JP2003338874A - ハンズフリーシステム - Google Patents

ハンズフリーシステム

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JP2003338874A JP2002147285A JP2002147285A JP2003338874A JP 2003338874 A JP2003338874 A JP 2003338874A JP 2002147285 A JP2002147285 A JP 2002147285A JP 2002147285 A JP2002147285 A JP 2002147285A JP 2003338874 A JP2003338874 A JP 2003338874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM音源を備えた電話機をハンズフリーシス
テムに用いた場合でも、当該FM音源を十分に活かした
高音質の出力音声が得られるようにする。 【解決手段】 電話機が回線に接続されていないときは
(回線接続前の着信時も含む)、スイッチ6a〜6dを
端子b側に接続して音声信号がDSP2を経由しないよ
うにし、MPU1によって回線への接続が検出されたと
きに、各スイッチ6a〜6dの接続を端子a側に切り替
えて音声信号がDSP2を経由するようにすることによ
り、通話時のエコー除去処理は通常通り行いながらも、
着信時にはエコー除去処理を行わず、FM音源等の広帯
域の音声信号を高音質のまま出力することができるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンズフリーシステ
ムに関し、特に、エコーキャンセル機能を備えたハンズ
フリーシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電話操作時の片手運転等を回避す
るために、ハンズフリーシステムが提供されている。ハ
ンズフリーシステムでは、マイク、スピーカおよび電話
機がハンズフリーユニットに接続されている。そして、
マイクからハンズフリーユニットに入力された送話音声
が電話機を通じて相手先に送られるとともに、相手先か
ら電話機を通じて受信した受話音声がハンズフリーユニ
ットを介してスピーカから出力されるように構成されて
いる。したがって、運転者は、通話の発信時および受信
時を除いて、ハンドルから手を離すことなく(直接電話
機を持たずに)相手と通話することができる。
【0003】この種のハンズフリーユニットには、エコ
ーキャンセル機能を備えたものが多い。エコーキャンセ
ル機能とは、ハンズフリーシステムを用いた車内のユー
ザどうしが通話をする場合などに、自分の話した声が相
手のスピーカから出力され、それが相手のマイクから入
力されて自分のスピーカに遅れて戻ってくる回線エコー
音、あるいは、相手の話した声が自分のスピーカから出
力され、それが自分のマイクから入力されて相手に送ら
れていく回線エコー音を除去する機能である。
【0004】図6は、エコーキャンセル機能を備えた従
来のハンズフリーシステムの構成を示す図である。図6
において、51はハンズフリーユニットを制御するMP
U(Micro Processor Unit)、52はデジタル信号処理
を行うDSP(Digital Signal Processor)、53は電
話機能を備えた電話ユニット、54はマイク、55はス
ピーカである。上述のエコーキャンセル機能は、DSP
52のデジタルフィルタを用いて実現される。
【0005】この図6に示すハンズフリーシステムにお
いて、相手先から電話ユニット53を通じて受信した受
話音声は、DSP52の処理を通ってスピーカ55から
出力される。このとき、電話ユニット53から出力され
たアナログオーディオ信号がDSP52でデジタルデー
タに変換され、ここでデジタル信号処理が施された後、
再びアナログオーディオ信号に戻されてスピーカ55に
供給される。
【0006】また、マイク54から入力された送話音声
は、DSP52の処理を通って電話ユニット53に出力
され、相手先に送信される。このとき、マイク54から
入力されたアナログオーディオ信号がDSP52でデジ
タルデータに変換され、ここでデジタル信号処理が施さ
れた後、再びアナログオーディオ信号に戻されて電話ユ
ニット53に供給される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年の携帯電話はFM
音源を備えたものが多く、例えば着信音にユーザ好みの
メロディを設定することが可能である。FM音源は広帯
域の音声信号であり、これを用いることによって高音質
の再生音声を得ることができる。
【0008】しかしながら、このような携帯電話を図6
のようなハンズフリーシステムに用いた場合、FM音源
の音声信号がDSP52のデジタルフィルタを通過する
ことにより、通話帯域以外の音域(高周波帯域)がカッ
トされてしまい、再生音声の音質が劣化してしまうとい
う問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、FM音源を備えた電話機をハン
ズフリーシステムに用いた場合でも、当該FM音源を十
分に活かした高音質の出力音声を得ることができるよう
にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のハンズフリーシステムでは、電話機の
回線への接続を検出し、電話機が回線に接続されている
間はエコー除去手段の処理を無効から有効に切り替える
ようにしている。これにより、電話機が回線に接続され
て通話中のときは、エコー除去処理が通常通り行われ
る。また、電話機が回線に接続されていない着信時や音
声データの再生時などには、エコー除去処理が行われ
ず、FM音源等の広帯域の音声信号がエコー除去処理に
よってフィルタリングされることなく、高音質のまま出
力される。
【0011】また、本発明の他の態様では、通常はエコ
ー除去手段の処理を有効としておき、電話機の着信が検
出されている間はエコー除去手段の処理を無効とするよ
うにしている。このようにすれば、電話機が回線に接続
されて通話中のときだけでなく、着信がある前の非通話
中のときにもエコー除去処理が有効とされる。これによ
り、通話中にエコー除去を行うための予想処理を、着信
前の非通話中のときに実行することが可能となる。
【0012】また、本発明の他の態様では、着信が検出
されている間、あるいは、音声データの再生が行われて
いる間は、エコー除去手段の処理のためのサンプリング
レートを通常より高いレートに変更するようにしてい
る。これにより、電話機が回線に接続されて通話中のと
きは、エコー除去処理においては通話帯域に合わせて比
較的狭い周波数帯域の音声信号がフィルタを通過する。
一方、電話機が回線に接続されていない着信時や音声デ
ータの再生時などには、エコー除去処理においてはFM
音源等の周波数帯域に合わせて比較的広い周波数帯域の
音声信号がフィルタを通過するので、当該FM音源等の
音声信号が高音質のまま出力される。
【0013】また、本発明の他の態様では、エコー除去
手段において入力音声のサンプリングは常に第2のサン
プリングレートで行うが、電話機の回線への接続が検出
されている間は、エコー除去手段の出力音声のサンプリ
ングレートを第2のサンプリングレートより低い第1の
サンプリングレートに変更するようにしている。このよ
うに構成した場合は、電話機が回線に接続されていない
着信時などには、第2のサンプリングレートに従ってエ
コー除去手段に入力されたFM音源等の比較的広い周波
数帯域の音声信号が、同じ第2のサンプリングレートに
従って広帯域のまま出力される。一方、電話機が回線に
接続された通話中のときは、第2のサンプリングレート
に従って通話帯域の音声信号がエコー除去手段に入力さ
れるが、第2のサンプリングレートよりも低い第1のサ
ンプリングレートにダウンサンプリングされて出力され
る。これにより、FM音源等の広帯域の音声信号を高音
質のまま出力することができるとともに、狭帯域で十分
な通話の音声信号が広帯域のまま出力されることによる
無駄をなくすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、
エコーキャンセル機能を備えた第1の実施形態によるハ
ンズフリーシステムの構成を示す図である。図2は、第
1の実施形態によるハンズフリーシステムの動作例を示
すフローチャートである。
【0015】図1において、1はハンズフリーユニット
を制御するMPU、2はデジタル信号処理を行うDS
P、3は電話機能を備えた電話ユニット、4はマイク、
5はスピーカ、6a〜6dはスイッチである。
【0016】DSP2は、内部のデジタルフィルタを用
いてエコー除去処理を実行する。例えば、電話ユニット
3からDSP2に入力されたオーディオ信号を当該DS
P2内のバッファ(図示せず)に蓄積する。このDSP
2を通ったオーディオ信号はスピーカ5から出力される
が、その出力音がマイク4で拾われてDSP2に入力さ
れる。DSP2は、バッファに蓄積しておいた電話ユニ
ット3からのオーディオ信号と、マイク4から入力され
るオーディオ信号とを用いて所定の演算を行うことによ
り、マイク4から戻ってくるエコー音をキャンセルす
る。
【0017】あるいは、マイク4からDSP2に入力さ
れたオーディオ信号を当該DSP2内のバッファ(図示
せず)に蓄積する。このDSP2を通ったオーディオ信
号は電話ユニット3を介して相手先に送信され、相手の
スピーカから出力されるが、その出力音が相手先のマイ
クで拾われて戻ってきて、電話ユニット3を介してDS
P2に入力される。DSP2は、バッファに蓄積してお
いたマイク4からのオーディオ信号と、電話ユニット3
から入力されるオーディオ信号とを用いて所定の演算を
行うことにより、電話ユニット3から戻ってくるエコー
音をキャンセルする。このようにDSP2は、本発明の
エコー除去手段を構成する。
【0018】電話ユニット3は、電話機等の電話機を着
脱可能にセットするタイプ、あるいは、電話機を内蔵し
たタイプの何れを用いても良い。MPU1は、電話ユニ
ット3との間に接続された制御信号線を介して送受信さ
れる制御信号に基づいて、電話機が着信中か否か、電話
機が回線に接続されているか否かを検出する機能を有し
ている。MPU1は、これらの検出結果に基づいて、4
つのスイッチ6a〜6dの切替動作を制御する。このよ
うにMPU1は、本発明の着信検出手段および接続検出
手段を構成する。また、MPU1は、4つのスイッチ6
a〜6dと共に本発明の切替手段を構成する。
【0019】4つのスイッチ6a〜6dが備える一方の
切替端子aは、全てDSP2に接続されている。すなわ
ち、スイッチ6a,6bはマイク入力用の切替スイッチ
であり、それぞれの端子aがDSP2の入出力に接続さ
れている。また、スイッチ6c,6dはスピーカ出力用
の切替スイッチであり、それぞれの端子aがDSP2の
入出力に接続されている。
【0020】一方、各スイッチ6a〜6dが備える他方
の切替端子bは、DSP2をバイパスするように接続さ
れている。すなわち、マイク入力用のスイッチ6a,6
bの端子bどうしが接続されるとともに、スピーカ出力
用スイッチ6c,6dの端子bどうしが接続されてい
る。
【0021】MPU1は、これら4つのスイッチ6a〜
6dを連動させて、全てが同時に端子aあるいは端子b
の何れかに接続されるように切り替える。以下に、図2
のフローチャートを参照しながら、各スイッチ6a〜6
dの切替動作を説明する。
【0022】例えば、初期状態では各スイッチ6a〜6
dを端子b側に接続しておく(ステップS1)。この場
合、電話ユニット3から出力される音声信号(例えば、
着信があったときの着信メロディ)は、DSP2を通る
ことなくスピーカ5から出力される。
【0023】また、MPU1は、電話機が回線に接続さ
れたかどうかを検出し(ステップS2)、ユーザが通話
ボタンを押すなどして回線に接続されたことを検出した
ときは、各スイッチ6a〜6dの接続を端子a側に切り
替える(ステップS3)。この場合、相手先から電話ユ
ニット3を通じて受信した受話音声は、DSP2の処理
を通ってスピーカ5から出力される。このとき、電話ユ
ニット3から出力されたアナログオーディオ信号がDS
P2でデジタルデータに変換され、ここでエコー除去の
デジタル信号処理が施された後、再びアナログオーディ
オ信号に戻されてスピーカ5に供給される。
【0024】また、マイク4から入力された送話音声
は、DSP2の処理を通って電話ユニット3に出力さ
れ、相手先に送信される。このとき、マイク4から入力
されたアナログオーディオ信号がDSP2でデジタルデ
ータに変換され、ここでエコー除去のデジタル信号処理
が施された後、再びアナログオーディオ信号に戻されて
電話ユニット3に供給される。
【0025】その後、MPU1は、回線への接続が切断
されたかどうかを検出し(ステップS4)、ユーザが切
断ボタンを押すなどして回線への接続が切断されたこと
を検出したときは、ステップS1に戻り、各スイッチ6
a〜6dの接続を端子b側に戻す。
【0026】このように、第1の実施形態では、MPU
1が電話機の回線への接続を検出し、回線に接続されて
いるときはDSP2を通過させ、回線に接続されていな
いときはDSP2をバイパスさせるようにしている。こ
れにより、電話機が回線に接続されている通話中のとき
はエコー除去処理を通常通り行い、電話機が回線に接続
されていないとき(例えば着信時、メモリ内の音楽デー
タを再生しているとき等)には、エコー除去処理を行わ
ないようにすることができる。そのため、FM音源等を
用いた広帯域の着信メロディや音楽データを、エコー除
去によってフィルタリングすることなく高音質のまま出
力することができる。
【0027】なお、上記実施形態では、4つのスイッチ
6a〜6dを初期状態で端子b側に接続しておき、回線
への接続が検出されたときに端子a側に切り替える例に
ついて説明したが、初期状態で端子a側に接続してお
き、MPU1によって着信が検出されている間だけ端子
b側に切り替えるようにしても良い。
【0028】図3は、この場合におけるハンズフリーシ
ステムの動作を示すフローチャートである。すなわち、
MPU1は、初期状態では各スイッチ6a〜6dを端子
a側に接続しておく(ステップS11)。この場合、電
話ユニット3から出力される音声信号は、DSP2の処
理を通ってスピーカ5から出力される。また、マイク4
から入力された音声信号は、DSP2の処理を通って電
話ユニット3に出力される。
【0029】また、MPU1は、電話機に着信があった
かどうかを検出し(ステップS12)、着信があったと
きは、各スイッチ6a〜6dの接続を端子b側に切り替
える(ステップS13)。この場合、電話ユニット3か
ら出力される着信メロディの音声信号は、DSP2を通
ることなくスピーカ5から出力される。
【0030】その後、MPU1は、電話機が着信状態を
抜けたかどうかを検出する(ステップS14)。着信状
態を抜ける場合には、ユーザが通話ボタンを押すなどし
て回線に接続する場合や、ユーザが通話ボタンを押さず
にそのまま放置した結果、相手がリンギングを止めた場
合などが含まれる。ここで、MPU1が着信状態を抜け
たと判断した場合は、ステップS11に戻り、各スイッ
チ6a〜6dの接続を端子a側に戻す。なお、電話機が
回線に接続されたことに対応してスイッチ6a〜6dの
接続を端子bから端子aに切り替えた場合、その後回線
が切断されても、スイッチ6a〜6dは端子a側に接続
されたままである。
【0031】通話時にDSP2でエコー除去処理を行う
場合、例えば車内でスピーカ5から出力された音声がマ
イク4を通ってDSP2にどう戻ってくるのかを通話前
に予測しておき、実際の通話時に行うエコー除去処理の
演算速度を速くすることが可能である。そのためには、
非通話状態のときも、DSP2を経由した音声をスピー
カ5から出力し、それをマイク4で拾ってDSP2に入
力する必要がある。
【0032】したがって、図2の例のように、実際の通
話時にだけ各スイッチ6a〜6dを端子a側に接続して
DSP2を通すようにすると、非通話時にエコー音の予
測処理を行うことができない。これに対して、図3の例
のように、着信中のときだけDSP2をバイパスさせる
ようにすれば、着信がある前の待機状態のときなどに予
測処理を行うことができ、通話時におけるエコー除去処
理を高速に行うことができる。
【0033】また、上記実施形態では、MPU1が着信
および回線への接続を検出し、その検出結果に応じて各
スイッチ6a〜6dの切替制御を行う例について説明し
たが、電話機を用いた音声データの再生が行われている
か否かを検出し、音声データの再生が行われている間に
DSP2をバイパスさせるようにしても良い。ここで言
う音声データの再生には、着信メロディの再生、電話機
の内部メモリに蓄積した音楽データ等の再生、回線に接
続してインターネット等からダウンロードした音楽デー
タ等の再生が含まれる。
【0034】これらの音声データは、何れもFM音源等
を用いた広帯域のデータであり、その再生時にDSP2
をバイパスさせることによって、着信メロディや音楽デ
ータを、エコー除去によってフィルタリングすることな
く高音質のまま出力することができる。
【0035】また、上記図1の例では、スイッチ6a〜
6dの例としてリレースイッチを用いたが、これはトラ
ンジスタ等の電気的なスイッチでも良く、DSP2がそ
の機能を内蔵するようにしても良い。
【0036】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態に
よるハンズフリーシステムの構成を示す図である。図5
は、第2の実施形態によるハンズフリーシステムの動作
例を示すフローチャートである。なお、図4において、
図1に示した符号と同一の符号を付したものは互いに同
一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説
明を省略する。
【0037】図2において、11はハンズフリーユニッ
トを制御するMPU、12はデジタル信号処理を行うD
SPである。DSP12は、内部のデジタルフィルタを
用いてエコー除去処理を実行する。
【0038】すなわち、相手先から電話ユニット3を通
じて受信した受話音声のアナログ信号は、A/D変換部
12eによりデジタルデータに変換され、エコー除去フ
ィルタ12aによりデジタル信号処理が施された後、D
/A変換部12dにより再びアナログ信号に戻されてス
ピーカ5に供給される。
【0039】また、マイク4から入力された送話音声の
アナログ信号は、A/D変換部12bによりデジタルデ
ータに変換され、エコー除去フィルタ12aによりデジ
タル信号処理が施された後、D/A変換部12cにより
再びアナログ信号に戻されて電話ユニット3に出力さ
れ、相手先に送信される。
【0040】MPU11は、電話ユニット3との間に接
続された制御信号線を介して送受信される制御信号に基
づいて、電話機が着信中か否か、電話機が回線に接続さ
れているか否かを検出する。そして、これらの検出結果
に基づいて、DSP12でエコー除去処理を行う際のサ
ンプリングレートを制御する。
【0041】通常、DSP12のサンプリングレート
は、通話帯域に合わせて8KHz程度に設定される。こ
れに対して、FM音源等の音声信号は、通話帯域よりも
広い周波数帯域を持っている。したがって、8KHz程
度のサンプリングレートでは、高周波領域の音がカット
されてしまう。A/D変換部12b,12eやD/A変
換部12c,12dでサンプリングする際には、エイリ
アシング防止のためにローパスフィルタ処理が施される
からである。
【0042】そこで、MPU11は、初期状態ではDS
P2のサンプリングレートを8KHz程度に設定してお
く。一方、FM音源等を使用する着信時などには、クロ
ック周波数を上げてサンプリングレートを高くする(例
えば、16KHz程度)。これにより、FM音源等の広
帯域の音声信号がローパスフィルタにより遮断されてし
まうことがなくなり、FM音源等の音声信号が高音質の
まま出力される。このようにMPU11は、本発明のサ
ンプリングレート変更手段を構成する。
【0043】以下に、図5のフローチャートを参照しな
がら、サンプリングレートの切替動作を説明する。図5
において、MPU11は、初期状態ではDSP12のサ
ンプリングレートを8KHz程度に設定しておく(ステ
ップS21)。また、MPU11は、電話機に着信があ
ったかどうかを検出する(ステップS22)。
【0044】ここで、着信があったときは、MPU11
はDSP12のサンプリングレートを16KHz程度に
変更する(ステップS23)。この場合、電話ユニット
3から出力される着信メロディの音声信号は、その音域
を全てカバーするようにサンプリングレートが高く設定
されているので、DSP12を通過してスピーカ5から
出力される。
【0045】その後、MPU11は、電話機が着信状態
を抜けたかどうかを検出する(ステップS24)。着信
状態を抜ける場合には、ユーザが通話ボタンを押すなど
して回線に接続する場合や、ユーザが通話ボタンを押さ
ずにそのまま放置した結果、相手がリンギングを止めた
場合などが含まれる。ここで、MPU11が着信状態を
抜けたと判断した場合は、ステップS21に戻り、DS
P12のサンプリングレートを8KHz程度に戻す。
【0046】このように、第2の実施形態では、MPU
11が電話機の着信を検出し、着信中のときはDSP1
2のサンプリングレートを通常よりも高く変更するよう
にしている。これにより、着信中か通話中かによらず音
声信号は必ずDSP12を経由するが、着信中のときは
フィルタのサンプリングレートが高く設定されるので、
FM音源等を用いた広帯域の着信メロディを高音質のま
ま出力することができる。
【0047】なお、上記実施形態では、DSP12のサ
ンプリングレートを初期状態で8KHzに設定してお
き、着信があったときに16KHzに切り替える例につ
いて説明したが、初期状態で16KHzに設定するよう
にしても良い。このようにすれば、通話中か非通話中か
によらず、エコー除去を行いながらも通話帯域の音声信
号およびFM音源の音声信号を常に取り出すことができ
る。
【0048】ただし、通話帯域の音声信号については、
本来は8KHzの帯域があれば十分であるにもかかわら
ず、16KHzの高サンプリングレート(高速クロッ
ク)で処理しているために、電力を無駄に消費してしま
うことになる。そこで、MPU11において回線への接
続が検出されたときには、DSP12で音声信号をダウ
ンサンプリングして出力するようにするのが好ましい。
例えば、DSP12の入力側に当たるA/D変換部12
b,12eのサンプリングレートは常に16KHzにし
ておき、出力側に当たるD/A変換部12c,12dの
サンプリングレートは回線への接続に応じて16KHz
から8KHzに切り替える。
【0049】また、上記実施形態では、MPU11が着
信および回線への接続を検出し、その検出結果に応じて
DSP12のサンプリングレートの切替制御を行う例に
ついて説明したが、電話機を用いた音声データの再生が
行われているか否かを検出し、音声データの再生が行わ
れている間にサンプリングレートを通常より高く変更す
るようにしても良い。ここで言う音声データの再生に
は、着信メロディの再生、電話機の内部メモリに蓄積し
た音楽データ等の再生、回線に接続してインターネット
等からダウンロードした音楽データ等の再生が含まれ
る。
【0050】また、電話ユニット3に入出力される音声
信号について、例えば8KHzより高い周波数帯域での
音声レベルを検出し、検出した音声レベルが所定値より
小さいことが検出されている間はDSP12のサンプリ
ングレートを8KHzに設定し、音声レベルが所定値よ
り大きいことが検出されている間はDSP12のサンプ
リングレートを16KHzに変更するようにしても良
い。
【0051】また、図1に示した第1の実施形態におい
ても同様に、電話ユニット3に入出力される音声信号に
ついて、例えば8KHzより高い周波数帯域での音声レ
ベルを検出し、検出した音声レベルが所定値より小さい
ことが検出されている間はDSP2の処理を有効にし、
音声レベルが所定値より大きいことが検出されている間
はDSP2をバイパスさせるようにしても良い。
【0052】その他、上記した各実施形態は、何れも本
発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したもの
に過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は
その精神、またはその主要な特徴から逸脱することな
く、様々な形で実施することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は上述したように、FM音源等の
広帯域の音声信号を用いる動作タイミングか否かに応じ
て、エコー除去手段の有効/無効あるいはエコー除去手
段のサンプリングレートを切り替えるようにしたので、
通話時のエコー除去処理は通常通り行いながらも、FM
音源等を用いた着信音や音楽データの再生時などには広
帯域の音声信号を広帯域のまま出力することができ、F
M音源等を十分に活かした高音質の再生音声を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エコーキャンセル機能を備えた第1の実施形態
によるハンズフリーシステムの構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態によるハンズフリーシステムの
動作例を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態によるハンズフリーシステムの
他の動作例を示すフローチャートである。
【図4】エコーキャンセル機能を備えた第2の実施形態
によるハンズフリーシステムの構成を示す図である。
【図5】第2の実施形態によるハンズフリーシステムの
動作例を示すフローチャートである。
【図6】エコーキャンセル機能を備えた従来のハンズフ
リーシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 MPU 2 DSP 3 電話ユニット 4 マイク 5 スピーカ 6a〜6d スイッチ 11 MPU 12 DSP 12a エコー除去フィルタ 12b,12e A/D変換部 12c,12d D/A変換部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、 上記電話機の回線への接続を検出する接続検出手段と、 上記接続検出手段によって上記回線への接続が検出され
    たときに、上記エコー除去手段の処理を無効から有効に
    切り替える切替手段とを備えたことを特徴とするハンズ
    フリーシステム。
  2. 【請求項2】 上記電話機の着信を検出する着信検出手
    段を備え、 上記切替手段は、上記着信検出手段によって上記着信が
    検出されたときに、上記エコー除去手段の処理を有効か
    ら無効に切り替えるとともに、上記接続検出手段によっ
    て上記回線への接続が検出されたときに、上記エコー除
    去手段の処理を無効から有効に切り替えることを特徴と
    する請求項1に記載のハンズフリーシステム。
  3. 【請求項3】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、 上記電話機の着信を検出する着信検出手段と、 上記着信検出手段によって上記着信が検出されたとき
    に、上記エコー除去手段の処理を有効から無効に切り替
    えるとともに、上記着信検出手段によって上記着信状態
    の終了が検出されたときに、上記エコー除去手段の処理
    を無効から有効に切り替える切替手段とを備えたことを
    特徴とするハンズフリーシステム。
  4. 【請求項4】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、 上記電話機を用いた音声データの再生を検出する再生検
    出手段と、 上記再生検出手段によって上記音声データの再生が検出
    されている間、上記エコー除去手段の処理を有効から無
    効に切り替える切替手段とを備えたことを特徴とするハ
    ンズフリーシステム。
  5. 【請求項5】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、上記電話機の着信を検出する着信検
    出手段と、 上記着信検出手段により上記着信が検出されてからその
    着信状態が終了するまでの間、上記エコー除去手段の処
    理のためのサンプリングレートを第1のレートからそれ
    より高い第2のレートに変更するサンプリングレート変
    更手段とを備えたことを特徴とするハンズフリーシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、 上記電話機の回線への接続を検出する接続検出手段と、 上記接続検出手段によって上記回線への接続が検出され
    ている間、上記エコー除去手段の処理のためのサンプリ
    ングレートを第2のレートからそれより低い第1のレー
    トに変更するサンプリングレート変更手段とを備えたこ
    とを特徴とするハンズフリーシステム。
  7. 【請求項7】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 第2のサンプリングレートで入力音声をサンプリング
    し、上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去
    するエコー除去手段と、 上記電話機の回線への接続を検出する接続検出手段と、 上記接続検出手段によって上記回線への接続が検出され
    ている間、上記エコー除去手段の出力音声のサンプリン
    グレートを上記第2のサンプリングレートからそれより
    低い第1のサンプリングレートに変更するサンプリング
    レート変更手段とを備えたことを特徴とするハンズフリ
    ーシステム。
  8. 【請求項8】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、 上記電話機を用いた音声データの再生を検出する再生検
    出手段と、 上記再生検出手段によって上記音声データの再生が検出
    されている間、上記エコー除去手段の処理のためのサン
    プリングレートを第1のレートからそれより高い第2の
    レートに変更するサンプリングレート変更手段とを備え
    たことを特徴とするハンズフリーシステム。
  9. 【請求項9】 電話機を持たずに相手との通話を可能に
    するハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、 上記電話機に入出力される音声信号について、所定の周
    波数より高い周波数帯域での音声レベルを検出するレベ
    ル検出手段と、 上記レベル検出手段によって上記音声レベルが所定値よ
    り小さいことが検出されている間は上記エコー除去手段
    の処理を有効にし、上記音声レベルが上記所定値より大
    きいことが検出されている間は上記エコー除去手段の処
    理を無効にする切替手段とを備えたことを特徴とするハ
    ンズフリーシステム。
  10. 【請求項10】 電話機を持たずに相手との通話を可能
    にするハンズフリーシステムであって、 上記電話機の通話時に車内で発生するエコーを除去する
    エコー除去手段と、 上記電話機に入出力される音声信号について、所定の周
    波数より高い周波数帯域での音声レベルを検出するレベ
    ル検出手段と、 上記レベル検出手段によって上記音声レベルが所定値よ
    り小さいことが検出されている間は上記エコー除去手段
    の処理のためのサンプリングレートを第1のレートに
    し、上記音声レベルが上記所定値より大きいことが検出
    されている間は上記エコー除去手段の処理のためのサン
    プリングレートを上記第1のレートより高い第2のレー
    トにするサンプリングレート変更手段とを備えたことを
    特徴とするハンズフリーシステム。
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