JP2003337739A - Webページ情報保存処理プログラム、Webページ変換用プログラム、及び、コンテンツ提供システム - Google Patents

Webページ情報保存処理プログラム、Webページ変換用プログラム、及び、コンテンツ提供システム

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JP2003337739A
JP2003337739A JP2003068588A JP2003068588A JP2003337739A JP 2003337739 A JP2003337739 A JP 2003337739A JP 2003068588 A JP2003068588 A JP 2003068588A JP 2003068588 A JP2003068588 A JP 2003068588A JP 2003337739 A JP2003337739 A JP 2003337739A
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Kiken Park
起賢 朴
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NEOSOFT KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】再利用する可能性の高いWebページ情報を保
存するのに好適なWebページ情報保存処理プログラム
と、一の者の提供する携帯電話サービス用のWebペー
ジを、他の者の提供する携帯電話サービス用Webペー
ジに変換するのに好適なWebページ変換用プログラム
と、これらのプログラムを利用したコンテンツ提供シス
テムと、を提供する。 【解決手段】Webページ情報変換システム1を、携帯
電話用のWebページ情報を有するWebサーバ3と、
Webページ情報の変換処理を行う変換用サーバ4と、
電話会社A〜Cのそれぞれのサービスに対応した携帯電
話5〜7と、を含んだ構成とし、変換用サーバ4におい
て、再利用される可能性の高いWebページ情報のみを
変換用サーバ4の有する図示しない記憶装置の所定領域
に設けられたキャッシュ(Cache)領域に保存する処理を
行い、一の者用のWebページを、他の者用のWebペ
ージに変換する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロキシサーバな
どのコンテンツを中継するサーバを介してインターネッ
ト上のWebページ等のコンテンツを提供するコンテン
ツ提供システムと、当該システムに利用可能な、再利用
する可能性の高いWebページ情報を保存するのに好適
なWebページ情報保存処理プログラムと、一の者(所
定の会社)の提供する携帯電話サービスに対応した携帯
電話用のWebページを、他の者(前記所定の会社とは
異なる会社)の提供する携帯電話サービスに対応した携
帯電話が利用できるようにWebページのプログラムを
変換するのに好適なWebページ変換用プログラムと、
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理端末によってインターネ
ット上に存在するWebページ情報を取得して閲覧する
ためのWebブラウザがある。このWebブラウザは、
過去に一度閲覧したWebページの情報を保存してお
き、再度同じWebページを閲覧したときに、その保存
された情報を再利用して高速にWebページ情報を取得
し表示部に表示する処理を行う。つまり、キャッシュメ
モリの原理と同様で、同じ情報は高速に情報を取得可能
なローカルなメモリ(情報処理端末のメモリ)から取得
し、更新された情報のみをインターネット上のWebサ
ーバから取得する処理を行う。
【0003】また、プロキシサーバを介してインターネ
ット上のWebページ情報を高速に取得するシステムも
ある。これは、PC(Personal Computer)やPDA(P
ersonal Digital Assistant)などの情報処理端末がイ
ンターネット上の所望のWebサーバへのアクセス要求
をローカルに設置されたプロキシサーバに対して行うこ
とで、代わりにプロキシサーバがそのWebページにア
クセスしてページ情報を取得し要求元の情報処理端末に
配信するものである。
【0004】この処理においてプロキシサーバは、一度
取得したページ情報を保存しておくことで、再度、同じ
Webページへのアクセス要求があったときに、更新さ
れたページ情報のみをインターネット上から取得し、そ
れ以外の情報は、自サーバに保存された情報を再利用し
て要求元の情報処理端末に配信することで高速にWeb
ページ情報の配信処理を行うようになっている。なお、
インターネット上から取得した更新情報によってプロキ
シサーバに保存された情報が更新され、この情報が同じ
Webページへの次のアクセス時に再利用される。
【0005】また、携帯電話を利用したインターネット
へのアクセスサービスが普及し、インターネット上に
は、携帯電話専用のWebページも多数存在するように
なった。しかし、携帯電話専用のWebページには携帯
電話の機種(サービスを提供する電話会社毎に対応した
機種)に依存したものが多く、A会社の携帯電話Aでは
閲覧できても、B会社の携帯電話Bでは閲覧できないペ
ージなどが存在する。つまり、X会社の提供する携帯電
話サービスに対応した携帯電話Aでは閲覧できても、Y
会社の提供する携帯電話サービスに対応した携帯電話B
では閲覧できないWebページなどが存在する。そのた
め、携帯電話用のWebページを提供するサーバ側で
は、携帯電話の会社別の機種に応じたWebページを予
め複数種類用意したり、変換プログラムによって、ある
会社の機種用に用意されたWebページをアクセス元の
機種に応じたWebページへと変換してから提供するよ
うにしたりするなどの工夫をしている。この変換処理に
おいては、携帯電話A用の言語で作られた機能毎に用意
されたサブルーチンを、これと同じか、あるいは、類似
した機能のY会社の携帯電話B用の言語で作られたサブ
ルーチンへと変換する。
【0006】更に、携帯電話とWebページを提供する
Webサーバ(複数の場合もあり)との間に専用のプロ
キシサーバ(複数の場合もあり)を介して、例えば、携
帯電話Bが携帯電話A用のWebページにアクセスをす
るときに、そのアクセス要求を専用のプロキシサーバを
介して行うことで、専用のプロキシサーバが、サーバに
ある携帯電話A用のWebページを携帯電話Bが閲覧可
能なページに変換してから伝送するシステムもある。こ
の場合も、Webサーバが複数あるときなどに、伝送処
理を高速にするため、変換処理を施したWebページ情
報を保存しておく。つまり、次に同じWebページにア
クセスがあった時に、そのWebページが更新されてい
なければ、プロキシサーバに保存された変換済みの情報
をアクセス元の携帯電話に配信すれば良いので、高速な
情報配信が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、Webブラウザやプロキシサーバは、初
めてアクセスしたWebページの情報は必ず保存するよ
うになっているため、例えば、検索ページなどのアクセ
スする度に内容が変更されるページの情報も保存してし
まう。つまり、再利用される可能性の低い情報も保存し
てしまうためメモリの利用効率が非効率となる面があ
る。
【0008】また、ある会社の携帯電話の機種用に用意
されたWebページをアクセス元の携帯電話の機種に利
用可能なWebページへと変換するときに、変換前のW
ebページを構成するサブルーチン群の中に、アクセス
元の機種用のプログラム言語で作成されたサブルーチン
群では対応できないものがあるときに、この部分の変換
が行われない。そのため、アクセス元の携帯電話におい
て、Webページの提供内容を十分に堪能することが出
来ない場合がある。
【0009】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、再利用する可能性の高いWebページ情報を保存す
るのに好適なWebページ情報保存処理プログラムと、
特定会社の提供する携帯電話サービスに対応した携帯電
話の機種用に用意されたWebページを、特定会社とは
異なる会社の提供する携帯電話サービスに対応したWe
bページに変換するのに好適なWebページ変換用プロ
グラムと、これらのプログラムを利用したコンテンツ提
供システムと、を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のWebページ情報保存
処理プログラムは、所定の情報処理端末においてインタ
ーネット上に存在するWebページ情報の保存処理を行
うためのWebページ情報保存処理プログラムであっ
て、前記所定の情報処理端末によってインターネット上
にある所望のWebページの情報を取得するときに、当
該情報処理端末に保存されたWebページの情報中に前
記所望のWebページの情報があるか否かを判定する所
有状態判定ステップと、前記所有状態判定ステップにお
いて、前記保存されたWebページの情報中に前記所望
のWebページの情報がないと判定されたときに、最終
更新時間を現在の時間にして前記所望のWebページに
アクセスするWebページアクセスステップと、前記W
ebページアクセスステップにおいて、前記Webペー
ジからの応答がヘッダ情報のみだったときにそのWeb
ページに再度アクセスして当該Webページの情報を取
得し前記情報処理端末に保存する処理を行い、前記We
bページからの応答が前記Webページの情報を含むも
のであったときにそのページ情報を前記情報処理端末に
保存しない処理を行うページ情報保存処理ステップと、
を備えることを特徴としている。
【0011】つまり、情報処理端末に保存されたWeb
ページの情報中に、アクセス先のWebページ情報がな
いときに、所望のWebページへのアクセス時に必要な
最終更新時間を現在の時間にしてそのWebページにア
クセスし、その応答がヘッダ情報のみだったときは、そ
のWebページに再度アクセスしてそのページの情報を
取得して情報処理端末に保存する処理を行う。一方、W
ebページからの応答にそのページの情報が含まれてい
るときは、その取得した情報を情報処理端末に保存しな
いように処理するようにしたので、内容が頻繁に更新さ
れるようなWebページの情報は保存されず、内容の更
新が滅多にされないWebページの情報のみが保存され
るので、情報処理端末には、再利用する可能性の高いW
ebページ情報のみが保存されることになり、情報処理
端末のメモリを効率良く使用することが可能となる。
【0012】ここで、WebとはWorld Wide Webのこと
であり、これは、1989年にCERN(Conseil Euro
pean pour la Recherche Nucleaire)により提案された
広域情報システムで、ハイパーテキストを介することに
よってインターネット上に分散している全ての情報にア
クセス可能なクライアント/サーバ型のアプリケーショ
ンのことである。つまり、Webサーバとは、このアプ
リケーションを備え、インターネットに接続されたサー
バマシンなどのことであり、Webサイトとは情報の書
き込まれた1以上のWebページを相互にリンクし、1
つのパッケージにまとめたものである。
【0013】また、本発明に係る請求項2記載のWeb
ページ変換用プログラムは、一の者の提供する携帯電話
サービスに対応した第1の携帯電話用のWebページ
を、他の者の提供する携帯電話サービスに対応した第2
の携帯電話が利用できるように、前記Webページのメ
インプログラムを前記第2の携帯電話用に変換するため
のコンピュータが実行可能なプログラムであって、前記
メインプログラムの変換処理において、前記Webペー
ジのメインプログラムに使用されている、前記第1の携
帯電話用の第1のプログラム言語によって作成された第
1のサブルーチンの中に、前記第2の携帯電話用の第2
のプログラム言語によって作成された第2のサブルーチ
ン群には無い機能のものが使用されているときに、前記
第2のサブルーチン群に含まれる所定機能の第2のサブ
ルーチンを使用して、前記第2のサブルーチン群には無
い前記第1のサブルーチンの機能を代替するプログラム
を生成して前記メインプログラムの変換処理を行うこと
を特徴としている。
【0014】つまり、上記したように、第2のサブルー
チン群には無い第1のサブルーチンの機能を代替するも
のを、第2のサブルーチン群に含まれる所定機能のサブ
ルーチンを使用して生成することが可能であるので、第
1の携帯電話用のWebページの提供内容を、ほとんど
損なわずに、第2の携帯電話によって利用することが可
能となる。
【0015】ここで、第1のプログラム言語、第2のプ
ログラム言語とは、携帯電話用のWebページを作成す
るための言語であり、主に、W3C(World Wide Web Co
nsotium)の定めたHTML(Hyper Text Markup Langua
ge)を基本として作成された言語である。
【0016】また、HTMLとは、一言で言うならば、
SGMLのDTDのひとつである。SGML (Standard
Generalized Markup Language)とは、文章に「タグ」
と呼ばれる文章の性格(論理的な意味合い)を表す記号を
付けて記述する方法を定めた標準のことである。そのタ
グの種類を定めたものをDTD (Document Type Defini
tion)というが、HTMLはこれのひとつである。かつ
ては、様々な独自使用のHTMLが氾濫し、ブラウザに
よって表示されたりされなかったりといった具合に、非
常に困った状態があった(今も完全には解決していな
い)。現在では、W3Cが勧告を出し、世界中がそれに
従うように推奨されている。つまり、W3Cの定めたH
TMLを使えば、より多くのブラウザで正しく表示され
るWebページを作ったことになる。
【0017】また、第1のサブルーチンとは、第1のプ
ログラム言語がHTMLを主体とした言語であるなら
ば、タグによって記述されたメインプログラムの内容に
応じて呼び出され、Webページ上においてチェックボ
ックスやラジオボタンなどのWebページの作成に便利
な様々な機能を提供するサブプログラムのことである。
また、第2のサブルーチンは、第1のサブルーチンと同
様に、第2のプログラム言語がHTMLを主体とした言
語であるならば、タグによって記述されたメインプログ
ラムの内容に応じて呼び出され、Webページ上に所定
文字サイズのテキスト表示や指定されたイメージファイ
ルの表示を行うなどのWebページの作に便利な様々な
機能を提供するサブプログラムのことである。
【0018】ここで、上記各機能を提供する複数の第1
のサブルーチンが予め用意されたものが第1のサブルー
チン群であり、上記各機能を提供する複数の第2のサブ
ルーチンが予め用意されたものが第2のサブルーチン群
である。また、請求項3に係る発明は、請求項2記載の
Webページ変換用プログラムにおいて、前記メインプ
ログラムの変換処理において、前記第1の携帯電話用の
Webページで使用されている当該第1の携帯電話用の
第1の絵文字データを、当該第1の絵文字データと類似
した前記第2の携帯電話用の第2の絵文字データによっ
て代用することを特徴としている。
【0019】つまり、第1の携帯電話固有の第1絵文字
がWebページに使用されているときに、このWebペ
ージのプログラムの変換処理時に、使用されている第1
の絵文字に類似した第2の携帯電話固有の第2の絵文字
によって代用するようにしたので、第1の携帯電話用の
Webページと比較して、第2の携帯電話において比較
的違和感の無い表示内容でWebページを利用すること
が可能である。
【0020】また、請求項4に係る発明は、請求項2又
は請求項3記載のWebページ変換用プログラムにおい
て、前記メインプログラムの変換処理において、前記第
1の携帯電話用のWebページで使用されているイメー
ジファイルの第1の形式を、当該第1の形式とは異なる
第2の形式に変換することを特徴としている。つまり、
第1の形式のイメージファイルがデータ容量が大きい等
の問題があるときに、画質は落ちるがデータ容量の小さ
い第2の形式のファイルに変換することが可能となり、
第2の携帯電話の機能に合わせたプログラム変換をする
ことが可能となる。
【0021】また、本発明に係る請求項5記載のコンテ
ンツ提供システムは、コンテンツ提供用サーバとコンテ
ンツ中継用サーバと情報処理装置とをそれぞれが互いに
データ通信可能に備え、前記情報処理装置からのコンテ
ンツの取得要求に応じて、前記コンテンツ中継用サーバ
を介して前記コンテンツ提供用サーバの有するコンテン
ツを要求元の前記情報処理装置に提供するコンテンツ提
供システムであって、前記コンテンツ中継用サーバは、
請求項1記載のWebページ情報保存処理プログラム、
請求項2乃至請求項4記載のWebページ変換用プログ
ラムのうち、少なくとも一を備えることを特徴としてい
る。
【0022】このような構成であれば、コンテンツ中継
用サーバにおいて、上記したWebページ情報保存処理
プログラムによる処理、及び、上記したWebページ変
換用プログラムによる処理を行うことが可能であるの
で、効率的なコンテンツ提供を行うことが可能である。
【0023】また、本発明に係る請求項6記載のコンテ
ンツ中継用サーバは、請求項5記載のコンテンツ提供シ
ステムに適用可能なコンテンツ中継用サーバであって、
請求項1記載のWebページ情報保存処理プログラム、
請求項2乃至請求項4記載のWebページ変換用プログ
ラムのうち、少なくとも一を備えることを特徴としてい
る。ここで、本発明は、請求項5記載のコンテンツ提供
システムにおけるコンテンツ中継用サーバであり、その
作用効果は同様となるので、記載を省略する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1乃至図11は、本発明に
係るWebページ情報保存処理プログラムを適用したW
ebページ情報変換システムの実施の形態を示す図であ
る。まず、本発明に係るWebページ情報変換システム
の構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明
に係るWebページ情報変換システムの構成を示すブロ
ック図である。
【0025】Webページ情報変換システム1は、携帯
電話用のWebページ情報を有するWebサーバ3と、
Webページ情報の変換処理を行う変換用サーバ4と、
電話会社Aのサービスに対応した携帯電話5と、電話会
社Bのサービスに対応した携帯電話6と、電話会社Dの
サービスに対応した携帯電話7と、を含んだ構成となっ
ている。
【0026】Webサーバ3は、インターネットに接続
されたサーバであり、Webページ情報2を有する第1
のWebサーバ3aと、同じくWebページ情報2を有
する第2のWebサーバ3bと、から構成されている。
ここで、本実施の形態において、Webページ情報2
は、Webページ情報2a及びWebページ情報2bか
ら構成され、それぞれA会社の携帯電話用のWebペー
ジ作成言語であるA言語によって作成されたものであ
る。
【0027】第1のWebサーバ3aは、変換用サーバ
4からのアクセス要求の要求事項(ReqHeaderの内容)
に応じて通常はWebページ情報2aを提供するもので
ある。第2のWebサーバ3bは、変換用サーバ4から
のアクセス要求に応じて通常はWebページ情報2bを
提供するものである。
【0028】変換用サーバ4は、携帯電話5〜7のいず
れかからの第1のWebサーバ3a又は第2のWebサ
ーバ3bへのアクセス要求に応じて、それぞれ該当する
Webサーバにアクセスし、それぞれのサーバが提供す
るWebページ情報を取得して、もし携帯電話の機種が
電話会社Aに対応してないものであったときには、対応
する電話会社(電話会社BかDのいずれか)のWebペ
ージ情報に変換してから、アクセス要求元の携帯電話に
変換後のWebページ情報を提供するものである。
【0029】つまり、変換用サーバ4では、図2(a)
に示すように、携帯電話5用のA言語で作成されたWe
bページを、アクセス元の携帯電話の機種に応じて、B
言語、あるいは、D言語によるWebページに変換する
処理を行う。この変換処理の特徴としては、A言語によ
って作成されたWebページにおいて、ラジオボタンや
チェックボックスなどのあるときに、通常は、他機種に
おける同様の機能(例えば、関数(サブルーチン)で用
意されたもの)を利用してこれを変換するが、他機種側
にこの機能が無いときには、その機種の言語によってラ
ジオボタンやチェックボックス等に代替するものを作成
して、これにより変換を行う。更に、図2(c)に示す
ように、×××イメージファイルを○○○イメージファ
イルに変換する処理や、図2(d)に示すように、携帯
電話A用の絵文字を、他機種用の絵文字の同様(あるい
は類似)のものに変換する処理なども行う。なお、この
処理は、変換用サーバ4上でWebページ変換用プログ
ラムを実行することで行われるものである。また、××
×イメージファイルを○○○イメージファイルに変換す
るとは、あるファイルの形式(bmp、jpeg等)のイメー
ジファイルを、この形式とは異なる形式(ping等)に変
換する処理である。
【0030】更に、変換用サーバ4では、Webサーバ
から取得されるWebページの情報及びその変換後の情
報に対して、再利用される可能性の高いものだけ、変換
用サーバ4の有する図示しない記憶装置の所定領域に設
けられたキャッシュ(Cache)領域に保存する処理を行
う。なお、この処理は、変換用サーバ4上でWebペー
ジ情報保存処理プログラムを実行することで行われるも
のである。
【0031】携帯電話5は、上記したように、電話会社
Aのサービスに対応したものであり、電話会社A用のW
ebページ作成言語であるA言語で作成されたWebペ
ージの情報を取得し閲覧する機能を備えたものである。
携帯電話6は、上記したように、電話会社Bのサービス
に対応したものであり、電話会社B用のWebページ作
成言語であるB言語で作成されたWebページの情報を
取得し閲覧する機能を備えたものである。
【0032】携帯電話7は、上記したように、電話会社
Dのサービスに対応したものであり、電話会社D用のW
ebページ作成言語であるD言語で作成されたWebペ
ージの情報を取得し閲覧する機能を備えたものである。
まず、図3に基づき、Webページ情報変換システム1
の大まかな動作処理の流れを説明する。図3は、Web
ページ情報変換システム1の大まかな動作処理を示すフ
ローチャートである。
【0033】図3に示すように、まずステップS300
に移行し、変換用サーバ4は、携帯電話5〜7のいずれ
かからWebサーバ3へのアクセス要求を取得してステ
ップS302に移行する。ステップS302では、変換
用サーバ4は、携帯電話からのアクセス要求情報から要
求事項を獲得してステップS304に移行する。
【0034】ステップS304では、変換用サーバ4
は、要求事項を分析してステップS306に移行する。
ステップS306では、変換用サーバ4は、分析結果か
らLoad Balancing用データを獲得してステップS308
に移行する。ステップS308に移行すると、変換用サ
ーバ4は、キャッシュ領域内のデータの検索処理等のW
ebページ情報保存処理プログラムによる処理を行いス
テップS310に移行する。
【0035】ステップS310に移行すると、変換用サ
ーバ4は、Load Balancerによる要求項目に該当するW
ebサーバへの接続処理を行い接続が成功した場合(Tr
ue)はステップS312に移行し、失敗した場合(False)
はステップS328に移行する。ステップS312に移
行した場合は、変換用サーバ4は、接続先のWebサー
バのWebページを取得して構文解析(Parsing)を行
いステップS314に移行する。
【0036】ステップS314に移行すると、変換用サ
ーバ4は、各携帯電話用の変換実行モジュールを検出
し、携帯電話5からのアクセス要求であった場合はステ
ップS320に移行し、携帯電話6からのアクセス要求
であった場合はステップS316に移行し、携帯電話7
からのアクセス要求であった場合はステップS318に
移行する。
【0037】ステップS316に移行した場合は、変換
用サーバ4は、A言語→B言語への変換用モジュールが
選択されステップS320に移行する。ステップS31
8に移行した場合は、変換用サーバ4は、A言語→D言
語への変換用モジュールが選択されステップS320に
移行する。
【0038】ステップS320では、変換用サーバ4
は、アクセス要求が携帯電話5からのものであれば、変
換処理を行わずにステップS322に移行し、アクセス
要求が携帯電話6からのものでありA言語→B言語への
変換用モジュールが選択されたときはこのモジュールに
よってA言語で作成されたWebページをB言語による
Webページに変換する処理を行ってステップS322
に移行し、アクセス要求が携帯電話7からのものであり
A言語→D言語への変換用モジュールが選択されたとき
はこのモジュールによってA言語で作成されたWebペ
ージをD言語によるWebページに変換する処理を行っ
てステップS322に移行する。
【0039】ステップS322では、変換用サーバ4
は、アクセス要求元の携帯電話に、その機種に適したW
ebページ情報を伝送してステップS324に移行す
る。ステップS324では、変換用サーバ4は、上記一
連の処理に関するlog処理を行いステップS326に
移行する。ステップS326に移行すると、アクセス要
求元の携帯電話は、その画面部に取得したWebページ
情報を表示して処理を終了する。
【0040】更に、変換用サーバ4において実行される
Webページ情報保存処理プログラムのより具体的な動
作を説明をする。まず、変換用サーバ4に対して、例え
ば、携帯電話5から第1のWebサーバ3aへのアクセ
ス要求があると、変換用サーバ4は、その要求に含まれ
る要求事項のうちアクセス先のURL(Uniform Resour
ce Locator)情報に基づき、第1のWebサーバ3aの
該当するWebページへとアクセスして、その情報を取
得する処理を行う。このとき、変換用サーバ4は、We
bページにアクセスする前に、上記したキャッシュ領域
に携帯電話5からのアクセス要求のWebページの情報
が保存されているか否かを調べ、キャッシュ領域にその
情報が保存されている場合は、最終更新時間(last mod
ify time)を保存された情報の取得時間にして第1のW
ebサーバ3aにアクセスし、サーバ上のWebページ
情報の更新時間が最終更新時間よりも新しく、その応答
にWebページの情報が含まれているときは、更新情報
によってキャッシュ領域に保存されたデータを更新し、
更に、その更新されたデータを要求元の携帯電話5に配
信する処理を行う。また、取得時間よりも更新時間の方
が古く、Webサーバからの応答がヘッダ情報のみのと
きには、キャッシュ領域に保存されたページ情報を取得
してアクセス要求元の携帯電話5にそのページ情報を配
信する処理を行う。
【0041】一方、キャッシュ領域にアクセス要求先の
Webページ情報が保存されていないときは、最終更新
時間を現在の時間にして第1のWebサーバ3aにアク
セスし、サーバ上のWebページ情報の更新時間が最終
更新時間よりも新しく、その応答にWebページの情報
が含まれているときは、その更新されたWebページの
情報をキャッシュ領域に保存せずに要求元の携帯電話5
に配信する処理を行う。また、最終更新時間よりも更新
時間の方が古く、Webサーバからの応答がヘッダ情報
のみのときには、第1のWebサーバ3aに再度アクセ
スしてそのWebページの情報を取得してキャッシュ領
域に保存し、更に、その情報を要求元の携帯電話5に配
信する処理を行う。
【0042】なお、上記Webページ情報の保存処理
は、携帯電話5からのアクセス要求であるので取得した
Webページの情報を変換せずにキャッシュ領域に保存
したり、携帯電話5に配信する処理を行っているが、携
帯電話6、又は、携帯電話7からのアクセス要求に対し
ては、それぞれの携帯電話用の言語(B言語、又は、D
言語)によるページ情報に変換した後にそのデータの配
信処理を行い、更に、変換後のデータもキャッシュ領域
に保存するように処理が行われる。これにより、キャッ
シュ領域に変換後のデータがあるときには、変換を行わ
ずに高速にアクセス要求元の携帯電話に変換後のWeb
ページ情報を配信することが可能である。
【0043】更に、図4に基づき、Webページ情報保
存処理プログラムの動作処理の流れを説明する。図4
は、Webページ情報保存処理プログラムの動作処理を
示すフローチャートである。図4に示すように、まずス
テップS400に移行し、携帯電話からのアクセス要求
に応じて、そのアクセス先のWebページ情報がキャッ
シュ領域に保存されているか否かを判定し、保存されて
いると判定された場合(True)はステップS402に移行
し、そうでない場合(False)はステップS420に移行
する。
【0044】ステップS402に移行した場合は、アク
セス要求にReqHeaderTime(前回の最終アクセス時間)
があるか否かを判定し、あると判定された場合(True)
は、最終更新時間をキャッシュ領域に保存されたWeb
ページ情報の取得時間にしてWebサーバ3にアクセス
しステップS406に移行する。
【0045】ステップS406に移行した場合は、We
bサーバ3からの応答情報に基づき最終更新時間がWe
bサーバ3上のWebページの更新時間よりも新しく、
応答情報にWebページ情報が含まれる場合(応答がH
TML(HyperText Markup Language)の状態コード2
00の場合)はステップS408に移行し、そうでない
場合(応答がHTMLの状態コード304の場合)は、
ヘッダ情報のみを要求元の携帯電話に配信する。つま
り、状態コード304は、リクエストのあったWebペ
ージのデータ内容に変更がなかったために、直接Web
サーバーからデータが配信されるのではなく、過去に携
帯電話に配信され記憶されたデータ(キャッシュデー
タ)が表示された数値を示している。従って、携帯電話
は、端末内に内蔵されたキャッシュメモリからWebペ
ージの情報を読み出して表示部に表示する処理を行うこ
とになる。
【0046】ステップS408に移行した場合は、We
bサーバ3から取得した更新されたWebページ情報に
よってキャッシュ領域に保存されたページ情報を更新
し、この更新情報に対して図3に示すステップS312
〜ステップS322の一連の処理を行いアクセス要求元
の携帯電話にWebページ情報を配信する。一方、ステ
ップS402において、アクセス要求にReqHeaderTime
がなくステップS410に移行した場合は、最終更新時
間をキャッシュ領域に保存されたWebページ情報の取
得時間にしてWebサーバ3にアクセスしステップS4
12に移行する。
【0047】ステップS412に移行すると、Webサ
ーバ3からの応答情報に基づき、最終更新時間がWeb
サーバ3上のWebページの更新時間よりも新しく、応
答情報にWebページ情報が含まれる場合はステップS
418に移行し、そうでない場合はステップS414に
移行する。ステップS414に移行した場合は、ReqHea
derの内容を修正してステップS416に移行する。
【0048】ステップS416では、キャッシュ領域に
保存されたWebページ情報に対して図3に示すステッ
プS312〜ステップS322の一連の処理を行いアク
セス要求元の携帯電話にWebページ情報を配信する。
ここで、キャッシュ領域に、要求元の携帯電話用に変換
処理の施されたWebページ情報が保存されている場合
は、ステップS312〜ステップS322の処理を行わ
ずに、その保存された変換後のデータを要求元の携帯電
話に配信する。
【0049】ステップS418に移行した場合は、We
bサーバ3から取得したWebページ情報によってキャ
ッシュ領域に保存されたデータを更新し、この更新情報
に対して図3に示すステップS312〜ステップS32
2の一連の処理を行いアクセス要求元の携帯電話にWe
bページ情報を配信する。
【0050】また、ステップS400において、アクセ
ス先のWebページ情報がキャッシュ領域に保存されて
なくステップS420に移行した場合は、アクセス要求
にReqHeaderTimeがあるか否かを判定し、あると判定さ
れた場合(True)はステップS422に移行し、そうでな
い場合(False)はステップS432に移行する。
【0051】ステップS422に移行した場合は、最終
更新時間をReqHeaderTimeにしてWebサーバ3にアク
セスしステップS424に移行する。つまり、例えば、
サーバが再起動などしてキャッシュ領域の内容のみがク
リアされ前回の最終アクセス時間(ReqHeaderTime)の
みが存在する場合である。
【0052】ステップS424では、Webサーバ3か
らの応答情報に基づき、最終更新時間がWebサーバ3
上のWebページの更新時間よりも新しく、応答情報に
Webページ情報が含まれる場合は、キャッシュ領域に
この更新されたWebページ情報を保存せずに、当該情
報に対して図3に示すステップS312〜ステップS3
22の一連の処理を行いアクセス要求元の携帯電話にW
ebページ情報を配信し、そうでない場合はステップS
426に移行する。
【0053】ステップ426に移行した場合は、ReqHea
derの時間チェック項目を削除するなど、Webサーバ
3からWebページの情報を取得できるようにReqHeade
rの内容を修正してしてステップS428に移行する。
ステップS428では、修正されたReqHeaderによって
Webサーバ3に再度アクセスして、Webページ情報
を取得しステップS430に移行する。
【0054】ステップS430に移行すると、取得した
Webページ情報をキャッシュ領域に保存し、更に、こ
の情報に対して、図3に示すステップS312〜ステッ
プS322の一連の処理を行いアクセス要求元の携帯電
話にWebページ情報を配信する。一方、ステップS4
20において、アクセス要求にReqHeaderTimeがなくス
テップS432に移行した場合は、現在の時間を最終更
新時間としてWebサーバ3にアクセスしてステップS
434に移行する。
【0055】ステップS434に移行すると、Webサ
ーバ3からの応答情報に基づき、最終更新時間がWeb
サーバ3上のWebページの更新時間よりも新しく、応
答情報にWebページ情報が含まれている場合は、キャ
ッシュ領域にこの更新されたWebページ情報を保存せ
ずに、当該情報に対して図3に示すステップS312〜
ステップS322の一連の処理を行いアクセス要求元の
携帯電話にWebページ情報を配信し、そうでない場合
はステップS436に移行する。
【0056】ステップS436に移行した場合は、ReqH
eaderの時間チェック項目を削除するなど、Webサー
バ3からWebページの情報を取得できるようにReqHea
derの内容を修正してステップS438に移行する。ス
テップS438では、修正された最終更新時間によって
Webサーバ3に再度アクセスして、Webページ情報
を取得してステップS440に移行する。
【0057】ステップS440に移行すると、取得した
Webページ情報をキャッシュ領域に保存して、更に、
この情報に対して、図3に示すステップS312〜ステ
ップS322の一連の処理を行いアクセス要求元の携帯
電話にWebページ情報を配信する。
【0058】つまり、キャッシュ領域にアクセス先のW
ebページの情報がない場合に、Webサーバ3からの
応答情報にWebページ情報が含まれている場合は、そ
の情報をキャッシュ領域に保存する処理を行わず、We
bサーバ3からの応答情報がヘッダ情報のみの場合は、
その情報をキャッシュ領域に保存する処理を行う。従っ
て、インターネット検索などのように、Webページの
情報が頻繁に変更されるようなページはキャッシュ領域
に保存されず、更新の時間間隔が比較的長いWebペー
ジの情報はキャッシュ領域に保存されることになるの
で、再利用する可能性の高いページ情報が保存されやす
くなると共に、再利用されにくいページ情報の保存が低
減するのでキャッシュ領域が効率的に利用されることに
なる。
【0059】更に、Load BalancerによるWebサーバ
への接続処理を説明する。本実施の形態における変換用
サーバ4には、Load Balance機能が搭載されている。こ
れは、変換用サーバ4に同じページ情報を有するWeb
サーバが複数台接続されているときに、複数のユーザか
ら片方のサーバにアクセスが集中されるのを防ぐため
に、変換用サーバ4によってトラフィックを分散させて
複数台のWebサーバにバランス良くアクセスする機能
である。つまり、本実施の形態においては、同じWeb
ページ情報の保存されている第1のWebサーバ3aと
第2のWebサーバ3bとに対して、変換サーバ4のLo
ad Balance機能によって、ユーザからのWebページへ
のアクセスをバランス良く振り分け、アクセスが片方の
サーバに集中するのを防ぐようになっている。
【0060】以下、図5に基づき、変換用サーバ4にお
けるLoad Balance機能の動作処理の流れを説明する。図
5は、変換用サーバ4におけるLoad Balance機能の動作
処理を示すフローチャートである。図5に示すように、
まずステップS500に移行し、Webサーバへのアク
セス要求データのヘッダを分析してステップS502に
移行する。
【0061】ステップS502では、解析結果からアク
セス要求元の携帯電話のUserAgentを獲得してステップ
S504に移行する。ステップS504では、解析結果
から携帯電話のIPアドレスを獲得してステップS50
6に移行する。ステップS506に移行すると、UserAg
entの設定をチェックして、携帯電話用のWebサーバ
へのアクセスである場合(True)はステップS508に移
行し、そうでない場合(False)はステップS516に移
行する。
【0062】ステップS508では、UserAgentの携帯
電話の種類をチェックし、A会社に対応した携帯電話5
であればステップS510に移行し、B会社に対応した
携帯電話6であればステップS512に移行し、D会社
に対応した携帯電話7であればステップS514に移行
する。ステップS510に移行した場合は、Load Balan
ce機能の設定に基づいて決定されたA会社に対応した携
帯電話5からのアクセス要求に応じたWebページ情報
を取得可能なWebサーバに接続する処理が行われる。
【0063】ステップS512に移行した場合は、Load
Balance機能の設定に基づいて決定されたB会社に対応
した携帯電話6からのアクセス要求に応じたWebペー
ジ情報を取得可能なWebサーバに接続する処理が行わ
れる。ステップS514に移行した場合は、Load Balan
ce機能の設定に基づいて決定されたD会社に対応した携
帯電話7からのアクセス要求に応じたWebページ情報
を取得可能なWebサーバに接続する処理が行われる。
【0064】ここで、Load Balance機能によるアクセス
の分散処理としては、接続されたWebサーバが2台で
ある場合は、携帯電話のIPアドレスの最終桁の偶数、
奇数によって、本実施の形態であれば、偶数なら第1の
Webサーバ3aにアクセスするようにし、奇数なら第
2のWebサーバ3bにアクセスするようにする方法
と、接続されたWebサーバの数に合わせて、例えば、
5台のWebサーバが接続されている場合は、携帯電話
のIPアドレスに対して、IPアドレスの下3桁が0〜
50、51〜100、101〜150、151〜20
0、201〜255の5つの範囲に分けて、それぞれの
範囲毎にアクセスするWebサーバを決めておくことに
よって、処理を分散させる方法と、が考えられる。
【0065】このLoad Balance機能によって、アクセス
数が多いときなどに、Webサーバ1台にかかる処理能
力を低減させることが可能となるので、処理速度の低下
や故障等を防ぐことが可能となる。更に、本実施の形態
においては、Load Balance機能に加え、Fault Toleranc
e機能も備えている。これは、Webページ情報が保存
されているWebサーバに何らかの理由で障害が発生
し、アクセス出来なくなった場合、ユーザはそのサーバ
内の情報が利用できなくなるので、このときに変換用サ
ーバ4が、同じWebページ情報が保存されている別の
サーバに自動的にアクセス先を変換して、情報の利用を
停止させないようにする処理である。つまり、本実施の
形態においては、第1のWebサーバ3a、又は、第2
のWebサーバ3bのいずれかに障害が発生したとき
に、障害が発生しているWebサーバへのアクセスを発
生していな方のWebサーバに変更して、処理が停止す
るのを防ぐことなる。
【0066】以下、図6に基づき、変換用サーバ4にお
けるFault Tolerance機能の動作処理の流れを説明す
る。図6は、変換用サーバ4におけるFault Tolerance
機能の動作処理を示すフローチャートである。図6に示
すように、まずステップS600に移行して、Load Bal
ance機能によって決定された接続先のWebサーバのI
Pアドレスを取得してステップS602に移行する。
【0067】ステップS602では、該当のWebサー
バにアクセスしてステップS604に移行する。ステッ
プS604に移行すると、該当のWebサーバの応答状
態をチェックして正常な応答である場合(True)はステッ
プS606に移行し、そうでない場合(False)はステッ
プS608に移行する。
【0068】ステップS606に移行した場合は、該当
のWebサーバからWebページ情報を取得して、ペー
ジ変換等の処理を行う。ステップS608に移行した場
合は、サーバからの応答が異常な時に接続するように設
定されたWebサーバにアクセスしてステップS610
に移行する。ステップS610では、異常時の接続先サ
ーバの応答状態をチェックして、正常な応答である場合
(True)はステップS606に移行し、そうでない場合(F
alse)はステップS612に移行する。
【0069】ステップS612に移行した場合は、エラ
ーログを出力して処理を終了する。このFault Toleranc
e機能によって、複数台あるWebサーバのうち全台数
の全てに障害が発生するような場合を除いて、障害の発
生時に処理を停止せずに続行させることが可能となる。
更に、変換用サーバ4におけるWebページの変換処理
の流れを図8及び図9に基づき説明する。図8及び図9
は、変換用サーバ4におけるWebページの変換処理の
一例を示すフローチャートである。
【0070】図8に示すように、まずステップS800
に移行し、取得したWebページのInput Tagの有無を
チェックしてある場合にステップS802に移行する。
ステップS802に移行した場合は、Input Tag中のTyp
eを取得して、取得したTypeがCheckBoxである場合はス
テップS804に移行し、RadioButtonである場合には
ステップS826に移行する。
【0071】ステップS804に移行した場合は、変数
名、変数値及びCheckedStatus(CHECKED)を取得してス
テップS806に移行する。ステップS806では、変
数値がNULLであるか否かを判定し、変数値がNULLである
場合(Y)はステップS808に移行し、そうでない場合
(N)はステップS810に移行する。
【0072】ステップS808に移行した場合は、変数
値にonを代入してステップS810に移行する。ステッ
プS810に移行した場合は、CheckedStatusがNULLか
否かを判定してNULLであった場合(Y)はステップS81
2に移行し、そうでない場合(N)はステップS814に
移行する。
【0073】ステップS812に移行した場合は、Nに
変数値を代入し、Aに+を代入し、CにCard番号を代入
してステップS816に移行する。ステップS814に
移行した場合は、Nに変数値を代入し、Aに×を代入
し、CにCard番号+1を代入してステップS816に移
行する。ステップS816では、Webページの作成言
語であるA、B、D言語に共通な記述となる共通部分に
初期値を追加してステップS818に移行する。
【0074】ステップS818に移行すると、CARDを作
成してステップS820に移行する。ステップS820
では、CARD+1を作成してステップS822に移行す
る。ステップS822では、CheckBox実行部を作成して
ステップS824に移行する。
【0075】ステップS824では、Submit用Stringを
追加して変換処理を終了する。一方、ステップS802
において、TypeがRadioButtonでありステップS826
に移行した場合は、変数名(Name)を取得してステップS
828に移行する。ステップS828では、変数名別Da
ta構造を作成してステップS830に移行する。
【0076】ステップS830に移行すると、TAGをチ
ェックしてである場合はステップS834に移行し、そ
うでない場合はステップS832に移行する。ステップ
S832に移行した場合は、TAG終了をチェックして<H
TML>であった場合はステップS834に移行し、そう
でない場合は本発明には特に関係しない処理なので記載
を省略する。
【0077】ステップS834に移行した場合は、変数
名別Dataを取得してステップS836に移行する。ステ
ップS836では、変数名(Name)、変数値(Value)及びC
heckedStatus(CHECKED)を取得してステップS838
に移行する。ステップS838に移行すると、Submit用
Stringを追加してステップS840に移行する。
【0078】ステップ840では、変数値がNULLか否か
を判定し、変数値がNULLであった場合(Y)はステップS
842に移行し、そうでない場合(N)はステップS84
4に移行する。ステップS842に移行した場合は、変
数値にonを代入して図8のに対応する図9のを介し
てステップS846に移行する。
【0079】ステップS844に移行した場合は、変数
値をEncodingして図8のに対応する図9のを介して
ステップS846に移行する。ステップS846に移行
すると、CheckedStatusがNULLか否かを判定してNULLで
あった場合(Y)はステップS848に移行し、そうでな
い場合(N)はステップS856に移行する。
【0080】ステップS848に移行した場合は、Aに
+を代入してステップS850に移行する。ステップS
850では、Webページの作成言語であるA、B及び
D言語に共通な記述となる共通部分に初期値を追加して
ステップS852に移行する。ステップS852では、
CARDを作成してステップS854に移行する。
【0081】ステップS854では、RadioBoxの実行部
を作成して変換処理を終了する。図7は、cHTML
(compact HyperText Markup Language)で作成された
Webページのチェックボックス部及びラジオボタン部
の記述をHDML(Handheld Device Markup Languag
e)による記述に変換する例を示す図である。ここで、
上記したステップS800〜ステップS854のフロー
チャートの処理を行うことで図7に示す、cHTML→
HDMLの記述の変換が行われる。
【0082】つまり、図中、cHTML及びHDMLに
共通の記述となる共通部の上部にあるcHTMLで記述
された「<INPUT TYPE="CHECKBO
X" NAME="NAME3" VALUE="VALUE
3" CHECKED>CONT3<BR>」の部分は、変
換処理によって、HDML言語により、図中、共通部の
下部にある、「<A TASK=GOSUB DEST
=#$C3 LABEL=Check RECEIVE=
N3;A3;C3>$A3</A>CONT3<BR>」、
「<NODISPLAY NAME=CARD3><A
CTION TYPE=ACCEPT TASK=RET
URN RETVALS=VALUE3;x;CARD4
></NODISPLAY>」及び「<NODISP
LAY NAME=CARD4><ACTION TYP
E=ACCEPT TASK=RETURN RETVA
LS=;x;CARD3></NODISPLAY>」
と記述される。
【0083】更に、図中、共通部の上部にあるcHTM
Lで記述された「<INPUTTYPE="CHEC
KBOX" NAME="NAME32" CHECKED>
CONT32<BR>」の部分は、変換処理によって、H
DML言語により、図中、共通部の下部にある、「<
A TASK=GOSUB DEST=#$C4 LABE
L=Check RECEIVE=N4;A4;C4>$A
4</A>CONT32<BR>」、「<NODISP
LAY NAME=CARD5><ACTIONTYPE
=ACCEPT TASK=RETURN RETVAL
S=on;x;CARD6></NODISPLAY
>」及び「<NODISPLAY NAME=CAR
D6><ACTION TYPE=ACCEPT TAS
K=RETURN RETVALS=;x;CARD5>
</NODISPLAY>」と記述される。
【0084】更に、図中、共通部の上部にあるcHTM
Lで記述された「<INPUTTYPE="RADI
O" NAME="NAME4" VALUE="VALUE
41"CHECKED>CONT41<BR>」の部分は、
変換処理によって、HDML言語により、図中、共通部
の下部にある、「<A TASK=GOSUB DES
T=#CARD10 LABEL=Select RECE
IVE=N7;A7;A8>$A7</A>CONT41<B
R>」及び「<NODISPLAY NAME=CA
RD10><ACTION TYPE=ACCEPT TA
SK=RETURN RETVALS=VALUE41;
o;+></NODISPLAY>」と記述される。
【0085】更に、図中、共通部の上部にあるcHTM
Lで記述された「<INPUT TYPE="RADI
O" NAME="NAME4" >CONT42<BR>」
の部分は、変換処理によって、HDML言語により、図
中、共通部の下部にある、「<A TASK=GOS
UB DEST=#CARD11 LABEL=Selec
t RECEIVE=N7;A7;A8>$A8</A>C
ONT42<BR>」及び「<NODISPLAY N
AME=CARD11><ACTION TYPE=AC
CEPT TASK=RETURN RETVALS=o
n;+;o></NODISPLAY>」と記述され
る。
【0086】図10は、携帯電話5、6、7によるチェ
ックボックス部の画面表示例であり、それぞれ、図10
(a)は携帯電話5の表示例であり、図10(b)は携
帯電話6の表示例であり、図10(c)は携帯電話7の
表示例である。つまり、携帯電話5用にA言語で作成さ
れたWebページにおいては、チェックボックスは図1
0(a)に示すように表示される。また、この携帯電話
5用のWebページを、携帯電話6用(B言語に対応)
に変換した場合は、この携帯電話には携帯電話5と同様
のチェックボックスのサブルーチンがあるので、図10
(b)に示すように表示される。また、携帯電話5用の
Webページを、携帯電話7用(D言語に対応)に変換
した場合は、この携帯電話には携帯電話5と同様のチェ
ックボックスのサブルーチンがないので、図10(c)
に示すように「[]」等を利用したチェックボックスを代
替したものが表示される。
【0087】図11は、携帯電話5、6、7によるラジ
オボタン部の画面表示例であり、それぞれ、図11
(a)は携帯電話5の表示例であり、図11(b)は携
帯電話6の表示例であり、図11(c)は携帯電話7の
表示例である。つまり、携帯電話5用にA言語で作成さ
れたWebページにおいては、ラジオボタンは図11
(a)に示すように表示される。また、この携帯電話5
用のWebページを、携帯電話6用(B言語に対応)に
変換した場合は、この携帯電話には携帯電話5と同様の
ラジオボタンのサブルーチンがあるので、図11(b)
に示すように表示される。また、携帯電話5用のWeb
ページを、携帯電話7用(D言語に対応)に変換した場
合は、この携帯電話には携帯電話5と同様のラジオボタ
ンのサブルーチンがないので、図11(c)に示すよう
に「[]」等を利用したラジオボタンを代替したものが表
示される。
【0088】つまり、変換用サーバ4は、携帯電話5用
にA言語で作成されたWebページを、携帯電話5とは
サービス提供会社の異なる携帯電話6や携帯電話7など
に対応した言語によって、それらの携帯電話で閲覧可能
なページ情報に変換する機能を有している。
【0089】従って、Webサーバ3は、A会社のサー
ビスに対応した携帯電話5用のA言語によって作成され
たWebページ情報を有しているだけで、B会社やD会
社などの他の会社のサービスに対応した携帯電話用のW
ebページを提供することが可能となるので、他の会社
用に、それぞれの言語でWebページを作成する手間が
省け、更に、サーバのメモリに保存するWebページの
容量も低減可能となる。
【0090】ここで、図1に示す、変換用サーバ4は、
請求項5及び請求項6記載のコンテンツ中継用サーバに
対応し、Webサーバ3は、請求項5記載のコンテンツ
提供用サーバに対応する。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、情報処理端末に保
存されたWebページの情報中に、アクセス先のWeb
ページ情報がないときに、所望のWebページへのアク
セス時に必要な最終更新時間を現在の時間にしてそのW
ebページにアクセスし、その応答がヘッダ情報のみだ
ったときは、そのWebページに再度アクセスしてその
ページの情報を取得して情報処理端末に保存する処理を
行う。一方、Webページからの応答にそのページの情
報が含まれているときは、その取得した情報を情報処理
端末に保存しないように処理するようにしたので、内容
が頻繁に更新されるようなWebページの情報は保存さ
れず、内容の更新が滅多にされないWebページの情報
のみが保存されるので、情報処理端末には、再利用する
可能性の高いWebページ情報のみが保存されることに
なり、情報処理端末のメモリを効率良く使用することが
可能となる。
【0092】また、第1の携帯電話用のWebページ
を、第2の携帯電話用に変換するときに、第2の携帯電
話において第2のサブルーチン群には無い第1のサブル
ーチンの機能を代替するものを、第2のサブルーチン群
に含まれる所定機能のサブルーチンを使用して生成する
ことが可能であるので、第1の携帯電話用のWebペー
ジの提供内容を、ほとんど損なわずに、第2の携帯電話
によって利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るWebページ情報変換システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】(a)〜(d)は、それぞれ変換用サーバ4に
おけるWebページ変換処理例を示す図である。
【図3】Webページ情報変換システム1の大まかな動
作処理を示すフローチャートである。
【図4】Webページ情報保存処理プログラムの動作処
理を示すフローチャートである。
【図5】変換用サーバ4におけるLoad Balance機能の動
作処理を示すフローチャートである。
【図6】変換用サーバ4におけるFault Tolerance機能
の動作処理を示すフローチャートである。
【図7】cHTMLで作成されたWebページのチェッ
クボックス部及びラジオボタン部の記述をHDMLによ
る記述に変換する例を示す図である。
【図8】変換用サーバ4におけるWebページの変換処
理の一例を示すフローチャートである。
【図9】変換用サーバ4におけるWebページの変換処
理の一例を示すフローチャートである。
【図10】携帯電話5、6、7によるチェックボックス
部の画面表示例であり、それぞれ、(a)は携帯電話5
の表示例であり、(b)は携帯電話6の表示例であり、
(c)は携帯電話7の表示例である。
【図11】携帯電話5、6、7によるラジオボタン部の
画面表示例であり、それぞれ、(a)は携帯電話5の表
示例であり、(b)は携帯電話6の表示例であり、
(c)は携帯電話7の表示例である。
【符号の説明】
1 Webページ情報変換システム 2 Webページ情報 3 Webサーバ 4 変換用サーバ 5 A会社のサービスに対応した携帯電
話 6 B会社のサービスに対応した携帯電
話 7 D会社のサービスに対応した携帯電

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報処理端末においてインターネ
    ット上に存在するWebページ情報の保存処理を行うた
    めのWebページ情報保存処理プログラムであって、 前記所定の情報処理端末によってインターネット上にあ
    る所望のWebページの情報を取得するときに、当該情
    報処理端末に保存されたWebページの情報中に前記所
    望のWebページの情報があるか否かを判定する所有状
    態判定ステップと、 前記所有状態判定ステップにおいて、前記保存されたW
    ebページの情報中に前記所望のWebページの情報が
    ないと判定されたときに、最終更新時間を現在の時間に
    して前記所望のWebページにアクセスするWebペー
    ジアクセスステップと、 前記Webページアクセスステップにおいて、前記We
    bページからの応答がヘッダ情報のみだったときにその
    Webページに再度アクセスして当該Webページの情
    報を取得し前記情報処理端末に保存する処理を行い、前
    記Webページからの応答が前記Webページの情報を
    含むものであったときにそのWebページの情報を前記
    情報処理端末に保存しない処理を行うページ情報保存処
    理ステップと、を備えることを特徴とするWebページ
    情報保存処理プログラム。
  2. 【請求項2】 一の者の提供する携帯電話サービスに対
    応した第1の携帯電話用のWebページを、他の者の提
    供する携帯電話サービスに対応した第2の携帯電話が利
    用できるように、前記Webページのメインプログラム
    を前記第2の携帯電話用に変換するためのコンピュータ
    が実行可能なプログラムであって、 前記メインプログラムの変換処理において、 前記Webページのメインプログラムに使用されてい
    る、前記第1の携帯電話用の第1のプログラム言語によ
    って作成された第1のサブルーチンの中に、前記第2の
    携帯電話用の第2のプログラム言語によって作成された
    第2のサブルーチン群には無い機能のものが使用されて
    いるときに、 前記第2のサブルーチン群に含まれる所定機能の第2の
    サブルーチンを使用して、前記第2のサブルーチン群に
    は無い前記第1のサブルーチンの機能を代替するプログ
    ラムを生成して前記メインプログラムの変換処理を行う
    ことを特徴とするWebページ変換用プログラム。
  3. 【請求項3】 前記メインプログラムの変換処理におい
    て、前記第1の携帯電話用のWebページで使用されて
    いる当該第1の携帯電話用の第1の絵文字データを、当
    該第1の絵文字データと類似した前記第2の携帯電話用
    の第2の絵文字データによって代用することを特徴とす
    る請求項2記載のWebページ変換用プログラム。
  4. 【請求項4】 前記メインプログラムの変換処理におい
    て、前記第1の携帯電話用のWebページで使用されて
    いるイメージファイルの第1の形式を、当該第1の形式
    とは異なる第2の形式に変換することを特徴とする請求
    項2又は請求項3記載のWebページ変換用プログラ
    ム。
  5. 【請求項5】 コンテンツ提供用サーバとコンテンツ中
    継用サーバと情報処理装置とをそれぞれが互いにデータ
    通信可能に備え、前記情報処理装置からのコンテンツの
    取得要求に応じて、前記コンテンツ中継用サーバを介し
    て前記コンテンツ提供用サーバの有するコンテンツを要
    求元の前記情報処理装置に提供するコンテンツ提供シス
    テムであって、 前記コンテンツ中継用サーバは、請求項1記載のWeb
    ページ情報保存処理プログラム、請求項2乃至請求項4
    記載のWebページ変換用プログラムのうち、少なくと
    も一を備えることを特徴とするコンテンツ提供システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコンテンツ提供システム
    に適用可能なコンテンツ中継用サーバであって、 請求項1記載のWebページ情報保存処理プログラム、
    請求項2乃至請求項5記載のWebページ変換用プログ
    ラムのうち、少なくとも一を備えることを特徴とするコ
    ンテンツ中継用サーバ。
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