JP2003340331A - 噴水鉢 - Google Patents

噴水鉢

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JP2003340331A
JP2003340331A JP2002152713A JP2002152713A JP2003340331A JP 2003340331 A JP2003340331 A JP 2003340331A JP 2002152713 A JP2002152713 A JP 2002152713A JP 2002152713 A JP2002152713 A JP 2002152713A JP 2003340331 A JP2003340331 A JP 2003340331A
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Japan
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fountain
bowl
water
nozzle
pot
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JP2002152713A
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English (en)
Inventor
Akihiko Okumura
明彦 奥村
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Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観賞用の噴水に植木などの鑑賞物に給水する
機能を持たせることができ、また内部の清掃を容易に行
うことができる噴水鉢を提供する。 【解決手段】 鉢本体12とこの鉢本体12に設けられ
た噴水ポンプ14とこの噴水ポンプ14に着脱自在に連
結された噴水ノズル34とを備え、鉢本体12に収納さ
れた水を噴水ポンプ14の駆動によって噴水ノズル34
から噴水として噴出し、このように噴出された水を鉢本
体12の保水部24に戻すようにする。鉢本体12は、
相互に重合してそれらの間に保水部24を形成する外鉢
20と内鉢22とから成り、内鉢22は、複数の噴出口
30C、30Aと噴水ノズル34によって噴出されて戻
された水を保水部24に導く導水孔40を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴水を噴出し、こ
の噴水を鉢に戻して循環させる噴水鉢に関し、特に、植
木、金魚、石等の適宜の鑑賞物を収納して噴水がこれら
の鑑賞物に水を補給する機能も兼ねるのに好適に用いら
れる噴水鉢に関するものである。
【0002】
【従来の技術】植木に水を補給する目的で植木鉢の底壁
に水補給通路を介して連結された給水タンクを備え、こ
の給水タンクの水面にエアポンプから周期的に空気圧を
かけて水補給通路を介して植木鉢内に水位を上昇させて
水を補給する自動給水鉢が提案されている(特開平4−
349827号公報参照)。
【0003】また、同様に、植木に水を補給する目的で
植木鉢の周りに貯水槽を備え、この貯水槽の内部に植木
鉢に水を補給するポンプとこのポンプに接続された散水
ホースとから成る給水手段を備えたプランターが提案さ
れている(例えば、特開平4−349827号及び特開
2000−139248号)。
【0004】しかし、これらの従来技術は、単に植木鉢
に水を補給するだけであり、水の補給を怠るのを防止し
つつ植物を鑑賞するのに有効な手段であるが、補給水
は、散水ホース又は水圧を利用して植木に導くだけであ
り、特に散水ホースは、植木鉢の外観を悪化し、見栄え
が悪くなる欠点があった。また、これらの従来技術は、
給水タンク及び貯水槽が、ほとんど閉じられているか、
部分的に開放することができるだけであるので、清掃す
べき空間が狭く、内部の清掃を容易に行うことができな
い欠点があった。
【0005】最近、庭に大がかりな噴水設備を設置する
ことなく、鉢型の容器の中に小型の噴水手段を設けて容
器の中央から半球状の薄膜噴水を噴出させ、この噴水を
容器に戻して循環させる鉢型の噴水装置が提案されてい
る(例えば、特開8−117661号公報及び特開20
02−66412号)。
【0006】これらの噴水装置は、半球状の薄膜の形態
の噴水を鑑賞することができるが、従来技術の噴水装置
は、1つの特定の形態の噴水を噴出するのみであるの
で、噴水に変化を持たせることができないし、容器外に
噴水がこぼれないように噴水ノズルを容器の中央に設け
ているだけであるので、いわゆる多段噴水の形態で噴水
させることができなかった。
【0007】また、特開2002−66412号の噴水
装置は、ポンプを容器内に設けられた中空台座の内部に
設置して台座の連通孔を通して容器内の水をポンプに導
くようにしているので、台座内部の狭い空間を清掃しな
ければならないので清掃作業が面倒である欠点があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、噴水を噴出させて看者の心を癒すこ
とができ、且つ鉢の内部の空間の清掃を容易に行うこと
ができる噴水鉢を提供することにある。
【0009】本発明が解決しようとする他の課題は、種
々の形態の噴水を任意に選択して噴出させることがで
き、また鉢の外部に水がこぼれることなく、多段的に噴
水を噴出することができる噴水鉢を提供することにあ
る。
【0010】本発明が解決しようとする更に他の課題
は、鉢が植木、水草、金魚などの物品を収納する場合
に、噴水がこれらの物品に水を補給する機能を有しなが
ら看者の心を癒すことができる噴水鉢を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、鉢本体とこの鉢本体に設けられた噴水ポ
ンプとこの噴水ポンプに連結された噴水手段とを備え、
鉢本体に収納された水を噴水ポンプの駆動によって噴水
手段から噴水として噴出し、このように噴出された水を
鉢本体の保水部に戻すようにした噴水鉢において、鉢本
体は、相互に取り外し自在に重合してそれらの間に保水
部を形成する外鉢と内鉢とから成り、噴水手段の噴出口
は、内鉢に設けられて内鉢に噴水し、内鉢は、噴水手段
によって噴出された水を保水部に導く導水孔を有するこ
とを特徴とする噴水鉢を提供することにある。
【0012】このように、鉢本体が内外の鉢から成って
いて内鉢に噴水手段が設けられていると、内鉢から噴出
する噴水が看者に心の癒しや清涼感を付与するが、内外
の鉢は単に重合しているだけであって内鉢を外鉢に重合
したり外鉢から持ち上げるだけで、内外の鉢が組み付け
られたり取り外されたりするので、保水部への水の補給
や内外の鉢の清掃を隅々まで容易に行うことができる。
【0013】噴水ポンプは、外鉢と内鉢とのいずれに取
り付けてもよいが、特に清掃の容易性を確保するために
内鉢、特にその底壁に取り付けるのが好ましい。噴水ポ
ンプを内鉢の底壁に取り付けられていると、噴水ポンプ
と噴水手段とが共に内鉢に取り付けられていることにな
り、噴水ポンプと噴水手段とを接続したまま内鉢を外鉢
から取り外すことができ、清掃の目的で内鉢を取り外す
作業が容易となる。
【0014】噴水手段は、噴水ポンプにそれぞれ接続さ
れる複数の噴出口とこれらの複数の噴出口に直接又はジ
ョイントを介して着脱自在に取り付けられる噴水ノズル
とから成り、噴水ノズルは、異なる形態の噴水を噴出す
る複数の噴水ノズル群から選択されるようにするのが好
ましい。
【0015】このようにすると、多段的に異なり位置か
ら噴水を出すことができるので、単一の噴水では実現で
きない噴水方向の変化を起こさせたり、場合によっては
噴水の交錯を起こさせることができる上に、各噴出口に
は適宜の形態の噴水ノズルを選択的に取り付けて噴水の
多様性を付与することができるので、看者に一層高度の
癒しを与えることができる。この場合、複数の噴水ノズ
ル群は、少なくとも、環状の噴水、水柱状の噴水、シー
ト状の噴水のいずれかを噴出する形態のノズルとするこ
とができる。
【0016】内鉢に戻された水を外鉢に導いて保水する
導水孔は、内鉢の底壁に設けてもよいが、特に底面から
から所定の高さ位置に設けられると、内鉢内にも所定の
水位が維持され、内鉢内に収容される植木、水草、金
魚、石等の鑑賞物を常に水に浸すことができるので好ま
しい。
【0017】複数の噴出口は、内鉢の中央に設けられた
中央噴出口と内鉢の周縁付近に設けられた少なくとも1
つの補助噴出口とすると、異なり位置から水を噴水させ
ることができる上にすべての噴出口から噴水を噴射させ
て噴水の交錯を生じさせることができ、また補助噴出口
に接続されるべき噴水ノズルは、内鉢の反対側の縁に向
けて指向する水を噴出する形態のエルボー型ノズルとす
ると、補助噴出口から噴出する噴水が内鉢の外にこぼれ
ることがなく、水を有効に循環させることができる上
に、室内での使用に支障を来すことはない。
【0018】更に、複数の噴出口を選択的に使用して水
を噴射しない噴水口を予備的に備えている噴射口蓋で閉
じると、水圧は、使用中の噴出口にすべてかかり、従っ
てすべての噴出口を使用する場合に比べて噴水の圧力を
増加して噴水の趣向に変化を持たせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら詳細に説明すると、図1及び図2は、本発明の
1つの実施の形態による噴水鉢10を示し、図示の形態
では、噴水鉢10は、鉢本体12と、この鉢本体12に
設けられた噴水ポンプ14と、この噴水ポンプ14に連
結された噴水手段16と、鉢本体の内部から光を照射す
るライト18とを備えている。
【0020】鉢本体12は、図2に示すように、上鍔2
0F及び22Fで相互に取り外し自在に重合して内部に
保水部24を形成する外鉢20と内鉢22とから成って
いる。この鉢本体12は、プラスチック、陶器、土器、
その他の適宜の材料から形成することができるが、軽量
化を実現する目的からプラスチック製のものが好まし
い。図示の形態では、外鉢20は、下向きに径が小さく
なる湾曲周壁20Pと水平底壁20Bとを有し、また内
鉢22は、上鍔22Fから斜め内向きに傾斜する連結周
壁22Cを介して上鍔22Fに連結された円筒周壁22
Pと水平底壁22Bとを有し、保水部24は、外鉢20
の湾曲周壁20P及び水平底壁20Bの内面と内鉢22
の円筒周壁22Pと底壁22Bの外面との間に形成され
ている。図示の形態では、保水部24は、後に述べる噴
水ポンプ14が充分に入り込むことができる高さに設定
されている。
【0021】外鉢20と内鉢22とが重合した状態で両
者が安定して組み合わせられるようにするために、外鉢
20の上鍔20Fは、ほぼ矩形状の断面の肉厚を有し、
内鉢22の上鍔22Fは、この外鉢20の肉厚の上鍔2
0Fが係入する係入凹部22Faを有する。
【0022】図示の形態では、噴水ポンプ14は、内鉢
22の底壁22Bに取り付けられている。更に詳細に述
べると、噴水ポンプ14は、内鉢22の底壁22Bにね
じ26によって固定された上鍔28aを有するU字形の
ブラケット28に納められてこのブラケット28に固定
されているが、噴水ポンプ14に取り付けられた取付片
を内鉢22の底壁22Bに直接ねじ止めして取り付けて
もよい。
【0023】U字形ブラケット28は、その両側(図2
の紙面の前後側)が開放されており、噴水ポンプ14
は、このU字形ブラケット28の開口部(開放している
部分)から突出するように配置されており(図1の点線
参照)、この突出部分に図示しない吸水口と水量調節つ
まみを有する。なお、図2において符号14Hは、噴水
ポンプ14の吐出口を示す。
【0024】噴水手段16は、噴水ポンプ14にそれぞ
れ接続される複数の噴出口30と、これらの複数の噴出
口30にジョイント32(図5(A)参照)を介して着
脱自在に取り付けられる噴水ノズル34とから成ってい
る。
【0025】図示の形態では、複数の噴出口30は、内
鉢22の底壁22Bの中央に設けられた中央噴出口30
Cと、内鉢22の周縁付近に設けられた少なくとも1つ
の補助噴出口30Aとを含んでいる。これらの噴水口3
0(30C、30A)は、内鉢22の底壁22Bから立
ち上がるように形成された中空立上部30R(30R
C、30RA)から成っている。
【0026】これらの立上部30Rは、上下に貫通する
内面円形の貫通孔30Rhを有し、この貫通孔30Rh
の下半部には噴水管36が硬嵌めされている。中央噴水
口30C側の噴水管36Cは、その下端で噴水ポンプ1
4の噴出口14Hに接続されている。また中央噴水口3
0C側の噴水管36Cと補助噴水口30A側の噴水管3
6Aとは、向かい合うように延びる水平管部分36C
H、36AHとをそれぞれ有し、これらの水平管部分3
6CH及び36AHは、軟質プラスチック製の連結管3
8によって相互に連結されている。従って、中央噴水口
30Cは、噴水管36Cを介して噴水ポンプ14に直接
接続され、また補助噴水口30Aは、噴水管36C、そ
の水平管部分36CH、連結管38、水平管部分36A
H及び噴水管36Aを介して噴水ポンプ14に接続され
ている。なお、図1では、連結管38がその形状を理解
しやすくするために実線で示されているが、実際には、
この連結管38は、図2示すように、内鉢22の底壁2
2Bの下方に沿って延びているので、図1では実際には
表われない。
【0027】噴水ノズル34は、図4に示すように、異
なる形態の噴水を噴出する複数の噴水ノズル群から選択
される。図4の形態では、環状シャワーの形態の噴水を
噴出する環状シャワー型ノズル34S(図4(A)参
照)、1つの水柱状の噴水を噴出するベル型噴水ノズル
34B(図4(B)参照)、水平又はやや下向きに噴水
を噴射するエルボー型噴水ノズル34E(図4(C)参
照)多数の水柱を噴出するフィンガー型噴水ノズル34
F(図4(D)参照)が用意されているが、それ以外に
適宜の形態のシート状噴水その他適宜の形態の噴水を噴
出する噴水ノズルを用意することができる。フィンガー
型噴水ノズル34Fは、チューブを適宜長さに切断して
この切断チューブを噴水ノズル34Fの各噴出筒(フィ
ンガー)に嵌め込んで噴出筒の数だけ切断チューブから
噴水を噴出するようにしてもよい。
【0028】図1及び図2に示すように、補助噴出口3
0Aが内鉢22の周縁付近に設けられている場合には、
図2に示すように、この噴出口30Aから噴出する噴水
が内鉢22の外にこぼれることがないように、内鉢22
の反対側の縁に向けて噴水を指向させるエルボー型噴水
ノズル34Eを噴出口30Aに取り付けるのが好まし
い。この噴水ノズル34Eは、図5(B)に示すよう
に、その垂直管部が短い場合には、ジョイント32に継
足ジョイント33を継ぎ足してこれらのジョイント3
2、33を介して噴水口30Aに取り付けられている
が、垂直管部が充分に長ければ、ジョイント32を介し
て噴水口30Aに取り付けてもよい。
【0029】図2の形態では、中央噴出口30Cには環
状シャワー型ノズル34Sが取り付けられているのが示
されているが、これは、図4(B)乃至4(D)のベル
型噴水ノズル34B、エルボー型噴水ノズル34E又は
フィンガー型噴水ノズル34Fに定期的又は不規則的に
交換することができる。このようにすると、噴水の形態
を異ならせて噴水鉢の趣向にに変化をもたらすことがで
きる。
【0030】図1及び図2に示すように、内鉢22は、
噴水手段16によって噴出されて戻された水を保水部2
4に導く導水孔40を有する。図示の形態では、この導
水孔40は、連結周壁22Cの下方に設けられた多数の
スリット40Sから成っている。このようにすると、内
鉢22に戻されて内鉢22に貯められる水は、円筒周壁
22Pの高さとほぼ同じ水位を保つことができ、これ
は、内鉢22の円筒周壁22P内に鑑賞物などの物品を
収容する場合には、この鑑賞物を水に浸すことができ
る。なお、図1から解るように、スリット40Sは、周
方向に間隔をあけて3つのグループに分散して設けられ
ているが、このスリット40Sのパターンは、適宜に設
定することができる。
【0031】この導水孔40は、連結周壁22Cではな
く、円筒周壁22Pの適宜の高さ位置に設けることもで
き、また内鉢22内に水位を保つ必要がない場合には、
内鉢22の底壁22Bに設けてもよいことはもちろんで
ある。また、導水孔40は、スリット状に限らず、円形
その他の適宜の形態とすることができる。
【0032】本発明の噴水鉢10は、図6に示すよう
に、複数の噴出口30C、30Aのいずれかを着脱自在
に塞ぐ噴出口蓋42を予備的に備えている。この噴出口
蓋42は、複数の噴出口のうち水を噴射しない状態とし
たい噴出口、たとえば、図7に示すように、補助噴出口
30Aに取り付けてこの補助噴出口30Aを閉じること
ができる。このように、噴出口30Aを噴出口蓋42で
閉じると、噴水ポンプ14から水圧は、使用中の噴出口
30Cにすべてかかり、従って両方の噴出口30C、3
0Aを同時に使用する場合に比べて噴出口30Cからの
噴水の圧力が増加して噴水の趣向に変化を持たせること
ができる。
【0033】ライト18は、電球を内部に取り付ける電
球ソケット44を含み、内鉢22の底壁22Bを貫通し
てこの底壁22Bの上面に水密を保ってねじ止めされる
フランジ46Fを有するライト本体46と、このライト
本体46のフランジ46Fの上方部分で図示しないパッ
キング、ガラスカバーを介してライト本体46の上端に
螺合されるリング状のねじキャップ46Cと、このリン
グ状のねじキャップ46Cを通してガラスカバーとねじ
キャップ46Cとの間に交換可能に嵌め込まれるカラー
フィルター48とから成っている。従って、このカラー
フィルターを交換することによってライトアップのカラ
ーを適宜変更することができる。
【0034】図示の形態では、1つのライト18が設け
られているのが示されているが、2つ又はそれ以上のラ
イトを設けてもよいことはもちろんである。また、図示
の形態では、内鉢22の底壁22Bに設けられているの
で、光が上向きに照射されて鑑賞物を効果的にライトア
ップすることができて好ましいが、内鉢22に不透明性
の鑑賞物が収納される場合には、ライトアップが効果し
なくなるので、例えば、内鉢22の連結周壁22Cに設
けてもよい。この場合、ライト本体46は、外鉢20と
内鉢22との間に隠れるように配置される。
【0035】噴水ポンプ14及び水中ライト18に給電
するコード50、52は、内鉢22の底壁22Bに沿っ
て延びこの底壁22Bに止め具54等の適宜手段で固定
し、円筒周壁22P、連結周壁22Cに沿って上昇し上
鍔22Fを貫通して外部に導出され、図示しない給電端
子(雄型端子)に接続されている。この給電端子は、商
用電源に接続されるアダプタの直流出力端子(雌型端
子)に接続される。
【0036】次に、本発明の噴水鉢の使用方法を説明す
ると、内鉢22を外鉢22から外し、外鉢22に水を所
定水位まで注入する。外鉢22の内面には最高水位ライ
ンをマークしておくのが好ましい。この最高水位ライン
は、内鉢22が外鉢20内にセットされて水位が上昇し
ても水が外鉢20からこぼれない程度の水位となるよう
に設定される。
【0037】一方、内鉢22の噴水手段16に所定の噴
水ノズル34をセットする。図示の実施の形態では、2
つの噴出口30C、30Aを有するが、これらの両方の
噴出口30C、30Aに噴水ノズル34を取り付けても
よいし、一方の噴出口30C又は30Aに取り付けても
よい。片方の噴出口30C又は30Aにのみ噴水ノズル
34を取り付けた場合には、噴水ノズル34を取り付け
ていない噴出口は噴出口蓋42で閉じられる。
【0038】本発明の噴水鉢10の使用状態の一例が図
7に示されており、この例では、中央噴出口30Cに環
状シャワー型噴水ノズル32Sが取り付けられ、補助噴
出口30Aは、噴出口蓋42によって閉じられている。
もちろん、これとは反対に、中央噴出口30Cを蓋42
で閉じ、補助噴出口30Aにエルボー型噴水ノズル32
Eを取り付けてもよいし、中央噴出口30Cと補助噴出
口30Aの両方に噴水ノズル34を取り付けてもよい。
補助噴出口30Aには図4(C)のエルボー型噴水ノズ
ル34E以外の噴水ノズル34を取り付けるは避けるの
が望ましい。その理由は、補助噴出水口30Aに図4
(A)、図4(B)又は図4(D)の噴水ノズル34を
取り付けると、噴水が内鉢22の外にこぼれるからであ
る。
【0039】その後、内鉢22を外鉢20に静かにセッ
トするが、内鉢22の上鍔22Fの係入凹部22Fa内
に外鉢20の上鍔20Fが係入するようにしてこれらの
上鍔22F、20Fを重合して内外の鉢20、22を相
互に位置固定し、内鉢22内に水を注入するが、この水
は、その水位が内鉢22の導水孔40の下方で止まるよ
うに注入される。
【0040】本発明の噴水鉢10は、上記のように内外
の鉢20、22をセットし、水が注入された状態で使用
してもよいが、噴水を鑑賞用だけでなく、鉢の中に適宜
の鑑賞物を入れてこの鑑賞物に水を補給する目的に使用
するのが好ましい。
【0041】本発明の1つの使用例を示す図7では、内
鉢22内に適宜の植物60と石62と図示しない土とが
収納され、植物60と噴水との鑑賞と噴水による植物6
0への給水とが行われる。噴水鉢10の噴水手段16の
起動は、起動スイッチを含む図示しない制御手段によっ
て適宜に行われる。
【0042】噴水ノズル34の交換は、起動スイッチを
開き、噴水手段14の動作を停止して行われる。これ
は、中央噴出口30Cに他の噴水ノズルと交換して行わ
れるが、図7の環状シャワー型噴水ノズル34Sを取り
外し、図4(B)乃至図4(D)の噴水ノズル34B、
34E、34Fの適宜のいずれかを取り付けて行われ
る。
【0043】中央噴出口30Cに適宜の噴水ノズル34
を取り付ける他に、既に述べたように、この中央噴出口
30Cを蓋42で閉じ、補助噴出口30Aの蓋42を取
り外し、この補助噴出口30Aにエルボー型噴水ノズル
34Eを取り付けてもよいし、中央噴出口30Cに図4
(A)乃至4(D)のうちの適宜の噴水ノズル34を取
り付け、補助噴出口30Aにエルボー型噴水ノズル34
Eを取り付けてもよい。適宜の噴水ノズル34の選択的
な使用及び両噴出口の噴水ノズルの組み合わせによって
噴水に変化を持たせて噴水の鑑賞品質を向上することが
できることが解る。
【0044】上記の使用状態では、内鉢22の中に内鉢
22が植木鉢を兼ねているが、内鉢22の中に金魚を入
れて金魚と噴水との鑑賞を兼ねてもよいし、単に石だけ
を収納して石と噴水との鑑賞を行ってもよい。そのほか
に、内鉢22の水草を入れたり、その他適宜の鑑賞物を
入れるか入れることなく使用することができる。
【0045】噴水鉢10の内部を清掃するためには、内
鉢22内の収容物を取り出し、水を抜き、内鉢22を外
鉢20から外す。図示の形態では、噴水ポンプ14が内
鉢22に取り付けられているため、噴水ポンプ14及び
噴水手段16が接続されたまま内鉢22に取り付けられ
ていることになるので、内鉢22を外鉢20から取り外
すだけで内外の鉢20、22が開放され、閉じられた空
間部分をほとんど有しないので、狭い清掃空間を生ずる
ことがなく、従って清掃作業を容易に行うことができ
る。
【0046】噴水ポンプ14の水量の調節は、内鉢22
を外鉢20にセットする前に、噴水ポンプ14のつまみ
を調節して行われる。また、夜間には噴水を噴出しなが
ら水中ライト18を点灯してライトアップすることがで
き、この水中ライト18は、カラーフィルターを適宜交
換して種々のカラーでライトアップすることができるよ
うにする。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、鉢本体
が内外の鉢から成っていて内鉢に噴水手段が設けられて
いるので、内鉢から噴出する噴水によって看者に心の癒
しや清涼感が付与され、また内外の鉢は単に重合してい
るだけであって内鉢を外鉢に重合したり外鉢から持ち上
げるだけで、内外の鉢を組み付けたり取り外したりする
ことができるので、保水部への水の補給や内外の鉢の清
掃を隅々まで容易に行うことができる。
【0048】また、噴水ポンプが内鉢に取り付けられて
いると、噴水ポンプと噴水手段とが共に内鉢に取り付け
られていることになるので、噴水ポンプと噴水手段とを
接続したまま内鉢を外鉢から取り外すことができ、清掃
の目的で内鉢を取り外す作業が容易となる。
【0049】更に、噴水手段が噴水ポンプにそれぞれ接
続される複数の噴出口とこれらの複数の噴出口に着脱自
在に取り付けられる噴水ノズルとから成り、噴水ノズル
は、異なる形態の噴水を噴出する複数の噴水ノズル群か
ら選択されると、異なる位置から噴水を噴出させたり、
多段的に噴水を出したりすることができるので、単一の
噴水にはない噴水の趣向を向上することができ、各噴出
口には適宜の形態の噴水ノズルを選択的に取り付けて噴
水の多様性を付与することができるので、看者に一層高
度の癒しを与えることができる。
【0050】内鉢に戻された水を外鉢に導いて保水する
導水孔が底面からから所定の高さ位置に設けられると、
内鉢内に所定の水位が維持され、内鉢内に収容される植
木、水草、金魚、石等の鑑賞物を常に水に浸すことがで
き、噴水が鑑賞機能の他に給水の機能をも有するので好
ましい。特に、噴水がシャワー状に噴出すると、従来技
術の散水ホースによる局部的な給水に比べて給水が広い
範囲に分散して給水されるので、鑑賞物を傷めることが
なく好ましい。
【0051】複数の噴出口が内鉢の中央に設けられた中
央噴出口と内鉢の周縁付近に設けられた少なくとも1つ
の補助噴出口とし、補助噴出口に接続されるべき噴水ノ
ズルは、内鉢の反対側の縁に向けて指向する水を噴出す
る形態のエルボー型ノズルとすると、補助噴出口から噴
出する噴水が内鉢の外にこぼれることがなく、水を有効
に循環させることができる上に、室内での使用に支障を
来すことはない。
【0052】更に、複数の噴出口を選択的に使用して水
を噴射しない噴出口を予備的に備えている噴出口蓋で閉
じると、水圧は、使用中の噴出口にすべてかかり、従っ
てすべての噴出口を使用する場合に比べて噴水の圧力を
増加して噴水の趣向に変化を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態による噴水鉢の上面
図である。
【図2】図1の噴水鉢の縦断面図である。
【図3】図1及び図2の噴水鉢の噴水手段の拡大断面図
である。
【図4】本発明に用いられる異なる幾つかの噴水ノズル
を示し、同図(A)は環状シャワー型噴水ノズルの斜視
図、同図(B)はベル型噴水ノズルの斜視図、同図
(C)はエルボー型噴水ノズルの斜視図、同図(D)は
フィンガー型噴水ノズルの斜視図である。
【図5】噴水ノズルの取付方法を説明するための図であ
り、同図(A)は中央噴出口に取り付けられる環状シャ
ワー型噴水ノズルとジョイントとの関係を示す分解断面
図、同図(B)は補助噴出口に取り付けられるエルボー
型噴水ノズルとジョイントとの関係を示す分解断面図で
ある。
【図6】本発明に用いられる噴出口蓋の使用状態の拡大
断面図である。
【図7】本発明の噴水鉢の1つの使用状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 噴水鉢 12 鉢本体 14 噴水ポンプ 14H 吐出口 16 噴水手段 18 水中ライト 20 外鉢 20F 外鉢の上鍔 20P 湾曲周壁 20B 水平底壁 22 内鉢 22F 内鉢の上鍔 22Fa 係入凹部 22C 連結周壁 22P 円筒周壁 22B 水平底壁 24 保水部 26 ねじ 28 U字形ブラケット 28a 上鍔 30 噴出口 30C 中央噴出口 30A 補助噴出口 30R、30RC、30RA 中空立上部 30Rh 貫通孔 32 ジョイント 33 継足ジョイント 34 噴水ノズル 34G 噴水ノズル群 34S 環状シャワー型噴水ノズル 34B ベル型噴水ノズル 34E エルボー型噴水ノズル 34F フィンガー型噴水ノズル 36、36C、36A 噴水管 36CH、36AH 水平管部分 38 連結管 40 導水孔 40S スリット 42 噴出口蓋 44 電球ソケット 46 ライト本体 46F フランジ 46C ねじキャップ 48 カラーフィルター 50、52 コード 54 止め具 60 植物 62 石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 27/00 502F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉢本体と前記鉢本体に設けられた噴水ポ
    ンプと前記噴水ポンプに連結された噴水手段とを備え、
    前記鉢本体に収納された水を前記噴水ポンプの駆動によ
    って前記噴水手段から噴水として噴出し、前記噴出され
    た水を前記鉢本体の保水部に戻すようにした噴水鉢にお
    いて、前記鉢本体は、相互に取り外し自在に重合してそ
    れらの間に保水部を形成する外鉢と内鉢とから成り、前
    記噴水手段の噴出口は、前記内鉢に設けられて前記内鉢
    に噴水し、前記内鉢は、前記噴水手段によって噴出され
    た水を前記保水部に導く導水孔を有することを特徴とす
    る噴水鉢。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の噴水鉢であって、前記
    噴水ポンプは、前記内鉢に取り付けられていることを特
    徴とする噴水鉢。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の噴水鉢であっ
    て、前記噴水手段は、前記噴水ポンプにそれぞれ接続さ
    れる複数の噴出口と前記複数の噴出口に着脱自在に取り
    付けられる噴水ノズルとから成り、前記噴水ノズルは、
    異なる形態の噴水を噴出する複数の噴水ノズル群から選
    択されることを特徴とする噴水鉢。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の噴水鉢であって、前記
    複数の噴水ノズル群は、少なくとも、環状の噴水、水柱
    状の噴水、シート状の噴水のいずれかを噴出する形態の
    ノズルを含んでいることを特徴とする噴水鉢。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の噴水
    鉢であって、前記導水孔は、前記内鉢の底面から所定の
    高さ位置に設けられていることを特徴とする噴水鉢。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の噴水
    鉢であって、前記複数の噴出口は、前記内鉢の中央に設
    けられた中央噴出口と前記内鉢の周縁付近に設けられた
    少なくとも1つの補助噴出口とを含み、前記補助噴出口
    に接続されるべき噴水ノズルは、内鉢の反対側の縁に向
    けて指向する水を噴出する形態のエルボー型噴水ノズル
    であることを特徴とする噴水鉢。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載の噴水
    鉢であって、前記複数の噴出口のいずれかを着脱自在に
    塞ぐ噴出口蓋を予備的に備えていることを特徴とする噴
    水鉢。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110714A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Ohbayashi Corp 水景広場システム
KR100996323B1 (ko) 2008-07-10 2010-11-23 안현국 탈착식노즐과 중첩구조를 구비한 독립형 분수장치 및적용방법
KR101158002B1 (ko) 2012-03-23 2012-06-25 안주현 다용도 식물재배기
KR101231954B1 (ko) * 2010-11-01 2013-02-08 전북대학교산학협력단 플랜터
CN103749195A (zh) * 2013-12-27 2014-04-30 宁波丰德科技信息咨询有限公司 一种具有支架的花盆
KR101398928B1 (ko) 2012-05-25 2014-05-27 엘이디아트 (주) 양액을 이용한 식물재배장치

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