JP2003339797A - 手術台用テーブルの連結装置 - Google Patents

手術台用テーブルの連結装置

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JP2003339797A
JP2003339797A JP2002151373A JP2002151373A JP2003339797A JP 2003339797 A JP2003339797 A JP 2003339797A JP 2002151373 A JP2002151373 A JP 2002151373A JP 2002151373 A JP2002151373 A JP 2002151373A JP 2003339797 A JP2003339797 A JP 2003339797A
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stretcher
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Tomoya Masubuchi
智哉 増渕
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Mizuho Ika Kogyo KK
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Mizuho Ika Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブルを手術台とストレッチャとの間で移
し替える際にテーブルを安定的に支持する。 【解決手段】 手術台用テーブル(3)とストレッチャ
の台車(12)と手術台のコラム(2)の三者が合体し
た状態において台車(12)とコラム(2)との間を移
動しうるロッド(23)が手術台用テーブル(3)に取
り付けられると共に、このロッド(23)が嵌まり込み
うる嵌合穴(32,29)が台車(12)とコラム
(2)とに夫々設けられ、このロッド(23)が台車
(12)側の嵌合穴(32)とコラム(2)側の嵌合穴
(29)のいずれか一方と嵌合し嵌合の切り替えの際に
双方と嵌合するように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手術台用テーブル
をストレッチャの台車又は手術台のコラムに連結するた
めの連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】患者を載せるテーブルは手術台のテーブ
ルとストレッチャのテーブルを兼ねるように作られる場
合がある。その場合、手術台のコラムとストレッチャの
台車は合体可能に形成され、両者が合体した状態でテー
ブルがコラムと台車との間で入れ替えられる。テーブル
の底部と手術台のコラムの上部には相互間を連結する油
圧シリンダ装置からなるジョイント装置が設けられ、台
車の左右両側とテーブルの左右両側とには複数対の嵌合
用凹凸部からなるジョイント装置が設けられ、ジョイン
ト装置を入れ替えることによりテーブルをコラムに連結
し又は台車に連結する。
【0003】このテーブル、手術台及びストレッチャは
例えば次のように使用される。
【0004】凹凸部からなるジョイント装置の嵌合によ
りストレッチャの台車にテーブルを固定し、このテーブ
ル上に患者を載せて搬送する。このストレッチャを手術
台のコラムと合体させ、油圧シリンダ装置からなるジョ
イント装置を操作してテーブルをコラムに連結する。次
に、コラムを上昇させてテーブルをストレッチャの台車
上に浮上させる。その際、嵌合用の凹凸部が分離し、テ
ーブルが台車から完全に切り離される。そこで、台車を
コラムから引き離し、所定の格納場所に収める。また、
テーブルはコラムの操作により所定の高さ、姿勢にセッ
トされる。手術が終了すると、ストレッチャの台車を手
術台のコラムと合体させ、ジョイント装置を操作してテ
ーブルをコラムから引き離す。次に、コラムを降下させ
てテーブルをストレッチャの台車上に載せ換える。その
際、嵌合用の凹凸部が嵌合し、テーブルが台車に連結さ
れる。そこでストレッチャをテーブルごとコラムから引
き離し手術室外へと患者を搬出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ストレッチャの台車は
その収納場所が病院内を広く占めることがないように小
型化する必要があるが、台車を小型化すると台車上でテ
ーブルが不安定になりやすく、凹凸部が分離しやすくな
る。ことにテーブルを台車とコラムとの間で移し替える
べくテーブルとコラムとの接続を切った際にテーブルが
不安定になりやすい。患者の位置がテーブルの中心から
ずれていたり、医療従事者等がテーブルに触れたりする
と、テーブルがコラムや台車の上で傾斜するおそれがあ
る。
【0006】従って、本発明はそのような問題点を解決
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、手術台用テーブル(3)と
ストレッチャの台車(12)と手術台のコラム(2)の
三者が合体した状態において台車(12)とコラム
(2)との間を移動しうるロッド(23)が手術台用テ
ーブル(3)に取り付けられると共に、このロッド(2
3)が嵌まり込みうる嵌合穴(32,29)が台車(1
2)とコラム(2)とに夫々設けられ、このロッド(2
3)が台車(12)側の嵌合穴(32)とコラム(2)
側の嵌合穴(29)のいずれか一方と嵌合し嵌合の切り
替えの際に双方と嵌合するように形成された手術台用テ
ーブルの連結装置を採用する。
【0008】この請求項1に係る発明によれば、手術台
用テーブル(3)は、そのロッド(23)が台車(1
2)側の嵌合穴(32)又はコラム(2)側の嵌合穴
(29)と嵌合することにより、台車(12)又はコラ
ム(2)上に安定的に支持される。従って、台車(1
2)は従来におけるよりも小型化が可能となる。また、
テーブル(3)を台車(12)とコラム(2)との間で
移し替える途中において、テーブル(3)のロッド(2
3)は台車(12)とコラム(2)の双方の嵌合穴(3
2,29)と嵌合する過程を経る。従って、テーブル
(3)は台車(12)又はコラム(2)のいずれかに必
ず連結され、台車(12)又はコラム(2)上にぐら付
くことなく安定的に支持される。これにより、患者(3
3)の位置がテーブル(3)の中心からずれていたり、
医療従事者等がテーブル(3)に触れたりしても、テー
ブル(3)は傾斜したりすることなく、ストレッチャの
台車(12)又はコラム(2)上に支持され、また両者
間で安定的に移し替えられる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の手術台用テーブルの連結装置において、ロッド
(23)が手術台用テーブル(3)に取り付けられた液
圧シリンダ装置(25)のピストンロッドである手術台
用テーブルの連結装置を採用する。
【0010】この請求項2に係る発明によれば、ロッド
(23)が液圧シリンダ装置(25)により動作する。
従って、テーブル(3)の台車(12)やコラム(2)
への連結と解除を簡易かつ迅速に行うことができる。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2に記載の手術台用テーブルの連結装置におい
て、台車(12)又はコラム(2)に設けられた嵌合穴
(32,29)が台車(12)又はコラム(2)の端縁
に開口するラビリンス穴として形成された手術台用テー
ブルの連結装置を採用する。
【0012】この請求項3に係る発明によれば、ロッド
(23)が嵌合穴(32)であるラビリンス穴の開口
(32c)を通して嵌合穴(32)に対し出入り可能で
ある。従って、ロッド(23)を嵌合穴(32)から抜
き取ることなくテーブル(3)を台車(12)やコラム
(2)に着脱可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図3に示すように、手術台は、手
術室の床面等に置かれる基台1と、基台1上に設置され
るコラム2と、コラム2上に設置される患者支持手段で
あるテーブル3とを有する。
【0015】基台1下には手術台の移動時に使用される
キャスタ4が取り付けられる。また、基台1内には液圧
発生装置である油圧発生装置(図示せず)が収納され
る。
【0016】コラム2は基台1上で垂直方向に伸縮可能
に組み合わされる複数本のロッド(図示せず)と、ロッ
ドを伸縮させる液圧シリンダ装置である油圧シリンダ装
置(図示せず)と、ロッドや油圧シリンダ装置等を囲む
テレスコープ式に伸縮可能なカバー5及びベローズ6と
を具備する。油圧シリンダ装置の駆動でロッドが伸縮す
ることにより、コラム2は垂直方向に伸縮し、テーブル
3は所望の高さの位置へと昇降する。
【0017】テーブル3はコラム2上にジンバル機構と
後述する連結装置とを介して連結される。図4に示すよ
うに、ジンバル機構は入れ子状に組み合わされる第一及
び第二の架枠7,8を有する。内側の第一の架枠7はコ
ラム2内の最上位のロッド9の上端に水平な第一の軸1
0を介して連結される。これにより、内側の第一の架枠
7は第一の軸10を支点にして回動自在となる。また、
外側の第二の架枠8が内側の第一の架枠7に対し第二の
軸11を介して連結される。第二の軸11は第一の軸1
0に対し平面視で直交するような向きに配置される。第
二の軸11は第一の軸10に対し軸心同士が上下間でず
れるように配置してもよいし交差するように配置しても
よい。外側の第二の架枠8は第二の軸11を支点にして
第一の架枠7に対し回動自在である。この外側の第二の
架枠8にテーブル3が固定される。これにより、テーブ
ル3は第一の軸10を支点にして横転することができ、
第二の軸11を支点にして、縦転することができる。テ
ーブル3は縦転と横転との組み合わせにより、所望の向
きに所望の傾斜角度で傾斜し得る。
【0018】ジンバル機構の第一の架枠7とコラム2と
の間には第一の駆動装置(図示せず)が設けられる。第
一の駆動装置は、具体的には液体圧シリンダ装置である
油圧シリンダ装置であり、この第一の駆動装置の駆動に
より、テーブル3は第一の軸10を支点にして所望の角
度位置に横転し停止する。また、ジンバル機構の第二の
架枠8と第一の架枠7との間には、第二の軸11を支点
にしてテーブル3を縦転させるための第二の駆動装置
(図示せず)が設けられる。第二の駆動装置は、具体的
には液体圧シリンダ装置である油圧シリンダ装置であ
り、この第二の駆動装置の駆動により、テーブル3は第
二の軸11を支点にして所望の角度位置に縦転し停止す
る。
【0019】上記テーブル3は、後述する連結装置によ
り手術台のコラム2に対し着脱自在であり、コラム2か
ら外して同じく連結装置によりストレッチャの台車に取
り付けストレッチャのテーブルとしても使用することが
できる。
【0020】図7乃至図9に示すように、ストレッチャ
の台車12は、下部フレーム13と、下部フレーム13
を支える複数個の車輪14と、支柱15及びクッション
ロッド16を介し下部フレーム13上に支えられた上部
フレーム17とを具備する。
【0021】台車12は、図12及び図13に示すよう
に、テーブル3をコラム2との間で受け渡す際にコラム
2と合体するようになっており、下部フレーム13は平
面視で略U字形に形成され、その左右部分には合体の際
にコラム2の両側面を挟み込むガイド棒18が取り付け
られ、コラム2の他の側面に当接するストッパ19が取
り付けられる。上部フレーム17も平面視で略U字形に
形成される。
【0022】図7乃至図9に示すように、支柱15は下
部フレーム13上に固定され、支柱15の上端にはピボ
ットヒンジ20を介し支持フレーム21が連結される。
支持フレーム13はピボットヒンジ20のほかクッショ
ンロッド16によっても支持されることにより下部フレ
ーム13の上方に略水平に保持される。
【0023】図8乃至図11に示すように、左右の支持
フレーム21上に上部フレーム17の左右部分がクッシ
ョンスプリング22及び回動リンク34を介し載せられ
る。左右の支持フレーム21上の前後にはそれぞれブラ
ケット35が縦向きに固定され、各ブラケット35に回
動リンク34の一端がピン36で連結され、回動リンク
34の他端が上部フレーム17にピン37で連結され
る。クッションスプリング22はブラケット35と上部
フレーム17との間に配置される。左右の上部フレーム
17はクッションスプリング22により支持フレーム2
1の上方へと常時付勢され、テーブル3の着脱に伴い上
下に移動する。また、左右の上部フレーム17は回動リ
ンク34により支持フレーム21に連結されると共に左
右方向への動きを阻止される。
【0024】テーブル3を手術台のコラム2やストレッ
チャの台車12に連結するための連結装置は次のように
構成される。
【0025】図5及び図6に示すように、テーブル3に
は、テーブル3をストレッチャの台車12と手術台のコ
ラム2とに選択的に連結する連結部材であるロッド23
が取り付けられる。テーブル3のフレーム3aの左右両
側から下方にブラケット部24がそれぞれ二つずつ突出
し、各ブラケット部24にロッド23が水平に取り付け
られる。各ロッド23はテーブル3の左右方向にスライ
ド自在に各ブラケット部24に支持され、後述するごと
く各々の外端23aがストレッチャの台車12側に臨
み、各々の内端23bがコラム3の第二の架枠8に臨む
ようになっている。
【0026】各ロッド23は手動によりスライドさせる
ようにしてもよいが、望ましくはアクチュエータである
油圧シリンダ装置25により駆動される。油圧シリンダ
装置は各ブラケット部24に保持され、油圧シリンダ装
置25内のピストン26にロッド23の中央部が固定さ
れる。油圧シリンダ装置25の油圧発生装置はテーブル
3のフレーム3aの空洞内に収納される(図示せず)。
フレーム3aには油圧発生装置に給電等するための端子
27が設けられる。油圧シリンダ装置及びその図示しな
い制御弁の作動により、ロッド23は図6に示す外方向
に突出した位置と、図19に示す内方向に突出した位置
との間を、図18に示す中間位置を経て移動し、外方向
に突出した位置と内方向に突出した位置のいずれかに停
止可能である。
【0027】上記各ロッド23に対応して、ストレッチ
ャの台車12とコラム2には、ロッド23が挿入される
嵌合穴が夫々形成される。
【0028】図4に示すように、コラム2の第二の架枠
8と一体の基盤の左右両側には、テーブル3のブラケッ
ト部24(図6参照)が嵌まり込む凹部28が形成さ
れ、凹部28の奥壁にロッド23の内端23bが入り込
む嵌合穴29が形成される。油圧シリンダ装置25の作
動でピストン26がシリンダ内を内側端まで移動する
と、ロッド23の内端23bがこの嵌合穴29に入り込
み、テーブル3をコラム2上に固定する。この場合、ロ
ッド23の外端23aはブラケット部24内に没する。
なお、このコラム2の第二の架枠8には上述したテーブ
ル3側の端子27に接続される端子30が凸状に設けら
れる。両端子27,30の接続により、コラム2側から
テーブル3側に給電される。
【0029】また、図10及び図11に示すように、ス
トレッチャの台車12の上部フレーム17には、テーブ
ル3のブラケット部24の外壁が接する起立壁31が設
けられ、この起立壁31にロッド23の外端23aが入
り込む嵌合穴32が形成される。油圧シリンダ装置25
の作動でピストン26がシリンダ内を外側端まで移動す
ると、ロッド23の外端23aがこの嵌合穴32に入り
込み、テーブル3をストレッチャの台車12上に固定す
る。この場合、ロッド23の内端23bはブラケット部
24内に没する。なお、上記起立壁31にはテーブル3
の側縁を受け止めるためのテーブル受け38が固定され
る。
【0030】図18に示すように、コラムの第二の架枠
8と台車12とテーブル3の三者が合体した状態におい
て、嵌合穴29,32とロッド23は同じ軸線上に並ぶ
ようになっている。油圧シリンダ装置25の作動により
ロッド23が中間位置を通過するとき、ロッドの23内
外端23b,23aはコラム2の嵌合穴29と台車12
の嵌合穴32との双方を同時に貫通する。すなわち、ロ
ッド23は、合体状態の台車12とコラム2との間でテ
ーブル3の連結を切り替える途中において台車12とコ
ラム2の双方に係合し、双方から同時に離反することは
ない。従って、テーブル3は台車12とコラム2との間
で移し替える際傾斜することなく安定的に支持される。
【0031】上記嵌合穴29,32はロッド23の横断
面に合致する形状に穿設されるが、望ましくはストレッ
チャの台車12側の嵌合穴32は、図7及び図8に示す
ように、台車12の端縁である上部フレーム17の上端
に開口するラビリンス穴として形成される。このラビリ
ンス穴は望ましくは略倒L字形に形成され、横溝32a
とこの横溝32aに連通する縦溝32bとを有する。縦
溝32bが上部フレーム17の上端の開口部32cに連
通し、横溝32aの最奥部にロッド23の外端23aが
臨む。このため、ロッド23がこの嵌合穴32に侵入し
た状態においてもロッド23を嵌合穴32から引っ込め
ることなくロッド23を嵌合穴32に沿ってその開口部
32cまで滑らせることにより、テーブル3を台車12
から離脱させることが可能である。なお、ロッド23が
嵌合穴32穴内でみだりにスライドしたり嵌合穴32か
ら離脱したりすることがないように、図10及び図11
に示すように、嵌合穴32の横溝32aをストッパピン
39が横切っている。ストッパピン39を外すことによ
り、ロッド23を嵌合穴32に沿ってその開口部32c
まで滑らせ、テーブル3を台車12から離脱させること
ができる。
【0032】次に、上記構成のテーブル3、コラム2及
び台車12の作用について説明する。
【0033】図13に示すごとく患者33をテーブル3
に載せたままストレッチャから手術台に移し替えるに
は、ストレッチャの台車12を手術台のコラム2まで搬
送し、図12及び図13に示すようにガイド棒18とコ
ラム2との摺接及びストッパ19とコラム2との接触に
より、台車12をコラム2に一定の位置関係で合体させ
る。
【0034】この状態では、図14に示すように、ロッ
ド23の外端23aが油圧シリンダ装置25の作動によ
り台車12の起立壁31の嵌合穴32に入り込み、ロッ
ド23の内端23bがブラケット部24内に没してい
る。テーブル3はロッド23と嵌合穴32との係合によ
り、台車12上にガタツクことなく固定される。また、
台車12上のクッションスプリング22はテーブル3、
患者33等の重量により圧縮変形する。
【0035】なお、このような固定状態においても、テ
ーブル3を台車12から取り外すことは可能である。す
なわち、ストッパピン39を除去したうえでロッド23
を台車12側の嵌合穴32の横溝32aに沿って滑ら
せ、縦溝32bを通して開口部32cから嵌合穴32外
に離脱させる。これにより、テーブル3を台車12から
引き離し、テーブル3を単独で搬送することができる。
【0036】台車12がコラム2に接続されると、コラ
ム2が上方へと伸び、図15に示すように、コラム2上
の第二の架枠8がテーブル3にその下方から接近する。
そして、図16に示すように、コラム2上の第二の架枠
8がテーブル3と合体し、テーブル3のブラケット部2
4が第二の架枠8の凹部28内に嵌まり込む。また、ロ
ッド23の内端23bがコラム2側の嵌合穴29に正対
する。
【0037】コラム2はその第二の架枠8がテーブル3
に接した後も、図17に示すように、少しばかり(例え
ば、5mm程度)上昇し、台車12の上部フレーム17
とテーブル3を台車12の下部フレーム17上へ多少浮
上させる。これにより、台車12、テーブル3及びコラ
ム2の三者は図12及び図13に示すように、完全に合
体する。この合体が完了すると、図17に示すように、
クッションスプリング22は少しばかり伸び、また合体
が完了した旨の信号が図示しないセンサから発せられ
る。
【0038】センサからの信号により油圧シリンダ装置
25が作動し、図18に示すように、ピストン26を中
間位置まで移動させる。これにより、ロッド23はコラ
ム2の第二の架枠8側へとスライドし、その外端23a
を台車12側の嵌合穴32内に留めたまま内端23bを
コラム2側の嵌合穴29へと侵入させる。このため、テ
ーブル3をストレッチャの台車12からコラム2へと移
し替える途中においてテーブル3内のロッド23はスト
レッチャの台車12とコラム2の双方に係合し、双方か
らの切り離しが防止されることとなる。
【0039】続いて、図19に示すように、ロッド23
が油圧シリンダ装置25の作動により更にコラム2の第
二の架枠8側へとスライドし、その外端23aを台車1
2側の嵌合穴32から離脱させる。上述したようにロッ
ド23はその中位点において台車12とコラム2の双方
の嵌合穴32,29に入り込むような長さを有するの
で、テーブル3は切り替え操作中に台車12とコラム2
の双方又はいずれかに連結され、双方から切り離された
状態の発生が防止される。従って、テーブル3は移し替
えの途中において常に安定的に支持される。
【0040】ロッド23が台車12側から離脱すると、
コラム2が更に上方へと伸び、図20に示すように、コ
ラム2の第二の架枠8とテーブル3を台車12の上部フ
レーム17の上方へと上昇させる。
【0041】その後、図21に示すように、台車12が
コラム2から引き離される。この状態ではテーブル3は
ロッド23によりコラム2側に連結されており、各種の
油圧シリンダ装置の作動により手術等に適した所望の高
さ位置、姿勢にセットされる。
【0042】手術等が終了した後、患者33を搬出する
場合は、上記と逆の手順によりテーブル3をコラム2上
から台車12上に移し替えることによりテーブル3ごと
患者33をストレッチャに移し替えることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、手術台用
テーブルとストレッチャの台車と手術台のコラムの三者
が合体した状態において台車とコラムとの間を移動しう
るロッドが手術台用テーブルに取り付けられると共に、
このロッドが嵌まり込みうる嵌合穴が台車とコラムとに
夫々設けられ、このロッドが台車側の嵌合穴とコラム側
の嵌合穴のいずれか一方と嵌合し嵌合の切り替えの際に
双方と嵌合するように形成された手術台用テーブルの連
結装置であるから、手術台用テーブルは、そのロッドが
台車側の嵌合穴又はコラム側の嵌合穴と嵌合することに
より、台車又はコラム上に安定的に支持される。従っ
て、台車は従来におけるよりも小型化が可能となる。ま
た、テーブルを台車とコラムとの間で移し替える途中に
おいて、テーブルのロッドは台車とコラムの双方の嵌合
穴と嵌合する過程を経る。従って、テーブルは台車又は
コラムのいずれかに必ず連結され、台車又はコラム上に
ぐら付くことなく安定的に支持される。これにより、患
者の位置がテーブルの中心からずれていたり、医療従事
者等がテーブルに触れたりしても、テーブルは傾斜した
りすることなく、ストレッチャの台車又はコラム上に支
持され、また両者間で安定的に移し替えられる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載の手術台用テーブルの連結装置において、ロッドが
手術台用テーブルに取り付けられた液圧シリンダ装置の
ピストンロッドである手術台用テーブルの連結装置であ
るから、ロッドが液圧シリンダ装置により動作する。従
って、テーブルの台車やコラムへの連結と解除を簡易か
つ迅速に行うことができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は請求項2に記載の手術台用テーブルの連結装置におい
て、台車又はコラムに設けられた嵌合穴が台車又はコラ
ムの端縁に開口するラビリンス穴として形成された手術
台用テーブルの連結装置であるから、ロッドが嵌合穴で
あるラビリンス穴の開口を通して嵌合穴に対し出入り可
能である。従って、ロッドを嵌合穴から抜き取ることな
くテーブルを台車やコラムに着脱可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術台用テーブルを手術台のコラム上にセット
した状態で示す平面図である。
【図2】手術台用テーブルを手術台のコラム上にセット
した状態で示す正面図である。
【図3】手術台用テーブルを手術台のコラム上にセット
した状態で示す側面図である。
【図4】コラムにおけるテーブル支持部の垂直断面図で
ある。
【図5】手術台用テーブルの正面図である。
【図6】図5中、VI−VI線矢視断面図である。
【図7】片半分を水平断面で示すストレッチャの台車の
平面図である。
【図8】ストレッチャの台車の垂直断面図である。
【図9】片半分を垂直断面で示すストレッチャの台車の
側面図である。
【図10】図8に示す台車の上部の拡大図である。
【図11】図10中、XI−XI線矢視断面図である。
【図12】手術台用テーブル、手術台のコラム及びスト
レッチャの台車の三者を合体状態で示す平面図である。
【図13】図12に示すものの正面図である。
【図14】ストレッチャにテーブルを連結した状態の垂
直断面図である。
【図15】図14に示す状態の後、ストレッチャの台車
に連結されたテーブルに対しコラムが上昇する状態を示
す垂直断面図である。
【図16】図15に示す状態の後、テーブルに対しコラ
ムが合体した状態を示す垂直断面図である。
【図17】図16に示す状態の後、コラムが更に上昇し
た状態を示す垂直断面図である。
【図18】連結装置が手術台用テーブル、手術台のコラ
ム及びストレッチャの台車の三者を連結した状態を示す
垂直断面図である。
【図19】図18に示す三者の連結から手術台用テーブ
ル及びコラムの二者の連結に切り替えられた状態を示す
垂直断面図である。
【図20】図19に示す状態の後、手術台のコラムが手
術台用テーブルと共にストレッチャの台車の上方に上昇
した状態を示す垂直断面図である。
【図21】ストレッチャの台車が切り離された手術台用
テーブル及びコラムを示す垂直断面図である。
【符号の説明】
2…コラム 3…テーブル 12…台車 23…ロッド 25…油圧シリンダ装置 29,32…嵌合穴 32c…開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術台用テーブルとストレッチャの台車
    と手術台のコラムの三者が合体した状態において台車と
    コラムとの間を移動しうるロッドが手術台用テーブルに
    取り付けられると共に、このロッドが嵌まり込みうる嵌
    合穴が台車とコラムとに夫々設けられ、このロッドが台
    車側の嵌合穴とコラム側の嵌合穴のいずれか一方と嵌合
    し嵌合の切り替えの際に双方と嵌合するように形成され
    たことを特徴とする手術台用テーブルの連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の手術台用テーブルの連
    結装置において、ロッドが手術台用テーブルに取り付け
    られた液圧シリンダ装置のピストンロッドであることを
    特徴とする手術台用テーブルの連結装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の手術台用
    テーブルの連結装置において、台車又はコラムに設けら
    れた嵌合穴が台車又はコラムの端縁に開口するラビリン
    ス穴として形成されたことを特徴とする手術台用テーブ
    ルの連結装置。
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