静電潜像が形成す
る。
【0036】感光体24に形成された静電潜像はリボル
バユニット25のブラックKの現像器251で可視化さ
れる。この可視化した黒画像Kが、マ−クセンサ264
により検出された中間転写ベルト261の基準マーク2
62を基準にしたタイミングでベルト転写チャ−ジャ2
63により中間転写ベルト261に1次転写される。
【0037】1色目の黒画像Kの1次転写が終了する
と、リボルバユニット25が回転し、シアンCの現像器
252が感光体24に接触する。その後、感光体24に
シアン画像Cが形成される。形成されたシアン画像C
は、マ−クセンサ264による基準マーク262の検出
を基準にしたタイミングで中間転写ベルト261に1次
転写され、1色目の黒画像Kと2色目のシアン画像Cと
が重ね合わされる。この画像形成と1次転写は、マゼン
タM,イエローYの各画像毎に繰返され、中間転写ベル
ト261にフルカラーのトナー像が形成される。
【0038】中間転写ベルト261に形成されたフルカ
ラーのトナー像は、紙転写チャ−ジャ265により転写
紙搬送部23から送られる転写紙に2次転写され、フル
カラーのトナー像を転写した転写紙は転写紙搬送ベルト
33により定着部22に送られて定着され排出される。
トナー像を転写紙に2次転写した中間転写ベルト261
にはベルトクリーニング部266が接触される。そし
て、中間転写ベルト261表面に残留しているトナーを
ベルトクリーニング部266が除去して次の画像形成に
備える。
【0039】1色の画像を形成するときは、中間転写ベ
ルト261に異なる色のトナー像を重ね合わせる必要が
ないため、基準マーク262を特に検出することなく、
画像形成が開始される。この画像形成は、所定のタイミ
ングでの書き込み、現像、1次転写、2次転写そして中
間転写ベルト261のクリーニングが順次行われる。ま
た、複数枚の画像を連続して形成するときも中間転写ベ
ルト261の周回に関係なく、必要な画像間隔で作像が
行われる。
【0040】次に、フルカラーの画像を中間転写ベルト
261に2面分形成する2面取りの動作モードのときの
説明をする。まず中間転写ベルト261が回転してマー
クセンサ264が基準マーク262を検出すると、1枚
目の黒画像K1が感光体24に形成される。形成された
黒画像K1は、図4の展開図に示されるように、マ−ク
センサ264による中間転写ベルト261の基準マーク
262検出を基準にしたタイミングでベルト転写チャ−
ジャ263により中間転写ベルト261に1次転写され
る。
【0041】引き続いて2枚目の黒画像K2が感光体2
4に形成される。形成された黒画像K2は、中間転写ベ
ルト261の黒画像K1が転写された領域のあとの領域
に1次転写される。1色目の黒画像K1、K2の2次転
写が終了すると、リボルバユニット25が回転し、シア
ンCの現像器252を感光体24に接触させる。そし
て、感光体24に1枚目のシアン画像C1が形成され
る。形成されたシアン画像C1は、マ−クセンサ264
による基準マーク262検出を基準にしたタイミングで
中間転写ベルト261に1次転写される。そして、1色
目の黒画像K1と2色目のシアン画像C1とが重ね合わ
される。
【0042】その後、2枚目のシアン画像C2が感光体
24に形成される。形成されたシアン画像C2は、中間
転写ベルト261に1次転写され黒画像K2と重ね合わ
される。この画像形成と1次転写は、マゼンタM,イエ
ローYの各画像毎に繰返され、中間転写ベルト261に
1枚目のフルカラーの画像FC1と2枚目のフルカラー
の画像FC2が形成される。
【0043】1面目の画像FC1の最終色であるイエロ
ーYの画像の画像形成が開始されてから、一定の2次転
写タイミングでレジストローラ231が回転する。そし
て、転写紙に1枚目のフルカラーの画像FC1が2次転
写され定着し、引き続いて送られる転写紙に2枚目のフ
ルカラーの画像FC2が転写紙に2次転写され定着す
る。
【0044】このように2枚の画像FC1,FC2が中
間転写ベルト261に形成されるときの作像制御タイミ
ングについて、図4を用いて説明する。図4に示される
Laは、一面目の画像FC1の先端と2面目の画像FC
2の先端との距離である。
【0045】そして、このLaを画像長さ、すなわち、
2次転写する転写紙の長さにかかわらず一定にすると種
々の作像制御タイミングが転写紙サイズによらず簡素化
できる。
【0046】また、1面目の画像FC1と2面目の画像
FC2間の距離LD1すなわち2面取りのときに送られ
る2枚の転写紙の間隔は、2面取りを行う最大転写紙長
さである例えばA4サイズの長さ又はLTサイズの短手
長さのとき最小となる。
【0047】この間隔LD1は転写紙の給紙間隔やスキ
ャナ部1のリターン速度などにより動作可能な長さに決
められる。また、2面目の画像FC2の終端から中間転
写ベルト261の基準マーク262を有する始端までの
距離LD2は、転写紙の紙間隔には影響しない部分であ
る。そして、距離LD2は、リボルバユニット25の色
替え速度やスキャナ部1のリターン速度などにより決定
され、通常は、LD1=LD2としている。
【0048】次に、図5によりIPU100の内部構成
を説明する。光走査手段12からの原稿の画像情報は、
カラーCCD13にて光電変換され、A/Dコンバータ
61にてデジタル信号にさらに変換される。
【0049】デジタル信号に変換された画像信号は、シ
ェーディング補正部62でシェーディング補正がなされ
た後、MTF補正・γ補正部63にてMTF補正、γ補
正等がなされる。変倍処理を行う変倍部72を経由した
画像信号は、変倍率に合わせて拡大縮小され、セレクタ
64に流される。
【0050】セレクタ64では、画像信号の送り先を、
書き込みγ補正ユニット71または、メモリコントロー
ラ65への切り替えが行われる。書き込みγ補正ユニッ
ト71を経由した画像信号は、作像条件に合わせて書き
込みγが補正され、書き込みユニット57に送られる。
そして、メモリコントローラ65とセレクタ64間は、
双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。
【0051】図5には特に明示していないが、IPU1
00には、スキャナ部1から入力される画像データ以外
にも、例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装
置から出力されるデータなどの外部から供給される画像
データも処理できるように、複数のデータの入出力を行
う機能を有している。また、メモリコントローラ65な
どへの設定や、スキャナ部1や書き込みユニット57の
制御を行うCPU68、およびそのプログラムやデータ
を格納するROM69、RAM70を備えている。
【0052】更にCPU68は、メモリコントローラ6
5を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み
出しを行う。メモリコントローラ65やCPU68と表
示部4間もI/Oポート67を介して双方向に画像デー
タ73が入出力可能な構成になっている。
【0053】次に図6を用いて、図5におけるメモリコ
ントローラ65と画像メモリ66の内部の詳細を説明す
る。なお、図6は本実施の形態における記憶手段の個々
の記憶装置の詳細を示す図であり、画像メモリ66も個
々の記憶装置に接続されているものを示している。
【0054】メモリコントローラ65は、入力データセ
レクタ201、画像合成部202、1次圧縮/伸張部2
03、出力データセレクタ204、2次圧縮/伸張部2
05を備えている。これら各ブロックへの制御データの
設定はCPU68によって行われる。なお、図5におけ
るアドレス、データは画像データに対するものを示して
おり、CPU68に接続されるデータ、アドレスは図示
していない。また、これらメモリコントローラ65とC
PU68は、選択手段と、印刷ページメモリ設定手段
と、ページメモリ取得手段とに対応する。
【0055】一方、画像メモリ66は、1次および2次
記憶装置206,207から構成されている。ページメ
モリに対応する1次記憶装置206は、メモリの指定し
た領域へのデータ書き込み、または画像出力時のメモリ
の指定した領域からのデータ読み出しが画像データの入
力/出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して行
えるように、例えばDRAMなどの高速アクセスが可能
なメモリを使用する。
【0056】なお、ページメモリの「連続」とは、例え
ば2つのページメモリ上のアドレスで、最小のアドレス
と最大のアドレスとの間に、上記2つのページメモリに
属さないページメモリが存在しないように2つのページ
メモリがメモリ上に配置されていることを意味する。
【0057】また、1次記憶装置206は、画像形成装
置に入力された画像データと、画像を形成するプリンタ
部2に出力する画像データとの記憶に共用される。そし
て、1次記憶装置206は、規定のサイズを有する複数
のページメモリに分割して画像データの入出力を同時に
実行可能なメモリコントローラとのインターフェース部
を有している。記憶手段に対応する2次記憶装置207
は、入力された画像の合成、ソーティング、そしてデー
タを蓄積するための大容量の不揮発メモリである。な
お、1次記憶装置206が画像データの処理を行うため
に十分な容量を有し、かつ不揮発であれば、2次記憶装
置207へのデータの入出力は行う必要はない。
【0058】また、2次記憶装置207が画像入出力時
に要求されるデータ転送速度にほぼ同期して、データの
書き込み/読み出しが可能であれば、2次記憶装置20
7への直接のデータの書き込み/読み出しが可能とな
る。前記のような場合には、1次、2次の区別なくデー
タの処理を行うことが可能となる。
【0059】2次記憶装置207が画像入出力時に要求
されるデータ転送速度にほぼ同期して、データの書き込
み/読み出しが可能でない場合は、例えば2次記憶装置
207にハードディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体
を使用した場合でも、2次記憶装置へのデータの入出力
を、1次記憶装置を介することにより、2次記憶装置2
07のデータ転送能力に応じて処理が可能な構成となっ
ている。
【0060】ここで、各アプリケーションでの1次記憶
装置206、2次記憶装置207の具体的使用例を挙げ
ておく。
【0061】例1 コピーアプリケーションにおける1
部コピー 1部コピーの場合、まずスキャナ部1からの画像データ
は、1次記憶装置206に入力される。そしてほぼ同タ
イミングで作像部21に出力するが、同時に2次記憶装
置207で画像データは保存される。正常に作像が終了
すれば、2次記憶装置207に保存された画像データは
使用されずに消去される。しかし、ジャム発生等の場合
は、2次記憶装置207から画像データを読み取ること
により、作像することが可能となる。
【0062】例2 コピーアプリケーションにおけるソ
ーティング(複数部コピー) 2部以上のコピーの場合も、まずスキャナ部1からの画
像データが1次記憶装置206に入力される。1部目の
コピーは例1と同様、1次記憶装置206から作像部2
1に画像データが出力され、また同時に2次記憶装置2
07にも画像データが保存される。
【0063】2部目以降の画像データは2次記憶装置2
07から1次記憶装置206、そして作像部21に出力
することにより、2部目以降はスキャナ部1の読み取り
が不要となる。必要部数のコピーが終了した時点で、2
次記憶装置207に保存された画像データは消去され
る。
【0064】例3 スキャナからの画像蓄積 この場合は、スキャナ部1からの画像データは1次記憶
装置206を介して2次記憶装置207に保存される。
このとき意図的な消去を行わない限り、画像データは保
存されたままとなる。
【0065】例4 外部入力装置(例えば、パーソナル
コンピュータ)からの印刷 この場合は、例1、例2とほぼ同様であり、画像データ
の入力元がスキャナ部1ではなく、外部入力装置とな
る。
【0066】例5 外部入力装置からの画像蓄積 この場合は、例3とほぼ同様であり、画像データの入力
元がスキャナ部1ではなく、外部入力装置となる。
【0067】例6 蓄積画像の印刷 例3、例5で蓄積された画像を印刷する場合は、2次記
憶装置207から1次記憶装置206、そして作像部2
1により印刷する。
【0068】次に、メモリコントローラ65の動作例を
説明する。ここでは、2次記憶装置207が画像入出力
時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書
き込み/読み出しが可能でない場合についての例を示
す。
【0069】最初に画像入力による画像メモリ66への
保存について説明する。
【0070】入力データセレクタ201は複数のデータ
のうちから、画像メモリ66内の1次記憶装置206へ
の書き込みを行う画像データの選択を行う。入力データ
セレクタ201によって選択された画像データは、画像
合成部202に供給され、必要に応じて合成が行われ
る。画像合成部202によって処理された画像データ
は、1次圧縮/伸張部203により圧縮され、圧縮後の
画像データは1次記憶装置206に書き込まれる。
【0071】1次記憶装置206に書き込まれた画像デ
ータは、必要に応じて2次圧縮/伸張205部でさらに
圧縮された後に、2次記憶装置207に保存される。
【0072】次に、画像メモリからの読み出しである画
像出力について説明する。
【0073】画像出力時は、1次記憶装置206に記憶
されている画像データの読み出しが行われる。出力対象
となる画像データが1次記憶装置206に格納されてい
る場合には、1次圧縮/伸張部203で1次記憶装置2
06の画像データの伸張が行われる。伸張後の画像デー
タ、もしくは伸張後の画像データと入力画像データの画
像合成を行った後の画像データは、出力データセレクタ
204で選択され、出力される。
【0074】また、出力対象となる画像が2次記憶装置
207に格納されている場合には、2次記憶装置207
に格納されている出力対象画像データは、2次圧縮/伸
張部205で伸張が行われ、伸張後の画像データが1次
記憶装置206に書き込まれた後、上述した画像出力動
作が行われる。
【0075】次に、ページメモリを使用した画像データ
の入出力制御について説明する。ページメモリは1次記
憶装置206に構成され、画像データを1つのページメ
モリ単位で一時的に記憶するものである。
【0076】また、通常ページメモリは、解像度等に応
じてそのサイズが変化するが、A4サイズ単位のメモリ
容量を1ページメモリ単位として管理する。例えばA3
サイズの入力があった場合はページメモリを2つ分使用
して画像入力が行なわれる。さらに、カラー入力の場合
はスキャナ部1からカラーの色構成成分であるマゼンタ
M、シアンC、イエローY、ブラックKの画像データが
色成分別にページメモリに入力される。
【0077】出力の場合も同様で、ページメモリ上に印
刷したい色成分が存在すれば、そのページメモリ上に展
開されている画像データは、プリンタ部2へ出力され
る。ページメモリ上に指定された画像の色成分が存在せ
ず、2次記憶装置207に存在する場合は、まず2次記
憶装置207から指定画像をページメモリ上に読出した
後に画像データがプリンタ部2に出力される。また、カ
ラー複写機の場合は、原稿の画像の色を自動的に判断
し、白黒またはフルカラーのどちらかでコピーを行う、
通称ACS(Auto Color Select:自動カラー選択)モ
ードという機能がある。さらに、原稿のサイズ及び出力
する転写紙のサイズは、自動的に判別もしくは設定され
るか、オペレータにより設定される。また、そのサイズ
は、CPU68が参照することが可能である。
【0078】図7は、時間の経過とともに、中間転写部
へ2面分の画像形成を実行した場合の原稿読み取り状態
と、ページメモリ状態と、HDDへの画像蓄積状態と、
画像形成状態とが、どのように変化するかを示す説明図
である。なお、時間は、図の上から下に向かって経過す
る。また、ここでは、10のページメモリを(P1〜P
10)を持つフルカラー画像形成装置として説明を行
う。
【0079】この説明において、ページメモリからHD
Dへの画像データ蓄積速度およびHDDからページメモ
リへの画像データ転送速度は、スキャナ部の原稿読み取
りの線速より速いとする。そしてページメモリからHD
Dへの画像データの蓄積は、該当する原稿の読み取り動
作が終了してからとしている。なお、初期状態ではP9
とP10を画像データ出力専用のページメモリとして設
定された印刷専用ページメモリとして割り当てている。
この印刷専用ページメモリと割り当てられたページメモ
リにはHDDから読み出された画像データ以外の入力は
不可となる。
【0080】次に、図7の記号などについて説明をす
る。図7には、「原稿読み取り」、「画像蓄積」、「作
像」とが示されている。
【0081】このうち、「原稿読み取り」は、どの原稿
が読み取られているのかを示す。また、「画像蓄積」で
あるが、「画像蓄積」には、さらに「メモリ→HDD」
と「HDD→メモリ」が示されている。「メモリ→HD
D」は、メモリからHDDに格納される画像データを示
し、「HDD→メモリ」はHDDからメモリに格納され
た画像データを示す。
【0082】そして、「作像」は、中間転写部に作像さ
れる画像データが示される。例えば、画像データ「Y
1」、「Y2」は、中間転写部の2面に同時に作像され
ることが示されている。他の画像データである「M
1」、「M2」も同様に、中間転写部の2面に同時に作
像される。この、中間転写部へ2面分の画像を並べて転
写することを、以下、2面取りと記す。また、中間転写
部は、中間転写ベルト261である。
【0083】次に、「P1」〜「P10」のページメモ
リについて説明する。まず「P1」〜「P10」である
が、「ページメモリ1」〜「ページメモリ10」を示
す。そして、図7には、「P1」〜「P10」の各ペー
ジメモリに格納された画像データが四角に囲まれて示さ
れている。この四角内には、さらに「Y1」や「M2」
などの文字があり、YやMは、その画像データの色を表
す。また、「Y1」の「1」は、原稿1の画像データで
あることを示す。
【0084】したがって、図7において、例えば、ペー
ジメモリ1であるP1には、最初に原稿1のY色の画像
データが格納されることが示されている。
【0085】また、四角には、網掛けされているものも
ある。この網掛けされた四角は、HDDに格納された後
の画像データを示している。例えば、画像データ「Y
1」は、「メモリ→HDD」の状態を示す「画像蓄積」
の欄に示されているように、画像データ「Y1」がHD
Dに格納されると同時に網掛けがされている。
【0086】そして、黒と白抜きされた2つの矢印は、
その矢印が上書きされているページメモリが印刷専用ペ
ージメモリに設定されていることを示す。例えば、P1
の「Y1」から網掛けされた「Y1」に伸びる白抜きさ
れた矢印は、その間、P1が印刷専用ページに設定され
ていることを示す。黒で示される矢印も全く同様の意味
に用いられる。
【0087】以下、図7の処理内容について説明する。
【0088】スキャナ部の光学走査により原稿1の読み
取りが開始されると、ページメモリP1〜P4のそれぞ
れへ原稿1の読み取り画像データの入力が開始される。
なお、イエローY画像データ1、マゼンダM画像データ
1、シアンC画像データ1、黒K画像データ1のそれぞ
れを以下、Y1、M1、C1、K1と記す。
【0089】ページメモリへ画像データの入力開始後、
中間転写部へ2面分の画像を並べて転写するシーケンス
が開始される。
【0090】まず、第1作像であるY1は、ページメモ
リP1上に存在するので、P1より中間転写部へY1の
出力が開始される。この場合は、P1より画像形成が行
われるのでP1のページメモリを印刷専用ページメモリ
へと割り当てが変更される(P9→P1:白の矢印)。
【0091】また、原稿1の画像データはHDDへ蓄積
される。HDDへの画像データの蓄積が終了するまでは
ページメモリ内の画像は保証されている。
【0092】そして、ADF(Auto Document Feeder)
により原稿2への入れ替え動作終了後、原稿2の読み取
り動作が開始される。Y1の作像と同様に第2面となる
原稿2のY2がP5上に存在するので、P5よりY2の
出力が中間転写部へ行われる。P5より出力が行われて
いるので印刷専用ページメモリがP5へと変更になる
(P10→P5:黒の矢印)。
【0093】Y2の作像中では各ページメモリ状態は以
下のようになっている。
【0094】 P1:Y1画像データをHDDへ蓄積終了 P2:M1画像データの作像のため、印刷専用ページメ
モリとなっている P3:C1画像データをHDDへ蓄積終了 P4:K1画像データをHDDへ蓄積終了 P5:Y2画像データを出力中。HDDへの蓄積開始 P6:M2画像データHDDへの蓄積開始待ち P7:C2画像データHDDへの蓄積開始待ち P8:K2画像データHDDへの蓄積開始待ち P9:空き(画像データ入力可能) P10:空き(画像データ入力可能) よって、ADFにより原稿入れ替えが終了している場
合、ページメモリP1、P3、P4、P9を使用して原
稿3の読み取り動作が可能となり、原稿3の読み取り動
作が開始されている。
【0095】次に、M1の作像が実行されるが、この場
合、M1の作像タイミングではすでにHDDへ蓄積され
ている。M1は、P2のページメモリ上に存在するた
め、P1に割り当てられている印刷専用ページメモリを
P2のページメモリへと割り当てが変更される(P1→
P2:白の矢印)。同様にM2の作像時には、P5→P
6(黒の矢印)へと印刷専用ページメモリへの割り当て
が変更されている。
【0096】M2の作像後にC1の作像が行われる。こ
の場合、C1の画像データは、すでにHDDへ蓄積され
ており、かつページメモリ上にも存在しない。そのため
HDDより印刷専用ページメモリへ画像データC1の読
み出しが行なわれる。この場合の印刷専用ページメモリ
は、P2となる。
【0097】このように、2つある印刷専用ページメモ
リのうち先に印刷専用ページメモリへと割り当てられた
方のページメモリへ画像データの読み出しが行なわれ
る。
【0098】そして、印刷専用ページメモリ以外のペー
ジメモリでは、HDDへの画像蓄積の完了状態とADF
による原稿入れ替えによる次の原稿の読み取り開始の状
態に応じて空きとなる。具体的に図7では、M2作像辺
りでP5、P7、P8、P10のページメモリが空きと
なる。また、そのとき原稿4の読み取り動作が行われて
いる。
【0099】次のC2作像においてもC1と同様に、C
2の画像データは、ページメモリ上に存在しないのでC
2の画像データをP6の印刷専用ページメモリへHDD
から読み出しが行なわれる。
【0100】このように、ページメモリの管理は、2面
取りのときは印刷専用ページメモリを2つ設けて印刷専
用ページメモリを割り当てるようにする。そして、作像
で使用する画像データがHDDより読み出され、残りの
8ページ分のページメモリが使用され、原稿の読み取り
が行われる。
【0101】印刷専用ページメモリは、1回の入出力で
複数のページメモリを使用するフルカラーの画像形成装
置において、少ない搭載ページメモリを効率良く確実に
取得し、入出力を並行して効率良く実行するものであ
る。そして、印刷専用ページメモリを動的に選択させて
設定する手段により、さらに、ページメモリの使用効率
が高まるように制御する。
【0102】本実施の形態1においては、印刷専用ペー
ジメモリとしての割り当てが、印刷する画像データが存
在するページメモリに対して行われる。しがって、印刷
する画像データの入力が完了したページメモリに対し印
刷専用ページメモリが割り当てられる。そして画像デー
タ入力後直ちにHDDへの画像データ蓄積処理が実行さ
れて印刷が完了するまでにこれらHDDへの画像データ
の蓄積が完了する場合は問題が無い。
【0103】しかし入力完了後に行われるページメモリ
上の画像データのHDDへの蓄積処理において遅れが発
生する場合は、HDDに対する蓄積処理の完了と、ペー
ジメモリに対する印刷終了タイミングが逆転してしまう
(図8参照)。つまり、印刷終了後も画像データの蓄積
処理が行われている場合がある。
【0104】図7で示した管理方法の場合には、上述し
た状態のページメモリに対して印刷専用ページメモリと
しての設定が行われる。そして、次の画像データ準備の
ためHDDからの画像データを読み出そうとしても、H
DDへ画像データ蓄積中のため、このページメモリを使
用できない状態となる。そのため、取得した印刷専用ペ
ージメモリが使用不可となり、本来なら印刷に使用でき
るはずのページメモリが前の画像データの蓄積処理で使
用中のため、使用不可の状態が発生する。
【0105】他にページメモリに空きがあればそちらを
使用できるが、フルカラーの画像形成装置のように入出
力で使用するページメモリ数が多く、かつ入出力が並行
して動作する場合に空いているページメモリは少ない。
したがって2面取り動作中に印刷用のページメモリが取
得できないために画像データの作像する準備が遅れ、画
像の色ずれ等が発生することになる。
【0106】そこで、印刷専用ページメモリの割り当て
において、画像データがページメモリ入力され、HDD
へ蓄積されていない場合は、印刷専用ページメモリとし
ての設定を禁止する。以下、画像データをページメモリ
入力し、HDDへ蓄積する処理を入力処理という。
【0107】その結果、2面取り動作時における印刷専
用ページメモリの取得待ちはなくなり、確実に画像デー
タの作像の準備を行うことができる印刷専用ページメモ
リが取得可能となる。つまり、入力処理中ページメモリ
に対して、印刷専用ページメモリ設定の移動を禁止する
ことで、HDDへの画像データ蓄積中に印刷要求が発生
したとしても、元々存在する印刷専用ページメモリを使
用して印刷要求を実行することができる。
【0108】また、図9に示されるような、入力処理中
のページメモリに対して印刷専用ページメモリ設定が禁
止され、印刷専用ページメモリが設定されるような場
合、印刷専用ページメモリが増えるため、入力処理用の
ページメモリが少なくなる。そのため、入力処理用のペ
ージメモリの取得に失敗して入力処理が制限されること
になる。そこでページメモリ使用状態の変化に対応し、
印刷専用ページメモリとしての設定が可能なページメモ
リに、設定を移動した方がページメモリ管理上効率が良
い。
【0109】そこで、本発明は、ページメモリの使用状
況の変化である入力処理中であったページメモリの使用
が終了に応じて、直ちにそのページ使用状態に基づいて
印刷専用ページメモリ設定を行うようにした。
【0110】その結果、前記した入力処理中のページメ
モリが印刷用に使用される場合に印刷専用ページメモリ
設定を禁止しても、その入力処理の終了を確認でき次
第、印刷専用ページメモリ設定をこのページメモリに設
定することでページメモリの有効活用が図れる。
【0111】しかしながら、全てのページメモリの使用
状況の変化に対して印刷専用ページ設定を行っていたの
では効率が悪い。そこで、印刷専用ページメモリ設定
は、印刷専用ページメモリの設定の可否確認を行う上で
最も効率の良いページメモリ使用状態変化である以下の
場合に行うようにする。 ・画像データ入力処理におけるページメモリの使用終了
時 ・画像データ出力処理における使用開始時 具体的には図9の領域Aが前記の内容に相当する。この
領域Aは、入力処理によるページメモリの使用が終了し
て出力にのみ使用されている。よって、領域A以降のペ
ージメモリは、印刷専用ページメモリとして設定可能で
ある。そして、このとき、元々存在する印刷専用ページ
メモリ(未使用状態)の印刷専用ページメモリ設定が解
除され、このページメモリに印刷専用ページメモリの設
定がされる。
【0112】また、入力処理中のページメモリに対して
印刷専用ページメモリの設定が禁止されていたとして
も、新たな画像データの出力要求が発生した場合は、印
刷専用ページメモリとしての設定が行われる。これによ
り、未使用の印刷専用ページメモリを印刷実行中の印刷
専用ページメモリに移動させるようにすることで、未使
用の印刷専用ページメモリを入力処理に使用可能なペー
ジメモリとすることができる。
【0113】図10は、前述の制御内容が記述されたプ
ログラムに基づいてCPU68により実行される内容を
示すフローチャートである。
【0114】ステップS41で、CPU68は、画像デ
ータ出力要求の有無を確認する。画像データ出力要求で
あれば、上述したように、印刷専用ページメモリの設定
が行われることになる。
【0115】画像データ出力要求がなければ、CPU6
8は、ステップS42で、ページメモリ使用状態変化通
知の有無を確認する。
【0116】ステップS41で、画像データ出力要求が
あるか、ステップS42でページメモリ使用状態変化の
あるとき、CPU68は、ステップS43で、出力用ペ
ージメモリ取得処理を行う。
【0117】ステップS44で、CPU68は、ページ
メモリの取得が成功したかどうかを確認する。取得でき
たとき、CPU68は、ステップS45で、出力処理で
使用する取得したページメモリが入力処理で使用中か否
かの判定を行う。入力処理中のとき、CPU68は、ス
テップS46で、印刷専用ページメモリ設定の移動処理
を禁止し、他のページメモリを印刷専用ページメモリと
して選択しない。
【0118】ステップS45において入力処理中でない
とき、CPU68は、ステップS47で、取得したペー
ジメモリが出力処理で使用中かどうかの判定を行う。
【0119】入出力処理で未使用状態のとき、そのペー
ジメモリは未使用であるので、CPU68は、ステップ
S48で、そのページメモリを印刷専用ページメモリと
して選択し、設定する。ステップS47において、出力
処理で使用中のとき、CPU68は、ステップS49
で、既にこのページメモリが印刷専用ページメモリとし
て設定されているか否かを確認する。印刷専用ページメ
モリとして設定されていなければ、CPU68は、ステ
ップS48で、そのページメモリを印刷専用ページメモ
リとして選択し、設定する。
【0120】次に、図11の説明をする。図11はペー
ジメモリ使用状態変化通知の動作を示すフローチャート
である。ページメモリ使用状態変化通知に関し、全ての
ページメモリの使用状況に変化に対して印刷専用ページ
設定の移動動作を行っていたのでは効率が悪い。
【0121】そのため、最も効率の良いページメモリ使
用状態変化である画像データ入力処理におけるページメ
モリの使用終了と、画像データ出力処理における使用開
始の2つの場合に、ページメモリ使用状態変化通知が行
われるようにされている。
【0122】以下、図11のフローチャートの内容の説
明をする。CPU68は、ステップS10で、ページメ
モリ使用状態変化通知を、入力処理で使用していたペー
ジメモリの処理終了の検出により行う。処理終了を検出
のとき、CPU68は、ステップS12で、ページメモ
リ使用状態変化通知処理を行い、処理を終了する。
【0123】また、CPU68は、ステップS11で、
出力処理で使用するためにページメモリ取得の処理開始
の検出を行う。開始処理が検出されたときCPU68
は、ステップS12を行い、処理を終了する。また、ス
テップS11で、開始処理が検出されなかったときCP
U68は、処理を終了する。
【0124】以上のようにページメモリを制御すること
により、画像形成装置の2面取り時の処理において、フ
ルカラーの印刷中に色間(M,C,Y,K)で印刷用の
ページメモリが取得できないことや、取得が遅れるよう
な状態が発生しない。したがって、さらに効率的なペー
ジメモリを使用した画像データ入出力の並行動作を実現
することができる。
【0125】次に、本発明の実施の形態2として、画像
形成装置の処理する原稿サイズが1つのページメモリが
想定しているA4のサイズ(以下、小サイズと記す)を
超えるA3のサイズ(以下、大サイズと記す)のよう
に、中間転写部へ1面分の画像しか転写できない場合に
ついて説明する。なお、中間転写部へ1面分の画像しか
転写できないことを、以下、1面取りと記す。
【0126】図12は、1面取りを実行した場合の原稿
読み取り、ページメモリ状態、HDDへの画像蓄積状
態、作像状態を示した図である。1つのページメモリ
で、画像データの入力ができないため、2つの連続した
ページメモリを1つの単位である1フレームとして4フ
レーム(8つのページメモリ)を取得してからページメ
モリへの画像データ入力処理を行う。
【0127】前記実施の形態1の説明と同様に、初期状
態として、P9とP10が、画像データ出力専用のペー
ジメモリとして1フレームの印刷専用ページメモリ組と
して割り当てられている。また、作像する画像データの
ページメモリへの準備は、印刷専用ページメモリの設定
が行われるページメモリ内の画像データの作像開始をト
リガに準備が行われるとする。
【0128】図12において、まず原稿1の画像読み取
りが開始されると、Y1の作像が開始される。前記説明
によりP1・P2のページメモリが印刷専用ページメモ
リ組1として割り当てられる。
【0129】次の作像画像データ準備として、Y1の作
像開始をトリガとしているのでM1が蓄積されているP
3・P4が印刷専用ページメモリ組2として割り当てら
れる。M1の作像開始では次のC1が蓄積されているP
5・P6が印刷専用ページメモリ組1として割り当てら
れる。C1の作像開始で次の作像色であるK1の画像デ
ータ準備が行われるが、K1は最後の作像となるため、
C1作像終了の時点で2つ存在する印刷専用ページメモ
リ組1,2を1つの印刷専用ページメモリへと減らす処
理が行われる。
【0130】つまり、最後の作像色の1つ前のC1の作
像完了で、2つある印刷専用ページメモリ組を1つへと
することで、この時点で4フレーム(8ページ分のペー
ジメモリ)が取得でき、原稿2の読み取り動作を行うこ
とができる。
【0131】また、引き続き1面取りの原稿読み取りを
行う場合、K1の作像が開始されると次の作像色である
Y2の画像データの準備が開始されるため、1つに減っ
た印刷専用ページメモリ組は2つへと増えることにな
る。
【0132】ここで、参考例として印刷専用ページメモ
リを使用して小サイズカラー印刷後、引き続いて大サイ
ズのカラー印刷を行う場合を考える。
【0133】図13に示すように、小サイズのフルカラ
ー印刷後の印刷専用ページメモリの配置状況において、
印刷専用ページメモリとしてP2とP9に割り当てられ
た状態から引き続いて大サイズのカラーコピーを行う場
合を考える。
【0134】前述したように、A3フルカラー画像デー
タの入力では、1つのページメモリでは原稿読み取り画
像の入力が不可であるため、2つの連続したページメモ
リを1フレームとして4フレーム(8ページ分のページ
メモリ)を取得してからページメモリへの画像データ入
力を行うことになる。
【0135】しかし、空いているページメモリは、印刷
専用のため入力には使用できない印刷専用ページメモリ
P2,P9を除いて8つのページメモリ(P1,P3〜
P8,P10)が存在している。しかし、印刷専用ペー
ジメモリの割り当て位置が不適切なために、2つの連続
したページメモリを4セット分取得することができない
状況となっている。このような大サイズのカラーコピー
の実施に先立ち、印刷専用ページメモリを最適とする再
配置処理を行わないと、大サイズの画像データの入力を
することができない状態となってしまう。
【0136】また、図13の処理では、印刷専用ページ
メモリの再配置処理を行ったが、最適化が上手く行かな
かった。そのため、図13は、大サイズのフルカラー入
力処理ができない状態の印刷専用ページメモリの配置例
を示している。これは、印刷専用ページメモリを連続的
に再配置処理したが、設定されたページメモリの集まり
を考慮せずに配置した例である。
【0137】ここで、ページメモリがP1〜P6存在
し、印刷専用ページメモリがP2である場合、設定され
たページメモリの集まりを考慮した印刷専用ページメモ
リの配置例の方法の説明をする。このような場合は、P
1−P2,P3−P4,P5−P6の組み合わせパター
ンに合うように印刷専用ページメモリを割り付ける。P
2−P3,P4−P5のような組み合わせは行わない。
【0138】このように2つの連続したページメモリを
1つのグループとし、そのグループ数が最大となるよう
な組み合わせを行うようにする。この組み合わせにより
無駄なく最大数のページメモリの取得を行うことができ
る。なお、上記「P1−P2」とは、P1とP2の組み
合わせを表し、他の数字でも同様にページメモリの組み
合わせを表している。また、一般的に必要なページメモ
リがnの画像データの場合、nの連続したページメモリ
を1つのグループとし、そのグループ数が最大となるよ
うな組み合わせを行うようにする。
【0139】本実施の形態2では、印刷専用ページメモ
リの最適化配置の処理として以下のような制御が行われ
る。まず、この制御は、印刷専用ページメモリを、連続
して配置する。また、印刷専用ページメモリの設定は、
グループ化を考慮して実施される。そして、印刷専用ペ
ージメモリの設定を行う最適化割り当ては、画像データ
入出力処理のためのページメモリ取得処理に先だって実
施される。また、ページメモリ使用状態変化時に最適化
処理が実行され、最新のページメモリ使用状態に基づき
リアルタイムで最適化処理が行われる。
【0140】また、入出力時のページメモリ取得で、現
状のページメモリ状態では取得不可である場合、引き続
きページメモリ取得のための複数の前処理(下記のイ、
ロ)が行われる。この前処理は、現状でページメモリの
取得が不可能であるが、ページメモリ上の画像データの
操作を行い使用可能となるページメモリを作り出すため
の処理である。そして、この前処理の実行前に印刷専用
ページメモリ最適化割り当ての配置処理が、最優先で実
行される。
【0141】イ:入力処理が終了した場合、このページ
メモリは、上書き可能なので使用対象可能なページメモ
リとする。
【0142】ロ:複数の原稿を1枚の記録紙に印刷する
処理である集約途中の画像データが存在する場合で、画
像データの集約が完了していない場合は、集約途中の画
像データをHDDへ1次的に退避処理を行ないページメ
モリを空ける。
【0143】以上のような制御をすることで、図13に
示すような印刷専用ページメモリの配置不適切により引
き起こされたページメモリ取得不可状態が回避される。
図14は、その様子が示された図である。
【0144】図14に示されるように印刷専用ページメ
モリは、入出力のためのページメモリ取得に先立ち、グ
ループ化を考慮して最適配置されている。その結果、A
3フルカラー入力要求があっても入力用のページメモリ
取得が成功している。
【0145】図14では、最初にP9とP2とが印刷専
用ページメモリとして設定されている。そして、A3フ
ルカラー原稿の画像データの入力要求が発生すると、P
2に設定されていた印刷専用ページメモリは、P10に
設定される。このようにすることで、A3フルカラー原
稿の画像データの入力が可能となる。
【0146】図15は前述の制御内容を示すフローチャ
ートであり、図15を参照しながら印刷専用ページメモ
リ取得の制御について説明する。CPU68は、ステッ
プS20で、画像データ入力出力要求によりページメモ
リ取得の要求が発生したか有無を確認する。画像データ
入力出力要求がない場合、CPU68は、ステップS2
1で、ページメモリ使用状態変化の有無を確認する。
【0147】ステップS20で、画像データ入出力要求
のときか、またはステップS21でページメモリ使用状
態変化のあるとき、CPU68は、ステップS22で、
ページメモリ取得要求された画像データの画像番号、色
成分を取得する。さらにCPU68は、ステップS23
で、ページメモリ取得のための前処理(前記のイ、ロ)
実行済みの判定フラグをリセットする。
【0148】CPU68は、ステップS24で、ページ
メモリ取得要求の画像番号のページメモリが既に取得済
みか否か判断する。ページメモリが未だ取得できていな
いとき、CPU68は、ステップS25で、印刷専用ペ
ージメモリの最適配置処理を行う。そして、CPU68
は、ステップS26で、画像データ入出力要求のページ
メモリ取得処理を行う。
【0149】このように、毎回印刷専用ページメモリを
最適化した後に画像データ入出力に用いるページメモリ
の取得を行った方が、以降の入出力に対しても取得可能
となる確率が高まり、ページメモリの有効活用を行うこ
とができる。
【0150】ステップS27で、CPU68は、ページ
メモリの取得できたか否かを確認する。そして、取得で
きたとき、CPU68は、ステップS28で、ページメ
モリ取得要求された画像データの画像番号でページメモ
リを取得状態とし、処理を終了する。また、取得できな
かったとき、CPU68は、ステップS29で、ページ
メモリ取得のための前処理の実行がされたか否かを確認
する。前処理が実行されていないとき、CPU68は、
ステップS30で前処理を実行し、ステップS25の処
理を行う。
【0151】このように、ステップS25の印刷専用ペ
ージメモリの最適配置処理を実行した後に、ステップS
30の前処理の順に処理を行う。
【0152】また、ステップS30で行われる前処理の
うちのイは、ページメモリ上に有る画像データに対して
上書きを行なうため、この上書き前に記憶されていた画
像データを使用するときは、再度HDDからの呼び出し
が発生する。また、前処理は、集約途中の画像データを
1度HDDに退避させる。そして、集約を継続するとき
に、退避した画像データを再度HDDから呼び出す必要
がある。
【0153】それに対して、ステップS25の印刷専用
ページメモリの最適配置処理は、印刷専用ページメモリ
の再割り当てのため、特に画像データに対する余分な処
理は発生しない。そのため、印刷専用ページメモリの最
適配置処理は、上述した順に処理を実行することで、よ
り効率的にページメモリ取得処理が行える構成となって
いる。
【0154】また、図15のフローチャートにおけるス
テップS21において、CPU68は、ページメモリ使
用状態変化発生時にもステップS22以下を実行する。
これは、ページメモリが入出力処理で使用されるために
取得された場合や、入出力処理での使用が終了したペー
ジメモリが解放された場合に、印刷専用ページメモリ割
り当ての最適化を行うことで、最新のページメモリ状態
にとして最適な印刷専用ページメモリ割り当てが行われ
るようにするためのものである。特に、ページメモリが
解放されたタイミングで、ステップS22以下が行われ
ると、ページメモリ取得に対する効果が高い。
【0155】次に、図16を用いて、図15の処理S2
5の印刷専用ページメモリ最適配置処理を示すフローチ
ャートについて説明する。
【0156】ステップS31で、CPU68は、印刷専
用ページメモリが連続して配置された状態か確認する。
そして、ステップS32で、CPU68は、印刷専用ペ
ージメモリの配置はグループ数が最大となるグループ化
を考慮し配置されているか確認する。ステップS31、
ステップS32にて配置されているとき、CPU68
は、最適化されているとして処理を終了する。
【0157】配置されていないとき、CPU68は、ス
テップS33で、未使用状態の印刷専用ページメモリが
有るかを調べる。無いとき、CPU68は、最適配置処
理はこれ以上行えないため処理を終了する。
【0158】また、ステップS33において、未使用状
態の印刷専用ページメモリがあるとき、CPU68は、
未使用状態の印刷専用ページメモリを使用し、グループ
数が最大となるグループの組み合わせを検索する処理を
行う。
【0159】以上のように、画像形成装置の1面取り時
の処理においてページメモリを制御することで、フルカ
ラーの印刷中に色間(M,C,Y,K)で印刷用のペー
ジメモリが取得できないか、または取得が遅れるような
状態が発生しない効率的なページメモリ管理を実現する
ことができる。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば印
刷用のページメモリが取得できないことや、取得が遅れ
るような状態が発生することがなく、さらに効率的にペ
ージメモリを使用した画像データ入出力の並行動作を実
現するページメモリ管理を行う画像形成装置、メモリ制
御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成を示す構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の作像部を拡大して示す構
成図である。
【図3】図1の画像形成装置の制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】中間転写ベルトに形成された2面の画像を示す
展開図である。
【図5】図3における画像処理ユニットの内部構成を示
すブロック図である。
【図6】図5におけるメモリコントローラと画像メモリ
の内部構成を示すブロック図である。
【図7】2面取りのページメモリ制御における各状態を
説明する図
【図8】画像入力処理中のHDDへの画像蓄積が遅れた
状態を説明する図
【図9】画像入力処理中のページメモリの印刷専用ペー
メモリ割り当て禁止により他のページメモリに割り当て
た状態を示す図
【図10】印刷専用ページメモリ設定の移動処理動作を
示すフローチャート
【図11】ページメモリ使用状態変化通知の動作を示す
フローチャート
【図12】1面取りのページメモリ制御における各状態
を説明する図
【図13】小サイズのフルカラー印刷後の印刷専用ペー
ジメモリの配置状況を説明する図
【図14】小サイズから大サイズへのフルカラー印刷の
印刷専用ページメモリの配置状況を説明する図
【図15】ページメモリ取得処理の動作を示すフローチ
ャート
【図16】ページメモリ取得処理における印刷専用ペー
ジメモリ最適配置処理を示すフローチャート
【符号の説明】 1 スキャナ部 2 プリンタ部 3 給紙部 4 表示部 5 制御部 21 作像部 22 定着部 23 記録紙搬送部 24 感光体 26 転写ユニット 65 画像メモリコントローラ 66 画像メモリ 67 I/Oポート 100 画像処理ユニット(IPU) 201 入力データセレクタ 202 画像合成部 203 1次圧縮/伸張部 204 出力データセレクタ 205 2次圧縮/伸張部 206 1次記憶装置 207 2次記憶装置 231 レジストローラ 261 中間転写ベルト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規定のサイズを有する複数のページメモ
    リが連続して配置されるメモリ領域を用いて、入力され
    た画像データと印刷する画像データとを記憶する画像形
    成装置において、 前記入力された画像データと印刷する画像データを記憶
    するページメモリを取得するページメモリ取得手段と、 前記ページメモリ取得手段が取得する前記ページメモリ
    の一部を、印刷する画像データを記憶するためのページ
    メモリである印刷専用ページメモリとして選択する選択
    手段と、 前記選択手段が選択したページメモリを、印刷専用ペー
    ジメモリとして設定する印刷ページメモリ設定手段と、 前記ページメモリに記憶された画像データをさらに記憶
    する記憶手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、入力された画像データ
    が記憶されているページメモリ、または、前記記憶手段
    に記憶させる画像データが記憶されているページメモリ
    を選択しないことを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、入力される画像データ
    が記憶されるページメモリを選択しないことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、印刷している画像デー
    タが記憶されているページメモリを選択することを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記ページメモリ取得
    手段がページメモリを取得した後に、選択することを特
    徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、既に印刷専用ページメ
    モリとして設定されたページメモリと連続して配置され
    るページメモリを選択することを特徴とする請求項5に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、前記ページメモリ取得
    手段がページメモリを取得する前に、選択することを特
    徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 規定のサイズを有する複数のページメモ
    リが連続して配置されるメモリ領域を用いて、入力され
    た画像データと印刷する画像データとを記憶するメモリ
    制御方法において、 前記入力された画像データと印刷する画像データとを記
    憶するページメモリを取得するページメモリ取得段階
    と、 前記ページメモリ取得段階で取得する前記ページメモリ
    の一部を、印刷する画像データを格納するためのページ
    メモリである印刷専用ページメモリとして選択する選択
    段階と、 前記選択段階で選択されたページメモリを、印刷専用ペ
    ージメモリとして設定する印刷ページメモリ設定段階
    と、 前記ページメモリに記憶された画像データをさらに記憶
    する記憶段階とを有することを特徴とするメモリ制御方
    法。
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