JP2003333075A - データ送受信システム - Google Patents

データ送受信システム

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JP2003333075A
JP2003333075A JP2002141611A JP2002141611A JP2003333075A JP 2003333075 A JP2003333075 A JP 2003333075A JP 2002141611 A JP2002141611 A JP 2002141611A JP 2002141611 A JP2002141611 A JP 2002141611A JP 2003333075 A JP2003333075 A JP 2003333075A
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JP2002141611A
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Tetsusei Ono
哲誠 大野
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WEB BASE CO Ltd
WEB-BASE CO Ltd
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WEB BASE CO Ltd
WEB-BASE CO Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/08Protocols for interworking; Protocol conversion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L69/16Implementation or adaptation of Internet protocol [IP], of transmission control protocol [TCP] or of user datagram protocol [UDP]

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  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対のノード間で大容量のデータ転送を信頼
性をもって行うことができるデータ送受信システムを提
供する。 【解決手段】 コネクション型の通信プロトコルおよび
コネクションレス型の通信プロトコルを使用して、一対
のノード間でパケットデータの送受信処理を行うデータ
送受信システムが、上記ノードの一方は上記ノードの他
方に対して、上記コネクション型の通信プロトコルを使
用して上記パケットデータの送受信処理に関する通信制
御命令を送信し、上記コネクションレス型の通信プロト
コルを使用して上記パケットデータを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクション型の
通信プロトコルおよびコネクションレス型の通信プロト
コルを使用して、一対のノード間でパケットデータの送
受信処理を行うデータ送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットを介してデータの
送受信を行う方法として、TCP/IPなどのコネクシ
ョン型の通信プロトコルを使用する場合と、UDP/I
Pなどのコネクションレス型の通信プロトコルを使用す
る場合とがあった。TCP/IP(コネクション型)の
通信プロトコルを使用した場合、コネクション管理機能
や通信相手との間の応答確認機能などを備えているた
め、信頼性のあるデータ送受信サービスを提供すること
ができる。他方で、UDP/IP(コネクションレス
型)の通信プロトコルを使用した場合、TCP/IPが
備えるコネクション管理機能や通信相手との間の応答確
認機能などを備えていないため、信頼性のあるデータ送
受信サービスを提供することができなかった。しかし、
UDP/IPでは上述の機能を備えていないため、その
分だけデータ転送処理の負荷が小さくなり、大量のデー
タを高速に転送することができるという利点がある。
【0003】例えば、サーバとクライアントとが遠隔地
にあり、それらがインターネットなどの通信回線で接続
されている場合、クライアントに格納されているデータ
をサーバ側のデータベースに送信するためには、上述の
ようなTCP/IPまたはUDP/IPの何れかの通信
プロトコルに従ってデータの送受信が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サーバとクラ
イアントとの間で送受信されるデータに信頼性を持たせ
ることが要求され、且つそのデータ大容量である場合に
は、TCP/IPまたはUDP/IPの何れの通信プロ
トコルを使用したとしても、データ転送の信頼性とデー
タ転送処理の負荷の低減という問題を同時に解決するこ
とができなかった。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、一対のノード間で大容量のデー
タ転送を信頼性をもって行うことができるデータ送受信
システムを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係るデータ送受信システムの第一の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載の如く、コネ
クション型の通信プロトコルおよびコネクションレス型
の通信プロトコルを使用して、一対のノード間でパケッ
トデータの送受信処理を行うデータ送受信システムであ
って、前記ノードの一方は前記ノードの他方に対して、
前記コネクション型の通信プロトコルを使用して前記パ
ケットデータの送受信処理に関する通信制御命令を送信
し、前記コネクションレス型の通信プロトコルを使用し
て前記パケットデータを送信する点にある。ここで、パ
ケットデータとは、実際のデータ部と、そのデータ部に
付加されるフラグ(FLG)部やパケット化されたデー
タ部の順序番号やCRC(巡回冗長検査)部などの情報
を含んで構成されるデータのことである。また、通信制
御命令とは、パケットデータを送信する要求や、パケッ
トデータの送信の完了の通知などのことである。
【0007】上記課題を解決するための本発明に係るデ
ータ送受信システムの第二の特徴構成は、特許請求の範
囲の欄の請求項2に記載の如く、コネクション型の通信
プロトコルおよびコネクションレス型の通信プロトコル
を使用して、サーバとクライアントとの間でパケットデ
ータの送受信処理を行うデータ送受信システムであっ
て、前記パケットデータの送信処理に関するアプリケー
ションが前記クライアントにおいて実行された場合、前
記クライアントは、前記コネクション型の通信プロトコ
ルを使用して前記送信処理に関する通信制御命令を前記
サーバに送信し、前記コネクションレス型の通信プロト
コルを使用して前記パケットデータを前記サーバに送信
する点にある。
【0008】上記課題を解決するための本発明に係るデ
ータ送受信システムの第三の特徴構成は、特許請求の範
囲の欄の請求項3に記載の如く、上記第二の特徴構成に
加えて、前記サーバは、前記通信制御命令を受信した場
合、前記通信制御命令を解読し、前記コネクション型の
通信プロトコルを使用して前記通信制御命令に対する応
答信号を前記クライアントに送信する点にある。
【0009】上記課題を解決するための本発明に係るデ
ータ送受信システムの第四の特徴構成は、特許請求の範
囲の欄の請求項4に記載の如く、上記第三の特徴構成に
加えて、前記サーバは、前記クライアントから前記パケ
ットデータを受信した後、前記パケットデータの送信が
完了したことを前記通信制御命令として受信した場合、
受信した前記パケットデータが正常であるか否かを検証
して、検証結果を前記応答信号として前記クライアント
に送信する点にある。
【0010】以下に作用並びに効果を説明する。本発明
に係るデータ送受信システムの第一の特徴構成によれ
ば、一対の通信ノード間で実施されるデータ送受信にお
いて、信頼性が必要であるデータの送信にはコネクショ
ン型の通信プロトコルが使用され、大容量のデータの高
速の送信にはコネクションレス型の通信プロトコルが使
用されるので、データ転送の信頼性と高速性という2つ
の課題を同時に達成することができるデータ送受信シス
テムを提供することができる。
【0011】本発明に係るデータ送受信システムの第二
の特徴構成によれば、サーバとクライアントとの間で実
施されるデータ送受信において、信頼性が必要であるデ
ータの送信にはコネクション型の通信プロトコルが使用
され、大容量のデータの高速の送信にはコネクションレ
ス型の通信プロトコルが使用されるので、データ転送の
信頼性と高速性という2つの課題を同時に達成すること
ができるデータ送受信システムを提供することができ
る。
【0012】本発明に係るデータ送受信システムの第三
の特徴構成によれば、パケットデータの送信処理に関す
る通信制御命令をクライアントから受け取ったサーバ
が、その通信制御命令に対する応答信号をクライアント
に返すことで、クライアントとサーバとの間の応答確認
(通信の確立)を確実に行うことができるデータ送受信
システムを提供することができる。
【0013】本発明に係るデータ送受信システムの第四
の特徴構成によれば、サーバにおいて、受信されたパケ
ットデータの検証が行われ、その検証結果が応答信号と
してクライアントに送信されることで、そのパケットデ
ータがコネクションレス型の通信プロトコルを使用して
送信されてきた場合であっても、データの欠落などの異
常を発見することができ、データの送受信の信頼性を確
保することができるデータ送受信システムを提供するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明に係
るデータ送受信システムについて説明する。尚、本実施
形態においては、クライアントシステム10において収
集された大容量のデータがインターネット2を介してサ
ーバシステム40に送信され、その大容量データが、サ
ーバシステム40を構成するデータベースサーバ30に
よって管理されるデータベース31に格納されるような
データ送受信システム1を例に説明を行う。具体的に
は、本発明に係るデータ送受信システム1を用いてPO
Sシステム(販売時点情報管理システム)を構築するこ
とができる。その場合には、インターネット2を介して
複数台設けられたクライアントシステム10が各販売店
であり、それらの販売店からサーバシステム40がデー
タを収集してデータベース31にそれらの情報を反映さ
せることができるデータ送受信システムを構築すること
ができる。
【0015】図1に示すように、データ送受信システム
1は、通信経路の一例としてのインターネット2を介し
て相互に接続されたクライアントシステム10とサーバ
システム40とで構成される。クライアントシステム1
0は、パーソナルコンピュータなどのクライアントコン
ピュータを用いて実現可能である。また、サーバシステ
ム40は、サーバコンピュータなどによって実現可能な
通信サーバ20とデータベースサーバ30を備えて構成
される。クライアントシステム10からのデータ書き込
み/読み出し等のデータベース操作の対象となるデータ
ベース31は、データベースサーバ30に内蔵或いは外
付けの不揮発性の記憶装置(ハードディスクドライブな
ど)を用いて実現可能である。
【0016】図1において、クライアントシステム1
0、通信サーバ20、およびデータベースサーバ30が
それぞれ一つの場合を図示しているが、サーバシステム
40に接続可能なクライアントシステム10は通常複数
台あり、通信サーバ20とデータベースサーバ30も複
数台接続されていても構わない。
【0017】クライアントシステム10は、オペレーテ
ィングシステム11(OS)上に設けられた第1TCP
/IPドライバ12(TCP/IP通信制御プログラ
ム)および第1UDP/IPドライバ13(UDP/I
P通信制御プログラム)と、第1ソケットインタフェー
ス14と、クライアントモジュール15と、アプリケー
ション16とを備えてなる。第1TCP/IPドライバ
12と、第1UDP/IPドライバ13と、第1ソケッ
トインタフェース14とはオペレーティングシステム1
1に付属して供給されるものを使用することができる。
例えば、オペレーティングシステム11として米国マイ
クロソフト社のウィンドウズ系のものを使用する場合に
は、WinSock、WinSock2などのAPI
(Application Program Inte
rface)を使用することで、TCP/IPまたはU
DP/IPなどのプロトコルに基づく通信を併用して行
うことができる。また、UNIX(登録商標)系のオペ
レーティングシステムを使用する場合には、UNIX
Socketを使用すればよい。
【0018】クライアントモジュール15は、データベ
ース31へのデータの書き込み/読み出しなどのデータ
ベース操作命令と、そのデータの送受信処理を司る通信
制御命令を認識可能であり、アプリケーション16から
それらの命令を受け取ると、その命令をTCP/IP通
信またはUDP/IP通信で送信する所定の電文形式の
別のデータベース操作命令または別の通信制御命令に変
換するとともに、その命令を通信サーバ20に向けて送
信する命令として第1ソケットインタフェース14に対
して出力するように、また、第1ソケットインタフェー
ス14を介して通信サーバ20から受け取った、後述す
る応答信号をアプリケーション16に向けて出力するよ
うに構成されている。
【0019】クライアントモジュール15を実現するク
ライアントモジュール用プログラムはC++等のプログ
ラム言語で記述され、クライアントシステム10を構成
するクライアントコンピュータ上で実行されることによ
りクライアントモジュール15が実現される。また、ク
ライアントモジュール用プログラムはデータベース31
に対してデータの書き込み/読み出しなどのデータベー
ス操作を行うデータベース操作用プログラムを構成し、
CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体
やインターネット等のデータ伝送媒体を介して、クライ
アントコンピュータがアクセス可能な記録装置内にイン
ストールされて実用に供される。
【0020】次に、サーバシステム40について説明す
る。サーバシステム40を構成する通信サーバ20は、
オペレーティングシステム21上に設けられた第2TC
P/IPドライバ22(TCP/IP通信制御プログラ
ム)および第2UDP/IPドライバ23(UDP/I
P通信制御プログラム)と、第2ソケットインタフェー
ス24と、サーバモジュール25とを備えてなる。同じ
くサーバシステム40を構成するデータベースサーバ3
0は、米国オラクル社のオラクル(ORACLE)や米
国マイクロソフト社のSQL Server等の一般的
なリレーショナルデータベースサーバを使用して実現可
能である。第2TCP/IPドライバ22と、第2UD
P/IPドライバ23と、第2ソケットインタフェース
24とはオペレーティングシステム21に付属して供給
されるものを使用することができる。例えば、オペレー
ティングシステム21として米国マイクロソフト社のウ
ィンドウズ系のものを使用する場合には、WinSoc
k、WinSock2などのAPI(Applicat
ion Program Interface)を使用
することで、TCP/IPまたはUDP/IPなどのプ
ロトコルに基づく通信を併用して行うことができる。ま
た、UNIX系のオペレーティングシステムを使用する
場合には、UNIX Socketを使用すればよい。
【0021】サーバモジュール25は、第2ソケットイ
ンタフェース24を介して、クライアントシステム10
から送信されたデータベース操作命令を受け取った場合
に、そのデータベース操作命令を解読し、第2ソケット
インタフェース24を介して、クライアントシステム1
0から送信された通信制御命令を受信した場合は、その
通信制御命令を解読して、当該命令に応じてクライアン
トシステム10に対してレスポンス(応答信号)を返す
と共に、クライアントシステム10との間の通信を確立
するように構成されている。尚、サーバモジュール25
を実現するサーバモジュール用プログラムはC++等の
プログラム言語で記述され、通信サーバ20を構成する
通信サーバコンピュータ上で実行されることによりサー
バモジュール25が実現される。また、サーバモジュー
ル用プログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体やインターネット等のデータ伝送媒
体を介して、通信サーバコンピュータがアクセス可能な
記録装置内にインストールされて実用に供される。
【0022】より詳細には、サーバモジュール25の受
け取ったIPアドレス設定命令の引数であるIPアドレ
スまたはドメイン名およびポート番号設定命令の引数で
あるポート番号が、アクセスされた通信サーバ20のI
Pアドレスまたはドメイン名及びポート番号と一致する
と、通信サーバ20とクライアントシステム10間のT
CP/IP通信プロトコルが形成される。また、サーバ
モジュール25は認証情報設定命令の引数である端末識
別情報(店番号、POS番号、認証コードなど)を受け
取ると、データベース31中の例えばマスタ領域に設け
られている認証用テーブルの当該情報を、サーバモジュ
ール25を介して読み出してクライアントの認証を行
う。更に、サーバモジュール25は複数のクライアント
からのアクセスに対応すべく各クライアントに対応した
スレッドを生成するマルチスレッド方式を採用する。
【0023】サーバモジュール25は、受け取ったデー
タベース操作命令をデータベースサーバ30が処理可能
な別のデータベース操作命令に変換してデータベースサ
ーバ30に出力し、また、データベースサーバ30から
受け取ったデータを出力するように構成されている。
尚、サーバモジュール25を実現するサーバモジュール
用プログラムはC++等のプログラム言語で記述され、
通信サーバ20を構成する通信サーバコンピュータ上で
実行されることによりサーバモジュール25が実現され
る。また、サーバモジュール用プログラムは、CD−R
OM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体やインタ
ーネット等のデータ伝送媒体を介して、通信サーバコン
ピュータがアクセス可能な記録装置内にインストールさ
れて実用に供される。
【0024】ここで、データベースサーバ30が処理可
能なデータベース操作命令とは、米国オラクル社のOR
ACLEや米国マイクロソフト社のSQL Serve
r等の種々のデータベースサーバが一般的には共通のS
QL実行命令を処理可能に作成されているものの、細部
において互換性の無い場合があることに対応して、個々
のデータベースサーバにおいて互換性のない命令につい
ても処理可能なSQL実行命令を含むデータベース操作
命令を意味する。従って、サーバモジュール25におけ
るSQL実行命令等の作成において、データベースサー
バ個々の仕様の違いに対応せずに標準的なSQL実行命
令等を作成することで、データベースサーバ30の種類
を問わずに一律にデータベース操作命令を作成し、必要
があれば(例えば、ストアードプロシージャ(Stor
ed Procedure)の実行などの場合におい
て)データベースサーバ30における固有のSQL実行
命令等に変換するという2段階の解読作業が用意されて
いる。このように、サーバモジュール25は、一部また
は全部において互換性のない複数のデータベースサーバ
30に対してもクライアントシステム10からのデータ
ベース操作が可能となる。
【0025】尚、データベース操作の対象となるデータ
ベースサーバ30が1種類或いは互換性のある複数種の
場合には、サーバモジュール25は、例えば、SQL文
実行命令を受け取るとその引数であるSQL文を解読し
て直接データベースサーバ30が処理可能なSQLの実
行命令を作成する。他のデータベース操作命令について
も直接データベースサーバ30が処理可能なデータベー
ス操作命令に変換する。また、サーバモジュール25を
実現するサーバモジュール用プログラムはC++等のプ
ログラム言語で記述され、通信サーバ20を構成する通
信サーバコンピュータ上で実行されることによりサーバ
モジュール25が実現される。また、サーバモジュール
用プログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体やインターネット等のデータ伝送媒体
を介して、通信サーバコンピュータがアクセス可能な記
録装置内にインストールされて実用に供される。
【0026】図2から図4はクライアントシステム10
とサーバシステム40(通信サーバ20)との間で行わ
れるデータ送受信の工程を説明する図である。以下に説
明するデータ送受信は、クライアントモジュール用プロ
グラムまたはサーバモジュール用プログラムによって実
行される。また、クライアントシステム10とサーバシ
ステム40との間でインターネット2を介して行われる
通信は、TCP/IP(コネクション型)の通信プロト
コル2aとUDP/IP(コネクションレス型)の通信
プロトコル2bとを併用して行われる。
【0027】まず、クライアントシステム10のアプリ
ケーション16によってクライアントモジュール用プロ
グラムが起動されることで、クライアントシステム10
(送信ノード)からサーバシステム40(受信ノード)
へのデータの送信作業が開始される。ここで、クライア
ントシステム10は図2の工程100および図3(a)
に示すように、コネクション型(TCP/IP)の通信
プロトコル2aを使用して、通信制御命令の1つである
送信要求コマンドをサーバシステム40に送信する。通
信制御命令をコネクション型の通信プロトコル2aを使
用して送信するのは、コネクション管理機能、上記通信
制御命令に対するレスポンスを確認する応答確認機能な
どによって、通信制御命令が高い信頼性をもって送信さ
れることを確保するためである。ここで、どの通信プロ
トコルを使用するかどうかは、起動されるアプリケーシ
ョンにより随時設定することができる。
【0028】工程102において送信要求コマンドを受
け取ったサーバシステム40は、自身がデータを受信可
能な状態であるか否かを判定する。サーバシステム40
がデータを受信可能である場合には工程104に移行
し、図3(b)に示すようにコネクション型(TCP/
IP)の通信プロトコル2aを使用して、応答信号の一
例である受付レスポンスがクライアントシステム10に
送信される。他方で、サーバシステム40がデータを受
信不可能である場合には工程106に移行し、図3
(b)に示した場合と同様に、応答信号の一例である拒
絶レスポンスがクライアントシステム10に送信され
る。
【0029】工程108において、クライアントシステ
ム10はサーバシステム40から受信したレスポンス
(受付レスポンスまたは拒絶レスポンス)を解析する。
拒絶レスポンスが受信された場合には、クライアントシ
ステム10からサーバシステム40へのデータ(パケッ
トデータ)送信は行われない。他方で、受付レスポンス
が受信された場合には、工程110へ移行して、クライ
アントシステム10からサーバシステム40へのパケッ
トデータの送信が行われる。
【0030】本実施形態において、パケットデータの送
信に使用される通信プロトコルはコネクションレス型
(UDP/IP)の通信プロトコルである。UDP/I
Pの通信プロトコルは、コネクション管理機能、応答確
認機能などを備えない代わりに、取り扱うデータ通信に
関する処理の負荷がTCP/IPに比べて小さくなるた
め、クライアントシステム10からサーバシステム40
へ大容量のデータを高速に送信するには適した通信プロ
トコルである。
【0031】工程110においてクライアントシステム
10からサーバシステム40へ送信されるデータは、図
3(c)に例示するようにパケット化されたデータであ
る。各パケットデータには、データ本体、送信元アドレ
ス、宛先アドレス、処理の優先順位などの必要な情報を
含む順序番号部、フラグ(FLG)部、データ部が含ま
れ、最終のパケットデータには巡回冗長検査(CRC)
用のデータであるCRC部が更に含まれる。これらのパ
ケットデータはサーバシステム40において受信される
(工程112)。
【0032】クライアントシステム10は、全パケット
データの送信が完了すると、コネクション型(TCP/
IP)の通信プロトコル2aを使用してサーバシステム
40に送信完了コマンドを送信する(工程114)。工
程116において送信完了コマンドを受信したサーバシ
ステム40は、先に受信した全パケットデータの検証を
行い、全パケットデータが正常に受信されているか否か
を判定する。受信したパケットデータが正常である場合
には工程118に移行し、図3(d)に示すようにコネ
クション型(TCP/IP)の通信プロトコル2aを使
用して、応答信号の一例である受信完了レスポンスがク
ライアントシステム10に送信される。
【0033】他方で、CRC部を参照して、受信したパ
ケットデータにデータの欠落などの異常があると判定さ
れた場合には工程120に移行し、該当するパケットデ
ータの再送信を要求するパケットデータを特定可能な情
報(パケットデータの順序番号など)を含んだ再送要求
レスポンス(応答信号)が、コネクション型(TCP/
IP)の通信プロトコル2aを使用して、クライアント
システム20に送信される(図4(f))。
【0034】工程122において、クライアントシステ
ム10はサーバシステム40から受信したレスポンス
(受信完了レスポンスまたは再送要求レスポンス)を解
析する。受信完了レスポンスが受信された場合、クライ
アントシステム10はパケットデータの送信が正常に完
了したと判定して、サーバシステム40との間の通信を
終了する。他方で、再送要求レスポンスが受信された場
合には、工程124へ移行して、再送要求レスポンスに
順序番号が含まれていた該当するパケットデータを、コ
ネクションレス型(UDP/IP)の通信プロトコル2
bを使用してサーバシステム40に送信し(図4
(g))、引き続いて、送信完了コマンドをコネクショ
ン型(TCP/IP)の通信プロトコル2aを使用し
て、工程128においてサーバシステム40に送信する
(図4(g))。
【0035】クライアントシステム10から再送信され
たパケットデータを工程126において受信し、引き続
いて、送信完了コマンドを工程130において受信した
サーバシステム40は、工程116について説明した場
合と同様に、受信したパケットデータの検証を行い、パ
ケットデータが正常に受信されているか否かを判定す
る。受信したパケットデータが正常である場合には工程
118に移行し、図3(d)および図4(h)に示すよ
うにコネクション型(TCP/IP)の通信プロトコル
2aを使用して、応答信号の一例である受信完了レスポ
ンスがクライアントシステム10に送信される。他方
で、CRC部を参照して、受信したパケットデータにデ
ータの欠落などの異常があると判定された場合には工程
120に移行し、該当するパケットデータの再送信を要
求するパケットデータの順序番号などを含んだ再送要求
レスポンス(応答信号)が、コネクション型(TCP/
IP)の通信プロトコル2aを使用して、クライアント
システム20に送信される(図4(f))。但し、デー
タの再送信を要求するために工程130から工程120
へ移行する回数は制限されている。例えば、工程130
から工程120へ移行する回数が3回に制限されている
場合、データの再送信を3回受けてもまだデータの欠落
などの異常があると判定された場合には、工程120に
移行せず、エラーメッセージなどのレスポンスが、コネ
クション型(TCP/IP)の通信プロトコル2aを使
用してクライアントシステム10に送信される。
【0036】以上の手法に従ってクライアントシステム
10からサーバシステム40に送信されたパケットデー
タは、通信サーバ20からデータベースサーバ30に送
信され、データベース31に反映される。尚、サーバシ
ステム40からクライアントシステム10に対してパケ
ットデータを送信する場合、または所定の一対のノード
間でパケットデータの送受信を行う場合にも上述のデー
タ送受信方法を使用することができる。
【0037】以下に、別実施形態について説明する。 〈1〉上記実施の形態において、クライアントモジュー
ル15およびサーバモジュール25のそれぞれに暗号用
モジュールを付加し、コネクション型(TCP/IP)
またはコネクションレス型(UDP/IP)の通信プロ
トコルで送受信を行うデータの暗号化及びその暗号解読
を行うようにしても構わない。
【0038】〈2〉上述の実施形態において、クライア
ントシステム10において、アプリケーション16から
受け取った命令が単一のクライアントモジュール15に
よって解釈される場合について説明したが、アプリケー
ション16からクライアントモジュール15と互換性の
ない命令(クライアントモジュール15が解読できない
ため、クライアントモジュール用プログラムを実行でき
ない命令)が与えられた場合でも、以下の方法を用いて
そのアプリケーションをクライアントシステム10にお
いて実行することができる。その方法とは、クライアン
トモジュール15に別途、命令変換モジュール(図示せ
ず)を追加することである。その結果、アプリケーショ
ンから与えられた命令が、命令変換モジュールによって
クライアントモジュール15によって解釈可能な命令に
翻訳され、クライアントモジュール15がそのアプリケ
ーションを実行可能になる。
【0039】〈3〉上記実施の形態において、クライア
ントのアプリケーションとしてPOSシステムを想定し
たデータベース操作用通信システム及びクライアントシ
ステムを説明したが、本発明の応用としてPOSシステ
ム以外のデータベース検索システムに適用することも可
能である。
【0040】〈4〉上記実施の形態において、クライア
ントシステム10と通信サーバ20間はインターネット
2を介して相互に接続された場合を例示したが、TCP
/IPがサポートされていればクライアントシステム1
0と通信サーバ20間をLAN(ローカルエリアネット
ワーク)等のインターネット以外のコンピュータネット
ワークで接続した場合に適用しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ送受信システムの構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図2】データ送受信の工程を説明する図である。
【図3】(a)から(d)は、データ送受信の工程を説
明する図である。
【図4】(e)から(h)は、データ送受信の工程を説
明する図である。
【符号の説明】
1 データ送受信システム 2 インターネット 10 クライアントシステム 11 オペレーティングシステム 12 第1TCP/IPドライバ 13 第1UDP/IPドライバ 14 第1ソケットインタフェース 15 クライアントモジュール 16 アプリケーション 20 通信サーバ 21 オペレーティングシステム 22 第2TCP/IPドライバ 23 第2UDP/IPドライバ 24 第2ソケットインタフェース 25 サーバモジュール 30 データベースサーバ 31 データベース 40 サーバシステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクション型の通信プロトコルおよび
    コネクションレス型の通信プロトコルを使用して、一対
    のノード間でパケットデータの送受信処理を行うデータ
    送受信システムであって、 前記ノードの一方は前記ノードの他方に対して、前記コ
    ネクション型の通信プロトコルを使用して前記パケット
    データの送受信処理に関する通信制御命令を送信し、前
    記コネクションレス型の通信プロトコルを使用して前記
    パケットデータを送信するデータ送受信システム。
  2. 【請求項2】 コネクション型の通信プロトコルおよび
    コネクションレス型の通信プロトコルを使用して、サー
    バとクライアントとの間でパケットデータの送受信処理
    を行うデータ送受信システムであって、 前記パケットデータの送信処理に関するアプリケーショ
    ンが前記クライアントにおいて実行された場合、前記ク
    ライアントは、前記コネクション型の通信プロトコルを
    使用して前記送信処理に関する通信制御命令を前記サー
    バに送信し、前記コネクションレス型の通信プロトコル
    を使用して前記パケットデータを前記サーバに送信する
    データ送受信システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、前記通信制御命令を受信
    した場合、前記通信制御命令を解読し、前記コネクショ
    ン型の通信プロトコルを使用して前記通信制御命令に対
    する応答信号を前記クライアントに送信する請求項2に
    記載のデータ送受信システム。
  4. 【請求項4】 前記サーバは、前記クライアントから前
    記パケットデータを受信した後、前記パケットデータの
    送信が完了したことを前記通信制御命令として受信した
    場合、受信した前記パケットデータが正常であるか否か
    を検証して、検証結果を前記応答信号として前記クライ
    アントに送信する請求項3に記載のデータ送受信システ
    ム。
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