JP2003334264A - テニスラケット等のガット張り装置におけるガットクランプ機構 - Google Patents

テニスラケット等のガット張り装置におけるガットクランプ機構

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JP2003334264A JP2002213629A JP2002213629A JP2003334264A JP 2003334264 A JP2003334264 A JP 2003334264A JP 2002213629 A JP2002213629 A JP 2002213629A JP 2002213629 A JP2002213629 A JP 2002213629A JP 2003334264 A JP2003334264 A JP 2003334264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプ台固定レバーを一旦締め付け方向に
回した後は勝手に戻らなくする。一対の挟持体による挟
持を解除したときには自動的にクランプ台固定レバーが
締め付け解除方向に戻るようにする。 【解決手段】 クランプ台本体部8の上面における支持
ポスト3の近傍に、ロックピン9を出没自在に設ける。
そしてまた、拡圧コイルバネを介して常時上端が突出す
るようにする。該ロックピン9を、支持ポスト3におけ
る円筒体3bが落下するとき、その下端部が衝接して押
し込むようにする。クランプ台固定レバー25の円盤状
の基部25aの下面に、ロックピン9の上端部が半分程
度嵌まる半円状の切欠き26を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテニスラケット等の
ガット張り装置におけるガットクランプ機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テニスやバドミントン等のラケットのガ
ット張り装置は、図26、図27に示す如く、ラケット
の固定台100、100と、ガットクランプ機構10
1、101と、ガットを所定の圧力で引っ張るテンショ
ンユニット102とからなるものである。
【0003】そして、該装置におけるガットクランプ機
構101は、ガイドレール103に沿って左右方向に移
動調節自在のクランプ台101Aと、該クランプ台10
1A上に立設した支持ポスト101Bと、一方側101
C′を前記支持ポスト101Bの上端に固着すると共に
他方側101C″を該一方側101C′に接離自在に設
け、相互間に拡圧コイルバネ(図示せず。)を介在させ
た一対の挟持体101Cと、該一対の挟持体101Cを
合わせた状態で貫挿する軸杆101Dを有すると共に該
軸杆101Dの先端部に刻設したネジ部に締め付け調整
ナット101Eを螺装した押圧板101Fと、該押圧板
101Fの一端部に枢着したクランプハンドル101G
とからなるものである。尚、前記支持ポスト101B
は、クランプ台101Aに固着した円筒体101B′
と、一対の挟持体101Cの一方側101C′を固着
し、該円筒体101B′に摺動自在に嵌挿する円柱体1
01B″とからなっている。また、101Hは、クラン
プ台101Aに設けた、これとレール103との締め付
け調整ネジ、101Iはクランプ台101Aをレールに
固定するレバーである。
【0004】そして、ガットをクランプするときには、
クランプハンドル101Gを押し下げることによって行
う。これにより押圧板101Fが下端が外側に上端が内
側に傾いて一方側の挟持体101C″を押圧し、一対の
挟持体101C間にガットを挟持するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、斯かる従来の
ガットクランプ機構にあっては、次の如き問題点があ
る。その第1の問題点は、クランプ台固定レバー101
Iが何らかのはずみで勝手に戻ってしまうことである。
即ち、クランプ台固定レバー101Iを締め付け方向に
回してクランプ台101Aをレール103上における所
定の位置及び角度に固定した状態においてガット張りの
作業をする際に、手が当たったり、ガットがからまった
りする等何らかのはずみでショックが加わると、該クラ
ンプ台固定レバー101Iが締め付け解除方向に勝手に
戻ってしまうことである。この場合には、それまで張っ
ていたものが全てゆるんでしまい、無駄な手間と時間を
要することになる。
【0006】また、ガットクランプ作業は、先ずクラン
プハンドル101Gを押し下げて一対の挟持体101C
間にガットを挟持させ、次にクランプ台固定レバー10
1Iを締め付け方向に回してこれをレール103上の所
定の位置に固定し、その後再びクランプハンドル101
Gを上げて一対の挟持体101Cによる挟持を解除し、
最後にクランプ台固定レバー101Iを締め付け解除方
向へ押し戻す、という一連の作業によって成り立ってい
る。しかし、このように少なくとも4つの作業工程を要
する分、作業能率が悪かった。これが第2の問題点であ
る。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、クランプ台固定レバーを一旦締め付け方向に回し
た後は、手が接触する等の何らかのショックが加わった
としても勝手にこれが戻ることがなく、またクランプハ
ンドルを上げて一対の挟持体による挟持を解除したとき
には自動的にクランプ台固定レバーが締め付け解除方向
に戻るようになし、もって上記の問題点を悉く解消する
ことができるようになしたガットクランプ機構を提供せ
んとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨と
するところは、以下の通りである。 (1)レールと、クランプ台と、該クランプ台上に立設
した支持ポストと、該支持ポストの上端部に設けたガッ
トを挟持する一対の挟持体及びこれを開閉するクランプ
ハンドルからなり、更に前記クランプ台を、平面船形を
なした本体部と、該本体部内において前後方向移動自在
に収容すると共に本体部との間に設けた拡圧コイルバネ
をもって常時後退するよう附勢し、更に後端部に前端が
後記押圧作動子の後端部に接触する締め付け調整ネジを
螺装した枠状押圧作動体と、本体部の中央部に設けた嵌
合孔に上下方向摺動自在に嵌合した、逆円錐台形部分
と、これの下部に一体的に連成したレールの溝と略同じ
幅の板状部分とからなる制動体と、該制動体の下部に連
結する、前記制動体における板状部分と同じ幅の板状部
分と、これの下部に一体的に連成した、該板状部分より
幅の広い板状部分とからなる挟持体と、本体部に設けた
前記制動体の嵌合孔におけるテーパー状の斜面に設けた
嵌合孔に前後方向移動自在に嵌合し、制動体における逆
円錐台形部分に接触する、前端面を該逆円錐台形部分の
テーパーに合わせた形状とした押圧作動子と、本体部の
前記制動体の嵌合孔より前方に設けたカム軸支承筒に回
動自在に支承した、軸方向中央部に偏心カムを一体的に
形成したカム軸と、該カム軸の前記本体部から突出する
上端部に円盤状の基部を固着したクランプ台固定レバー
とをもって構成してなるテニスラケット等のガット張り
装置におけるガットクランプ機構において、円柱体と、
これを摺動自在に嵌挿する円筒体とからなる支持ポスト
を、その円柱体をクランプ台に、円筒体を一対の挟持体
の一方側に固着し、またクランプ台の上面における支持
ポストの近傍であって、該支持ポストにおける円筒体が
落下したときにその下端が接触する位置に、ロックピン
を出没自在に設けると共に、拡圧コイルバネを介して常
時上端が突出するように附勢し、更にクランプ台固定レ
バーの円盤状の基部の下面における前部に、前記ロック
ピンの上端部が半分程度嵌まる半円状の切欠きを設ける
と共に、中心におけるカム軸挿通孔の外側に、前記本体
部の上面に設けたストッパーピンが摺動自在に嵌合する
所定の長さの弧状溝を設けたことを特徴とするテニスラ
ケット等のガット張り装置におけるガットクランプ機
構。
【0009】(2)レールと、クランプ台と、該クラン
プ台上に立設した支持ポストと、該支持ポストの上端部
に設けたガットを挟持する一対の挟持体及びこれを開閉
するクランプハンドルからなり、更に前記クランプ台
を、平面船形をなした本体部と、該本体部内において前
後方向移動自在に収容すると共に本体部との間に設けた
拡圧コイルバネをもって常時後退するよう附勢し、更に
後端部に前端が後記押圧作動子の後端部に接触する締め
付け調整ネジを螺装した枠状押圧作動体と、本体部の中
央部に設けた嵌合孔に上下方向摺動自在に嵌合した、逆
円錐台形部分と、これの下部に一体的に連成したレール
の溝と略同じ幅の板状部分とからなる制動体と、該制動
体の下部に連結する、前記制動体における板状部分と同
じ幅の板状部分と、これの下部に一体的に連成した、該
板状部分より幅の広い板状部分とからなる挟持体と、本
体部に設けた前記制動体の嵌合孔におけるテーパー状の
斜面に設けた嵌合孔に前後方向移動自在に嵌合し、制動
体における逆円錐台形部分に接触する、前端面を該逆円
錐台形部分のテーパーに合わせた形状とした押圧作動子
と、本体部の前記制動体の嵌合孔より前方に設けたカム
軸支承筒に回動自在に支承した、軸方向中央部に偏心カ
ムを一体的に形成したカム軸と、該カム軸の前記本体部
から突出する上端部に円盤状の基部を固着したクランプ
台固定レバーとをもって構成してなるテニスラケット等
のガット張り装置におけるガットクランプ機構におい
て、円柱体と、これを摺動自在に嵌挿する円筒体とから
なる支持ポストを、その円柱体をクランプ台に、円筒体
を一対の挟持体の一方側に固着し、またクランプ台の上
面における支持ポストの近傍であって、該支持ポストに
おける円筒体が落下したときにその下端が接触する位置
に、ロックピンを出没自在に設けると共に、拡圧コイル
バネを介して常時上端が突出するように附勢し、更にク
ランプ台固定レバーの円盤状の基部の下面における前部
に、前記ロックピンの上端部が半分程度嵌まる半円状の
切欠きを設けると共に、中心におけるカム軸挿通孔の外
側に、前記本体部の上面に設けたストッパーピンが摺動
自在に嵌合する所定の長さの弧状溝を設け、更にクラン
プ台固定レバーの円盤状の基部の前部における半円状の
切欠きの位置に、下端が前記ロックピンの上端に接触す
るロック解除操作ピンを上下方向移動自在に貫設したこ
とを特徴とするテニスラケット等のガット張り装置にお
けるガットクランプ機構。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1実施
形態の斜視図、図2は同正面図、図3は支持ポストにお
ける円筒体を円柱体から外した状態の右側面図、図4は
支持ポストを途中で切断し、上蓋を外した状態の平面
図、図5は図4中A−A線断面図、図6はクランプ台固
定レバーの正面図、図7は同左側面図、図8は同底面
図、図9はカム軸の正面図、図10は同右側面図、図1
1は同平面図、図12は枠状押圧作動体の正面図、図1
3は同平面図、図14は制動体の正面図、図15は同底
面図、図16は押圧作動子の斜視図、図17は挟持体の
正面図、図18は同平面図、図19はフリー状態の平面
図、図20はフリー状態の斜視図、図21は固定状態の
平面図、図22は固定状態の斜視図である。
【0011】図中、1は中央に溝1aを有するレールで
ある。2はクランプ台である。尚、該クランプ台2の詳
細は後述する。3は前記クランプ台2上に立設した支持
ポストである。また、該支持ポスト3は、従来品におけ
る支持ポストと異なり、円柱体3aをクランプ台2に固
着し、これを摺動自在に嵌挿する円筒体3bを後記一対
の挟持体の一方側に固着している。
【0012】4は一対の挟持体であり、一方側4aを前
記支持ポスト3の円筒体3bの上端に固着すると共に他
方側4bを該一方側4aに接離自在に設け、相互間に拡
圧コイルバネ(図示せず。)を介在させてなるものであ
る。
【0013】5は前記一対の挟持体4を合わせた状態で
貫挿する軸杆5aを有すると共に該軸杆5aの先端部に
刻設したネジ部に締め付けナット6を螺装した押圧板で
ある。7は前記押圧板5の一端部に枢着したクランプハ
ンドルである。
【0014】本発明に係るガットクランプ機構は従来と
同様に上記の部材をもって構成されるものである。そし
てまた、前記クランプ台2は次の如き部材をもって構成
されている。
【0015】8はクランプ台2の本体部であり、平面船
形をなし、先細となった一端側に前記支持ポスト3にお
ける円柱体3aを立設している。また、該支持ポスト3
より後方側であって該支持ポスト3における円筒体3b
が落下したときその下端が接触する位置に、ロックピン
9を出没自在に設けると共に、該ロックピン9を拡圧コ
イルバネ10をもって常時上端が突出するように附勢し
ている。
【0016】更にまた、該本体部8には、後記枠状押圧
作動体を前後方向移動自在に収容する凹部11と、略中
央部に設けた後記制動体を上下方向摺動自在に嵌合する
嵌合孔12と、該制動体の嵌合孔12と前記ロックピン
9との間に設けたカム軸支承孔13とを夫々設けてい
る。そしてまた、前記ロックピン9と反対側の位置にお
ける前記制動体の嵌合孔12のテーパー状の斜面には、
前記枠状押圧作動体を収容する凹部11に連通し、後記
押圧作動子を前後方向移動自在に嵌合する嵌合孔14を
設けている。また、8′は本体部8の後端部に設けた後
記締め付け調整ネジの挿通孔、8aは本体部8の上蓋で
ある。
【0017】15は前記本体部8の凹部11に前後方向
移動自在に収容する枠状押圧作動体である。また、該枠
状押圧作動体15は、その平面形状を本体部8と同様の
船形とし、後部中央には前後方向に進退するように締め
付け調整ネジ16を螺装している。
【0018】17は前記本体部8の制動体の嵌合孔12
に上下方向摺動自在に嵌合する制動体である。また、該
制動体17は、逆円錐台形部分17aと、これの下部に
一体的に連成した、レール1の溝1aと略同じ幅の板状
部分17bとからなるものであり、該板状部分17bに
は、その下面に連結ネジ19、19を螺合するネジ孔1
8、18を設けている。
【0019】20は挟持体であり、前記連結ネジ19、
19をもって前記制動体17と連結一体化するものであ
る。また、該挟持体20は、前記制動体17における板
状部分17bと同じ幅の板状部分20aと、該板状部分
20aの下部に一体的に連成した、該板状部分2aより
幅の広い板状部分20bとからなるものであり、該板状
部分20bには前記連結ネジ19、19を螺合するネジ
孔21、21を設けている。
【0020】22は前記本体部8の嵌合孔14に前後方
向移動自在に嵌合する押圧作動子であり、前端面を前記
制動体17における逆円錐台形部分17aのテーパーに
合わせた形状としている。
【0021】23は前記本体部8のカム軸支承孔13に
回動自在に嵌合するカム軸であり、軸方向中央部に偏心
カム24を一体的に形成している。
【0022】25は前記カム軸23の本体部8からの突
出部分に固着するクランプ台固定レバーである。また、
該クランプ台固定レバー25は、円盤状の基部25aの
下面における前部に、前記ロックピン9の上端部が半分
程度嵌まる半円状の切欠き26を設けると共に、中心部
におけるカム軸挿通孔27の外側に、前記本体部8の上
面に設けたストッパーピン28が摺動自在に嵌合する所
定の長さの弧状溝29を設けている。尚、30は連結ピ
ンの挿通孔である。
【0023】31、31は前記本体部8と前記枠状押圧
作動体15の後部側内面との間に設けた拡圧コイルバネ
であり、該枠状押圧作動体15を常時後退するよう附勢
するものである。また、32は前記枠状押圧作動体15
の外面と前記締め付け調整ネジ16のつまみ部16aと
の間に設けたゆるみ止め用の拡圧コイルバネである。
【0024】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。図19に示す如くクランプ台固定レバー25を矢標
方向に回すと、カム軸23が回って、その偏心カム24
も前方側にずれる。これに伴い枠状押圧作動体15はそ
の前端側内面が前方側に押し出され、拡圧コイルバネ3
1、31の作用に抗して前方側に移動する。
【0025】そしてまた、これに伴い該枠状押圧作動体
15に螺装した締め付け調整ネジ16の前端が押圧作動
子22を前方に押し出し、その前端面を制動体17にお
ける逆円錐台形部分17aに強く押し付ける。これによ
り制動体17に対して本体部8は水平方向への回動が阻
止されることになる。またこれと同時に制動体17は押
圧作動子22によって斜め下方から上方に押し上げられ
るよう作用し、これにより連結ネジ19、19をもって
一体化された挟持体20が引き上げられ、これら本体部
8の下面と、挟持体20の板状部分20bとの間にレー
ル1を強く挟み付け、もって本体部8をレール1におけ
る所定の位置に固定するものである。
【0026】そしてまた、この状態となったときには、
図21及び図22に示す如く、クランプ台固定レバー2
5における基部25aに設けた半円状の切欠き26に、
本体部8に設けたロックピン9が上昇して嵌まり込む。
したがって、この状態は強固に維持され、何らかのショ
ックが加わったとしてもクランプ台固定レバー25は元
の締め付け解除方向に勝手に戻らないものである。
【0027】そして更に、クランプハンドル7を上げて
一対の挟持体4による挟持を解除したときは、そのまま
手の力をゆるめれば支持ポスト3の円筒体3bが落下
し、その下端部が衝撃によってロックピン9を瞬間的に
押し込む。これによりロックピン9はクランプ台固定レ
バー25における基部25aに設けた半円状の切欠き2
6から外れ、もってロックが解除されてクランプ台固定
レバー25は自動的に元の締め付け解除方向に戻るもの
である。
【0028】次に、図23乃至図25に示した本発明の
第2実施形態について説明する。図23は要部を断面で
示した側面図、図24はロック状態における斜視図、図
25はロック解除状態における斜視図である。
【0029】本実施形態は、前記第1実施形態に次の構
成を付加してなるものである。而して、その付加した構
成は、クランプ台固定レバー25の円盤状の基部25a
の前部における半円状の切欠き26の位置に、下端がロ
ックピン9の上端に接触するロック解除操作ピン33を
上下方向移動自在に貫設した点にある。また、34は抜
け止め用のCリングである。尚、図において第1実施形
態と同一の部材には同一の符号を付し、詳細な説明は省
略する。
【0030】而して、本実施形態の場合には、前記第1
実施形態の作用に加えて、ロック解除操作ピン33を押
し下げてロックピン9を押し込み、もってロックを解除
することも可能となすものである。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であるか
ら、クランプ台固定レバーを一旦締め付け方向に回した
後は、何らかのショックが加わったとしても簡単には元
の締め付け解除方向に戻らないものである。また、請求
項1記載の構成の場合には、クランプハンドルを上げて
一対の挟持体による挟持を解除したときにおいて、自動
的にクランプ台固定レバーが締め付け解除方向に戻るも
のであり、もって作業能率を向上させることができるも
のである。
【0032】また、請求項2記載の構成の場合には、前
記請求項1記載の構成の場合の作用、効果に加えて、ロ
ック解除操作ピンを押し下げてロックピンを押し込むこ
とによるロック解除も可能となるものであり、より使い
勝手か良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の支持ポストにおける円
筒体を円柱体から外した状態の右側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の支持ポストを途中で切
断し、上蓋を外した状態の平面図である。
【図5】図4中A−A線断面図である。
【図6】クランプ台固定レバーの正面図である。
【図7】クランプ台固定レバーの左側面図である。
【図8】クランプ台固定レバーの底面図である。
【図9】カム軸の正面図である。
【図10】カム軸の右側面図である。
【図11】カム軸の平面図である。
【図12】枠状押圧作動体の正面図である。
【図13】枠状押圧作動体の平面図である。
【図14】制動体の正面図である。
【図15】制動体の底面図である。
【図16】押圧作動子の斜視図である。
【図17】挟持体の正面図である。
【図18】挟持体の平面図である。
【図19】本発明のフリー状態の平面図である。
【図20】本発明のフリー状態の斜視図である。
【図21】本発明の固定状態の平面図である。
【図22】本発明の固定状態の斜視図である。
【図23】本発明の第2実施形態の要部を断面で示した
側面図である。
【図24】本発明の第2実施形態のロック状態における
斜視図である。
【図25】本発明の第2実施形態のロック解除状態にお
ける斜視図である。
【図26】従来のテニスラケット等のガット張り装置の
説明図である。
【図27】従来のガットクランプ機構の説明図である。
【符号の説明】
1 レール 2 クランプ台 3 支持ポスト 3a 支持ポストにおける円柱体 3b 支持ポストにおける円筒体 4 一対の挟持体 7 クランプハンドル 8 クランプ台の本体部 9 ロックピン 15 枠状押圧作動体 16 締め付け調整ネジ 17 制動体 17a 制動体における逆円錐台形部分 17b 制動体における板状部分 20 挟持体 20a 挟持体における板状部分 20b 挟持体における板状部分 22 押圧作動子 23 カム軸 24 偏心カム 25 クランプ台固定レバー 26 半円状の切欠き 27 カム軸挿通孔 28 ストッパーピン 29 弧状溝 31、31 拡圧コイルバネ 33 ロック解除操作ピン 34 抜け止め用のCリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールと、クランプ台と、該クランプ台
    上に立設した支持ポストと、該支持ポストの上端部に設
    けたガットを挟持する一対の挟持体及びこれを開閉する
    クランプハンドルからなり、更に前記クランプ台を、平
    面船形をなした本体部と、該本体部内において前後方向
    移動自在に収容すると共に本体部との間に設けた拡圧コ
    イルバネをもって常時後退するよう附勢し、更に後端部
    に前端が後記押圧作動子の後端部に接触する締め付け調
    整ネジを螺装した枠状押圧作動体と、本体部の中央部に
    設けた嵌合孔に上下方向摺動自在に嵌合した、逆円錐台
    形部分と、これの下部に一体的に連成したレールの溝と
    略同じ幅の板状部分とからなる制動体と、該制動体の下
    部に連結する、前記制動体における板状部分と同じ幅の
    板状部分と、これの下部に一体的に連成した、該板状部
    分より幅の広い板状部分とからなる挟持体と、本体部に
    設けた前記制動体の嵌合孔におけるテーパー状の斜面に
    設けた嵌合孔に前後方向移動自在に嵌合し、制動体にお
    ける逆円錐台形部分に接触する、前端面を該逆円錐台形
    部分のテーパーに合わせた形状とした押圧作動子と、本
    体部の前記制動体の嵌合孔より前方に設けたカム軸支承
    筒に回動自在に支承した、軸方向中央部に偏心カムを一
    体的に形成したカム軸と、該カム軸の前記本体部から突
    出する上端部に円盤状の基部を固着したクランプ台固定
    レバーとをもって構成してなるテニスラケット等のガッ
    ト張り装置におけるガットクランプ機構において、円柱
    体と、これを摺動自在に嵌挿する円筒体とからなる支持
    ポストを、その円柱体をクランプ台に、円筒体を一対の
    挟持体の一方側に固着し、またクランプ台の上面におけ
    る支持ポストの近傍であって、該支持ポストにおける円
    筒体が落下したときにその下端が接触する位置に、ロッ
    クピンを出没自在に設けると共に、拡圧コイルバネを介
    して常時上端が突出するように附勢し、更にクランプ台
    固定レバーの円盤状の基部の下面における前部に、前記
    ロックピンの上端部が半分程度嵌まる半円状の切欠きを
    設けると共に、中心におけるカム軸挿通孔の外側に、前
    記本体部の上面に設けたストッパーピンが摺動自在に嵌
    合する所定の長さの弧状溝を設けたことを特徴とするテ
    ニスラケット等のガット張り装置におけるガットクラン
    プ機構。
  2. 【請求項2】 レールと、クランプ台と、該クランプ台
    上に立設した支持ポストと、該支持ポストの上端部に設
    けたガットを挟持する一対の挟持体及びこれを開閉する
    クランプハンドルからなり、更に前記クランプ台を、平
    面船形をなした本体部と、該本体部内において前後方向
    移動自在に収容すると共に本体部との間に設けた拡圧コ
    イルバネをもって常時後退するよう附勢し、更に後端部
    に前端が後記押圧作動子の後端部に接触する締め付け調
    整ネジを螺装した枠状押圧作動体と、本体部の中央部に
    設けた嵌合孔に上下方向摺動自在に嵌合した、逆円錐台
    形部分と、これの下部に一体的に連成したレールの溝と
    略同じ幅の板状部分とからなる制動体と、該制動体の下
    部に連結する、前記制動体における板状部分と同じ幅の
    板状部分と、これの下部に一体的に連成した、該板状部
    分より幅の広い板状部分とからなる挟持体と、本体部に
    設けた前記制動体の嵌合孔におけるテーパー状の斜面に
    設けた嵌合孔に前後方向移動自在に嵌合し、制動体にお
    ける逆円錐台形部分に接触する、前端面を該逆円錐台形
    部分のテーパーに合わせた形状とした押圧作動子と、本
    体部の前記制動体の嵌合孔より前方に設けたカム軸支承
    筒に回動自在に支承した、軸方向中央部に偏心カムを一
    体的に形成したカム軸と、該カム軸の前記本体部から突
    出する上端部に円盤状の基部を固着したクランプ台固定
    レバーとをもって構成してなるテニスラケット等のガッ
    ト張り装置におけるガットクランプ機構において、円柱
    体と、これを摺動自在に嵌挿する円筒体とからなる支持
    ポストを、その円柱体をクランプ台に、円筒体を一対の
    挟持体の一方側に固着し、またクランプ台の上面におけ
    る支持ポストの近傍であって、該支持ポストにおける円
    筒体が落下したときにその下端が接触する位置に、ロッ
    クピンを出没自在に設けると共に、拡圧コイルバネを介
    して常時上端が突出するように附勢し、更にクランプ台
    固定レバーの円盤状の基部の下面における前部に、前記
    ロックピンの上端部が半分程度嵌まる半円状の切欠きを
    設けると共に、中心におけるカム軸挿通孔の外側に、前
    記本体部の上面に設けたストッパーピンが摺動自在に嵌
    合する所定の長さの弧状溝を設け、更にクランプ台固定
    レバーの円盤状の基部の前部における半円状の切欠きの
    位置に、下端が前記ロックピンの上端に接触するロック
    解除操作ピンを上下方向移動自在に貫設したことを特徴
    とするテニスラケット等のガット張り装置におけるガッ
    トクランプ機構。
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