JP2001044914A - 無線帯域制御方法および装置 - Google Patents

無線帯域制御方法および装置

Info

Publication number
JP2001044914A
JP2001044914A JP11214403A JP21440399A JP2001044914A JP 2001044914 A JP2001044914 A JP 2001044914A JP 11214403 A JP11214403 A JP 11214403A JP 21440399 A JP21440399 A JP 21440399A JP 2001044914 A JP2001044914 A JP 2001044914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
band allocation
allocation request
radio
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11214403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3652555B2 (ja
Inventor
Fusao Nuno
房夫 布
Yoichi Matsumoto
洋一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP21440399A priority Critical patent/JP3652555B2/ja
Publication of JP2001044914A publication Critical patent/JP2001044914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3652555B2 publication Critical patent/JP3652555B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線回線の無線帯域割当要求を行うための制
御に必要となる帯域及び遅延時間を低減することができ
る無線帯域制御方法および装置を提供すること。 【解決手段】 無線端末局から発せられる無線帯域割当
要求の要求値が「0」でなく、無線端末局に送信データ
がある場合、ステップS20〜S22を繰り返し実行す
ることにより、ポーリング方式により無線帯域割当要求
および帯域割当処理が繰り返し実行される。ここで、無
線端末局に送信データがなくなり、無線基地局に対する
無線帯域割当要求の要求値が「0」となった場合(ステ
ップS20:YES)、無線基地局においてこの要求値
「0」の受信回数を計数し、この受信回数が閾値に達し
た場合(ステップS24:YES)、無線帯域割当要求
方式をポーリング方式からランダムアクセス方式に移行
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線回線を介して
接続された無線基地局と複数の無線端末局との間の通信
に使用される無線帯域を、無線基地局において集中管理
し制御するための無線帯域制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の無線端末局と無線回線を介
して通信する無線基地局において、無線帯域を集中的に
管理し制御する無線帯域制御が行われている。例えば、
無線端末局側がデータを送信しようとする場合、まず無
線端末局から無線基地局に向けて、送信するデータ量に
応じた無線帯域数(スロット数)の割当を要求するため
の無線帯域割当要求が発せられ、この要求に応じて無線
基地局側がこの無線端末局に対する無線帯域を割り当て
る。そして、この無線帯域を使用して無線基地局と無線
端末局との間の通信が行われる。このように、無線基地
局において各無線端末が使用する無線帯域は、集中的に
管理制御されている。
【0003】ところで、無線端末局の無線帯域割当要求
を行うための代表的な動的無線帯域制御方法として、以
下に説明するランダムアクセス方式とポーリング方式と
が知られている。 (1)ランダムアクセス方式 ランダムアクセス方式は、無線端末局において送信デー
タが発生じた場合に、ランダムアクセス用のチャネルを
用いて無線帯域割当要求を無線端末局から無線基地局に
送信する方式であり、無線基地局がその要求を受信する
と、データ送信用の無線帯域が要求元の無線端末局に対
して割り当てられる。
【0004】このランダムアクセス方式によれば、無線
端末から送信するデータのバースト性が高い場合、すな
わち、無線端末局は頻繁にデータを送信するわけではな
いが、送信するときは大きなデータを送信する場合、無
線帯域割当要求を送信する制御回線を複数の無線端末局
の間で共用することが可能となる。このため、無線回線
を効率的に使用することができ、データ送信における伝
送遅延を小さく抑えることができる。
【0005】(2)ポーリング方式 ポーリング方式は、無線基地局において各無線端末局に
対し順番に無線帯域割当要求を送信するための制御用ス
ロットを割り当て、その制御用スロットを使用して無線
端末局が無線帯域割当要求を無線基地局に送信する方式
である。無線基地局がその要求を受信すると、データ送
信用の無線帯域が要求元の無線端末局に対して割り当て
られる。
【0006】このポーリング方式によれば、無線端末局
は、ある周期で無線帯域割当要求を無線基地局に送信す
ることができるため、送信データのバースト性が低い場
合でも、ランダムアクセス方式のように各無線端末局の
無線帯域割当要求が衝突することがなく、したがってデ
ータ送信における伝送遅延が増加することはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ランダムアクセス方式によれば、無線端末局から送信さ
れるデータのバースト性が低い場合、すなわち、送信さ
れるデータの規模は小さいが頻繁に送信する場合、各無
線端末局から制御回線上に送信される無線帯域割当要求
が衝突する確率が高くなる。このため、無線帯域割当要
求が無線基地局に届くまでに時間がかかり、データ送信
における伝送遅延が大きくなるという問題がある。
【0008】また、上述のポーリング方式によれば、送
信要求のない無線端末局に対しても無線帯域割当要求を
行うための制御用スロットが割り当てられるため、バー
スト性が高い場合は、システム全体のスループットが低
下し、データ送信における伝送遅延が増加するという問
題点がある。この伝送遅延は、収容無線端末局の数の増
加に伴って増える。
【0009】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、送信データのトラヒックによらず、無線回線の無
線帯域割当要求を行うための制御に必要となる帯域及び
遅延時間を低減することができ、データ送信における伝
送遅延を低減することができる無線帯域制御方法および
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は以下の構成を有する。すなわち、この発
明にかかる無線帯域制御方法は、無線回線を介して無線
基地局と通信する複数の無線端末局に対し無線帯域を割
り当てるための手順として、前記無線端末局から前記無
線基地局に対し無線帯域割当要求を行う手順と、前記無
線基地局において前記無線帯域割当要求に応じて帯域割
当を行う手順とを有する無線帯域制御方法であって、前
記無線端末局から送信されるデータの送信間隔が予め設
定された基準よりも長い場合はランダムアクセス方式に
より前記各手順を実行し、その他の場合はポーリング方
式により前記各手順を実行することを特徴とする。
【0011】この方法によれば、無線端末局から送信さ
れるデータの送信間隔が予め設定された基準よりも長い
場合、無線帯域割当要求を行うための手順がランダムア
クセス方式により実行され、その他の場合はポーリング
方式により各手順が実行される。換言すれば、無線端末
局と無線基地局との間の無線回線のトラヒックに応じ
て、無線帯域割当要求方式としてポーリング方式または
ランダムアクセス方式の何れかが選択されて上記各手順
が実行される。
【0012】ここで、一般にデータの送信間隔が長い場
合(例えばバースト性が高い場合)、無線端末局から送
信される無線帯域割当要求の頻度が低くなり、各無線端
末局の無線帯域割当要求が衝突する確率が低くなる。そ
こでこの場合、ランダムアクセス方式により無線帯域割
当要求を随時行うことにより、空き状態にある無線回線
を効率的に使用することができ、データ送信における伝
送遅延を抑えることができる。
【0013】また、その他の場合、例えばデータの送信
間隔が短い場合(例えばバースト性が低い場合)、無線
帯域割当要求を行うための各手順がポーリング方式によ
り実行される。ここで、一般にデータの送信間隔が短く
なると、無線端末局から送信される無線帯域割当要求の
頻度が高くなり、各無線端末局の無線帯域割当要求が衝
突する確率が高くなる。そこでこの場合、ポーリング方
式により無線帯域割当要求を分散させて周期的に行うこ
とにより、各無線端末局の無線帯域割当要求の衝突を回
避する。これにより、混雑状態にある無線回線を効率的
に使用することができ、データ送信における伝送遅延を
抑えることができる。したがって、この発明によれば、
送信データのトラヒックによらず、無線回線の無線帯域
割当要求を行うための制御に必要となる帯域及び遅延時
間を低減することが可能となり、データ送信における伝
送遅延を低減することが可能となる。
【0014】また、この発明にかかる無線帯域制御方法
は、無線回線を介して無線基地局と通信する複数の無線
端末局に対し無線帯域を割り当てるための手順として、
前記無線端末局から前記無線基地局に対し無線帯域割当
要求を行う手順と、前記無線基地局において前記無線帯
域割当要求に応じて帯域割当を行う手順とを有する無線
帯域制御方法であって、(a)初期状態において前記無
線端末局に対し無線帯域割当要求方式としてランダムア
クセス方式を設定し、前記初期状態においてランダムア
クセス方式により前記各手順が実行された後に、前記無
線帯域割当要求方式をポーリング方式に移行させ、
(b)前記帯域要求割当方式がポーリング方式に移行し
た後に、前記無線端末局から送信されるデータの送信間
隔を検出し、前記送信間隔が予め設定された基準よりも
長くなった場合に、前記無線帯域割当要求方式をランダ
ムアクセス方式に移行させることを特徴とする。
【0015】この方法によれば、各無線端末局に対して
初期状態においてランダムアクセス方式が設定されて無
線帯域割当要求が行われる。一旦ランダムアクセス方式
で無線帯域割当要求が行われると、この後、無線帯域割
当要求方式がポーリング方式に移行する。この後、ポー
リング方式で無線帯域割当要求が処理されるが、無線端
末局から送信されるデータの送信間隔が長くなった場
合、すなわちデータの送信頻度が小さくなった場合には
無線帯域割当要求方式がポーリング方式からランダムア
クセス方式に移行し、初期状態に戻る。
【0016】ここで、一般にデータの送信間隔が長い場
合、無線端末局から送信される無線帯域割当要求の頻度
が低くなり、各無線端末局の無線帯域割当要求が衝突す
る確率が低くなる。そこで、この場合、ランダムアクセ
ス方式により無線帯域割当要求を随時行うことにより、
空き状態にある無線回線を効率的に使用することが可能
となり、データ送信における伝送遅延を抑えることがで
きる。
【0017】一方、前記送信間隔が予め設定された基準
に満たない場合、すなわちデータの送信間隔が比較的短
い場合、無線帯域割当要求などの各手順がポーリング方
式により実行される。ここで、一般にデータの送信間隔
が短くなると、無線端末局から送信される無線帯域割当
要求の頻度が高くなり、各無線端末局の無線帯域割当要
求が衝突する確率が高くなる。そこで、この場合、ポー
リング方式により無線帯域割当要求を分散させて周期的
に行うことにより、各無線端末局の無線帯域割当要求の
衝突を回避する。これにより、混雑状態にある無線回線
を効率的に使用することが可能となり、データ送信にお
ける伝送遅延を抑えることができる。
【0018】前記データの送信間隔を検出するために、
前記無線端末局から発せられる無線帯域割当要求の要求
値が「0」を示す受信回数を前記無線基地局において計
数し、この受信回数が予め設定された閾値に達した場合
に、前記無線帯域割当要求方式をポーリング方式からラ
ンダムアクセス方式に移行させるようにしてもよい。
【0019】これによれば、ポーリング方式により周期
的に行われる無線帯域割当要求において、要求値として
「0」を受信した回数を計数する。この要求値は、デー
タを送信するための例えばスロットの要求数を表すもの
で、この要求値として「0」を受信した回数を計数する
ことにより、送信データのない周期数が検出され、デー
タの送信間隔が検出される。そして、このデータの送信
間隔からトラヒックの状態が把握され、上述のように、
トラヒックに応じた無線帯域割当要求方式が選択されて
無線帯域割当要求などの各手順が実行される。
【0020】また、前記データの送信間隔を検出するた
めに、前記無線端末局において送信バッファが空である
時間を計測し、この時間が予め設定された閾値に達した
場合に前記無線端末局から前記無線基地局に無線帯域割
当要求方法の変更通知を送信して前記無線帯域割当要求
方式をポーリング方式からランダムアクセス方式に移行
させるようにしてもよい。
【0021】これによれば、ポーリング方式により周期
的に行われる無線帯域割当要求において、無線端末局側
の送信バッファが空である時間を計測する。この時間
は、例えば送信データが存在しない時間を表すもので、
この時間を計測することにより、送信データのない期間
が検出され、データの送信間隔が検出される。そして、
このデータの送信間隔からトラヒックの状態が把握さ
れ、上述のように、トラヒックに応じた無線帯域割当要
求方式が選択されて無線帯域割当要求などの各手順が実
行される。
【0022】次に、この発明にかかる無線帯域制御装置
は、無線回線を介して無線基地局と通信する複数の無線
端末局に対し無線帯域を割り当てるための手順として、
前記無線端末局から前記無線基地局に対し無線帯域割当
要求を行う手順と、前記無線基地局において前記無線帯
域割当要求に応じて帯域割当を行う手順とを実行する無
線帯域制御装置(例えば後述する無線端末局MTおよび
無線基地局APからなるシステムに相当する構成要素)
であって、前記無線端末局から送信されるデータの送信
間隔が予め設定された基準よりも長い場合はランダムア
クセス方式により前記各手順を実行し、その他の場合は
ポーリング方式により前記各手順を実行する手段(例え
ば後述する無線端末局MTおよび無線基地局APを構成
する要素であって、後述する図5および図6に示される
フローを実行するための要素に相当する構成要素)を備
えたことを特徴とする。
【0023】また、この発明にかかる無線帯域制御装置
は、無線回線を介して無線基地局と通信する複数の無線
端末局に対し無線帯域を割り当てるための手順として、
前記無線端末局から前記無線基地局に対し無線帯域割当
要求を行う手順と、前記無線基地局において前記無線帯
域割当要求に応じて帯域割当を行う手順とを実行する無
線帯域制御装置(例えば後述する無線端末局MTおよび
無線基地局APからなるシステムに相当する構成要素)
であって、初期状態において前記無線端末局に対し無線
帯域割当要求方式としてランダムアクセス方式を設定
し、前記初期状態においてランダムアクセス方式により
前記各手順が実行された場合に、前記無線帯域割当要求
方式をポーリング方式に移行させる第1の方式移行手段
(例えば後述する無線端末局MTおよび無線基地局AP
を構成する要素であって、後述する図5に示されるフロ
ーを実行するための要素に相当する構成要素)と、前記
帯域要求割当方式がポーリング方式に移行した場合に、
前記無線端末局から送信されるデータの送信間隔を検出
して前記送信間隔が予め設定された基準よりも長くなっ
たときに、前記無線帯域割当要求方式をランダムアクセ
ス方式に移行させる第2の方式移行手段(例えば後述す
る無線端末局MTおよび無線基地局APを構成する要素
であって、後述する図6に示されるフローを実行するた
めの要素に相当する構成要素)と、を備えたことを特徴
とする。
【0024】上述の発明を要約すれば、この発明は、複
数の無線帯域割当要求方式の中から、無線端末局から送
信されるデータのトラヒック特性に応じて、伝搬遅延を
低減させるように、適切な無線帯域割当要求方式を動的
に選択して帯域割当を行うことを特徴とするものであ
る。これにより、トラヒックによらず、無線回線の無線
帯域を割り当てるための制御に必要となる無線帯域およ
び遅延時間を低減させ、データ送信における伝搬遅延を
抑制することを可能としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態を説明する。図1に、この発明の実施
の形態にかかる無線帯域制御方法および装置が適用され
た通信システムの全体構成を示す。
【0026】同図において、符号APは、無線基地局で
あり、有線網WNに接続されている。有線網WNには、
複数の無線基地局が接続されており、各無線基地局は、
有線網WNを介して接続されている。符号MTは、携帯
電話などの無線端末局であり、複数の無線端末局MTが
無線回線RLを介して一つの無線基地局と通信を行う。
各無線端末局MTが使用する無線帯域は、無線基地局A
Pにおいて集中管理され、無線基地局APにより動的に
帯域割当が行われる。
【0027】ここで、無線回線RLにおいて使用される
無線回線フォーマットを図2に示す。同図に示すよう
に、無線回線RLは、無線フレームであるところのMA
Cフレーム(MAC:Media Access Control)を単位とし
て構成され、MACフレームは、無線基地局APから無
線端末局MTへの通信に使用されるダウンリンク(下り
回線)と、逆に無線端末局MTから無線基地局APへの
通信に使用されるアップリンク(上り回線)から構成さ
れる。
【0028】また、ダウンリンクは、無線基地局に関す
る情報(AP情報)およびMACフレームの構成を通知
するための報知用チャネルBchと、ARQおよび無線
帯域割当要求に用いられる制御用チャネルCchと、ユ
ーザデータの送信に用いられるデータ用チャネルDch
とから構成される。一方、アップリンクは、上述の制御
用チャネルCchおよびデータ用チャネルDchと、ラ
ンダムアクセス用チャネルRchとから構成される。
【0029】ここで、報知用チャネルBchは、MAC
フレームの先頭で送信され、各無線端末局MTは、報知
用チャネルBchを受信することにより、無線基地局A
Pにより割り当てられたデータ用チャネルDchの送受
信位置(MACフレーム上のチャネル位置)を把握する
ことができるようになっている。
【0030】次に、この実施の形態の動作について説明
する。この実施の形態では、無線帯域割当要求方式とし
てポーリング方式とランダムアクセス方式とを併用し、
無線端末局側のトラヒックに応じて何れかの方式を選択
して無線帯域割当要求を行う。以下、ポーリング方式お
よびランダムアクセス方式により無線帯域割当要求を行
う場合の各動作を説明した後に、この実施の形態の動
作、すなわちポーリング方式とランダムアクセス方式を
併用する場合の動作を詳細に説明する。
【0031】(1)ポーリング方式により無線帯域割当
要求を行う場合の動作 図3に、無線帯域割当要求方式としてポーリング方式を
用いた場合の帯域割当シーケンスを示す。無線基地局A
Pは、スロット割り当てスケジューラ(Slot assignmen
t scheduler)10により制御用チャネルCchのスロ
ット割当(Slot assignment)SA1を発し、メディア
アクセスコントロール(MAC)20により、報知用チャ
ネルBchを用いて各無線端末局MTに報知する。これ
により、各無線端末局MTに対し、無線帯域割当要求を
送信するための制御用チャネルCchを周期的に割り当
てる。
【0032】無線端末局MTは、メディアアクセスコン
トロール(MAC)30により、無線基地局APから報知
チャネルBchを受信することにより、自分に割り当て
られた制御用チャネルCchの送受信位置(MACフレ
ーム上のチャネル位置)を知る。そして、送信すべきユ
ーザデータがある場合、この制御用チャネルCchを用
いて、先ずデータ量に応じた無線帯域数(スロット数)
の割当を要求する無線帯域割当要求(Assignment reque
st)AR1を無線基地局APに送信する。
【0033】無線基地局APは、無線端末局MTから無
線帯域割当要求AR1受信すると、スロット割り当てス
ケジューラ10により、要求された無線帯域分のスロッ
ト数のデータ用チャネルDchを後続のMACフレーム
において割り当て、スロット割当SA2を発する。そし
てメディアアクセスコントロール(MAC)20により、
報知用チャネルBchを用いて各無線端末局MTに報知
する。各無線端末局MTは、割り当てられたデータ用チ
ャネルDchを用いて無線基地局APにデータUDを送
信する。
【0034】以上のように、ポーリング方式によれば、
各無線端末局MTは、無線基地局APにより周期的に各
無線端末局に割り当てられる制御用チャネルCchを用
いて順番に無線帯域割当要求を無線基地局に送信する。
【0035】(2)ランダムアクセス方式により無線帯
域割当要求を行う場合の動作 図4に、無線帯域割当要求方式としてランダムアクセス
を用いた場合の帯域割当シーケンスを示す。ランダムア
クセス方式を用いた場合、無線端末局MTは、送信デー
タが発生すると、先ず無線基地局APから報知用チャネ
ルBchを受信してランダムアクセス用チャネルRch
の送受信位置(MACフレーム上のチャネル位置)を知
り、そのランダムアクセス用チャネルRchを用いて無
線帯域割当要求AR1を無線基地局APに送信する。無
線帯域割当要求AR1が無線基地局APに到達してから
の動作は、上述のポーリング方式を用いた場合と同様で
ある。
【0036】(3)ポーリング方式とランダムアクセス
方式を併用する場合の動作 図5および図6に、この実施の形態にかかる無線帯域割
当要求方式としてポーリング方式とランダムアクセス方
式を併用する場合の動作のフローを示す。
【0037】以下、図5および図6に示すフローに沿っ
て説明する。初期状態では、無線帯域割当要求方式とし
てランダムアクセス方式が選択され、無線端末局MTは
ランダムアクセスモードにある。ランダムアクセスモー
ドにある無線端末局MTにおいて送信データが発生する
と、無線端末局MTは、上述のように、ランダムアクセ
ス方式により無線基地局APに無線帯域割当要求AR1
を送信した後、以下のステップが実行される。
【0038】ステップS10:すなわち、無線基地局A
Pが無線端末局MTから送信された無線帯域割当要求A
R1を受信すると、帯域割当処理が実行され、この無線
帯域割当要求AR1の送信元の無線基地局MTに対し
て、送信データの規模に応じた無線帯域(スロット数)
が割り当てられる。
【0039】ステップS11:続いて、後述する変数n
に「0」を設定する。この変数nは、ポーリング方式に
よる無線帯域割当要求において、送信データがない場合
の受信の回数を表すもので、後述するようにデータの送
信間隔を把握するために用いられる。変数nに「0」を
設定することにより、データの送信間隔の始点が与えら
れる。
【0040】ステップS12:続いて、無線帯域割当要
求方式としてポーリング方式を選択し、無線無線帯域割
当要求方式をランダムアクセス方式からポーリング方式
に移行させる。つまり、ランダムアクセス方式により無
線帯域割当要求などの手順が一度実行されると、その
後、無線帯域割当要求方式が必ずポーリング方式に移行
する。
【0041】以上、ステップS10〜S12をまとめる
と、初期状態においては各無線端末局に対し無線帯域割
当要求方式としてランダムアクセス方式が設定され、こ
の初期状態において無線帯域割当要求があると、ランダ
ムアクセス方式により無線帯域割当要求や帯域割当処理
などの手順が実行される。その後、無線帯域割当要求方
式がポーリング方式に移行する。要するに、無線基地局
APがランダムアクセス方式による無線帯域割当要求を
受信すると、無線帯域割当要求方式がポーリングモード
に移行する。
【0042】次に、図6に示すフローに沿って、無線帯
域割当要求方式がポーリングモードに移行した後の動作
を説明する。 ステップS20:無線基地局APが無線帯域割当要求A
R1をポーリング方式で受信すると、データを送信する
ために必要とされる無線帯域(スロット数)の要求値が
「0」か否かを判定する。
【0043】ステップS21:ここで、要求値が「0」
でない場合(ステップS20:NO)、すなわち送信デ
ータが無線端末局MT側にある場合、変数nに「0」を
設定し直す。これにより、データの送信間隔の始点とな
るフレームが現在のフレームに更新される。 ステップS22:続いて、要求値に応じた帯域割当処理
が行われる。この場合、要求値は「0」ではない「1」
以上の値であり、この値に応じたスロット数の帯域が、
要求元の無線端末局MTに割り当てられる。
【0044】以上のステップS20〜S22を要約する
と、ポーリング方式に一旦移行すると、無線端末局MT
に送信データがある限り、ポーリング方式が維持されて
無線帯域割当要求や帯域割当処理などの各手順が繰り返
し実行される。換言すると、データの送信間隔が短く、
例えばデータのバースト性が低い場合には、ポーリング
方式により無線帯域割当要求や帯域割当処理が実行され
る。
【0045】ステップS23:また、無線端末局MTの
送信データが途絶え、上述のステップS20において、
要求値が「0」となった場合(ステップS20:YE
S)、変数nに「1」が加算されて、変数nをインクリ
メントする。この変数nは、無線基地局APにおいて無
線帯域割当要求の要求値として「0」を受信する度にイ
ンクリメントされ、変数nは、要求値が「0」を示す受
信回数を表す。したがって、無線基地局APにおいて要
求値「0」の受信回数を変数nとして計数することによ
り、この変数nの値から送信データがない期間、すなわ
ちデータの送信間隔を検出することができる。
【0046】ステップS24:続いて、変数nが閾値N
を超えたか否かが判定される。ここで、閾値Nは、無線
端末局MTの送信トラヒック(バースト性が高いか低い
か)を判断するための基準を与えるものとして予め設定
される。そして、変数nが閾値Nを超えた場合には、例
えばバースト性が高くなったと見なせる程にデータの送
信間隔が長くなったと考え、後述するように無線帯域割
当要求方式をポーリング方式からランダムアクセス方式
に切り替える。つまり、このステップでは、データの送
信間隔が、トラヒックを判断するために予め設定された
基準よりも長くなったか否かが判定される。
【0047】ここで、要求値が「0」であって、変数n
が閾値N以下の場合(ステップS24:NO)、上述の
ステップS20(YES)〜S23〜S24(NO)
が、無線帯域割当要求の受信の度に繰り返し実行され
て、変数nがインクリメントされ、要求値「0」の受信
回数の計数値が増加していく。
【0048】ステップS25:そして、要求値「0」が
N回以上受信され、変数nが閾値Nを超えた場合(ステ
ップS24:YES)、すなわち、例えば無線端末局M
Tにおいて送信データが無くなり、データの送信間隔が
長くなった場合、無線帯域割当要求方式がポーリング方
式から元のランダムアクセス方式に移行され、初期状態
に戻される。
【0049】以上、ステップS10〜S12,S20〜
S25をまとめると、ランダムアクセス方式からポーリ
ング方式に一旦移行した後は、要求値が連続して「0」
を示す受信回数(送信データがない受信回数)を計数し
てデータの送信間隔を検出する。そして、要求値「0」
が連続して、無線端末局から送信されるデータの送信間
隔が予め設定された基準よりも長くなった場合、無線帯
域割当要求方式がランダムアクセス方式に戻される。ま
た、その他の場合、すなわち送信データが連続して受信
される場合(ステップS20:NO〜S21〜S22)
や、送信データが受信されても変数nが閾値Nに達して
いない場合(ステップS20:YES〜S23〜S2
4:NO)には、ポーリング方式が維持され、無線帯域
割当要求や帯域割当処理などの各手順が実行される。
【0050】要するに、この実施の形態によれば、無線
端末局のトラヒック特性に応じて適切な無線帯域割当要
求方式が選択され、この方式により無線帯域割当要求や
帯域割当処理などの各手順が実行される。具体的には、
例えばデータのバースト性が高い場合にはランダムアク
セス方式が選択され、逆にバースト性が低い場合にはポ
ーリング方式が選択される。これにより無線回線の使用
効率が改善され、全体として伝送遅延が向上することと
なる。
【0051】なお、上述の例では、無線基地局APにお
いて無線帯域割当要求の要求値が「0」を示す受信回数
を計数することにより、データの送信間隔を検出するも
のとしたが、これに限定されることなく、例えば無線端
末局MTでの送信データの有無からデータの送信間隔を
検出するものとしてもよい。すなわち、無線端末局AP
において、送信データが一時的に格納される送信用バッ
ファ(図示なし)が空である時間を計測し、この時間が
予め設定された閾値に達した場合に無線端末局MTから
前記無線基地局に無線帯域割当要求方法の変更通知を送
信して、無線帯域割当要求方式をポーリング方式からラ
ンダムアクセス方式に移行させるようにしてもよい。こ
の場合、無線基地局APにおいて無線帯域割当要求方式
を移行させるための判断を行う必要がなくなり、無線基
地局APの処理上の負荷が軽減される。
【0052】次に、図7に、ポーリング方式を使用した
場合と、ランダムアクセス方式を使用した場合と、これ
らの方式を併用した場合の各伝送特性(遅延特性)につ
いて、計算機によるシミュレーション結果を示す。ま
た、図8に、このシミュレーションで用いられたパラメ
ータを示す。
【0053】なお、図7において、横軸は、レイヤ3の
PDU(Protocol Data Unit)の発生間隔(単位:フレ
ーム)を表し、縦軸は、MACフレームにより正規化さ
れた伝送遅延を表す。また、図8において、「MT数」
は一つの無線基地局に接続される無線端末局の数を表
し、「DLC Tx buffer size」は、DLC(Data Link Co
ntrol)Txのバッファサイズを表し、「MAC frame siz
e」は、MAC(Media Access Control)のフレームサ
イズを表し、「Bch slot size」は、Bチャネル(報知
用チャネル)のスロットサイズを表し、「DLC SDU siz
e」は、DLC(DataLink Control) SDU(Service D
ata Unit)のサイズを表し、「DLC PDU size」は、DL
C(Data Link Control) PDU(Protocol Data Uni
t)のサイズを表し、「DLC control message size」は
DLC(Data Link Control)コントロールメッセージの
サイズを表し、「traffic of MTs in network layer」
はネットワークレイヤにおける無線端末局MTのトラヒ
ックを表し、「Distribution ofPDU length」はPDU
長の分布を表し、「Distribution of occurence」は送
信データの発生分布を表し、「Poisson」は、ポアソン
分布を表す。
【0054】図7に示すように、ランダムアクセス方式
のみを無線帯域割当要求方式として用いた場合、送信デ
ータのバースト性が高くなると、ランダムアクセスにお
ける制御回線の多重化効果により、帯域利用効率の向上
が図られ、ポーリング方式よりも伝送遅延を抑えること
ができる。しかしながら、バースト性が低くなると、各
無線端末からの無線帯域割当要求の衝突が発生してラン
ダムアクセスにおける再送が必要になるために遅延が大
きくなり、これによってユーザデータの伝送遅延が著し
く増大する。
【0055】また、ポーリング方式のみを用いた場合、
バースト性が低くなると良好な伝送特性を示すものの、
バースト性が高くなると、送信データを持たない無線端
末局MTに対しても制御用チャンネルが割り当てられる
ため、制御回線で用いられる帯域の使用効率が低下し、
その影響で伝送遅延が増大する。
【0056】これに対して、ポーリング方式とランダム
アクセス方式とを併用した本実施の形態にかかる方式に
よれば、バースト性が低い場合に無線帯域割当要求方式
としてポーリング方式が選択されるため、伝送遅延はポ
ーリング方式と同様の良好な特性を示す。一方、バース
ト性が高い場合には、無線帯域割当要求方式としてラン
ダムアクセス方式が選択されるため、ポーリング方式の
みを使用した場合に比べて伝送遅延が小さく抑えられ
る。すなわち、本実施の形態にかかる方式によれば、ト
ラヒックによらず、伝送遅延の増加が抑えられる。
【0057】なお、この実施の形態では、初期状態にお
いてランダムアクセス方式が選択されるものとしたが、
この「初期状態」とは、データの送信間隔が基準よりも
長く続いた状態であれば足りる。したがって、ポーリン
グ方式からランダムアクセス方式に戻された後の状態も
初期状態として取り扱われる。
【0058】以上、この発明の一実施の形態を説明した
が、この発明は、この実施形態に限られるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、上述の実施の形態で
は、無線帯域割当要求方式としてポーリング方式とラン
ダムアクセス方式を採用したが、これに限定されること
なく、これら以外の方式を採用することも可能である。
また、これらの方式に加えて他の方式を採用し、3種類
以上の複数の無線帯域割当要求方式の中から適切な方式
を選択するように構成することも可能である。これによ
り、トラヒック特性に応じて、より適切な無線帯域割当
要求方式を選択することが可能となる。
【0059】また、上述の実施の形態では、データの送
信間隔が予め設定された基準よりも長くなった場合にポ
ーリング方式からランダムアクセス方式に移行するもの
としたが、例えばデータの送信間隔が予め設定された基
準に達した場合(等しくなった場合)にランダムアクセ
ス方式に移行するものとしてもよい。要するに、データ
の送信間隔が長くなったことを判断することができる限
度において、「基準」をどのように定義してもよく、こ
の発明の本質は、この「基準」の定義内容により限定的
に解釈されるべきではない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下の効果を得ることができる。すなわち、無線端
末局から送信されるデータの送信間隔が予め設定された
基準よりも長い場合はランダムアクセス方式を用い、そ
の他の場合にはポーリング方式を用いて無線帯域を割り
当てるようにしたので、送信データのトラヒックによら
ず、無線回線の無線帯域割当要求を行うための制御に必
要とされる帯域や遅延時間を低減することができ、した
がってデータ送信における伝送遅延を低減することがで
きる。
【0061】また、無線端末局から発せられる無線帯域
割当要求の要求値が「0」を示す受信回数を無線基地局
において計数し、この受信回数が予め設定された閾値に
達した場合に、無線帯域割当要求方式をポーリング方式
からランダムアクセス方式に移行させるようにしたの
で、データの送信間隔を検出して、データの送信間隔が
長くなった場合に無線帯域割当要求方式をランダムアク
セス方式に移行させることが可能となる。
【0062】さらに、無線端末局において送信バッファ
が空である時間を計測し、この時間が予め設定された閾
値に達した場合に無線端末局から無線基地局に無線帯域
割当要求方法の変更通知を送信して無線帯域割当要求方
式をポーリング方式からランダムアクセス方式に移行さ
せるようにしたので、無線基地局の処理上の負荷を増や
すことなく、データの送信間隔を検出して、データの送
信間隔が長くなった場合に無線帯域割当要求方式をラン
ダムアクセス方式に移行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態にかかる無線帯域制御
方法および装置が適用された通信システムの全体構成を
示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態にかかる無線フレーム
(MACフレーム)のデータフォーマットを説明するた
めの図である。
【図3】 この発明の実施の形態にかかるポーリング方
式による帯域割当シーケンスを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態にかかるランダムアク
セス方式による帯域割当シーケンスを示す図である。
【図5】 ポーリング方式とランダムアクセス方式を併
用する場合の動作(ランダムアクセス方式での状態遷
移)を説明するためのフローチャートである。
【図6】 ポーリング方式とランダムアクセス方式を併
用する場合の動作(ポーリング方式での状態遷移)を説
明するためのフローチャートである。
【図7】 送信データのバースト性に対する伝送遅延特
性のシミュレーション結果の一例を示す特性図である。
【図8】 送信データのバースト性に対する伝送遅延特
性のシミュレーションで用いられるパラメータの一例を
示す図である。
【符号の説明】
AP:無線基地局 MT:無線端末局 RL:無線回線 WN:有線網 Bch:報知用チャネル Cch:制御用チャネル Dch:データ用チャネル Rch:ランダムアクセス用チャネル S10〜S12,S20〜S25:ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA01 CA01 CA06 CA12 CB01 CB06 DA01 DA17 DB16 5K067 AA13 BB21 EE02 EE10 EE61 FF05 GG04 GG11 HH23 JJ01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線回線を介して無線基地局と通信する
    複数の無線端末局に対し無線帯域を割り当てるための手
    順として、前記無線端末局から前記無線基地局に対し無
    線帯域割当要求を行う手順と、前記無線基地局において
    前記無線帯域割当要求に応じて帯域割当を行う手順とを
    有する無線帯域制御方法であって、 前記無線端末局から送信されるデータの送信間隔が予め
    設定された基準よりも長い場合はランダムアクセス方式
    により前記各手順を実行し、その他の場合はポーリング
    方式により前記各手順を実行することを特徴とする無線
    帯域制御方法。
  2. 【請求項2】 無線回線を介して無線基地局と通信する
    複数の無線端末局に対し無線帯域を割り当てるための手
    順として、前記無線端末局から前記無線基地局に対し無
    線帯域割当要求を行う手順と、前記無線基地局において
    前記無線帯域割当要求に応じて帯域割当を行う手順とを
    有する無線帯域制御方法であって、 (a)初期状態において前記無線端末局に対し無線帯域
    割当要求方式としてランダムアクセス方式を設定し、前
    記初期状態においてランダムアクセス方式により前記各
    手順が実行された後に、前記無線帯域割当要求方式をポ
    ーリング方式に移行させ、 (b)前記帯域要求割当方式がポーリング方式に移行し
    た後に、前記無線端末局から送信されるデータの送信間
    隔を検出し、前記送信間隔が予め設定された基準よりも
    長くなった場合に、前記無線帯域割当要求方式をランダ
    ムアクセス方式に移行させることを特徴とする無線帯域
    制御方法。
  3. 【請求項3】 前記データの送信間隔を検出するため
    に、前記無線端末局から発せられる無線帯域割当要求の
    要求値が「0」を示す受信回数を前記無線基地局におい
    て計数し、この受信回数が予め設定された閾値に達した
    場合に、前記無線帯域割当要求方式をポーリング方式か
    らランダムアクセス方式に移行させることを特徴とする
    請求項1または2の何れかに記載された無線帯域制御方
    法。
  4. 【請求項4】 前記データの送信間隔を検出するため
    に、前記無線端末局において送信バッファが空である時
    間を計測し、この時間が予め設定された閾値に達した場
    合に前記無線端末局から前記無線基地局に無線帯域割当
    要求方法の変更通知を送信して前記無線帯域割当要求方
    式をポーリング方式からランダムアクセス方式に移行さ
    せることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載
    された無線帯域制御方法。
  5. 【請求項5】 無線回線を介して無線基地局と通信する
    複数の無線端末局に対し無線帯域を割り当てるための手
    順として、前記無線端末局から前記無線基地局に対し無
    線帯域割当要求を行う手順と、前記無線基地局において
    前記無線帯域割当要求に応じて帯域割当を行う手順とを
    実行する無線帯域制御装置であって、 前記無線端末局から送信されるデータの送信間隔が予め
    設定された基準よりも長い場合はランダムアクセス方式
    により前記各手順を実行し、その他の場合はポーリング
    方式により前記各手順を実行する手段を備えたことを特
    徴とする無線帯域制御装置。
  6. 【請求項6】 無線回線を介して無線基地局と通信する
    複数の無線端末局に対し無線帯域を割り当てるための手
    順として、前記無線端末局から前記無線基地局に対し無
    線帯域割当要求を行う手順と、前記無線基地局において
    前記無線帯域割当要求に応じて帯域割当を行う手順とを
    実行する無線帯域制御装置であって、 初期状態において前記無線端末局に対し無線帯域割当要
    求方式としてランダムアクセス方式を設定し、前記初期
    状態においてランダムアクセス方式により前記各手順が
    実行された場合に、前記無線帯域割当要求方式をポーリ
    ング方式に移行させる第1の方式移行手段と、 前記帯域要求割当方式がポーリング方式に移行した場合
    に、前記無線端末局から送信されるデータの送信間隔を
    検出して前記送信間隔が予め設定された基準よりも長く
    なったときに、前記無線帯域割当要求方式をランダムア
    クセス方式に移行させる第2の方式移行手段と、 を備えたことを特徴とする無線帯域制御装置。
JP21440399A 1999-07-28 1999-07-28 無線帯域制御方法および装置 Expired - Lifetime JP3652555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21440399A JP3652555B2 (ja) 1999-07-28 1999-07-28 無線帯域制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21440399A JP3652555B2 (ja) 1999-07-28 1999-07-28 無線帯域制御方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001044914A true JP2001044914A (ja) 2001-02-16
JP3652555B2 JP3652555B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=16655226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21440399A Expired - Lifetime JP3652555B2 (ja) 1999-07-28 1999-07-28 無線帯域制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3652555B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003516030A (ja) * 1999-12-06 2003-05-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) バッチ式のフェア・エグゾースティブ・ポーリング・スケジューラ
JP2004320618A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法
US7283825B2 (en) 2002-05-23 2007-10-16 Interdigital Technology Corporation Signaling connection admission control in a wireless network
JP2008236433A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Ntt Docomo Inc 基地局、通信端末、送信方法及び受信方法
JP2009021792A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線基地局装置、無線端末装置、および、無線通信方法
JP2009218894A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法、無線通信システム、基地局、及び無線端末
JP2011512085A (ja) * 2008-02-01 2011-04-14 クゥアルコム・インコーポレイテッド サービス品質ベースのアップリンクポーリングスキームのための方法および装置
JP2011130515A (ja) * 2011-03-30 2011-06-30 Toshiba Corp データ伝送システム
JP2011176507A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法、無線基地局、無線アクセスシステム
JP2012065172A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Hitachi Ltd 無線通信システム、親局無線通信装置、及び子局無線通信装置、並びに、通信方法
JP2012165301A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線基地局装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003516030A (ja) * 1999-12-06 2003-05-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) バッチ式のフェア・エグゾースティブ・ポーリング・スケジューラ
US8249610B2 (en) 2002-05-23 2012-08-21 Interdigital Technology Corporation Signaling connection admission control in a wireless network
US7283825B2 (en) 2002-05-23 2007-10-16 Interdigital Technology Corporation Signaling connection admission control in a wireless network
US7583970B2 (en) 2002-05-23 2009-09-01 Interdigital Technology Corporation Signaling connection admission control in a wireless network
US9313780B2 (en) 2002-05-23 2016-04-12 Interdigital Technology Corporation Signaling connection admission control in a wireless network
US8606285B2 (en) 2002-05-23 2013-12-10 Interdigital Technology Corporation Signaling connection admission control in a wireless network
US7865190B2 (en) 2002-05-23 2011-01-04 Interdigital Technology Corporation Signaling connection admission control in a wireless network
JP2004320618A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線アクセスシステムおよび無線アクセス方法
JP2008236433A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Ntt Docomo Inc 基地局、通信端末、送信方法及び受信方法
JP2009021792A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線基地局装置、無線端末装置、および、無線通信方法
JP4536755B2 (ja) * 2007-07-11 2010-09-01 日本電信電話株式会社 無線基地局装置、無線通信システム、および、無線通信方法
JP2011512085A (ja) * 2008-02-01 2011-04-14 クゥアルコム・インコーポレイテッド サービス品質ベースのアップリンクポーリングスキームのための方法および装置
US8660062B2 (en) 2008-02-01 2014-02-25 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for quality of service-based uplink polling schemes
JP2009218894A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法、無線通信システム、基地局、及び無線端末
JP2011176507A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法、無線基地局、無線アクセスシステム
JP2012065172A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Hitachi Ltd 無線通信システム、親局無線通信装置、及び子局無線通信装置、並びに、通信方法
JP2012165301A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線基地局装置
JP2011130515A (ja) * 2011-03-30 2011-06-30 Toshiba Corp データ伝送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3652555B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2390529C (en) Methods and apparatus for coordinating channel access to shared parallel data channels
KR100561393B1 (ko) 무선 네트워크에 있어서 매체 접근 제어 방법 및 시스템
JP4374725B2 (ja) 通信方法及び通信局
JP4342683B2 (ja) 送受信装置及び送受信方法
JP3774464B2 (ja) 無線通信システムとその基地局装置
US20190306790A1 (en) Method and apparatus for managing target wake time in a communication network
JP2004530349A (ja) 集中無線lanにおける同時送信を通じたリンク容量の増加
CN110225547B (zh) 一种调度请求发送、接收方法、终端及网络侧设备
JP2002125271A (ja) 無線通信システムにおいてアップリンクトラフィックチャネルを取得する装置および方法
EP1929821A2 (en) Spectrum management in dynamic spectrum access wireless systems
EP2832168B1 (en) Dynamic setting of transmisison time in a contention based wireless system
US7561546B2 (en) Wireless communication method and apparatus for managing radio resources using silent measurement periods
US9848420B2 (en) Method and apparatus of dynamic Wi-Fi multi-channel switch based on data traffic context
JP3652555B2 (ja) 無線帯域制御方法および装置
JP2957538B2 (ja) 移動体パケット通信システム
JP4014950B2 (ja) 無線通信システムおよび通信方法
JP2681007B2 (ja) 移動通信システムにおける通信回線の割り当て方式
JP2005012275A (ja) 無線送信装置、無線パケット送信方法、および無線通信システム
CN109644502A (zh) 一种点到多点的信道分配方法、装置及系统
CN114786259A (zh) 上行资源配置方法、终端、网络侧设备以及存储介质
JP5378269B2 (ja) 無線通信方法、無線基地局、無線アクセスシステム
KR101040290B1 (ko) 우선순위 기반의 매체접속방식의 무선 네트워크 시스템, 무선 네트워크 통신 방법
US7295817B2 (en) Wireless data communication unit
JP2002374265A (ja) 無線パケット送信制御方法
CN111865538B (zh) 一种上行信道指示方法和设备

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050223

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3652555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term