JP2003333000A - データ送信方法および装置、データ受信方法および装置 - Google Patents

データ送信方法および装置、データ受信方法および装置

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JP2003333000A
JP2003333000A JP2002138297A JP2002138297A JP2003333000A JP 2003333000 A JP2003333000 A JP 2003333000A JP 2002138297 A JP2002138297 A JP 2002138297A JP 2002138297 A JP2002138297 A JP 2002138297A JP 2003333000 A JP2003333000 A JP 2003333000A
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module
component
data
transport stream
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JP2002138297A
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Mitsuhiro Nishibe
光洋 西部
Hiroichi Tsuchiya
博一 土屋
Takayuki Usami
貴之 宇佐美
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Sony Network Communications Inc
Original Assignee
Sony Communications Network Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル放送を取り巻く通信環境の整備や事
業としての体制作りがデジタル放送の普及を図る上で欠
かせない。 【解決手段】 放送用のデータストリームを、論理的な
複数のレイヤを多重化させた形に構成する。このレイヤ
は、いわゆる本放送用のデータを流すための本放送レイ
ヤと、いわゆるデータ放送に用いられる複数の副放送レ
イヤとに分けられる。複数の副放送レイヤのそれぞれに
は、楽曲、テキスト、静止画、動画、音声などの個別の
目的を有する放送コンテンツが流される。各データを識
別するための情報をこれらの放送コンテンツとは分離し
た形で送信することにより、受信側では必要なデータの
みを選択的に取得できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ送信方
法、データ送信装置、データ受信方法、およびデータ受
信装置に関する。この発明は特に、デジタルデータ放送
のトランスポートストリームを送信または受信する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送やラジオ放送の
形態がアナログからデジタルへと移行しつつある。CS
デジタル放送に続いてBSデジタル放送も開始され、数
年以内には地上波テレビジョン放送や地上波ラジオ放送
もデジタル化されようとしている。デジタル放送の大き
な特徴の一つに、いわゆるデータ放送がある。主要な放
送コンテンツを本放送として流す一方で、付随するデー
タをサブチャンネル的に流すことによって番組に付加価
値を与える。アナログ放送においても同種の技術として
文字放送があるが、デジタル放送におけるデータ放送は
動画、静止画、音声、テキストなどメディアタイプを問
わず複数種のデータを同時に伝送できる点で内容をより
充実させやすい。
【0003】最近では、インターネットを放送媒体とし
て利用した、いわゆるインターネット放送がブロードバ
ンド時代を背景に注目を集めている。かつてのインター
ネット放送は狭い帯域幅の中で限られたコンテンツを配
信するのみであったため、テレビジョン放送やラジオ放
送との間であまり競合が見られなかったが、ブロードバ
ンド人口の急増によって今や重要な放送手段の一つと目
されるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】データ放送において様
々なコンテンツを画面に表示させる標準的な手法は、コ
ンテンツの画面配置や表示タイミングなどを制御するた
めの記述言語であるBML(Broadcast Markup Languag
e)を用いて文書に記述する手法である。従来のBML
文書においては、表示の対象となるコンテンツを電波産
業会(ARIB)が策定した標準規格であるARIB STD-B
24に基づく形式で参照先指定する。この規格によると、
例えば「arib-dc://<service_id>.<event_id>.<content
_id>/<component_tag>/<module_id>/resourceName」の
ような名前空間を用いて指定することになっている。こ
の「component_tag」や「module_id」といった識別子は
トランスポートの伝送時に付与する値であり、通常はシ
リアルな数値が割り当てられる。これらは本来、伝送時
に便宜上付与する情報である。したがって、コンテンツ
の作成者は、そのコンテンツの作成時点のような早い段
階から伝送時の形態を意識しなければならず、BML文
書に記述するために大きな労力を払っていた。
【0005】一方、アナログ放送からデジタル放送へ移
行することによって、伝送できるデータ量は数倍に広が
ると言われており、それだけ多チャンネル化も容易にな
るので放送の充実化が大いに期待される。しかし、伝送
効率やハードウエア性能ばかりが向上してもそれだけで
は視聴者を獲得することは困難であり、提供する番組な
どソフト面で充実させなければ放送の活性化は達成でき
ない。現在、放送コンテンツの制作者は新しい放送規格
への対応に追われているが、近い将来にすべての放送が
デジタル化されようとしている状況からしてもこうした
負担が軽減されるようなツールや規格の確立は急務と言
える。
【0006】本発明者は、以上の認識に基づき本発明を
なしたもので、その目的は、デジタルデータ放送におけ
るコンテンツ制作の負担を軽減するための技術の提供に
ある。本発明の別の目的は、デジタルデータ放送用のコ
ンテンツ制作における自由度を高める技術の提供にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、デ
ータ送信方法に関する。この方法は、データ放送におけ
るモノメディアの画面提示に関する制御を定義したマル
チメディア制御情報のモジュールを伝送対象に設定する
過程と、マルチメディア制御情報において提示対象とし
て指定されたモノメディアのモジュールを伝送対象に設
定する過程と、モジュールの受信装置における格納先と
してその受信装置のメモリ上の仮想ディレクトリ名を設
定する過程と、モジュールをコンポーネント化するとき
の構成および仮想ディレクトリ名の指定を記述した識別
メッセージを生成する過程と、識別メッセージおよびモ
ジュールをコンポーネント化する過程と、コンポーネン
トを多重化したトランスポートストリームの構成を記述
した詳細テーブルを生成する過程と、コンポーネントお
よび詳細テーブルを多重化してトランスポートストリー
ムを生成する過程と、トランスポートストリームを送信
する過程と、を備える。
【0008】ここで「データ放送」は、いわゆるデジタ
ル放送において本放送に付随して伝送されるサブチャン
ネル的なコンテンツであってもよい。「モノメディア」
は、デジタルデータ放送のコンテンツを構成するデータ
であり、例えば動画、静止画、音声、楽曲、テキストな
ど個別のフォーマットのもとで生成された個別の目的を
もつデータが含まれる。複数のモノメディアによってマ
ルチメディアが構成される。「マルチメディア制御情
報」は、例えばXML(eXtensible Markup Language)
やBML(Broadcast Markup Language)などのメタ言
語または記述言語を用いて作成された文書であってもよ
い。
【0009】「仮想ディレクトリ名」は、バッファメモ
リ上に仮想的に形成させたディレクトリ構造におけるひ
とつのディレクトリの名前を示す。この構造は、例えば
ハードディスクなどの補助記憶装置に用いられるファイ
ルシステムの概念と同様である。すなわち、受信したモ
ジュールの格納先をバッファメモリにおいて階層化する
とともに、各階層にディレクトリ名を付与して管理する
ものである。
【0010】「識別メッセージ」は、ARIB STD-B24に規
定されるDII(Download Info Indication)メッセー
ジなど、データカルーセルの構成を記述した情報であっ
てもよい。「コンポーネント化」は、識別メッセージや
モジュールを構成するデータを組み合わせてひとつのエ
レメンタリストリーム(ES)を構成させる処理であっ
てもよい。「詳細テーブル」は、ARIB STD-B10に規定さ
れるPAT(ProgramAssociation Table)、PMT(Pr
ogram Map Table)、NIT(Network Information Tab
le)、CAT(Conditional Access Table)、番組配列
情報などの伝送制御信号であってもよい。
【0011】本発明の別の態様は、データ送信装置に関
する。この装置は、データ放送で伝送すべき少なくとも
ひとつのモノメディアのモジュールを指定する指示を取
得し、そのモジュールをコンポーネント化するときの構
成を記述した識別メッセージを生成するメッセージ設定
部と、指定されたモジュールおよび識別メッセージをコ
ンポーネント化するコンポーネント生成部と、コンポー
ネントを多重化したトランスポートストリームの構成を
記述した詳細テーブルを生成する詳細設定部と、コンポ
ーネントおよび詳細テーブルを多重化してトランスポー
トストリームを生成するストリーム設定部と、を備え
る。メッセージ設定部は、伝送するモジュールの受信装
置における格納先としてその受信装置のメモリ上の仮想
ディレクトリ名を識別メッセージに書き込んでもよい。
【0012】このデータ送信装置は、必ずしもアンテナ
などの送信手段を一体的に有することを必要とせず、
「放送サーバ」または「放送データ編集装置」などの形
で実現することを妨げない。個別の機能を有する複数の
装置が組み合わさって構成されるシステムの形で実現し
てもよく、全体として一体に構成されることを必要とし
ない。
【0013】マルチメディア制御情報における提示対象
のモジュールの参照先指定は、受信装置のメモリ上の仮
想ディレクトリと受信装置の補助記憶装置上のディレク
トリの双方を同一視した形でなされてもよい。マルチメ
ディア制御情報において、トランスポートストリームか
ら受信装置のメモリへ一時的に格納された後に即時再生
されるリアルタイム型コンテンツのモジュールと、同時
に再生されるべき他のモジュールとともに受信装置の補
助記憶装置に蓄積されて事後的に再生される蓄積型コン
テンツのモジュールとの双方が混在した形で参照先指定
されてもよい。
【0014】本発明のさらに別の形態は、データ受信方
法に関する。この方法は、トランスポートストリームを
取得する過程と、トランスポートストリームからその構
成が記述された詳細テーブルを取得する過程と、詳細テ
ーブルに基づいてトランスポートストリームに含まれる
少なくともひとつのコンポーネントを取得する過程と、
コンポーネントの構成が記述された識別メッセージを取
得する過程と、コンポーネントに含まれる少なくともひ
とつのモノメディアのモジュールを識別メッセージに基
づいて認識するとともに、その識別メッセージにおいて
指定されたメモリ上の仮想ディレクトリへ認識されたモ
ジュールを格納する過程と、データ放送におけるモノメ
ディアのモジュールの画面提示に関する制御を定義した
マルチメディア制御情報を読み出す過程と、マルチメデ
ィア制御情報において参照先指定された仮想ディレクト
リを参照する過程と、仮想ディレクトリに格納されたモ
ジュールを読み出し、このモジュールをマルチメディア
制御情報にしたがった構成により画面に提示する過程
と、を備える。
【0015】本発明のさらに別の形態は、データ受信装
置に関する。この装置は、トランスポートストリームを
取得する受信処理部と、トランスポートストリームから
その構成が記述された詳細テーブルを取得するテーブル
取得部と、詳細テーブルに基づいてトランスポートスト
リームに含まれる少なくともひとつのコンポーネントを
取得するコンポーネント取得部と、コンポーネントの構
成が記述された識別メッセージをトランスポートストリ
ームから取得するメッセージ取得部と、コンポーネント
に含まれる少なくともひとつのモノメディアのモジュー
ルを識別メッセージに基づいて認識するとともに、その
識別メッセージにおいて指定されたメモリ上の仮想ディ
レクトリへ認識されたモジュールを格納する格納処理部
と、を備える。
【0016】このデータ受信装置は、受信したモジュー
ルを一時的に格納するためのバッファメモリをさらに備
え、そのバッファメモリには仮想的なディレクトリ構造
の形式でモジュールが格納される。データ受信装置は、
必ずしもアンテナなどの受信手段を一体的に有すること
を必要とせず、「放送受信端末」または「放送データ再
生装置」などの形で実現することを妨げない。個別の機
能を有する複数の装置が組み合わされて構成されるシス
テムの形で実現してもよく、全体として一体に構成され
ることを必要としない。
【0017】格納処理部は、メモリに格納されたモジュ
ールを仮想ディレクトリの構造を承継したディレクトリ
構造の下で補助記憶装置に保存する機能を有してもよ
い。マルチメディア制御情報において、メモリ上の仮想
ディレクトリと補助記憶装置上のディレクトリの双方を
同一視した形で参照先指定されてもよい。マルチメディ
ア制御情報において、トランスポートストリームからメ
モリへ一時的に格納された後に即時再生されるリアルタ
イム型コンテンツのモジュールと、同時に再生されるべ
き他のモジュールとともに補助記憶装置に蓄積されて事
後的に再生される蓄積型コンテンツのモジュールとの双
方が混在した形で参照先指定されてもよい。
【0018】なお、以上の構成要素の任意の組合せや、
本発明の構成要素や表現を方法、装置、コンピュータプ
ログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒
体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、
本発明の態様として有効である。
【0019】
【発明の実施の形態】(前提技術)前提技術において
は、地上波デジタルラジオ放送用のトランスポートスト
リームの中に複数の論理的なデータ伝送路であるレイヤ
を設け、そのレイヤごとに個別の放送コンテンツを割り
当てる。各放送コンテンツは、ラジオ放送、楽曲デー
タ、画像データ、天気情報、ニュースなど、それぞれ個
別の目的を有する。
【0020】受信端末は、トランスポートストリームに
含まれる全ての放送コンテンツを取得する必要はなく、
機種ごとの仕様に応じて選択的に放送コンテンツを取得
する。受信端末の仕様は、機種ごとの再生目的に沿って
任意に採用できる。例えばラジオ放送と楽曲データのみ
を取得可能とする装置や、ラジオ放送、天気情報、ニュ
ースのみを取得可能とする装置など、同じトランスポー
トストリームからあらゆる組合せで放送コンテンツを取
得できる。各放送コンテンツは所定の識別情報で管理さ
れる。受信端末は管理情報を参照して必要な放送コンテ
ンツだけを取得するため、受信帯域やバッファが圧迫さ
れない。
【0021】一方、放送サーバは、受信端末の仕様が機
種によって異なる場合にも、それぞれの仕様に応じて別
々のトランスポートストリームを生成して送信しなくて
よく、あらゆる仕様の受信端末に向けて同じトランスポ
ートストリームを送信する。これにより、送信するデー
タの重複を回避でき、複数の放送コンテンツを効率よく
送信できる。
【0022】放送サーバは、各放送コンテンツに付与し
た識別情報を、放送コンテンツから分離させた形で送信
する。さらに、いくつかの放送コンテンツに関しては、
送信するタイミングに関する情報や、他の伝送方法によ
る代替的な配信手段に関する情報をあわせて送信する。
これにより、選択的な放送コンテンツの取得をさらに効
率よく実現できる。
【0023】このように、放送側にとっては受信側の仕
様の違いに左右されずに放送内容を決定でき、受信側に
とっても放送内容の違いに左右されずに仕様を決定でき
る。
【0024】図1は、デジタル放送用トランスポートス
トリームの論理的な構成を示す。前提技術における放送
に割り当てられた全体の帯域は680kbpsであり、
その帯域をMPEG(Moving Picture Experts Group)
の一規格であるMPEG2−TS方式でトランスポート
ストリームを流す。このトランスポートストリームは図
示する通りいくつかの論理的なレイヤによって構成され
る。そのレイヤには1つの本放送レイヤと複数の副放送
レイヤが含まれる。ただし、本放送レイヤと副放送レイ
ヤの数や構成は任意であり、放送内容を決定する側に委
ねられる。
【0025】本放送レイヤには、デジタルラジオ放送に
おけるいわゆる本放送用のデータが流れる。このレイヤ
の帯域は128kbpsであり、データ形式はAAC
(Advanced Audio Coding)である。副放送レイヤに
は、いわゆるデータ放送用のデータが流れる。この副放
送レイヤはさらにいくつかのレイヤに細分化され、それ
ぞれに楽曲、テキスト、静止画、動画、音声などのデー
タが流される。例えば、楽曲データの伝送に用いられる
レイヤの帯域は270kpsである。
【0026】(実施の形態)本実施形態においては、放
送受信端末が受信したデータを仮想的なディレクトリ構
造の下でバッファメモリに格納する。放送画面の構成を
定義するBML文書においては、画面に提示させるモノ
メディアの参照先として仮想ディレクトリ名を指定でき
る。トランスポートストリーム(以下、TSという。)
上においてモジュールを識別するために用いられる名前
空間で参照先指定する場合と異なり、伝送時の形態を考
慮せずに参照先指定できるので、コンテンツ作成者にと
って利便性が高い。
【0027】図2は、放送システムの構成を示す機能ブ
ロック図である。放送システム10は、放送サーバ14
と複数の放送受信端末12で構成される。放送サーバ1
4は、放送用のTSを地上波で送信し、これを複数の放
送受信端末12が受信する。
【0028】放送サーバ14および放送受信端末12
は、ハードウエア的には、コンピュータのCPUをはじ
めとする素子で実現でき、ソフトウエア的にはデータ送
受信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、
図2〜4ではそれらの連携によって実現される機能ブロ
ックを描いている。したがって、これらの機能ブロック
はハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろい
ろなかたちで実現できる。放送サーバ14は、発信用の
アンテナを含む構成でもよいし、放送受信端末12は、
受信用のアンテナを含むパーソナルコンピュータ、専用
受信装置、携帯情報端末、携帯電話などであってもよ
い。
【0029】図3は、放送サーバの構成を示す機能ブロ
ック図である。放送サーバ14は、放送データ記憶部2
0、伝送設定部30、ストリーム設定部60、および送
信処理部70を備える。放送データ記憶部20は放送用
のコンテンツを保持し、伝送設定部30がTSの構成を
設定する。その設定に基づいてストリーム設定部60が
TSを生成し、これを送信処理部70が放送受信端末1
2へ送信する。
【0030】放送データ記憶部20には、放送コンテン
ツを構成する動画、静止画、音声、楽曲、テキストなど
のデータが格納されている。伝送設定部30は、DII
メッセージを設定するメッセージ設定部32と、モジュ
ールをコンポーネント化するコンポーネント生成部34
と、TSの構成を設定する詳細設定部36を有する。
【0031】メッセージ設定部32は、指示取得部3
8、ブロック設定部40、およびメッセージ生成部42
を含む。指示取得部38は、モノメディアのモジュール
を伝送対象に指定する指示を操作者から受け取る。指示
取得部38はさらに、伝送するモジュールの受信側にお
ける格納先としてその受信端末のバッファメモリ上の仮
想ディレクトリ名に関する指示を操作者から受け取る。
仮想ディレクトリ名として、ディレクトリパスの名前や
ファイル名の指定を受ける。ブロック設定部40は、伝
送対象に指定されたモジュールをコンポーネント化する
ときの構成を設定するとともに、モジュールのデータサ
イズやデータ種別などに応じて伝送用のブロックである
DDB(Download Data Block)を生成する。メッセー
ジ生成部42は、パッケージの構成を記述したDIIメ
ッセージを生成する。メッセージ生成部42はさらに、
モジュールの格納先である仮想ディレクトリ名の指定を
DIIメッセージに書き込む。
【0032】コンポーネント生成部34は、対象特定部
44およびコンポーネント設定部46を含む。対象特定
部44は、コンポーネント化の対象となるDIIメッセ
ージおよびDDBを特定する。コンポーネント設定部4
6は、対象特定部44によって特定されたDIIメッセ
ージおよびDDBからコンポーネントを生成する。ここ
で、コンポーネント設定部46がコンポーネント化する
DDBには、マルチメディア制御情報のモジュールも含
まれる。このマルチメディア制御情報は、データ放送に
おけるモノメディアのモジュールの画面提示に関する空
間的制御または時間的制御を定義するデータであり、本
実施形態ではBML文書を示す。
【0033】BML文書において提示対象として指定さ
れるモジュールの参照先指定には、仮想ディレクトリ名
が用いられる。この仮想ディレクトリ名に用いられる名
前空間は、TS上でモジュールを識別するための名前空
間と異なる形式で形成される。すなわち、「arib-dc://
<service_id>.<event_id>.<content_id>/<component_ta
g>/<module_id>/resourceName」のような、TS上でモ
ジュールを直接識別するための名前空間ではなく、例え
ば「arib-rtl://<service_id>/<real-time location pa
th>/<fileName>」のようなディレクトリパスとファイル
名を連結させた名前空間が用いられる。前者が「伝送時
の名前空間」だとすれば、後者は「利用時の名前空間」
と表現できる。「component_tag」および「module_id」
は、伝送時に便宜的に付与される数字などの識別子であ
る。一方、「real-time locationpath」および「fileNa
me」は、コンテンツ作成者が意識的にその内容を表すよ
うな文字列で自由に指定できる。なお、BML文書にお
いて「<real-time location path>/<fileName>」や「..
/<fileName>」のような相対参照によりモジュールを指
定してもよい。
【0034】一つのBML文書において提示対象として
指定された複数のモジュール、すなわち同時に画面へ提
示すべき複数のモジュールを複数のコンポーネントに分
散して伝送する場合は、その分散後の関連性をDIIメ
ッセージに記述しておく。その記述は、メッセージ生成
部42によって処理される。分散後の関連性は、例えば
コンポーネント間での参照指定の形で記述し、相互に参
照し合う形式で記述してもよい。
【0035】詳細設定部36は、テーブル生成部48お
よびパケット設定部50を含む。テーブル生成部48
は、複数のコンポーネントを多重化して形成されるTS
の構成を記述した詳細テーブルを生成する。パケット設
定部50は、各コンポーネントを固定長のパケットに分
割するとともに、それぞれのパケットにパケット識別
(PID)を付与する。
【0036】ストリーム設定部60は、符号化処理部6
2および多重化処理部64を有する。符号化処理部62
は、必要に応じてデータを符号化する。例えば、楽曲デ
ータをAACなどの形式に変換してもよいし、大容量デ
ータの圧縮や暗号化を処理してもよい。多重化処理部6
4は、詳細設定部36によって定められた詳細テーブル
に基づいて複数のパケットを時分割多重などにより多重
化してデータストリームを生成する。このデータストリ
ームを送信処理部70が送信する。
【0037】図4は、放送受信端末の構成を示す機能ブ
ロック図である。放送受信端末12は、受信処理部11
0、受信データ処理部120、バッファメモリ130、
ハードディスク132、提示処理部140、モニタ15
0、およびスピーカ152を備える。放送サーバ14か
ら発信されたTSを受信処理部110が受信し、受信デ
ータ処理部120がTSからモジュールを取り出してバ
ッファメモリ130またはハードディスク132に格納
する。提示処理部140は、バッファメモリ130また
はハードディスク132に格納されたモジュールを再生
する。再生された音声はスピーカ152を通じて外部へ
出力され、再生された画像やテキストはモニタ150を
通じて外部へ出力される。
【0038】受信データ処理部120は、テーブル取得
部122、コンポーネント取得部124、メッセージ取
得部126、および格納処理部128を有する。テーブ
ル取得部122は、TSから詳細テーブルを取得する。
例えば、最初にPATを取得し、このPATに基づいて
PMTやNITを取得する。コンポーネント取得部12
4は、選局されているサービスに属するパケットをPM
Tに基づいて取得し、そのパケットを連結してコンポー
ネントを再構成する。コンポーネント取得部124は、
各コンポーネントを識別するためのコンポーネント識別
子(componenttag)をPMTから取得して各コンポーネ
ントに割り当てる。コンポーネント取得部124は、各
コンポーネントが属するサービスを識別するためのサー
ビス識別子(service id)をNITから取得する。コン
ポーネント取得部124は、必要に応じてデータ形式の
変換や、圧縮データまたは暗号化データの復号を処理す
る。
【0039】メッセージ取得部126は、各コンポーネ
ントからDIIメッセージを取得する。格納処理部12
8は、コンポーネントに含まれるモジュールをDIIメ
ッセージに基づいて認識する。格納処理部128は、D
IIメッセージにおいて指定されたバッファメモリ13
0上の仮想ディレクトリへモジュールを格納する。格納
処理部128は、ひとつのBML文書に提示対象として
指定された複数のモジュールが複数のコンポーネントに
分散されて伝送される場合にそれらコンポーネント間で
の参照指定をDIIメッセージから読み出してモジュー
ル間の関連性を認識する。コンポーネントが蓄積型サー
ビス用のデータである場合、格納処理部128はそのモ
ジュールをハードディスク132へ蓄積してもよい。蓄
積型サービス用のデータであるか否かは、サービスのタ
イプに応じて判断してもよいし、所定のテーブルなどに
記述された識別フラグに基づいて判断してもよい。
【0040】提示処理部140は、バッファメモリ13
0に格納されたモジュールを画面に提示する機能とし
て、モジュール読出部142、制御情報読出部144、
および再生部146を有する。制御情報読出部144
は、バッファメモリ130に格納されたモジュールのう
ち、マルチメディア制御情報としてのBML文書のモジ
ュールを読み出す。
【0041】モジュール読出部142は、BML文書に
おいて指定されたモジュールの格納先であるバッファメ
モリ130上の仮想ディレクトリを参照し、そこからモ
ジュールを読み出す。モジュール読出部142は、仮想
ディレクトリの名前空間を、TS上でモジュールを認識
するための名前空間と異なる形式で認識する。再生部1
46は、読み出された各モジュールを再生してモニタ1
50またはスピーカ152へ出力する。このとき、再生
部146はBML文書にしたがった画面構成によりモジ
ュールを提示する。
【0042】図5は、放送受信端末のバッファメモリ上
に形成される仮想ディレクトリツリーの構造を示す。図
示するように、仮想ディレクトリツリー160は複数の
ファイルとそれらの格納場所であるディレクトリを階層
化させた構造を有する。この仮想ディレクトリツリー1
60に含まれる複数のファイルは、第1コンテンツ16
4と第2コンテンツ166に大別される。第1コンテン
ツ164は、一つのエレメンタリストリーム(以下、E
Sという。)によって伝送されるデータ群であり、第2
コンテンツ166は、二つのESに分散されて伝送され
るデータ群である。
【0043】ルートディレクトリ162のディレクトリ
名は「101」である。このディレクトリ名は、図4の
コンポーネント取得部124が取得したサービス識別子
と同じである。ルートディレクトリ162より一つ下位
にあるサブディレクトリの名前は「A」および「B」で
ある。サブディレクトリ「A」の下にあるファイルおよ
びサブディレクトリの名前は、それぞれ「program01.bm
l」と「img」である。サブディレクトリ「img」の下に
あるファイルの名前は「picture01.jpg」および「pictu
re02.jpg」である。これらのファイル群は第1コンテン
ツ164を構成するとともに、伝送時には一つのコンポ
ーネントを構成する。そのコンポーネント識別子の値は
「51」である。
【0044】サブディレクトリ「B」の下にあるファイ
ルおよびサブディレクトリの名前は、それぞれ「progra
m02.bml」と「data」である。サブディレクトリ「dat
a」の下にあるファイルの名前は「sound.aif」、「pict
ure03.jpg」、および「picture04.jpg」である。これら
のファイル群は第2コンテンツ166を構成するととも
に、伝送時には二つのコンポーネントに分散される。そ
のコンポーネント識別子の値は「52」および「53」であ
る。以上のような構造で仮想ディレクトリが形成され
る。コンテンツ作成者は、仮想ディレクトリツリー16
0の構造、ディレクトリ名、ファイル名などを自由に設
定できるので、利便性が高い。
【0045】図6は、一つのESで伝送されるコンテン
ツの構成を示す。第1コンポーネント180は、一つの
ESを構成する単位であり、図5に示したファイル「pr
ogram01.bml」、「picture01.jpg」、および「picture0
2.jpg」を含む。この第1コンポーネント180に付与
されるコンポーネント識別子は「51」である。第1コン
ポーネント180は、DIIメッセージ170とDDB
172で構成される。DDB172は二つのモジュール
で構成される。一つ目のモジュールはファイル「progra
m01.bml」である。二つ目のモジュールはエンティティ
形式であり、「picture01.jpg」と「picture02.jpg」を
含む。それぞれのモジュールには、モジュール識別子
(module id)として「1」および「2」の値が付与さ
れる。
【0046】DIIメッセージ170は、プライベート
領域171およびモジュール情報領域173を含む。仮
想ディレクトリ名を指定するための記述子(以下、「リ
アルタイムロケーション記述子」という。)を、プライ
ベート領域171とモジュール情報領域173の一方ま
たは双方に格納する。なお、双方に格納されたときはモ
ジュール情報領域173に格納されたリアルタイムロケ
ーション記述子を優先する。
【0047】プライベート領域171においては、リア
ルタイムロケーション記述子を用いて仮想ディレクトリ
名「A」が指定される。モジュール情報領域173には
リアルタイムロケーション記述子が格納されていないの
で、放送受信端末12は第1コンポーネント180のモ
ジュールをすべて仮想ディレクトリ「A」に格納する。
モジュール情報領域173においては、モジュールごと
にタイプ記述子とネーム記述子が指定される。モジュー
ル「1」は、そのデータ種別が「BML文書」であるこ
とがタイプ記述子から把握でき、そのファイル名は「pr
ogram01.bml」であることがネーム記述子から把握でき
る。モジュール「2」は、その形式が「multipart」す
なわちエンティティ形式であることがタイプ記述子から
把握でき、これらの格納場所であるディレクトリ名は
「img」であることがネーム記述子から把握できる。こ
のエンティティ形式のモジュールを構成するファイルの
名前は、それぞれDDB172に格納されたそれぞれの
リソース名から把握できる。
【0048】こうして得られたディレクトリ名、ファイ
ル名、格納場所の構造に基づいて放送受信端末12は図
5のような仮想ディレクトリツリー構造をバッファメモ
リ上に形成させる。なお、ARIB STD-24には、「StoreRo
ot記述子」および「SubDirectory記述子」が規定されて
いるが、これらはいわゆる蓄積型コンテンツに対しての
み使用できる記述子であり、本実施形態のようなリアル
タイム再生型のコンテンツには事実上使用できない。ま
た、「StoreRoot記述子」および「SubDirectory記述
子」を用いても、一つのコンテンツが複数のコンポーネ
ントに分散される場合のコンポーネント間の参照指定が
できないので、総てのESを取得しないとコンテンツの
全容が把握できない。その意味からも、これら従来の記
述子と本実施形態のリアルタイムロケーション記述子は
明らかに相違する。
【0049】図7は、コンテンツが二つのESに分散さ
れて伝送される場合における第1のコンポーネントの構
成を示す。以下、図6の第1コンポーネント180との
相違点を中心に第2コンポーネント182を説明する。
第2コンポーネント182は、図5に示したファイル
「program02.bml」および「sound.aif」を含み、付与さ
れるコンポーネント識別子は「52」である。第2コンポ
ーネント182は、DIIメッセージ174とDDB1
76で構成される。DDB176を構成する一つ目のモ
ジュールはファイル「program02.bml」であり、二つ目
のモジュールは「sound.aif」である。それぞれのモジ
ュールには、モジュール識別子として「1」および
「2」の値が付与される。
【0050】DIIメッセージ174は、プライベート
領域175およびモジュール情報領域177を含む。プ
ライベート領域175には、リアルタイムロケーション
記述子が指定されていない。モジュール情報領域177
においては、モジュール「1」の「real-time location
path」の欄にリアルタイムロケーション記述子を用い
て「B」が指定されているので、モジュール「1」を仮
想ディレクトリ「B」に格納すべきことが認識される。
モジュール「1」のデータ種別は「BML文書」であ
り、そのファイル名は「program02.bml」である。モジ
ュール「2」の「real-time location path」の欄に
は、リアルタイムロケーション記述子を用いて「B/d
ata」が指定されているので、モジュール「2」を仮
想ディレクトリ「B/data」に格納すべきことが認
識される。モジュール「2」のファイル名は「sound.ai
f」である。モジュール「2」はエンティティ形式であ
るとともに、リアルタイムロケーション記述子の一つで
ある「component ref」の欄に、参照先のコンポーネン
トを示す「53」が書き込まれている。これは仮想ディレ
クトリ「B/data」に格納すべきモジュールが他の
コンポーネント「53」にも格納されていることを示す。
【0051】図8は、コンテンツが二つのESに分散さ
れて伝送される場合における第2のコンポーネントの構
成を示す。第3コンポーネント184は、図5に示した
ファイル「picture03.jpg」と「picture04.jpg」を含
み、付与されるコンポーネント識別子は「53」である。
第3コンポーネント184は、DIIメッセージ178
とDDB179で構成される。DDB179を構成する
一つ目のモジュールはファイル「picture03.jpg」であ
り、二つ目のモジュールは「picture04.jpg」である。
それぞれのモジュールには、モジュール識別子として
「1」および「2」の値が付与される。
【0052】DIIメッセージ178は、プライベート
領域190およびモジュール情報領域192を含む。図
7の第2コンポーネント182と同様に、リアルタイム
ロケーション記述子はプライベート領域190ではなく
モジュール情報領域192に書き込まれている。モジュ
ール情報領域192において、モジュール「1」および
「2」の双方の「component ref」の欄に、参照先のコ
ンポーネントを示す「52」が書き込まれている。格納先
の仮想ディレクトリの指定方法は、モジュール「2」の
ように「real-time location path」の欄へ「B/da
ta」と記述してもよいし、モジュール「1」のように
「real-time location path」の欄へ上位のディレクト
リ名「B」のみを記述した上で、そのネーム記述子の欄
へ下位のディレクトリ名「data」を記述してもよ
い。こうして得られたディレクトリ名、ファイル名、格
納場所の構造に基づいて放送受信端末12は図5のよう
な仮想ディレクトリツリー構造をバッファメモリ上に形
成させる。
【0053】図9は、リアルタイムロケーション記述子
の構造を模式的に示す。図のように、リアルタイムロケ
ーション記述子である「real_time_location_descripto
r ()」は、「real_time_location_path」の情報と「com
ponent_ref」の情報とで構成される。「real_time_loca
tion_path」には、モジュールの格納先ディレクトリを
示す情報が数ビットの値で設定される。「component_re
f」には、参照先である他のコンポーネントを示す情報
が数ビットの値で設定される。このような構造を有する
リアルタイムロケーション記述子がコンテンツ作成者に
よって設定され、DIIメッセージに格納される。これ
らは、伝送時の形態を考慮せずに自由に設定できるの
で、コンテンツ作成者にとって利便性が高い。
【0054】以上、本発明をいくつかの実施形態をもと
に説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構
成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可
能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあるこ
とは当業者に理解されるところである。以下、変形例を
いくつか挙げる。
【0055】実施の形態においては、地上波デジタルラ
ジオ放送における送信装置および受信装置を説明した。
変形例においては、地上波放送、衛星放送、ケーブル放
送、インターネット放送などのテレビジョン放送または
ラジオ放送の形で実現してもよい。また、必ずしも「放
送」の分野に限定されず、伝送される様々なデータスト
リームに応用してもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、デジタル放送の運営に
関して利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 放送用データストリームの論理的な構成を示
す図である。
【図2】 放送システムの構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図3】 放送サーバの構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図4】 放送受信端末の構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図5】 放送受信端末のバッファメモリ上に形成され
る仮想ディレクトリツリーの構造を示す図である。
【図6】 一つのエレメンタリストリームで伝送される
コンテンツの構成を示す図である。
【図7】 コンテンツが二つのエレメンタリストリーム
に分散されて伝送される場合における第1のコンポーネ
ントの構成を示す図である。
【図8】 コンテンツが二つのエレメンタリストリーム
に分散されて伝送される場合における第2のコンポーネ
ントの構成を示す図である。
【図9】 リアルタイムロケーション記述子のデータ構
造を模式的に示す図である。
【符号の説明】 10 放送システム、 12 放送受信端末、 14
放送サーバ、 20放送データ記憶部、 30 伝送設
定部、 32 メッセージ設定部、 34コンポーネン
ト生成部、 36 詳細設定部、 60 ストリーム設
定部、 70 送信処理部、 110 受信処理部、
120 受信データ処理部、 122 テーブル取得
部、 124 コンポーネント取得部、 126 メッ
セージ取得部、 128 格納処理部、 130 バッ
ファメモリ、 140 提示処理部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 (72)発明者 土屋 博一 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーコミュニケーションネットワーク株式会 社内 (72)発明者 宇佐美 貴之 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーコミュニケーションネットワーク株式会 社内 Fターム(参考) 5C022 CA03 5C063 AA01 AB03 AB05 AC01 AC05 AC10 CA23 CA31 CA36 DA03 DA07 DA13 DB10 5K028 CC05 DD07 EE05 EE07 KK01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ放送におけるモノメディアの画面
    提示に関する制御を定義したマルチメディア制御情報の
    モジュールを伝送対象に設定する過程と、 前記マルチメディア制御情報において提示対象として指
    定されたモノメディアのモジュールを伝送対象に設定す
    る過程と、 前記モジュールの受信装置における格納先として、その
    受信装置のメモリ上の仮想ディレクトリ名を設定する過
    程と、 前記モジュールをコンポーネント化するときの構成およ
    び前記仮想ディレクトリ名の指定を記述した識別メッセ
    ージを生成する過程と、 前記識別メッセージおよびモジュールをコンポーネント
    化する過程と、 前記コンポーネントを多重化したトランスポートストリ
    ームの構成を記述した詳細テーブルを生成する過程と、 前記コンポーネントおよび詳細テーブルを多重化してト
    ランスポートストリームを生成する過程と、 前記トランスポートストリームを送信する過程と、 を備えることを特徴とするデータ送信方法。
  2. 【請求項2】 データ放送で伝送すべき少なくともひと
    つのモノメディアのモジュールを指定する指示を取得
    し、そのモジュールをコンポーネント化するときの構成
    を記述した識別メッセージを生成するメッセージ設定部
    と、 前記指定されたモジュールおよび前記識別メッセージを
    コンポーネント化するコンポーネント生成部と、 前記コンポーネントを多重化したトランスポートストリ
    ームの構成を記述した詳細テーブルを生成する詳細設定
    部と、 前記コンポーネントおよび詳細テーブルを多重化してト
    ランスポートストリームを生成するストリーム設定部
    と、を備え、 前記メッセージ設定部は、前記モジュールの受信装置に
    おける格納先としてその受信装置のメモリ上の仮想ディ
    レクトリ名を前記識別メッセージに書き込むことを特徴
    とするデータ送信装置。
  3. 【請求項3】 前記コンポーネント生成部は、前記モジ
    ュールの画面提示に関する制御を定義したマルチメディ
    ア制御情報のモジュールをさらにコンポーネント化する
    とともに、そのマルチメディア配置情報において提示対
    象として指定されるモジュールの参照先指定に前記仮想
    ディレクトリ名が用いられることを特徴とする請求項2
    に記載のデータ送信装置。
  4. 【請求項4】 前記マルチメディア制御情報において提
    示対象として指定されるモジュールの参照先指定に用い
    られる名前空間は、トランスポートストリーム上でモジ
    ュールを識別するための名前空間と異なる形式で形成さ
    れることを特徴とする請求項2または3に記載のデータ
    送信装置。
  5. 【請求項5】 前記メッセージ設定部は、ひとつのマル
    チメディア制御情報において提示対象として指定された
    複数のモジュールを複数のコンポーネントに分散して伝
    送する場合に、それらコンポーネント間での参照指定を
    前記識別メッセージに記述することを特徴とする請求項
    2から4のいずれかに記載のデータ送信装置。
  6. 【請求項6】 トランスポートストリームを取得する過
    程と、 前記トランスポートストリームからその構成が記述され
    た詳細テーブルを取得する過程と、 前記詳細テーブルに基づいて前記トランスポートストリ
    ームに含まれる少なくともひとつのコンポーネントを取
    得する過程と、 前記コンポーネントの構成が記述された識別メッセージ
    を取得する過程と、 前記コンポーネントに含まれる少なくともひとつのモノ
    メディアのモジュールを前記識別メッセージに基づいて
    認識するとともに、その識別メッセージにおいて指定さ
    れたメモリ上の仮想ディレクトリへ前記認識されたモジ
    ュールを格納する過程と、 データ放送におけるモノメディアのモジュールの画面提
    示に関する制御を定義したマルチメディア制御情報を読
    み出す過程と、 前記マルチメディア制御情報において参照先指定された
    仮想ディレクトリを参照する過程と、 前記仮想ディレクトリに格納されたモジュールを読み出
    し、このモジュールを前記マルチメディア制御情報にし
    たがった構成により画面に提示する過程と、 を備えることを特徴とするデータ受信方法。
  7. 【請求項7】 トランスポートストリームを取得する受
    信処理部と、 前記トランスポートストリームからその構成が記述され
    た詳細テーブルを取得するテーブル取得部と、 前記詳細テーブルに基づいて前記トランスポートストリ
    ームに含まれる少なくともひとつのコンポーネントを取
    得するコンポーネント取得部と、 前記コンポーネントの構成が記述された識別メッセージ
    を前記トランスポートストリームから取得するメッセー
    ジ取得部と、 前記コンポーネントに含まれる少なくともひとつのモノ
    メディアのモジュールを前記識別メッセージに基づいて
    認識するとともに、その識別メッセージにおいて指定さ
    れたメモリ上の仮想ディレクトリへ前記認識されたモジ
    ュールを格納する格納処理部と、 を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリに格納されたモジュールを画
    面に提示する提示処理部をさらに備え、 前記提示処理部は、データ放送におけるモノメディアの
    モジュールの画面提示に関する制御を定義したマルチメ
    ディア制御情報を読み出し、そのマルチメディア制御情
    報において指定されたモジュールの格納先である仮想デ
    ィレクトリを参照し、前記マルチメディア制御情報にし
    たがった画面構成により前記モジュールを提示すること
    を特徴とする請求項7に記載のデータ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記提示処理部は、前記マルチメディア
    制御情報において前記提示の対象となるモジュールの参
    照先指定に用いられる名前空間を、トランスポートスト
    リーム上でモジュールを識別するための名前空間と異な
    る形式で認識することを特徴とする請求項7または8に
    記載のデータ受信装置。
  10. 【請求項10】 前記格納処理部は、ひとつのマルチメ
    ディア制御情報に提示対象として指定された複数のモジ
    ュールが複数のコンポーネントに分散されて伝送される
    場合にそれらコンポーネント間での参照指定を前記識別
    メッセージから読み出してモジュール間の関連性を認識
    することを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載
    のデータ受信装置。
  11. 【請求項11】 データ放送におけるモノメディアの画
    面提示に関する制御を定義したマルチメディア制御情報
    のモジュールを伝送対象に設定する過程と、 前記マルチメディア制御情報において提示対象として指
    定されたモノメディアのモジュールを伝送対象に設定す
    る過程と、 前記モジュールの受信装置における格納先として、その
    受信装置のメモリ上の仮想ディレクトリ名を設定する過
    程と、 前記モジュールをコンポーネント化するときの構成およ
    び前記仮想ディレクトリ名の指定を記述した識別メッセ
    ージを生成する過程と、 前記識別メッセージおよびモジュールをコンポーネント
    化する過程と、 前記コンポーネントを多重化したトランスポートストリ
    ームの構成を記述した詳細テーブルを生成する過程と、 前記コンポーネントおよび詳細テーブルを多重化してト
    ランスポートストリームを生成する過程と、 前記トランスポートストリームを送信する過程と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュ
    ータプログラム。
  12. 【請求項12】 トランスポートストリームを取得する
    過程と、 前記トランスポートストリームからその構成が記述され
    た詳細テーブルを取得する過程と、 前記詳細テーブルに基づいて前記トランスポートストリ
    ームに含まれる少なくともひとつのコンポーネントを取
    得する過程と、 前記コンポーネントの構成が記述された識別メッセージ
    を取得する過程と、 前記コンポーネントに含まれる少なくともひとつのモノ
    メディアのモジュールを前記識別メッセージに基づいて
    認識するとともに、その識別メッセージにおいて指定さ
    れたメモリ上の仮想ディレクトリへ前記認識されたモジ
    ュールを格納する過程と、 データ放送におけるモノメディアのモジュールの画面提
    示に関する制御を定義したマルチメディア制御情報を読
    み出す過程と、 前記マルチメディア制御情報において参照先指定された
    仮想ディレクトリを参照する過程と、 前記仮想ディレクトリに格納されたモジュールを読み出
    し、このモジュールを前記マルチメディア制御情報にし
    たがった構成により画面に提示する過程と、 をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュ
    ータプログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006001481A1 (ja) * 2004-06-29 2006-01-05 Kyocera Corporation デジタル放送受信装置
JP2008252521A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nippon Television Network Corp データ放送の送出確認システム、変換装置、送出確認装置、及びそのプログラム

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