JP2003339049A - 画像復号装置及び画像復号方法 - Google Patents

画像復号装置及び画像復号方法

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JP2003339049A
JP2003339049A JP2002146220A JP2002146220A JP2003339049A JP 2003339049 A JP2003339049 A JP 2003339049A JP 2002146220 A JP2002146220 A JP 2002146220A JP 2002146220 A JP2002146220 A JP 2002146220A JP 2003339049 A JP2003339049 A JP 2003339049A
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JP2002146220A
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Tadashi Ohira
正 大平
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームを間引くことなく、フレーム間符号
化の復号処理を一部省略することによって、高速かつ簡
易に画像信号を復号することができる画像復号装置及び
画像復号方法を提供する。 【解決手段】 符号化画像データから分離器101で動
きベクトル成分を分離して動きベクトル復号器108で
復号する。また、分離器101は符号化画像データの画
像タイプを識別する。符号化画像データがPピクチャの
場合、選択器100がスイッチを切り替え、可変長復号
器103、逆量子化器104及び逆DCT器105で復
号する。そして、復号されたPピクチャと動きベクトル
成分とを用いて動き補償器110で動き補償を行い、画
像加算器106で復号画像データを生成する。一方、P
ピクチャではない場合、生成された復号画像データと動
きベクトル成分とを用いて復号画像生成器112で復号
画像データを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された動画
像データを好適に復号再生する画像復号装置及び画像復
号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の符号化方式として、フレー
ム内符号化方式であるMotionJPEGやDigi
tal Video等の符号化方式や、フレーム間予測
符号化を用いたH.261、H.263、MPEG−
1、MPEG−2等の符号化方式が知られている。これ
らの符号化方式はISO(International Organization
for Standardization:国際標準化機構)やITU(Int
ernational Telecommunication Union:国際電気通信連
合)によって国際標準化されている。
【0003】フレーム内符号化方式はフレーム単位で独
立に符号化を行うものであり、フレームの管理がしやす
いため、動画像の編集や特殊再生が必要な装置に最適で
ある。また、フレーム間予測符号化方式はフレーム間予
測を用いるため、符号化効率が高いという特徴を持って
いる。さらに、コンピュータ、放送及び通信等の多くの
領域で利用することができる汎用的な次世代マルチメデ
ィア符号化規格として、MPEG−4の国際標準化作業
が進められている。このようなフレーム間符号化方式
は、MPEGの大きな特徴でもある。
【0004】これらの規格では、フレーム毎の符号化の
種類を3種類に分けて扱っており、それぞれフレーム内
符号化のみを行うIピクチャ(Infra-Picture:フレー
ム内符号化画像)、過去のフレームからのフレーム間予
測も行うPピクチャ(Predictive-Picture:フレーム間
順方向予測符号化画像)、未来のフレームからのフレー
ム間予測も行うBピクチャ(Bidirectionally predicti
ve-Picture:双方向予測符号化画像)と呼ばれる。通
常、符号化されたデータでは、最初にIピクチャが出現
し、数個のBピクチャと1つのPピクチャが周期的に出
現する。つまり、ランダムアクセスを可能とするため
に、フレーム内符号化画面を定期的に挿入し、フレーム
内符号化画面が少なくとも1枚入った画面郡構造を有す
る。これをGOP(Group of Pictures)構造と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレー
ム間符号化方式は、その処理に要する負荷が非常に大き
いという問題がある。特に、復号処理においては、携帯
端末等で実行することができるように装置の小型化や低
消費電力化等といったニーズが高まってきており、ま
た、様々な使用環境が想定されるため、この負荷の大き
さが特に問題となる場合がある。また、特殊再生時の復
号処理の負荷はさらに大きくなるので、負荷のかかる処
理の省略化を図る必要がある。
【0006】このような状況から、一般的には復号する
フレームを間引くなどの工夫がなされている。この操作
は負荷を軽くするための簡易な手法である一方で、フレ
ームが間引かれた場合の動画像自身の情報の欠落という
別の問題が生じてしまう。
【0007】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、フレームを間引くことなく、フレーム
間符号化の復号処理を一部省略することによって、高速
かつ簡易に画像信号を復号することができる画像復号装
置及び画像復号方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、画面内符号化された画像データと動き補
償予測符号化された予測画像データとから構成される符
号化画像データを復号する画像復号装置であって、前記
符号化画像データを入力する入力手段と、動き補償予測
符号化で用いられ、前記符号化画像データに付加されて
いる動きベクトルデータを分離して復号する分離手段
と、前記符号化画像データを復号する復号手段と、前記
復号された画像データを格納する格納手段と、前記動き
補償予測符号化された予測画像データを用いることな
く、前記格納手段に格納された画像データと前記動きベ
クトルデータとを用いて前記予測画像データの復号画像
データを生成する生成手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明に係る画像復号装置は、前記
復号手段は、前記動き補償予測符号化された予測画像デ
ータを復号する際、前記格納された画像データと前記動
きベクトルデータとを用いて前記予測画像データを復号
することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係る画像復号装置は、前
記入力された符号化画像データには符号化処理のタイプ
を識別するための識別データが付加されており、前記識
別データに基づいて符号化処理のタイプを識別する識別
手段と、前記識別結果に基づいて、前記復号手段の出力
と前記生成手段の出力とを選択する選択手段とを更に備
えることを特徴とする。
【0011】さらにまた、本発明に係る画像復号装置
は、前記動き補償予測符号化には順方向画面間予測符号
化と双方向画面間予測符号化とを含むことを特徴とす
る。
【0012】さらにまた、本発明に係る画像復号装置
は、前記選択手段は前記符号化処理のタイプが双方方向
画面間予測符号化の場合、前記生成手段の出力を選択す
ることを特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明に係る画像復号装置
は、前記生成手段で使用される前記格納手段に格納され
た画像データと前記動きベクトルデータとは、前記予測
画像データとは異なる画面のデータであることを特徴と
する。
【0014】さらにまた、本発明に係る画像復号装置
は、前記符号化画像データには画面順を表すピクチャ番
号データが付加されており、前記生成手段は前記ピクチ
ャ番号データ、前記格納手段に格納された画像データと
前記動きベクトルデータとを用いて前記予測画像データ
の復号画像データを生成することを特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明に係る画像復号装置
は、前記符号画像データは、MPEG符号化方式で符号
化されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について詳細に説明する。
【0017】<第1の実施形態>図1は、本発明の第1
の実施形態による画像復号装置の細部構成を示すブロッ
ク図である。図1において、符号101は、入力ビット
ストリーム(符号化された動画像データ)を画像符号化
データであるハフマンコードと、動きベクトルデータ
と、ピクチャタイプとに分離する分離器を示す。分離器
101は、選択器100、スイッチ102及び動きベク
トル復号器108に接続している。
【0018】また、選択器100は、分離器101で分
離されたピクチャタイプに基づいて、本画像復号装置内
に備えられたスイッチ102、スイッチ107及びスイ
ッチ109の切替制御を行う。
【0019】ここで、スイッチ102は、選択器100
からの制御信号に基づいて、分離器101から出力され
るハフマンコードを可変長復号器103へ伝達するため
のスイッチである。可変長復号器103は、さらに逆量
子化器104に接続し、分離器101から出力されたハ
フマンコードを量子化代表値へ復号する。また、逆量子
化器104は、さらに逆DCT器105に接続し、可変
長復号器103から出力された量子化代表値をDCT係
数値へ逆量子化する。
【0020】さらに、逆DCT器105は、さらに画像
加算器106に接続し、逆量子化器104から出力され
たDCT係数値を画素データへ変換することによって画
像信号を復号する。画像加算器106は、さらにスイッ
チ107、フレームメモリ111及び動き補償器110
に接続しており、逆DCT器105から出力される画像
信号と動き補償器110から出力される予測画像信号と
を加算して復号画像を生成する。また、フレームメモリ
111は、画像加算器106から出力される復号画像を
格納する。
【0021】すなわち、本実施例では、符号化画像デー
タの復号が、符号化画像データをエントロピー復号し、
エントロピー復号された符号化画像データを逆量子化
し、逆量子化された符号化画像データを逆直交変換する
ことによってされることを特徴とする。
【0022】一方、動きベクトル復号器108は、分離
器100から出力される動きベクトルデータを復号す
る。また、スイッチ109は、動きベクトル復号器10
8から出力される動きベクトルを動き補償器110又は
復号画像生成器112へ入力するために接続を切り替え
るためのスイッチである。ここで、動き補償器110
は、動きベクトル復号器108から出力される動きベク
トルとフレームメモリ111に格納されている復号画像
とに基づいて予測画像信号を生成する。
【0023】また、復号画像生成器112は、動きベク
トル復号器108から出力される動きベクトルとフレー
ムメモリ111に格納されている復号画像とに基づい
て、復号画像を生成する。そして、スイッチ107は、
選択器100からの制御信号に基づいて、画像加算器1
06から出力される復号画像の信号と、復号画像生成器
112から出力される復号画像の信号とを切り替えて出
力するためのスイッチである。
【0024】次に、図1に示す画像復号装置の動作につ
いて説明する。図2は、上述した構成を備える第1の実
施形態による画像復号装置の動作手順を説明するための
フローチャートである。
【0025】まず、本画像復号装置における分離器10
1に対して動画像データ(以下、「ストリーム」と称
す。)が入力される(ステップS200)。分離器10
1では、入力されたストリームから、ピクチャタイプ、
動きベクトル及びハフマンコードを分離する(ステップ
S201)。尚、分離器101は、ピクチャタイプにつ
いては選択器100に、動きベクトルについては動きベ
クトル復号器108に、ハフマンコードについてはスイ
ッチ102に出力する。
【0026】次に、選択器100においてピクチャタイ
プが検出される(ステップS202)。図3は、第1の
実施形態において選択器100に入力するピクチャタイ
プと各スイッチに出力される制御信号との関係について
説明するための図である。選択器100は、検出された
ピクチャタイプの種類に基づいて、図3に示すように各
スイッチに対する制御信号を生成し出力する。尚、図3
において、スイッチの「ON」とは図1に示される各ス
イッチの上側に切り替わることを意味するものとする。
すなわち、この場合は、従来の画像加算器106を用い
た復号処理が行われ、本発明に係る省略化した機能を使
用しない場合のことを示している。
【0027】そして、ストリームの注目しているピクチ
ャタイプがIピクチャであるか否かが判定される(ステ
ップS203)。その結果、ピクチャタイプがIピクチ
ャの場合(YES)、スイッチ102、スイッチ107
及びスイッチ109を「ON」の状態にするような制御
信号が各スイッチに出力され、各スイッチは図1におい
て上側に切り替わる(ステップS204)。
【0028】各スイッチが上側に切り替わることにより
分離器101から出力されたハフマンコードは、可変長
復号器103、逆量子化器104及び逆DCT器105
においてそれぞれ処理が行われて復号画像が生成され
(ステップS205)、フレームメモリ111へ復号画
像を格納するとともに出力される(ステップS20
6)。
【0029】一方、検出されたピクチャタイプがPピク
チャ又はBピクチャの場合、ステップS203でNOと
判定され、スイッチ102、スイッチ107及びスイッ
チ109を「OFF」の状態にするような制御信号が各
スイッチに出力され、各スイッチは図1において下側に
切り替わる(ステップS207)。このとき、可変長復
号器103、逆量子化器104、逆DCT器105及び
動き補償器110は動作しない。
【0030】一方、動きベクトル復号器108は、分離
器101から出力された動きベクトルを復号し(ステッ
プS208)、復号された動きベクトルはスイッチ10
9を介して復号画像生成器112へ入力される。ここ
で、復号画像生成器112は、入力された復号ベクトル
とフレームメモリ111に格納されている復号画像とに
基づいて予測信号画像を生成する(ステップS20
9)。そして、復号画像生成器112は生成した予測信
号画像をスイッチ107を介して、復号画像として出力
する(ステップS210)。
【0031】すなわち、本実施例に係る画像復号装置
は、基本画像データと予測画像データとから構成される
符号化画像データを復号するものである。まず、符号化
画像データから動きベクトル成分を分離して復号し、符
号化画像データのうち基本画像データを復号し、復号さ
れた基本画像データと動きベクトル成分とを用いて動き
補償を行い復号画像データを生成する。また、基本画像
データについての復号画像データと復号された動きベク
トル成分とを用いて予測画像データについての復号画像
データを生成することを特徴とする。
【0032】また、本実施例に係る画像復号装置は、符
号化画像データの画像タイプを識別し、画像タイプの識
別結果に基づいて、符号化画像データについての復号画
像データの生成処理を切り替えることを特徴とする。
【0033】さらにまた、本実施例に係る画像復号装置
は、復号処理する符号化画像データの画像タイプがフレ
ーム間順方向予測符号化画像又は双方向予測符号化画像
の場合、フレーム内符号化画像データについての復号画
像データと復号された動きベクトル成分とを用いて復号
画像データを生成することを特徴とする。
【0034】以上説明したように、本実施例によれば、
フレーム間符号化を行ったP及びBピクチャを復号する
際、復号処理の負荷の大部分を占める可変長復号処理、
逆量子化処理、逆DCT処理及び動き補償を省略するこ
とによって、入力ビットストリームに対する画像復号装
置全体の処理負荷を小さくし、かつ高速な処理を実現す
るような簡易な装置を提供することが可能となる。
【0035】<第2の実施形態>第2の実施形態におけ
る画像復号装置の細部構成は、上述した図1に示すブロ
ック図と同一のものを使用する。以下、本実施形態にお
ける画像復号装置の動作について説明する。図4は、第
2の実施形態による画像復号装置の動作手順を説明する
ためのフローチャートである。
【0036】まず、本画像復号装置における分離器10
1に対して動画像データ(ストリーム)が入力される
(ステップS300)。分離器101では、入力された
ストリームから、ピクチャタイプ、動きベクトル及びハ
フマンコードを分離する(ステップS301)。尚、分
離器101は、ピクチャタイプについては選択器100
に、動きベクトルについては動きベクトル復号器108
に、ハフマンコードについてはスイッチ102に出力す
る。
【0037】次に、選択器100においてピクチャタイ
プが検出される(ステップS302)。図5は、第2の
実施形態において選択器100に入力するピクチャタイ
プと各スイッチに出力される制御信号との関係について
説明するための図である。選択器100は、検出された
ピクチャタイプの種類に基づいて、図5に示すように各
スイッチに対する制御信号を生成し出力する。尚、図5
において、スイッチの「ON」とは図1に示される各ス
イッチの上側に切り替わることを意味するものとする。
すなわち、この場合は、従来の画像加算器106を使用
する画像復号処理が行われ、本発明に係る機能を使用し
ない場合のことを示している。
【0038】そして、ストリームの注目しているピクチ
ャタイプがIピクチャであるか否かが判定される(ステ
ップS303)。その結果、ピクチャタイプがIピクチ
ャの場合(YES)、スイッチ102、スイッチ107
及びスイッチ109を「ON」の状態にするように制御
信号が各スイッチに出力され、各スイッチは図1におい
て上側に切り替わる(ステップS304)。さらに、分
離器101から出力されたハフマンコードは、可変長復
号器103、逆量子化器104及び逆DCT器105に
おいて処理が行われて復号画像が生成され(ステップS
305)、フレームメモリ111へ復号画像を蓄積され
るとともに出力される(ステップS306)。
【0039】一方、検出されたピクチャタイプがPピク
チャ又はBピクチャの場合、ステップS303でNOと
判定され、動きベクトル復号器108は、分離器101
から出力された動きベクトルを復号する(ステップS3
07)。さらに、検出されたピクチャタイプがPピクチ
ャであるか否かが判定される(ステップS308)。そ
の結果、当該ピクチャタイプがPピクチャの場合(YE
S)、スイッチ102、スイッチ107及びスイッチ1
09を「ON」の状態にするように制御信号が各スイッ
チに出力され、各スイッチは図1において上側に切り替
わる(ステップS309)。これによって、スイッチ1
09は図1における上側に接続されるので、復号された
動きベクトルは動き補償器110へ入力される。
【0040】また、分離器101から出力されたハフマ
ンコードは、スイッチ102を介して、可変長復号器1
03、逆量子化器104及び逆DCT器105において
復号処理が行われて復号画像が生成される。さらに、動
き補償器110は、復号された動きベクトルとフレーム
メモリ111に格納されている復号画像とから予測画像
を生成する(ステップS310)。次に、画像加算器1
06では、逆DCT器105の出力と動き補償器110
の出力とを加算し、復号画像を出力する(ステップS3
11)。
【0041】一方、ステップS308においてBピクチ
ャであると判定された場合(NO)、スイッチ102、
スイッチ107及びスイッチ109を「OFF」の状態
にするように制御信号が各スイッチに出力され、各スイ
ッチは図1において下側に切り替わる(ステップS31
2)。このとき、可変長復号器103、逆量子化器10
4、逆DCT器105及び動き補償器110は動作しな
い。
【0042】一方、動きベクトル復号器108は分離器
101から出力された動きベクトルを復号し、復号され
た動きベクトルはスイッチ109を介して復号画像生成
器112へ入力される。ここで、復号画像生成器112
は、入力された復号ベクトルとフレームメモリ111に
格納されている復号画像とに基づいて予測信号画像を生
成する(ステップS313)。そして、復号画像生成器
112は生成した予測信号画像をスイッチ107を介し
て、復号画像として出力する(ステップS314)。
【0043】すなわち、本実施例に係る画像復号装置
は、GOP構造を有する符号化画像データを復号するも
のであり、符号化画像データから動きベクトル成分を分
離して復号し、復号処理する符号化画像データの画像タ
イプを識別する。そして、復号処理する符号化画像デー
タの画像タイプがフレーム内符号化画像の場合、通常の
復号処理を実行する。また、復号処理する符号化画像デ
ータがフレーム間順方向予測符号化画像の場合、この場
合も通常の復号処理、すなわちフレーム内符号化画像デ
ータについての復号画像データと復号された動きベクト
ル成分とを用いてフレーム間順方向予測符号化画像を復
号する。一方、復号処理する符号化画像データが双方向
予測符号化画像の場合、以前に復号された復号画像デー
タと復号処理対象画像の復号された動きベクトル成分と
を用いて双方向予測符号化画像の復号画像データに相当
する画像データを生成することを特徴とする。
【0044】以上説明したように、本実施例によれば、
フレーム間符号化を行ったBピクチャを復号する際、復
号処理のほとんどの部分である可変長復号、逆量子化、
逆DCT、動き補償を省略することにより、第1の実施
形態と同様に、画像復号装置全体の処理負荷を小さく
し、かつ高速処理を実現することができ、簡便な画像復
号装置を提供することが可能となる。
【0045】<第3の実施形態>図6は、本発明の第3
の実施形態による画像復号装置の細部構成を示すブロッ
ク図である。尚、図6において、図1と同一部分には同
一符号を付加し、説明を省略する。
【0046】図6において、符号115は、入力ビット
ストリームを画像符号化データであるハフマンコードと
動きベクトルデータとピクチャタイプとピクチャ番号と
に分離する分離器を示す。分離器115は、選択器10
0、スイッチ102、動きベクトル復号器108及び復
号画像生成器114に接続している。また、選択器10
0は、分離器115で分離されたピクチャタイプに基づ
いて、本画像復号装置内に備えられたスイッチ102、
スイッチ107及びスイッチ109の切替制御を行う。
【0047】ここで、スイッチ102は、選択器100
からの制御信号に基づいて、分離器115から出力され
るハフマンコードを可変長復号器103へ伝達するため
のスイッチである。可変長復号器103は、さらに逆量
子化器104に接続し、分離器101から出力されたハ
フマンコードを量子化代表値へ復号する。また、逆量子
化器104は、さらに逆DCT器105に接続し、可変
長復号器103から出力された量子化代表値をDCT係
数値へ逆量子化する。
【0048】さらに、逆DCT器105は、さらに画像
加算器106に接続し、逆量子化器104から出力され
たDCT係数値を画素データへ変換して復号画像を生成
する。画像加算器106は、さらにスイッチ107、フ
レームメモリ111及び動き補償器110に接続してお
り、逆DCT器105から出力される画素データと動き
補償器110から出力される画像信号とを加算して復号
画像を生成する。また、フレームメモリ111は、画像
加算器106から出力される復号画像を格納する。
【0049】一方、動きベクトル復号器108は、分離
器115から出力される動きベクトルデータを復号す
る。また、スイッチ109は、動きベクトル復号器10
8から出力される動きベクトルを、動き補償器110又
はベクトルメモリ113へ入力するために接続を切り替
えるスイッチである。ここで、動き補償器110は、動
きベクトル復号器108から出力される動きベクトルと
フレームメモリ111に格納されている復号画像に基づ
いて予測画像信号を生成する。
【0050】また、ベクトルメモリ113は、Pピクチ
ャの動きベクトルを蓄積するメモリである。さらに、復
号画像生成器114は、ベクトルメモリ113から出力
される動きベクトルとフレームメモリ111から出力さ
れる復号画像とピクチャ番号とに基づいて、復号画像を
生成する。そして、スイッチ107は、選択器100か
らの制御信号に基づいて、画像加算器106から出力さ
れる復号画像信号と、復号画像生成器114から出力さ
れる画像信号とを切り替えて出力するためのスイッチで
ある。
【0051】次に、図6に示す画像復号装置の動作につ
いて説明する。図7は、第3の実施形態による画像復号
装置の動作手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【0052】まず、本画像復号装置における分離器11
5に対して動画像データ(ストリーム)が入力される
(ステップS400)。分離器115では、入力された
ストリームから、ピクチャタイプ、動きベクトル、ハフ
マンコード及びピクチャ番号が分離される(ステップS
401)。尚、分離器115は、ピクチャタイプについ
ては選択器100に、動きベクトルについては動きベク
トル復号器108に、ハフマンコードについてはスイッ
チ102に、ピクチャ番号については復号画像生成部1
14に出力する。
【0053】次に、選択器100においてピクチャタイ
プが検出される(ステップS402)。図8は、第3の
実施形態において選択器100に入力するピクチャタイ
プと各スイッチに出力される制御信号との関係について
説明するための図である。選択器100は、検出された
ピクチャタイプの種類に基づいて、図8に示すような各
スイッチに対する制御信号を生成し出力する。尚、図8
において、スイッチの「ON」とは図1に示される各ス
イッチの上側に切り替わることを意味するものとする。
すなわち、この場合は、従来の画像加算器106を用い
た復号処理が行われ、本発明に係る機能を使用しない場
合のことを示している。
【0054】そして、ストリームの注目しているピクチ
ャタイプがIピクチャであるか否かが判定される(ステ
ップS403)。その結果、ピクチャタイプがIピクチ
ャの場合(YES)、スイッチ102、スイッチ107
及びスイッチ109を「ON」の状態にするように制御
信号が各スイッチに出力され、各スイッチは図1におい
て上側に切り替わる(ステップS404)。これによっ
て、分離器115から出力されたハフマンコードは、ス
イッチ102を介して、可変長復号器103、逆量子化
器104及び逆DCT器105において復号処理が行わ
れて復号画像を生成し(ステップS405)、フレーム
メモリ111へ復号画像を格納するとともに出力される
(ステップS406)。
【0055】一方、検出されたピクチャタイプがPピク
チャ又はBピクチャの場合はステップS403でNOと
判定され、さらに、そのピクチャタイプがPピクチャで
あるか否かが判定される(ステップS407)。その結
果、当該ピクチャタイプがPピクチャの場合(YE
S)、スイッチ102、スイッチ107及びスイッチ1
09を「ON」の状態にするように制御信号が各スイッ
チに出力され、各スイッチは図6において上側に切り替
わる(ステップS408)。これによって、分離器11
5から出力された動きベクトルは、動きベクトル復号器
108で復号され、復号した動きベクトルは、スイッチ
109を介して動き補償器110へ入力される(ステッ
プS409)。
【0056】さらに、分離器115から出力されたハフ
マンコードは、スイッチ102を介して、可変長復号器
103、逆量子化器104及び逆DCT器105におい
て処理が行われ復号画像が生成される。また、動き補償
器110は、復号した動きベクトルとフレームメモリ1
11に格納された復号画像とから予測画像を生成する
(ステップS410)。次に、画像加算器106では、
逆DCT器105の出力と動き補償器110の出力とを
加算し、復号画像を出力する(ステップS411)。
【0057】一方、ステップS407においてBピクチ
ャであると判定された場合(NO)、スイッチ102、
スイッチ107及びスイッチ109を「OFF」の状態
にするように制御信号が各スイッチに出力され、各スイ
ッチは図6において下側に切り替わる(ステップS41
2)。このとき、可変長復号器103、逆量子化器10
4、逆DCT器105及び動き補償器110は動作しな
い。
【0058】また、復号画像生成器114には、分離器
115から出力されたピクチャ番号も入力される(ステ
ップS413)。そして、復号画像生成器114では、
フレームメモリ111に格納されている復号画像とピク
チャ番号とに基づいて、Pピクチャで格納した動きベク
トルから後述するBピクチャ用動きベクトルを生成する
(ステップS414)。
【0059】そして、復号画像生成器114では、この
動きベクトルとフレームメモリ111の画像信号から、
予測画像を獲得し(ステップS415)、スイッチ10
7を介して、復号画像を出力する(ステップS41
6)。
【0060】次に、復号画像生成器114内のBピクチ
ャ用動きベクトルを生成する動作の詳細について示す。
【0061】復号画像生成器114に入力したピクチャ
番号は、各ピクチャのフレームの再生順序を示す番号で
あり、Bピクチャを含むストリームでは、MPEGの規
定により順序が入れ替わったことを識別するコードであ
る。このピクチャ番号を用いて、次に示す係数αを算出
する。
【0062】α = (N1−N2)/(N3−N2) 但し、N1は現在のピクチャ番号、N2は現在のピクチ
ャの2つ前のI又はPピクチャ番号、N3は現在のピク
チャの直前のI又はPピクチャ番号を示す。尚、直前或
いは2つ前というのは、符号化処理或いはメディア上で
の並びにおいて直前あるいは2つ前のことである。
【0063】次に、このようにして求められる係数αを
用いて、現在のピクチャの動きベクトルを求める。
【0064】V1 = α × V2 但し、V1は現在のBピクチャ用動きベクトル、V2は
直前のPピクチャ用動きベクトルを示す。
【0065】例えば、図10に示すような符号化処理を
行う場合において現在のピクチャ番号が6のBピクチャ
の係数αを求めてみる。尚、図10においてIはIピク
チャ、PはPピクチャ、BはBピクチャを示し、I,
P,Bの隣に記載されている数字は原画像における画面
の並び順を示すピクチャ番号である。
【0066】現在のピクチャ番号が6の時、α=(6−
5)/(8−5)=1/3となる。従って、直前のPピ
クチャ用動きベクトルが3の場合、現在の動きベクトル
は3/3=1となる。
【0067】すなわち、本実施例に係る画像復号装置
は、GOP構造を有する符号化画像データを復号するも
のであり、復号処理する符号化画像データの画像タイプ
を識別し、復号処理する符号化画像データのピクチャ番
号を検出する。そして、復号処理する符号化画像データ
の画像タイプがフレーム内符号化画像の場合、通常の復
号処理を実行する。また、復号処理する符号化画像デー
タがフレーム間順方向予測符号化画像の場合、この場合
も通常の復号処理、すなわちフレーム内符号化画像デー
タについての復号画像データと復号された動きベクトル
成分とを用いてフレーム間順方向予測符号化画像を復号
する。一方、復号処理する符号化画像データが双方向予
測符号化画像の場合、以前に復号された復号画像データ
と動きベクトル成分と、復号処理対象画像のピクチャ番
号とを用いて前記双方向予測符号化画像の復号画像デー
タに相当する画像データを生成することを特徴とする。
【0068】以上説明したように、本実施例によれば、
フレーム間符号化を行ったBピクチャを復号する際、復
号処理のほとんどの部分である可変長復号、逆量子化、
逆DCT、動き補償を省略することにより、画像復号装
置全体の処理負荷を小さくし、かつ高速処理を実現し、
簡便な装置を提供することが可能となる。
【0069】<その他の実施形態>上述した各実施形態
では、動画像データとしてMPEGを用いているが、そ
の他のフレーム間符号化方式によるストリームを復号す
る場合でもよい。また、このように復号した画像に対
し、より高画質な復号画像を得るために、ブロック歪み
除去フィルタ等の後処理を施してもよい。
【0070】また、図9は、上述した実施形態による画
像復号装置を実現するためのコンピュータの構成を示す
ブロック図である。
【0071】図9に示すように、本コンピュータは、C
PU500、メモリ501、入力部506、記録部50
3、504、モニタ505及び通信インタフェース(I
/F)とから構成され、これらは互いにバス502によ
って互いに接続されている。
【0072】CPU500は、コンピュータ全体の制御
及び種々の処理を行うための中央演算装置である。ま
た、メモリ501は、本コンピュータの制御に必要なオ
ペレーティングシステム(OS)、ソフトウェア、デー
タ及び演算等に必要な記憶領域を提供するものである。
メモリ501は、CPU500が各種の処理を行う際の
ワークエリアとしても用いられる。さらに、記録部50
3は、各種ソフトウェアを蓄積し、記録部504は、動
画像データを蓄積する。さらにまた、モニタ505は、
画像やコンピュータからのシステムメッセージ等を表示
する表示部である。
【0073】一方、通信I/F507は、通信回路50
8に符号化データを送信するためのインタフェースであ
り、本装置外部のLAN、公衆回線、無線回線及び放送
電波等と接続されている。また、入力部506は、コン
ピュータを起動し、また、ビットレート等の各種条件を
設定するための入力操作を行うためのものである。さら
に、バス502は、上述した各部間で各種データ及び制
御信号をやりとりする。
【0074】尚、メモリ501には、コンピュータ全体
を制御し各種ソフトウェアを動作させるためのOSや動
作させるためのソフトウェアを格納し、画像データを符
号化する際に読み込むためのエリアや、一時的に符号デ
ータを格納するための符号エリア、各種演算のパラメー
タ等を格納しておくワーキングエリア等が存在する。
【0075】このような構成のコンピュータにおいて、
処理に先立って、入力部506から記録部504に蓄積
されている動画像データから符号化する動画像データを
選択し、コンピュータの起動が指示される。これによっ
て、記録部503に格納されているソフトウェアがバス
502を介してメモリ501内に展開され、ソフトウェ
アが起動される。そして、CPU500によって行われ
る記録部504に格納されている動画像データの符号化
動作は、図2又は図7で示されるフローチャートに従っ
たプログラムコード(前述のソフトウェア)が実行され
ることによって行われる。
【0076】以上の説明から明らかなように、本実施例
は、MPEGに代表されるフレーム間符号化を行ったス
トリームを復号する画像復号装置において、復号処理の
一部を省略することにより、処理の負荷が少なく、高速
かつ簡易な処理によってストリームを復号する画像復号
装置を提供することができる。
【0077】尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
等)に適用してもよい。
【0078】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0080】本発明を上記記録媒体に適用する場合、そ
の記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレームを間引くことなく、フレーム間符号化の復号処
理を一部省略することによって、高速かつ簡易に画像信
号を復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像復号装置の
細部構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態による画像復号装置の動作手順
を説明するためのフローチャートである。
【図3】第1の実施形態において選択器100に入力す
るピクチャタイプと各スイッチに出力される制御信号と
の関係について説明するための図である。
【図4】第2の実施形態による画像復号装置の動作手順
を説明するためのフローチャートである。
【図5】第2の実施形態において選択器100に入力す
るピクチャタイプと各スイッチに出力される制御信号と
の関係について説明するための図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による画像復号装置の
細部構成を示すブロック図である。
【図7】第3の実施形態による画像復号装置の動作手順
を説明するためのフローチャートである。
【図8】第3の実施形態において選択器100に入力す
るピクチャタイプと各スイッチに出力される制御信号と
の関係について説明するための図である。
【図9】第1から第3の実施形態による画像復号装置を
実現するためのコンピュータの構成を示すブロック図で
ある。
【図10】MPEG符号化方式の処理上における画面の
並びを説明する図である。
【符号の説明】
100 選択器 101、115 分離器 102、107、109 スイッチ 103 可変長復号器 104 逆量子化器 105 逆DCT器 106 画像加算器 108 動きベクトル復号器 110 動き補償器 111 フレームメモリ 112、114 復号画像生成器 113 ベクトルメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK15 MA00 MA05 MA14 MA23 MC11 MC38 ME02 NN21 PP05 PP06 PP07 RC11 RC16 SS10 SS20 TA61 TA80 TB04 TC00 TC27 UA05 UA11 UA33 5J064 AA03 BA09 BA13 BA16 BB03 BC01 BC08 BC14 BC16 BC29 BD04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内符号化された画像データと動き補
    償予測符号化された予測画像データとから構成される符
    号化画像データを復号する画像復号装置であって、 前記符号化画像データを入力する入力手段と、 動き補償予測符号化で用いられ、前記符号化画像データ
    に付加されている動きベクトルデータを分離して復号す
    る分離手段と、 前記符号化画像データを復号する復号手段と、 前記復号された画像データを格納する格納手段と、 前記動き補償予測符号化された予測画像データを用いる
    ことなく、前記格納手段に格納された画像データと前記
    動きベクトルデータとを用いて前記予測画像データの復
    号画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴
    とする画像復号装置。
  2. 【請求項2】 前記復号手段は、前記動き補償予測符号
    化された予測画像データを復号する際、前記格納された
    画像データと前記動きベクトルデータとを用いて前記予
    測画像データを復号することを特徴とする請求項1に記
    載の画像復号装置。
  3. 【請求項3】 前記入力された符号化画像データには符
    号化処理のタイプを識別するための識別データが付加さ
    れており、前記識別データに基づいて符号化処理のタイ
    プを識別する識別手段と、 前記識別結果に基づいて、前記復号手段の出力と前記生
    成手段の出力とを選択する選択手段とを更に備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像復号装置。
  4. 【請求項4】 前記動き補償予測符号化には順方向画面
    間予測符号化と双方向画面間予測符号化とを含むことを
    特徴とする請求項3に記載の画像復号装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は前記符号化処理のタイプ
    が双方方向画面間予測符号化の場合、前記生成手段の出
    力を選択することを特徴とする請求項4に記載の画像復
    号装置。
  6. 【請求項6】 前記生成手段で使用される前記格納手段
    に格納された画像データと前記動きベクトルデータと
    は、前記予測画像データとは異なる画面のデータである
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載
    の画像復号装置。
  7. 【請求項7】 前記符号化画像データには画面順を表す
    ピクチャ番号データが付加されており、前記生成手段は
    前記ピクチャ番号データ、前記格納手段に格納された画
    像データと前記動きベクトルデータとを用いて前記予測
    画像データの復号画像データを生成することを特徴とす
    る請求項6に記載の画像復号装置。
  8. 【請求項8】 前記符号画像データは、MPEG符号化
    方式で符号化されていることを特徴とする請求項1から
    7のいずれか1項に記載の画像復号装置。
  9. 【請求項9】 画面内符号化された画像データと動き補
    償予測符号化された予測画像データとから構成される符
    号化画像データを復号する画像復号方法であって、 前記符号化画像データを入力する入力工程と、 動き補償予測符号化で用いられ、前記符号化画像データ
    に付加されている動きベクトルデータを分離して復号す
    る分離工程と、 前記符号化画像データを復号する復号工程と、 前記復号された画像データを格納手段に格納する格納工
    程と、 前記動き補償予測符号化された予測画像データを用いる
    ことなく、前記格納手段に格納された画像データと前記
    動きベクトルデータとを用いて前記予測画像データの復
    号画像データを生成する生成工程とを有することを特徴
    とする画像復号方法。
  10. 【請求項10】 前記復号工程は、前記動き補償予測符
    号化された予測画像データを復号する際、前記格納され
    た画像データと前記動きベクトルデータとを用いて前記
    予測画像データを復号することを特徴とする請求項9に
    記載の画像復号方法。
  11. 【請求項11】 前記入力された符号化画像データには
    符号化処理のタイプを識別するための識別データが付加
    されており、 前記識別データに基づいて符号化処理のタイプを識別す
    る識別工程と、 前記識別結果に基づいて、前記復号工程での出力と前記
    生成工程での出力とを選択する選択工程とを更に有する
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像復号方
    法。
  12. 【請求項12】 前記動き補償予測符号化には順方向画
    面間予測符号化と双方向画面間予測符号化とを含むこと
    を特徴とする請求項11に記載の画像復号方法。
  13. 【請求項13】 前記選択工程では前記符号化処理のタ
    イプが双方方向画面間予測符号化の場合、前記生成工程
    での出力を選択することを特徴とする請求項12に記載
    の画像復号方法。
  14. 【請求項14】 前記生成工程で使用される前記格納手
    段に格納された画像データと前記動きベクトルデータと
    は、前記予測画像データとは異なる画面のデータである
    ことを特徴とする請求項9から13のいずれか1項に記
    載の画像復号方法。
  15. 【請求項15】 前記符号化画像データには画面順を表
    すピクチャ番号データが付加されており、前記生成工程
    では前記ピクチャ番号データ、前記格納手段に格納され
    た画像データと前記動きベクトルデータとを用いて前記
    予測画像データの復号画像データを生成することを特徴
    とする請求項14に記載の画像復号方法。
  16. 【請求項16】 前記符号画像データは、MPEG符号
    化方式で符号化されていることを特徴とする請求項9か
    ら15のいずれか1項に記載の画像復号方法。
  17. 【請求項17】 コンピュータに、画面内符号化された
    画像データと動き補償予測符号化された予測画像データ
    とから構成される符号化画像データを復号する画像復号
    装置を制御させるためのコンピュータプログラムであっ
    て、 前記符号化画像データを入力する入力工程と、 動き補償予測符号化で用いられ、前記符号化画像データ
    に付加されている動きベクトルデータを分離して復号す
    る分離工程と、 前記符号化画像データを復号する復号工程と、 前記復号された画像データを格納手段に格納する格納工
    程と、 前記動き補償予測符号化された予測画像データを用いる
    ことなく、前記格納手段に格納された画像データと前記
    動きベクトルデータとを用いて前記予測画像データの復
    号画像データを生成する生成工程とを実行することを特
    徴とするコンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のコンピュータプロ
    グラムを格納することを特徴とする記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005119588A1 (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Technology Transfer Service Corp. 2次元コードを備えた偽造防止カード、該偽造防止カードを用いた情報提示照合システム及び情報提示照合方法

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WO2005119588A1 (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Technology Transfer Service Corp. 2次元コードを備えた偽造防止カード、該偽造防止カードを用いた情報提示照合システム及び情報提示照合方法

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