JP2003332831A - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JP2003332831A
JP2003332831A JP2002136888A JP2002136888A JP2003332831A JP 2003332831 A JP2003332831 A JP 2003332831A JP 2002136888 A JP2002136888 A JP 2002136888A JP 2002136888 A JP2002136888 A JP 2002136888A JP 2003332831 A JP2003332831 A JP 2003332831A
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Japan
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dielectric block
shaped conductor
antenna
resonance frequency
conductor plate
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JP2002136888A
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Hiroshi Fujikawa
浩 藤川
Junichi Shimizu
純一 清水
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Smkr & D Kk
SMK Corp
Original Assignee
Smkr & D Kk
SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体ブロック1の比誘電率εや成型条件
にバラツキが生じたり、アンテナ素子2の寸法精度にバ
ラツキが生じても、共振周波数を所望値に調整できるア
ンテナを提供すること。 【解決手段】 アンテナ素子2が逆F型アンテナを構成
する矩形状導体板11と二股状導体板12を具備し、矩
形状導体板11の一部に切断によって共振周波数の調整
が可能な共振周波数調整部3を形成し、二股状導体板1
2の一方の先端部を接地側接続部、他方の先端部を給電
側接続部とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機のよう
な小型の携帯無線機器等に内蔵可能なアンテナに関する
ものである。例えば、2.4GHzの周波数帯の無線を
利用し、所定範囲内(例えば10m以内)にある機器と
1Mbpsの速度で通信を実現するブルートゥース(Bl
uetooth)用にも利用可能な小型のアンテナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンテナには、図14に
示すよな逆F型アンテナが知られている。このアンテナ
は、直方体状の誘電体ブロック101と、この誘電体ブ
ロック101に固着されたアンテナ素子102とからな
り、このアンテナ素子102は、誘電体ブロック101
の上面に固着された矩形状導体板106と、誘電体ブロ
ック101の一側面に固着された二股状導体板103と
を具備している。二股状導体板103は、矩形状導体板
106の一辺側に連続して折り曲げられ、折り曲げ後に
切り欠き105によって二股状に分岐した形状に形成さ
れ、一方の先端部に給電側(信号側)の接続端子103
aが連設され、他方の先端部に接地側の接続端子103
bが連設されている。104はNC(Non Connectio
n)端子である。
【0003】図14に示すアンテナは、一般につぎの
(1)又は(2)に述べるようにして製造される。 (1) 導体板の打ち抜き、折り曲げで所定形状に形成
されたアンテナ素子102をモールド成型用の金型内に
組み入れ、金型を閉じた後に樹脂を注入することによっ
て一体に成型される。 (2) 固着用の係合突起が突設された誘電ブロックを
成型するとともに、導体板の打ち抜き、折り曲げで所定
形状のアンテナ素子を成形し、このアンテナ素子を誘電
体ブロックに被せてアンテナ素子の係合孔に誘電体ブロ
ックの係合突起を係合し、この係合突起の熱溶着によっ
てアンテナ素子を誘電体ブロックに固着する。
【0004】図14に示すアンテナの共振周波数f
(例えば2.44GHz)は、基本的には以下の
(1)式に示すように、誘電体ブロック101の比誘電
率ε、矩形状導体板106の周囲長によって決まる
が、誘電体ブロック101の成型条件(例えば成型圧
力)などによっても影響を受ける。 λ/4=(a+c)/√ε・・・(1) (1)式において、λは動作波長(λ=光速/f)、
aは矩形状導体板106の長手方向の長さ(例えば1
3.0mm)、cは矩形状導体板106の短手方向の長
さ(例えば4.0mm)を表す。また、図14におい
て、bは二股状導体板103の高さ(例えば3.0m
m)、dは二股状導体板103の一方の端部の幅(例え
ば2.0mm)、uは切り欠き105の幅、vは二股状
導体板103の基端部から切り欠き105までの距離を
表わし、アンテナの周波数帯域はu,vの大きさに依存
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示す従来例では、u,vの大きさを変えて周波数帯域
を調整することはできるが、共振周波数fを調整する
ことができないため、共振周波fにバラツキが生じる
という問題点があった。すなわち、(1)式から明らか
なように、εのバラツキ、a,cの寸法精度のバラツ
キによって共振周波数fにバラツキが生じる。また、
誘電体ブロック101の成型圧力が大きい程、共振周波
数fが低くなるなど成型条件のバラツキによっても共
振周波数fにバラツキが生じる。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、誘電体ブロックの比誘電率ε や成型条件にバラ
ツキが生じたり、アンテナ素子の寸法精度にバラツキが
生じても、共振周波数を所望値に調整可能なアンテナを
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、誘電
体ブロック(1)と、この誘電体ブロック(1)の表面
に固着されたアンテナ素子(2)とを具備したアンテナ
であって、アンテナ素子(2)の一部に切断によって共
振周波数の調整が可能な共振周波数調整部(3)を形成
したことを特徴とするものである。
【0008】上述の構成において、アンテナ素子(2)
の一部に形成された共振周波数調整部(3)の切断によ
って共振周波数を調整することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
において、アンテナ素子(2)が逆F型アンテナを構成
する導体板を具備している場合に、共振周波数の調整が
できるようにするために、誘電体ブロック(1)が直方
体状に形成され、アンテナ素子(2)が逆F型アンテナ
を構成する矩形状導体板(11)と二股状導体板(1
2)を具備し、矩形状導体板(11)が誘電体ブロック
(1)の上面に固着され、二股状導体板(12)が、矩
形状導体板(11)の一辺側に連続して折り曲げられる
とともに折り曲げ後二股状に分岐した形状に形成されて
誘電体ブロック(1)の一側面に固着され、共振周波数
調整部(3)が矩形状導体板(11)の一部に形成さ
れ、二股状導体板(12)の一方の先端部を接地側接続
部、他方の先端部を給電側接続部としたことを特徴とす
るものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、アンテナ素子(2)がモノポールアンテナを構成す
る導体板を具備している場合に、共振周波数の調整がで
きるようにするために、誘電体ブロック(1)が直方体
状に形成され、アンテナ素子(2)がモノポールアンテ
ナを構成する上面帯状導体板(21)と側面帯状導体板
(22)を具備し、上面帯状導体板(21)が蛇行状に
形成されて誘電体ブロック(1)の上面に固着され、側
面帯状導体板(22)が上面帯状導体板(21)の一端
側に連続して折り曲げられた形状に形成されて誘電体ブ
ロック(1)の一側面に固着され、共振周波数調整部
(3)が上面帯状導体板(21)の一部に形成され、側
面帯状導体板(22)の先端部を給電側接続部としたこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、アンテナ素子(2)がダイポールアンテナを構成す
る導体板を具備している場合に、共振周波数の調整がで
きるようにするために、誘電体ブロック(1)が直方体
状に形成され、アンテナ素子(2)がダイポールアンテ
ナを構成する第1,第2上面帯状導体板(31,32)
と第1,第2側面帯状導体板(33,34)を具備し、
第1,第2上面帯状導体板(31,32)が、蛇行状に
形成されるとともに誘電体ブロック(1)の上面の略中
心を対称中心とした対称形状に形成されて誘電体ブロッ
ク(1)の上面に固着され、第1,第2側面帯状導体板
(33,34)が、第1,第2上面帯状導体板(31,
32)の近接する一端側に連続して折り曲げられた形状
に形成されて誘電体ブロック(1)の一側面に固着さ
れ、共振周波数調整部(3)が第1,第2上面帯状導体
板(31,32)の少なくとも一方に形成され、第1,
第2側面帯状導体板(33,34)の先端部を接地側接
続部、給電側接続部としたことを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項2,3又は4の
発明において、共振周波数の調整作業を容易にするため
に、誘電体ブロック(1)の共振周波数調整部(3)に
臨設する部分に、共振周波数調整部(3)の誘電体ブロ
ック(1)への固着側を露出させる切り欠き部(16)
を形成したことを特徴とするものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、アンテナ素子(2)が逆F型アンテナを構成する導
体層を具備している場合に、共振周波数の調整ができる
ようにするために、誘電体ブロック(1)が直方体状に
形成され、アンテナ素子(2)が逆F型アンテナを構成
する矩形状導体層(41)と二股状導体層(42)を具
備し、矩形状導体層(41)が誘電体ブロック(1)の
上面に固着され、二股状導体層(42)が、矩形状導体
層(41)の一辺側に連続して折り曲げられるとともに
折り曲げ後二股状に分岐した形状に形成されて誘電体ブ
ロック(1)の一側面に固着され、共振周波数調整部
(3)が矩形状導体層(41)の一部に形成され、二股
状導体層(42)の一方の先端部を接地側接続部、他方
の先端部を給電側接続部としたことを特徴とするもので
ある。
【0014】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、アンテナ素子(2)がモノポールアンテナを構成す
る導体層を具備している場合に、共振周波数の調整がで
きるようにするために、誘電体ブロック(1)が直方体
状に形成され、アンテナ素子(2)がモノポールアンテ
ナを構成する上面帯状導体層(51)と側面帯状導体層
(52)を具備し、上面帯状導体層(51)が蛇行状に
形成されて誘電体ブロック(1)の上面に固着され、側
面帯状導体層(52)が上面帯状導体層(51)の一端
側に連続して折り曲げられた形状に形成されて誘電体ブ
ロック(1)の一側面に固着され、共振周波数調整部
(3)が上面帯状導体層(51)の一部に形成され、側
面帯状導体層(52)の先端部を給電側接続部としたこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、アンテナ素子(2)がダイポールアンテナを構成す
る導体層を具備している場合に、共振周波数の調整がで
きるようにするために、誘電体ブロック(1)が直方体
状に形成され、アンテナ素子(2)がダイポールアンテ
ナを構成する第1,第2上面帯状導体層(61,62)
と第1,第2側面帯状導体層(63,64)を具備し、
第1,第2上面帯状導体層(61,62)が、蛇行状に
形成されるとともに誘電体ブロック(1)の上面の略中
心を対称中心とした対称形状に形成されて誘電体ブロッ
ク(1)の上面に固着され、第1,第2側面帯状導体層
(63,64)が、第1,第2上面帯状導体層(61,
62)の近接する一端側に連続して折り曲げられた形状
に形成されて誘電体ブロック(1)の一側面に固着さ
れ、共振周波数調整部(3)が第1,第2上面帯状導体
層(61,62)の少なくとも一方に形成され、第1,
第2側面帯状導体層(63,64)の先端部を接地側接
続部、給電側接続部としたことを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明よるアンテナの第1
実施形態例を示すものである。図1において、1は液晶
ポリマー等により精密に成型された直方体状の誘導体ブ
ロック、2は誘電体ブロック101の表面に固着された
アンテナ素子である。アンテナ素子2は、厚さt(例え
ばt=0.12mm)の導体板の打ち抜き、折り曲げに
よって成形され、逆F型アンテナを構成する矩形状導体
板11と二股状導体板12を具備している。
【0017】矩形状導体板11は、縦a(例えばa=I
3.0mm)、横c(例えばc=4.0mm)の矩形状
に形成され、誘電体ブロック1の上面に固着されてい
る。矩形状導体板11の長手方向の先端部(開放端部に
該当する。)には、横長スリット状の切り欠きによって
横長逆L字状の共振周波数調整部3が形成されている。
共振周波数調整部3は、板幅がf(例えばf=0.5m
m)、横方向の長さがc、縦方向の長さがe(例えばe
=0.5mm)に形成されている。共振周波数調整部3
の基端部と先端部は誘電体ブロック1の上面に固着さ
れ、中間部は、その誘電体ブロック1側の面が誘電体ブ
ロック1に形成された切り欠き部16によって露出さ
れ、パンチング等による切断作業を容易にしている。共
振周波数調整部3の先端部には、誘電体ブロック1の対
応する側面に沿って折り曲げられた側面帯状導体板部1
4と、側面帯状導体板部14の先端部から外側へ水平に
折り曲げられたNC(Non Connection)端子15とが
順次連設され、側面帯状導体板部14は誘電体ブロック
1の対応する側面に固着されている。
【0018】矩形状導体板11の長手方向の基端部には
二股状導体板12が連設され、この二股状導体板12
は、矩形状導体板11の基端部の一辺側に連続して折り
曲げられるとともに、折り曲げた後に二股状に分岐した
形状に形成され、誘電体ブロック1の対応する一側面に
固着されている。二股状導体板12は、折り曲げ後一辺
側からv(例えばv=1.0mm)の位置で、幅u(例
えばu=0.85mm)の切り欠き13によって二股状
に分岐され、分岐後の一方の導体板の板幅がd(例えば
d=2,0mm)に形成されている。二股状導体板12
の一方の先端部には給電側(信号側)の接続端子12a
が連設され、他方の先端部には接地側の接続端子12b
が連設されている。
【0019】つぎに、図1の実施形態例における共振周
波数の調整について図2を併用して説明する。製造ライ
ン上に共振周波数を測定するための測定装置と、パンチ
ング等で共振周波数調整部3の所定部分を切断するため
の切断装置とを設け、この測定と切断によって共振周波
数の調整がおこなわれる。以下詳述する。
【0020】(1)共振周波数の調整に先立ち、対称と
するロットについて調整最小単位量を決める。例えば、
図2(a)に示す共振周波数調整部3の中間部のうちの
先端側部(図中二点鎖線の枠で示す部分)を切断除去し
て同図(b)に示す状態とし、共振周波数f0lを測定
する。そして、図2(b)に示す共振周波数調整部3の
中間部のうちの基端側部(図中二点鎖線で示す2つの枠
のうちの左側の枠で示す部分)を切断除去して同図
(c)に示す状態とし、共振周波数f0hを測定する。
0lは図2(a)に示す切断前の共振周波数fより
大きな値となるが,共振周波数調整部3で調整可能な範
囲の最小値となり,f0hは共振周波数調整部3で調整
可能な範囲の最大値となり、調整可能な共振周波数f
0xはf0l以上f0h以下の値となる。このため、共
振周波数調整部3の切断可能な中間部を先端部側から基
端部側へ向けて所定距離(例えば0.5mm)毎にM段
階(例えばM=6)に切断して調整するものとすると、
調整最小単位量は(f0hーf0l)を(M−1)で割
った値(例えば10MHz)となる。なお、この調整最
小単位量は、過去の蓄積データを基に決めてもよいし、
理論的に決めてもよい。
【0021】(2) 製造ライン上の調整対象のアンテ
ナに対し、まず、図2(a)に二点鎖線枠で示す共振周
波数調整部3の先端部側の部分を切断除去して同図
(b)に示す状態とし、共振周波数f0lを測定する。
この測定値f0lと目標値f0xの差と、調整最少単位
量とに基づいて共振周波数調整部3の切断位置を決め、
切断除去する。すなわち、図2(b)に示すように、共
振周波数調整部3の中間部の対応した部分(図中二点鎖
線で示す2つの枠のうちの右側の枠で示す部分)を切断
除去して同図(d)に示す状態とし、共振周波数を目標
値f0xに調整する。なお、本発明は前記の調整に限る
ものでなく、最初に図2(a)に示した切断前の共振周
波数fを測定し、このfと目標値f0xの差と、調
整最少単位量とに基づいて共振周波数調整部3の切断位
置を決め、切断除去するようにしてもよい。この場合1
回の切断で調整できる。
【0022】(3) 共振周波数f0xの帯域幅の調整
は、従来例と同様に、二股状導体板12のu,vの値を
調整することによって行われる。実測結果によれば、f
0x=2.44GHzで、a=13.mm,b=3.0
mm,c=4.0mm,d=2.0mmの場合、u=
0.85mm,v=1.00mmとしたときに、最大の
帯域幅145MHzが得られた。
【0023】つぎに、図3に示すような図1の変形例に
つき、共振周波数の複数段階の調整と、各調整段階の周
波数特性の実測例について説明する。図3において1は
誘電体ブロックで、この誘電体ブロック1は、図1の誘
電体ブロック1において切り欠き部16の両側の突部を
切り取った形状(すなわち、切り欠き部のない直方体
状)に形成されている。図3において、2はアンテナ素
子で、このアンテナ素子2は、図1のアンテナ素子2に
おいて、側面帯状導体板部14及びNC端子15を切り
取るとともに、二股状導体板12の先端部に連設された
接続端子12a,12bを切り取った形状に形成されて
いる。
【0024】図3において、誘電体ブロック1の比誘電
率εrを10.8とし、アンテナ素子2の寸法a,b,
c,d,e,f,u,vをそれぞれ13.mm,3.0
mm,4.0mm,2.0mm,0.5mm,0.5m
m,0.85mm,1.0mmとし、xを0から4.5
mmまで0.5mm幅で10段階に変化させたときの周
波数特性を測定した結果は、図4に示すようになった。
すなわち、x=0mmのとき(カットなし)の共振周波
数f0lが2.390GHzで最小値となり、x=4.
5mmの最大カットのときの共振周波数f0hが2.4
81GHzで最大値となり、2.390GHz以上2.
481GHz以下の範囲内で10段階の共振周波数調整
が可能となり、調整最小単位値は約10MHz(=
(2.481ー2.390)/9)となる。図4におい
てVSWRは電圧定在波比を表わす。図3において、x
1はx=3.5mmの切断位置を示し、x2,x3はそ
れぞれx=4.0mm,x=4.5mmの切断位置を示
す。なお、段落番号「0004」で記述した数式(1)
がそのまま当てはまらないのは、実験対象としたアンテ
ナの誘電体ブロック1とアンテナ素子2の間に理論上考
えていない隙間が存在するなどの理由によるものと考え
られる。
【0025】図5は本発明によるアンテナの第2実施形
態例を示すもので、逆F型アンテナを構成する矩形状導
体板11と二股状導体板12を具備する点は図1の例と
同一である。図5において図1と異なる点は次の2点で
ある。 (1) アンテナ素子2の長手方向の先端部に形成され
る共振周波数調整部3が、略正方形状の切り欠きによっ
てI字状に形成されている。 (2)矩形状導体板11に形成される切り欠き部16
が、誘電体ブロック1の共振周波数調整部3に臨設する
部分に形成されている点は同一であるが、形成位置が長
手方向に沿った側面の先端側となっている。
【0026】図6は本発明によるアンテナの第3実施形
態例を示すもので、図1と同一部分は同一符号とする。
図6において、1は直方体状の誘電体ブロック、2は誘
電体ブロック101の表面に固着されたアンテナ素子で
ある。アンテナ素子2は厚さtの導体板の打ち抜き、折
り曲げによって成型されモノポールアンテナを構成する
上面帯状導体板21と側面帯状導体板22を具備してい
る。
【0027】上面帯状導体板21は角型の蛇行状に形成
されて誘電体ブロック1の上面に固着されている。上面
帯状導体板21の先端側には、逆L字状の共振周波数調
整部3と、側面帯状導体板部14とNC端子15とが順
次形成されている。誘電体ブロック1の共振周波数調整
部3に臨設する部分には、共振周波数調整部3の中間部
の切断作業を容易にするための切り欠き部16が形成さ
れている。側面帯状導体板22は、上面帯状導体板21
の基端側に連続するとともに誘電体ブロック1の側面に
沿って折り曲げられた形状に形成されて、誘電体ブロッ
ク1の対応する側面に固着されている。側面帯状導体板
22の先端部には、外側へ向けて水平に折り曲げられて
誘電体ブロック1から突出する給電側の接続端子22a
が連設されている。
【0028】図7は本発明によるアンテナの第4実施形
態例を示すものと、モノポールアンテナを構成する上面
帯状導体板21と側面帯状導体板22を具備する点は図
6の例と同一である。図7において図6と異なる点は次
の2点である。 (1) 上面帯状導体板21の先端側に形成される共振
周波数調整部3が縦長L字状に形成されている(図6で
は横長逆L字状に形成されている。)。 (2) 切り欠き部16の形成位置が誘電体ブロック1
の長手方向に沿った側面の先端側となっている(図6で
は誘電体ブロック1の長手方向の向う側の面に開口して
形成されている)。
【0029】図8は本発明によるアンテナの第5実施形
態例を示すもので、図1と同一部分は同一符号とする。
図8において、1は直方体状の誘電体ブロック、2は誘
電体ブロック1の表面に固着されたアンテナ素子であ
る。アンテナ素子2は、厚さtの導電板の打ち抜き、折
り曲げによって成形され、ダイポールアンテナを構成す
る第1,第2上面帯状導体板31,32と第1,第2側
面帯状導体板33,34を具備している。
【0030】第1,第2上面帯状導体板31,32は、
それぞれ、角型の蛇行状に形成されるとともに、誘電体
ブロック1の上面の略中心を対称中心とした対称形状に
形成されて誘電体ブロック1の上面に固着されている。
第1,第2側面帯状導体板33,34は、第1,第2上
面帯状導体板31,32の近接する一端側から誘電体ブ
ロック1の側面に沿って折り曲げて形成されて対応する
側面に固着され、その先端部には、外側へ向けて水平に
折り曲げられて誘電体ブロック1から突出する接地側の
接続端子33a,給電側の接続端子34aが連設されて
いる。
【0031】第1,第2上面帯状導体板31,32の互
いに離れている先端部(開放端部に該当する)には、そ
れぞれ横一文字状の共振周波数調整部3,3が形成され
ている。共振周波数調整部3,3の基端部と先端部は誘
電体ブロック1の上面に固着され、中間部は、その誘電
体ブロック1側の面が誘電体ブロック1に形成された切
り欠き部16,16によって露出され、パンチング等に
よる切断作業を容易にしている。共振周波数調整部3,
3の先端部には、誘電体ブロック1の対応する側面に沿
って折り曲げられた側面帯状導体板部14,14と、こ
の側面帯状導体板部14,14の先端部から外側へ水平
に折り曲げられたNC端子15,15とが順次連設さ
れ、側面帯状導体板部14,14は対応する側面に固着
されている。
【0032】前記第1〜第5実施形態例では、共振周波
数調整部3の切断作業を容易にするために、誘電体ブロ
ック1の共振周波数調整部3に臨設する部分に切り欠き
部16を形成した場合について説明したが、本発明はこ
れに限るものでなく、切り欠き部16の形成を省略した
場合についても利用することができる。
【0033】図9は本発明によるアンテナの第6実施形
態例を示すもので、アンテナ素子2が逆F型アンテナを
構成する点で図1の第1実施形態例と基本的に同様であ
るが、図1の導体板を導体層で置換した点など、次の5
点で相異している。 (1) アンテナ素子2が矩形状導体板11と二股状導
体板12の代わりに矩形状導体層41と二股状導体層4
2を具備している。 この矩形状導体層41、二股状導体層42は、印刷、メ
ッキ、蒸着等によって誘電体ブロック1の表面に固着さ
れている。 (2) 誘電体ブロック1の共振周波数調整部3に臨設
する部分に形成されていた切り欠き部16が存在しな
い。 (3) 共振周波数調整部3の先端部に側面帯状導体板
部14及びNC端子15が形成されていない。 (4) 二股状導体層42の先端部を給電側接続部、接
地側接続部とし、図1の接続端子12a,12bが存在
しない。 (5) 共振周波数の調整のための共振周波数調整部3
の切断が、誘電体ブロック1の対応する部分とともに行
われる。
【0034】図10は本発明によるアンテナの第7実施
形態例を示すもので、アンテナ素子2が逆F型アンテナ
を構成する点で図5の第2実施形態例と基本的に同様で
ある。しかし、図10の例は、図5の矩形状導体板1
1,二股状導体板12を矩形状導体層41,二股状導体
層42で置換した点などで、図9の例で説明したのと同
様の相異点がある。
【0035】図11は本発明によるアンテナの第8実施
形態例を示すもので、アンテナ素子2がモノポールアン
テナを構成する点で図6の第3実施形態例と基本的に同
様である。しかし、図11の例は、図6の上面帯状導体
板21,側面帯状導体板22を上面帯状導体層51,側
面帯状導体層(52)で置換した点などで、図9の例で
説明したのと同様の相異点がある。
【0036】図12は本発明によるアンテナの第9実施
形態例を示すもので、アンテナ素子2がモノポールアン
テナを構成する点で図7の第4実施形態例と基本的に同
様である。しかし、図12の例は、図7の上面帯状導体
板21,側面帯状導体板22を上面帯状導体層51,側
面帯状導体層(52)で置換した点などで、図9の例で
説明したのと同様の相異点がある。
【0037】図13は本発明によるアンテナの第10実
施形態例を示すもので、アンテナ素子2がダイポールア
ンテナを構成する点で図8の第5実施形態例と基本的に
同様である。しかし、図13の例は、図8の第1,第2
上面帯状導体板31,32,第1,第2側面帯状導体板
33,34を第1,第2上面帯状導体層61,62,第
1,第2側面帯状導体層63,64で置換した点など
で、図9の例で説明したのと同様の相異点がある。
【0038】前記実施形態例では、アンテナ素子2の先
端側(開放端側)に共振周波数調整部3を形成した場合
について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、
先端側以外に共振周波数調整部3を形成した場合にも利
用することができる。例えば、図1の例において、同図
に二点鎖線示すように矩形状導体板11の基端側に共振
周波数調整部3を形成した場合についても利用すること
ができる。この場合、共振周波数調整部3の切断によっ
て矩形状導体板11の周囲長が長くなり、周囲長が長く
なる程共振周波数を低くする方向へ調整できる。
【0039】前記第5実施形態例(図8)では第1,第
2上面帯状導体板31,32を対称形状に形成し、第1
0実施形態例(図13)では第1,第2上面帯状導体層
61,62を対称形状に形成し、さらに、第1,第2上
面帯状導体板31,32、第1,第2上面帯状導体層6
1,62のそれぞれについて、互いに離れている先端部
(開放端部に該当する)に同一形状の共振周波数調整部
3,3を形成した場合について説明したが、本発明はこ
れに限るものではない。例えば、第1,第2上面帯状導
体板31,32、第1,第2上面帯状導体層61,62
のそれぞれが対称形状でない場合についても利用するこ
とができ、第1,第2上面帯状導体板31,32、第
1,第2上面帯状導体層61,62のそれぞれの少なく
とも一方の所定箇所(先端部に限らない。)に共振周波
数調整部3を形成した場合についても利用できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は、誘電体ブロック
(1)とアンテナ素子(2)を具備したアンテナにおい
て、アンテナ素子(2)の一部に切断によって共振周波
数の調整が可能な共振周波数調整部(3)を形成したの
で、誘電体ブロック(1)の比誘電率εや成型条件に
バラツキが生じたり、アンテナ素子(2)の寸法精度に
バラツキが生じても、共振周波数を所望値に調整するこ
とができる。
【0041】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、誘電体ブロック(1)を直方体状とし、アンテナ素
子(2)が逆F型アンテナを構成する矩形状導体板(1
1)と二股状導体板(12)を具備し、共振周波数調整
部(3)が矩形状導体板(11)の一部に形成され、二
股状導体板(12)の一方の先端部を接地側接続部、他
方の先端部を給電側接続部としたので、アンテナ素子
(2)が逆F型アンテナを構成する導体板を具備してい
る場合に、共振周波数を所望値に調整することができ
る。
【0042】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、誘電体ブロック(1)を直方体状とし、アンテナ素
子(2)がモノポールアンテナを構成する上面帯状導体
板(21)と側面帯状導体板(22)を具備し、共振周
波数調整部(3)が上面帯状導体板(21)の一部に形
成され、側面帯状導体板(22)の先端部を給電側接続
部としたので、アンテナ素子(2)がモノポールアンテ
ナを構成する導体板を具備している場合に、共振周波数
を所望値に調整することができる。
【0043】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、誘電体ブロック(1)を直方体状とし、アンテナ素
子(2)がダイポールアンテナを構成する第1,第2上
面帯状導体板(31,32)と第1,第2側面帯状導体
板(33,34)を具備し、共振周波数調整部(3)が
第1,第2上面帯状導体板(31,32)の少なくとも
一方に形成され、第1,第2側面帯状導体板(33,3
4)の先端部を接地側接続部,給電側接続としたので、
アンテナ素子(2)がダイポールアンテナを構成する導
体板を具備している場合に、共振周波数を所望値に調整
することができる。
【0044】請求項5の発明は、請求項2、3又は4の
発明において、誘電体ブロック(1)の共振周波数調整
部(3)に臨設する部分に、共振周波数調整部(3)の
誘電体ブロック(1)への固着側を露出させる切り欠き
部(16)を形成したので、この切り欠き部(16)を
介して共振周波数調整部(3)の切断作業を行うことが
でき、共振周波数の調整作業を容易にすることがきる。
【0045】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、誘電体ブロック(1)を直方体状とし、アンテナ素
子(2)が逆F型アンテナを構成する矩形状導体層(4
1)と二股状導体層(42)を具備し、共振周波数調整
部(3)が矩形状導体層(41)の一部に形成され、二
股状導体層(42)の一方の先端部を接地側接続部、他
方の先端部を給電側接続部としたので、アンテナ素子
(2)が逆F型アンテナを構成する導体層を具備してい
る場合に、共振周波数を所望値に調整することができ
る。
【0046】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、誘電体ブロック(1)を直方体状とし、アンテナ素
子(2)がモノポールアンテナを構成する上面帯状導体
層(51)と側面帯状導体層(52)を具備し、共振周
波数調整部(3)が上面帯状導体層(51)の一部に形
成され、側面帯状導体層(52)の先端部を給電側接続
部としたので、アンテナ素子(2)がモノポールアンテ
ナを構成する導体層を具備している場合に、共振周波数
を所望値に調整することができる。
【0047】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、誘電体ブロック(1)を直方体状とし、アンテナ素
子(2)がダイポールアンテナを構成する第1,第2上
面帯状導体層(61,62)と第1,第2側面帯状導体
層(63,64)を具備し、共振周波数調整部(3)が
第1,第2上面帯状導体層(61,62)の少なくとも
一方に形成され、第1,第2側面帯状導体層(63,6
4)の先端部を接地側接続部,給電側接続部としたの
で、アンテナ素子(2)がダイポールアンテナを構成す
る導体層を具備している場合に、共振周波数を所望値に
調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンテナの第1実施形態例を示す
もので、(a)は斜視図、(b)は(a)の上下及び前
後を反転した斜視図ある。
【図2】図1の例における共振周波数の調整を示す説明
図である。
【図3】図1の変形例を示すもので、(a)は斜視図、
(b)は(a)の上下及び前後を反転した斜視図であ
る。
【図4】図3において、誘電体ブロック1の比誘電率ε
,アンテナ素子2の寸法a〜f,u,vを固定し、共
振周波数調整部3の切断位置を示すxを多段階に変えた
ときの周波数特性の実測例を示す図である。
【図5】本発明によるアンテナの第2実施形態例を示す
もので、(a)は斜視図、(b)は(a)の上下を反転
した斜視図である。
【図6】本発明によるアンテナの第3実施形態例を示す
もので、(a)は斜視図、(b)は(a)の上下及び前
後を反転した斜視図である。
【図7】本発明によるアンテナの第4実施形態例を示す
もので、(a)は斜視図、(b)は(a)の上下を反転
した斜視図である。
【図8】本発明によるアンテナの第5実施形態例を示す
もので、(a)は斜視図、(b)は(a)の上下を反転
した斜視図である。
【図9】本発明によるアンテナの第6実施形態例を示す
斜視図である。
【図10】本発明によるアンテナの第7実施形態例を示
す斜視図である。
【図11】本発明によるアンテナの第8実施形態例を示
す斜視図である。
【図12】本発明によるアンテナの第9実施形態例を示
す斜視図である。
【図13】本発明によるアンテナの第10実施形態例を
示す斜視図である。
【図14】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…誘電体ブロック、2…アンテナ素子、 3…共振周
波数調整部、 11…矩形状導体板、 12…二股状導
体板、 16…切り欠き部、 21…上面帯状導体板、
22…側面帯状導体板、31…第1上面帯状導体板、
32…第2上面帯状導体板、 33…第1側面帯状導
体板、 34…第2側面帯状導体板、41…矩形状導体
層、42…二股状導体層、 51…上面帯状導体層、
52…側面帯状導体層、 61…第1上面帯状導体層、
62…第2上面帯状導体層、 63…第1側面帯状導
体層、 64…第2側面帯状導体層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 純一 東京都品川区戸越6丁目5番5号 エスエ ムケイ株式会社内 Fターム(参考) 5J045 AA01 AA02 AA04 AB05 AB06 DA08 DA09 EA07 HA03 NA01 5J046 AA01 AA02 AA04 AA07 AB06 AB13 PA04 PA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体ブロック(1)と、この誘電体ブ
    ロック(1)の表面に固着されたアンテナ素子(2)と
    を具備したアンテナであって、アンテナ素子(2)の一
    部に切断によって共振周波数の調整が可能な共振周波数
    調整部(3)を形成したことを特徴とするアンテナ。
  2. 【請求項2】 誘電体ブロック(1)は直方体状に形成
    され、アンテナ素子(2)は逆F型アンテナを構成する
    矩形状導体板(11)と二股状導体板(12)を具備
    し、矩形状導体板(11)は誘電体ブロック(1)の上
    面に固着され、二股状導体板(12)は、矩形状導体板
    (11)の一辺側に連続して折り曲げられるとともに折
    り曲げ後二股状に分岐した形状に形成されて誘電体ブロ
    ック(1)の一側面に固着され、共振周波数調整部
    (3)は矩形状導体板(11)の一部に形成され、二股
    状導体板(12)の一方の先端部を接地側接続部、他方
    の先端部を給電側接続部としたことを特徴とする請求項
    1記載のアンテナ。
  3. 【請求項3】 誘電体ブロック(1)は、直方体状に形
    成され、アンテナ素子(2)はモノポールアンテナを構
    成する上面帯状導体板(21)と第1,第2側面帯状導
    体板(22)を具備し、上面帯状導体板(21)は蛇行
    状に形成されて誘電体ブロック(1)の上面に固着さ
    れ、側面帯状導体板(22)は上面帯状導体板(21)
    の一端側に連続して折り曲げられた形状に形成されて誘
    電体ブロック(1)の一側面に固着され、共振周波数調
    整部(3)は上面帯状導体板(21)の一部に形成さ
    れ、側面帯状導体板(22)の先端部を給電側接続部と
    したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ。
  4. 【請求項4】 誘電体ブロック(1)は直方体状に形成
    され、アンテナ素子(2)はダイポールアンテナを構成
    する第1,第2上面帯状導体板(31,32)と第1,
    第2側面帯状導体板(33,34)を具備し、第1,第
    2上面帯状導体板(31,32)は、蛇行状に形成され
    るとともに誘電体ブロック(1)の上面の略中心を対称
    中心とした対称形状に形成されて誘電体ブロック(1)
    の上面に固着され、第1,第2側面帯状導体板(33,
    34)は、第1,第2上面帯状導体板(31,32)の
    近接する一端側に連続して折り曲げられた形状に形成さ
    れて誘電体ブロック(1)の一側面に固着され、共振周
    波数調整部(3)は第1,第2上面帯状導体板(31,
    32)の少なくとも一方に形成され、第1,第2側面帯
    状導体板(33,34)の先端部を接地側接続部、給電
    側接続部としたことを特徴とする請求項1記載のアンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】 誘電体ブロック(1)の共振周波数調整
    部(3)に臨設する部分に、共振周波数調整部(3)の
    誘電体ブロック(1)への固着側を露出させる切り欠き
    部(16)を形成したことを特徴とする請求項2,3又
    は4記載のアンテナ。
  6. 【請求項6】 誘電体ブロック(1)は直方体状に形成
    され、アンテナ素子(2)は逆F型アンテナを構成する
    矩形状導体層(41)と二股状導体層(42)を具備
    し、矩形状導体層(41)は誘電体ブロック(1)の上
    面に固着され、二股状導体層(42)は、矩形状導体層
    (41)の一辺側に連続して折り曲げられるとともに折
    り曲げ後二股状に分岐した形状に形成されて誘電体ブロ
    ック(1)の一側面に固着され、共振周波数調整部
    (3)は矩形状導体層(41)の一部に形成され、二股
    状導体層(42)の一方の先端部を接地側接続部、他方
    の先端部を給電側接続部としたことを特徴とする請求項
    1記載のアンテナ。
  7. 【請求項7】 誘電体ブロック(1)は直方体状に形成
    され、アンテナ素子(2)はモノポールアンテナを構成
    する上面帯状導体層(51)と側面帯状導体層(52)
    を具備し、上面帯状導体層(51)は蛇行状に形成され
    て誘電体ブロック(1)の上面に固着され、側面帯状導
    体層(52)は、上面帯状導体層(51)の一端側に連
    続して折り曲げられた形状に形成されて誘電体ブロック
    (1)の一側面に固着され、共振周波数調整部(3)は
    上面帯状導体層(51)の一部に形成され、側面帯状導
    体層(52)の先端部を給電側接続部としたことを特徴
    とする請求項1記載のアンテナ。
  8. 【請求項8】 誘電体ブロック(1)は直方体状に形成
    され、アンテナ素子(2)はダイポールアンテナを構成
    する第1,第2上面帯状導体層(61,62)と第1,
    第2側面帯状導体層(63,64)を具備し、第1,第
    2上面帯状導体層(61,62)は、蛇行状に形成され
    るとともに誘電体ブロック(1)の上面の略中心を対称
    中心とした対称形状に形成されて誘電体ブロック(1)
    の上面に固着され、第1,第2側面帯状導体層(63,
    64)は、第1,第2上面帯状導体層(61,62)の
    近接する一端側に連続して折り曲げられた形状に形成さ
    れて誘電体ブロック(1)の一側面に固着され、共振周
    波数調整部(3)は第1,第2上面帯状導体層(61,
    62)の少なくとも一方に形成され、第1,第2側面帯
    状導体層(63,64)の先端部を接地側接続部、給電
    側接続部としたことを特徴とする請求項1記載のアンテ
    ナ。
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