JP2003333064A - PPPoE内蔵ルータ及びそのグローバルIPアドレス割り当て方法 - Google Patents

PPPoE内蔵ルータ及びそのグローバルIPアドレス割り当て方法

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JP2003333064A JP2002137848A JP2002137848A JP2003333064A JP 2003333064 A JP2003333064 A JP 2003333064A JP 2002137848 A JP2002137848 A JP 2002137848A JP 2002137848 A JP2002137848 A JP 2002137848A JP 2003333064 A JP2003333064 A JP 2003333064A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LAN内の複数の端末において、同一のグロー
バルIPアドレスでインターネットを介して、オンライン
ゲームを同時に可能にする。 【解決手段】 複数の端末103,104,105をインターネッ
ト106に接続させるためのPPPoE内蔵ルータ101に、セッ
ションが確立した端末に付与されるセッションID、ア
プリケーションのポート番号、PPPoE内蔵ルータからイ
ンターネットへのIPパケットの送信時に変換されたポー
ト番号を記憶するポート番号変換部108と、端末に共通
のグローバルIPアドレスを割り当ててIPパケットをPPPo
E内蔵ルータからインターネットに送信し、インターネ
ットからPPPoE内蔵ルータで受信したIPパケットのポー
ト番号を、ポート番号変換部を参照して、アプリケーシ
ョンのポート番号に変換し、対応するセッションIDを復
元して端末を識別し、受信したIPパケットを識別した端
末に送信するPPPoE制御部107とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPPPoE(Point
to Point Protocol over E
thernet(登録商標))を備えたPPPoE内蔵
ルータに関する。特に、オンラインゲームを行う際に、
複数の端末にグローバルIP(Internet Pr
otocol)アドレスを割り当て、同時にインターネ
ットへのアクセスを可能するグローバルIPアドレス割
り当て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LAN(Local Area Net
work)を構成する端末をインターネットへの接続
は、通常、NAT(Network Address
Translation)の機能、IPマスカレードの
機能を有するルータを介して行われる。NATの機能、
IPマスカレードの機能は、特開2000−59430
号公報、特開2000−341337号公報に記載され
ているように、周知である。
【0003】なお、NATはLAN上で使用されるプラ
イベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換
してインターネットに送出し、逆に、インターネットか
ら到着したグローバルIPアドレスをプライベートIP
アドレスに変換してLANに送出する機能である。この
ように、グローバルIPアドレスは、端末ではなく、ル
ータに割り当てられている。
【0004】IPマスカレードは、TCP(Trans
imission ControlProtocol)
/UDP(User Datagram Protoc
ol)の送信元ポート番号と共にプライベートIPアド
レスも変換し、これらにより1つのグローバルIPアド
レスを複数の端末で共有し、グローバルIPアドレスの
枯渇を回避する機能である。同様に、グローバルIPア
ドレスは、端末ではなく、ルータに割り当てられる。な
お、IPマスカレードもグローバルIPアドレスとプラ
イベートIPアドレスとの相互の変換を行う点では、N
ATに含まれる。
【0005】ところで、LAN側の端末が、インターネ
ットを介して、オンラインゲームを行う場合には、ゲー
ム相手からの接続要求を通過させるために、ゲームを行
う端末にポートフォワーディングを設定しなければなら
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポート
フォワーディングの設定では、ルータにではなく、端末
にグローバルIPアドレスが割り当てられるので、LA
N内の他の端末がオンラインゲームを行う場合には、そ
の端末に他のグローバルIPアドレスを割り当てなけれ
ばならず、使用すべきグローバルIPアドレスの数が増
え、枯渇の原因になるという問題がある。
【0007】したがって、本発明は上記問題点に鑑み
て、LAN内の複数の端末において、同一のグローバル
IPアドレスでインターネットを介して、オンラインゲ
ームが同時に可能になるPPPoE内蔵ルータ及びその
グローバルIPアドレス割り当て方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、複数の端末をインターネットに接続させ
るためのPPPoE内蔵ルータにおいて、セッションが
確立した前記端末に付与されるセッションIDと、アプ
リケーションのポート番号と、前記PPPoE内蔵ルー
タから前記インターネットへのIPパケットの送信時に
変換されたポート番号とを記憶するポート番号変換部
と、前記端末に共通のグローバルIPアドレスを割り当
てて前記IPパケットを前記PPPoE内蔵ルータから
前記インターネットに送信し、前記インターネットから
前記PPPoE内蔵ルータで受信したIPパケットのポ
ート番号を、前記ポート番号変換部を参照して、アプリ
ケーションのポート番号に変換し、対応するセッション
IDを復元して端末を識別し、受信したIPパケットを
識別した前記端末に送信するPPPoE制御部とを備え
ることを特徴とするPPPoE内蔵ルータを提供する。
【0009】この手段により、LAN内の複数の端末に
おいて、同一のグローバルIPアドレスでインターネッ
トを介して、オンラインゲームが同時に可能になる。変
換後ポート番号を用いることにより、外部からのポート
スキャンを回避することが可能になる。PPPoPとい
う一般的に普及しているプロトコルを用いるので、新た
に大きなコスト負担が発生しない。
【0010】さらに、前記PPPoE制御部は、PPP
oPディスカバリステージでPPPセッションを確立す
る端末の送信元アドレスを特定し、セッションIDを設
定し、前記ポート番号変換部に記憶させる。この手段に
より、従来のプライベートIPアドレスに依存せず、セ
ッションIDにより各端末が全て同じグローバルIPア
ドレスであるが、自分宛のIPパケットか否かを識別可
能である。
【0011】さらに、前記PPPoE制御部は、ICP
Cネゴシエーションにより、セッションが確立した全て
の前記端末に前記インターネット上の前記グローバルI
Pアドレスを割り当てる。この手段により、NATを使
用せずに、LAN内の複数の端末において、同一のグロ
ーバルIPアドレスでオンラインゲームが可能になるの
で、IPアドレスの枯渇を回避できる。
【0012】さらに、本発明は、複数の端末をインター
ネットに接続させるためのPPPoE内蔵ルータのグロ
ーバルIPアドレス割り当て方法において、セッション
が確立した前記端末に付与されるセッションIDと、ア
プリケーションのポート番号と、前記PPPoE内蔵ル
ータから前記インターネットへのIPパケットの送信時
に変換されたポート番号とを記憶する工程と、前記端末
に共通のグローバルIPアドレスを割り当てて前記IP
パケットを前記PPPoE内蔵ルータから前記インター
ネットに送信する工程と、記憶された前記セッションI
D、前記アプリケーションのポート番号、変換された前
記ポート番号を参照して、前記インターネットから前記
PPPoE内蔵ルータで受信したIPパケットのポート
番号をアプリケーションのポート番号に変換し、対応す
るセッションIDを復元して端末を識別し、受信したI
Pパケットを識別した前記端末に送信する工程とを備え
ることを特徴とするPPPoE内蔵ルータのグローバル
IPアドレス割り当て方法を提供する。
【0013】この手段により、上記発明と同様に、LA
N内の複数の端末において、同一のグローバルIPアド
レスでインターネットを介して、オンラインゲームが同
時に可能になる。変換後ポート番号を用いることによ
り、外部からのポートスキャンを回避することが可能に
なる。
【0014】PPPoPという一般的に普及しているプ
ロトコルを用いるので、新たに大きなコスト負担が発生
しない。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るPPP
oE内蔵ルータの概略構成を示すブロック図である。
【0015】本図に示すように、インターネット106
にはPPPoE内蔵ルータ101が接続され、PPPo
E内蔵ルータ101は、Ethernet(登録商標)
102のインタフェースを介して、複数の端末103、
104、105と接続している。PPPoE内蔵ルータ
101は、PPPoPを備えたルータであり、本発明で
はNATによるIPアドレスの変換を用いず、PPPo
PのセッションID、送信元ポート番号により端末を識
別することにより、複数の端末にグローバルIPアドレ
スを割り当て、インターネット106に同時アクセスす
ることを可能にする。
【0016】ここに、PPPoPはEthernet
(登録商標)102上でPPP(Point to P
oint Protocol)を実現するためのプロト
コルであり、Ethernet(登録商標)102上に
複数のPPPoPセッションを持つことができる。な
お、PPPは電話やISDN回線などで1対1接続環境
で行うLAN上のプロトコルであり、ユーザ認証、IP
アドレスの割り当てなどの機能を有する。
【0017】PPPoE内蔵ルータ101は、PPPo
E制御部107、ポート番号変換部108を内蔵してい
る。PPPoE内蔵ルータ101のPPPoE制御部1
07は、Ethernet(登録商標)102上の複数
の端末103、104、015をPPPoPにより接続
し、各端末にはそれぞれ固有のセッション番号を付与
し、PPPネゴシエーションにおいて、複数の端末10
3、104、015のそれぞれには、インターネット1
06上で使用する同一のグローバルIPアドレスを割り
当てる。
【0018】ポート番号変換部108は、複数の端末1
03、104、015によって送信されるIPパケット
の送信元ポート番号を書き換えて変換しインターネット
106に送信できるように、セッションIDと、送信元
ボート番号と、変換後送信元ポート番号との対応関係を
メモリに記憶する。PPPoE制御部107は、インタ
ーネット106からIPパケットを受信した場合には、
ポート番号変換部108の上記対応関係に基づき送信元
ボート番号を書き換えてセッションIDを復元し、Et
hernet(登録商標)102に送出する。
【0019】以上のように、PPPoPのセッションI
Dと送信元ボート番号の変換により、複数の端末10
3、104、015の識別が可能であるため、端末にプ
ライベートIPアドレスを割り当てることなく、複数の
端末103、104、015が共通のグローバルIPア
ドレスでインターネット106の接続を共有できる。図
2はPPPoPのフレームフォーマットを示す図であ
る。本図に示すように、PPPoPのフレームには、E
thernet(登録商標)ヘッダ、PPPoPヘッ
ダ、IPヘッダ、TCP(Transmission
ContorolProtocol)ヘッダ、PPPo
Pペイロードが設けられ、Ethernet(登録商
標)ヘッダには、DESTINATION ADDRE
SS(宛先アドレス)、SOURCE ADDRESS
(送信元アドレス)、ETHERTYPE等が設けら
れ、PPPoPヘッダには、VER、TYPE、COD
E、SESSION(セッション) ID、LENGT
H等、IPヘッダにはDESTINATION IP
ADDRESS(宛先IPアドレス)、SOURCEI
P ADDRESS(送信元IPアドレス)、TCPヘ
ッダにはDESTINATION PORT、SOUR
CE PORT等が設けられる。
【0020】図3はPPPoE内蔵ルータ101におけ
るポート番号変換部108のポート番号変換テーブルを
説明する図である。本図に示すように、PPPoE内蔵
ルータ101におけるポート番号変換部108のポート
番号変換テーブルは、各端末により送信されたIPパケ
ットのセッションID、送信元ポート番号と、変換後送
信元ポート番号の対応関係を記憶するテーブルである。
【0021】一例として、セッションID=0001、
送信元ポート番号=3000に対して、変換後送信元ポ
ート番号=60000、セッションID=0002、送
信元ポート番号=3100に対して、変換後送信元ポー
ト番号=61000、セッションID=0003、送信
元ポート番号=5000に対して、変換後送信元ポート
番号=62000のように記憶される。
【0022】このようにして、変換後送信元ポート番号
を用いることにより、外部からのポートスキャンを回避
することが可能になる。図4はPPPoE内蔵ルータ1
01におけるPPPoE制御部107の接続手順を説明
する図である。本図に示すように、複数の端末103、
104、015の1の端末からインターネット106に
接続する際に、PADI(PPPoPActive D
iscovery Initiation)パケットが
Ethernet(登録商標)102のネットワーク全
体に送出される。
【0023】PADIパケットは、ブロードキャストア
ドレス(図2のDESTINATION ADDRES
S=0xffffffffffff)に送出される。P
PPoE内蔵ルータ101がPADIパケットを受信
し、送信元の端末にPADO(PPPoP Activ
e Discovery Offer)パケットを返
す。
【0024】自分宛のPADOパケットを受けた端末が
PPPoE内蔵ルータ101に対しPADR(PPPo
P Active Discovery Reques
t)パケットを送り返し、PPPoPセッションの開始
を要求する。これに対しPPPoE内蔵ルータ101が
セッション IDフィールドにセッションを識別するた
めにセッション毎に固有のセッション IDを付加した
PADSパケットを送り返すことによりPPPoPセッ
ションが確立される。
【0025】このように、PPPoPディスカバリステ
ージでPPPセッションを確立する端末のDESTIN
ATION ADDRESS(MACアドレス)を特定
し、PPPoPセッションIDの設定がおこなわれる。
LCP(Link Contorol Protoco
l)によりデータリンクが確立する。
【0026】さらに、認証が行われる。その後、PPP
のネゴシエーションが開始され、IPCP(Inter
net Protocol Contorl Prot
ocol)ネゴシエーションにより、インターネット1
06上のグローバルIPアドレスの割り当てが行われ
る。ここでは、複数の端末103、104、015のう
ち、送信元のすべての端末に同一のグローバルIPアド
レスの割り当てが行われる。
【0027】このように、PPPセッションステージで
PPPセッションを確立しIP通信を行う。図5は、端
末103、104、015が同時にオンラインゲームを
する時にIPパケットを送信するまでのPPPoE内蔵
ルータ101の一連の動作を説明するフローチャートで
ある。
【0028】ステップS201において、まず、端末1
03がEthernet(登録商標)102にオンライ
ンゲームの接続要求を行う。ステップS202におい
て、PPPoE内蔵ルータ101のPPPoE制御部1
07では、ディスカバリステージの処理を行う。すなわ
ち、前述のように、端末103からPADIパケットが
ネットワーク全体、ブロードキャストアドレス(図2の
DESTINATION ADDRESS=0xfff
fffffffff)に送出される。PPPoE制御部
107によりPADIパケットが受信されると、端末1
03にPADOパケットが返される。自分宛のPADO
パケットが受信されると、端末103により、PPPo
E制御部107に対して、PADRパケットが送り返さ
れ、PPPoPセッションの開始が要求される。
【0029】PADRパケットが受信されたPPPoE
制御部107により、セッションIDフィールドにPP
PoPセッション毎に固有のセッションID=0001
が生成され、付加されて送り返される。さらに、PPP
セッションステージでIPCPネゴシエーションによ
り、インターネット106から取得したグローバルIP
アドレスが端末103に割り当てられる。
【0030】ステップS203において、端末103か
らインターネット106への送信パケットを受け取った
PPPoE制御部107により、送信元ポート番号=3
000が変換後送信元ポート番号=6000に書き換え
られ、ポート番号変換部108に、セッションID=0
001、送信元ポート番号=3000、変換後送信元ポ
ート番号=6000が記憶される。
【0031】ステップS204において、変換後送信元
ポート番号=6000で、グローバルIPアドレスが割
り当てられたIPパケットがインターネット106に送
信される。ステップS205において、次に、端末10
4からインターネット106に接続要求があると、同様
に、ステップS206において、PPPoE内蔵ルータ
101のPPPoE制御部107では、ディスカバリス
テージ/PPPセッションステージの処理が行われ、固
有のセッションID=0001が生成され、付加されて
送り返される。
【0032】ステップS207において、端末104か
らインターネット106への送信パケットを受け取った
PPPoE制御部107により、送信元ポート番号=3
500が変換後送信元ポート番号=6100に書き換え
られ、ポート番号変換部108に、セッションID=0
002、送信元ポート番号=3500、変換後送信元ポ
ート番号=6100が記憶される。
【0033】ステップS208において、変換後送信元
ポート番号=6100で、端末103と同一のグローバ
ルIPアドレスが割り当てられたIPパケットがインタ
ーネット106に送信される。ステップS209におい
て、次に、端末105からインターネット106に接続
要求があると、同様に、ステップS210において、P
PPoE内蔵ルータ101のPPPoE制御部107で
は、ディスカバリステージ/PPPセッションステージ
の処理が行われ、固有のセッションID=0003が生
成され、付加されて送り返される。
【0034】ステップS211において、端末105か
らインターネット106への送信パケットを受け取った
PPPoE制御部107により、送信元ポート番号=5
000が変換後送信元ポート番号=6200に書き換え
られ、ポート番号変換部108に、セッションID=0
003、送信元ポート番号=5000、変換後送信元ポ
ート番号=6200が記憶される。
【0035】ステップS212において、変換後送信元
ポート番号=6200、端末103、104と同一のグ
ローバルIPアドレスが割り当てられたIPパケットが
インターネット106に送信される。送信処理を終了す
る。図6はオンラインゲーム時にインターネット106
からIPパケットを受信した時におけるPPPoE内蔵
ルータ101の一連の動作例を説明するフローチャート
である。
【0036】ステップS221において、インターネッ
ト106から自分への宛先IPアドレスのIPパケット
が受信されたか否かを判断する。受信していなければ受
信処理を終了する。ステップS222において、自分へ
の宛先IPアドレスのIPパケットが受信されていれ
ば、受信したIPパケットの宛先ポート番号が6000
か否かを判断する。宛先ポート番号=6000でなけれ
ば、ステップS224に進む。
【0037】ステップS223において、宛先ポート番
号=6000であるならば、ポート番号変換部108を
参照して、宛先ポート番号=3000に書き換え、セッ
ションID=0001のIPパケットに復元し、端末1
03へ送信し、受信処理を終了する。ステップS224
において、受信したIPパケットの宛先ポート番号が6
100か否かを判断する。宛先ポート番号=6100で
なければ、ステップS226に進む。
【0038】ステップS225において、宛先ポート番
号=6100であるならば、ポート番号変換部108を
参照して、宛先ポート番号=3500に書き換え、セッ
ションID=0002のIPパケットに復元し、端末1
04へ送信し、受信処理を終了する。ステップS226
において、受信したIPパケットの宛先ポート番号が6
200か否かを判断する。宛先ポート番号=6200で
なければ、受信処理を終了する。
【0039】ステップS225において、宛先ポート番
号=6200であるならば、ポート番号変換部108を
参照して、宛先ポート番号=5000に書き換え、セッ
ションID=0003のIPパケットに復元し、端末1
05へ送信し、受信処理を終了する。このように、端末
103、104、105のIPアドレスは全て同じグロ
ーバルIPアドレスであるが、各端末は、セッションI
Dにより自分宛のIPパケットか否かを識別可能であ
る。
【0040】さらに、本発明では、PPPoPという一
般的に普及しているプロトコルを用いるので、新たに大
きなコスト負担が発生しない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セッションが確立した端末に付与されるセッションID
と、アプリケーションのポート番号と、PPPoE内蔵
ルータからインターネットへのIPパケットの送信時に
変換されたポート番号とを記憶し、端末に共通のグロー
バルIPアドレスを割り当ててIPパケットをPPPo
E内蔵ルータからインターネットに送信し、記憶された
セッションID、アプリケーションのポート番号、変換
されたポート番号を参照して、インターネットからPP
PoE内蔵ルータで受信したIPパケットのポート番号
をアプリケーションのポート番号に変換し、対応するセ
ッションIDを復元して端末を識別し、受信したIPパ
ケットを識別した端末に送信するようにしたので、LA
N内の複数の端末において、同一のグローバルIPアド
レスでインターネットを介して、オンラインゲームが同
時に可能になる。
【0042】変換後ポート番号を用いることにより、外
部からのポートスキャンを回避することが可能になる。
PPPoPという一般的に普及しているプロトコルを用
いるので、新たに大きなコスト負担が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPPPoE内蔵ルータの概略構成
を示すブロック図である。
【図2】PPPoPのフレームフォーマットを示す図で
ある。
【図3】PPPoE内蔵ルータ101におけるポート番
号変換部108のポート番号変換テーブルを説明する図
である。
【図4】PPPoE内蔵ルータ101におけるPPPo
E制御部107の接続手順を説明する図である。
【図5】端末103、104、015が同時にオンライ
ンゲームをする時にIPパケットを送信するまでのPP
PoE内蔵ルータ101の一連の動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】オンラインゲーム時にインターネット106か
らIPパケットを受信した時におけるPPPoE内蔵ル
ータ101の一連の動作例を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
101…PPPoE内蔵ルータ 102…Ethernet(登録商標) 103、104、015…端末 106…インターネット 107…PPPoE制御部 108…ポート番号変換部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末をインターネットに接続させ
    るためのPPPoE内蔵ルータにおいて、 セッションが確立した前記端末に付与されるセッション
    IDと、アプリケーションのポート番号と、前記PPP
    oE内蔵ルータから前記インターネットへのIPパケッ
    トの送信時に変換されたポート番号とを記憶するポート
    番号変換部と、前記端末に共通のグローバルIPアドレ
    スを割り当てて前記IPパケットを前記PPPoE内蔵
    ルータから前記インターネットに送信し、前記インター
    ネットから前記PPPoE内蔵ルータで受信したIPパ
    ケットのポート番号を、前記ポート番号変換部を参照し
    て、アプリケーションのポート番号に変換し、対応する
    セッションIDを復元して端末を識別し、受信したIP
    パケットを識別した前記端末に送信するPPPoE制御
    部とを備えることを特徴とするPPPoE内蔵ルータ。
  2. 【請求項2】 前記PPPoE制御部は、PPPoPデ
    ィスカバリステージでPPPセッションを確立する端末
    の送信元アドレスを特定し、セッションIDを設定し、
    前記ポート番号変換部に記憶させることを特徴とする、
    請求項1に記載のPPPoE内蔵ルータ。
  3. 【請求項3】 前記PPPoE制御部は、ICPCネ
    ゴシエーションにより、セッションが確立した全ての前
    記端末に前記インターネット上の前記グローバルIPア
    ドレスを割り当てることを特徴とする、請求項1に記載
    のPPPoE内蔵ルータ。
  4. 【請求項4】 複数の端末をインターネットに接続させ
    るためのPPPoE内蔵ルータのグローバルIPアドレ
    ス割り当て方法において、 セッションが確立した前記端末に付与されるセッション
    IDと、アプリケーションのポート番号と、前記PPP
    oE内蔵ルータから前記インターネットへのIPパケッ
    トの送信時に変換されたポート番号とを記憶する工程
    と、 前記端末に共通のグローバルIPアドレスを割り当てて
    前記IPパケットを前記PPPoE内蔵ルータから前記
    インターネットに送信する工程と、 記憶された前記セッションID、前記アプリケーション
    のポート番号、変換された前記ポート番号を参照して、
    前記インターネットから前記PPPoE内蔵ルータで受
    信したIPパケットのポート番号をアプリケーションの
    ポート番号に変換し、対応するセッションIDを復元し
    て端末を識別し、受信したIPパケットを識別した前記
    端末に送信する工程とを備えることを特徴とするPPP
    oE内蔵ルータのグローバルIPアドレス割り当て方
    法。
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