JP2003337617A - 機器の保守管理方法 - Google Patents

機器の保守管理方法

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JP2003337617A
JP2003337617A JP2002147235A JP2002147235A JP2003337617A JP 2003337617 A JP2003337617 A JP 2003337617A JP 2002147235 A JP2002147235 A JP 2002147235A JP 2002147235 A JP2002147235 A JP 2002147235A JP 2003337617 A JP2003337617 A JP 2003337617A
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maintenance
earthquake
boiler
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Toshihiro Kayahara
敏広 茅原
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理者と保守契約を結ぶ使用者に対して管理
対象機器を変更することなく、価値の高いサービスを提
供することである。 【解決手段】 複数の保守管理契約者が保守管理者と保
守管理契約を結んだ複数の管理機器1,1と、保守管理
者が所有しこれら管理機器1,1と通信手段10を介し
て運転情報を受信する管理装置8,9とを備える機器の
保守管理方法であって、管理装置8,9は、ある管理対
象機器1からの運転情報のうち特定の情報そのもの、ま
たは特定の情報に基づいて生成した制御情報を他の管理
対象機器1へ送信することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボイラ,水処理
装置,食品機械,滅菌器等の機器の保守管理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、保守管理者と複数の使用者
(保守管理契約者)とが保守契約を結び、管理者が有す
る管理装置と使用者が使用する管理対象機器とを通信回
線で接続して保守管理を行うことが広く行われている。
この場合、情報のやり取りは管理装置と第一の使用者ま
たは第二の使用者の管理対象機器との間だけで行われ、
第一の使用者の管理対象機器と第二の使用者の管理対象
機器との間で行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、管理者と保守契約を結ぶ使用者に対して
管理対象機器を変更することなく、価値の高いサービス
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、複数の使用者が保守管理者と保守管理契約を結んだ
複数の管理対象機器と、保守管理者が所有しこれら管理
機器と通信手段を介して運転情報を受信する管理装置と
を備える機器の保守管理方法であって、前記管理装置が
ある管理機器からの運転情報のうち特定の情報そのも
の、または前記特定の情報に基づいて生成した制御情報
を他の管理対象機器1へ送信することを特徴とする。請
求項2に記載の発明は、請求項1において、特定の情報
が感震センサの情報であり、制御情報が地震判定情報で
あることを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明に係る保守管理方法は、ボイ
ラ,水処理装置,食品機械,滅菌器等の種々の管理対象
機器に適用される。この管理対象機器の保守管理を行う
にあたっては、まずその所有者または使用者(以下、
「保守管理契約者」と云う。)と保守管理者(保守管理
業者)とが保守管理契約を結ぶ。この保守管理契約は、
前記管理対象機器における機器の性能維持,機能維持お
よび異常復旧や予防保全のための診断を行う内容になっ
ている。すなわち、前記管理対象機器の性能を良好な状
態(高効率の状態)に維持し、また前記管理対象機器が
異常発生により停止しないようにして、前記管理対象機
器の本来の機能を維持し、さらに前記管理対象機器に万
一異常が発生しても、直ちに正常な状態に復旧させるよ
うにしている。また、予防保全のための診断として、た
とえば4ヶ月ごとの定期点検が行われるようになってい
る。なお、保守管理契約の内容は前記のものに限定され
るものではなく、種々変更可能である。
【0006】また、前記管理対象機器と管理拠点として
のメンテナンス拠点の管理装置(以下、「第一管理装
置」と云う。)とが、通信手段を介して相互に通信可能
に接続されている。このメンテナンス拠点は、管理区域
ごとに設けられており、各メンテナンス拠点にはサービ
ス員が配置されている。また、前記各メンテナンス拠点
のバックアップを統合して行うところとして、管理拠点
としての管理センターが、1箇所または複数箇所設けら
れており、この管理センターの管理装置(以下、「第二
管理装置」と云う。)と前記管理対象機器とも、前記通
信手段を介して相互に通信可能に接続されている。すな
わち、前記管理対象機器には、前記第一管理装置および
前記第二管理装置と通信可能に接続されるコンピュータ
が設けられている。そして、前記相互通信による前記管
理対象機器の運転情報に基づいて、前記保守管理契約の
内容が実現されるようになっている。
【0007】ここにおいて、前記運転情報としては、異
常発生データ,運転データ,管理データ等が含まれる。
また、前記各メンテナンス拠点および前記管理センター
においては、平日の昼間は、前記各メンテナンス拠点が
前記管理対象機器から送られてくる情報に基づいて対応
し、平日の夜間および休日は、前記管理センターが対応
するようにして、1日24時間の対応を最少の人員で行
うことができるようにしている。さらに、通信を行うに
あたっては、一般電話回線や専用回線が用いられ、これ
らの回線は、有線式のものであっても無線式のものであ
ってもよい。
【0008】そして、第一管理装置は、ある保守管理契
約者の管理対象機器からの運転情報のうち特定の情報に
基づいて作成した制御情報を他の保守管理契約者の管理
対象機器へ提供するように構成されている。前記特定の
情報は、個人情報の漏洩を防止する観点などから予め保
守管理契約などによって特定される。特定された情報の
種類が何かは、第一管理装置の記憶装置に記憶され、第
一管理装置の制御装置は管理対象機器から受信した運転
情報の中から特定の情報を判別できるよう構成され、さ
らにはこの特定情報に基づき制御情報を生成する。
【0009】前記特定の情報を、感震センサの情報とす
る場合について、以下に説明する。前記各管理対象機器
には、地震を感知する感震センサが設けられている。地
震発生時、地震が発生したことをこの感震センサで感知
して、地震を感知した旨の情報(以下、「地震感知情
報」と云う。)が、前記通信手段を介して前記第一管理
装置へ自動的に送信されるようになっている。この地震
感知情報の出力を感震センサの作動とも云う。前記感震
センサは、前記管理対象機器に内蔵することもできる
し、所定距離離れた位置に設けて、信号線により前記管
理対象機器に接続した構成とすることもできる。
【0010】そして、地震感知情報を受信した前記第一
管理装置は、他の保守管理契約者の管理対象機器から受
信した前記運転情報の中から前記特定の情報として前記
地震感知情報を抽出し、この地震感知情報に基づき、感
震センサが作動した管理対象機器(以下、「当該管理対
象機器」と云う。)を制御するための制御情報を作成す
る。この実施形態における制御情報としては、地震判定
情報、管理対象機器に対する停止指示信号と地震発生情
報と安全点検指示情報である。
【0011】具体的には、所定区域内の当該管理対象機
器以外のすべての前記管理対象機器からほぼ同時に地震
感知情報を受信したとき、地震が発生したと判定し、地
震判定情報を生成する。地震発生と判定したときには、
この地震判定情報に基づき停止指示信号と安全点検指示
情報を生成し、これらの情報と前記地震判定情報とを全
ての前記管理対象機器へ送信する。前記停止指示信号と
は前記管理対象機器の運転を強制的に停止し、ロックす
る信号である。前記地震判定情報は、地震が発生したか
の判定結果の情報である。前記安全点検指示信号は、安
全点検が必要な旨の情報である。なお、前記感震センサ
の誤動作が複数の管理対象機器において同時に発生する
ことはまれであること、また所定区域において震度のバ
ラツキにより全ての前記感震センサが作動しない場合も
あることを考慮すれば、全ての管理対象機器でなく、所
定割合または所定数(当該管理対象機器を除いて1以
上)の燃焼機器が作動したとき地震発生と判定するよう
にすることもできる。
【0012】ここにおいて、前記所定区域は、前記管理
区域全体とすることもできるし、前記管理区域を小区域
に分割したものとすることもできる。また、前記地震感
知情報は、前記管理対象機器から直接,または前記第一
管理装置からの転送により、前記第二管理装置へも送信
される。前記第一管理装置による前記制御情報の生成お
よび送信は、実施に応じて前記第二管理装置で行うこと
もできる。この場合、前記所定区域は、隣接する複数の
前記管理区域全体とすることもできる。
【0013】これにより前記感震センサが故障し、前記
管理対象機器に停止状態となっていないものがあって
も、前記第一管理装置または前記第二管理装置からの停
止指示信号により、前記管理対象機器を確実に停止状態
とすることができ、安全性を担保することができる。
【0014】また、当該管理対象機器の感震センサが作
動した場合でも、前記第一管理装置または前記第二管理
装置が地震発生なしと判定しているときは、当該管理対
象機器の感震センサの誤動作と判定する。この場合、前
記第一管理装置または第二管理装置は、当該管理対象機
器へ地震発生なしの地震判定情報と安全点検指示情報と
を送信する。当該管理対象機器の保守管理契約者は、安
全であると確認すれれば、直ちに当該管理対象機器の運
転停止のロックを解除して運転を再開する。前記地震発
生情報と安全点検指示情報は、たとえば電子メールで、
前記保守管理契約者が携帯するPHS(Personal Handy
phone System)や携帯電話へ送信するように構成するこ
とができる。
【0015】なお、前記第一管理装置または前記第二管
理装置から地震感知情報に基づく地震有りの地震判定信
号または停止指示信号が受信されていないときに、当該
管理対象機器の感震センサを誤動作と判定して、前記管
理対象機器の運転を停止することなく、運転を継続する
ように構成することができる。この場合も同時に地震発
生なしとの地震判定情報と安全点検指示情報を送信する
よう構成することができる。
【0016】また、前記特定の情報は、前記感震センサ
の地震感知情報に限定されるものではなく、予め水質が
ほぼ同じであると分かっている複数の前記管理対象機器
に備えられる水質感知センサの水質判定情報とすること
もでき、前記制御情報を前記水質判定情報に基づき生成
される情報とすることもできる。この実施の形態によれ
ば、ある前記管理対象機器の水質センサの正常、異常を
他の前記管理対象機器の水質センサの水質判定情報によ
りチェックすることができる。
【0017】また、前記第一管理装置または第二管理装
置は、前記管理対象機器からの地震感知情報等の情報を
そのまま他の前記管理対象機器へ転送し、この他の管理
対象機器において前記制御情報を生成するように構成す
ることができる。
【0018】さらに、前記の実施の形態においては、前
記地震感知情報、地震発生情報、安全点検指示情報を直
接前記管理対象機器に送信するよう構成しているが、前
記保守管理契約者が所有する管理対象機器に接続した管
理装置に送信するように構成することもできる。
【0019】以上のように、前記構成によれば、他の保
守管理契約者の管理対象機器から運転情報のうち特定の
情報を活用して、価値の高い制御やサービスを提供でき
る。また、利用できる情報を特定しているので、情報の
漏洩を防止することができる。また、感震センサの誤動
作を判定するには、予備の感震センサを具備して行うこ
とも可能であるが、そうした管理対象機器の変更が不要
である。
【0020】なお、この発明の説明において使用される
「情報」のうちコンピュータや通信手段を介して流れる
ものは、コンピュータにより処理可能な信号という意味
で「信号」と表現することができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。以下に説明する実施例は、この発
明をボイラに適用した実施例である。この発明に係る保
守管理方法を実施するにあたっては、保守管理者は複数
の保守管理契約者と有償の保守管理契約を結ぶ。この保
守管理契約は、管理対象機器の性能維持,機能維持およ
び異常復旧や予防保全のための診断を行う内容になって
いる。そして、その契約の際に感震センサにより生成さ
れる運転情報が特定情報として他の保守管理契約者に利
用されることにつき承諾をえておく。
【0022】まず、この発明を実現するシステムの概略
構成を図1に基づいて説明する。図1に示すように、管
理対象機器としての各ボイラ1,1,…は、異なる保守
管理契約者が所有するものであり、バーナ2,2,…お
よび制御器3,3,…を備えている。これらの各ボイラ
1には、給水ライン(図示省略),燃料供給ライン(図
示省略)および蒸気ライン(図示省略)がそれぞれ接続
されている。そして、前記各ボイラ1は、前記各制御器
3により、予め設定されたプログラムにしたがってその
運転が制御されるようになっている。また、前記各ボイ
ラ1は、地震を感知するための感震センサ4,4,…を
それぞれ備え、これらの各感震センサ4は、前記各制御
器3に信号線(符号省略)を介してそれぞれ接続されて
いる。
【0023】また、前記各ボイラ1の保守管理を行う管
理拠点として、メンテナンス拠点5,5,…とこれらの
各メンテナンス拠点5のバックアップを統合して行う管
理センター6が設けられている。前記各メンテナンス拠
点5は、管理区域7,7,…ごとにそれぞれ設けられて
おり、前記各メンテナンス拠点5には、前記各ボイラ1
の運転情報を管理するための管理装置として、第一管理
装置8,8,…がそれぞれ設置されている。すなわち、
前記各メンテナンス拠点5は、担当の前記各管理区域7
内に設置されている複数の前記各ボイラ1の保守管理を
それぞれ行うようになっている。また、前記管理センタ
ー6は、1つ設けられており、前記管理センター6に
は、前記各ボイラ1の運転情報を管理するための管理装
置として、第二管理装置9が設置されている。
【0024】そして、前記各ボイラ1と前記各第一管理
装置8とが、通信手段10を介して相互に通信可能に接
続されている。すなわち、前記各ボイラ1における前記
各制御器3には、第一モデム11,11,…が信号線
(符号省略)を介してそれぞれ接続されており、一方前
記各第一管理装置8には、第二モデム12,12,…が
信号線(符号省略)を介してそれぞれ接続されており、
前記各第一モデム11と前記各第二モデム12とが、一
般電話回線網13を介してそれぞれ接続されている。し
たがって、前記通信手段10は、前記各第一モデム1
1,前記各第二モデム12および一般電話回線網13に
より構成されており、前記各ボイラ1の運転情報が、自
動的にあるいは前記各第一管理装置8からの要求信号に
応じて、前記各第一管理装置8へ送信されるようになっ
ている。
【0025】また、前記第二管理装置9が、前記各ボイ
ラ1および前記各第一管理装置8と前記通信手段10を
介して相互に通信可能に接続されている。すなわち、前
記第二管理装置9には、第三モデム14が信号線(符号
省略)を介して接続されており、この第三モデム14
は、前記各第一モデム11および前記各第二モデム12
と前記一般電話回線網13を介して接続されている。し
たがって、前記通信手段10は、前記第三モデム14も
含み、前記各第一管理装置8が受信した前記各ボイラ1
の運転情報は、前記第二管理装置9へ転送可能となって
いるとともに、前記第二管理装置9からの要求信号に応
じて、前記各ボイラ1から前記第二管理装置9へ前記各
ボイラ1の運転情報が送信されるようになっている。前
記各管理装置8,9へ送信された前記各ボイラ1の運転
情報は、前記各管理装置8,9に蓄積される。ここで、
前記各第一管理装置8における運転情報の蓄積は、記憶
容量の関係から所定期間(たとえば、1日)に限られて
おり、この所定期間ごとに、前記各第一管理装置8に蓄
積された前記各ボイラ1の運転情報が、前記第二管理装
置9へ転送される。
【0026】前記第一管理装置8には、図2に示すよう
な処理手順が制御器(図示省略)に記憶されている。ま
た、同制御器には管理対象となる各ボイラ1から受信す
る種々の運転情報から前記特定情報を判別し、抽出する
ための情報と処理手順が記憶されている。
【0027】つぎに、前記構成における保守管理方法の
具体的内容について説明する。前記運転情報としては、
異常発生データ,運転データ,管理データ等が含まれ
る。前記異常発生データは、前記各ボイラ1のうちいず
れかのボイラ1において異常が発生した場合、自動的に
送信されるもので、異常データおよび予知データがあ
る。前記異常データは、実際に異常が発生して前記ボイ
ラ1が停止したことを知らせるものであり、たとえば前
記感震センサ4の作動や不着火発生や低水位発生が、こ
れに該当する。一方、前記予知データは、前記ボイラ1
を直ちに停止させる必要はないが、近日中に異常が発生
して前記ボイラ1が停止する可能性が高い状態になって
いることを知らせるものであり、たとえば給水ポンプ能
力低下が、これに該当し、給水ポンプの能力が低下する
と、低水位が発生しやすくなる。また、前記運転データ
としては、着火回数や燃焼時間等のデータがあり、前記
管理データとしては、運転効率や水管温度等のデータが
ある。
【0028】前記ボイラ1からの前記異常発生データを
受信したとき、その保守管理を担当している前記メンテ
ナンス拠点5は、受信した前記異常発生データの内容を
解析し、この解析結果に基づいて、サービス員の派遣ま
たは前記ボイラ1の管理担当者へ復旧の指示を行う。こ
こで、平日の昼間は、前記メンテナンス拠点5が、前記
ボイラ1から送信された前記異常発生データに基づいて
対応し、平日の夜間および休日は、前記管理センター6
が、前記メンテナンス拠点5における前記第一管理装置
8から転送された前記異常発生データに基づいて対応す
る。前記管理センター6が対応する場合、電話による指
示で復旧が可能であれば、前記管理センター6が前記ボ
イラ1の管理担当者へ復旧を指示し、サービス員の派遣
が必要であれば、前記管理センター6から前記メンテナ
ンス拠点5における担当のサービス員へ緊急連絡を行
い、担当サービス員が対応する。したがって、1日24
時間の対応を最少の人員で行うことができるようになっ
ている。
【0029】また、前記各ボイラ1における予防保全の
ための診断を行うに際しては、前記各メンテナンス拠点
5は、過去の前記異常発生データの履歴に加えて、前記
運転データおよび前記管理データを前記通信手段10を
介して入手し、この入手した情報を解析する。そして、
前記運転データおよび前記管理データの集計を定期的
(たとえば、1ヶ月ごと)に行い、その解析結果や熱収
支報告を定期報告書(月報)として、前記保守管理契約
者へ送付する。たとえば、運転効率,蒸発量,燃料使用
量等を報告する。また、前記定期報告書の送付は、郵
送,ファクシミリ,電子メール等により行われる。
【0030】さらに、前記運転情報として、前記各ボイ
ラ1から地震感知情報を受信した場合について、図2の
フローチャートを参照しながら説明する。今、あるボイ
ラ1の感震センサ4が作動したとする(このボイラ1を
以下、「当該ボイラ」と云う。)。
【0031】まず、当該ボイラ1の感震センサ4が作動
したので、当該ボイラ1の制御器3は当該ボイラ1の燃
焼を停止する。この場合、燃焼停止はロック状態とさ
れ、このロック状態は、手動またはロック解除の運転再
開信号により解除される。
【0032】一方、当該ボイラ1を管理する前記第一管
理装置8は、ステップS1において、管理区域7内の予
め定めた区域(所定区域)の前記ボイラ1から受信した
運転情報から前記特定情報、すなわち地震感知情報を抽
出する。ついで、ステップS2において、ステップS1
における抽出情報に地震感知情報が有るかどうかを判定
する。
【0033】ここで、地震感知情報が有りの場合(「Y
ES」の場合)は、ステップS3へ移行し、地震感知情
報を前記管理センター6へ転送するかどうかを判定す
る。すなわち、前記第一管理装置8における通信設定が
夜間対応等のために転送に設定されているかどうかを判
定する。このステップS3において、前記管理センター
6への転送は行わず、前記メンテナンス拠点5が対応す
る場合(「NO」の場合)は、ステップS4へ移行する。
【0034】そして、このステップS4において、前記
管理区域7内の所定区域内の前記各ボイラ1のうち所定
数の前記各ボイラ1から地震感知情報が含まれているか
を判定する。所定数である場合(「YES」の場合)は、
ステップS5へ移行して、地震が発生したと判定し、つ
ぎのステップS6,ステップS7およびステップS8へ
移行して、地震発生時の対応を行う。
【0035】ステップS6においては、地震が発生した
旨の地震判定情報と、前記燃料供給ラインに異常がない
かどうかの点検等を指示する安全点検指示情報とが、ア
ラーム通報として、前記各ボイラ1の制御器3へ送信さ
れ、制御器1は表示器(図示省略)に地震の発生と安全
点検が必要との情報を表示する。同時に、このアラーム
通報は、電子メールで前記管理担当者の携帯電話へ送信
される。
【0036】つぎに、ステップS7においては、前記所
定区域内における地震感知情報を送信していない前記ボ
イラ1に対して前記第一管理装置8から強制的に燃料の
供給を停止して燃焼停止状態とするための停止指示信号
と前記安全点検指示情報と前記地震判定情報と送信す
る。これは、地震感知情報を送信していないボイラ1を
燃焼停止状態として安全を確保するためである。
【0037】一方、前記ステップS4において、当該ボ
イラ1からのみ地震感知情報を受信した場合(「NO」
の場合)は、ステップS8へ移行し、前記感震センサ4
の誤動作か,地震以外の震動を感知したものとして、地
震は発生していないと判定する。そして、つぎのステッ
プS9へ移行し、前記メンテナンス拠点5の第一管理装
置8は、地震感知情報を送信してきた前記ボイラ1に対
して地震発生なしとの前記地震判定情報と前記安全点検
指示情報とを送信する。これらの情報に基づき当該ボイ
ラの保守管理契約者は、安全を確認して当該ボイラ1の
燃焼を再開する。
【0038】ところで、前記ステップS3において、前
記管理センター6へ地震感知情報を転送し、前記管理セ
ンター6が対応する場合(「YES」の場合)は、ステッ
プS10へ移行し、前記管理センター6へ地震感知情報
の転送を行う。そして、地震感知情報の転送を受けた前
記管理センター6は、前記ステップS4からステップS
9までの処理を前記メンテナンス拠点5と同様の処理フ
ローにて行う。
【0039】以上のように、前記構成によれば、他の保
守管理契約者による地震感知情報を用いることにより、
人が誤って前記感震センサ4に接触したり、物が倒れて
前記感震センサ4に接触した場合でも、それを地震と区
別して判定することができ、地震が発生したかどうかを
正確に判定することができる。その結果、地震発生によ
る安全を確保しつつ、不必要なボイラ1の燃焼停止を防
止できるものである。なお、強度の地震発生により、前
記ボイラ1への通電が遮断された場合には、自動的に燃
料弁が遮断されるので、安全性が確保される。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、他の保守管理契約者
の管理対象機器から運転情報のうち特定の情報を活用し
て、価値の高い制御やサービスを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明におけるシステムの概略構成を示す説
明図である。
【図2】この発明における地震感知情報を受信した場合
の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ボイラ(管理対象機器) 4 感震センサ 5 メンテナンス拠点(管理拠点) 6 管理センター(管理拠点) 8 第一管理装置(管理装置) 9 第二管理装置(管理装置) 10 通信手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の保守管理契約者が保守管理者と保
    守管理契約を結んだ複数の管理機器1,1と、保守管理
    者が所有しこれら管理機器1,1と通信手段10を介し
    て運転情報を受信する管理装置8,9とを備える機器の
    保守管理方法であって、管理装置8,9は、ある管理対
    象機器1からの運転情報のうち特定の情報そのもの,ま
    たは前記特定の情報に基づいて生成した制御情報を他の
    管理対象機器1へ送信することを特徴とする機器の保守
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記特定の情報が感震センサ4の情報で
    あり、前記制御情報が地震判定情報であることを特徴と
    する請求項1に記載の機器の保守管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5717260B1 (ja) * 2013-12-20 2015-05-13 鈴木 和雄 貯水システム及び貯水量制御方法

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