JP2003333006A - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP2003333006A
JP2003333006A JP2002140677A JP2002140677A JP2003333006A JP 2003333006 A JP2003333006 A JP 2003333006A JP 2002140677 A JP2002140677 A JP 2002140677A JP 2002140677 A JP2002140677 A JP 2002140677A JP 2003333006 A JP2003333006 A JP 2003333006A
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empty
wireless device
allocation
station
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JP2002140677A
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English (en)
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Yoshiyuki Nagano
善之 永野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムスロットの割り当ての要求が生じたと
きに、特別のタイムスロットを割り振っておくことなく
タイムスロットの管理を行う主局側にこれを通知し、主
局側でタイムスロットの割り当てを可能にさせる無線装
置を得ること。 【解決手段】 タイムスロットの割り当ての要求を行う
従局としての無線装置は、1サイクル分だけ空きタイム
スロットをモニタして、次のサイクルで空きタイムスロ
ットの1つを用いてタイムスロット要求を主局側に伝達
する。主局はこれを基にその従局に空きタイムスロット
を割り当てる。タイムスロット要求に専用のタイムスロ
ットを使用しないので、この分だけタイムスロットを有
効活用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信を行う無線
装置に係わり、特に複数のユーザがそれぞれ異なるタイ
ムスロットを使用して通信を行うようにした無線装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】TDMA(Time Division Multiple Acc
ess)方式は、1つの無線キャリアを時間的に分割して
使用する方式であり、複数のユーザとしての無線装置が
それぞれ異なるタイムスロットを使用するようになって
いる。この通信方式では、固定タイムスロット割当方式
が一般に採用されている。固定タイムスロット割当方式
とは、ユーザに予め固定的にタイムスロットを割り当て
るものである。それぞれのユーザのデータ発生量を推定
して、これによりタイムスロットを割り当てることにな
る。
【0003】図6〜図8を用いて、無線装置の使用する
固定タイムスロット割当方式を説明する。このうち図6
は、タイムスロットを割り当てて通信を行う無線ネット
ワークの構成の一例を示したものである。ここでは無線
機A〜無線機Fの合計6台の無線装置がネットワークを
構成している。それぞれの無線機A〜無線機Fは、1フ
レームが8タイムスロットのTDMA方式で運用される
ものとする。
【0004】図7は、この無線ネットワークにおける各
無線機A〜無線機Fのデータ発生量の統計値の一例を示
したものである。縦軸はデータ発生量を示している。こ
のようなデータ発生量を基にして、8タイムスロットを
6台の無線機A〜無線機Fに割り当てることになる。
【0005】図8は、この例における8タイムスロット
の割り当ての様子を示したものである。第1〜第8タイ
ムスロットS1〜S8を6台の無線機A〜無線機Fに割り
当てるので、無線機A〜無線機Fのうちの2つの無線機
が1フレーム当たり2つのタイムスロットを割り当てら
れることになる。図7からわかるように、無線機Cと無
線機Eのデータ発生量が他のものより多い。そこで、こ
れら無線機Cと無線機Eにそれぞれ1フレーム当たり2
つのタイムスロット(S3、S4)、(S6、S7)が割り
当てられ、残りの無線機A、B、D、Fのそれぞれにつ
いては1つずつタイムスロットS1、S2、S5、S8が割
り当てられることになる。なお、図8で最初のフレーム
の前には、NCS(Network Control Station)バース
トが配置されている。これは、複数の無線機A〜無線機
F間で同期をとるための信号であり、主局(網制御局)
から従局に対して一定間隔で送信される信号である。こ
れ以降に示す他の図においても同様である。
【0006】ところで、このような固定タイムスロット
割当方式では、たとえば無線機Bが数十分に1度位のま
れな頻度でデータを発生させるような場合であっても、
この無線機Bによるデータ通信を可能にするために1フ
レームに最低1つの割合でタイムスロットが割り当てら
れる。したがって、たとえば頻繁にデータを発生させる
無線機との間でタイムスロットの割り当てに均衡を欠
き、データ送信の効率が悪くなるという問題が発生す
る。また、1フレームを構成するタイムスロット以上の
数の無線機を通信のために割り振ることができず、フレ
ームとタイムスロットの関係を見直す必要が生じるとい
う問題もある。
【0007】そこで、無線機の1つを無線ネットワーク
の核となる主局に定めて、従局側からタイムスロット要
求を出させて主局側でタイムスロットを動的に割り当て
る調整型の動的タイムスロット割当方式が実用化されて
いる。図6に示した無線ネットワークで、無線機Aを主
局とし、残りの無線機B〜無線機Fを従局とする。
【0008】図9は、この調整型の動的タイムスロット
割当方式によるタイムスロットの割り当ての一例を示し
たものである。第1のタイムスロットS1は、主局であ
る無線機Aが従局としての残りの無線機B〜Fへのタイ
ムスロットの割り当ての通知用に用いられる。第2のタ
イムスロットS2は、従局の無線機B〜Fから主局の無
線機Aへのタイムスロットの割り当ての要求用に使用さ
れる。
【0009】今、無線機Cがデータを送信するものとす
る。無線機Cは時刻t1に、第2のタイムスロットS2
使用して、タイムスロットの割り当てを要求する。無線
機Aは時刻t2に次のフレームの第1のタイムスロット
1で無線機Cに対して、割り当てられたタイムスロッ
トを通知する。この例ではこのフレームの第6のタイム
スロットS6となる。そこで、無線機Cはこの第6のタ
イムスロットS6を使用してデータ送信を行う。
【0010】また、ダイナミックTDMA方式と呼ばれ
る提案も行われている。ダイナミックTDMA方式では
各無線機が1サイクルタイム(フレーム)分の送信状況
をモニタする。そして、このときに使用されなかった空
きタイムスロットの中から任意のタイムスロットを選択
して、次のフレームでこれをその無線機がデータ送信に
使用するものである。
【0011】図10は、ダイナミックTDMA方式によ
るタイムスロットの割り当ての一例を示したものであ
る。無線機Cが時刻t3に送信のためのデータを発生さ
せたとする。この場合、無線機Cはそのタイムスロット
2から1モニタサイクルとしての1フレーム長の期間
にわたって全タイムスロットS1〜S8のモニタを行う。
そして、このときの空きタイムスロットS1、S2
3、S6の中からランダムに1つの空きタイムスロット
3を選択し、これを使用して時刻t4にデータ送信を行
う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで図9に示した
調整型の動的タイムスロット割当方式では、各従局に割
り当てるタイムスロットの調整を行うタイムスロットが
限定されている。このため、空きタイムスロットを使用
するためのタイムスロット要求を複数の無線機が同時に
特定のタイムスロットに送出すると、競合が発生してし
まう。図9に示した例ではタイムスロット要求を受け入
れるタイムスロットが第2のタイムスロットS2だけで
あるため、1フレーム内に最大1つの無線機しかタイム
スロット要求を出すことができない。競合の発生を回避
してタイムスロット要求を主局側に伝える確率を高める
ためにはタイムスロット要求用のタイムスロット数を増
加する必要がある。しかしながら、タイムスロット要求
用のタイムスロット数を増加すると、本来のデータ送信
用のタイムスロットの数が減少することになって、逆に
データ送信の効率が低下するという問題が発生する可能
性がある。
【0013】図10に示したダイナミックTDMA方式
では、主局にタイムスロット要求を送出するためのタイ
ムスロットが不要なので、この問題は解消する。しかし
ながら無線ネットワーク内に全体のタイムスロット割り
当てを調整し管理する主局が存在しなくなる。したがっ
て、各無線機がばらばらに空きタイムスロットを利用し
てデータ送信を行うため、空きタイムスロットが少なく
なると、1つのタイムスロットに複数の無線機がデータ
を送信することになって競合が発生する。調整型の動的
タイムスロット割当方式では、競合が発生すると主局が
これを判別し、空きタイムスロットに使用権を与えない
ことでその空きタイムスロットに複数の無線機がデータ
送信を行うといった事態を回避することができる。
【0014】ところがダイナミックTDMA方式の場合
には、1つの空きタイムスロットに複数の無線機がデー
タ送信を行ったときにこれらの無線機自体が競合が発生
したことを自律的に判断できない場合がある。このよう
な場合には、そのタイムスロットに対してフレームごと
に複数の無線機がデータ送信を繰り返すことになり、無
効なデータ送信が継続することになる。この結果として
受信側から受信状況通知(伝送成功を示すACK信号あ
るいは伝送誤りによる送信禁止を伝えるNACK信号
等)が来ないことによって、あるいはタイムアウトが発
生することで、送信側が再送手順を実施するまで送信の
異常に気づかないような事態が発生する。このような事
態が発生すると、送信データの遅延が非常に大きくなっ
てしまう。
【0015】そこで本発明の目的は、タイムスロットの
割り当ての要求が生じたときに、特別のタイムスロット
を割り振っておくことなくタイムスロットの管理を行う
主局側にこれを通知し、主局側でタイムスロットの割り
当てを可能にさせる無線装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)データの送信要求が発生したとき、1フレー
ムに相当する1サイクルを構成する各タイムスロットに
おけるいずれの装置も通信を割り当てられていない空き
タイムスロットの存在を判別する空きタイムスロット判
別手段と、(ロ)この空きタイムスロット判別手段で空
きタイムスロットが判別されたとき次のサイクルで空き
タイムスロットと判別されたタイムスロットの1つを用
いてタイムスロットの割り当ての管理を行う装置として
の主局に対して空きタイムスロットの割り当てを要求す
るタイムスロット割当要求手段と、(ハ)このタイムス
ロット割当要求手段の要求に対して主局がタイムスロッ
トを割り当てたときそのタイムスロットにデータを送信
するデータ送信手段とを無線装置に具備させる。
【0017】すなわち請求項1記載の発明では、主局に
対して空きタイムスロットの割り当てを要求する際に、
直前のサイクルで空きとなっていたタイムスロットを使
用してこれを行うようにしている。したがって、タイム
スロットの割り当てを主局側に要求するための専用のタ
イムスロットを予め設けておく必要がない。また、この
空きタイムスロットに対して2以上の要求が競合する場
合があり得るが、データの送信自体に競合が発生する訳
ではないので、これによる不都合は発生しない。
【0018】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
無線装置で、空きタイムスロット判別手段は1サイクル
を構成する各タイムスロットの使用状況を自装置側で監
視することで判別する監視手段を具備することを特徴と
している。
【0019】すなわち請求項2記載の発明では、空きタ
イムスロット判別手段は自装置側に設けられており、各
タイムスロットの使用状況を自装置が監視することでタ
イムスロットの割り当てを主局側に要求するための空き
タイムスロットを見つけることにしている。自装置側に
設けることで、自装置側でデータの送信の要求があった
時点から1サイクル分の空き状況をチェックして迅速に
自装置用のタイムスロットの割り当てを要求することが
できる。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
無線装置で、空きタイムスロット判別手段は主局から送
られてくる空きタイムスロットについての情報を基に空
きタイムスロットの判別を行う空きタイムスロット情報
受信手段を具備することを特徴としている。
【0021】すなわち請求項3記載の発明では、請求項
2記載の発明と異なり、主局側が空きタイムスロットに
関する情報を従局側に通知することにしている。これに
より、従局側が電波の状況等によって空きタイムスロッ
トの状況を正確に判別できないような状況でも空きタイ
ムスロットを特定することができる。
【0022】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
無線装置で、空きタイムスロット情報受信手段は、1サ
イクルを構成する各タイムスロットのいずれかを用いて
受信することを特徴としている。
【0023】すなわち請求項4記載の発明では、主局が
従局に特定のタイムスロットを使用して空きタイムスロ
ットに関する情報を送ることにしている。たとえば主局
が従局に空きタイムスロットの割り当てを通知するため
のタイムスロットにこの情報を併せて送出するようにす
れば、タイムスロットを追加することなく空きタイムス
ロットに関する情報を従局に伝達することができる。
【0024】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
無線装置で、空きタイムスロット情報受信手段は、タイ
ムスロットを使用した伝送路以外の伝送路を経て空きタ
イムスロットについての情報を受信することを特徴とし
ている。
【0025】すなわち請求項5記載の発明では、請求項
4記載の発明と異なり、主局と従局の間に他の伝送路が
存在する場合にはこれを使用してもよいことを示してい
る。
【0026】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
無線装置で、従局は、主局に対して空きタイムスロット
の割り当てを要求した次のサイクルで自装置がデータの
送信を開始していないにもかかわらず同一タイムスロッ
トが他の従局で使用されていた場合に、このタイムスロ
ットに競合が発生したことを他の空きタイムスロットを
用いて通知する競合通知手段を具備することを特徴とし
ている。
【0027】すなわち請求項6記載の発明では、空きタ
イムスロットが従局の1つによる空きタイムスロットの
割り当てを要求する信号の送出と主局がタイムスロット
を割り当てた他の従局によるデータの送出とで競合を発
生させた場合に、これを空きタイムスロットの割り当て
を要求する信号の送出を行った従局側が主局に通知する
ことで、競合の相手方の従局に対して主局がデータの再
送要求を行えるようにしている。
【0028】
【発明の実施の形態】
【0029】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0030】図1は本発明の一実施例における主局側の
無線機の回路構成の要部を表わしたものである。本実施
例では図6に示した無線ネットワークを例にとって説明
を行う。したがって、主局を無線機Aとして説明する。
無線機Aは、アンテナ11を備えた送受信部12を備え
ている。送受信部12は、無線ネットワーク内の各無線
機A〜無線機Fの空きタイムスロット状況を把握してタ
イムスロットの管理を行う空きタイムスロット情報管理
部13と、従局としての各無線機B〜無線機Fからのタ
イムスロット要求を判別するタイムスロット要求判別部
14と、空きタイムスロットを特定の無線機に割り当て
るときにこれを通知するタイムスロット割当通知部15
と、自局の送信する送信データを生成する送信データ生
成部16を接続している。無線機Aは図示しないCPU
(中央処理装置)を備えており、同じく図示しない記憶
媒体に格納された制御用プログラムを実行することで、
これらの各部の主要部分を実現するようになっている。
【0031】図2は本実施例における従局側の無線機C
の回路構成の要部を表わしたものである。他の従局の無
線機B、無線機D〜無線機Fの構成も実質的にこれと同
一なので、これらの図示は省略する。無線機Cはアンテ
ナ21を備えた送受信部22を備えている。送受信部2
2は、図6に示した無線ネットワークにおける空きタイ
ムスロット情報を取得する空きタイムスロット情報取得
部23と、空きタイムスロットを使用しようとするとき
タイムスロット要求を作成するタイムスロット要求作成
部24と、無線機Aがタイムスロット割当を通知してき
たときこれを判別する割当通知判別部25と、自局の送
信する送信データを生成する送信データ生成部26と接
続されている。無線機Cは図示しないCPUを備えてお
り、同じく図示しない記憶媒体に格納された制御用プロ
グラムを実行することで、これらの各部の主要部分を実
現するようになっている。なお、この図に示した従局と
図1に示した主局の構成は相違しているが、実行する制
御プログラムを切り替えたり交換することで、ハードウ
ェアを特に変更することなく、主局から従局へ、あるい
は従局から主局へ適宜変更することができる。
【0032】図3は、本実施例におけるタイムスロット
の割り当ての様子を示したものである。第1〜第8のタ
イムスロットS1〜S8のうち第1のタイムスロットS1
は主局である無線機Aが従局としての無線機B〜Fへの
タイムスロットの割り当ての通知用に用いる。今、無線
機C内の送信データ生成部26が送信データを生成し、
その送受信部22に送信要求を行ったものとする。
【0033】図4は、従局としての無線機Cの制御内容
の要部を表わしたものである。無線機Cはその内部の送
信データ生成部26から送信要求があるか(ステップS
101)、あるいは主局である無線機Aからタイムスロ
ット割当通知が受信されるか(ステップS102)のチ
ェックを行っている。送信要求があった場合には(ステ
ップS101:Y)、空きタイムスロット情報取得部2
3を使用して、その時点から1サイクル(フレーム)分
のモニタサイクルで空きタイムスロットが存在するかど
うかをチェックする(ステップS103)。そして、空
きタイムスロットが存在した場合には(ステップS10
4:Y)、タイムスロット要求作成部24を使用して空
きタイムスロットの1つをランダムに選択してその1つ
にタイムスロット割当要求を送出する(ステップS10
5)。
【0034】図3に示した例ではこのモニタサイクルで
第3、第6および第2のタイムスロットS3、S6、S2
に空きタイムスロットが存在するのが確認されたので、
このうちの1つをランダムに選択し、第6のタイムスロ
ットS6にタイムスロット割当要求を送出することにな
る。
【0035】図5は、主局としての無線機Aの制御内容
の要部を表わしたものである。無線機Aはタイムスロッ
ト割当要求の受信を待機している(ステップS12
1)。そして、この要求があると(Y)、空きタイムス
ロットの1つをその要求のあった無線機Cに割り当てる
(ステップS122)。そして、第1のタイムスロット
1を使用して、タイムスロット割当通知を無線機Cに
送信することになる(ステップS123)。
【0036】図4に戻って無線機Cの制御の説明を続け
る。無線機Aがタイムスロット割当通知を無線機Cに送
信したので、無線機Cはこれを受信する(ステップS1
02:Y)。そこで、送受信部22は、この通知によっ
て割り当てられたタイムスロットにデータを送信するこ
とになる(ステップS106)。ここでは、第3のタイ
ムスロットS3が割り当てられたとする。図3に示した
ように無線機Cの送受信部22は、この第3のタイムス
ロットS3にデータを送信する。
【0037】なお、無線機Cの内部で送信要求があった
時点から1モニタサイクルのチェックで、空きタイムス
ロットが存在しない場合がある(ステップS104:
N)。この場合には、次のモニタサイクルでも、空きタ
イムスロットが存在するまでチェックを継続することに
なる。
【0038】発明の変形可能性
【0039】以上説明した実施例では、各従局がデータ
の送信要求を行う際に空きタイムスロットをチェックす
ることにしたが、主局がタイムスロット割当通知用に使
用するタイムスロット等の所定のタイムスロットを使用
して、空きタイムスロットに関する情報を各従局に通知
するようにしてもよい。無線ネットワークによっては、
建物や地形等の影響によって、それぞれの従局がすべて
の無線機の通信状況をモニタすることができない場合が
ある。そこで、主局側からこのような通知を受けること
で、自己の無線機から通信状況が把握できない無線機が
存在した場合でも、間違って空きタイムスロットの割当
要求をこの無線機の使用しているタイムスロットで送出
するといった事態を避けることができる。
【0040】また、主局等の他の無線機による空きタイ
ムスロットの情報の通知は、必ずしも各無線機がデータ
送信を行っているタイムスロットを使用する必要がな
い。たとえば特開2000−324553号公報に記載
されているように、システム情報通知用等の他のチャネ
ルあるいは他の伝送路を使用して、各無線機の使用して
いないタイムスロットを通知するようにしてもよい。
【0041】更に実施例では図6に示したような基本的
に同一構成の無線機を用いた無線ネットワークに本発明
を適用する場合を説明したが、基地局と移動端末の間と
いうような他の形態の無線通信についても同様に本発明
を適用することができる。
【0042】また、実施例では従局が空きタイムスロッ
トを見つけてこれに対して空きタイムスロットの割り当
てを要求する信号を送出したタイミングで、他の従局が
主局によって割り当てられたそのタイムスロットに偶然
にデータの送信を開始させる場合が発生しうる。この場
合にデータの送信を開始した従局が次のフレームでも同
一のタイムスロットにデータを送信するものであれば、
空きタイムスロットの割り当てを要求する信号を送出し
た従局は同一のタイムスロットを次のフレームで監視す
ることで競合が発生したことを判別することができる。
そこで、この場合にはこの判別を行った従局は、他に存
在する空きタイムスロットに空きタイムスロットの割り
当てを要求する信号を再度送出すると共に、先にこの要
求を送出したタイムスロットで競合が発生したことを主
局に通知することができる。この場合、主局は競合の相
手方の従局に対してデータの再送要求を行うことで、大
きな遅延を生じさせることなくデータの再送が可能にな
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、主局に対して空きタイムスロットの割り当て
を要求する際に、直前のサイクルで空きとなっていたタ
イムスロットを使用してこれを行うようにしたので、タ
イムスロットの割り当てを主局側に要求するための専用
のタイムスロットを予め設けておく必要がなく、通信を
効率的に行うことができる。
【0044】また請求項3記載の発明では、主局側が空
きタイムスロットに関する情報を従局側に通知すること
にしたので、従局側が電波の状況等によって空きタイム
スロットの状況を正確に判別できないような状況でも空
きタイムスロットを特定することができるだけでなく、
従局側の装置構成を簡略化することができる。
【0045】更に請求項6記載の発明によれば、従局
は、主局に対して空きタイムスロットの割り当てを要求
した次のサイクルで自装置がデータの送信を開始してい
ないにもかかわらず同一タイムスロットが他の従局で使
用されていた場合には、このタイムスロットに競合が発
生したことを他の空きタイムスロットを用いて通知する
ので、競合の相手方の従局がデータの再送等の措置を迅
速に採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における主局側の無線機の回
路構成の要部を表わしたブロック図である。
【図2】本実施例における従局側の無線機の回路構成の
要部を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例におけるタイムスロットの割り当ての
様子を示した説明図である。
【図4】本実施例における従局の制御内容の要部を表わ
した流れ図である。
【図5】本実施例における主局の制御内容の要部を表わ
した流れ図である。
【図6】タイムスロットを割り当てて通信を行う無線ネ
ットワークの構成の一例を示したネットワーク構成図で
ある。
【図7】無線ネットワークにおける各無線機A〜無線機
Fのデータ発生量の統計値の一例を示した特性図であ
る。
【図8】従来における8タイムスロットの割り当ての様
子の一例を示した説明図である。
【図9】従来行われた調整型の動的タイムスロット割当
方式によるタイムスロットの割り当ての一例を示した説
明図である。
【図10】従来行われたダイナミックTDMA方式によ
るタイムスロットの割り当ての一例を示した説明図であ
る。
【符号の説明】
12、22 送受信部 13 空きタイムスロット情報管理部 14 タイムスロット要求判別部 15 タイムスロット割当通知部 23 空きタイムスロット情報取得部 24 タイムスロット要求作成部 25 割当通知判別部 26 送信データ生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA11 BB06 CC05 DD01 DD02 HH02 KK01 KK03 KK21 LL02 LL22 LL42 MM12 RR01 5K033 AA01 CA12 DA01 DA17 EA07 5K067 AA11 BB02 BB21 CC04 DD11 DD34 DD51 EE02 EE10 EE72 FF02 GG01 GG11 HH21 JJ00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの送信要求が発生したとき、1フ
    レームに相当する1サイクルを構成する各タイムスロッ
    トにおけるいずれの装置も通信を割り当てられていない
    空きタイムスロットの存在を判別する空きタイムスロッ
    ト判別手段と、 この空きタイムスロット判別手段で空きタイムスロット
    が判別されたとき次のサイクルで空きタイムスロットと
    判別されたタイムスロットの1つを用いてタイムスロッ
    トの割り当ての管理を行う装置としての主局に対して空
    きタイムスロットの割り当てを要求するタイムスロット
    割当要求手段と、 このタイムスロット割当要求手段の要求に対して前記主
    局がタイムスロットを割り当てたときそのタイムスロッ
    トにデータを送信するデータ送信手段とを具備すること
    を特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記空きタイムスロット判別手段は1サ
    イクルを構成する各タイムスロットの使用状況を自装置
    側で監視することで判別する監視手段を具備することを
    特徴とする請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記空きタイムスロット判別手段は前記
    主局から送られてくる空きタイムスロットについての情
    報を基に空きタイムスロットの判別を行う空きタイムス
    ロット情報受信手段を具備することを特徴とする請求項
    1記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記空きタイムスロット情報受信手段
    は、前記1サイクルを構成する各タイムスロットのいず
    れかを用いて受信することを特徴とする請求項3記載の
    無線装置。
  5. 【請求項5】 前記空きタイムスロット情報受信手段
    は、前記タイムスロットを使用した伝送路以外の伝送路
    を経て空きタイムスロットについての情報を受信するこ
    とを特徴とする請求項3記載の無線装置。
  6. 【請求項6】 従局は、主局に対して空きタイムスロッ
    トの割り当てを要求した次のサイクルで自装置がデータ
    の送信を開始していないにもかかわらず同一タイムスロ
    ットが他の従局で使用されていた場合に、このタイムス
    ロットに競合が発生したことを他の空きタイムスロット
    を用いて通知する競合通知手段を具備することを特徴と
    する請求項1記載の無線装置。
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JP2016174294A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 日本電気株式会社 無線通信端末装置、および制御方法
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