JP2003335221A - 自動車用盗難防止装置 - Google Patents

自動車用盗難防止装置

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JP2003335221A
JP2003335221A JP2002145623A JP2002145623A JP2003335221A JP 2003335221 A JP2003335221 A JP 2003335221A JP 2002145623 A JP2002145623 A JP 2002145623A JP 2002145623 A JP2002145623 A JP 2002145623A JP 2003335221 A JP2003335221 A JP 2003335221A
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vehicle
tire
theft
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JP2002145623A
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Okihiro Kobayashi
興弘 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪検出センサを車体の一部に設置すること
によって、自動車の車輪の状態、または車輪近傍の状態
を正確に検出してこれを確実に出力し、盗難行為が生じ
た際にはその行為を自動的に遠隔地へも通報することが
できるだけでなく遠隔地からもその状況確認を行うこと
ができる自動車用盗難防止装置を提供する。 【解決手段】 タイヤ検出装置10の送・受信機4、5
によって測定された最初の距離データを初期距離データ
L1として記憶すると共に、この初期距離データL1に
対し、リアルタイム又は間欠タイムで送られてくる一次
距離データL1′またはL2を比較演算して、その距離
データの差が予め記憶部15に設定された接地面Bを基
準とする上方または下方の許容範囲を超えた際に異常検
知データーと判断して、この異常検知データーを検出信
号として携帯電話を含んだ情報通信装置に出力するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用盗難防止装置
に係り、特に自動車の車輪の状態を検出することによっ
て盗難を防止する自動車用盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の盗難防止装置は、従来から極め
て多くの装置が知られており、その多くは現在市販され
ている。例えば、ハンドルのロックまたはホイールをロ
ックする機械的な方法の他に、各種の電子的な自動車用
盗難防止システムが開発され多くのものは商品化されて
いる。
【0003】この種の自動車用盗難防止装置には、盗難
行為を検知する各種の機能別専用センサが使用されてお
り、これら機能別専用センサは、車室内のガラス部、ド
アの内部、エンジンルーム、トランク内部にセンサの特
性に合わせて取付けられている。
【0004】近年では、一つのユニット内に複数のセン
サを組み込み一体化したユニット方式のセンサも開発さ
れている。これらの方式は、取付けなどが一箇所で行な
えるので、コストを安く出来る特徴をもっており、現在
ではこのような方式が主流になりつつある。
【0005】一方、自動車の盗難行為を正確に把握する
には、その盗難行為に応じた動作を検知する最適な位置
に対応して配置することができる性能を持つ各種機能を
有したセンサが望まれている。
【0006】自動車の盗難防止装置は、これらのセンサ
を単独又は複合化してより多くの異常を検出できるよう
に工夫されており、盗難防止装置の性能は、これら各種
センサの精度により総合的な性能が決定されてしまうと
言っても過言ではない。
【0007】自動車の盗難防止装置に使用されるセンサ
として、盗難行為時に発生する車両の振動を検知するセ
ンサ、ガラス窓等を破壊した場合の衝撃を検知する衝撃
センサ、車室内の圧力変化を検知する圧力センサ、自動
車を前後左右に傾斜させた場合の状態を検知する傾斜セ
ンサ、車室内の温度、湿度等の変化を検知する温度、湿
度センサ、自動車の盗難行為による自動車の移動を検知
するGPS(GlobalPositioning system)や加速度セン
サ等が開発されており、これらのセンサにより自動車盗
難防止行為の検知を行なう方式が実用化されてきた。
【0008】しかしながら、自動車の盗難防止の為に
は、更に多くのセンサが必要であるがコストなどの制約
から多くのセンサを自動車に設置するには限界がある。
【0009】そこで、現在では、自動車盗難防止行為時
に殆どの車両に発生する振動や衝撃を検知するセンサを
中心として、少ないセンサを設置して検知させ状況に応
じて徐々に別の機能センサを増設していく方式が多く見
られる。
【0010】自動車盗難と手口はいろいろあり、現在使
用されているセンサで全ての盗難を検知する高性能セン
サは未だ開発されていない。現在の装置に使用されてい
るセンサの殆どは、他の電子機器で使われている製品が
利用されている。
【0011】このため、現在の自動車盗難防止装置の盗
難検知センサは、未だ多くの開発要素が残されており、
その性能面においても完成度を上げることが課題となっ
ている。そこで、新しい機能と性能をもったセンサの開
発により高性能な自動車盗難防止装置の実現が待たれ
る。
【0012】ここで、従来から使用されている専用セン
サに付き図10を参照して説明する。従来の自動車盗難
防止センサは、上述した各種の自動車盗難行為を検知す
る専用センサによりシステムを構築している。
【0013】上記検知センサは、図10に示すように自
動車の各部に取付けられており、盗難行為時にはそれぞ
れの機能に応じたセンサが異常を検知してその電気信号
をコントロール機能部へ送り、コントロール機能部で
は、異常信号により自動車盗難行為が発生した事を外部
に知らせる為に予め設定している装置に対して信号を出
力する。外部への警報発信には、警報又は警笛発信機が
使用され、これらの警報音により自動車の周囲に自動車
盗難行為が発生したことを知らせるようになっている。
【0014】自動車の盗難検知性能は、それぞれの機能
に応じた感度設定が行なわれており、その設定値は全て
同じではない。これらのセンサの感度設定は、それぞれ
のセンサ性能に応じた動作特性により決定される。各種
センサには応用分野に応じた動作臨界点があり、この臨
界点は、周囲環境が変化しても盗難行為が検知できる高
性能な位置に設定することが必要である。
【0015】臨界点の設定は、盗難防止装置の性能を決
定する重要な役目をもっており、臨界点の設定感度を高
くすることにより高性能な検知が出来るが、逆に誤動作
が増加する問題も有る。又、低い感度に設定した場合に
は、誤動作は減少するが異常行為があってもセンサから
は電気信号が出力されない問題が有り、全ての環境に対
応したそれぞれのセンサの感度臨界点を各種の実験と経
験により設定しているのが現状である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】自動車盗難防止装置の
性能は、各種センサ固有の性能とその装置がどのような
システム構成になっているかで決定される。現在の自動
車盗難防止システムは、簡易型から多機能型まで有り、
その種類は多く使用者の要求内容により機種選択が可能
となっている。
【0017】簡易型といわれるシステムでは、数個のセ
ンサにより構成されていることが多く、多くのセンサが
自動車に搭載されていれば、それだけ多岐にわたって多
くの盗難行為を検知することが可能となり、多くのセン
サを取り付ける事により盗難検知の精度は向上するが、
システムが複雑となり誤動作の発生も多くなるため、少
ないセンサで誤動作が少なく、多くの盗難行為を検知で
きる高性能なセンサの開発が望まれている。
【0018】現在、自動車盗難防止装置に使用されてい
る多くのセンサは、他の電子機器に使用されているセン
サを利用していることが多く、自動車盗難行為を構成す
る多くの盗難手段に対応した検知センサは未だ開発され
ていない。
【0019】近年では、盗難行為の一つである自動車の
車輪の盗難も多発しており、このような車輪の盗難行為
を検知するセンサとして、振動センサ、傾斜センサ等が
使用されている。
【0020】自動車の車輪の盗難行為を実行する場合
は、ジャッキ等を複数個使用して車体を持ち上げた状態
で車輪のネジを外すことで簡単に盗難行為を達成するこ
とができ、この種の盗難行為には振動センサや傾斜セン
サは通用しないのが現状であり、自動車に盗難防止装置
が設置されていても、その役目を果たすことが出来ず、
現在では上記の盗難手段に対応する効果的な対策は未だ
実用化されていない。
【0021】従って、本発明の目的とする所は、車輪検
出センサを車体の一部に設置することによって、自動車
の車輪の状態、または車輪近傍の状態を正確に検出して
これを確実に出力し、盗難行為が生じた際にはその行為
を自動的に遠隔地へも通報することができるだけでなく
遠隔地からもその状況確認を行うことができる自動車用
盗難防止装置を提供するにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、発明の実
施の形態に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説
明すると、本発明は、自動車の車輪の車軸と交叉する外
側面に沿って車輪1の上方から接地面Bに向けて測定信
号を発する発信機4と接地面Bから反射した測定信号を
受信する受信機5とから成るタイヤ検出装置10であっ
て、上記タイヤ検出装置10の送・受信機4、5によっ
て測定された最初の距離データを、制御部14の記憶部
15に初期距離データL1として記憶すると共に、該初
期距離データL1に対し、リアルタイム又は間欠タイム
で送られてくる一次距離データL1′を比較演算し、又
は上記一次距離データL1′とは別に複数のタイヤ検出
装置間から送られてくる二次距離データ間の距離データ
を比較演算し、比較演算された何れかの距離データの差
が予め記憶部15に設定された接地面Bを基準とする上
方の許容範囲を超えた際に異常検知データーと判断し
て、この異常検知データーを検出信号として携帯電話を
含んだ情報通信装置に出力するようにしたことを特徴と
する自動車用盗難防止装置である。上記によれば、制御
部14の記憶部15に上記タイヤ検出装置10の送・受
信機4、5によって測定された最初の距離データL1を
記憶し、この最初の距離データL1に対し、リアルタイ
ム又は間欠タイムで送られてくる一次距離データL1′
を比較演算し、又は上記一次距離データL1′とは別に
複数のタイヤ検出装置間から送られてくる二次距離デー
タ間の距離データを比較演算することで、何れかの距離
データの差が予め記憶部15に設定された接地面Bを基
準とする上方の許容範囲を超えた際に、上記タイヤ検出
装置10の送信機4と受信機5との間に信号線W1、W
2を遮断する何らかの遮蔽物が挿入されて測定距離が短
縮したものと判断し、この異常検知データーを、検出信
号として携帯電話を含んだ情報通信装置に出力するよう
にした。従って、最初の距離データL1と一次距離デー
タL1′との差、又は複数のタイヤ検出装置間から送ら
れてくる二次距離データ間の距離データの差が、予め記
憶部14に設定された接地面Bを基準とする上方の許容
範囲を超えた際に、何らかの遮蔽物が測定経路内に挿入
されて測定距離が短縮することで異常検知データーと判
断することができ、この異常検知データーは、遠隔地で
も携帯電話を含んだ情報通信装置で確認することができ
る。
【0023】また、本発明の自動車用盗難防止装置は、
自動車の車輪の車軸と交叉する外側面に沿って車輪1の
上方から接地面Bに向けて測定信号を発する発信機4と
接地面Bから反射した測定信号を受信する受信機5とか
ら成るタイヤ検出装置10であって、上記タイヤ検出装
置10の送・受信機4、5によって測定された最初の距
離データを、制御部14の記憶部15に初期距離データ
L1として記憶すると共に、該初期距離データL1に対
し、リアルタイム又は間欠タイムで送られてくる一次距
離データL2を比較演算し、又は上記一次距離データL
2とは別に複数のタイヤ検出装置間から送られてくる二
次距離データ間の距離データを比較演算し、比較演算さ
れた何れかの距離データの差L3が予め記憶部15に設
定された接地面を基準とする下方の許容範囲を超えた際
に異常検知データーと判断して、この異常検知データー
を検出信号として携帯電話を含んだ情報通信装置に出力
するようにしたことを特徴とする自動車用盗難防止装置
である。上記によれば、制御部14の記憶部15に上記
送・受信機4、5によって測定された最初の距離データ
L1を記憶し、この最初の距離データL1に対し、リア
ルタイム又は間欠タイムで送られてくる一次距離データ
L2を比較演算し、又は上記一次距離データとは別に複
数のタイヤ検出装置間から送られてくる二次距離データ
間の距離データを比較演算することで、何れかの距離デ
ータの差L3が予め記憶部15に設定された接地面Bを
基準とする下方の許容範囲を超えた際に、上記タイヤ検
出装置10の送信機4と受信機5との間の測定距離が伸
長し、車輪が持ち上げられたと判断してこの異常検知デ
ーターを、検出信号として携帯電話を含んだ情報通信装
置に出力するようにした。従って、最初の距離データL
1と一次距離データL2との差L3、又は複数のタイヤ
検出装置間から送られてくる二次距離データ間の距離デ
ータの差が、予め記憶部15に設定された接地面Bを基
準とする下方の許容範囲を超えた際に、上記タイヤ検出
装置10の送信機4と受信機5との間の測定距離が伸長
することで車輪がジャッキ24などで持ち上げられたと
判断することができ、この異常検知データーは、この異
常検知データーは、遠隔地でも携帯電話を含んだ情報通
信装置で確認することができる。
【0024】また、本発明の自動車用盗難防止装置は、
車体の車輪カバー部26に車輪1に対応して複数個のタ
イヤ検出装置10を配設し、各タイヤ検出装置10で測
定された距離データの相関を距離データとすることを特
徴とする自動車用盗難防止装置である。従って、複数の
測定距離データの相関を距離データとしているので、検
知精度を更に向上することができる。
【0025】また、本発明の自動車用盗難防止装置は、
車体の車輪カバー部26の内側に隠蔽して設置されてい
る自動車用盗難防止装置である。従って、上記タイヤ検
出装置10が車体の車輪カバー部の内側に隠蔽して設置
されているので、見付けにくく安全である。
【0026】また、本発明の自動車用盗難防止装置は、
上記タイヤ検出装置10が、発信機4及び受信機5の少
なくとも送・受信面が、劣化防止機能を有する保護部材
32、34で覆われている自動車用盗難防止装置であ
る。従って、走行中に車輪の回転等によりタイヤ検出装
置10の送・受信面に、汚泥や跳ね水等が跳ねかけられ
ても信号授受の感度を長期的に維持することができる。
【0027】また、本発明の自動車用盗難防止装置は、
上記タイヤ検出装置10が直流電力線36に接続されて
おり、上記直流電力線36が個人照合識別機能と通信機
能を有する直流バスデバイス38を内蔵したシガーライ
タ・プラグ40を接続すると共に、該シガーライタ・プ
ラグ40に対応して個人照合識別機能と通信機能を有す
る直流バスデバイス38を内蔵した個人識別タグを接続
したシガーライタ・ソケット42を設け、上記直流電力
線36に接続された車両発進制御部が、直流バスデバイ
スを内蔵したシガーライタ・個人識別情報プラグをシガ
ーライタ・ソケット42にセットし、エンジン・キー5
2により通電することにより、個人照合識別情報を、直
流電力線36を通して上記制御部及びブレーキ制御部5
0の直流バスデバイスメモリーに予め設定されている個
人認識識別情報と照合し、その一致により自動車の発進
制御を行なうにしたシステムを構築し、上記制御部14
が、上記タイヤ検出装置10による最初の測定の際は、
上記エンジン・キー52の遮断により通電状態となった
上記タイヤ検出装置10の送・受信機4、5によって距
離データの測定を開始し、上記エンジン・キー52の通
電により上記タイヤ検出装置10の電源が遮断状態とな
るようにしたことを特徴とする自動車用盗難防止装置で
ある。従って、タイヤ検出装置10を自動車用盗難防止
装置のシステムと組み合わせて使用することにより、自
動車用の盗難防止と併せてシステム化することができ、
異常検知データーは、遠隔地でも携帯電話を含んだ情報
通信装置で確認することができる。
【0028】また、本発明の自動車用盗難防止装置は、
上記タイヤ検出装置10が、該タイヤ検出装置10から
の検出信号を、専用の通信線により警報制御部56を介
して盗難警報出力装置57に出力するようになっている
自動車用盗難防止装置である。従って、タイヤ検出装置
10を、直流電力線36を用いない専用の通信線を用い
た自動車用盗難防止装置のシステムと組み合わせて使用
することにより、自動車用の盗難防止と併せてシステム
化することができ、異常検知データーは、遠隔地でも携
帯電話を含んだ情報通信装置で確認することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、添付図面、図1〜図7に従
い、本発明の自動車用盗難防止装置に係る一実施形態に
つき順次詳細に説明する。図1は本発明の自動車用盗難
防止装置に係り、自動車の車輪の測定信号を処理する信
号処理部のブロック図、図2は本発明の第1実施形態に
係り、自動車用盗難防止装置におけるタイヤ検出装置に
よる車輪の測定態様の説明図、図3は本発明の第2実施
形態に係り、自動車用盗難防止装置におけるタイヤ検出
装置による車輪の測定態様の説明図、図4はタイヤ検出
装置による他の測定態様を示す車輪の側面図、図5はタ
イヤ検出装置による上記測定態様を示す車輪の断面図、
図6はタイヤ検出装置の取付け状態を示す断面図であ
り、図7はタイヤ検出装置の取付け状態の変形例を示す
断面図である。
【0030】最初に、本発明の自動車用盗難防止装置に
係る自動車の車輪(タイヤ)の状態を検出するタイヤ検
出装置に付き説明する。図1に示す符号1はタイヤを示
し、このタイヤ1は、通常では自動車の車体の前後に配
置された車軸の両端に回転可能に取付けられており、タ
イヤ1の上部にはタイヤ1の状態を検出するタイヤ検出
装置10が後述するタイヤカバーの内側に取付けられて
いる。
【0031】このタイヤ検出装置10は、自動車のタイ
ヤ1の車軸と交叉する外側面に沿ってタイヤの上方から
接地面である地面Bに向けて測定信号としての送信波W
1を発する送信エレメント2を備えた送信機4と、送信
エレメント2から発信されて接地面Bから反射した反射
波W2を受信する受信エレメント3を備えた受信機5と
を有し、更にこのタイヤ検出装置10には、電源部18
がスイッチ20を介して接地されており、送信機4には
送信波発振部6が接続されると共に、受信機5には経時
的に送られてくる距離データを比較演算処理するコンパ
レーション部8(比較器)が接続され、これら送信波発
振部6ないしコンパレーション部8には同期制御部12
が接続されている。
【0032】更に、上記コンパレーション部8には、異
常検出制御を行なう制御部14、最初の距離データ並び
にその後に測定された各距離データ及び許容値データ、
異常検知データ等を記憶するメモリ部15、信号処理さ
れた結果を盗難防止装置22に出力する出力部16が接
続されている。更に、この出力部16は携帯電話にも信
号処理された結果が出力されるようになっている。
【0033】次に、タイヤ検出装置10による測定方法
に付き説明する。
【0034】先ず、最初の測定を実行する際には、自動
車を停止させてエンジンキーをOFFさせることによ
り、電源部18がON状態となりタイヤ検出装置10が
距離測定を開始する。
【0035】すなわち、接地面B部位置に接地されてい
る停車中の自動車のタイヤ1の外側面に沿って上方の送
信エレメント2からA部の異常障害検知エリアに向けて
距離測定用の送信波W1としての電波又が紫外線、超音
波、レーザなどがA部エリアに向けて発射されると、接
地面Bから反射した反射波W2は受信エレメント3で受
信され、これにより距離が測定されることになる。
【0036】ここで、図1に示すように、送信エレメン
ト2の位置Cから接地面Bまでの距離をL1とすると、
この距離L1は、次の式で表すことができる。音速c
は、(大気圧中の温度をt℃とした場合) c=331.5√(1+t/273)≒331.5+
0.61t(m/s)で表せる。
【0037】この時点での距離L1は、送信エレメント
2から発信した信号である送信波W1の反射波W2を受
信エレメント3が受信するまでの時間をTとすると、 L1=c×T/2より、L1=(331.5+0.61
t)×T/2で表すことができる。
【0038】接地面であるB部位置から反射して受信エ
レメント3で受信した反射波W2は、受信機5により復
調されて電気信号に変換されてコンパレーション部8に
送られる。コンパレーション部8では、同期制御部12
の信号と比較演算を行ない、L1の距離を算出しそのデ
ータを制御部14に送る。
【0039】制御部14では、最初に送られてきた距離
データをメモリ部15に初期距離データとして記憶させ
た後、リアルタイム又は間欠タイムで送られてくる一次
距離データとメモリ部15に記憶されている最初の初期
距離データと比較演算処理が行なわれる。また、制御部
14は、これとは別に複数のタイヤ検出装置間から送ら
れてくる二次距離データ間の距離データを比較演算処理
が行なわれる。
【0040】このように、比較演算処理は、2つの方式
により比較演算された何れかの距離データの差が、予め
メモリ部15に設定された接地面を基準とする上方また
は下方の許容値(レベル値)を超えた際に異常検知デー
ターであると判断し、制御部14は、その異常検知デー
ターを検出信号として出力部16に出力し盗難防止装置
22を作動させる。
【0041】A部の異常障害検知エリアに何らかの異常
障害物(タイヤ盗難の手段に用いられる工具等)が進入
した場合は、その一次距離データがL1′として上記の
計算式で求められることになる。
【0042】初期距離データとして測定されたL1に対
し異常障害物が進入した際の一次距離データL1′との
差が記憶部に設定された上方の許容値(レベル値)に対
し大か小かを判定し、大の場合は何らかの異常障害物
(タイヤ盗難の手段に用いられる工具等)が進入したも
のと判定される。
【0043】次に、同様にして、自動車のタイヤホイー
ル28の盗難行為が行なわれる場合には、図1及び図3
に示すように、通常の自動車停止状態であるタイヤ1が
接地面Bから自動車の車体をジャッキ24で持ち上げる
行為が行なわれる。この行為により、初期距離データと
して測定されたL1に対し更にL3の距離が伸長した一
次距離データL2として上記の計算式で求められること
になる。
【0044】そこで、初期距離データとして測定された
L1に対し車体をジャッキ24で持ち上げた一次距離デ
ータL2との差L3が記憶部に設定された下方の許容値
(レベル値)に対し大か小かを判定し、大の場合は車体
がジャッキ24で持ち上げられたものと判定される。上
記のタイヤ測定が完了すると、自動車のエンジンキーを
0Nすることにより、電源部18がOFFされてタイヤ
検出装置10の動作が終了する。
【0045】従って、最初の距離データと一次距離デー
タの差が、予めメモリ部15に設定された接地面Bを基
準とする上方または下方の許容範囲を超えた際に、何ら
かの遮蔽物が測定経路内に挿入されて測定距離が短縮
し、または車体が持ち上げられて測定距離が伸長するこ
とで、直ちに異常検知データーと判断することができ
る。
【0046】また、タイヤ検出装置10の出力部16は
携帯電話にも信号処理された結果が出力されるようにな
っているので、異常検知データーは、遠隔地でも携帯電
話を含んだ情報通信装置で確認することができる。
【0047】次に、自動車用盗難防止装置におけるタイ
ヤ検出装置による他の車輪の測定態様に付き図4及び図
5を参照して説明する。
【0048】本実施態様は、タイヤの測定を複数のタイ
ヤ検出装置により測定するもので、測定すべきタイヤ1
上方の車体カバー30の車輪部の内側車輪カバー26に
は、上記実施態様と同様に、複数の送信機に接続された
送信エレメント2、2Aと、受信機に接続された受信エ
レメント3、3Aが所定角度をもって分離配設されてい
る。
【0049】そこで、所定角度離間して配置された各送
信エレメント2、2Aから送信された送信波W1は接地
面Bから反射した反射波W2として各受信エレメント
3、3Aにそれぞれ受信され、これにより二次距離デー
タが測定されることになる。
【0050】そして、複数のタイヤ検出装置10の間か
ら送られてくる二次距離データ間の距離データを比較演
算し、比較演算された何れかの距離データの差が予めメ
モリ部15に設定された接地面Bを基準とする上方また
は下方の許容範囲を超えた際に直ちに異常検知データー
と判断することができる。
【0051】従って、このように複数のタイヤ検出装置
10をタイヤ1の上部に所定角度をもって配置し、これ
らの相関を距離データとしているので検知精度を更に向
上することができる。
【0052】次に、上記タイヤ検出装置10の取付け構
造に付き図6及び図7を参照して説明する。
【0053】タイヤ検出装置の取付け構造は、上記のよ
うに、自動車の車体カバー30の、車輪部の内側車輪カ
バー26の裏側に円弧に沿って配置された送信エレメン
トないし受信エレメントからなる単数または複数のタイ
ヤ検出装置に適用される。
【0054】すなわち、この自動車用盗難防止装置にお
けるタイヤ検出装置10は、図6及び図7に示すように
車体の外部から隠蔽されて内側車輪カバー26に取付け
られており、タイヤ検出装置10の発信機及び受信機の
送・受信面に対応して形成された図6に示す挿通口には
劣化防止機能を有する保護部材としての耐食性防水フィ
ルタ32が取付けられており、また保護部材としてのタ
イヤ検出装置10の発信機及び受信機の送・受信面には
劣化防止機能を有する耐食性防水フィルム34が張り付
けられている。
【0055】従って、上記のように構成されたタイヤ検
出装置の取付け構造によれば、タイヤ検出装置が車体の
車輪カバー部の内側に隠蔽して設置されているので、見
付けにくく安全であり、また、走行中に車輪の回転等に
よりタイヤ検出装置10の送・受信面に、汚泥や跳ね水
等が跳ねかけられても信号授受の感度を長期的に維持す
ることができる。
【0056】尚、上記の自動車用盗難防止装置は、図8
に示すように、タイヤ検出装置10を、システム構成さ
れた自動車盗難防止装置を設けた自動車の直流電力線に
接続して、共有するシステムとして構築することができ
る。
【0057】以下、システム化された自動車盗難防止装
置につき概略説明する。
【0058】すなわち、この自動車盗難防止装置は、全
て自動車内に設置されている直流電力線としてのDCパ
ワーライン36に各種電子装置を接続して電源の供給を
受けると同時に、上記DCパワーライン36に接続され
た各種電子装置及び端末間はデジタル通信により行われ
るようになっている。
【0059】図8に示す符号40は、個人認識識別機能
と通信機能を有する直流バスデバイスであるDCバスデ
バイス38(ICチップ)を内蔵したシガーライタ・I
Dプラグで、このシガーライタ・IDプラグ40は、既
存のシガーライタ・ソケット42に対応している。
【0060】また、符号44は、シガーライタアダプタ
・ソケットであって、このシガーライタアダプタ・ソケ
ット44は、DCパワーライン36に接続されたシガー
ライタ・ソケット42に対応しており、シガーライタア
ダプタ・ソケット44に個人識別タグであるIDタグ4
5が接続して使用され、このIDタグ45は個人照合識
別機能(以下照合ID機能と称する)と通信機能をもつ
DCバスデバイス38を内蔵している。
【0061】そして、シガーライタ・ソケット42は、
DCパワーライン36に接続された車両走行制御機能を
有する電子制御部としてのECU電子制御部46及びブ
レーキ制御部50に盗難防止の為の車両発進制御機能を
動作させる、個人認識識別機能(以下認識ID機能と称
する)と通信機能を有するDCバスデバイス38を内蔵
したシガーライタ・ソケット42を接続する通信端子と
して共通使用できるようになっている。
【0062】車両の発進制御は照合IDの認識によって
行われるようになっており、DCバスデバイス38を内
蔵したシガーライタ・IDプラグ40をシガーライタ・
ソケット42にセットし、エンジンキー52をACC
(アクセサリー電源ライン)の位置に合わせることによ
り、自動的に照合IDはDCパワーライン36を通って
ECU46ブレーキ制御部50のDCバスデバイス38
のメモリに予め設定された認識IDと照合し、その一致
により自動車の発進制御が行われるようになっている。
【0063】すなわち、シガーライタ・IDプラグ40
内のDCバスデバイス38からの照合IDを、エンジン
キー52のACC位置のセットによる電源ONと同時
に、DCパワーライン36を通して車両発進制御部に送
り、照合IDの認識により自動車の発進制御が行われ
る。
【0064】また、既にシガーライタ・IDプラグ40
がシガーライタ・ソケット42にセットされエンジン4
8が始動している状態で、照合IDはECU電子制御部
46及びブレーキ制御部50に内蔵されているDCバス
デバイス38のメモリに予め記憶されている。
【0065】従って、エンジン48始動後にシガーライ
タ・IDプラグ40またはシガーライタアダプタ・ソケ
ット44からシガーライタ・ソケット42またはIDタ
グ45を外しても、既に登録IDは、ECU電子制御部
46及びブレーキ制御部50のメモリに予め記憶されて
いる為にエンジン48は停止しない。
【0066】次に、エンジン48が始動状態において、
エンジンキー52をロック位置に戻すことによりエンジ
ン48は停止し、同時にECU電子制御部46及びブレ
ーキ制御部50のメモリに記憶されていた照合IDは消
滅する。このため、再度エンジンキー52を差込み、A
CC位置及びスタータ位置にセットしてもエンジン48
は始動ができなくなり、セキュリテイー動作に入る。
【0067】DCパワーライン36に接続されている各
種盗難防止装置のそれぞれにDCバスデバイス38が内
蔵されており、これによりDCパワーライン36を電力
線と通信線として共通使用可能とし、車両の発進停止制
御、盗難警報、盗難通報、セキュリティーの各種監視、
管理が行われるようになっている。
【0068】更に、この各盗難防止装置にはDCバスデ
バイス38が内蔵されるようになっており、これによっ
て上記各盗難防止装置をDCパワーライン36の任意の
位置への追加及び変更が容易となり、各装置を追加、変
更しても本システム全体のコントロールを行う主制御部
58が自動的に各装置のDCバスデバイス38固有の個
人識別情報(固有ID)を識別し、システムアップを行
うことができるようになっている。
【0069】DCパワーライン36には、予備バッテリ
ー62を備えた直流電力線(DCパワーライン)切断検
知装置60及び盗難警報出力装置57が接続され、DC
パワーライン36が盗難行為により切断された際には、
自動的に上記DCパワーライン切断検知装置60が動作
して予備バッテリー62を動作させ、盗難警報出力装置
57に予め設定されている連絡先へ車両の異常が通報さ
れるようになっている。
【0070】また、自動車用盗難防止装置は、DCパワ
ーライン36を通信線として使用するDCバス方式であ
るが、これとは別に後述するように専用の通信線を設置
してDCバス方式と同じ機能を動作させることもできる
(図9参照)。
【0071】更に、主制御部58には、システムコント
ロールを行うための主CPU58Aと車両データメモリ
ー72が組み込まれており、自動車内のDCパワーライ
ン36に各種センサ55並びに監視カメラ76を接続す
ることにより、車両に何らかの異常が生じた際に、上記
各種センサ55が検知した異常データー及び監視カメラ
76が捕らえた画像データー等を、上記DCパワーライ
ン36に接続された主制御部58の車両データメモリー
72に記憶させることができる。異常データーとして
は、時間、異常検知回数、異常検知センサの場所、異常
検知距離及び画像が含まれる。
【0072】そして、車両の各所に設置されたセンサ5
5には位置コードが設定されており、異常が検知される
と同時に各センサ55の位置コードが、DCパワーライ
ン36に接続された監視カメラ76に送られる。そこ
で、上記監視カメラ76を、自動的に上記各センサ55
から送られた位置コードの指定された場所に向けて異常
状態を撮影し、DCパワーライン36を通して送信され
たその画像データーは車両データメモリー72に記憶さ
れるようになっている。
【0073】また、上記各センサ55によって検知され
た異常検知データーは、DCパワーライン36に接続さ
れた警報制御部56及び主制御部58に送られ、この警
報制御部56に入った異常検知データーは、盗難警報出
力装置57に予め設定された場所の携帯電話並びにペー
ジャ78を含んだ情報通信装置に、警報並びに異常通報
を行うことで車両の異常が知らせられる。
【0074】そして、主制御部58は、車両のドア開閉
チェック及び各センサ55の異常検知を行い、各センサ
55からの信号が、傾斜、音、振動、加速度、等の単信
号及び複数信号を検出した場合には、何らかの状態で車
両が移動したと認識し、上記信号を分析して車両盗難行
為と判断し、同時に、DCパワーライン36に接続され
たGPS(全地球無線測位システム)80の受信機が動
作してその場所の緯度経度情報を上記車両データメモリ
ー72にリアルタイムで記録し、更に警報制御部56か
ら盗難警報出力装置57により予め設定されている連絡
先へ盗難通報と同時に、盗難車両位置データーをリアム
タイムで送信して車両位置の確認が行われるようになっ
ている。
【0075】一方、専用電源コード77を介してDCパ
ワーライン36に接続されて自動車内に搭載及び装備し
ているカーオーディオ装置74、カーナビゲーション装
置75等、その他の装備品を盗難から防止するために、
それぞれの各種装置に、DCバスデバイス38を接続
し、上記各種装置74、75等の盗難行為が行により専
用電源コード77が切断された際は、上記DCバスデバ
イス38が、主制御部58と各種装置74、75とで行
なわれているチェックデーターの中断により、上記主制
御部58が、どの装置が異常状態を起こしたかを判断
し、上記盗難警報出力装置57により予め設定した指定
先へ警報及び通報を行なうと共に、この異常検知データ
ーは車両データメモリー72に記憶されるようになって
いる。
【0076】また、セキュリティー表示装置81は、車
両異常検知データーの表示機能の他に通信機能を内蔵さ
せて、ガードマネージメントインターフェイス66を通
して外部の携帯電話64を含んだ通信装置との通信を可
能とする携帯電話の機能を有し、自動車室内での電話シ
ステムを構成している。
【0077】上記のように構成された自動車用盗難防止
装置は、DCパワーライン36を使用して盗難防止装置
間の通信をDCバスデバイスによりデジタル制御によっ
て行われる。
【0078】本自動車用盗難防止装置の主要動作となる
セキュリティーID(個人識別コード)は、自動車を盗
難から守る為の重要なキーの役目を持っており、このI
Dにより、自動車の発進阻止装置の制御が行われてい
る。自動車の発進阻止及び阻止は、このIDの認証行為
により行われる。
【0079】自動車の発進阻止及び解除を行う装置は、
エンジンコントロール機能を持ったECU(電子制御
部)46とそのコントロールによるブレーキ制御部50
により行われる。ブレーキ制御部50は、スタータ(電
動機)及び燃料供給部(燃料ポンプ)その他の装置が含
まれエンジン48の始動を阻止する機能を有している。
【0080】ECU電子制御部46及びブレーキ制御部
50の各装置に組込まれているDCバスデバイス38の
中には、予め自動車固有のIDコードが設定されてお
り、このIDコードは、複雑な数字を用いて構成されて
おり、解読が困難な内容となっている。DCバスデバイ
ス38の装着は、自動車メーカが予め車両に内蔵する場
合と、自動車購入後にそれぞれの装置に必要に応じて装
着する場合の2通りがある。
【0081】次に、IDの認証操作は、シガーライタI
Dプラグ40をDCパワーライン36に接続されている
シガーライタ・ソケット42にセット(IDタグ45を
IDタグ端子54にセットしても良い)することによ
り、プラグに内蔵されているDCバスデバイス38はI
D認証の準備に入る。
【0082】次いで、エンジンキー52をACCの位置
に回すことにより、シガーライタ・ソケット42の電源
ラインはON状態となり、同時に、シガーライタIDプ
ラグ40に内蔵されているDCバスデバイス38は、盗
難防止制御を行う為の制御IDを、ECU電子制御部4
6及びブレーキ制御部50の各装置にDCパワーライン
36を通して送信を行う。
【0083】受信側であるECU電子制御部46又はブ
レーキ制御部50の各装置には予めIDコードがDCバ
スデバイス38及びメモリー内に保持されており、ID
コードの受信と同時にIDの認証が行われる。
【0084】その結果、IDの照合が一致した場合は、
ECU電子制御部46又はブレーキ制御部50の各発進
阻止装置の制御は解除されてエンジンは始動可能となり
自動車は運転状態となる。尚、上記認証動作において、
IDコードが一致しない場合はECU電子制御部46又
はブレーキ制御部50の各装置発進阻止機能が解除され
ずエンジン48を始動することができないようになって
いる。
【0085】各センサ55により検出された異常検知デ
ーターとしての検出信号は、警報制御部56に入力さ
れ、警報制御部56に予め設定されている車両の警報出
力装置から警報を周囲に発する。一般に警報は、サイレ
ン、カーフォン、ヘッドライトの点滅などにより行われ
る。
【0086】また、各センサ55により検出された異常
データとしての検出信号は、警報制御部56に入力され
る。警報制御部56には予め車両異常検知時に通報する
指定場所が設定されており、盗難警報出力装置57から
指定場所に通報される。
【0087】また、ガードマネージメントインターフェ
イス66は、外部の遠隔地から車両のセキュリテイ状況
をチェックする場合に、携帯電話64を含んだ情報通信
装置又は固定電話68、インターネット回線70、等を
車両側の盗難防止装置に接続する為のインターフェイス
機能を有している。ガードマネージメントインターフェ
イス66は、DCバスデバイス38及び外部と通信を行
うための通信機能を備えた装置が内蔵されている。
【0088】ガードマネージメントインターフェイス6
6に、外部(携帯電話、固定電話、インターネット回
線)から接続信号が入力されると、このガードマネージ
メントインターフェイス66は、主制御部58の車両検
知メモリー部から異常データを取り出し、携帯電話64
を含んだ情報通信装置、固定電話68、インターネット
回線70のそれぞれに接続先に異常検知データー(履歴
データ)を送信する。
【0089】受信側は、異常検知データ(履歴データを
含む)を受信し、各種の車両セキュリテイー状況をチェ
ックすることができ、車両状況の把握及び確認を行うこ
とができる機能を有している。尚、ガードマネージメン
トインターフェイス66は、外部の通信インターフェイ
ス装置として、電話通信、GPSデーター通信、異常デ
ーター通信、カーオーディオ、カーナビゲーションなど
の車両内装置の盗難検知通信、インターネット回線、等
により通信が行われる。
【0090】自動車が盗難にあった場合に、盗難車がど
こにあるかを確認するには、GPS装置80が利用され
る。GPS装置80は、車両内に設置して外からその存
在が確認できない場所に設置する。GPSユニット内に
は、DCバスデバイス38を内蔵させ、DCパワーライ
ン36に接続してGPS位置コントロールは、主制御部
58が制御する。車両が盗難に合った場合は、遠隔地か
らの車両セキュリテイー確認動作を行うことによって盗
難車両の位置を確認することができる。
【0091】従って、本発明の自動車用盗難防止装置に
よれば、自動車用盗難防止装置のシステムと組み合わせ
て使用することができるので、自動車用の盗難防止と併
せてシステム化することができ、異常検知データーは、
遠隔地でも携帯電話を含んだ情報通信装置で確認するこ
とができる。
【0092】次に、別の実施形態に付き図9を参照して
説明する。図9は本発明の自動車用盗難防止装置の別の
実施形態に係り、自動車の車輪の測定信号を処理する信
号処理部のブロック図である。尚、上記実施形態に示さ
れた構成部と同一構成部については同一符号を付して重
複する説明を省略する。
【0093】本実施形態に係るタイヤ検出装置10は、
このタイヤ検出装置10からの検出信号を、直流電力線
36を使用せずに専用の通信線を使用して警報制御部5
6を介して盗難警報出力装置57に出力するように構成
されている。
【0094】すなわち、送信エレメント2と受信エレメ
ント3によって測定され、異常検知データーと判断され
た検出信号は、専用の通信線を使用して警報制御部56
に送られ、この警報制御部56に入った検出信号は、盗
難警報出力装置57に予め設定された場所の携帯電話並
びにページャ78を含んだ情報通信装置に、警報並びに
異常通報を行うことで車両の異常が知らせられる。
【0095】このようにタイヤ検出装置10を、直流電
力線36を用いない専用の通信線を用いた自動車用盗難
防止装置のシステムと組み合わせて使用すること、自動
車用の盗難防止と併せてシステム化することができ、異
常検知データーは、遠隔地でも携帯電話を含んだ情報通
信装置で確認することができる。
【0096】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0097】以上詳述した如く本願の請求項1記載の発
明によると、最初の距離データと一次距離データの差、
又は複数のタイヤ検出装置間から送られてくる二次距離
データ間の距離データの差が、予め記憶部に設定された
接地面を基準とする上方の許容範囲を超えた際に、何ら
かの遮蔽物が測定経路内に挿入されて測定距離が短縮す
ることで異常検知データーと判断することができ、この
異常検知データーは、遠隔地でも携帯電話を含んだ情報
通信装置で確認することができる。
【0098】請求項2記載の発明によると、最初の距離
データと一次距離データ、又は複数のタイヤ検出装置間
から送られてくる二次距離データ間の距離データの差
が、予め記憶部に設定された接地面を基準とする下方の
許容範囲を超えた際に、タイヤ検出装置の送信機と受信
機との間の測定距離が伸長することで車輪がジャッキな
どで持ち上げられたと判断することができ、この異常検
知データーは、遠隔地でも携帯電話を含んだ情報通信装
置で確認することができる。
【0099】請求項3記載の発明によると、複数の測定
距離データの相関をとって距離データとしているので、
検知精度を更に向上することができる。
【0100】請求項4記載の発明によると、タイヤ検出
装置が車体の車輪カバー部の内側に隠蔽して設置されて
いるので、第三者には見付けにくく安全である。
【0101】請求項5記載の発明によると、走行中に車
輪の回転等によりタイヤ検出装置の送・受信面に、汚泥
や跳ね水等が跳ねかけられても信号授受の感度を長期的
に維持することができる。
【0102】請求項6記載の発明によると、タイヤ検出
装置を、自動車用盗難防止装置のシステムと組み合わせ
て使用することができるので、自動車用の盗難防止と併
せてシステム化することができ、異常検知データーは、
遠隔地でも携帯電話を含んだ情報通信装置で確認するこ
とができる。
【0103】請求項7記載の発明によると、タイヤ検出
装置を、直流電力線を用いない専用の通信線を用いた自
動車用盗難防止装置のシステムと組み合わせて使用する
ことができるので、自動車用の盗難防止と併せてシステ
ム化することができ、異常検知データーは、遠隔地でも
携帯電話を含んだ情報通信装置で確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用盗難防止装置に係り、自動車
の車輪の測定信号を処理する信号処理部のブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1実施形態に係り、自動車用盗難防
止装置におけるタイヤ検出装置による車輪の測定態様の
説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係り、自動車用盗難防
止装置におけるタイヤ検出装置による車輪の測定態様の
説明図である。
【図4】タイヤ検出装置による他の測定態様を示す車輪
の側面図である。
【図5】タイヤ検出装置による上記測定態様を示す車輪
の断面図である。
【図6】タイヤ検出装置の取付け状態を示す断面図であ
る。
【図7】タイヤ検出装置の取付け状態の変形例を示す断
面図である。
【図8】タイヤ検出装置を接続して使用される自動車用
盗難防止装置の全体システム構成のブロック図である。
【図9】本発明の自動車用盗難防止装置の別の実施形態
に係り、自動車の車輪の測定信号を処理する信号処理部
のブロック図である。
【図10】従来の自動車盗難防止装置に使用されている
各種専用センサのシステム構成図である。
【符号の説明】
1 タイヤ(車輪) 2、2A 送信エレメント 3、3A 受信エレメント 4 送信機 5 受信機 6 送信波発振部 8 コンパレーション部 10 タイヤ検出装置 12 同期制御部 14 制御部 15 メモリ部(記憶部) 16 出力部 18 電源部 20 スイッチ 22 盗難防止装置 24 ジャッキ 26 内側車輪カバー 28 タイヤホイール 30 車体カバー 34 耐食性防水フィルム 36 DCパワーライン(直流電力
線) 38 DCバスデバイス(直流バスデ
バイス) 40 シガーライタ・IDプラグ 42 シガーライタ・ソケット 44 シガーライタアダプタ・ソケッ
ト 45 IDタグ 46 ECU(電子制御部) 48 エンジン 50 ブレーキ制御部 52 エンジンキー 54 IDタグ端子 55 センサ 56 警報制御部 57 盗難警報出力装置 58 主制御部 60 パワーライン切断検知装置 62 予備バッテリー 64 携帯電話 66 ガードマネージメントインター
フェイス 68 固定電話 70 インターネット回線 72 車両データメモリー 74 カーオーディオ装置 75 カーナビゲーション装置 76 監視カメラ 77 専用電源コード 78 ページャ 80 GPS装置 81 セキュリティー表示装置 B 地面(接地面) 58A 主CPU B 接地面 L1′、L2 一次距離データ L1 初期距離データ L3 初期距離データと一次距離デー
タの差 W1 送信波 W2 反射波 c 音速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 13/00 G08B 13/00 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車輪の車軸と交叉する外側面に
    沿って車輪1の上方から接地面Bに向けて測定信号を発
    する発信機4と接地面Bから反射した測定信号を受信す
    る受信機5とから成るタイヤ検出装置10であって、 上記タイヤ検出装置10の送・受信機4、5によって測
    定された最初の距離データを、制御部14の記憶部15
    に初期距離データL1として記憶すると共に、該初期距
    離データL1に対し、リアルタイム又は間欠タイムで送
    られてくる一次距離データL1′を比較演算し、又は上
    記一次距離データL1′とは別に複数のタイヤ検出装置
    間から送られてくる二次距離データ間の距離データを比
    較演算し、比較演算された何れかの距離データの差が予
    め記憶部15に設定された接地面Bを基準とする上方の
    許容範囲を超えた際に異常検知データーと判断して、こ
    の異常検知データーを検出信号として携帯電話を含んだ
    情報通信装置に出力するようにしたことを特徴とする自
    動車用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 自動車の車輪の車軸と交叉する外側面に
    沿って車輪1の上方から接地面Bに向けて測定信号を発
    する発信機4と接地面Bから反射した測定信号を受信す
    る受信機5とから成るタイヤ検出装置10であって、 上記タイヤ検出装置10の送・受信機4、5によって測
    定された最初の距離データを、制御部14の記憶部15
    に初期距離データL1として記憶すると共に、該初期距
    離データL1に対し、リアルタイム又は間欠タイムで送
    られてくる一次距離データL2を比較演算し、又は上記
    一次距離データL2とは別に複数のタイヤ検出装置間か
    ら送られてくる二次距離データ間の距離データを比較演
    算し、比較演算された何れかの距離データの差L3が予
    め記憶部15に設定された接地面を基準とする下方の許
    容範囲を超えた際に異常検知データーと判断して、この
    異常検知データーを検出信号として携帯電話を含んだ情
    報通信装置に出力するようにしたことを特徴とする自動
    車用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 車体の車輪カバー部26に車輪1に対応
    して複数個のタイヤ検出装置10を配設し、各タイヤ検
    出装置10で測定された距離データの相関を距離データ
    とすることを特徴とする請求項1または2に記載の自動
    車用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 上記タイヤ検出装置10は、車体の車輪
    カバー部26の内側に隠蔽して設置されている請求項1
    〜3の何れかに記載の自動車用盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 上記タイヤ検出装置10は、発信機4及
    び受信機5の少なくとも送・受信面が、劣化防止機能を
    有する保護部材32、34で覆われている請求項1〜4
    の何れかに記載の自動車用盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 上記タイヤ検出装置10は、直流電力線
    36に接続されており、上記直流電力線36が個人照合
    識別機能と通信機能を有する直流バスデバイス38を内
    蔵したシガーライタ・プラグ40を接続すると共に、該
    シガーライタ・プラグ40に対応して個人照合識別機能
    と通信機能を有する直流バスデバイス38を内蔵した個
    人識別タグを接続したシガーライタ・ソケット42を設
    け、上記直流電力線36に接続された車両発進制御部
    が、直流バスデバイスを内蔵したシガーライタ・個人識
    別情報プラグをシガーライタ・ソケット42にセット
    し、エンジン・キー52により通電することにより、個
    人照合識別情報を、直流電力線36を通して上記制御部
    及びブレーキ制御部50の直流バスデバイスメモリーに
    予め設定されている個人認識識別情報と照合し、その一
    致により自動車の発進制御を行なうにしたシステムを構
    築し、上記制御部14が、上記タイヤ検出装置10によ
    る最初の測定の際は、上記エンジン・キー52の遮断に
    より通電状態となった上記タイヤ検出装置10の送・受
    信機4、5によって距離データの測定を開始し、上記エ
    ンジン・キー52の通電により上記タイヤ検出装置10
    の電源が遮断状態となるようにしたことを特徴とする請
    求項1〜5の何れかに記載の自動車用盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 上記タイヤ検出装置10は、該タイヤ検
    出装置10からの検出信号を、専用の通信線により警報
    制御部56を介して盗難警報出力装置57に出力するよ
    うになっている請求項1〜5の何れかに記載の自動車用
    盗難防止装置。
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