JP2003337344A - 半透過型液晶表示装置 - Google Patents

半透過型液晶表示装置

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JP2003337344A
JP2003337344A JP2002146360A JP2002146360A JP2003337344A JP 2003337344 A JP2003337344 A JP 2003337344A JP 2002146360 A JP2002146360 A JP 2002146360A JP 2002146360 A JP2002146360 A JP 2002146360A JP 2003337344 A JP2003337344 A JP 2003337344A
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liquid crystal
display device
crystal display
pixel
electrode
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JP2002146360A
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Yoshihiro Akai
喜洋 赤井
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明電極を形成する材料として一般的に用い
られているITOではなく、IZOを用いることのでき
る半透過型の液晶表示装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 透明電極63の材料であるIZOと反射
電極68の間に保護膜64が設けられている。したがっ
て反射電極の材料として、IZOと同じエッジング液で
エッチングされてしまうAl等の材料を用いたとして
も、両方が互いにエッジングされてしまうようなことは
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半透過型の液晶表示
装置に関し、特に透過部の透明電極としてIZO(=I
ndium−Zinc−Oxide)を用いた半透過型
の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信機器等への液晶表示装置
の応用が急速に普及している。特に携帯型のものについ
ては反射型の液晶表示装置が多く用いられている。この
反射型液晶表示装置は外光を光源として用いるために、
暗い室内などでは見えにくくなってしまう。そこで透過
型と反射型の性質を併せ持つ半透過型の液晶表示装置の
開発が進んできている。この半透過型液晶表示装置は光
源としてのバックライトを備えており、一つの画素内に
透明電極を備えた透過部と反射電極を備えた反射部を有
している。そして透過部においてはバックライトの光を
利用し、反射部においては外光を利用した表示を行って
いる。
【0003】図4は半透過型液晶表示装置におけるアレ
イ基板10の断面図を示している。ガラス基板11上に
はスイッチング素子であるTFT12が形成されてい
る。このTFT12はそれぞれの画素に配置されてい
る。そしてTFT12を覆うように、ガラス基板11上
に保護膜13が形成されている。保護膜13上には層間
膜14が形成されており、この保護膜13と層間膜14
にはTFT12のドレイン電極に対応する部分にコンタ
クトホール15が設けられている。さらには保護膜と層
間膜14には溝16が設けられている。
【0004】また、それぞれの画素には画素電極が形成
されている。この画素電極はまず透明電極17用の材料
を一画素の全体に積層し、透明電極17の上に反射電極
18用の材料を、溝16を除いた部分に積層して形成さ
れている。画素電極のうち透明電極17が反射電極18
に覆われていない領域が透過部19となり、アレイ基板
10の下方に配置されたバックライト20からの光はこ
の透過部19を通過する。また反射電極18形成されて
いる領域が反射部21となり、外光はこの反射部21で
反射される。
【0005】そして、この半透過型液晶表示装置におけ
る透過部19を構成する透明電極17の材料としては、
一般的にITO(=Indium−Tin−Oxid
e)が広く用いられている。また反射部21を構成する
反射電極18の材料としては、一般的にAlが広く用い
られている。
【0006】一方、透過型の液晶表示装置において、画
素電極を構成する透明電極の材料としては、一般的に用
いられているITOの他に、IZO(=Indium−
Zinc−Oxide)が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】通常AlとITOとは
同じエッジング液でエッジングされることはない。した
がって画素電極を形成する際に、まずITOを用いて透
明電極17を形成し、つぎにAlを用いて反射電極18
を形成したとしても問題はない。
【0008】しかし、AlとIZOとは同じエッジング
液でエッジングされてしまう。したがって画素電極を形
成する際に、まずIZOを用いて透明電極17を形成
し、つぎにAlを用いて反射電極18を形成すると、A
lをエッジングする際に下層の透明電極17であるIZ
Oまでもがエッジングされるとういう問題が発生してし
まう。
【0009】このとき、IZOがエッジングされないよ
うにするために、透過部19の透明電極17を形成する
IZOの上にさらにIZOを保護するための膜を形成
し、そしてAlを用いて反射電極を形成することも考え
られなくもない。つまり保護膜13、層間膜14を形成
し、保護膜13、層間膜14に溝16を設け、IZOに
より透明電極17を形成する。そして透明電極17の上
にIZOを保護するための膜を形成し、透過部19以外
の保護膜をエッジングして取り除き、反射部21の反射
電極18をAlで形成することである。
【0010】しかし、その場合だとさらに製造工程が増
加してしまい、コストも上がってしまうので、透明電極
の材料としてIZOを用いることは実用的でなくなって
しまう。
【0011】そこで、本発明は透過部を構成する透明電
極の材料としてIZOを用いることのできる半透過型の
液晶表示装置を提供することを目的とする。また同じエ
ッジング液でエッジングできる透明電極と反射電極の材
料を用いて、透明電極と反射電極とを形成した半透過型
の液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、平行に配置さ
れた複数の走査線と、前記走査線と直交する複数の映像
線に囲まれた領域に形成される画素であって、バックラ
イトからの光を通す透明電極を備える透過部と外光を反
射する反射電極を備える反射部から成る画素、を有して
いる半透過型液晶表示装置であり、前記画素にはスイッ
チング素子が形成されており、前記透明電極と前記反射
電極とは該スイッチング素子と電気的に接続しており、
前記透明電極はIZO(=Indium−Zinc−O
xide)を用いて形成されていることを特徴とするも
のである。
【0013】また本発明は、前記反射電極はIZOと同
一のエッジング液で除去が可能な材料で形成されてお
り、前記透明電極の上に保護絶縁膜が形成されており、
該保護絶縁膜の上に前記反射電極が形成されていること
を特徴とする半透過型液晶表示装置である。
【0014】また本発明は、前記反射電極はAlを含ん
だ金属を用いて形成されており、前記透明電極の上に保
護絶縁膜が形成されており、該保護絶縁膜の上に前記反
射電極が形成されていることを特徴とする半透過型液晶
表示装置である。
【0015】また本発明は、平行に配置された複数の走
査線と、前記走査線と直交する複数の映像線に囲まれた
領域に形成される画素であって、バックライトからの光
を通す透明電極を備える透過部と外光を反射する反射電
極を備える反射部から成る画素、を有している半透過型
液晶表示装置であり、前記画素にはスイッチング素子が
形成されており、前記透明電極と前記反射電極とは該ス
イッチング素子と電気的に接続しており、前記透明電極
と前記反射電極とは同一のエッジング液で除去が可能な
材料で形成されると共に、前記透明電極の上には保護絶
縁膜が形成されており、該保護絶縁膜の上に前記反射電
極が形成されていることを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記保護絶縁膜と前記反射
電極との間には層間絶縁膜が形成されていることを特徴
とする半透過型液晶表示装置である。
【0017】また本発明は、前記層間絶縁膜は前記透過
部には形成されていないことを特徴とする半透過型液晶
表示装置である。
【0018】また本発明は、一画素内における前記透過
部の位置には、少なくとも2通りあることを特徴とする
半透過型の液晶表示装置である。
【0019】また本発明は、前記透過部は前記走査線の
延設する方向に隣り合っている画素ごとにその位置を変
えていることを特徴とする半透過型液晶表示装置であ
る。
【0020】また本発明は、隣接する前記走査線の間の
略中央を境にして、一方の走査線側に位置する透過部を
有している画素があり、前記走査線の延設する方向に該
画素と隣接する画素においては、前記透過部が他方の走
査線側に位置していることを特徴とする半透過型液晶表
示装置である。
【0021】また本発明は、前記画素にはバックライト
からの光を反射する反射層が前記反射電極の下に形成さ
れていることを特徴とする半透過型液晶表示装置であ
る。
【0022】また本発明は、前記反射層は前記スイッチ
ング素子と電気的に接続しており、前記走査線と同時に
形成された補助容量線が絶縁膜を介して前記反射層の下
に位置していることを特徴とする半透過型液晶表示装置
である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図に基づいて説明する。図1は液晶パネル50を構成す
るアレイ基板51を拡大した平面図であり、図2の
(a)は図1のA−A´の断面図を、(b)はB−B´
の断面図を示したものである。
【0024】52は透明な絶縁性を有するガラス基板で
ある。ガラス基板52の上にアルミニウムやクロムなど
の金属からなる複数の走査線53が略等間隔で平行に形
成されており、また隣り合う走査線53の間には走査線
53と同時に補助容量線54が形成されている。補助容
量線54は走査線53と走査線の間の略中央を、走査線
53と平行して形成されている。走査線53からはゲー
ト電極55が延設されている。走査線53、補助容量線
54、ゲート電極55を覆うようにしてガラス基板52
上には窒化シリコンや酸化シリコンなどからなるゲート
絶縁膜56が積層されている。
【0025】ゲート電極55の上にはゲート絶縁膜56
を介して非晶質シリコンや多結晶シリコンなどからなる
半導体層57が形成されている。またゲート絶縁膜56
上には複数の映像線58が走査線53と直交するように
して形成されている。この映像線58は図示しないが下
をAl、上をCrにより形成した2層構造をしている。
また映像線58からはソース電極59が延設されてい
る。このソース電極59は半導体層57と接続してい
る。また映像線58、ソース電極59と同一の材料でか
つ同時形成されたドレイン電極60がゲート絶縁膜56
上に設けられており、半導体層57と接続している。
【0026】走査線53と映像線58とに囲まれた領域
が1画素に相当する。そしてゲート電極55、ゲート絶
縁膜56、半導体層57、ソース電極59、ドレイン電
極60によってスイッチング素子となるTFT61が構
成され、それぞれの画素にこのTFT61が形成され
る。
【0027】また、それぞれの画素には反射層62が形
成されている。この反射層62は映像線58、ソース電
極59、ドレイン電極60と同一の材料でかつ同時形成
されている。反射層62は後述する反射部70に位置し
ており、後述する反射電極68より下に形成されてい
る。そしてアレイ基板51の下に位置する後述するバッ
クライト80からの光を反射する。反射層62と補助容
量線54によって各画素の補助容量を成すことになる。
また反射層62には画素によって異なる反射層62a
と、62bとがある。図1のA−A´が示されている画
素において反射層62aが、B−B´が示されている画
素において反射層62bが形成されている。
【0028】反射層62aはドレイン電極60と一定の
間隔をおいて形成されている。アレイ基板51の法線方
向から見た場合に、反射層62aの一部が補助容量線5
4と重なるように形成されている。そして反射層62a
の端部が走査線53、映像線58と重ならないよう一定
の間隔をおいて形成されている。そしてドレイン電極6
0と反射層62aとの間にIZOを用いて透明電極63
を形成する。このときドレイン電極60、反射層62
a、透明電極63とはそれぞれ電気的に接続されてい
る。
【0029】反射層62bはドレイン電極60の一部と
して形成されている。アレイ基板51の法線方向から見
た場合に、反射層62bの一部は補助容量線54を完全
に越えるように形成されている。そして反射層62bの
端部が走査線53、映像線58と重ならないよう一定の
間隔をおいて形成される。特に走査線53との間は広く
なっており、この部分にIZOを用いて透明電極63が
形成される。このときドレイン電極60の一部である反
射層62bと透明電極63とは電気的に接続されてい
る。
【0030】映像線58、TFT61、反射層62、透
明電極63を覆うようにして例えば無機の絶縁膜からな
る保護膜64が積層されている。そして保護膜64上に
は有機絶縁膜からなる層間膜65が積層されている。保
護膜64と層間膜65にはTFT61のドレイン電極6
0に対応する位置にコンタクトホール66が形成されて
いる。また層間膜65には透明電極63に対応する位置
に溝部67が長方形状に形成されている。
【0031】それぞれの画素において、層間膜65上に
は反射電極68の材料となるAlが積層されている。A
lは反射率が高く低抵抗であるため、反射電極の材料と
して一般的に用いられている。この他反射電極68の材
料としてはAlを含む合金などでもよい。アレイ基板5
1の法線方向から見た場合に、反射電極68は隣接する
反射電極68と接しないで、かつ走査線53、映像線5
8とに若干重なるようにして形成されている。また、溝
部67の周囲を囲むようにして形成されている。この反
射電極68はコンタクトホール66を介してドレイン電
極60と電気的に接続されると共に、透明電極63と電
気的に接続されることになる。
【0032】液晶パネル50の下方には図3に示すよう
なバックライト80が配置されている。このバックライ
ト80は小型の表示装置に向いているエッジタイプのも
のである。そしてバックライト80は、蛍光管81、導
光板82、ランプリフレクタ83、反射板84、拡散シ
ートやプリズムシートなどの光学シート85を備えてい
る。導光板82の下には導光板82の下面を覆うように
して反射板84が配置されている。導光板82の側面の
横には光源となる蛍光管81が位置している。蛍光管8
1の周りには導光板82の対向する側面部分を除き、蛍
光管81を囲むようにしてランプリフレクタ83が配置
されている。導光板82の上には導光板12の上面を覆
うようにして光学シート85が配置されている。
【0033】蛍光管81から出た光は直接またはランプ
リフレクタ83で反射されて、導光板82の対向する側
面部分から導光板82の内部へと入射していく。入射し
た光は導光板82内部を進んで行く。そして反射を繰り
返すうちに導光板82に印刷された所定パターンにより
散乱し、直接または反射板84によって反射されて光学
シート85側に出射する。この出射した光は光学シート
85に入射し、光学シート85内を進行して液晶パネル
50側へ出射する。この光学シート85から出射した光
は液晶パネル50に対して略垂直に入射するような方向
(図3の液晶パネル50とバックライト80との間の矢
印で示すような方向)に集光している。つまりいわゆる
指向性を持った光となって液晶パネル50に向かう。
【0034】溝部67より透明電極63が覗いている範
囲が透過部69であり、この透過部69においてバック
ライト80から出射してきた光が通過する。また反射電
極68が積層されている範囲が反射部70であり、この
反射部70において外光が反射される。透過部69の位
置は少なくとも2通りある。本実施例においては、隣接
する走査線53の略中央を境にして、一方の走査線53
よりに位置する透過部69aと、他方の走査線53より
に位置する透過部53bとがある。そしてこの透過部6
9aと透過部69bとは走査線53の延設する方向に隣
り合っている画素ごとにその位置を交互に変えている。
【0035】なお、図示はしていないが層間膜65の表
面にパターニング等によって凹凸を設けておき、その上
の反射電極68を凹凸状に形成してもよい。とくに層間
膜65は有機絶縁膜であるために凹凸形成を比較的容易
に行える。このようにすることにより反射部70での外
光の反射量を増加させることが可能となる。また一画素
における透過部69の占める割合は調整可能であるが、
あまり透過部69の占める割合が多くなってしまうと反
射部70の割合が少なくなるので、外光の反射量は減っ
てしまう。逆に透過部69の占める割合が少なすぎると
外光の不足をバックライトの光で補うには不十分となっ
てしまう。本実施例においては透過部69の占める割合
が約20%となっている。
【0036】アレイ基板51は総ての画素を覆うように
配向膜(図示せず)が積層されている。また画素に対応
して形成されるR、G、B3色のカラーフィルタ、共通
電極等が設けられているカラーフィルタ基板(図示せ
ず)をこのアレイ基板51と対向させ、両基板を貼り合
せ、両基板間に液晶を注入することにより半透過型の液
晶パネル50となる。そして液晶パネル50と下方に配
置されるバックライト80とを備えることにより、本発
明の半透過型液晶表示装置となる。
【0037】このように透明電極63の材料として一般
的なITOではなく、IZOを積極的に用いた半透過型
の液晶表示装置を提供することができる。
【0038】また、透明電極63と反射電極68との間
に保護膜64が設けられている。したがってIZOとA
lのように同じエッジング液でエッチングされてしまう
材料を用いても、両方が互いにエッジングされてしまう
ようなことはない。
【0039】とくに本実施例では、透明電極63の上に
保護膜64、層間膜65を介して反射電極68を形成し
ている。したがって容易に反射電極68の表面に凹凸を
付与することが可能となるため、反射電極68での外光
の反射特性を向上することができる。また反射電極68
の上には配向膜が形成されるだけなので、透明電極63
の下に反射電極68を形成する場合に比べると、保護膜
64等の他の膜による光の吸収がないぶんだけ外光を有
効に利用することができる。さらには透明電極63の上
には溝部67が形成されており、この溝部67では層間
膜65が取り除かれている。したがって透過部69を通
過するバックライト80からの光が層間膜65によって
吸収されることはなく、光の利用効率の向上が図れる。
なお溝部67は層間膜65が取り除かれているが、透過
部69でのセルギャップを調整する等の理由で層間膜6
5を任意の厚さにして残してもよい。
【0040】また、透過部69の位置に少なくとも2通
りのパターンを設けており、液晶パネル50全体で見た
ときに透過部69が総て同じ位置に固定されていない。
透過部69を総て同じ位置に固定してしまうと、例えば
暗い室内などで半透過型液晶表示装置を使用すると反射
部70での外光の光よりも、透過部69を通過するバッ
クライト80の光が目立ち過ぎてしまい、透過部69が
明るい線を形成するようにして浮かび上がって見える恐
れがある。しかし透過部69の位置が少なくとも2通り
あるため、その配置を任意に変えることで、透過部69
を分散させ、均一な表示を得ることが可能となる。
【0041】とくに本実施例では、透過部69の位置は
一方の走査線53よりに位置する透過部69aと、他方
の走査線53よりに位置する透過部53bとの2通りが
ある。そして透過部69aと透過部69bとは走査線5
3の延設する方向に隣り合っている画素ごとにその位置
を交互に変えている。したがって一つの画素をサブ画素
とし、R、G、B3つのサブ画素を1画素とした場合
に、走査線53方向に隣接する画素において、同じ色の
サブ画素における透過部69の位置関係が反対になり、
均一な表示が可能となる。さらにはその配置が上下交互
と規則的なために、透過部69を形成する際のパターニ
ングに用いる種々のマスクの設計は比較的容易である。
【0042】また、それぞれの画素には反射層62が形
成されている。通常バックライト80から指向性を持っ
て出射してきた光は、すべてが透過部69を通過するわ
けではなく大部分がアレイ基板51の種々の層で吸収等
されてしまう。しかし反射層62により透過部69を通
過しないバックライト80からの光は再度バックライト
80側へ方向を変えることになる。そしてバックライト
80から再度指向性を持って出射してくるので、透過部
69を通過する光が増える。したがって光の利用効率を
向上することができ、より一層表示品位を向上させるこ
とができる。
【0043】とくに本実施例では、反射層62を映像線
58等と同一の材料で同時形成しているため別途の製造
工程を必要としない。また反射層62を補助容量線54
とゲート絶縁膜56を介して対向させ、反射層62を透
明電極63と電気的に接続することで各画素の補助容量
を形成している。
【0044】なお、本発明の要旨を逸脱しない範囲であ
れば上記実施形態以外の形態も可能である。たとえば映
像線58等をAlとCrの2層構造としているが、Al
だけの一層としてもよい。この場合ドレイン電極60等
の上に別途保護膜を形成し、その上にIZOを用いた透
明電極63を形成することになる。このときコンタクト
ホールを設けてドレイン電極60と透明電極63とを電
気的に接続する。
【0045】また、透過部69の位置が1通りであって
もよい。この場合総ての画素の透過部69を透過部69
bのようにして一方の走査線53寄りにすることなどが
考えられる。また一つの画素に複数の透過部69があっ
てもよい。また透過部69の占める割合を多くする場
合、補助容量線54を一方の走査線53よりに形成する
ことで透過部69を設けるための設計スペースを広くと
ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、透明電極の材料として
一般的に用いられているITOの他に、IZOを用いた
半透過型液晶表示装置を提供することができる。とくに
IZOと同じエッジング液でエッジングできる材料を用
いて反射電極を設けたとしても、両者が互いにエッジン
グされてしまうことのない半透過型液晶表示装置を提供
することができる。
【0047】また本発明によれば、同じエッジング液で
エッジングできる材料を用いて透明電極と反射電極とを
形成した半透過型液晶表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半透過型液晶表示装置におけるアレイ
基板の平面図を示す。
【図2】(a)は図1におけるA−A´断面図であり、
(b)は図1におけるB−B´断面図を示す。
【図3】本発明の液晶パネルとバックライトの断面概略
図を示す。
【図4】従来の半透過型液晶表示装置におけるアレイ基
板の断面図を示す。
【符号の説明】
50 液晶パネル 51 アレイ基板 61 TFT 62、62a、62b 反射層 63 透明電極 64 保護膜 68 反射電極 69、69a、69b 透過部 70 反射部 80 バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA14Y FB07 FB08 FC02 FC26 FC29 FC30 FD04 FD14 FD22 FD23 LA03 LA11 LA12 LA13 LA18 2H092 HA03 JA26 JA29 JA40 JA46 JB13 JB32 JB38 JB51 JB58 MA05 MA08 MA14 MA15 MA16 MA19 MA20 MA35 MA37 NA16 NA25 NA27 NA28 NA29 5F110 AA16 BB01 CC07 DD02 EE03 EE04 FF02 FF03 GG02 GG13 GG15 HK03 HK04 HK21 HL03 HL06 NN03 NN22 NN27 NN72 NN73 QQ01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置された複数の走査線と、前記
    走査線と直交する複数の映像線に囲まれた領域に形成さ
    れる画素であって、バックライトからの光を通す透明電
    極を備える透過部と外光を反射する反射電極を備える反
    射部から成る画素、を有している半透過型液晶表示装置
    であり、 前記画素にはスイッチング素子が形成されており、 前記透明電極と前記反射電極とは該スイッチング素子と
    電気的に接続しており、 前記透明電極はIZO(=Indium−Zinc−O
    xide)を用いて形成されていることを特徴とする半
    透過型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記反射電極はIZOと同一のエッジン
    グ液で除去が可能な材料で形成されており、 前記透明電極の上に保護絶縁膜が形成されており、該保
    護絶縁膜の上に前記反射電極が形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の半透過型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記反射電極はAlを含んだ金属を用い
    て形成されており、 前記透明電極の上に保護絶縁膜が形成されており、該保
    護絶縁膜の上に前記反射電極が形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の半透過型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 平行に配置された複数の走査線と、前記
    走査線と直交する複数の映像線に囲まれた領域に形成さ
    れる画素であって、バックライトからの光を通す透明電
    極を備える透過部と外光を反射する反射電極を備える反
    射部から成る画素、を有している半透過型液晶表示装置
    であり、 前記画素にはスイッチング素子が形成されており、 前記透明電極と前記反射電極とは該スイッチング素子と
    電気的に接続しており、 前記透明電極と前記反射電極とは同一のエッジング液で
    除去が可能な材料で形成されると共に、前記透明電極の
    上には保護絶縁膜が形成されており、該保護絶縁膜の上
    に前記反射電極が形成されていることを特徴とする半透
    過型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記保護絶縁膜と前記反射電極との間に
    は層間絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項
    2から4の何れか一項記載の半透過型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記層間絶縁膜は前記透過部には形成さ
    れていないことを特徴とする請求項5記載の半透過型液
    晶表示装置。
  7. 【請求項7】 一画素内における前記透過部の位置に
    は、少なくとも2通りあることを特徴とする請求項1か
    ら6の何れか一項記載の半透過型の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記透過部は前記走査線の延設する方向
    に隣り合っている画素ごとにその位置を変えていること
    を特徴とする請求項1から6の何れか一項記載の半透過
    型液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 隣接する前記走査線の間の略中央を境に
    して、一方の走査線側に位置する透過部を有している画
    素があり、 前記走査線の延設する方向に該画素と隣接する画素にお
    いては、前記透過部が他方の走査線側に位置しているこ
    とを特徴とする請求項1から6の何れか一項記載の半透
    過型液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記画素にはバックライトからの光を
    反射する反射層が前記反射電極の下に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1から9の何れか一項記載の半透
    過型液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記反射層は前記スイッチング素子と
    電気的に接続しており、 前記走査線と同時に形成された補助容量線が絶縁膜を介
    して前記反射層の下に位置していることを特徴とする請
    求項10記載の半透過型液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008145806A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Dainippon Printing Co Ltd 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタとその製造方法および半透過型液晶表示装置
JP2009282102A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置
JP2017068263A (ja) * 2015-10-01 2017-04-06 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置およびその作製方法

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