JP2003332665A - パルスレーザ装置 - Google Patents

パルスレーザ装置

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JP2003332665A
JP2003332665A JP2002142464A JP2002142464A JP2003332665A JP 2003332665 A JP2003332665 A JP 2003332665A JP 2002142464 A JP2002142464 A JP 2002142464A JP 2002142464 A JP2002142464 A JP 2002142464A JP 2003332665 A JP2003332665 A JP 2003332665A
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pulse laser
laser device
pulse
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JP2002142464A
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Inventor
Hiroyuki Kubomura
浩之 久保村
Yasukazu Izawa
靖和 井澤
Masahiro Nakatsuka
正大 中塚
Masanori Yamanaka
正宣 山中
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NEC Corp
Izawa Yasukazu
Original Assignee
NEC Corp
Izawa Yasukazu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い繰り返し周波数、高い効率、及び高い平
均パワーを実現できるパルスレーザ装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 フロントエンド発振器11からのパルス
レーザ光を増幅するための増幅部として、CW励起プリ
アンプ12と、CW励起主増幅器19及び21とを設け
る。CW励起プリアンプ12は、CW励起主増幅器19
及び21において飽和増幅レベルの増幅が可能となるよ
う、フロントエンド発振器からのパルスレーザ光を増幅
する。CW励起主増幅器は、CW励起プリアンプからの
パルスレーザ光を増幅し、また、位相共役鏡24で反射
されて戻ってきた戻りパルスレーザ光をさらに増幅す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルスレーザ装置
に関し、特に、フロントエンド発振器からのレーザパル
ス列を増幅する増幅部を備えたパルスレーザ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパルスレーザ装置として、フロン
トエンド発振器から周期的に出射されるパルスレーザ光
を、パルス励起増幅器からなる増幅部で増幅するように
構成されたものがある。
【0003】パルス励起増幅器は、レーザ(増幅)媒体
と、このレーザ媒体をパルス励起するための励起光源と
を有し、レーザ媒体に入射するフロントエンド発振器か
らのパルスレーザ光を増幅して出射させる。通常、パル
ス励起増幅器に用いられる励起光源としては、フラッシ
ュランプや、レーザーダイオード(LD)が用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパルスレーザ装
置では、増幅部にパルス励起増幅器が用いられているの
で、その励起光源を周期的に発光させるための制御・駆
動回路が必要である。この制御・駆動回路は、高エネル
ギーを励起光源へ繰り返し供給しなければならないた
め、その繰り返し周波数を高くすることは技術的に困難
である。つまり、従来のパルスレーザ装置は、実現可能
なレーザパルス光の繰り返し周波数が増幅部によって制
限されてしまうという問題点がある。
【0005】また、パルス励起増幅器の励起光源として
LDを用いた場合には、励起光の立ち上がりから立ち下
がりにかけて発光領域の温度が変化するため、その波長
が変化(チャーピング)する。レーザ媒質の励起効率
は、励起光の波長に大きく依存するため、励起光の波長
変化は、レーザ媒質の励起効率を低下させる。このた
め、LDを励起光源とするパルス励起増幅器を用いる従
来のパルスレーザ装置には、増幅効率が悪いという問題
点がある。
【0006】本発明は、高い繰り返し周波数を実現でき
るパルスレーザ装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、高い効率で高い平均パワ
ーを実現できるパルスレーザ装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、周期的
にパルスレーザ光を発生する発振部と、該発振部からの
前記パルスレーザ光を増幅する増幅部とを備えたパルス
レーザ装置において、前記増幅部が、連続波励起光によ
りレーザ媒質を励起し、前記レーザ媒質に入射した前記
パルスレーザ光を増幅するCW励起増幅部であることを
特徴とするパルスレーザ装置が得られる。
【0009】上記パルスレーザ装置において、前記増幅
部は、プリアンプ部と主増幅部とを含む。また、前記主
増幅部は、複数段のCW励起増幅器を含む。
【0010】上記パルスレーザ装置では、前記発振部
が、前記増幅部における上準位寿命よりも短い周期で前
記パルスレーザ光を発生させることにより、高い効率で
増幅が行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1に本発明の一実施の形態に係るパルス
レーザ装置のブロック図を示す。図1のパルスレーザ装
置は、フロントエンド発振器11、CW励起プリアンプ
12、光アイソレータ13、ビーム拡大器14、アポダ
イザ15、スペーシャルフィルタ16、光学系17、偏
光器18、第1のCW励起主増幅器19、90度ローテ
ータ20、第2のCW励起主増幅器21、拡がり角調整
器22、ファラデーローテータ23、及び位相共役鏡
(またはデフォーマブルミラー)24を備えている。
【0013】フロントエンド発振器11は、高品質のパ
ルスレーザ光を高い繰り返し周波数で発生させる。
【0014】CW励起プリアンプ12は、励起光源(例
えば、レーザダイオード)からの連続波(CW)励起光
を用いてレーザ(増幅)媒質(例えば、Nd:YAG)
を励起し、レーザ媒質中に入射するフロントエンド発振
器11からのパルスレーザ光(レーザパルス列)を増幅
して出射させる。このCW励起プリアンプ12による増
幅は、CW励起主増幅器19及び21による増幅が飽和
する程度にまで行う。
【0015】光アイソレータ13は、戻り光、特に第1
及び第2のCW励起主増幅器19及び21で増幅された
戻りパルスレーザ光、がフロントエンド発振器11に入
射するのを阻止する。
【0016】ビーム拡大器14は、CW励起プリアンプ
12で増幅され、かつ光アイソレータ13を通過したパ
ルスレーザ光のビーム径を拡大する。
【0017】アポダイザ15は、例えばセレーテッドア
パーチャを用いて実現され、そこを通過するパルスレー
ザ光のビームプロファイルが平坦となるように、ビーム
拡大器14にて拡大されたパルスレーザ光の一部を通過
させ、残りの通過を阻止する。通常、アポダイザ15
は、入射するパルスレーザ光の径方向中心部を通過さ
せ、径方向周縁部の通過を阻止する。
【0018】スぺーシャルフィルタ16は、アポダイザ
15を通過したパルスレーザ光が有するビームプロファ
イルを、第1のCW励起主増幅器19へ転送(像転送)
する。即ち、スぺーシャルフィルタ16は、アポダイザ
15を通過したレーザビームが、光学系17及び偏光器
18を通過する間に受けるビームプロファイルの変形を
補償し、第1のCW励起主増幅器19に入射するパルス
レーザ光のビームプロファイルをアポダイザ15を通過
したパルスレーザ光のビームプロファイルに一致させ
る。
【0019】光学系17は、アポダイザ15を通過した
パルスレーザ光を第1のCW励起主増幅器19へ入射さ
せるためのものである。本実施の形態においては、光学
系17が一対のミラーにより構成されているが、適宜変
更され得るものである。
【0020】偏光器18は、光学系17からのパルスレ
ーザ光を通過させて第1のCW励起主増幅器19へ入射
させ、第1のCW励起主増幅器19からのパルスレーザ
光を反射し光学系17への入射を阻止する。なお、偏光
器18で反射される第1のCW励起主増幅器19からの
パルスレーザ光が、このパルスレーザ装置の出力であ
る。
【0021】第1及び第2のCW励起主増幅器19及び
21は、主増幅部を構成する。主増幅部は、偏光器18
からのパルスレーザ光を飽和増幅レベルで増幅する。詳
述すると、第1及び第2のCW励起主増幅器19及び2
1は、同一構成の増幅器であって、ともに励起光源(例
えば、LD)からの連続波(CW)励起光を用いてレー
ザ(増幅)媒質(例えば、Nd:YAG)を励起し、レ
ーザ媒質中に入射するパルスレーザ光を増幅して出射さ
せる。これらCW励起主増幅器19及び21は、偏光器
18からのパルスレーザ光を順次増幅するとともに、位
相共役鏡24で反射されファラデーローテータ23及び
広がり角調整器22を介して戻ってきたパルスレーザ光
を前記順序と逆の順序で増幅する。
【0022】90度ローテータ20は、第1のCW励起
主増幅器19から第2のCW励起主増幅器20へ向かう
パルスレーザ光の偏光方向を90度回転させると同時
に、第2のCW励起主増幅器20から第1のCW励起主
増幅器19へ向かうパルスレーザ光の偏光方向を90度
回転させる。
【0023】広がり角調整器22は、第2のCW励起主
増幅器21からのパルスレーザ光の広がり角を調整して
平行光に変換する。また、広がり角調整器22は、位相
共役24により反射された戻りパルスレーザ光を第2の
CW励起主増幅器21へ入射させる。
【0024】ファラデーローテータ23は、広がり角調
整器22からのパルスレーザ光の偏光方向と位相共役鏡
24からの戻りパルスレーザ光の偏光方向とが直交する
ように、広がり角調整器22からのパルスレーザ光及び
位相共役鏡24からの戻りパルスレーザ光の偏光方向を
45度ずつ回転させる。
【0025】位相共役鏡24は、主増幅部でのダブルパ
ス増幅を実現するために、ファラデーローテータ23か
らのパルスレーザ光をその波面を保存した形で反射し、
戻りパルスレーザ光としてファラデーローテータ23へ
入射させる。
【0026】以下、図1のパルスレーザ装置の動作につ
いて説明する。
【0027】フロントエンド発振器11は、高品質のパ
ルスレーザ光を高い繰り返し周波数で発生させ、CW励
起プリアンプ12へ供給する。
【0028】CW励起プリアンプ12は、フロントエン
ド発振器11からのパルスレーザ光(レーザパルス列)
を増幅する。ここで、CW励起プリアンプ12に用いら
れるレーザ媒質の上準位寿命がT秒であるならば、フロ
ントエンド発振器11から出射されるパルスレーザ光の
繰り返し周波数が1/T(PPS)より高いとき、CW
励起プリアンプ12のレーザ媒質の上準位に蓄えられた
エネルギーを効率よく取り出すことができる。これは、
パルスレーザ光が、レーザ媒質の上準位寿命よりも短い
周期でCW励起プリアンプ12に入射すると、パルスレ
ーザ光が入射する毎にそこに蓄積されているエネルギー
が取り出されるが、次のパルスレーザ光が入射するまで
の間に、レーザ媒質がCW励起光で励起され、そこに蓄
積されるエネルギーが元のレベルに戻るためである。な
お、CW励起プリアンプ12の利得は、励起光のパワー
と入射するパルスレーザ光の間隔とによって決まる。
【0029】CW励起プリアンプ12で増幅されたパル
スレーザ光は、光アイソレータ13を経てビーム拡大器
14に入射する。ビーム拡大器14は、入射するパルス
レーザ光のビーム径を拡大し、アポダイザ15に入射さ
せる。アポダイザ15は、ビーム拡大器14からのパル
スレーザ光の中央部分のみを通過させる。
【0030】図2に、ビーム拡大器14に入射するパル
スレーザ光、ビーム拡大器14を通過したパルスレーザ
光、及びアポダイザ15を通過したパルスレーザ光の各
々のビームプロファイルを示す。図2に示すように、ア
ポダイザ15を通過したパルスレーザ光のビームプロフ
ァイルは、ほぼ平坦になっている。このように、ビーム
拡大器14とアポダイザ15との組み合わせは、平坦な
ビームプロファイルが得られるように、CW励起プリア
ンプ12からのパルスレーザ光の空間分布を整形する整
形部として働く。
【0031】アポダイザ15から出射したパルスレーザ
光は、スペーシャルフィルタ16、光学系17及び偏光
器18を介して、そのビームプロファイルを維持したま
ま第1のCW励起主増幅器19に入射する。換言する
と、スぺーシャルフィルタ16、光学系17及び偏光器
18は、アポダイザ15から出射したパルスレーザ光
を、そのビームプロファイルを保存したまま第1のCW
励起主増幅器19へ入射させる。
【0032】主増幅部は、偏光器18からのパルスレー
ザ光を増幅する。偏光器18からのパルスレーザ光は、
前述のように平坦なビームプロファイルを有しているの
で、各CW励起主増幅器19,21におけるレーザ媒質
の体積利用効率は高く、高効率での増幅が可能となる。
【0033】主増幅部で増幅されたパルスレーザ光は、
広がり角調整器22及びファラデーローテータ23を介
して位相共役鏡24に入射し、そこで反射されて、再び
ファラデーローテータ23及び広がり角調整器22を通
過して、主増幅部へと戻る。そして、主増幅部は、広が
り角調整器22からの戻りパルスレーザ光も増幅する。
【0034】主増幅部においても、CW励起プリアンプ
12と同様に、各CW主増幅器19,21に使用されて
いるレーザ媒質の上準位寿命がT秒であるならば、入射
するパルスレーザ光の繰り返し周波数が1/T(PP
S)より高いとき、主増幅器の上準位に蓄えられたエネ
ルギーを効率良く取り出すことができる。また、各CW
励起主増幅器19,21の利得は、CW励起プリアンプ
12の場合と同様、励起光のパワーと入射するパルスレ
ーザ光の間隔とによって決まる。
【0035】各CW励起主増幅器19,21において、
レーザ媒質を連続波励起することによって発生する熱歪
の影響は、位相共役鏡24によって波面を保存した形で
レーザパルス光を反射するようにしたので、戻りレーザ
パルス光を増幅する際にキャンセルされる。
【0036】上記のように、主増幅部は、偏光器18か
らのパルスレーザ光を増幅するとともに、位相共役鏡2
4で反射された戻りパルスレーザ光も増幅する。即ち、
本実施の形態に係るパルスレーザ装置では、主増幅部を
ダブルパスアンプとして動作させよう構成されている。
このような構成においては、戻りパルスレーザ光の一部
が偏光器18を通過する可能性がある。偏光器18を通
過した戻りパルスレーザ光がCW励起プリアンプ12に
到達すると、寄生発振を起こすなどの問題が生じる。ま
た、偏光器18を通過した戻りパルスレーザ光がフロン
トエンド発振器11に到達するとその発振動作に悪影響
を与える恐れがある。そこで、光アイソレータ13は、
このような問題あるいは影響が生じないように、戻りパ
ルスレーザ光がCWプリアンプ12やフロントエンド発
振器に到達しないようその進行を阻止する。
【0037】また、主増幅部をダブルパスアンプとして
動作させると、YAG等のレーザ媒質を用いた場合には
熱的な偏光解消が生じる。そこで、90度ローテータ2
0とファラデーローテータ23との組み合わせは、CW
励起主増幅器19,21にそれぞれ入射する互いに逆方
向の2つのパルスレーザ光の偏光方向が互いに直交する
ように、そこを通過するパルスレーザ光の偏光方向を回
転させる。これにより、各CW励起主増幅器19,21
における熱的な偏光解消をキャンセルすることができ、
主増幅部は、ダブルパスアンプとしての正常な動作が可
能になる。
【0038】主増幅部で増幅された戻りパルスレーザ光
は、偏光器18へと出射される。偏光器18は、戻りパ
ルスレーザ光を反射して、このパルスレーザ装置の出力
として外部へ出力する。
【0039】以上のように、本実施の形態に係るパルス
レーザ装置では、増幅部として、CW励起プリアンプ1
2及びCW励起主増幅器19,21を用いたので、増幅
部としてパルス励起増幅器を用いた場合のように、パル
ス励起を行うための制御・駆動回路が不用になる。その
結果、本実施の形態に係るパルスレーザ装置では、装置
構成が簡略化されるだけでなく、従来のパルスレーザ装
置よりも高い繰り返し周波数(理論上は、無制限)のパ
ルスレーザ光を発生させることができる。例えば、CW
励起プリアンプ12及びCW励起主増幅器19,21の
各々のレーザ媒質としてNd:YAGを用いた場合に
は、5kHz以上の繰り返し周波数のパルスレーザ光を
発生させることが可能となる。
【0040】また、上記実施の形態に係るパルスレーザ
装置では、増幅器の励起光源としてLDを用いた場合で
あっても、パルス励起を行うときのような発光領域の温
度変化が無く、安定しているので、高い増幅効率を得る
ことができる。
【0041】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上
記実施の形態に係るパルスレーザ装置では、主増幅部の
段数を2段としたが、より高出力のレーザパルスを得た
い場合には、CW励起主増幅器の段数をさらに多くすれ
ばよい。また、上記実施の形態に係るパルスレーザ装置
では、主増幅部をダブルパスアンプとしたが、シングル
パスアンプとしてもよい。さらに、上記実施の形態に係
るパルスレーザ装置は、MOPAシステムとして構成さ
れているが、本発明は、フロントエンドがストレッチン
グされているCPAシステムにも適用することができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、増幅部にCW励起増幅
部を採用したことで、高い繰り返し周波数を実現できる
パルスレーザ装置が得られる。また、高い効率で高い平
均パワーを実現できるパルスレーザ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に一実施の形態に係るパルスレーザ装置
のブロック図である。
【図2】図1のパルスレーザ装置に用いられるビーム拡
大器及びアポダイザを夫々通過する前と後のパルスレー
ザ光のビームプロファイルの変化を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
11 フロントエンド発振器 12 CW励起プリアンプ 13 光アイソレータ 14 ビーム拡大器 15 アポダイザ 16 スペーシャルフィルタ 17 光学系 18 偏光器 19 第1のCW励起主増幅器 20 90度ローテータ 21 第2のCW励起主増幅器 22 拡がり角調整器 23 ファラデーローテータ 24 位相共役鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 502176786 山中 正宣 大阪府箕面市石丸3丁目25−E205 (72)発明者 久保村 浩之 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 井澤 靖和 大阪府茨木市橋の内2−8−417 (72)発明者 中塚 正大 奈良県生駒市緑ケ丘1425−78 (72)発明者 山中 正宣 大阪府箕面市石丸3丁目25−E205 Fターム(参考) 5F072 AB02 JJ04 JJ07 KK05 KK15 KK30 MM08 PP07 SS06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的にパルスレーザ光を発生する発振
    部と、該発振部からの前記パルスレーザ光を増幅する増
    幅部とを備えたパルスレーザ装置において、 前記増幅部が、連続波励起光によりレーザ媒質を励起
    し、前記レーザ媒質に入射した前記パルスレーザ光を増
    幅するCW励起増幅部であることを特徴とするパルスレ
    ーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパルスレーザ装置にお
    いて、 前記増幅部が、プリアンプ部と主増幅部とを含むことを
    特徴とするパルスレーザ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパルスレーザ装置にお
    いて、 前記主増幅部が、複数段のCW励起増幅器を含むことを
    特徴とするパルスレーザ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパルスレーザ装置にお
    いて、 前記複数段のCW励起増幅器同士の間に、第1のローテ
    ータを設けたことを特徴とするパルスレーザ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2,3又は4に記載のパルスレー
    ザ装置において、 前記主増幅部から出射するパルスレーザ光を反射し、戻
    りパルスレーザ光として前記主増幅部へ再び入射させる
    反射鏡と、 前記プリアンプ部から前記主増幅部へ向かうパルスレー
    ザ光をそのまま通過させるとともに、前記主増幅部から
    前記プリアンプ部へ向かう戻りパルスレーザ光を反射す
    る偏光器と、 該偏光器を通過して前記プリアンプ部へ向かう前記戻り
    パルスレーザ光を阻止する光アイソレータとを備えるこ
    とを特徴とするパルスレーザ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパルスレーザ装置にお
    いて、 前記主増幅部と前記反射鏡との間に、前記主増幅部から
    出射するレーザ光を平行光に変換する広がり角調整器が
    設けられていることを特徴とするパルスレーザ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のパルスレーザ装
    置において、 前記反射鏡が、入射するパルスレーザ光の波面を保存し
    た形で、当該パルスレーザ光を反射して戻りパルスレー
    ザ光とする位相共役鏡又はデフォーマブルミラーである
    ことを特徴とするパルスレーザ装置。
  8. 【請求項8】 請求項5,6又は7に記載のパルスレー
    ザ装置において、 前記主増幅部と前記反射鏡との間に、前記反射鏡へ入射
    する前記パルスレーザ光の偏光方向と前記反射鏡からの
    前記戻りパルスレーザ光の偏光方向とを互いに異ならせ
    るための第2のローテータを設けたことを特徴とするパ
    ルスレーザ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうちのいずれかに記載
    のパルスレーザ装置において、 前記プリアンプ部と前記主増幅部との間に、前記パルス
    レーザ光を整形する整形部が設けられていることを特徴
    とするパルスレーザ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のパルスレーザ装置に
    おいて、 前記整形部が、前記パルスレーザ光のビーム径を拡大す
    るビーム拡大器と、該ビーム拡大器で拡大されたパルス
    レーザ光の一部を通過させるアポダイザと、該アポダイ
    ザを通過したパルスレーザ光が有するプロファイルを前
    記主増幅部の入射位置に転送するためのスぺーシャルフ
    ィルタとを含むことを特徴とするパルスレーザ装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    パルスレーザ装置において、 前記発振部が、前記増幅部における上準位寿命よりも短
    い周期で前記パルスレーザ光を発生させることを特徴と
    するパルスレーザ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135631A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Komatsu Ltd 露光装置用狭帯域レーザ装置
KR102126811B1 (ko) * 2020-01-31 2020-06-25 김성민 복층구조를 가지는 레이저광 출력장치

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