JP4031274B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,カラー画像形成装置に関し、詳細には、中間転写体に2面の画像を形成する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿読取装置で読み取った原稿やホスト装置から送られた画像情報の多色画像を形成する画像形成装置では、黒Bk,シアンC,マゼンタM,イエローYの画像を一色ずつ作像して重ね合わせるため、画像形成速度が低下してしまう。このため、従来は中間転写体上に1画面分のカラー画像を作像していたのに対して、カラー画像の形成能率を高めるため、基準となる画像サイズの2倍以上の長さを有する中間転写体に基準となる画像サイズの2画面のカラー画像を形成するいわゆる2面取りモードが採用されている。
【0003】
かかる2面取り制御を行なうカラー画像形成装置では、1面取りモードと2面取りモードを切替えて制御を行なっている。例えば、特開2000−137422号公報の画像形成装置では、中間転写ベルト上にその移動方向に沿って重ね合わせ画像を2画面分形成する2画面形成モード時に、転写紙が給紙トレイのいずれかから給紙されて転写ローラのある2次転写位置に到達する時間が所定時間以上遅れるようになるときには、それ以降その転写紙を送り出した給紙トレイから給紙するときには2面取りモードを無効にして、中間転写ベルト上に1画面のみ画像を形成する1画面形成モードに切り換える制御を行なう制御装置を設けることにより、経時に搬送系の劣化により転写紙が搬送遅れを生じても画像形成ができるようにして、装置の動作が停止しないように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公開公報のように、従来技術においては、主としてエンジン側の条件に基づいて、2面取りモードから1面取りモードへの切替制御を行っている。しかしながら、カラー画像形成装置では、エンジン側の理由によって2面取りモードが実行できない場合だけではなく、画像準備が遅れたために、2面取りモードで、各色間で画像ずれが発生してミスコピーが発生してしまうという問題がある。
【0005】
特に、近年のカラー複写機等のカラー画像形成装置は、多機能化してきており、複雑なモードによる画像仕上りが要求され、また、FAX、プリンタコピー、スキャナ等マルチアプリ化しており、リソースの競合等の問題も生じ、さらに、印刷の高スピード化も要求されている。これらは、画像準備の遅れが発生する要因となっている。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、2面取りモードを実行する際に、画像準備の遅れを予測して、画像準備が遅れたために発生する色ズレ等のミスコピーの発生を防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置において、作像条件に基づいて、前記2面取りモードが実行可能か否かを判定する第1の判定手段と、画像準備が可能か否かに基づいて、前記2面取りモードが実行可能か否かを判定する第2の判定手段と、前記第1および第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記2面取りモードの実行の可否を決定する2面取りモード決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記2面取りモード決定手段は、前記第1および第2の判定手段が前記2面取りモードが実行可能と判定した場合に、前記2面取りモードの実行を決定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記第2の判定手段は、請求項1または請求項2の発明において、画像準備を行なうための画像準備制限時間を算出する画像準備制限時間算出手段と、モード情報および画像読み出し時間等に基づいて、実際の画像準備時間を算出する画像準備時間算出手段と、前記画像準備時間算出手段で算出された画像準備時間が、画像準備制限時間算出手段で算出された画像準備制限時間以内である場合に、画像準備が可能であると判断して、前記2面取りモードが実行可能であると判定する画像準備判定手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記第1および第2の判定手段は、カラー画像の第1番目に作像する色成分の画像の作像要求があった場合に、2面取りモードが実行可能か否かを判定することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記画像準備制限時間算出手段は、画像を構成する全色成分について、画像準備を行なうための画像準備制限時間を算出し、前記画像準備時間算出手段は、画像を構成する全色成分について、実際の画像準備時間を算出し、前記画像準備判定手段は、画像を構成する全色成分について、前記画像準備時間算出手段で算出された画像準備時間が、画像準備制限時間算出手段で算出された画像準備制限時間以内である場合に、画像準備が可能であると判断して、前記2面取りモードが実行可能であると判定することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記画像準備制限時間算出手段は、前記中間転写体上に形成される2面の画像のうち、1面目の画像の第1番目に作像する色成分の画像については、前記画像準備制限時間を無限大に設定する一方、他の色成分の画像については、前記画像準備制限時間を作像間隔時間以下の時間に設定することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能で、かつ、画像入力手段の転送速度が画像出力手段の転送速度以上であるカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、画像の入力が開始しているか否かを判定する画像入力開始判定手段と、前記モード判定手段および前記画像入力開始判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能か否かを判定する2面取りモード判定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードでないと判定され、かつ、前記画像入力開始判定手段により、作像要求のあった時点で、画像の入力が開始していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを備えたカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、画像の入力が完了しているか否かを判定する画像入力完了判定手段と、前記モード判定手段および前記画像入力開始判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能か否かを判定する2面取りモード判定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであると判定され、かつ、前記画像入力終了判定手段により、作像要求のあった時点で、画像の入力が完了していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、前記作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードは、回転出力モード、または、複数毎の原稿を転写紙1枚に作像する集約モードであることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために、入出力画像の画像編集の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、入出力画像に対して画像編集が完了しているか否かを判定する画像編集完了判定手段と、前記モード判定手段および前記画像編集完了判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードを実行するか否かを決定する2面取りモード決定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像を実行するために、入出力画像に対して画像編集の完了が必要なモードであると判定され、かつ、前記画像編集完了判定手段により、作像要求のあった時点で、画像編集が完了していないと判断された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記作像を実行するために、入出力画像の画像編集の完了が必要なモードは、集約モードの仕切り線設定モード、印字モード、または入力画像を複数回コピーして出力画像とするイメージリピートモードであることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードが実行可能なカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために、フォーマット変換の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、画像のフォーマット変換が完了したか否かを判定する画像フォーマット変換完了判定手段と、前記モード判定手段および前記画像フォーマット変換完了手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能であるか否かを判定する2面取りモード実行判定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像を実行するために、画像をフォーマット変換して作像することが必要なモードと判断され、かつ、前記画像フォーマット変換完了判定手段により、作像要求が発生した時点で、画像のフォーマット変換が完了していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、前記作像を実行するためにフォーマット変換の完了が必要なモードは、画像のデコードが必要なモード、または、解像度変換が必要なモードであることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して、本発明にかかる画像形成装置の好適な実施の形態を、[カラー画像形成装置の構成]、[2面取りモードの実行可否判定処理の第1の実施例]、[2面取りモードの実行可否判定処理の第2の実施例]、[2面取りモードの実行可否判定処理の第3の実施例]、[2面取りモードの実行可否判定処理の第4の実施例]、[2面取りモードの実行可否判定処理の第5の実施例]の実施例の順に詳細に説明する。
【0021】
[カラー画像形成装置の構成]
本発明にかかるカラー画像形成装置の構成を図1〜図6を参照して説明する。図1は、本発明にかかるカラー画像形成装置の外観構成を示す構成図を示している。図2は、図1の作像部21の詳細な構成を示す図である。
【0022】
図1に示すように、カラー画像形成装置は、大別すると、スキャナ部1と、プリンタ部2と、および給紙部3とで構成されている。スキャナ部1は、コンタクトガラス11上に載置された原稿の画像情報を、光源、複数のミラー、およびレンズから構成される光走査手段12でカラーCCD13に送り、カラーCCD13で赤R,緑G,青Bに色分解して各色毎に読み取り電気的な画像信号に変換する。R,G,Bに色分解された画像信号は画像処理部で色変換処理が行なわれ、黒Bk,シアンC,マゼンタM,イエローYのカラー画像データに変換されてプリンタ部2に送られる。
【0023】
プリンタ部2は、作像部21、定着部22、および記録紙搬送部23を備えている。作像部21は、図2に示すように、感光体24、リボルバユニット25、転写ユニット26、および書込ユニット27を備えている。
【0024】
感光体24の回転方向に沿って、除電ランプ28、帯電チャージャ29、リボルバユニット25、トナー付着量センサ30、転写前除電ランプ31、転写ユニット26、およびドラムクリ−ニング部32が設けられている。リボルバユニット25は、黒Bk,シアンC,マゼンタM、およびイエローYの各色の現像器251,252,253,254と、リボルバホームポジションセンサ255を備えている。
【0025】
転写ユニット26は、複数のロ−ラに巻回され、基準マーク262を有する中間転写ベルト261と、ベルト転写チャ−ジャ263と、基準マ−ク262を読み取るマ−クセンサ264と、紙転写チャ−ジャ265と、およびベルトクリ−ニング部266とを備えている。中間転写ベルト261は、例えばA4横サイズの2枚分と転写紙とその間隔を加えた感光体24の周長の2倍の長さを有し、感光体24の2回転で中間転写ベルト261に同一色で2画面の画像が形成できるように構成されている。紙転写チャ−ジャ265の上流側に設けられた記録紙搬送部23は、転写紙を送るレジストローラ231と、レジストローラ231から一定距離Lrだけ上流側に配置され、転写紙の先端を検出する先端検出センサS1とを備えている。
【0026】
給紙部3は、複数の給紙トレイ41,42,43を備え、各給紙トレイ41〜43には、給紙爪44と給紙ローラ45とが設けられており、この給紙ローラ45の出側には、それぞれ転写紙を検出する転写紙検出センサS2,S3,S4が設けられている。給紙部3から給紙された転写紙は、給紙部3の出口に設けた搬送ローラ46により記録紙搬送部23に送られる。
【0027】
図3は、図1の画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。制御部5は、同図に示すように、スキャナ部1、プリンタ部2、および給紙部3の動作を制御するとともに、表示部4に動作状態等を表示する中央制御部51と、先端検出センサS1,および転写紙検出センサS2、S3,S4の出力から転写紙間隔を検出する転写紙間隔検出部52と、ならびに動作モードを変更する動作モード変更部53とを備えている。
【0028】
転写紙間隔検出部52は、プリンタ部2に設けられた先端検出センサS1と、給紙部3に設けた転写紙検出センサS2,S3,S4からの転写紙検出信号を入力して、中間転写ベルト261に2面分の画像を形成する2面取りのときに、1枚目の送られる転写紙の後端と2枚目に送られる転写紙の先端との間隔を検出する。
【0029】
動作モード変更部53は、転写紙間隔検出部52で検出した1枚目の転写紙と2枚目の転写紙との間隔が、基準値より遅れたときに、2面取りモードを無効にして、中間転写ベルト261に1面づつの画像を形成する動作モードに変更する。
【0030】
上記構成の画像形成装置が、フルカラーの画像を1面分形成する場合の動作を説明する。作像部21では、感光体24と転写ユニット26の中間転写ベルト261を回転し、転写ユニット26のマークセンサ264で、中間転写ベルト261の基準マーク262を検知した後、所定のタイミングで黒Bkの画像データの読み取りが開始され、光書込みユニット27は、この黒Bkの画像データに基づき感光体24に静電潜像を形成する。感光体24に形成された静電潜像は、リボルバユニット25の黒Bkの現像器251で可視化される。
【0031】
この可視化した黒画像Bkが、マ−クセンサ264による中間転写ベルト261の基準マーク262の検出を基準にしたタイミングで、ベルト転写チャージャ263により中間転写ベルト261に1次転写される。1色目の黒画像Bkの1次転写が終了すると、リボルバユニット25を回転して、シアンCの現像器252を感光体24に接触させる。その後、上記と同様にして感光体24にシアン画像Cを形成し、形成したシアン画像Cをマ−クセンサ264による基準マーク262の検出を基準にしたタイミングで、中間転写ベルト261に1次転写して、1色目の黒画像Bkと2色目のシアン画像Cを重ね合わせる。
【0032】
この画像形成と1次転写をマゼンタM,イエローYの各画像毎に繰返し、中間転写ベルト261にフルカラーのトナー像を形成する。中間転写ベルト261に形成されたフルカラーのトナー像は紙転写チャ−ジャ265により記録紙搬送部23から送られる転写紙に2次転写され、フルカラーのトナー像を転写した転写紙は記録紙搬送ベルト33により定着部22に送られて定着され排出される。トナー像を転写紙に2次転写した中間転写ベルト261には、ベルトクリ−ニング部266を接触させ、中間転写ベルト261表面に残留しているトナーをベルトクリーニング部266で除去して次の画像形成に備える。
【0033】
1色の画像を形成するときは、中間転写ベルト261に異なる色のトナー像を重ね合わせる必要がないため、特に基準マーク262を検知することなく、画像形成を開始し、所定のタイミングで書込と現像と1次転写と2次転写および中間転写ベルト261のクリーニングを順次行う。また、複数枚の画像を連続して形成する場合も、中間転写ベルト261の周回に関係なく、必要な画像間隔で作像を行う。
【0034】
フルカラーの画像を中間転写ベルト261に2面分形成する2面取りモードの動作を、図4を参照して説明する。図4は、2面取りモードの動作を説明するための説明図であり、中間転写ベルト261上に形成される画像の展開図を示している。
【0035】
2面取りモードでは、中間転写ベルト261が回転してマークセンサ264が基準マーク262を検出すると、1枚目の黒画像Bk1を感光体24に形成し、形成した黒画像Bk1を、図3の展開図に示すように、マ−クセンサ264による中間転写ベルト261の基準マーク262検出を基準にしたタイミングでベルト転写チャ−ジャ263により中間転写ベルト261に1次転写する。
【0036】
引き続いて、2枚目の黒画像Bk2を感光体24に形成して、形成した黒画像Bk2を中間転写ベルト261の黒画像Bk1を転写した領域のあとの領域に1次転写する。1色目の黒画像Bk1,Bk2の2次転写が終了したらリボルバユニット25を回転し、シアンCの現像器252を感光体24に接触させ、上記と同様にして感光体24に1枚目のシアン画像C1を形成し、形成したシアン画像C1をマ−クセンサ264による基準マーク262検出を基準にしたタイミングで中間転写ベルト261に1次転写して、1色目の黒画像Bk1と2色目のシアン画像C1を重ね合わせる。
【0037】
この後、2枚目のシアン画像C2を感光体24に形成し、形成したシアン画像C2を中間転写ベルト261に1次転写して黒画像Bk2と重ね合わせる。この画像形成と1次転写をマゼンタM,イエローYの各画像毎に繰返し、中間転写ベルト261に1枚目のフルカラ−の画像FC1と2枚目のフルカラ−の画像FC2を形成する。1面目の画像FC1の最終色であるイエローYの画像の画像形成を開始してからから一定の2次転写タイミングで、レジストローラ231を回転させ、転写紙に1枚目のフルカラ−の画像FC1を2次転写して定着し、引き続いて送られる転写紙に2枚目のフルカラ−の画像FC2を転写紙に2次転写して定着する。
【0038】
このように2枚の画像FC1,FC2を中間転写ベルト261に形成するときに、図4に示すように、中間転写ベルト261の周長をLとすると、一面目の画像FC1の先端と2面目の画像FC2の先端との距離Laを、画像長さすなわち2次転写する転写紙の長さにかかわらず一定にすると、種々の作像制御タイミングが転写紙サイズによらずに簡素化できる。1面目の画像FC1と2面目の画像FC2間の距離LD1すなわち2面取りのときに送られる2枚の転写紙の間隔は、2面取りを行う最大転写紙長さ、例えばA4サイズの長さまたはLTサイズの短手長さのとき最小となる。この間隔LD1は、転写紙の給紙間隔やスキャナ部1のリターン速度などにより動作可能な長さに決められる。また、2面目の画像FD2の終端から中間転写ベルト261の基準マーク262を有する始端までの距離LD2は、転写紙の紙間隔には影響しない部分であり、リボルバユニット25の色替え速度やスキャナ部1のリターン速度などにより決定され、通常LD1=LD2としている。
【0039】
図5は、図3のIPU(画像処理ユニット)100の内部構成を示すブロック図である。IPU100では、光走査手段12からの原稿の画像情報を、カラーCCDイメージセンサ54(図1の13に同じ)にて光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。変倍部72を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、セレクタ64に出力される。セレクタ64では、画像信号の送り先を、書き込みγ補正ユニット71または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われる。書き込みγ補正ユニット71を経由した画像信号は作像条件に合わせて書き込みγが補正され、書き込みユニット57に送られる。
【0040】
画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。なお、図5では、図示されていないが、IPU100には、スキャナ部1から入力される画像データ以外にも、外部から供給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力を行う機能を有している。
【0041】
また、画像メモリコントローラ65等への設定や、スキャナ部1の書き込み部57の制御を行うCPU68、およびそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更に、CPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み/読み出しが可能となっている。
【0042】
図6は、図5の画像メモリコントローラ65および画像メモリ66の内部構成を示す図である。画像メモリコントローラ65は、入力データセレクタ201と、画像合成部202と、1次圧縮/伸張部203と、出力データセレクタ204と、および2次圧縮/伸張部205の各ブロックから構成されている。画像メモリコントローラ65内の画ブロックへの制御データの設定はCPU68によって行われる。図6におけるアドレス、データは、画像データに対するものを示しており、CPU68に接続されるデータ、アドレスの図示は省略している。
【0043】
画像メモリ66は、1次記憶装置206と、2次記憶装置207とで構成されている。1次記憶装置206は、メモリの指定した領域へのデータ書き込み、または画像出力時のメモリの指定した領域からのデータ読み出しが画像データの入力/出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリで構成されている。また、1次記憶装置206は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラとのインターフェース部)となっている。
【0044】
2次記憶装置207は、画像データの蓄積、入力された画像の合成およびソーティングを行うために大容量の不揮発メモリで構成されている。1次記憶装置206が、画像データの処理を行うために十分な容量を有しており、かつ不揮発であれば、2次記憶装置207へのデータの入出力は行う必要はない。また、2次記憶装置207が、画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して、データの書き込み/読み出しが可能であれば、2次記憶装置207への直接のデータの書き込み/読み出しが可能となる。上記のような場合には、1次、2次の区別なくデータの処理を行うことが可能となる。
【0045】
2次記憶装置207が、画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期して、データの書き込み/読み出しが可能でない場合、例えば2次記憶装置207にハードディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体を使用した場合でも、2次記憶装置へのデータの入出力を1次記憶装置を介在させることにより、2次記憶装置207のデータ転送能力に応じて処理が可能な構成となっている。
【0046】
各アプリケーションでの1次記憶装置206、2次記憶装置207の具体的使用例1〜使用例6を説明する。
【0047】
(使用例1:コピーアプリケーションにおける1部コピー)
1部コピーの場合は、まず、スキャナ部1からの画像データは1次記憶装置206に入力される。そしてほぼ同タイミングで作像装置に出力するが、同時に2次記憶装置207へデータは保存される。正常に作像が終了すれば、2次記憶装置207に保存されたデータは使用されずに消去されるが、ジャム発生等の場合は、2次記憶装置207から画像データを読みとることにより、ジャム発生後のスキャナからの画像読み取りの必要がなくなる。
【0048】
(使用例2:コピーアプリケーションにおけるソーティング(複数部コピー))
2部以上のコピーの場合も、まずスキャナからの画像データが1次記憶装置206に入力される。1部目のコピーは上記<例1>と同様、1次記憶装置206から作像装置に出力され、また同時に2次記憶装置207にもデータが保存される。2部目以降の画像データは2次記憶装置207→1次記憶装置206→作像装置に出力することにより、2部目以降はスキャナの読み取りが不要となる。必要部数のコピーが終了した時点で、2次記憶装置207に保存された画像データは消去される。
【0049】
(使用例3:スキャナからの画像蓄積)
スキャナから入力される画像を蓄積する場合には、スキャナからの画像データは1次記憶装置206を介して2次記憶装置207に保存される。この場合は、意図的な消去を行わない限り、画像データは保存されたままとなる。
【0050】
(使用例4:外部入力装置(例えば、パーソナルコンピュータ)からの印刷)
外部入力装置から入力される画像データを印字する場合には、<例1>、<例2>とほぼ同様であり、画像データの入力元がスキャナではなく、外部入力装置となる。
【0051】
(使用例5:外部入力装置からの画像蓄積)
外部入力装置から入力される画像データを蓄積する場合は、<例3>とほぼ同様であり、画像データの入力元がスキャナではなく、外部入力装置となる。
【0052】
(使用例6:蓄積画像の印刷)
<例3>、<例5>で蓄積された画像を印刷する場合は、2次記憶装置207→1次記憶装置206→作像装置により印刷される。
【0053】
次に、メモリコントローラ65の動作例を説明する。ここでは、2次記憶装置207が画像入出力時に要求されるデータ転送速度に略同期してデータの書き込み/読み出しが可能でない場合についての例を説明する。
【0054】
(1)画像入力(画像メモリへの保存)
入力データセレクタ201は複数のデータのうちから、画像メモリ(1次記憶装置206)への書き込みを行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ201によって選択された画像は、画像合成202に供給され、必要に応じて合成を行う。画像合成202によって処理された画像データは、1次圧縮/伸張203によりデー圧縮され、圧縮後のデータは1次記憶装置206に書き込まれる。1次記憶装置206に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸張205でさらに圧縮を行った後に2次記憶装置207に保存される。
【0055】
(2)画像出力(画像メモリからの読み出し)
画像出力時は、1次記憶装置206に記憶されている画像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記憶装置206に格納されている場合には、1次圧縮/伸張203で1次記憶装置206の画像データの伸張を行い、伸張後のデータ、もしくは伸張後のデータと入力データの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ204で選択し、出力する。出力対象となる画像が2次記憶装置207に格納されている場合には、2次記憶装置207に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸張205で伸張を行い、伸張後のデータを1次記憶装置に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
【0056】
次に、前記ページメモリを使用した画像の入出力制御について説明する。ページメモリは1次記憶装置206に構成され、画像をページ単位で一時的に保持するものである。
【0057】
通常ページメモリは、解像度等に応じてそのサイズが変化するが、A4サイズ単位のメモリ容量を1ページ単位として管理される。例えばA3サイズの入力があった場合はページメモリ2ページ分使用して画像入力が行なわれる。また、カラー入力の場合はスキャナ部1からカラーの色構成成分であるM(マゼンタ)、C(シアン),Y(イエロー),K(ブラック)の画像データが色成分別にページメモリに入力される。出力の場合も同様で、ページメモリ上に印刷したい色成分が存在すればそのページメモリ上に展開されている画像データをプリンタ部2へ出力する。ページメモリ上に指定された画像の色成分が存在せず2次記憶装置に存在する場合は、まず2次記憶装置から指定画像をページメモリ上に読出した後に画像データをプリンタ部に出力する。
【0058】
また、カラー複写機の場合、原稿画像の画像の色を自動的に判断し、白黒またはフルカラーのどちらかでコピーを行なう、通称ACS(auto color select:自動カラー選択)モードという機能がある。
【0059】
[2面取りモードの実行可否判定処理の第1の実施例]
つぎに、上記画像形成装置の2面取りモードの実行可否判定処理の第1の実施例を、図7〜図13を参照して説明する。
【0060】
図7は、1面取りシーケンスの作像タイミングを説明するための図、図8は2面取りシーケンスの作像タイミングを説明するための説明図を示している。図7および図8において、P1は1枚目の画像、P2は2枚目の画像を示している。
【0061】
1面取りシーケンスでは、図7に示すように、1画像に対してK,C,M,Yの順で作像される。これを1サイクルとして1面取りシーケンスを繰り返してフルカラー印刷を行なう。
【0062】
2面取りシーケンスでは、図8に示すように、各色成分に対して2画像分の作像を行ない、M、K,C,M,Yの順に作像を行なう。2面取りの場合は、1面取りに比べて、同一作像サイズの場合には、作像間隔が約半分と短くなり、画像を準備する時間が短くなるため、間に合わない場合は画像ずれ等が発生してミスコピーが発生してしまう。本発明では、作像条件および画像準備が可能かを判断して、2面取りモードが実行可能であるか否かを判断して、2面取りモードにおけるミスコピーの発生を防止する。
【0063】
つぎに、中央制御部51により実行される2面取りモードの実行可否判定処理を図10〜図13のフローチャートを参照して説明する。図10は、2面取りモードの実行可否判定処理の全体を説明するためのフローチャート、図11は、図10の2面取りモードの実行可否判定処理における画像準備可否判定処理を説明するためのフローチャート、図12は、図11の画像準備可否判定処理の画像準備制限時間設定処理を説明するためのフローチャート、図13は、図11の画像準備可否判定処理の実画像準備時間算出および準備可否判定処理を説明するためのフローチャートである。
【0064】
図10において、まず、中央制御部51は、作像条件が2面取りモードの実行が可能な条件であるか否かを判定する(ステップS10)。具体的には、紙サイズ、紙サイズ方向、2つの作像要求が2面取りのタイミングまでに揃っているか否か、2色以上の作像であるか否か、および2面で使用する色は同じであるか否か等の作像条件を判断して、2面取りモードの実行が可能であるか否かを判定する。作像条件を満たさないとレイアウト的に2面取りモードを実行できないためである。
【0065】
中央制御部51は、この判定の結果、作像条件が2面取りモードの実行が可能な条件でないと判定した場合には(ステップS10の「N」)、1面取りシーケンスを実行する(ステップS13)。他方、中央制御部51は、作像条件が2面取りモードの実行が可能な条件であると判定した場合には(ステップS10の「Y」)、画像準備可否判定処理(図11参照)を実行して、画像準備は2面取りモードの実行が可能であるか否かを判定する(ステップS11)。ここでは、2面取りモードを実行する場合に、HDDからの画像の読み出し時間が間に合うか等の画像の準備が間に合うか否かが判定される。
【0066】
この判定の結果、中央制御部51は、画像準備は2面取りモードの実行が可能でないと判定した場合には(ステップS11の「N」)、1面取りシーケンスを実行する(ステップS13)。他方、画像準備は2面取りモードの実行が可能であると判定した場合には(ステップS11の「Y」)、2面取りモードの実行を決定して、2面取りシーケンスを実行する(ステップS12)。
【0067】
すなわち、作像条件と画像準備の両条件を満たした場合に、2面取りモードを実行し、作像条件と画像準備のいずれかの条件を満たさない場合には、1面取りモードを実行する。
【0068】
つぎに、上記図10のステップS11の画像準備可否判定処理を図11〜図13を参照して説明する。この画像準備可否判定処理は作像要求が発生した場合に行なわれる。
【0069】
図11において、中央制御部51は、まず、作像要求があるか否かを判断する(ステップS31)。中央制御部51は、作像要求がある場合には、作像順通知手段から入力される作像順情報を取得する(ステップS22)。作像順情報は、上記図8に示すような順番で画像を形成する場合には、図9に示すようなデータ構造で通知される。そして、中央制御部51は、作像順情報を参照して、作像要求のあった作像色成分は、カラー作像の第1番目の色成分であるか否かを判定する(ステップS23)。
【0070】
この判定の結果、中央制御部51は、作像要求のあった作像色成分が、カラー作像の第1番目の色成分でない場合には(ステップS23の「N」)、既に設定済みの1面取りシーケンスまたは2面取りシーケンスを実行する(ステップS24)。他方、作像要求のあった作像色成分が、カラー作像の第1番目の色成分である場合(図8に示す例ではBk)には(ステップS23の「Y」)、作像要求の画像に対する画像準備制限時間設定処理(図12参照)を行う(ステップS35)。
【0071】
この画像準備制限時間設定処理では、図12に示すように、まず、中央制御部51は、2面取り予定の第1画像の作像順は、第1番目の作像要求か否かを判定する(ステップS30)。この判定の結果、中央制御部51は、2面取り予定の第1画像の作像順が第1番目の作像要求である場合には(ステップS30の「Y」)、画像準備制限時間を「無限時間(制限無し)」に設定する(ステップS32)。これは、図8に示すように、2面取り予定の第1番目画像の作像順が1番目の画像(図8のP1−K)は、2面取り開始前の画像準備であるので、画像が準備されるまで待つことができ、画像準備制限時間に制限がないためである。
【0072】
他方、中央制御部51は、2面取り予定の第1画像の作像順が第1番目の作像要求でない場合には(ステップS30の「N」)、画像準備制限時間を「2面取りシーケンスの作像間隔時間T」に設定する(ステップS32)。これは、図8に示すように、P1−K以外の作像(P1−C、P1−M、P1−Y、P2−K、P2−C、P2−M、P2−Y)は、2面取りシーケンスに入っているので、このシーケンスのタイミングで画像準備を行う必要があるため、作像タイミングである作像間隔時間Tが作像準備制限時間として設定される。
【0073】
さて、図11において、画像準備制限時間設定処理(ステップS35)が終了すると、中央制御部51は、実際の画像の準備が、レイアウト情報から算出された画像準備制限時間に対して間に合うか否かを判定する実画像準備時間算出および準備可否判定処理(図12参照)を実行する(ステップS36)。
【0074】
この実画像準備時間算出および準備可否判定処理では、図13に示すように、中央制御部51は、まず、色の作像順変数i=1として初期化し(ステップS50)、作像順第i番目の色成分の画像準備制限時間を取得する(ステップS51)。そして、作像順第i番目の色成分の画像準備時間を算出する(ステップS52)。具体的には、画像準備時間の算出は、HDDの読み出し時間や編集時間等を考慮して算出する。例えば、画像メモリ上に作像予定の画像が全て存在する場合には、画像準備可能であるが、画像メモリ上に存在せずに、蓄積装置であるHDD等に存在すれば画像準備のためにHDDからの読み出し時間が発生する。これらの要因を考慮して画像準備時間を算出する。
【0075】
つづいて、中央制御部51は、算出した画像準備時間から、画像は画像準備制限時間内に準備可能か否か判定する(ステップS53)。図8に示すように、P1−Kについては、画像準備制限時間が無制限となっているので、必ず画像は画像準備制限時間内に準備可能となるが、他の画像(P1−C、P1−M、P1−Y、P2−K、P2−C、P2−M、P2−Y)については、2面取りシーケンスの作像タイミングで画像が準備できないと色ずれが発生してしまうため、全ての色成分に対して画像準備制限時間内に画像準備が可能か否かを判定する必要がある。
【0076】
具体的には、例えば、例えば、M(マゼンタ),C(シアン),Y(イエロー),K(クロ)の順で作像される場合を考える。この時にモード設定でY(イエロー)での日付印字指定がされていた場合、Yの画像を出力する時にその画像がHDDに有ればHDDから画像メモリに呼び出し、画像呼び出し完了後に画像メモリに対して日付印字の描画を行なう処理をしている。この時、日付印字の描画処理に時間を要し指定された画像準備時間に間に合わない場合、M,C,Kの作像に対しては画像準備が規定時間内に実施可能で、Yの作像にのみ画像準備が間に合わない状況が発生する。しかしカラー作像においては全ての色成分(M,C,Y,K)に対して画像準備が間に合わなければ色ずれの現象が発生してしまいミスコピーとなってしまう。
【0077】
この判定の結果、中央制御部51は、画像は画像準備制限時間内に準備可能でないと判断した場合には(ステップS53の「N」)、全ての色成分では画像準備不可に設定する(ステップS56)。すなわち、1つの色成分でも画像準備が間に合わなければ2面取りが禁止される。
【0078】
他方、中央制御部51は、画像は画像準備制限時間内に準備可能であると判断した場合には(ステップS53の「Y」)、作像順指定の全ての色成分に対してチエックが終了しかた否かを判断する(ステップS54)。この判断の結果、作像順指定の全ての色成分に対してチエックが終了した場合には(ステップS54の「Y」)、全ての色成分で画像準備可能に設定する(ステップS57)。他方、作像順指定の全ての色成分に対してチエックが終了していない場合には(ステップS54の「N」)、作像順変数iを「1」加算して、i=i+1として、ステップS51に戻り、次の作像順の色成分についての処理を行う。
【0079】
そして、図11において、この実画像準備時間算出および準備可否判定処理(ステップS26)が終了すると、中央制御部51は、上記ステップS56およびステップS57の設定に基づいて、画像は準備可能か否かを判定する(ステップS37)。すなわち、中央制御部51は、全ての色成分で画像準備可能が設定された場合には(上記ステップS57)、画像は準備可能と判定する一方、全ての色成分では画像準備不可が設定された場合には(上記ステップS58)、画像は準備不可と判定する。
【0080】
この判定の結果、中央制御部51は、画像を準備可能であると判定した場合には、画像準備は2面取りモード実行可能と判断し(ステップS28)、画像が準備可能でないと判定した場合には、画像準備は2面取りモード実行不可と判断する(ステップS29)。
【0081】
以上説明したように、実施例1によれば、作像条件と画像準備が可能か否かに基づいて、2面取りモードが実行可能か否かを判定することとしたので、画像準備が遅れる場合に2面取りモードの実行を回避でき、色ずれによるミスコピーを未然に防止することが可能となる。
【0082】
また、作像条件と画像準備の両条件を満たした場合に、2面取りモードを実行し、作像条件と画像準備のいずれかの条件を満たさない場合には、1面取りモードを実行することとしたので、従来に比較してより厳密な2面取りモードの実行判定を行うことが可能となる。
【0083】
また、2面取りモードの実行可否を判定する場合に、作像条件側からの判定を、画像準備からの判定に先行して行うこととしたので、エンジン側での物理的な制約である作像条件が実施不可にも関わらず、エンジン要素以外の画像準備の評価を行なう必要が無くなり、2面取りモードの実行の判定を効率的に行うことが可能となる。
【0084】
また、画像準備からの判定を行う場合に、画像準備を行なうためのレイアウト(タイミング)上の画像準備制限時間を算出し、また、モード情報および画像読み出し時間等に基づいて、実際の画像準備時間を算出し、算出した画像準備時間が、画像準備制限時間以内である場合に、2面取りモードが実行可能であると判定することとしたので、画像準備が遅れる場合に、確実に2面取りを行なわないようにすることができ、色ずれによるミスコピーを未然に防止できる。
【0085】
また、作像要求のあった画像の色成分が作像順の1番目の色成分の場合に、画像準備可否判定処理を行うこととしたので、的確な2面取り制御を実行することが可能となる。
【0086】
また、画像の全色成分について、画像準備が間に合う場合に、2面取りモードが実行可能であると判定することとしたので、第2番目以降の色成分で画像準備が間に合わない場合でも、1面取り印刷に切り替えてカラー印刷が行なうことができるため、色ずれによるミスコピーを防止できる。
【0087】
また、2面取り制御の2画像のうち、先行画像に対する作像順が第1番目である作像の画像準備制限時間は、無限大(制限無し)と設定することとしたので、複数の2面取りが連続して発生した場合でも2面取りのための作像制御を確実に行なうことが可能となる。付言すると、2面取り制御の2画像のうち先頭画像に対する作像順が第1番目である作像は、2面取りのシーケンスに入る最初の作像である。したがって、作像間隔は特に規定されずにこの画像が準備出来た時間を基に2面取りのタイミングが決定される。そこで、この画像に対して画像準備制限時間は特に規定される必要が無いので、無限大(制限無し)と設定する。
【0088】
また、2面取り制御の2画像のうち、先行画像の作像順が第1番目の画像以外の作像のための画像準備制限時間を、2面取り制御中の作像間隔時間以下と設定することとしたので、実際の制御タイミングを反映した画像準備制限時間設定を行なうことができ、2面取りのための作像制御を確実に行なうことが可能となる。
【0089】
[2面取りモードの実行可否判定処理の第2の実施例]
つぎに、上記画像形成装置の2面取りモードの実行可否判定処理の第2の実施例を、図14および図15を参照して説明する。図14は、2面取りモードの実行可否判定処理の第2の実施例を説明するためのフローチャートである。図15は、入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【0090】
図14において、まず、中央制御部51は、作像要求がある場合には(ステップS111)、画像入力手段の転送速度は画像出力手段の転送速度以上であるか否かを判定する(ステップS112)。画像入出力手段の転送速度が画像出力手段の転送速度以上である場合には、画像の入力開始後に作像要求が発生すれば、線速差から正常な作像画像を転送することが可能である。
【0091】
この判定の結果、中央制御部51は、画像入力手段の転送速度は画像出力手段の転送速度以上である場合には(ステップS112の「Y」)、作像要求は画像入力完了迄、実行不可なモードであるか否かを判定する(ステップS113)。
【0092】
この判定の結果、中央制御部51は、作像要求は画像入力完了迄、実行不可なモードでない場合には(ステップS113の[N])、画像入力が開始しているか否かを判断する(ステップS115)。中央制御部51は、画像入力が開始している場合には(ステップS115の「Y」)、2面取りモードが実行可能であると判断して、2面取りシーケンスを実行する一方(ステップS16)、画像入力が開始していない場合には(ステップS115の「N」)、2面取りモードが実行可能でないと判断して、1面取りシーケンスを実行する(ステップS14)。すなわち、図15に示すように、作像要求が、画像入力完了迄、実行不可なモードでない場合には、画像入力が開始される前に、作像要求が発生した場合、いつ画像入力が開始するか保証できないため、2面取りモードの実行を禁止する。
【0093】
以上説明したように、実施例2によれば、作像のために画像入力の完了が必要ないモードと判断され、かつ、画像入力開始が検知される前に作像要求が発生した場合には、2面取りモードの実行を禁止することとしたので、事前にモード条件から画像準備が行なえないモードであることを予測し、2面取り制御の実行を禁止して、1面取り制御を行なうことができ、画像準備できない原因に起因する画像ずれ等のミスコピーを事前に防止することが可能となる。
【0094】
[2面取りモードの実行可否判定処理の第3の実施例]
つぎに、上記画像形成装置の2面取りモードの実行可否判定処理の第3の実施例を、図16〜図19を参照して説明する。図16は、2面取りモードの実行可否判定処理の第3の実施例を説明するためのフローチャートである。図17は、入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【0095】
図16において、まず、中央制御部51は、作像要求がある場合には(ステップS121)。作像要求は画像入力完了迄、実行不可なモード(例えば、回転出力モード、集約モード)であるか否かを判定する(ステップS122)。
【0096】
この判定の結果、中央制御部51は、作像要求が画像入力完了迄、実行不可なモードである場合には(ステップS122の「Y」)、画像入力が開始しているか否かを判定する(ステップS123)。この判定の結果、中央制御部51は、画像入力が開始している場合には(ステップS123の「Y」)、2面取りモードが実行可能であると判断して、2面取りシーケンスを実行する一方(ステップS125)、画像入力が開始していない場合には(ステップS123の「N」)、1面取りシーケンスを実行する(ステップS24)。すなわち、図17に示すように、画像入力完了迄実行不可なモードの場合には、画像入力が完了する前に作像要求が発生した場合、いつ画像入力が完了するか保証できないため、2面取りモードの実行を禁止する。
【0097】
上記ステップS122の画像入力完了迄実行が不可なモードとしては、回転出力モードや集約モードがある。図18は、画像回転モードを説明するために説明図であり、特に、180度の回転出力を説明するための図である。図18において、例えば180度の回転出力では、作像のための画像の読み出しは、入力画像後端から先頭の方に向かって読み出されるため、画像入力が完了しないと画像出力を行うことができない。画像入力完了が検知される前に、作像要求が発生した場合には、回転出力時には画像準備が間に合わない可能性がある。そこで、回転出力モードにおいて画像入力が完了していないタイミングで作像要求が発生した場合には、2面取りシーケンスの実行を禁止して、1面取りシーケンスを実行して、色ずれ等のミスコピーを防止する。
【0098】
図19は、集約モードを説明するための図である。図19に示すように、集約モードでは、転写紙のどの位置に指定画像が張りつけられるかはモードにより左右優先である場合や、上下優先である場合等状況により異なる。そのため、集約の1転写紙による最終原稿の張りつけ位置により、画像入力の完了を待つ必要が生じる。このため、画像入力の完了が検知される前に作像要求が発生した場合、集約モード時には画像準備が間に合わない可能性がある。そこで、集約モードにおいて画像入力が完了していないタイミングで作像要求が発生した場合には、2面取りシーケンスの実行を禁止して、1面取りシーケンスを実行して、色ずれ等のミスコピーを防止する。
【0099】
以上説明したように、実施例3によれば、作像のために画像入力の完了が必要なモードと判定され、かつ、画像入力完了が検知される前に作像要求が発生した場合には、2面取りモードの実行を禁止するように制御しているので、事前にモード条件から画像準備が行なえないモードで有る事を予測し、2面取り制御の実行を禁止して1面取り制御を行なうことができ、画像準備できない原因に起因する画像ずれ等のミスコピーを事前に防止することが可能となる。
【0100】
[2面取りモードの実行可否判定処理の第4の実施例]
つぎに、上記画像形成装置の2面取りモードの実行可否判定処理の第4の実施例を、図20〜図23を参照して説明する。図20は、2面取りモードの実行可否判定処理の第4の実施例を説明するためのフローチャートを示している。図21は、入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【0101】
図20において、まず、中央制御部51は、作像要求がある場合には(ステップS131)、作像要求は画像編集完了迄、実行不可なモード(例えば、集約モードの仕切り線設定モード、印字モード、イメージリピートモード)か否かを判定する(ステップS132)。
【0102】
この判定の結果、中央制御部51は、作像要求は画像編集完了迄、実行不可なモードである場合には(ステップS132の「Y」)、画像編集が終了しているか否かを判定する(ステップS133)。
【0103】
この判定の結果、中央制御部51は、画像編集が終了している場合には(ステップS133の「Y」)、2面取りモードの実行が可能であると判断して、2面取りシーケンスを実行する一方(ステップS135)、画像編集が終了していない場合には(ステップS133の「N」)、2面取りモードの実行が不可能であると判断して、1面取りシーケンスを実行する(ステップS134)。
【0104】
図21に示すように、画像編集完了迄、実行不可なモード(例えば、集約モードの仕切り線設定モード、印字モード、イメージリピートモード)の場合には、画像の入力完了後の画像に対して各種編集操作を行なうことになる。このため、画像編集が完了する前に作像要求が発生した場合、いつ画像編集が完了するか保証できないため、2面取りモードの実行を禁止する。
【0105】
上記画像編集完了迄、実行不可なモードとしては、集約モードの仕切り線設定モード、印字モード(日付、ページ、固定スタンプ等)、イメージリピートモードがある。図14は、集約モードの仕切り線設定モードを説明するための説明図である。図14において、集約モード時の仕切り線は、画像が入力された後に、仕切り線を引く操作を行なう。仕切り線を引く処理時間の分だけ通常の処理よりも多く時間を要する。この処理時間は、仕切り線の種類、太さ、および長さ等により変化するため、正確な時間を算出することは難しい。このため、集約モードの仕切り線モード時には、画像編集の完了が検知される前に作像要求が発生した場合には、画像準備が間に合わない可能性がある。そこで、集約モードの仕切り線モードにおいて、画像編集が完了していないタイミングで作像要求があった場合には、2面取りシーケンスの実行を禁止して、1面取りシーケンスを実行して、色ずれ等のミスコピーを防止する。
【0106】
図22は、印字モード(日付、ページ、および固定スタンプ等)を説明するための説明図である。図12において、日付、ページ、および固定スタンプ等の印字モードは、画像が入力された後に印字を行なう。印字を行う処理時間の分だけ通常の処理よりも多く時間を要する。この処理時間は、印字の種類、印字のサイズ、印字の文字数、および設定印字モード数等により処理時間が変化するため、正確な時間を算出することは難しい。このため、印字モード時に、画像編集の完了が検知される前に作像要求が発生した場合には、画像準備が間に合わない可能性がある。そこで、印字モードにおいて、画像編集が完了していないタイミングで作像要求があった場合には、2面取りシーケンスの実行を禁止して、1面取りシーケンスを実行して、色ずれ等のミスコピーを防止する。
【0107】
図23は、イメージリピートモードを説明するための説明図である。図23において、イメージリピートモードは、画像が入力完了した後に入力画像を複数回コピーして出力画像とする。イメージリピートモードは、入力画像をコピーする処理時間の分だけ通常の処理よりも多く時間を要する。イメージリピートモードは、イメージリピートする画像の大きさとイメージリピートする回数により処理時間が大きく変化するため、正確な処理時間を算出することは難しい。このため、イメージリピートモード時に、画像編集の完了が検知される前に作像要求が発生した場合には、画像準備が間に合わない可能性がある。そこで、イメージリピートモードにおいて、画像編集が完了していないタイミングで作像要求があった場合には、2面取りシーケンスの実行を禁止して、1面取りシーケンスを実行して、色ずれ等のミスコピーを防止する。
【0108】
以上説明したように、実施例4によれば、作像のために入出力画像に対して画像編集の終了が必要なモードと判定され、かつ、画像編集完了が検知される前に作像要求が発生した場合、2面取りモードの実行を禁止するように制御することとしたので、事前にモード条件から画像準備が行なえないモードで有る事を予測し、2面取り制御の実行を禁止し1面取り制御を行なうことができ、画像準備できない原因に起因する画像ずれ等のミスコピーを事前に防止することが可能となる。
【0109】
[2面取りモードの実行可否判定処理の第5の実施例]
つぎに、上記画像形成装置の2面取りモードの実行可否判定処理の第5の実施例を、図24および図25を参照して説明する。図24は、2面取りモードの実行可否判定処理の第5の実施例を説明するためのフローチャートを示している。図25は、入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【0110】
図25において、まず、中央制御部51は、作像要求がある場合には(ステップS141)、作像要求は画像フォーマット変換終了迄、実行不可なモードであるか否かを判定する(ステップS142)。
【0111】
この判定の結果、中央制御部51は、作像要求は画像フォーマット変換終了迄、実行不可なモードである場合には(ステップS142)、画像フォーマットの変換は完了しているか否かを判定する(ステップS143)。この判定の結果、中央制御部51は、画像フォーマットの変換が完了している場合には(ステップS143の「Y」)、2面取りモードが実行可能であると判断して、2面取りシーケンスを実行する一方(ステップS145)、画像フォーマットの変換が完了していない場合には(ステップS143の「N」)、1面取りシーケンスを実行する(ステップS144)。すなわち、図25に示すように、画像フォーマット変換迄、実行不可なモードの場合には、画像のフォーマット変換が完了する前に作像要求が発生した場合、いつ画像のフォーマット変換が完了するか保証できないため、2面取りモードの実行を禁止する。
【0112】
画像フォーマット変換終了迄、実行不可なモードとしては、FAX画像であるMMR圧縮画像やプリンタ2値画像の圧縮画像をデコードして作像するモードや、プリンタ画像やFAX画像の解像度を変換して作像するモード(例えば、300dpi→600dpiの場合にダブリング(2倍)処理を行なって解像度を合わせてから作像する場合など)がある。これらのモードは、入力画像をフォーマット変換する処理時間の分だけ通常の処理よりも多く時間を要する。この処理時間は、元画像と作像画像の解像度の関係や元画像と作像画像のデータサイ等により変化するため、正確に時間を算出することは難しい。このため、画像フォーマット変換終了迄実行不可なモードにおいて、画像のフォーマット変換の終了が検知される前に作像要求が発生した場合には、画像準備が間に合わない可能性がある。そこで、これらのモードにおいては、フォーマット変換が完了していないタイミングで作像要求があった場合には、2面取りシーケンスの実行を禁止して、1面取りシーケンスを実行し、色ずれ等のミスコピーを防止する。
【0113】
以上説明したように、実施例5によれば、画像をフォーマット変換して作像することが必要なモードと判定され、かつ、画像フォーマット変換の完了が検知される前に、作像要求が発生した場合には、2面取りモードの実行を禁止するように制御することとしたので、事前にモード条件から画像準備が行なえないモードで有る事を予測して、2面取り制御の実行を禁止して1面取り制御を行なうことができ、画像準備できない原因に起因する画像ずれ等のミスコピーを事前に防止することが可能となる。
【0114】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置において、作像条件に基づいて、前記2面取りモードが実行可能か否かを判定する第1の判定手段と、画像準備が可能か否かに基づいて、前記2面取りモードが実行可能か否かを判定する第2の判定手段と、前記第1および第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記2面取りモードの実行の可否を決定する2面取りモード決定手段と、を備えたこととしたので、画像準備が遅れる場合に2面取りモードの実行を回避でき、色ずれによるミスコピーを未然に防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することが可能となる。
【0116】
また、本発明によれば、前記2面取りモード決定手段は、前記第1および第2の判定手段が前記2面取りモードが実行可能と判定した場合に、前記2面取りモードの実行を決定することとしたので、従来に比較してより厳密な2面取りモードの実行判定を行うことが可能となる。
【0117】
また、本発明によれば、前記第2の判定手段は、画像準備を行なうための画像準備制限時間を算出する画像準備制限時間算出手段と、モード情報および画像読み出し時間等に基づいて、実際の画像準備時間を算出する画像準備時間算出手段と、前記画像準備時間算出手段で算出された画像準備時間が、画像準備制限時間算出手段で算出された画像準備制限時間以内である場合に、画像準備が可能であると判断して、前記2面取りモードが実行可能であると判定する画像準備判定手段と、を含むこととしたので、画像準備が遅れる場合に、確実に2面取りモードを行なわないようにすることが可能となる。
【0118】
また、本発明によれば、前記第1および第2の判定手段は、画像の第1番目に作像する色成分の画像の作像要求があった場合に、2面取りモードが実行可能か否かを判定することとしたので、的確な2面取り制御を実行することが可能となる。
【0119】
また、本発明によれば、前記画像準備制限時間算出手段は、画像を構成する全色成分について、画像準備を行なうための画像準備制限時間を算出し、前記画像準備時間算出手段は、画像を構成する全色成分について、実際の画像準備時間を算出し、前記画像準備判定手段は、画像を構成する全色成分について、前記画像準備時間算出手段で算出された画像準備時間が、画像準備制限時間算出手段で算出された画像準備制限時間以内である場合に、画像準備が可能であると判断して、前記2面取りモードが実行可能であると判定することとしたので、第2番目以降の色成分で画像準備が間に合わない場合でも、1面取り印刷に切り替えてカラー印刷が行なうことができるため、色ずれによるミスコピーを防止することが可能となる。
【0120】
また、本発明によれば、前記画像準備制限時間算出手段は、前記中間転写体上に形成される2面の画像のうち、1面目の画像の第1番目に作像する色成分の画像については、前記画像準備制限時間を無限大に設定する一方、他の色成分の画像については、前記画像準備制限時間を作像間隔時間以下の時間に設定することとしたので、複数の2面取りが連続して発生した場合でも2面取りのための作像制御を確実に行なうことが可能となる。
【0121】
また、本発明によれば、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能で、かつ、画像入力手段の転送速度が画像出力手段の転送速度以上であるカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、画像の入力が開始しているか否かを判定する画像入力開始判定手段と、前記モード判定手段および前記画像入力開始判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能か否かを判定する2面取りモード判定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードでないと判定され、かつ、前記画像入力開始判定手段により、作像要求のあった時点で、画像の入力が開始していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することとしたので、画像準備が遅れる場合に2面取りモードの実行を回避でき、色ずれによるミスコピーを未然に防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することが可能となる。
【0122】
また、本発明によれば、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを備えたカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、画像の入力が完了しているか否かを判定する画像入力完了判定手段と、前記モード判定手段および前記画像入力開始判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能か否かを判定する2面取りモード判定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであると判定され、かつ、前記画像入力終了判定手段により、作像要求のあった時点で、画像の入力が完了していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することとしたので、画像準備が遅れる場合に2面取りモードの実行を回避でき、色ずれによるミスコピーを未然に防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することが可能となる。
【0123】
また、本発明によれば、前記作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードは、回転出力モード、または、複数毎の原稿を転写紙1枚に作像する集約モードであることとしたので、回転出力モード、または、複数毎の原稿を転写紙1枚に作像する集約モードでミスコピーを未然に防止することが可能となる。
【0124】
また、本発明によれば、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために、入出力画像の画像編集の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、入出力画像に対して画像編集が完了しているか否かを判定する画像編集完了判定手段と、前記モード判定手段および前記画像編集完了判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードを実行するか否かを決定する2面取りモード決定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像を実行するために、入出力画像に対して画像編集の完了が必要なモードであると判定され、かつ、前記画像編集完了判定手段により、作像要求のあった時点で、画像編集が完了していないと判断された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することとしたので、画像準備が遅れる場合に2面取りモードの実行を回避でき、色ずれによるミスコピーを未然に防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することが可能となる。
【0125】
また、本発明によれば、前記作像を実行するために、入出力画像の画像編集の完了が必要なモードは、集約モードの仕切り線設定モード、印字モード、または入力画像を複数回コピーして出力画像とするイメージリピートモードであることとしたので、集約モードの仕切り線設定モード、印字モード、または入力画像を複数回コピーして出力画像とするイメージリピートモードにおいて、ミスコピーの発生を未然に防止することが可能となる。
【0126】
また、本発明によれば、感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードが実行可能なカラー画像形成装置において、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために、フォーマット変換の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、作像要求のあった時点で、画像のフォーマット変換が完了したか否かを判定する画像フォーマット変換完了判定手段と、前記モード判定手段および前記画像フォーマット変換完了手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能であるか否かを判定する2面取りモード実行判定手段と、を備え、前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像を実行するために、画像をフォーマット変換して作像することが必要なモードと判断され、かつ、前記画像フォーマット変換完了判定手段により、作像要求が発生した時点で、画像のフォーマット変換が完了していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することとしたので、画像準備が遅れる場合に2面取りモードの実行を回避でき、色ずれによるミスコピーを未然に防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することが可能となる。
【0127】
また、本発明によれば、前記作像を実行するためにフォーマット変換の完了が必要なモードは、画像のデコードが必要なモード、または、解像度変換が必要なモードであることとしたので、画像のデコードが必要なモード、または、解像度変換が必要なモードでミスコピーの発生を未然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるカラー画像形成装置の外観構成を示す構成図である。
【図2】 図1の作像部の詳細な構成を示す図である。
【図3】 図1の画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】 2面取りモードの動作を説明するための説明図である。
【図5】 図3のIPU(画像処理ユニット)の内部構成を示すブロック図である。
【図6】 図5の画像メモリコントローラおよび画像メモリの内部構成を示す図である。
【図7】 1面取りシーケンスの作像タイミングを説明するための説明図である。
【図8】 2面取りシーケンスの作像タイミングを説明するための説明図である。
【図9】 作像順情報のデータ構成を示す図である。
【図10】 2面取りモードの実行可否判定処理の全体を説明するためのフローチャートである。
【図11】 図10の2面取りモードの実行可否判定処理における画像準備可否判定処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】 図11の画像準備可否判定処理の画像準備制限時間設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】 図11の画像準備可否判定処理の実画像準備時間算出および準備可否判定処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】 2面取りモードの実行可否判定処理の第2の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図15】 入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【図16】 2面取りモードの実行可否判定処理の第3の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図17】 入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【図18】 画像回転モードを説明するために説明図である。
【図19】 集約モードを説明するための説明図である。
【図20】 2面取りモードの実行可否判定処理の第4の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図21】 入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【図22】 スタンプモードを説明するための図である。
【図23】 イメージリピートモードを説明するための図である。
【図24】 2面取りモードの実行可否判定処理の第5の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図25】 入力画像と作像要求タイミングによる2面取り実行可否領域を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部
2 プリンタ部
3 給紙部
4 表示部
5 制御部
51 中央制御部
52 転写紙間隔検出部
53 動作モード変更部
100 IPU

Claims (10)

  1. 感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置において、
    少なくとも、紙サイズ、紙サイズ方向、および作像色を含む作像条件に基づいて、前記中間転写体に対してレイアウト的に前記2面取りモードが実行可能か否かを判定する第1の判定手段と、
    記憶媒体から画像を読み出す画像準備が可能か否かに基づいて、前記2面取りモードが実行可能か否かを判定する第2の判定手段と、
    を備え、
    前記第1の判定手段および第2の判定手段で前記2面取りモードが実行可能と判定した場合に、前記2面取りモードの実行を決定する2面取りモード決定手段と、
    を備え、
    前記第2の判定手段は、
    前記画像準備を行なうための画像準備制限時間を算出する画像準備制限時間算出手段と、
    モード情報および画像読み出し時間等に基づいて、実際の画像準備時間を算出する画像準備時間算出手段と、
    前記画像準備時間算出手段で算出された画像準備時間が、画像準備制限時間算出手段で算出された画像準備制限時間以内である場合に、画像準備が可能であると判断して、前記2面取りモードが実行可能であると判定する画像準備判定手段と、
    を含むことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記画像準備制限時間算出手段は、画像を構成する全色成分について、画像準備を行なうための画像準備制限時間を算出し、
    前記画像準備時間算出手段は、画像を構成する全色成分について、実際の画像準備時間を算出し、
    前記画像準備判定手段は、画像を構成する全色成分について、前記画像準備時間算出手段で算出された画像準備時間が、画像準備制限時間算出手段で算出された画像準備制限時間以内である場合に、画像準備が可能であると判断して、前記2面取りモードが実行可能であると判定することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記画像準備制限時間算出手段は、前記中間転写体上に形成される2面の画像のうち、1面目の画像の第1番目に作像する色成分の画像については、前記画像準備制限時間を無限大に設定する一方、他の色成分の画像については、前記画像準備制限時間を作像間隔時間以下の時間に設定することを特徴とする請求項2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置において、
    作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、
    作像要求のあった時点で、画像の入力が開始しているか否かを判定する画像入力開始判定手段と、
    前記モード判定手段および前記画像入力開始判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能か否かを判定する2面取りモード判定手段と、
    を備え、
    前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードでないと判定され、かつ、前記画像入力開始判定手段により、作像要求のあった時点で、画像の入力が開始していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを備えたカラー画像形成装置において、
    作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、
    作像要求のあった時点で、画像の入力が完了しているか否かを判定する画像入力完了判定手段と、
    前記モード判定手段および前記画像入力開始判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能か否かを判定する2面取りモード判定手段と、
    を備え、
    前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードであると判定され、かつ、前記画像入力開始判定手段により、作像要求のあった時点で、画像の入力が完了していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 前記作像を実行するために画像入力の完了が必要なモードは、回転出力モード、または、複数毎の原稿を転写紙1枚に作像する集約モードであることを特徴とする請求項5に記載のカラー画像形成装置。
  7. 感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードを実行可能なカラー画像形成装置において、
    作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために、入出力画像の画像編集の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、
    作像要求のあった時点で、入出力画像に対して画像編集が完了しているか否かを判定する画像編集完了判定手段と、
    前記モード判定手段および前記画像編集完了判定手段の判定結果に基づいて、2面取りモードを実行するか否かを決定する2面取りモード決定手段と、
    を備え、
    前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像を実行するために、入出力画像に対して画像編集の完了が必要なモードであると判定され、かつ、前記画像編集完了判定手段により、作像要求のあった時点で、画像編集が完了していないと判断された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とするカラー画像形成装置。
  8. 前記作像を実行するために、入出力画像の画像編集の完了が必要なモードは、集約モードの仕切り線設定モード、印字モード、または入力画像を複数回コピーして出力画像とするイメージリピートモードであることを特徴とする請求項7に記載のカラー画像形成装置。
  9. 感光体上に順次形成されるカラー画像を中間転写体上に重ね合わせるように転写する1次転写手段と、その中間転写体上に転写された重ね合わせ画像を一括して転写紙上に転写する2次転写手段とを備え、前記中間転写体上に前記重ね合わせ画像を該中間転写体の移動方向に沿って2画面分形成し、その2画面分の重ね合わせ画像を連続して転写紙に転写する2面取りモードが実行可能なカラー画像形成装置において、
    作像要求のあった画像の作像モードは、作像を実行するために、フォーマット変換の完了が必要なモードであるか否かを判定するモード判定手段と、
    作像要求のあった時点で、画像のフォーマット変換が完了したか否かを判定する画像フォーマット変換完了判定手段と、
    前記モード判定手段および前記画像フォーマット変換完了手段の判定結果に基づいて、2面取りモードが実行可能であるか否かを判定する2面取りモード実行判定手段と、
    を備え、
    前記2面取りモード判定手段は、前記モード判定手段により、作像を実行するために、画像をフォーマット変換して作像することが必要なモードと判断され、かつ、前記画像フォーマット変換完了判定手段により、作像要求が発生した時点で、画像のフォーマット変換が完了していないと判定された場合には、前記2面取りモードは実行可能でないと判定することを特徴とするカラー画像形成装置。
  10. 前記作像を実行するためにフォーマット変換の完了が必要なモードは、画像のデコードが必要なモード、または、解像度変換が必要なモードであることを特徴とする請求項9に記載のカラー画像形成装置。
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