JP2003338222A - 2軸ケーブル - Google Patents
2軸ケーブルInfo
- Publication number
- JP2003338222A JP2003338222A JP2002144913A JP2002144913A JP2003338222A JP 2003338222 A JP2003338222 A JP 2003338222A JP 2002144913 A JP2002144913 A JP 2002144913A JP 2002144913 A JP2002144913 A JP 2002144913A JP 2003338222 A JP2003338222 A JP 2003338222A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、HF帯域以上の高周波の通信信号
の減衰を防止することができ、また、繰り返し曲げによ
る障害の低減、良好な可とう性に寄与することができる
る2軸ケーブルを提供することにある。 【解決手段】 中心導体13に絶縁体15を被覆して形
成された絶縁電線17を2本並列に合わせて金属テープ
19で接着し、金属テープ19の外周に極細径導体21
を押え巻きし、極細径導体21の外周を外被23で被覆
して2軸ケーブル11を形成する。
の減衰を防止することができ、また、繰り返し曲げによ
る障害の低減、良好な可とう性に寄与することができる
る2軸ケーブルを提供することにある。 【解決手段】 中心導体13に絶縁体15を被覆して形
成された絶縁電線17を2本並列に合わせて金属テープ
19で接着し、金属テープ19の外周に極細径導体21
を押え巻きし、極細径導体21の外周を外被23で被覆
して2軸ケーブル11を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2軸ケーブルに関
し、特に、高速データ伝送ネットワークにおいて、差動
信号を伝送するための2軸ケーブルに関する。
し、特に、高速データ伝送ネットワークにおいて、差動
信号を伝送するための2軸ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速データ伝送ネットワークにお
いは、差動信号を伝送路上に伝送するようにしており、
図4,図5に示すような1対の2軸ケーブル101,1
31が用いられている。
いは、差動信号を伝送路上に伝送するようにしており、
図4,図5に示すような1対の2軸ケーブル101,1
31が用いられている。
【0003】図4において、2軸ケーブル101は、中
心導体111に絶縁体113が被覆して形成された絶縁
電線115を2本合わせ、この外周に金属テープ117
を被覆してシールドとし、さらに、この外周に外被11
9を被覆して形成されている。
心導体111に絶縁体113が被覆して形成された絶縁
電線115を2本合わせ、この外周に金属テープ117
を被覆してシールドとし、さらに、この外周に外被11
9を被覆して形成されている。
【0004】また、図5に示す2軸ケーブル131は、
絶縁電線115を2本合わせた状態で両者にドレン線1
33を添わせ、この外周に金属テープ117を被覆して
シールドとし、さらに、この外周に外被119を被覆し
て形成されている。
絶縁電線115を2本合わせた状態で両者にドレン線1
33を添わせ、この外周に金属テープ117を被覆して
シールドとし、さらに、この外周に外被119を被覆し
て形成されている。
【0005】そして、上述した2軸ケーブル101,1
31にあっては、金属テープ117を用いて絶縁電線1
15をシールドしているので、2軸ケーブルが複数敷設
された場合でも、VHF帯域以上の高周波の通信信号に
対して、相互誘導を防止することができるという利点を
有している。
31にあっては、金属テープ117を用いて絶縁電線1
15をシールドしているので、2軸ケーブルが複数敷設
された場合でも、VHF帯域以上の高周波の通信信号に
対して、相互誘導を防止することができるという利点を
有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2軸ケーブル101,131にあっては、HF帯域の高
周波の通信信号に対して、相互誘導が発生して通信信号
の減衰が生じるといった問題があった。
2軸ケーブル101,131にあっては、HF帯域の高
周波の通信信号に対して、相互誘導が発生して通信信号
の減衰が生じるといった問題があった。
【0007】また、金属テープ117の厚みが薄いの
で、柔軟性がある反面、2軸ケーブルに繰り返し曲げを
与えると、破断することが考えられる。一方、金属テー
プ117の剛性を上げると、破断し難くなる反面、2軸
ケーブルの可とう性が低下し、曲げ難くなるといった問
題があった。
で、柔軟性がある反面、2軸ケーブルに繰り返し曲げを
与えると、破断することが考えられる。一方、金属テー
プ117の剛性を上げると、破断し難くなる反面、2軸
ケーブルの可とう性が低下し、曲げ難くなるといった問
題があった。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、HF帯域以上の高周波の通信信号の
減衰を防止することができ、また、繰り返し曲げによる
障害の低減、良好な可とう性に寄与することができる2
軸ケーブルを提供することにある。
その目的としては、HF帯域以上の高周波の通信信号の
減衰を防止することができ、また、繰り返し曲げによる
障害の低減、良好な可とう性に寄与することができる2
軸ケーブルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、中心導体に絶縁体を被覆して
形成された絶縁電線と、前記絶縁電線を2本並列に合わ
せて接着する金属テープと、前記第1の金属テープの外
周に押え巻きする極細径導体と、前記極細径導体の外周
を被覆する外被とからなることを要旨とする。
上記課題を解決するため、中心導体に絶縁体を被覆して
形成された絶縁電線と、前記絶縁電線を2本並列に合わ
せて接着する金属テープと、前記第1の金属テープの外
周に押え巻きする極細径導体と、前記極細径導体の外周
を被覆する外被とからなることを要旨とする。
【0010】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、中心導体に絶縁体を被覆して形成された絶縁電
線と、前記絶縁電線を2本並列に合わせて外周を押え巻
きする極細径導体と、前記極細径導体の外周に押え巻き
して接着する金属テープと、前記金属テープの外周を被
覆する外被とからなることを要旨とする。
るため、中心導体に絶縁体を被覆して形成された絶縁電
線と、前記絶縁電線を2本並列に合わせて外周を押え巻
きする極細径導体と、前記極細径導体の外周に押え巻き
して接着する金属テープと、前記金属テープの外周を被
覆する外被とからなることを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る2軸ケーブル11の構成を示す断
面図である。
1の実施の形態に係る2軸ケーブル11の構成を示す断
面図である。
【0013】2軸ケーブル11は、中心導体13に絶縁
体15を被覆して形成された絶縁電線17と、絶縁電線
17を2本並列に合わせて接着する金属テープ19と、
金属テープ19の外周に押え巻きする極細径導体21
と、極細径導体21の外周を被覆する外被23とから構
成されている。
体15を被覆して形成された絶縁電線17と、絶縁電線
17を2本並列に合わせて接着する金属テープ19と、
金属テープ19の外周に押え巻きする極細径導体21
と、極細径導体21の外周を被覆する外被23とから構
成されている。
【0014】次に、図2を参照して、2軸ケーブル11
のケーブル諸元について説明する。
のケーブル諸元について説明する。
【0015】中心導体13は、単線又は撚線のどちらで
も良く、銀メッキ軟銅線や錫メッキ銅線の利用も高周波
側での減衰量の改善に効果的である。絶縁体15は、ポ
リエチレンPEを発泡させた発泡層やポリエチレンのス
キンフォーム構造からなり、電気特性及び可とう性の向
上に有効である。
も良く、銀メッキ軟銅線や錫メッキ銅線の利用も高周波
側での減衰量の改善に効果的である。絶縁体15は、ポ
リエチレンPEを発泡させた発泡層やポリエチレンのス
キンフォーム構造からなり、電気特性及び可とう性の向
上に有効である。
【0016】金属テープ19は、厚さが0.1mm以下
のアルミニューム箔や銅箔からなり、片面に樹脂層や熱
接着層を設け、絶縁電線17との密着性を上げてもよ
い。
のアルミニューム箔や銅箔からなり、片面に樹脂層や熱
接着層を設け、絶縁電線17との密着性を上げてもよ
い。
【0017】極細径導体21は、0.2mm径の軟銅線
であり、2本平行に合わせた絶縁体15の外周に金属テ
ープ19を20mmピッチで横巻きした後、極細径導体
21を同方向に30mmから50mmのピッチで30本
から40本巻だけ横巻きすればよい。
であり、2本平行に合わせた絶縁体15の外周に金属テ
ープ19を20mmピッチで横巻きした後、極細径導体
21を同方向に30mmから50mmのピッチで30本
から40本巻だけ横巻きすればよい。
【0018】外被17のケーブル外径は、例えば長径が
3.6mm、短径が2.4mmであり、材質としてポリ
塩化ビニルPVC、ポリオレフィン系材からなるリサイ
クル利用可能なエコ材、ノンハロ難燃材が好ましい。ま
た、樹脂製のテープを横巻きすることで、多対ケーブル
のコアに用いることもできる。
3.6mm、短径が2.4mmであり、材質としてポリ
塩化ビニルPVC、ポリオレフィン系材からなるリサイ
クル利用可能なエコ材、ノンハロ難燃材が好ましい。ま
た、樹脂製のテープを横巻きすることで、多対ケーブル
のコアに用いることもできる。
【0019】上述したエコ材は、ノンハロゲン難燃性樹
脂組成物から成っており、特に、ポリオレフィン系樹脂
100重量部に対して、金属水酸化物20重量部以上5
0重量部未満、および難燃補助剤2重量部以上10重量
部未満を添加してなり、比重が1.14以下、酸素指数
が24以上34以下で、被覆材料として用いたときにJ
IS C3005に制定される60゜傾斜燃焼試験に合
格するものである。また、このエコ材は、ノンハロゲン
難燃性樹脂組成物から成っており、特に、ポリオレフィ
ン系樹脂100重量部に対して、金属水酸化物20重量
部以上50重量部未満、赤リン0.5重量部以上2.5
重量部未満、およびカーボンブラック1重量部以上6重
量部未満を添加してなり、比重が1.14以下、酸素指
数が24以上34以下で、被覆材料として用いたときに
JIS C3005に制定される60゜傾斜燃焼試験に
合格するものでも良い。
脂組成物から成っており、特に、ポリオレフィン系樹脂
100重量部に対して、金属水酸化物20重量部以上5
0重量部未満、および難燃補助剤2重量部以上10重量
部未満を添加してなり、比重が1.14以下、酸素指数
が24以上34以下で、被覆材料として用いたときにJ
IS C3005に制定される60゜傾斜燃焼試験に合
格するものである。また、このエコ材は、ノンハロゲン
難燃性樹脂組成物から成っており、特に、ポリオレフィ
ン系樹脂100重量部に対して、金属水酸化物20重量
部以上50重量部未満、赤リン0.5重量部以上2.5
重量部未満、およびカーボンブラック1重量部以上6重
量部未満を添加してなり、比重が1.14以下、酸素指
数が24以上34以下で、被覆材料として用いたときに
JIS C3005に制定される60゜傾斜燃焼試験に
合格するものでも良い。
【0020】次に、図1,図2を参照して、2軸ケーブ
ル11の作用効果について説明する。
ル11の作用効果について説明する。
【0021】まず、図1に示すように、中心導体13に
絶縁体15を被覆して形成された絶縁電線17を2本並
列に合わせて金属テープ19で接着し、金属テープ19
の外周に極細径導体21を押え巻きし、極細径導体21
の外周を外被23で被覆して2軸ケーブル11を形成す
る。
絶縁体15を被覆して形成された絶縁電線17を2本並
列に合わせて金属テープ19で接着し、金属テープ19
の外周に極細径導体21を押え巻きし、極細径導体21
の外周を外被23で被覆して2軸ケーブル11を形成す
る。
【0022】この結果、2本並列に合わせた絶縁電線1
7に対して、金属テープ19と極細径導体21とで2層
構造の遮蔽層が形成されるので、高周波の通信信号の減
衰を防止することができる。詳しくは、極細径導体21
によりHF帯域の高周波の通信信号に関する相互誘導を
防止でき、HF帯域の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。また、金属テープ19によりVHF帯
域以上の高周波の通信信号に関する相互誘導を防止で
き、VHF帯域以上の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。
7に対して、金属テープ19と極細径導体21とで2層
構造の遮蔽層が形成されるので、高周波の通信信号の減
衰を防止することができる。詳しくは、極細径導体21
によりHF帯域の高周波の通信信号に関する相互誘導を
防止でき、HF帯域の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。また、金属テープ19によりVHF帯
域以上の高周波の通信信号に関する相互誘導を防止で
き、VHF帯域以上の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。
【0023】また、上述した2層構造の遮蔽層を有する
ので、繰り返し曲げによる金属テープや導体の破断によ
る障害の低減に寄与することができる。
ので、繰り返し曲げによる金属テープや導体の破断によ
る障害の低減に寄与することができる。
【0024】さらに、極細径導体21を横巻きして遮蔽
層を形成することで、良好な可とう性を有する2軸ケー
ブル11を形成することができる。
層を形成することで、良好な可とう性を有する2軸ケー
ブル11を形成することができる。
【0025】さらにまた、極細径導体21を横巻きして
遮蔽層を形成することで、金属テープ19の厚みを従来
のものよりも十分に薄くすることが可能になり、2軸ケ
ーブル11の外形の大幅な増加を防止することができ
る。
遮蔽層を形成することで、金属テープ19の厚みを従来
のものよりも十分に薄くすることが可能になり、2軸ケ
ーブル11の外形の大幅な増加を防止することができ
る。
【0026】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態に係る2軸ケーブル31の構成を示す断
面図である。
2の実施の形態に係る2軸ケーブル31の構成を示す断
面図である。
【0027】2軸ケーブル31は、中心導体13に絶縁
体15を被覆して形成された絶縁電線17と、絶縁電線
17を2本並列に合わせて外周を押え巻きする極細径導
体21と、極細径導体21の外周に押え巻きして接着す
る金属テープ19と、金属テープ19の外周を被覆する
外被23とから構成されている。
体15を被覆して形成された絶縁電線17と、絶縁電線
17を2本並列に合わせて外周を押え巻きする極細径導
体21と、極細径導体21の外周に押え巻きして接着す
る金属テープ19と、金属テープ19の外周を被覆する
外被23とから構成されている。
【0028】なお、2軸ケーブル31のケーブル諸元に
ついては、第1の実施の形態において説明した内容と同
様であるので、その説明を省略する。
ついては、第1の実施の形態において説明した内容と同
様であるので、その説明を省略する。
【0029】次に、図2,図3を参照して、2軸ケーブ
ル31の作用効果について説明する。
ル31の作用効果について説明する。
【0030】まず、図3に示すように、中心導体13に
絶縁体15を被覆して形成された絶縁電線17を2本並
列に合わせて外周に極細径導体21を押え巻きし、極細
径導体21の外周を金属テープ19で横巻きして接着
し、金属テープ19の外周を外被23で被覆して2軸ケ
ーブル11を形成する。
絶縁体15を被覆して形成された絶縁電線17を2本並
列に合わせて外周に極細径導体21を押え巻きし、極細
径導体21の外周を金属テープ19で横巻きして接着
し、金属テープ19の外周を外被23で被覆して2軸ケ
ーブル11を形成する。
【0031】この結果、2本並列に合わせた絶縁電線1
7に対して、金属テープ19と極細径導体21とで2層
構造の遮蔽層が形成されるので、高周波の通信信号の減
衰を防止することができる。詳しくは、極細径導体21
によりHF帯域の高周波の通信信号に関する相互誘導を
防止でき、HF帯域の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。また、金属テープ19によりVHF帯
域以上の高周波の通信信号に関する相互誘導を防止で
き、VHF帯域以上の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。
7に対して、金属テープ19と極細径導体21とで2層
構造の遮蔽層が形成されるので、高周波の通信信号の減
衰を防止することができる。詳しくは、極細径導体21
によりHF帯域の高周波の通信信号に関する相互誘導を
防止でき、HF帯域の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。また、金属テープ19によりVHF帯
域以上の高周波の通信信号に関する相互誘導を防止で
き、VHF帯域以上の高周波の通信信号の減衰を防止す
ることができる。
【0032】また、上述した2層構造の遮蔽層を有する
ので、繰り返し曲げによる金属テープや導体の破断によ
る障害の低減に寄与することができる。
ので、繰り返し曲げによる金属テープや導体の破断によ
る障害の低減に寄与することができる。
【0033】さらに、極細径導体21を横巻きして遮蔽
層を形成することで、良好な可とう性を有する2軸ケー
ブル11を形成することができる。
層を形成することで、良好な可とう性を有する2軸ケー
ブル11を形成することができる。
【0034】さらにまた、極細径導体21を横巻きして
遮蔽層を形成することで、金属テープ19の厚みを従来
のものよりも十分に薄くすることが可能になり、2軸ケ
ーブル11の外形の大幅な増加を防止することができ
る。
遮蔽層を形成することで、金属テープ19の厚みを従来
のものよりも十分に薄くすることが可能になり、2軸ケ
ーブル11の外形の大幅な増加を防止することができ
る。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、2本並
列に合わせた絶縁電線に対して、金属テープと極細径導
体とで2層構造の遮蔽層が形成されるので、HF帯域以
上の高周波の通信信号の減衰を防止することができる。
また、上述した2層構造の遮蔽層を有するので、繰り返
し曲げによる金属テープや導体の破断による障害の低減
に寄与することができる。さらに、極細径導体21を横
巻きして遮蔽層を形成することで、良好な可とう性を有
する2軸ケーブル11を形成することができる。
列に合わせた絶縁電線に対して、金属テープと極細径導
体とで2層構造の遮蔽層が形成されるので、HF帯域以
上の高周波の通信信号の減衰を防止することができる。
また、上述した2層構造の遮蔽層を有するので、繰り返
し曲げによる金属テープや導体の破断による障害の低減
に寄与することができる。さらに、極細径導体21を横
巻きして遮蔽層を形成することで、良好な可とう性を有
する2軸ケーブル11を形成することができる。
【0036】請求項2記載の本発明によれば、2本並列
に合わせた絶縁電線に対して、金属テープと極細径導体
とで2層構造の遮蔽層が形成されるので、HF帯域以上
の高周波の通信信号の減衰を防止することができる。ま
た、上述した2層構造の遮蔽層を有するので、繰り返し
曲げによる金属テープや導体の破断による障害の低減に
寄与することができる。さらに、極細径導体21を横巻
きして遮蔽層を形成することで、良好な可とう性を有す
る2軸ケーブル11を形成することができる。
に合わせた絶縁電線に対して、金属テープと極細径導体
とで2層構造の遮蔽層が形成されるので、HF帯域以上
の高周波の通信信号の減衰を防止することができる。ま
た、上述した2層構造の遮蔽層を有するので、繰り返し
曲げによる金属テープや導体の破断による障害の低減に
寄与することができる。さらに、極細径導体21を横巻
きして遮蔽層を形成することで、良好な可とう性を有す
る2軸ケーブル11を形成することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る2軸ケーブル
11の構成を示す断面図である。
11の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る2軸ケーブル
11のケーブル諸元を表す表である。
11のケーブル諸元を表す表である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る2軸ケーブル
31の構成を示す断面図である。
31の構成を示す断面図である。
【図4】従来の2軸ケーブル(その1)である。
【図5】従来の2軸ケーブル(その2)である。
11,31 2軸ケーブル
13 中心導体
15 絶縁体
17 絶縁電線
19 金属テープ
21 極細径導体
23 外被
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大橋 圭二
千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ
佐倉事業所内
Claims (2)
- 【請求項1】 中心導体に絶縁体を被覆して形成された
絶縁電線と、 前記絶縁電線を2本並列に合わせて接着する金属テープ
と、 前記第1の金属テープの外周に押え巻きする極細径導体
と、 前記極細径導体の外周を被覆する外被とからなることを
特徴とする2軸ケーブル。 - 【請求項2】 中心導体に絶縁体を被覆して形成された
絶縁電線と、 前記絶縁電線を2本並列に合わせて外周を押え巻きする
極細径導体と、 前記極細径導体の外周に押え巻きして接着する金属テー
プと、 前記金属テープの外周を被覆する外被とからなることを
特徴とする2軸ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144913A JP2003338222A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 2軸ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002144913A JP2003338222A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 2軸ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003338222A true JP2003338222A (ja) | 2003-11-28 |
Family
ID=29704446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002144913A Pending JP2003338222A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 2軸ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003338222A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006351229A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | シールドケーブル |
JP2009146850A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-02 | Autonetworks Technologies Ltd | シールド電線 |
JP2009164039A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Fujikura Ltd | 2芯平行ケーブル |
JP2009176742A (ja) * | 2009-03-19 | 2009-08-06 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル及びその製造方法 |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002144913A patent/JP2003338222A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006351229A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | シールドケーブル |
JP4654782B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-03-23 | 住友電気工業株式会社 | シールドケーブル |
JP2009146850A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-02 | Autonetworks Technologies Ltd | シールド電線 |
JP2009164039A (ja) * | 2008-01-09 | 2009-07-23 | Fujikura Ltd | 2芯平行ケーブル |
JP2009176742A (ja) * | 2009-03-19 | 2009-08-06 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル及びその製造方法 |
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