JP2003331612A - Ledを光源とする車両用灯具 - Google Patents

Ledを光源とする車両用灯具

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JP2003331612A
JP2003331612A JP2002141326A JP2002141326A JP2003331612A JP 2003331612 A JP2003331612 A JP 2003331612A JP 2002141326 A JP2002141326 A JP 2002141326A JP 2002141326 A JP2002141326 A JP 2002141326A JP 2003331612 A JP2003331612 A JP 2003331612A
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led
light
reflector
lens
fresnel lens
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JP2002141326A
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Masaya Ookawato
昌也 大河戸
Ryujiro Ikuta
龍治郎 生田
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一照明の発光面積を拡大することにより照
明品質の向上を図ることができると共に、所望の配光パ
ターンを容易に得ることができること。 【解決手段】 LED1が、その発光部1aの前方にフ
レネルレンズ2を配置して設けられ、凸レンズ3が、フ
レネルレンズ2の前方位置に対向配置されており、筒形
状に形成されたリフレクタ4が、その一端開口部4aの
開口面の略中心部位をフレネルレンズ2の焦点位置fに
合致させてフレネルレンズ2に対して直立状態に配置さ
れており、LED1が、その発光部1aをリフレクタ4
の他端開口部4bに対向させて配置されている。LED
1の出射光L1は、リフレクタ4内に出射され、リフレ
クタ4によりフレネルレンズ2の焦点位置fまで導か
れ、リフレクタ4の一端開口部4aの全体から出射す
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、車両の
信号灯やハイマウントストップランプ等に適用される、
LED(発光ダイオード)を光源とする車両用灯具に関
する。 【0002】 【従来の技術】図3は、LED1を光源とする車両用灯
具100を示す。この車両用灯具100は、LED1が
フレネルレンズ2の焦点位置に発光中心1bを合致させ
ると共に発光部1aをフレネルレンズ2に対向させてフ
レネルレンズ2の後方位置に対向配置されており、かつ
フレネルレンズ2を透過したLED1の光を拡大制御す
るレンズ手段としての凸レンズ3がフレネルレンズ2の
前方位置に対向配置されて、大略構成されている。 【0003】そして、この車両用灯具100によれば、
LED1の出射光L1は、フレネルレンズ2を透過する
ことによって平行光L2となり、さらに凸レンズ3を透
過することによって拡大されて前方のスクリーン20上
に配光パターンPとなって照射される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LED
1の出射光L1は、指向性が強く、そのため車両用灯具
100の配光パターンは、中心部の狭い部分(図中、斜
線を付して示している)が高輝度部分P1となって他の
部分が低輝度を呈することになり、現象的には点光りと
なる。 【0005】その上、車両用灯具100は、凸レンズ3
の平面方向のサイズを大きくして、多数のLED1を対
向配設しようとするとき、対凸レンズ3との配設位置に
より配光パターンが大きく変わってしまう。 【0006】例えば、LED1を、凸レンズ3の2個の
頂部3a,3aの間の谷部3bに対向して配設したとき
の配光パターンは、図4に示すように、高輝度部分P1
がスクリーン20の両側部分にそれぞれ出現するパター
ンとなり、LED1を凸レンズ3の頂部3aに対向して
配設したときの配光パターン(図3参照)と全く相違し
ている。 【0007】このように、従来のLED1を光源とする
車両用灯具100は、均一照明とならず、点光りとなっ
て照明品質の低下を招くばかりでなく、得られる配光パ
ターンもLED1の配設位置によって大きく異なるの
で、所望の配光パターンを得ることが難しい、という課
題を有している。 【0008】そこで、本発明は、均一照明の発光面積を
拡大することにより照明品質の向上を図ることができる
と共に、所望の配光パターンを容易に得ることができる
LEDを光源とする車両用灯具を提供することを目的と
する。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、LEDが、その発光部の前
方にフレネルレンズを配置して設けられると共に、前記
フレネルレンズを透過したLEDの光を拡大制御するレ
ンズ手段が、前記フレネルレンズの前方位置に対向配置
されているLEDを光源とする車両用灯具において、両
端を開口して筒形状に形成されたリフレクタが、その一
端開口部の開口面の略中心部位を前記フレネルレンズの
焦点位置に合致させてフレネルレンズに対して直立状態
に配置されており、かつ前記LEDが、その発光部を前
記リフレクタの他端開口部に対向させて配置されている
ことを特徴とする。 【0010】このため、請求項1記載の発明では、LE
Dの出射光は、リフレクタ内に出射されると共に、リフ
レクタ内を案内されて、フレネルレンズの焦点位置を略
中心位置に設定したリフレクタの一端開口部まで導か
れ、この一端開口部の全体から出射する。 【0011】LEDの出射光は、リフレクタ内を導光さ
れる過程で、リフレクタの内壁で反射されることによ
り、指向性が弱くなる。 【0012】LEDの出射光は、リフレクタの一端開口
部の全体から開口径方向に広がった光束となって出射し
た後、フレネルレンズを透過する。フレネルレンズを透
過した光は、平行光とはならずに、適度に集光された
後、レンズ手段を透過する。 【0013】レンズ手段を透過する光は平行光ではない
ので、レンズ手段を透過することにより均一な発光部分
は拡大されると共に、その配光パターンは、レンズ手段
に対するLEDの配設位置の相違に拘わらず、略一定に
なる。 【0014】また、LEDの出射光の配光パターンは、
リフレクタの一端開口部の開口形状により決まるので、
開口形状の異なるリフレクタを種種選択することによ
り、変更することができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 【0016】図1は、この発明の一実施形態としての車
両用灯具10を示す。この車両用灯具10は、LED1
が、その発光部1aの前方にフレネルレンズ2を配置し
て設けられると共に、フレネルレンズ2を透過したLE
D1の光を拡大制御するレンズ手段としての凸レンズ3
が、フレネルレンズ2の前方位置に対向配置されて大略
構成されている。凸レンズ3は、その頂部3aをフレネ
ルレンズ2に対向させて配設されている。 【0017】さらに車両用灯具10においては、両端を
開口して筒形状に形成されたリフレクタ4が、その一端
開口部4aの開口面の略中心部位をフレネルレンズ2の
焦点位置fに合致させてフレネルレンズ2に対して直立
状態に配置されており、かつLED1が、その発光部1
aをリフレクタ4の他端開口部4bに対向させて配置さ
れて全体が構成されている。 【0018】具体的には、リフレクタ4は、蒸着あるい
は塗装により反射機能を付与された内壁を有する筒体で
構成されている。本実施形態では、リフレクタ4は、断
面楕円形の同一孔径の貫通孔4cを有して構成されてお
り、他端開口部4b側を支持板5に一体化させて形成さ
れている。このときの貫通孔4cは、LED1の発光部
1aが嵌入可能な孔径を有して形成されている。 【0019】すなわち、凸レンズ3、フレネルレンズ
2、リフレクタ4、およびLED1は、それぞれ凸レン
ズ3の頂部3aを通る中心線c1上に、フレネルレンズ
2の中心、焦点位置f、貫通孔4cの中心、および発光
中心1bが乗るように配設されている。 【0020】このように構成された車両用灯具10で
は、LED1の出射光L1は、リフレクタ4内(詳しく
は、貫通孔4c内)に出射されると共に、リフレクタ4
内を案内されて、フレネルレンズ2の焦点位置fを略中
心位置に設定したリフレクタ4の一端開口部4aまで導
かれ、この一端開口部4aの全体から出射する。 【0021】このときLED1の出射光L1は、リフレ
クタ4内を導光される過程で、リフレクタ4の内壁で反
射されることによって指向性が弱められると共に、リフ
レクタ4の一端開口部4aの全体から開口径方向に広が
った光束L3となって出射する。 【0022】次いで、光束L3はフレネルレンズ2を透
過するが、透過した光L4は、平行光とはならずに、凸
レンズ3の投影面積内に適度に集光された後、凸レンズ
3を透過する。凸レンズ3を透過する光L4は、平行光
ではないので、凸レンズ3を透過することにより、狭い
範囲内に集光することなく適度に分散されて、結果的に
均一な発光部分は拡大される。この均一な発光部分は、
スクリーン20上に配光パターンP(図中、斜線を付し
て示した)となって照射される。 【0023】そして車両用灯具10においては、この配
光パターンPは、凸レンズ3に対するLED1の配設位
置の相違に拘わらず、略一定になる。 【0024】すなわち、図2は、凸レンズ3に対するL
ED1の配設位置が、図1の場合と異なる例を示してお
り、凸レンズ3、フレネルレンズ2、リフレクタ4、お
よびLED1は、それぞれ凸レンズ3の2個の頂部3
a,3aの間の谷部3bを通る中心線c2上に、フレネ
ルレンズ2の中心、焦点位置f、貫通孔4cの中心、お
よび発光中心1bが乗るように配設されている。この場
合でも、図1と略同一の配光パターンPを構成すること
ができる。この特性は、凸レンズ3の平面方向のサイズ
を大きくして、多数のLED1を対向配設しようとする
ときに、所望の配光パターンを容易に設計することがで
きる、というメリットがある。 【0025】さらに、LED1の出射光L1の配光パタ
ーンPは、リフレクタ4の一端開口部4aの開口形状に
より決まるので、開口形状の異なるリフレクタ4を種種
選択することにより、変更することが可能である。例え
ば、リフレクタ4の一端開口部4aの開口形状を、円
形、あるいは矩形になうようにけいせいしたときは、配
光パターンは、それぞれ円形、あるいは矩形を呈して構
成される。本実施形態では、リフレクタ4は、断面楕円
形の同一孔径の貫通孔4cを有して構成されているの
で、図1および図2に示すように、配光パターンPは、
楕円形を呈している。 【0026】したがって、リフレクタ4は、所望の配光
パターン、および見栄えを勘案して、一端開口部4aの
開口形状を適宜設計することになる。 【0027】 【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、LEDの出射光は、リフレクタ内を導光
される過程で、リフレクタの内壁で反射されることによ
り、指向性が弱くなるので、レンズ手段により均一照明
の発光面積を拡大させて照明品質の向上を図ることがで
きる。 【0028】また、LEDの出射光の指向性が弱くなる
ことに起因して、レンズ手段に対するLEDの配設位置
の相違に拘わらず、略一定の配光パターンを構成するこ
とができるので、レンズ手段とLEDとの相対位置を考
慮することなく、所望の配光パターンを容易に得ること
ができる。 【0029】さらに、LEDの出射光の配光パターン
は、リフレクタの一端開口部の開口形状により決まるの
で、開口形状の異なるリフレクタを種種選択することに
より、変更することができ、ひいては最適の配光パター
ン、および見栄えを演出することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施形態としての車両用灯具の部
品配置状態を説明するための概略説明図である。 【図2】この発明の一実施形態の変形例としての車両用
灯具の部品配置状態を説明するための概略説明図であ
る。 【図3】従来の車両用灯具の部品配置状態を説明するた
めの概略説明図である。 【図4】従来の他の車両用灯具の部品配置状態を説明す
るための概略説明図である。 【符号の説明】 1 LED 1a 発光部(LEDの) 2 フレネルレンズ 3 凸レンズ(レンズ手段) 4 リフレクタ 4a 一端開口部(リフレクタの) 4b 他端開口部(リフレクタの) f 焦点位置(フレネルレンズの) L1 出射光(LEDの光) P 配光パターン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 LEDが、その発光部の前方にフレネル
    レンズを配置して設けられると共に、前記フレネルレン
    ズを透過したLEDの光を拡大制御するレンズ手段が、
    前記フレネルレンズの前方位置に対向配置されているL
    EDを光源とする車両用灯具において、 両端を開口して筒形状に形成されたリフレクタが、その
    一端開口部の開口面の略中心部位を前記フレネルレンズ
    の焦点位置に合致させてフレネルレンズに対して直立状
    態に配置されており、かつ 前記LEDが、その発光部を前記リフレクタの他端開口
    部に対向させて配置されていることを特徴とするLED
    を光源とする車両用灯具。
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